JP2016110094A - 信号処理装置および信号処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示されるコンテンツデータを見るユーザーの疲労を軽減しつつ、暖色系の色の文字が見えにくくなるのを抑制することができる信号処理装置を提供する。【解決手段】抽出部101は、取得部100より入力されたコンテンツデータを表示した表示部105の表示領域に、文字が占める領域の割合が所定の値より大きい文字領域であるかどうかを判別する。設定部102は、抽出部101が文字領域と判別した領域の文字の色情報に基づいて、コンテンツデータを表示するときの目標色温度を設定する。変換部103は、設定部102が設定した目標色温度に応じて、コンテンツデータの元の色温度を目標色温度に変化させる。【選択図】図1

Description

本開示は、入力されるコンテンツデータに対して信号処理を施す信号処理装置、および信号処理方法に関する。
特許文献1は、表示装置、および表示制御方法、並びにプログラムを開示する。この表示装置は、画像信号を出力する表示部と、表示部に出力する画像信号の制御を実行する信号処理部を有する。信号処理部は、表示部の観察開始時間からの経過時間に応じて、画像信号の色温度を徐々に低下させる制御を実行する。色温度を低下させることにより、青色成分を減少させることが可能となり、ユーザーの疲労を軽減させることができる。
特開2013−257457号公報
本開示は、表示されるコンテンツデータを見るユーザーの疲労を軽減することができる信号処理装置を提供する。
本開示における信号処理装置は、コンテンツデータが表示された表示領域において、文字が占める領域の割合が所定の値より大きい文字領域を抽出する抽出部と、文字領域内の文字の色情報に基づいて、コンテンツデータを表示する際の目標色温度を設定する設定部と、コンテンツデータの元の色温度を、目標色温度に変化させる変換部と、を備える。
本開示における信号処理装置は、表示されるコンテンツデータを見るユーザーの疲労を軽減するのに有効である。
第1の実施の形態における信号処理装置を有する表示装置の一構成例を示すブロック図 第1の実施の形態における文字領域の濃度ヒストグラムの一例を示す図 第1の実施の形態における文字を識別する方法の一例を示す図 第1の実施の形態における信号処理装置の設定部の動作を説明するフローチャート 第1の実施の形態における信号処理装置の変換部の色温度変化処理の一例を説明する図 第1の実施の形態における信号処理装置の変換部の色温度変化処理の他の例の説明図 第1の実施の形態における色温度変化の一例を示す図 第2の実施の形態における信号処理装置を有する表示装置の一構成例を示すブロック図 第2の実施の形態における信号処理装置の設定部の色温度設定の一例を説明する図 第2の実施の形態における信号処理装置の設定部の他の動作を説明するフローチャート 第2の実施の形態における色温度変化を示す図 第3の実施の形態における信号処理装置を有する表示装置の構成を示すブロック図 第3の実施の形態におけるコントラストと色温度の関係の一例を示す図 第3の実施の形態における色温度変化の一例を示す図 第4の実施の形態における信号処理装置を有する表示装置の構成を示すブロック図 第4の実施の形態におけるコントラストと色温度の関係の一例を示す図 第4の実施の形態における色温度変化を示す図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(第1の実施の形態)
近年、モニタやタブレットの画面上で新聞や雑誌などの文字を読む機会が増えている。長時間、画面上で文字を読むと目が疲れる場合が多い。これは、画面から発行される青色発光成分(ブルーライト)に因ることが分かってきている。ユーザーの目の疲労を軽減するために、青色発光成分を減少させる、すなわち、表示画像の色温度を下げることが有効である。ここで、青色発光成分とは、約400nmから500nmの波長の光成分のことである。
ところで、表示するコンテンツデータの背景色が暖色系であり、かつ、文字色も暖色系である場合、文字のコントラストが低下して、表示された文字が見えにくくなる。ここで、暖色系の色とは、赤、橙および黄色の系統の色である。例えば、マンセル・カラー・システム (Munsell color system)の色相環において、10RP(赤紫)から5YR(黄赤)を経て10Y(黄)へ至る範囲の色相のことである。
従って、暖色系の文字を含むコンテンツデータに対して、青色発光成分低減のために、コンテンツデータの色温度を単純に下げた場合、暖色系でなかった背景色が暖色系になり、文字が見えにくくなる場合がある。また、元々背景色が暖色系のコンテンツデータは、さらに文字が見えにくくなるという問題が生じる。
