JP2016112937A - Wind-up device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動車内等に設置される巻取装置に関する。 The present invention relates to a winding device installed in an automobile or the like.
車両用ドア等には、防眩のために可撓性のサンシェード(スクリーン)で直射日光を遮ったり、車内のプライバシーをサンシェードで確保したりするためにサンシェード装置が設けられることがある。また、自動車の荷室には、荷室の上部を可撓性のトノカバー(スクリーン)で覆うためにトノカバー装置が設けられることがある。サンシェード装置やトノカバー装置等といった巻取装置のスクリーンの引出端は、使用時、例えば、車体に取り付けられた複数のフックに引っ掛けられる。 A sunshade device may be provided in a vehicle door or the like in order to block direct sunlight with a flexible sunshade (screen) to prevent glare or to ensure privacy in the vehicle with a sunshade. In addition, a tonneau cover device may be provided in the luggage compartment of an automobile to cover the upper portion of the luggage compartment with a flexible tonneau cover (screen). At the time of use, the drawer end of the screen of the winding device such as a sunshade device or a tonneau cover device is hooked on a plurality of hooks attached to the vehicle body.
特許文献1に示される巻取式間仕切り装置は、パーテーションネットと、パーテーションネットの巻取装置からの引出しを終了した後は下方への移動のみを許容するロック機構と、下方への移動を阻止するようにパーテーションネットの支持軸を載置する障壁部を有する複数のフック状保持部と、各フック状保持部に設けられていて最も上の離脱不能位置と最も下の離脱可能位置とに変位する変位レバーとを備えている。各フック状保持部は、ルーフパネルにねじで固定されている。支持軸が最終的に保持される位置にあるとき、変位レバーは最も上の離脱不能位置にあり、支持軸は載置されている障壁部と接触しているため変位レバーを押し下げることができない。
The winding partition device shown in
各フック状保持部をルーフパネルにねじで固定すると、フック状保持部の固定位置がばらつくことがある。すると、パーテーションネットの幅方向において、比較的高い障壁部に支持軸が載置された側のパーテーションネットは張った状態となる一方、比較的低い障壁部に支持軸が載置された側のパーテーションネットは弛んだ状態となる。場合により、比較的低い障壁部に支持軸が載置された側のパーテーションネットが波打った状態になることがある。
尚、上述した問題は、サンシェード装置やトノカバー装置等、上記間仕切り装置以外の巻取装置にも存在する。
When each hook-shaped holding part is fixed to the roof panel with a screw, the fixing position of the hook-shaped holding part may vary. Then, in the width direction of the partition net, the partition net on the side where the support shaft is placed on the relatively high barrier portion is stretched, while the partition on the side where the support shaft is placed on the relatively low barrier portion The net is in a loose state. In some cases, the partition net on the side where the support shaft is placed on the relatively low barrier portion may be wavy.
The above-described problem also exists in winding devices other than the partition device, such as a sunshade device and a tonneau cover device.
本発明は、複数のフック部に引っ掛けられるスクリーンの傾きを抑制することが可能な巻取装置を提供する目的を有している。 An object of the present invention is to provide a winding device that can suppress inclination of a screen that is hooked on a plurality of hook portions.
本発明は、スクリーンと、該スクリーンを収納方向へ付勢する巻取部と、引き出された前記スクリーンの引出端に沿う位置において間隔を空けて車両の固定対象に固定される複数のフック部と、を備え、前記複数のフック部に引っ掛けるための引掛部を前記スクリーンが前記引出端に有する巻取装置であって、
前記フック部は、引っ掛けられた前記引掛部が最終的に保持される最終保持位置において該引掛部から前記収納方向へ加わる力により前記収納方向へ弾性変形して該引掛部に反発力を加えながら該引掛部の前記収納方向への移動を許容するための弾性部を有する、態様を有する。
The present invention includes a screen, a winding portion that urges the screen in the storage direction, and a plurality of hook portions that are fixed to a fixed object of the vehicle with a space at a position along a drawing end of the drawn-out screen. A winding device in which the screen has a hooking portion for hooking to the plurality of hook portions at the drawing end,
The hook part is elastically deformed in the storage direction by a force applied in the storage direction from the hook part in a final holding position where the hook part is finally held, and applies a repulsive force to the hook part. It has the aspect which has an elastic part for allowing the movement to the said storage direction of this hook part.
本発明によれば、複数のフック部に引っ掛けられるスクリーンの傾きを抑制することが可能な巻取装置を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the winding apparatus which can suppress the inclination of the screen hooked on a some hook part can be provided.
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。 Embodiments of the present invention will be described below. Of course, the following embodiments are merely examples of the present invention, and all the features shown in the embodiments are not necessarily essential to the means for solving the invention.
(1)本技術の概要:
まず、図1〜12を参照して本技術の概要を説明する。尚、図1〜12は模式的に示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。
(1) Overview of this technology:
First, an overview of the present technology will be described with reference to FIGS. 1 to 12 are schematic diagrams, and the enlargement ratio in each direction shown in these diagrams may be different, and the diagrams may not be consistent.
