JP2016124857A - 化粧料 - Google Patents

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JP2016124857A
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英尊 上床
Hidetaka Uetoko
英尊 上床
洋一 曳田
Yoichi Hikita
洋一 曳田
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Abstract

【課題】化粧効果を向上させるために従来使用される油溶性原料であるキャンデリラ樹脂やロジン酸誘導体の樹脂類、重質イソパラフィン、ポリブテン等の高分子流動性炭化水素類は、べたつきが強いため感触が悪く配合量に制約が生じ、皮膚上での展開性(伸び)も悪いため、十分な化粧持続性効果を得られない、また、炭化水素系ワックス類、植物性動物性ロウ類においては、常温時において固化することから液状の処方においては著しく使用量が制限され、十分な効果が得られない、また、使用感も脂っぽく、感触を悪くする原因となるなどの問題があった。【解決手段】油溶解性樹脂であるアクリル酸、メタクリル酸イソボルニル、メタクリル酸イソブチルの三種の単量体を重合して得られるコポリマーを配合することにより得られる化粧料【選択図】なし

Description

本発明は、化粧料に関するものであり、更に詳しくは、油溶解性樹脂であるアクリル酸、メタクリル酸イソボルニル、メタクリル酸イソブチルの三種の単量体を重合して得られるコポリマーを配合することにより良好な化粧持続性を有し、べたつき感、つっぱり感、乾燥感が少ない良好な使用感を有し、なおかつ良好な外観的ツヤを有する化粧料を提供するものである。
従来、化粧の持続性を向上するために配合されている油溶解性成分としては、キャンデリラロウから分別抽出される樹脂成分(特許文献1)、ロジンとグリセリンとのエステル、該ロジンが不均化及び/又は水添されているロジンエステル、水添ロジン酸ペンタエリスリチル(特許文献3)などの樹脂状成分や、重質イソパラフィン、ポリブテン等の高分子流動性炭化水素類(特許文献2)、加熱溶解配合することができるポリエチレンワックス、フィッシャートロプッシュワックス等の合成炭化水素ワックス、パラフィンワックス、オゾケライトワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油分別物より得られる炭化水素ワックス、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ライスワックス、などの植物性ロウエステル類、さらには、蜜蝋などの動物性ワックスなどが知られている。
特許第3890547号公報 特許第4145458号公報 特許第5270207号公報
発明が解決しようとする課題
しかしながら、従来のキャンデリラ樹脂やロジン酸誘導体の樹脂類は溶解性や使用時の外観的ツヤに優れるものの、べたつきが強いため感触が悪く配合量に制約が生じ、十分な化粧持続性効果を得られない、また、重質イソパラフィン、ポリブテン等の高分子流動性炭化水素類においてもまた、べたつきが強く、皮膚上での展開性(伸び)が悪いため十分な化粧持続性効果を得る配合ができない。炭化水素系ワックス類、植物性動物性ロウ類においては、常温時において固化することから液状の処方においては著しく使用量が制限され、十分な効果が得られない、また、使用感も脂っぽく、感触を悪くする原因となる。
課題を解決するための手段
本発明者らは、油溶解性樹脂であるアクリル酸、メタクリル酸イソボルニル、メタクリル酸イソブチルの三種の単量体を重合して得られるコポリマーを配合することにより、上記課題を解決し得ることを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(アクリル酸/メタクリル酸イソボルニル/メタクリル酸イソブチル)コポリマーを含有することを特徴とする化粧料。
すなわち、本発明は、(アクリル酸/メタクリル酸イソボルニル/メタクリル酸イソブチル)コポリマーを含有することを特徴とするメイクアップ化粧料。
すなわち、本発明は、(アクリル酸/メタクリル酸イソボルニル/メタクリル酸イソブチル)コポリマー及び、揮発性溶剤としてイソドデカンを含有することを特徴とするメイクアップ化粧料。
本発明に用いられる(アクリル酸/メタクリル酸イソボルニル/メタクリル酸イソブチル)コポリマーは、アクリル酸、メタクリル酸イソボルニル、メタクリル酸イソブチルの三種の単量体を重合して得られる三元重合体である。
