JP2016103444A - 電池監視装置 - Google Patents

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義幸 高原
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Abstract

【課題】直列に接続される隣り合うセルにおいて、一方のセルの負極側の電圧取り出し点と他方のセルの正極側の電圧取り出し点との間の抵抗値の異常を検知できること。【解決手段】直列に接続される複数のセルと、前記複数のセルのうちで最上位セルの正極と前記複数のセルのうちで最下位セルの負極とのいずれか一方の電極に接続される抵抗体と、前記最上位セルの正極と前記最下位セルの負極とを前記抵抗体を介して短絡するようにオンするスイッチと、前記最上位セルと前記最下位セルのうち前記抵抗体が接続される方のセルの両端から、前記抵抗体を経由して取り出される入力電圧を監視する監視部と、前記スイッチのオン前後での前記入力電圧の変化量に基づいて、前記複数のセルのうちの隣り合うセルにおいて、一方のセルの負極側の電圧取り出し点と他方のセルの正極側の電圧取り出し点との間の抵抗値の異常を検知する検知部とを備える、電池監視装置。【選択図】図1

Description

本発明は、電池監視装置に関する。
直列に接続される複数のセルそれぞれの両端の電圧取り出し点から取り出される入力電圧を監視する、電池システムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2013−134867号公報
直列に接続される隣り合うセルにおいて、一方のセルの負極側の電圧取り出し点と他方のセルの正極側の電圧取り出し点とが、ワイヤーハーネス等の接続導体を介して、接続される場合がある。しかしながら、一方のセルの負極側の電圧取り出し点と他方のセルの正極側の電圧取り出し点との間の抵抗値が接続導体の断線等により異常であっても、各セルの両端の電圧取り出し点から取り出される入力電圧は正常時と変わらない。したがって、各セルの両端の電圧取り出し点から取り出される入力電圧を監視するだけでは、一方のセルの負極側の電圧取り出し点と他方のセルの正極側の電圧取り出し点との間の抵抗値が断線等により異常であっても、その異常を検知することができない。
そこで、直列に接続される隣り合うセルにおいて、一方のセルの負極側の電圧取り出し点と他方のセルの正極側の電圧取り出し点との間の抵抗値の異常を検知できる、電池監視装置の提供を目的とする。
一つの案では、
直列に接続される複数のセルと、
前記複数のセルのうちで最上位セルの正極と前記複数のセルのうちで最下位セルの負極とのいずれか一方の電極に接続される抵抗体と、
前記最上位セルの正極と前記最下位セルの負極とを前記抵抗体を介して短絡するようにオンするスイッチと、
前記最上位セルと前記最下位セルのうち前記抵抗体が接続される方のセルの両端から、前記抵抗体を経由して取り出される入力電圧を監視する監視部と、
前記スイッチのオン前後での前記入力電圧の変化量に基づいて、前記複数のセルのうちの隣り合うセルにおいて、一方のセルの負極側の電圧取り出し点と他方のセルの正極側の電圧取り出し点との間の抵抗値の異常を検知する検知部とを備える、電池監視装置が提供される。
一態様によれば、当該抵抗値が異常であると、前記スイッチのオン後に前記抵抗体に流れる電流は正常時とは異なるので、前記スイッチのオン後に前記抵抗体に発生する電圧降下量も正常時とは異なる。したがって、前記スイッチのオン前後での前記入力電圧の変化量も正常時とは異なることになるので、前記スイッチのオン前後での前記入力電圧の変化量に基づいて当該抵抗値の異常を検知することができる。
