JP2016115176A - 情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理装置の制御方法 - Google Patents

情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】適切にデータ通信を実行することができる技術を提供すること。
【解決手段】画像処理手段は、カメラ部から画像データを受信することに応じて、画像データに対して画像認識処理を実行する。画像処理手段は、起動指示の入力を受け付けたことに応じて起動し、第1命令をオペレーティングシステムへ送信する。第1命令は、オペレーティングシステムが第1通信インターフェース部から第1データを受信した場合に、第1処理をオペレーティングシステムが実行することなく、第1データを画像処理手段に渡すことをオペレーティングシステムに指示する命令である。画像処理手段は、画像認識処理が完了したことに応じて、第2命令をオペレーティングシステムへ送信する.第2命令は、オペレーティングシステムが第1データを受信した場合に、第1処理をオペレーティングシステムが実行することを指示する命令である。
【選択図】図2

Description

本明細書に開示されている技術は、適切にデータ通信を実行することが可能な情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理装置の制御方法に関する。
カメラ部と、近距離無線通信用のデータ受信部とを備えた情報処理装置が知られている。このような情報処理装置では、各種データを図形で表したコードを、カメラ部を用いて読み取ることができる。これにより、コードに含まれているデータを取得することができる。また、情報処理装置を、近距離無線通信用のデータ送信部を備えた特定の装置に近接させることにより、情報処理装置と特定の装置との間で、近距離無線通信を実行することができる。なお、関連する技術を、特許文献1〜3が開示している。
特開2006-245929号公報 特開2005-108200号公報 特開2013-162515号公報
カメラ部を用いてコードを読み取る際に、情報処理装置が備えるデータ受信部が、他の装置のデータ送信部に意図せずに近接してしまう場合がある。この場合、意図しない近距離無線通信が実行されてしまうことがある。すると、近距離無線通信で通信されたデータに基づいて、各種の処理が実行されてしまう結果、カメラ部を用いたコード読み取りが阻害されてしまうことがある。ユーザの利便性が低下してしまうため、問題である。
この目的を達成するために、本明細書に開示されている情報処理プログラムは、情報処理装置が備えるコンピュータにおいて実行される情報処理プログラムであって、情報処理装置は、対象物を撮影することにより画像データを生成するカメラ部と、通信対象機器との距離が所定距離以内になることに応じて近距離無線通信を実行し、通信対象機器から第1データを受信する第1通信インターフェース部と、第1データを第1通信インターフェース部から受信し、受信した第1データに基づいて各種の処理である第1処理を実行するオペレーティングシステムが記憶されている記憶部と、を備えており、カメラ部からオペレーティングシステムを介して画像データを受信することに応じて、受信した画像データが示す画像に対して画像認識処理を実行する画像処理手段として、情報処理プログラムはコンピュータを機能させ、画像処理手段は、ユーザによる起動指示の入力を受け付けたことに応じて起動し、画像処理手段が起動したことに応じて、第1命令をオペレーティングシステムへ送信し、ここで第1命令は、オペレーティングシステムが第1通信インターフェース部から第1データを受信した場合に、第1処理をオペレーティングシステムが実行することなく、受信した第1データを画像処理手段に渡すことをオペレーティングシステムに指示する命令であり、画像認識処理が完了したことに応じて、第2命令をオペレーティングシステムへ送信する、ここで第2命令は、オペレーティングシステムが第1通信インターフェース部から第1データを受信した場合に、第1処理をオペレーティングシステムが実行することをオペレーティングシステムに指示する命令である、ことを特徴とする。
本明細書に開示の情報処理プログラムによれば、カメラ部が生成した画像データに対して画像認識処理を実行している期間中は、近距離無線通信によって受信した第1データに基づいた第1処理を、オペレーティングシステムで実行しないように制御することができる。これにより、カメラ部を用いて対象物を撮影する際に、情報処理装置が備える第1通信インターフェース部が通信対象機器に近接してしまい、意図しない近距離無線通信が実行されてしまう場合においても、近距離無線通信で通信されたデータに基づいた各種の処理が、オペレーティングシステムで実行されてしまうことがない。よって、カメラ部を用いたコード読み取りが阻害されてしまう事態を防止することができる。ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
本明細書に記載されている情報処理プログラムによれば、画像データから取得した第2データに基づいた処理である第2処理が完了した後に、近距離無線通信によって受信した第1データに基づいた第1処理をオペレーティングシステムで実行することができる。これにより、第1処理および第2処理の両方を実行することが可能となる。
本明細書に記載されている情報処理プログラムによれば、第1データに含まれているUniform Resource Identifierが示している情報資源に、アクセスすることが可能となる。
本明細書に記載されている情報処理プログラム等によれば、第2データに基づいた第2処理と、第1データに基づいた第1処理との処理内容が同一である場合には、第1処理を実行しないように制御することができる。重複した処理が行われてしまうことを防止できる。
本明細書に記載されている情報処理プログラムによれば、カメラ部が生成した画像データに対して画像認識処理を実行している期間中に、近距離無線通信によって第1データを受信した場合には、第1データに基づいた第1処理を実行するか否かのユーザの指示の入力を受け付けることができる。そして、実行指示を受け付けた場合には、第1処理をオペレーティングシステムで実行することができる。第1処理の実行可否を、ユーザの意図に基づいて決定することが可能となる。
本明細書に記載されている情報処理プログラムによれば、カメラ部が生成した画像データに対して画像認識処理を実行している期間中に、Uniform Resource Identifierを含まない第1データを受信した場合には、第1処理をオペレーティングシステムに実行させることができないことをユーザに報知することができる。これにより、第1処理が実行できないことを、ユーザに認識させることが可能となる。
