JP2016103981A - 香味吸引器 - Google Patents

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Takeshi Akiyama
健 秋山
山田 学
Manabu Yamada
学 山田
靖宏 篠崎
Yasuhiro Shinozaki
靖宏 篠崎
洋介 畔上
Yosuke Azegami
洋介 畔上
敦郎 山田
Atsuro Yamada
敦郎 山田
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Abstract

【課題】ユーザの作業を軽減するとともに、香喫味の劣化を抑制することを可能とする香味吸引器を提供する。【解決手段】炭素熱源50及び筒状部材30は、使い捨て部材である。炭素熱源50は、香味源32を予め収容する筒状部材30とは別体として設けられる。筒状部材30は、前記炭素熱源50よりも可撓性を有する部材によって構成される。【選択図】 図5

Description

本発明は、炭素熱源及び筒状部材を備える香味吸引器に関する。
従来、柱状形状を有する熱源と、筒状形状を有する筒状部材とを有する香味吸引器が知られている。例えば、筒状部材の一端部は、吸口を構成しており、筒状部材の他端部は、熱源を支持する支持部を構成する。
ここで、熱源として、10〜60wt%の炭素を含む炭素熱源を用いる技術が提案されている。炭素熱源は、筒状部材から露出するように配置される(例えば、特許文献1)。
或いは、熱源を保持するホルダを繰り返して利用可能な香味吸引器として、ホルダから熱源及び香味源を分離することも提案されている(例えば、特許文献2)。
国際公開第2010/146693号 米国特許第5240012号明細書
上述した特許文献1では、熱源が筒状部材に予め取付けられているため、熱源と筒状部材の内部の部材との間において香味成分の移動(この場合、香味源に含まれる成分の熱源への移行)が生じ、香喫味の劣化が懸念される。
一方で、上述した特許文献2では、ホルダを繰り返して利用するために、ホルダの構造が非常に複雑であり、ホルダの製造コストが大きい。従って、特許文献2に記載されたホルダは、使い捨てには適していない。また、熱源及び香味源がホルダから分離されているため、ホルダに香味源を装着した後に、香味源を収容するホルダに熱源を装着する必要があり、このような作業がユーザにとって煩雑であった。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、ユーザの作業を軽減するとともに、香喫味の劣化を抑制することを可能とする香味吸引器を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る香味吸引器は、所定方向に沿って延びる柱状形状を有する炭素熱源と、香味源が予め収容されており、筒状形状を有する筒状部材とを備える。前記炭素熱源及び前記筒状部材は、使い捨て部材である。前記炭素熱源は、前記香味源を予め収容する前記筒状部材とは別体として設けられる。前記筒状部材は、前記炭素熱源よりも可撓性を有する部材によって構成される。
第1の特徴において、前記筒状部材は、熱伝導部材の貼合紙及び厚紙の少なくとも一方によって構成される紙管である。
第1の特徴において、前記筒状部材は、熱伝導部材の貼合紙及び厚紙の少なくとも一方によって構成されるシート状部材を筒状に巻き回すことによって形成された単純な紙管である。
第1の特徴において、前記炭素熱源の外寸は、前記筒状部材の内寸と略等しい。
第1の特徴において、前記炭素熱源の一端部は、着火端部であり、前記炭素熱源の他端部は、前記所定方向に沿って前記筒状部材に挿入される挿入端部であり、
前記挿入端部は、前記所定方向に対して傾きを有する傾斜面を有する。
第1の特徴において、前記筒状部材の一端部は、吸口であり、前記筒状部材の他端部は、前記炭素熱源を支持する支持部である。前記支持部は、前記吸口に近づくほど前記支持部の内寸が小さい形状を有する。