そこで、本開示は、暖色系の文字を含むコンテンツデータを表示する際の色温度設定について説明する。
第1の実施の形態では、文字が暖色系であるか、暖色系ではないかに応じて、コンテンツデータの色温度を設定する場合について説明する。
以下、図1〜図8を用いて、第1の実施の形態を説明する。
[1−1.構成]
図1は、第1の実施の形態における信号処理装置を有する表示装置1の一構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、表示装置1は、取得部100、信号処理装置10、表示制御部104、表示部105を備えている。また、信号処理装置10は、抽出部101、設定部102、変換部103を備えている。
取得部100は、コンテンツデータの入力部である。ここで、コンテンツデータは、映像、画像、文字あるいはそれらの組み合わせによって表現されるデジタル情報である。例えば、MPEG、JPEG、PDF、BMPなど、標準規格に準拠したファイルフォーマットのデータである。
抽出部101は、取得部100より入力されたコンテンツデータが表示された表示領域を複数の領域に分割し、分割した領域毎に文字が占める領域の割合が所定の値より大きい文字領域であるかないかを判別することで、文字領域を抽出する。ここで、所定の値とは、例えば、1/2であり、表示領域の1/2以上の領域に文字が表示されることを示す。なお、領域を判断するための、文字または文字以外が表示領域に示す割合は1/2に限定しない。 設定部102は、抽出部101が文字領域内の文字の色情報に基づいて、コンテンツデータを表示するときの目標色温度を設定する。なお、色温度は白色を含むグレイ階調を表示したときの色合いを示すものであり、色温度が低い場合は赤寄りの表示になり、色温度が高い場合には青寄りの表示になる。本開示における色温度とは、色度図上で表わされる黒体放射軌跡上の色のみでなく、いわゆる相関色温度とされる黒体放射軌跡近傍を含む座標の色を示す。
変換部103は、設定部102が設定した目標色温度に応じて、コンテンツデータの元の色温度を目標色温度に変化させる。色温度の変化は、目標色温度に即時に変化することもできるが、目標色温度に時間経過とともに徐々に変化させていく、としてもよい。
表示制御部104は、変換部103で色温度を変化させたコンテンツデータを後段の表示部105に表示するための処理を施す。
表示部105は、ディスプレイであり、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、またはプラズマディスプレイなどで構成される。
[1−2.動作]
以上のように構成された信号処理装置10について、その動作を以下説明する。
[1−2−1.抽出部の領域検出]
図2は、第1の実施の形態における文字領域の濃度ヒストグラムの一例を示す図である。図2において、横軸は濃度値、縦軸は各濃度値の度数を示す。図2に示すように、文字領域の濃度ヒストグラムは、文字部分と背景部分の濃度値が各々集まり、大きく二つの山に分かれている。
抽出部101は、図2に示す濃度ヒストグラムの特徴を用いて、判別対象の表示領域が文字領域であるかどうかを判別する。ここで、濃度値は、RGB信号の信号レベルを合算して、平均化したものでもよいし、RGB信号から得られる輝度値としてもよい。輝度値は、例えば、次の(数1)で表現される。
(数1)
輝度値=0.3R+0.6G+0.1B
ここで、(数1)において、R、G、Bは、それぞれ赤信号、緑信号、青信号の信号レベルを示す。
また、抽出部101は、濃度ヒストグラムによる領域の判別に加えて、領域内のエッジ量による判別を加えてもよい。抽出部101は、文字領域では大きなエッジ変化が多く存在することを用いて、領域の判別を行う。
[1−2−2.設定部の動作]
図3は、第1の実施の形態における文字を識別する方法の一例を説明する図である。図3は、抽出部101で抽出された文字領域の一部を示す。図3は、図2で二分された濃度値の一方である文字部分の濃度値の出現頻度を求めた場合を示している。図3において、縦軸Yは水平方向における濃度値の出現頻度、横軸Xは垂直方向における濃度値の出現頻度を示す。図3は、白い背景に、5つの文字「a」、「1」、「B」、「2」、「c」が順に並んでいる文字領域を示す。
図3に示すように、文字が存在する範囲においては、垂直方向と水平方向の濃度値の出現頻度が高くなる。この濃度値の出現頻度の特徴を用いて、背景と文字の区別が可能となる。このように、文字信号が区別できれば、文字信号のRGB信号から、文字色を求めることができる。
