JP2016122897A - 分周回路 - Google Patents

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萩原 達也
Tatsuya Hagiwara
達也 萩原
谷口 英司
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Abstract

【課題】サンプル用トランジスタの製造時のばらつきや環境温度の変動などに伴うフリップフロップ回路の自己発振周波数の変動を抑制して、分周動作の安定化を図ることができる分周回路を得ることを目的とする。
【解決手段】gm一定バイアス回路16が、カレントミラー用トランジスタ15a〜15dに印加するバイアス電圧Vbを制御して、フリップフロップ回路3の自己発振周波数fsoの変動を抑えるように構成する。これにより、サンプル用トランジスタ13a〜13dの製造時のばらつきや環境温度の変動に伴うフリップフロップ回路3の自己発振周波数fsoの変動を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、入力された高周波信号を分周する分周回路に関するものである。
以下の非特許文献1には、入力された高周波信号を2分周する分周回路が開示されている。
図5は非特許文献1に開示されている分周回路を示す構成図である。
この分周回路は、入力端子101と出力端子102の間に、CML(Current Mode Logic)型の2つのDフリップフロップ104,105が縦続に接続されているフリップフロップ回路103が設けられており、このフリップフロップ回路103が、入力端子101から入力された高周波信号を2分周し、出力端子102から2分周後の高周波信号を出力する。
2つのDフリップフロップ104,105は、一端が電源端子110に接続されている負荷抵抗111a〜111d、一端が電源端子110に接続されている負荷容量112a〜112d、ドレイン端子が負荷抵抗111a〜111d及び負荷容量112a〜112dの他端などと接続されているサンプル用トランジスタ113a〜113d、サンプル用トランジスタ113a〜113dに対応するラッチ用トランジスタ114a〜114d、ドレイン端子がサンプル用トランジスタ113a〜113d及びラッチ用トランジスタ114a〜114dのソース端子と接続され、ソース端子がグランドと接続されているカレントミラー用トランジスタ115a〜115dとを備えている。
バイアス回路120はDフリップフロップ104,105を構成しているカレントミラー用トランジスタ115a〜115dにバイアス電圧Vbを印加する回路である。
バイアス回路120は、電流源121及びカレントミラー用トランジスタ122から構成されており、バイアス用抵抗123,124を介してDフリップフロップ104,105のゲート端子にバイアス電圧Vbを印可する。
非特許文献1には、所望の動作周波数において、分周回路の動作に必要な高周波信号の最小入力電圧振幅は、フリップフロップ回路103の自己発振周波数fsoに依存することが記載されている。
フリップフロップ回路103の自己発振周波数fsoは、下記の式(1)に示すように、サンプル用トランジスタ113a〜113dの相互コンダクタンスGmdと、負荷容量112a〜112dの容量値Cとから決定される。
Figure 2016122897
ここで、分周回路に入力される高周波信号の周波数が、式(1)で示される自己発振周波数fsoの2倍の周波数の近傍にあるとき、分周動作を行うために必要な高周波信号の電圧振幅が最も小さくなり、高入力感度を得ることができる。
上記の分周回路は、例えば、モノリシックマイクロ波集積回路であるMMIC上に集積化されたPLL(Phase Lock Loop)回路のプリスケーラとして用いられ、PLL回路を構成する電圧制御発振回路であるVCO(Voltage Control Oscillator)の出力信号を分周するために用いられる。
VCOの出力信号の電圧振幅は、MMICの製造ばらつきや環境温度の変動によって増減するため、分周回路は、最悪条件時の小さい電圧振幅でも安定して動作することが求められる。
分周回路において、サンプル用トランジスタ113a〜113dの相互コンダクタンスGmdと、負荷容量112a〜112dの容量値Cとから決定されるフリップフロップ回路103の自己発振周波数fsoを入力端子101から入力される高周波信号の周波数の1/2に近い値に設計することで、より小さい入力電圧振幅でも安定した分周動作を行うことができる。
Daeik D. Kim, et. al. "A 94GHz Locking Hysteresis-Assisted and Tunable CML Static Divider in 65nm SOI CMOS", ISSCC Dig. Tech. Papers, pp.460-461, Feb. 2008.