電池監視装置の一例を示す構成図である。 スイッチのオン前後の電圧の変化量の一例を示すタイミングチャートである。 電池監視方法の一例を示すフローチャートである。 電池監視装置の一例を示す構成図である。 スイッチのオン前後の電圧の変化量の一例を示すタイミングチャートである。 電池監視方法の一例を示すフローチャートである。 電池監視装置の一例を示す構成図である。 電池監視装置の一例を示す構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、電池監視装置1の一例を示す構成図である。電池監視装置1は、例えば、自動車等の車両に搭載され、車両に搭載される組電池の電圧を監視する装置の一例である。組電池は、複数のセルが直列に接続されて構成される。電池監視装置1は、例えば、セル11,12,13と、接続配線121,122と、抵抗体21,22,23と、スイッチ50と、監視回路61,62,63と、検知部70とを備える。
セル11,12,13は、直列に接続される複数のセルの一例である。セル11は、正極11pと負極11nとを有し、セル12は、正極12pと負極12nとを有し、セル13は、正極13pと負極13nとを有する。セル11は、セル11,12,13のうちで最も高電位側の最上位に配置される最上位セルの一例であり、セル13は、セル11,12,13のうちで最も低電位側の最下位に配置される最下位セルの一例である。
正極11pは、ノード101を介して監視線81に接続される電極の一例であり、負極11nは、ノード111を介して監視線91に接続される電極の一例である。ノード101は、セル11の正極11p側の電圧取り出し点の一例である。ノード101は、正極11pに接続されるが、正極11pと同じ箇所に位置してもよい。ノード111は、セル11の負極11n側の電圧取り出し点の一例である。ノード111は、負極11nに接続されるが、負極11nと同じ箇所に位置してもよい。一対の監視線81,91は、監視回路61がセル11のセル電圧を測定するための配線の一例である。
正極12p、ノード102、監視線82、負極12n、ノード112、監視線92は、それぞれ、図示の通り、正極11p、ノード101、監視線81、負極11n、ノード111、監視線91と同様の構成を有する。よって、正極12p等の詳細な説明については、正極11p等の上述の説明を援用して省略する。正極13p、ノード103、監視線83、負極13n、ノード113、監視線93についても同様である。
ノード111とノード102は、互いに接続配線121を介して接続される。接続配線121は、ノード111とノード102とを結ぶ接続導体の一例である。ノード112とノード103は、互いに接続配線122を介して接続される。接続配線122は、ノード112とノード103とを結ぶ接続導体の一例である。接続導体の具体例として、ワイヤーハーネス、バスバーなどが挙げられる。
セル11,12,13が直列に接続されて構成される組電池は、配線131に直列に挿入されるスイッチ132を介して、負荷133に接続される。配線131は、ノード101に接続される一端と、ノード113に接続される他端とを有する。スイッチ132がオンされることにより、セル11,12,13と負荷133との間の電力授受が可能となり、スイッチ132がオフされることにより、セル11,12,13と負荷133との間の電力授受が不能となる。セル11,12,13は、負荷133に対して電力を放電するものでもよいし、負荷133からの電力(例えば、回生電力)が充電されるものでもよい。
抵抗体21は、セル11の正極11pに接続される抵抗体の一例である。抵抗体21は、例えば、ノード101を介して正極11pに接続される一端を有し、監視線81に直列に挿入される。抵抗体21は、例えば、正極11pが接続される一端とは反対側の他端がキャパシタ31と接続されることにより一次ローパスフィルタを形成するフィルタ抵抗である。キャパシタ31は、セル11に並列に接続される。キャパシタ31は、抵抗体21が直列に挿入される監視線81を介してノード101に接続される一端と、監視線91を介してノード111に接続される他端とを有する。
抵抗体22、キャパシタ32は、それぞれ、図示の通り、抵抗体21、キャパシタ31と同様の構成を有する。よって、抵抗体22等の詳細な説明については、抵抗体21等の上述の説明を援用して省略する。抵抗体23、キャパシタ33についても同様である。
