JP2016103399A - 照射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業者がハンドルを握った場合のバランスが良好な照射装置を提供する。【解決手段】電力が供給されて発光する発光ダイオード36を備えた照射装置10であって、発光ダイオード36を支持するハウジング11と、発光ダイオード36から第1方向に間隔をおいてハウジング11に設けられ、かつ、発光ダイオード36に電力を供給する電池セルを収容した電池パック26が着脱される着脱壁22と、第1方向と交差する第2方向にハウジング11から突出したハンドル12と、を有する。【選択図】図5
Description
本発明は、作業者が握るハンドルを備えた照射装置に関する。
作業者が握るハンドルを備えた照射装置が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された照射装置は、光源を内蔵した円錐形状のハウジングと、ハウジングの外面から突出されたハンドルと、ハウジングの開口部に接続治具を介して取り付けた筒形状の遮光フードと、遮光フードに設けた観察窓と、を備えている。ハウジングの後端に、電力ケーブルが接続されている。
特許文献1に記載された照射装置は、遮光フードの開口端を観察対象面に押し付け、観察窓から発光状態を観察する。
しかし、特許文献1に記載された照射装置は、ハンドルを作業者が握ると、ハウジングを含む要素全体の重量で、ハンドルを中心とするモーメントが働く。したがって、照射装置全体がアンバランスとなり、作業者が照射装置を持ちにくい問題があった。
本発明の目的は、作業者がハンドルを握った場合のバランスが良好な照射装置を提供することにある。
一実施形態の発明は、電力が供給されて発光する発光体を備えた照射装置であって、前記発光体を支持するハウジングと、前記発光体から第1方向に間隔をおいて前記ハウジングに設けられ、かつ、前記発光体に電力を供給する電池セルを収容した電池パックが着脱される着脱部と、前記第1方向と交差する第2方向に前記ハウジングから突出したハンドルと、を有する。
他の実施形態の発明は、電力が供給されて前方に発光する発光体を備えた照射装置であって、前記発光体を支持するハウジングと、前記発光体から後方に間隔をおいて前記ハウジングに設けられ、かつ、前記発光体に電力を供給する電池セルを収容した電池パックが着脱される着脱部と、前後方向と交差する上方に向けて前記ハウジングから突出したハンドルと、を有する。
本発明では、作業者が手でハンドルを握った状態で、ハンドルを中心とするモーメントが働くことを抑制し、照射装置のバランスを保持できる。
以下、本発明の照射装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1〜図6に示す照射装置10は携帯型であり、照射装置10は、ハウジング11と、ハウジング11に設けられたハンドル12と、を備えている。また、ハウジング11は、互いに平行に配置された上壁13及び下壁14と、互いに平行に配置された2枚の側壁15,16と、を有する。2枚の側壁15,16は、上壁13及び下壁14に対してそれぞれ連続されており、照射装置10を側面視すると、ハウジング11の外周面形状は図6のように略四角形である。
図1〜図6に示す照射装置10は携帯型であり、照射装置10は、ハウジング11と、ハウジング11に設けられたハンドル12と、を備えている。また、ハウジング11は、互いに平行に配置された上壁13及び下壁14と、互いに平行に配置された2枚の側壁15,16と、を有する。2枚の側壁15,16は、上壁13及び下壁14に対してそれぞれ連続されており、照射装置10を側面視すると、ハウジング11の外周面形状は図6のように略四角形である。
また、上壁13及び下壁14、さらに2枚の側壁15,16に連続する前壁17が設けられており、前壁17から突出する支持筒18が設けられている。前壁17は開口部19を備えている。支持筒18内に第1収容室20が形成されている。さらに、下壁14に連続する接続壁21が設けられ、接続壁21に連続する着脱壁22が設けられている。着脱壁22において接続壁21とは反対側の端部は、後壁23を介して上壁13に連続されている。さらに、ハウジング11内に、上壁13と下壁14とを接続する隔壁63が設けられている。
