JP2016119631A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】利便性を損なわずに、ユーザの危険を回避する技術を提供する。
【解決手段】電子機器は、検出部と、測定部と、判定部と、制限部とを備える。検出部は、ユーザの移動状態を検出する。測定部は、電子機器とユーザとの距離を測定する第1測定と、電子機器の水平面に対する角度を測定する第2測定とをする。判定部は、電子機器とユーザとの距離が第1距離以上であるとき、ユーザとの距離が第1距離に近づくほど第1危険度が高いと判定する第1判定と、電子機器の水平面に対する角度が小さくなるほど、第2危険度が高いと判定する第2判定とをする。そして、判定部は、第1危険度と第2危険度との組合せを用いて、第4危険度を判定する。制限部は、判定部により判定された第4危険度に応じて、電子機器の機能を制限する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器に関する。
スマートフォン、およびタブレットなどの電子機器を、歩きながら操作すると、周囲の通行人、自転車、車、および障害物などと、電子機器を操作中のユーザとが接触する可能性が高くなり、危険であるという問題がある。以下の説明では、ユーザが電子機器を、歩きながら操作することを、「歩きスマホ」とも言う。
そこで、「歩きスマホ」を抑制し、ユーザの危険を回避するために、ユーザが歩行していることを検出したとき、電子機器が提供する機能を制限するなどの対策がとられている。
関連する他の技術として、携帯端末の撮像装置は、表示装置と同じ面に備えられている。携帯端末は、携帯端末の振動、加速度またはそれに伴う電圧のいずれか一以上を検出する移動状態検出部と、検出した情報を用いて、所定の基準値を満たしている場合には移動状態であると判定する移動状態判定部とを有する。また、携帯端末は、撮像装置の起動指示を送出するカメラ起動指示部と、撮像装置で撮像した画像から顔を検出することにより、所持者の危険状態の判定を行う危険状態判定部とを有する。さらに、携帯端末は、危険状態であると判定された場合に、所持者に対してその旨を通知するための制御指示を送出する危険判定時処理部を有する技術が知られている。
また、関連する他の技術として、腕時計型情報端末は、入力操作を受け付ける入力部と、所定の情報を表示する表示部と、使用者Uによる腕時計型情報端末の使用状態を検出する使用状態検出部とを備える。さらに、腕時計型情報端末は、使用状態検出部により検出された使用者の使用状態に応じて、非利用モードと、情報確認モードと、完全操作モードとのいずれかを設定する利用モード設定部を備える技術が知られている。非利用モードは、表示部への情報の表示を制限するとともに入力部への入力操作を禁止する利用モードである。情報確認モードは、表示部への情報の表示を許可するとともに入力部への入力操作を禁止する利用モードである。完全操作モードは、表示部への情報の表示および入力部への入力操作を許可する利用モードである(例えば、特許文献1、または特許文献2)。
特開2008−085510号公報 特開2013−198107号公報
前述した危険回避技術を有する電子機器では、ユーザの危険を回避するため、ユーザが歩行していることを検出したとき、電子機器の機能を制限するので、ナビアプリなどの歩行中に使用する機能も制限してしまい、利便性を損なうことがある。
本発明は、一側面として、利便性を損なわずに、ユーザの危険を回避する技術を提供する。
本明細書で開示する電子機器のひとつに、検出部と、測定部と、判定部と、制限部とを備える電子機器がある。検出部は、ユーザの移動状態を検出する。測定部は、電子機器とユーザとの距離を測定する第1測定と、電子機器の水平面に対する角度を測定する第2測定と、電子機器の周囲の音の大きさを測定する第3測定と、のいずれか2以上を測定する。判定部は、第1判定と、第2判定と、第3判定と、のいずれか2以上の判定をし、判定した2以上の危険度の組合せを用いて、第4危険度を判定する。第1判定は、電子機器とユーザとの距離が第1距離以上であるとき、ユーザとの距離が第1距離に近づくほど第1危険度が高いとする判定である。第2判定は、電子機器の水平面に対する角度が小さくなるほど、第2危険度が高いとする判定である。第3判定は、電子機器の周囲の音が大きくなるほど、第3危険度が高いとする判定である。制限部は、判定部により判定された第4危険度に応じて、電子機器の機能を制限する。
1実施態様によれば、利便性を損なわずに、ユーザの危険を回避することができる。
移動中の電子機器操作の一例を示す図である。 電子機器とユーザとの距離による視界の違いを説明する図である。 電子機器の一実施例を示す機能ブロック図である。 電子機器とユーザとの距離の測定の一例を示す図(その1)である。 電子機器とユーザとの距離の測定の一例を示す図(その2)である。 距離情報の一例を示す図である。 傾き情報の一例を示す図である。 騒音情報の一例を示す図である。 判定情報の一例を示す図である。 判定値の設定の一例を示す図である。 危険度対応処理の一例を示す図である。 危険回避処理を示すフローチャート(その1)である。 危険回避処理を示すフローチャート(その2)である。 危険度判定処理を示すフローチャート(その1)である。 危険度判定処理を示すフローチャート(その2)である。 危険度対応処理を示すフローチャートである。 コンピュータ装置の一実施例を示すブロック図である。
[実施形態]
実施形態の電子機器について説明する。
図1は、移動中の電子機器操作の一例を示す図である。図2は、電子機器とユーザとの距離による視界の違いを説明する図である。
図1を参照して、ユーザが移動中に電子機器1を操作するとき、ユーザの電子機器1の持ち方により推定される、ユーザの危険の度合いについて説明する。移動中とは、歩行中、および自転車乗車中などを含むものとする。以下の説明において、危険の度合いのことは、危険度とも言う。また、危険度が高いとは、ユーザが、周囲の通行人などと接触する可能性が高い、および段差などで躓く可能性が高いことを言う。電子機器1は、図1に示すように、背面カメラ2を備えても良い。また、電子機器1は、図2に示すように、前面カメラ3と、表示装置4とを備えても良い。前面カメラ3は、少なくとも、表示装置4の法線方向の画像を含む画像を撮像するものとする。
