JP2016113089A - 組立てタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】製造が容易であり、乗り心地性能が高くかつ燃費性能が高い組立てタイヤを提供することを目的とする。【解決手段】回転軸に連結されるホイールの径方向外側に配置され、各々の内部に空気が充填された複数の気室を有し、かつ、バンドによってまとめられた弾性体のチューブ体3と、チューブ体3の少なくとも一部を包囲するチューブ補強部材7と、チューブ補強部材7の前記径方向外側に、内周面がチューブ補強部材7の外周面と接触して配置されたトレッドリング5と、を有する組立てタイヤ100において、チューブ体3を、互いに気室が独立している複数のセルチューブC1〜C8によって構成することにより、チューブ式タイヤ・リム組立体の組立て作業が容易である。【選択図】図1

Description

本発明は、組立てタイヤに関する。
車両に装着するタイヤとしては、リムに装着し、リムとの間の空間に空気を充填する空気入りタイヤがある。空気入りタイヤは、ビード部、サイドウォール部、ショルダー部及びトレッド部と、を有し、ビード部がリムに装着される。
近年では、空気入りタイヤ以外の構造のタイヤも提案されている。例えば、特許文献1には、タイヤの内面とリムとの間に空気を充填しない非空気圧式タイヤもある。特許文献1に記載の非空気圧式タイヤは、タイヤの中にカーカス等が配設されていない。このため、カーカス、ベルト、トレッド、ビード等の各パーツを、個別に作製し、その後、成形機で一本のタイヤに組み上げる必要がないので、製造が容易である。
特開2013−39922号公報
ここで、特許文献1に記載の非空気圧式タイヤは、タイヤ転動時に路面から受ける衝撃をタイヤ内の空気で緩衝することができない。このため、空気入りタイヤに比べて、乗り心地性能が悪化する傾向がある。
また、非空気圧式タイヤでは、タイヤ転動時にトレッドリングの接地部が大きく変形するので、エネルギー損失が大きくなる。このため、タイヤの転がり抵抗が大きくなり、ひいてはタイヤの燃費性能が悪化する。
そこで、本発明は、製造が容易であり、乗り心地性能が高くかつ燃費性能が高い組立てタイヤを提供することを目的とする。
本発明のある態様による組立てタイヤは、回転軸に連結されるホイールに対して組み立てられる組立てタイヤであって、前記ホイールの径方向外側に配置された弾性体のチューブ体と、前記チューブ体の少なくとも一部を包囲するチューブ補強部材と、前記チューブ補強部材の前記径方向外側に、内周面が前記チューブ補強部材の外周面と接触して配置されたトレッドリングと、を有し、前記チューブ体は、複数のセルチューブと、前記複数のセルチューブが取付けられるバンドと、を有し、前記セルチューブは、内部に空気が充填された気室であり、前記複数のセルチューブが、前記回転軸周りの方向である周方向に隣接して配置されている。
前記チューブ体は、径方向外側の面が、前記トレッドリングの径方向内側の面と前記チューブ補強部材を介して接していることが好ましい。
複数の前記セルチューブと、前記トレッドリングと、前記チューブ補強部材とが、互いに別体の部品で組み立てられ、分離可能であることが好ましい。
前記バンドは、前記周方向に伸縮することが好ましい。
前記複数のセルチューブは、それぞれエアバルブを有し、前記バンドは、前記エアバルブが挿入可能な孔が形成され、前記エアバルブは、前記孔に挿入された状態で前記バンドに固定されることが好ましい。
前記バンドは、前記孔が、前記セルチューブの個数以上形成されることが好ましい。
前記孔は、前記エアバルブの挿入方向に向かうにしたがって内径が小さくなるテーパ形状であることが好ましい。
前記バンドの収縮により、前記孔の内面が前記エアバルブの側面に密着することが好ましい。
前記複数のセルチューブは、互いに独立して着脱可能であることが好ましい。
前記チューブ補強部材は、コードを含むことが好ましい。
前記トレッドリングは、最外層のゴムよりも曲げ剛性が高い材料を含む補強層を内包することが好ましい。
前記チューブ補強部材は、前記トレッドリングと接着されていることが好ましい。
前記チューブ補強部材は、前記ホイールに固定されていることが好ましい。
前記チューブ補強部材は、タイヤ子午断面において、少なくとも前記トレッドリングの前記幅方向の端部の位置から前記幅方向の端部と同じ側の前記ホイールのリムの端部の位置まで、配置されていることが好ましい。
本発明によれば、製造容易でありかつ優れた乗り心地性能及び燃費性能を有し、組立て後の解体及び部品交換が容易な組立てタイヤが提供される。
