JP2016122241A - 広告選択装置、広告選択方法及びプログラム - Google Patents

広告選択装置、広告選択方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】配信する広告を複数の広告の候補の中からパラメータに応じた割合で探索及び活用を行うアルゴリズムにより選択する際に、配信する広告の候補が新たに登録されても、新たに登録された広告が選択される機会を増やす。
【解決手段】広告選択装置20は、パラメータに応じた割合で探索及び活用を行うアルゴリズムにより、端末装置30へ配信する広告の候補の中から端末装置へ配信する広告を選択する。広告選択装置20は、端末装置へ配信する広告の候補のうち、サーバ装置10への登録時期が、広告選択装置20が広告を選択した最新の時期より後の広告がある場合、探索を行う割合が増加するようにパラメータを更新し、探索及び活用を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、広告選択装置、広告選択方法及びプログラムに関する。
広告を配信する発明として、例えば特許文献1に開示されたシステムがある。このシステムは、複数の広告の配信初期においては、固定された配信比率で複数の広告のそれぞれを配信する。また、このシステムは、クリックされたバナー広告のクリック率を算出し、算出したクリック率を用いて広告の配信比率を決定する。そして、時間が経過するにつれて、決定した配信比率に基づいた広告の配信に重点を移す。特許文献1のシステムによれば、時間が経過すると、配信される広告の候補において、クリック率が高い広告が配信されやすくなる。
また。複数の広告の中から適切な広告を選択するアルゴリズムとして、例えば、バンディットアルゴリズムがある。バンディットアルゴリズムで活用と探索を行うことにより、広告の配信を始めた当初は、配信される候補の広告の中からランダムに広告が選択され、時間が経過するに従って、クリック率が高い広告が選択されやすくなる。
特開2006−120135号公報
ところで、広告を配信する際には、複数の広告の配信を開始した後、配信する広告が追加されることがある。追加された広告は、既に配信されている広告より登録されている期間が短く、広告へのアクセス履歴の数が先に配信を始めた広告より少なくなるため、既に配信されている広告とはクリック率も異なり、特許文献1のシステムにおいては、後で追加された広告が選ばれにくくなる虞がある。また、バンディットアルゴリズムを用いた場合には、アニーリングを行うと、時間に伴って探索の機会が減っていくため、追加された広告は選択されず、先に配信を開始している広告ばかりが選択される虞がある。
本発明は、上述した背景の下になされたものであり、配信する広告を複数の広告の候補の中からパラメータに応じた割合で探索及び活用を行うアルゴリズムにより選択する際に、配信する広告の候補が新たに登録されても、新たに登録された広告が選択される機会を増やすことを目的とする。
本発明は、端末装置へ配信する広告の候補のそれぞれの登録時期を取得する登録時期取得手段と、端末装置へ配信された広告の選択時期を取得する選択時期取得手段と、パラメータに応じた割合で探索及び活用を行うアルゴリズムにより、前記候補の中から端末装置へ配信する広告を選択する選択手段と、前記候補に含まれる広告のうち、前記登録時期取得手段が取得した時期が、前記選択時期取得手段が取得した選択時期より後の広告がある場合、前記探索を行う割合が増加するように前記パラメータを更新する更新手段と、前記選択手段が選択した広告を識別する情報を出力する出力手段と、を有する広告選択装置を提供する。
本発明においては、前記更新手段は、前記候補に含まれる広告のうち、前記登録時期取得手段が取得した登録時期が、前記選択時期取得手段が取得した選択時期より後の広告の数が多くなるにつれて、前記探索を行う割合を多くするように前記パラメータを更新する構成としてもよい。
また、本発明においては、前記選択手段は、前記候補に含まれる広告を、前記登録時期取得手段が取得した登録時期が、前記選択時期取得手段が取得した選択時期より後である広告の第1グループと、前記登録時期取得手段が取得した登録時期が、前記選択時期取得手段が取得した選択時期より前である広告の第2グループとに分け、第1パラメータに応じた割合で探索及び活用を行うアルゴリズムにより、前記第1グループと前記第2グループのいずれかの選択を行い、第2パラメータに応じた割合で探索及び活用を行うアルゴリズムにより、選択したグループに属する広告から端末装置へ配信する広告を選択し、前記更新手段は、時間の経過に応じて、前記探索を行う割合が減少するように前記第1パラメータ及び前記第2パラメータを減少させる構成としてもよい。
また、本発明においては、前記選択手段は、前記探索を行うときに、前記候補に含まれる広告毎に、選択される確率を登録時期からの経過時間が短くなるにつれて大きくする構成としてもよい。
また、本発明においては、前記更新手段は、前記候補に含まれる広告のうち、前記登録時期取得手段の取得した登録時期が前記選択時期取得手段の取得した選択時期より後である広告が属するジャンルに含まれる広告のクリック率の分散が、他のジャンルに含まれる広告のクリック率の分散より大きい場合、前記探索を行う割合が増加するように前記パラメータを更新する構成としてもよい。
また、本発明は、端末装置へ配信する広告の候補のそれぞれの登録時期を取得する登録時期取得ステップと、端末装置へ配信された広告の選択時期を取得する選択時期取得ステップと、パラメータに応じた割合で探索及び活用を行うアルゴリズムにより、前記候補の中から端末装置へ配信する広告を選択する選択ステップと、前記候補に含まれる広告のうち、前記登録時期取得ステップで取得した時期が、前記選択時期取得ステップで取得した選択時期より後の広告がある場合、前記探索を行う割合が増加するように前記パラメータを更新する更新ステップと、前記選択ステップが選択した広告を識別する情報を出力する出力ステップと、を有する広告選択方法を提供する。
また、本発明は、コンピュータを、端末装置へ配信する広告の候補のそれぞれの登録時期を取得する登録時期取得手段と、端末装置へ配信された広告の選択時期を取得する選択時期取得手段と、パラメータに応じた割合で探索及び活用を行うアルゴリズムにより、前記候補の中から端末装置へ配信する広告を選択する選択手段と、前記候補に含まれる広告のうち、前記登録時期取得手段が取得した時期が、前記選択時期取得手段が取得した選択時期より後の広告がある場合、前記探索を行う割合が増加するように前記パラメータを更新する更新手段と、前記選択手段が選択した広告を識別する情報を出力する出力手段、として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、配信する広告を複数の広告の候補の中からパラメータに応じた割合で探索及び活用を行うアルゴリズムにより選択する際に、配信する広告の候補が新たに登録されても、新たに登録された広告が選択される機会を増やすことができる。
本発明の一実施形態に係る広告配信システム1を構成する装置を示した図。 広告選択装置20のハードウェア構成を示した図。 表示広告候補データベースDB1のフォーマットの一例を示した図。 表示広告集計データベースDB2のフォーマットの一例を示した図。 広告選択履歴データベースDB3のフォーマットの一例を示した図。 広告選択装置20の機能ブロック図。 第1実施形態の動作例を説明するためのシーケンス図。 広告候補リストの一例を示した図。 第2実施形態の広告選択装置20の機能ブロック図。 第2広告選択履歴データベースDB32のフォーマットの一例を示した図。 第2実施形態の動作例を説明するためのシーケンス図。 第2広告選択履歴データベースDB32に格納された情報の一例を示した図。 第2実施形態の動作例を説明するためのシーケンス図。 第2広告選択履歴データベースDB32に格納された情報の一例を示した図。 第3実施形態の広告選択装置20の機能ブロック図。 第3広告選択履歴データベースDB33に格納された情報の一例を示した図。 第3実施形態の動作例を説明するためのシーケンス図。 第4実施形態の動作例を説明するためのシーケンス図。