図1(a)に示すように、ユーザ100が移動中に電子機器1を操作するとき、ユーザ100と電子機器1との距離が十分にあり、ユーザ100が前方を見ていると、ユーザ100は、前方の周囲の状況が見える状態にあるので、ユーザ100が周囲の通行人などと接触する可能性が低い。したがって、ユーザが図1(a)に示す状態で電子機器1を操作しているとき、ユーザ100の危険度は、低いと考えられる。ユーザ100と電子機器1との距離が十分にあるとき、ユーザと電子機器1との距離は、例えば、図2(a)に示すように、ユーザ100の視界5に入る電子機器1の割合が3割以下になる距離でも良い。以下の説明では、ユーザ100のことを、単にユーザとも言う。
図1(b)に示すように、ユーザが移動中に電子機器1を操作するとき、ユーザと電子機器1との距離が十分にあるが、ユーザが下方を見ていると、ユーザは、前方の周囲の状況が見えない状態にあるので、ユーザが周囲の通行人などと接触する可能性が高い。したがって、ユーザが図1(b)に示す状態で電子機器1を操作しているとき、ユーザの危険度は、高いと考えられる。ユーザと電子機器1との距離が十分にあるとき、ユーザと電子機器1との距離は、例えば、図2(b)に示すように、ユーザの視界5に入る電子機器1の割合が3割以下になる距離でも良い。
図1(c)に示すように、ユーザが移動中に電子機器1を操作するとき、ユーザが前方を見ているが、ユーザと電子機器1との距離が近いと、ユーザは、前方の周囲の状況が見えない状態にあるので、ユーザが周囲の通行人などと接触する可能性が高い。したがって、ユーザが図1(c)に示す状態で電子機器1を操作しているとき、ユーザの危険度は、高いと考えられる。ユーザと電子機器1との距離が近いとき、ユーザと電子機器1との距離は、例えば、図2(c)に示すように、ユーザの視界5の電子機器1に入る割合が3割以上であり、ユーザの視界を電子機器1がほぼ塞いでしまう距離でも良い。
移動中のユーザが電子機器1を操作することによる危険を回避するため、ユーザが移動しているとき、電子機器1の機能を制限することで、ユーザによる電子機器1の操作を抑制し、ユーザの危険度を低くする技術がある。この技術を用いると、ユーザが移動しているとき、ナビアプリなどの歩行中に使う機能も制限してしまい、ユーザの利便性が損なわれることがある。そこで、実施形態の電子機器1は、ユーザが移動中であるとき、ユーザの危険度を判定し、ユーザの危険度が低いとき、ユーザが移動中でも電子機器1の機能を制限しない危険回避処理をする。これにより、実施形態の電子機器1は、利便性を損なわずに、ユーザの危険を回避する。
図3は、電子機器の一実施例を示す機能ブロック図である。
図3を参照して、実施形態の電子機器1について説明する。
電子機器1は、制御部10と、測定部20と、記憶部30と、表示部40と、発音部50と、入出力部60と、送受信部70とを備える。電子機器1は、例えば、後述するコンピュータ装置500である。
制御部10は、検出部11と、判定部12と、制限部13と、切替部14と、通知部15とを含む。測定部20は、第1測定部21と、第2測定部22と、第3測定部23とを含む。記憶部30は、距離情報31と、傾き情報32と、騒音情報33と、判定情報34と、設定情報35とを記憶する。
表示部40は、制御部10から入力された情報を表示する。発音部50は、制御部10から入力される音データに応じて音を発音する。入出力部60は、ユーザや接続された機器からの情報の入力を受け付ける。また、入出力部60は、制御部10から出力される情報を接続された機器に出力する。送受信部70は、通信接続された機器から情報を受信する。さらに、送受信部70は、通信接続された機器へ情報を送信する。
第1測定部21は、電子機器1とユーザとの距離を測定する。
第1測定部21は、例えば、電子機器1の表示部40側の画像を撮影するカメラを有し、図4に示すように、ユーザの画像を取得しても良い。カメラは、図5に示す撮像素子301を有する。そして、カメラは、例えば、図2に示す前面カメラ3でも良い。
第1測定部21は、図4(a)、図4(b)に示す画像を取得したとき、画像処理によりユーザの目を検出し、撮像素子301上でのユーザの両目間の距離aと、カメラのレンズ302の焦点距離bと、ユーザの両目間の実寸距離cとを取得する。第1測定部21は、図5に示すように、距離aと距離bとの比と、距離cと距離xとの比とが等しいことを用いて、距離xを求め、距離b+距離xの撮像素子とユーザとの距離を、電子機器1とユーザとの距離として測定しても良い。なお、カメラのレンズ302の焦点距離bと、ユーザの両目間の実寸距離cとは、例えば、予め設定情報35に格納されている値を用いても良い。
また、第1測定部21は、図4(c)に示す画像を取得したとき、画像処理によりユーザの両肩を検出し、撮像素子301上でのユーザの両肩間の距離aと、カメラのレンズ302の焦点距離bと、ユーザの両肩間の実寸距離cとを取得する。第1測定部21は、図5に示すように、距離aと距離bとの比と、距離cと距離xとの比とが等しいことを用いて、距離xを求め、距離b+距離xの撮像素子とユーザとの距離を、電子機器1とユーザとの距離として測定しても良い。なお、カメラのレンズ302の焦点距離bと、ユーザの両肩間の実寸距離cとは、例えば、予め設定情報35に格納されている値を用いても良い。
上述のように、第1測定部21は、カメラから得られる画像を処理することにより特徴部分を検出し、撮像素子上の特徴部分の距離と、焦点距離と、検出した特徴部分の実寸法とを用いて、電子機器1とユーザとの間の距離を求める。
また、第1測定部21は、三角測定方式、およびタイム・オブ・ライト方式の距離センサでも良い。このとき、第1測定部21は、三角測定方式、およびタイム・オブ・ライト方式を用いて、電子機器1とユーザとの間の距離を求めても良い。
以上のように、第1測定部21は、電子機器1と、表示部40の法線方向にある対象物との距離を検出する。以下の説明において、表示部40の法線方向のユーザとの距離は、単に電子機器1とユーザとの距離とも言う。なお、第1測定部21は、電子機器1と表示部40の法線方向にある対象物との距離に限らず、後述する危険度の判定に用いる電子機器1とユーザとの距離として、適用可能な方向の距離を適宜検出しても良い。