巻取装置1は、基本要素として、スクリーン10と、該スクリーン10を収納方向D21へ付勢する巻取部30と、引き出された前記スクリーン10の引出端20に沿う位置P1において間隔を空けて車両の固定対象101(例えばフレーム104)に固定される複数のフック部50と、を備える。前記スクリーン10は、前記複数のフック部50に引っ掛けるための引掛部22を前記引出端20に有する。前記フック部50は、引っ掛けられた前記引掛部22が最終的に保持される最終保持位置P2において該引掛部22から前記収納方向D21へ加わる力により前記収納方向D21へ弾性変形して該引掛部22に反発力を加えながら該引掛部22の前記収納方向D21への移動を許容するための弾性部80を有する。
As a basic element, the
最終保持位置P2においてスクリーン10の引掛部22から収納方向D21への比較的強い力(例えば図9に示す力F21)がフック部50の弾性部80に加わるとき、該弾性部80は比較的大きく弾性変形し、スクリーン10の引掛部22が収納方向D21へ比較的大きく移動した状態でフック部50に保持される。一方、最終保持位置P2においてスクリーン10の引掛部22から収納方向D21への比較的弱い力(例えば図9に示す力F11)がフック部50の弾性部80に加わるとき、該弾性部80の弾性変形が比較的小さくなり、フック部50に保持される引掛部22の収納方向D21への移動量が比較的小さくなる。尚、弾性変形が比較的小さいことには弾性変形しないことが含まれ、移動量が比較的小さいことには移動しないことが含まれる。
When a relatively strong force (for example, force F21 shown in FIG. 9) from the hooking
ここで、固定対象101に固定されたフック部50の位置がばらつき、収納方向D21における設計位置を基準として比較的スクリーン10の引出側に固定されたフック部50(例えば図10に示すフック部50B)と比較的スクリーン10の収納側に固定されたフック部50(例えば図10に示すフック部50A)とが複数のフック部50に含まれるものとする。比較的引出側のフック部50に引っ掛けられた引掛部22(例えば図10に示す引掛部22B)は、最終保持位置P2において収納方向D21への比較的強い力(例えば図9に示す力F21)を弾性部80に加えるため、弾性部80の比較的大きな弾性変形により収納方向D21へ比較的大きく移動している。一方、比較的収納側のフック部50に引っ掛けられた引掛部22(例えば図10に示す引掛部22A)は、最終保持位置P2において収納方向D21への比較的弱い力(例えば図9に示す力F11)しか弾性部80に加えないため、弾性部80の比較的小さい弾性変形により収納方向D21への移動量が比較的小さい。
Here, the position of the
以上より、収納方向D21において、比較的引出側のフック部50に引っ掛けられる引掛部22の設計位置からのずれと、比較的収納側のフック部50に引っ掛けられる引掛部22の設計位置からのずれと、の差が少なくなる。従って、本技術は、複数のフック部に引っ掛けられるスクリーンの傾きを抑制することが可能な巻取装置を提供することができる。これに対して特開2000-52872号公報に示される比較例では、図13に示すように、支持軸の最終保持位置において支持軸が上下に移動することができない。このため、ルーフパネルに固定された複数のフック状保持部がばらつくと、パーテーションネットが傾いた状態で保持されてしまう。尚、保持部に取り付けられた変位レバーは、図13に示す状態が最も上の位置であり、支持軸に対して上方への力を加えることができない。
As described above, in the storage direction D21, the shift of the
ここで、スクリーンは、シェード、ブラインド、シート、等を含む概念であり、具体的には、サンシェード、トノカバー、等が含まれる。
スクリーンの引出端は、スクリーンの厳密な先端縁のみならず、スクリーンの収納方向及び引出方向において引掛部が含まれる範囲を有する部位とする。例えば、スクリーンのうち先端縁を含む部位にガーニッシュが形成される場合、このガーニッシュはスクリーン引出端に含まれるものとする。
最終保持位置は、引き出されたスクリーンと直交する方向をスクリーン直交方向(例えば図7に示す厚み方向D3)とするとき、フック部に引っ掛けられた引掛部がスクリーン直交方向への移動を停止する位置を意味する。
弾性部には、ばね、ゴム、エラストマー、等が含まれる。ばねには、板ばね、コイルばね、等が含まれる。
Here, the screen is a concept including a shade, a blind, a sheet, and the like, and specifically includes a sunshade, a tonneau cover, and the like.
The drawer end of the screen is a portion having not only a strict leading edge of the screen but also a range in which the hook portion is included in the storage direction and the drawer direction of the screen. For example, when a garnish is formed in a part including the leading edge of the screen, this garnish is assumed to be included in the screen drawing end.
The final holding position is a position where the hook portion hooked on the hook portion stops moving in the screen orthogonal direction when the direction orthogonal to the drawn screen is the screen orthogonal direction (for example, the thickness direction D3 shown in FIG. 7). Means.
The elastic portion includes a spring, rubber, elastomer, and the like. The spring includes a leaf spring, a coil spring, and the like.
ところで、前記フック部50は、引っ掛けられた前記引掛部22を開放端65から前記最終保持位置P2の方へ誘導する本体部51を有してもよい。該本体部51は、前記最終保持位置P2において前記引掛部22を挿入可能に前記収納方向D21へ凹んだ凹部66を有してもよい。前記弾性部80は、前記凹部66内で前記引掛部22と接触してもよい。本態様は、フック部50に引っ掛けられた引掛部22が開放端65から最終保持位置P2の方へ誘導されて凹部66内で弾性部80と接触するので、複数のフック部に引っ掛けられるスクリーンの傾きを抑制する好適な構造を提供することができる。