本明細書に記載されている情報処理プログラムによれば、画像認識処理において、コード画像を解析してデータを復元することにより、各種データを取得することができる。
なお、本明細書に開示の技術は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置を制御する制御装置、情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラムを記録する記録媒体等の種々の態様で実現可能である。
通信システムのブロック図である。 コードリーダアプリケーションの動作を説明するフローチャートである。 コードリーダアプリケーションの動作を説明するフローチャートである。 OSの動作を説明するフローチャートである。 OSの動作を説明するフローチャートである。
(通信システムの構成)
図1に、本願に係る実施形態として例示される通信システム1のブロック図を示す。通信システム1は、携帯電話10、プリンタ110、ウェブサーバ100、基地局61を備える。ウェブサーバ100は、インターネット70および基地局61を介して携帯電話10と通信することが可能である。
(携帯電話10の構成)
携帯電話10は、Android(Google Inc.の登録商標)のプラットフォームを搭載した携帯電話である。携帯電話10は、CPU11、記憶部12、NFC(Near Field Communicationとも称する)インターフェース部15、無線LAN(LocalArea Networkとも称する)インターフェース部16、ボタン入力部17、パネル18、携帯電話インターフェース部22、カメラ部27、を主に備えている。CPU11は、記憶部12に記憶されるプログラムや、NFC_I/F15を介して送受信される各種信号などに従って、各機能の制御を行う。またCPU11は、プログラムを読み取ることで、各種の手段として機能する。本明細書では、インターフェース部のことを「I/F」と記載する。
記憶部12は、プログラム21を記憶している。なお、記憶部12は、RAM(Random Access Memoryとも称する)、ROM(Read Only Memoryとも称する)、フラッシュメモリ、HDD(ハードディスクドライブとも称する)などが組み合わされて構成されているとしてもよい。記憶部12は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、ROM、RAM、フラッシュメモリ、ハードディスクなどのnon-transitoryな媒体である。インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、non-transitoryな媒体には含まれない。
プログラム21は、印刷アプリケーション21a、ブラウザアプリケーション21b、ギャラリーアプリケーション21c、コードリーダアプリケーション21d、オペレーティングシステム21e(以下、OS21eと記載する)を備えている。OS21eは、AndroidプラットフォームのOSである。印刷アプリケーション21aないしコードリーダアプリケーション21dの各々は、Android(Google Inc.の登録商標)用のアプリケーションである。
印刷アプリケーション21aは、プリンタ110に印刷を実行させるためのアプリケーションである。印刷アプリケーション21aは、プリンタ110のベンダによって提供されるアプリケーションであってもよい。印刷アプリケーション21aは、インターネット上の不図示のサーバから携帯電話10にインストールされてもよいし、プリンタ110と共に出荷されるメディアから携帯電話10にインストールされてもよい。ブラウザアプリケーション21bは、ウェブサーバ100から取得したウェブデータを、パネル18に表示させるためのアプリケーションである。ギャラリーアプリケーション21cは、画像データに基づく画像をパネル18に表示させたり、画像データに各種の変換(色補正など)を行うためのアプリケーションである。
コードリーダアプリケーション21dは、コードをカメラ部27を用いて撮影することで、コードに埋め込まれている第2データを取得するためのアプリケーションである。コードの一例としては、QRコード(株式会社デンソーウェーブの登録商標)が挙げられる。またコードリーダアプリケーション21dは、コードから取得した第2データに基づいて、各種の処理を実行することが可能である。例えば、コードから取得した第2データがURI(Uniform Resource Identifierの略)形式データである場合には、当該URI形式データをブラウザアプリケーション21bに渡すとしてもよい。URI形式データは、OS21eが備える共有機能によって、ブラウザアプリケーション21bに渡されてもよい。そして、ブラウザアプリケーション21bが、受け渡されたURI形式データで指定されるウェブページを表示するとしてもよい。また例えば、コードから取得した第2データが、Wi−Fi通信を実行するために必要な通信設定データ(例:アクセスポイントのSSID)である場合には、当該通信設定データを用いて、無線LAN_I/F16に無線通信を実行させるとしてもよい。
OS21eは、印刷アプリケーション21aないしコードリーダアプリケーション21dに共通して利用される基本的な機能を提供するプログラムである。またOS21eは、印刷アプリケーション21aないしコードリーダアプリケーション21dの各々の間での、データの受け渡しを管理する。すなわちOS21eは、共有元アプリケーションと、共有先アプリケーションとの間のデータの受け渡しを制御する共有機能を備えている。
またOS21eは、NFC_I/F15、無線LAN_I/F16、携帯電話I/F22などを介して取得した各種データや、コードリーダアプリケーション21dが取得した各種データに基づいて、各種の処理を実行することができる。
NFC_I/F15は、いわゆる近距離無線通信のためのNFC技術に従った無線通信200(以下では「NFC通信200」と呼ぶ)を実行するためのI/F(即ち、ICチップ、通信回路)である。NFC技術は、例えば、ISO/IEC21481又は18092の国際標準規格に基づく無線通信手順である。NFC_I/F15は、NFCタグとの距離が所定距離(例:10cm)以内になることに応じて、自動的に近距離無線通信を実行し、NFCタグからデータを受信する。本実施形態では、プリンタ110はNFCタグ116を備えている。よって、携帯電話10をプリンタ110に近接させる(例:かざす)ことにより、NFC通信200が自動的に実行される。その結果、携帯電話10は、プリンタ110から各種の情報を受信することができる。