[第1実施形態]
(全体構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る広告配信システム1を構成する装置を示した図である。広告配信システム1は、端末装置30へコンテンツ及び広告を配信するシステムであり、サーバ装置10及び広告選択装置20を含む。通信網2は、データ通信のサービスを提供する通信網である。通信網2は、インターネットや固定電話網、移動体通信網などを含む。
サーバ装置10は、通信網2を介してアクセスしてきた端末装置30へコンテンツ及び広告を配信するコンピュータ装置である。サーバ装置10は、複数の広告を記憶している。サーバ装置10が端末装置30へ配信する広告は、広告選択装置20により決定される。
広告選択装置20は、サーバ装置10から端末装置30へ配信する広告を決定するコンピュータ装置である。広告選択装置20は、サーバ装置10から端末装置30へ配信する広告を、バンディットアルゴリズムの一例であるε−Greedyアルゴリズムにより決定する。
端末装置30は、本実施形態においてはスマートフォンであり、通信網2を介して音声通信やデータ通信を行う。なお、本実施形態においては、端末装置30はスマートフォンであるが、スマートフォンに限定されるものではなく、タブレットPC(Personal Computer)、フィーチャーフォン又はPDA(Personal Digital Assistant)など、通信網2を介してデータ通信を行う機能を備えているコンピュータ装置であればよい。また、端末装置30は、有線で通信網2に接続されているパーソナルコンピュータであってもよい。
(広告選択装置20の構成)
図2は、広告選択装置20のハードウェア構成を示した図である。制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、ブートローダを記憶したROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有しており、CPUがプログラムを実行すると、端末装置30へ配信する広告を選択する機能が実現する。
表示部23は、液晶ディスプレイを備えており、広告選択装置20を操作するための画面や記憶部22に記憶されている情報などを表示する。操作部24は、キーボードやマウスなどの入力装置を有している。広告選択装置20は、キーボードやマウスに行われた操作に応じて動作する。通信部25は、サーバ装置10と通信を行う通信インターフェースとして機能する。通信部25は、LAN(Local Area Network)を介してサーバ装置10と接続されてもよく、また、通信網2を介してサーバ装置10と接続されてもよい。
記憶部22は、ハードディスク装置を有しており、端末装置30へ配信する広告を選択する機能を実現するプログラムや、端末装置30へ配信する広告を選択するための各種情報を格納したデータベースを記憶する。
図3〜5は、記憶部22に記憶されるデータベースの一例を示した図である。本実施形態においては、記憶部22は、表示広告候補データベースDB1、表示広告集計データベースDB2及び広告選択履歴データベースDB3を記憶する。
図3は、表示広告候補データベースDB1の一例を示した図である。表示広告候補データベースDB1は、「ID」、「ジャンル」及び「登録時期」のフィールドを有する。「ID」フィールドは、サーバ装置10に登録されている広告の識別子を格納するフィールドである。サーバ装置10が配信する複数の広告は、各々に広告を一意に識別する識別子が付与されており、「ID」フィールドは、この識別子を記憶する。「ジャンル」フィールドは、サーバ装置10に記憶されている広告のジャンルを示す情報を格納するフィールドである。「ジャンル」フィールドには、同じレコードに格納されている識別子で特定される広告が属するジャンルを示す情報が格納される。「登録時期」フィールドは、サーバ装置10から端末装置30へ配信される広告がサーバ装置10へ登録された時期を示す情報が格納されるフィールドである。「登録時期」フィールドには、同じレコードに格納されている識別子で特定される広告がサーバ装置10に登録された日時を示す情報が格納される。表示広告候補データベースDB1においては、サーバ装置10に広告を新たに登録する際に新たなレコードが追加され、追加されたレコードの各フィールドに情報が格納される。
図4は、表示広告集計データベースDB2の一例を示した図である。表示広告集計データベースDB2は、「ID」、「ジャンル」、「表示数」、「クリック回数」及び「CTR」のフィールドを有する。「ID」フィールドは、サーバ装置10に登録されている広告の識別子を格納するフィールドである。「ジャンル」フィールドには、同じレコードに格納されている識別子で特定される広告が属するジャンルを示す情報が格納される。「表示数」フィールドは、広告の配信回数を格納するフィールドである。「表示数」フィールドには、同じレコードに格納されている識別子で特定される広告がサーバ装置10から配信された回数が格納される。「クリック回数」フィールドは、配信された広告が端末装置30において操作された回数を示す情報を格納するフィールドである。「クリック回数」フィールドは、同じレコードに格納されている識別子で特定される広告が端末装置30において操作された回数を示す情報を格納する。なお、フィールドの名称が「クリック回数」となっているが、端末装置30がスマートフォンやタブレット端末の場合、広告がタップされるとクリック回数が増加する。「CTR」フィールドは、広告が操作された割合、即ち、クリックスルーレートを示す情報を格納するフィールドである。「CTR」フィールドは、同じレコードに格納されている識別子で特定される広告のクリックスルーレートを示す情報を格納する。なお、フィールドの名称が「CTR」となっているが、端末装置30がスマートフォンやタブレット端末の場合、広告をタップする操作も、広告をクリックする操作と同じものとし、広告をタップする操作に応じてCTRが更新される。
図5は、広告選択履歴データベースDB3の一例を示した図である。広告選択履歴データベースDB3は、「#」、「選択時期」、「パラメータ」、「選択広告」、「選択候補」のフィールドを有する。「#」フィールドは、データベースのレコードの番号を格納する。「選択時期」フィールドは、端末装置30へ配信する広告を広告選択装置20が選択した日時を示す情報を格納し、「選択広告」フィールドは、端末装置30へ配信する広告として広告選択装置20が選択した広告の識別子を格納する。「パラメータ」フィールドは、ε−Greedyアルゴリズムにおいて「探索」を行う割合と「活用」を行う割合を定めるパラメータであるεの値を格納する。なお、εの初期値は「1」にされる。「選択候補」フィールドは、複数のサブフィールドを有し、端末装置30へ配信する広告を選択する際に選択の候補となった広告の識別子を格納する。
図6は、広告選択装置20において実現する機能の構成を示した機能ブロック図である。広告情報取得部201は、広告候補リストを生成する機能を有し、表示広告候補データベースDB1に格納されている情報と、表示広告集計データベースDB2に格納されている情報を取得する。広告情報取得部201は、端末装置30へ配信する広告の候補のそれぞれの登録時期を取得する登録時期取得手段の一例である。広告情報取得部201は、端末装置30へ配信する広告を選択する際に選択の候補となる広告の識別子と、当該広告のCTRとを対応付けた広告候補リストを、取得した情報を用いて生成する。広告情報取得部201は、生成した広告候補リストをパラメータ更新部203へ送る。
