JP2016118179A - ポンプ制御盤 - Google Patents
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Abstract
【課題】ポンプ装置の近傍に配置され、全体洗浄を行った場合に内部に水や洗浄剤が浸入しない構造であっても、内部の温度上昇を防止することができるポンプ制御盤を提供すること。【解決手段】密閉筐体20に収容され、ポンプを可変速制御するインバータ30及びインバータ30を制御する制御基板40と、インバータ30に設けられ、開口部23から密閉筐体20の背面側に突出したヒートシンク31と、開口部23を覆うと共に、下端にスリット116を有する底板115が設けられた密閉カバー100と、密閉カバー100に設けられ、ヒートシンク31を内部に位置させた吸気流路130と、吸気流路130に隣接して設けられ、密閉カバー100の上部から開口部23に向けて形成され、吸気流路130と密閉カバー100の上部で連通した排気流路131,132と、吸気流路130に設けられた吸気ファン140とを備えている。【選択図】図4
Description
本発明は、食品移送用等のポンプ装置を制御するポンプ制御盤に関する。
食品移送用の容積ポンプをインバータ制御によって可変速制御するポンプユニットが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このようなポンプユニットを制御するポンプ制御盤は、例えば、前面に扉を有する筐体にインバータ本体を収容していた。
このようなポンプ制御盤を含むポンプユニットにあっては、清潔を保つため、全体を洗浄する必要があり、腐食しやすいアルミ製の放熱器や、電子部品である空冷ファンを筐体外部に露出したり、ルーバー等の排気口を設けることができず、また筐体は密閉する必要があった。
一方、温度上昇によるインバータ本体の不具合を防止するため、筐体を大型化したり、制御盤をポンプ装置から離間した配置する等の対処を行っていた。
上述したポンプ制御盤では、次のような問題があった。すなわち、筐体を大型化しても、内部の温度上昇を避けることはできず、部品寿命が低下し、頻繁な部品交換が必要になった。また、ポンプ制御盤をポンプ装置から離間する場合は、ポンプ装置とポンプ制御盤とを接続するケーブル類が別途必要になったり、ポンプ制御盤を設置するスペースをユーザが確保しなくてはならない等の問題があった。さらに、ポンプ装置の稼働状況を確認しながら、ポンプ制御盤を操作することが難しくなるという問題もあった。
そこで本発明は、ポンプ装置の近傍に配置され、全体洗浄を行った場合に内部に水や洗浄剤が浸入しない構造であっても、内部の温度上昇を防止することができるポンプ制御盤を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のポンプ制御盤は次のように構成されている。
前面に防水性のある開閉蓋、背面に開口部を備えた筐体と、この筐体に収容され、ポンプを可変速制御するインバータ及びこのインバータを制御する制御基板と、前記インバータに設けられ、前記開口部から前記筐体の背面側に突出したヒートシンクと、前記開口部を覆うと共に、下端に空気孔を有する底板が設けられた密閉カバーと、前記密閉カバーに設けられ、前記ヒートシンクを内部に位置させ、前記底板から前記密閉カバーの上部に向けて形成された吸気流路と、前記密閉カバーに設けられると共に、前記吸気流路に隣接して設けられ、前記密閉カバーの上部から前記底板に向けて形成され、前記吸気流路と前記密閉カバーの上部で連通した排気流路と、前記吸気流路に設けられた吸気ファンとを備えている
本発明によれば、ポンプ装置の近傍に配置され、全体洗浄を行った場合に内部に水や洗浄剤が浸入しない構造であっても、内部の温度上昇を防止することができる。
図1は本発明の一実施の形態に係るポンプ制御盤10を示す側面図、図2はポンプ制御盤10を開閉蓋を外した状態を示す正面図、図3はポンプ制御盤10を示す底面図、図4はポンプ制御盤10を背面板を省略した状態で示す背面図である。なお、図1中200は、ポンプ制御盤10によって制御されるポンプ装置を示している。
ポンプ制御盤10は、直方体状で金属材製の密閉筐体20を備えている。密閉筐体20は、ステンレス材製や、防錆剤やペンキ等で塗装されている、金属材製である。
密閉筐体20内には、図2に示すように、食品移送用のポンプ装置を可変速制御するためのインバータ30と、このインバータ30を制御するための制御基板40と、DC電源50、リレー装置60、サーモスタット70等の電子部品が収納されている。なお、サーモスタット70は、密閉筐体20内の温度を計測し、所定の温度(例えば、摂氏50°)を超えた場合に、制御基板40により後述する冷却ファン140を作動させる。
密閉筐体20は、箱状の本体部21と、この本体部21の前面に設けられた開閉蓋22と、本体部21の背面に設けられた開口部23と、この開口部23を覆って設けられたステンレス材製の密閉カバー100とを備えている。
本体部21の底面には、ポンプ装置200に接続されるケーブル300が着脱自在に取り付けられるケーブル接続部21aが設けられている。
開閉蓋22には、防水スイッチ22a,22bが取り付けられ、制御基板40に接続されている。
インバータ30の背面側には、アルミフィンから形成されたヒートシンク31が設けられており、後述する密閉カバー100の吸気流路130内に露出している。
密閉カバー100は、カバー本体110と、カバー本体110の内部に設けられた吸気流路120と、排気流路130とを備えている。カバー本体110は、本体部21にパッキン等を用いて液密に固定されている。
カバー本体110は、天板111、2枚の側面板112,113、背面板114と、底板115とを備えている。背面板114には、上下方向に延びる仕切板120,121が設けられ、中央に吸気流路130、両側に排気流路131,132が形成されている。なお、吸気流路130と排気流路131,132とは、カバー本体110の上部で連通している。
