JP2016107724A - Vehicle seat device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電界を発生させる電極を備えて着座した乗員への電位治療機能を有する車両用シート装置に関する。 The present invention relates to a vehicle seat device having a function of treating a potential of an occupant seated with an electrode for generating an electric field.
従来技術として、例えば下記特許文献1に開示された車両用シート装置がある。このシート装置は、シートに取り付けられる敷具を備えている。そして、敷具内の電極に電圧を印加して、シートに着座した乗員に電位治療を施すようになっている。
As a prior art, for example, there is a vehicle seat device disclosed in
しかしながら、上記従来技術の車両用シート装置では、例えば低外気温時に車両に乗車した直後等には、電極に電圧を印加して電位治療を行なっても、乗員が治療効果を感じ難い場合があるという問題がある。 However, in the above-described conventional vehicle seat device, for example, immediately after getting on the vehicle at a low outside air temperature, even if the potential treatment is performed by applying a voltage to the electrode, the occupant may hardly feel the treatment effect. There is a problem.
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、低外気温時等であっても安定した電位治療効果を提供することが可能な車両用シート装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a vehicle seat device capable of providing a stable potential treatment effect even at a low outside air temperature.
上記目的を達成するため、本発明では、
車両用シート(10)と、
車両用シートに設けられた電極線(31)と、
電極線に対して離隔しつつ対置するように車両用シートに設けられた対置電極部材(32)と、
電極線と対置電極部材との間に電圧を印加する電圧印加手段(52、53)と、
車両用シートに設けられ、通電により発熱する発熱線(31)と、
発熱線に通電する通電手段(51)と、を備えることを特徴としている。
In order to achieve the above object, in the present invention,
A vehicle seat (10);
An electrode wire (31) provided on the vehicle seat;
A counter electrode member (32) provided on the vehicle seat so as to face the electrode wire while being spaced apart;
Voltage applying means (52, 53) for applying a voltage between the electrode wire and the counter electrode member;
A heating wire (31) provided on the vehicle seat and generating heat when energized;
And an energization means (51) for energizing the heating wire.
これによると、電極線と対置電極部材との間に電圧印加手段で電圧を印加して、車両用シートに着座した乗員に電位治療を行なうことができる。これとともに、通電手段で発熱線に通電して車両用シートに着座した乗員を暖めることができる。したがって、低外気温時等であっても、車両用シートに着座した乗員を暖めつつ、乗員に対して電位治療を行なうことができる。このようにして、低外気温時等であっても安定した電位治療効果を提供することができる。 According to this, it is possible to apply potential to the occupant seated on the vehicle seat by applying a voltage between the electrode wire and the counter electrode member by the voltage applying means. At the same time, it is possible to warm the occupant seated on the vehicle seat by energizing the heating wire with the energizing means. Therefore, even when the outside temperature is low, the potential treatment can be performed on the occupant while warming the occupant seated on the vehicle seat. In this way, a stable potential treatment effect can be provided even at a low outside air temperature.
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。 In addition, the code | symbol in the parenthesis attached | subjected to each said means is an example which shows a corresponding relationship with the specific means as described in embodiment mentioned later.
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組み合せることも可能である。 A plurality of modes for carrying out the present invention will be described below with reference to the drawings. In each embodiment, parts corresponding to the matters described in the preceding embodiment may be denoted by the same reference numerals, and redundant description may be omitted. In the case where only a part of the configuration is described in each embodiment, the other parts of the configuration are the same as those described previously. In addition to the combination of parts specifically described in each embodiment, the embodiments may be partially combined as long as the combination is not particularly troublesome.
(第1の実施形態)
本発明を適用した第1の実施形態について、図1〜図11を参照して説明する。
(First embodiment)
A first embodiment to which the present invention is applied will be described with reference to FIGS.
