JP2016133244A - トンネル用換気装置 - Google Patents

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利裕 古岡
Toshihiro Furuoka
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Abstract

【課題】トンネル内の空気を換気するために使用される換気装置において、天井等に設置する機器の落下による危険性を抑制するとともに吸音層を設けずに騒音を低減するトンネル用換気装置を提供する。【解決手段】高圧ファン6で発生した高圧空気をトンネル内に設置したノズル2の内壁に配置されたスリット状の吐出口から吹出すことにより、吹出し空気7の流れに誘引された誘引気流8によりトンネル13内の換気を行うことができ、切換バルブ4を切り換えることにより吹出し空気7とそれにより誘引された誘引気流8の方向を逆方向にして換気を行うこともできる。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車用トンネル等において、トンネル内の空気を換気するために使用されるトンネル用換気装置に関するものである。
従来、この種の換気装置は、軸流送風機を用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その換気装置について図5を参照しながら説明する。
図5に示すように、ケーシング101内に前段羽根車102、後段羽根車103、モータ104、吸音層105などを組み込んで構成されている。換気装置はトンネル内の天井面に吊下げるなどの方法で設置される。前段羽根車102および後段羽根車103はモータ104に接続されており、モータ104を運転することにより、前段羽根車102および後段羽根車103が回転し、ケーシング101内で前段羽根車102から後段羽根車103に向けて風が発生する。この風によりトンネル内に換気風を発生させて換気を行うようになっている。なお、トンネル内の換気の方向は、場合によって通常の方向と逆向きの方向にする場合がある。このときはモータ104を逆回転で運転することにより風の向きを反対側にすることができるようになっている。
特開昭59−99097号公報
このような従来の換気装置においては、ケーシング内に重量物であるモータおよび羽根車を配置することにより換気装置の重量が重くなり、落下による危険性が増大するという課題があった。また、モータおよび羽根車が露出しているため運転時に発生する騒音が大きく、騒音を抑制するために換気装置に吸音層が必要となるという課題があった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、トンネル用換気装置において、落下による危険性を抑制するとともに、吸音層を設けずに騒音を低減するトンネル用換気装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、スリット状の吐出口を有するノズルと、高圧空気を発生させる高圧ファンと、前記高圧ファンにより発生した高圧空気を前記ノズルへ導くためのダクトと、前記ダクトの経路を切り換えるための切換手段を備えたトンネル用換気装置であって、少なくとも前記ノズルをトンネル内に設置し、前記ノズルの吐出口から吹出す高圧空気によりトンネル内の空気を誘引することを特徴としたトンネル用換気装置としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、従来の軸流送風機を用いた場合は大風量が必要なため、羽根径を大きくする必要があったが、誘引気流を利用したノズルを用いることにより大風量は必要なく、送風機として羽根径の小さな高圧ファンを用いることができ、換気装置自体の重量を軽くできる。
さらに高圧ファンによる発生気流をダクトでノズルに搬送する構成により、騒音発生源となる高圧ファンのモータや羽根が露出しないため騒音を低減することが可能となり、吸音層も不要となる。
本発明の実施の形態1のトンネル用換気装置の構成を示す説明図 本発明の実施の形態1のトンネル用換気装置の構成を示す断面図 本発明の実施の形態2のトンネル用換気装置の構成を示す説明図 本発明の実施の形態3のトンネル用換気装置の構成を示す説明図 従来のトンネル用換気装置の構成を示す説明図
本発明の請求項1記載の換気装置は、スリット状の吐出口を有するノズルと、高圧空気を発生させる高圧ファンと、前記高圧ファンにより発生した高圧空気を前記ノズルへ導くためのダクトと、前記ダクトの経路を切り換えるための切換手段を備えたトンネル用換気装置であって、少なくとも前記ノズルをトンネル内に設置し、前記ノズルの吐出口から吹出す高圧空気によりトンネル内の空気を誘引することを特徴としたものである。