従来の分周回路は以上のように構成されているので、サンプル用トランジスタ113a〜113dの相互コンダクタンスGmdや、負荷容量112a〜112dの容量値Cが、製造時のばらつきや環境温度の変動によって変化する。サンプル用トランジスタ113a〜113dの相互コンダクタンスGmdや、負荷容量112a〜112dの容量値Cが変化すると、フリップフロップ回路103の自己発振周波数fsoが高周波数側又は低周波数側に変動し、入力端子101から入力される高周波信号の電圧振幅が増加又は減少する。この結果、分周動作が不安定になり、特に、高周波信号の電圧振幅が所要の入力最小電圧振幅に満たなくなると、分周動作が停止してしまうという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、サンプル用トランジスタの製造時のばらつきや環境温度の変動などに伴うフリップフロップ回路の自己発振周波数の変動を抑制して、分周動作の安定化を図ることができる分周回路を得ることを目的とする。
この発明に係る分周回路は、トランジスタによって構成されているフリップフロップが複数縦続に接続されており、複数のフリップフロップが入力信号を分周するフリップフロップ回路と、複数のフリップフロップを構成しているトランジスタにバイアス電圧を印加するバイアス回路とを備え、バイアス回路が、第1のカレントミラー回路と第2のカレントミラー回路から構成されており、第1のカレントミラー回路が、ソース端子が電源端子と接続され、ゲート端子が互いに接続されている第1及び第2のp型トランジスタから構成されており、第2のカレントミラー回路が、ドレイン端子が第1のp型トランジスタのドレイン端子と接続され、ソース端子がグランドと接続されている第1のn型トランジスタと、ドレイン端子が第2のp型トランジスタのドレイン端子と接続され、ソース端子が抵抗を介してグランドと接続されている第2のn型トランジスタとから構成されており、互いに接続されている第1及び第2のn型トランジスタのゲート端子から複数のフリップフロップ回路を構成しているトランジスタにバイアス電圧を供給するようにしたものである。
この発明によれば、バイアス回路が、第1のカレントミラー回路と第2のカレントミラー回路から構成されており、第1のカレントミラー回路が、ソース端子が電源端子と接続され、ゲート端子が互いに接続されている第1及び第2のp型トランジスタから構成されており、第2のカレントミラー回路が、ドレイン端子が第1のp型トランジスタのドレイン端子と接続され、ソース端子がグランドと接続されている第1のn型トランジスタと、ドレイン端子が第2のp型トランジスタのドレイン端子と接続され、ソース端子が抵抗を介してグランドと接続されている第2のn型トランジスタとから構成されており、互いに接続されている第1及び第2のn型トランジスタのゲート端子から複数のフリップフロップ回路を構成しているトランジスタにバイアス電圧を供給するように構成したので、複数のフリップフロップを構成しているトランジスタの製造時のばらつきや環境温度の変動などに伴うフリップフロップ回路の自己発振周波数の変動を抑制して、分周動作の安定化を図ることができる効果がある。
この発明の実施の形態1による分周回路を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による分周回路の入力感度の解析例を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による分周回路を示す構成図である。 この発明の実施の形態2による分周回路のgm校正バイアス回路30を示す構成図である。 非特許文献1に開示されている分周回路を示す構成図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面にしたがって説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による分周回路を示す構成図である。
