JP2016119527A - Earphone with microphone - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、マイク付イヤホンに係り、特に、イヤホン本体部にスピーカとマイクとの両方を備えたマイク付イヤホンに関する。 The present invention relates to an earphone with a microphone, and more particularly, to an earphone with a microphone having both a speaker and a microphone in an earphone main body.
ノイズキャンセルイヤホン、或いは補聴のための集音器などに用いられるイヤホンとして、イヤホン本体部にスピーカと収音用のマイクとの両方が備えられたマイク付イヤホンが知られている(例えば特許文献1参照)。 As an earphone used for a noise canceling earphone or a sound collector for hearing aid, an earphone with a microphone having both a speaker and a microphone for collecting sound is known (for example, Patent Document 1). reference).
イヤホン本体部にスピーカとマイクとの両方が備えられたマイク付イヤホンは、イヤホンを耳に装着した状態で、マイクが耳に近接した位置にある。
これにより、キャンセル処理や増幅処理が、実質的に耳で聴取する音に基づいて行えるので、ノイズキャンセル効果や補聴効果が良好に得られる。
反面、同一筐体にスピーカとマイクとの両方を備えることになるため、スピーカから出力された音が、筐体自体,筐体の内部空間,或いは外部空間を伝播し、エネルギ減衰が少ないままマイクで収音されてしまうためハウリングが生じ易い。
An earphone with a microphone in which both a speaker and a microphone are provided in the earphone main body is in a position where the microphone is close to the ear in a state where the earphone is attached to the ear.
Thereby, the cancellation process and the amplification process can be performed substantially based on the sound heard by the ear, so that the noise canceling effect and the hearing aid effect can be obtained satisfactorily.
On the other hand, since both the speaker and the microphone are provided in the same housing, the sound output from the speaker propagates through the housing itself, the internal space of the housing, or the external space, and the microphone has little energy attenuation. Howling is likely to occur because the sound is collected.
そこで、本発明が解決しようとする課題は、イヤホン本体部にスピーカとマイクとの両方を備えていてもハウリングが生じにくいマイク付イヤホンを提供することにある。 Therefore, the problem to be solved by the present invention is to provide a microphone-equipped earphone that hardly causes howling even if the earphone main body portion includes both a speaker and a microphone.
上記の課題を解決するために、本発明は次の1)の構成を有する。
1)筐体と、前記筐体に取り付けられたマイクと、前記筐体よりも低剛性であって耳への装着状態で耳介の内壁に当接するよう前記筐体から突出した突出部を有して前記筐体に支持されたサポート部と、前記サポート部により前記筐体に対し離隔して支持されたスピーカと、を備えたマイク付イヤホンである。
In order to solve the above problems, the present invention has the following configuration 1).
1) A housing, a microphone attached to the housing, and a protruding portion that protrudes from the housing so as to come into contact with the inner wall of the auricle while being less rigid than the housing and attached to the ear. And the earphone with a microphone provided with the support part supported by the said housing | casing, and the speaker spaced apart and supported with respect to the said housing | casing by the said support part.
本発明によれば、イヤホン本体部にスピーカとマイクとの両方を備えていてもハウリングが生じにくい、という効果を奏する。 According to the present invention, there is an effect that howling hardly occurs even if the earphone main body includes both a speaker and a microphone.
