JP2016130390A - Sliding door device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、引戸装置に関する。 The present invention relates to a sliding door device.
従来より、壁体に設けられた出入口等となる開口をこの開口の壁厚方向一方側において開閉するように壁体の一方面に沿ってスライド自在に、いわゆるアウトセット納め状に建て付けられる引戸が知られている。このようなアウトセット納めとした場合には、引戸の上端側をガイドする上レールが壁面に沿うように取り付けられる。そのため、特に、引戸を閉鎖した状態では、開放された際に引戸が沿わせられる(納められる)側の壁面において上レールが目立ち易くなるという問題があった。
例えば、下記特許文献1には、引戸の下端部に設けた戸車が走行し床面に固定されるレールの両端部にストッパー部材を設け、引戸の上部をガイドする上部案内機構を設けた引戸装置が開示されている。また、この引戸装置は、開口部とその側方の壁面との間の上部の壁面に設けられる上部案内機構を構成するガイド部材に、引戸の上端部に設けられたレール部材のガイド片が係合するガイド溝を設けた構成とされている。
Conventionally, a sliding door that is slidable along one surface of the wall body so as to open and close an opening provided on the wall body, such as an entrance / exit, on one side in the wall thickness direction of the opening, so-called outset storage. It has been known. In the case of such outset storage, the upper rail that guides the upper end side of the sliding door is attached along the wall surface. Therefore, particularly when the sliding door is closed, there is a problem that the upper rail is easily noticeable on the wall surface on the side where the sliding door is placed (stored) when the sliding door is opened.
For example, in the following Patent Document 1, a sliding door device provided with an upper guide mechanism for providing a stopper member at both ends of a rail that runs on a lower end of a sliding door and that is fixed to the floor, and that guides the upper portion of the sliding door. Is disclosed. Further, in this sliding door device, the guide member of the rail member provided at the upper end of the sliding door is engaged with the guide member constituting the upper guiding mechanism provided on the upper wall surface between the opening and the side wall surface thereof. The guide groove is provided with a mating guide groove.
しかしながら、上記特許文献1に記載されたような引戸装置では、全開位置及び全閉位置に移動する引戸のストッパー部材に対する衝撃が大きくなることが考えられた。 However, in the sliding door device described in Patent Document 1, it has been considered that the impact on the stopper member of the sliding door that moves to the fully open position and the fully closed position increases.
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、戸板の上端側をガイドする部材を少なくとも全閉位置において目立ち難くしながらも、全開位置及び全閉位置に移動する戸板の衝撃を緩和し得る引戸装置を提供することを目的としている。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and reduces the impact of the door plate moving to the fully open position and the fully closed position while making the member that guides the upper end of the door plate inconspicuous at least in the fully closed position. The object is to provide a sliding door device to obtain.
前記目的を達成するために、本発明に係る引戸装置は、壁体に設けられた開口を該開口の壁厚方向一方側において開閉するように前記壁体の一方面に沿ってスライド自在に建て付けられる戸板を備えた引戸装置であって、前記壁体の一方側の床側に配設され、前記戸板の下端側をガイドする下レールと、該下レールの長手方向両端部に設けられ、前記戸板の全閉位置及び全開位置をそれぞれに規制する一対のストッパー部と、前記壁体の一方側において全閉位置の前記戸板の戸幅内に納まる位置となるように配設され、前記戸板の上端側をガイドする上ガイド部材と、前記戸板の下端部の戸幅方向両端部に、前記一対のストッパー部によって作動されるように設けられ、前記戸板を減速させる緩衝機構と、を備えていることを特徴とする。 In order to achieve the above object, a sliding door device according to the present invention is slidable along one surface of the wall body so as to open and close an opening provided in the wall body on one side in the wall thickness direction of the opening. A sliding door device provided with a door plate to be attached, disposed on the floor side on one side of the wall body, provided at a lower rail for guiding a lower end side of the door plate, and at both longitudinal ends of the lower rail, A pair of stopper portions that respectively regulate the fully closed position and the fully open position of the door plate; and the door plate is disposed so as to be within a door width of the door plate at the fully closed position on one side of the wall body, An upper guide member that guides the upper end side of the door plate, and a buffer mechanism that is provided at both ends of the lower end portion of the door plate in the door width direction so as to be operated by the pair of stopper portions, and decelerates the door plate. It is characterized by being.
