JP2016123469A - コントローラ - Google Patents

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良典 小西
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良典 小西
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Abstract

【課題】ユーザがその使用時において把持部を握った場合において、把持部に存在する「継ぎ目」に基づく違和感を感じないようなコントローラを提供する。【解決手段】コントローラ1のケースは、主に本体部10を構成する上部材100、及び下部材200と、主に把持部20を構成するとともに、本体部10の長さ方向の両側をも構成する、2つの把持部材300とからなる。把持部材300は一体物の金属製であり、その表面を平滑にした。【選択図】図1

Description

本発明は、コントローラに関する。
例えば、据置型のゲーム装置とともにコントローラが使用される。据置型のゲーム装置に用いられるコントローラは一般に、ユーザが両手で持った状態で使用される。コントローラは、ユーザが両手で左右から持つことのできる横長の本体部を備えており、本体部の上面には、ユーザが入力を行うための操作レバーや、押し込み型のボタン等である入力装置が設けられている。
コントローラには様々なものがあるが、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントが据置型のゲーム装置であるプレイステーション(商標)を1994年に販売して以降は、本体部の手前側(ユーザがコントローラを使用しているときにおけるユーザ側、以下同様。)の左右に、手前側に向かって突出する把持部を備えるのが通常となっており、それが据え置き型のゲーム装置のコントローラのいわゆるドミナントデザインとなっている。
把持部を備えたコントローラの場合、ユーザは一般的に、2つの把持部を、それぞれの手の中指と、薬指と、小指と、そして掌とで把持し、それぞれの手の親指で入力装置を操作する。人差指は、把持部を把持するのに用いられる場合もあるし、コントローラの奥側に添えられる場合もある。コントローラの奥側の面に入力装置が設けられる場合もあり、その場合には、ユーザは、必要に応じて、コントローラの奥側に添えた人差指で、コントローラの奥側の面に設けられた入力装置を操作する。もっとも、コントローラによっては奥側の面に設けられた入力装置が縦方向に2つ並ぶ場合もある。そのような場合には、ユーザは、把持部を、それぞれの手の薬指と、小指と、掌とで把持し、コントローラの奥側に添えた人差指と中指で、奥側の入力装置を操作することもある。以上のように、ユーザが把持部を有するコントローラを持つ方法は様々であるが、2つの把持部を、それぞれの手の中指と、薬指と、小指と、そして掌とで把持するというのが、もっとも通常の態様であり、言い換えればその登場の頻度が大きい。
コントローラの本体部は一般的に、基板その他の部品を収納するために中空に構成される。一般的には、本体部は、上下2つの部材である上部材と下部材とからなる。上部材は、その上面に前記入力装置を位置させるものである。下部材は、上部材との間に空間を形成することのできるようなものである。例えば、上部材は下向きに開放された窪みを持ち、下部材は上向きに開放された窪みを持つ。これら上部材と下部材とを組合せることにより上部材と下部材の間に空間が形成され、結果的に本体部が中空となる。
上部材と下部材を備えるこのような構成は、把持部を備えたコントローラでも同様である。把持部を備えたコントローラでは、上部材には両把持部の上側が、下部材には両把持部の下側がそれぞれ設けられており、上部材と下部材を組合せたときに、両把持部が出来上がるようになっている。
上述のように、2つの把持部を備えるコントローラにおける2つの把持部はいずれも、上部材と下部材とを組合せて構成される。したがって、このようなコントローラにおける2つの把持部には、上部材と下部材の突き合わされる部分に線状の「継ぎ目」ができるのが必然である。
ここで、継ぎ目は段差を伴うことがあり、コントローラを保持するユーザに好ましくない感触(違和感)を与えることがある。上述のように、ユーザは一般に、2つの把持部を、それぞれの手の中指と、薬指と、小指と、そして掌とで把持するのであるから、把持部に継ぎ目が存在すれば、ユーザが継ぎ目の感触を感じてしまうのは当然のことである。上部材と下部材は多くの場合、樹脂による成形品であるが、上部材と下部材の寸法についての精度が、例えば上部材と下部材の少なくとも一方の金型の精度の低さなどにより、あまり高くない場合には、継ぎ目によりユーザが感じる違和感は、益々大きくなる。
以上の話は、据置型のゲーム装置に組合せて用いられるコントローラに特有のものではない。把持部を有するコントローラは持ちやすく、操作がしやすく、また、長年据置型のゲーム装置に組合せて用いられてきたことによってユーザが得た経験から、ユーザがその操作を直感的に行えるようになっている可能性がある。
世の中には様々な用途のコントローラが存在しているが、把持部を有するコントローラは、上述のような利点から、据置型のゲーム装置に対する入力のみでなく、例えば、テレビ受像機や、空調機器や、スマートフォン等の携帯電話への入力装置として応用できる可能性がある。
そのような多くの用途がある把持部を有するコントローラであるから、把持部を把持したユーザがその感触を不快に感じないようにすることには大きな意味がある。
本願は、2つの把持部を有するコントローラを、ユーザがその使用時において把持部を握った場合において、把持部に存在する「継ぎ目」に基づく違和感を感じないように改良することをその課題とする。
本願発明者は、上述の課題を解決するために、以下のような発明を提案する。
本願発明は、横長であり、その上面にユーザが操作する入力装置を備えた中空の本体部と、前記本体部の左右それぞれの手前側に設けられた、前記本体部から手前側に突出する2つの把持部とを備えており、その使用時においてユーザが、2つの前記把持部を左右の手の中指と、薬指と、小指と、掌とで把持した状態で、親指で前記入力装置を操作できるようになっているコントローラである。
