JP2016129553A - 靴底用中敷 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイヒールやミドルヒールの如き踵側がつま先側より高い靴の靴底に装着され、歩行過程で中間領域にて渦流を確実且つ良好に生じさせることができ、足裏に対する衝撃の緩和効果及び押圧効果を十分に発揮させることができる靴底用中敷を提供する。【解決手段】つま先領域A、踵領域C及びそれらの間に位置する中間領域Bを有する中敷本体1と、つま先領域Aと中間領域Bとの間で液体を流動可能に封入し得る収容空間と、つま先領域A及び中間領域Bに区分けする第1堰部(2a、2b)と、液体を流動可能としたオリフィス部R1とを備え、ハイヒール等の踵側がつま先側より高い靴の靴底に装着される靴底用中敷であって、オリフィス部R1は、中間領域Bの側縁部内側に位置する土踏まず部Baに向かって開口し、つま先領域Aから中間領域Bに流入した液体が当該中間領域Bで渦流を生じ得るものである。【選択図】図3

Description

本発明は、ハイヒールやミドルヒール等、踵側がつま先側より高い靴の靴底に装着し得る靴底用中敷に関するものである。
靴底に装着して足裏へ付与される衝撃を緩和することを目的とした靴底用中敷(インソール)として、例えば特許文献1にて開示されたものが挙げられる。かかる文献で開示された靴底用中敷は、可撓性を有する被覆材の内部に液体を流動可能に封入したものから成り、衝撃の緩和に加え、液体の流動による被覆材の僅かな膨らみと、それによる押圧効果をも奏するよう構成されていた。
しかるに、上記の靴底用中敷は、被覆材にて形成された液体の収容空間が当該中敷の略全域に亘って単に1つ形成されているため、歩行時における液体の移動を理想的に設定することが困難となっており、足裏に対する衝撃の緩和効果及び押圧効果が十分でないという不具合があることから、従来技術として、例えば特許文献2にて開示された靴底用中敷が提案されるに至っている。
特開2000−197504号公報 特開2007−301275号公報
しかしながら、上記従来技術においては、スニーカーの如くつま先側から踵側に亘って略均等高さの靴の靴底に適用した場合、踵領域から中間領域に向かって流入する液体において渦流を生じさせ、足裏に対する衝撃の緩和効果及び押圧効果を発揮させ得るものの、ハイヒールやミドルヒールの如く踵側がつま先側より高い靴底に適用した場合、歩行過程において中間領域に渦流を生じさせるのが困難となってしまい、足裏に対する衝撃の緩和効果及び押圧効果を十分に発揮させることができないという問題があった。
すなわち、踵側がつま先側より高い靴底に靴底用中敷を装着すると、収容空間内の液体が重力によって常につま先領域側に移動した状態とされ、踵領域から中間領域に液体を流通させて渦流を生じさせることが困難とされるのである。また、ハイヒールやミドルヒールの如き靴を履いて歩行する際、スニーカーの如き靴を履いて歩行する場合とは異なり、つま先から着地した後、つま先にて蹴り上げることが多く、従来の如く踵領域を押圧して中間領域に液体を流入させて渦流を生じさせることが困難となっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ハイヒールやミドルヒールの如き踵側がつま先側より高い靴の靴底に装着され、歩行過程で中間領域にて渦流を確実且つ良好に生じさせることができ、足裏に対する衝撃の緩和効果及び押圧効果を十分に発揮させることができる靴底用中敷を提供することにある。
請求項1記載の発明は、靴底に装着可能とされるとともに、つま先領域、踵領域及びそれらの間に位置する中間領域のうち少なくともつま先領域及び中間領域を有する可撓性部材から成る中敷本体と、該中敷本体内に形成され、少なくとも前記つま先領域と中間領域との間で液体を流動可能に封入し得る収容空間と、前記収容空間を少なくとも前記つま先領域及び中間領域に区分けする堰部と、該堰部で区分けされた隣り合う領域間で、前記液体を流動可能としたオリフィス部とを備え、踵側がつま先側より高い靴の靴底に装着される靴底用中敷であって、前記つま先領域と中間領域とを区分けする堰部に形成されたオリフィス部は、前記中間領域の側縁部内側に