第2測定部22は、電子機器1の水平面に対する角度を測定する。第2測定部22は、例えば、3軸加速度センサでも良い。また、第2測定部22は、歩数計を備えても良い。以下の説明では、第2測定部22は、3軸の加速度を測定する機能を有するものとする。電子機器1の水平面に対する角度は、地表と表示部40の面が同じ法線ベクトルを有するとき、0度であるものとする。以下の説明では、電子機器1の水平面に対する角度のことを、電子機器1の傾きとも言う。
第3測定部23は、電子機器1の周囲の音の大きさを測定する。第3測定部23は、例えば、マイクを有し、マイクで集音された音の大きさを求める。以下の説明では、電子機器1の周囲の音の大きさのことを、騒音の大きさ、および騒音レベルとも言う。
検出部11は、ユーザの移動状態を検出する。検出部11は、例えば、第2測定部22から、3軸の加速度を取得し、加速度のXYZ成分を合成し、デジタルフィルタを用いて加速度の合成値から雑音を取り除いた波形成分を取り出しても良い。そして、検出部11は、取り出した波形成分に所定値以上の山と谷の振幅が、所定の時間内に出現しているとき、電子機器1を携帯しているユーザが歩行中(移動中)であると検出しても良い。
さらに、検出部11は、取り出した波形成分の特徴値と、ユーザが自転車に乗っているときのユーザの波形成分の特徴値とが類似しているとき、ユーザが自転車で移動中であると検出しても良い。ユーザが自転車に乗っているときのユーザの波形成分の特徴値は、予め設定情報35に格納されても良い。なお、検出部11は、第2測定部22が歩数計を備えるとき、第2測定部22が歩数をカウントしている間、ユーザが歩行中(移動中)であると検出しても良い。
判定部12は、電子機器1とユーザとの距離が第1距離以上であるとき、ユーザとの距離が第1距離に近づくほど第1危険度が高いと判定する。第1距離とは、通話のために電子機器1を耳にあてる、電子機器1が鞄の中に入れられるなど、電子機器1の表示部40がユーザ、または第1測定部21による距離測定した物の近くにあり、ユーザが電子機器1を操作する状態でないと考えられる距離である。
図6は、距離情報の一例を示す図である。
図6を参照して、距離情報31について説明する。
距離情報31は、距離危険度(第1危険度)と、電子機器1とユーザとの距離を関連付けて格納する。距離情報31は、第1距離が5cmであり、電子機器1とユーザとの距離が5cm未満のとき、距離危険度が0であることを示している。そして、距離情報31は、第1距離以上の距離において、ユーザとの距離が第1距離に近づくほど距離危険度が高いことを示している。距離危険度は、電子機器1とユーザとの距離が、ユーザの危険度に及ぼす影響に応じて適宜設定される値であり、値が大きくなるほど危険度が高くなることを示す。
判定部12は、距離情報31を参照し、距離危険度を判定している。以下の説明では、第1危険度のことを、距離危険度とも言う。
図3を参照して説明する。
判定部12は、電子機器1の水平面に対する角度が小さくなるほど、第2危険度が高いと判定する。すなわち、判定部12は、電子機器1の水平面に対する角度が小さくなるほど、ユーザが下を向いて電子機器1の操作をし、ユーザに周囲が見えていない可能性が高いため、ユーザの危険度が高いと判定する。
図7は、傾き情報の一例を示す図である。
図7を参照して、傾き情報32について説明する。
傾き情報32は、傾き危険度(第2危険度)と、電子機器1の傾きとを関連付けて格納する。傾き情報32は、電子機器1の傾きが小さくなるほど、距離危険度が高いことを示している。傾き危険度は、電子機器1の傾きが、ユーザの危険度に及ぼす影響に応じて適宜設定される値であり、値が大きくなるほど危険度が高くなることを示す。
そして、判定部12は、傾き情報32を参照し、傾き危険度を判定している。以下の説明では、第2危険度のことを、傾き危険度とも言う。
図3を参照して説明する。
判定部12は、電子機器1の周囲の音が大きくなるほど、第3危険度が高いと判定する。すなわち、判定部12は、電子機器1の周囲の音が大きくなるほど、ユーザに周囲の通行人などの発する音が聞えにくくなり、ユーザが音から周囲の状況を判断し、接触を回避することが困難になるため、ユーザの危険度が高いと判定する。
図8は、騒音情報の一例を示す図である。
騒音情報33は、騒音危険度(第3危険度)と、周囲の音の大きさ(騒音の大きさ)とを関連付けて格納する。騒音情報33は、電子機器1の周囲の音が大きくなるほど、距離危険度が高いことを示している。騒音危険度は、周囲の音の大きさが、ユーザの危険度に及ぼす影響に応じて適宜設定される値であり、値が大きくなるほど危険度が高くなることを示す。
判定部12は、騒音情報33を参照し、騒音危険度を判定している。以下の説明では、第3危険度のことを、騒音危険度とも言う。
判定部12は、距離危険度と、傾き危険度と、騒音危険度とのいずれか2以上の危険度の組合せを用いて、第4危険度を判定する。以下の説明では、第4危険度のことを、組合危険度とも言う。
図9は、判定情報の一例を示す図である。
判定情報34は、距離危険度と、傾き危険度と、距離危険度および傾き危険度との組合せで判定される判定値を関連付けて格納する。判定値は、距離危険度および傾き危険度の高さが、ユーザの危険度に及ぼす影響に応じて適宜設定される値であり、値が大きくなるほどユーザの危険度が高くなることを示す。判定部12は、判定情報34を参照し、判定値を判定している。
図10は、判定値の設定の一例を示す図である。
図10の判定値の設定300を参照して、判定値について説明する。図10の判定値の設定300は、図9に示す判定情報34で判定される判定値に対応するユーザの状態を示す図である。図10の判定値の設定300の各状態の図の左上に付されている数字が、各図に示す状態のときの判定値である。そして、判定値が高いほど、ユーザの危険度は、高いことを示す。
判定値の設定300は、電子機器1とユーザとの距離が5cm以上のとき、電子機器1とユーザとの距離が近づくほど、ユーザの視界が電子機器1に遮られ、ユーザの危険度が高くなることを示している。判定値の設定300は、電子機器1とユーザとの距離が5cm未満のとき、例えば、ユーザが電子機器1を操作せずに手で持っている状態、鞄の中に電子機器1がある状態、およびユーザが電子機器1を耳に押し当てて通話している状態であることを示している。そして、判定値の設定300は、電子機器1とユーザとの距離が5cm未満のとき、ユーザが危険状態でないことを示している。危険状態とは、例えば、ユーザが、周囲の通行人などと接触する可能性が高い状態、および段差などで躓く可能性が高い状態のことである。