新規広告判断部202は、広告選択装置20が広告を選択した後に、サーバ装置10に新たな広告が登録されたか否かを判断する機能を有する。新規広告判断部202は、表示広告候補データベースDB1に格納されている情報と、広告選択履歴データベースDB3に格納されている情報を取得する。新規広告判断部202は、表示広告候補データベースDB1から取得した登録時期と、広告選択履歴データベースDB3から取得した選択時期とを用いて、広告選択装置20が広告を選択した後に、サーバ装置10に新たな広告が登録されたか判断し、判断結果をパラメータ更新部203へ送る。新規広告判断部202は、端末装置30へ配信された広告の選択時期を取得する選択時期取得手段の一例である。
パラメータ更新部203は、ε−Greedyアルゴリズムで用いるパラメータのεを更新する機能を有する。パラメータ更新部203は、広告候補リストと、新規広告判断部202の判断結果を取得する。また、パラメータ更新部203は、広告選択履歴データベースDB3に格納されているパラメータを取得し、取得した広告候補リストと判断結果に応じてパラメータを更新し、取得した広告候補リストと、更新したパラメータとを表示広告計算部204へ送る。パラメータ更新部203は、パラメータを更新する更新手段の一例である。
表示広告計算部204は、サーバ装置10から端末装置30へ配信する広告をε−Greedyアルゴリズムにより選択する機能を有する。表示広告計算部204は、広告候補リストとパラメータのεを取得する。表示広告計算部204は、取得したεに応じて、ε−Greedyアルゴリズムの「探索」及び「活用」を行い端末装置30へ配信する広告を選択する。表示広告計算部204は、選択した広告を示す識別子を、通信部25を制御してサーバ装置10へ送信する。表示広告計算部204は、端末装置30へ配信する広告を選択する選択手段と、選択した広告を識別する情報を出力する出力手段の一例である。
(第1実施形態の動作例)
次に、第1実施形態の動作例について、図7のシーケンス図を用いて説明する。端末装置30がサーバ装置10へアクセスすると、サーバ装置10は、広告の選択指示を広告選択装置20へ送信する。広告選択装置20は、この選択指示を取得すると、以下の動作を行う。
選択指示を取得した広告選択装置20においては、まず、広告情報取得部201が、表示広告候補データベースDB1に格納されている情報を取得する(ステップS1)。例えば、図3に例示したように、配信する広告の候補として3つの広告の情報が表示広告候補データベースDB1に格納されている場合、広告情報取得部201は、図3に示した3つのレコードを取得する。次に広告情報取得部201は、取得したレコードにある識別子の広告のCTRを表示広告集計データベースDB2から取得し(ステップS2)、広告候補リストを生成する(ステップS3)。広告情報取得部201は、生成した広告候補リストをパラメータ更新部203へ送る(ステップS4)。
図8は、ステップS3で生成された広告候補リストの一例を示した図である。広告候補リストは、広告の識別子とCTRとを対応付けたリストであり、「ID」及び「CTR」のフィールドを有する。
例えば、広告情報取得部201は、上述したように、図3に示した3つのレコードを取得した場合、識別子が「1」である広告のCTRは、表示広告集計データベースDB2においては、0.6となっているため、図8に示したように、広告候補リストにおいて、識別子の「1」とCTRの「0.6」を対応付ける。ここで、新たに登録されてから配信がされていないためにCTRの情報がない識別子が「3」の広告の場合、図8に示したように、CTRとして「Null」を対応付ける。
次に、新規広告判断部202は、表示広告候補データベースDB1に格納されている情報を取得する(ステップS5)。例えば、上述したように、配信する広告の候補として3つの広告がサーバ装置10に登録されている場合、新規広告判断部202は、図3に示した3つのレコードを取得する。また、新規広告判断部202は、広告選択履歴データベースDB3に格納されているレコードのうち、選択時期が最新のレコードを取得する(ステップS6)。
新規広告判断部202は、ステップS5で取得した情報と、ステップS6で取得したレコードを用いて、広告を選択した後にサーバ装置10へ新たに登録された広告があるか判断する(ステップS7)。例えば、図3に示したレコードと図5に示したレコードとを比較した場合、広告を選択した最後の日時より後に、識別子が「3」の広告が登録されていることがわかる。この場合、新規広告判断部202は、広告を選択した後に新たに登録された広告がサーバ装置10にあると判断する。一方、新規広告判断部202は、選択時期が最新のレコードに格納されている選択時期より登録時期が後の航行がない場合、広告を選択した後に新たに登録された広告はないものと判断する。
新規広告判断部202は、ステップS7の判断結果をパラメータ更新部203へ送り、パラメータ更新部203は、新規広告判断部202から送られた判断結果を取得する(ステップS8)。パラメータ更新部203は、新規広告判断部202の判断結果を取得した後、広告選択履歴データベースDB3に格納されているパラメータのうち、選択時期が最新のレコードに格納されているパラメータであるεの値を取得する(ステップS9)。
パラメータ更新部203は、ステップS7の判断結果と、εの値を取得すると、εの値を更新する(ステップS10)。具体的には、パラメータ更新部203は、ステップS7の判断結果が、「新たに登録された広告がない」との判断結果の場合、ε=1/ln(T)という式を用いてεの値を減少させる。ここで「T」はインプレッション数であり、表示広告集計データベースDB2に格納されている表示数を合算した値となる。
一方、パラメータ更新部203は、ステップS7の判断結果が、「新たに登録された広告がある」との判断結果の場合、εの値を以下の数1の式により更新する。
Figure 2016122241
数1の式において、Naは、広告を選択した最後の日時より前にサーバ装置10に登録されていた広告の数であり、Nbは、広告を選択した最後の日時より後にサーバ装置10に新たに登録された広告の数である。また、ε1は、広告選択履歴データベースDB3から取得したεの値である。パラメータ更新部203は、εの値を更新すると、ステップS4で取得した広告候補リストと、更新したεの値を表示広告計算部204へ送る(ステップS11)。
表示広告計算部204は、広告候補リストと、更新されたεの値を取得すると、取得した広告候補リストにあるCTRと、取得したεの値を使用し、端末装置30へ配信する広告を選択する(ステップS12)。具体的には、表示広告計算部204は、バンディットテストにおいて、取得したεの値の確率で「探索」を行い、1−εの値の確率で「活用」を行う。「探索」においては、広告候補リストにある広告の識別子の中からランダムに識別子を選択し、「活用」においては、広告候補リストにおいて最も大きいCTRの値が対応付けられている識別子を選択する。
表示広告計算部204は、サーバ装置10から端末装置30へ配信する広告の識別子を選択すると、広告選択履歴データベースDB3に新たにレコードを追加し、選択した広告の識別子や取得したεの値などを格納する(ステップS13)。具体的には、表示広告計算部204は、広告の選択を行った日時を、新たに追加したレコードの「選択時期」のフィールドに格納し、パラメータ更新部203から取得したεの値を、新たに追加したレコードの「パラメータ」のフィールドに格納し、選択した広告の識別子を、新たに追加したレコードの「選択広告」のフィールドに格納する。また、表示広告計算部204は、取得した広告候補リストに含まれている広告の識別子を、新たに追加したレコードの「選択候補」のフィールドに格納する。
