JP2016126207A - ベルト、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、表面に溝が形成されていないベルトに比べて、特定装置においてベルトとして用いた場合、透明ベルトを透過する光の光量の減少を低減することを目的とする。ここで、特定装置は、透明かつ無端状であって、回転するベルトの表面に潤滑液が付着された状態で、光源からの光をベルトを介して被照射物に照射する装置をいう。【解決手段】ベルト52は、透明かつ無端状であって、内周面又は外周面に溝Dが形成されており、前記内周面又は外周面に潤滑液Oが付着された状態で、光LBを前記内周面及び前記外周面を介して被照射物Tに照射する装置20に用いられる。【選択図】図4

Description

本発明は、ベルト、定着装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、レーザ光が透過可能な透過部3aを回転させる回転部材3と、回転部材3とで記録媒体1を加圧しながら搬送する対向部材4と、回転部材3内に設けられ、レーザ光を照射するレーザ光照射装置5と、を備えた定着装置40が記載されている。そして、特許文献1の定着装置40は、レーザ光照射装置5によりレーザ光を記録媒体1上の画像に透過部3aを介して照射し、画像を加熱溶融した後に、回転部材3と対向部材4とにより画像を記録媒体に加圧して定着することが記載されている。
特開2011−128223号公報
本発明は、表面に溝が形成されていないベルトに比べて、特定装置においてベルトとして用いた場合、透明ベルトを透過する光の光量の減少を低減することを目的とする。ここで、特定装置は、透明かつ無端状であって、回転するベルトの表面に潤滑液が付着された状態で、光源からの光をベルトを介して被照射物に照射する装置をいう。
請求項1のベルトは、透明かつ無端状であって、内周面又は外周面に溝が形成されており、前記内周面又は前記外周面に潤滑液が付着された状態で、光源からの光を前記内周面及び前記外周面を介して被照射物に照射する装置に用いられる。
請求項2のベルトは、請求項1記載のベルトにおいて、前記内周面又は前記外周面には、前記ベルトの幅方向に沿った断面において曲面状に突出している凸部が連続して並べられ、前記溝は、隣接する前記凸部によって形成されている。
請求項3の定着装置は、軸周りに回転し、前記内周面に潤滑液が付着されている請求項1又は2記載のベルトと、前記軸方向から見て、一端に前記内周面に最も近い頂部を有する曲面が形成され、前記曲面に入射した光を前記被照射物としての被定着物に集光するレンズと、前記ベルトを挟んで前記レンズの他端とで前記ベルトとともにニップを形成する形成部材と、前記ベルトにおける前記曲面に対向する部位の外周面に、前記被定着物に集光される光を入射させる光源と、を備えている。
請求項4の定着装置は、軸周りに回転し、前記内周面に潤滑液が付着されている請求項1又は2記載のベルトと、前記軸方向から見て、一端に前記内周面に最も近い頂部を有する曲面が形成され、前記曲面に入射した光を前記被照射物としての被定着物に集光するレンズと、前記ベルトを挟んで前記レンズの他端とで前記ベルトとともにニップを形成する形成部材と、前記ベルトにおける前記曲面に対向する部位の外周面であって前記頂部に対向する部位の外周面よりも前記ベルトの回転方向下流側に、前記他端で集光される光を入射させる光源と、を備えている。
請求項5の定着装置は、軸周りに回転し、前記内周面に潤滑液が付着されている請求項1又は2記載のベルトと、前記軸方向から見て、一端に前記内周面に最も近い頂部を有する曲面が形成され、前記曲面に入射した光を前記被照射物としての被定着物に集光するレンズと、前記ベルトを挟んで前記レンズの他端とで前記ベルトとともにニップを形成する形成部材と、前記ベルトにおける前記頂部に対向する部位の外周面又は前記ベルトにおける前記曲面に対向する部位の外周面であって前記外周面よりも前記ベルトの回転方向下流側の部位に、前記軸方向から見て前記他端で集光される光であって、前記軸に直角の方向から見て前記軸に対して傾斜する方向に進行する光を入射させる光源と、を備えている。
請求項6の定着装置は、請求項3〜6の何れか1項記載の定着装置において、前記外周面を押圧して、前記内周面を前記曲面における前記頂部よりも前記ベルトの回転方向下流側の部位に押付ける押付部材、を備えている。
請求項7の画像形成装置は、媒体に前記被照射物としての現像剤で現像剤像を形成する形成手段と、前記現像剤に光を照射して前記現像剤を前記媒体に定着させる請求項3〜6の何れか1項記載の定着装置と、を備えている。
請求項1のベルトは、表面に溝が形成されていないベルトに比べて、特定装置においてベルトとして用いた場合、透明ベルトを透過する光の光量の減少を低減することを目的とする。ここで、特定装置は、透明かつ無端状であって、回転するベルトの表面に潤滑液が付着された状態で、光源からの光をベルトを介して被照射物に照射する装置をいう。
請求項2のベルトは、開口縁が角を構成している溝が形成されているベルトに比べて、特定装置にベルトとして用いた場合、透明ベルト透過する光の光量を低減することができる。
請求項3の定着装置は、内周面に溝の形成されていないベルトを備えた定着装置に比べて、透明ベルトの軸方向での光の集光のばらつきを低減することができる。
請求項4の定着装置は、ベルトにおけるレンズの一端に形成されている曲面が有する頂部に対向する部位の外周面に光を入射させて他端で集光する定着装置に比べて、タイミングによる光の集光のばらつきを抑制することができる。
請求項5の定着装置は、内周面に溝の形成されていないベルトを備えた定着装置に比べて、透明ベルトの軸方向での光の集光のばらつきを抑制することができる。
請求項6の定着装置は、ベルトの外周面を押圧して、ベルトの内周面をレンズの曲面における頂部よりもベルトの回転方向の下流側の部位に押付ける押付部材を備えていない定着装置に比べて、透明ベルトの軸方向での光の集光のばらつきを抑制することができる。
請求項7の画像形成装置は、ベルトの内周面に溝が形成されていない定着装置を備えた画像形成装置に比べて、定着不良を抑制することができる。