本発明によれば、ユーザの作業を軽減するとともに、香喫味の劣化を抑制することを可能とする香味吸引器を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係るパッケージ100を示す模式図である。 図2は、第1実施形態に係る内側ケース10を示す模式図である。 図3は、第1実施形態に係る筒状部材30を示す模式図である。 図4は、第1実施形態に係る炭素熱源50を示す模式図である。 図5は、第1実施形態に係る炭素熱源50及び筒状部材30の収容状態を示す図である。 図6は、第1実施形態に係る炭素熱源50及び筒状部材30の収容状態を示す図である。 図7は、変更例1に係る炭素熱源50の挿入態様を示す図である。 図8は、変更例2に係る炭素熱源50の挿入態様を示す図である。 図9は、変更例3に係る炭素熱源50の挿入態様を示す図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態の概要]
実施形態に香味吸引器は、所定方向に沿って延びる柱状形状を有する炭素熱源と、香味源が予め収容されており、筒状形状を有する筒状部材とを備える。前記炭素熱源及び前記筒状部材は、使い捨て部材である。前記炭素熱源は、前記香味源を予め収容する前記筒状部材とは別体として設けられる。前記筒状部材は、前記炭素熱源よりも可撓性を有する部材によって構成される。
実施形態では、筒状部材は、予め香味源を収容する使い捨て部材である。従って、ユーザが香味源を筒状部材に装着する必要がないため、ユーザの作業が軽減される。
実施形態では、炭素熱源は、香味源を予め収容する筒状部材とは別体として設けられる。従って、香味吸引器の使用前の状態において香味源に含まれる成分が炭素熱源に移行することがなく、香喫味の劣化が抑制される。
[第1実施形態]
(パッケージ)
以下において、第1実施形態に係るパッケージについて説明する。図1は、第1実施形態に係るパッケージ100を示す模式図である。
図1に示すように、パッケージ100は、内側ケース10と、外側ケース20とを有する。
内側ケース10は、幅方向W、長手方向L及び深さ方向Dによって定義される略直方体の外形を有する。内側ケース10は、幅方向W及び長手方向Lによって定義される底面11を有する。内側ケース10は、底面11の反対側に向けて開口する箱形形状を有する。例えば、内側ケース10は、可撓性を有する部材(紙)によって構成される。内側ケース10の詳細については後述する(図2を参照)。
外側ケース20は、幅方向W、長手方向L及び深さ方向Dによって定義される略直方体の外形を有する。外側ケース20は、長手方向Lに沿って延びる空洞21を有する筒状形状を有する。上述した内側ケース10の外寸は、空洞21の内寸と略同様であり、内側ケース10は、外側ケース20の空洞21の中に収容される。例えば、外側ケース20は、可撓性を有する部材(紙)によって構成される。なお、パッケージには、可撓性を有する部材(紙)だけでなく、樹脂や金属等、種々の素材を採用できることは勿論である。
(内側ケース)
以下において、第1実施形態に係る内側ケースについて説明する。図2は、第1実施形態に係る内側ケース10を示す模式図である。
図2に示すように、内側ケース10は、底面11から立設する仕切り部12を有する。具体的には、内側ケース10は、深さ方向Dに沿って立設する形状を有する。仕切り部12は、炭素熱源を収容する熱源収容空間10A(第1空間)と筒状部材を収容する筒状部材収容空間10B(第2空間)とに内側ケース10内の空間を仕切っている。
熱源収容空間10Aは、底面11として、炭素熱源を載置すべき底面11Aを有する。底面11Aは、幅方向W及び長手方向Lによって定義される平面と略平行である。熱源収容空間10Aは、炭素熱源を保持する熱源保持部13Aを有する。熱源保持部13Aは、底面11Aに対して交差する方向(例えば、底面11Aに対する垂直方向(深さ方向D))に所定方向が向くように炭素熱源を保持する。
所定方向とは、例えば、炭素熱源の非挿入端部から挿入端部に向かう方向である。炭素熱源の挿入端部は、筒状部材内に挿入される端部である。詳細には、熱源保持部13Aは、底面11Aから開口に向かう方向に、炭素熱源の非挿入端部から挿入端部に向かう方向が向くように、炭素熱源を保持することが好ましい。これによって、炭素熱源が熱源保持部13Aによって保持された状態のまま、筒状部材内に炭素熱源を簡便に挿入することができる。