これは、従来技術で述べた、いわゆるドミナントデザインに則ったコントローラである。
そして、このコントローラの前記本体部と前記把持部とは、その上面に前記入力装置を位置させる上部材と、前記上部材との間に空間を形成することのできる下部材と、2つの前記把持部をそれぞれ構成する2つの把持部材とからなり、前記上部材と、前記下部材と、2つの前記把持部材とを、前記上部材と前記下部材とが上下になるように、且つ2つの前記把持部材が前記上部材と前記下部材の手前側になるようにして、それぞれ組合せることによって、前記上部材と前記下部材の間に空間が形成された前記本体部と、前記把持部とが構成されるようになっている。
本願のコントローラは、本体部と、2つの把持部とを備えている。これは従来のコントローラと同様である。上述したように、従来のコントローラにおける本体部と把持部は、上部材と下部材という2つの部材によって構成されている。他方、本願のコントローラの本体部と把持部とは、専ら本体部を構成する上部材及び下部材と、専ら2つの把持部を構成する2つの把持部材とにより構成される。
つまり、本願のコントローラによれば、把持部に、上部材と下部材が突き合せられることによって生じる「継ぎ目」を生じさせないようにすることができる。これにより、本願のコントローラは、ユーザがその使用時において把持部を握った場合において、把持部に存在する「継ぎ目」に基づく違和感を感じないようなものとなる。
なお、本願のコントローラは、据置型のゲーム装置用のコントローラにその用途が限定されるものではない。
上述したように、上部材と下部材とは、それらが上下になるように組合せられることによって、上部材と下部材の間に空間が形成されるようになっている。これは、上部材と下部材の少なくとも一方の他方に対向する面に、窪みが設けられていれば達成される。
もっとも、前記上部材は、下向きに開放された窪みを持ち、前記下部材は、上向きに開放された窪みを持つものとなっていても良い。これにより、本体部の内部の空間を広くできるし、従来のコントローラにおける上部材と下部材はこのように構成されているものが多いので、このような構成を採用することにより、従来から蓄積してきたノウハウを継続して利用することができるようになる。
2つの前記把持部材と、前記上部材及び前記下部材との継ぎ目は、ユーザが、2つの前記把持部を左右の手の中指と、薬指と、小指と、掌とで把持したときに、少なくともユーザの掌には触れないようになっているのが良い。
このようにすることで、本願のコントローラは、より確実に、ユーザがその使用時において把持部を握った場合において、把持部に存在する「継ぎ目」に基づく違和感を感じないようなものとなる。なお、本願で「掌」という場合には、手の内側であって、各指の根本のMP関節よりも手首側の部分を指すものとする。
2つの前記把持部材と、前記上部材及び前記下部材との継ぎ目は、ユーザが、2つの前記把持部を左右の手の中指と、薬指と、小指と、掌とで把持したときに、少なくともユーザの薬指と、小指とには触れないようになっているのが良い。
このようにすることで、本願のコントローラは、より確実に、ユーザがその使用時において把持部を握った場合において、把持部に存在する「継ぎ目」に基づく違和感を感じないようなものとなる。
もちろん、2つの前記把持部材と、前記上部材及び前記下部材との継ぎ目は、上記2つの特徴の双方を兼ね備えたものであっても良い。
2つの前記把持部材の少なくとも一方は、前記本体部の一部をも構成するようになっていても良い。
把持部材と、上部材及び、下部材とは、明確に区別することができるが、把持部と本体部との境界は、明確に定義することが難しい。とは言え、例えば本体部を平面視した場合に矩形であると定義した場合に、把持部材が、本来の把持部の領域を超えて本体部にまで及ぶようにすることができる。こうすることにより、上部材及び下部材と、把持部材との間の継ぎ目の少なくとも一部は、本体部の表面に位置することになる。
上述したように、本体部は、ユーザに把持される部分ではないので、そこに継ぎ目の少なくとも一部を位置させることにより、コントローラの使用時において把持部を握ったユーザが、把持部に存在する「継ぎ目」に基づく違和感を感じる可能性をより減らせる。
たとえば、把持部材は、本体部の長さ方向の両外側にまで回り込んでいても良い。そうすることで、中指が継ぎ目に当たる可能性をも小さくすることができる。
2つの前記把持部材の外表面はそれぞれ、一体物の部材の表面であっても良い。
把持部材の表面が複数の部材の表面を組合せて形成されていると、複数の部材の表面の突き合せられた部分に継ぎ目ができることもある。2つの前記把持部材の外表面はそれぞれ、一体物の部材の表面であれば、把持部材の表面に表れる上述の如き継ぎ目をなくすことができる。したがって、コントローラの使用時において把持部を握ったユーザが、把持部に存在する「継ぎ目」に基づく違和感を感じる可能性をより減らせる。
なお、2つの前記把持部材の外表面はそれぞれ、一体物の部材の表面となっていれば、把持部自体は複数の部材でできていても構わない。例えば、把持部の外表面が一部材の表面と一致しており、且つその部材の内側に、極端な例で言えば、その部材と相似形で一回り小さい他の部材が嵌っているような構造でも、上述の如き効果が得られる。ユーザが把持部を握ったときに違和感を感じる継ぎ目は、把持部の外表面に存在するものだけであるから、把持部の内側に継ぎ目があろうが問題ないからである。
2つの前記把持部材の外表面はともに、滑らかに連続する曲面となっていてもよい。把持部材の外表面をそのようなものとすることにより、コントローラの使用時において把持部を握ったユーザが、把持部の表面から違和感を感じる可能性をより減らせることになる。
ここで、滑らかに連続する曲面というのは、出っ張るにしても、窪むにしても、ユーザがそこから違和感を感じるような段差がない、という程度の意味である。