本発明に係る引戸装置は、上述のような構成としたことで、戸板の上端側をガイドする部材を少なくとも全閉位置において目立ち難くしながらも、全開位置及び全閉位置に移動する戸板の衝撃を緩和することができる。 The sliding door device according to the present invention is configured as described above, and the impact of the door plate that moves to the fully open position and the fully closed position while the member that guides the upper end side of the door plate is at least inconspicuous in the fully closed position. Can be relaxed.
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、本実施形態に係る引戸装置を施工した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
In some of the drawings, some of the detailed reference numerals attached to other drawings are omitted.
Moreover, in the following embodiment, directions, such as an up-down direction, are demonstrated on the basis of the state which constructed the sliding door apparatus which concerns on this embodiment.
本実施形態に係る引戸装置1は、図1、図2及び図3に示すように、壁体2に設けられた開口3をこの開口3の壁厚方向一方側において開閉するように壁体2の一方面に沿ってスライド自在に設けられる戸板10を備えている。つまり、この戸板10は、壁体の一部に袖壁を設ける袖壁納めや壁体に戸袋を設ける戸袋納めではなく、開口3の壁厚方向一方側となる外側においてスライド自在に、いわゆるアウトセット納め状に建て付けられる構成とされている。また、この戸板10は、図1に示す全閉位置から戸幅方向一方側に片引き状にスライドされて図2に示す全開位置とされれば、開口3の開口幅方向一方側に位置する壁体2の壁厚方向一方側に配される構成とされている。本実施形態では、引戸装置1を、単一の戸板10を備えた構成としている。
As shown in FIGS. 1, 2, and 3, the sliding door device 1 according to this embodiment includes a
また、引戸装置1は、壁体2の一方側(壁厚方向一方側)の床側に配設され、戸板10の下端側をガイドする下レール7と、壁体2の一方側(壁厚方向一方側)に配設され、戸板10の上端側をガイドする上ガイド部材19と、を備えている。また、引戸装置1は、下レール7の長手方向両端部に設けられ、戸板10の全閉位置及び全開位置をそれぞれに規制する一対のストッパー部8,9を備えている。また、引戸装置1は、戸板10の下端部の戸幅方向両端部に、一対のストッパー部8,9によって作動されるように設けられ、戸板10を減速させる緩衝機構14,17を備えている。また、引戸装置1は、戸板10の荷重を下レール7によって受ける下荷重型とされている。
また、本実施形態では、引戸装置1を、開口3を区画する開口枠4を備えた構成としている。
Moreover, the sliding door apparatus 1 is arrange | positioned at the floor side of the one side (wall thickness direction one side) of the
In the present embodiment, the sliding door device 1 is configured to include an
開口3は、図3(b)に示すように、住居等の建物の壁体2を貫通するように設けられ、出入口を構成する。
この開口3の上側及び左右(開口幅方向)両側は、開口枠4を構成する上枠5及び一対の縦枠6,6によって区画される。また、この開口3の下側は、床面によって区画するようにしてもよく、下枠によって区画するようにしてもよい。
開口枠4を構成する上枠5及び一対の縦枠6,6は、適宜の枠下地に固定され、図例では、これらの壁厚方向(見込方向)両端部がいわゆるちり部となるように壁厚方向両面から突出する固定枠とした例を示している。なお、このような態様に代えて、これら上枠5及び一対の縦枠6,6を、額縁状部材を備えたいわゆるケーシング枠としてもよい。
As shown in FIG. 3B, the
The upper side and the left and right (opening width direction) sides of the
The
上ガイド部材19は、図1及び図3(b)に示すように、壁体2の一方側(壁厚方向一方側)において、全閉位置の戸板10の戸幅内に納まる位置となるように配設される構成とされている。つまり、このガイド部材19は、後記する下レール7のように、全閉位置と全開位置とに亘ってスライドする戸板10の下端側のガイドが可能なように、長尺状とされておらず、戸幅方向に沿う寸法が戸板10の戸幅寸法以下とされている。