図1において、入力端子1a,1bは差動の高周波信号を入力する端子である。
フリップフロップ回路3はCML(Current Mode Logic)型の2つのDフリップフロップ4,5が縦続に接続されることで構成されており、入力端子1a,1bから入力された高周波信号(入力信号)を2分周し、2分周後の高周波信号を出力端子2a,2bに出力するマスタースレーブ型のフリップフロップ回路である。
図1では、縦続に接続しているDフリップフロップの数が2つである2分周のフリップフロップ回路3の例を示しているが、これに限るものではなく、縦続に接続しているDフリップフロップの数を3つ以上にして、分周数がN(Nは2より大きい整数)のフリップフロップ回路3を構成するようにしてもよい。
Dフリップフロップ4,5の負荷抵抗11a〜11dは一端が電源端子10に接続されている抵抗である。
Dフリップフロップ4,5の負荷容量12a〜12dは一端が電源端子10に接続されているキャパシタである。
Dフリップフロップ4,5のサンプル用トランジスタ13a〜13d、ラッチ用トランジスタ14a〜14d及びカレントミラー用トランジスタ15a〜15dは、例えば、FETやHBTなどのトランジスタである。
トランジスタの種類は特に問わないが、ここでは説明の便宜上、トランジスタの種類がFETであるものとして説明する。
サンプル用トランジスタ13aはドレイン端子(入力端子)が負荷抵抗11aの他端、負荷容量12aの他端、サンプル用トランジスタ13cのゲート端子及びラッチ用トランジスタ14aのドレイン端子と接続され、ゲート端子がサンプル用トランジスタ13dのドレイン端子、ラッチ用トランジスタ14dのドレイン端子及び出力端子2bと接続されている。
サンプル用トランジスタ13bはドレイン端子(入力端子)が負荷抵抗11bの他端、負荷容量12bの他端、サンプル用トランジスタ13dのゲート端子及びラッチ用トランジスタ14bのドレイン端子と接続され、ゲート端子がサンプル用トランジスタ13cのドレイン端子、ラッチ用トランジスタ14cのドレイン端子及び出力端子2aと接続されている。
サンプル用トランジスタ13cはドレイン端子(入力端子)が負荷抵抗11cの他端、負荷容量12cの他端、サンプル用トランジスタ13bのゲート端子、ラッチ用トランジスタ14cのドレイン端子及び出力端子2aと接続され、ゲート端子がサンプル用トランジスタ13aのドレイン端子及びラッチ用トランジスタ14aのドレイン端子と接続されている。
サンプル用トランジスタ13dはドレイン端子(入力端子)が負荷抵抗11dの他端、負荷容量12dの他端、サンプル用トランジスタ13aのゲート端子、ラッチ用トランジスタ14dのドレイン端子及び出力端子2bと接続され、ゲート端子がサンプル用トランジスタ13bのドレイン端子及びラッチ用トランジスタ14bのドレイン端子と接続されている。
ラッチ用トランジスタ14aはドレイン端子が負荷抵抗11aの他端、負荷容量12aの他端、サンプル用トランジスタ13aのドレイン端子及びサンプル用トランジスタ13cのゲート端子と接続され、ゲート端子がラッチ用トランジスタ14bのドレイン端子と接続されている。
ラッチ用トランジスタ14bはドレイン端子が負荷抵抗11bの他端、負荷容量12bの他端、サンプル用トランジスタ13bのドレイン端子及びサンプル用トランジスタ13dのゲート端子と接続され、ゲート端子がラッチ用トランジスタ14aのドレイン端子と接続されている。
ラッチ用トランジスタ14cはドレイン端子が負荷抵抗11cの他端、負荷容量12cの他端、サンプル用トランジスタ13cのドレイン端子、サンプル用トランジスタ13bのゲート端子及び出力端子2aと接続され、ゲート端子がラッチ用トランジスタ14dのドレイン端子と接続されている。
ラッチ用トランジスタ14dはドレイン端子が負荷抵抗11dの他端、負荷容量12dの他端、サンプル用トランジスタ13dのドレイン端子、サンプル用トランジスタ13aのゲート端子及び出力端子2bと接続され、ゲート端子がラッチ用トランジスタ14cのドレイン端子と接続されている。