スイッチ50は、最上位に配置されるセル11の正極11pと最下位に配置されるセル13の負極13nとを、セル11の正極11pに接続される抵抗体21を介して短絡するようにオンするスイッチの一例である。スイッチ50は、正極11pからの放電電流を抵抗体21に流すか否かを切り替えるスイッチング素子である。スイッチ50は、例えば、短絡線51に直列に挿入されるトランジスタであり、その具体例として、Nチャネル型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、バイポーラトランジスタ、リレーなどが挙げられる。
短絡線51は、抵抗体21に対してノード101とは反対側で監視線81に接続される一端と、監視線93に接続される他端とを有する。電流制限抵抗52が、短絡線51に直列に挿入されてもよい。電流制限抵抗52は、例えば、スイッチ50のオン時にセル11,12,13から抵抗体21を経由して短絡線51に流れる電流の電流値を制限する抵抗体である。
監視回路61は、抵抗体21が接続される正極11pを有するセル11の両端のノード101,111から、抵抗体21を経由して取り出される入力電圧を監視してセル11のセル電圧を検出可能な監視部の一例である。監視回路61は、抵抗体21に対してノード101とは反対側で監視線81に接続される一端と、監視線91に接続される他端とを有する。監視回路61は、ノード101,111から抵抗体21を経由して測定される入力電圧の監視結果を検知部70に対して出力する。監視回路61の具体例として、アナログの入力電圧をデジタル電圧に変換するAD(Analog-to-Digital)変換器、入力電圧を抵抗分圧する分圧回路、入力電圧を差動増幅する差動増幅回路などが挙げられる。
監視回路62は、セル12の両端のノード102,112から取り出される入力電圧を監視してセル12のセル電圧を検出可能な監視部の一例である。監視回路63は、セル13の両端のノード103,113から取り出される入力電圧を監視してセル13のセル電圧を検出可能な監視部の一例である。監視回路62,63は、監視回路61と同様の構成を有する。よって、監視回路62,63についての詳細な説明については、監視回路61の上述の説明を援用して省略する。
検知部70は、例えば、監視回路61,62,63により監視される入力電圧の監視結果を、監視回路61,62,63のそれぞれから取得する。検知部70の具体例として、検知回路、マイクロコンピュータ、マイクロコンピュータを備える電子制御装置(いわゆる、ECU(Electronic Control Unit))などが挙げられる。
複数のセル11,12,13のうちの隣り合うセル11,12において、ノード111は、一方のセル11の負極11n側の電圧取り出し点の一例であり、ノード102は、他方のセル12の正極12p側の電圧取り出し点の一例である。一方、複数のセル11,12,13のうちの隣り合うセル12,13において、ノード112は、一方のセル12の負極12n側の電圧取り出し点の一例であり、ノード103は、他方のセル13の正極13p側の電圧取り出し点の一例である。
本実施形態の検知部70は、スイッチ50のオン前後での監視回路61により監視される入力電圧の変化量に基づいて、ノード111とノード102との間と、ノード112とノード103との間との少なくともいずれかの間の抵抗値の異常を検知する。当該抵抗値の異常の検知動作は、負荷133の影響を避けるため、セル11,12,13と負荷133とが電気的に接続されていない状態(例えば、スイッチ132がオフ状態)で、行われるのがよい。
スイッチ50のオン前後での監視回路61により監視される入力電圧の変化量を、以下、「変化量ΔVA」と称する。変化量ΔVAは、スイッチ50のオン前のオフ状態で監視回路61により監視される入力電圧と、スイッチ50のオン後のオン状態で監視回路61により監視される入力電圧との差の絶対値を表す。また、ノード111とノード102との間の抵抗値を、以下、「抵抗値R121」と称し、ノード112とノード103との間の抵抗値を、以下、「抵抗値R122」と称する。
抵抗値R121の異常は、例えば、接続配線121の断線、正規の接続配線121とは配線抵抗値が異なる接続配線との取り違えなどにより発生する。接続配線121の断線には、接続配線121の接続漏れや接続忘れが含まれてもよく、ノード111と接続配線121との不接続が含まれてもよいし、ノード102と接続配線121との不接続が含まれてもよい。ノード111とノード102との間で完全な断線が生じると、抵抗値R121は、実質的には、無限大になる。