本発明を適用した車両用シート装置1は、例えば自動車の前席用のシート装置として用いられる。車両用シート装置1は、運転席や助手席に用いることができる。本発明は、自動車の後席用のシート装置にも適用することができる。本発明は、自動車以外の車両の座席用のシート装置にも適用可能である。
The
図1に示すように、車両用シート装置1は、車両用シート10、および、車両用シート10に設けられた配線シート21、22、23、24を備えている。以下、車両用シート10を単にシート10と呼ぶ場合がある。
As shown in FIG. 1, the
シート10は、シートクッション部11とシートバック部12とを備えている。配線シート21、22は、シートクッション部11に設けられている。配線シート23、24は、シートバック部12に設けられている。シートクッション部11およびシートバック部12は、いずれも、表皮部材13とパッド部材14とを備える。表皮部材13は、例えば、ファブリック、レザー、不織布を裏側に貼着したレザー等により構成される。パッド部材14は、例えば、発泡ウレタン樹脂、外表面を不織布で覆った発泡ウレタン樹脂等により構成される。
The
配線シート21、22は、シートクッション部11の表皮部材13とパッド部材14との間に介設されている。配線シート21は、シートクッション部11のうち前方部分において表皮部材13とパッド部材14との間に介設されている。配線シート21は、シート10に着座した乗員の膝部から大腿部の膝部側部分に対応する位置に配設されている。配線シート22は、シートクッション部11のうち配線シート21を配置した位置よりも後方部分において表皮部材13とパッド部材14との間に介設されている。配線シート22は、シート10に着座した乗員の大腿部の臀部側部分から臀部に対応する位置に配設されている。
The
配線シート23、24は、シートバック部12の表皮部材13とパッド部材14との間に介設されている。配線シート23は、シートバック部12のうち下方部分において表皮部材13とパッド部材14との間に介設されている。配線シート23は、シート10に着座した乗員の腰部に対応する位置に配設されている。配線シート24は、シートバック部12のうち配線シート23を配置した位置よりも上方部分において表皮部材13とパッド部材14との間に介設されている。配線シート24は、シート10に着座した乗員の背中部から肩部に対応する位置に配設されている。
The
図2に配線シート21の配置状態を例示するように、配線シート21は、ベースシート30と、ベースシート30の片面に配置された共用線31および対極線32を備えている。配線シート21は、ベースシート30がパッド部材14側に位置し、共用線31および対極線32が表皮部材13側に位置するように、表皮部材13とパッド部材14との間に介設されている。配線シート22〜24についても配線シート21同様である。各配線シート21〜24は、パッド部材14の内部に配設することもできる。パッド部材14が、メインパッドと、メインパッドよりも表皮部材13側に配設された置きパッドとを有する場合には、配線シート21〜24をメインパッドと置きパッドとの間に介設することも可能である。
As illustrated in FIG. 2, the
図3に示すように、配線シート21は、ベースシート30、共用線31、対極線32、サーミスタ33および高抵抗体36を備えている。ベースシート30は、例えばポリウレタン樹脂製のシートである。ベースシート30は、前方側ほど幅が広くなる台形状をなしている。ベースシート30上には、共用線31および対極線32が、それぞれ蛇行配線されている。共用線31および対極線32は、例えば、溶着、接着等により、ベースシート30に接合して所定位置に配線されている。
As shown in FIG. 3, the
共用線31は、ベースシート30の外周縁部を主な配線領域として蛇行して配置されている。詳細は後述するが、共用線31は、電極線としての機能と発熱線としての機能とを有する。対極線32は、ベースシート30の中央部を主な配線領域として蛇行して配置されている。共用線31と対極線32とは互いに離間している。共用線31と対極線32とは、少なくとも一部で、互いに沿うように配設されている。対極線32は、電極線として機能することのある共用線31に対して離隔するとともに、共用線31に対して対置されている。
The
共用線31は、本実施形態における電極線に相当するとともに発熱線に相当する。共用線31は、電極線と発熱線とに用いられる同一配線部材に相当する。電極線は、電位電極線と呼ぶことができ、発熱線は、ヒータ線と呼ぶことができる。また、対極線32は、本実施形態における対置電極部材に相当する。
The
共用線31は、例えば、錫入り銅合金からなる導通線を有する。導通線には、錫入り銅合金線の外周面に錫めっきを施した線材を用いることができる。導通線には、例えば外径が0.05mmの線材を用いることができる。この導通線は、所定の抵抗値を有しており、通電時には発熱体として機能する。導通線の外周には、絶縁材からなる被覆層が配設されている。導通線を覆う被覆層は、例えばフッ素樹脂層とポリエチレンテレフタレート樹脂層との二層構造とすることができる。共用線31は、例えば絶縁被覆層を含む仕上がり外径が1.0mm〜1.2mmの被覆導体線である。
The
対極線32は、例えば、共用線31と同一構成の被覆導体線を用いることができる。共用線31と対極線32とを同一構成の配線部材とすることで、配線シート21の製造が容易になる。また、同一外径を有する共用線31と対極線32とを用い、両線のベースシート30上における配線密度をほぼ均一にすることで、乗員がシート10に着座した際の異物感を抑制することができる。
As the
共用線31および対極線32は、図2に例示したように、導体の断面形状がいずれも円形状であったが、これに限定されるものではない。例えば、導体の断面形状は長円状や楕円状であってもよいし、断面形状が矩形状の平角導体を用いることも可能である。また、対極線32は、共用線31とは異なる構成の配線部材であってもかまわない。
As illustrated in FIG. 2, the