例えば、把持部材の外表面がシボ加工のされた革張りであり、厳密な意味では把持部材の表面に細かな凹凸が存在していたとしても、本願における、2つの前記把持部材の外表面はともに、滑らかに連続する曲面となっている、という要件は充足されるものとする。
本願のコントローラでは、2つの前記把持部材の前記上部材及び前記下部材と突き当てられる部分と、前記上部材と前記下部材の少なくとも一方の前記把持部材と突き当てられる部分との一方には凹部が、他方には凸部が、それぞれ設けられており、前記把持部材が前記上部材及び前記下部材に取付けられる場合に、前記凹部に入り込んだ前記凸部が、前記凹部と固定されることにより、前記把持部材が前記上部材及び前記下部材に固定されるようになっていても良い。
その関係を逆転させることも理屈の上では可能ではあるが、従来のコントローラにおいては一般に、その下部材にネジ孔が設けられており、また、その上部材の内側面に、当該内側面に一体的に設けられた通常は筒状のネジ受けが設けられている。従来のコントローラにおける上部材と下部材は、下部材のネジ孔を貫通させたネジの先端を、上部材のネジ受けに螺合させた状態で締めこむことにより、互いに固定されている。ところで、従来のコントローラにおいては、上部材と下部材にそれぞれ把持部の上半分と下半分が付属されており、下部材におけるネジ孔は、把持部にも存在している。
ここで、把持部にネジ孔が存在するのであれば、上述の継ぎ目がなくとも、そのネジ孔が、コントローラの使用時において把持部を握ったユーザに違和感を感じさせる可能性がある。上述のように、把持部材と、上部材及び下部材の少なくとも一方との一方に凹部を、その他方に凸部を設け、凹部に凸部を侵入させて、その凹部と凸部とを固定することとすれば、コントローラの把持部にネジ穴を設けることなく、把持部材と上部材と下部材とを固定することができるようになる。これにより、コントローラの使用時において把持部を握ったユーザに、ネジ孔の存在によって違和感を感じさせる可能性を減じることができる。
この場合、凹部と凸部の固定は、その全体同士で行われる必要はなく、少なくともその一部分同士で固定されるようになっていても良い。
また、凹部と凸部の固定は、接着、ネジ止めの如き完全な固定ではなく、係止の如き不完全な固定でも構わない。
上部材と下部材の一方に凹部が設けられるときには、上部材と下部材の間に設けられる空間の一部を、凹部として利用することもできる。
また、凹部と凸部の係止は、上部材と下部材とが本体部のみでネジ止めされる場合においては、上部材と下部材とをネジ止めした場合に、凹部と凸部の一部同士が係止し合うようなものとなっていても良い。
2つの前記把持部材の外表面はそれぞれ、金属製、或いは樹脂製であっても良いし、それらを複合させたものであってもよい。把持部材全体が一体物である場合には、その全体が金属製、或いは樹脂製となる。把持部材が複数の部材でできている場合には、その外表面の全体を金属製、或いは樹脂製とすることができ、複数種類の部材が異なる材料でできていても良い。
上述のように、2つの把持部材はそれぞれ、その外表面の全体が金属製、或いは樹脂製であっても良い。この場合には、その外表面以外の部分が何でできていても良い。
把持部材が樹脂の成形品である場合(特に、全体が一体物である場合)には、把持部材の外表面には殆どの場合パーティングラインが生じる。これは、把持部を握ったユーザに違和感を与える原因となりかねないものである。もちろんこのパーティングラインは、後処理の工程によって消去することも可能ではあるが、コストもかかるし、把持部の見栄えの面でも問題を生じる可能性もある。
把持部材が金属製である場合には、把持部材が金属製の一体物であっても、その外表面にパーティングラインを生じさせないことも可能であるから、その面では把持部材の少なくとも表面は、一部材の金属製であることが好ましい。例えば、ダイカスト加工、プレス加工、ハイドロフォーミング加工によれば把持部材の外表面にパーティングラインの如き凹凸を生じさせないようにすることができる。
第1実施形態のコントローラの斜視図。 図1に示したコントローラの右側の把持部材を除いた分解平面図。 図1に示したコントローラの右側の把持部材を除いた分解底面図。 図1に示したコントローラの右側の把持部材を除いた分解左側面図。 図1に示したコントローラの右側の把持部材を除いた分解背面図。 図1に示したコントローラの上部材と下部材の斜視図。 図1に示したコントローラの把持部材の(A)斜視図、と(B)同斜視図のA−A端面図。 図1に示したコントローラの上部材及び下部材と把持部材との組合せ方を示す斜視図。 図1に示したコントローラの上部材及び下部材と把持部材との組合せ方を示す斜視図。 図1に示したコントローラの使用状態の一例を示す斜視図。 図1に示したコントローラの使用状態の一例を示す斜視図。 第2実施形態のコントローラの分解斜視図。
以下、本発明の第1、第2実施形態を、図面を参照して説明する。
各実施形態の説明において、共通する対象には共通する符号を付すものとし、共通する説明は場合により省略するものとする。
≪第1実施形態≫
第1実施形態のコントローラ1の斜視図を図1に示す。
また、コントローラ1の右側の把持部材(把持部材については後述する)を除いた分解平面図を図2に、右側の把持部材を除いた分解底面図を図3に、右側の把持部材を除いた分解左側面図を図4に、右側の把持部材を除いた分解背面図を図5に、上部材と下部材(上部材と下部材については後述する)の斜視図を図6に、把持部材(把持部材については後述する。)の(A)斜視図、と(B)同斜視図のA−A端面図を図7に、そして上部材及び下部材と把持部材との組合せ方を示す斜視図を、図8及び図9に示す。
このコントローラ1は、何らかの機器の操作をするために当該機器へ所望の信号を入力するための入力装置である。
何らかの機器に対するかかる信号の入力は、有線でなされても、無線でなされても良い。いずれにしても、周知又は公知技術である。この実施形態では、これには限られないが、ブルートゥース(商標)がその一例となる無線での信号の入力を行えるものであることにする。無線で信号の入力を行うのであれば、コントローラ1は例えば、マイクロUSB端子の如き所定の出力端子を備えていても良い。