図1は、本発明の一つの実施形態に係る組立てタイヤの正面図を示す図である。 図2は、組立てタイヤの斜視図である。 図3は、セルチューブの外観を示す斜視図である。 図4は、セルチューブによって形成されるチューブ体を示す図である。 図5は、バンドの例を示す斜視図である。 図6は、バンド及びセルチューブの拡大図である。 図7は、バンドによってまとめられたチューブ体を示す斜視図である。 図8は、セルチューブのエアバルブがバンドの孔に挿入された状態を示す図である。 図9は、バンドの孔と、セルチューブのエアバルブの径との大きさを説明する図である。 図10は、伸縮性を有する材料でバンドを形成した場合の例を示す図である。 図11は、ナットで、セルチューブをバンドに固定する例を示す図である。 図12は、ナットで、セルチューブをバンドに固定する例を示す図である。 図13は、トレッドリングの斜視図を示す図である。 図14は、チューブ補強部材の部分斜視図を示す図である。 図15は、チューブ補強部材の部分平面図であり、チューブ補強部材の構成の一例を示す図である。 図16は、固定リングの正面図を示す図である。 図17は、組立てタイヤを含むチューブ式タイヤ・リム組立体のタイヤ子午断面図を示し、チューブ補強部材をリムに固定するための第1の態様を示す図である。 図18は、固定リングを備えた組立てタイヤを含むチューブ式タイヤ・リム組立体の正面図を示す図である。 図19は、組立てタイヤを含むチューブ式タイヤ・リム組立体のタイヤ子午断面図を示し、チューブ補強部材をリムに固定するための第2の態様を示す図である。 図20は、組立てタイヤを含むチューブ式タイヤ・リム組立体のタイヤ子午断面図を示し、チューブ補強部材をリムに固定するための第3の態様を示す図である。 図21は、固定ツメ及び固定溝の形状の一つの例を示す図である。 図22は、固定ツメ及び固定溝の形状の一つの例を示す図である。 図23は、固定ツメ及び固定溝の形状の一つの例を示す図である。 図24は、固定ツメ及び固定溝の形状の一つの例を示す図である。 図25は、固定ツメ及び固定溝の形状の一つの例を示す図である。 図26は、固定ツメ及び固定溝の形状の一つの例を示す図である。 図27は、組立てタイヤを含むチューブ式タイヤ・リム組立体のタイヤ子午断面図を示し、チューブ補強部材をリムに固定するための第4の態様を示す図である。 図28は、組立てタイヤを含むチューブ式タイヤ・リム組立体のタイヤ子午断面図を示し、チューブ補強部材をリムに固定するための第5の態様を示す図である。 図29は、組立てタイヤを含むチューブ式タイヤ・リム組立体の製造方法の例を示す図である。 図30は、トレッドリングの他の例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、これら実施形態は、本発明を限定するものではない。また、上記実施形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ置換容易なもの、及び実質的に同一のものが含まれる。さらに、上記実施形態に含まれる各種形態は、当業者が自明の範囲内で任意に組み合わせて実施することができる。
最初に、実施形態の説明において使用する用語を以下のように定義する。タイヤ径方向とは、組立てタイヤの回転軸と直交する方向を意味する。タイヤ径方向内側とは、タイヤ径方向において回転軸に向かう側を意味する。タイヤ径方向外側とは、タイヤ径方向において回転軸から離れる側を意味する。タイヤ周方向とは、上記回転軸を中心軸とする周り方向を意味する。タイヤ幅方向とは上記回転軸と平行な方向を意味する。タイヤ幅方向内側とは、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CLに向かう側を意味する。タイヤ幅方向外側とは、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CLから離れる側を意味する。なお、タイヤ赤道面CLとは、組立てタイヤの回転軸に直交するとともに、組立てタイヤのタイヤ幅の中心を通る平面を意味する。
図1は本発明の実施形態に係る組立てタイヤ100の正面図、図2は組立てタイヤ100の斜視図である。図2は、分かりやすくするために、組立てタイヤ100の一部が切断されて省かれている。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る組立てタイヤ100は、チューブ体3と、チューブ補強部材7と、トレッドリング5とを備える。図1及び図2に示すように、チューブ体3はリム11の外周面に組み付けられる。トレッドリング5は、チューブ体3よりも大きな外径を有し、チューブ体3のタイヤ径方向外側に配設される。チューブ体3及びトレッドリング5はリム11に同心状に配設される。
チューブ体3は、円環状の弾性体であり、複数のセルチューブC1〜C8を有する。本実施形態のチューブ体3は、8個のセルチューブC1〜C8を周方向に隣接して配置することによって円環状となる。
8個のセルチューブC1〜C8は、各々の内部に空気が充填された弾性体のチューブである。8個のセルチューブC1〜C8は、内部の空間が、空気が充填される気室となる。8個のセルチューブC1〜C8は、互いに気室が独立している。セルチューブC1〜C8は、回転軸に連結されるホイールのリム11の径方向外側に配置されている。
