JP2016116188A - 通信装置及びシステム及び方法 - Google Patents

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浩介 相尾
佳昭 長谷川
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佳昭 長谷川
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Abstract

【課題】 フェムト基地局の設置条件を緩和すべく、データ信号・同期信号を供給する装置を導入し、フェムト基地局からくる電波干渉の影響を最小限に抑えること。フェムト基地局を、バックホール回線を使用できない場所、かつGPS信号やマクロ基地局からの信号を受信できない場所に設置可能とすること。【解決手段】 通信装置10は、マクロ基地局20から受信したデータ信号、及び無線信号から抽出した同期信号を、有線LAN等の回線を通してフェムト基地局30へデータを転送する機能を有する。また、通信装置10はセンタネットワーク50とフェムト基地局30との間でやりとりされる信号を読取り、情報の追加や記憶を行うことで、フェムト基地局30からの電波干渉を回避することを可能とする。【選択図】図3

Description

本発明は、通信装置及びシステム及び方法に係り、特に、親基地局(マクロセル基地局等)から子基地局(フェムトセル基地局等)へデータ信号・同期信号を供給するための通信装置及びシステム及び方法に関する。たとえば、バックホール回線を利用できず、また親基地局(マクロセル基地局等)やGPS信号を取得できない場所でも子基地局(フェムトセル基地局等)を運用できるよう、データ信号・同期信号を供給する装置を導入するものであり、また本装置は子基地局(フェムトセル基地局等)からくる電波干渉の影響を最小限に抑えることを可能とする。
IEEE802.16m(以下WiMAX)や3GPP Long Term Evolution(以下、LTE)など高速・大容量通信な通信を実現する無線通信方式において、マクロセル基地局(以下、マクロ基地局)のセル端にいるユーザ、または自宅等の屋内にいるユーザへのスループット向上は重要課題の一つとして挙げられる。その解決手段として、マクロ基地局に加えて、セル端や屋内の狭い範囲を集中的にカバーするフェムトセル基地局(以下、フェムト基地局)を高密度に設置するシステムが注目を浴びている。
図1は、本実施形態の関連技術における、マクロ基地局とフェムト基地局の概要図である。図1には、セルラー通信システム中のマクロ基地局20が提供するマクロセル、及びフェムト基地局30が提供するフェムトセルのセル構造を示す図を示す。フェムト基地局30は、例えば、マクロ基地局20の電波が届きにくい場所等において、マクロ基地局20の代わりに端末と通信を行う。フェムト基地局30はバックホール回線としてADSL、光ファイバ、同軸ケーブル等のブロードバンド回線と接続し、センタネットワーク50とデータのやり取りを行う。端末41はマクロ基地局20と比べ、フェムト基地局30からの距離を近くできる為、より電波環境の良い状態で通信を行うことができ、スループットを向上させることができる。
基地局を識別する為の識別子として、物理レイヤセル識別子(PCID: Physical−layer Cell Identity)とグローバルセル識別子(GCID: Global Cell Identity)が挙げられる。GCIDは基地局の識別子であり、グローバルな範囲でユニークな値を持つため、各基地局のGCIDは重複しない。一方、PCIDは各基地局(セル)の信号は区別するために使用される識別子(例えば拡散コード)であり、有限の数しか定義できない。なお、例えばLTE標準では、PCIDは合計504個と定められている。
フェムト基地局の運用上の課題として、マクロ基地局との相互干渉が挙げられる。例えば図1のように、フェムトセル範囲内にいる端末41が、マクロ基地局からの電波を強く受けてしまうと、干渉が生じ、スループットが劣化してしまうことが想定される。このようなシステム内の基地局間の干渉を回避する為に、PCIDは隣接基地局間で重ならないように割当てる必要がある。
基地局に割当てる事ができるPCIDは有限であるため、隣接する基地局同士のPCIDが重複しないよう、事前に電波環境を調査した後、センタネットワークが手動でPCIDを設定し基地局を運用するのが一般的である。しかし、フェムト基地局は家庭内での設置等も推進しており、上述の方法では各々の利用者が装置を設置する際の利便性・作業効率を下げてしまう場合が想定される。そこで、フェムト基地局の運用開始時に適切なフェムト基地局のPCID(以下、フェムトPCID)を自動的に設定できる仕組みの検討が進んでいる。その方法として、例えばフェムト基地局にあるGPS通信機が取得する情報をセンタネットワーク側へ通知し、センタネットワークが管理する基地局情報から最適なPCIDを取得する方法や、或いはフェムト基地局が通信開始前に周囲の基地局をサーチし、PCID申請メッセージと同時に、サーチ結果をセンタ機へ通知することで、センタネットワークが未使用のPCIDを割当てる方法などが挙げられている(特許文献1)。
また、フェムト基地局が有するGPS通信機には、時刻同期を行う役割も果たしている。WiMAXや時分割方式のLTEなど、上り信号と下り信号の送出時間が異なる通信方式において、マクロ基地局とフェムト基地局で時刻同期が確立できていないと、フェムト基地局に接続している端末がマクロ基地局へハンドオーバを実施できず、一度接続を切断してから再接続しにいく等の手間が発生してしまう場合が想定される。そのため、フェムト基地局はマクロ基地局と同期を確立していなければならず、GPSの精密な時刻情報を用いる方法が一般的に採用されている。
特開2011−193070号公報 特開2008−187552号公報
上述の通り、フェムト基地局はマクロ基地局の電波が届きにくい、屋内や地下などの場所で活躍されることが期待されている。しかし、現状のフェムト基地局には、設置環境に制限が生じるという課題がある。
一つ目として、通常、フェムト基地局のバックホールにブロードバンド回線を利用している。そのため、ブロードバンド回線が利用できない場所にフェムト基地局を導入したい場合、回線工事費などのコスト増が影響し、通信エリア拡大に支障が生じる場合がある。
