JP2016112001A - 水耕栽培用栽培トレー - Google Patents
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- Y02P60/21—Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures
Abstract
【課題】栽培パネルへの水苔の付着を防ぎ、野菜の成育に伴う栽培パネルの移動や、成育中の根の張った野菜の移植が容易に行え、多くの作業スペースを要しない水耕栽培用トレーを提供する。【解決手段】栽培トレー10は、概ね長方形であって、平面部11の外辺短手両側面から張り出した羽根部12の下面が、育成ラックの長手に連設されたローラーレール2に収められたローラー3に当接して、ビニール水槽4の栽培液5には触れることなく、摺動自在に搭載されること、および、該トレーの平面部11に穿たれた直径40ミリメートル程度の栽培孔に、2段のフランジ21と嵌合部外周に小突起22を有する栽培カップ20が嵌着されることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、完全閉鎖系植物工場で使用される多段式水耕栽培用育成ラックに搭載する栽培トレーに関するものである。
近年、人口の急激な増加と、地球温暖化に伴う異常気象の頻発による食糧不足が地球規模で懸念されている。また、わが国でも後継者不足で農業就業人口の減少が問題となる一方、環境問題意識の高まりと伴に食の安全性が一層求められるようになってきた。
そこで、大気汚染や土壌汚染などを回避しつつ、安全安心食料の安定供給ができる植物工場が注目され、水耕栽培による完全閉鎖系工場が各地に建設された。工場内では多段式の水耕栽培用育成ラックを設置し、各段に人口光と共に農業用ビニールを用いた水槽を構築し、複数の栽培用の孔が穿たれた発泡スチロール製育成用パネルを浮かべて、育苗、成育と移植を繰り返し栽培している。
これらの例としては、2012年9月27日公開の「水耕栽培システム」が挙げられる。
これらの先行技術に於いては、直径20ミリメートル程度の栽培用の孔が多数穿たれた発泡スチロール製の栽培パネルを、育成ラックの各段に設けられた水槽の栽培液に浮かべて野菜を育成させる方式であるため、栽培パネルへの水苔の付着による汚染が激しく、この洗浄に多大な手間を要する上、野菜の成育に伴う栽培パネルの移動や、成育中の根の張った野菜の移植に多くの人手を費やし、コスト高の一因となっている。
上述の課題を解決するため、本発明では、栽培液に直接触れることなく栽培ラックに摺動自在に設置され、また、複数穿たれた栽培孔に、栽培カップを介して植栽する方式とすると共に、互いに連結部を備えたことを特徴とする水耕栽培用トレーを提供する。
本発明の栽培トレーは、概ね長方形であって、短手両側に羽根部が一体的に設けられ、該羽根部が、育成ラック各段の長手方向全幅に連設されたローラーレールに収められたローラー上に搭載されるため、栽培液に直接触れることなく、該ラック上を自在に摺動可能となる。
また、本発明の栽培トレーの平面部には、直径約40ミリメートルの複数の栽培孔が穿たれており、該栽培孔に、スポンジ状の培地に発芽した苗を植栽した脱着自在な栽培カップを嵌着して育成する。また、栽培カップを確実に嵌着するため、嵌合部外周には複数の小突起が設けられている。
さらに、栽培トレーの一方の長手全幅にテーパー付の上向きフック型突出部が延設され、他方の長手にはフック受け部が設けられ、複数の該トレーを順に育成ラックのローラーレールに搭載して押し出すと、連設されたローラー上で順に連結される。
本発明の栽培トレーは、上記のような構成であり、該トレーが栽培液に直接触れることがないため、水苔の付着による汚れがほとんどなく、洗浄の費用が軽減される。さらに、栽培は脱着自在な栽培カップを介して行われるため、育った根を痛めることなく収穫用の栽培トレーへの移植が容易で、作業時間を大幅に短縮できる。また、該栽培カップに小突起を設けたことにより育成の段階で野菜がカップごと倒れて商品価値を損なうことがない。
連結構造を有する本発明の栽培トレーは、育成ラックの一端から順次ローラーレール上に搭載される時、後から搭載されたトレーを押し出すと、テーパー付、且つ上向きのフック型突出部が、先に搭載されたトレーの後辺を押し上げてフック受け部に掛かり、連結される。尚、連結の解除は、先に搭載したトレーから順に上に持ち上げるだけである。
育成ラックのローラー上で、該ラックの全長まで連結された栽培トレーは、片端からの作業で数十台を押し出し、又は、引き寄せることができる。このため、作業のほとんどを育成ラックの両端で行うことができ、植栽、移植、収穫作業の大幅な軽減が図られる。さらに、平行に設置する複数の育成ラックの間に、広い作業場を確保する必要がないため、狭いスペースに多くのラックを設置することができる。
本発明の実施に於いて最良の栽培トレーは、概ね長方形であって、短手両側に羽根部を一体的に設けると共に、長手は一方の全幅に断面形状フック型の突出部を延設し、他方の長手にはフック受け部を設け、さらに、平面部には複数の直径40ミリメートル程度の栽培孔を穿ち、各孔にそれぞれ、植栽した培地を装着した、2段のフランジと嵌合部外周に複数の小突起を突設した栽培カップを嵌着し、栽培する形態である。
以下、本発明に係る栽培トレー10を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。図1の断面図及び図3の斜視図に示すように、本発明の栽培トレー10は、概ね長方形であって、平面部11の外辺短手両側面から張り出した羽根部12の下面が、育成ラック1の長手に連設されたローラーレール2に収められたローラー3に当接して、ビニール水槽4の栽培液5には触れることなく、摺動自在に搭載されている。