携帯電話I/F22は、基地局61との間で無線通信210を行うためのI/F(即ち、ICチップ、通信回路)である。無線通信210は、3G、4G等のセルラー方式の無線通信であってもよい。携帯電話I/F22を用いることで、基地局61を介してインターネット70に接続することが可能となる。
無線LAN_I/F16は、Wi−Fi(Wi−Fi Allianceの登録商標)技術に従った無線通信201(以下では「Wi−Fi通信201」と呼ぶ)を実行するためのI/F(即ち、ICチップ、通信回路)である。Wi−Fi技術は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.とも称する)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a、11b、11g、11n等)に基づく無線通信手順である。無線LAN_I/F16は、アクセスポイントを介した無線通信(即ちインフラストラクチャモードの無線通信)を実行するためのI/Fであってもよいし、アクセスポイントを介さない無線通信(例えば、アドホックモードの無線通信、Wi−Fi Direct(Wi−Fi Allianceの登録商標)技術の無線通信)を実行するためのI/Fであってもよい。
ボタン入力部17は、携帯電話10の各機能を実行するためのキーである。ボタン入力部17は、タッチパネルとして、パネル18と一体に構成されていてもよい。パネル18は、携帯電話10の各種機能情報を表示する。カメラ部27は、対象物を撮影することにより画像データを生成する部位である。
(プリンタ110の構成)
プリンタ110は、印刷機能を実行可能な周辺機器(即ちPC等の周辺機器)である。プリンタ110は、操作部112と、表示部114と、NFCタグ116と、無線LAN(LocalArea Networkとも称する)インターフェース部118と、印刷実行部120と、制御部130と、コード140と、を備える。各部112〜130は、バス線(符号省略)に接続されている。
NFCタグ116は、NFC_I/F15との間でNFC通信200を行うための装置である。NFCタグ116は、例えばプリンタ110の筐体の前面に配置されていてもよい。NFCタグ116は、タグ記憶部117を備える。タグ記憶部117は、不揮発性の記憶部である。タグ記憶部117は、第1データを記憶している。第1データは、NFC_I/F15との間の通信が実行された場合に、NFC_I/F15へ送信されるデータである。
第1データの一例としては、URI形式データ、通信設定データ、TEXTデータ、などが挙げられる。URI形式データは、「http://」で始まるURL(Uniform Resource Locatorの略)を含んでいてもよい。これにより、URI形式データを受信した携帯電話10は、URLに基づいてウェブサイトにアクセスすることが可能となる。またURI形式データは、プリンタ110へ接続するために任意に定義されたスキームを含んでいてもよい。これにより、URI形式データを受信した外部装置は、URI形式データを用いてプリンタ110に接続することが可能となる。またURI形式データは、特定のアプリケーションで処理されるように設定することも可能である。例えば、「myapp://processor/program」のようなURIを用いる場合には、「myapp://」というスキームに反応して、特定のアプリケーション(例:印刷アプリケーション21a)が起動するように定義することができる。第1データがURI形式データである場合に、インターネット70への接続が行われない場合があることに留意されたい。
通信設定データは、Wi−Fi通信を実行するために必要なデータである。通信設定データを受信した携帯電話10は、通信設定データを用いてプリンタ110に接続することが可能となる。通信設定データは、特定の規格に基づいたデータであってもよいし、プリンタ110のベンダによって規定された独自の規格を有するデータであってもよい。また通信設定データは、URI形式のデータであってもよい。
コード140は、各種データを図形パターンで表したものである。コード140は、例えばプリンタ110の筐体の前面に印刷されていてもよい。
操作部112は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部112を操作することによって、様々な指示をプリンタ110に与えることができる。表示部114は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷実行部120は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。無線LAN_I/F118の構成は、前述の無線LAN_I/F16の構成と同様であるため、ここでは説明を省略する。
制御部130は、CPU132と、記憶部134と、を備える。CPU132は、記憶部134に記憶されているプログラム(図示省略)に従って、様々な処理を実行するプロセッサである。記憶部134は、RAM、ROM等によって構成される。記憶部134は、記憶部12と同様に、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってよい。
(ウェブサーバ100の構成)
ウェブサーバ100は、インターネット70上に設置されるサーバである。ウェブサーバ100は、プリンタ110のベンダによって提供されるサーバであってもよい。ウェブサーバ100は、記憶部101およびCPU102を備えている。CPU102は、記憶部101に記憶されているプログラム(図示省略)に従って、様々な処理を実行するプロセッサである。記憶部101は、HTMLデータや画像データなどの各種データを記憶する領域である。ウェブサーバ100は、携帯電話10に搭載されているブラウザアプリケーション21bなどのクライアントソフトウェアの要求に応じて、インターネット70を通じて、記憶部101に記憶されている各種データを提供する。
(本明細書における記載上の注意点)
以降、アプリケーションやOS21eなどのプログラムを実行するCPU11のことを、単にプログラム名で記載する場合もある。例えば「コードリーダアプリケーション21d」という記載が、「コードリーダアプリケーション21dを実行するCPU11」を意味する場合もある。本明細書において、「携帯端末10のCPU11が、各種の情報を受信する」という記載は、「携帯端末10のCPU11が、携帯電話I/F22やNFC_I/F15を介して各種の情報を取得する」という技術内容を含んでいるものとする。また、「携帯端末10のCPU11が、各種の情報を送信する」という記載は、「携帯端末10のCPU11が、携帯電話I/F22やNFC_I/F15を介して各種の情報を出力する」という技術内容を含んでいるものとする。
(コードリーダアプリケーション21dの動作)