ハウジング11内には、上壁13と下壁14と前壁17と隔壁63と2枚の側壁15,16とにより囲まれた第2収容室24が形成されている。開口部19は、第1収容室20と第2収容室24とをつないでいる。上壁13と隔壁63と着脱壁22と後壁23と2枚の側壁15,16とにより囲まれた第3収容室25が形成されている。第2収容室24と第3収容室25とはつながっている。
支持筒18は円筒形状であり、支持筒18の第1直線D1に沿った方向で、第2収容室24は、第1収容室20と第3収容室25との間に配置されている。第1直線D1に沿った方向は、照射装置10の前後方向と呼ぶこともできる。ハウジング11に着脱される電池パック26が設けられている。
電池パック26は、収容ケース27と、収容ケース27内に設けた複数の電池セル28と、電池セル28に接続された第1端子29と、を備えている。収容ケース27に第1ガイドレールが設けられ、着脱壁22に第2ガイドレールが設けられている。第1ガイドレール及び第2ガイドレールは、第1直線D1と平行である。電池パック26は、第1ガイドレール及び第2ガイドレールに沿って着脱壁22に対して移動され、電池パック26は着脱壁22に着脱される。電池パック26は、着脱壁22に取り付けられた状態で、ハウジング11の外部に露出している。電池パック26がハウジング11の外部に露出しているため、電池パック26をハウジング11へ着脱し易い。
電池セル28は、充電と放電とを繰り返し行うことの可能な二次電池である。電池セル28は、リチウムイオン電池、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池等を含む。電池パック26は直流電源であり、コードレス式である。なお、本実施形態の電池パック26は、リチウムイオン電池セルを5個直列に接続した電池セル群を1列とし、2列の電池セル群を互いに並列に接続したものである。電池パック26の電圧は18Vである。
着脱壁22には第2端子30が設けられており、電池パック26が着脱壁22に取り付けられると、第1端子29が第2端子30と接続される。電池パック26が着脱壁22に取り付けられた状態で、収容ケース27の底部31の外面と、下壁14の外面とが、同一平面上にある。
第1収容室20にレンズ32が設けられ、第2収容室24にLED基板33が設けられ、第2収容室24にヒートシンク34及び冷却ファン35が設けられ、第3収容室25に制御基板57が設けられている。LED基板33は、第1直線D1方向で、電池パック26に対して間隔をおいて配置されている。着脱壁22の内面から突出するマウント部37が設けられ、制御基板57はマウント部37に固定されている。マウント部37は、第1直線D1に対して直角な方向に突出している。第1直線D1に対して直角な方向は、上下方向と呼ぶこともできる。
LED基板33及び冷却ファン35は、第1直線D1に沿った前後方向で、レンズ32と制御基板57との間に配置されている。冷却ファン35を駆動する電動モータ38が、第2収容室24に設けられている。電動モータ38の回転中心となる軸線は、第1直線D1と共通である。LED基板33は、第1直線D1に沿った前後方向で、レンズ32と冷却ファン35との間に配置されている。LED基板33は、第1直線D1に対して垂直となる向きで配置され、LED基板33の2つの表面のうち、レンズ32に近い方の表面に、複数の発光ダイオード36が取り付けられている。複数の発光ダイオード36は、照射装置10を側面視した図6のように、縦横の複数列に亘って配置されている。
発光ダイオード36は、電圧が印加されて発光する半導体素子であり、発光ダイオード36は、赤外線領域、または、可視光線領域、または、紫外線領域のいずれで発光するものでもよいが、本実施形態の発光ダイオード36は、紫外線領域で発光するものとする。すなわち、本実施形態の照射装置10は紫外線照射装置である。さらに、LED基板33を厚さ方向に貫通する通気孔33aが設けられている。
ヒートシンク34は、第1直線D1に沿った前後方向で冷却ファン35とLED基板33との間に配置され、ヒートシンク34は熱伝導性の高い金属材料、例えば、アルミニウム、銅により構成されている。このように、LED基板33とヒートシンク34と冷却ファン35とを一体化したユニットは、第2収容室24に配置されている。