判定値の設定300は、電子機器1の傾きが小さくなるほど、ユーザが下方向を向き、前方が視界に入らなくなるので、ユーザの危険状態が高くなることを示している。
図3を参照して説明する。
判定部12は、距離危険度と、傾き危険度とを用いて組合危険度を判定するとき、判定情報34を用いて判定した判定値を組合危険度としても良い。また、判定部12は、距離危険度と、傾き危険度と、騒音危険度とを用いて組合危険度を判定するとき、判定情報34を用いて判定した判定値に、騒音危険度の値を加算した値を組合危険度として用いても良い。
判定部12は、距離危険度と、騒音危険度とを用いて組合危険度を判定するとき、騒音危険度の値を距離危険度の値に加算した値を組合危険度としても良い。また、判定部12は、傾き危険度と、騒音危険度とを用いて組合危険度を判定するとき、騒音危険度の値を傾き危険度の値に加算した値を組合危険度としても良い。
判定部12は、組合危険度の値が、判定情報34に格納されている判定値の最大値よりも大きくなるとき、判定した組合危険度の値を、判定情報34に格納されている判定値の最大値に調整しても良い。
以下の説明において、判定部12は、組合危険度が、判定情報34に格納されている判定値の最大値よりも大きくなるとき、判定した組合危険度の値を、判定情報34に格納されている判定値の最大値に調整するものとする。
判定部12は、ユーザが移動中であり、表示部40がオン状態であるとき、距離危険度の判定と、傾き危険度の判定と、騒音危険度の判定とのいずれか2以上の判定をする。このとき、判定部12は、ユーザにより組合危険度の判定に用いると設定された危険度のみを判定しても良い。組合危険度の判定に用いる危険度の種類は、例えば、設定情報35に格納されても良い。
判定部12は、検出部11でユーザが歩行中であることが検出されているとき、第4危険度を判定しても良い。そして、判定部12は、検出部11でユーザが歩行中以外の状態であることが検出されているとき、第4危険度の判定を停止しても良い。
制限部13は、判定部12により判定された第4危険度に応じて、電子機器1の機能を制限する。
切替部14は、ユーザが移動中であり、かつ表示部40がオン状態であるとき、各測定部をオン状態に切替える。また、切替部14は、ユーザとの距離が第1距離未満であるとき、各測定部をオフ状態に切替える。切替部14は、ユーザとの距離が第1距離未満であるとき、表示部40をオフ状態に切替える。
また、通知部15は、判定部12により判定された第4危険度に応じて、ユーザに危険であることを通知する。以下の説明において、ユーザに危険であることを通知することは、ユーザへの警告とも言う。
図11は、危険度対応処理の一例を示す図である。
図11を参照して、電子機器1による組合危険度に応じた機能の制限とユーザへの警告を説明する。以下に説明する機能の制限とユーザへの警告とは、一例であり、適宜状況に応じて設定され、設定情報35に格納されるものとする。そして、制御部10は、危険度対応処理を実行するとき、設定情報35に格納された設定を参照し、組合危険度に応じた機能の制限とユーザへの警告を実行する。
組合危険度が4のとき、制限部13は、ユーザによる電子機器1の操作を停止する。制限部13は、例えば、入出力部60がタッチパネルの機能を有するとき、ユーザからのタッチ入力の受け付けを停止しても良い。また、組合危険度が4のとき、通知部15は、表示部40に大きな警告表示を表示させる。このとき、通知部15は、例えば、表示部40に「周囲の状況にお気をつけてください。」などのメッセージを警告表示として表示させても良い。また、通知部15は、発音部50に音データを入力し、警告のためのアラームを発音させても良い。大きな警告表示とは、表示部40を覆うほどの大きさの警告表示でも良い。また、アラームを発音するための音データは、設定情報35に格納されても良い。
組合危険度が3のとき、制限部13は、ユーザによる電子機器1の操作を制限する。制限部13は、例えば、入出力部60がタッチパネルの機能を有するとき、画面の切り替えのみを受け付けるなど、ユーザからのタッチ入力の受け付けを制限しても良い。また、組合危険度が3のとき、通知部15は、表示部40に中くらいの警告表示を表示させる。このとき、通知部15は、例えば、表示部40に「周囲の状況にお気をつけてください。」などのメッセージを警告表示として表示させても良い。また、通知部15は、発音部50に音データを入力し、警告のためのアラームを発音させても良い。中くらいの警告表示とは、表示部40の3割ほどを覆う程の大きさの警告表示でも良い。
組合危険度が2のとき、制限部13は、ユーザによる電子機器1の操作の制限をしない。制限部13は、例えば、入出力部60がタッチパネルの機能を有するとき、ユーザからのタッチ入力を受け付ける。また、組合危険度が2のとき、通知部15は、表示部40に中くらいの警告表示を点滅表示させる。このとき、通知部15は、例えば、表示部40に「周囲の状況にお気をつけてください。」などのメッセージを警告表示として表示させても良い。
組合危険度が1のとき、制限部13は、ユーザによる電子機器1の操作の制限をしない。制限部13は、例えば、入出力部60がタッチパネルの機能を有するとき、ユーザからのタッチ入力を受け付ける。また、組合危険度が1のとき、通知部15は、表示部40に小さい警告表示を点滅表示させる。このとき、通知部15は、例えば、表示部40の上側に「周囲の状況にお気をつけてください。」などのメッセージを警告表示として表示させても良い。小さい警告表示とは、表示部40の1割ほどを覆うくらいの大きさの警告表示でも良い。
組合危険度が0のとき、切替部14は、ユーザが電子機器1の表示部40を見て、電子機器1を操作している可能性が低いので、各測位部と、表示部40とをオフ状態に切替える。
図12、図13は、危険回避処理を示すフローチャートである。
図12、図13を参照して、電子機器1がユーザに危険を回避させるための危険回避処理を説明する。以下の説明において、判定部12は、距離危険度と、傾き危険度と、騒音危険度とを用いて組合危険度を判定するものとする。また、第1測定部21は、前面カメラ3を有し、前面カメラ3で撮影された画像を用いて電子機器1とユーザとの距離を測定するものとする。第2測定部22は、加速度センサであるものとする。第3測定部23は、マイクを有し、マイクで集音された音を用いて、電子機器1の周囲の騒音の大きさを測定するものとする。