上述したように、内側ケース10、特に熱源保持部13Aが可撓性を有する部材(紙)によって構成されている場合には、熱源保持部13Aによって熱源を内側ケース10内に配置しやすく、炭素熱源を容易に保持し、かつ筒状部材内に熱源を挿入して取り出し易くすることができる。
筒状部材収容空間10Bは、底面11として、筒状部材を載置すべき底面11Bを有する。底面11Bは、後述するように、幅方向W及び長手方向Lによって定義される平面に対して傾きを有していてもよい。筒状部材収容空間10Bは、筒状部材を保持する筒状部材保持部13Bを有する。筒状部材保持部13Bは、筒状部材が長手方向Lに沿って寝かされた状態で筒状部材を保持する。
第1実施形態において、炭素熱源及び筒状部材は、香味吸引器を構成する。詳細には、炭素熱源を筒状部材に装着することによって香味吸引器が形成される。
(筒状部材)
以下において、第1実施形態に係る筒状部材について説明する。図3は、第1実施形態に係る筒状部材30を示す模式図である。
図3に示すように、筒状部材30は、支持端部30A及び吸口側端部30Bを有する。支持端部30Aは、炭素熱源を保持する端部である。吸口側端部30Bは、香味吸引器の吸口側に設けられる端部である。第1実施形態では、吸口側端部30Bは、香味吸引器の吸口を構成する。但し、筒状部材30とは別体として、香味吸引器の吸口が設けられていてもよい。
筒状部材30は、支持端部30Aから吸口側端部30Bに向かう方向に沿って延びる空洞31を有する筒状形状を有する。例えば、筒状部材30は、円筒形状、角筒形状を有する。筒状部材30は、香味源32を予め収容する。香味源32は、例えば、シガレットや嗅ぎたばこに使用される粉粒状のたばこ葉やたばこ成形体などである。或いは、香味源32は、例えば、活性炭などの多孔質素材又は非多孔質素材の担持体にメンソールなど種々の香味成分を担持させたものである。
ここで、筒状部材30は、複数の香味源を予め収容していてもよい。このようなケースでは、複数の香味源は、互いに隣接していてもよく、間隔を空けて配置されていてもよい。筒状部材30は、香味源32以外に、フィルタ等の部材を予め収容していてもよい。
第1実施形態において、筒状部材30は、予め香味源32を収容する使い捨て部材である。筒状部材30は、炭素熱源よりも可撓性を有する部材によって構成される。言い換えると、筒状部材30を構成する部材は、筒状部材30の状態において、炭素熱源よりも可撓性を有する。ここで、可撓性は、空洞31の広がりやすさ、すなわち、空洞31の内側から外側に向かう方向における筒状部材30の変形しやすさを意味する。係る構成によって、香味吸引器の熱源として容易に変形しない炭素熱源50のような部材を採用した際においても、ユーザが熱源を筒状部材30に容易に装着することができる。
筒状部材30は、例えば、熱伝導部材の貼合紙及び厚紙の少なくとも一方によって構成される紙管である。筒状部材30は、厚紙によって構成される紙管の一部に熱伝導部材が貼合されたものであってもよい。
さらに、筒状部材30は、単層によって構成される単層構造を有していてもよく、複数の層によって構成される多層構造を有していてもよい。或いは、筒状部材30は、部分的に多層構造を有していてもよい。
例えば、筒状部材30は、熱伝導部材の貼合紙及び厚紙の少なくとも一方によって構成されるシート状部材を筒状に巻き回して、シート状部材の重複部分を接着することによって形成される。このような筒状部材30は、スパイラル巻き紙管であってもよく、平巻き紙管であってもよい。スパイラル巻き紙管は、マンドレルと称されるシャフトに薄紙を所定厚みとなるまで螺旋に巻き付けたタイプの紙管である。また、平巻き紙管は矩形(長方形)形状の紙をマンドレルの軸に対して垂直方向に巻き付けたタイプの紙管である。
なお、筒状部材30に用いる厚紙としては、坪量100〜300g/m2、厚さ150〜500μm、密度0.5g/cm3以上とすることで、筒状部材が自重によって大きく変形することなく、好適に用いることができる。
このように、筒状部材30は、繰り返し利用を想定していないため、熱伝導部材の貼合紙及び厚紙の少なくとも一方によって構成されるシート状部材を筒状に巻き回すことによって形成された単純な紙管である。例えば、筒状部材30の空洞31は、所定方向に直交する直交断面において均一な断面積を有する。詳細には、支持端部30A及び吸口側端部30B以外の胴体部分は、直交断面において均一な断面積を有する。