次に表示広告計算部204は、選択した広告の識別子を、通信部25を制御してサーバ装置10へ送信する(ステップS14)。サーバ装置10は、広告選択装置20からされた識別子を取得すると、取得した識別子の広告を端末装置30へ配信する。サーバ装置10が広告を端末装置30へ配信すると、表示広告集計データベースDB2において、配信された広告に対応するレコードの「表示数」のフィールドが更新される。また、送信された広告が端末装置30において操作されると、表示広告集計データベースDB2において、操作された広告に対応するレコードの「クリック回数」のフィールドと「CTR」のフィールドの値が更新される。
以上説明したように、本実施形態においては、εの値の初期値を1とすることにより、まず探索を中心に行う。そして、広告を最後に選択した後に、新たに登録された広告がない場合、自然対数を使用し、インプレッション数のTが増えるに従ってεの値を減少させることにより、活用の機会を増やしていき、広告が追加された場合には、数1の式によりεの値を増加させ、探索の機会を増やしている。この構成によれば、端末装置30へ配信する広告が新たに登録された場合、εの値が増加される。これにより、新たに登録された広告が探索される機会が増え、探索が十分に行われるため、真にクリック率が高い広告が選択されることとなる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態に係る広告配信システム1は、第1実施形態と同じく、サーバ装置10と広告選択装置20を含む。第2実施形態に係るサーバ装置10と広告選択装置20のハードウェア構成は第1実施形態と同じである。第2実施形態においては、広告選択装置20が行う処理が第1実施形態と異なる。また、第2実施形態においては、広告選択装置20においてグループ選択部205が実現する点と、広告選択履歴データベースDB3に替えて、第2広告選択履歴データベースDB32を有する点が第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と同じ構成については説明を省略し、第1実施形態との相違点について説明する。
図9は、第2実施形態に係る広告選択装置20において実現する機能の構成を示した機能ブロック図である。
グループ選択部205は、端末装置30へ配信する広告の候補を、新たにサーバ装置10に登録された新規広告のグループと、新規広告より前に登録された既存広告のグループとに分けたときに、いずれかのグループを選択する機能を有する。
表示広告計算部204は、グループ選択部205が選択したグループに含まれる広告の中から、端末装置30へ配信する広告を選択する機能を有する。
図10は、第2広告選択履歴データベースDB32の一例を示した図である。第2広告選択履歴データベースDB32は、「#」、「選択時期」、「選択広告」、「選択グループ」、「パラメータ」、「選択候補」のフィールドを有する。「#」フィールドは、データベースのレコードの番号を格納する。「選択時期」フィールドは、端末装置30へ配信する広告を広告選択装置20が選択した日時を示す情報を格納し、「選択広告」フィールドは、端末装置30へ配信する広告として広告選択装置20が選択した広告の識別子を格納する。また、「選択グループ」のフィールドは、新規広告のグループと既存広告のグループとのうち、グループ選択部205が選択したグループを示す情報を格納する。
「パラメータ」フィールドは、さらに「ε」、「γ」、「εa」、「εb」のフィールドを有する。「ε」フィールドは、ε−Greedyアルゴリズムにおいて「探索」を行う割合と「活用」を行う割合を定めるパラメータであるεの値を格納する。「γ」フィールドは、端末装置30へ配信する広告の候補を、新たにサーバ装置10に登録された新規広告のグループと、新規広告より前に登録された既存広告のグループとに分けたときに、これらのグループについてε−Greedyアルゴリズムで「探索」を行う割合と「活用」を行う割合を定めるパラメータであるγの値を格納する。「εa」フィールドは、既存広告のグループに属する広告について、ε−Greedyアルゴリズムで「探索」を行う割合と「活用」を行う割合を定めるパラメータであるεaを格納し、「εb」フィールドは、新規広告のグループに属する広告について、ε−Greedyアルゴリズムで「探索」を行う割合と「活用」を行う割合を定めるパラメータであるεbを格納する。
「選択候補」フィールドは、「既存G」及び「新規G」のフィールドを有し、「既存G」及び「新規G」は、複数のサブフィールドを有する。「既存G」のフィールドは、既存広告のグループに属する広告の識別子を格納し、「新規G」のフィールドは、新規広告のグループに属する広告の識別子を格納する。
(第2実施形態の動作例)
次に、第2実施形態の動作例について、図11、13のシーケンス図を用いて説明する。なお、以下の説明においては、識別子が「1」の広告と識別子が「2」の広告が登録されている状態において、図10に示した時期に広告の選択を行った後、識別子が「3」の広告が新たに登録された状態を想定して動作例の説明を行う。
まず、端末装置30がサーバ装置10へアクセスすると、サーバ装置10は、広告の選択指示を広告選択装置20へ送信する。広告選択装置20は、この選択指示を取得すると、図11に示した動作を行う。なお、図11のステップS21〜S25までの処理は、第1実施形態のステップS1〜S5までの処理と同じであるため、その説明を省略する。
新規広告判断部202は、ステップS25の処理が終了すると、第2広告選択履歴データベースDB32に格納されている情報を取得する(ステップS26)。次に新規広告判断部202は、ステップS25で取得した情報と、ステップS26で取得したレコードを用いて、広告を選択した後にサーバ装置10へ新たに登録された広告があるか判断する(ステップS27)。
具体的には、新規広告判断部202は、表示広告候補データベースDB1から取得したレコードにおいて、登録時期が第2広告選択履歴データベースDB32から取得した選択時期より後のものがある場合、又は第2広告選択履歴データベースDB32から取得したγが予め定められた閾値(例えば0.5)を超える値である場合、「新たに登録された広告がある」と判断する。また、新規広告判断部202は、表示広告候補データベースDB1から取得したレコードにおいて、登録時期が第2広告選択履歴データベースDB32から取得した選択時期より後のものがなく、且つ、第2広告選択履歴データベースDB32から取得したγの値が予め定められた閾値以下である場合、「新たに登録された広告がない」と判断する。
例えば、図3に示したレコードと図10に示したレコードとを比較した場合、広告を選択した最後の日時より後に、識別子が「3」の広告が登録されていることがわかる。この場合、新規広告判断部202は、広告を選択した後に新たに登録された広告がサーバ装置10にあると判断する。新規広告判断部202は、ステップS27の判断結果をパラメータ更新部203へ送り、パラメータ更新部203は、新規広告判断部202の判断結果を取得する(ステップS28)。パラメータ更新部203は、新規広告判断部202の判断結果を取得した後、第2広告選択履歴データベースDB32に格納されているパラメータのうち、選択時期が最新のレコードに格納されているパラメータを取得する(ステップS29)。
パラメータ更新部203は、新規広告判断部202の判断結果とパラメータとを取得した後、広告を選択するときに用いるパラメータを更新する(ステップS30)。具体的には、パラメータ更新部203は、ステップS27の判断結果が、「新たに登録された広告がない」との判断結果の場合、例えば、ε=1/ln(t)という式を用いてεの値を減少させる。ここで「t」は、例えば、サーバ装置10が広告の配信を始めてから経過した時間を用いる。