本実施形態に係るコードリーダアプリケーション21dの動作を、図2および図3のフローチャートを用いて説明する。本実施形態の説明例では、コード140に埋め込まれている第2データが、プリンタ110のオンラインマニュアルを示すウェブページへアクセスするためのURI形式データである場合を説明する。また、タグ記憶部117に記憶されている第1データが、プリンタ110とWi−Fi通信を実行するために用いる通信設定データである場合を説明する。そしてユーザが、プリンタ110のオンラインマニュアルを読むために、コードリーダアプリケーション21dを用いてコード140を読み込む場合を説明する。すなわちユーザが、カメラ部27を用いて、プリンタ110の筐体に印刷してあるコード140を撮影する場合を説明する。
後述するS215において、コードリーダアプリケーション21dが起動されることに応じて、図2のフローが開始される。S10においてコードリーダアプリケーション21dは、カメラ部27を起動する。
S15においてコードリーダアプリケーション21dは、自身が起動したことに応じて、第1命令をOS21eへ送信する。第1命令は、コードリーダアプリケーション優先制御を実行することを、OS21eに対して要求するための命令である。コードリーダアプリケーション優先制御は、「NFC_I/F15がNFCタグから第1データを受信した場合に、OS21eよりも優先して、コードリーダアプリケーション21dが第1データを処理する」という制御である。具体的に説明する。NFC_I/F15が第1データを受信すると、第1データはOS21eへ送信される。OS21eは、第1データを受信すると、第1データに基づく処理を実行することなく、受信した第1データをコードリーダアプリケーション21dに送信する。第1命令は、以上の動作を実行することを、OS21eに指示する命令である。
S20においてコードリーダアプリケーション21dは、コード140を撮影した画像データを、OS21eから受信したか否かを判断する。具体的に説明する。カメラ部27は、コード140が撮影されたことに応じて、コード140の画像データを生成する。カメラ部27は、生成した画像データを、OS21eへ送信する。OS21eは、受信した画像データを、コードリーダアプリケーション21dに送信する。
S20において否定判断される場合(S20:NO)には、S25へ進む。S25においてコードリーダアプリケーション21dは、第1データをOS21eから受信したか否かを判断する。具体的に説明する。NFC_I/F15とNFCタグ116との距離が所定距離(例:10cm)以内になることに応じて、自動的にNFC通信200が実行され、NFC_I/F15はNFCタグ116から第1データを受信する。NFC_I/F15は、受信した第1データを、OS21eへ送信する。OS21eは、受信した第1データを、コードリーダアプリケーション21dに送信する。
S25において否定判断される場合(S25:NO)にはS20へ戻り、肯定判断される場合(S25:YES)にはS30へ進む。ここで、S25において肯定判断される場合の一例を説明する。S25において肯定判断される場合とは、コードリーダアプリケーション21dが、コード140の画像データを受信する前に、第1データを受信する場合である。このような状況は、以下の様な場合に発生しうる。コード140をカメラ部27を用いて撮影する場合には、コード140を撮影フレームに合わせる必要や、フォーカスを合わせる必要がある。すると、撮影に時間がかかる場合がある。そして撮影中に、携帯端末10に備えられているNFC_I/F15が、NFCタグ116を中心とする所定距離内に意図せずに位置してしまうと、NFC通信200が行われ、第1データの読み込みイベントが発生してしまう。このような場合に、S25において肯定判断される。
S30においてコードリーダアプリケーション21dは、受信した第1データがURIを含むか否かを判断する。否定判断される場合(S30:NO)には、S33へ進む。S33においてコードリーダアプリケーション21dは、NFCイベント発生フラグを「オン」にする。NFCイベント発生フラグは、コードリーダアプリケーション優先期間中に、第1データを受信したことを示すフラグである。コードリーダアプリケーション優先期間は、第1命令をOS21eに送信(S15)してから、第2命令をOS21eに送信(S60)するまでの期間である。そしてS20へ戻る。
一方、S30において肯定判断される場合(S30:YES)には、S35へ進む。S35においてコードリーダアプリケーション21dは、受信した第1データを記憶部12に一時的にスタック(記憶)させる。
S40においてコードリーダアプリケーション21dは、NFCイベント発生フラグを「オン」にする。NFCイベント発生フラグの内容については、S33で説明済みであるため、ここでは説明を省略する。そしてS42へ進む。
S42においてコードリーダアプリケーション21dは、第1データを受信したことをユーザに報知するための画像を、パネル18に表示させる。また、第1処理を実行するか否かをユーザに問い合わせるための画像を、パネル18に表示させる。第1処理は、第1データに基づいて実行される処理である。例えば、「NFC通信が実行されました。NFC通信で得られたデータに基づいて処理を実行しますか?」などの文字列を、パネル18に表示してもよい。
S45においてコードリーダアプリケーション21dは、ユーザからの指示内容が、第1処理の実行を指示する内容であるか否かを判断する。ユーザからの指示は、例えば、ボタン入力部17を介して入力される。否定判断される場合(S45:NO)にはS20へ戻り、肯定判断される場合(S45:YES)にはS55へ進む。S55においてコードリーダアプリケーション21dは、第1データをOS21eへ送信する。そしてフローを終了する。
一方、S20において肯定判断される場合(S20:YES)には、S58へ進む。S58においてコードリーダアプリケーション21dは、コード140の画像データに対して、画像認識処理を実行する。画像認識処理は、コード140の画像データを解析して、コード140に埋め込まれた第2データを復元する処理である。
S60においてコードリーダアプリケーション21dは、第2命令をOS21eへ送信する。第2命令は、コードリーダアプリケーション優先制御の実行を解除することを、OS21eに対して要求するための命令である。換言すると、第2命令は、OS21eがNFC_I/F15から第1データを受信した場合に、第1データに基づく処理をOS21eが実行することを、OS21eに指示する命令である。なお、コードリーダアプリケーション優先制御の内容は、S15において説明済みであるため、ここでは説明を省略する。