By the way, the
前記本体部51は、前記凹部66が形成された主部材60と、該主部材60に取り付けられる副部材70と、を有してもよい。前記弾性部80は、前記副部材70に取り付けられる弾性部材81でもよい。前記凹部66には、前記副部材70が前記主部材60に取り付けられる方向(副部材挿入方向D24)へ挿入される挿通部67が形成されてもよい。前記主部材60は、前記固定対象101と係合する固定対象係合部61aを有してもよい。前記挿通部67に挿入された前記副部材70は、前記主部材60の固定対象係合部61aと前記固定対象101との係合を補強してもよい。本態様は、主部材60に取り付けられた副部材70により主部材60の固定対象係合部61aと固定対象101との係合が補強されるので、固定対象に固定されるフック部の好適な構造を提供することができる。むろん、本技術は、本体部が主部材と副部材とに分かれていない場合も含む。
The
前記弾性部80は、前記本体部51に取り付けられる弾性部材81でもよい。前記本体部51は、前記収納方向D21、及び、前記スクリーン10の引出方向D22とは異なる方向(例えば図4に示す弾性部材挿入方向D23)から前記弾性部材81が挿入される弾性部材取付部72を有してもよい。本態様は、スクリーン10の収納方向D21及び引出方向D22とは異なる方向から弾性部材81を本体部51に挿入することができるので、本体部に弾性部材を取り付ける好適な構造を提供することができる。むろん、本技術は、スクリーンの収納方向又は引出方向から弾性部材が本体部に挿入される場合も含む。
The
前記弾性部80は、前記最終保持位置P2にある前記引掛部22に向かって凸とされ該引掛部22と接触する凸部86を有してもよい。この態様は、弾性部80の凸部86と引掛部22とが接触し易いので、複数のフック部に引っ掛けられるスクリーンの傾きを抑制する好適な構造を提供することができる。むろん、本技術は、最終保持位置にある引掛部と接触する部分の弾性部が平坦である場合等も含む。
The
(2)巻取装置の具体例:
図1は、巻取装置1を自動車100のドア102のサンシェード装置として使用する例を示している。尚、FRONT、REAR、UP、DOWNは、それぞれ、前、後、上、下を示す。図1に示す自動車100は、道路上で使用されるように設計及び装備された路上走行自動車とされ、前席及び後席を囲む車室C1が形成された乗用自動車とされている。車室C1の側面部には、ドア102及びピラー103が配置されている。図1に示すドア102は後席のサイドドアであり、図1に示すピラー103は前席のサイドドアと後席のサイドドアとの間のセンターピラーである。ドア102は、図示されないドアパネル、ドアトリム105、ドアウィンドウ106、等が設けられている。ドアパネルは、鋼板製といった金属製の車体パネルの一種である。トリム105は、車体パネルの車室C1側に装着される内装材であり、熱可塑性樹脂といった樹脂材料を射出成形等により成形した成形品、樹脂材料の内装基材に不織布、織物、編物、といった表皮材を積層したもの、等を用いることができる。
(2) Specific examples of the winding device:
FIG. 1 shows an example in which the winding
図1に示す巻取装置1は、サンシェード装置としてドア102に組み付けられている。巻取装置は、遮蔽装置やシェード装置やブラインド装置と呼ばれるものを含む。図1に示す巻取装置1はドアトリム105の車外面に取り付けられ、スクリーン10の収納方向D21が略下方であり、スクリーン10の引出方向D22が略上方である。収容方向D21と引出方向D22とは互いに反対の方向である。巻取部30から引き出されたスクリーン10の引出端20の引掛部22をフック部50に引っ掛けると、図1に二点鎖線で示すようにドアウィンドウ106がスクリーン10でほぼ覆われた状態となる。これにより、巻取装置1は、乗員の防眩のために太陽光を遮ったり、プライバシーの保護や駐車時の防犯のために車外からの視認性を低下させたりする。
The winding
図2は、巻取装置1の例を模式的に示し、巻取部30の要部を拡大した断面図も示している。尚、符号AX1は筒状部31の回転軸を示し、符号D1は筒状部31の軸方向を示し、符号D2はガーニッシュ21の長手方向を示し、符号D2aは長手方向D2の一方側(図2の左側)を示し、符号D2bは長手方向D2の他方側(図2の右側)を示している。
FIG. 2 schematically shows an example of the winding
スクリーン10は、遮蔽シート、ブラインドシート、等とも呼ばれ、透過光の少なくとも一部を遮る。スクリーン10の本体部分11は、巻取部30の筒状部31の外周面上に巻取可能な柔軟性を有する薄い材料で形成され、例えば、遮光性50〜90%程度で可撓性を有する軟質材料を所要の形状に裁断することにより形成される。本体部分11は、網目を有する材料でもよいし、網目の無いシート状材料でもよく、ポリエステル織物といった布、樹脂材料を用いたレザー、樹脂材料を成形したシート、等を用いることができる。また、本体部分11は、半透明シート、紫外線を遮断する透明シート、等でもよい。紫外線等も、透過光に含まれる。本体部分11の一端12は、両面テープといった固定手段で筒状部31の外周面に留められている。本体部分11の先端縁(他端13)には、本体部分11よりも硬質、且つ、肉厚のガーニッシュ21が形成されている。
The
ガーニッシュ21は、スクリーン10の引出端20にあり、長手方向D2の中間部に操作部25を有し、長手方向一方側D2aの端部と操作部25との間に引掛部22Aを有し、長手方向他方側D2bの端部と操作部25との間に引掛部22Bを有している。尚、引掛部22A,22Bを引掛部22と総称する。操作部25はレバー状であり、操作部25を手等で摘むことによって、巻取部30からスクリーン10を引き出してフック部50に引っ掛けたり、フック部50からスクリーン10を外して巻取部30に巻き取らせたりすることができる。操作部25には、サーモポリオレフィン(TPO)の射出成形品といった樹脂成形品等を用いることができる。引掛部22は、スクリーン引出端20のうちフック部50に引っ掛けるための部位である。図1に示すように、長手方向一方側D2aの引掛部22Aはフック部50Aに引っ掛けられ、長手方向他方側D2bの引掛部22Bはフック部50Bに引っ掛けられる。尚、フック部50A,50Bをフック部50と総称する。図2に示す引掛部22は、ガーニッシュ21に形成され、図3に示すフック部50の折曲部64を通すようにスクリーン10の厚み方向D3(図7参照)へ貫通した穴とされている。
The
ガーニッシュ21を形成するためのガーニッシュ部材を本体部分11に取り付ける場合、ガーニッシュ部材には、棒状の部材、筒状の部材、板状の部材、等を用いることができ、合成樹脂の射出成形品といった成形品等を用いることができる。また、ガーニッシュ21は、本体部分11の先端縁(他端13)を袋状に形成して中に芯材を挿入した構造等でもよい。