同様に、抵抗値R122の異常は、例えば、接続配線122の断線、正規の接続配線122とは配線抵抗値が異なる接続配線との取り違えなどにより発生する。接続配線122の断線には、接続配線122の接続漏れや接続忘れが含まれてもよく、ノード112と接続配線122との不接続が含まれてもよいし、ノード103と接続配線122との不接続が含まれてもよい。ノード112とノード103との間で完全な断線が生じると、抵抗値R122は、実質的には、無限大になる。
抵抗値R121と抵抗値R122の少なくともいずれかの抵抗値が正常値に対して高い又は低い異常な値であると、スイッチ50のオン後に抵抗体21に流れる電流は正常時とは異なるので、スイッチ50のオン後に抵抗体21に発生する電圧降下量も正常時とは異なる。したがって、当該抵抗値の異常時の変化量ΔVAは、当該抵抗値の正常時の変化量ΔVAとは異なるので、検知部70は、監視回路61により得られる変化量ΔVAの違いに基づいて、抵抗値R121と抵抗値R122の少なくともいずれかの抵抗値の異常を検知できる。検知部70は、当該抵抗値の異常が検知された場合、当該抵抗値の異常に関する異常情報を所定の通知先に通知してもよい。所定の通知先の具体例として、例えば、電池監視装置とは別の制御装置、メモリ、ユーザなどが挙げられる。
例えば、接続配線121と接続配線122のいずれもが断線していない正常時、スイッチ50のオフ状態で監視回路61により監視される入力電圧をV1とする(図2参照)。そして、正常時にスイッチ50がオンすると、抵抗体21に電流が流れることにより抵抗体21に電圧降下が発生する。よって、スイッチ50のオン状態で監視回路61により監視される入力電圧は、V1よりも低いV2となる(図2参照)。したがって、検知部70は、接続配線121と接続配線122のいずれもが断線していない正常時、変化量ΔVAを(V1−V2)と検知する。
一方、接続配線121と接続配線122のいずれかが断線している異常時、スイッチ50のオフ状態で監視回路61により監視される入力電圧は、正常時と同じV1となる(図2参照)。しかしながら、異常時にスイッチ50がオンしても、セル11,12,13からの電流が抵抗体21に流れないため、セル11,12,13からの電流による電圧降下が抵抗体21に発生しない。よって、異常時では、スイッチ50のオン状態で監視回路61により監視される入力電圧も、スイッチ50のオフ時と同じV1である(図2参照)。したがって、検知部70は、接続配線121と接続配線122のいずれかが断線している異常時、変化量ΔVAを零と検知する。
したがって、検知部70は、例えば、変化量ΔVAが所定値th以下の場合、接続配線121と接続配線122のいずれかが断線していると判定できる。検知部70は、接続配線121と接続配線122のいずれかが断線していると判定した場合、接続配線121と接続配線122のいずれかが断線していることを知らせる情報を所定の通知先に通知してもよい。一方、検知部70は、例えば、変化量ΔVAが所定値thを超える場合、接続配線121と接続配線122のいずれもが断線していないと判定できる。
なお、図1の構成では、最下位のセル13用の監視回路63により監視される入力電圧は、抵抗値R121と抵抗値R122の少なくともいずれかが異常であっても正常であっても、スイッチ50のオン前後で変わらない(図2参照)。また、抵抗値が高くなるという点で、正規の接続配線よりも配線抵抗値が大きな接続配線との取り違えも、「断線」に含まれてもよい。
図3は、電池監視装置1の検知部70による電池監視方法の一例を示すフローチャートである。
ステップS10で、検知部70は、スイッチ132がオフ状態であるときにスイッチ50をオフからオンに切り替える。そして、ステップS11で、検知部70は、最上位に配置されるセル11に関する変化量ΔVAが所定の降下量tha以下か否かを判定する。
接続配線121と接続配線122のいずれもが断線していない場合、図2に示されるように、入力電圧はV1からV2に降下するので、(V1−V2)の変化量ΔVAが発生する。したがって、検知部70は、ステップS11で変化量ΔVAが所定の降下量thaを超えていると判定する場合、接続配線121と接続配線122のいずれもが断線していないとステップS12で正常判定する。