(炭素熱源)
以下において、第1実施形態に係る炭素熱源について説明する。図4は、第1実施形態に係る炭素熱源50を示す模式図である。
図4に示すように、炭素熱源50は、非挿入端部50A及び挿入端部50Bを有する。非挿入端部50Aは、筒状部材30に炭素熱源50が挿入された状態で筒状部材30から露出する端部である。挿入端部50Bは、筒状部材30内に挿入される端部である。
炭素熱源50は、非挿入端部50Aから挿入端部50Bに向かう所定方向に沿って延びる柱状形状を有する。例えば、炭素熱源50は、円柱形状、角柱形状を有する。
第1実施形態において、炭素熱源50は、予め香味源32を予め収容する筒状部材30とは別体として設けれる。詳細には、後述するように、パッケージ100に収容された状態において、筒状部材30及び炭素熱源50は別々に収容されている(図5及び図6を参照)。
炭素熱源50は、可燃性の物質を含む混合物によって構成される。例えば、可燃性の物質を含む混合物は、炭素材料、不燃添加物、バインダ(有機バインダ又は無機バインダ)及び水を含む。炭素材料としては、加熱処理等によって揮発性の不純物を除去したものを用いることが好ましい。
炭素熱源50は、炭素熱源50の重量を100重量%とした場合に、10重量%〜99重量%の範囲の炭質材料を含むことが好ましい。十分な熱量の供給や灰締まり等の燃焼特性の観点から、炭素熱源50は、30重量%〜70重量%の範囲の炭質材料を含むことが好ましく、40重量%〜50重量%の範囲の炭質材料を含むことがより好ましい。
有機バインダとしては、例えば、CMC(カルボキシメチルセルロース)、アルギン酸塩、EVA、PVA、PVAC及び糖類の少なくとも1つを含む混合物を使用することができる。
無機バインダとしては、例えば、精製ベントナイト等の鉱物系、又は、コロイダルシリカや水ガラスやケイ酸カルシウム等のシリカ系バインダを使用することができる。
例えば、香味の観点から、バインダは、炭素熱源50の重量を100重量%とした場合に、1重量%〜10重量%のCMCを含むことが好ましく、1重量%〜8重量%のCMCを含むことが好ましい。
不燃添加物としては、例えば、ナトリウムやカリウムやカルシウムやマグネシウムやケイ素等からなる炭酸塩又は酸化物を使用することができる。炭素熱源50は、炭素熱源50の重量を100重量%とした場合に、40重量%〜89重量%の不燃添加物を含ねでもよい。さらに、不燃添加物として炭酸カルシウムを使用する場合において、炭素熱源50は、40重量%〜55重量%の不燃添加物を含むことが好ましい。
炭素熱源50は、燃焼特性を改善する目的で、炭素熱源50の重量を100重量%とした場合に、塩化ナトリウム等のアルカリ金属塩を1重量%以下の割合で含んでもよい。
第1実施形態において、炭素熱源50が燃焼体であるため、非挿入端部50Aは、着火端部を構成する。炭素熱源50は、非挿入端部50Aから挿入端部50Bに向かう所定方向に沿って延びる単数の空洞51を有する。単数の空洞51によって、吸引(パフ)時における供給熱量と非吸引(パフ)時における供給熱量との間の変動を抑制することができ、安定した熱量を確保することが可能である。非挿入端部50A及び挿入端部50Bは、同一の組成又は形状であってもよく、異なる組成又は形状であってもよい。例えば、非挿入端部50Aは、炭素熱源50に着火しやすいように、空洞51に連通する切り込み52を有していてもよい。非挿入端部50A及び挿入端部50Bが異なる組成又は形状である場合においても、炭素熱源50が予め所定方向を向いた状態で熱源収容空間10A内に保持されているため、ユーザが誤った向きで挿入することを防ぐことができる。
ここで、空洞51は、所定方向に直交する直交断面において断面積を有する。空洞51の断面積は、1.77mm以上であることが好ましい。炭素熱源50には、単数の空洞51が形成されることが好ましく、単数の空洞51は、直交断面において炭素熱源50の略中央に配置されることが好ましい。
第1実施形態において、炭素熱源50の外寸は、筒状部材30(空洞31)の内寸と略均しい。詳細には、少なくとも、非挿入端部50A及び挿入端部50B以外の胴体部分の外寸は、筒状部材30(空洞31)の内寸と略均しい、又は筒状部材30(空洞31)の内寸以上である。