セルチューブC1〜C8は、中空の弾性体であり、その内部には、空気、窒素等の気体が充填される。セルチューブC1〜C8によって構成されるチューブ体3は、全体としてリング形状(円環状)となる。セルチューブC1〜C8は、例えば、ブチルゴムのような合成ゴム、天然ゴム等から構成される。
セルチューブC1〜C8は、エアバルブV1〜V8を有する。エアバルブV1〜V8は、セルチューブC1〜C8の内部と外部とを繋げる弁、セルチューブC1〜C8に充填又は内部から排出する際の空気の通り道となる弁である。エアバルブV1〜V8は、内部の空気の出し入れを行う以外の場合、閉じている。また、リム11は、エアバルブV1〜V8に対応する8個の孔部11hを有している。エアバルブV1〜V8は、リム11に設けられている孔部11hから、回転軸に向かう方向に突出している。
図3はセルチューブC1、C2の外観を示す斜視図、図4はセルチューブC1〜C8によって形成されるチューブ体3を示す図である。セルチューブC1、C2は、エアバルブV1、V2を有している。
図3は、気体を内部に充填した状態のセルチューブC1、C2を示している。気体を内部に充填した状態において、セルチューブC1、C2は、円環の一部分となる。本例では、セルチューブC1、C2は、円環の1/8の形状となる。このため、図4に示すように、気体を内部に充填した状態のセルチューブC1〜C8を隣接して配置することによって、円環状のチューブ体3が形成される。このとき、各エアバルブV1〜V8は、円環の内側に突出した状態になる。
図1及び図2に示すように、セルチューブC1〜C8は、ホイールのリム11に組付けたとき、チューブ補強部材7に包囲された状態になる。ホイールのリム11への組付け作業を容易にするため、本実施形態では、バンドによってセルチューブC1〜C8を接続する。
図5はバンドの例を示す斜視図、図6はバンド及びセルチューブの拡大図、図7はバンドによってまとめられたチューブ体を示す斜視図、図8はセルチューブのエアバルブがバンドの孔に挿入された状態を示す図である。
図5に示すように、本例のバンド6は、セルチューブC1〜C8のエアバルブV1〜V8に対応して設けられ、かつ、エアバルブV1〜V8を挿入可能な孔6h1〜6h8を有している。バンド6の孔の数は、エアバルブV1〜V8と同数に限定されるものではなく、エアバルブV1〜V8の数(すなわち、本例では8個)以上設けられていればよい。なお、一般的なチューブ用バルブを、エアバルブV1〜V8として利用することができる。
図6に示すように、バンド6の孔6h1に、セルチューブC1のエアバルブV1を挿入する。これにより、図8に示すように、セルチューブC1のエアバルブV1が、バンド6の孔6h1を通り、バンド6の一方の面から他方の面に突き出た状態になる。他の孔6h2〜6h8についても、同様に、セルチューブC2〜C8のエアバルブV2〜V8を挿入する。図7に示す、バンド6によってまとめられたチューブ体3が得られる。
バンド6の孔6h1〜6h8の間隔は、例えば、次のようにする。すなわち、リムの外周にセルチューブC1〜C8を配置した場合に、図4に示すようにセルチューブC1〜C8が等間隔で配置されて円環状のチューブ体3が形成されるように、バンド6に孔6h1〜6h8を設けておく。セルチューブC1〜C8の周長が同一である場合、バンド6の孔6h1〜6h8は等間隔で設けられていればよい。
バンド6は、長さ方向に伸縮性を有しているものであることが望ましい。バンド6が長さ方向に伸縮性を有していれば、セルチューブC1〜C8の周長が同一でない場合に、伸張した状態のバンド6の長さに合わせて孔6h1〜6h8を設けることができる。また、伸縮性を有しているバンド6をリム11に巻付けた状態では周方向に伸縮性が有することになり、伸張した状態でバンド6がリム11の外周面に密着し、セルチューブC1〜C8の配置を適切に維持することができる。
バンド6の材料は、例えば、空気充填時にセルチューブの膨張を阻害しないため、すなわちセルチューブの変形に追従するため、エラストマ特にゴム製であることが好ましい。具体的には、ブチルゴム(Reg−IIR)、臭素化ブチルゴム、それ以外にもジエン系ゴムや天然ゴム、エチレンプロピレンゴム(EPM、EPDM)、熱可塑性樹脂、熱硬化樹脂、動的加硫アロイ(DVA)などを、バンド6の材料として用いることができる。なお、バンド6は、JIS K 6251に準じた評価方法で測定した場合に、弾性伸び率が1%〜200%であることが好ましい。バンド6の弾性伸び率は、10%〜100%であることがより好ましい。
また、バンド6は、その端部同士を接続するための接続部を有する構造になっていてもよい。接続部としては、例えば、面ファスナ、スナップボタン、留め金、フックなどが考えられる。結束具のように噛み合う接続部を採用してもよい。端部同士をカシメ具で固定してもよい。バンド6をリム11に巻付けた状態でその端部同士を接続部で接続すれば、セルチューブC1〜C8の配置を適切に維持することができる。バンド6の形状は、図5に示すように端部を有する帯状でもよいし、端部を有しない円環状でもよい。
