JP2016099701A - 手書き入力装置、記入内容処理プログラムおよび記入内容処理方法 - Google Patents

手書き入力装置、記入内容処理プログラムおよび記入内容処理方法 Download PDF

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雅之 井上
健太 保坂
Kenta Hosaka
健太 保坂
有理 福村
Yuri Fukumura
有理 福村
哲宏 柴田
Tetsuhiro Shibata
哲宏 柴田
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Abstract

【課題】用紙が交換されたことを正確に判断して、手書きで記入された内容を正しく処理することが可能な手書き入力装置、記入内容処理プログラムおよび記入内容処理方法を提供する。【解決手段】手書き入力装置は、用紙を載置可能な載置面と、載置面上の用紙に記入が行われるとき、当該記入の内容を検出する検出部と、載置面上の用紙の交換を検知する用紙交換検知部と、用紙交換検知部の検知結果の真偽を判断する判断部と、判断部の判断結果に基づいて、検出部により検出された記入の内容を処理する処理部と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、手書き入力装置、記入内容処理プログラムおよび記入内容処理方法に関する。
近年、例えばペンを用いて用紙に手書きで記入された内容を、記入と同時に電子化し、電子化した電子データと当該用紙に対応する電子フォームとを合成することによって、記入された用紙と同じ電子文書データを作成可能な手書き入力装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。この手書き入力装置は、デジタイザを備えており、デジタイザ上に載置された用紙にペンによる記入が行われると、デジタイザがペンの押圧を検知し、当該押圧を検知した位置の移動軌跡を手書きデータ(電子データ)として入力することができる。
このような手書き入力装置では、タッチパネル上で、あるページに対応する用紙が次のページに対応する用紙に交換される場合、言い換えるとページが送られる場合、交換前の用紙に記入された内容と交換後の用紙に記入された内容とを区別するために、用紙が交換されたことを正確に検出する必要がある。そこで、手書き入力装置にページ送りボタンを設け、このボタンがユーザーに押下されたことを検知して、ページが送られたことを検出することが考えられる。また、タッチパネル上に用紙を保持するクリップを設けるとともに、当該クリップの開閉動作に連動してオンオフするスイッチを設け、ユーザーが用紙をクリップから外して当該用紙を交換することで、当該クリップの開閉動作に連動してスイッチが作動したことを検知して、ページが送られたことを検出することが考えられる。
一方、特許文献2には、記載内容を電子データ化して記録する電子筆記装置が開示されている。特許文献2に記載の電子筆記装置は、載置部に載置された用紙のうち、当該用紙の上端部を拘束する押圧バネと、載置部上の用紙の有無を検出するためのフォトセンサーと、を有する。
特開2007−305109号公報 特開2013−057989号公報
しかしながら、上述したような、手書き入力装置にページ送りボタンを設ける構成では、ページ送りボタンに誤ってユーザーの手が触れることによって当該ページ送りボタンが押下された場合、実際には用紙は交換されていないにもかかわらず、ユーザーの意図に反して、用紙は交換されたと誤判定してしまうという問題がある。また、クリップの開閉に連動するスイッチによりページ送りを検出する場合には、タッチパネル上で用紙の位置ずれが発生した際に同様の問題が生じる。すなわち、ユーザーが用紙の位置ずれを解消するために一度クリップから用紙を離して付け直すと、当該クリップの開閉動作にスイッチが連動してしまう。その結果、手書き入力装置は、実際には用紙は交換されていないにもかかわらず、ユーザーの意図に反して、用紙は交換されたと誤判定してしまう。したがって、手書き入力装置内において、本来1ページであるべき手書きデータが、別々のページの手書きデータとして存在してしまう。
また、特許文献2に記載の技術では、フォトセンサーを用いて載置部における用紙の有無を検出することはできるが、例えば、用紙がめくれ上がっただけでも用紙無しと判断されてしまうので、やはり、用紙が交換されたことを正確に判断することはできない。
本発明の目的は、用紙が交換されたことを正確に判断して、手書きで記入された内容を正しく処理することが可能な手書き入力装置、記入内容処理プログラムおよび記入内容処理方法を提供することである。
本発明に係る手書き入力装置は、
用紙を載置可能な載置面と、
前記載置面上の用紙に記入が行われるとき、当該記入の内容を検出する検出部と、
前記載置面上の用紙の交換を検知する用紙交換検知部と、
前記用紙交換検知部の検知結果の真偽を判断する判断部と、
前記判断部の判断結果に基づいて、前記検出部により検出された前記記入の内容を処理する処理部と、
を備える。
本発明に係る記入内容処理プログラムは、