制御部10は、ユーザが歩行中か否かを判定する(S101)。制御部10は、ユーザが歩行中でないとき(S101にてNo)、S101の処理を繰り返し実行する。
制御部10は、ユーザが歩行中であるとき(S101にてYes)、画面がオン状態であるか否かを判定する(S102)。制御部10は、画面がオン状態でないとき(S102にてNo)、S101の処理を実行する。
制御部10は、画面がオン状態であるとき(S102にてYes)、カメラが起動中であるか否かを判定する。制御部10は、カメラが起動中であるとき(S103にてYes)、S105の処理を実行する。制御部10は、カメラが起動中でないとき(S103にてNo)、カメラを起動して(S104)、マイクが起動中か否かを判定する(S105)。
制御部10は、マイクが起動中であるとき(S105にてYes)、S107の処理を実行する。制御部10は、マイクが起動中でないとき(S105にてNo)、マイクを起動して(S106)、S107の処理を実行する。
図13を参照して説明する。
第1測定部21は、カメラが起動されると、距離を測定する(S107)。第2測定部22は、電子機器1の傾きを測定する(S108)。第3測定部23は、マイクが起動されると、騒音の大きさを測定する(S109)。なお、制御部10は、第2測定部22による加速度の測定を、危険回避処理のときに用いるとき、S102にてYesの判定がされたとき、第2測定部22をオン状態にしても良い。そして、制御部10は、第2測定部22による加速度の測定を、危険回避処理のときに用いるとき、危険回避処理の終了時に第2測定部22をオフ状態にしても良い。
制御部10は、各測定部20による測定結果を用いて、後述する危険度判定処理を実行し、組合危険度を判定する(S110)。そして、制御部10は、危険度判定処理で判定した組合危険度に応じて、後述するユーザの危険を回避するための危険度対応処理を実行する(S111)。
制御部10は、ユーザから危険回避処理の停止要求があったか否かを判定する(S112)。制御部10は、ユーザから危険回避処理の停止要求がなかったとき(S112にてNo)、S101の処理を実行する。制御部10は、ユーザから危険回避処理の停止要求があったとき(S112にてYes)、第1測定部21と、第3測定部23とを停止して、危険回避処理を終了する。危険回避処理の停止要求は、例えば、ユーザが入出力部60を介して入力しても良い。危険回避処理の停止要求は、例えば、表示部40がオフ状態に切替えられたとき、およびユーザの移動状態が所定時間以上停止状態であるときなどに、自動的に入力されても良い。なお、制御部10は、S112に限らず、危険回避処理の実行中に、ユーザから停止要求が入力されると、第1測定部21と、第3測定部23とを停止して、危険回避処理を終了しても良い。
図14、図15は、危険度判定処理を示すフローチャートである。
図14、図15を参照して、ユーザの組合危険度を判定する図13のS110に示す危険度判定処理を説明する。以下の説明において、距離危険度の判定は、図6に示す距離情報31を参照して判定するものとする。また、傾き危険度は、図7に示す傾き情報32を参照して判定するものとする。騒音危険度は、図8に示す騒音情報33を参照して判定するものとする。判定値は、図9に示す判定情報34を参照して判定するものとする。
制御部10は、第1測定部21で測定された電子機器1とユーザとの距離が5cm未満であるか否かを判定する(S201)。制御部10は、第1測定部21で測定された電子機器1とユーザとの距離が5cm未満であるとき(S201にてYes)、距離情報31を参照して、距離危険度が0であると判定する(S202)。そして、制御部10は、S210の処理を実行する。
制御部10は、第1測定部21で測定された電子機器1とユーザとの距離が5cm未満でないとき(S201にてNo)、第1測定部21で測定された電子機器1とユーザとの距離が5cm〜20cm未満の間であるか否かを判定する(S203)。制御部10は、第1測定部21で測定された電子機器1とユーザとの距離が5cm〜20cm未満の間であるとき(S203にてYes)、距離情報31を参照して、距離危険度が4であると判定する(S204)。そして、制御部10は、S210の処理を実行する。
制御部10は、第1測定部21で測定された電子機器1とユーザとの距離が5cm〜20cm未満の間でないとき(S203にてNo)、第1測定部21で測定された電子機器1とユーザとの距離が20cm〜40cm未満の間であるか否かを判定する(S205)。制御部10は、第1測定部21で測定された電子機器1とユーザとの距離が20cm〜40cm未満の間であるとき(S205にてYes)、距離情報31を参照して、距離危険度が3であると判定する(S206)。そして、制御部10は、S210の処理を実行する。
制御部10は、第1測定部21で測定された電子機器1とユーザとの距離が20cm〜40cm未満の間でないとき(S205にてNo)、第1測定部21で測定された電子機器1とユーザとの距離が40cm〜60cm未満の間であるか否かを判定する(S207)。制御部10は、第1測定部21で測定された電子機器1とユーザとの距離が40cm〜60cm未満の間であるとき(S207にてYes)、距離情報31を参照して、距離危険度が2であると判定する(S208)。そして、制御部10は、S210の処理を実行する。
制御部10は、第1測定部21で測定された電子機器1とユーザとの距離が40cm〜60cm未満の間でないとき(S207にてNo)、電子機器1とユーザとの距離が60cm以上であると判定し、距離情報31を参照して、距離危険度が1であると判定する(S209)。そして、制御部10は、S210の処理を実行する。
図15を参照して説明する。
制御部10は、第2測定部22で測定された電子機器1の傾きが0度〜20度未満の間であるか否かを判定する(S210)。制御部10は、第2測定部22で測定された電子機器1の傾きが0度〜20度未満の間であるとき(S210にてYes)、傾き情報32を参照して、傾き危険度が3であると判定する(S211)。そして、制御部10は、S215の処理を実行する。