本発明の実施の形態に係るマイク付イヤホンを、好ましい実施例であるイヤホン51により図1〜図8を参照して説明する。説明の便宜上、イヤホン51を装着する頭部側を前方、装着状態での顔側を右方、として図1及び図2に矢印で示されるように、上下左右前後の各方向を規定する。
An earphone with a microphone according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 8 using an
まず、図1及び図2を参照してイヤホン51の構成について説明する。
図1は、イヤホン51を説明するための外観斜視図であり、図2は、図1におけるS2−S2位置での断面図である。
イヤホン51は、右耳に装着するイヤホンであって、本体部1に対して着脱自在に取り付けられたイヤーピースEPを外耳道内に挿入して耳に装着する、所謂カナル型(耳栓型)である。イヤホン51は、本体部1にスピーカSPとマイクMとを有する。
First, the configuration of the
FIG. 1 is an external perspective view for explaining the
The
イヤホン51は、外観上、本体部1と、耳への装着状態で本体部1から下方に延びるブッシング2と、ブッシング2の下方先端から引き出されたコード3と、を有する。
本体部1は、前方に向け軸線CLaを中心とする筒状に突出する音筒部4aを有する前筐体4と、前筐体4の後方側に組み付けられて前筐体4と共に内部空間Vnを形成する後筐体5と、右方部位が内部空間Vnに収められ、左方部位が前筐体4と後筐体5との間から外部に突出したサポート部6と、を有している。
サポート部6は、イヤホン51を耳に装着した際に、耳介の内面に付勢当接して装着を安定化させるための部材である。
このように、前筐体4と後筐体5とで筐体Hsが構成され。サポート部6は筐体Hsによって支持されている。
The
The
The
As described above, the
スピーカSPはサポート部6に保持されている。また、マイクMは、後筐体5の後方側に取り付けられている。
The speaker SP is held by the
イヤホン51を使用する場合には、音筒部4aにイヤーピースEPを装着する。装着されたイヤーピースEPは、図1及び図2において二点鎖線で示されている。
When using the
サポート部6とブッシング2とは、一つの部材であっても独立した別体部材でもよいが、ここでは別体部材とした場合を説明する。
ブッシング2は、エラストマ又はゴムにより、コード3との一体成形によって形成される。
ブッシング2は、上方の一部が内部空間Vn内に収められ、前筐体4と後筐体5との間に挟まれて保持されている。コード3の上方端は、後筐体5に形成されたコード孔5aを通して本体部1の内部空間Vnに引き込まれている。
引き込まれたコード3からは、さらにスピーカSPに接続されるリード群3aと、マイクMに接続されるリード群3bと、が分岐して引き出され、それぞれスピーカSPとマイクMとに接続されている。
The
The bushing 2 is formed by integral molding with the cord 3 with an elastomer or rubber.
A part of the bushing 2 is housed in the internal space Vn, and is held between the
A
後筐体5の後方側には、マイクMを後筐体5との間に挟んで保持するオーナメントキャップ7が取り付けられている。
オーナメントキャップ7には、収音孔7aが形成されており、外部の音は、収音孔7aを通してマイクMに収音されるようになっている。
On the rear side of the
A
前筐体4,後筐体5,及びオーナメントキャップ7は、硬質の樹脂材料で形成されている。材料例は、PC(ポリカーボネート)樹脂である。
The
サポート部6は、内部空間Vnに収められた略円盤状の基部6aと、基部6aから左方に延出し前筐体4と後筐体5との間から外部に舌片状に突出した突出部6bと、を有している。サポート部6は、エラストマやシリコーンゴムなどの柔軟材で形成されている。
基部6aには、スピーカSPの外形形状に概ね対応した空間Vsp(図2において破線で符号を記載)を形成するスピーカ保持部6cが設けられており、スピーカSPは、このスピーカ保持部6cに嵌め込まれている。すなわち、イヤホン51を組み立てた状態で、空間Vspは、スピーカSPで満たされている。
この嵌め込みは、若干の強嵌合とされる。
スピーカ保持部6cには、後方側において、リード群3aを挿通するためのリード孔6c1が形成されている。
スピーカ保持部6cには、前方側において、スピーカSPから出力された音を、音筒部4aへ向け放出させるための放音孔6c2が形成されている。
スピーカSPは、その放音面SPaが放音孔6c2側を向くようにスピーカ保持部6cに嵌め込まれている。
このように、スピーカSPは、サポート部6により、筐体Hsから離隔して支持されている。
The
The
This fitting is a slight strong fitting.