また、該トレー1の平面部11に穿たれた直径40ミリメートル程度の栽培孔13に、2段のフランジ21と嵌合部外周に小突起22を有する栽培カップ20が嵌着されたことが示されている。野菜の栽培は該栽培カップ20にスポンジ状の培地23を装着して行う。
栽培孔13の下縁には、短いスリーブ14を延設すると共に、該スリーブ14に複数のスリット15を施して、該栽培孔13の直径寸法に弾性を持たせており、栽培カップ20の小突起22の挿通を容易にし、脱着を確実なものとしている。
図2の断面図は、本発明の栽培トレー10の栽培孔13と共に、長手全幅の前辺に設けられたフック型突出部16と、後辺に設けられたフック受け部17が噛み合い、該トレー10同士が連結された状態を表している。フック型突出部16は先端がテーパー状を為しているため、複数のトレー10を育成ラック1に搭載して順に押し出すと、先に搭載したトレー10の後辺を押し上げて、フック受け部17に掛かり、連設されたローラー3上で数十台が容易に連結される。
農業就業人口の減少、異常気象による野菜急騰、環境汚染による食の安全に対する懸念等が社会問題化される今日、安全で新鮮な野菜を安定的に供給できる水耕栽培植物工場事業は益々活発になると思われるが、本発明の栽培トレーを採用することにより、狭いスペースに多くのラックを設置することができ、作業の手間を省き、少ない人手で運営できる水耕栽培事業を提供できる。
1 育成ラック
2 ローラーレール
3 ローラー
4 ビニール水槽
5 栽培液
10 栽培トレー
11 平面部
12 羽根部
13 栽培孔
14 スリーブ
15 スリット
16 フック型突設部
17 フック受け部
20 栽培カップ
21 フランジ
22 小突起
23 培地
2 ローラーレール
3 ローラー
4 ビニール水槽
5 栽培液
10 栽培トレー
11 平面部
12 羽根部
13 栽培孔
14 スリーブ
15 スリット
16 フック型突設部
17 フック受け部
20 栽培カップ
21 フランジ
22 小突起
23 培地
Claims (4)
- 多段式育成ラックに搭載して、屋内で野菜を栽培する水耕栽培用栽培トレーに於いて、該トレーが育成ラック各段の長手方向全幅に渡り、二条又は四条に連設されたローラー上に搭載されることを特徴とする栽培トレー
- 複数穿たれた栽培孔に、栽培カップを嵌着して植栽する栽培トレーであると共に、該トレーが互いに連結部を備えたことを特徴とする請求項1の栽培用トレー
- 栽培トレーに穿たれた栽培孔の下縁には、複数のスリットが施された短いスリーブが延設されており、また、栽培カップの嵌合部には複数の小突起が突設されたことを特徴とする請求項1の栽培トレー
- 栽培トレーには、一方の長手全幅にテーパー付のフック型突出部が延設され、他方の長手にはフック受け部が設けられ、複数の栽培トレーが順に連接して使用されることを特徴とする請求項1の栽培用トレー
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014267160A JP2016112001A (ja) | 2014-12-16 | 2014-12-16 | 水耕栽培用栽培トレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014267160A JP2016112001A (ja) | 2014-12-16 | 2014-12-16 | 水耕栽培用栽培トレー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016112001A true JP2016112001A (ja) | 2016-06-23 |
Family
ID=56139363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014267160A Pending JP2016112001A (ja) | 2014-12-16 | 2014-12-16 | 水耕栽培用栽培トレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016112001A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017183093A1 (ja) * | 2016-04-19 | 2017-10-26 | 株式会社栄光 | 食用植物の保持容器、提供器具、水耕栽培器具及び水耕栽培設備、並びに、食用植物の栽培方法 |
CN109168764A (zh) * | 2018-09-18 | 2019-01-11 | 合肥启迪农业发展有限公司 | 一种园林农业的栽培装置 |
CN112167043A (zh) * | 2019-07-03 | 2021-01-05 | 株式会社安川电机 | 植物保持器具、植物栽培系统 |
JP2021078472A (ja) * | 2019-11-22 | 2021-05-27 | 株式会社大気社 | 移載装置、定植板および栽培システム |
JP2021177743A (ja) * | 2020-05-15 | 2021-11-18 | タキロンシーアイ株式会社 | 植物栽培用プレート |
-
2014
- 2014-12-16 JP JP2014267160A patent/JP2016112001A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7475196B2 (ja) | 2020-05-15 | 2024-04-26 | タキロンシーアイ株式会社 | 植物栽培用プレート |
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