底板115には、図3に示すように、スリット(空気孔)116が設けられている。
吸気流路130の中央部には、ヒートシンク31が配置されており、通流する外気がヒートシンク31を冷却する。吸気流路130の下部には、冷却ファン140が設けられている。
このように構成されたポンプ制御盤10では、ポンプ装置200を駆動させると、インバータ30が発熱する。同時にヒートシンク31も温度上昇する。インバータ30の発熱により、密閉筐体20内部の温度が所定温度を超えると、サーモスタット70が作動し、制御基板40が冷却ファン140を駆動する。
冷却ファン140が作動すると、スリット116を通じて吸気流路130内に外気(冷気)が取り込まれ、ヒートシンク31に接触する。ヒートシンク31が外気に冷やされ、熱せられた外気は、いったんカバー本体110の上部を通じて、排気流路131,132に通流し、スリット116から外部に排気される。
このようにしてヒートシンク31を介して、インバータ30が冷却される。これに伴い、密閉筐体20内部の温度が所定温度を下回ると、サーモスタット70が停止し、制御基板40が冷却ファン140を停止する。このような動作を繰り返し、密閉筐体20内部の温度が所定温度を超えないように制御される。なお、サーモスタット70の作動温度は、電子部品等の寿命を考慮して、適宜調整してもよい。
また、ポンプ装置200の動作を停止し、全体洗浄時には、ポンプ装置200を含め、ポンプ制御盤10に流水をかける。密閉筐体20の背面を除く部分は、防水性があるため、内部に水が入らない。一方、開口部23は、防水性のある密閉カバー100が設けられており、水が直接かかることがない。さらに、下方から流水がかけられてもスリット116があるため、吸気流路130に浸入することができる。したがって、ヒートシンク31の腐食や、密閉筐体20内部への流水の浸入を防止できる。
このように、ポンプ装置20の近傍に配置されるポンプ制御盤10であって、全体洗浄を行った場合に内部に水や洗浄剤が浸入しない構造であっても、内部の温度上昇を防止することができる。したがって、ポンプ制御盤10をポンプ装置20から離間した位置に配置する必要が無く、ケーブル類の取り回し等が不要となり、ユーザビリティが向上する。
図5は、ポンプ制御盤100の変形例を背面板を省略した状態で示す背面図である。なお、図5において図4と同一機能部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。図5に示すように、ポンプ制御盤10の密閉カバー100に延長カバー100Aを設けた。延長カバー100Aは、ステンレス材製で、上端と下端が開放した構造となっており、内部に上下方向に延びる仕切板120A,121Aが設けられている。このような延長カバー100Aが設けられていると、流水の浸入をより防止できるため、スリット116の面積を大きくすることが可能である。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
10…ポンプ制御盤、20…密閉筐体、22…開閉蓋、30…インバータ、31…ヒートシンク、40…制御基板、70…サーモスタット、100…密閉カバー、100A…延長カバー、110…カバー本体、116…スリット(空気孔)、120…吸気流路、120,121…仕切板、130…吸気流路、131,132…排気流路、140…冷却ファン。
Claims (2)
- 前面に防水性のある開閉蓋、背面に開口部を備えた筐体と、
この筐体に収容され、ポンプを可変速制御するインバータ及びこのインバータを制御する制御基板と、
前記インバータに設けられ、前記開口部から前記筐体の背面側に突出したヒートシンクと、
前記開口部を覆うと共に、下端に空気孔を有する底板が設けられた密閉カバーと、
前記密閉カバーに設けられ、前記ヒートシンクを内部に位置させ、前記底板から前記密閉カバーの上部に向けて形成された吸気流路と、
前記密閉カバーに設けられると共に、前記吸気流路に隣接して設けられ、前記密閉カバーの上部から前記底板に向けて形成され、前記吸気流路と前記密閉カバーの上部で連通した排気流路と、
前記吸気流路に設けられた吸気ファンとを備えていることを特徴とするポンプ制御盤。 - 前記底板には、上端と下端が開放した延長カバーが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のポンプ制御盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014259357A JP2016118179A (ja) | 2014-12-22 | 2014-12-22 | ポンプ制御盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014259357A JP2016118179A (ja) | 2014-12-22 | 2014-12-22 | ポンプ制御盤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016118179A true JP2016118179A (ja) | 2016-06-30 |
Family
ID=56244011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014259357A Pending JP2016118179A (ja) | 2014-12-22 | 2014-12-22 | ポンプ制御盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016118179A (ja) |
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2014
- 2014-12-22 JP JP2014259357A patent/JP2016118179A/ja active Pending
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