JP2016130397A - 水洗便器 - Google Patents

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Kenjiro Arashi
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【課題】トラップケースを前後方向にコンパクトに設けることができる水洗便器を提案する。【解決手段】本発明の一実施形態の水洗便器は、便器ボウル1と、便器ボウル1の底部の排水口10に接続された変形可能な排水トラップ2と、排水トラップ2を収納するトラップケース3と、排水トラップ2を封水姿勢と排水姿勢とに切り替える切替部4とを備える。切替部4は、排水トラップ2を所定の経路に沿って伸縮させる伸縮機構である。所定の経路は、排水トラップ2が封水姿勢から排水姿勢に近づくほど、排水トラップ2の下流端が前側に移動するように、排水トラップ2を伸縮させる経路である。【選択図】図1

Description

本発明は、水洗便器に関し、詳しくは、排水トラップの姿勢を切り替え可能な水洗便器に関する。
特許文献1には、トラップの姿勢を切り替え可能な水洗便器が提案されている。
この水洗便器は、トラップの先端を上下に回動させることによって、トラップの先端の開口が略上向きとなる給水姿勢と略横向きとなる排水姿勢とに、トラップの姿勢を切り替える。トラップは、トラップケース内に回動自在に収納されている。
特開2005−155146号公報
特許文献1に記載の水洗便器では、トラップが回動して給水姿勢から排水姿勢に近づくほど、トラップの先端が後方に移動するため、トラップを回動させるためのスペースが前後方向に長く必要である。そのため、この水洗便器では、トラップケースを前後方向にコンパクトに設けることが困難である。
そこで、本発明は、トラップケースを前後方向にコンパクトに設けることができる水洗便器を提案することを課題とする。
上記課題を解決するための本発明の水洗便器は、後方に向けて開口する排水口を底部に有する便器ボウルと、前記排水口に接続された変形可能な排水トラップと、前記排水トラップを収納するトラップケースと、前記排水トラップを封水姿勢と排水姿勢とに切り替える切替部とを備え、前記切替部は、前記排水トラップを所定の経路に沿って伸縮させる伸縮機構であり、前記所定の経路は、前記排水トラップが前記封水姿勢から前記排水姿勢に近づくほど、前記排水トラップの下流端が前側に移動するように、前記排水トラップを伸縮させる経路であることを特徴とする。
本発明の水洗便器は、トラップケースを前後方向にコンパクトに設けることができる。
本発明の一実施形態の水洗便器を概略的に示す側面断面図であり、図1Aは排水トラップが封水姿勢にあるときの状態を示し、図1Bは排水トラップが中途姿勢にあるときの状態を示し、図1Cは排水トラップが排水姿勢にあるときの状態を示す。 図2Aは同上の水洗便器の排水トラップを示す斜視図であり、図2Bは同上の水洗便器のトラップケースと伸縮機構を示す一部破断斜視図である。 同上の水洗便器のトラップケースの排水筒に接続される排水アジャスターの一例を示す斜視図である。
図1A、図1B及び図1Cに示す本発明の一実施形態の水洗便器は、便器ボウル1の底部の排水口10に接続された排水トラップ2の姿勢を切り替え可能な水洗便器である。以下では、平面視において排水トラップ2に対して便器ボウル1が位置する側を前方とし、その反対側を後方とし、この前後方向に直交する方向を左右方向として、各構成について説明する。図1Aにおいては、矢印X1で示す方向が前方であり、矢印Z1で示す方向が上方である。
水洗便器は、便器ボウル1と、排水トラップ2と、排水トラップ2が収納されるトラップケース3と、排水トラップ2の姿勢を切り替える切替部4と、便器ボウル1に水を供給する給水部とを備える。更に、水洗便器は、便器ボウル1の上端と一体のリム11と、リム11と一体で便器ボウル1の周囲を覆うスカート12と、リム11上に載置される便座13と、便座13を覆う便蓋14とを備える。更に、水洗便器は、局部洗浄ノズル、局部乾燥用の温風装置、脱臭装置、便座13の加温装置、及びこれらを制御する制御装置等を適宜備える。