制御基板57には、コントローラを含む電気部品、電気回路が設けられている。電気回路と第2端子30とを接続するリード線39が設けられ、電気回路とLED基板33とを接続するリード線40が設けられ、電気回路と冷却ファン35のモータとを接続するリード線41が設けられている。
ハンドル12は、上壁の外面から、第1直線D1に対して交差する向きで突出したアーチ形状である。すなわち、ハンドル12は、上下方向で上方に向けて突出されている。また、ハンドル12は、第1直線D1に前後沿った方向に延ばされている。ハンドル12は、第1構成部42と、第1構成部42に連続する第2構成部43と、第2構成部43に連続する第3構成部44と、を備えている。第1構成部42は、第1直線D1に沿った前後方向で、前壁17と第3構成部44との間に配置されている。また、第1構成部42及び第3構成部44は上壁13に接続されている。
第2構成部43と上壁13の外面との間における隙間量は、第1直線D1に沿った方向で異なる。第2構成部43は、第1直線D1に沿った方向で第3構成部44に近づくほど、隙間量が狭くなる向きで、上壁13の外面に対して傾斜している。
ハンドル12は管部材で構成され、ハンドル12の第2構成部43に回動自在なトリガ45が設けられ、トリガ45の操作により接続及び遮断されるスイッチ46が、第2構成部43内に設けられている。すなわち、トリガ45が作業者により操作されることで発光ダイオード36が照射可能となる。スイッチ46と制御基板57とを接続するリード線47が設けられている。さらに、2枚の側壁15,16に固定されたフック48が設けられている。フック48は、照射装置10の平面視でアーチ形状である。さらに、側壁15の外面に、ベルト用フック49が設けられている。ベルト用フック49は、第1直線D1に沿った方向に延ばされている。
さらに、上壁13の外面にお知らせランプ50が設けられている。お知らせランプ50は、発光ダイオードを用いることができる。お知らせランプ50として発光ダイオードを用いる場合、可視光線領域で発光する発光ダイオードである。お知らせランプ50と制御基板57とを接続するリード線51が設けられている。
さらにまた、下壁14から第3収容室25へ突出された筒部52が設けられ、筒部52の内面に雌ねじ52aが設けられている。この雌ねじ52aは、三脚を固定するための機構である。三脚は、照射装置10を支持する。さらに、2つの側壁15,16を貫通する吸気口53が設けられており、吸気口53は、ハウジング11の外部と第1収容室20とをつなぐ。吸気口53は、第1直線D1に沿った方向で、開口部19とLED基板33との間に形成されている。
さらに、2つの側壁15,16を貫通する排気口54が設けられており、排気口54は、ハウジング11の外部と第1収容室20とをつなぐ。第1直線D1に沿った方向で、排気口54が形成されている範囲は、冷却ファン35が配置されている範囲と重なる。LED基板33及びヒートシンク34は、第1直線D1に沿った方向で、吸気口53と排気口54との間に配置されている。つまり、LED基板33及びヒートシンク34は、ハウジング11内を空気が流れる経路に配置されている。
さらに、側壁16に液晶表示部55及び操作スイッチ64が設けられ、液晶表示部55及び操作スイッチ64は、リード線により制御基板57へ接続されている。作業者は、操作スイッチ64を操作して、発光ダイオード36による照射時間を設定可能である。液晶表示部55は、操作スイッチ64により設定された照射時間を表示する。
さらに、照射装置10とは別体で遠隔操作装置56が設けられており、遠隔操作装置56は、電波信号または光信号を出力する。遠隔操作装置56は、発光ダイオード36を消灯及び点灯する信号、発光ダイオード36を所定時間に亘り発光させた後、消灯するタイマーを設定する信号等を出力する。遠隔操作装置56から出力される信号は、ハウジング11に設けられた受信部により受信される。受信部が受信した信号は、制御基板57のコントローラに送られてコントローラにより処理される。
電池パック26がハウジング11に取り付けられた照射装置10の重心W1は、第1直線D1と、下壁14との間にある。第2直線E1に沿った方向で、重心W1の位置は、電池セル28が配置されている範囲の外にある。第2直線E1に沿った方向は、上下方向である。また、重心W1は、第1直線D1に沿った方向で、電池パック26と冷却ファン35との間にある。また、照射装置10の正面視で、第1直線D1と直角であり、かつ、重心W1を通る第2直線E1上に、トリガ45及び雌ねじ52aが配置されている。雌ねじ52aの第1直線は、第2直線E1と共通である。つまり、第1直線D1を水平にして照射装置10を支持した場合、第2直線E1は重力の作用方向である鉛直線と平行である。照射装置10の正面視で、第2直線E1はハンドル12の第2構成部43を通る。