The
The
The speaker SP is fitted into the
As described above, the speaker SP is supported by the
サポート部6は、前筐体4と後筐体5とに密着して挟み込まれる。そのため、内部空間Vnを前空間Vfと後空間Vrとに実質的に気体流通がない状態で分割している。
また、本体部1には、音質調整のため、前空間Vfと外部空間Vgとを連通するための連通路1aが設けられている。
詳しくは、連通路1aは、前筐体4に形成された貫通孔4bと、貫通孔4bに接続するようサポート部6に抉り設けられた凹部6dと、で形成されている。
The
Further, the
Specifically, the
サポート部6は、スピーカ保持部6cが形成する空間Vspと外部空間Vgとを繋ぐ伝達部材用孔6eを有している。
すなわち、サポート部6の単体において、伝達部材用孔6eの一方端(右方端)は空間Vspに対して開口し、左方端は外面に開口している。
伝達部材用孔6eの横断面形状は限定されない。例えば円形や矩形とされる。また、この例において、伝達部材用孔6eは中間位置に屈曲部6e1を有している。
The
That is, in the
The cross-sectional shape of the
組み立てられたイヤホン51において、この伝達部材用孔6eには、伝達部材用孔6eと同形状であってサポート部6よりも高い剛性を有する振動伝達部材8が挿着されている。
すなわち、伝達部材用孔6eの内部空間は、振動伝達部材8により満たされている。
従って、図1に示されるように、振動伝達部材8の左方の端面8aが、サポート部6の突出部6bの外観面6b1と連続した面を構成して外部に露出している。また、右方の端面8bが、スピーカ保持部6cの周面の一部として露出している。
振動伝達部材8の材質は、硬質樹脂、金属、セラミックスなどを用いることができる。具体的な材料例は、PC(ポリカーボネート)樹脂である。
In the assembled
That is, the internal space of the
Therefore, as shown in FIG. 1, the
As a material of the
図3は、イヤホン51におけるスピーカSP及び振動伝達部材8のみを抽出して示した前面図である。この例において、スピーカSPの外形形状は、前面視で円形とする。
振動伝達部材8の右方の端面8bは、スピーカ保持部6cの周面の一部として露出していることから、図3に示されるように、スピーカSPの円弧状の外周面SPbに密着接触している。
この密着接触は、スピーカSPがスピーカ保持部6cに強嵌合で嵌め込まれていることから、互いに付勢し合い、振動伝達において十分な接続状態にある。
FIG. 3 is a front view showing only the speaker SP and the
Since the
Since the speaker SP is fitted into the
上述の構成を有するイヤホン51にイヤーピースEPを取り付けて右耳の耳介ERに装着した状態を、図4に示す。
図4において、イヤホン51及び頭部は、図2に対応した断面で示されている。
FIG. 4 shows a state where the earpiece EP is attached to the
In FIG. 4, the
イヤホン51の装着状態で、イヤーピースEPは外耳道ERa内に挿入されている。イヤーピースEPは、柔軟材で形成されているので、外耳道ERaの内周面ERa1に対し、実質的に全周で密着している。
また、サポート部6の突出部6bの先端側が耳介ERの内壁ERbに対し付勢するように当接している。当接する内壁ERbは、例えば対耳輪の内壁となる。このサポート部6の内壁ERbへの付勢当接により、イヤホン51の装着姿勢がより安定する。
サポート部6における内壁ERbに接触している接触領域ARには、振動伝達部材8の端面8aが含まれている。
With the
Moreover, the front end side of the
An
図4に示される装着状態において、スピーカSPの振動板SPsが振動して放音面SPaから出力された音は、放音孔6c2,前空間Vf,イヤーピースEPの内部空間Vepを経て外耳道ERa内に放出され聴取される。
In the wearing state shown in FIG. 4, the sound output from the sound emitting surface SPa due to the vibration of the diaphragm SPs of the speaker SP passes through the
イヤホン51では、スピーカSPが、硬質樹脂などで形成された高剛性なる前筐体4及び後筐体5から非接触状態に分離されて、柔軟な低剛性のサポート部6に保持されている。
これにより、スピーカSPから出力される音に対応して生じるスピーカSP自体の振動は、前筐体4及び後筐体5に直接伝達されない。
In the