第1実施形態の画像形成装置を示す概略図(正面図)である。 第1実施形態の画像形成装置を構成する定着装置を示す概略図(正面図)である。 第1実施形態の定着装置を構成する透明ベルトの層構成を示す部分断面図である。 第1実施形態の定着装置を構成する透明ベルトの概略図(斜視図)である。 (A)は第1実施形態の透明ベルトの部分断面図、(B)はレンズの頂部を透明ベルトが軸周りに回転している状態でのレンズの頂部周辺の部分断面図を示す。 第1実施形態の定着装置を構成する光照射部が透明ベルトに光を照射している状態を示す概略図(側面図)を示す。 比較形態の定着装置における透明ベルトを上側から見た透視図であって、透明ベルトにおける光の入射部位とレンズの頂部付近にオイルが到達して不均一に付着している状態を示す模式図である。 第1実施形態の定着装置における透明ベルトを上側から見た透視図であって、透明ベルトにおける光の入射部位とレンズの頂部付近にオイルが到達して頂部を通過し均一に付着している状態を示す模式図である。 第1実施形態の透明ベルトの変形例(第1変形例)の透明ベルトの部分断面図である。 第1実施形態の透明ベルトの変形例(第2変形例)の透明ベルトと、当該透明ベルトに入射する光の経路を示す部分断面図である。 第2実施形態の画像形成装置を構成する定着装置を示す概略図(正面図)である。 第2実施形態の定着装置を構成する加熱部の一部を示す概略図(正面図)であって、破線で挟まれた部位は、透明ベルトが軸周りに回転する際、透明ベルトの上下方向の振幅を示す図である。 第3実施形態の画像形成装置を構成する定着装置を示す概略図(正面図)である。 第4実施形態の画像形成装置を構成する定着装置を示す概略図(正面図)である。 (A)、(B)及び(C)は、第1〜第4実施形態の定着装置を構成する透明ベルトの変形例の概略図(斜視図)である。 比較形態の定着装置を構成する透明ベルトの概略図(斜視図)である。
≪概要≫
以下、発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)である4つの実施形態(第1〜第4実施形態)について、図面を参照しつつ説明する。
以下の説明では、図面に矢印X及び矢印−Xで示す方向を装置幅方向、図面に矢印Y及び矢印−Yで示す方向を装置高さ方向とする。また、装置幅方向及び装置高さ方向のそれぞれに直交する方向(矢印Z及び矢印−Z方向)を装置奥行き方向とする。さらに、装置幅方向、装置高さ方向及び装置奥行き方向についてそれぞれの一方側と他方側とを区別する必要がある場合には、矢印X側を一方側、矢印−X側を他方側とし、矢印Y側を上側、矢印−Y側を下側とし、矢印Z側を奥側、矢印−Z側を手前側とする。ここで、装置奥行き方向は、軸方向の一例である。
≪第1実施形態≫
[概要]
以下、本実施形態について説明する。まず、本実施形態の画像形成装置10の全体構成について説明する。次いで、本実施形態の定着装置20の構成について説明する。次いで、本実施形態の画像形成装置10の動作について説明する。次いで、本実施形態の作用について説明する。
[画像形成装置の全体構成]
画像形成装置10は、図1に示されるように、搬送部12と、トナー画像形成部14と、制御部16と、定着装置20と、を含んで構成される電子写真方式の画像形成装置とされている。搬送部12は、媒体Pを搬送する機能を有する。トナー画像形成部14は、帯電、露光、現像、転写の各工程を行って、搬送される媒体P上にトナーTで構成されるトナー像Gを形成する機能を有する。制御部16は、画像形成装置10を構成する制御部16以外の各部を制御する機能を有する。定着装置20は、トナー像Gを媒体P上に定着する機能を有する。ここで、トナーTは、現像剤の一例、被照射物及び被定着物の一例である。トナー像Gは、現像剤像の一例である。トナー画像形成部14は、形成手段の一例である。
[定着装置]
定着装置20は、図2に示されるように、加熱部30と、加圧部40と、を含んで構成されている。ここで、定着装置20は、「発明が解決しようとする課題」の欄及び「発明の効果」の欄において説明した特定装置の一例である。
〔加熱部〕
加熱部30は、トナー画像形成部14により媒体P上に形成されたトナー像Gを、加熱する機能を有する。加熱部30は、本体50と、光照射部60と、備えている。
〈本体〉
本体50は、透明ベルト52と、キャップ(図示省略)と、ギア(図示省)と、レンズ54と、ガイド部56と、潤滑液供給部58(以下、供給部58という。)と、を備えている。ここで、透明ベルト52は、ベルトの一例である。
(透明ベルト)
透明ベルト52は、無端状(筒状)とされており、その軸(図4の一点鎖線CL)が装置奥行き方向に沿った状態で配置されている。また、透明ベルト52の装置奥行き方向手前側の端部にはキャップ(図示省略)がはめ込まれ、装置奥行き方向奥側の端部にはギア(図示省略)が嵌め込まれている。そして、ギア(図示省略)が駆動源(図示省略)により軸(自らの軸)周りに回転されることに伴い、透明ベルト52は、軸周りに(図中矢印R1方向に)回転するようになっている。なお、透明ベルト52は、後述する筒体42が軸周りに回転することに伴い、筒体42に従動して軸周りに回転するようになっている。そして、上記駆動源は、透明ベルト52の周速が筒体42の周速と同等となるように、透明ベルト52を駆動させる機能(筒体42による透明ベルト52の従動回転を補助する機能)を有する。そのため、上記駆動源が透明ベルト52を回転させる駆動トルクは、筒体42を回転させる駆動源(図示省略)が筒体42を回転させる駆動トルクよりも小さい。
透明ベルト52は、後述する光照射部60が照射する光LB(レーザ光)の一部を透過するように構成されている。本実施形態では、透明ベルト52における光照射部60が照射する光LBの透過率(透明ベルト52の外周面から入射した光LBのうち透明ベルト52を通過して内周面から出射する光LBの百分率)は、一例として95%とされている。
透明ベルト52は、図3に示されるように、その内周側から外周側に亘って、基材層52Aと、基材層52に積層されている弾性層52Bと、弾性層52Bに積層されている離型層52Cとの3層で構成されている。なお、基材層52Aは透明ベルト52に必要な強度を維持させ、弾性層52Bは透明ベルト52に弾性体としての性質を持たせ、離型層52Cは媒体P上の加熱されたトナーTが透明ベルト52にオフセットし難くする機能を有する。
