JP2016123707A - 投げ輪及び輪受けに名札を付けた輪投げの用具 - Google Patents

Abstract

【課題】投げ手に意欲が湧き上がり、練習が楽しくなる投げ輪の提供。
【解決手段】主として歴史上や現在の人物を中心に、古今東西の事物、事蹟の名前を記入した名札２を、投げ輪３にも輪受け４にも付けて構成する。
【選択図】図３

Description

この発明は、投げ輪及び輪受けに名札を付けた輪投げに関するものである。

これまでの輪投げは、丸い輪を棒状の輪受けに投入れてするもので、用具は単純で素朴なものであった。

これには次のような欠点があった。用具が単純、動きも単純で面白味に欠け、飽きがきて上達せず、運動にもならない結果を招いている。本発明は、この欠点を取除くためになされたものである。

用具である投げ輪３にも又、輪受け４にも名札２を付けることである。名札２には人物を始め事物、事蹟など森羅万象の名前が入れられる。この結果この名前によって、輪の投げ手は、その特定の人物や物に成りきって、これ又因縁のある特定の対象（人間や物）‥‥輪受け４‥‥を目掛けて投げる 云はば見立て投げをすることになる。
この見立て投げには、或る種の感情が入っている訳であるから、この時には、独りでの練習も苦にならず、楽しんでするようになり、運動量も増えるのである。

人間は感情の動物である。過去の或る時に、見たり、読んだり又、聞いたりした体験などのあらゆる場面は、その時々の特定の感情、喜怒哀楽の念を伴っている。
従って、或る名前に接した時、条件反射的に脳が反応し、血流が促進され、この刺激が身体の各部に伝わって、行動へと結び付けられる。即ち、サア投げるぞという意欲に結び付くのである。
名前の外にイラスト、写真なども気分を向揚させる。気分が高ぶれば、手足の動きも良くなる。独りでの練習でも、試合での動きにも、名前がなく単に入れればいいだろうという場合に比べて、大きな差が出る。
尚、名札２を付けるのではなく、用具に直接、書込んでもよく、効果に変りはない。

発明を実施するの最良の形態

以下、本発明の実施例につき説明する。
既述のように、投げ手の脳を刺激するために、用具に名前を付けるのであるから、投げ輪３と輪受け４に付けられる名前には、相互に強い関連があるのが最上ではある。
例えば、投げ輪３に東京都府中署刑事、輪受け４に３億円強奪白バイ警官変装犯の名札が付けば、投げ手は、約５０年前の事件ではあるが、当時の報道を振り返り想い出しつつ未逮捕の犯人を、ヨシ捕らえるぞとの気合を込めて、投げることになる。
ジャンヌ・ダルクの名札の投げ手は、フランス軍負傷兵の名の輪受けに向かって、優しい目付きの彼女を演じながら投げる。勝海舟対西郷隆盛の組合せでは、どちらが投げ輪の名札に記入されていても、江戸城無血開城の両立役者の情を想起しながらの一投が繰出される。
美空ひばりや淡谷のり子と紅白歌合戦の場合は、投げ手は、港町１３番地や雨のブルースのメロディーを口ずさみつつ、紅白の輪受けに向かって、軽やかに投げる。
チャップリンとライムライト、森光子と女の一生、これらは軽やかなステップとでんぐり返りが、投げ手の気分を和ませる効用がある。
水戸黄門と印籠なら、投げ手は格さんに成り切って、この一投が目に入らぬかとの気合を込めて、輪受けの印籠を目掛ける。
寅さんとマドンナも、男は寅さん、女はマドンナになりきって投げる。
ピッケルと富士山では、投げ輪をうまく投げ入れて、富士山に登った気分の百分の１でも味わいたいという思いで又、１万円札対ジャンボ宝くじでは、１万円札の投げ手は真剣にくじに当たれとばかりの意気込みで投げる。
青色ＬＥＤの投げ輪 ならノーベル物理学賞の輪受け４にスッポリと投げ入れて、バンザイと祝福する気分を味わいたいと思いながら、腕を振るうことになる。
サッカーボールの名札２が付けば、投げ手は、輪受け４のゴール・ポストを目掛けて一心に蹴る積りになる。
以上のような諸例の一投は自発性が特徴であり又、情動投げそして成りきり投げとも表現できる積極性を生じさせることに、優れた効果を発揮している。

本発明の名札である。 本発明の名札の他の実施例で名前が記入されたもの。 本発明の実施例の使用に係る説明イラスト図である。

１ 紐
２ 名札
３ 投げ輪
４ 輪受け

Claims (1)

1. 投げ輪３及び輪受け４に名札を付けた輪投げの用具

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