これにより、トンネル天井面などに設置する機器は送風機としての高圧ファンが従来の軸流ファンに比べ小風量で良い為、羽根径やモータサイズが小さくなり、従来の換気装置に対してトンネル内に設置する機器の重量を大幅に軽減させることが可能である。
また、高圧ファンにより発生した高圧空気をノズルへダクト搬送するため、騒音発生源となるモータや羽根が露出しない構成となり騒音を低減することができ、吸音層も不要となる。
また、従来の換気装置では設置できなかったトンネル壁面などの場所にも設置することが可能となり、設置の自由度が向上する。
また、トンネル走行方向から見たノズルの投影形状はトンネル断面の形状に合わせて任意に決定できるため、例えば天井高さが低いトンネルであっても自動車の走行に支障なく設置することができるという効果を奏する。
また、ノズルは環状のチューブであるという構成にしてもよい。
これにより、ノズルの吐出口から吹出す空気による誘引気流を多く発生することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1および図2に示すように、トンネル用換気装置1は、トンネル13内の上部にノズル2が吊下げ金具9を介して設置されている。ノズル2にはダクト3が接続されている。ダクト3はトンネル側壁からトンネル13内の自動車走行エリアの外部へ出ており、別途設けられた換気室等まで敷設されている。
ダクト3の根元部には切換手段として切換バルブ4が接続されている。切換バルブ4には主配管5が接続されており、さらに送風機として筐体内に収められた高圧ファン6が接続されている。高圧ファン6は例えばターボファンであり、従来の軸流送風機の羽根径より小さな羽根径である。
ノズル2は、内部が2系統に仕切られた、環状のチューブであり、各系統のそれぞれに連続的または断続的なスリット状の吐出口11が設けられている。耐食性が求められるため、ステンレスやメッキ鋼板が用いられるが、強度は要求されず厚みは薄くでき、重量的には従来の軸流送風機よりは軽量化可能である。
この構成において、高圧ファン6を運転することにより送風空気10が主配管5を通って切換バルブ4に導かれる。ダクト3は内部で2系統に仕切られており、切換バルブ4で経路を切り換えることにより任意の一方に送風空気10を送り出すことができる。送風空気10はダクト3を通ってノズル2に送られる。
ダクト3からノズル2に入った送風空気10は、ノズル2内のいずれか1系統のチューブ状の空間に導かれて満たされる。と同時に、ノズル2に設けられた吐出口11より高速で吐出される。
吐出された空気はノズル2外面の吐出ガイド面12を伝わってトンネル空間内へ自動車走行方向に平行した方向に吹出し空気7として流れる。この吹出し空気7の流れに誘引されてトンネル13内の空気は吹出し空気7と同方向に移動しトンネル13空間内に誘引気流8が発生する。
この誘引気流8は、図1および図2では、ノズル2の環状内およびノズル2と走行路面との間に生じるように記載しているが、ノズル2とトンネル13の内壁との間にも生じる。すなわち、誘引気流8は、吐出口11より高速で吐出される送風空気10によりノズル2の内面及び外面に沿って誘引され生じる。
このトンネル用換気装置1をトンネル13長さ方向に一定間隔で設置することにより誘引気流8を連続的に発生させてトンネル13内全体の換気を行うことができる。
また、トンネル13内の換気方向を逆方向にする場合は、切換バルブ4を切り換えて送風空気10をダクト3およびノズル2内の経路をもう片方側へ導くようにすることによりノズル2からの吹出し空気7の吹出し方向を逆向きにすることができる。
これにより誘引気流8の方向を逆向きにすることができ、その結果、トンネル13内の換気方向を逆方向にすることができる。
本実施の形態のトンネル用換気装置1によれば、トンネル13天井面などに設置する機器はノズル2およびダクト3の一部のみとなり、従来の換気装置に対してトンネル13内の天井部などに設置する機器の重量を大幅に軽減させることが可能である。
また、騒音発生源となる高圧ファン6のモータや羽根が露出しないため騒音を低減することが可能となり、吸音層も不要となる。
また、高圧ファン6や切換バルブ4の可動部品をトンネル13外の場所に設置することによりメンテナンス性を向上できる。
また、トンネル13内に設置する機器はノズル2およびダクト3の一部のみとなり、トンネル走行方向から見たノズルの投影形状はトンネル断面の形状に合わせて任意に決定できるため、従来の軸流送風機を用いた換気装置では設置できなかったトンネル13壁面などの場所にも設置することが可能となり、設置の自由度が向上し、例えば天井高さの低いトンネルにも設置することができる。