このコントローラ1により信号を入力される機器は、据置型のゲーム装置、テレビ受像機、空調機器、スマートフォン等の携帯電話の少なくとも1つである。これには限られないが、この実施形態では、コントローラ1は、スマートフォンへの信号の入力を行えるものであることにする。
コントローラ1は、本体部10を備えている。
本体部10は平面視で略矩形乃至小判型であり、横長に構成されている。本体部10の長さ方向の両端には、手前側(図1においても手前側。)に、そしてやや下方に伸びるようにして、把持部20が設けられている。
コントローラ1の使用時には、ユーザは、コントローラ1の手前側を自らの方向に向け、その左右方向の両側から、両手で把持部20を保持する。ユーザがコントローラ1を持つ方法は様々であるが、ユーザは一般的に、2つの把持部20を、それぞれの手の中指と、薬指と、小指と、そして掌とで把持し、それぞれの手の親指を本体部10の上側の面に載せる。後述するようにコントローラ1の上側の面には入力装置が設けられており、ユーザは、入力装置を親指で操作する。人差指は、把持部を把持するのに用いられる場合もあるし、コントローラの奥側に添えられる場合もある。
コントローラ1の本体部20及び把持部10は、ユーザが上述のような方法で使用し易いような形状、大きさに設計されている。
以上で説明したコントローラの構成は、従来技術におけるコントローラの構成を踏襲しており、もっと言えばその筐体(後述する、上部材、下部材、及び2つの把持部材)を除いては、従来技術におけるコントローラの構成を、必ずそうすべきというわけではないが、そのまま流用することができる。
例えば、追って説明する入力装置の構成、及びコントローラに内蔵される入力装置からの入力を受付け、外部に出力するための回路基板や、回路基板上に設けられる電子部品等の構成も、必ずしもそうすべきというわけではないが、従来技術におけるコントローラの構成をそのまま流用することができる。一応これらについても言及をするが、これらについては説明をするまでもなく当業者には明らかな事項である。
このコントローラ1の構成のうち、従来のコントローラと異なるのは、従来のコントローラの本体部及び2つの把持部は、本体部と2つの把持部との一部(一般には、それらすべての概ね上半分)と、その残部(一般には、それらすべての概ね下半分)という2つの部材の組合せで構成されていたが、このコントローラ1は、後述するように、上部材、下部材、及び2つの把持部材という4つの部材で構成されているという点のみである、とすら言うこともできる。
本体部10は、上部材100と、下部材200と、そして把持部材300とで構成されている。本体部10の上側半分は概ね上部材100により、本体部10の下側は概ね下部材200により構成されているが、本体部10の長さ方向の両端は、把持部材300で構成されている。
本体部10の内部には空間が存在する。その空間は、後述する基板等を本体部10に内蔵させるためのものである。上部材100と下部材200の少なくとも一方の相手方に対向する面に窪みが存在すれば、上部材100と下部材200とを組合せたときに両者の間に空間を形成することができる。しかしながら、これには限られないが、この実施形態では、上部材100と下部材200の相手側に対向する面の双方に窪みを設けることにより、上部材100と下部材200とを組合せたときに、両者の間に大きな空間を形成させるようにしている。
その空間の、本体部10の長手方向の両端は、把持部材300の一部により覆われる。把持部材300は後述するように中空になっており、把持部材300内部の中空の空間も、上部材100と下部材200との間に形成される上述の空間を大きくするのに寄与している。
上部材100は、本体部10の概ね上半分の外形を規定する部材であり、コントローラ1のいわゆるケースの一部を構成する。上部材100は、例えば、公知の樹脂によりできている。より詳細には、上部材100は樹脂による成形品である。
上部材100はその上面に広い面積の上板110を備えている。上板110の上には、ユーザが行う入力を行うための入力装置が設けられている。
これには限られないが、上板110の図1における右方には、上下左右にダイヤモンド型に並ぶ、いずれも円形の第1ボタン孔111が穿たれている。第1ボタン孔111は、押し込み型の第1ボタン入力端子112が嵌めこまれる孔である。第2実施形態の図12に示されているが、第1ボタン入力端子112は、全体として円筒形状をしており、その基端の外側に抜け止め防止のためのフランジが設けられている。4つの第1ボタン入力端子112は、上部材100の第1ボタン孔111のそれぞれに、上板110の内側面から嵌めこまれ、その上部を上板110の上面に露出させられた状態とされる。第1ボタン入力端子112は、上板110に対して押し込み可能となっている。
上板110の略中程には、円形の第2ボタン孔113が1つ穿たれている。第2ボタン孔113は、押し込み型の第2ボタン入力端子114が嵌めこまれる孔である。第2実施形態の図12に示されているが、第2ボタン入力端子114は、全体として円筒形状をしており、その基端の外側に、第1ボタン入力端子112のそれとは若干その形状が異なるが、抜け止め防止のためのフランジが設けられている。第2ボタン入力端子114は、上部材100の第2ボタン孔113に、上板110の内側面から嵌めこまれ、その上部を上板110の上面に露出させられた状態とされる。第2ボタン入力端子114は、上板110に対して押し込み可能となっている。
これには限られないが、上板110の図1における左方には、十字型の十字孔115が穿たれている。十字孔115には、押し込み型の十字キー116が嵌めこまれる。十字キー116はその4つの先端のいずれかを任意に押し込めるようになっており、ユーザが4つの先端のいずれを押し込むかによって、上下左右のいずれかの方向を示す入力を行えるようになっている。第2実施形態の図12に示されているが、十字キー116は、上述のように全体として十字形状をしており、その基端の外側に抜け止め防止のための扇型のフランジが設けられている。十字キー116は、上部材100の十字孔115に、上板110の内側面から嵌めこまれ、その上部を上板110の上面に露出させられた状態とされる。この状態で、十字キー116は、上述したように、4つの先端のうちの任意のものを、上板110に対して押し込み可能となっている。