一方、接続配線121と接続配線122のいずれかが断線している場合、図2に示されるように、スイッチ50のオン前後で入力電圧はV1で不変なため、変化量ΔVAは零である。したがって、検知部70は、ステップS11で変化量ΔVAが所定の降下量tha以下であると判定する場合、接続配線121と接続配線122のいずれかが断線しているとステップS13で異常判定する。
図4は、電池監視装置2の一例を示す構成図である。図1の構成と同様の構成についての機能及び効果の説明については、簡略又は省略する。電池監視装置2は、抵抗体41,42,43を備える。
抵抗体43は、セル13の負極13nに接続される抵抗体の一例である。抵抗体43は、例えば、ノード113を介して負極13nに接続される一端を有し、監視線93に直列に挿入される。抵抗体43は、例えば、負極13nが接続される一端とは反対側の他端がキャパシタ33と接続されることにより一次ローパスフィルタを形成するフィルタ抵抗である。キャパシタ33は、セル13に並列に接続される。本実施形態のキャパシタ33は、抵抗体23が直列に挿入される監視線83を介してノード103に接続される一端と、抵抗体43が直列に挿入される監視線93を介してノード113に接続される他端とを有する。
抵抗体41、キャパシタ31は、それぞれ、図示の通り、抵抗体43、キャパシタ33と同様の構成を有する。よって、抵抗体41等の詳細な説明については、抵抗体43等の上述の説明を援用して省略する。抵抗体42、キャパシタ32についても同様である。
本実施形態のスイッチ50は、最上位に配置されるセル11の正極11pと最下位に配置されるセル13の負極13nとを、セル13の負極13nに接続される抵抗体43を介して短絡するようにオンするスイッチの一例である。スイッチ50は、正極11pからの放電電流を抵抗体43に流すか否かを切り替えるスイッチング素子である。なお、本実施形態では、スイッチ50は、正極11pと負極13nとを、抵抗体43だけでなく抵抗体21も介して短絡するようにオンする。
本実施形態の短絡線51は、抵抗体21に対してノード101とは反対側で監視線81に接続される一端と、抵抗体43に対してノード113とは反対側で監視線93に接続される他端とを有する。電流制限抵抗52が、短絡線51に直列に挿入されてもよい。電流制限抵抗52は、例えば、スイッチ50のオン時にセル11,12,13から抵抗体21,43を経由して短絡線51に流れる電流の電流値を制限する抵抗体である。
本実施形態の監視回路63は、抵抗体43が接続される負極13nを有するセル13の両端のノード103,113から、抵抗体43を経由して取り出される入力電圧を監視してセル13のセル電圧を検出可能な監視部の一例である。監視回路63は、抵抗体23に対してノード103とは反対側で監視線83に接続される一端と、抵抗体43に対してノード113とは反対側で監視線93に接続される他端とを有する。監視回路63は、ノード103,113から抵抗体43を経由して測定される入力電圧の監視結果を検知部70に対して出力する。
本実施形態の検知部70は、スイッチ50のオン前後での監視回路63により監視される入力電圧の変化量に基づいて、ノード111とノード102との間と、ノード112とノード103との間との少なくともいずれかの間の抵抗値の異常を検知する。当該抵抗値の異常の検知動作は、負荷133の影響を避けるため、セル11,12,13と負荷133とが電気的に接続されていない状態(例えば、スイッチ132がオフ状態)で、行われるのがよい。
スイッチ50のオン前後での監視回路63により監視される入力電圧の変化量を、以下、「変化量ΔVB」と称する。変化量ΔVBは、スイッチ50のオン前のオフ状態で監視回路63により監視される入力電圧と、スイッチ50のオン後のオン状態で監視回路63により監視される入力電圧との差の絶対値を表す。
抵抗値R121と抵抗値R122の少なくともいずれかの抵抗値が正常値に対して高い又は低い異常な値であると、スイッチ50のオン後に抵抗体43に流れる電流は正常時とは異なるので、スイッチ50のオン後に抵抗体43に発生する電圧降下量も正常時とは異なる。したがって、当該抵抗値の異常時の変化量ΔVBは、当該抵抗値の正常時の変化量ΔVBとは異なるので、検知部70は、監視回路63により得られる変化量ΔVBの違いに基づいて、抵抗値R121と抵抗値R122の少なくともいずれかの抵抗値の異常を検知できる。