S65においてコードリーダアプリケーション21dは、カメラ部27の動作を終了させる。S70においてコードリーダアプリケーション21dは、S58で取得した第2データの内容に応じた処理を実行する。本実施形態の説明例では、第2データは、ウェブページへアクセスするためのURI形式データである。よって、コードリーダアプリケーション21dは、第2データをブラウザアプリケーション21bに渡す。そして、ブラウザアプリケーション21bは、URI形式データに基づいて、プリンタ110のオンラインマニュアルを示すウェブページを表示する。
S73において、第2データに基づいて実行されている処理が終了したか否かを判断する。否定判断される場合S(73:NO)にはS70へ戻り、肯定判断される場合(S73:YES)にはS75へ進む。S75においてコードリーダアプリケーション21dは、コードリーダアプリケーション優先期間中(すなわち、S15からS60までの期間中)に、NFC読み取りイベントが発生したか否かを判断する。具体的には、NFCイベント発生フラグが「オン」であるか否かを判断する。否定判断される場合(S75:NO)にはフローを終了し、肯定判断される場合(S75:YES)にはS80へ進む。
S80においてコードリーダアプリケーション21dは、NFC読み取りイベントで受信した第1データが、URIを含んでいたか否かを判断する。当該判断は、第1データが記憶部12に記憶されているか否か(すなわち、S35の処理が実行されたか否か)によって行われてもよい。否定判断される場合(S80:NO)には、S85へ進む。
S85においてコードリーダアプリケーション21dは、第1データを用いた第1処理をOS21eに実行させることができないことをユーザに報知するための画像を、パネル18に表示させる。例えば、「先ほどのNFC通信で得られたデータを用いた処理を実行できません。処理を実行する場合には、再度NFC通信を実行して下さい。」などの文字列を、パネル18に表示してもよい。そしてS110へ進む。
一方、S80において肯定判断される場合(S80:YES)には、S90へ進む。S90においてコードリーダアプリケーション21dは、記憶部12に記憶されている第1データに含まれているURIと、コード140の画像データから取得した第2データに含まれているURIとを比較する。そして、両者が一致するか否かを判断する。肯定判断される場合(S90:YES)にはS110へ進み、否定判断される場合(S90:NO)にはS95へ進む。
S95においてコードリーダアプリケーション21dは、第1データに基づく第1処理を実行するか否かをユーザに問い合わせるための画像を、パネル18に表示させる。例えば、「先ほど、NFC通信が実行されました。NFC通信で取得したデータに基づいて処理を実行しますか?」などの文字列を、パネル18に表示してもよい。S100においてコードリーダアプリケーション21dは、ユーザからの指示内容が、第1データに基づく第1処理の実行を指示する内容であるか否かを判断する。否定判断される場合(S100:NO)にはS110へ進み、肯定判断される場合(S100:YES)にはS105へ進む。
S105においてコードリーダアプリケーション21dは、記憶部12に記憶されている第1データをOS21eへ送信する。そしてS110へ進む。
S110においてコードリーダアプリケーション21dは、NFCイベント発生フラグを「オフ」にする。また、記憶部12から第1データを消去する。そしてフローを終了する。
(OS21eの動作)
本実施形態に係るOS21eの動作を、図4および図5のフローチャートを用いて説明する。S210においてOS21eは、コードリーダアプリケーション21dの起動命令が入力されたか否かを判断する。起動命令は、例えば、ボタン入力部17を介して入力される。否定判断される場合(S210:NO)にはS210へ戻り、肯定判断される場合(S210:YES)にはS215へ進む。S215においてOS21eは、コードリーダアプリケーション21dを起動する。これにより、前述した図2のフローが開始される。
S220においてOS21eは、第1命令をコードリーダアプリケーション21dから受信したか否かを判断する。第1命令の内容は、前述のS15において説明済みであるため、ここでは説明を省略する。否定判断される場合(S220:NO)にはS230へ進み、肯定判断される場合(S220:YES)にはS225へ進む。
S225においてOS21eは、コードリーダアプリケーション優先制御を開始する。コードリーダアプリケーション優先制御の内容は、前述のS15において説明済みであるため、ここでは説明を省略する。具体的には、OS21eは、実行優先期間フラグを「オン」にする。優先期間フラグは、コードリーダアプリケーション優先期間中であることを示すフラグである。
S230においてOS21eは、コード140を撮影した画像データを、カメラ部27から受信したか否かを判断する。否定判断される場合(S230:NO)にはS240へ進み、肯定判断される場合(S230:YES)にはS235へ進む。S235においてOS21eは、受信した画像データをコードリーダアプリケーション21dへ送信する。そしてS240へ進む。
S240においてOS21eは、第1データをNFC_I/F15から受信したか否かを判断する。否定判断される場合(S240:NO)にはS260へ進み、肯定判断される場合(S240:YES)にはS245へ進む。
S245においてOS21eは、現在、コードリーダアプリケーション優先期間中であるか否かを判断する。当該判断は、実行優先期間フラグが「オン」であるか否かによって行うことができる。肯定判断される場合(S245:YES)には、S250へ進む。S250においてOS21eは、受信した第1データをコードリーダアプリケーション21dへ送信する。そしてS260へ進む。
一方、S245において否定判断される場合(S245:NO)には、S255へ進む。S255においてOS21eは、第1データを用いた処理を実行する。本実施形態の説明例では、第1データが通信設定データである場合を説明している。従ってOS21eは、通信設定データに基づいて、無線LAN_I/F16にWi−Fi通信201を実行させることができる。
S260においてOS21eは、第1データをコードリーダアプリケーション21dから受信したか否かを判断する。否定判断される場合(S260:NO)にはS270へ進み、肯定判断される場合(S260:YES)にはS265へ進む。S265においてOS21eは、受信した第1データを用いた処理を実行する。なお、処理の内容例は、前述のS255で説明済みであるため、ここでは説明を省略する。そしてS270へ進む。
S270においてOS21eは、第2命令をコードリーダアプリケーション21dから受信したか否かを判断する。第2命令の内容は、前述のS60において説明済みであるため、ここでは説明を省略する。否定判断される場合(S270:NO)にはフローを終了し、肯定判断される場合(S270:YES)にはS275へ進む。