上板110の第2ボタン孔113の手前側の左右には、2つのスティック孔117が穿たれている。スティック孔117にはそれぞれ、アナログスティック118が嵌めこまれている。アナログスティック118は、その基端を中心としたピボット運動を行えるようにされている。上述の十字キーは、上下左右の4つの信号をデジタルで入力できるものとされているが、このアナログスティック118は、上下左右には限らないより精密な方向の指示と、またアナログスティック118を倒す角度による、その方向に対する入力の強さの無断階での選択を行えるものとされている。第2実施形態の図12に示されているが、アナログスティック118は、その基端側にその基端がスティック孔117を通過できない大きさとされた、ドーム状の部材を備えており、その頂点の上にユーザが親指の腹を置くための滑り止めのついた操作部を備えている。アナログスティック118は、上部材100のスティック孔117に、上板110の内側面から嵌めこまれ、その操作部が上板110の上面に露出させられた状態とされる。この状態で、アナログスティック118は、上述したように、ピボット運動を行えるようになっている。なお、従来のコントローラにおけるアナログスティックには、ピボット運動のみならず、上板110に対する押し込みも行えるものもある。このアナログスティック118も同様に構成することが可能である。
上板110の中央には、第2実施形態の図12に明確に現れているが、その手前側の両側が、スティック孔117に対応して切り欠かれた、例えば透明な化粧板119が取付けられる。化粧板119は、その名の通り、コントローラ1の見栄えを良くするためのものである。
上板110の手前側にはそこから下方に伸びる、上手前板120が設けられている。また、上板の奥側には、そこから下方に伸びる上奥板130が設けられている。上手前板120と上奥板130の上下方向の幅はこれには限られないが、同一となっている。
上板110の下方には、上手前板120と上奥板130とが設けられており、それにより、上板110の下方には、上板110と、上手前板120と、上奥板130とに囲まれた空間が存在する。上手前板120と、上奥板130とはその両端が接続されているわけではないから、その空間はその周囲を何らかの板で囲まれた空間というわけではないが、これは本願発明における上部材の窪みに相当する。このように、本願発明における上部材の窪みは、その外周の全長がその窪んだ部分よりも高くなっている必要はなく、例えば窪みと定義される場所が、少なくともその前後よりも一段凹んでいれば足りる。
上奥板130の長手方向の両端付近には、下方に向かって開口する略コの字型の切り欠きである上切欠き131が設けられている。
上板110の内側面には、図示を省略の、筒状のネジ受けが存在している。ネジ受けは筒状であり、上板110に対して垂直となっている。ネジ受けは、また、上板110と一体に成形されたものである。これには限られないが、この実施形態における上板110に設けられたネジ受けは7つである。
上板110の内側面の左右方向の両端手前側には、上突出片112が、上板110に対して略垂直になるように突出している(図4)。上突出片112は略円柱状である。上突出片112は、これには限られないが、2つ横並びにして設けられている。
下部材200は、本体部10の概ね下半分の外形を規定する部材であり、いわゆるコントローラ1のケースの一部を構成する。下部材200は、例えば、公知の樹脂によりできている。より詳細には、下部材200は樹脂による成形品であり、通常は上部材100と同じ樹脂でできている。
下部材200はその下面に広い面積の下板210を備えている。
下板210の手前側にはそこから上方に伸びる、下手前板220が設けられている。また、上板の奥側には、そこから上方に伸びる下奥板230が設けられている。下手前板220と下奥板230の上下方向の幅はこれには限られないが、同一となっている。
下板210の上方には、上述したように、下手前板220と下奥板230とが設けられており、それにより、下板210の上方には、下板210と、下手前板220と、下奥板230とに囲まれた空間が存在する。下手前板220と、下奥板230とはその両端が接続されているわけではないから、その空間はその周囲を何らかの板で囲まれた空間というわけではないが、これは本願発明における上部材の窪みに相当する。このように、本願発明における上部材の窪みは、その外周の全長がその窪んだ部分よりも高くなっている必要はなく、例えば窪みと定義される場所が、少なくともその前後よりも一段凹んでいれば足りる。
下奥板230の長手方向の両端付近には、上方に向かって開口する略コの字型の切り欠きである下切欠き231が設けられている。下切欠き231の左右方向の位置と幅は、上奥板130に設けられている上切欠き131と一致している。上部材100と下部材200とが組み合わされたときには、上下一対の上切欠き131と下切欠き231とが一体となって、矩形の孔が形成されるようになっている。
上下一対の上切欠き131と下切欠き231とが一体となった矩形の孔には、押し込み型の入力端子である、奥入力端子232が、1つの矩形の孔に上下に2つ並べて取付けられるようになっている。もっとも、正確に言えば、上方の奥入力端子232は、下奥板230に対して垂直に、下方の奥入力端子232は手前に向けて斜め下方に押し込めるようになっている。
以上で説明した第1ボタン入力端子112、第2ボタン入力端子114、十字キー116、アナログスティック118、及び奥入力端子232が、本願発明における入力装置である。
このように、入力装置は、上部材100の上面乃至上板110の上面に設けられるのが基本であるが、奥入力端子232のように、上部材100の奥側等、上部材100の上面以外の位置に設けられていても構わない。