As shown in FIGS. 1 and 3B, the
本実施形態では、上ガイド部材19を、図2に示すように、全開位置の戸板10の戸先側端部幅内に納まる位置となるように配設される構成としている。換言すれば、この上ガイド部材19は、全開位置と全閉位置とを移動する戸板10の移動軌跡の概ね中央部となる一方の縦枠(全開位置とされた戸板10の戸先側端部近傍に位置する縦枠)6の近傍に位置するように配設される構成とされている。
つまり、上ガイド部材19の戸幅方向に沿う寸法は、全閉位置とされた戸板10の戸尻側端面から全開位置とされた戸板10の戸先側端面までの戸幅方向に沿う寸法以下とされている。つまりは、この上ガイド部材19は、図1及び図2に示すように、戸板10が全閉位置及び全開位置のいずれにおいても、戸厚方向に見て、戸板10の戸幅方向両端面から戸幅方向外方側に突出しないように配設される構成とされている。図例では、この上ガイド部材19の戸幅方向に沿う寸法を、一方の縦枠6の戸幅方向に沿う寸法(見付寸法)と略同寸法とした例を示している。
In the present embodiment, as shown in FIG. 2, the
That is, the dimension along the door width direction of the
また、本実施形態では、上ガイド部材19を、開口枠4に固定される構成としている。
この上ガイド部材19は、図3(a)に示すように、取付対象としての開口枠4に取り付けられる取付片部19cと、戸板10の上端側に設けられた被ガイド部11に係合するガイド部19aと、を備えている。
取付片部19cは、壁厚方向に厚さ方向を概ね沿わせた薄板状とされ、開口枠4にねじ等の止具によって固定される。図例では、取付片部19cを、縦勝ち状とされた開口枠4を構成する一方の縦枠6の上端部の戸板10側に向く面に固定した例を示している。なお、このような態様に代えて、例えば、取付片部19cを、上枠5に固定するようにしてもよく、また、開口枠4の上面側に固定するようにしてもよい。
In the present embodiment, the
As shown in FIG. 3A, the
The
ガイド部19aは、本実施形態では、後記する戸板10の上端部に設けられた被ガイド部としての凹溝11に挿入されるガイド突片部19aとされている。
このガイド突片部19aは、壁厚方向に厚さ方向を沿わせた薄板状とされている。図例では、ガイド突片部19aを、取付片部19cの上端部から壁厚方向一方側に向けて突出するように設けられた支持片部19bの突出方向先端部から下方に向けて突出させるように設けた例を示している。
なお、このガイド突片部19aの壁厚方向両側に、戸板10の凹溝11の内面に摺るように接する突部を設けたり、このガイド突片部19aに、戸板10の凹溝11の内面に当接されて転動するガイドローラーを設けたりしてもよい。
また、この上ガイド部材19は、金属系材料や硬質の合成樹脂系材料等から形成されたものとしてもよい。
In the present embodiment, the
The
In addition, the protrusion which touches the inner surface of the recessed
The
下レール7は、戸板10のスライド方向(戸幅方向)に沿って長尺状とされ、図1に示す全閉位置と図2に示す全開位置とに亘ってスライドする戸板10の下端側のガイドが可能なように床側に配設される。図例では、この下レール7の長さを、全閉位置の戸板10の戸先側端面から全開位置の戸板10の戸尻側端面までの戸幅方向に沿う寸法に応じた寸法とした例を示している。つまりは、下レール7は、開口3の開口幅寸法の2倍以上の長さとされている。
また、この下レール7には、上方に向けて開口するガイド溝7aが長手方向に延びるように設けられている。
The lower rail 7 has an elongated shape along the sliding direction (door width direction) of the
The lower rail 7 is provided with a
この下レール7は、図3(b)に示すように、開口3の壁厚方向一方側となる両縦枠6,6の壁厚方向一方側に位置するように配される。図例では、この下レール7を、その長手方向一端部が全閉位置とされた戸板10の戸先側端部近傍に位置する他方の縦枠6の壁厚方向一方側に位置するように配した例を示している。また、図例では、この下レール7を、両縦枠6,6の壁厚方向一方面に近接するように配した例を示している。
また、本実施形態では、この下レール7を、床上に設置される、いわゆる直付レールとしている。なお、このような態様に代えて、下レール7を、床に埋込状に設けられるものとしてもよい。
As shown in FIG. 3 (b), the lower rail 7 is disposed so as to be located on one side in the wall thickness direction of the
In the present embodiment, the lower rail 7 is a so-called directly attached rail installed on the floor. In place of such a mode, the lower rail 7 may be provided in an embedded manner on the floor.