カレントミラー用トランジスタ15aはドレイン端子(入力端子)がサンプル用トランジスタ13a,13bのソース端子(出力端子)と接続され、ソース端子(出力端子)がグランドと接続され、ゲート端子が入力端子1bと接続されている。
カレントミラー用トランジスタ15bはドレイン端子(入力端子)がラッチ用トランジスタ14a,14bのソース端子と接続され、ソース端子(出力端子)がグランドと接続され、ゲート端子が入力端子1aと接続されている。
カレントミラー用トランジスタ15cはドレイン端子(入力端子)がサンプル用トランジスタ13c,13dのソース端子(出力端子)と接続され、ソース端子(出力端子)がグランドと接続され、ゲート端子が入力端子1aと接続されている。
カレントミラー用トランジスタ15dはドレイン端子(入力端子)がラッチ用トランジスタ14c,14dのソース端子と接続され、ソース端子(出力端子)がグランドと接続され、ゲート端子が入力端子1bと接続されている。
gm一定バイアス回路16はカレントミラー用トランジスタ15a〜15dに印加するバイアス電圧Vbを制御して、フリップフロップ回路3の自己発振周波数fsoの変動を抑えるバイアス回路であり、カレントミラー回路17と抵抗22から構成されている。
カレントミラー回路17は第1のカレントミラー回路と第2のカレントミラー回路から構成されている。
第1のカレントミラー回路は、ソース端子が電源端子10と接続されている第1のp型トランジスタであるバイアス用トランジスタ18と、ソース端子が電源端子10と接続され、ゲート端子がバイアス用トランジスタ18のゲート端子と接続されている第2のp型トランジスタであるバイアス用トランジスタ19から構成されている。なお、バイアス用トランジスタ18とバイアス用トランジスタ19は同一サイズのトランジスタであり、ミラー比mの第1のカレントミラー回路を構成するとともに、カレントミラー用トランジスタ15a〜15dとカレントミラー回路を構成している。
第2のカレントミラー回路は、ドレイン端子がバイアス用トランジスタ18のドレイン端子と接続され、ソース端子がグランドと接続されている第1のn型トランジスタであるバイアス用トランジスタ20と、ドレイン端子がバイアス用トランジスタ19のドレイン端子と接続され、ソース端子が抵抗22を介してグランドと接続され、ゲート端子がバイアス用トランジスタ20のゲート端子と接続されている第2のn型トランジスタであるバイアス用トランジスタ21とから構成されている。
バイアス用トランジスタ20,21のゲート端子からカレントミラー用トランジスタ15a〜15dにバイアス電圧Vbが供給される。
抵抗23は一端が入力端子1bと接続され、他端がバイアス用トランジスタ20,21のゲート端子と接続されている。
抵抗24は一端が入力端子1aと接続され、他端がバイアス用トランジスタ20,21のゲート端子と接続されており、抵抗23と同一の抵抗値を有している。
次に動作について説明する。
2つのDフリップフロップ4,5が縦続に接続されているマスタースレーブ型のフリップフロップ回路3は、入力端子1a,1bから差動の高周波信号が入力されると、その高周波信号を2分周し、2分周後の高周波信号を出力端子2a,2bに出力する。
マスタースレーブ型のフリップフロップ回路3が高周波信号を2分周する動作自体は公知であるため詳細な説明を省略するが、上述したように、非特許文献1には、所望の動作周波数において、分周回路の動作に必要な高周波信号の電圧振幅は、フリップフロップ回路3の自己発振周波数fsoに依存することが記載されている。
フリップフロップ回路3の自己発振周波数fsoは、下記の式(2)に示すように、サンプル用トランジスタ13a〜13dの相互コンダクタンスGmdと、負荷容量12a〜12dの容量値Cとから決定される。
Figure 2016122897