便器ボウル1は、後方に突出する筒部15を底部に有し、筒部15の先端部(後端部)に、後方に向けて開口する排水口10を有する。
排水トラップ2は、蛇腹状の弾性体の筒体であり、変形可能である。排水トラップ2は、上流端部が筒部15の排水口10に接続されている。排水トラップ2は、その下流端部が切替部4によって移動されることで、姿勢が切り替えられる。
給水部は、その上流端部が上水道に接続され、下流端部の開口が、便器ボウル1の上部に配されている。給水部は、便器ボウル1の内面に沿う方向に水を供給して、便器ボウル1内に旋回する流れを形成する。給水部は、排水トラップ2の姿勢の切り替えに対応して、便器ボウル1に水を供給する。
トラップケース3は、下ケース30と、その上に取り付けられる上ケース31とで構成される。上ケース31は、下方に向けて開口した箱状である。下ケース30は、上方に向けて開口した箱状である。下ケース30は、前壁32と、後壁33と、底壁34と、左右一対の側壁35とを有する。前壁32、後壁33、底壁34、及び左右一対の側壁35はそれぞれ、略板状である。上ケース31は、下ケース30の上部の開口を閉塞するように、下ケース30上に取り付けられる。
下ケース30の前壁32には、前後方向に貫通する挿通口36が設けられている。挿通口36には、排水トラップ2の上流端部が隙間なく挿通されて固定される。底壁34には、下方に突出する排水筒37が設けられている。
トラップケース3は、床面に載置される支持台38を更に有する。支持台38は、底壁34の左右端部からそれぞれ下方に突出している。支持台38は、平面視にて、排水筒37の左右両側にそれぞれ位置する。トラップケース3は、左右の支持台38が床面に載置されることで、下ケース30の底壁34が床面から上方に離れた箇所に配置される。
排水筒37は、その下方に設置される排水アジャスター5(図3参照)を介して、床面に形成された排水孔に連通される。排水アジャスター5は、排水筒37が上方から差し込まれる差し込み口50と、床面の排水孔と連通させる排水口51とを有する。排水アジャスター5は、排水孔と排水孔から前後方向に離れた箇所に配置された排水筒37とを接続するものである。なお、排水アジャスターは、排水孔とその真上に配置された排水筒37とを接続する他の形状のものであってもよい。
切替部4は、排水トラップ2を所定の経路に沿って伸縮させる伸縮機構である。切替部4は、所定の経路に沿って排水トラップ2を伸縮させることで、排水トラップ2の姿勢を図1Aに示す封水姿勢と、図1Cに示す排水姿勢と、図1Bに示す中途姿勢とに切り替える。所定の経路は、排水トラップ2が封水姿勢から排水姿勢に近づくほど、排水トラップ2の下流端が前側に移動するように、排水トラップ2を伸縮させる経路である。排水トラップ2の下流端は、排水トラップ2が封水姿勢にあるときに最も後方に位置し、排水トラップ2が排水姿勢にあるときに最も前方に位置する。本実施形態では、切替部4は、排水トラップ2が封水姿勢にあり、排水トラップ2の下流端が最も後方に位置するときに、排水トラップ2が自然長よりも若干短い長さとなるように、排水トラップ2を伸縮させる。そして、切替部4は、排水トラップ2が排水姿勢にあり、排水トラップ2の下流端が最も前方に位置するときに、排水トラップ2が最大限短縮させた状態となるように、排水トラップ2を伸縮させる。
本実施形態では、所定の経路は、前後方向に延びる前経路と、前経路の後端から後斜め上方に延びる後経路とを有する。
封水姿勢は、排水トラップ2の下流端が、所定の経路の後端(つまり後経路の後端)に位置するときの姿勢である。このとき、排水トラップ2の下流端の開口は、筒部15の上端よりも上方に位置し、後斜め上方を向く。封水姿勢にあるときの排水トラップ2内には、封水に十分な高さの喫水線が形成可能である。