また、透明ベルト52の内周面には、図4及び図5(A)及び(B)に示されるように、透明ベルト52の周方向全周に亘って透明ベルト52の内側(軸CL側)に突出している曲面状の凸部CSが、複数形成されている。各凸部CSの縁は、透明ベルト52を軸CL全体を含む仮想平面で切った断面で見ると、図5(A)及び(B)に示されるように、透明ベルト52の内側に突出し、軸CLに最も近い頂部CS1を有する曲線を形成している。そして、各凸部CSは、透明ベルト52の軸方向に連続して並んでいる。換言すると、各凸部CSは、透明ベルト52の周方向全周に亘り、透明ベルト52の内側に曲面状に突出している。そして、各凸部CSは、透明ベルト52の軸方向で隣接する他の凸部CSと連続して並べられている。
また、隣接する凸部CSの頂部CS1同士の間には、図4及び図5(A)及び(B)に示されるように、溝Dが形成されている。各溝Dは、前述の凸部CSとの関係から、透明ベルト52の全周に亘って形成されている。なお、凸部CSの装置奥行き方向の幅は一例として50μm以上100μm以下、凸部CSの高さ(装置高さ方向における隣接する凸部CSの境界から凸部CSの頂部CS1までの距離)は一例として10μm以上30μm以下とされている。本実施形態では、凸部CSの装置奥行き方向の幅は一例として50μm、凸部CSの高さは一例として20μmとされている。
(レンズ)
レンズ54は、図2に示されるように、装置奥行き方向から見て、一端に入射した光LBを他端で集光する機能を有する。
レンズ54は、透明ベルト52内に配置されている。レンズ54は、装置奥行き方向から見ると長尺とされており、その長手方向が装置高さ方向に沿った状態で配置されている。また、レンズ54は、装置幅方向から見ると長尺とされており、その長手方向が装置奥行き方向に沿った状態で配置されている(図示省略)。
レンズ54の装置高さ方向上側の端部(一端)には、透明ベルト52の内周面に最も近い頂部TS1を有する、装置高さ方向上側に突出している曲面54Aが形成されている。また、レンズ54の装置高さ方向下側の端部(他端)には、装置高さ方向下側に突出している曲面54Bが形成されている。そして、頂部TS1には、後述するシリコーンオイルOを介して透明ベルト52の内周面(内周面のうち溝D以外の部分)が接触するようになっている。別の見方をすれば、頂部TS1における透明ベルト52の溝Dに対向する部位は、透明ベルト52と隙間を形成している。また、レンズ54の曲面54Bには、シリコーンオイルOを介して透明ベルト52が巻き掛けられている。なお、曲面54Aの曲率は、曲面54Bの曲率よりも大きい。また、レンズ54における装置奥行き方向から見た短手方向の両端には、装置高さ方向に沿った平面54Cが形成されている。
また、レンズ54は、装置奥行き方向から見ると、頂部TS1を通る装置高さ方向に沿った仮想直線(図中の一点鎖線)に対して線対称とされている。
以上のような構成とされているため、レンズ54は、装置奥行き方向から見ると、装置高さ方向を進行方向し、曲面54Aに入射する光LBを、曲面54Bの中心部分TS2(図中の一点鎖線と重なる部分をいう。)に集光するようになっている。また、レンズ54の曲面54A及び曲面54Bは、透明ベルト52の内周面と摺動する。
(ガイド部)
ガイド部56は、図2に示されるように、装置幅方向両側からレンズ54を挟んで支持する機能と、軸周りに回転する透明ベルト52が筒状のまま回転するようにガイドする機能と、を有する。ガイド部56は、第1ガイド部56Aと、第2ガイド部56Bと、を備えている。第1ガイド部56A及び第2ガイド部56Bは、何れも長尺とされており、それらの長手方向が装置奥行き方向に沿った状態で、透明ベルト52内に配置されている。
第1ガイド部56Aの装置幅方向一方側(−X方向側)には、装置奥行き方向から見ると、装置高さ方向に沿う平面56A1が形成されている。また、第1ガイド部56Aの装置幅方向他方側(X方向側)には、装置奥行き方向から見ると、装置奥行き方向他方側に突出する湾曲面56A2が形成されている。
第2ガイド部56Bの装置幅方向一方側には、装置奥行き方向から見ると、装置奥行き方向一方側に突出する湾曲面56B2が形成されている。また、第2ガイド部56Bの装置幅方向他方側には、装置奥行き方向から見ると、装置高さ方向に沿う平面56B1が形成されている。なお、湾曲面56B2には、装置幅方向一方側に開口する凹部56B3が装置奥行き方向全域に亘って形成されている。凹部56B3には、後述する供給部58が収容されている。
また、平面56A1及び平面56B1の短手方向の幅は、レンズ54の平面54Cの短手方向の幅と同等されている。そして、ガイド部56は、第1ガイド部56Aの平面56A1の全域がレンズ54の装置幅方向他方側の平面54C全域に重なり、第2ガイド部56Bの平面56B1の全域がレンズ54の装置幅方向一方側の平面54C全域に重なった状態で、レンズ54を支持している。
なお、第1ガイド部56Aの湾曲面56A2及び第2ガイド部56Bの湾曲面56B2の曲率は、レンズ54の曲面54Aの曲率よりも小さい。そのため、装置奥行き方向から見て、湾曲面56A2と曲面54Aとの境界及び湾曲面56B2と曲面54Aとの境界は、不連続な曲面で繋がっている。これに対して、第1ガイド部56Aの湾曲面56A2及び第2ガイド部56Bの湾曲面56B2の曲率は、レンズ54の曲面54Bの曲率と同等とされている。そのため、装置奥行き方向から見て、湾曲面56A2と曲面54Bとの境界及び湾曲面56B2と曲面54Bとの境界は、連続な曲面で繋がっている。
(供給部)
供給部58は、透明ベルト52の内周面に、シリコーンオイルO(図7及び図8参照)を供給する機能を有する。ここで、シリコーンオイルOは、潤滑液の一例である。なお、シリコーンオイルOは、レンズ54の曲面54Bと、軸周りに回転する透明ベルト52の内周面との間に介在することで、レンズ54の曲面54Bに対する透明ベルト52の滑り性を向上させるため(摩擦を低減させるため)のものである。また、シリコーンオイルOは、光LBを透過させることができる。