Thereby, the vibration of the speaker SP itself corresponding to the sound output from the speaker SP is not directly transmitted to the
また、サポート部6を介して前筐体4及び後筐体5に間接的に伝達された振動も、サポート部6が柔軟材で形成されていることから多くの振動エネルギが吸収されて伝達される。
そのため、前筐体4及び後筐体5、並びに、サポート部6及び後空間Vr、を伝播経路としてマイクに到達した振動のエネルギは小さいので、マイクMがその振動を音として収音してもハウリングは生じにくい。
Further, vibrations indirectly transmitted to the
For this reason, since the energy of vibration reaching the microphone is small using the
一方、サポート部6を、振動伝達部材8を備えたものとした場合、振動伝達部材8が、スピーカSPと耳介ERの内壁ERbとを、振動を良好に伝達する剛体として接続する。
これにより、内壁ERbには、スピーカSPからの振動が振動伝達部材8を介して減衰をほとんど伴わずに伝達され、その振動エネルギの多くが柔軟な耳介ERによって吸収される。
振動伝達部材8がスピーカSPと接続されることによって、振動する部材全体の質量が増加するので、スピーカSPで生じた振動の振幅が効果的に抑制される。この抑制効果は振動が大振幅の場合に顕著となる。
そのため、スピーカSP自体の振動が小さくなり、スピーカSPからマイクに到達した振動をマイクが音として収音しても、その振動の伝達経路によらず、ハウリングは極めて生じにくい。
この観点において、振動伝達部材8の質量は、スピーカSPの質量と同程度または、より大きい方が振動の振幅を抑制する観点で好ましい。また、振動伝達部材8を稠密で形成する場合、振動伝達部材8の体積は、できるだけ大きい方が好ましい。
振動伝達部材8の形状は、同じ質量の場合に、スピーカSPから内壁ERbへ至る振動経路に沿う方向の圧縮剛性が高いほど好ましい。
On the other hand, when the
Thereby, vibration from the speaker SP is transmitted to the inner wall ERb through the
By connecting the
For this reason, the vibration of the speaker SP itself is reduced, and even when the microphone picks up the vibration that has reached the microphone from the speaker SP as a sound, howling hardly occurs regardless of the transmission path of the vibration.
In this respect, the mass of the
The shape of the
また、イヤホン51は、カナル型であり、上述のように、装着状態で外耳道ERaの内周面ERa1とイヤーピースEPとは全周方向で実質的に密着し隙間が生じていない。
これにより、外耳道ERa内に放出された音の内、外部空間Vgを伝播経路としてマイクMに到達する音は実質的に無視できる程度となり、この伝播経路で伝達された音に起因してハウリングが生じることはない。
Further, the
As a result, of the sound emitted into the external auditory canal ERa, the sound reaching the microphone M using the external space Vg as a propagation path is substantially negligible, and howling is caused by the sound transmitted through the propagation path. It does not occur.
以上詳述したイヤホン51の構成を、モデル化して図5に示す。
図5(a)は、サポート部6が振動伝達部材8を備えていない場合のモデルであり、図5(b)は備えている場合のモデルである。
振動を伝達し易い高剛性部材を太い実線で示し、振動を伝達しにくい低剛性部材を点描付与で示してある。
The configuration of the
FIG. 5A is a model in the case where the
A high-rigidity member that easily transmits vibration is indicated by a thick solid line, and a low-rigidity member that is difficult to transmit vibration is indicated by stippling.