ストッパー部8,9は、下レール7の長手方向一端部に設けられ戸板10の全閉位置を規制する全閉側ストッパー部8と、下レール7の長手方向他端部に設けられ戸板10の全開位置を規制する全開側ストッパー部9と、からなる。これらストッパー部8,9は、上方に向けて突出するように設けられている。
全閉側ストッパー部8は、戸板10の戸先側端面に対向する当接面8aが、戸板10の戸先側端面の下端部に当接して戸板10の閉鎖方向先側への更なる移動を抑制する構成とされている。
全開側ストッパー部9は、戸板10の戸尻側端面に対向する当接面9aが、戸板10の戸尻側端面の下端部に当接して戸板10の開放方向先側への更なる移動を抑制する構成とされている。これらストッパー部8,9の当接面8a,9aは、互いに向き合うようにかつ略平行状に配される構成とされている。
これらストッパー部8,9の上方側への突出寸法は、戸板10の移動の抑制が可能なように、また、見栄え上の観点等から適宜、設定するようにしてもよい。
The
In the fully closed
In the fully open
The upward projecting dimensions of the
また、これらストッパー部8,9には、後記する戸板10に設けられた緩衝機構14,17を作動させる作用部8b,9bが設けられている。
本実施形態では、これらストッパー部8,9の作用部8b,9bを、戸幅方向に沿う方向となる互いに向き合う方向に向けて突出するように設けられた作用突部8b,9bとしている。図例では、各作用突部8b,9bを、各ストッパー部8,9の当接面8a,9aの戸厚方向に沿う方向の略中央部位に設けた例を示している。なお、これら作用突部8b,9bの突出寸法等は、後記する緩衝機構14,17による戸板10の減速が効果的になされるように適宜の寸法としてもよい。
The
In the present embodiment, the
戸板10は、上下に長尺状とされ、図1に示すように、全閉位置において、壁厚方向(戸厚方向)一方側から見て開口3の略全体を覆う構成とされている。また、戸板10は、図2に示すように、全開位置において、一方の縦枠6の内側面(見込面)と戸先側端面とが略同一平面状となるように配される。
本実施形態では、図1に示すように、戸板10の上下寸法及び戸幅寸法を、開口3の開口高寸法及び開口幅寸法よりも大としている。図例では、戸板10の上下寸法を、全閉位置において、壁厚方向一方側から見て上枠5の全体を覆い得る寸法としている。また、戸板10の戸幅寸法を、全閉位置において、壁厚方向一方側から見て両側の縦枠6,6の略全体を覆い得る寸法としている。また、図例では、全閉位置とされた戸板10を壁厚方向に見た状態における壁体2との重なり幅(戸幅方向に沿う幅)が戸先側端部よりも戸尻側端部において大となるように戸板10を配した例を示している。
As shown in FIG. 1, the
In the present embodiment, as shown in FIG. 1, the vertical dimension and the door width dimension of the
この戸板10の戸先側端部には、当該戸板10を開閉する際の手掛けとなる適宜の引手18が設けられている。
また、本実施形態では、図3(a)に示すように、戸板10の上端側に、上ガイド部材19のガイド突片部19aに係合する被ガイド部としての凹溝11を戸幅方向に延びるように設けた構成としている。本実施形態では、この凹溝11を、戸板10の上端面において上方に向けて開口するように設けた構成としている。また、この凹溝11を、溝長手方向に見て、略矩形溝状とした例を示している。また、図例では、この凹溝11を、ガイド突片部19aの概ね全体を受け入れるように設けた例を示している。
An
Moreover, in this embodiment, as shown to Fig.3 (a), the
なお、この凹溝11は、上方に向けて開口する断面略コ字状(U字状またはC字状)とされた金属系材料や硬質の合成樹脂系材料等から形成されたレール状部材によって区画されたものとしてもよい。または、少なくとも溝幅方向一方側壁が金属系材料や硬質の合成樹脂系材料等から形成された部材によって区画されたもの等としてもよい。また、図例では、凹溝11を、戸幅方向両端面において開口させるように戸板10の全幅に亘って設けた例を示しているが、戸幅方向両端面において開口させないようにしてもよい。
また、この凹溝11を、壁厚方向一方側から見て上ガイド部材19の全体を覆い得るように設けた態様としてもよい。例えば、戸板10の凹溝11の溝幅方向一方側を区画する一方側(反壁体側)片部によって上ガイド部材19の全体が覆われるように、この一方側片部の上下寸法を、凹溝11の溝幅方向他方側を区画する他方側(壁体2側)片部の上下寸法よりも大としてもよい。