When a garnish member for forming the
図2に示す巻取部30は、筒状部31、支軸部33、軸受け部32、ばね36(付勢部35)、を有し、ばね36の付勢力によりスクリーン本体部分11を巻取可能である。
筒状部31は、両端が開口した長尺な部材であり、トリム105とハーフケース40との間で長手方向(軸方向D1)に沿った回転軸AX1を中心として回転可能に配置され、外周面上にスクリーン本体部分11を巻取可能である。尚、筒状部31は、バレル部材等とも呼ばれる。スクリーン本体部分を外周面上に巻き取るための部材は、筒状部31のように円筒状といった筒状でもよいし、円柱状といった棒状でもよい。筒状体の材質には、アルミニウムといった金属、熱可塑性樹脂といった合成樹脂、等を用いることができる。円筒状の筒状部の大きさは、特に限定されず、例えば、内径を4〜20mm程度、外径を6〜30mm程度とすることができる。
The winding
The
支軸部33は、筒状部31の一端31aに取り付けられた部材であり、ケース40の長手方向(軸方向D1)における一方の壁部41の軸受け部41aに挿入され、壁部41に対して回転可能に支持されている。支軸部33は、筒状部31に対して回転しないように嵌め込まれている。軸受け部32は、筒状部31の他端31bに取り付けられた部材であり、ケース40の長手方向(D1)における他方の壁部42に固定され、外側に筒状部31が回転可能に嵌められている。筒状部31の開口に挿入された部分の軸受け部32には、コイルばねであるばね36の一端が固定されている。コイルばねは、コイルスプリング、つる巻きばね、等とも呼ばれる。ばね36の他端は、掛止部31cに固定されている。この掛止部31cは、筒状部31に挿入されて固定された部材である。ばね36は、スクリーン10を収納方向D21へ付勢する。通常、付勢部35を有する巻取部30は、ケース40にスクリーン10が収納されてもスクリーン10に巻取方向への付勢力を加える状態でケース40に取り付けられる。
The
尚、付勢部は、筒状部31の内周側に配置される以外にも、筒状部の外周側、筒状体の長手方向における端部の外側、等に配置されてもよい。付勢部は、筒状部31から独立したユニットでもよく、筒状部に挿入される内ばねユニットでもよいし、筒状部の外側に取り付けられる外ばねユニットでもよい。付勢部は、渦巻きばね、エラストマーやゴムといった弾性部材、等でもよい。
The urging portion may be disposed on the outer peripheral side of the tubular portion, the outer side of the end portion in the longitudinal direction of the tubular body, etc., in addition to being disposed on the inner peripheral side of the
図2に示すハーフケース40は、スクリーン本体部分11を引き出すための引出口40aを有し、トリム105と車体パネルとの間でねじといった締結手段でトリム105に固定される。ケース40とトリム105との間には、巻取部30が収容される。ケース40は、巻取装置1のハウジング部分の一部を構成する半割体であって、スクリーン10等の構成部品が予め組み付けられてユニット化されてもよい。ケース40には、合成樹脂の射出成形品といった成形品等を用いることができる。
The
図1に示す複数のフック部50は、引き出されたスクリーン10の引出端20に沿う位置P1、具体的にはドアウィンドウの上縁部付近において間隔を空けて配置されている。図1にはフック部50が2個であることが示されているが、フック部50は3個以上でもよい。本具体例のフック部50A,50Bは同じ構造であるので、以下に示す図3〜7ではフック部50A,50Bを共通のフック部50として説明する。
The plurality of
図3は、主部材60、副部材70、及び、弾性部材81(弾性部80)を組み合わせたフック部50の開放端65側の例を示している。図4は、主部材60、副部材70、及び、弾性部材81の例を示している。尚、符号D23は、副部材70に対して弾性部材81を挿入する方向である弾性部材挿入方向を示している。符号D24は、主部材60に対して副部材70を挿入する方向である副部材挿入方向を示している。図5は、別の角度から副部材70、及び、弾性部材81の例を示している。図6は、弾性部材81を取り付けた副部材70の例を一部断面視して示している。尚、符号D25は、弾性部材81の固定部83の幅方向である。この幅方向D25は、スクリーン10の収納方向D21及び引出方向D22、並びに、弾性部材挿入方向D23と直交している。図7は、スクリーン10の引掛部22をフック部50に引っ掛けた様子を例示している。図8は、フック部50に引っ掛けられたスクリーン引掛部22が開放端65から最終保持位置P2の方へ誘導される例を模式的に示している。最終保持位置P2は、フック部50に引っ掛けられた引掛部22が最終的に保持される位置である。図9は、弾性部材81とスクリーン引掛部22とに加わる力の例を模式的に示している。
FIG. 3 shows an example of the
図7に示す巻取装置1は、矢印AR1に示すように車外O1側から車室C1側へスクリーン引掛部22を動かしてフック部50に引っ掛ける仕様である。むろん、本技術は、車室側から車外側へスクリーン引掛部を動かしてフック部に引っ掛ける場合等にも適用可能である。
The winding
図7等に示すフック部50は、本体部51と弾性部材81(弾性部80)を有する。本体部51は、引っ掛けられたスクリーン引掛部22を開放端65から最終保持位置P2の方へ誘導する。図9に示すように、弾性部材81は、最終保持位置P2において引掛部22から収納方向D21へ加わる力(例えば力F21)により収納方向D21へ弾性変形して引掛部22に反発力(例えば力F42)を加えながら引掛部22の収納方向D21への移動を許容する。本技術の本体部51には、引掛部22の最終保持位置P2において引掛部22が収納方向D21及び引出方向D22へ移動可能な空間(好ましくは1.0mm以上、より好ましくは1.5mm以上、さらに好ましくは2.0mm以上、移動可能な空間)を有する特徴がある。これに対して特開2000-52872号公報に示される比較例では、図13に示すように、支持軸の最終保持位置において支持軸の上下移動が許容される空間が無い。また、保持部に取り付けられた変位レバーは、最終保持位置において保持部から上に出ることができず、支持軸に対して上方への力を加えることができない。
The
図4等に示す本体部51は、主部材60と副部材70を有している。主部材60には、最終保持位置P2においてスクリーン引掛部22を挿入可能に収納方向D21へ凹んだ凹部66が形成されている。副部材70は、主部材60に対して取り外し可能に取り付けられる。
The