図4は、第1の実施の形態における信号処理装置の設定部102の動作を説明するフローチャートである。
設定部102は、文字領域内の文字が暖色系であるかどうかを判断する(ステップS401)。設定部102は、文字が暖色系であると判断した場合は、元の色温度から目標色温度への下げ幅を小さく設定する(ステップS402)。また、設定部102は、文字が暖色系でないと判断した場合は、元の色温度から目標色温度への下げ幅を大きく設定する(ステップS403)。
[1−2−3.変換部の動作]
図5は、第1の実施の形態における信号処理装置の変換部103の色温度変化処理の一例を説明する図である。図5は、RGB信号を同レベルにすると、表示される色温度が5000Kになる例である。色温度を変化させる場合、変換部103は、RGB信号の各々に所定のゲインを乗じて、RGB信号の比率を変える処理を施す。色温度を上げる場合、変換部103はB信号のレベルを上げるとともに、R信号のレベルを下げる方向に変化させる。また、色温度を下げる場合、変換部103は、B信号のレベルを下げるとともに、R信号のレベルを上げる方向に変化させる。
図6は、第1の実施の形態における信号処理装置の変換部103の色温度変化処理の他の例を示す図である。図6は、RGB信号を同レベルにすると、表示される色温度が9000Kになる例である。色温度を下げる場合、変換部103は、RGB信号の各々に所定のゲインを乗じて、B信号とG信号のレベルを下げる方向に変化させる。
図7は、第1の実施の形態における色温度変化の一例を示す図である。図7は、設定部102が設定した目標色温度に対して、時間経過により、変換部103が色温度変化を徐々に施した場合の例を示す。図7では、文字が暖色系である場合の文字領域の色温度A1と、文字が暖色系ではない場合の文字領域の色温度A2を示す。文字が暖色系の色ではない場合、設定部102は、目標色温度を元の色温度K1より色温度の下げ幅量を大きく設定した色温度K3に設定する。また、文字色が暖色系の色の場合、設定部102は、目標色温度を色温度K1より色温度の下げ幅を小さく設定した色温度K2に設定する。変換部103は、色温度A1、色温度A2を各々目標色温度K2、目標色温度K3に徐々に変化させる。図7に示すように、色温度A1、色温度A2は、時間経過により、各々目標色温度K2、K3に向けて、緩やかなカーブを描き、徐々に変化しているのがわかる。色温度を徐々に変えることにより、表示部105を見ているユーザーが色に順応していく順応性を利用して、ユーザーに違和感を与えないようにすることができる。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、抽出部101は、コンテンツデータが表示された表示領域において、文字が占める領域の割合が所定の値より大きい文字領域を抽出する。設定部102は、抽出部101が抽出した文字領域内の文字の色情報に基づいて、コンテンツデータを表示する際の目標色温度を設定する。変換部103は、コンテンツデータの元の色温度を目標色温度に変化させる。
また、設定部102は、色情報が暖色系を示さない場合は元の色温度から目標色温度への下げ幅を大きく設定し、色情報が暖色系を示す場合は元の色温度から目標色温度への下げ幅を小さく設定する。
これにより、文字が暖色系でない場合は、ユーザーの疲労を増加させるとされる青色発光成分を大きく低減させることができる。また、文字が暖色系である場合は、ユーザーの疲労を増加させるとされる青色発光成分を低減させるとともに、暖色系の文字のコントラストが低下して見えにくくなることを抑制することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、暖色系の文字が表示される文字領域の大きさに応じて、目標色温度を設定する場合について説明する。
以下、図8〜図11を用いて、第2の実施の形態を説明する。
[2−1.構成]
図8は、第2の実施の形態における信号処理装置を有する表示装置2の一構成例を示すブロック図である。図8に示すように、表示装置2は、取得部100、信号処理装置20、表示制御部104、表示部105を備える。信号処理装置20は、抽出部101、設定部202、変換部203を備える。ここで、第1の実施の形態と同様の動作を行う構成要素に関しては、同符号を付与し、説明を省略する。本実施の形態では、設定部202、変換部203の動作を中心に説明する。
設定部202は、抽出部101が文字領域と判別した領域で、暖色系の色の文字が存在する領域が表示領域に占める割合に応じて、目標色温度を設定する。
変換部203は表示領域の元の色温度を設定部202が設定した目標色温度に変化させる。