サンプル用トランジスタ13a〜13dの相互コンダクタンスGmdや、負荷容量12a〜12dの容量値Cは、製造時のばらつきや環境温度の変動によって変化する。サンプル用トランジスタ13a〜13dの相互コンダクタンスGmdや、負荷容量12a〜12dの容量値Cが変化すると、フリップフロップ回路3の自己発振周波数fsoが高周波数側又は低周波数側に変動し、分周動作に必要な入力電圧振幅が実際の入力電圧振幅よりも増加した場合には、分周動作が停止する。
そこで、この実施の形態1では、サンプル用トランジスタ13a〜13dの製造時のばらつきや環境温度の変動などがあっても、サンプル用トランジスタ13a〜13dの相互コンダクタンスGmdを一定に保って、フリップフロップ回路3の自己発振周波数fsoの変動を抑制するようにしている。
即ち、この実施の形態1では、カレントミラー用トランジスタ15a〜15dのゲート端子に印加するバイアス電圧Vbを制御して、フリップフロップ回路3の自己発振周波数fsoの変動を抑えるgm一定バイアス回路16を設けるようにしている。
gm一定バイアス回路16は、カレントミラー回路17と抵抗22から構成されており、カレントミラー回路17内のバイアス用トランジスタ18の相互コンダクタンスGm1は、下記の式(3)に示すように、バイアス用トランジスタ18とバイアス用トランジスタ19のミラー比mと、抵抗22の抵抗値Rとから決定される。
Figure 2016122897
カレントミラー回路17内のバイアス用トランジスタ18の相互コンダクタンスGm1は、バイアス用トランジスタ18の製造時のばらつきや環境温度の変動による影響が小さいミラー比mと、抵抗22の抵抗値Rとから決定されるため、バイアス用トランジスタ18の相互コンダクタンスGm1は、バイアス用トランジスタ18の製造時のばらつきや環境温度の変動があっても一定に保たれる。
このとき、Dフリップフロップ4,5内のカレントミラー用トランジスタ15a〜15dは、gm一定バイアス回路16によって、ゲート端子に印加されるバイアス電圧Vbが制御されるが、製造時のばらつきや環境温度の変動があっても、相互コンダクタンスGm1が一定に保たれるバイアス用トランジスタ18とカレントミラーを構成している。このため、製造時のばらつきや環境温度の変動があっても、カレントミラー用トランジスタ15a〜15dには、相互コンダクタンスが一定に保たれるようなバイアス電流が流れる。
また、サンプル用トランジスタ13a〜13dには、カレントミラー用トランジスタ15a,15cに流れる電流と等しい電流が流れるため、製造時のばらつきや環境温度の変動があっても、相互コンダクタンスGmdが一定に保たれる。
フリップフロップ回路3の自己発振周波数fsoは、上記の式(2)より、負荷容量12a〜12dの容量値Cが製造時のばらつきや環境温度の変動に伴って変化すると、変動することになるが、サンプル用トランジスタ13a〜13dの製造時のばらつきや環境温度の変動があっても、サンプル用トランジスタ13a〜13dの相互コンダクタンスGmdが一定に保たれるため、フリップフロップ回路3の自己発振周波数fsoの変動を大幅に低減することができる。
ここで、図2はこの発明の実施の形態1による分周回路の入力感度の解析例を示す説明図である。
図2の縦軸は入力される高周波信号の入力最小電圧振幅を示し、横軸はサンプル用トランジスタ13a〜13dの製造時のプロセスばらつき(ff、tt、ss)を示している。
この実施の形態1では、gm一定バイアス回路16を設けることで、製造時のプロセスばらつきに対する分周回路の入力感度の依存性が、従来例と比べて小さくなっていることが分かる。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、gm一定バイアス回路16が、カレントミラー用トランジスタ15a〜15dのゲート端子に印加するバイアス電圧Vbを制御して、フリップフロップ回路3の自己発振周波数fsoの変動を抑えるように構成したので、サンプル用トランジスタ13a〜13dの製造時のばらつきや環境温度の変動に伴うフリップフロップ回路3の自己発振周波数fsoの変動を抑制して、分周動作の安定化を図ることができる効果を奏する。
実施の形態2.