排水姿勢は、排水トラップ2の下流端が、所定の経路の前寄りの部分(つまり前経路の前寄りの部分)に位置するときの姿勢である。このとき、排水トラップ2の下流端の開口は、後方を向く。本実施形態では、排水姿勢にあるときの排水トラップ2の軸方向は、筒部15の軸方向と同一直線上となる。
中途姿勢は、排水トラップ2の下流端の開口が、所定の経路の後端(つまり後経路の後端)よりもやや前方の部分に位置するときの姿勢である。このとき、排水トラップ2の下流端の開口は、後斜め上方を向く。またこのとき、排水トラップ2の下流端の開口は、封水姿勢にあるときの排水トラップ2の下流端の開口よりも低く、且つ排水姿勢にあるときの排水トラップ2の下流端の開口よりも高い箇所に位置する。中途姿勢にあるときの排水トラップ2内には、封水に十分な高さの喫水線よりもやや下方で、且つ筒部15の上端よりもやや上方の高さに、喫水線が形成可能である。
図2A及び図2Bには、本実施形態の切替部4の斜視図が示されている。切替部4は、排水トラップ2の下流端部の外周に取り付けられたリング状の支持部40と、支持部40の左右の端部からそれぞれ左右方向外側に突出した円柱状の軸部41と、各軸部41の先端部にそれぞれ固定された走行部42を有する。
更に、切替部4は、走行部42の走行方向をガイドするレール43と、走行部42の走行を止めるストッパー44と、走行部42に固定されたワイヤー45と、ワイヤー45を巻き取るモーター46とを有する。
走行部42は、本実施形態では、側面視楕円状の板体であり、走行部42の短軸がレール43に対して直交する姿勢で、レール43に沿って走行する。
レール43は、左右一対の側壁35の左右方向内側の面にそれぞれ設けられている。各レール43は、上レール部430と、この上レール部430と平行な下レール部431とを有する。上レール部430と下レール部431はそれぞれ、前後方向に延びる前部位と、前部位の後端から後斜め上方に延びる後部位とを有する。上レール部430及び下レール部431の前部位によって、所定の経路の前経路が形成され、上レール部430及び下レール部431の後部位によって、所定の経路の後経路が形成される。
上レール部430と下レール部431はそれぞれ、長手方向に垂直な断面形状が略L字状である。詳しくは、上レール部430は、側壁35の左右方向内側の面から垂直に突出した突出片432と、突出片432の先端部(つまり左右方向内側の端部)から下レール部431に向けて垂直に突出した抑え片433とを有する。同様に、下レール部431は、側壁35の左右方向内側の面から垂直に突出した突出片434と、突出片434の先端部(つまり左右方向内側の端部)から上レール部430に向けて垂直に突出した抑え片435とを有する。上レール部430の突出片432と下レール部431の突出片434とは、楕円形状の走行部42の短軸の長さと同じ分だけ、もしくはそれよりも僅かに長い分だけ離れている。上レール部430の抑え片433と下レール部431の抑え片435は、走行部42が上レール部430と下レール部431との間から左右方向内側に抜け出すことを抑える。
レール43は、上レール部430の突出片432と一体に設けられるリブ436を更に有する。本実施形態では、各レール43は、リブ436を2つ有し、2つのリブ436は、前後方向に離れて位置する。リブ436は、側壁35の左右方向内側の面から垂直に突出しており、上下に長く、下端部が突出片432と一体である。リブ436は、突出片432のうち前後方向の中央部と一体である。
ストッパー44は、左右一対の側壁35の左右方向内側の面のうち、レール43の後端に対応する箇所から、左右方向内側に向けて突出している。詳しくは、ストッパー44は、上レール部430の後端と、下レール部431の後端との間に位置する。ストッパー44は、走行部42がレール43の後端から飛び出すことを抑えるためのものである。ストッパー44は、例えば円柱状である。
ワイヤー45は、一端部(つまり後端部)が走行部42に固定され、他端部(つまり前端部)がモーター46の回転軸460に固定されている。ワイヤー45は、その一部が、前壁32に設けられた挿通孔を介してトラップケース3の外側に引き出されて、回転軸460に固定されている。挿通孔は、ワイヤー45との間からトラップケース3内の臭気が漏れ出さないように、シールされている。