一方、パラメータ更新部203は、ステップS27の判断結果が、「新たに登録された広告がある」との判断結果の場合、γ、εa及びεbの値を更新する。例えば、識別子が「1」の広告と識別子が「2」の広告が記憶されている状態から新たに識別子が「3」である広告が登録された場合、ステップS27の判断結果が、「新たに登録された広告がある」との判断結果になる。ここで、パラメータ更新部203は、第2広告選択履歴データベースDB32から取得したγの値が「Null」である場合、γの値を初期値の「1」にする。また、パラメータ更新部203は、第2広告選択履歴データベースDB32から取得したεaの値が「Null」である場合、εaの値を取得したεの値と同じ値とし、第2広告選択履歴データベースDB32から取得したεaの値が「Null」である場合、εbの値を、初期値の「1」とする。
パラメータ更新部203は、ε、γ、εa及びεbの値を更新すると、取得した広告候補リストと、取得したεの値と、更新したγ、εa及びεbの値をグループ選択部205へ送り、グループ選択部205は、送られた広告候補リスト、ε、γ、εa及びεbの値を取得する(ステップS31)。
グループ選択部205は、取得したγの値が「Null」ではない場合、取得したγを用いて、新たに登録された新規広告のグループと、新たに登録された広告より前に登録された既存広告のグループのいずれかを選択する(ステップS32)。
具体的には、グループ選択部205は、第2広告選択履歴データベースDB32において新たなレコードを生成し、取得した広告候補リストにおいてCTRの値が「Null」となっている識別子の「3」を、図12(a)に示したように、新規Gのフィールドに格納する。また、グループ選択部205は、取得した広告候補リストにおいてCTRの値が「Null」以外となっている識別子の「1」と「2」を、既存Gのフィールドに格納する。また、グループ選択部205は、取得したγの値を「γ」のフィールドに格納し、取得したεaの値を「εa」のフィールドに格納し、取得したεbの値を「εb」のフィールドに格納する。次に、グループ選択部205は、取得したγの値をε−Greedyアルゴリズムにおける「探索」と「活用」を行うときのパラメータとし、γの値の確率で「探索」を行い、1−γの値の確率で「活用」を行い、既存広告のグループと、新規広告のグループのいずれかを選択する。
次にグループ選択部205は、選択したグループを示す情報を、「選択グループ」のフィールドに格納する(ステップS33)。例えば、グループ選択部205が、新規広告のグループを選択すると、ここまでで第2広告選択履歴データベースDB32は、図12(a)に示した状態となる。
次にグループ選択部205は、広告候補リストと、選択したグループから広告を選択するときに用いるパラメータと、選択したグループに含まれる広告の識別子を、表示広告計算部204へ送る(ステップS34)。例えば、グループ選択部205が、新規広告のグループを選択した場合、広告候補リストと、εbと、識別子の「3」が表示広告計算部204へ送られる。なお、グループ選択部205が、既存広告のグループを選択した場合、広告候補リストと、εaと、識別子の「1」及び「2」が表示広告計算部204へ送られる。
表示広告計算部204は、広告候補リストと、広告の識別子と、εbを取得すると、取得したεbの値を使用し、端末装置30へ配信する広告を選択する(ステップS35)。具体的には、表示広告計算部204は、バンディットテストにおいて、取得したεbの値の確率で「探索」を行い、1−εbの値の確率で「活用」を行う。「探索」においては、取得した識別子の中からランダムに識別子を選択し、「活用」においては、取得した識別子のうち、広告候補リストにおいて最も大きいCTRの値が対応付けられている識別子を選択する。なお、新規広告のグループに属する広告について、CTRの値が表示広告集計データベースDB2にない場合には、ランダムに選択する構成としてもよい。
表示広告計算部204は、サーバ装置10から端末装置30へ配信する広告の識別子を選択すると、選択した広告の識別子をステップS32で生成したレコードの「選択広告」のフィールドに格納し、選択した日時を「選択時期」のフィールドに格納する(ステップS36)。例えば、識別子が「3」の広告が選択された場合、第2広告選択履歴データベースDB32は、図12(b)に示した状態となる。
次に表示広告計算部204は、選択した広告の識別子を、通信部25を制御してサーバ装置10へ送信する(ステップS37)。サーバ装置10は、広告選択装置20からされた識別子を取得すると、取得した識別子の広告を端末装置30へ配信する。
この後、端末装置30がサーバ装置10へアクセスすると、ステップS21〜S24と同様に、広告情報取得部201が表示広告候補データベースDB1にある情報と、表示広告集計データベースDB2にあるCTRを取得し、広告候補リストを生成してパラメータ更新部203へ送る(図13のステップS41〜S44)。また、新規広告判断部202は、表示広告候補データベースDB1に格納されている情報を取得する(ステップS45)。例えば、広告情報取得部201は、図3に示したレコードを取得する。また、新規広告判断部202は、第2広告選択履歴データベースDB32に格納されている最新のレコードとして、図12(b)に示したレコードのうち2行目のレコードを取得する(ステップS46)。
次に新規広告判断部202は、ステップS45で取得した情報と、ステップS46で取得したレコードを用いて、広告を選択した後にサーバ装置10へ新たに登録された広告があるか判断する(ステップS47)。ここで、ステップS46で取得した図12(b)の2行目のレコードにおいては、γの値が1となっている。新規広告判断部202は、γの値が「Null」ではなく、γの値が予め定められた値を超える値であると、「新たに登録された広告がある」と判断する。新規広告判断部202は、ステップS47の判断結果をパラメータ更新部203へ送り、パラメータ更新部203は、新規広告判断部202の判断結果を取得する(ステップS48)。パラメータ更新部203は、新規広告判断部202の判断結果を取得した後、第2広告選択履歴データベースDB32に格納されているパラメータのうち、選択時期が最新のレコードに格納されているパラメータを取得する(ステップS49)。
パラメータ更新部203は、新規広告判断部202の判断結果とパラメータとを取得した後、広告を選択するときに用いるパラメータを更新する(ステップS50)。ここでパラメータ更新部203は、ステップS47の判断結果が、「新たに登録された広告がある」の場合、γ、εa及びεbを更新する。具体的には、γについては、第2広告選択履歴データベースDB32から取得したγの値が「Null」ではない場合、γ=1/ln(t1)とする。ここで「t1」は、例えば、サーバ装置10に新規広告が登録されてから経過した時間とする。また、εaは、第2広告選択履歴データベースDB32から取得したεaの値が「Null」ではない場合、εa=1/ln(t1)とし、εbは、第2広告選択履歴データベースDB32から取得したεbの値が「Null」ではない場合、εb=1/ln(t1)とする。
パラメータ更新部203は、ε、γ、εa及びεbの値を更新すると、取得した広告候補リストと、取得したεの値と、更新したγ、εa及びεbの値をグループ選択部205へ送り、グループ選択部205は、送られた広告候補リスト、ε、γ、εa及びεbの値を取得する(ステップS51)。
グループ選択部205は、取得したγの値が「Null」ではない場合、取得したγを用いて、新たに登録された新規広告のグループと、新たに登録された広告より前に登録された既存広告のグループのいずれかを選択する(ステップS52)。