この実施の形態2の分周回路では、製造時のばらつきや環境温度の変動に伴う負荷容量12a〜12dの容量値Cの変動があっても、フリップフロップ回路3の自己発振周波数fsoの変動を抑える構成を備えている。
図3はこの発明の実施の形態2による分周回路を示す構成図であり、図3において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
gm校正バイアス回路30はカレントミラー用トランジスタ15a〜15dのゲート端子に印加するバイアス電圧Vbを制御して、フリップフロップ回路3の自己発振周波数fsoの変動を抑えるバイアス回路である。
図4はこの発明の実施の形態2による分周回路のgm校正バイアス回路30を示す構成図である。
図4において、VCO31はトランスコンダクタンス回路32a〜32c及びキャパシタ33a,33bから構成されており、トランスコンダクタンス回路32a〜32cに与えられるバイアス電圧Vaにより制御されるトランスコンダクタンスとキャパシタ33a,33bの容量値によって周波数が決まる信号(以下、「VCO信号」と称する)を出力する電圧制御発振回路である。
トランスコンダクタンス回路32a〜32cはサンプル用トランジスタ13a〜13dをレプリカとしているレプリカトランジスタである。この実施の形態2では、サンプル用トランジスタ13a〜13dと同一チップで作られたトランジスタを想定しており、サンプル用トランジスタ13a〜13dとトランスコンダクタンス回路32a〜32cの製造ばらつきは同じであるものとする。
キャパシタ33a,33bは負荷容量12a〜12dをレプリカとしているレプリカ容量である。この実施の形態2では、負荷容量12a〜12dと同一チップで作られた容量を想定しており、負荷容量12a〜12dとキャパシタ33a,33bの製造ばらつきは同じであるものとする。
制御回路34は位相周波数比較器35、チャージポンプ回路36、ローパスフィルタ37及びバイアス制御器38から構成されており、VCO31から出力されたVCO信号の周波数fVCOが基準信号の周波数frefに追従するように、VCO31のトランスコンダクタンス回路32a〜32cに与えるバイアス電圧Va及びカレントミラー用トランジスタ15a〜15dのゲート端子に印加するバイアス電圧Vbを制御する。
位相周波数比較器35はVCO31から出力されたVCO信号の周波数fVCOと基準信号の周波数frefとを比較して、両者の差分位相を示す電圧信号を出力する回路である。
チャージポンプ回路36は位相周波数比較器35から出力された電圧信号を電流信号に変換する回路である。
ローパスフィルタ37はチャージポンプ回路36により変換された電流信号を積分して、電圧信号を出力する。
バイアス制御器38はローパスフィルタ37から出力された電圧信号が示す差分位相が、VCO信号の周波数fVCOが基準信号の周波数frefより低い旨を示していれば、例えば、その周波数fVCOと周波数frefの周波数差に比例する分だけ、トランスコンダクタンス回路32a〜32cに与えるバイアス電圧Va及びカレントミラー用トランジスタ15a〜15dのゲート端子に印加するバイアス電圧Vbを上げるように制御し、その電圧信号が示す差分位相が、VCO信号の周波数fVCOが基準信号の周波数frefより高い旨を示していれば、例えば、その周波数fVCOと周波数frefの周波数差に比例する分だけ、トランスコンダクタンス回路32a〜32cに与えるバイアス電圧Va及びカレントミラー用トランジスタ15a〜15dのゲート端子に印加するバイアス電圧Vbを下げるように制御する。
次に動作について説明する。
gm校正バイアス回路30以外は、上記実施の形態1と同様であるため、ここでは、gm校正バイアス回路30の動作だけを説明する。
gm校正バイアス回路30は、VCO31を用いたPLL(Phase Locked Loop)回路を構成しており、カレントミラー用トランジスタ15a〜15dのゲート端子に印加するバイアス電圧Vbを制御して、フリップフロップ回路3の自己発振周波数fsoの変動を抑える処理を実施する。
具体的には、以下の通りである。