モーター46は、前壁32の前方に位置しており、トラップケース3の外側でワイヤー45を回転軸460の周囲に巻き付ける。モーター46は、回転軸460を正回転させてワイヤー45を回転軸460周りに巻き付けていく正回転状態と、回転軸460の回転を止める回転停止状態と、回転軸460を逆回転自在な状態とする自由回転状態とに切り替え自在である。モーター46の回転状態の切り替えは、使用者によるスイッチ操作や、制御部による自動操作によって行われる。モーター46の回転状態を切り替えることによって、走行部42をレール43に沿って走行させることができ、これにより、排水トラップ2の姿勢を切り替えることができる。
上述した本実施形態の水洗便器は、例えば以下のように排水及び封水動作を行う。
本実施形態の水洗便器は、排水を行う前の待機状態では、図1Aに示す状態となる。つまり、待機状態の水洗便器では、排水トラップ2が封水姿勢にあり、排水トラップ2内には、封水に十分な所定の高さの喫水線が形成されている。このとき、モーター46は自由回転状態にあり、走行部42は、排水トラップ2の弾性的な復元力によってストッパー44に押し当たった状態で、レール43の後端に位置する。
用便後、水洗便器やトイレルームの壁に設けた排水スイッチが押されると、給水部が、便器ボウル1に洗浄用の水の供給を開始し、切替部4のモーター46が正回転状態となり、回転軸460周りにワイヤー45が巻き付けられていく。走行部42は、ワイヤー45によりレール43に沿って前側に引っ張られて、レール43の前後方向に延びる前部分まで走行させられる。これにより、走行部42が取り付けられた排水トラップ2の下流端が、レール43に沿った所定の経路で、前斜め下方に移動した後、前方へ移動し、排水トラップ2が図1Cに示す排水姿勢となる。排水姿勢において排水トラップ2は、最大限短縮した状態となり、排水トラップ2の下流端の開口が後方に向けて開口する。給水部からの水の供給は、例えば、排水トラップ2が排水姿勢となる前に、一旦停止される。
便器ボウル1内及び排水トラップ2内に溜まっている水や排泄物等は、排水姿勢にある排水トラップ2の下流端の開口から、トラップケース3の排水筒37、排水アジャスター、及び床面の排水孔を通じて、外部の下水管へ排出される。
排水トラップ2が排水姿勢となってから所定時間が経過し、水や排泄物等が排水トラップ2から排出されたタイミングで、給水部が便器ボウル1への水の供給を開始し、切替部4のモーター46が自由回転状態となる。モーター46が自由回転状態となると、排水トラップ2の弾性的な復元力によって、走行部42がレール43に沿って後方に走行させられて、ストッパー44に押し当たる。これにより、排水トラップ2の下流端が、レール43に沿った所定の経路で、後方に移動した後、後斜め上方へ移動し、排水トラップ2が図1Aに示す封水姿勢となる。
排水トラップ2内及び便器ボウル1内に封水に十分な所定の高さの喫水線が形成されると、給水部が水の供給を停止する。ここで、便器ボウル1内に形成される喫水線と、排水トラップ2内に形成される喫水線とは同じ高さとなる。
また、本実施形態の水洗便器では、図1Aに示す待機状態の水洗便器の便器ボウル1の水面周りの部位の掃除を行う場合、例えば以下のように動作する。
水洗便器やトイレルームの壁に設けた掃除用のスイッチが押されると、切替部4のモーター46が正回転状態となり、回転軸460周りにワイヤー45が巻き付けられていく。排水トラップ2の下流端が、封水姿勢にあるときの排水トラップ2の下流端の位置よりも、やや下方に位置したタイミングで、モーター46が回転停止状態となり、排水トラップ2が中途姿勢となる。
排水トラップ2が中途姿勢となった状態では、便器ボウル1内の喫水線の高さが、待機状態の水洗便器における便器ボウル1内の喫水線の高さよりも低くなる。これにより、待機状態の水洗便器の便器ボウル1の水面周りの部位に形成される水垢の掃除を、使用者は汚れを確認しながら行うことができる。