S275においてOS21eは、コードリーダアプリケーション優先制御を終了する。具体的には、OS21eは、実行優先期間フラグを「オフ」にする。そしてフローを終了する。
(効果)
コードリーダアプリケーション21dを使用するためには、コード140をカメラ部27を用いて撮影する必要がある。この場合、カメラ部27を用いてコード140を撮影しているので、NFC通信200の実行をユーザが意図していることはない。しかし、コード140の撮影中に、携帯端末10に備えられているNFC_I/F15が、NFCタグ116を中心とする所定距離内に意図せずに位置してしまう場合がある。この場合、NFC通信200が行われ、第1データの読み込みイベントが発生してしまう。すると、NFC通信200に応じた処理が実行されてしまうことで、カメラ部27を用いたコード140の読み取りが阻害されてしまうことがある。本明細書に記載されているコードリーダアプリケーション21dによれば、コードリーダアプリケーション21dが起動したことに応じて、第1命令をOS21eへ送信することができる(S15)。また、画像認識処理(S58)が完了して第2データが取得できたことに応じて、第2命令をOS21eへ送信することができる(S60)。これにより、カメラ部27でコード140を撮影し、コード140から第2データを取得するまでの期間中(S15からS60までの期間中)は、NFC通信200によって受信した第1データに基づいた第1処理を、OS21eで実行しないように制御(S250)することが可能となる。従って、コードリーダアプリケーション21dの使用中に、意図せずにNFC通信200が実行されてしまった場合においても、カメラ部27を用いたコード140の読み取りが阻害されてしまうことがない。ユーザの利便性を向上させることができる。
本明細書に記載されているコードリーダアプリケーション21dによれば、コードリーダアプリケーション優先期間(S15〜S60)中にNFC通信200が実行され、コードリーダアプリケーション21dが第1データを受信(S25:YES)した場合には、受信した第1データを記憶部12に一時的に記憶させる(S35)ことができる。そして、コード140から取得した第2データの内容に応じた処理を実行(S70)した後に、記憶部12に記憶されている第1データをOS21eへ送信(S105)することができる。OS21eは、第1データをコードリーダアプリケーション21dから受信(S260:YES)し、第1データを用いた処理を実行(S265)することができる。これにより、第2データに基づく処理(S70)および第1データに基づく処理(S265)の両方を実行することが可能となる。
NFC通信200によって受信した第1データを用いた処理は、第1データがURI形式データである場合を除き、NFC通信200が実行された時点でしか実行できない。これは、セキュリティ性を高めるために、NFC通信200が行われたことを、第1データを用いた処理を実行するための条件としているためである。よって、第1データを記憶しておき、後で第1データを用いた処理を実行することは、第1データがURI形式データである場合を除き、行うことができない。本明細書に記載されているコードリーダアプリケーション21dによれば、OS21eから受信した第1データがURIを含んでいることを条件として(S30:YES)、第1データを記憶部12に一時的に記憶させる(S35)ことができる。そして、第2データに基づく処理(S70)の終了後に、記憶部12に記憶されていた第1データに基づく処理(S265)を、OS21eに実行させることができる。これにより、第1データを用いた処理を確実に実行することが可能となる。よって、第1データに含まれているURIが示している情報資源に、アクセスすることが可能となる。
本明細書に記載されているコードリーダアプリケーション21dによれば、記憶部12に記憶されている第1データに含まれているURIと、コード140の画像データから取得した第2データに含まれているURIが一致する場合(S90:YES)には、第1データに基づいた第1処理と、第2データに基づいた第2処理との処理内容が同一であると判断することができる。よって、この場合には、第1処理を実行しないように制御することができる。これにより、重複した処理が行われてしまうことを防止することが可能となる。
本明細書に記載されているコードリーダアプリケーション21dによれば、コードリーダアプリケーション優先期間(S15〜S60)中にNFC通信200が実行され、コードリーダアプリケーション21dが第1データを受信(S25:YES)した場合には、第1データに基づいた第1処理を実行するか否かをユーザに問い合わせるための画像を、パネル18に表示させることができる(S42)。そして、第1処理の実行指示が入力された場合には(S45:YES)、第1データをOS21eへ送信(S55)することで、OS21eに第1データに基づく処理(S265)を実行させることができる。これにより、NFC通信200によって取得された第1データに基づく処理を実行するか、コード140から取得された第2データに基づく処理を実行するかを、ユーザが選択することが可能となる。ユーザの利便性を高めることができる。
本明細書に記載されているコードリーダアプリケーション21dによれば、コードリーダアプリケーション優先期間(S15〜S60)中に、URIを含まない第1データを受信した場合(S30:NO)には、第1データを用いた処理をOS21eに実行させることができないことをユーザに報知するための画像を、パネル18に表示(S85)させることができる。これにより、第1データを用いた処理を実行できないことを、ユーザに認識させることが可能となる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例)
コードリーダアプリケーション優先期間(S15〜S60)中に、コードリーダアプリケーション21dが第1データをOS21eから受信した場合に、受信した第1データを破棄するとしてもよい。これにより、カメラ部27でコード140を撮影し、コード140から第2データを取得するまでの期間中(S15からS60までの期間中)は、NFC通信200によって受信した第1データに基づいた第1処理を、OS21eで実行しないように制御することができる。この場合、図2において、コードリーダアプリケーション21dが第1データを受信すると(S25:YES)、第1データを破棄して、S20へ戻るとすればよい。また、図2のS30〜S55、および、図3のS75〜S110を省略すればよい。
第1データに基づく処理を実行するかのユーザ入力を受け付ける処理(S42〜S55)は、省略することが可能である。この場合、S40からS20へ戻るとすればよい。以上より、一般的に言うと、コードリーダアプリケーション21dは、「第1命令をOS21eへ送信する処理」と、「第2命令をOS21eへ送信する処理」として、携帯電話10を少なくとも機能させれば良い。具体例としては、印刷アプリケーション21aは、S15と、S60とを、少なくとも実行させれば良い。