制御部10は、第2測定部22で測定された電子機器1の傾きが0度〜20度未満の間でないとき(S210にてNo)、第2測定部22で測定された電子機器1の傾きが20度〜45度未満の間であるか否かを判定する(S212)。制御部10は、第2測定部22で測定された電子機器1の傾きが20度〜45度未満の間であるとき(S212にてYes)、傾き情報32を参照して、距離危険度が2であると判定する(S213)。そして、制御部10は、S215の処理を実行する。
制御部10は、第2測定部22で測定された電子機器1の傾きが20度〜45度未満の間でないとき(S212にてNo)、電子機器1の傾きが45度以上であると判定し、傾き情報32を参照して、距離危険度が1であると判定する(S213)。そして、制御部10は、S215の処理を実行する。
制御部10は、判定した距離危険度と、傾き危険度とを用いて、判定情報34を参照し、距離危険度と、傾き危険度とに関連付けられた値を取得することにより判定値を判定する(S215)。
そして、制御部10は、第3測定部23で測定された電子機器1の周囲の音の大きさが、60db未満であるか否かを判定する(S216)。制御部10は、第3測定部23で測定された電子機器1の周囲の騒音の大きさが、60db未満のとき(S216にてYes)、S215で判定した判定値を組合危険度の値と判定する(S217)。
制御部10は、第3測定部23で測定された電子機器1の周囲の騒音の大きさが、60db未満でないとき(S216にてNo)、第3測定部23で測定された電子機器1の周囲の音の大きさが、60db〜100db未満の間にあるか否かを判定する(S218)。制御部10は、第3測定部23で測定された電子機器1の周囲の音の大きさが、60db〜100db未満の間にあるとき(S218にてYes)、S215で判定した判定値に1を加算した値が組合危険度の値であると判定する(S219)。
制御部10は、第3測定部23で測定された電子機器1の周囲の騒音の大きさが、60db〜100db未満の間でないとき(S218にてNo)、第3測定部23で測定された電子機器1の周囲の騒音の大きさが、100db以上と判定する。そして、制御部10は、S215で判定した判定値に2を加算した値が組合危険度の値であると判定する(S220)。そして、制御部10は、危険度判定処理を終了する。
図16は、危険度対応処理を示すフローチャートである。
図16を参照して、危険度対応処理を説明する。
図16を参照して、組合危険度に応じてユーザに危険を回避させるための処理を実行する、図13のS111に示す危険度対応処理を説明する。以下の説明において、組合危険度の値は、S110に示す危険度判定処理で判定された値を用いるものとする。そして、設定情報35には、図11を参照して説明した、危険度対応処理400の設定が格納されているものとする。
制御部10は、危険度判定処理で判定された組合危険度の値が4以上であるか否かを判定する(S301)。制御部10は、組合危険度の値が4以上のとき(S301にてYes)、設定情報35を参照して、表示部40に大きい警告表示を表示させ(S302)、ユーザによる電子機器1の操作を制限する(S303)。そして、制御部10は、危険度対応処理を終了する。なお、制御部10は、組合危険度が4以上のとき、組合危険度を4に調整する。そして、制御部10は、設定情報35に格納された危険度対応処理400を参照し、危険度4が属するレコードに設定された処理を実行しても良い。
制御部10は、組合危険度の値が4でないとき(S301にてNo)、危険度判定処理で判定された組合危険度の値が3であるか否かを判定する(S304)。制御部10は、組合危険度の値が3のとき(S304にてYes)、設定情報35を参照して、表示部40に中くらいの警告表示を表示させ(S305)、ユーザによる電子機器1の操作を制限する(S306)。そして、制御部10は、危険度対応処理を終了する。なお、制御部10は、組合危険度が3のとき、設定情報35に格納された危険度対応処理400を参照し、危険度3が属するレコードに設定された処理を実行しても良い。
制御部10は、組合危険度の値が3でないとき(S304にてNo)、危険度判定処理で判定された組合危険度の値が2であるか否かを判定する(S307)。制御部10は、組合危険度の値が2のとき(S307にてYes)、設定情報35を参照して、表示部40に中くらいの警告表示を点滅表示させ(S308)、ユーザによる電子機器1の操作を制限しない(S309)。そして、制御部10は、危険度対応処理を終了する。なお、制御部10は、組合危険度が2のとき、設定情報35に格納された危険度対応処理400を参照し、危険度2が属するレコードに設定された処理を実行しても良い。
制御部10は、組合危険度の値が2でないとき(S307にてNo)、危険度判定処理で判定された組合危険度の値が1であるか否かを判定する(S310)。制御部10は、組合危険度の値が1のとき(S310にてYes)、設定情報35を参照して、表示部40に小さい警告表示を点滅表示させ(S311)、ユーザによる電子機器1の操作を制限しない(S312)。そして、制御部10は、危険度対応処理を終了する。なお、制御部10は、組合危険度が1のとき、設定情報35に格納された危険度対応処理400を参照し、危険度1が属するレコードに設定された処理を実行しても良い。
制御部10は、組合危険度の値が1でないとき(S310にてNo)、危険度判定処理で判定された組合危険度の値が0であると判定し、表示部40をオフ状態にし(S313)、第1測定部21と第3測定部23とを停止する(S314)。そして、制御部10は、危険度対応処理を終了する。このとき、制御部10は、第2測定部22を、危険度回避処理以外に用いないとき、第2測定部22も停止しても良い。なお、制御部10は、組合危険度が0のとき、設定情報35に格納された危険度対応処理400を参照し、危険度0が属するレコードに設定された処理を実行しても良い。
図17は、コンピュータ装置の一例を示すブロック図である。
図17を参照して、コンピュータ装置500の構成について説明する。
図17において、コンピュータ装置500は、制御回路501と、記憶装置502と、読書装置503と、記録媒体504と、通信インターフェイス505と、入出力インターフェイス506と、表示装置507と、入力装置508と、タッチパネル509と、カメラ510と、加速度センサ511と、マイク512と、距離センサ513とを含む。また、通信インターフェイス505は、ネットワーク514と接続されている。そして、各構成要素は、バス515により接続されている。