共用線31は、両端部がリード線39に電気的に接続されている。リード線39の配線経路の途中には、コネクタを設けることができる。共用線31の導通線は、例えば、台形状のベースシート30の後方側の辺部近傍で、リード線39の導通線の端部に圧着、半田付け、溶接等により接続されている。対極線32は、一端部がリード線39に電気的に接続されている。対極線32の導通線は、例えば、台形状のベースシート30の後方側の辺部近傍で、リード線39の導通線の端部に圧着、半田付け、溶接等により接続されている。対極線32の他端部には、対極線32よりも電気抵抗値が高い高抵抗体36が接続されている。高抵抗体36は、対極線32の端部を覆う絶縁キャップであってもよい。
Both ends of the shared
サーミスタ33は、例えば、台形状のベースシート30の後方側の辺部近傍に配設されている。サーミスタ33は、共用線31に隣接するように配設されている。サーミスタ33は、共用線31が発熱線として機能した際の温度検出手段として設けられている。サーミスタ33もリード線39に接続している。
The
共用線31のリード線39との接続部、対極線32のリード線39との接続部、対極線32の高抵抗体36接続部、およびサーミスタ33の配設部は、ベースシート30の同一辺部近傍に集中して配置されている。上記の各部は、リード線39にコネクタを設けた場合の、コネクタ側となる辺部近傍に配設される。これにより、乗員がシート10に着座した際の、上記各部による異物感を抑制することができる。
The connecting portion of the
図4に示すように、配線シート22は、ベースシート30、共用線31、対極線32、サーミスタ33および高抵抗体36を備えている。配線シート22のベースシート30は、前後方向において幅がほぼ同一である略矩形状をなしている。配線シート22は、外形が異なる点を除いて、配線シート21とほぼ同一の構成を有している。
As shown in FIG. 4, the
図5に示すように、配線シート23は、ベースシート30、共用線31、対極線32、サーミスタ33および高抵抗体36を備えている。配線シート23のベースシート30は、前後方向において幅がほぼ同一である略矩形状をなしている。配線シート23は、外形が異なる点を除いて、配線シート21とほぼ同一の構成を有している。
As shown in FIG. 5, the
図6に示すように、配線シート24は、ベースシート30、共用線31、対極線32、サーミスタ33および高抵抗体36を備えている。配線シート24のベースシート30は、上方側ほど幅が広くなる台形状をなしている。配線シート24は、外形が若干異なる点を除いて、配線シート21とほぼ同一の構成を有している。
As shown in FIG. 6, the
各配線シート21〜24は、ベースシート30が、例えば、パッド部材14に対し、縫着、溶着、接着、両面テープ等による粘着等により取り付けられている。また、各配線シート21〜24は、図3〜図6のそれぞれに一点鎖線で示した領域に、例えば両面テープ等が配設され、表皮部材13に対しても固定される。
In each of the
図7に示すように、本実施形態の車両用シート装置1は、制御部50、ヒータ制御部51、昇圧ユニット52、整流ユニット53、切替スイッチ54、および操作入力部55等を備えている。制御部50、ヒータ制御部51、昇圧ユニット52、整流ユニット53、および切替スイッチ54は、例えば、1つの筐体内に収容されて、シートクッション部11の下方等に配設される。また、操作入力部55は、例えば、インストルメントパネル、センターコンソール、シート10等に設けられる。
As shown in FIG. 7, the
ヒータ制御部51は、車両に搭載された電源部60から給電される電力を共用線31に供給して、共用線31を発熱線として機能させる際の通電制御部である。電源部60は、12V電源であってもよいし、288V電源であってもよい。電源部60と切替スイッチ54との間には、給電電圧を昇圧または降圧する電源用回路を設けてもよい。
The
また、電源部60から車両用シート装置1への給電経路には、ヒューズ61が介設されている。これにより、車両用シート装置1で漏電等が発生し、給電経路に過大な電流が流れた場合には、ヒューズ61が給電経路を遮断する。
Further, a
ヒータ制御部51は、本実施形態における発熱線に通電する通電手段に相当する。ヒータ制御部51は、例えば、共用線31から55〜70Wの発熱出力が行なわれるように共用線31に通電する。ヒータ制御部51には、サーミスタ33からの温度情報が入力されるようになっている。ヒータ制御部51は、この温度情報を用いて各配線シートがヒータとして機能する際の温度フィードバック制御を行なうことで、過昇温の防止を行なう。なお、共用線31をヒータ線として用いる際の過昇温の防止は、サーモスタットで行なうものであってもよい。また、サーミスタおよびサーモスタットを併用するものであってもよい。
The
昇圧ユニット52は、電源部60から給電される電力の電圧を昇圧させる。また、整流ユニット53は、昇圧ユニット52で昇圧された電力により共用線31に流れる電流を整流する。整流ユニット53は、例えば、共用線31よりも電気抵抗値が高い高抵抗体を含む保護回路を有している。昇圧ユニット52および整流ユニット53は、各配線シートが電位治療器として機能する際に、共用線31と対極線32との間に高電圧を印加する。昇圧ユニット52および整流ユニット53は、本実施形態における電極線と対置電極部材との間に電圧を印加する電圧印加手段に相当する。
The boosting
整流ユニット53内の高抵抗体を含む保護回路は、例えば、共用線31の絶縁被覆が破壊された状態であるときに、シート10が導電性の液体で濡れたとしても、漏電電流値が0.5mA以下とするための保護装置である。
The protection circuit including the high resistance in the rectifying
電圧印加手段は、共用線31と対極線32との間に、例えば、直流900Vの電圧を印加する。各配線シートにおいて、共用線31と対極線32とが沿う部位において、両線の間隔を、例えば2.0〜2.5mmとしている。これにより、周囲の電界強度を電位治療に好適なものとすることができる。