なお、図4の構成では、検知部70は、上述の図1の構成と同様に、監視回路61により得られる変化量ΔVAの違いに基づいて、抵抗値R121と抵抗値R122の少なくともいずれかの抵抗値の異常を検知してもよい。また、検知部70は、変化量ΔVAの違いと変化量ΔVBの違いとの両方に基づいて、抵抗値R121と抵抗値R122の少なくともいずれかの抵抗値の異常を検知してもよい。
例えば、接続配線121と接続配線122のいずれもが断線していない正常時、スイッチ50のオフ状態で監視回路63により監視される入力電圧をV3とする(図5参照)。そして、正常時にスイッチ50がオンすると、抵抗体43に電流が流れることにより抵抗体43に電圧降下が発生する。よって、スイッチ50のオン状態で監視回路63により監視される入力電圧は、V3よりも高いV4となる(図5参照)。したがって、検知部70は、接続配線121と接続配線122のいずれもが断線していない正常時、変化量ΔVBを(V4−V3)と検知する。
一方、接続配線121と接続配線122のいずれかが断線している異常時、スイッチ50のオフ状態で監視回路63により監視される入力電圧は、正常時と同じV3となる(図5参照)。しかしながら、異常時にスイッチ50がオンしても、セル11,12,13からの電流が抵抗体43に流れないため、セル11,12,13からの電流による電圧降下が抵抗体43に発生しない。よって、異常時では、スイッチ50のオン状態で監視回路63により監視される入力電圧も、スイッチ50のオフ時と同じV3である(図5参照)。したがって、検知部70は、接続配線121と接続配線122のいずれかが断線している異常時、変化量ΔVBを零と検知する。
したがって、検知部70は、例えば、変化量ΔVBが所定値th以下の場合、接続配線121と接続配線122のいずれかが断線していると判定できる。一方、検知部70は、例えば、変化量ΔVBが所定値thを超える場合、接続配線121と接続配線122のいずれもが断線していないと判定できる。
図6は、電池監視装置2の検知部70による電池監視方法の一例を示すフローチャートである。
ステップS20で、検知部70は、スイッチ132がオフ状態であるときにスイッチ50をオフからオンに切り替える。そして、ステップS21で、検知部70は、最下位に配置されるセル13に関する変化量ΔVBが所定の上昇量thb以下か否かを判定する。
接続配線121と接続配線122のいずれもが断線していない場合、図5に示されるように、入力電圧はV3からV4に上昇するので、(V4−V3)の変化量ΔVBが発生する。したがって、検知部70は、ステップS21で変化量ΔVBが所定の上昇量thbを超えていると判定する場合、接続配線121と接続配線122のいずれもが断線していないとステップS22で正常判定する。
一方、接続配線121と接続配線122のいずれかが断線している場合、図5に示されるように、スイッチ50のオン前後で入力電圧はV3で不変なため、変化量ΔVBは零である。したがって、検知部70は、ステップS21で変化量ΔVBが所定の上昇量thb以下であると判定する場合、接続配線121と接続配線122のいずれかが断線しているとステップS23で異常判定する。
図7は、電池監視装置3の一例を示す構成図である。図1,4の構成と同様の構成についての機能及び効果の説明については、簡略又は省略する。電池監視装置3は、図4の電池監視装置2に対して、セル12や監視回路62等が無い点で異なる。つまり、図7の電池監視装置3は、接続配線123を備え、最上位に配置されるセル11と最下位に配置されるセル13とが接続配線123を介して直列に接続されて隣り合っている。
直列に接続されるセルが2つの場合、セル11が、セル11,13のうちで最も高電位側の最上位に配置される最上位セルの一例であり、セル13が、セル11,13のうちで最も低電位側の最下位に配置される最下位セルの一例である。ノード111とノード103は、互いに接続配線123を介して接続される。接続配線123は、ノード111とノード103とを結ぶ接続導体の一例である。