具体的には、グループ選択部205は、第2広告選択履歴データベースDB32において新たなレコードを生成し、生成した一つ前のレコードの「既存G」のフィールドにある情報を、生成したレコードの「既存G」のフィールドにコピーし、生成した一つ前のレコードの「新規G」のフィールドにある情報を、生成したレコードの「新規G」のフィールドにコピーする。また、グループ選択部205は、取得したγの値を「γ」のフィールドに格納し、取得したεaの値を「εa」に格納し、取得したεbの値を「εb」のフィールドに格納する。次に、グループ選択部205は、取得したγの値をε−Greedyアルゴリズムにおける「探索」と「活用」を行うときのパラメータとし、γの値の確率で「探索」を行い、1−γの値の確率で「活用」を行い、既存広告のグループと、新規広告のグループのいずれかを選択する。
次にグループ選択部205は、選択したグループを示す情報を「選択グループ」のフィールドに格納する(ステップS53)。例えば、グループ選択部205が、新規広告のグループを選択すると、ここまでで第2広告選択履歴データベースDB32は、図14(a)に示した状態となる。
次にグループ選択部205は、広告候補リストと、選択したグループから広告を選択するときに用いるパラメータのεaと、選択したグループに含まれる広告の識別子の「1」と「2」を、表示広告計算部204へ送る(ステップS54)。表示広告計算部204は、広告候補リストと、広告の識別子と、パラメータを取得すると、取得したパラメータの値を使用し、端末装置30へ配信する広告を選択する(ステップS55)。具体的には、表示広告計算部204は、バンディットテストにおいて、取得したεaの値の確率で「探索」を行い、1−εaの値の確率で「活用」を行う。「探索」においては、取得した識別子の中からランダムに識別子を選択し、「活用」においては、取得した識別子のうち、広告候補リストにおいて最も大きいCTRの値が対応付けられている識別子を選択する。
表示広告計算部204は、サーバ装置10から端末装置30へ配信する広告の識別子を選択すると、選択した広告の識別子をステップS52で生成したレコードの「選択広告」のフィールドに格納し、選択した日時を「選択時期」のフィールドに格納する(ステップS56)。例えば、識別子が「2」の広告が選択された場合、第2広告選択履歴データベースDB32は、図14(b)に示した状態となる。
次に表示広告計算部204は、選択した広告の識別子を、通信部25を制御してサーバ装置10へ送信する(ステップS57)。サーバ装置10は、広告選択装置20からされた識別子を取得すると、取得した識別子の広告を端末装置30へ配信する。
この後、端末装置30がサーバ装置10へアクセスをする毎に、上述したように、パラメータの更新、既存広告のグループ又は新規広告のグループの選択、及び選択したグループの中からの広告の選択が行われ、第2広告選択履歴データベースDB32が更新されていく。パラメータのγ、εa及びεbは、時間の経過によって減少するため、広告の選択が行われるたびに、第2広告選択履歴データベースDB32に格納されるパラメータの値は減少していく。
そして、新規広告判断部202が新規広告の有無を判断する際に、第2広告選択履歴データベースDB32から取得した最新のレコードにおいて、γの値が予め定められた閾値の0.5以下となっている場合、新規広告判断部202は、「新たに登録された広告がない」と判断する。新規広告判断部202の判断結果が、「新たに登録された広告がない」との結果であると、パラメータ更新部203は、広告を選択するときのパラメータを更新する。具体的には、パラメータ更新部203は、εの値を、「εa」のフィールドに格納されている値と同じ値とし、γ、εa及びεbの値を「Null」とする。
パラメータ更新部203は、ε、γ、εa及びεbの値を更新すると、取得した広告候補リストと、更新したε、γ、εa及びεbの値をグループ選択部205へ送り、グループ選択部205は、送られたε、γ、εa及びεbの値を取得する。グループ選択部205は、γの値が「Null」である場合、既存広告のグループを選択する。ここで、グループ選択部205は、第2広告選択履歴データベースDB32において新たなレコードを生成する。グループ選択部205は、選択したグループを示す情報を、生成したレコードの「選択グループ」のフィールドに格納し、一つ前のレコードにおいて「既存G」のフィールドにあった識別子の「1」と「2」を、新たなレコードの「既存G」のフィールドに格納し、一つ前のレコードにおいて「新規G」のフィールドにあった識別子も、新たなレコードの「既存G」のフィールドに格納する。また、グループ選択部205は、取得したγの値(Null)を、新たなレコードの「γ」のフィールドに格納し、取得したεaの値(Null)を、新たなレコードの「εa」に格納し、取得したεbの値(Null)を、新たなレコードの「εb」に格納する。
次にグループ選択部205は、選択したグループに属する広告を選択するときのパラメータと、取得した広告候補リストを表示広告計算部204へ送る。例えば、上述したように、グループ選択部205が、既存広告のグループを選択し、γの値が「Null」となっている場合、取得したεと、取得した広告候補リストが表示広告計算部204へ送られる。
表示広告計算部204は、広告候補リストと、εを取得すると、取得したεの値を使用し、端末装置30へ配信する広告を、既存広告のグループに属する広告、即ち、識別子が「1」の広告、識別子が「2」の広告及び識別子が「3」の広告の中から、ε−Greedyアルゴリズムを用いて選択する。表示広告計算部204は、配信する広告を選択すると、選択した広告の識別子を第2広告選択履歴データベースDB32の「選択広告」のフィールドに格納する。
次に表示広告計算部204は、選択した広告の識別子をサーバ装置10へ送信する。サーバ装置10は、広告選択装置20からされた識別子を取得すると、取得した識別子の広告を端末装置30へ配信する。
以上説明したように、第2実施形態によれば、広告を新たに登録されたグループと、新規広告より前に登録された既存広告のグループに分け、グループを分けた当初は、新規広告を選択する確率を高くし、新規広告を選択する確率を時間の経過に伴って低くしていくことにより、新たに登録された広告が探索される機会が増え、探索が十分に行われるため、真にクリック率が高い広告が選択されることとなる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本発明の第3実施形態に係る広告配信システム1は、第1実施形態と同じく、サーバ装置10と広告選択装置20を含む。第3実施形態に係るサーバ装置10と広告選択装置20のハードウェア構成は第1実施形態と同じである。第3実施形態においては、広告選択装置20が行う処理が第1実施形態と異なる。また、第3実施形態においては、広告選択装置20において選択確率更新部206が実現する点と、広告選択履歴データベースDB3に替えて、第3広告選択履歴データベースDB33を有する点が第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と同じ構成については説明を省略し、第1実施形態との相違点について説明する。
図15は、第3実施形態に係る広告選択装置20において実現する機能の構成を示した機能ブロック図である。選択確率更新部206は、配信する候補となる広告のそれぞれについて、選択される確率を更新する機能を有しており、選択される確率を登録されてからの経過時間に応じて更新する。表示広告計算部204は、選択確率更新部206が更新した選択確率を使用し、端末装置30へ配信する広告を選択する機能を有する。