位置する土踏まず部に向かって開口し、当該つま先領域から中間領域に流入した液体が当該中間領域で渦流を生じ得ることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の靴底用中敷において、前記中敷本体は、柔軟な合成樹脂シートから成ることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の靴底用中敷において、前記収容空間は、前記つま先領域及び中間領域に加えて前記踵領域にも形成されるとともに、当該中間領域と踵領域との間に形成されたオリフィス部は、前記中間領域に生じた渦流の液体が前記踵領域に流入するのを制限する方向に開口したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の靴底用中敷において、踵部には、前記収容空間が形成されず、弾性部材が形成されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、つま先領域と中間領域とを区分けする堰部に形成されたオリフィス部は、中間領域の側縁部内側に位置する土踏まず部に向かって開口し、当該つま先領域から中間領域に流入した液体が土踏まず部の側縁に沿って回りながら流れ、当該中間領域で渦流を生じ得るので、ハイヒールやミドルヒールの如き踵側がつま先側より高い靴の靴底に装着され、歩行過程で中間領域にて渦流を確実且つ良好に生じさせることができ、足裏に対する衝撃の緩和効果、及び渦流により中間領域を膨らませることによって押圧効果を十分に発揮させることができる。
請求項2の発明によれば、中敷本体は、柔軟な合成樹脂シートから成るので、ハイヒールやミドルヒールの如き踵側がつま先側より高い靴の靴底の形状に倣って良好に装着可能とされるとともに、液体の流動に伴って中敷本体の厚さ方向にスムーズに膨らみを持たせ、押圧効果を容易且つ確実に奏することができる。
請求項3の発明によれば、収容空間は、つま先領域及び中間領域に加えて踵領域にも形成されるとともに、当該中間領域と踵領域との間に形成されたオリフィス部は、中間領域に生じた渦流の液体が踵領域に流入するのを制限する方向に開口したので、中間領域で渦流を生じさせつつ踵領域の収容空間を中間領域の液体のバッファとして機能させることができる。
請求項4の発明によれば、踵部には、収容空間が形成されず、弾性部材が形成されたので、踵部に付与された衝撃を弾性部材にて確実に和らげることができる。
本発明の実施形態に係る靴底用中敷が適用される靴の断面模式図 同靴底用中敷における靴を履いた足との位置関係を示す平面図 同靴底用中敷を示す平面図 図3中IV−IV線断面図 本発明の第2の実施形態に係る靴底用中敷を示す平面図 本発明の第3の実施形態に係る靴底用中敷を示す平面図 本発明の第4の実施形態に係る靴底用中敷を示す平面図 本発明の他の実施形態に係る靴底用中敷を示す平面図 本発明の他の実施形態に係る靴底用中敷を示す平面図 本発明の他の実施形態に係る靴底用中敷を示す平面図 本発明の実施形態に係る靴底用中敷の技術的優位性を示す実験で使用された機器を示す模式図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
第1の実施形態に係る靴底用中敷は、図1に示すように、ハイヒールやミドルヒール等、踵側にヒールKbを有することで、踵側がつま先側より高い靴Kの靴底Kaに装着し得るもので、図2及び図3に示すように、中敷本体1と、該中敷本体1内に形成された収容空間と、第1堰部(2a、2b)及び第2堰部(3a、3b)と、オリフィス部(R1、R2)とを有して構成されている。なお、本実施形態に適用される靴Kとしてのハイヒールやミドルヒールは、ヒールKbの高さが6〜7cm以上(ハイヒール)、3.5〜5.5cm(ミドルヒール)のものを指し、ローヒール(ヒールKbの高さが3cm程度)及びフラットヒール(ヒールKbの高さが1.5cm以下)のものよりもヒールKbの高さが相対的に高いものをいう。