The
Moreover, it is good also as an aspect provided so that this ditch | groove 11 could cover the whole
また、本実施形態では、戸板10の下端部に、下レール7のガイド溝7aに係合する戸車13,16を設けている。
本実施形態では、戸板10の下端部の戸幅方向両端部のそれぞれに、戸車13,16を設けている。これら戸車13,16は、一部が戸板10の下端部から下方に向けて突出するように設けられている。また、これら戸車13,16は、戸厚方向に沿う軸廻りに回転自在とされ、下レール7のガイド溝7aに係合して転動する構成とされている。
In the present embodiment, the
In the present embodiment,
また、本実施形態では、これら戸車13,16を備えた戸車ユニット12,15に、戸板10を減速させ、跳ね返りや衝撃を緩和する構成とされた緩衝機構14,17を設けた構成としている。つまり、戸板10の戸先側の下端部に設けられた戸先側戸車ユニット12に、全閉位置に移動する戸板10を減速させる全閉側緩衝機構14を設けた構成としている。また、戸板10の戸尻側の下端部に設けられた戸尻側戸車ユニット15に、全開位置に移動する戸板10を減速させる全開側緩衝機構17を設けた構成としている。
これら緩衝機構14,17を含む戸車ユニット12,15は、互いに同様の構成とされ、戸厚方向に見て線対称状となるように戸板10の下端側に設けられている。
Moreover, in this embodiment, it is set as the structure which provided the
The
また、これら緩衝機構14,17は、図4に示すように、上記した各ストッパー部8,9の作用部としての作用突部8b,9bによって作動される作動アーム14a,17aを備えている。また、各戸車ユニット12,15に、各ストッパー部8,9の作用突部8b,9bを受け入れる凹所12a,15aを設けた構成とし、各作動アーム14a,17aを、この凹所12a,15a内において変位する構成としている。これら凹所12a,15aは、戸幅方向外方側及び下方側に向けて開口するように切欠状に設けられている。
Further, as shown in FIG. 4, the
各作動アーム14a,17aは、各ストッパー部8,9の作用突部8b,9bによって戸板10に対して変位し、戸板10を減速させる構成とされている。各緩衝機構14,17には、戸板10に対して変位する作動アーム14a,17aの作動抵抗となる適宜のダンパー(ショックアブソーバー)が設けられ、このダンパーの作動抵抗(作動流体の粘性抵抗等)によって戸板10が減速される。
また、本実施形態では、これら作動アーム14a,17aを、戸幅方向に伸縮するロッド状としている。これら作動アーム14a,17aは、各ストッパー部8,9の作用突部8b,9bによって作動されていない自然状態において突出状態とされる。また、これら作動アーム14a,17aを、自然状態で先端部が戸板10の戸幅方向の各端面から突出しないように各凹所12a,15a内に設けた構成としている。図例では、各作動アーム14a,17aを、自然状態で先端部が戸板10の戸幅方向の各端面と略同一平面状となる構成としている。
また、これら作動アーム14a,17aは、各ストッパー部8,9の作用突部8b,9bによって押し込まれるように作動される。
Each
Moreover, in this embodiment, these
Further, the operating
なお、図例では、各作動アーム14a,17aの先端部に、厚さ方向を戸幅方向に沿わせた円板状部位を設けた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、各作動アーム14a,17aの先端部を、各作動アーム14a,17aが自然状態において、各凹所12a,15aの少なくとも戸幅方向外方側の開口を概ね閉鎖し得るような態様等としてもよい。また、作動アーム14a,17aとしては、その他、種々の態様とされたものとしてもよい。
また、これら緩衝機構14,17に、ダンパーの作動抵抗に抗して移動する戸板10を全閉位置または全開位置へと誘導する(引き込む)ように付勢するばね等の付勢部材を設けた構成としてもよい。また、これら緩衝機構14,17に、戸板10が全閉位置または全開位置とされて縮退された作動アーム14a,17aの状態を維持するように保持する係合保持部を設けるようにしてもよい。または、戸板10を全閉位置若しくは全開位置に維持するように保持する適宜の保持機構(キャッチ機構)を緩衝機構14,17とは別途に設けた構成としてもよい。