掃除後、排水スイッチが押されると、上述した排水及び封水動作と同様の手順で、水洗便器の排水及び封水が行われる。
以上説明した本実施形態の水洗便器は、下記の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、本実施形態の水洗便器は、便器ボウル1と、変形可能な排水トラップ2と、排水トラップ2を収納するトラップケース3と、排水トラップ2を封水姿勢と排水姿勢とに切り替える切替部4とを備える。便器ボウル1は、後方に向けて開口する排水口10を底部に有する。排水トラップ2は、排水口10に接続されている。切替部4は、排水トラップ2を所定の経路に沿って伸縮させる伸縮機構である。所定の経路は、排水トラップ2が封水姿勢から排水姿勢に近づくほど、排水トラップ2の下流端が前側に移動するように、排水トラップ2を伸縮させる経路である。
上記の構成を備えることで、本実施形態の水洗便器では、排水トラップ2が封水姿勢から排水姿勢に近づくほど排水トラップ2の下流端が前側に位置するため、排水トラップ2の後方に位置するトラップケース3の後壁を、下側ほど前方に位置させることができる。これにより、本実施形態の水洗便器では、トラップケース3の特に下部を前後方向にコンパクトに形成することができる。
更に、本実施形態の水洗便器は、上記の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、本実施形態の水洗便器では、伸縮機構は、トラップケース3の側壁35に設けられたレール43を有し、排水トラップ2をレール43に沿って伸縮させる。
上記の付加的な構成のように、本実施形態の水洗便器では、排水トラップ2を伸縮させるレール43をトラップケース3の前壁や後壁ではなく側壁35に設けるため、トラップケース3が前後方向に長くなることを抑制できる。また、本実施形態の水洗便器では、排水トラップ2を伸縮させる構造としてレール43を採用することで、簡単な構成で、排水トラップ2が伸縮する所定の経路を形成することができる。
更に、本実施形態の水洗便器は、上記の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、本実施形態の水洗便器では、伸縮機構は、排水トラップ2の下流端に固定された走行部42を更に有し、走行部42をレール43に沿って走行させることで排水トラップ2を伸縮させる。
上記の付加的な構成のように、本実施形態の水洗便器では、レール43とこれに沿って走行する走行部42とを有する伸縮機構としたことで、簡単な構成で、排水トラップ2を、その下流端が所定の経路に沿うように伸縮させることができる。
更に、本実施形態の水洗便器は、上記の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、本実施形態の水洗便器では、伸縮機構は、走行部42に接続されたワイヤー45を更に有し、ワイヤー45を介して走行部42をレール43に沿って走行させることで排水トラップ2を伸縮させる。
上記の付加的な構成のように、本実施形態の水洗便器では、レール43と走行部42とワイヤー45を有する伸縮機構としたことで、簡単な構成で、排水トラップ2を、その下流端が所定の経路に沿うように伸縮させることができる。
更に、本実施形態の水洗便器は、上記の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、本実施形態の水洗便器では、排水トラップ2は、蛇腹状の弾性体である。伸縮機構は、封水姿勢にある排水トラップ2を所定の経路に沿って弾性的に短縮させることで、排水トラップ2を前記封水姿勢から前記排水姿勢へ切り替える。そして、伸縮機構は、排水姿勢にある排水トラップ2を所定の経路に沿って弾性的な復元力により伸長させることで、排水トラップ2を排水姿勢から封水姿勢へ切り替える。