主部材60は、図7に示すような金属製フレーム104(固定対象101)と係合する係合機能、及び、引っ掛けられたスクリーン引掛部22を保持する引掛部保持機能を有する。図4等に示す主部材60には、壁部61〜63、折曲部64、開放端65、凹部66、挿通部67、が形成されている。引っ掛けられたスクリーン引掛部22から上(引出側)にある引出側壁部61には、固定対象係合部61aに繋がる貫通穴61hが形成されている。固定対象係合部61aは、フレーム104の貫通穴104hを貫通した状態でフレーム104と係合する。引出側壁部61の穴61hは、主部材60に副部材70が取り付けられる方向である副部材挿入方向D24へ貫通している。開放端65とは反対側の奥側壁部62は、引っ掛けられたスクリーン引掛部22を最終保持位置P2に規制する。引っ掛けられたスクリーン引掛部22から下(収納側)にある収納側壁部63には、副部材挿入方向D24へ貫通した挿通部67が形成されている。折曲部64は、開放端65において収納側壁部63から上側(引出側)へ延出している。折曲部64と引出側壁部61との間には、スクリーン引掛部22を通すための隙間が形成されている。折曲部64と壁部62,63とにより最終保持位置P2においてスクリーン引掛部22を挿入可能に収納方向D21へ凹んだ凹部66が形成され、この凹部66に挿通部67が形成されている。挿通部67は、貫通穴であり、副部材70が副部材挿入方向D24へ挿入される。
The
副部材70は、弾性部材81を保持する弾性部材保持機能、及び、主部材60と固定対象101との係合を補助する補助機能を有する。図4,5等に示す副部材70には、挿入基部71、弾性部材取付部72、係合補助部78、が形成されている。挿入基部71は、マイナスドライバーといった工具を差込可能な溝71aを有し、主部材の挿通部67に対して挿入されて取り外し可能に嵌合する。弾性部材取付部72には、スクリーン10の収納方向D21及び引出方向D22とは異なる弾性部材挿入方向D23へ貫通した穴72hが形成されている。本具体例の弾性部材挿入方向D23は、引き出されたスクリーン10に対して直交する厚み方向D3に近い方向とされている。穴72hには、弾性部材挿入方向D23から弾性部材81が挿入される。弾性部材取付部72は、穴72hの内面部分に位置決め部72aとストッパー72sを有している。図6等に示す位置決め部72aは、穴72hに挿入された弾性部材81の固定部83の幅方向D25において固定部83を挟む両側に形成されている。ストッパー72sは、幅方向D25において位置決め部72a,72aの間に形成されている。係合補助部78は、挿入基部71から副部材挿入方向D24へ突出し、主部材60の引出側壁部61の穴61hに挿入され、主部材60の固定対象係合部61aとフレーム104との係合を補強する。
The
尚、主部材60と副部材70には、合成樹脂の射出成形品といった成形品等を用いることができる。この合成樹脂には、ポリアミド、ポリプロピレン(PP)、ポリアセタール(POM)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、といった熱可塑性樹脂等を用いることができる。これらの樹脂に補強用繊維等といった添加材が添加されてもよい。
The
弾性部材81(弾性部80)は、引き出されたスクリーン10のバランスを取る傾き抑制機能を有する。図4,5等に示す弾性部材81は、固定部83と可動部85が折返し部82で折り返された形状の板ばねとされ、副部材70の弾性部材取付部72に取り付けられる。弾性部材取付部72に取り付けられた弾性部材81の折返し部82は、副部材70が主部材60に取り付けられたときに主部材60の奥側壁部62と接触して主部材60から副部材70が抜けないようにする。固定部83は、幅方向D25の両縁部に切欠部83a,83aが形成され、幅方向D25の中間部に厚み方向へ貫通した係合穴83hが形成されている。副部材70の弾性部材取付部72に弾性部材81を挿入していくと、位置決め部72a,72aにより幅方向D25において固定部83が位置決めされる。また、切欠部83a,83aが位置決め部72a,72aに突き当たると弾性部材挿入方向D23において固定部83が位置決めされ、係合穴83hにストッパー72sが嵌入して、副部材70と弾性部材81とが嵌合する。可動部85は、主部材60の凹部66内でスクリーン引掛部22と接触し、折返し部82を中心としてスクリーン10の収納方向D21へ弾性変形可能である。図7等に示す可動部85は、平坦面から最終保持位置P2にある引掛部22に向かって略半球状に膨出して凹部66内で引掛部22と接触する凸部86を有している。図7に示す凸部86の頂部は、開放端65の開口部分よりもスクリーン収納側とされている。尚、図7には、凸部86を有する可動部85が弾性変形した様子を二点鎖線で示している。図7に示すように凸部86が引掛部22に向かって凸とされているので、可動部85と引掛部22とが接触し易くなり、弾性部材81が弾性変形に対する反発力を引掛部22に加え易くなる。
The elastic member 81 (elastic portion 80) has a tilt suppressing function that balances the drawn
弾性部80の弾性の強さ(ばね定数等)は、例えば、巻取部30からスクリーン10に加わる付勢力が引掛部22から弾性部80に加わったときに加わらないときと比べて0.8〜3.0mm程度(より好ましくは1.0〜2.0mm程度)弾性変形する強さとすることができる。スクリーン10に加わる重力だけが引掛部22から弾性部80に加わったときに弾性部80が弾性変形しない場合、巻取部30からスクリーン10に加わる付勢力が引掛部22から弾性部80に加わったときに、例えば、0.8〜3.0mm程度(より好ましくは1.0〜2.0mm程度)弾性変形するように弾性部80の弾性の強さを設定してもよい。
The elastic strength (spring constant, etc.) of the
尚、弾性部材81には、金属製板ばね、合成樹脂製板ばね、コイルばね、等を用いることができる。また、弾性部は、スクリーン引掛部の下に配置されるばね以外にも、引張コイルばね等、本体部分がスクリーン引掛部の上に配置されるばね等でもよい。
The
フック部50は、例えば、以下のようにして固定対象101に組み付けることができる。むろん、組付順は、適宜、変更可能である。
まず、フレーム104の貫通穴104h(図7参照)に主部材60の固定対象係合部61aを挿入し、フレーム104と固定対象係合部61aとを係合させる。この係合は、フレーム104から主部材60を強く引くと解除される程度の仮の係合である。また、図4,5に示すように、弾性部材81の固定部83及び可動部85を副部材70の弾性部材取付部72に挿入して取り付ける。さらに、前記副部材70を主部材60の挿通部67に副部材挿入方向D24へ挿入して主部材60に取り付ける。このとき、副部材70の係合補助部78が主部材60の引出側壁部61の貫通穴61hに挿入され、フレーム104と固定対象係合部61aとの係合が補強される。これにより、フレーム104からフック部50を強く引いても穴104hから抜けなくなる。また、弾性部材81の可動部85が主部材60の凹部66内に配置され、弾性部材81の折返し部82が主部材60の奥側壁部62に接触して主部材60から副部材70が抜けないようになる。