なお、本実施の形態では切換バルブ4、主配管5、高圧ファン6をトンネル内の自動車走行エリア外に設置する構成としたが、上述のようにこれらはトンネル内の自動車走行エリア内の側壁面のスペースなどに設置する構成でもよい。この場合はトンネル13内の自動車走行エリア外に別途機器設置のための設置スペースを設ける必要が無くなる。
(実施の形態2)
図3にトンネル用換気装置1全体をトンネル13内に設置した場合を示す。図1および図2と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図3に示すとおり、トンネル用換気装置1は、ダクト3の全てと切換バルブ4と主配管5と高圧ファン6をトンネル13内に設置する構成としている。
これにより、ダクト3の長さを最短にできるとともに、トンネル13外に機器を設置するためのスペースを確保する必要が無くなる。
また、高圧ファン6は内蔵される図示しないモータや羽根などがトンネル13空間に露出しない構造であるため、従来の換気装置に対して騒音を軽減させることができる。
(実施の形態3)
図4にトンネル用換気装置を断面形状が四角型のトンネル13内に設置した場合を示す。図1および図2と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図4に示すとおり、ノズルの形状を直線状にした天井面用ノズル14をトンネル13内の天井部に配置し、同じくノズルの形状を直線状にした側壁面用ノズル15をトンネル13内の側壁部に配置する。天井面用ノズル14は、吊下げ金具9を介してトンネル13内の天井部に設置されている。側壁面用ノズル15は、固定金具16を介してトンネル13内の側壁部に設置されている。ダクト3はトンネル内で分岐して側壁面用ノズル15および天井面用ノズル14へ接続されている。
本実施の形態のトンネル用換気装置1によれば、トンネル内の設置スペースが少ない断面形状が四角型のトンネルであってもノズルの設置が可能となり、換気を行うことが可能となる。また、本実施の形態ではノズルをトンネル内の天井部と側壁部のどちらにも配置する構成としたが、トンネル断面の幅寸法や高さ寸法が小さい場合でも、設置が可能な天井部か側壁部のいづれか一方に設置しても換気の効果を発生させることができる。
以上のように、高圧ファンによる発生気流をダクトでノズルに搬送し、誘引気流を生じさせ風量アップを図った構成により、換気装置全体の重量を軽くできるとともに、騒音発生源の高圧ファンを筐体内に収め、トンネル外に設置することもできる。
これにより、落下による危険性を抑制するとともに、騒音を低減することができる。
本発明にかかる換気装置は、トンネル天井面などに設置する機器の重量を軽減でき、また、運転時に発生する騒音を低減できることを可能とするものであるので、道路トンネル用だけでなく、トンネル状の風路を形成した空間の換気や、比較的大空間の工場内の換気用途としても有用である。
1 トンネル用換気装置
2 ノズル
3 ダクト
4 切換バルブ
5 主配管
6 高圧ファン
7 吹出し空気
8 誘引気流
9 吊下げ金具
10 送風空気
11 吐出口
12 吐出ガイド面
13 トンネル
14 天井面用ノズル
15 側壁面用ノズル
16 固定金具

Claims (3)

  1. スリット状の吐出口を有するノズルと、
    高圧空気を発生させる高圧ファンと、
    前記高圧ファンにより発生した高圧空気を前記ノズルへ導くためのダクトと、
    前記ダクトの経路を切り換えるための切換手段を備えたトンネル用換気装置であって、
    少なくとも前記ノズルをトンネル内に設置し、
    前記ノズルの吐出口から吹出す高圧空気によりトンネル内の空気を誘引することを特徴としたトンネル用換気装置。
  2. ノズルは環状のチューブであることを特徴とした請求項1記載のトンネル用換気装置。
  3. ノズルは直線状のチューブであり、少なくともトンネル内の天井面もしくは側壁面に設置することを特徴とした請求項1記載のトンネル用換気装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018071965A1 (en) * 2016-10-18 2018-04-26 VTEX Industries Pty Ltd Mine ventilation assembly

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