図5(a),(b)に示されるように、イヤホン51は、スピーカSPとマイクMとが高剛性部材(前筐体4及び後筐体5)で直接連結されてなく、低剛性部材(サポート部6)を介して連結されている。
図5(a),(b)に示されたモデルは、スピーカSPに生じた振動が、マイクへの伝達経路が低剛性であることと距離減衰作用とによってマイクMに伝達されにくく、ハウリングが生じにくい。
また、スピーカSPを保持した低剛性部材(サポート部6)の突出部6bが、耳介ERの内壁ERbに付勢当接する。
これにより、スピーカSPに生じた振動の振動エネルギは、その一部が柔軟な耳介ERに伝達されて減衰する。そのため、マイクMに伝達される振動は振幅が小さいものとなりハウリングが生じにくい。
As shown in FIGS. 5A and 5B, the
In the models shown in FIGS. 5A and 5B, the vibration generated in the speaker SP is difficult to be transmitted to the microphone M due to the low rigidity of the transmission path to the microphone and the distance attenuation effect, and howling is reduced. Hard to occur.
Further, the protruding
Thereby, a part of the vibration energy of the vibration generated in the speaker SP is transmitted to the flexible auricle ER and attenuated. Therefore, the vibration transmitted to the microphone M has a small amplitude, and howling is unlikely to occur.
また、図5(b)では、低剛性部材(サポート部6)が、高剛性かつ低剛性部材よりも高密度の振動伝達部材8を備え、この振動伝達部材8によりスピーカSPと内壁ERbとが振動伝達容易な状態で接続される。
この図5(b)に示されたモデルは、スピーカSPを含む振動部材の質量が大きくなるので、振動の振幅が抑制されると共に、スピーカSPに生じた振動の振動エネルギの多くが柔軟な耳介ERに伝達されて顕著に減衰する。そのため、マイクMに伝達される振動は振幅が十分に小さいものとなりハウリングがより生じにくい。
In FIG. 5B, the low-rigidity member (support portion 6) includes a
In the model shown in FIG. 5B, since the mass of the vibration member including the speaker SP is increased, the amplitude of vibration is suppressed, and a large amount of vibration energy generated in the speaker SP is flexible. It is transmitted to the intermediate ER and attenuates significantly. Therefore, the vibration transmitted to the microphone M has a sufficiently small amplitude, and howling is less likely to occur.
イヤホン51は右耳に装着するものとして説明したが、左右対称となる左耳用であってもよい。
Although the
本発明の実施例は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形してもよい。 The embodiment of the present invention is not limited to the above-described configuration, and may be modified without departing from the gist of the present invention.
振動伝達部材8とスピーカSPとは、できるだけ一体的に振動することが望ましい。従って、両部材を接着剤や充填剤などの固定剤で一体的に接続することは好ましい。
It is desirable that the
振動伝達部材8の形状は限定されない。変形例を図6〜図8に示す。
図6〜図8は、図1におけるS2−S2位置に対応した断面図であって、スピーカSP及びサポート部6と、振動伝達部材8の変形例と、のみを抽出して示した図である。
The shape of the
6 to 8 are cross-sectional views corresponding to the positions S2-S2 in FIG. 1, and are diagrams showing only the speaker SP and the
図6は、屈曲した振動伝達部材8の替わりに平板状に形成した振動伝達部材81を用いた変形例である。
振動伝達部材81を用いることで、振動の伝達距離が短くなるので、スピーカSPの振動を効率よく耳介ERへ伝達することができる。
FIG. 6 shows a modification in which a
By using the
図7は、振動伝達部材81の替わりに、全長を耳介ER側となる先端が外部に露出しないように短くした振動伝達部材82を用いた変形例である。
この振動伝達部材82の長さは、先端部82aの位置が突出部6bの先端の外観面6b1に近接するように設定される。