[2−2.動作]
以上のように構成された信号処理装置20について、その動作を以下説明する。
[2−2−1.設定部の色温度設定]
図9は、第2の実施の形態における信号処理装置の設定部202の色温度設定の一例を説明する図である。図9では、画像領域B1、暖色系の色の文字が存在する比率が低い第2の領域B2、および暖色系の色の文字が存在する比率が高い第1の領域B3を示す。また、第2の実施形態では、元のコンテンツデータの色温度を9000Kとする。
図9の(a)は、画像領域B1と第2の領域B2で構成されているコンテンツデータを示す。この場合、第1の領域B3は存在しないので、設定部202は、色温度の下げ幅を大きくし、目標色温度を例えば3000Kに設定する。図9の(b)は、画像領域B1、第2の領域B2、第1の領域B3で構成されているコンテンツデータを示す。この場合、第2の領域B2とそれ以外の領域はほぼ同じ大きさである。設定部202は、図9の(a)の場合より色温度の下げ幅を小さくし、目標色温度を例えば5000Kに設定する。図9の(c)は、画像領域B1と第1の領域B3で構成されているコンテンツデータを示す。この場合、第1の領域B3の比率が高いため、設定部202は、図9の(b)よりも色温度の下げ幅を小さくし、目標色温度を例えば6500Kに設定する。
図9に示すように、設定部202は、コンテンツデータにおいて暖色系の文字が存在する第1の領域B3の比率が大きいほど色温度を高く設定する。言い換えると、設定部202は、暖色系の文字が存在する第1の領域B3の比率が高いほど、元の色温度からの下げ幅を小さくする。
なお、設定部202は、第1の領域B3内の暖色系の文字のサイズに応じて、第1の領域B3に重みを付けてもよい。
図10は、第2の実施の形態における信号処理装置の設定部202の他の動作を説明するフローチャートである。設定部202は、文字領域において、暖色系の文字サイズと、暖色系ではない文字サイズを比較して(ステップS1001)、暖色系の文字サイズが大きい場合は、暖色系の色の文字が存在する比率が高い第1の領域に重み付けをする(S1002)。設定部202は、重み付けを考慮して、表示領域の目標色温度を設定する(S1003)。この場合、設定部202は、重み付けをされた文字領域を実際の領域より小さい領域として扱う。これは、暖色系の文字が暖色系でない文字より大きいサイズである場合、背景が暖色系に変化しても、視認され易いことに起因する。このような処理を施すことで、目標色温度をより低い値に設定することができる。
[2−2−2.変換部の設定動作]
図11は、第2の実施の形態における色温度変化を示す図である。図11は、設定部202が設定した目標色温度に対して、時間経過により、変換部203が色温度変化を徐々に施した場合の例を示す。図11では、暖色系の色の文字が存在する比率が高い第1の領域が大きい場合の色温度D1と、第1の領域が小さい場合の色温度D2を示す。設定部202は、第1の領域が小さい場合は、下げ幅が大きい色温度E3を目標色温度に設定し、第1の領域が大きい場合は、下げ幅が小さい色温度E2を目標色温度に設定する。図11に示すように、変換部203は、色温度D1、色温度D2は、時間経過により、目標色温度E2、目標温度E3に向けて、緩やかなカーブを描き、徐々に変化させる。
[2−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、設定部202は、表示領域内の暖色系の文字が存在する比率が高い第1の領域の割合に応じて、目標色温度を設定する。
また、設定部202は、第1の領域の割合が大きくなるほど、元の色温度から目標色温度への下げ幅を小さくして設定する。
これにより、コンテンツデータにおいて、暖色系でない文字領域が大きい場合は目標色温度設定の下げ幅を大きく設定し、暖色系の文字領域が大きい場合は色温度設定の下げ幅を小さくする。
そのため、暖色系でない文字領域が大きいコンテンツの場合は、青色発光成分を大きく低減させることができる。また、暖色系の文字領域が大きい場合は青色発光成分を低減させるとともに、暖色系の文字のコントラストが低下して見えにくくなることを抑制することができる。
また、設定部202は、文字領域における、暖色系の文字のサイズが大きくなるほど、第1の領域の割合を小さく設定する。
設定部202は、暖色系の文字サイズと、暖色系でない文字サイズの大きさを比較して、暖色系の文字サイズが大きい場合は、文字領域を小さくする方向に重み付けをする。
