JP2016133453A - 堆肥熟成度判定装置、堆肥熟成度判定システム、堆肥熟成度判定方法、および堆肥熟成度判定プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】実施形態の堆肥熟成判定装置は、画像取得部と、生成部と、判定部とを持つ。画像取得部は、堆肥を撮像した画像を取得する。生成部は、画像取得部により取得された画像における光の波長のスペクトルデータを生成する。判定部は、生成部により生成されたスペクトルデータに基づいて、堆肥の熟成度を判定する。
【選択図】図1
Description
このため、従来、堆肥の熟成度は、目視や触覚、嗅覚等の人間の経験則に基づいた方法で判断されていた。この結果、人間の経験不足等により堆肥の熟成度の判定結果がばらつく場合があった。
図1は、第1の実施形態における堆肥熟成度判定装置200を含む堆肥熟成度判定システム1の構成の概略の一例を示す図である。本実施形態における堆肥熟成度判定システム1は、堆肥Cを撮像し、撮像した画像から、堆肥Cの熟成の程度を示す熟成度を定量的に評価するシステムである。本実施形態における堆肥Cは、例えば、有機物が微生物によって分解された肥料である。そのため、堆肥の熟成度は、有機物の分解の度合と同じ傾向を有すると考えられる。
(各機能部の詳細な説明)
図3は、第1の実施形態における堆肥熟成度判定装置200によって実行される処理の一例を示すフローチャートである。まず、画像取得部212は、シャーレ上の堆肥を上部から撮像した際に取得された撮像画像を撮像部120から取得する(ステップS100)。図4は、第1の実施形態における堆肥熟成度判定装置200によって処理された結果の画像を示す図である。図4の左図は、堆肥Cが撮像された可視光領域の画像を示している。
例えば、熟成させる処置が施された直後の堆肥Cの撮像画像から生成部214が生成するスペクトルデータは、例えば図5に示すものとなる。また、堆肥Cの熟成を開始してから1年後に撮像された撮像画像から生成部214が生成するスペクトルデータは、例えば図6に示すものとなる。
図10は、堆肥Cの熟成の計年数ごとに熟成指標CMの値を示した図である。熟成指標CMの値は、堆肥Cの熟成年数の増加に伴って、例えば、二次関数、または指数関数的に増加する。
以下、第2の実施形態の堆肥熟成度判定装置200について説明する。第2の実施形態の堆肥熟成度判定装置200では、判定部216の処理が第1の実施形態と相違する。従って、係る相違点を中心に説明し、共通する部分についての説明は省略する。
堆肥熟成度判定装置200は、上述した熟成度判定方法に加え、更に、堆肥Cの粒子の状態に基づいて、堆肥Cの熟成度を判定してもよい。堆肥熟成度判定装置200は、例えば、撮像画像を2値化して、堆肥Cの粒子だけを抽出するマスクを生成する。堆肥熟成度判定装置200は、生成したマスクに基づいて堆肥の粒子径を算出する。これによって、堆肥熟成度判定装置200は、堆肥Cの粒子の状態を判定することができる。この結果、堆肥熟成度判定装置200は、堆肥の熟成度を、より精度良く判定することができる。
Claims (11)
- 堆肥を撮像した画像を取得する画像取得部と、
前記画像取得部により取得された画像における光の波長のスペクトルデータを生成する生成部と、
前記生成部により生成されたスペクトルデータに基づいて、前記堆肥の熟成度を判定する判定部と、
を備える堆肥熟成度判定装置。 - 前記判定部は、前記生成部により生成されたスペクトルデータのうち、所定の波長のスペクトル値の強度に基づいて、前記堆肥の熟成度を判定する、
請求項1記載の堆肥熟成度判定装置。 - 前記判定部は、短い波長のスペクトル値が高くなるほど低くなる傾向で、且つ長い波長のスペクトル値が高くなるほど高くなる傾向で、前記堆肥の熟成の程度を示す指標値を算出する、
請求項1または2記載の堆肥熟成度判定装置。 - 前記判定部は、少なくとも3種類の波長におけるスペクトル値に基づいて、前記堆肥の熟成の程度を示す指標値を算出する、
請求項1から3のうちいずれか1項記載の堆肥熟成度判定装置。 - 前記判定部は、第1の波長のスペクトル値と、第2の波長のスペクトル値とを加算し、第3の波長のスペクトル値を減算した値を、前記第1の波長のスペクトル値と、第2の波長のスペクトル値と、第3の波長のスペクトル値との合計で除算することで、前記堆肥の熟成の程度を示す指標値を算出し、前記算出した指標値に基づいて、前記堆肥の熟成の程度を示す熟成度を判定し、
前記第3の波長は、前記第1の波長および前記第2の波長よりも短い、
請求項4記載の堆肥熟成度判定装置。 - 前記生成部は、前記画像においてスペクトル値が類似する画素をグループ化した画素グループごとにスペクトルデータを生成し、
前記判定部は、前記生成部により生成された画素グループごとのスペクトルデータに基づいて、前記堆肥の熟成の程度を示す熟成度を判定する、
請求項1から5のうちいずれか1項記載の堆肥熟成度判定装置。 - 前記判定部は、前記生成部により生成されたスペクトルデータのうち、所定の波長のスペクトル値が出現するのに応じて、前記堆肥の熟成度を判定する、
請求項1から6のうちいずれか1項記載の堆肥熟成度判定装置。 - 前記判定部は、前記画像から認識される前記堆肥の粒子径および粒子の状態に基づいて、前記堆肥の熟成の程度を示す熟成度を判定する、
請求項1から7のうちいずれか1項記載の堆肥熟成度判定装置。 - 堆肥の一部または全部を撮像する撮像部と、
請求項1から8のうちいずれか1項に記載の堆肥熟成度判定装置と、
を備える堆肥熟成度判定システム。 - 堆肥の画像を取得し、
前記取得した堆肥の画像に基づいて、前記画像のスペクトルを取得し、
前記取得したスペクトルに基づいて、前記堆肥の熟成の程度を示す熟成度を判定する、
堆肥熟成度判定方法。 - コンピュータに、
堆肥の画像を取得させ、
前記取得した堆肥の画像に基づいて、前記画像のスペクトルを取得させ、
前記取得したスペクトルに基づいて、前記堆肥の熟成の程度を示す熟成度を判定させるための、
堆肥熟成度判定プログラム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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