The
First, the fixing
固定対象101に固定されたフック部50は、例えば、以下のようにして分解することができる。むろん、分解順は、適宜、変更可能である。
まず、副部材70の溝71aに工具を差し込み、そのまま工具で副部材70を押し下げるようにする。すると、奥側壁部62に接触していた折返し部82が挿通部67から外へ出て主部材60から副部材70が外れる。副部材70に取り付けられている弾性部材81の固定部83を例えば工具で持ち上げるようにして奥の方へ押すと、副部材70から弾性部材81が外れる。また、フレーム104から主部材60を強く引くと、フレーム104から主部材60が外れる。
The
First, a tool is inserted into the
図1に示すように引き出された前記スクリーン10の引出端20に沿う位置P1において間隔を空けてフレーム104にフック部50A,50Bを固定すると、これらのフック部50A,50Bにスクリーン引掛部22A,22Bを引っ掛けることができる。このとき、例えば、図8に示すように、スクリーン引掛部22が折曲部64に接触している途中位置P3(図8中、引掛部22を二点鎖線で図示)にあるとき、スクリーン引掛部22は開放端65から最終保持位置P2の方へ誘導される。すると、図9に示すように、最終保持位置P2において引掛部22からスクリーン収納方向D21への力F11,F21が弾性部材81(弾性部80)に加わる。
As shown in FIG. 1, when
図9,10は、巻取部30からフック部50A,50Bまでのスクリーン10の収納方向D21及び引出方向D22における距離が設計上、同じである場合において、固定対象101に固定されたフック部50A,50Bの位置がばらついたときの巻取装置1の作用を例示している。図10に示す例では、フック部50Bが巻取部30から比較的遠い距離LB1に配置され、フック部50Aが比較的近い距離LA1に配置された様子が示されている。尚、距離LA1,LB1は、弾性部材81が収納方向D21へ弾性変形していないときの巻取部30からスクリーン引掛部22A,22Bまでの距離とする。両フック部50A,50Bが設計位置に固定されていればLA1=LB1となるが、図10に示す例ではLA1<LB1となっている。また、図10には、弾性部材81が収納方向D21へ弾性変形する直前(状態ST1)において、スクリーン本体部分11の両縁部のうちスクリーン引掛部22B側の縁部11bが張った状態である一方、スクリーン本体部分11の両縁部のうちスクリーン引掛部22A側の縁部11aが波打った(弛んだ)状態であることが示されている。この場合、図9の上段に示すように、最終保持位置P2において引掛部22Bから弾性部材81へ比較的強い力F21が加わり、最終保持位置P2において引掛部22Aから弾性部材81へ比較的弱い力F11が加わる。引掛部22Bから加わる力F21には、付勢部35がスクリーン10に収納方向D21へ加える力と、引掛部22Bの部分においてスクリーン10に加わる重力とがある。引掛部22Aから加わる力F11には、引掛部22Aの部分においてスクリーン10に加わる重力がある一方、付勢部35がスクリーン10に収納方向D21へ加える力が無いか少ない。
9 and 10 show the
引掛部22Bから比較的強い力F21が加わった弾性部材81は、図9の下段に示すように、比較的大きく弾性変形し、収納方向D21へ比較的大きく移動する。最終的に、引掛部22Bから弾性部材81に加わる力F22(F22<F21)と弾性部材81から引掛部22Bに加わる反発力F42とが釣り合う状態で、引掛部22Bがフック部50Bに保持される。一方、引掛部22Aから比較的弱い力F11が加わった弾性部材81の弾性変形は比較的小さく、引掛部22Aの収納方向D21への移動量が比較的小さい。最終的に、引掛部22Aから弾性部材81に加わる力F12(F12<F11)と弾性部材81から引掛部22Aに加わる反発力F32とが釣り合う状態で、引掛部22Aがフック部50Aに保持される。尚、図9の下段には、弾性部材81が収納方向D21へ弾性変形する直前の引掛部22A,22Bの位置を二点鎖線で示している。
As shown in the lower part of FIG. 9, the
巻取部30から比較的遠いフック部50Bに引っ掛けられた引掛部22Bは、最終保持位置P2において収納方向D21への比較的強い力F21を弾性部材81に加えるため、図10に示すように、収納方向D21へ比較的大きく移動する。図10の下段には、巻取部30から引掛部22Bまでの距離がLB2(LB2<LB1)まで短くなったことが示されている。一方、巻取部30から比較的近いフック部50Aに引っ掛けられた引掛部22Aは、最終保持位置P2において収納方向D21への比較的弱い力F11しか弾性部材81に加えないため、収納方向D21への移動量が比較的小さい。図10の下段には、巻取部30から引掛部22Bまでの距離がLA2であることが示されている。尚、図10の上段には、移動後のガーニッシュ21の位置を二点鎖線で示している。図10の下段には、弾性部材81が収納方向D21へ弾性変形する直前の弾性部材81の位置を二点鎖線で示している。
As shown in FIG. 10, the hooking
図10に最終状態ST2を示すように、収納方向D21において、比較的遠いフック部50Bに引っ掛けられた引掛部22Bの巻取部30からの距離と、比較的近いフック部50Aに引っ掛けられた引掛部22Aの巻取部30からの距離と、の差が少なくなっている。従って、本巻取装置1は、複数のフック部に引っ掛けられるスクリーンが設計位置から傾くことを抑制することが可能であり、スクリーン10の見栄えを向上させることが可能である。
尚、設計上、巻取部30からの距離が異なる位置において引っ掛けられた引掛部22から弾性部80に加わる力が揃うようにフック部50A,50Bが固定されている場合、「(1)本技術の概要」で説明したようにフック部50A,50Bの設計位置を基準として作用を説明することができる。
As shown in the final state ST2 in FIG. 10, in the storing direction D21, the distance from the winding
In the design, when the
(3)変形例:
本発明は、種々の変形例が考えられる。
サンシェード装置は、サイドウィンドウ、リヤウィンドウ、ルーフウィンドウ、フロントウィンドウ、等に設置することができる。スクリーンの引出方向は、上方以外にも、下方、左方、右方、前方、後方、等でもよい。巻取装置は、サンシェード装置以外にも、トノカバー装置、車内の空間を例えば前後に仕切る間仕切り装置、等でもよい。
フック部の固定対象は、フレーム以外の車体パネル、内装材、等でもよい。
(3) Modification:
Various modifications can be considered for the present invention.