この変形例では、振動伝達部材82の先端部82aと先端の外観面6b1との間の距離Laに対応する部位は、柔軟なサポート部6が占めるが、この部位は、イヤホン51の装着状態で圧縮されている。
従って、サポート部6の内の、他の自由状態となっている部位よりは、高い剛性を有する部材として振る舞う。
これにより、スピーカSPの振動を、振動伝達部材82を備えていない場合よりも良好に耳介ERへ伝達することができる。
FIG. 7 shows a modified example in which a
The length of the
In this modification, the portion corresponding to the distance La between the
Therefore, it behaves as a member having higher rigidity than the other free portion of the
Thereby, the vibration of the speaker SP can be transmitted to the auricle ER better than the case where the
図8は、スピーカSPへの接続位置を外周面SPb(側面)ではなく後面SPcとする振動伝達部材83にした変形例である。振動伝達部材83は、リード群3aとその接続構造に干渉しないよう形成される。
振動伝達部材83を用いることで、振動板SPsの駆動方向(図8の上下方向)で振動を受けることができ、スピーカSPの振動を効率よく受振し、耳介ERへ伝達することができる。
FIG. 8 shows a modified example in which the
By using the
いずれの変形例も、振動伝達部材81〜83をそれぞれ用いることで耳介ERへの振動伝達効率が向上し、耳介ERによって振動エネルギを良好に減衰させることができる。これにより、マイクMに伝達されるスピーカSPからの振動は小さく、ハウリングが生じにくい。
In any of the modifications, the vibration transmission efficiency to the pinna ER is improved by using the
スピーカSPから出力された音を外耳道ERaの内部に放出させるように導く経路を、少なくとも筐体Hsよりも低剛性の部材で形成し、経路に高剛性の筐体Hsが露出しないように構成するとよい。
これにより、出力音が筐体Hsに直接作用して筐体Hsに振動を励起させることがない。
具体的な例として、図9に示されるように、音筒部4aに、その内面4a1と先端面4a2とを覆うインナーキャップ9を取り付けるとよい。
インナーキャップ9は、エラストマやゴムなどの柔軟な、少なくとも筐体Hsよりも低い剛性の材料で形成する。
これにより、スピーカSPの放音面から出力された音を外部に放出させる経路に面する部材は、サポート部6、インナーキャップ9,及びイヤーピースEPとなり、低剛性部材のみで構成される。
そのため、高剛性部材の筐体Hsに振動が励起されにくく、筐体Hsを伝播してマイクMに伝達されるスピーカSPからの振動は小さくなり、ハウリングが生じにくくなる。
サポート部6,インナーキャップ9,及びイヤーピースEPは、それぞれ別部材として接触させる構造以外に、互いに固着して一体化する構造としてもよい。一体化構造とした場合、その低剛性の一体化部材の体積が大きくなるので、振動をより吸収し易くなり、ハウリングがより生じにくくなる。
When a path for guiding the sound output from the speaker SP to be emitted into the external ear canal ERa is formed of a member having a rigidity lower than that of the housing Hs at least, the high rigidity housing Hs is not exposed in the path. Good.
As a result, the output sound does not directly act on the housing Hs to excite vibration in the housing Hs.
As a specific example, as shown in FIG. 9, an inner cap 9 that covers the inner surface 4a1 and the tip surface 4a2 may be attached to the
The inner cap 9 is made of a flexible material such as an elastomer or rubber and having a lower rigidity than at least the housing Hs.
Thus, the members facing the path for releasing the sound output from the sound emitting surface of the speaker SP to the outside are the
Therefore, vibration is not easily excited in the housing Hs of the high-rigidity member, vibration from the speaker SP that propagates through the housing Hs and is transmitted to the microphone M is reduced, and howling is less likely to occur.