これにより、暖色系の文字が大きい場合には、暖色系の文字がある場合に設定する目標色温度より下げ幅が大きい色温度を設定することができる。すなわち、暖色系の文字がある場合に施す処理よりも、青色発光成分を低減させるとともに、暖色系の文字のコントラストが低下して見えにくくなることを抑制することができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態では、暖色系の色の文字のコントラストに応じて、目標色温度を設定する場合について説明する。
以下、図12〜図14を用いて、実施の形態3を説明する。
[3−1.構成]
図12は、第3の実施の形態における信号処理装置を有する表示装置3の一構成を示すブロック図である。図12に示すように、表示装置3は、取得部100、信号処理装置30、表示制御部104、表示部105を備える。信号処理装置30は、抽出部101、設定部302、変換部103を備える。ここで、第1の実施の形態と同様の動作を行う構成要素に関しては、同符号を付与し、説明を省略する。本実施の形態では、設定部302の動作を中心に説明する。
設定部302は、文字領域における、暖色系の文字のコントラスト状態を考慮して、目標色温度を設定する。
[3−2.動作]
以上のように構成された表示装置30について、その動作を以下説明する。
[3−2−1.色温度設定部の色温度設定]
図13は、第3の実施の形態におけるコントラストと色温度の関係の一例を示す図である。
図13において、横軸は色温度、縦軸は暖色系の色の文字のコントラスト値を示す。図13に示すように、水平方向を左に向かって色温度を下げていくと、暖色系の文字のコントラストは下がる。コントラストは、色温度が5000Kまで下がるとあらかじめ設定された下限値F1に到達する。設定部302は、コントラストが下限値F1に到達すると、それ以上コントラストが下がらないように、目標色温度を下限値F1に到達する色温度5000Kに設定する。
図14は、第3の実施の形態における色温度変化の一例を示す図である。
図14に示すように、変換部103は、色温度を目標色温度まで徐々に下げていく。変換部103は、t1の時点で色温度が5000Kに到達すると、以降、色温度を5000Kに保つような処理を施す。
[3−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、設定部302は、文字領域内の暖色系の文字のコントラストが所定の値より小さくならないように、目標色温度を設定する。
これにより、コンテンツデータにおいて、暖色系の色の文字のコントラストが所定の値より小さくならないように、色温度を設定することが可能となる。そのため、ユーザーの疲労を増加させるとされる青色発光成分を低減させるとともに、暖色系の文字のコントラストが低下して見えにくくなることを抑制するように表示することができる。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態では、暖色系の色の文字のコントラストに応じて、目標色温度を設定すると共に、暖色系の色の文字のコントラストを上げる処理を行う場合について説明する。
以下、図15〜図17を用いて、実施の形態3を説明する。
[4−1.構成]
図15は、第4の実施の形態における信号処理装置を有する表示装置4の構成を示すブロック図である。図15に示すように、表示装置4は、取得部100、信号処理装置40、表示制御部104、表示部105を備える。信号処理装置40は、抽出部101、設定部402、変換部403を備える。ここで、第1の実施の形態と同様の動作を行う構成要素に関しては、同符号を付与し、説明を省略する。本実施の形態では、設定部402の動作を中心に説明する。
設定部402は、文字領域における、暖色系の色の文字のコントラストを考慮して、目標色温度を設定するとともに、暖色系の文字に対するコントラストを上げるための変換内容を設定する。
変換部403は、コンテンツデータの色温度を目標色温度に変化させると共に、変換内容に応じて、暖色系の文字に対するコントラストに関する変換処理を施す。
[4−2.動作]
以上のように構成された信号処理装置40について、その動作を以下説明する。
[4−2−1.設定部と変換部の動作]
図16は、第4の実施の形態におけるコントラストと色温度の関係の一例を示す図である。図16において、縦軸は暖色系の文字のコントラスト値、横軸は色温度を示す。また変換部403がコントラストを上げる処理を行う前のコントラスト値G2と、変換部403がコントラストを上げる処理を行った後の暖色系の文字のコントラスト値G1を示す。また、G3は予め定められたコントラスト値の下限値を示す。