二つ目として、屋内や地下において、GPSの電波が届きにくい。そのため、フェムト基地局がGPSからの時刻情報を取得できないと、マクロ基地局との時刻同期を確立することができず、無線端末はフェムト基地局からマクロ基地局へハンドオーバを実行することができなくなることが想定される。
上述記の解決策として、ブロードバンド回線が利用できない箇所には、フェムトセル基地局を導入するよりも、受信した電波をRF信号のまま増幅し、無線電波を送出するレピータ装置を導入する方が望ましい場合がある。また、GPSの信号が受信できない場所においても、特許文献2の実施形態のように、マクロ基地局からのプリアンブル信号を受信して同期信号を抽出する方式等、様々な方法が検討されている。
しかし、どの方式においても、フェムト基地局はマクロ基地局の電波を受信できる位置に設置されることが前提条件である。しかし、フェムト基地局の導入により通信エリアを確保したい場所では、マクロ基地局からの微弱であるか、まったく受信できない状況下である場合も存在する。従って、フェムト基地局がマクロ基地局からの信号を確実に受信できる場所に限定されてしまうと、本当に通信エリアを設けたい場所へサービスを提供できない場合があるという課題が生じる。
フェムト基地局の構成を工夫し、マクロ基地局と通信する無線部(アンテナ等)と、端末と通信する無線部を離して設置する方式も検討されている。しかし、RF信号を長距離伝送するためには、有線ケーブルを用いても、例えば20〜30dB以上の損失が生じ、必要なフェムト基地局の提供するエリアを狭めてしまう場合がある。
更に、マクロ基地局からの信号やGPSの信号が届かないと、フェムト基地局は周辺環境の情報を取得することができない場合が想定される。そのため、センタネットワーク側はフェムト基地局の設置場所を管理することができず、結果、隣接するマクロ基地局と別のPCIDを割当てることもできなくなる場合がある。
図2は、本実施形態の関連技術における、フェムト基地局の課題を示す概要図である。
例えば図2にように、フェムト基地局30が隣接するマクロ基地局20と同一のPCIDが割当てられた場合、マクロセルとフェムトセルの干渉エリアにいる端末42は両方の電波を区別できず、端末42との通信に影響を及ぼしてしまう。
本発明は以上の点に鑑み、親基地局(フェムト基地局等)をブロードバンド回線が使用できない場所でも子基地局(マクロ基地局等)を運用する事を目的とする。
本発明の第1の解決手段によると、
通信装置であって、
親基地局と無線通信を行う無線端末部と、
有線を介して接続された子基地局との通信を行う通信制御部と、
解析部と、
を備え、
前記解析部は、
前記子基地局から、前記通信制御部を介して、物理レイヤセル識別子(PCID)要求と、周囲基地局のグローバルレイヤセル識別子(GCID)及びPCID及び電波強度を含むサーチ結果とを取得し、
前記サーチ結果に前記親基地局の情報が含まれていないと判断した場合、前記サーチ結果に、予め取得した前記親基地局のGCID及びPCID及び電波強度を含む親基地局情報を追加して、PCID要求と追加された前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信し、
前記サーチ結果に前記親基地局の情報が含まれていると判断した場合、前記サーチ結果に含まれる前記親基地局の電波強度が予め定められた閾値より低いと判断した場合、前記親基地局の電波強度を、予め取得した前記親基地局のダウンリンク信号の電波強度又は前記ダウンリンク信号の電波強度以上の値に更新し、PCID要求と更新された前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信し、
前記サーチ結果に含まれる前記親基地局の電波強度が予め定められた閾値より低くないと判断と判断した場合、PCID要求と取得した前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信する
通信装置が提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
通信システムであって、
各基地局にPCIDを割り当てるセンタネットワークと、
前記センタネットワークに有線で接続された親基地局と、
無線信号を介して前記親基地局と通信を行い、有線LANを介して前記子基地局とも通信を行う通信装置と、
無線端末から受け取ったデータを、前記通信装置と前記親基地局をバックホールとして、前記センタネットワークへ送るための子基地局と、
を備え、
前記通信装置は、
前記親基地局と無線通信を行う無線端末部と、
有線を介して接続された前記子基地局との通信を行う通信制御部と、
解析部と、
を備え、
前記解析部は、
前記子基地局から、前記通信制御部を介して、物理レイヤセル識別子(PCID)要求と、周囲基地局のグローバルレイヤセル識別子(GCID)及びPCID及び電波強度を含むサーチ結果とを取得し、
前記サーチ結果に前記親基地局の情報が含まれていないと判断した場合、前記サーチ結果に、予め取得した前記親基地局のGCID及びPCID及び電波強度を含む親基地局情報を追加して、PCID要求と追加された前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信し、
前記サーチ結果に前記親基地局の情報が含まれていると判断した場合、前記サーチ結果に含まれる前記親基地局の電波強度が予め定められた閾値より低いと判断した場合、前記親基地局の電波強度を、予め取得した前記親基地局のダウンリンク信号の電波強度又は前記ダウンリンク信号の電波強度以上の値に更新し、PCID要求と更新された前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信し、
前記サーチ結果に含まれる前記親基地局の電波強度が予め定められた閾値より低くないと判断と判断した場合、PCID要求と取得した前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信する
通信システムが提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
通信システムにおける通信方法であって、
前記通信システムは、
各基地局にPCIDを割り当てるセンタネットワークと、
前記センタネットワークに有線で接続された親基地局と、
無線信号を介して前記親基地局と通信を行い、有線LANを介して前記子基地局とも通信を行う通信装置と、
無線端末から受け取ったデータを、前記通信装置と前記親基地局をバックホールとして、前記センタネットワークへ送るための子基地局と、
を備え、