OS21eは、Androidに限られない。OS21eは、iOS(Cisco Systems, Inc.の登録商標)や、Windows Phone(Microsoft Corporationの登録商標)などであってもよい。コード140は、QRコードなどのマトリクス型2次元コードに限られない。バーコードのような、1次元コードであってもよい。
プリンタ110及び携帯電話10は、NFC通信200を実行する代わりに、他の通信手順の近距離無線通信(例えば、トランスファージェット技術、赤外線通信等の無線通信)を実行してもよい。また、プリンタ110及び携帯電話10は、NFC通信200を実行する代わりに、Wi−Fi技術の無線通信を実行してもよい。また、プリンタ110及び携帯電話10は、無線通信を実行する代わりに、有線通信を実行してもよい。一般的に言うと、携帯電話10とプリンタ110とが通信可能であればよい。
携帯電話10は、Wi−Fi技術の無線通信を実行して、ウェブサーバ100と様々な情報の通信を実行してもよい。また、携帯電話10は、有線でインターネット70に接続されている場合には、有線通信を実行して、ウェブサーバ100と通信を実行してもよい。一般的に言うと、携帯電話10とウェブサーバ100とが通信可能であればよい。
プリンタ110は、有線でインターネットに接続されている場合には、有線通信を実行して、ウェブサーバ100と様々な情報の通信を実行してもよい。一般的に言うと、プリンタ110とウェブサーバ100とが通信可能であればよい。
コードリーダアプリケーション21dが動作する装置は、携帯電話10でなくてもよく、タブレット型端末装置や、ノートPCであってもよい。
上記の各実施例では、携帯電話10のCPU11が記憶部12内のプログラムを実行することによって、図2および図3等の各処理が実現される。これに代えて、図2および図3等の各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
携帯電話10は、情報処理装置の一例である。CPU11は、コンピュータの一例である。コードリーダアプリ21dは、情報処理プログラムの一例である。プリンタ110は、通信対象機器の一例である。NFC_I/F15は、第1通信インターフェース部の一例である。S15、S58、S60を実行するCPUは、画像処理手段の一例である。携帯電話I/F22は、第2通信インターフェース部の一例である。S265で実行される処理は、第1処理の一例である。S42で実行される処理は、第1画像を表示部に表示させる処理の一例である。S33で実行される処理は、第1データを受信したことを記憶部に記憶させる処理の一例である。S85で実行される処理は、第2画像を表示部に表示させる処理の一例である。
1:通信システム、10:携帯電話、11および132:CPU、15:NFC_I/F、21d:コードリーダアプリケーション、21e:オペレーティングシステム、100:ウェブサーバ、110:プリンタ、116:NFCタグ、200:NFC通信

Claims (10)

  1. 情報処理装置が備えるコンピュータにおいて実行される情報処理プログラムであって、
    前記情報処理装置は、
    対象物を撮影することにより画像データを生成するカメラ部と、
    通信対象機器との距離が所定距離以内になることに応じて近距離無線通信を実行し、前記通信対象機器から第1データを受信する第1通信インターフェース部と、
    前記第1データを前記第1通信インターフェース部から受信し、受信した前記第1データに基づいて各種の処理である第1処理を実行するオペレーティングシステムが記憶されている記憶部と、
    を備えており、
    前記カメラ部から前記オペレーティングシステムを介して画像データを受信することに応じて、受信した前記画像データが示す画像に対して画像認識処理を実行する画像処理手段として、前記情報処理プログラムは前記コンピュータを機能させ、
    前記画像処理手段は、
    ユーザによる起動指示の入力を受け付けたことに応じて起動し、
    前記画像処理手段が起動したことに応じて、第1命令を前記オペレーティングシステムへ送信し、
    ここで前記第1命令は、前記オペレーティングシステムが前記第1通信インターフェース部から第1データを受信した場合に、前記第1処理を前記オペレーティングシステムが実行することなく、受信した前記第1データを前記画像処理手段に渡すことを前記オペレーティングシステムに指示する命令であり、
    前記画像認識処理が完了したことに応じて、第2命令を前記オペレーティングシステムへ送信する、
    ここで前記第2命令は、前記オペレーティングシステムが前記第1通信インターフェース部から前記第1データを受信した場合に、前記第1処理を前記オペレーティングシステムが実行することを前記オペレーティングシステムに指示する命令である、
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
  2. 前記画像処理手段は、
    前記第1命令を前記オペレーティングシステムに送信してから前記第2命令を前記オペレーティングシステムへ送信するまでの期間中に、前記第1データを前記オペレーティングシステムから受信した場合には、受信した前記第1データを前記記憶部に記憶させ、
    前記画像認識処理を実行することにより、前記画像データから第2データを取得し、
    前記画像認識処理が完了したことに応じて、前記第2データに基づいて各種の処理である第2処理を実行し、
    前記第2処理が完了したことに応じて、前記記憶部に記憶されている前記第1データを前記オペレーティングシステムに送信することにより、前記第1処理を前記オペレーティングシステムに実行させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記情報処理装置は、インターネットに接続するための第2通信インターフェース部をさらに備え、
    前記画像処理手段は、前記オペレーティングシステムから受信した前記第1データがUniform Resource Identifierを含んでいる場合に、当該第1データを前記記憶部に記憶させ、
    前記オペレーティングシステムが実行する前記第1処理は、前記第2通信インターフェース部を介して、前記第1データに含まれている前記Uniform Resource Identifierが示している情報資源にアクセスする処理であることを特徴とする請求項2に記載の情報処理プログラム。