供給部58は、長尺とされている。そして、供給部58は、図2に示されるように、その長手方向が装置奥行き方向に沿った状態で、第2ガイド部56Bに形成された凹部56B3内に一部がはみ出した状態で収容されている。また、供給部58における凹部56B3からはみ出した部位が、透明ベルト52の内周面に接触している。本実施形態の供給部58は、一例としてフェルト材で構成されており、フェルト材にはシリコーンオイルOが含浸されている。そのため、供給部58は、含浸されているシリコーンオイルOを透明ベルト52の内周面における供給部58が接触する部位に供給するようになっている。その結果、供給部58に含浸されているシリコーンオイルOは、透明ベルト52が軸周りに回転することで、透明ベルト52の内周面全域に供給されるようになっている。
〈光照射部〉
光照射部60は、媒体P上に形成されたトナー像Gを加熱するための光LBを照射する機能を有する。光照射部60は、図2及び図6に示されるように、レーザアレイ62と、コリメートレンズ64と、を備えている。本実施形態の加熱部30では、光照射部60が、装置奥行き方向に沿って、複数配列されている。各光照射部60は、透明ベルト52の上側に配置されている。また、各レーザアレイ62は、装置奥行き方向に沿って、光源66が複数個配列されて構成されている。
光源66は、図2に示されるように、装置奥行き方向から見ると、透明ベルト52におけるレンズ54の頂部TS1に対向する部位の外周面に、装置高さ方向に沿って進行する光LBを入射させるようになっている。具体的には、光源66は、光LBの光軸(図中一点鎖線)が装置奥行き方向から見てレンズ54の頂部TS1に重なる位置に配置されている。
また、光源66は、図6に示されるように、装置幅方向から見ると、装置高さ方向に進行する光LB(図中の一点鎖線)と、装置高さ方向に対して傾斜する方向に進行する光LB(図中の破線)とを、透明ベルト52の外周面に入射させるようになっている。ここで、装置幅方向から見て装置高さ方向に対して傾斜する方向は、透明ベルト52の軸に対して傾斜する方向の一例である。なお、各光照射部60は、隣接する光照射部60のうち一の光照射部60の光源66が照射する光LBと、他の光照射部60の光源66が照射する光LBとが、透明ベルト52の外周面に重なって入射するように、配列されている。
〔加圧部〕
加圧部40は、図2に示されるように、透明ベルト52を挟んでレンズ54の曲面54Bの反対側で透明ベルト52の外周面に接触して透明ベルト52とともにニップNを形成する機能を有する。そして、加圧部40は、ニップNに搬送される媒体P上のトナー像Gを透明ベルト52とともに加圧する機能を有する。ここで、加圧部40は、形成部材の一例である。
加圧部40は、筒体42と、キャップ(図示省略)と、ギア(図示省略)と、を備えている。筒体42は、装置奥行き方向に沿って配置されている。また、筒体42の装置奥行き方向手前側の端部にはキャップ(図示省略)がはめ込まれ、装置奥行き方向奥側の端部にはギア(図示省略)が嵌め込まれている。そして、ギア(図示省略)が駆動源(図示省略)により軸(自らの軸)周りに回転されることに伴い、筒体42は、軸周りに(図中矢印R2方向に)回転するようになっている。
筒体42は、変形可能に構成されており、透明ベルト52を挟んだレンズ54の曲面54Bの反対側の部位において、接触する透明ベルト52が食い込んだ状態で、ニップNを形成している。また、ニップNは、曲面54Bの中心部分TS2に対向する透明ベルト52の外周面の部位を含んで形成されている。そのため、筒体42が媒体Pを加圧する部位には、光源66が照射した光LBが集光するように構成されている。
〔補足〕
以上の説明では、定着装置20の構成要素に分けて、定着装置20の構成を説明した。ここでは、定着装置20の構成要素間の関係について、補足する。
〈補足1〉
前述のとおり、レンズ54の曲面54Aが有する頂部TS1は、透明ベルト52の内周面に最も近い。別の見方をすれば、曲面54Aにおける頂部TS1以外の部位は、透明ベルト52の内周面と隙間を形成している。ここで、図2に示されるように、透明ベルト52における頂部TS1と対向する部位に対して、透明ベルト52の回転方向上流側の隙間を隙間GA1といい、透明ベルト52の回転方向下流側の隙間を隙間GA2という。
〈補足2〉
前述のとおり、供給部58に含浸されているシリコーンオイルOは、透明ベルト52が軸周りに回転することで、透明ベルト52の内周面全域に供給されるようになっている。そのため、透明ベルト52は、その内周面にシリコーンオイルOが付着されている状態で、軸周りに回転するようになっている。
〈補足3〉
透明ベルト52を別言すると、透明ベルト52は、透明かつ無端状であって、内周面に溝Dが形成されており、内周面に潤滑液Oが付着された状態で、外周面から入射する光LBを、内周面と摺動するレンズ54によって外周面における光LBの入射位置とは異なる周方向R1の位置に押し付けられる媒体P上の現像剤像Gに集光する装置20に用いられるものとされる。
以上が、本実施形態の画像形成装置10の構成及び定着装置20の構成についての説明である。
[画像形成装置の動作]
次に、本実施形態の画像形成装置10の動作について、図面を参照しつつ説明する。
画像形成指令を受けた制御部16は、搬送部12、トナー画像形成部14及び定着装置20を作動させる。そうすると、トナー画像形成部14では、帯電、露光、現像、転写の各工程が行われ、搬送部12により搬送される媒体P上にトナー像Gが形成される。そして、トナー像Gが形成された媒体Pは、搬送部12により定着装置20に向けて搬送される。トナー像Gが形成された媒体Pは、定着装置20における透明ベルト52と筒体42とにより形成されるニップNを通過する。その際、媒体P上のトナー像Gは、筒体42により加圧される。また、前述のとおり、筒体42が媒体Pを加圧する部位には光源66が照射した光LBが集光するように構成されていることから、媒体P上のトナー像Gは、ニップNを通過する期間のうちの一部の期間、レンズ54の曲面54Bに集光される光LBにより加熱される。これにより、ニップNを通過した媒体P上のトナー像Gは、媒体Pに定着される。トナー像Gが定着された媒体Pは、画像形成装置10の外に排出されて、画像形成装置10の動作が終了する。