前記通信装置は、
前記親基地局と無線通信を行う無線端末部と、
有線を介して接続された前記子基地局との通信を行う通信制御部と、
解析部と、
を備え、
前記解析部は、
前記子基地局から、前記通信制御部を介して、物理レイヤセル識別子(PCID)要求と、周囲基地局のグローバルレイヤセル識別子(GCID)及びPCID及び電波強度を含むサーチ結果とを取得し、
前記サーチ結果に前記親基地局の情報が含まれていないと判断した場合、前記サーチ結果に、予め取得した前記親基地局のGCID及びPCID及び電波強度を含む親基地局情報を追加して、PCID要求と追加された前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信し、
前記サーチ結果に前記親基地局の情報が含まれていると判断した場合、前記サーチ結果に含まれる前記親基地局の電波強度が予め定められた閾値より低いと判断した場合、前記親基地局の電波強度を、予め取得した前記親基地局のダウンリンク信号の電波強度又は前記ダウンリンク信号の電波強度以上の値に更新し、PCID要求と更新された前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信し、
前記サーチ結果に含まれる前記親基地局の電波強度が予め定められた閾値より低くないと判断と判断した場合、PCID要求と取得した前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信する
通信方法が提供される。
本発明によると、親基地局(フェムト基地局等)をブロードバンド回線が使用できない場所でも子基地局(マクロ基地局等)を運用する事が可能となる。
本実施形態の関連技術における、マクロ基地局とフェムト基地局の概要図である。 本実施形態の関連技術における、フェムト基地局の課題を示す概要図である。 本実施形態における、通信装置10を設置した際の概要図である。 本実施形態における、通信装置10のブロック図である。 本実施形態における、フェムト情報記憶部106に格納されるデータの一例である。 本実施形態における、親マクロ基地局20と通信装置10と子フェムト基地局30の間で時刻同期が確立される(S04)までのシーケンス図である。 本実施形態における、子フェムト基地局30にフェムトPCID(D16)が割当てられるまでのシーケンス図である。 本実施形態における、フェムト通知信号D11のフォーマットの一例である。 本実施形態における、フェムト制御信号D15のフォーマットの一例である。 本実施形態における、サーチ結果情報追加(S11)におけるフローチャートである。 本実施形態における、サーチ結果D13に情報追加(F03)した際の、サーチ結果D13の更新前後の一例である。を示す。 本実施形態における、サーチ結果D13にRSRP値更新(F05)した際の、サーチ結果D13の更新前後の一例である。 本実施形態における、通信装置10がハンドオーバ実施を判定するフローチャートである。 本実施形態における、通信装置10がハンドオーバを実施しない場合のシーケンス図である。 本実施形態における、通信装置10がハンドオーバを実施する場合のシーケンス図である。
A.概要

本実施形態では、ブロードバンド回線が利用できない場所、また、マクロ基地局やGPSの信号が届かない場所に、フェムト基地局の設置を可能とし、フェムト基地局へデータ信号や同期信号を供給する通信装置の導入を可能とする。
本装置は、マクロ基地局から受信したデータ信号、及び無線信号から抽出したクロック信号から、フェムト基地局と同期させるための同期信号を生成し、有線LAN等の回線を通してフェムト基地局へデータを転送する機能を有する。これにより、フェムト基地局はブロードバンド回線を要せずともセンタネットワークとのデータ通信が可能となり、またGPSの信号を要せずともマクロ基地局との同期を確立することができる。
また本装置は、フェムト基地局からセンタネットワークへ送られるフェムト基地局情報(GCID、周囲環境の測定結果、等)のデータに自身の情報を追加する機能を有する。この機能により、フェムト基地局自身が周囲状況を把握できなくとも、センタネットワークはフェムト基地局の設置位置を管理でき、フェムト基地局へ隣接する基地局と異なるPCIDを付与できることが可能となる。
更に本装置は、センタネットワークからフェムト基地局へ送られるフェムト基地局への設定付与情報(PCID、等)を読取り、接続先の情報として保存する機能を有する。この機能により、本装置は周囲のマクロ基地局やフェムト基地局と区別して、自身がデータを供給するフェムト基地局の情報を管理することが可能となる。
B.通信装置及びシステム

以下、実施例を図面により説明する。
図3は、本実施形態の通信装置10を設置した際の概要図である。以下、通信装置10が無線信号で接続しているマクロ基地局を親マクロ基地局20、通信装置10が有線LANで接続しているフェムト基地局を子フェムト基地局30と呼ぶこととする。なお、親マクロ基地局・子フェムト基地局は、これらに限らず、適宜の親基地局・子基地局を用いることができる。
通信装置10は端末機能を有し、無線信号を介して親マクロ基地局20と通信を行うのと同時に、有線LANを介して子フェムト基地局30とも通信を行う。このことで、フェムト基地局30は無線端末41から受け取ったデータを、通信装置10とマクロ基地局20をバックホールとして、センタネットワーク50へ送ることが可能である。
この際、通信装置10は子フェムト基地局30と距離を離して設置することが望ましい。しかし、通信装置10と子フェムト基地局30が十分に離されず設置されてしまった場合、親マクロ基地局20と子フェムト基地局30の両セル端にいる通信装置10に、子フェムト基地局30から強い電波を受信する。この時、親マクロ基地局20と子フェムト基地局30に同じPCIDが割当てしまっている場合、通信装置10は干渉の影響を大きく受け、通信性能が劣化する場合が想定される。
また両者が別にPCIDが割当てられていたとしても、通信装置10は子フェムト基地局30からの電波を強く受けると、ハンドオーバ候補として認識してしまう。誤って通信装置10が子フェムト基地局30へハンドオーバしてしまうと、フェムト基地局へのデータを供給できなくなるという課題が生じる。
従って、通信装置10を正確に運用するに当たって、子フェムト基地局30が親マクロ基地局20と異なるPCIDが付与されること、更に通信装置10は子フェムト基地局30へハンドオーバしないことを解決する機能を有する。