ノード111とノード103との間の抵抗値を、以下、「抵抗値R123」と称する。抵抗値R123が正常値に対して高い又は低い異常な値であると、スイッチ50のオン後に抵抗体21,43に流れる電流は正常時とは異なるので、スイッチ50のオン後に抵抗体21,43に発生する電圧降下量も正常時とは異なる。したがって、抵抗値R123の異常時の変化量ΔVAは、抵抗値R123の正常時の変化量ΔVAとは異なり、抵抗値R123の異常時の変化量ΔVBも、抵抗値R123の正常時の変化量ΔVBとは異なる。よって、検知部70は、変化量ΔVAと変化量ΔVBの少なくともいずれかの違いに基づいて、抵抗値R123の異常を検知できる。
図8は、電池監視装置4の一例を示す構成図である。図1,4,7の構成と同様の構成についての機能及び効果の説明については、簡略又は省略する。電池監視装置4は、例えば、直列に接続されるセルモジュール151,152と、接続配線200と、監視線191〜198と、抵抗体161〜168と、キャパシタ171〜177と、集積回路141と、検知部70とを備える。集積回路141は、例えば、スイッチ50と、電流制限抵抗52と、短絡線51と、監視回路181〜187とを備える。
セルモジュール151は、直列に接続される複数のセル151a,151b,151cを有し、セルモジュール152は、直列に接続される複数のセル152a,152b,152cを有する。セル151aは、直列に接続される6つのセル151a,151b,151c,152a,152b,152cのうちで最も高電位側の最上位に配置される最上位セルの一例である。セル152cは、直列に接続される6つのセル151a,151b,151c,152a,152b,152cのうちで最も低電位側の最下位に配置される最下位セルの一例である。
セルモジュール151のノード214とセルモジュール152のノード215は、互いに接続配線200を介して接続される。接続配線200は、ノード214に接続される端部201とノード215に接続される端部202とを結ぶ接続導体の一例である。端部201,202の具体例として、コネクタ、接続端子などが挙げられる。
抵抗体161は、最上位のセル151aの正極151pに接続される抵抗体の一例である。抵抗体161は、例えば、ノード211を介して正極151pに接続され、監視線191に直列に挿入される。
抵抗体168は、最下位のセル152cの負極152nに接続される抵抗体の一例である。抵抗体168は、例えば、ノード218を介して負極152nに接続され、監視線198に直列に挿入される。
スイッチ50は、最上位のセル151aの正極151pと最下位のセル152cの負極152nとを抵抗体161,168を介して短絡するようにオンするスイッチの一例である。
監視回路181は、抵抗体161が接続される正極151pを有するセル151aの両端のノード211,212から、抵抗体161を経由して取り出される入力電圧を監視してセル151aのセル電圧を検出可能な監視部の一例である。監視回路182は、セル151bの両端のノード212,213から取り出される入力電圧を監視してセル151bのセル電圧を検出可能な監視部の一例である。監視回路183は、セル151cの両端のノード213,214から取り出される入力電圧を監視してセル151cのセル電圧を検出可能な監視部の一例である。監視回路185は、セル152aの両端のノード215,216から取り出される入力電圧を監視してセル152aのセル電圧を検出可能な監視部の一例である。監視回路186は、セル152bの両端のノード216,217から取り出される入力電圧を監視してセル152bのセル電圧を検出可能な監視部の一例である。監視回路187は、抵抗体168が接続される負極152nを有するセル152cの両端のノード217,218から、抵抗体168を経由して取り出される入力電圧を監視してセル152cのセル電圧を検出可能な監視部の一例である。