図9は、バンド6の孔6h1の内径と、セルチューブC1のエアバルブV1の外径との大きさを説明する図である。図9に示すように、バンド6の孔6h1を、バンド6の一方の面においてエアバルブV1の外径30よりも大きな内径60とし、かつ、その内径60が他方の面の内径61まで徐々に変化するテーパ形状にしておいてもよい。つまり、バンド6の孔6h1は、エアバルブV1の挿入方向に向かうにしたがって内径が小さくなるテーパ形状にしておいてもよい。こうすることにより、エアバルブV1を孔6h1に挿入する際、スムーズに挿入することができ、セルチューブC1をバンド6に安定して取り付けることができる。バンド6の他の孔6h2〜6h8の内径と他のセルチューブC2〜C8のエアバルブV2〜V8の外径との大きさについても同様である。
エアバルブV1の外径は、先端部から根元まで均一であってもよいし、図9に示すように、エアバルブV1を、先端部の外径30から根元の外径31まで徐々に大きくなる、テーパ形状としてもよい。バンド6の厚みを考慮して外径30及び31並びに内径60及び61を適切に設計しておけば、エアバルブV1を孔6h1に挿入する際はスムーズに挿入することができ、かつ、エアバルブV1を根元まで挿入した状態ではバンド6の収縮により、孔6h1の内面がエアバルブV1の側面に密着する。こうすることにより、エアバルブV1を孔6h1に挿入する作業を容易に行うことができ、かつ、セルチューブC1をバンド6に容易に固定することができる。バンド6の他の孔6h2〜6h8の内径と他のセルチューブC2〜C8のエアバルブV2〜V8の外径との大きさについても同様である。
伸縮性を有する材料でバンド6を形成し、バンド6の孔6h1をバンド6の他方の面においてエアバルブV1の外径30よりも小さな内径61としてもよい。この場合、孔6h1は内径60がテーパ形状になっていなくてもよい。バンド6の他の孔6h2〜6h8の内径と他のセルチューブC2〜C8のエアバルブV2〜V8の外径との大きさについても同様である。
図10は、伸縮性を有する材料でバンド6を形成した場合の例を示す図である。図10に示すように、伸縮性を有する材料でバンド6を形成し、かつ、バンド6の孔6h1の内径をエアバルブV1の外径31よりも小さくすることにより、エアバルブV1を孔6h1に挿入した状態でバンド6が収縮して、エアバルブV1の側面と孔6h1の内面とが密着する。このため、セルチューブC1をバンド6に容易に固定することができる。バンド6の他の孔6h2〜6h8の内径61と他のセルチューブC2〜C8のエアバルブV2〜V8の外径31とについても同様である。
図11及び図12は、ナットで、セルチューブC1〜C8をバンド6に固定する例を示す図である。図11に示すように、セルチューブC1のエアバルブV1aには側面に雄ネジが設けられている。エアバルブV1aをバンド6の一方の面から孔6h1に挿入する。そして、バンド6の他方の面で、エアバルブV1aに、ナットN1がねじ入れられる。この結果、図12に示すように、エアバルブV1aの側面の雄ネジにナットN1の雌ネジが螺合する。これにより、セルチューブC1がバンド6に固定される。他のセルチューブC2〜C8についても、同様に、エアバルブの側面に雄ネジを設けておき、ナットを螺合させることにより、セルチューブC2〜C8がバンド6に固定される。
実際の組付け作業においては、内部に空気を充填する前のセルチューブC1〜C8について、バンド6によってまとめた状態にしておき、チューブ補強部材7とホイールのリム11との隙間から、セルチューブC1〜C8を、チューブ補強部材7の内部へ導入する。これにより、セルチューブC1〜C8を、容易かつ適切に配置することができる。
バンド6によってまとめた状態のセルチューブC1〜C8の内部に空気を充填すれば、円環状のチューブ体3をチューブ補強部材7の内部に配置することができる。バンド6によってまとめた状態にしておくことにより、組付け作業を効率よく行うことができる。
チューブ体3を、互いに気室が独立している複数のセルチューブC1〜C8によって構成し、各セルチューブC1〜C8が独立して着脱可能とすることにより、1つのセルチューブがパンクしたとしても、他のセルチューブで荷重を保持することができるので、パンク後も走行を継続することができる。また、パンクが発生した場合に、損傷したセルチューブは走行による回転により、接地と非接地を繰り返し、局所的な振動が増えることになるため、ドライバーがパンクしたことを検知しやすくなる、かつ、損傷がタイヤ全体に伝播することを遅くさせることができる。さらに、パンクが発生した場合に、パンクしたセルチューブのみを交換すればよい。
図13はトレッドリング5の斜視図である。トレッドリング5は中実の弾性体である。トレッドリング5は、タイヤ周方向全周に亘って延在し、全体としてリング形状を有する。トレッドリング5は、通常の空気入りタイヤにおいてトレッドゴムの材料として使用される公知の材料から構成される。トレッドリング5の外周面51は、タイヤ転動時に路面に接地し、空気入りタイヤのトレッド面に相当する。トレッドリング5の外周面51には、ウェット路面における走行性能の向上等のために、所定の模様のトレッドパターンが形成されている。また、トレッドリング5の内周面53にも、所定の模様のトレッドパターンが形成され、タイヤ径方向に延在する貫通孔55によってトレッドリング5の外周面51と内周面53とが連通していてもよい。このことによって、より効率的に路面の水を接地面から排出することができる。