図4は、通信装置10の構成を示すブロック図である。本実施形態では、特に、フェムト同期信号生成部103、フェムト通知/制御信号解析部105、フェムト情報記憶部106を有する。
送受信アンテナ100は、親マクロ基地局20と無線通信を行う。また、無線端末部101は、無線RF部、アナログ・ディジタルコンバータ(ADC)、ディジタル・アナログコンバータ(DAC)、変復調部、電波強度測定部など、一般的な無線端末が具備する機能を有する。
制御部102では、送受信した信号の制御を行う。例えば、制御部102は、通信装置10が受信した信号のヘッダ情報や宛先アドレスを確認し、受信信号がフェムト基地局を通して端末へ送られるデータ信号である場合、そのままフェムト通信制御部107へ送る。一方、フェムト基地局の制御に関わる信号(フェムト制御信号D15)である場合、一度フェムト通知/制御信号解析部105を通して、フェムト通信制御部107へデータを送る。
また、受信した信号が通信装置10宛に送られた信号(マクロ基地局20の情報や通信装置10の送受信に関する制御、など)は、制御部102内にて処理される。しかし、本実施形態では、ハンドオーバ先を探索する為に定期的に実施される隣接基地局のReference Signal(以下、RS信号)電波強度測定の結果を、測定結果通知判定部104へと送り、この測定結果をセンタネットワーク50へ通知するか否かの通知判定を委ねる。
フェムト同期信号生成部103では、無線端末部101が受信した信号からクロック信号、及びフレームタイミングを抽出し、フェムト同期信号を生成する。この同期信号をフェムト通信制御部107へ供給することで、接続先にいる子フェムト基地局30への従属同期を実現する。この結果、子フェムト基地局30はマクロ基地局の信号やGPS信号を直接受信せずとも、親マクロ基地局20や他基地局と時刻同期を確立させることが可能となる。詳細は「(1)マクロ基地局との同期確立」にて説明する。
測定結果通知判定部104では、制御部102から測定結果を取得した際、候補先基地局の情報(PCIDや電波強度の測定結果)から、測定結果をセンタネットワーク50へ通知するか否かの通知制御を行う。通常、測定結果の通知制御は、測定された電波強度(以下、RSRP)がある閾値を超えるか否かに関わるものである。
本実施形態では、一例として、測定結果通知判定部104はRSRPの閾値判定に加えて、ハンドオーバ候補先基地局の情報と、フェムト情報記憶部106内に記憶されているフェムト設定情報を比較する。もしハンドオーバ候補先基地局の情報とフェムト設定情報が一致した場合、測定結果通知判定部104はセンタネットワーク50へ測定結果を通知しないよう通知制御を行うことで、通信装置10は子フェムト基地局30へのハンドオーバを防ぐ。詳細は「(3)子フェムト基地局30へのハンドオーバ阻止」にて説明する。
フェムト通知/制御信号解析部105はセンタネットワーク50と子フェムト基地局30との間でやり取りされるフェムト通知信号D11と、フェムト制御信号D15の解析を行う。本実施形態では、主に以下2点を実施するとしている。
まず、フェムト通知/制御信号解析部105は、子フェムト基地局30からセンタネットワーク50へ送られるフェムト通知信号D11、またセンタネットワーク50から子フェムト基地局30へ送られるフェムト制御信号D15の情報を読み取り、フェムト設定情報をフェムト情報記憶部106へ保存する。この保存した情報により、通信装置10は接続先の子フェムト基地局30の情報を管理する事ができ、例えば、子フェムト基地局30へのハンドオーバを防ぐ等の制御に利用する。
次に、フェムト通知/制御信号解析部105は、フェムト通知信号D11内に、PCID要求D12やサーチ結果D13が含まれていた場合、サーチ結果D13に通信装置10が保有する情報を追加する。これにより、子フェムト基地局30は周囲状況を把握できなくとも、センタネットワーク50は子フェムト基地局30の周囲状況の情報を管理することを可能とする。
フェムト設定情報には、子フェムト基地局30とセンタネットワーク50との間でやり取りされる暗号鍵の情報も含むことができる。この暗号鍵をもとに、生後y部102は、暗号化されたデータの復号を行い、通信装置10にて情報の追加や更新を実施した後、再びデータを暗号化することも可能とする。詳細は、「(2)子フェムト基地局30への自動PCID割当て」にて説明する。
フェムト通信制御部107は、有線を介した子フェムト基地局30とのデータ通信の制御を行う。フェムト通信制御部107では制御部102と同様の手順で、データの分離を行う。また、フェムト同期信号生成部103にて生成されたフェムト同期信号に同期することで、子フェムト基地局30は通信装置10、および親マクロ基地局20へ位相同期を確立させることができる。
図5に、フェムト情報記憶部106に格納されるデータの一例を示す。フェムト情報記憶部106はフェムト通知/制御信号解析部105から送られるフェムト設定情報(GCID、PCID、暗号鍵)等の情報を記憶する。また、子フェムト基地局30がセンタネットワーク50から周波数や送信電力の制御を受ける時、フェムト情報記憶部106はこれらの情報も合わせて記憶しても良い。また、フェムト情報記憶部106はフェムト設定情報が送られる際、記憶しているデータを更新する。
C.詳細処理

以下、通信装置10の運用として、(1)マクロ基地局との同期確立、(2)子フェムト基地局30への自動PCID割当て、(3)子フェムト基地局30へのハンドオーバ阻止、の各手法を説明する。
(1)マクロ基地局との同期確立
図6は、本実施形態における、親マクロ基地局20、通信装置10、子フェムト基地局30の同期確立手法を示すシーケンス図である。なお、本実施形態はLTEの通信方式をもとに記述するが、本実施形態においてはWiMAXや他の時分割通信方式にも適用できる。
まず通信装置10(例えば、無線端末部101、制御部102、又は、フェムト同期信号生成部103)は親マクロ基地局20からの同期信号D00を受信し、周波数同期を確立(S00)する。一般的な端末では、親マクロ基地局20と同期を確立した後、基地局との通信を開始するが、本実施形態では、無線端末部101が、同期信号D00から子フェム基地局と同期させるべくクロック信号の抽出(S01)を行う。
次に通信装置10(例えば、無線端末部101、制御部102、又は、フェムト同期信号生成部103)は、端末としての情報を通知すべく親マクロ基地局20へRAプリアンブル信号D01を送信し、受取った親マクロ基地局20はRAレスポンス信号D02を送信する。本実施形態では、無線端末部101が、このRAレスポンス信号D02から、親マクロ基地局20から送信される信号のフレームタイミングを抽出(S02)する。