電池監視装置4は、ノード214とノード215との間の電圧降下によってセルの検出精度の悪化を防ぐため、ノード214とノード215との間の電圧を検出可能な位置に監視回路184を備える。なぜなら、例えばスイッチ132のオン状態で車両の走行中に発生する大電流がノード214とノード215との間に流れると、ノード214とノード215との間の抵抗値(特に、接続配線200の抵抗値)によって、比較的大きな電圧降下がノード214とノード215との間に発生するからである。
ところが、キャパシタ174がノード214とノード215との間の電流経路に並列に接続されている。そのため、ノード214とノード215との間(例えば、接続配線200)に断線異常があるか否かにかかわらず、スイッチ132がオフの状態でノード214とノード215との間の電圧はほぼ零ボルトで不変である。したがって、監視回路184は、ノード214とノード215との間の電圧を監視しても、ノード214とノード215との間の断線異常を検知できない。
そこで、本実施形態の検知部70は、上述と同様に、スイッチ50のオン前後での監視回路181により監視される入力電圧の変化量と、スイッチ50のオン前後での監視回路187により監視される入力電圧の変化量との少なくともいずれかに基づいて、ノード214とノード215との間の抵抗値の異常を検知する。これにより、検知部70は、上述と同様に、ノード214とノード215との間の断線異常を検知できる。
また、例えば、ノード214とノード215との間が断線しているときにスイッチ132がオンされると、負荷133からの電流(例えば、回生電流)が監視回路181から187に貫通して流れるおそれがある。しかしながら、ノード214とノード215との間の断線異常が検知可能となるので、このような貫通電流が流れることを未然に防ぐことができる。
以上、電池監視装置を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、セルや接続配線の数は、上述の実施形態に限られない。
1,2,3,4 電池監視装置
11,12,13,151a,151b,151c,152a,152b,152c セル
21,22,23,41,42,43,161〜168 抵抗体
50 スイッチ
61,62,63,181〜187 監視回路
70 検出部
101,102,103,111,112,113 ノード
121,122,123,200 接続配線
141 集積回路
201,202 端部

Claims (4)

  1. 直列に接続される複数のセルと、
    前記複数のセルのうちで最上位セルの正極と前記複数のセルのうちで最下位セルの負極とのいずれか一方の電極に接続される抵抗体と、
    前記最上位セルの正極と前記最下位セルの負極とを前記抵抗体を介して短絡するようにオンするスイッチと、
    前記最上位セルと前記最下位セルのうち前記抵抗体が接続される方のセルの両端から、前記抵抗体を経由して取り出される入力電圧を監視する監視部と、
    前記スイッチのオン前後での前記入力電圧の変化量に基づいて、前記複数のセルのうちの隣り合うセルにおいて、一方のセルの負極側の電圧取り出し点と他方のセルの正極側の電圧取り出し点との間の抵抗値の異常を検知する検知部とを備える、電池監視装置。
  2. 前記検知部は、前記変化量が所定値以下の場合、前記一方のセルの負極側の電圧取り出し点と前記他方のセルの正極側の電圧取り出し点との間が断線していると判定する、請求項1に記載の電池監視装置。
  3. 前記抵抗が接続される方のセルが前記最上位セルである場合、
    前記検知部は、前記変化量が所定の降下量以下の場合、前記一方のセルの負極側の電圧取り出し点と前記他方のセルの正極側の電圧取り出し点との間が断線していると判定する、請求項2に記載の電池監視装置。
  4. 前記抵抗が接続される方のセルが前記最下位セルである場合、
    前記検知部は、前記変化量が所定の上昇量以下の場合、前記一方のセルの負極側の電圧取り出し点と前記他方のセルの正極側の電圧取り出し点との間が断線していると判定する、請求項2に記載の電池監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017078658A (ja) * 2015-10-21 2017-04-27 株式会社デンソー 異常判定装置

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