中敷本体1は、靴底に装着可能とされるとともに、つま先領域A、踵領域C及びそれらの間に位置する中間領域Bを有する可撓性部材から成るもので、図4に示すように、上側中敷本体1a及び下側中敷本体1bを接着又は溶着して内部に液体を封入して成る。これら上側中敷本体1a及び下側中敷本体1bは、靴底Raに装着可能なように当該靴底Raの形状に略倣った形状とされた2枚の可撓性部材(例えば弾性に富んで柔軟な合成樹脂シート)から成るものであり、それぞれを重ね合わせつつ互いの縁部を例えば熱溶着にて接着させることにより、内部に液体を液密に収容する収容空間が形成されている。
また、中敷本体1内に収容される液体は、多価アルコールの水溶液(例えば水とプロピレングリコール等を混合して得られた不凍液等)から成るものであり、当該多価アルコールが5(wt%)〜65(wt%)の水溶液、特に好ましくは30(wt%)〜60(wt%)の水溶液である。多価アルコールの粘度は、常温で1(CP)〜500(CP)の範囲であればよく、1(CP)〜100(CP)程度が好ましく、1(CP)〜60(CP)程度が更に好ましい。なお、中敷本体1内に収容される液体を水のみ(微量の添加物を含有するもの含む)或いは多価アルコールのみとしてもよい。
第1堰部2a、2b及び第2堰部3a、3bは、2枚の中敷本体1(上側中敷本体1a及び下側中敷本体1b)の所定部位を例えば熱溶着にて接着させ、当該中敷本体1が成す収容空間をつま先領域A、踵領域C及びそれらの間に位置する中間領域Bに区分けするものである。すなわち、中敷本体1が靴底Kaに装着された際のつま先部に相当する領域がつま先領域A、踵部に相当する領域が踵領域C、それらの中間の領域が中間領域Bとなるよう、第1堰部2a、2b(つま先領域Aと中間領域Bとを区分けする堰部)及び第2堰部3a、3b(中間領域Bと踵領域Cとを区分けする席部)が形成されているのである。
これら堰部2a、2b及び3a、3bは、上側中敷本体1a及び下側中敷本体1bの接着された縁部からそれぞれ内側に向かって延びるとともに、先端が離間してオリフィス部R1及びR2を構成している。これらオリフィス部R1及びR2は、堰部2a、2b及び3a、3bで区分けされた隣り合う領域間で内在する液体が流動するよう離間寸法が設定されており、つま先領域Aと中間領域Bとの間をオリフィス部R1を介して液体が流動し得るとともに、中間領域Bと踵領域との間をオリフィス部R2を介して液体が流動し得るようになっている。
ここで、本実施形態に係る靴底用中敷は、図2及び図3に示すように、つま先領域Aと中間領域Bとを区分けする第1堰部(2a、2b)に形成されたオリフィス部R1が、中間領域Bの側縁部内側に位置する土踏まず部Baに向かって開口し、当該つま先領域Aから中間領域Bに流入した液体が当該中間領域Bで渦流を生じ得るよう構成されている。すなわち、第1堰部2aの先端部が第1堰部2bの先端部より中敷本体1の長手方向において踵部側に位置することにより、オリフィス部R1の開口が中敷本体1の長手方向に対して側縁部内側の土踏まず部Baに偏向させており、歩行時につま先領域Aに荷重が付与されると、図3中矢印の如く液体が中間領域Bにおいて大きく渦巻き状に流動し、土踏まず部Baを膨らませ易くなっているのである。
しかるに、本実施形態の靴底用中敷が適用される靴Kの如く、ヒールKbを有することで踵側がつま先側より高いもの(ハイヒールやミドルヒール等)の場合、歩行過程において、通常、踵部とつま先部がほぼ同時に接地することにより体重を踵部とつま先部とで分担して受け、その後、体重移動によってつま先部で全体重を受けるようになっており、フラットヒールやローヒールの靴に比べて、つま先部で全体重を受ける時間が長い。
また、踵側がつま先側より高い靴Kにおいては、その靴底Kaに靴底用中敷を装着すると、踵領域C内の液体が重力によって中間領域B側に溜まり易くなっている。したがって、ハイヒールやミドルヒール等に適用する本実施形態においては、踵部がそれほど高くない靴に適用する場合に比べ、歩行過程において、つま先領域Aから中間領域Bに向かって液体が流入し易くなっており、この中間領域Bへの液体の流入時、土踏まず部Baに向かって液体を流入させて渦流を生じさせることにより当該土踏まず部Baを膨らませることができるのである。