組立てタイヤ100では、空気入りタイヤのビード部、サイドウォール部及びショルダー部に相当する部分が存在せず、タイヤ内にカーカス等が配設されていない。このため、カーカス、ベルト、トレッド、ビード等の各パーツを、個別に作製し、その後、成形機で一本のタイヤに組み上げる必要がないので、製造が容易である。また、一つのタイヤに使用するゴムの量を少なくすることができる。
ランフラットタイヤを含む従来の空気入りタイヤでは、タイヤがパンクすると、タイヤ全体を交換しなければならない。一方、組立てタイヤ100では、タイヤがパンクしても、チューブ体3又はパンクしたセルチューブのみを交換すればよいので、パンクによるタイヤの交換コストが低減される。また、トレッドリング5が摩耗した場合、トレッドリング5のみを交換することができる。さらに、種々のトレッドパターン及び材料を有する複数のトレッドリングを使い分けることで、路面の状況に応じた所望の性能を容易に得ることができる。
また、組立てタイヤ100では、空気入りタイヤのように、タイヤ転動時に路面から受ける衝撃をチューブ体3内の気体で緩衝することができる。このため、組立てタイヤ100は空気入りタイヤと同等の乗り心地性能を有することができる。
さらに、組立てタイヤ100では、タイヤ転動時にトレッドリング5の接地部の代わりにチューブ体3が変形しやすい。すなわち、タイヤ転動時にタイヤ全体が偏芯変形し、タイヤの回転中心が偏るので、トレッド部の接地部の変形が小さくなる。このため、エネルギー損失が小さくなり、タイヤの転がり抵抗が小さくなる。この結果、組立てタイヤ100は優れた燃費性能を有することができる。
組立てタイヤ100は、さらに、チューブ体3を少なくとも部分的に包囲するチューブ補強部材7を備えている。図14はチューブ補強部材7の部分斜視図を示す。図14では、分かりやすくするために、チューブ補強部材7の一部が切断されて省かれている。チューブ補強部材7は、タイヤ周方向全周に亘って延在し、全体として中空のリング形状を有する。チューブ補強部材7はチューブ体3に被せられ、チューブ補強部材7の中空部分にはチューブ体3が収まる。本実施形態では、チューブ補強部材7はチューブ体3のタイヤ径方向外側及びタイヤ幅方向外側を包囲する。なお、チューブ補強部材7は、シート形状を有し、チューブ体3に被せられた後に、全体としてリング形状を有するように両端部が接着されてもよい。
チューブ補強部材7はコードから成り、コードは、例えば、織物であり、縦糸と横糸とが90°で交差している二軸織物、二本の縦糸が一本の横糸に対して60°で交差している三軸織物、又は、二軸織物の縦横に交差する糸に、更に斜め45°に二本の糸を交差させた四軸織物である。コードの材料は、例えば、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、アラミド、ポリケトン、ポリエチレンナフタレート、又はこれらの混合物である。コードは、単線、撚り線のいずれでもよい。また、コードは、ゴムや樹脂で被覆されていてもよいし、ディッピング処理などによって予め表面処理されているものでもよい。
図15は、チューブ補強部材7の部分平面図であり、チューブ補強部材7の構成の一例を示す。チューブ補強部材7の織り方としては、平織り、綾織り、3軸織りなどを利用できる。図15の例では、チューブ補強部材7のコードは、縦糸71と横糸73とが90°で交差している二軸織物である。
チューブ体3は、リム11に組み付けられた後、内部に気体が充填されると、タイヤ径方向及びタイヤ幅方向に膨張する。このとき、タイヤ径方向内側への膨張はリム11によって抑制され、タイヤ径方向外側への膨張はトレッドリング5によって抑制される。しかしながら、チューブ体3のタイヤ幅方向外側には部材が存在しないため、チューブ体3のタイヤ幅方向外側への膨張を抑制することができない。このため、リム11又はトレッドリング5に対するチューブ体3のタイヤ幅方向位置がタイヤ転動時にずれることがあり、このことは、乗り心地性能の低下と、転がり抵抗の増加、ひいては燃費性能の低下とをもたらす。
本実施形態では、チューブ体3にチューブ補強部材7が被せられ、チューブ補強部材7がチューブ体3のタイヤ径方向外側及びタイヤ幅方向外側を包囲しているので、チューブ体3のタイヤ径方向外側及びタイヤ幅方向外側への膨張を抑制することができる。このため、チューブ補強部材7を備えた組立てタイヤ100は、より優れた乗り心地性能及び燃費性能を有することができる。
また、チューブ補強部材7は、チューブ体3の外面を覆っているので、突起物等によってチューブ体3が損傷することを低減することができる。したがって、チューブ補強部材7はタイヤのパンク耐性を向上させることもできる。