以上が、画像形成装置10の動作についての説明である。
[作用]
次に、本実施形態の作用について図面を参照しつつ説明する。
〔透明ベルトの内周面に溝が形成されていることに基づく作用〕
以下、本実施形態の透明ベルト52の内周面に溝Dが形成されていることに基づく作用について説明する。ここでは、本実施形態と、以下に説明する比較形態とを比較して、本実施形態の作用を説明する。なお、比較形態において、本実施形態の画像形成装置10と同様の構成要素を用いる場合、その構成要素等の符号等をそのまま用いて説明する。
比較形態の透明ベルト52Dの内周面には、図7及び図16に示されるように、溝Dが形成されていない。比較形態の透明ベルト52Dは、この点以外は、本実施形態の透明ベルト52と同様の構成とされている。また、比較形態の定着装置20Aは、本実施形態の透明ベルト52に換えて透明ベルト52Dを備えている点以外、本実施形態の定着装置20と同様の構成とされている。また、比較形態の画像形成装置10Aは、本実施形態の定着装置20に換えて比較形態の定着装置20Aを備える点以外、本実施形態の画像形成装置10と同様の構成とされている。
比較形態の定着装置20Aは、前述のとおり、本実施形態の定着装置20の透明ベルト52を透明ベルト52Dに換えたものである。そうすると、定着装置20Aは、レンズ54の曲面54Aのうち頂部TS1が透明ベルト52Dの内周面に最も近い構成とされている。そのため、定着装置20Aでは、透明ベルト52Dの回転に伴い、シリコーンオイルOは、頂部TS1付近まで到達するが、シリコーンオイルOと透明ベルト52Dとの付着力及び頂部TS1と透明ベルト52Dとの離間距離が狭いことの関係等により頂部TS1を越えて移動し難い。そうすると、レンズ54の頂部TS1には、図7に示されるように、装置奥行き方向(光LBの照射幅方向)においてシリコーンオイルOが不均一に付着した状態となる場合がある。
そして、この場合、レンズ54の頂部TS1に光軸が重なった状態で曲面54Aに入射される光LBは、透明ベルト52Dを透過後、シリコーンオイルOを介して入射される光LBと、シリコーンオイルOを介さず空気層を介して入射される光LBとが混在する。そのため、比較形態の定着装置20Aの場合、曲面54Bにおける光LBの照射幅全域に到達する光LBは、シリコーンオイルOと空気層との光LBに対する吸収率の違いに起因して、光LBの照射幅方向(透明ベルト52Dの軸方向)で光LBがばらついて集光する(軸方向での光の集光のばらつき)。
これに対して、本実施形態の透明ベルト52は、図4、図5(A)及び(B)に示されるように、その内周面に溝Dが形成されている。そのため、本実施形態は比較形態に比べて(図7と図8とを比べて)、供給部58で透明ベルト52の内周面に供給されたシリコーンオイルOは、溝Dの溝壁に付着した状態で頂部TS1付近まで到達した後、更に頂部TS1及び頂部TS1を越えた部位まで移動し易い。その結果、本実施形態は、比較形態に比べて、レンズ54の頂部TS1の装置奥行き方向(光LBの照射幅方向)にシリコーンオイルOが不均一に付着し難い。
また、別の見方をすると、本実施形態の透明ベルト52の内周面には、凸部CS及び溝Dが複数形成されていることから、本実施形態の透明ベルト52は、比較形態の透明ベルト52Dに比べて、内周面の面積が大きい。そのため、本実施形態の透明ベルト52は、比較形態の透明ベルト52Dに比べて、頂部TS1を越えた部位まで多量のシリコーンオイルOを搬送し易い。その結果、本実施形態は、比較形態に比べて、レンズ54の頂部TS1の装置奥行き方向(光LBの照射幅方向)にシリコーンオイルOが不均一に付着し難い。
したがって、本実施形態の透明ベルト52によれば、比較形態の透明ベルト52Dに比べて、定着装置20の透明ベルトとして用いた場合、透明ベルト52を透過する光LBの光量の減少を低減することができる。また、本実施形態の透明ベルト52によれば、比較形態の透明ベルト52Dに比べて、定着装置20の透明ベルトとして用いた場合、透明ベルト52の軸方向での光LBの集光のばらつきを抑制することができる。これに伴い、本実施形態の定着装置20によれば、比較形態の定着装置20Aに比べて、透明ベルト52の軸方向での光LBの集光のばらつきに起因する定着不良を抑制することができる。また、本実施形態の画像形成装置10によれば、比較形態の画像形成装置10Aに比べて、上記定着不良に起因する画像形成不良を抑制することができる。
〔透明ベルトの内周面の溝が隣接する凸部により形成されていることに基づく作用〕
以下、本実施形態の透明ベルト52の内周面の溝Dが隣接する凸部CSにより形成されていることに基づく作用について説明する。ここでは、本実施形態と、以下に説明する第1変形例の透明ベルト52E及び第2変形例の透明ベルト52Fとを比較して、本実施形態の作用を説明する。また、比較形態において、本実施形態の画像形成装置10と同様の構成要素を用いる場合、その構成要素等の符号等をそのまま用いて説明する。なお、透明ベルト52E及び透明ベルト52Fは、本発明の一態様である。すなわち、透明ベルト52E及び透明ベルト52Fは、ベルトの一例である。
〈第1変形例との比較〉
第1変形例の透明ベルト52Eの内周面には、図9に示されるように、透明ベルト52Eの周方向全周に亘って透明ベルト52の内側(軸CL側)に突出している凸部CS1が、複数形成されている。各凸部CS1は、透明ベルト52Eを軸CL全体を含む仮想平面で切った断面(図9)で見ると、透明ベルト52Eの内側に突出する三角波状の折れ線を形成している。換言すると、各凸部CS1は、透明ベルト52Eの周方向全周に亘り、透明ベルト52の内側に突出する角E1を有している。そして、各凸部CS1は、透明ベルト52Eの軸方向で隣接する他の凸部CS1と連続して並べられている。また、隣接する凸部CSの頂部CS1同士の間には、図4及び図5(A)及び(B)に示されるように、溝Dが形成されている。第1変形例の透明ベルト52Eは、上記の点以外は本実施形態の透明ベルト52と同様の構成とされている。