一部説明したように、上部材100の上面に設けられた第1ボタン入力端子112、第2ボタン入力端子114、十字キー116、アナログスティック118は把持部20を把持した状態のユーザの親指で操作されるが、奥入力端子232はユーザの人差し指、又は場合によっては中指で操作される。
以上で説明した入力装置の構成、及び組合せは、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントが採用する、最も普及しているものではあるが、この実施形態で説明した入力装置の構成、配置、組合せ等が単なる例示に過ぎないことは自明であろう。
下板210の内側面には、筒状のネジ筒211が存在している。ネジ筒211は筒状であり、下板210に対して垂直となっている。ネジ筒211は、また、下板210と一体に成形されたものである。ネジ筒211は、上板110に設けられたネジ受けと同数の7つであり、ネジ受けに対応した位置に設けられており、その内径はネジ受けと等しくされている。上部材100と下部材200とが組み合わされたとき、ネジ筒211とネジ受けは一連となるようになっている。
また、下板210のネジ筒211が設けられている部分は開口しており、ネジ穴211Aとなっている。
コントローラ1が組み立てられる際には、ネジ穴211Aからネジ筒211を介してねじ込んだネジ211Bの先端をネジ受けに螺合させる。それにより、上部材100と下部材200とは互いに固定されるようになっている。
下板210の内側面の左右方向の両端手前側には、下突出片212が、下板210に対して略垂直になるように突出している(図4、図8、図9)。下突出片212は略円柱状である。
把持部材300は、概ね把持部20の外形を規定するものであり、コントローラ1のいわゆるケースの一部を構成する。もっともこの実施形態の把持部材300は本体部10の外形をも一部規定する。
把持部材300は、図2〜5、7及び8に示されたような形状をしている。
2つの把持部材300は、これには限られないが左右対称の形状となっている。
把持部材300は、上部材100及び下部材200に取付けられた状態で本体部10から手前方向やや下側に伸びるような形状をしており、その端面図である図7(B)に示したように、その基端から長さ方向の中程に向けてやや膨らみ、更にそこから先端に向かって先細るような形状をしている。把持部材300がそのような形状をしているのは、ユーザが把持部材300を握り易くするためである。
把持部材300はこのように、茄子のような形状をしており、その外表面は、ユーザが握ったときに段差の存在を違和感として感じないような、滑らかに連続する曲面となっている。
これには限られないが、この実施形態における把持部材300の一部は、上部材100及び下部材200に取付けられた状態で本体部10の一部をも構成するようになっている。具体的には、把持部材300の奥側の左右方向の外側の部分は、本体部10の長さ方向の外側部分に至るようになっている。
継ぎ目の少なくとも一部をユーザが握る場所ではない本体部10に位置させることにより、ユーザが把持部20から感じる違和感を小さくすることができる。
また、これには限られないが、この実施形態における把持部材300の形状、より詳細には外表面の形状は、把持部材300が、上部材100及び下部材200に取付けられた後の完成されたコントローラ1の2つの把持部材300を、ユーザが左右の手の中指と、薬指と、小指と、掌とで把持したときに、把持部材300と、上部材100及び下部材200との継ぎ目が、少なくともユーザの掌には触れないようになっている。
これには限られないが、この実施形態における掌は指に比して非常に面積が大きい。掌が当たる位置に継ぎ目がないことにより、ユーザが把持部材300から感じる違和感が殆どなくなる。
また、これには限られないが、この実施形態における把持部材300の形状、より詳細には外表面の形状は、上部材100及び下部材200に取付けられた後の完成されたコントローラ1の2つの把持部材300を、ユーザが左右の手の中指と、薬指と、小指と、掌とで把持したときに、把持部材300と、上部材100及び下部材200との継ぎ目が、少なくともユーザの薬指と、小指には触れないようになっている。これによっても、把持部20をユーザが持ったときにユーザが違和感を感じにくくなる。
把持部材300の外表面は、一体物の部材の表面であっても良く、この実施形態ではそうされている。より詳細には、この実施形態における把持部材300の外表面は、一体物の金属製又は樹脂製の部材の表面とすることができ、これには限られないがこの実施形態では、一体物の金属製の部材の表面となっている。もっと言えば、この実施形態の把持部は、全体として一体物であり、金属製である。
一体物金属製である場合には把持部材300は、ダイカスト加工、プレス加工、ハイドロフォーミング加工等により形成することができる。これらの製造方法によれば把持部材300の表面にパーティングラインの如き凹凸を生じさせないようにすることができる。
他方、把持部材300は、その外表面以外の部分においては、複数の部材の組合せとなっていても構わない。例えば、後述する係止片は、把持部材300と別部材となっていても構わない。把持部材300が、複数の部材の組合せとなっている場合、その複数の部材の素材は異なるものとなっていても良い。
把持部材300は、中空となっており、上部材100及び下部材200に取付けられたときに、上部材100及び下部材200と突き当てられる部分が、その中空部分から連なる開口の縁となっている。
その開口の縁付近には、図7、図9に示したようにして、上係止片310と下係止片320とが設けられている。上係止片310は、把持部材300が、上部材100及び下部材200に取付けられたときに、上述した上突出片112に対応する位置に設けられており、下係止片320は、把持部材300が、上部材100及び下部材200に取付けられたときに、上述した下突出片212に対応する位置に設けられている。