ここで、かかる炭素熱源50の胴体部分の外寸は、炭素熱源50の筒状部材30への挿入時において、筒状部材30が開裂したり破断したりすることなく円周方向に変形して炭素熱源50を保持できる範囲内で、筒状部材30(空洞31)の内寸よりも大きいことが好ましい。例えば、筒状部材30として単層の厚紙紙管を採用する場合には、炭素熱源50の胴体部分の外寸と筒状部材30(空洞31)の内寸との差は、0.2mm未満とすることが好ましく、0.05mmよりも大きく0.10mm以下の範囲とすることがより好ましい。かかる構成によって、ユーザが筒状部材30内に炭素熱源50を挿入する時において、炭素熱源50を挿入しやすく、かつ、筒状部材30から炭素熱源50が脱落することを抑制できる。
(炭素熱源及び筒状部材の収容状態)
以下において、第1実施形態に係る炭素熱源及び筒状部材の収容状態について説明する。図5及び図6は、第1実施形態に係る炭素熱源50及び筒状部材30の収容状態を示す図である。
図5及び図6に示すように、炭素熱源50は、仕切り部12によって仕切られた熱源収容空間10Aに配置される。炭素熱源50は、上述したように、底面11Aに対して交差する方向(例えば、深さ方向D)に所定方向が向くように熱源保持部13Aによって保持される。詳細には、炭素熱源50は、挿入端部50Bが底面11Aの反対側を向くように保持される。
ここで、熱源保持部13Aは、熱源保持部13Aの上端から挿入端部50Bが突出するように炭素熱源50を保持する構造を有することが好ましい。熱源保持部13Aの上端から炭素熱源50の挿入端部50Bが突出する長さは、炭素熱源50の挿入端部50Bを筒状部材30内に挿入すべき長さと略均しいことが好ましい。
第1実施形態では、深さ方向Dにおいて、炭素熱源50の高さHは、熱源保持部13Aの高さHよりも大きい。高さHと高さHとの差分Pは、挿入端部50Bを筒状部材30内に挿入すべき長さと略均しい。高さHは、非挿入端部50Aから挿入端部50Bに向かう所定方向における炭素熱源50の長さである。差分Pは、熱源保持部13Aの上端から挿入端部50Bが突出する長さである。
図5及び図6に示すように、筒状部材30は、仕切り部12によって仕切られた筒状部材収容空間10Bに配置される。筒状部材30は、上述したように、筒状部材30が長手方向Lに沿って寝かされた状態で筒状部材保持部13Bによって保持される。
第1実施形態では、底面11Bは、後述するように、幅方向W及び長手方向Lによって定義される平面に対して傾きを有することが好ましい。長手方向Lにおいて、筒状部材保持部13Bの長さは、筒状部材30の長さよりも短いことが好ましい。これによって、筒状部材保持部13Bを内側ケース10から取り出しやすい。
(作用及び効果)
第1実施形態では、筒状部材30は、予め香味源32を収容する使い捨て部材である。従って、ユーザが香味源32を筒状部材30に装着する必要がないため、ユーザの作業が軽減される。
実施形態では、炭素熱源50は、香味源32を予め収容する筒状部材30とは別体として設けられる。従って、香味吸引器の使用前の状態において香味源32に含まれる成分が炭素熱源50に移行することがなく、香喫味の劣化が抑制される。
[変更例1]
以下において、第1実施形態の変更例1について説明する。以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。
変更例1では、図7に示すように、挿入端部50Bは、非挿入端部50Aから挿入端部50Bに向けて挿入端部50Bの外寸が小さい形状を有する。挿入端部50Bの端における挿入端部50Bの外寸は、支持端部30Aの端における支持端部30Aの内寸よりも小さい。但し、非挿入端部50A及び挿入端部50B以外の胴体部分の外寸は、筒状部材30(支持端部30A)の内寸と略均しい。
このように、挿入端部50Bが非挿入端部50Aから挿入端部50Bに向けて挿入端部50Bの外寸が小さい形状を有することによって、炭素熱源50を筒状部材30内に挿入しやすい。なお、挿入端部50Bは、挿入端部50Bの外寸が緩やかに変化するテーパ形状を有していてもよく、挿入端部50Bの端の外寸のみが小さい形状を有していてもよい。
[変更例2]