本発明に用いる(アクリル酸/メタクリル酸イソボルニル/メタクリル酸イソブチル)コポリマーは、揮発性溶剤に溶解した状態で用いられることより効果的である。揮発性溶剤の種類はイソドデカンや揮発性石油分留物などが好ましい。
本発明に用いる(アクリル酸/メタクリル酸イソボルニル/メタクリル酸イソブチル)コポリマーの、化粧料における配合量は特に限定されないが、好ましくは、1〜30%である。
本発明の化粧料には、上記した必須成分の他に化粧料に使用される公知の成分、例えば、液状油、半固形状油、固形油、セレシン、オゾケライト等の鉱物系ワックス、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワックス、ポリエチレンワックス、ポリエチレン・ポリプロピレン共重合体ワックス等の合成ワックス類、蜜蝋、モクロウ等の植物系ワックス、有機粉末、パール剤、白色顔料、体質顔料、無機あるいは有機の着色剤、これらの粉末処理物(シリコン処理、テフロン処理等)、アクリル系やシリコン系の樹脂、染料、界面活性剤、高分子化合物、ゲル化剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、多価アルコール類、水、香料、美容成分等を本発明の効果を損なわない範囲で、適宜選択して用いることができる。
本発明の化粧料としては、油系、水中油乳化型系、油中水乳化型系、それぞれの、クリーム、乳液等の基礎化粧品、日焼け止め化粧品、口紅、リップクリーム、リップグロス、ファンデーション、頬紅、アイシャドウ、マスカラ、眉墨、アイライナー等のメイクアップ化粧料、整髪剤、染毛剤等の毛髪化粧料等が挙げられる。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。
実施例1及び比較例1、2 W/O型乳化マスカラ
下記表1に示す処方のW/O型乳化マスカラを調製し、化粧効果持続性、使用感(塗りやすさ、べた付きが無いなどの快適性)及び、艶性について下記の方法により試験及び官能評価を行った。その結果も合わせて表1に示す。
Figure 2016124857
(製法)
実施例1及び比較例1,2
A.成分1.〜7.を加熱溶解し、均一に混合する。
B.Aに成分8.〜12.を加えて均一に混合した後、容器に充填して製品とする。
(試験法及び評価法)
化粧持続性、使用性、艶性:得られたW/O型乳化マスカラについて、25名からなる女子パネルを対照とした使用テストにより、各項目について良いとした人数により、以下の基準に従い評価した。
<基準>
良いとした人数
20名以上: ◎
15〜19名: ○
10〜14名: △
9名以下: △△
表1から明らかな如く、本発明のW/O型乳化マスカラは、化粧持続性、使用性、艶性に優れものであった。
実施例2 O/W乳化型ファンデーション
Figure 2016124857
製造方法
成分6〜9を80℃に加熱混合し、あらかじめ80℃に加熱混合しておいた成分1〜5を加え乳化した後30℃まで冷却し、成分10〜13を分散混合して目的のO/W乳化型ファンデーションを得る。
上記の如く得られたO/W乳化型ファンデーションは化粧効果の持続性に優れ、塗布後の艶に優れ、使用性も良好なものであった。
実施例3 油性マスカラ
Figure 2016124857
製造方法
A.成分1,2を80℃に加熱混合し、攪拌しながら冷却しペースト状にする。
B.成分3.4を常温で攪拌混合する。
C.A,Bを常温で混合攪拌してなじませ、目的の油性マスカラを得る。
上記の如く得られた油性マスカラは化粧効果の持続性に優れ、塗布後の艶に優れ、使用性も良好なものであった。
実施例4 サンスクリーン
Figure 2016124857
Figure 2016124857
製造方法
成分8〜12を常温にて分散し、そこに成分6及び7を添加して分散する。さらに成分1〜5をあらかじめ混合分散したものを加え分散し、目的のサンスクリーンを得た。
上記の如く得られたサンスクリーンは化粧効果の持続性に優れ、塗布後の艶に優れ、使用性も良好なものであった。
発明の効果
以上詳述したごとく、本発明の化粧料は、良好な化粧効果持続性を有し、塗り艶に優れ、使用性も良好なものであった。

Claims (3)

  1. (アクリル酸/メタクリル酸イソボルニル/メタクリル酸イソブチル)コポリマーを含有することを特徴とする化粧料。
  2. (アクリル酸/メタクリル酸イソボルニル/メタクリル酸イソブチル)コポリマーを含有することを特徴とするメイクアップ化粧料。
  3. (アクリル酸/メタクリル酸イソボルニル/メタクリル酸イソブチル)コポリマー及び、揮発性溶剤としてイソドデカンを含有することを特徴とするメイクアップ化粧料。
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