作業者が照射装置10を手で持っている状態で、トリガ45を操作して発光ダイオード36に電圧を印加すると、発光ダイオード36が発生した紫外線は、レンズ32を透過して対象物に照射される。ここで、対象物は紫外線硬化樹脂である。紫外線硬化樹脂とは、特定の波長の光によって重合、硬化する樹脂である。紫外線硬化樹脂は、アクリレート系樹脂、エポキシ系樹脂等を含む。
照射装置10を作業者が持つ場合は、作業者は手でハンドル12を握る。特に、第2構成部43を握る。電池パック26をハウジング11に取り付けた照射装置10は、その重心W1が、ハンドル12を通る第2直線E1上にある。第2直線E1は重力の作用方向である鉛直線と平行である。また、作業者が手でハンドル12を握った状態で、ハンドル12の下方にハウジング11及び電池パック26が位置する。このため、ハンドル12を中心とするモーメントが働くことを抑制でき、照射装置のバランスを保持できる。照射装置のバランスとは、照射装置の姿勢という意味を含む。したがって、作業者が照射装置10を持ち運び易い。
また、トリガ45が操作されると、電動モータ38に電力が供給されて冷却ファン35が回転する。すると、ハウジング11の外部の空気が、吸気口53を通りハウジング11内に導入される。ハウジング11内に吸い込まれた空気は、通気孔33aを通りヒートシンク34に接触し、次いで、排気口54を通りハウジング11の外部に排出される。発光ダイオード36及びLED基板33の熱は、ハウジング11内の空気に伝達され、その熱を奪った空気はハウジング11の外部に排出される。したがって、発光ダイオード36及びLED基板33を冷却することができる。
また、LED基板33に通気孔33aが設けられているため、ハウジング11内に吸い込まれた空気が、LED基板33とレンズ32との間に滞留することを抑制できる。したがって、冷却ファン35の冷却効率を高めることができる。
さらに、電池パック26はハウジング11の外部に配置されるため、電池パック26を着脱壁22に着脱する作業を容易に行うことができる。また、作業者が照射装置10を手で持った状態から、照射装置10を下方に下げると、下壁14の外面及び収容ケース27の底部31の外面が、床、テーブル等の置き場所に接触する。したがって、作業者が照射装置10を持っている状態の姿勢から、照射装置10の姿勢を変えることなく、置くことができ置きやすい。
さらに、照射装置10を床等に置き、作業者は照射装置10から離れた場所から遠隔操作装置56を操作して、発光ダイオード36を点灯及び消灯する制御を実行できる。発光ダイオード36が点灯している場合、お知らせランプ50が点灯し、発光ダイオード36が消灯している場合、お知らせランプ50は消灯する。このため、作業者は発光ダイオード36が紫外線を照射中であることを確認できる。また、お知らせランプ50が消灯すれば、紫外線硬化樹脂が硬化したことを間接的に知ることができる。底部31の外面と及び下壁14の外面が、床、テーブル等の平らな作業場所に接触した状態で、照射装置10が置かれると、上下方向を表す第2直線E1は、略垂直となる。
さらに、三脚の雄ねじを雌ねじ52aに挿入して締め付け、三脚に照射装置10を固定すれば、照射装置10を三脚で支持することもできる。したがって、照射装置10で照射作業を実行中に、作業者は他の作業を行うことができる。この際、筒部52の雌ねじ52aは、重心W1を通る第2直線E1上に配置される。このため、三脚及び照射装置10がバランスを保持でき、三脚が倒れ難い。さらに、ベルト用フック49を作業者のベルトに掛けて、照射装置10を吊り下げることもできる。さらにまた、フック48を作業場にある棒やパイプに掛けて、照射装置10を吊り下げることもできる。
照射装置10は、直流電源としての電池パック26を電源としており、交流電源に接続する電力ケーブルが不要である。したがって、場所を選ばずに照射作業を行うことができ、作業性が向上する。
(変更例1)