The
イヤホン51は、カナル型のものを説明したが、カナル型に限定されず、外耳道内に挿入するイヤーピースを用いずに単に本体部を耳介内に装着するインナーイヤー型であってもよい。
インナーイヤー型の場合、スピーカから出力された音が外部空間を伝播経路としてマイクに到達するが、筐体自体及び筐体の内部空間を伝播経路としてマイクに伝達される音が少ないので、ハウリングが生じにくいという効果は得られる。
Although the
In the case of the inner ear type, the sound output from the speaker reaches the microphone through the external space as a propagation path, but howling occurs because there is little sound transmitted to the microphone through the case itself and the internal space of the case as the propagation path. The effect of being difficult is obtained.
接触領域ARにおける振動伝達部材8の端面8aが占める面積比率は、内壁ERbへの振動伝達効率の観点から大きい方が望ましいが、柔らかい装着感を維持するために、例えば0.5程度とするとよい。
また、使用者の耳介ERの形状違いによる接触態様のばらつきの影響を少なくしてより確実に振動伝達を行うため、振動伝達部材8の先端側を複数に分岐し、接触領域ARにおいて複数の端面が外部に露出するものとすることは好ましい。
The area ratio occupied by the
In addition, in order to more reliably perform vibration transmission by reducing the influence of variation in the contact mode due to the difference in the shape of the user's auricle ER, the tip end side of the
図5(b)の突出部6bは、振動伝達部材8を別部材として埋め込むものに限らない。例えば、突出部6bを、振動伝達部材8に相当する部分も含めて一体的に形成し、S43−S43位置での断面形状において、外周側部位から中心に向かうに従って、剛性が徐々に或いは段階的に高くなるものとして形成してもよい。成形後に剛性が異なる二種材料を、いわゆる二色成形によって一体的に形成してもよい。
The
1 本体部、 1a 連通路
2 ブッシング
3 コード、 3a,3b リード群
4 前筐体
4a 音筒部、 4a1 内面、 4a2 先端面、 4b 貫通孔
5 後筐体、 5a コード孔
6 サポート部
6a 基部、 6b 突出部、 6b1 外観面
6c スピーカ保持部、 6c1 リード孔、 6c2 放音孔
6d 凹部、 6e 伝達部材用孔、 6e1 屈曲部
7 オーナメントキャップ、 7a 収音孔
8,81,82,83 振動伝達部材
8a,8b 端面、 82a 先端部
9 インナーキャップ
51 イヤホン(マイク付イヤホン)
AR 接触領域
CLa 軸線
EP イヤーピース
ER 耳介、 ERa 外耳道、 ERa1 内周面、 ERb 内壁
Hs 筐体
La 距離
M マイク
SP スピーカ
SPa 放音面、 SPb 外周面、 SPc 後面
SPs 振動板
Vep,Vn 内部空間、 Vf 前空間、 Vg 外部空間
Vr 後空間、 Vsp 空間
DESCRIPTION OF
AR contact area CLa axis EP earpiece ER auricle, ERa external ear canal, ERa1 inner peripheral surface, ERb inner wall Hs housing La distance M microphone SP speaker SPa sound emitting surface, SPb outer peripheral surface, SPc rear surface SPs diaphragm Vep, Vn inner space, Vf front space, Vg external space Vr rear space, Vsp space
Claims (6)
前記筐体に取り付けられたマイクと、
前記筐体よりも低剛性であって耳への装着状態で耳介の内壁に当接するよう前記筐体から突出した突出部を有して前記筐体に支持されたサポート部と、
前記サポート部により前記筐体に対し離隔して支持されたスピーカと、
を備えたマイク付イヤホン。 A housing,
A microphone attached to the housing;
A support portion supported by the housing having a protruding portion projecting from the housing so as to contact the inner wall of the auricle in a state of being attached to the ear and having a lower rigidity than the housing;
A speaker supported by the support unit at a distance from the housing;
Earphone with microphone equipped with.
The earphone with a microphone according to claim 1, wherein the earphone with a microphone is a canal type.
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