The sunshade device can be installed on a side window, a rear window, a roof window, a front window, and the like. In addition to the upper direction, the screen pull-out direction may be lower, left, right, front, rear, etc. In addition to the sunshade device, the take-up device may be a tonneau cover device, a partition device that partitions the interior of the vehicle in the front-rear direction, and the like.
The hook portion may be fixed to a body panel other than the frame, an interior material, or the like.
スクリーンの引掛部は、貫通穴以外にも、貫通していない凹んだ穴、スクリーンの縁部から突出した部位、等でもよい。
フック部は、引き出されたスクリーンの引出端に沿う位置において間隔を空けて固定対象に3箇所以上、固定されてもよい。この場合も、同様の作用により、複数のフック部に引っ掛けられるスクリーンの傾きを抑制する効果が得られる。
弾性部の凸部は、略半球状に膨出した形状以外にも、略四角柱といった略多角柱状に膨出ないし突出した形状、ガーニッシュの長手方向D2に中心軸を向けて略半円柱状に膨出した形状、等でもよい。また、スクリーン引掛部と接触する部分の弾性部が平坦面等、弾性部に凸部が無くても、本技術の基本的な効果が得られる。
弾性部は、フック部の本体部51とは別の弾性部材とする以外にも、本体部と一体的に形成されてもよい。
The hooking portion of the screen may be a recessed hole that does not penetrate, a portion that protrudes from the edge of the screen, or the like other than the through hole.
The hook portions may be fixed to three or more places to be fixed at intervals along the drawing end of the drawn screen. Also in this case, the effect which suppresses the inclination of the screen hooked on a some hook part by the same effect | action is acquired.
The convex part of the elastic part has a substantially semi-cylindrical shape that bulges or protrudes into a substantially polygonal column shape such as a substantially quadrangular prism, or a garnish longitudinal direction D2 in addition to a substantially hemispherical shape. A bulging shape or the like may be used. In addition, even if the elastic portion in contact with the screen hooking portion is flat, such as a flat surface, the basic effect of the present technology can be obtained.
The elastic portion may be formed integrally with the main body portion in addition to the elastic member different from the
図11及び図12(a)は、フック部50の変形例を示している。尚、変形例を示す図において図1〜10で示した具体例と同様の箇所には同じ符号を付して説明を省略する。
本変形例のフック部50の弾性部80は、本体部51と一体成形された板状の樹脂ばね部180を有している。この樹脂ばね部180は、本体部51の折曲部64と接続した末端部181から奥側壁部62に向かって延出している。尚、樹脂ばね部180の材料は、本体部51の材料と同じでもよいし、本体部51の材料とは異なる材料でもよい。また、樹脂ばね部180を一体形成した本体部51は、図4等で示した係合補助部78の代わりとなる係合補助部材178が引出側壁部61の穴61hに挿入されることにより固定対象係合部61aと固定対象との係合が補助されて固定対象に固定されるものとする。
FIG. 11 and FIG. 12A show a modification of the
The
樹脂ばね部180を有するフック部50にスクリーン引掛部22を引っ掛けると、引掛部22は開放端65から最終保持位置P2の方へ誘導される。すると、最終保持位置P2において引掛部22からスクリーン収納方向D21への力が樹脂ばね部180に加わり、図11の二点鎖線で示すように末端部181を支点として先端部182が収納方向D21へ動くように樹脂ばね部180が弾性変形する。ここで、図9で示したように、比較的引出側のフック部50に引っ掛けられた引掛部(引掛部22Bとする)は収納方向D21へ比較的大きく移動し、比較的収納側のフック部50に引っ掛けられた引掛部22(引掛部22Aとする)は収納方向D21への移動量が比較的小さい。そのため、収納方向D21において、比較的引出側のフック部に引っ掛けられる引掛部22Bの設計位置からのずれと、比較的収納側のフック部に引っ掛けられる引掛部22Aの設計位置からのずれと、の差が少なくなる。従って、本変形例も、複数のフック部に引っ掛けられるスクリーンの傾きを抑制することが可能である。
When the
尚、樹脂ばね部180から引掛部22に加わる反発力は、樹脂ばね部180の形状、材質、等を変えることにより調整することができる。例えば、樹脂ばね部180を厚くすると樹脂ばね部180の反発力が強まり、樹脂ばね部180を薄くすると樹脂ばね部180の反発力が弱まる。
また、図12(b)に示す変形例のように樹脂ばね部180を複数の樹脂ばね部180A,180B,180Cに分割すると、樹脂ばね部180の反発力を弱めることができる。この変形例のフック部50の側面は図11で示したフック部50と同様であり、各樹脂ばね部180A〜180Cは折曲部64と接続した末端部181から奥側壁部62に向かって延出している。
The repulsive force applied from the
Further, when the
尚、引掛部を引出端に有するスクリーン、スクリーンを収納方向へ付勢する巻取部、及び、弾性部を有する複数のフック部があれば、ケース等が無い巻取装置でも、本発明の基本的な効果が得られる。 It should be noted that even if a winding device without a case or the like is provided as long as there is a screen having a hooking portion at the drawer end, a winding portion for biasing the screen in the storing direction, and a plurality of hook portions having an elastic portion, Effects can be obtained.