通信装置10では、フェムト同期信号生成部103が、クロック信号抽出(S01)とフレームタイミング抽出(S02)の結果から、フェムト同期信号を生成(S03)する。このフェムト同期信号を用いて、フェムト通信制御部107を同期させることで、親マクロ基地局20から子フェムト基地局30までの同期を確立する(S04)ことが可能となる。
この方式では、通信装置10から子フェムト基地局30までの同期手法は問わない。例えば、同期イーサやIEEE1558(Precision Time Protocol、以下PTP)等の規格化された技術を用いてもよい。
(2)子フェムト基地局30への自動PCID割当て
図7は、本実施形態における、子フェムト基地局30へPCIDが割当てられるまでのシーケンス図である。本実施形態は、通信装置10において、主に、サーチ結果情報追加(S11)、及び、フェムト設定情報取得(S13)を実施する。
子フェムト基地局30は、運用を開始する前に、センタネットワーク50にフェムト通知信号D11を送信する。フェムト通知信号D11の中には、PCID要求D12、及び、周囲基地局の電波状況を周囲サーチ(S10)したサーチ結果D13が含まれており、センタネットワーク50はサーチ結果D13と自身が管理する他基地局の情報を基に、子フェムト基地局30のPCIDを決定することができる。
従来、通信装置10は子フェムト基地局30から送付されてきたデータは、そのまま親マクロ基地局20を経由してセンタネットワーク50へ送られる。しかし、本実施形態においては、通信装置10はフェムト通知信号D11を取得した後、フェムト通知/制御信号解析部105にて、サーチ結果D13に親マクロ基地局20の情報を追加(S11)する(詳細は図10等で後述)。このサーチ結果情報追加(S11)を実施することで、子フェムト基地局30が周囲サーチ(S10)の時に、親マクロ基地局20を見つけることができない、また微弱な電波しか見つけることができなくとも、センタネットワーク50へ親マクロ基地局20の情報を確実に通知することが可能となる。
センタネットワーク50は、親マクロ基地局20を介して、PCID要求D12を受取ると、サーチ結果D13の情報内にあるPCIDと重複しないよう、子フェムト基地局30へ割当てるPCIDを決定(S12)する。
また、センタネットワーク50は、仮にサーチ結果D13の情報内にあるPCIDと重複しないPCIDを割当てる事ができない場合、サーチ結果D13の情報内の中にあるRSRPの値を下に、最もRSRP値の低いPCID(又は、予め定められた閾値より低いPCID)を割当てるよう、子フェムト基地局30へ割当てるPCIDを決定(S12)する。
センタネットワーク50は、フェムトPCIDを決定(S12)した後、子フェムト基地局30へフェムト制御信号D15を通知する。子フェムト基地局30はフェムト制御信号D15を取得した後、付与されたPCIDにて運用を開始(S14)する。
通信装置10は、センタネットワーク50から送付されてきたフェムト制御信号D15を子フェムト基地局30へ通知する前に、制御信号解析部105にて情報を読取り、フェムト情報記憶部106に記憶する(S13)。このフェムト情報取得(S13)により、通信装置10は子フェムト基地局30のフェムト設定情報(PCID等)を把握することができ、ハンドオーバ実施判定等に使用することが可能となる。
図8に、フェムト通知情報D11のデータフォーマットの一例を示す。フェムト通知情報D11はデータ信号内に、PCID要求D12とサーチ結果D13を含んでおり、フェムト通知/制御信号解析部105はこのサーチ結果D13のデータを書き換えることで、サーチ結果情報追加(S11)を実施する(詳細は後述)。
図9に、フェムト制御信号D15のデータフォーマットの一例を示す。フェムト制御信号D15はデータ信号内に、フェムトPCID(D15)等の情報を含む。
図10に、サーチ結果情報追加(S11)に関するフローチャートを示す。通信装置10は、フェムト通信制御部107にて、フェムト通知信号D11を取得(F01)した後、フェムト通知/制御信号解析部105にて、サーチ結果D13の内容を読取る。フェムト通知/制御信号解析部105は、サーチ結果D13に親マクロ基地局20の情報が含まれているかの判断(F02)、また子フェムト基地局30が見つけた親マクロ基地局20の電波強度(RSRP)が微弱であるかの判断(F04)を実施する。
フェムト通知/制御信号解析部105は、サーチ結果D13に親マクロ基地局20の情報が含まれていないと判断(F02)した場合、サーチ結果D13に、親マクロ基地局20(GCID=20)の情報を追加(F03)し、制御部102及び無線端末部101を介して、親マクロ基地局20へ送信(F06)する。
一方、フェムト通知/制御信号解析部105は、サーチ結果D13に親マクロ基地局20の情報が含まれていると判断(F02)した場合においても、サーチ結果D13に含まれる親マクロ基地局20のRSRP値が、予め定められた閾値より低いと判断(F04)と判断した場合、フェムト通知/制御信号解析部105はGCID=20のRSRP値を、通信装置10が取得する親マクロ基地局20のダウンリンク信号のRSRP値(又は、それ以上の値)に更新(F03)し、制御部102及び無線端末部101を介して、親マクロ基地局20へ送信(F06)する。
なお、親マクロ基地局20の情報(GCID、PCID、RSRP等)は、予め取得しているものとする。
上述の2つとも当てはまらない場合、フェムト通知/制御信号解析部105は、サーチ結果D13を、制御部102及び無線端末部101を介して、そのまま親マクロ基地局20へ送信(F06)する。
尚、フェムト通知/制御信号解析部105が情報を追加するマクロ基地局20のPCIDやRSRP値等の情報に関しては、マクロ基地局20と通信装置10が接続完了した時点で取得できるものであるが、RSRP値においては接続完了後もデータ通信中に取得できる値であるため、随時更新しても良いものとする。
図11に、サーチ結果D13に親マクロ基地局20の情報が含まれていないと判断(F02)した時における、サーチ結果D13の変更前後を示す。本実施形態では、各基地局のGCID、PCID、RSRP,周波数等の情報をセンタネットワーク50へ通知し、フェムトPCID(D16)を決定するための情報としている。