第1変形例の透明ベルト52Eは、軸周りに回転すると、レンズ54の頂部TS1に対して、シリコーンオイルOを介して透明ベルト52Eの内周面の角E1で接触する。
これに対して、本実施形態の透明ベルト52の凸部CSには、図5(A)及び(B)に示されるように、透明ベルト52の内側に曲面状に突出している。そして、本実施形態の透明ベルト52は、軸周りに回転すると、レンズ54の頂部TS1に対して、シリコーンオイルOを介して曲面で接触する。そのため、本実施形態の透明ベルト52は、第1変形例の透明ベルト52Eに比べて、凸部CSが磨耗し難い(寿命が長い)。なお、第1変形例の作用は、この点以外、本実施形態と作用と同様である。
したがって、本実施形態の透明ベルト52は、第1変形例の透明ベルト52Eに比べて、定着装置20の透明ベルトとして用いた場合、透明ベルト52の軸方向での光LBの集光のばらつきに起因する定着不良を長い期間に亘って抑制することができる。
〈第2変形例との比較〉
第2変形例の透明ベルト52Fの内周面には、図10に示されるように、透明ベルト52Fの周方向全周に亘って透明ベルト52の内側(軸CL側)に突出している凸部CS2が、複数形成されている。各凸部CS2は、透明ベルト52Fを軸CL全体を含む仮想平面で切った断面(図10)で見ると、透明ベルト52Fの内側に突出する矩形とされている。また、各凸部CS2は、透明ベルト52Eの軸方向で隣接する他の凸部CS2と離れて並べられている。そして、隣接する凸部CS2同士の間には、3つの壁を有する矩形状の溝D2が形成されている。そのため、各溝D2には4本のエッジ部分E2が形成されている。第2変形例の透明ベルト52Fは、上記の点以外は本実施形態の透明ベルト52と同様の構成とされている。
第2変形例の透明ベルト52Fは、本実施形態の透明ベルト52のように、溝D2の溝壁にシリコーンオイルOを付着させて、シリコーンオイルOを搬送することが可能である。しかしながら、図10に示されるように、第2変形例の透明ベルト52Fの外周面に、装置幅方向から見て装置高さ方向に対し傾斜する方向に進行する光LB(図中の破線)が入射すると、一部の光LBは、溝D2のエッジ部分E2に到達する。そして、溝D2のエッジ部分E2に入射する光LBは、エッジ部分E2で散乱される。
これに対して、本実施形態の透明ベルト52の溝Dは、図5(A)及び(B)に示されるように、本実施形態の各溝Dに形成されているエッジ部分の本数(1本)は、第2変形例の透明ベルト52Fの各溝D2に形成されているエッジ部分E2の本数(4本)よりも少ない。そのため、本実施形態の透明ベルト52は、第2変形例の透明ベルト52Fに比べて、溝Dのエッジ部分に到達した光LBが散乱し難い。
したがって、本実施形態の透明ベルト52は、第2変形例の透明ベルト52Fに比べて、定着装置20の透明ベルトとして用いた場合、透明ベルト52の軸方向での光LBの集光のばらつきに起因する定着不良を抑制することができる。
≪第2実施形態≫
次に、第3実施形態の定着装置20Bについて、図11を参照しつつ説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態の画像形成装置10と同様の構成要素を用いる場合、その構成要素等の符号等をそのまま用いて説明する。
[構成]
本実施形態の定着装置20Bは、第1実施形態の定着装置20に対して、光照射部60の本体50に対する配置が異なる。具体的には、光照射部60は、装置奥行き方向から見ると、レンズ54の頂部TS1に対して、透明ベルト52の回転方向下流側(装置幅方向一方側)にずれた位置に配置されている。そのため、光源66は、透明ベルト52におけるレンズ54の頂部TS1に対向する部位の外周面よりも透明ベルト52の回転方向下流側の部位であって、レンズ54の曲面54Aに重なる部位に、装置高さ方向に沿って進行する光LBを入射させるようになっている。本実施形態の定着装置20Bは、この点以外は第1実施形態の定着装置20と同様の構成とされている。また、本実施形態の画像形成装置10Bは、第1実施形態の定着装置20に換えて本実施形態の定着装置20Bを備える点以外、本実施形態の画像形成装置10と同様の構成とされている。
[作用]
本実施形態の定着装置20Bでは、透明ベルト52は、曲面54Aに対向する部位が上下方向に振動しながら、自軸周りに回転する。また、本実施形態の定着装置20Bを観察したところ、透明ベルト52の上下方向の振幅は、図12に示されるように、レンズ54の曲面54Aと対向する部位が回転方向上流側から回転方向下流側に亘って徐々に小さくなっていることが確認された。なお、図12における破線で挟まれた部位Sは、透明ベルト52の軸方向から見て、回転する透明ベルト52における曲面54Aに対向する部位の振幅を誇張して記載している。また、透明ベルト52の上下方向の振幅が図12のようになるメカニズムは、以下のように推定される。すなわち、透明ベルト52は、筒体42にニップNで従動して軸周りに回転する。ここで、回転する透明ベルト52を、便宜上、回転方向において、頂部TS1に対向する部位からニップNまでの部分(以下、第1部分という。)と、ニップNから頂部TS1に対向する部分(以下、第2部分という。)とに分ける。そうすると、第1部分はニップNで引っ張られている部分であり、第2部分はニップNで押し出されている部分と考えられる。つまり、第1部分は第2部分に比べて透明ベルト52の回転方向に張った状態となっている。別の見方をすれば、第2部分は第1部分に比べて、透明ベルト52が緩んだ状態となっている。そのため、第1部分は、第2部分よりも上下方向の振幅が小さい。そして、頂部TS1は、第1部分と第2部分の中央の部位に位置することから、透明ベルト52における頂部TS1に対向する部位の上下方向の振幅は、第2部分よりも小さく、第1部分よりも大きいと推定される。
そして、上下方向に振動する透明ベルト52を透過した光LBがレンズ54の曲面54Aに入射すると、レンズの他端には、集光するタイミングによって光LBがばらついて集光する(タイミングによる光の集光のばらつき)。