gm校正バイアス回路30のVCO31は、トランスコンダクタンス回路32a〜32c及びキャパシタ33a,33bから構成されており、トランスコンダクタンス回路32a〜32cに与えられるバイアス電圧Vaとキャパシタ33a,33bの容量値によって周波数が決まる信号であるVCO信号を出力する。
トランスコンダクタンス回路32a〜32cは、サンプル用トランジスタ13a〜13dをレプリカとしているトランジスタであり、キャパシタ33a,33bは、負荷容量12a〜12dをレプリカとしている容量である。
このため、トランスコンダクタンス回路32a〜32cの製造時のばらつきは、サンプル用トランジスタ13a〜13dの製造時のばらつきと同じであり、また、キャパシタ33a,33bの製造時のばらつきは、負荷容量12a〜12dの製造時のばらつきと同じである。
したがって、サンプル用トランジスタ13a〜13dの相互コンダクタンスGmd及び負荷容量112a〜112dの容量値Cが、製造時のばらつきや環境温度の変動によって変化すると、トランスコンダクタンス回路32a〜32cの相互コンダクタンス及びキャパシタ33a,33bの容量値も、サンプル用トランジスタ13a〜13dの相互コンダクタンスGmd及び負荷容量112a〜112dの容量値Cと同様に変動する。
制御回路34は、VCO31がPLLロックした状態になると、VCO31から出力されたVCO信号の周波数fVCOが基準信号の周波数frefに追従するように、VCO31のトランスコンダクタンス回路32a〜32cに与えるバイアス電圧Va及びカレントミラー用トランジスタ15a〜15dのゲート端子に印加するバイアス電圧Vbを制御する。
チャージポンプ回路36は、位相周波数比較器35から差分位相を示す電圧信号を受けると、その電圧信号を電流信号に変換して、その電流信号をローパスフィルタ37に出力する。
ローパスフィルタ37は、チャージポンプ回路36から電流信号を受けると、その電流信号を積分して、電圧信号をバイアス制御器38に出力する。
バイアス制御器38は、ローパスフィルタ37から電圧信号を受けると、その電圧信号が示す差分位相がマイナスの値であれば(fVCO<fref)、周波数fVCOと周波数frefの周波数差が零になるようにするために、例えば、その周波数差に比例する分だけ、トランスコンダクタンス回路32a〜32cに与えるバイアス電圧Va及びカレントミラー用トランジスタ15a〜15dのゲート端子に印加するバイアス電圧Vbを上げるように制御する。
一方、電圧信号が示す差分位相がプラスの値であれば(fVCO>fref)、周波数fVCOと周波数frefの周波数差が零になるようにするために、例えば、その周波数差に比例する分だけ、トランスコンダクタンス回路32a〜32cに与えるバイアス電圧Va及びカレントミラー用トランジスタ15a〜15dのゲート端子に印加するバイアス電圧Vbを下げるように制御する。
なお、電圧信号が示す差分位相が零であれば、トランスコンダクタンス回路32a〜32cに与えているバイアス電圧Va及びカレントミラー用トランジスタ15a〜15dのゲート端子に印加しているバイアス電圧Vbを維持する。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、gm校正バイアス回路30が、サンプル用トランジスタ13a〜13dをレプリカとしているトランスコンダクタンス回路32a〜32cと、負荷容量12a〜12dをレプリカとしているキャパシタ33a,33bとから構成され、トランスコンダクタンス回路32a〜32cに与えられるバイアス電圧Vaとキャパシタ33a,33bの容量値によって周波数が決まる信号であるVCO信号を出力するVCO31と、VCO31から出力されたVCO信号の周波数fVCOが基準信号の周波数frefに追従するように、VCO31のトランスコンダクタンス回路32a〜32cに与えるバイアス電圧Va及びカレントミラー用トランジスタ15a〜15dのゲート端子に印加するバイアス電圧Vbを制御する制御回路34とを備えるように構成したので、サンプル用トランジスタ13a〜13d及び負荷容量12a〜12dの製造時のばらつきや環境温度の変動に伴うフリップフロップ回路3の自己発振周波数fsoの変動を抑制して、分周動作の安定化を図ることができる効果を奏する。