The voltage applying means applies a voltage of, for example, DC 900V between the
各配線シートでは、例えば図8に模式的に示すように、共用線31と対極線32とを延在方向の全域に亘って相互に沿わせることができる。共用線31と対極線32とは、延在方向の全域に亘って相互に沿っていることが好ましい。共用線31と対極線32との間隔Dは、両線間への電圧印加によって両線の周囲に生成される電界の強度が好適な強度となるように設定される。対をなす両線の周囲に生成される電界の電界強度は、図9の上段に示すように、350kV以上であることが好ましい。北海道工業大学の清水氏らの研究によれば、350kV以上の強度の電界は、抹消血流量の上昇に効能があることが報告されている。
In each wiring sheet, for example, as schematically shown in FIG. 8, the
高い電界強度を得るためには、共用線31と対極線32との間に高電圧を印加することが好ましいが、電圧は900V以下であることが好ましい。印加電圧が900Vを超える高圧であると、シート10に着座した乗員に帯電し、乗員が車両のグランド電位部材に触れた際に、帯電した静電気の放電により不快を感じる場合がある。図9の下段に示すように、印加電圧を900V以下にすることにより、放電による不快を防止することができる。
In order to obtain a high electric field strength, it is preferable to apply a high voltage between the
印加電圧は、600〜900Vであることが好ましい。印加電圧が600V未満である場合には、350kV以上の電界強度を得るために間隔Dを極めて小さくする必要がある。間隔Dを狭くすることは、各配線シートの製造を困難にする。また、間隔Dを狭くすることは、各配線シートの剛性を高めることになり、シート10に着座した乗員に異物感を与える。このため、印加電圧は、600〜900Vであることが好ましく、850〜900Vであればより好ましい。
The applied voltage is preferably 600 to 900V. When the applied voltage is less than 600 V, the distance D needs to be extremely small in order to obtain an electric field strength of 350 kV or higher. Narrowing the interval D makes it difficult to manufacture each wiring sheet. Further, narrowing the interval D increases the rigidity of each wiring sheet, and gives a sense of foreign matter to the occupant seated on the
共用線31と対極線32との間に900Vの電圧を印加して、350kV以上の電界強度を得るためには、間隔Dを2.5mm以下とする必要がある。本実施形態では、比較的製造が容易で、乗員に異物感を与え難い構成として、間隔Dを2.0〜2.5mmとしている。
In order to obtain a field strength of 350 kV or more by applying a voltage of 900 V between the shared
なお、電圧印加時の電界生成によって、共用線31と対極線32との間には、図9に示すように、0.8〜5.0mAの電流が流れることが好ましい。0.8mA未満では、シート10に着座した乗員に通電が知覚され難く、電位治療の実感が得難い。また、10mA以上では、シート10に着座した乗員に筋肉痙攣等の障害を発生させ不快にさせる場合がある。乗員が通電を知覚できるとともに、通電による障害を確実に防止するために、電流値が0.8〜5.0mAとなるように構成することが好ましい。ここで、共用線31と対極線32との間に印加される電圧は、交流であってもかまわない。
Note that it is preferable that a current of 0.8 to 5.0 mA flows between the
図7に示す切替スイッチ54は、各配線シートの状態を第1状態と第2状態とに設定切り替えする。第1状態とは、電圧印加手段である昇圧ユニット52および整流ユニット53が、共用線31と対極線32との間に電圧を印加する電圧印加状態である。第1状態は、各配線シートを電位治療器として機能させる。また、第2状態とは、通電手段であるヒータ制御部51が、共用線31に通電する通電状態である。第2状態は、各配線シートをヒータとして機能させる。
The
切替スイッチ54は、相互に連動するスイッチ54Aとスイッチ54Bとを備えている。スイッチ54Aは、電源部60からの電力を、ヒータ制御部51側へ供給する状態と、昇圧ユニット52側へ供給する状態とで切り替える。スイッチ54Bは、共用線31の電力供給側とは反対側の端部を、グランドに接続する状態と、グランドからフロートさせる状態とで切り替える。
The
スイッチ54Aが、電源部60からの電力をヒータ制御部51側へ供給するときには、スイッチ54Bは、共用線31の端部を、例えば車両ボディの金属部分等のグランド電位部材に接続し、第2状態が設定される。スイッチ54Aが、電源部60からの電力を昇圧ユニット52、整流ユニット53側へ供給するときには、スイッチ54Bは、共用線31の端部を、グランド電位からフロートし、第1状態が設定される。切替スイッチ54は、第1状態と第2状態とを設定切り替えする切替手段である。
When the
スイッチ54Bが、共用線31の電力供給側とは反対側の端部をグランドからフロートさせる状態としたときには、共用線31には、共用線31よりも電気抵抗値が高い高抵抗体34が接続される。高抵抗体34は、本実施形態における高抵抗部材に相当する。これにより、切替スイッチ54が第1状態を設定して共用線31の電位をグランドからフロートさせたときに、万が一、グランドからフロートした端部に乗員が触れるようなことがあったとしても、共用線31に大電流が流れることを抑止することができる。