制御回路501は、コンピュータ装置500全体の制御をする。そして、制御回路501は、例えば、CPU、マルチコアCPU、FPGA(Field Programmable Gate Array)およびPLD(Programmable Logic Device)などのプロセッサである。制御回路501は、例えば、図3において、制御部10として機能する。なお、図3において、記憶部30に記憶された距離情報31と、傾き情報32と、騒音情報33と、判定情報34と、設定情報35とは、例えば、CPU、FPGA、およびPLDのキャッシュに記憶されても良い。
記憶装置502は、各種データを記憶する。そして、記憶装置502は、例えば、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などのメモリや、HDなどである。記憶装置502は、例えば、図3において、記憶部30として機能する。
また、ROMは、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAMは、制御回路501のワークエリアとして使用される。HDは、OS、アプリケーションプログラム、ファームウェアなどのプログラム、および各種データを記憶している。
記憶装置502は、例えば、制御回路501を、制御部10として機能させる危険回避プログラムを記憶する。
電子機器1は、記憶装置の制御をするとき、記憶装置502に記憶された危険回避プログラムをRAMに読み出す。RAMに読み出された危険回避プログラムを制御回路501で実行することにより、電子機器1は、検出処理と、判定処理と、制限処理と、切替処理と、通知処理とのいずれか1以上を含む危険回避処理を実行する。
なお、危険回避プログラムは、制御回路501が通信インターフェイス505を介してアクセス可能であれば、ネットワーク514上のサーバが有する記憶装置に記憶されていても良い。
読書装置503は、制御回路501に制御され、着脱可能な記録媒体504のデータのリード/ライトを行なう。そして、読書装置503は、例えば、FDD(Floppy Disk Drive)、CDD(Compact Disc Drive)、DVDD(Digital Versatile Disk Drive)、BDD(Blu−ray(登録商標) Disk Drive)およびUSB(Universal Serial Bus)などである。
記録媒体504は、各種データを保存する。記録媒体504は、例えば、危険回避プログラムを記憶する。さらに、記録媒体504は、図3に示す、距離情報31と、傾き情報32と、騒音情報33と、判定情報34と、設定情報35とを記憶しても良い。
そして、記録媒体504は、読書装置503を介してバス515に接続され、制御回路501が読書装置503を制御することにより、データのリード/ライトが行なわれる。また、記録媒体504は、例えば、SDメモリーカード(SD Memory Card)、FD(Floppy Disk)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、BD(Blu−ray(登録商標) Disk)、およびフラッシュメモリなどの非一時的記録媒体である。
通信インターフェイス505は、ネットワーク514を介してコンピュータ装置500と他の装置とを通信可能に接続する。そして、通信インターフェイス505は、例えば、図3において、送受信部70として機能する。
また、通信インターフェイス505は、無線LANの機能を有するインターフェイス、および近距離無線通信機能を有するインターフェイスを含んでも良い。そして、無線LANインターフェイスは、例えば、無線LAN規格として、Wi−Fi(登録商標)をサポートしても良い。近距離無線インターフェイスは、例えば、近距離無線通信規格として、Bluetooth(登録商標)をサポートしても良い。LANは、Local Area Networkの略である。
入出力インターフェイス506は、例えば、キーボード、マウスなどの入力装置508、およびタッチパネル509と接続され、接続された入力装置508から各種情報を示す信号が入力されると、バス515を介して入力された信号を制御回路501に出力する。また、入出力インターフェイス506は、制御回路501から出力された各種情報を示す信号がバス512を介して入力されると、接続された各種装置にその信号を出力する。入出力インターフェイス506は、例えば、図3において、入出力部60として機能する。
表示装置507は、各種情報を表示する。表示装置は、タッチパネル509からの入力を受け付けるための情報を表示しても良い。表示装置507は、例えば、図2において、表示装置4として機能する。また、表示装置507は、例えば、図3において、表示部40として機能する。なお、タッチパネル509は、透過型の入力手段として表示装置507と重ねて配置されることが好ましい。また、タッチパネルには、感圧方式、静電方式、および光学方式などのさまざまな座標検出方式を採用しても良く、開示の技術はこれらのいずれかの検出方式に限定されるものではない。
カメラ510は、画像を撮影する。そして、カメラ510は、例えば、図2において、前面カメラ3として機能する。また、カメラ510は、例えば、図3において、第1測定部21が有するカメラとして機能する。
加速度センサ511は、例えば、3軸加速度センサであり、XYZ軸の加速度を測定する。加速度センサ511は、例えば、図3において、第2測定部22として機能する。
マイク512は、音を収音する。そして、マイク512は、図示しない音声DSPに、収音した音声を入力しても良い。DSPは、Digital Signal Pocessorの略である。そして、マイク512は、例えば、図3において、第3測定部23として機能する。
距離センサ513は、例えば、表示部40の法線方向にある対象物との距離を検出する、三角測定方式、およびタイム・オブ・ライト方式などを用いたセンサである。距離センサ513は、例えば、図3の第1測定部21として機能する。