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1a,1b 入力端子、2a,2b 出力端子、3 フリップフロップ回路、4,5 Dフリップフロップ、10 電源端子、11a〜11d 負荷抵抗、12a〜12d 負荷容量、13a〜13d サンプル用トランジスタ、14a〜14d ラッチ用トランジスタ、15a〜15d カレントミラー用トランジスタ、16 gm一定バイアス回路(バイアス回路)、17 カレントミラー回路、18 バイアス用トランジスタ(第1のp型トランジスタ)、19 バイアス用トランジスタ(第2のp型トランジスタ)、20 バイアス用トランジスタ(第1のn型トランジスタ)、21 バイアス用トランジスタ(第2のn型トランジスタ)、22〜24 抵抗、30 gm校正バイアス回路、31 VCO(電圧制御発振回路)、32a〜32c トランスコンダクタンス回路(レプリカトランジスタ)、33a,33b キャパシタ(レプリカ容量)、34 制御回路、35 位相周波数比較器、36 チャージポンプ回路、37 ローパスフィルタ、38 バイアス制御器、101 入力端子、102 出力端子、103 フリップフロップ回路、104,105 Dフリップフロップ、110 電源端子、111a〜111d 負荷抵抗、112a〜112d 負荷容量、113a〜113d サンプル用トランジスタ、114a〜114d ラッチ用トランジスタ、115a〜115d カレントミラー用トランジスタ、120 バイアス回路、121 電流源、122 カレントミラー用トランジスタ、123,124 バイアス用抵抗。

Claims (3)

  1. トランジスタによって構成されているフリップフロップが複数縦続に接続されており、前記複数のフリップフロップが入力信号を分周するフリップフロップ回路と、
    前記複数のフリップフロップを構成しているトランジスタにバイアス電圧を印加するバイアス回路とを備え
    前記バイアス回路は、第1のカレントミラー回路と第2のカレントミラー回路から構成されており、
    前記第1のカレントミラー回路は、ソース端子が電源端子と接続され、ゲート端子が互いに接続されている第1及び第2のp型トランジスタから構成されており、
    前記第2のカレントミラー回路は、ドレイン端子が前記第1のp型トランジスタのドレイン端子と接続され、ソース端子がグランドと接続されている第1のn型トランジスタと、ドレイン端子が前記第2のp型トランジスタのドレイン端子と接続され、ソース端子が抵抗を介してグランドと接続されている第2のn型トランジスタとから構成されており、
    互いに接続されている前記第1及び第2のn型トランジスタのゲート端子から前記複数のフリップフロップ回路を構成しているトランジスタにバイアス電圧を供給することを特徴とする分周回路。
  2. 前記複数のフリップフロップは、
    一端が前記電源端子と接続されている負荷抵抗と、一端が前記電源端子と接続されている負荷容量とを備え、
    前記複数のフリップフロップを構成しているトランジスタは、
    入力端子が前記負荷抵抗及び前記負荷容量の他端と接続されているサンプル用トランジスタと、入力端子が前記サンプル用トランジスタの出力端子と接続され、出力端子がグランドと接続されているカレントミラー用トランジスタとであることを特徴とする請求項1記載の分周回路。
  3. 前記バイアス回路は、
    前記サンプル用トランジスタをレプリカとするレプリカトランジスタと、前記負荷容量をレプリカとするレプリカ容量とから構成され、前記レプリカトランジスタに与えられるバイアス電圧と前記レプリカ容量の容量値によって周波数が決まる信号を出力する電圧制御発振回路と、
    前記電圧制御発振回路から出力された信号の周波数が基準信号の周波数に追従するように、前記電圧制御発振回路及び前記カレントミラー用トランジスタに印加するバイアス電圧を制御する制御回路とを備えていることを特徴とする請求項2記載の分周回路。
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