上記の付加的な構成を備えることで、本実施形態の水洗便器では、排水トラップ2が有する弾性的な復元力を利用して、排水トラップ2の姿勢の切り替えを行うことができ、排水トラップ2を伸縮させる伸縮機構の簡素化を図ることができる。
更に、本実施形態の水洗便器は、上記の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、本実施形態の水洗便器では、伸縮機構は、排水トラップ2を、封水姿勢と排水姿勢とは異なる中途姿勢に切り替え可能である。中途姿勢にあるときの排水トラップ2の下流端は、封水姿勢にあるときの排水トラップ2の下流端よりも下方に位置し、且つ排水姿勢にあるときの排水トラップ2の下流端よりも上方に位置する。
上記の付加的な構成を備えることで、本実施形態の水洗便器では、排水トラップ2を中途姿勢にすることで、便器ボウル1の水面の水位を下げて、水面周りの水垢等の掃除を簡単に行うことができる。
また、本実施形態の水洗便器では、排水姿勢にあるときの排水トラップ2を最大限短縮させた状態とすることで、排水トラップを軸周りに回動させるタイプの水洗便器と比べて、排水姿勢にあるときの排水トラップ2の流路長を短くすることができる。これにより、本実施形態の水洗便器では、汚水や汚物等の排水をより確実に且つ短時間で行うことができる。
また、本実施形態の水洗便器では、排水姿勢にあるときの排水トラップ2を最大限短縮させた状態としてこのときの排水トラップ2の流路長を短くすることで、排水姿勢にあるときの排水トラップ2の姿勢を水平としても、排水性能を確保できる。そのため、本実施形態の水洗便器では、排水姿勢にあるときの排水トラップ2の姿勢を後下がりとする場合に比べて、トラップケース3の排水筒37を高い位置に設けることができる。これにより、本実施形態の水洗便器では、トラップケース3の下方に、排水アジャスターを配置するためのスペースを確保しやすいものとなっている。
また、本実施形態の水洗便器では、排水トラップ2は、封水姿勢にあるときの排水トラップ2が位置する領域と略同じ領域内で、伸縮を行う。そのため、トラップケース3は、排水トラップ2の伸縮を妨げない範囲で、極力コンパクトに設けることができる。例えば、トラップケース3は、封水姿勢にあるときの排水トラップ2よりも一回り大きい寸法で、且つこのときの排水トラップ2の形状と略同じ形状で形成することも可能である。これにより、水洗便器内のトラップケース3の設置領域をコンパクト化でき、このコンパクト化により形成されるスペースを別の装置の設置スペースとして利用することで、水洗便器をコンパクトに形成することができる。
また、本実施形態の水洗便器では、レール43を、側面視にて、封水姿勢にあるときの排水トラップ2内に収まるように設けている。そのため、本実施形態の水洗便器では、レール43の形成のために、トラップケース3が前後長さに長くなることが抑制できる。
なお、上述した本実施形態の水洗便器では、レール43に沿って走行部42を走行させることで、排水トラップ2を伸縮させるものであったが、従来周知の他の手段で、排水トラップ2を所定の経路に沿って伸縮させるようにしてもよい。
また、上述した本実施形態の水洗便器では、ワイヤー45で引くことで走行部42をレール43に沿って走行させるものであったが、ワイヤー45以外の他の手段で走行部42をレール43に沿って走行させるようにしてもよい。例えば、走行部42をギア状とし、レール43を走行部42と噛み合う溝を有するものとし、走行部42をモーターで回転させることで、走行部42をレール43に沿って走行させるようにしてもよい。
また、上述した本実施形態の水洗便器では、排水トラップ2が弾性的な復元力によって伸長することで、排水トラップ2が排水姿勢から封水姿勢に切り替わるものであったが、排水トラップ2は、モーターの駆動力により伸長させてもよい。例えば、上ケース31の後部上方に設置した他のモーターによって、走行部42に固定された他のワイヤーを引くことで、走行部42をレール43に沿って後方に走行させるようにしてもよい。この場合、ストッパー44は省略してもよく、また、排水トラップ2が封水姿勢にあるときに、排水トラップ2が自然長と同じ長さ、またはそれよりも長くなるように、排水トラップ2を伸縮させるようにしてもよい。