図6に示すLED基板33に取り付ける複数の発光ダイオード36は、紫外線領域における発光の波長を全て同一とすることが可能である。これに対して、紫外線領域における発光の波長が異なる複数の発光ダイオード36を、LED基板33に取り付けることも可能である。波長の種類は、2種類でもよく、または3種類以上でもよい。そして、ハウジング11の外面、例えば、側壁15の外面に切り替えスイッチ58を設ける。切り替えスイッチ58の操作信号は、制御基板57のコントローラへ入力される。切り替えスイッチ58は、点灯するべき発光ダイオード36の種類を、作業者が選択する要素である。
図6に示すLED基板33に取り付ける複数の発光ダイオード36は、紫外線領域における発光の波長を全て同一とすることが可能である。これに対して、紫外線領域における発光の波長が異なる複数の発光ダイオード36を、LED基板33に取り付けることも可能である。波長の種類は、2種類でもよく、または3種類以上でもよい。そして、ハウジング11の外面、例えば、側壁15の外面に切り替えスイッチ58を設ける。切り替えスイッチ58の操作信号は、制御基板57のコントローラへ入力される。切り替えスイッチ58は、点灯するべき発光ダイオード36の種類を、作業者が選択する要素である。
作業者が切り替えスイッチ58を操作すると、目的とする紫外線波長となる発光ダイオード36を点灯させ、目的から外れた紫外線波長の発光ダイオード36は消灯することができる。したがって、照射装置10は、反応する波長が異なる紫外線硬化樹脂を複数種類硬化する作業を行うことができる。
さらに、種類が異なる発光ダイオード36として、紫外線領域で発光するものに加え、赤外線領域で発光するもの、及び可視光線領域で発光するものを取り付けておいてもよい。そして、作業者が切り替えスイッチ58を操作すると、点灯するべき領域の発光ダイオード36を、作業者が選択可能である。
(変更例2)
照射装置10の変更例2を図7を参照して説明する。図7に示す照射装置10は、ハンドル12の形状が、前述のハンドル12とは異なる。図7に示すハンドル12は、第2構成部43と上壁13の表面との隙間量が、第3構成部44に近づくほど広くなる向きで、第2構成部43が傾斜している。
照射装置10の変更例2を図7を参照して説明する。図7に示す照射装置10は、ハンドル12の形状が、前述のハンドル12とは異なる。図7に示すハンドル12は、第2構成部43と上壁13の表面との隙間量が、第3構成部44に近づくほど広くなる向きで、第2構成部43が傾斜している。
図7の照射装置10の他の構成は、図1〜図6の照射装置10の構成と同じである。図7の照射装置10の効果は、図1〜図6の照射装置10の効果と同じである。図7に示す照射装置10は、紫外線を上向きに照射する向きで第1直線D1を傾けて照射装置10を作業者が持つ場合に、持ち易い。
(実施の形態2)
照射装置10の実施の形態2を、図8〜図10を参照して説明する。図8〜図10において、図1〜図6と同じ構成部分については、図1〜図6と同じ符号を付してある。ハウジング11は、後壁23から前壁17に向けて第1直線D1方向に窪んだ凹部59を備えている。凹部59に電池パック26が収容されている。側壁15から第1直線D1方向に突出された突出部60が設けられ、側壁16から第1直線D1方向に突出された突出部61が設けられている。突出部60と突出部61とをつなぐ接続壁62が設けられている。電池パック26は、第2直線E1方向でハウジング11の中央に配置されている。
照射装置10の実施の形態2を、図8〜図10を参照して説明する。図8〜図10において、図1〜図6と同じ構成部分については、図1〜図6と同じ符号を付してある。ハウジング11は、後壁23から前壁17に向けて第1直線D1方向に窪んだ凹部59を備えている。凹部59に電池パック26が収容されている。側壁15から第1直線D1方向に突出された突出部60が設けられ、側壁16から第1直線D1方向に突出された突出部61が設けられている。突出部60と突出部61とをつなぐ接続壁62が設けられている。電池パック26は、第2直線E1方向でハウジング11の中央に配置されている。
接続壁62は第1直線D1と平行であり、凹部59は着脱壁22と接続壁62との間に形成されている。そして、収容ケース27の底部の外面は、下壁14の外面と、重心W1との間に位置している。つまり、第2直線E1に沿った方向で、重心W1は、第1直線D1と上壁13との間に位置する。また、突出部60,61にフック48が取り付けられている。フック48は、突出部60,61に対して回動可能である。