(4)結び:
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、複数のフック部に引っ掛けられるスクリーンの傾きを抑制することが可能な巻取装置等の技術を提供することができる。むろん、従属請求項に係る構成要件を有しておらず独立請求項に係る構成要件のみからなる技術でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
(4) Conclusion:
As described above, according to the present invention, it is possible to provide a technique such as a winding device that can suppress the inclination of the screen hooked on the plurality of hook portions according to various aspects. Needless to say, the above-described basic actions and effects can be obtained even with a technique that does not have the constituent elements according to the dependent claims but includes only the constituent elements according to the independent claims.
In addition, the configurations disclosed in the embodiments and modifications described above are mutually replaced, the combinations are changed, the known technology, and the configurations disclosed in the embodiments and modifications described above are mutually connected. It is possible to implement a configuration in which replacement or combination is changed. The present invention includes these configurations and the like.
1…巻取装置、
10…スクリーン、11…本体部分、11a,11b…縁部、12…一端、13…他端、
20…引出端、21…ガーニッシュ、22,22A,22B…引掛部、25…操作部、
30…巻取部、31…筒状部、35…付勢部、40…ケース、40a…引出口、
50,50A,50B…フック部、51…本体部、
60…主部材、61〜63…壁部、61a…固定対象係合部、61h…穴、
64…折曲部、65…開放端、66…凹部、67…挿通部、
70…副部材、71…挿入基部、72…弾性部材取付部、78…係合補助部、
80…弾性部、81…弾性部材、82…折返し部、83…固定部、
85…可動部、86…凸部、
100…自動車、101…固定対象、104…フレーム、
178…係合補助部材、
180,180A〜180C…樹脂ばね部、181…末端部、182…先端部、
D1…軸方向、D2…ガーニッシュの長手方向、D3…スクリーンの厚み方向、
D21…収納方向、D22…引出方向、D23…弾性部材挿入方向、
D24…副部材挿入方向、D25…弾性部材固定部の幅方向、
P1…スクリーンの引出端に沿う位置、P2…最終保持位置、P3…途中位置。
1 ... winding device,
DESCRIPTION OF
20 ... drawer end, 21 ... garnish, 22, 22A, 22B ... hook part, 25 ... operation part,
30 ... winding part, 31 ... cylindrical part, 35 ... biasing part, 40 ... case, 40a ... outlet,
50, 50A, 50B ... hook part, 51 ... main body part,
60 ... main member, 61-63 ... wall part, 61a ... fixing object engaging part, 61h ... hole,
64 ... bent portion, 65 ... open end, 66 ... concave portion, 67 ... insertion portion,
70 ... sub-member, 71 ... insertion base, 72 ... elastic member mounting portion, 78 ... engagement assisting portion,
80 ... elastic part, 81 ... elastic member, 82 ... folded part, 83 ... fixing part,
85 ... movable part, 86 ... convex part,
100 ... car, 101 ... fixed object, 104 ... frame,
178 ... engagement assisting member,
180, 180A-180C ... resin spring part, 181 ... end part, 182 ... tip part,
D1 ... axial direction, D2 ... longitudinal direction of garnish, D3 ... thickness direction of screen,
D21 ... Storage direction, D22 ... Pull-out direction, D23 ... Elastic member insertion direction,
D24 ... sub-member insertion direction, D25 ... width direction of elastic member fixing part,
P1: A position along the drawer end of the screen, P2: A final holding position, P3: A midway position.
Claims (5)
前記フック部は、引っ掛けられた前記引掛部が最終的に保持される最終保持位置において該引掛部から前記収納方向へ加わる力により前記収納方向へ弾性変形して該引掛部に反発力を加えながら該引掛部の前記収納方向への移動を許容するための弾性部を有する、巻取装置。 A screen, a winding portion that urges the screen in the storage direction, and a plurality of hook portions that are fixed to a fixed object of the vehicle with a space at a position along a drawing end of the drawn-out screen, A winding device in which the screen has a hooking portion for hooking to the plurality of hook portions at the drawing end,
The hook part is elastically deformed in the storage direction by a force applied in the storage direction from the hook part in a final holding position where the hook part is finally held, and applies a repulsive force to the hook part. A winding device having an elastic portion for allowing movement of the hooking portion in the storage direction.
該本体部は、前記最終保持位置において前記引掛部を挿入可能に前記収納方向へ凹んだ凹部を有し、
前記弾性部は、前記凹部内で前記引掛部と接触する、請求項1に記載の巻取装置。 The hook part has a main body part for guiding the hooked part hooked from an open end toward the final holding position,
The main body has a recess recessed in the storage direction so that the hook can be inserted in the final holding position,
The winding device according to claim 1, wherein the elastic portion is in contact with the hook portion in the recess.
前記弾性部は、前記副部材に取り付けられる弾性部材であり、
前記凹部には、前記副部材が前記主部材に取り付けられる方向へ挿入される挿通部が形成され、
前記主部材は、前記固定対象と係合する固定対象係合部を有し、
前記挿通部に挿入された前記副部材が前記主部材の固定対象係合部と前記固定対象との係合を補強している、請求項2に記載の巻取装置。 The main body has a main member in which the recess is formed, and a sub member attached to the main member,
The elastic part is an elastic member attached to the sub member,
In the concave portion, an insertion portion is formed to be inserted in a direction in which the sub member is attached to the main member,
The main member has a fixed object engaging portion that engages with the fixed object,
The winding device according to claim 2, wherein the sub member inserted into the insertion portion reinforces the engagement between the fixing target engaging portion of the main member and the fixing target.
前記本体部は、前記収納方向、及び、前記スクリーンの引出方向とは異なる方向から前記弾性部材が挿入される弾性部材取付部を有する、請求項2又は請求項3に記載の巻取装置。 The elastic part is an elastic member attached to the main body part,
4. The winding device according to claim 2, wherein the main body has an elastic member attaching portion into which the elastic member is inserted from a direction different from the storing direction and the drawing direction of the screen.
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