また、上述した本実施形態の水洗便器では、切替部4は、排水トラップ2が排水姿勢にあるときに、排水トラップ2を最大限短縮させるものであったが、排水トラップ2を最大限短縮させた状態の長さよりも若干長い長さまで短縮させるものであってもよい。つまり、切替部4は、排水姿勢にあるときの排水トラップ2の軸方向が筒部15の軸方向と同一直線上に位置する状態まで、排水トラップ2を短縮させるものであればよく、このときの長さが、排水トラップ2を最大限短縮させた状態の長さよりも若干長くてもよい。
また、上述した本実施形態の水洗便器では、排水トラップ2は封水姿勢から中途姿勢に切り替え可能なものであったが、排水トラップ2は封水姿勢と排水姿勢とを切り替えるものであり、中途姿勢で停止しないものであってもよい。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 便器ボウル
2 排水トラップ
3 トラップケース
4 切替部
10 排水口
35 側壁
42 走行部
43 レール
45 ワイヤー

Claims (6)

  1. 後方に向けて開口する排水口を底部に有する便器ボウルと、
    前記排水口に接続された変形可能な排水トラップと、
    前記排水トラップを収納するトラップケースと、
    前記排水トラップを封水姿勢と排水姿勢とに切り替える切替部とを備え、
    前記切替部は、
    前記排水トラップを所定の経路に沿って伸縮させる伸縮機構であり、
    前記所定の経路は、
    前記排水トラップが前記封水姿勢から前記排水姿勢に近づくほど、前記排水トラップの下流端が前側に移動するように、前記排水トラップを伸縮させる経路であることを特徴とする水洗便器。
  2. 前記伸縮機構は、
    前記トラップケースの側壁に設けられたレールを有し、
    前記排水トラップを前記レールに沿って伸縮させることを特徴とする請求項1に記載の水洗便器。
  3. 前記伸縮機構は、
    前記排水トラップの下流端に固定された走行部を更に有し
    前記走行部を前記レールに沿って走行させることで前記排水トラップを伸縮させることを特徴とする請求項2に記載の水洗便器。
  4. 前記伸縮機構は、
    前記走行部に接続されたワイヤーを更に有し、
    前記ワイヤーを介して前記走行部を前記レールに沿って走行させることで前記排水トラップを伸縮させることを特徴とする請求項3に記載の水洗便器。
  5. 前記排水トラップは、蛇腹状の弾性体であり、
    前記伸縮機構は、
    前記封水姿勢にある前記排水トラップを前記所定の経路に沿って弾性的に短縮させることで、前記排水トラップを前記封水姿勢から前記排水姿勢へ切り替え、
    前記排水姿勢にある前記排水トラップを前記所定の経路に沿って弾性的な復元力により伸長させることで、前記排水トラップを前記排水姿勢から前記封水姿勢へ切り替えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の水洗便器。
  6. 前記伸縮機構は、
    前記排水トラップを、前記封水姿勢と前記排水姿勢とは異なる中途姿勢に切り替え可能であり、
    前記中途姿勢にあるときの前記排水トラップの下流端は、前記封水姿勢にあるときの前記排水トラップの下流端よりも下方に位置し、且つ前記排水姿勢にあるときの前記排水トラップの下流端よりも上方に位置することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の水洗便器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023151371A1 (zh) * 2022-02-10 2023-08-17 泉州科牧智能厨卫有限公司 一种排污盒、排污系统和马桶

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