さらに液晶表示部55は突出部61の外面に設けられている。図8〜図10の照射装置10において、図1〜図6の照射装置10と同じ構成箇所については、図1〜図6の照射装置10と同じ効果を得ることができる。電池パック26を着脱壁22へ着脱する場合、フック48を回動させて、電池パック26の移動経路を阻害しない位置に、フック48を停止する。なお、図8〜図10のハウジング11に、図2に示す切り替えスイッチ58を設けることも可能である。遠隔操作装置56を用いて、図8〜図10の照射装置10を制御することも可能である。
照射装置10の他の使用例が、図11に示されている。電池パック26と同形状のアダプタ68が、図11(A)のように、接続コード65を介して背負い式の電源66に接続されている。背負い式の電源66とは、作業者が背中に背負う背負い具67により支持される直流電源である。背負い式の電源66は、収容ケース内に複数の電池セルを収容した電池パックである。背負い式の電源66の電圧は36Vであり、電池パック26の電圧よりも高い。また、アダプタ68は、背負い式の電源66の電力を第2端子30に供給する端子を有する。アダプタ68の端子は、第1端子29と同形状である。つまり、アダプタ68は着脱壁22に対して着脱可能である。
また、アダプタ68内に昇圧・降圧回路が設けられている。昇圧・降圧回路は、背負い式の電源66の電圧が電池パック26の電圧よりも大きい場合や小さい場合に、背負い式の電源66の電圧を、電池パック26の電圧と同じとなるように調整する。背負い具67は、背中に接触し、かつ、電源66を取り付けたパッド、肩に掛けるベルト、腰に巻くベルトを備えている。
照射装置10により横方向を照射する場合は、図11(B)のように、第1直線D1が略水平となるように、作業者が照射装置10を持つ。照射装置10により上方向を照射する場合は、図11(C)のように、第1直線D1が水平線に対して傾くように、作業者が照射装置10を持つ。
実施の形態で説明した構成と、本発明の構成との対応関係は、以下の通りである。発光ダイオード36が、本発明の発光体に相当し、ハウジング11が、本発明のハウジングに相当し、電池セル28が、本発明の電池セルに相当し、電池パック26及び背負い式電源66が、本発明の電池パックに相当し、着脱壁22が、本発明の着脱部に相当し、ハンドル12が、本発明のハンドルに相当し、上壁13が、本発明の第1壁部に相当し、トリガ45が、本発明のトリガに相当し、第2構成部43が、本発明の傾斜部に相当し、冷却ファン35が、本発明の冷却ファンに相当し、吸気口53が、本発明の吸気口に相当し、排気口54が、本発明の排気口に相当する。
また、ヒートシンク34が、本発明のヒートシンクに相当し、収容ケース27が、本発明の収容ケースに相当し、底部31が、本発明の底部に相当し、下壁14が、本発明の第2壁部に相当し、雌ねじ52aが、本発明の取り付け機構に相当し、フック48及びベルト用フック49が、本発明のフックに相当する。さらに、本発明の第1方向、例えば、前後方向は、第1直線D1で表されている。また、本発明の第2方向、例えば、上下方向は、第2直線E1で表されている。さらに、重心W1が、本発明の重心に相当し、ベルト、パイプ、棒が、本発明の物体に相当する。発光体から光が照射される方向が、本発明における前方である。例えば、図5ではLED基板33よりも左側が前方であり、LED基板33よりも右側が後方である。本発明において、電池パックを着脱部に着脱する方法は、電池パックを直接、着脱部に着脱する方法と、電池パックをアダプタ及び接続コードを介して着脱部に着脱する方法を含む。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、照射装置は、樹脂の硬化に用いるのみならず、殺菌、表面処理に用いてもよい。さらに、発光体は、発光ダイオードに限らず、電球、蛍光灯を含む。
11…ハウジング、12…ハンドル、13…上壁、14…下壁、22…着脱壁、26…電池パック、27…収容ケース、28…電池セル、31…底部、34…ヒートシンク、35…冷却ファン、36…発光ダイオード、43…第2構成部、45…トリガ、48…フック、49…ベルト用フック、52a…雌ねじ、53…吸気口、54…排気口、68…アダプタ、D1…第1直線、E1…第2直線、W1…重心。