以下において、第1実施形態の変更例2について説明する。以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。
変更例2では、図8に示すように、支持端部30Aは、支持端部30Aから吸口側端部30Bに向けて支持端部30Aの内寸が小さい形状を有する。支持端部30Aの端における支持端部30Aの内寸は、挿入端部50Bの端における挿入端部50Bの外寸よりも大きい。但し、筒状部材30の支持端部30Aから所定の長さ(炭素熱源50が挿入されるべき長さ)の少なくとも一部における筒状部材30の内寸は、非挿入端部50A及び挿入端部50B以外の胴体部分の外寸と略均しい。
このように、支持端部30Aが支持端部30Aから吸口側端部30Bに向けて支持端部30Aの内寸が小さい形状を有することによって、炭素熱源50を筒状部材30内に挿入しやすい。なお、支持端部30Aは、支持端部30Aの内寸が緩やかに変化するテーパ形状を有していてもよく、支持端部30Aの端の内寸のみが大きい形状を有していてもよい。
[変更例3]
以下において、第1実施形態の変更例3について説明する。以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。
変更例3では、図9に示すように、筒状部材30の支持端部30Aは、外側筒状部材35及び内側筒状部材36によって構成される。挿入端部50Bの端における挿入端部50Bの外寸は、外側筒状部材35の端における外側筒状部材35の内寸と略等しい。内側筒状部材36は、外側筒状部材35の内側に設けられる。ここで、外側筒状部材35の端から内側筒状部材36の端までの長さQは、炭素熱源50の挿入端部50Bを外側筒状部材35内に挿入すべき長さと等しいことが好ましい。このような構成により、内側筒状部材36が炭素熱源50の挿入を規制する規制部として機能するため、熱源保持部13Aの上端から突出する炭素熱源50の挿入端部50Bの長さに依らず、適切な挿入長で炭素熱源50を外側筒状部材35内に挿入することができる。また、挿入の際に外側筒状部材35と熱源保持部13Aを接触させなくとも、適切な挿入長で炭素熱源50を外側筒状部材35内に挿入することができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態において、パッケージ100(内側ケース10及び外側ケース20)は、略直方体の外形を有するが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、パッケージ100は、熱源収容空間10A及び筒状部材収容空間10Bを有する箱及びヒンジ等によって箱に開閉可能に取付けられた蓋によって構成されていてもよい。或いは、パッケージ100は、熱源収容空間10A及び筒状部材収容空間10Bを有する箱及び箱とは別体として設けられた蓋によって構成されていてもよい。
実施形態では特に触れていないが、深さ方向Dにおけるパッケージ100の寸法は、長手方向L及び幅方向Wにおけるパッケージ100の寸法よりも小さいことが好ましい。但し、実施形態はこれに限定されるものではない。
実施形態では特に触れていないが、長手方向Lにおけるパッケージ100の寸法は、幅方向Wにおけるパッケージ100の寸法よりも小さいことが好ましい。但し、実施形態はこれに限定されるものではない。
実施形態では、深さ方向Dにおいて、炭素熱源50の高さHは、熱源保持部13Aの高さHよりも大きい。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。熱源保持部13Aは、熱源保持部13Aの上端から挿入端部50Bが突出するように炭素熱源50を保持する構造を有していればよい。従って、内側ケース10は、外側ケース20から内側ケース10を引き出す動作に連動して、深さ方向Dに沿って底面11Aが上昇する構造を有していてもよい。このようなケースにおいて、外側ケース20から内側ケース10を引き出すことによって、熱源保持部13Aは、熱源保持部13Aの上端から挿入端部50Bが突出するように炭素熱源50を保持する。
実施形態では、炭素熱源50が底面11上に載置されるケースについて説明したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、底面11と炭素熱源50との間に空間が設けられており、熱源保持部13Aのみによって炭素熱源50が支持されてもよい。