図16は、第3広告選択履歴データベースDB33の一例を示した図である。第3広告選択履歴データベースDB33は、「#」、「選択時期」、「選択広告」、「パラメータ」、「選択候補」、及び「選択確率」のフィールドを有する。「#」フィールドは、データベースのレコードの番号を格納する。「選択時期」フィールドは、端末装置30へ配信する広告を広告選択装置20が選択した日時を示す情報を格納し、「選択広告」フィールドは、端末装置30へ配信する広告として広告選択装置20が選択した広告の識別子を格納する。「パラメータ」フィールドは、ε−Greedyアルゴリズムにおいて「探索」を行う割合と「活用」を行う割合を定めるパラメータであるεの値を格納する。「選択候補」フィールドは、複数のサブフィールドを有し、端末装置30へ配信する広告を選択する際に選択の候補となった広告の識別子を格納する。「選択確率」フィールドは、複数のサブフィールドを有し、配信する候補となる広告のそれぞれが選択される確率が格納される。
(第3実施形態の動作例)
次に、第3実施形態の動作例について、図17のシーケンス図を用いて説明する。なお、以下の説明においては、識別子が「1」の広告と識別子が「2」の広告が登録されている状態において、識別子が「3」の広告が新たに登録された状態を想定して動作例の説明を行う。
端末装置30がサーバ装置10へアクセスすると、サーバ装置10は、広告の選択指示を広告選択装置20へ送信する。広告選択装置20は、この選択指示を取得すると、図17に示した動作を行う。なお、図17のステップS61〜S63までの処理は、第1実施形態のステップS1〜S3までの処理と同じであるため、その説明を省略する。広告情報取得部201は、ステップS63で広告候補リストを生成すると、生成した広告候補リストをパラメータ更新部203と選択確率更新部206へ送る(ステップS64)。
次に、新規広告判断部202は、表示広告候補データベースDB1に格納されている情報を取得する(ステップS65)。例えば、上述したように、配信する広告の候補として3つの広告がサーバ装置10に登録されている場合、新規広告判断部202は、図3に示した3つのレコードを取得する。また、新規広告判断部202は、第3広告選択履歴データベースDB33に格納されているレコードのうち、選択時期が最新のレコードを取得する(ステップS66)。
新規広告判断部202は、ステップS65で取得した情報と、ステップS66で取得したレコードを用いて、広告を選択した後にサーバ装置10へ新たに登録された広告があるか判断し(ステップS67)、判断結果をパラメータ更新部203へ通知する(ステップS68)。例えば、取得した図3に示したレコードと、取得した図15に示したレコードとを比較した場合、広告を選択した最後の日時より後に、識別子が「3」の広告が登録されていることがわかる。この場合、新規広告判断部202は、広告を選択した後に新たに登録された広告がサーバ装置10にあると判断する。
新規広告判断部202は、ステップS67の判断結果をパラメータ更新部203へ送り、パラメータ更新部203は、新規広告判断部202の判断結果を取得する(ステップS68)。パラメータ更新部203は、新規広告判断部202の判断結果を取得すると、ε−Greedyアルゴリズムにより広告を選択するときのパラメータであるεの値を更新する(ステップS69)。具体的には、パラメータ更新部203は、新規広告判断部202の判断結果にかかわらず、εの値を減少させ、例えば、ε=1/ln(t)とする。ここで「t」は、例えば、サーバ装置10が広告の配信を始めてから経過した時間を用いる。パラメータ更新部203は、εの値を更新すると、更新した値と、取得した広告候補リストを選択確率更新部206へ送り、選択確率更新部206は、送られたεの値と、広告候補リストを取得する(ステップS70)。また、パラメータ更新部203は、更新したεの値と、取得した広告候補リストを表示広告計算部204へ送り、表示広告計算部204は、送られたεの値と、広告候補リストを取得する(ステップS71)。
選択確率更新部206は、εの値と、広告候補リストを取得すると、選択の候補となる広告のそれぞれの選択確率Pを、サーバ装置10へ登録されてからの期間Tが短いほど値が大きくなるように重み付けをして更新する(ステップS72)。
具体的には、選択確率更新部206は、広告候補リストにある識別子の広告の登録時期を、表示広告候補データベースDB1から取得し、識別子の広告が登録されてからの経過時間を求める。そして、選択確率更新部206は、識別子をi、識別子がiの広告がサーバ装置10へ登録されてからの経過時間をTi、選択される候補となる広告の数をN、識別子がiの広告の選択が選択される確率の選択確率をPiとしたとき、選択確率Piは、Pi=kε/(TiN)として計算される。但し、kは数2の式を満たすための定数である。
Figure 2016122241
選択確率更新部206は、選択される候補となる広告のそれぞれについて、選択確率を計算し終えると、計算した選択確率と、広告候補リストを表示広告計算部204へ送る(ステップS73)。表示広告計算部204は、広告候補リストと、選択確率を取得すると、取得した広告候補リストにあるCTRと、パラメータ更新部203から取得したεの値を使用し、端末装置30へ配信する広告を選択する(ステップS74)。具体的には、表示広告計算部204は、バンディットテストにおいて、取得したεの値の確率で「探索」を行い、1−εの値の確率で「活用」を行う。「探索」においては、広告候補リストにある広告の識別子の中から取得した選択確率で広告を選択し、「活用」においては、広告候補リストにおいて最も大きいCTRの値が対応付けられている識別子を選択する。
表示広告計算部204は、サーバ装置10から端末装置30へ配信する広告を選択すると、第3広告選択履歴データベースDB33に新たにレコードを追加し、選択した広告の識別子や取得したεの値、取得した選択確率などを格納する(ステップS75)。
具体的には、表示広告計算部204は、広告の選択を行った日時を、新たに追加したレコードの「選択時期」のフィールドに格納し、パラメータ更新部203から取得したεの値を、新たに追加したレコードの「パラメータ」のフィールドに格納し、選択した広告の識別子を、新たに追加したレコードの「選択広告」のフィールドに格納する。また、表示広告計算部204は、取得した広告候補リストに含まれている識別子を、「選択候補」のフィールドに格納し、取得した選択確率を、「選択確率」のフィールドに格納する。
次に表示広告計算部204は、選択した広告の識別子を、通信部25を制御してサーバ装置10へ送信する(ステップS76)。サーバ装置10は、広告選択装置20からされた識別子を取得すると、取得した識別子の広告を端末装置30へ配信する。
以上説明したように、第3実施形態によれば、広告が登録されてからの経過時間に応じて広告の選択確率が決まるため、広告が頻繁に登録される場合でも、新たに登録された広告について、探索が十分に行われ、真にクリック率が高い広告が選択されることとなる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本発明の第4実施形態に係る広告配信システム1は、第1実施形態と同じく、サーバ装置10と広告選択装置20を含む。本実施形態に係るサーバ装置10と広告選択装置20のハードウェア構成は第1実施形態と同じである。本実施形態においては、広告選択装置20が行う処理が第1実施形態と異なり、具体的には、パラメータ更新部203の動作が異なる。以下、本実施形態の動作例について説明する。
(第4実施形態の動作例)
第4実施形態の動作例について、図18のシーケンス図を用いて説明する。まず、端末装置30がサーバ装置10へアクセスすると、サーバ装置10は、広告の選択指示を広告選択装置20へ送信する。広告選択装置20は、この選択指示を取得すると、図18に示した動作を行う。なお、図18のステップS81〜S89までの処理は、第1実施形態のステップS1〜S9までの処理と同じであるため、その説明を省略する。
パラメータ更新部203は、新規広告判断部202の判断結果を取得すると、表示広告集計データベースDB2に格納されている情報を取得する(ステップS90)。パラメータ更新部203は、表示広告集計データベースDB2から情報を取得すると、ステップS89で取得したεの値を更新する(ステップS91)。