図11(a)のようにサーチ結果D13に親マクロ基地局20の情報が含まれていない場合、フェムト通知/制御信号解析部105は、親マクロ基地局20との接続完了時に入手したPCID等の情報を、サーチ結果D13に追加(F03)する。その結果、図11(b)のように、サーチ結果D13内に親マクロ基地局20の結果が含まれる事となり、センタネットワーク50がフェムトPCID決定(S12)を行う際、PCID=1を割当て候補から除外する事ができる。
図12に、サーチ結果D13に含まれる親マクロ基地局20のRSRPが低いと判断(F04)した時における、サーチ結果D13の変更前後を示す。
図12(a)のようにサーチ結果D13に親マクロ基地局20の情報が含まれている場合においても、RSRPが予め定められた電界閾値(例:−120dBm等)より弱電界の情報である場合、センタネットワーク50はフェムトPCID決定(S11)を行う際、PCID=1は干渉の影響を受けないと判断し、親マクロ基地局20と同じPCID=1を割当て候補として選んでしまう場合が想定される。
そこで、フェムト通知/制御信号解析部105は、通信装置10がデータ通信中に取得するRSRP値を残すよう、サーチ結果D13を更新する。その結果、図12(b)のように、サーチ結果D13内の親マクロ基地局20のRSRP値はー80dbmと強電界〜中電界の値に書き換えられる事となり、センタネットワーク50がフェムトPCID決定(S12)を行う際、PCID=1を割当て候補から除外する事ができる。
尚、本実施形態においては、簡単の為、通信装置10が親マクロ基地局20の情報のみを追加する動作について説明したが、例えば通信装置10もフェムト基地局同様、運用開始前に周囲環境をサーチし、そのサーチ結果をもとに、子フェムト基地局から送信されたサーチ結果D13に情報を追加、または更新する等しても良い。
(3)子フェムト基地局30へのハンドオーバ阻止
次に、通信装置10が子フェムト基地局30へのハンドオーバを阻止する手法について説明する。
図13は、本実施形態における、通信装置10がハンドオーバ実施を判定するフローチャートである。本実施形態では、従来のハンドオーバの実施例に加えて、特に、ハンドオーバ先候補と子フェムト基地局30のPCIDが一致するか否かを判定するフロー(F14)を実施することを特徴とする。
通信装置10は親マクロ基地局20とのデータ通信を行う際、定期的に隣接基地局のセルサーチ(F11)を実施し、ハンドオーバ先候補を発見したか否か(F12)を判断する。
従来技術では端末がハンドオーバ先候補を発見した時、測定結果通知判定部104にて、RSRPがある閾値以上であるか否か(F13)を判断する。RSRPが一定閾値以上である場合、端末は基地局へ測定結果を通知し、ハンドオーバ実施の判断を委ねる。
本実施形態では、測定結果通知判定部104は、フェムト情報記憶部106を参照し、RSRPの判定(F13)に加えて、ハンドオーバ先候補と子フェムト基地局30のPCIDが一致するか否か(F14)の判断を行う。もし両者のPCIDが異なる場合においては、従来どおり通信装置10は親マクロ基地局20へ測定結果を通知(F15)し、ハンドオーバ実施の判断(F16)を委ねる。しかし、もしハンドオーバ先候補と子フェムト基地局30のPCIDが同一である場合、通信装置10はハンドオーバ先候補が、自身がデータを供給する子フェムト基地局30であると判断し、測定結果通知判定部104はセルサーチ結果を通知せず(F28)、処理を終了させる(F29)。
図14は、通信装置10がハンドオーバを実施しない際のシーケンス図である。例えば、通信装置10がセルサーチ開始(S20)からセルサーチ終了(S21)までの間に、子フェムト基地局から送出されたRS信号D10と、親マクロ基地局20から送出されたRS信号D21を受信したとする。この時、従来であれば、通信装置20は子フェムト基地局30をハンドオーバ候補とみなし、測定結果を通知する。しかし本実施形態においては、測定結果通知判定S22にて、RSRPの閾値判定(F13)とPCIDの判定(F14)を実施する為、RS信号D20が子フェムト基地局30から送出された信号であると判断することができる。従って、測定結果通知判定部104は測定結果を通知せず、そのまま処理を終了(S23)する。
図15は、通信装置10がハンドオーバを実施する際のシーケンス図である。例えば、通信装置10がセルサーチ開始(S20)からセルサーチ終了(S21)までの間に、子フェムト基地局から送出されたRS信号D20と、親マクロ基地局20から送出されたRS信号D21、別のマクロ基地局21から送出されたRS信号D22を受信したとする。この時、測定結果通知判定S22にて、RSRPの閾値判定(F13)とPCIDの判定(F14)を実施し、マクロ基地局21をハンドオーバ先候補と判定し、RSRP測定結果(D23)をセンタネットワーク50へ通知する。センタネットワーク50はRSRP測定結果D23から、ハンドオーバ実施判定(S24)を行い、ハンドオーバ実施命令(D24)を通知する。異常の動作から、子フェムト基地局30を除いた他の基地局とのハンドオーバ処理(S25)を実行することが可能である。
D.本実施形態の効果

本実施形態の無線端末装置は、例えば、マクロセル基地局と通信を行う無線端末装置において、少なくとも有線接続を介してフェムトセル基地局へとデータ通信を行う機能を有し、バックホール回線を利用できない場所でもフェムト基地局を運用できるよう、フェムトセル基地局のバックホールとしてデータ信号を供給することができる。
また、本無線端末装置において、無線信号から同期信号、及びフレームタイミングを抽出し、フェムト基地局へ従属同期させる同期信号を生成する機能を有し、GPSやマクロ基地局からの信号を受信できず、時刻同期できないフェムトセル基地局へ、同期信号を供給することができる。
さらに、本無線端末装置において、センタネットワークとフェムトセル基地局の間でやり取りされる制御信号を解析する制御信号解析部を有し、フェムトセル基地局から送られる制御信号にマクロ基地局の情報を追加、または更新することで、GPSやマクロ基地局からの信号を受信できずとも、センタネットワークがフェムトセル基地局の位置情報の管理、及び最適なPCIDの割当てを可能とすることができる。
また、本無線端末装置において、センタネットワークとフェムトセル基地局の間でやり取りされる制御信号を解析する制御信号解析部、またフェムトセル基地局の情報を記憶する記憶部を有し、センタネットワークから送られる制御信号を記憶することで、データ・同期信号を供給するフェムトセル基地局の情報を入手することができる。