上係止片310と下係止片320はともに、開口の縁に沿うようにして設けられた板であり、これには限られないが、下係止片320は2つに分割されている。上係止片310には、上突出片112の断面形状に対応した円形の孔である上係止孔311が2つ、また、2つの下係止片320のそれぞれには、下突出片212の断面形状に対応した円形の孔である、下係止孔321が1つずつ穿たれている。
把持部材300を、上部材100及び下部材200と固定する場合には、把持部材300から、上部材100及び下部材200の間の空間に向けて突出した上係止片310と下係止片320の上係止孔311と、下係止孔321のそれぞれに、上部材100の上突出片112と、下部材200の下突出片212とを挿入した状態として(図9に、下係止孔321に、下突出片212が挿入された状態を示している。)、下部材200のネジ穴211Aからネジ筒211を介してねじ込んだネジ211Bの先端を、上部材100のネジ受けに螺合させる。これにより、上部材100と下部材200とは互いに固定された状態となる。また、このとき把持部材300は上部材100及び下部材200に対して係止され、結果として上部材100及び下部材200に固定された状態となる。このとき把持部材300の開口の縁は、上部材100及び下部材200の表面と面一になるようになっている。
なお、この実施形態では、把持部材300に上係止片310と、下係止片320とを設けるとともに、上部材100に上突出片112を、また下部材200に下突出片212を設けることとしている。上係止片310と、下係止片320が本願発明における凸部に、上突出片112と、下突出片212とが本願発明における凹部にそれぞれ相当するが、それらの位置関係を逆転させることも可能である。
コントローラ1における上部材100と、下部材200に挟まれた空間には、上述した入力装置に相当する機器からの入力を受けるための基板、その他の部品が収まる。
これらは、いずれも公知、或いは周知のものであるが、第2実施形態の図12を用いて簡単に説明する。
図12に示されるように、上部材100と、下部材200に挟まれた空間には、入力装置に相当する機器からの入力を受けるための基板400が組込まれる。
基板400の第1ボタン孔111の下方に対応する位置には、第1ボタン入力端子112からの入力を受付ける、4つの第1ボタン入力部410が設けられている。
基板400の第2ボタン孔113の下方に対応する位置には、第2ボタン入力端子114からの入力を受付ける、第2ボタン入力部420が設けられている。
基板400の十字孔115の下方に対応する位置には、十字キー116からの入力を受付ける、十字キー入力部430が設けられている。
基板400の上切欠き131と下切欠き231とが一体となった矩形の孔の手前に対応する位置には、奥入力端子232からの入力を受付ける、奥入力部440が設けられている。
また、基板400を安定して下方から支える機能をも持つ板であるベース板500のスティック孔117の下方に対応する位置には、アナログスティック118からの入力を受付ける、アナログ入力部450が設けられている。
第1ボタン入力部410は、第1ボタン入力端子112の下端と接触し、それらからの入力を受付けて、第1ボタン入力端子112からの入力に応じた信号を生成するようになっている。第2ボタン入力部420は、第2ボタン入力端子114の下端と接触し、それらからの入力を受付けて、第2ボタン入力端子114からの入力に応じた信号を生成するようになっている。十字キー入力部430は、十字キー116の下端と接触し、それらからの入力を受付けて、十字キー116からの入力に応じた信号を生成するようになっている。奥入力部440は、奥入力端子232の下端と接触し、それらからの入力を受付けて、奥入力端子232からの入力に応じた信号を生成するようになっている。また、アナログ入力部450は、アナログスティック118の下端と接触し、それらからの入力を受付けて、アナログスティック118からの入力に応じた信号を生成するようになっている。
また、基板400には、図示を省略する無線通信部が含まれている。無線通信部は、コントローラ1により入力を受付ける機器であるスマートフォンと無線による通信を行う機能を有している。無線通信部は、 第1ボタン入力部410、第2ボタン入力部240、十字キー入力部430、奥入力部440、アナログ入力部450がそれぞれ生成した信号を受付けて、それをスマートフォンへ無線で送信するようになっている。
それにより、外部機器である図外のスマートフォンは、コントローラ1からの入力を受付けることができる。
かかるコントローラ1の使用方法、及び動作は従来のコントローラと同様である。
コントローラ1の使用時には、ユーザは、コントローラ1を、左右方向の両側から、両手で把持する。コントローラ1の持ち方には、従来技術で説明したとおり様々なものがある。
ユーザが、左右の手で、左右の把持部20を保持する場合、ユーザは、2つの把持部20を、それぞれの手の中指と、薬指と、小指と、そして掌とで把持し、両親指で奥入力端子232以外の入力装置を適宜操作する場合がある。或いは、ユーザは、奥入力端子232を操作しない場合には、人差指でも把持部20を把持するときもある。また、ユーザは、2つの把持部20を、それぞれの手の中指と、薬指と、小指と、そして掌とで把持した上で、人差指の先端を奥入力端子232に単に乗せる場合もある。更に、ユーザは、2つの把持部20を、それぞれの手の薬指と、小指と、そして掌とで把持した上で、人差指の先端と中指の先端を奥入力端子232に乗せる場合もある。
いずれにせよ、ユーザが2つの把持部20を、それぞれの手の中指と、薬指と、小指と、そして掌とで把持した場合には、図10に示したように、把持部材300と、上部材100及び下部材200との継ぎ目が、少なくともユーザの掌には触れない。
また、ユーザが2つの把持部20を、それぞれの手の中指と、薬指と、小指と、そして掌とで把持した場合には、図11に示したように、把持部材300と、上部材100及び下部材200との継ぎ目が、少なくともユーザの薬指と、小指には触れない。
≪第2実施形態≫