In the example shown in the drawing, an example is shown in which a disk-shaped portion having the thickness direction along the door width direction is provided at the distal end portion of each
Further, the
上記構成とされた緩衝機構14,17を設けた戸板10は、各ストッパー部8,9の作用突部8b,9bによって減速される。
つまり、図4(a)に示すように、戸板10が開放側から全閉位置に向けて移動する際には、全閉側緩衝機構14の作動アーム14aが全閉側ストッパー部8の作用突部8bによる押し込み作用によって縮退するように変位し、戸板10が減速される。また、戸板10の戸先側端面の下端部が全閉側ストッパー部8の当接面8aに当接し、図4(b)に示すように、戸板10が全閉位置となる。
また、戸板10が閉鎖側から全開位置に向けて移動する際も同様、図4(c)に示すように、全開側緩衝機構17の作動アーム17aが全開側ストッパー部9の作用突部9bによる押し込み作用によって縮退するように変位し、戸板10が減速される。また、戸板10の戸尻側端面の下端部が全開側ストッパー部9の当接面9aに当接し、図4(d)に示すように、戸板10が全開位置となる。
The
That is, as shown in FIG. 4A, when the
Similarly, when the
本実施形態に係る引戸装置1は、上述のような構成としたことで、戸板10の上端側をガイドする部材19を少なくとも全閉位置において目立ち難くしながらも、全開位置及び全閉位置に移動する戸板10の衝撃を緩和することができる。
つまり、壁体2に設けられた開口3を開口3の壁厚方向一方側において開閉するように壁体2の一方面に沿ってスライド自在に建て付けられる戸板10の上下をガイドする上ガイド部材19及び下レール7を備えた構成としている。従って、戸板10をアウトセット状に納めることができる。
また、上ガイド部材19を、壁体2の一方側において全閉位置の戸板10の戸幅内に納まる位置となるように配設されるものとしている。従って、従来のように戸板の全閉位置において戸板納め側の壁面において上レールが目立ち易くなるようなものと比べて、戸板10の上端側をガイドする上ガイド部材19を少なくとも戸板10が全閉位置において目立ち難くすることができる。つまり、図1に示すように、戸板10を全閉位置とすれば、戸板10を納める側の壁面に上レール等が存在せず、すっきりとした印象を与えることができる。
The sliding door device 1 according to the present embodiment is configured as described above, so that the
That is, the upper guide member that guides the top and bottom of the
Further, the
また、戸板10の下端部の戸幅方向両端部に、下レール7の両端部に設けられた一対のストッパー部8,9によって作動されるように戸板10を減速させる緩衝機構14,17を設けた構成としている。従って、全開位置及び全閉位置に移動する戸板10の衝撃を緩和することができる。また、例えば、下レールのガイド溝内等に緩衝機構を収容させるようなことも考えられるが、このようなものと比べて、下レール7の薄型化を効果的に図ることができる。これにより、本実施形態のように、下レール7を床上に配設されるものとした場合にも薄型にすることができ、バリアフリー性を向上させることができる。
In addition,
また、本実施形態では、上ガイド部材19を、全開位置の戸板10の戸先側端部幅内に納まる位置となるように配設される構成としている。つまりは、上ガイド部材19の戸幅方向に沿う寸法を、戸先側端部の戸幅方向に沿う寸法に応じた寸法とし、上ガイド部材19を戸板10のスライド領域の略中央部に配設される構成としている。従って、図2に示すように、戸板10が全開位置においても上ガイド部材19を目立ち難くすることができる。なお、このような態様に代えて、例えば、戸板10の戸幅寸法と略同長さとされ、全閉位置とされた戸板10の戸幅内に納まる位置となるように配される上ガイド部材19等としてもよい。
Moreover, in this embodiment, it is set as the structure arrange | positioned so that the
また、本実施形態では、上ガイド部材19を、開口枠4に固定されるものとしている。従って、ガイド部材19を固定するための下地等を設けることなく強固に固定することができる。なお、このような態様に代えて、上ガイド部材19を、下地等を介して壁体2に固定するようにしてもよい。この場合は、開口枠4を設けずに、開口3を、無枠状にクロス仕上された内側面によって区画するようにしてもよい。