本実施形態の定着装置20Bの光源66は、前述のとおり、透明ベルト52の曲面54Aに対向する部位であって頂部TS1と対向する部位に対して回転方向下流側の部位に、光LBを入射させる。そのため、本実施形態の定着装置20Bの光源66が照射する光LBは、第1実施形態の定着装置20の光源66が照射する光LBに比べて、透明ベルト52における振幅が小さい部位に入射される。
したがって、本実施形態の定着装置20Bによれば、第1実施形態の定着装置20に比べて、タイミングによる光LBの集光のばらつきに起因する定着不良を抑制することができる。これに伴い、本実施形態の画像形成装置10Bによれば、第1実施形態の画像形成装置10に比べて、上記定着不良に起因する画像形成不良を抑制することができる。
≪第3実施形態≫
次に、第3実施形態の定着装置20Cについて、図13を参照しつつ説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態の画像形成装置10と同様の構成要素を用いる場合、その構成要素等の符号等をそのまま用いて説明する。
[構成]
本実施形態の定着装置20Cは、図13に示されるように、透明ベルト52の外周面を押圧して、透明ベルト52の内周面をレンズ54の曲面54Aにおける頂部TS1よりも透明ベルト52の回転方向の下流側の部位に押付ける押付部材70を備えている。本実施形態の定着装置20Cは、この点以外は、第1実施形態の定着装置20と同様の構成とされている。また、本実施形態の画像形成装置10Cは、本実施形態の定着装置20Cを備える点以外は、第1実施形態の画像形成装置10と同様の構成とされている。
押付部材70は、軸周りに回転可能とされる長尺状のロールとされている。押付部材70は、その軸方向が装置奥行き方向に沿った状態で配置されている。また、押付部材70は、透明ベルト52の回転に伴い、透明ベルト52に従動して矢印R3方向に回転するようになっている。そして、押付部材70は、透明ベルト52の内周面をレンズ54の曲面54Aにおける頂部TS1よりも透明ベルト52の回転方向の下流側の部位に押付けることで、第1実施形態の定着装置20に比べて、隙間GA2を小さくするように構成されている。
[作用]
前述のとおり、本実施形態の定着装置20Cの場合、押付部材70は透明ベルト52をレンズ54の曲面54Aにおける頂部TS1よりも透明ベルト52の回転方向の下流側の部位に押付けている。別の見方をすると、透明ベルト52は、レンズ54の曲面54Aにおける頂部TS1よりも透明ベルト52の回転方向下流側の部位であって、少なくとも光LBが入射する部位に巻き掛かっている。そのため、本実施形態の定着装置20Cは、第1実施形態の定着装置20に比べて、回転する透明ベルト52における曲面54Aに対向する部位の上下方向の振幅が小さい。
したがって、本実施形態の定着装置20Cによれば、第1実施形態の定着装置20に比べて、透明ベルト52の軸方向での光LBの集光のばらつきに起因する定着不良を抑制することができる。これに伴い、本実施形態の画像形成装置10Cによれば、第1実施形態の画像形成装置10に比べて、上記定着不良に起因する画像形成不良を抑制することができる。なお、本実施形態のその他の作用は、第1実施形態の場合と同様である。
≪第4実施形態≫
次に、第4実施形態の定着装置20Dについて、図14を参照しつつ説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態の画像形成装置10及び第3実施形態の画像形成装置10Cと同様の構成要素を用いる場合、その構成要素等の符号等をそのまま用いて説明する。
[構成]
本実施形態の定着装置20Dは、光照射部60の本体50に対する配置が第2実施形態の定着装置20Bの場合と同様の配置とされている。具体的には、光照射部60は、装置奥行き方向から見ると、レンズ54の頂部TS1に対して、透明ベルト52の回転方向下流側(装置幅方向一方側)にずれた位置に配置されている。また、本実施形態の定着装置20Dは、第3実施形態の定着装置20Cと同様、透明ベルト52の外周面を押圧して、透明ベルト52の内周面をレンズ54の曲面54Aにおける頂部TS1よりも透明ベルト52の回転方向の下流側の部位に押付ける押付部材70を備えている。本実施形態の定着装置20Dは、これらの点以外は第1実施形態の定着装置20と同様の構成とされている。また、本実施形態の画像形成装置10Dは、第1実施形態の定着装置20に換えて本実施形態の定着装置20Dを備える点以外、本実施形態の画像形成装置10と同様の構成とされている。
[作用]
本実施形態の作用は、第2実施形態及び第3実施形態の作用を併せた作用を奏する。本実施形態のその他の作用は、第1実施形態の作用と同様である。
以上のとおり、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内にて他の実施形態が可能である。
例えば、各実施形態の定着装置20、20B、20C、20Dでは、シリコーンオイルOが含浸されている供給部58を透明ベルト52の内周面に接触させることで、透明ベルト52の内周面にシリコーンオイルOを付着させるとして説明した。しかしながら、透明ベルト52の内周面にシリコーンオイルOが付着されていれば、定着装置20、20B、20C、20Dに供給部58を設けなくてもよい。
また、各実施形態の定着装置20、20B、20C、20Dでは、潤滑液の一例としてシリコーンオイルOを用いるとして説明した。しかしながら、透明ベルト52と、透明ベルト52内に配置されているレンズ54及びガイド部56との摺動による摩擦を低減し、光LBを透過させる液体であれば、本実施形態の定着装置20、20B、20C、20Dに用いられる潤滑液は、シリコーンオイルOでなくてもよい。例えば、パラフィンオイル等であってもよい。
また、各実施形態の定着装置20、20B、20C、20Dでは、加圧部40を構成する筒体42が、駆動源により軸周りに回転されるとして説明した。しかしながら、筒体42は、定着動作の際、透明ベルト52とともにニップNを形成して軸周りに回転することができればよい。例えば、筒体42は、透明ベルト52に従動して回転されるようにしてもよい。