When the
図7では、共用線31の電力供給側とは反対側の端部に高抵抗体34を設けた例を示しているが、共用線31の延在方向の途中にも共用線31から分岐するように高抵抗体を設けることができる。
FIG. 7 shows an example in which the
また、対極線32は、例えば一端部がグランドに接続している。そして、対極線32のこの一端部には、対極線32よりも電気抵抗値が高い高抵抗体35を設けることができる。これにより、共用線31の絶縁被覆と対極線32の絶縁被覆がともに破壊され、高電圧が印加された共用線31と対極線32との間に漏電があった場合であっても、大電流が漏れることを抑止することができる。
Further, the
前述したように、対極線32は、配線シート内の他端部にも、高抵抗体36を設けている。これにより、万が一、漏電状態であるときに、この対極線32の他端部に乗員が触れるようなことがあったとしても、対極線32に大電流が流れることを抑止することができる。このように、対極線32には、両端部に高抵抗体を設けているが、対極線32の延在方向の途中にも対極線32から分岐するように高抵抗体を設けることができる。また、対極線32に接続する高抵抗体は、廃止することも可能である。前述した対極線32の他端部は、良好な絶縁状態を形成すれば、高抵抗体は不要である。
As described above, the
制御部50は、切替スイッチ54の切り替え動作を制御する。制御部50は、本実施形態における制御手段である。制御部50は、ヒータ制御部51、昇圧ユニット52および整流ユニット53も制御する。制御部50は、車両用シート装置1の電位治療機能部およびヒータ機能部の全体動作を制御する全体制御手段でもある。
The
制御部50は、操作入力部55における使用者等の操作による各種設定状態に応じて、切替スイッチ54を切り替える。操作入力部55は、例えば、電位治療用の電位スイッチと、ヒータ用のヒータスイッチとを備えている。
The
例えば、低外気温時に乗車した直後の乗員により、操作入力部55において電位スイッチおよびヒータスイッチが共にオン状態に設定されているときには、制御部50は、切替スイッチ54を動作させ、第1状態と第2状態とを交互に設定する。第1状態を設定して電位治療を行なうモードと、第2状態を設定してヒータで温熱刺激を行なうモードとを、交互に行なう。図10に例示するように、30秒間の第1状態の設定と、180秒間の第2状態の設定とを、交互に行なう。
For example, when both the potential switch and the heater switch are set to the on state in the
第1状態の設定が間欠的に行われる電位治療モード時には、電界の効果により、抹消血流量が上昇し、腰痛、肩こり、頭痛等の緩和効果が得られる。特に、第2状態から第1状態へ切り替わった際の電界強度の上昇時に大きな効果が得られる。第2状態の設定が間欠的に行われるヒータモード時には、温熱刺激の効果により、抹消血流量が更に上昇し、疲労、血行不良、神経痛等の緩和効果が得られる。 In the potential therapy mode in which the setting of the first state is performed intermittently, the peripheral blood flow increases due to the effect of the electric field, and a relief effect such as low back pain, stiff shoulders, and headache can be obtained. In particular, a great effect can be obtained when the electric field strength increases when switching from the second state to the first state. In the heater mode in which the setting of the second state is performed intermittently, the peripheral blood flow rate is further increased by the effect of the thermal stimulation, and the effect of alleviating fatigue, poor circulation, neuralgia, etc. is obtained.
このように、第2状態の断続的な設定によって温熱刺激で血流量が増大しているときに、第1状態の断続的な設定によって電位治療を行ない更なる血流量の増加を行なうことで、乗員に良好な疲労緩和感を与えることができる。なお、第1状態と第2状態とを交互に設定する各設定時間は、例示したものに限定されるものではない。 Thus, when the blood flow is increased by thermal stimulation due to the intermittent setting of the second state, the potential treatment is performed by the intermittent setting of the first state to further increase the blood flow, A good feeling of fatigue relaxation can be given to the occupant. In addition, each setting time which sets a 1st state and a 2nd state alternately is not limited to what was illustrated.