In the present embodiment, the
また、本実施形態では、戸板10に凹溝11を設け、上ガイド部材19に凹溝11に挿入されるガイド部としてのガイド突片部19aを設けた構成としている。従って、例えば、戸板に凸条を設け、上ガイド部材に凸条が挿入されるガイド溝を設けたものと比べて、戸板10を効果的に壁体2の一方面(開口枠4の見付面)に近接させることができる。
なお、戸板10の上端部に、上方に開口する凹溝11を設けた態様に代えて、戸板10の壁体2側に向く戸厚方向一方側面(背面)において開口するように凹溝11を設けた構成としてもよい。この場合は、上ガイド部材19を適宜、変形するようにしてもよい。また、戸板10側に凹溝11を設け、上ガイド部材19側に凹溝11に挿入される部位を設けた態様に代えて、戸板10側に凸条を設け、上ガイド部材19側に凸条が挿入されるガイド溝を設けた態様等としてもよい。
Moreover, in this embodiment, it is set as the structure which provided the
In addition, it replaces with the aspect which provided the ditch | groove 11 opened upwards in the upper end part of the
また、本実施形態では、各緩衝機構14,17の作動アーム14a,17aを、戸板10の戸幅方向の各端面から突出しないように設け、各ストッパー部8,9に、各作動アーム14a,17aを作動させる作用部としての作用突部8b,9bを設けた構成としている。従って、戸板の戸幅方向両端面から戸幅方向に突出するように作動アームを設けたようなものと比べて、見栄えを向上させることができ、また、引っ掛かりや損傷等を抑制することができる。なお、このような態様に代えて、戸板の戸幅方向両端面から戸幅方向に突出するように作動アームを設けた態様としてもよい。この場合は、各ストッパー部8,9に突部を設けずに、当接面8a,9aを作用部として把握するようにしてもよい。
In the present embodiment, the
また、本実施形態では、戸板10の下端側の各緩衝機構14,17を、戸車13,16を備えた戸車ユニット12,15に設けた例を示しているが、他の部位に設けるようにしてもよい。さらには、このような戸車13,16を戸板10の下端部に設けた態様に代えて、戸板10の下端部に設けられた突条や下端部自体が下レール7のガイド溝7aに係合してガイドされる態様等としてもよい。
また、本実施形態では、各緩衝機構14,17に、戸幅方向に伸縮するロッド状の作動アーム14a,17aを設けた構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、各緩衝機構14,17に、上下方向に伸縮するロッド状の作動アーム14a,17aを設けた構成としもよい。この場合は、ストッパー部8,9に、戸幅方向外方側に向かうに従い上るように傾斜する傾斜面を作用部として設けた態様としてもよい。または、各緩衝機構14,17に、戸厚方向に沿う軸廻りに回転する作動アーム14a,17aを設けた構成等としもよい。戸板10に設けられる緩衝機構14,17としては、その他、種々の変形が可能であり、また、各ストッパー部8,9の作用部8b,9bについても種々の変形が可能である。
In the present embodiment, the
Further, in the present embodiment, an example is shown in which the
1 引戸装置
4 開口枠
7 下レール
8 全閉側ストッパー部(ストッパー部)
9 全開側ストッパー部(ストッパー部)
10 戸板
14 全閉側緩衝機構(緩衝機構)
17 全開側緩衝機構(緩衝機構)
19 上ガイド部材
2 壁体
3 開口
1 Sliding
9 Fully open stopper (stopper)
10
17 Fully open side buffer mechanism (buffer mechanism)
19
Claims (3)
前記壁体の一方側の床側に配設され、前記戸板の下端側をガイドする下レールと、
該下レールの長手方向両端部に設けられ、前記戸板の全閉位置及び全開位置をそれぞれに規制する一対のストッパー部と、
前記壁体の一方側において全閉位置の前記戸板の戸幅内に納まる位置となるように配設され、前記戸板の上端側をガイドする上ガイド部材と、