なお、本実施形態においては、第2堰部3aの先端部が第2堰部3bの先端部より中敷本体1の長手方向においてつま先側に位置していることから、つま先領域Aから中間領域Bに流入した液体の一部が踵領域Cに流れ込み易くなっており、歩行過程で中間領域Bに生じる渦流の一部を踵領域C側に逃がすことができ、土踏まず部Baが過度に膨らんでしまうのを防止できるよう構成されている。
しかして、本靴底用中敷が装着された靴Kを履いて歩行する際、足裏接地時においてつま先領域Aに圧力が付与されると、オリフィス部R1から中間領域Bへ液体が流れ渦流を形成するので、土踏まず部Baにおける厚さ方向に中敷本体1が膨らむ。この膨らみにより、足裏の土踏まずと靴底用中敷の土踏まず部Baとの間の隙間が埋まり、体重移動がなされる際、当該土踏まず部Baにも体重による負荷が分散され、足裏全体で体重を支えることとなる。
したがって、歩行タイミングに合致して必要な部位への理想的な液体の移動を実現させることができるので、足裏に対する衝撃の緩和を図ることができるとともに、つま先領域Aから流動する液体が中間領域Bにおいて渦流を形成させるので、土踏まず部Baを厚み方向に一層膨らませることができ、足裏の土踏まずに対する押圧効果を十分に行わせることができる。
上記実施形態によれば、つま先領域Aと中間領域Bとを区分けする堰部(第1堰部2a、2b)に形成されたオリフィス部R1は、中間領域Bの側縁部内側に位置する土踏まず部Baに向かって開口し、当該つま先領域Aから中間領域Bに流入した液体が土踏まず部Baの側縁に沿って回りながら流れ、当該中間領域Bで渦流を生じ得るので、ハイヒールやミドルヒールの如き踵側がつま先側より高い靴Kの靴底Kaに装着され、歩行過程で中間領域Bにて渦流を確実且つ良好に生じさせることができ、足裏に対する衝撃の緩和効果及び押圧効果を十分に発揮させることができる。
また、中敷本体1は、柔軟な合成樹脂シートから成るので、ハイヒールやミドルヒールの如き踵側がつま先側より高い靴Kの靴底Kaの形状に倣って良好に装着可能とされるとともに、液体の流動に伴って中敷本体1の厚さ方向にスムーズに膨らみを持たせ、押圧効果を容易且つ確実に奏することができる。なお、つま先領域A、中間領域B及び踵領域Cは、任意の大きさ及び形状とすることができ、例えば図8に示すように、つま先領域Aを比較的大きく設定したものであってもよい。
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係る靴底用中敷は、第1の実施形態と同様、靴底に装着され得る中敷(インソール)から成るものであり、図5に示すように、中敷本体1と、該中敷本体1内に形成された収容空間と、第1堰部(2a、2b)及び第2堰部(3a、3b)と、オリフィス部(R1、R2)とを有して構成されている。なお、本実施形態に係る靴底用中敷は、第1の実施形態と同様、ハイヒールやミドルヒール等、踵側にヒールKbを有することで、踵側がつま先側より高い靴Kの靴底Kaに装着し得るものである(図1参照)。
本実施形態に係る靴底用中敷は、第1の実施形態と同様、つま先領域Aと中間領域Bとを区分けする第1堰部(2a、2b)に形成されたオリフィス部R1が、中間領域Bの側縁部内側に位置する土踏まず部Baに向かって開口し、当該つま先領域Aから中間領域Bに流入した液体が当該中間領域Bで渦流を生じ得るよう構成されている。すなわち、第1堰部2aの先端部が第1堰部2bの先端部より中敷本体1の長手方向において踵部側に位置することにより、オリフィス部R1の開口が中敷本体1の長手方向に対して側縁部内側の土踏まず部Baに偏向させており、歩行時につま先領域Aに荷重が付与されると、図5中矢印の如く液体が中間領域Bにおいて大きく渦巻き状に流動し、土踏まず部Baを膨らませ易くなっているのである。
ここで、本実施形態においては、第2堰部3bの先端部が第2堰部3aの先端部より中敷本体1の長手方向においてつま先側に位置していることから、中間領域Bと踵領域Cとの間に形成されたオリフィス部R2は、中間領域Bに生じた渦流の液体が踵領域Cに流入するのを制限する方向に開口している。これにより、つま先領域Aから中間領域Bに流入した液体が踵領域Cに流れてしまうのを抑制することができ、歩行過程で土踏まず部Baを確実に膨らませることができるよう構成されている。