図16に示すように、水平方向を左に向かって色温度を下げていくと、暖色系の文字のコントラスト値も下がる。コントラスト値G2は色温度が5000Kまで下がると、下限値G3に到達する。この時、暖色系の文字のコントラストを上げる処理を施せば、コントラスト値G2は、コントラスト値G1の値になり、色温度を3000K程度まで下げてもコントラストの下限値G3より大きなコントラストを保つことができる。
この場合、設定部402は、目標色温度を3000Kに設定する。また、設定部402は、コントラスト値が下限値に到達する第1の色温度5000Kとコントラスト値を上げる変換内容を設定する。
図17は、第4の実施の形態における色温度の変化を示す図である。変換部403は、コンテンツデータの色温度を目標色温度3000Kに向かって、徐々に下げていく。また、変換部403は、t2の時点で、色温度が5000Kに到達すると、コントラストを上げる処理を暖色系の文字に施す。
ここで、文字のコントラストを上げる処理としては、文字とその背景との間の明度、文字の彩度や色相などを変化させる処理などがある。
[4−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、設定部402は、文字領域における、暖色系の文字のコントラストを考慮して、コンテンツデータを表示するときの目標色温度を設定する。また、設定部402は、文字領域における、暖色系の文字のコントラストが所定の値になる第1の色温度と変換内容を設定する。変換部403は、コンテンツデータの色温度を目標色温度に変化させる。また、変換部403は、設定部402が第1の色温度より色
温度を下げる場合は、暖色系の文字のコントラストを上げる処理を施す。
これにより、コンテンツデータを表示するときの色温度を下げる場合に、暖色系の文字のコントラスト値を所定の値より小さくならないようにすることができる。
そのため、ユーザーの疲労を増加させるとされる青色発光成分を低減させるとともに、暖色系の文字のコントラストが低下して見えにくくなることを抑制するように表示することができる。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、表示部を伴う信号処理装置に適用可能である。具体的には、PC用ディスプレイ、機内向けディスプレイ、タブレット端末、ヘッドマウントディスプレイ、スマートフォンなどに、本開示は適用可能である。
100 取得部
101 抽出部
102、202、302、402 設定部
103、203、403 変換部
104 表示制御部
105 表示部

Claims (8)

  1. コンテンツデータが表示された表示領域において、文字が占める領域の割合が所定の値より大きい文字領域を抽出する抽出部と、
    前記文字領域内の文字の色情報に基づいて、前記コンテンツデータを表示する際の目標色温度を設定する設定部と、
    前記コンテンツデータの元の色温度を、前記目標色温度に変化させる変換部と、
    を備える、信号処理装置。
  2. 前記設定部は、前記色情報が暖色系を示す場合は、前記色情報が暖色系を示さない場合よりも、前記元の色温度から前記目標色温度への下げ幅を小さく設定する、請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記設定部は、前記表示領域内の暖色系の文字が存在する第1の領域を抽出し、前記表示領域における前記第1の領域の割合に応じて、前記目標色温度を設定する請求項1に記載の信号処理装置。
  4. 前記設定部は、前記表示領域における前記第1の領域の割合が大きくなるほど、前記元の色温度から前記目標色温度への下げ幅を小さくして設定する、請求項1に記載の信号処理装置。
  5. 前記設定部は、前記第1の領域内の暖色系の文字のサイズが大きくなるほど、前記第1の領域の割合を小さく設定する、請求項4に記載の信号処理装置。
  6. 前記設定部は、前記文字領域内の暖色系の文字のコントラストが所定の値より小さくならないように、目標色温度を設定する、請求項1に記載の信号処理装置。
  7. 前記設定部は、前記文字領域内の暖色系の文字のコントラストが所定の値になる第1の色温度を設定し、
    前記変換部は、前記コンテンツのデータの色温度を前記第1の色温度より下げる場合は、前記文字領域内の暖色系の文字のコントラストを上げる処理を施す、請求項1に記載の信号処理装置。
  8. コンテンツデータが表示された表示領域において、文字が占める領域の割合が所定の値より大きい文字領域を抽出し、前記文字領域内の文字の色情報に基づいて、前記コンテンツデータを表示する際の目標色温度を設定し、前記コンテンツデータの元の色温度を、前記目標色温度に変化させる、信号処理方法。
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