前記戸板の下端部の戸幅方向両端部に、前記一対のストッパー部によって作動されるように設けられ、前記戸板を減速させる緩衝機構と、を備えていることを特徴とする引戸装置。 A sliding door device comprising a door plate slidably built along one surface of the wall so as to open and close an opening provided in the wall on one side in the wall thickness direction of the opening,
A lower rail disposed on the floor side on one side of the wall body and guiding the lower end side of the door plate;
A pair of stopper portions provided at both ends in the longitudinal direction of the lower rail, for regulating the fully closed position and the fully open position of the door plate, respectively;
An upper guide member that is disposed so as to be within a door width of the door plate in the fully closed position on one side of the wall body, and that guides the upper end side of the door plate;
A sliding door device comprising: a buffer mechanism that is provided at both ends of the lower end portion of the door plate in the door width direction so as to be operated by the pair of stopper portions and decelerates the door plate.
前記上ガイド部材は、全開位置の前記戸板の戸先側端部幅内に納まる位置となるように配設される構成とされていることを特徴とする引戸装置。 In claim 1,
The sliding door device according to claim 1, wherein the upper guide member is arranged so as to be located within a door end side end width of the door plate in a fully open position.
前記開口を区画する開口枠を更に備えており、
前記上ガイド部材は、前記開口枠に固定されることを特徴とする引戸装置。 In claim 1 or 2,
An opening frame that divides the opening;
The sliding door device, wherein the upper guide member is fixed to the opening frame.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015003829A JP2016130390A (en) | 2015-01-13 | 2015-01-13 | Sliding door device |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020016143A (en) * | 2018-07-11 | 2020-01-30 | 株式会社ベスト | Upper guide for sliding door and sliding door structure |
-
2015
- 2015-01-13 JP JP2015003829A patent/JP2016130390A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020016143A (en) * | 2018-07-11 | 2020-01-30 | 株式会社ベスト | Upper guide for sliding door and sliding door structure |
JP7297297B2 (en) | 2018-07-11 | 2023-06-26 | 株式会社ベスト | Upper guide for sliding door and sliding door structure |
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