また、例えば、低外気温時以外に乗車した乗員により、操作入力部55において、電位スイッチがオン状態に設定され、ヒータスイッチがオフ状態に設定されているときには、制御部50は、切替スイッチ54を動作させ、第1状態を間欠的に設定する。ヒータスイッチにより第2状態の設定が禁止されているので、第2状態の設定は中止される。
Further, for example, when the potential switch is set to the on state and the heater switch is set to the off state in the
第1状態の間欠的な設定は、両スイッチ54A、54Bを第1状態側としたまま、例えば整流ユニット53の動作により、電圧印加を間欠的に行なうことができる。また、両スイッチ54A、54Bを、第1状態側の位置と中間位置とに交互に変更することでも行なうことができる。
In the intermittent setting of the first state, the voltage application can be intermittently performed by, for example, the operation of the rectifying
これにより、第1状態を断続的に設定して電位治療を行なう。図11の上段に例示するように、3秒間の第1状態の設定と、1秒間の第1状態の設定解除とを、交互に行なう。第1状態の設定が間欠的に行われる電位治療モード時には、電界の効果により、抹消血流量が上昇し、腰痛、肩こり、頭痛等の緩和効果が得られる。特に、第1状態が設定された際の電界強度の上昇時に大きな効果が得られる。図11の下段に例示するように、第1状態の設定が繰り返される度に、設定開始時の電界強度の上昇時に血流量の上昇が繰り返され、徐々に高血流量状態にサチュレートしていく。 Accordingly, the first state is intermittently set and potential treatment is performed. As illustrated in the upper part of FIG. 11, the setting of the first state for 3 seconds and the cancellation of the setting of the first state for 1 second are performed alternately. In the potential therapy mode in which the setting of the first state is performed intermittently, the peripheral blood flow increases due to the effect of the electric field, and a relief effect such as low back pain, stiff shoulders, and headache can be obtained. In particular, a great effect can be obtained when the electric field strength is increased when the first state is set. As illustrated in the lower part of FIG. 11, each time the setting of the first state is repeated, the increase in blood flow is repeated when the electric field strength at the start of the setting is increased, and gradually saturates to a high blood flow state.
このように、比較的外気温が高く血流量が大きいときには、第1状態の断続的な設定によって電位治療を行ない更なる血流量の増加を行なうことで、乗員に良好な疲労緩和感を与えることができる。なお、第1状態の設定時間と設定解除時間は、例示したものに限定されるものではない。電位スイッチがオン状態に設定され、ヒータスイッチがオフ状態に設定されているときには、第2状態の設定を中止して、第1状態を連続的に設定するものであってもよい。 Thus, when the outside air temperature is relatively high and the blood flow volume is large, the potential treatment is performed by intermittent setting of the first state to further increase the blood flow volume, thereby giving the passenger a good feeling of fatigue relaxation. Can do. Note that the setting time and the setting cancellation time in the first state are not limited to those illustrated. When the potential switch is set to the on state and the heater switch is set to the off state, the setting of the second state may be stopped and the first state may be set continuously.
また、例えば、低外気温時に乗車した直後の乗員により、操作入力部55において電位スイッチがオフ状態に設定され、ヒータスイッチがオン状態に設定されているときには、制御部50は、切替スイッチ54を動作させ、第2状態と継続的に設定する。第2状態を設定してヒータで温熱刺激を行なうモードを継続して行なう。
Further, for example, when the potential switch is set to the off state in the
第2状態の設定が連続的に行われるヒータモード時には、温熱刺激の効果により、抹消血流量が上昇し、疲労、血行不良、神経痛等の緩和効果が得られる。このように、第2状態の連続的な設定によって温熱刺激で血流量の増加を行なうことで、乗員に良好な疲労緩和感を与えることができる。 In the heater mode in which the setting of the second state is performed continuously, the peripheral blood flow volume increases due to the effect of thermal stimulation, and a relief effect such as fatigue, poor circulation, neuralgia, and the like can be obtained. As described above, by increasing the blood flow rate by thermal stimulation by continuously setting the second state, it is possible to give a good fatigue relaxation feeling to the occupant.