組立てタイヤ100はリム11に組み付けられて使用される。リム11はアルミニウム等の材料から構成される。また、リム11は、空気入りタイヤと共に用いられる通常のリムであってもよい。
チューブ補強部材7はリム11に固定されていることが好ましい。このことによって、タイヤ転動時におけるチューブ補強部材7の位置ずれを低減することができるので、より効果的にチューブ体3の膨張をチューブ補強部材7で抑制することができる。以下、チューブ補強部材7をリム11に固定するための例示的な五つの態様について説明する。
第1の態様では、組立てタイヤは、さらに、円環状の二本の固定リング13を備える。図16は固定リング13の正面図を示す。固定リング13は中実の弾性体である。固定リング13は、タイヤ周方向全周に亘って延在し、全体としてリング形状を有する。固定リング13は、例えば、ブチルゴムのような合成ゴム、天然ゴム等、スチール及びアルミニウム合金のような金属、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、又は炭素繊維強化プラスチック(CFRP)及びガラス繊維強化プラスチック(GFRP)のような繊維強化プラスチック等から構成される。
図17は、組立てタイヤ100を含むチューブ式タイヤ・リム組立体100aのタイヤ子午断面図を示し、チューブ補強部材7aをリム11aに固定するための第1の態様を示す。図18は、固定リング13を備えた組立てタイヤ100を含むチューブ式タイヤ・リム組立体100aの正面図を示す。図17及び図18に示すチューブ式タイヤ・リム組立体100aは、チューブ体3aと、リング状のトレッドリング5aと、チューブ補強部材7aと、を備える。チューブ式タイヤ・リム組立体100aは、リム11aに装着されている。チューブ式タイヤ・リム組立体100aは、チューブ体3aの径方向外側の面が、チューブ補強部材7aを介してトレッドリング5aの径方向内側の面と接する。
図17に示されるように、二本の固定リング13は、チューブ体3aよりもタイヤ径方向内側において、圧入、接着等によってリム11aに組み付けられる。チューブ補強部材7aのタイヤ径方向最内部は、固定リング13の周りにタイヤ幅方向内側から外側に向かって巻き付けられ、リム11aと固定リング13との間で狭持される。固定リング13のタイヤ子午断面形状は、チューブ補強部材7aをリム11aに押圧することができれば、図17に示される形状に限定されない。二本の固定リング13を用いることによって、空気入りタイヤと共に用いられる通常のリム11aを用いてチューブ補強部材7aをリム11aに固定することができる。二本の固定リング13は、チューブ補強部材7aと一体になっていても別体になっていてもよい。
なお、図17に示すように、チューブ補強部材7aは、チューブ体3aを包囲した状態において、少なくとも、トレッドリング5aのタイヤ幅方向の端部の位置から、リム11aの端部の位置まで、配置されることが好ましい。少なくとも、トレッドリング5aのタイヤ幅方向の端部の位置から、リム11aの端部の位置までの範囲Hのチューブ体3aを覆うようにチューブ補強部材7aが配置されていれば、耐圧性およびタイヤ剛性を確保できる。なお、チューブ補強部材7aはチューブ体3aの全体を包囲してもよい。
図19は、組立てタイヤ100を含むチューブ式タイヤ・リム組立体100bのタイヤ子午断面図を示し、チューブ補強部材7bをリム11bに固定するための第2の態様を示す。図20は、チューブ式タイヤ・リム組立体100cのタイヤ子午断面図を示し、チューブ補強部材7cをリム11cに固定するための第3の態様を示す。
第2の態様では、リム11bのフランジ111bの内側(チューブ体3b側)に固定溝113bが形成され、チューブ補強部材7bは固定ツメ73bを有する。第3の態様では、リム11cのフランジ111cの外側(チューブ体3cとは反対側)に固定溝113cが形成され、チューブ補強部材7cは固定ツメ73cを有する。第2及び第3の態様では、チューブ補強部材7b、7cの固定ツメ73b、73cがリム11b、11cの固定溝113b、113cと嵌合することによって、チューブ補強部材7b、7cはリム11b、11cに固定される。
なお、チューブ補強部材7b、7cが複数の固定ツメ73b、73cを有し、複数の固定溝113b、113cがタイヤ周方向全周に亘って所定の間隔でリム11b、11cに形成されていることが好ましい。このことによって、チューブ補強部材7b、7cをより強固にリム11b、11cに固定することができる。なお、固定ツメ73b、73cはタイヤ周方向全周に亘って実質的に連続し、固定リング13のようなリング形状を成していると更に好ましい。
図21〜図26は、それぞれ、固定ツメ及び固定溝の形状の一つの例を示す。図21〜図26に示されるように、固定ツメ73d〜73iのタイヤ子午断面形状は、例えば、円、半円、連なる二つの半円、三角形、四角形、台形等である。この場合、固定溝113d〜113iは固定ツメ73d〜73iと相補的な形状を有する。