  4. 前記第1データに含まれている前記Uniform Resource Identifierと同一のUniform Resource Identifierが、前記第2データに含まれている場合には、前記オペレーティングシステムに前記第1処理を実行させないことを特徴とする請求項3に記載の情報処理プログラム。
  5. 前記情報処理装置は、表示部をさらに備え、
    前記画像処理手段は、
    前記第1命令を前記オペレーティングシステムに送信してから前記第2命令を前記オペレーティングシステムへ送信するまでの期間中に、前記第1データを前記オペレーティングシステムから受信した場合には、受信した前記第1データを前記記憶部に記憶させるとともに、前記第1データを前記通信対象機器から受信したことをユーザに報知するための第1画像を前記表示部に表示させ、
    前記第1データに基づいて前記第1処理を実行することを指示する入力を受け付けた場合に、前記記憶部に記憶されている前記第1データを前記オペレーティングシステムに送信することにより、前記第1処理を前記オペレーティングシステムに実行させることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の情報処理プログラム。
  6. 前記情報処理装置は、インターネットに接続するための第2通信インターフェース部をさらに備え、
    前記画像処理手段は、前記オペレーティングシステムから受信した前記第1データがUniform Resource Identifierを含んでいる場合に、当該第1データを前記記憶部に記憶させ、
    前記オペレーティングシステムが実行する前記第1処理は、前記第2通信インターフェース部を介して、前記第1データに含まれている前記Uniform Resource Identifierが示している情報資源にアクセスする処理であることを特徴とする請求項5に記載の情報処理プログラム。
  7. 前記情報処理装置は、表示部をさらに備え、
    前記画像処理手段は、
    前記第1命令を前記オペレーティングシステムに送信してから前記第2命令を前記オペレーティングシステムへ送信するまでの期間中に、Uniform Resource Identifierを含まない第1データを前記オペレーティングシステムから受信した場合には、Uniform Resource Identifierを含まない第1データを受信したことを前記記憶部に記憶させ、
    前記画像認識処理を実行することにより、前記画像データから第2データを取得し、
    前記画像認識処理が完了したことに応じて、前記第2データに基づいて各種の処理である第2処理を実行し、
    前記第2処理が完了したことに応じて、前記第1処理を前記オペレーティングシステムに実行させることができないことをユーザに報知するための第2画像を前記表示部に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
  8. 前記画像データは、各種データを図形パターンで表したコード画像を示すデータであり、
    前記画像認識処理は、前記コード画像を解析してデータを復元する処理であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の情報処理プログラム。
  9. 対象物を撮影することにより画像データを生成するカメラ部と、
    通信対象機器との距離が所定距離以内になることに応じて近距離無線通信を実行し、前記通信対象機器から第1データを受信する第1通信インターフェース部と、
    前記第1データを前記第1通信インターフェース部から受信し、受信した前記第1データに基づいて各種の処理である第1処理を実行するオペレーティングシステムが記憶されている記憶部と、
    前記カメラ部から前記オペレーティングシステムを介して画像データを受信することに応じて、受信した前記画像データが示す画像に対して画像認識処理を実行する画像処理手段と、
    を備え、
    前記画像処理手段は、
    ユーザによる起動指示の入力を受け付けたことに応じて起動し、
    前記画像処理手段が起動したことに応じて、第1命令を前記オペレーティングシステムへ送信し、
    ここで前記第1命令は、前記オペレーティングシステムが前記第1通信インターフェース部から第1データを受信した場合に、前記第1処理を前記オペレーティングシステムが実行することなく、受信した前記第1データを前記画像処理手段に渡すことを前記オペレーティングシステムに指示する命令であり、
    前記画像認識処理が完了したことに応じて、第2命令を前記オペレーティングシステムへ送信する、
    ここで前記第2命令は、前記オペレーティングシステムが前記第1通信インターフェース部から前記第1データを受信した場合に、前記第1処理を前記オペレーティングシステムが実行することを前記オペレーティングシステムに指示する命令である、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  10. 対象物を撮影することにより画像データを生成するカメラ部と、
    通信対象機器との距離が所定距離以内になることに応じて近距離無線通信を実行し、前記通信対象機器から第1データを受信する第1通信インターフェース部と、
    前記第1データを前記第1通信インターフェース部から受信し、受信した前記第1データに基づいて各種の処理である第1処理を実行するオペレーティングシステムが記憶されている記憶部と、
    を備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記カメラ部から前記オペレーティングシステムを介して画像データを受信することに応じて、受信した前記画像データが示す画像に対して画像認識処理を実行する画像処理ステップを備え、
    前記画像処理ステップは、
    ユーザによる起動指示の入力を受け付けたことに応じて開始され、
    前記画像処理ステップが開始されたことに応じて、第1命令を前記オペレーティングシステムへ送信し、
    ここで前記第1命令は、前記オペレーティングシステムが前記第1通信インターフェース部から第1データを受信した場合に、前記第1処理を前記オペレーティングシステムが実行することなく、受信した前記第1データを前記画像処理ステップで処理することを前記オペレーティングシステムに指示する命令であり、
    前記画像認識処理が完了したことに応じて、第2命令を前記オペレーティングシステムへ送信する、
    ここで前記第2命令は、前記オペレーティングシステムが前記第1通信インターフェース部から前記第1データを受信した場合に、前記第1処理を前記オペレーティングシステムが実行することを前記オペレーティングシステムに指示する命令である、
    ことを特徴とする制御方法。
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