上記実施形態によれば、つま先領域Aと中間領域Bとを区分けする堰部(第1堰部2a、2b)に形成されたオリフィス部R1は、中間領域Bの側縁部内側に位置する土踏まず部Baに向かって開口し、当該つま先領域Aから中間領域Bに流入した液体が土踏まず部Baの側縁に沿って回りながら流れ、当該中間領域Bで渦流を生じ得るので、ハイヒールやミドルヒールの如き踵側がつま先側より高い靴Kの靴底Kaに装着され、歩行過程で中間領域Bにて渦流を確実且つ良好に生じさせることができ、足裏に対する衝撃の緩和効果及び押圧効果を十分に発揮させることができる。
また、中敷本体1は、柔軟な合成樹脂シートから成るので、ハイヒールやミドルヒールの如き踵側がつま先側より高い靴Kの靴底Kaの形状に倣って良好に装着可能とされるとともに、液体の流動に伴って中敷本体1の厚さ方向にスムーズに膨らみを持たせ、押圧効果を容易且つ確実に奏することができる。なお、つま先領域A、中間領域B及び踵領域Cは、任意の大きさ及び形状とすることができ、例えば図9に示すように、つま先領域Aを比較的大きく設定したものであってもよい。
さらに、収容空間は、つま先領域A及び中間領域Bに加えて踵領域Cにも形成されるとともに、当該中間領域Bと踵領域Cとの間に形成されたオリフィス部R2は、中間領域Bに生じた渦流の液体が踵領域Cに流入するのを制限する方向に開口したので、中間領域Bで渦流を生じさせつつ踵領域Cの収容空間を中間領域Bの液体のバッファとして機能させることができる。
次に、本発明に係る第3の実施形態について説明する。
本実施形態に係る靴底用中敷は、第1の実施形態と同様、靴底に装着され得る中敷(インソール)から成るものであり、図6に示すように、中敷本体1と、該中敷本体1内に形成された収容空間と、第1堰部(2a、2b)及び第2堰部(3a、3b)と、オリフィス部(R1、R2)とを有して構成されている。なお、本実施形態に係る靴底用中敷は、第1、2の実施形態と同様、ハイヒールやミドルヒール等、踵側にヒールKbを有することで、踵側がつま先側より高い靴Kの靴底Kaに装着し得るものである(図1参照)。
本実施形態に係る靴底用中敷は、第1及び第2の実施形態と同様、つま先領域Aと中間領域Bとを区分けする第1堰部(2a、2b)に形成されたオリフィス部R1が、中間領域Bの側縁部内側に位置する土踏まず部Baに向かって開口し、当該つま先領域Aから中間領域Bに流入した液体が当該中間領域Bで渦流を生じ得るよう構成されている。すなわち、第1堰部2aの先端部が第1堰部2bの先端部より中敷本体1の長手方向において踵部側に位置することにより、オリフィス部R1の開口が中敷本体1の長手方向に対して側縁部内側の土踏まず部Baに偏向させており、歩行時につま先領域Aに荷重が付与されると、図6中矢印の如く液体が中間領域Bにおいて大きく渦巻き状に流動し、土踏まず部Baを膨らませ易くなっているのである。
ここで、本実施形態においては、中間領域Bと隣接した位置(踵部側)に緩衝領域Dが形成されている。かかる緩衝領域Dは、足裏の踵部Gに比べて小さい部位の収容空間から成るとともに、第2堰部3bの先端部が第2堰部3aの先端部より中敷本体1の長手方向においてつま先側に位置していることから、中間領域Bと緩衝領域Dとの間に形成されたオリフィス部R2は、中間領域Bに生じた渦流の液体が緩衝領域Dに流入するのを制限する方向に開口している。
これにより、つま先領域Aから中間領域Bに流入した液体が緩衝領域Dに流れてしまうのを抑制することができ、歩行過程で土踏まず部Baを確実に膨らませることができるとともに、歩行過程で中間領域Bに生じる渦流の一部を緩衝領域D側に逃がすことができ、土踏まず部Baが過度に膨らんでしまうのを防止できるよう構成されている。なお、踵部Gには、例えばウレタン、シリコン、ゴム、ゲル等の材料から成る弾性部材を形成するのが好ましく、当該弾性部材によって足裏の踵部Gに付与される衝撃を吸収することができる。
上記実施形態によれば、つま先領域Aと中間領域Bとを区分けする堰部(第1堰部2a、2b)に形成されたオリフィス部R1は、中間領域Bの側縁部内側に位置する土踏まず部Baに向かって開口し、当該つま先領域Aから中間領域Bに流入した液体が土踏まず部Baの側縁に沿って回りながら流れ、当該中間領域Bで渦流を生じ得るので、ハイヒールやミドルヒールの如き踵側がつま先側より高い靴Kの靴底Kaに装着され、歩行過程で中間領域Bにて渦流を確実且つ良好に生じさせることができ、足裏に対する衝撃の緩和効果及び押圧効果を十分に発揮させることができる。