第2実施形態のコントローラは、第1実施形態のコントローラと殆ど同じものとなっている。第2実施形態のコントローラが第1実施形態のコントローラと異なるのは、上部材100と、下部材200と、把持部材300の構造のみであり、より正確に言えば、上部材100及び下部材200と、把持部材300とを突き合わせる部分の構造のみである。
第2実施形態のコントローラの上部材100の長さ方向の両端部には、手前側に突出するような、上突出部190が設けられている。上突出部190は上部材100の上板110と、上奥板130の本体部10の左右方向の両外側に回り込んでいる部分よりも、把持部材300の厚み分だけ、細くなっている。また、上突出部190の先端には、円形の穴である先端穴191が穿たれている。
また、第2実施形態のコントローラの下部材200の長さ方向の両端部には、手前側に突出するような、下突出部290が設けられている。下突出部290は下部材200の下板210と、下奥板230の本体部10の左右方向の両外側に回り込んでいる部分よりも、把持部材300の厚み分だけ、細くなっている。また、下突出部290の先端には、円形の穴である先端穴291が穿たれている。
他方、第2実施形態の把持部材300は、その外表面の形状こそ第1実施形態の把持部材300と略同じであるが、中空とされたその内部の先端寄りの部分に肉抜きされていない略円筒形のベース部390を備えている。そしてそのベース部390の開口寄りの部分には、上述の先端穴191及び先端穴292とその外径が等しい、円筒形の突出片391が、その突出の方向がベース部390から垂直となるようにして設けられている。
第2実施形態のコントローラを組み立てる場合には、第1実施形態の場合と同様に、上部材と下部材とをネジで固定する。
そうすると、上突出部190の平面部分と、下突出部290の平面部とが当接しあって全体としてその断面形状が略円形となるとともに、面一となった上突出部190と下突出部290の先端面に、2つの先端穴191と、2つの先端穴291とが四角形の頂点の位置関係となって配置された状態となる。
把持部材300は、その中空部分に、組み合わされた上突出部190と、下突出部290を挿入するとともに、2つの先端穴191と、2つの先端穴291に、4つのその突出片391を挿入した状態で、上部材100及び下部材200に固定される。このとき、把持部材300の開口の縁は、上部材100及び下部材200と面一となるようになっている。
これにより、第1実施形態のコントローラ1と同様の外見を持つ第2実施形態のコントローラを得ることができる。
なお、第2実施形態のコントローラでは、把持部材300の上部材100及び下部材200からの脱落を防ぐために、2つの先端穴191と、2つの先端穴291とを、或いは、面一となった上突出部190と下突出部290の先端面と、ベース部390の開口寄りの面とを、例えば接着により固定するのが好ましい。
1 コントローラ
10 本体部
20 把持部
100 上部材
110 上板
112 上突出片
120 上手前板
130 上奥板
200 下部材
210 下板
212 下突出片
300 把持部材
310 上係止片
311 上係止孔
320 下係止片
321 下係止孔

Claims (9)

  1. 横長であり、その上面にユーザが操作する入力装置を備えた中空の本体部と、前記本体部の左右それぞれの手前側に設けられた、前記本体部から手前側に突出する2つの把持部とを備えており、その使用時においてユーザが、2つの前記把持部を左右の手の中指と、薬指と、小指と、掌とで把持した状態で、親指で前記入力装置を操作できるようになっているコントローラであって、
    前記本体部と前記把持部とは、その上面に前記入力装置を位置させる上部材と、前記上部材との間に空間を形成することのできる下部材と、2つの前記把持部をそれぞれ構成する2つの把持部材とからなり、
    前記上部材と、前記下部材と、2つの前記把持部材とを、前記上部材と前記下部材とが上下になるように、且つ2つの前記把持部材が前記上部材と前記下部材の手前側になるようにして、それぞれ組合せることによって、前記上部材と前記下部材の間に空間が形成された前記本体部と、前記把持部とが構成されるようになっている、
    コントローラ。
  2. 前記上部材は、下向きに開放された窪みを持ち、前記下部材は、上向きに開放された窪みを持つ、
    請求項1記載のコントローラ。
  3. 2つの前記把持部材と、前記上部材及び前記下部材との継ぎ目は、ユーザが、2つの前記把持部を左右の手の中指と、薬指と、小指と、掌とで把持したときに、少なくともユーザの掌には触れないようになっている、
    請求項1記載のコントローラ。
  4. 2つの前記把持部材と、前記上部材及び前記下部材との継ぎ目は、ユーザが、2つの前記把持部を左右の手の中指と、薬指と、小指と、掌とで把持したときに、少なくともユーザの薬指と、小指とには触れないようになっている、
    請求項1記載のコントローラ。
  5. 2つの前記把持部材の少なくとも一方は、前記本体部の一部をも構成するようになっている、
    請求項1記載のコントローラ。
  6. 2つの前記把持部材の外表面はそれぞれ、一体物の部材の表面である、
    請求項1記載のコントローラ。
  7. 2つの前記把持部材の外表面はともに、滑らかに連続する曲面となっている、
    請求項1記載のコントローラ。
  8. 2つの前記把持部材の前記上部材及び前記下部材と突き当てられる部分と、前記上部材と前記下部材の少なくとも一方の前記把持部材と突き当てられる部分との一方には凹部が、他方には凸部が、それぞれ設けられており、
    前記把持部材が前記上部材及び前記下部材に取付けられる場合に、前記凹部に入り込んだ前記凸部が、前記凹部と固定されることにより、前記把持部材が前記上部材及び前記下部材に固定されるようになっている、
    請求項1記載のコントローラ。
  9. 2つの前記把持部材はそれぞれ、金属製又は樹脂製である、
    請求項1記載のコントローラ。
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