また、第1実施形態の定着装置20の透明ベルト52、第1変形例の透明ベルト52E、第2変形例の透明ベルト52Fは、シリコーンオイルOが溝Dが形成されている内周面に付着した状態で、回転するとして説明した。しかしながら、溝Dが透明ベルト52、第1変形例の透明ベルト52E、第2変形例の透明ベルト52Fの外周面に形成されており、外周面にシリコーンオイルOが付着した状態で回転する場合も、本発明の技術的範囲に含まれる。
また、第1実施形態の定着装置20の透明ベルト52、第1変形例の透明ベルト52E、第2変形例の透明ベルト52Fでは、溝D、D1、D2が透明ベルト52、52E、52Fの周方向全周に亘って形成されているとして説明した。しかしながら、透明ベルト52の回転に伴い、比較形態の透明ベルト52Dよりも多量のシリコーンオイルOをレンズ54の頂部TS1まで到達させることができれば、溝Dの方向は、透明ベルト52の周方向でなくてもよい。同様の条件を満たせば、溝Dは、透明ベルト52の周方向全周に亘って形成されていなくてもよい。例えば、溝Dは、図15(A)に図示した透明ベルトのように、透明ベルトの軸方向(Z、−Z方向)に傾斜する方向に形成されていてもよい。また、溝Dは、図15(B)に図示した透明ベルトのように、透明ベルトの軸方向に沿って形成されていてもよい。この点は、透明ベルト52E、52Fの場合も同様である。
また、第1実施形態の定着装置20の透明ベルト52、第1変形例の透明ベルト52E、第2変形例の透明ベルト52Fでは、溝D、D1、D2が透明ベルト52、52E、52Fの周方向に沿って形成されているとして説明した。しかしながら、透明ベルト52の回転に伴い、比較形態の透明ベルト52Dよりも多量のシリコーンオイルOをレンズ54の頂部TS1まで到達させることができれば、溝Dの方向は、透明ベルト52の周方向に沿ってなくてもよい。例えば、溝Dは、図15(C)に図示した透明ベルトのように、曲線を形成していてもよい。この点は、透明ベルト52E、52Fの場合も同様である。
また、第1実施形態の定着装置20の透明ベルト52、第1変形例の透明ベルト52E、第2変形例の透明ベルト52Fでは、溝D、D1、D2が透明ベルト52、52E、52Fの周方向全周に亘って形成されているとして説明した。しかしながら、透明ベルト52の回転に伴い、比較形態の透明ベルト52Dよりも多量のシリコーンオイルOをレンズ54の頂部TS1まで到達させることができれば、溝Dの方向は、透明ベルト52の周方向全長に亘って形成されていなくてもよい。例えば、溝Dは、螺旋状に形成されていてもよい(図示省略)。
10 画像形成装置
10B 画像形成装置
10C 画像形成装置
10D 画像形成装置
14 トナー画像形成部(形成手段の一例)
20 定着装置
20B 定着装置
20C 定着装置
20D 定着装置
40 加圧部(形成部材の一例)
52 透明ベルト(ベルトの一例)
52E 透明ベルト(ベルトの一例)
52F 透明ベルト(ベルトの一例)
54 レンズ
54A 曲面
54B 曲面(他端の一例)
66 光源
70 押付部材
D 溝
G トナー像(現像剤像の一例)
T トナー(現像剤の一例、被照射物の一例、被定着物の一例)
LB 光
O シリコーンオイル(潤滑液の一例)
P 媒体
R1 透明ベルトの回転方向
TS1 頂部
Z、−Z 軸方向

Claims (7)

  1. 透明かつ無端状であって、内周面又は外周面に溝が形成されており、
    前記内周面又は前記外周面に潤滑液が付着された状態で、光源からの光を前記内周面及び前記外周面を介して被照射物に照射する装置に用いられる、
    ベルト。
  2. 前記内周面又は前記外周面には、前記ベルトの幅方向に沿った断面において曲面状に突出している凸部が連続して並べられ、前記溝は、隣接する前記凸部によって形成されている、
    請求項1記載のベルト。
  3. 軸周りに回転し、前記内周面に潤滑液が付着されている請求項1又は2記載のベルトと、
    前記軸方向から見て、一端に前記内周面に最も近い頂部を有する曲面が形成され、前記曲面に入射した光を前記被照射物としての被定着物に集光するレンズと、
    前記ベルトを挟んで前記レンズの他端とで前記ベルトとともにニップを形成する形成部材と、
    前記ベルトにおける前記曲面に対向する部位の外周面に、前記被定着物に集光される光を入射させる光源と、
    を備えた定着装置。
  4. 軸周りに回転し、前記内周面に潤滑液が付着されている請求項1又は2記載のベルトと、
    前記軸方向から見て、一端に前記内周面に最も近い頂部を有する曲面が形成され、前記曲面に入射した光を前記被照射物としての被定着物に集光するレンズと、
    前記ベルトを挟んで前記レンズの他端とで前記ベルトとともにニップを形成する形成部材と、
    前記ベルトにおける前記曲面に対向する部位の外周面であって前記頂部に対向する部位の外周面よりも前記ベルトの回転方向下流側に、前記他端で集光される光を入射させる光源と、
    を備えた定着装置。
  5. 軸周りに回転し、前記内周面に潤滑液が付着されている請求項1又は2記載のベルトと、
    前記軸方向から見て、一端に前記内周面に最も近い頂部を有する曲面が形成され、前記曲面に入射した光を前記被照射物としての被定着物に集光するレンズと、
    前記ベルトを挟んで前記レンズの他端とで前記ベルトとともにニップを形成する形成部材と、
    前記ベルトにおける前記頂部に対向する部位の外周面又は前記ベルトにおける前記曲面に対向する部位の外周面であって前記外周面よりも前記ベルトの回転方向下流側の部位に、前記軸方向から見て前記他端で集光される光であって、前記軸に直角の方向から見て前記軸に対して傾斜する方向に進行する光を入射させる光源と、
    を備えた定着装置。
  6. 前記外周面を押圧して、前記内周面を前記曲面における前記頂部よりも前記ベルトの回転方向下流側の部位に押付ける押付部材、
    を備えた請求項3〜5の何れか1項記載の定着装置。
  7. 媒体に前記被照射物としての現像剤で現像剤像を形成する形成手段と、
    前記現像剤に光を照射して前記現像剤を前記媒体に定着させる請求項3〜6の何れか1項記載の定着装置と、
    を備えた画像形成装置。
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