具体的には、パラメータ更新部203は、取得した新規広告判断部202の判断結果が、「新たに登録された広告がある」との判断結果の場合、表示広告集計データベースDB2から情報を取得すると、新たに登録された広告より前に登録されていた広告のジャンル毎にCTRの平均と分散を計算する。また、新たに登録された広告のCTRについては、当該広告が属するジャンルにおけるCTRの平均値を初期値とし、新たに登録された広告が属するジャンルが新たなジャンルである場合、例えば、予め定められた初期値として、CTRの平均と分散を計算する。
次に、パラメータ更新部203は、新たに追加された広告のジャンルについて、算出したCTRの分散が、他のジャンルのCTRの分散より大きい場合には、パラメータのεの値を初期化して1にする。また、パラメータ更新部203は、新たに追加された広告のジャンルについて、算出したCTRの分散が、他のジャンルのCTRの分散以下である場合には、例えば、ε=1/ln(t)とし、εの値を減少させる。なお、ここで「t」は、例えば、εの値を1に設定してから経過した時間を用いる。
パラメータ更新部203は、εの値を更新すると、取得した広告候補リストと、更新したεの値を表示広告計算部204へ送る(ステップS92)。表示広告計算部204は、広告候補リストと、更新されたεの値を取得すると、第1実施形態と同様に、取得した広告候補リストにあるCTRと、取得したεの値を使用し、端末装置30へ配信する広告を選択する(ステップS93)。
表示広告計算部204は、サーバ装置10から端末装置30へ配信する広告の識別子を選択すると、第1実施形態と同様に、広告選択履歴データベースDB3に新たにレコードを追加し、選択した広告の識別子や取得したεの値などを格納する(ステップS94)。
次に表示広告計算部204は、選択した広告の識別子をサーバ装置10へ送信する(ステップS95)。サーバ装置10は、広告選択装置20からされた識別子を取得すると、取得した識別子の広告を端末装置30へ配信する。
以上説明したように、本実施形態によれば、新たに登録された広告が探索される機会が増え、探索が十分に行われるため、真にクリック率が高い広告が選択されることとなる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
上述した実施形態においては、サーバ装置10と広告選択装置20は、別々の装置となっているが、サーバ装置10が広告選択装置20の機能を備えた構成、即ち、サーバ装置10と広告選択装置20とが一体化された構成であってもよい。
本発明に係る機能を実現するプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))など)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリーなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供し、各装置にインストールしてもよい。また、通信網2を介してプログラムをダウンロードして各装置にインストールしてもよい。
1…広告配信システム、2…通信網、10…サーバ装置、20…広告選択装置、30…端末装置、21…制御部、22…記憶部、23…表示部、24…操作部、25…通信部、201…広告情報取得部、202…新規広告判断部、203…パラメータ更新部、204…表示広告計算部、205…グループ選択部、206…選択確率更新部、DB1…表示広告候補データベース、DB2…表示広告集計データベース、DB3…広告選択履歴データベース、DB32…第2広告選択履歴データベース、DB33…第3広告選択履歴データベース

Claims (7)

  1. 端末装置へ配信する広告の候補のそれぞれの登録時期を取得する登録時期取得手段と、
    端末装置へ配信された広告の選択時期を取得する選択時期取得手段と、
    パラメータに応じた割合で探索及び活用を行うアルゴリズムにより、前記候補の中から端末装置へ配信する広告を選択する選択手段と、
    前記候補に含まれる広告のうち、前記登録時期取得手段が取得した時期が、前記選択時期取得手段が取得した選択時期より後の広告がある場合、前記探索を行う割合が増加するように前記パラメータを更新する更新手段と、
    前記選択手段が選択した広告を識別する情報を出力する出力手段と、
    を有する広告選択装置。
  2. 前記更新手段は、前記候補に含まれる広告のうち、前記登録時期取得手段が取得した登録時期が、前記選択時期取得手段が取得した選択時期より後の広告の数が多くなるにつれて、前記探索を行う割合を多くするように前記パラメータを更新する
    請求項1に記載の広告選択装置。
  3. 前記選択手段は、
    前記候補に含まれる広告を、前記登録時期取得手段が取得した登録時期が、前記選択時期取得手段が取得した選択時期より後である広告の第1グループと、前記登録時期取得手段が取得した登録時期が、前記選択時期取得手段が取得した選択時期より前である広告の第2グループとに分け、
    第1パラメータに応じた割合で探索及び活用を行うアルゴリズムにより、前記第1グループと前記第2グループのいずれかの選択を行い、第2パラメータに応じた割合で探索及び活用を行うアルゴリズムにより、選択したグループに属する広告から端末装置へ配信する広告を選択し、
    前記更新手段は、時間の経過に応じて、前記探索を行う割合が減少するように前記第1パラメータ及び前記第2パラメータを減少させる
    請求項1に記載の広告選択装置。
  4. 前記選択手段は、前記探索を行うときに、前記候補に含まれる広告毎に、選択される確率を登録時期からの経過時間が短くなるにつれて大きくする
    請求項1に記載の広告選択装置。
  5. 前記更新手段は、前記候補に含まれる広告のうち、前記登録時期取得手段の取得した登録時期が前記選択時期取得手段の取得した選択時期より後である広告が属するジャンルに含まれる広告のクリック率の分散が、他のジャンルに含まれる広告のクリック率の分散より大きい場合、前記探索を行う割合が増加するように前記パラメータを更新する
    請求項1に記載の広告選択装置。
  6. 端末装置へ配信する広告の候補のそれぞれの登録時期を取得する登録時期取得ステップと、
    端末装置へ配信された広告の選択時期を取得する選択時期取得ステップと、
    パラメータに応じた割合で探索及び活用を行うアルゴリズムにより、前記候補の中から端末装置へ配信する広告を選択する選択ステップと、
    前記候補に含まれる広告のうち、前記登録時期取得ステップで取得した時期が、前記選択時期取得ステップで取得した選択時期より後の広告がある場合、前記探索を行う割合が増加するように前記パラメータを更新する更新ステップと、
    前記選択ステップが選択した広告を識別する情報を出力する出力ステップと、
    を有する広告選択方法。
  7. コンピュータを、
    端末装置へ配信する広告の候補のそれぞれの登録時期を取得する登録時期取得手段と、
    端末装置へ配信された広告の選択時期を取得する選択時期取得手段と、
    パラメータに応じた割合で探索及び活用を行うアルゴリズムにより、前記候補の中から端末装置へ配信する広告を選択する選択手段と、
    前記候補に含まれる広告のうち、前記登録時期取得手段が取得した時期が、前記選択時期取得手段が取得した選択時期より後の広告がある場合、前記探索を行う割合が増加するように前記パラメータを更新する更新手段と、
    前記選択手段が選択した広告を識別する情報を出力する出力手段、
    として機能させるためのプログラム。
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