さらに、本無線端末装置において、フェムト基地局の情報を記憶する記憶部、他基地局の電波強度測定の結果をマクロ基地局へ通知するか否かを判断する機能を有し、ハンドオーバ候補がデータ・同期信号を供給するフェムトセル基地局である場合、測定結果を通知しないよう制御することができる。
E.付記

なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれている。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
10 通信装置
20 親マクロ基地局
21 マクロ基地局
30 子フェムト基地局
40 端末1
41 端末2
50 センタネットワーク
100 送受信アンテナ
101 無線端末部
102 制御部
103 フェムト同期信号生成部
104 測定結果通知判定部
105 フェムト通知/制御信号解析部
106 フェムト情報記憶部
107 フェムト通信制御部

Claims (15)

  1. 通信装置であって、
    親基地局と無線通信を行う無線端末部と、
    有線を介して接続された子基地局との通信を行う通信制御部と、
    解析部と、
    を備え、
    前記解析部は、
    前記子基地局から、前記通信制御部を介して、物理レイヤセル識別子(PCID)要求と、周囲基地局のグローバルレイヤセル識別子(GCID)及びPCID及び電波強度を含むサーチ結果とを取得し、
    前記サーチ結果に前記親基地局の情報が含まれていないと判断した場合、前記サーチ結果に、予め取得した前記親基地局のGCID及びPCID及び電波強度を含む親基地局情報を追加して、PCID要求と追加された前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信し、
    前記サーチ結果に前記親基地局の情報が含まれていると判断した場合、前記サーチ結果に含まれる前記親基地局の電波強度が予め定められた閾値より低いと判断した場合、前記親基地局の電波強度を、予め取得した前記親基地局のダウンリンク信号の電波強度又は前記ダウンリンク信号の電波強度以上の値に更新し、PCID要求と更新された前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信し、
    前記サーチ結果に含まれる前記親基地局の電波強度が予め定められた閾値より低くないと判断と判断した場合、PCID要求と取得した前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信する
    通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置において、
    GCIDに対するPCIDを含む設定情報を記憶する記憶部を備え、
    前記解析部は、前記親基地局に有線で接続されたセンタネットワークから、子基地局のPCIDを含む制御信号を受信し、前記制御信号に含まれる子基地局のPCIDを読取り、子基地局のGCIDに対して前記PCIDを、前記記憶部に記憶し、前記制御信号を、前記通信制御部を介して前記子基地局へ通知することを特徴とする通信装置。
  3. 請求項1に記載の通信装置において、
    判定部を
    さらに備え、
    前記判定部は、
    電波強度の閾値判定に加えて、ハンドオーバ候補先基地局の情報と、子基地局のGCIDに対するPCIDを含む設定情報を比較し、
    ハンドオーバ候補先基地局の情報と前記設定情報が一致した場合、前記親基地局に有線で接続されたセンタネットワークへ測定結果を通知しないよう通知制御を行うことで、前記子基地局へのハンドオーバを防ぐ
    ことを特徴とする通信装置。
  4. 請求項1に記載の通信装置において、
    GCIDに対するPCIDを含む設定情報を記憶する記憶部
    をさらに備え、
    前記判定部は、
    ハンドオーバのための隣接基地局のセルサーチ結果を受けた場合、
    前記記憶部を参照し、ハンドオーバ先候補と前記子基地局のPCIDが一致するか否かを判断し、
    両者のPCIDが異なる場合、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ測定結果を通知し、ハンドオーバ実施の判断を委ね、
    一方、ハンドオーバ先候補と前記子基地局のPCIDが同一である場合、前記無線端末部を介して、前記セルサーチ結果を通知せず、ハンドオーバ処理を終了させる
    ことを特徴とする通信装置。
  5. 請求項1に記載の通信装置において、
    同期信号生成部
    をさらに備え、
    前記同期信号生成部は、受信信号から抽出されたクロック信号及びフレームタイミングに基づき、同期信号を生成し、前記同期信号を前記通信制御部へ供給し、
    前記通信制御部は、前記同期信号生成部にて生成された同期信号に同期することで、前記子基地局及び自通信装置及び前記親基地局の位相同期を確立させる
    ことを特徴とする通信装置。
  6. 請求項1に記載の通信装置において、
    前記同期信号生成部
    をさらに備え、
    前記無線端末部は、前記親基地局と同期を確立した後、同期信号からクロック信号抽出を行い、前記親基地局へ送信したプリアンブル信号に対して返送された返送されたレスポンス信号から、フレームタイミング抽出を行い、
    前記同期信号生成部は、前記クロック信号抽出と前記フレームタイミング抽出の結果から、同期信号を生成し、前記通信制御部に提供し、前記親基地局及び自通信装置及び前記子基地局の同期を確立する
    ことを特徴とする通信装置。
  7. 請求項1に記載の通信装置において、
    前記制御部を、さらに備え、
    前記制御部は、
    受信信号が前記子基地局を通して無線端末へ送られるデータ信号である場合、前記通信制御部へ送り、
    前記子基地局の制御に関わる制御信号である場合、前記解析部へデータを送り、
    受信した信号が自装置宛に送られた信号で有れる場合、該信号を処理し、
    隣接基地局の電波強度の測定結果を、ハンドオーバを判定するための判定部へ送る
    ことを特徴とする通信装置。
  8. 請求項2に記載の通信装置において、
    前記設定情報は、前記子基地局と、前記親基地局に有線で接続されたセンタネットワークとの間でやり取りされる暗号鍵の情報をさらに含み、
    前記制御部は、前記暗号鍵をもとに、暗号化データの復号及び暗号化データへの暗号化を行う