図27は、組立てタイヤ100を含むチューブ式タイヤ・リム組立体100dのタイヤ子午断面図を示し、チューブ補強部材7dをリム11dに固定するための第4の態様を示す。第4の態様では、リム11dのフランジ111dの外側(チューブ体3dとは反対側)にボルト穴115dが形成され、チューブ補強部材7dに貫通孔75dが形成されている。ボルト穴115dには雌ネジが切られている。第4の態様では、二本のボルト15がそれぞれチューブ補強部材7dの貫通孔75dを通ってボルト穴115dと螺合することによって、チューブ補強部材7dはリム11dに固定される。
なお、貫通孔75d及びボルト穴115dがタイヤ周方向全周に亘って所定の間隔で形成され、チューブ補強部材7dが複数のタイヤ周方向位置においてボルト15でリム11dに固定されることが好ましい。このことによって、チューブ補強部材7dをより強固にリム11dに固定することができる。
図28は、組立てタイヤ100を含むチューブ式タイヤ・リム組立体100eのタイヤ子午断面図を示し、チューブ補強部材7eをリム11eに固定するための第5の態様を示す。第5の態様では、リム11eのタイヤ幅方向中央部分に挿入孔117が形成され、チューブ補強部材7eに貫通孔75eが形成されている。第5の態様では、ボルト15がリム11eの挿入孔117及びチューブ補強部材7eの貫通孔75eを通ってナット17と螺合することによって、チューブ補強部材7eはリム11eに固定される。
なお、貫通孔75e及び挿入孔117がタイヤ周方向全周に亘って所定の間隔で形成され、チューブ補強部材7eが複数のタイヤ周方向位置においてボルト15でリム11eに固定されることが好ましい。このことによって、チューブ補強部材7eをより強固にリム11eに固定することができる。
ここで、チューブ式タイヤは、互いに別体の部品として提供された、複数のセルチューブによって構成されるチューブ体と、トレッドリングと、チューブ補強部材とをリムに対して組み立てることで製造される。例えば、タイヤ販売店において、タイヤの販売時に店員が装着するリムに対して各部品を配置し、組み立てるようにしてもよい。また、タイヤの使用直前に、ユーザがチューブ式タイヤを組み立てるようにしてもよい。チューブ式タイヤは、上記構成とすることで組み立て式とすることができ、タイヤの軽量化、部品点数の軽減、それによる製造工程の簡素化を実現できる。また、組み立て式であるため、組み立て後の解体及び部品交換が容易である。つまり、チューブと、トレッドリングと、チューブ補強部材とは、互いに別体の部品で組み立てられ、分離可能である。以下、組立てタイヤの製造方法について説明する。
チューブ、トレッドリング及び固定リングは、それぞれ、材料の混合工程、材料の加工工程、加硫工程、加硫後の検査工程等を経て製造される。リムは、鋳造、鍛造、射出成形、切削加工等によって製造される。
図29は、組立てタイヤ100を含むチューブ式タイヤ・リム組立体の組立て方法の例を示す図である。図29に示すように、ステップS1では、各パーツは以下のように組み立てられる。最初に、リム11のインナー側(車体に近い側)にチューブ補強部材7の一端を固定リング13によって取付ける。そして、ステップS2では、チューブ補強部材7の他端をリム11のアウター側(車体から遠い側)に寄せる。なお、リム11は、8個の孔部11hを有している。
次に、ステップS3では、リム11のアウター側の、チューブ補強部材7とリム11との隙間から、気体が充填されていないセルチューブC1〜C8をチューブ補強部材7の内部へ導入する。本実施形態では、バンド6によってセルチューブC1〜C8を接続した状態でチューブ補強部材7の内部へ導入してもよい。セルチューブC1〜C8の各エアバルブは、リム11に設けられている孔部11hに挿入する。
次に、ステップS4では、リム11のアウター側にチューブ補強部材7の他端を固定リング13によって取付ける。その後、セルチューブC1〜C8の内部に気体を充填する。ステップS5では、トレッドリング5をチューブ補強部材7のタイヤ径方向外側に配設する。このとき、トレッドリング5は、チューブ補強部材7に接着されることによって、チューブ補強部材に固定してもよい。ステップS6では、セルチューブC1〜C8に、さらに気体を充填することによって、セルチューブC1〜C8は、リム11の外周面に密着する。
なお、上記は2回に分けてセルチューブの内部に気体を充填する例について説明したが、異なるタイミング(例えばセルチューブがリムに組み付けられる前)において気体を充填してもよい。
トレッドリング5は、チューブ補強部材7の表面に、接着剤によって接着されてもよい。トレッドリング5とチューブ補強部材7とが接着剤によって接着されることにより、トレッドとチューブ補強部材7との界面の接続状態の耐久性を確保することができる。接着力を強固にするために、チューブ補強部材7の少なくとも接着面に表面処理を施してもよい。