また、中敷本体1は、柔軟な合成樹脂シートから成るので、ハイヒールやミドルヒールの如き踵側がつま先側より高い靴Kの靴底Kaの形状に倣って良好に装着可能とされるとともに、液体の流動に伴って中敷本体1の厚さ方向にスムーズに膨らみを持たせ、押圧効果を容易且つ確実に奏することができる。なお、つま先領域A、中間領域B及び緩衝領域Dは、任意の大きさ及び形状とすることができ、例えば図10に示すように、つま先領域Aを比較的大きく設定したものであってもよい。
さらに、収容空間は、つま先領域A及び中間領域Bに加えて緩衝領域Dにも形成されるとともに、当該中間領域Bと緩衝領域Dとの間に形成されたオリフィス部R2は、中間領域Bに生じた渦流の液体が緩衝領域Dに流入するのを制限する方向に開口したので、中間領域Bで渦流を生じさせつつ緩衝領域Dの収容空間を中間領域Bの液体のバッファとして機能させることができる。
次に、本発明に係る第4の実施形態について説明する。
本実施形態に係る靴底用中敷は、第1の実施形態と同様、靴底に装着され得る中敷(インソール)から成るものであり、図7に示すように、中敷本体1と、該中敷本体1内に形成された収容空間と、堰部2a、2bと、オリフィス部R1とを有して構成されている。なお、本実施形態に係る靴底用中敷は、第1〜3の実施形態と同様、ハイヒールやミドルヒール等、踵側にヒールKbを有することで、踵側がつま先側より高い靴Kの靴底Kaに装着し得るものである(図1参照)。
本実施形態に係る靴底用中敷は、第1〜3の実施形態と同様、つま先領域Aと中間領域Bとを区分けする堰部(2a、2b)に形成されたオリフィス部R1が、中間領域Bの側縁部内側に位置する土踏まず部Baに向かって開口し、当該つま先領域Aから中間領域Bに流入した液体が当該中間領域Bで渦流を生じ得るよう構成されている。すなわち、堰部2aの先端部が堰部2bの先端部より中敷本体1の長手方向において踵部側に位置することにより、オリフィス部R1の開口が中敷本体1の長手方向に対して側縁部内側の土踏まず部Baに偏向させており、歩行時につま先領域Aに荷重が付与されると、図7中矢印の如く液体が中間領域Bにおいて大きく渦巻き状に流動し、土踏まず部Baを膨らませ易くなっているのである。
ここで、本実施形態においては、足裏の踵部Gには、収容空間が形成されず、弾性部材Hが形成されている。かかる弾性部材Hは、ウレタン、シリコン、ゴム、ゲル等から成るものが好ましく、当該弾性部材Hによって足裏の踵部Gに付与される衝撃を吸収することができる。弾性部材Hは、靴底用中敷に接着されたものであってもよく、靴底内において足裏の踵部Gに相当する部位に単に載置されたものであってもよい。
これにより、歩行過程において、踵部Gに付与された衝撃を弾性部材Hにて吸収し得るとともに、足裏接地時においてつま先領域Aに圧力が付与されると、オリフィス部R1から中間領域Bへ液体が流れ渦流を形成するので、土踏まず部Baにおける厚さ方向に中敷本体1が膨らみ、足裏の土踏まずに対する押圧効果を十分に行わせることができる。本実施形態によれば、踵部Gには、収容空間が形成されず、弾性部材Hが形成されたので、踵部に付与された衝撃を弾性部材Hにて確実に和らげることができる。
次に、上記靴底用中敷の効果を実証するための実験結果について説明する。
本実験においては、図11に示すように、ヒールKbの高さが5cm、サイズ24cmの婦人用パンプスK(ミドルヒール)の靴底Kaに本靴底用中敷I(具体的には、第1の実施形態と同一形状の靴底用中敷であって、中敷本体1の材質がポリ塩化ビニル、厚さが0.6mm、収容空間に封入される液体がプロピレングリコール40%含有の水とされたもの)を装着し、その上に薄革シートL及びセンサシートSを順に積層しておいた。このセンサシートは、足裏接地面積と、足裏圧力を計測することができるFスキャン((株)ニッタ製)と称されるものである。