    ことを特徴とする通信装置。
  9. 通信システムであって、
    各基地局にPCIDを割り当てるセンタネットワークと、
    前記センタネットワークに有線で接続された親基地局と、
    無線信号を介して前記親基地局と通信を行い、有線LANを介して前記子基地局とも通信を行う通信装置と、
    無線端末から受け取ったデータを、前記通信装置と前記親基地局をバックホールとして、前記センタネットワークへ送るための子基地局と、
    を備え、
    前記通信装置は、
    前記親基地局と無線通信を行う無線端末部と、
    有線を介して接続された前記子基地局との通信を行う通信制御部と、
    解析部と、
    を備え、
    前記解析部は、
    前記子基地局から、前記通信制御部を介して、物理レイヤセル識別子(PCID)要求と、周囲基地局のグローバルレイヤセル識別子(GCID)及びPCID及び電波強度を含むサーチ結果とを取得し、
    前記サーチ結果に前記親基地局の情報が含まれていないと判断した場合、前記サーチ結果に、予め取得した前記親基地局のGCID及びPCID及び電波強度を含む親基地局情報を追加して、PCID要求と追加された前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信し、
    前記サーチ結果に前記親基地局の情報が含まれていると判断した場合、前記サーチ結果に含まれる前記親基地局の電波強度が予め定められた閾値より低いと判断した場合、前記親基地局の電波強度を、予め取得した前記親基地局のダウンリンク信号の電波強度又は前記ダウンリンク信号の電波強度以上の値に更新し、PCID要求と更新された前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信し、
    前記サーチ結果に含まれる前記親基地局の電波強度が予め定められた閾値より低くないと判断と判断した場合、PCID要求と取得した前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信する
    通信システム。
  10. 請求項9に記載の通信システムにおいて、
    前記通信装置が前記親基地局と前記子基地局に同じPCIDが割当てられない程度に、且つ、前記通信装置が前記子基地局へハンドオーバしない程度に、前記通信装置と前記子基地局との距離を離して設置することを特徴とする通信システム。
  11. 請求項9に記載の通信システムにおいて、
    前記センタネットワークは、前記サーチ結果の情報内にあるPCIDと重複しないよう、前記子基地局へ割当てるPCIDを決定することを特徴とする通信システム。
  12. 請求項9に記載の通信システムにおいて、
    前記センタネットワークは、前記サーチ結果の情報内にあるPCIDと重複しないPCIDを割当てる事ができない場合、前記サーチ結果の情報内の中にある電波強度の値を基に、電波強度の最も低いPCID又は予め定められた閾値より低いPCIDを割当てるよう、前記子基地局へ割当てるPCIDを決定することを特徴とする通信システム。
  13. 請求項9に記載の通信システムにおいて、
    前記通信装置は、判定部を
    さらに備え、
    前記判定部は、
    電波強度の閾値判定に加えて、ハンドオーバ候補先基地局の情報と、子基地局のGCIDに対するPCIDを含む設定情報を比較し、
    ハンドオーバ候補先基地局の情報と前記設定情報が一致した場合、前記親基地局に有線で接続されたセンタネットワークへ測定結果を通知しないよう通知制御を行うことで、前記子基地局へのハンドオーバを防ぐ
    ことを特徴とする通信システム。
  14. 請求項9に記載の通信システムにおいて、
    前記通信装置は、同期信号生成部
    をさらに備え、
    前記同期信号生成部は、受信信号から抽出されたクロック信号及びフレームタイミングに基づき、同期信号を生成し、前記同期信号を前記通信制御部へ供給し、
    前記通信制御部は、前記同期信号生成部にて生成された同期信号に同期することで、前記子基地局及び自通信装置及び前記親基地局の位相同期を確立させる
    ことを特徴とする通信システム。
  15. 通信システムにおける通信方法であって、
    前記通信システムは、
    各基地局にPCIDを割り当てるセンタネットワークと、
    前記センタネットワークに有線で接続された親基地局と、
    無線信号を介して前記親基地局と通信を行い、有線LANを介して前記子基地局とも通信を行う通信装置と、
    無線端末から受け取ったデータを、前記通信装置と前記親基地局をバックホールとして、前記センタネットワークへ送るための子基地局と、
    を備え、
    前記通信装置は、
    前記親基地局と無線通信を行う無線端末部と、
    有線を介して接続された前記子基地局との通信を行う通信制御部と、
    解析部と、
    を備え、
    前記解析部は、
    前記子基地局から、前記通信制御部を介して、物理レイヤセル識別子(PCID)要求と、周囲基地局のグローバルレイヤセル識別子(GCID)及びPCID及び電波強度を含むサーチ結果とを取得し、
    前記サーチ結果に前記親基地局の情報が含まれていないと判断した場合、前記サーチ結果に、予め取得した前記親基地局のGCID及びPCID及び電波強度を含む親基地局情報を追加して、PCID要求と追加された前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信し、
    前記サーチ結果に前記親基地局の情報が含まれていると判断した場合、前記サーチ結果に含まれる前記親基地局の電波強度が予め定められた閾値より低いと判断した場合、前記親基地局の電波強度を、予め取得した前記親基地局のダウンリンク信号の電波強度又は前記ダウンリンク信号の電波強度以上の値に更新し、PCID要求と更新された前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信し、
    前記サーチ結果に含まれる前記親基地局の電波強度が予め定められた閾値より低くないと判断と判断した場合、PCID要求と取得した前記サーチ結果を、前記無線端末部を介して、前記親基地局へ送信する
    通信方法。

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