本実施形態の車両用シート装置1によれば、以下に述べる効果を得ることができる。
According to the
車両用シート装置1は、シート10に設けられた電極線として機能する共用線31と、電極線としての共用線31に対して離隔しつつ対置するようにシート10に設けられた対極線32と、を備えている。また、車両用シート装置1は、電極線である共用線31と対極線32との間に電圧を印加する電圧印加手段である昇圧ユニット52および整流ユニット53を備えている。車両用シート装置1は、シート10に設けられた通電により発熱する発熱線としての共用線31と、発熱線である共用線31に通電する通電手段としてのヒータ制御部51と、を備えている。
The
これによると、電極線としての共用線31と対極線32との間に電圧印加手段で電圧を印加して、シート10に着座した乗員に電位治療を行なうことができる。これとともに、通電手段で発熱線としての共用線31に通電してシート10に着座した乗員を暖めることができる。したがって、低外気温時等であっても、シート10に着座した乗員を暖めつつ、乗員に対して電位治療を行なうことができる。このようにして、低外気温時等であっても安定した電位治療効果を提供することができる。
According to this, it is possible to apply a voltage between the
また、電極線と発熱線とが、同一配線部材である共用線31からなる。そして、電圧印加手段が共用線31と対極線32との間へ電圧を印加する第1状態と、通電手段が共用線31へ通電する第2状態とを、設定切り替え可能な切替手段としての切替スイッチ54を備えている。
In addition, the electrode wire and the heating wire are composed of a
これによると、電位治療を行なう際の電極線とヒータ用の発熱線とを同一配線部材である共用線31とすることができる。したがって、シート10に設ける配線数を抑制することができる。これにより、車両用シート装置1の構成を比較的簡素化することができる。また、シート10に着座した乗員の異物感を抑制することができる。
According to this, the
また、切替手段である切替スイッチ54は、第1状態を設定したときには、同一配線部材である共用線31の電位をグランドからフロートさせる。これによると、切替手段が第1状態を設定し、同一配線部材と対極線との間に高電圧を印加した際に、同一配線部材に大電流が流れることを抑止することができる。
In addition, when the first switch is set, the
また、切替手段により第1状態が設定されたときの同一配線部材には、高抵抗部材である高抵抗体34が接続されている。これによると、切替手段が第1状態を設定した際に、万が一、同一配線部材から漏電したとしても、高抵抗部材を介した経路に大電流が流れることを抑止することができる。
Further, a
また、切替手段である切替スイッチ54の切替動作を制御する制御手段としての制御部50を備え、制御部50は、第1状態と第2状態とが交互に設定されるように、切替手段を動作させる。これによると、同一配線部材を、電位治療を行なう際の電極線およびヒータ用の発熱線として交互に用いることができる。また、同一配線部材と対極線32との間への高電圧の印加を、間欠的に行なうことができる。高電圧印加による電位治療では、特に電圧印加を開始したタイミングで、乗員の血流量の増加が促される。したがって、高電圧印加を間欠的に行なうと、電圧印加を繰り返し再開することで、乗員の血流量の増加を繰り返し促すことができる。
Moreover, the
また、制御部50は、第2状態の設定が禁止されているときには、第2状態の設定を中止して、第1状態を間欠的に設定する。これによると、ヒータ機能を用いない場合であっても、同一配線部材と対極線との間への高電圧の印加を、間欠的に行なうことができる。したがって、高電圧印加を間欠的に行なうことで、電圧印加を繰り返し再開して、乗員の血流量の増加を繰り返し促すことができる。
In addition, when the setting of the second state is prohibited, the
また、車両用シート装置1は、ヒューズ61、整流ユニット53内の高抵抗体を含む保護回路、高抵抗体34、35、36等を備えている。これによると、万が一、共用線31や対極線32の絶縁が破壊されるようなことがあっても、漏電を速やかかつ確実に防止することができる。
The
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
(Other embodiments)
The preferred embodiments of the present invention have been described above, but the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention. The structure of the said embodiment is an illustration to the last, Comprising: The scope of the present invention is not limited to the range of these description. The scope of the present invention is indicated by the description of the scope of claims, and further includes meanings equivalent to the description of the scope of claims and all modifications within the scope.
上記実施形態では、対置電極部材として対極線32を用いていたが、これに限定されるものではない。対置電極部材として、例えば、柔軟性を有するシート状電極部材を採用してもよい。シート状電極部材は、例えば、共用線31を挟んでベースシート30の反対側に配置することができる。
In the said embodiment, although the
また、上記実施形態では、4枚の配線シート21〜24を用いていたが、これに限定されるものではない。例えば、シートクッション部およびシートバック部に、それぞれ1枚の配線シートを配設するものであってもよい。また、シートクッション部およびシートバック部の片方のみに、配線シートを設けるものであってもよい。また、例えば、後席等でレッグレスト部を備える車両用シートである場合には、レッグレスト部に配線シートを設けてもよい。 Moreover, in the said embodiment, although the four wiring sheets 21-24 were used, it is not limited to this. For example, one wiring sheet may be provided for each of the seat cushion portion and the seat back portion. Further, the wiring sheet may be provided only on one of the seat cushion portion and the seat back portion. For example, when it is a vehicle seat provided with a legrest part in a backseat etc., you may provide a wiring sheet in a legrest part.