実施形態では、炭素熱源50が非挿入端部50Aから挿入端部50Bに向かう所定方向に沿って延びる単数の空洞51を有するケースについて説明したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、炭素熱源50は、非挿入端部50Aから挿入端部50Bに向かう所定方向に沿って延びる複数の空洞を有していてもよいし、係る空洞を有していなくてもよい。また、係る空洞の形状も任意に変更できる。
実施形態では、香味吸引器の筒状部材30が、熱伝導部材の貼合紙及び厚紙の少なくとも一方によって構成される紙管であるケースについて説明したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、筒状部材30として、耐燃性を付与するために、セルロースパルプに水酸化マグネシウムや水酸化アルミニウムを添加して抄紙したものを用いてもよいし、さらに、炭酸カルシウムやポリビニルアルコール等をコーティングして多層構造としたシートを用いてもよい。
実施形態では、香味吸引器の熱源が炭素熱源であるケースについて説明したが、実施形態は、これに限定されるものではなく、揮発性の成分を放出もしくは収着する素材であれば好適に採用することができる。例えば、炭素熱源50の代わりに、たばこ粉粒体を含む混合物を押出・打錠・射出成型などの手法で成形した成形体を採用してもよい。このようなケースにおいては、たばこ成形体が香味源の機能も兼ねるため、筒状部材30内部への香味源32の配置を任意とすることができる。このようなケースにおいても、たばこ成形体を筒状部材と別体として設けることにより、香味吸引器の使用前の状態において、たばこ成形体と筒状部材30又は筒状部材30内部に収容されている部材との間の成分の移動(この場合、たばこ成形体に含まれる成分の筒状部材又は筒状部材内部に収容されている部材への移動)を抑制することができ、香喫味の劣化を抑制できる。
D…深さ方向、L…長手方向、W…幅方向、10…内側ケース、10A…熱源収容空間、10B…筒状部材収容空間、11…底面、11A…底面、11B…底面、12…仕切り部、13A…熱源保持部、13B…筒状部材保持部、20…外側ケース、21…空洞、30…筒状部材、30A…支持端部、30B…吸口側端部、31…空洞、32…香味源、35…外側筒状部材、36…内側筒状部材、50…炭素熱源、50A…非挿入端部、50B…挿入端部、51…空洞、52…切り込み、100…パッケージ

Claims (6)

  1. 所定方向に沿って延びる柱状形状を有する熱源と、香味源が予め収容されており、筒状形状を有する筒状部材とを備える香味吸引器であって、
    前記熱源及び前記筒状部材は、使い捨て部材であり、
    前記熱源は、前記香味源を予め収容する前記筒状部材とは別体として設けられており、
    前記筒状部材は、前記熱源よりも可撓性を有する部材によって構成されることを特徴とする香味吸引器。
  2. 前記筒状部材は、熱伝導部材の貼合紙及び厚紙の少なくとも一方によって構成される紙管であることを特徴とする請求項1に記載の香味吸引器。
  3. 前記筒状部材は、熱伝導部材の貼合紙及び厚紙の少なくとも一方によって構成されるシート状部材を筒状に巻き回すことによって形成された単純な紙管であることを特徴とする請求項1に記載の香味吸引器。
  4. 前記熱源の外寸は、前記筒状部材の内寸と略等しいことを特徴とする請求項1に記載の香味吸引器。
  5. 前記熱源の一端部は、着火端部であり、前記熱源の他端部は、前記所定方向に沿って前記筒状部材に挿入される挿入端部であり、
    前記挿入端部は、前記所定方向に対して傾きを有する傾斜面を有することを特徴とする請求項4に記載の香味吸引器。
  6. 前記筒状部材の一端部は、吸口であり、前記筒状部材の他端部は、前記熱源を支持する支持部であり、
    前記支持部は、前記吸口に近づくほど前記支持部の内寸が小さい形状を有することを特徴とする請求項4に記載の香味吸引器。
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