そして、健常者9名の被験者に靴底用中敷Iを装着した靴Kと靴底用中敷Iを装着させない靴Kをそれぞれ履かせ、トレッドミル上を速度60m/分程度で歩行させることにより、靴底用中敷Iを装着した場合の足裏接地面積及び足裏圧力、靴底用中敷Iを装着しない場合の足裏接地面積及び足裏圧力のそれぞれの測定値を得るとともに、被験者9名の測定値の平均値を算出することとした。以下にその結果を示す。
靴底用中敷Iを装着しない場合をA、靴底用中敷Iを装着した場合をBとすると、足裏全面接触面積は、Aが64.4cm、Bが93.5cmであり、B/Aが1.5であった。また、土踏まず部Baでの足裏接地面積は、Aが2.5cm、Bが18.3cmであり、B/Aが13.1であった。さらに、踵部接地時の最大足圧は、Aが214.6kPa、Bが131.7kPaであり、B/Aが0.67であった。またさらに、つま先部離地時の最大足圧は、Aが365.3kPa、Bが323.9kPaであり、B/Aが0.98であった。
上記結果より、土踏まず部Baでの足裏接地面積は、靴底用中敷Iを装着した場合の方が装着しない場合よりも10倍以上となっており、土踏まず部Baを液体が支える効果が極めて高いことが分かる。また、踵部接地時の最大足圧は、靴底用中敷Iを装着した場合が装着しない場合の67%となっており、ヒールKbの高さが5cmでありながら、液体が踵部まで上昇し、踵部での最大足圧を約30%低下させていることが分かる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されず、例えば中敷本体1の材質や収容空間内に封入する液体の種類等を任意変更することができる。また、少なくともつま先領域Aと中間領域Bとの間で液体を流動可能に封入し得る収容空間と、収容空間を少なくともつま先領域A及び中間領域Bに区分けする堰部とを有するものであれば、踵領域Cの有無は勿論、踵部Gに種々の緩衝材(例えば、つま先領域A及び中間領域に封入したものとは別の液体や空気等の気体)を付加するものとしてもよい。
つま先領域と中間領域とを区分けする堰部に形成されたオリフィス部が、中間領域の側縁部内側に位置する土踏まず部に向かって開口し、当該つま先領域から中間領域に流入した液体が当該中間領域で渦流を生じ得る靴底用中敷であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 中敷本体
2a、2b 第1堰部
3a、3b 第2堰部
A つま先領域
B 中間領域
C 踵領域
K 靴(ハイヒール又はミドルヒール)

Claims (4)

  1. 靴底に装着可能とされるとともに、つま先領域、踵領域及びそれらの間に位置する中間領域のうち少なくともつま先領域及び中間領域を有する可撓性部材から成る中敷本体と、
    該中敷本体内に形成され、少なくとも前記つま先領域と中間領域との間で液体を流動可能に封入し得る収容空間と、
    前記収容空間を少なくとも前記つま先領域及び中間領域に区分けする堰部と、
    該堰部で区分けされた隣り合う領域間で、前記液体を流動可能としたオリフィス部と、
    を備え、踵側がつま先側より高い靴の靴底に装着される靴底用中敷であって、
    前記つま先領域と中間領域とを区分けする堰部に形成されたオリフィス部は、前記中間領域の側縁部内側に位置する土踏まず部に向かって開口し、当該つま先領域から中間領域に流入した液体が当該中間領域で渦流を生じ得ることを特徴とする靴底用中敷。
  2. 前記中敷本体は、柔軟な合成樹脂シートから成ることを特徴とする請求項1記載の靴底用中敷。
  3. 前記収容空間は、前記つま先領域及び中間領域に加えて前記踵領域にも形成されるとともに、当該中間領域と踵領域との間に形成されたオリフィス部は、前記中間領域に生じた渦流の液体が前記踵領域に流入するのを制限する方向に開口したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の靴底用中敷。
  4. 踵部には、前記収容空間が形成されず、弾性部材が形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の靴底用中敷。
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