また、上記実施形態では、共用線31が電極線として用いられる第1状態が設定されたときには、共用線31の端部に高抵抗体34を接続する構成であったが、これに限定されるものではない。高抵抗部材を有しなくてもかまわない。
Moreover, in the said embodiment, when the 1st state in which the shared
また、上記実施形態では、共用線31と対置電極部材である対極線32とはベースシート30上に配線されていたが、これに限定されるものではない。例えば、共用線と対置電極部材とを、シートを構成する表皮部材の裏面等に直接配線してもかまわない。
Moreover, in the said embodiment, although the shared
また、上記実施形態では、制御部50が切替スイッチ54の切替動作を制御していたが、これに限定されるものではない。例えば、乗員等が、切替スイッチ54の切り替えを手動操作するものであってもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the
また、上記実施形態では、スイッチ54Aとスイッチ54Bとが機械的機構または電気的機構により連動する切替スイッチ54を採用し、制御部50がこれを作動制御していたが、これに限定されるものではない。例えば、切替スイッチを機械的機構や電気的機構で連結していない2つのスイッチで構成して、この2つのスイッチが連動するように、制御部50が両スイッチを同期作動制御するものであってもよい。
In the above embodiment, the
また、上記実施形態では、電極線と発熱線とを同一配線部材である共用線31としていたが、これに限定されるものではない。電極線と発熱線とを別々の配線部材としてもよい。すなわち、車両用シートに、電位治療を行なう機能部と温熱刺激を行なう機能部とを個別に設けて、シートに着座した乗員に電位治療と温熱刺激とを同時に行なえるようにしてもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the electrode wire and the heat generating wire were used as the
このような構成においても、電圧印加手段から電極線と対置電極部材との間への電圧印加は、間欠的に行なうことが好ましい。これによると、電極線と対置電極部材との間への高電圧の印加を断続的に行なうことができる。上記実施形態でも説明したように、高電圧印加を間欠的に行なうことで、電圧印加を繰り返し再開して、乗員の血流量の増加を繰り返し促すことができる。 Even in such a configuration, it is preferable to intermittently apply the voltage from the voltage applying means between the electrode wire and the counter electrode member. According to this, it is possible to intermittently apply a high voltage between the electrode wire and the counter electrode member. As described in the above embodiment, by intermittently applying a high voltage, it is possible to repeatedly restart the voltage application and repeatedly promote an increase in the blood flow of the occupant.
1 車両用シート装置
10 車両用シート
31 共用線(電極線、発熱線、同一配線部材)
32 対極線(対置電極部材)
50 制御部(制御手段)
51 ヒータ制御部(通電手段)
52 昇圧ユニット(電圧印加手段の一部)
53 整流ユニット(電圧印加手段の一部)
54 切替スイッチ(切替手段)
DESCRIPTION OF
32 Counter electrode (counter electrode member)
50 Control unit (control means)
51 Heater control unit (energizing means)
52 Booster unit (part of voltage application means)
53 Rectification unit (part of voltage application means)
54 changeover switch (switching means)
Claims (7)
前記車両用シートに設けられた電極線(31)と、
前記電極線に対して離隔しつつ対置するように前記車両用シートに設けられた対置電極部材(32)と、
前記電極線と前記対置電極部材との間に電圧を印加する電圧印加手段(52、53)と、
前記車両用シートに設けられ、通電により発熱する発熱線(31)と、
前記発熱線に通電する通電手段(51)と、を備えることを特徴とする車両用シート装置。 A vehicle seat (10);
An electrode wire (31) provided on the vehicle seat;
A counter electrode member (32) provided on the vehicle seat so as to face the electrode wire while being spaced apart;
Voltage applying means (52, 53) for applying a voltage between the electrode wire and the counter electrode member;
A heating wire (31) provided on the vehicle seat and generating heat when energized;
A vehicle seat device comprising: an energization means (51) for energizing the heating wire.
前記電圧印加手段が前記同一配線部材と前記対置電極部材との間へ電圧を印加する第1状態と、前記通電手段が前記同一配線部材へ通電する第2状態とを、設定切り替え可能な切替手段(54)を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート装置。 The electrode wire and the heating wire are made of the same wiring member,
Switching means capable of setting and switching between a first state in which the voltage applying means applies a voltage between the same wiring member and the counter electrode member and a second state in which the energizing means energizes the same wiring member. The vehicle seat device according to claim 1, further comprising (54).
前記制御手段は、前記第1状態と前記第2状態とが交互に設定されるように、前記切替手段を動作させることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1つに記載の車両用シート装置。 Control means (50) for controlling the switching operation of the switching means,
5. The control unit according to claim 2, wherein the control unit operates the switching unit so that the first state and the second state are alternately set. 6. Vehicle seat device.
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