トレッドリング5とチューブ補強部材7との接着に用いる接着剤には、例えば、2液混合タイプの接着剤、より好ましくは2液混合室温硬化タイプの接着剤を用いることができる。熱や電気などの刺激によって硬化や軟化などの可逆反応を起こす刺激応答タイプの接着剤を用いてもよい。
なお、チューブ体3とチューブ補強部材7とは接着されていてもよいし、接着されていなくてもよい。
図30は、トレッドリングの他の例を示す図である。図30は、組立てタイヤ100を含むチューブ式タイヤ・リム組立体のタイヤ子午断面を示す。図30において、トレッドリング5cは、補強層50を内包している。補強層50を内包しているトレッドリング5cは、補強層50を内包しない場合よりも剛性が高い。補強層50は、トレッドリング5cの最外層のゴムよりも曲げ剛性が高い材料を用いて形成する。例えば、スチール、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、アラミド、ポリケトン、ポリエチレンナフタレート、又はこれらの混合物などの有機繊維コードによって補強されたゴム層を補強層50として用いてもよい。コードは、単線でもよいし、撚り線でもよい。また、熱硬化性又は熱可塑性の樹脂を含む材料で補強層50を構成してもよい。補強層50を内包しているトレッドリング5cを用いることにより、より安定した走行を維持することができる。
100 組立てタイヤ
100a、100b、100d、100e チューブ式タイヤ・リム組立体
3、3a、3b、3c、3d チューブ体
5、5a、5c トレッドリング
50 補強層
51 外周面
53 内周面
55 貫通孔
6 バンド
6h1〜6h8 孔
7、7a、7b、7d、7e チューブ補強部材
71 縦糸
73 横糸
73b、73c 固定ツメ
75d、75e 貫通孔
11、11a、11b、11c、11d、11e リム
11h 孔部
111b、111d フランジ
113b、113c 固定溝
115d ボルト穴
117 挿入孔
13 固定リング
15 ボルト
17、N1 ナット
C1〜C8 セルチューブ
V1〜V8、V1a エアバルブ

Claims (14)

  1. 回転軸に連結されるホイールに対して組み立てられる組立てタイヤであって、
    前記ホイールの径方向外側に配置された弾性体のチューブ体と、
    前記チューブ体の少なくとも一部を包囲するチューブ補強部材と、
    前記チューブ補強部材の前記径方向外側に、内周面が前記チューブ補強部材の外周面と接触して配置されたトレッドリングと、を有し、
    前記チューブ体は、
    複数のセルチューブと、
    前記複数のセルチューブが取付けられるバンドと、を有し、
    前記セルチューブは、内部に空気が充填された気室であり、
    前記複数のセルチューブが、前記回転軸周りの方向である周方向に隣接して配置されている組立てタイヤ。
  2. 前記チューブ体は、径方向外側の面が、前記トレッドリングの径方向内側の面と前記チューブ補強部材を介して接している請求項1に記載の組み立てタイヤ。
  3. 複数の前記セルチューブと、前記トレッドリングと、前記チューブ補強部材とが、互いに別体の部品で組み立てられ、分離可能である請求項1又は2に記載の組立てタイヤ。
  4. 前記バンドは、前記周方向に伸縮する請求項1から3のいずれか1項に記載の組立てタイヤ。
  5. 前記複数のセルチューブは、それぞれエアバルブを有し、
    前記バンドは、前記エアバルブが挿入可能な孔が形成され、
    前記エアバルブは、前記孔に挿入された状態で前記バンドに固定される請求項1から4のいずれか1項に記載の組立てタイヤ。
  6. 前記バンドは、前記孔が、前記セルチューブの個数以上形成される請求項5に記載の組立てタイヤ。
  7. 前記孔は、前記エアバルブの挿入方向に向かうにしたがって内径が小さくなるテーパ形状である請求項5又は6に記載の組立てタイヤ。
  8. 前記バンドの収縮により、前記孔の内面が前記エアバルブの側面に密着する請求項5から7のいずれか1項に記載の組立てタイヤ。
  9. 前記複数のセルチューブは、互いに独立して着脱可能である請求項1から8のいずれか1項に記載の組立てタイヤ。
  10. 前記チューブ補強部材は、コードを含む、請求項1から9のいずれか1項に記載の組立てタイヤ。
  11. 前記トレッドリングは、最外層のゴムよりも曲げ剛性が高い材料を含む補強層を内包する、請求項1から10のいずれか1項に記載の組立てタイヤ。
  12. 前記チューブ体は、前記トレッドリングと接着されている請求項1から11のいずれか1項に記載の組立てタイヤ。
  13. 前記チューブ補強部材は、前記ホイールに固定されている、請求項1から12のいずれか1項に記載の組立てタイヤ。
  14. 前記チューブ補強部材は、タイヤ子午断面において、少なくとも前記トレッドリングの前記幅方向の端部の位置から前記幅方向の端部と同じ側の前記ホイールのリムの端部の位置まで、配置されている請求項1から13のいずれか1項に記載の組立てタイヤ。
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