以上のように、実施形態の電子機器1は、電子機器1とユーザとの距離が近づき、電子機器1の傾きが小さくなり、および電子機器1の周囲の音が大きくなると、ユーザの危険度が高いと判定する。そして、電子機器1は、判定した危険度が高くなると、電子機器1が提供する機能を制限する。また、電子機器1は、ユーザの危険度が低いとき、電子機器1が提供する機能を制限しない。したがって、電子機器1は、利便性を損なわずに、ユーザの危険を回避することができる。
実施形態の電子機器1は、ユーザが移動中であり、表示部40がオン状態であるとき、危険度の判定をする。これにより、電子機器1は、自動的に危険度の判定をし、ユーザの危険を回避することができる。
実施形態の電子機器1は、電子機器1とユーザとの距離が、ユーザが電子機器1を操作していないと想定される第1距離未満であるとき、各測定部をオフ状態に切替える。これにより、電子機器1は、使用しないとき、自動的に測定部をオフ状態にするので、危険回避処理に用いる電力の消費を抑制することができる。
実施形態の電子機器1は、ユーザが移動中であり、かつ表示部40がオン状態であるとき、各測定部をオン状態に切替える。すなわち、電子機器1は、測定部を使用しないとき、測定部をオフ状態にしておき、測定部を使用するとき、自動的に測定部をオン状態にするので、危険回避処理に用いる電力の消費を抑制することができる。
実施形態の電子機器1は、電子機器1とユーザとの距離が、ユーザが電子機器1を操作していないと想定される第1距離未満であるとき、表示部40をオフ状態に切替える。これにより、電子機器1は、使用しないとき、自動的に表示部40をオフ状態にするので、危険回避処理に用いる電力の消費を抑制することができる。
実施形態の電子機器1は、ユーザが歩行中であることを検出し、ユーザが歩行中のとき、組合危険度を判定する。これにより、電子機器1は、電車などの公共機関で移動中であり、ユーザが危険状態にないとき、危険回避処理を実行しないので、危険回避処理に用いる電力の消費を抑制することができる。
実施形態の電子機器1は、組合危険度に応じて、ユーザに危険であることを通知する。これにより、電子機器1は、ユーザが危険状態にあるとき、ユーザに危険の程度を認識させ、ユーザに危険の回避を促すことができる。
なお、本実施形態は、以上に述べた実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。
1 電子機器
2、3 カメラ
4 表示装置
10 制御部
20 測定部
30 記憶部
40 表示部
50 発音部
60 入出力部
70 送受信部
301 撮像素子
302 レンズ
500 コンピュータ装置
501 制御回路
502 記憶装置
503 読書装置
504 記録媒体
505 通信インターフェイス
506 入出力インターフェイス
507 表示装置
508 入力装置
509 タッチパネル
510 カメラ
511 加速度センサ
512 マイク
513 距離センサ
514 ネットワーク
515 バス

Claims (8)

  1. ユーザの移動状態を検出する検出部と、
    電子機器と前記ユーザとの距離を測定する第1測定と、
    前記電子機器の水平面に対する角度を測定する第2測定と、
    前記電子機器の周囲の音の大きさを測定する第3測定と、
    のいずれか2以上の測定をする測定部と、
    ユーザの移動中において、
    前記電子機器と前記ユーザとの距離が第1距離以上であるとき、前記ユーザとの距離が前記第1距離に近づくほど第1危険度が高いと判定する第1判定と、
    前記電子機器の水平面に対する角度が小さくなるほど、第2危険度が高いと判定する第2判定と、
    前記電子機器の周囲の音が大きくなるほど、第3危険度が高いと判定する第3判定と、
    のいずれか2以上の判定をし、
    判定した2以上の前記危険度の組合せを用いて、第4危険度を判定する判定部と、
    前記判定部により判定された前記第4危険度に応じて、前記電子機器の機能を制限する制限部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記電子機器は、さらに、
    情報を表示する表示部を備え、
    前記判定部は、
    ユーザが移動中であり、前記表示部がオン状態であるとき、前記第1判定と、前記第2判定と、前記第3判定とのいずれか2以上の判定をする
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記電子機器は、さらに、
    前記ユーザとの距離が前記第1距離未満であるとき、前記各測定部をオフ状態に切替える切替部
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記切替部は、
    前記ユーザが移動中であり、かつ前記表示部がオン状態であるとき、前記各測定部をオン状態に切替える
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  5. 前記電子機器は、さらに、
    前記ユーザとの距離が前記第1距離未満であるとき、前記表示部をオフ状態に切替える切替部
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  6. 前記判定部は、
    前記第1危険度と前記第2危険度とを用いて前記第4危険度を判定し、
    前記制限部は、
    前記判定部により判定された第4危険度に応じて、前記電子機器の機能を制限する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の電子機器。
  7. 前記検出部は、
    ユーザが歩行中であることを検出し、
    前記判定部は、
    前記ユーザが歩行中のとき、前記第4危険度を判定する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の電子機器。
  8. 前記電子機器は、さらに、
    前記判定部により判定された前記第4危険度に応じて、前記ユーザに危険であることを通知する通知部
    を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の電子機器。
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