Claims (22)
- 電力が供給されて発光する発光体を備えた照射装置であって、
前記発光体を支持するハウジングと、
前記発光体から第1方向に間隔をおいて前記ハウジングに設けられ、かつ、前記発光体に電力を供給する電池セルを収容した電池パックが着脱される着脱部と、
前記第1方向と交差する第2方向に前記ハウジングから突出したハンドルと、
を有する照射装置。 - 前記着脱部に前記電池パックが取り付けられている、請求項1に記載の照射装置。
- 前記電池パックは、前記ハウジングの外部に露出している、請求項2に記載の照射装置。
- 前記着脱部は、前記第1方向で前記発光体から光が照射される向きとは反対側に設けられている、請求項2または3に記載の照射装置。
- 前記第1方向で、前記発光体と前記電池パックとの間に重心が位置する、請求項4に記載の照射装置。
- 前記第2方向は、前記第1方向を表す第1直線に対して直角な第2直線で表され、
前記重心は、前記第2直線上に位置する、請求項5に記載の照射装置。 - 作業者により操作され、かつ、前記電池セルの電力を前記発光体に供給する経路を接続または遮断するトリガが、前記ハンドルに設けられている、請求項6に記載の照射装置。
- 前記ハンドルは、前記第1方向に延びている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の照射装置。
- 前記ハウジングは、前記第1方向に沿って配置した第1壁部を備え、
前記ハンドルは、前記第1壁部に対して傾斜した傾斜部を備えている、請求項4に記載の照射装置。 - 前記発光体を冷却する空気の流れを形成する冷却ファンが、前記ハウジングに設けられている、請求項1〜9のいずれか1項に記載の照射装置。
- 前記冷却ファンは、前記電池セルの電力で回転する、請求項10に記載の照射装置。
- 前記ハウジングに、
前記冷却ファンの回転により流れる空気を前記ハウジング内に導入する吸気口と、
前記ハウジング内の空気を前記ハウジングの外部に排出する排気口と、
が設けられている、請求項10または11に記載の照射装置。 - 前記発光体を冷却するヒートシンクが、前記ハウジングに設けられている、請求項10〜12のいずれか1項に記載の照射装置。
- 前記ヒートシンクは、前記ハウジング内を空気が流れる経路に配置されている、請求項13に記載の照射装置。
- 前記電池パックは、前記電池セルを収容した収容ケースを備え、
前記収容ケースの底部は、前記第1方向に沿って配置され、
前記ハウジングは、前記第1壁部と平行な第2壁部を備え、
前記第2壁部及び前記底部は、同一平面を構成している、請求項9に記載の照射装置。 - 前記電池パックは、前記第2直線に沿った方向で前記ハウジングの中央に配置されている、請求項6に記載の照射装置。
- 前記ハウジングを支持する三脚の取り付け機構が、前記第2直線上に配置されている、請求項6または16に記載の照射装置。
- 前記ハウジングを物体にぶら下げるフックが、前記ハウジングに設けられている、請求項1〜17のいずれか1項に記載の照射装置。
- 電力が供給されて前方に発光する発光体を備えた照射装置であって、
前記発光体を支持するハウジングと、
前記発光体から後方に間隔をおいて前記ハウジングに設けられ、かつ、前記発光体に電力を供給する電池セルを収容した電池パックが着脱される着脱部と、
前後方向と交差する上方に向けて前記ハウジングから突出したハンドルと、
を有する照射装置。 - 前記ハウジングの前後方向において、前記発光体と前記着脱部との間に重心が位置する、請求項19に記載の照射装置。
- 前記ハンドルの下方に前記重心が位置する、請求項19または請求項20に記載の照射装置。
- 作業者により操作されて前記発光体を照射可能とするトリガが、前記ハンドルに設けられ、
前記重心は、前記トリガの下方に位置する、請求項21に記載の照射装置。
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2014
- 2014-11-28 JP JP2014241062A patent/JP2016103399A/ja active Pending
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