コンピューターに、
用紙を載置可能な載置面上の用紙に記入が行われるとき、当該記入の内容を検出する処理を実行させ、
前記載置面上の用紙の交換を検知する処理を実行させ、
前記検知の結果の真偽を判断する処理を実行させ、
前記判断の結果に基づいて、検出された前記記入の内容を処理させる。
本発明に係る記入内容処理方法は、
用紙を載置可能な載置面上の用紙に記入が行われるとき、当該記入の内容を検出し、
前記載置面上の用紙の交換を検知し、
前記検知の結果の真偽を判断し、
前記判断の結果に基づいて、検出された前記記入の内容を処理する。
本発明によれば、用紙の交換の検知結果について真偽を判断してから、当該判断の結果に基づいて、用紙に記入された内容が処理される。よって、実際には用紙は交換されていないにもかかわらず、ユーザーの意図に反して、用紙は交換されたと誤判定されてしまい、本来1ページであるべき手書きデータが、別々のページの手書きデータとして存在してしまうことを防止することができる。以上より、用紙が交換されたことを正確に判断して、手書きで記入された内容を正しく処理することができる。
実施の形態1における手書き入力装置の全体構成を概略的に示す図である。 実施の形態1における手書き入力装置の制御系の主要部を示す図である。 実施の形態1における手書き入力装置の制御部が実行する記入内容処理を示すフローチャートである。 複数の入力指定領域が設定されている用紙を示す図である。 実施の形態1における手書き入力装置の真偽判断処理を示すフローチャートである。 タッチパネルに対する手書きデータの入力例を説明する図である。 タッチパネルに対する手書きデータの他の入力例を説明する図である。 実施の形態2における手書き入力装置の全体構成を概略的に示す図である。 実施の形態2における手書き入力装置の制御系の主要部を示す図である。 実施の形態2における手書き入力装置の真偽判断処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における手書き入力装置10の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態における手書き入力装置10の制御系の主要部を示す。図1、2に示す手書き入力装置10は、各部の制御を行うための制御部11と、外部機器との間で各種情報を送受信するための通信I/F部12と、感圧式のタッチパネル13と、あるページに対応する用紙30を次のページに対応する用紙30に交換した際にユーザーが押下するページ送りボタン14と、ページ送りボタン14が押下されたことを検知してページ送り信号を制御部11に出力する用紙交換検知部15と、タッチパネル13の表面、すなわち用紙30を載置可能な載置面上に用紙30を保持するためのクリップ等の保持部16とを備える。図1Aに示すように、ユーザーは、例えばボールペンのようなペン20を用いて、タッチパネル13上に載置された用紙30に手書きで記入する。タッチパネル13は、ペン20の押圧を検知し、図1Bに示すように、当該押圧を検知した位置の移動軌跡を示す手書き情報17を手書きデータ(電子データ)として入力する。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11aと、ROM(Read Only Memory)11bやRAM(Random Access Memory)11cなどのメモリと、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、SD(Secure Digital)カードなどの記憶部11dとを備えて構成される。CPU11aは、ROM11bや記憶部11dに記憶した記入内容処理プログラムをRAM11cに展開して実行し、手書き入力装置10の全体制御を行う。また、RAM11cは、用紙30に手書きで記入が行われた際に、手書き情報17を記憶する入力バッファとしても機能する。制御部11は、記憶部11dに記憶した記入内容処理プログラムに基づき、タッチパネル13により検知されたペン20の押圧の位置軌跡、強度(筆圧)および範囲から用紙30に記入された内容を特定する。なお、本実施の形態において、制御部11は、用紙交換検知部15の検知結果の真偽を判断する判断部、および、判断部の判断結果に基づいて、検出部により検出された記入の内容を処理する処理部として機能する。判断部と処理部はそれぞれ別個のハードウェアで構成されていても良い。
通信I/F部12は、NIC(Network Interface Card)やモデム等であり、Ethernet(登録商標)やNFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)、TransferJet(登録商標)等の規格に従って、有線や無線により、手書きデータの転送先のコンピューター装置等との通信を可能にする。
感圧式のタッチパネル13は、例えば、デジタルマトリクス抵抗膜式のタッチパネルであり、用紙30の上からのペン20による押圧を検知して、ユーザーによる筆記具を用いた記入動作により、用紙30上に記入された文字や図形等に対応する情報の入力を受ける。すなわちタッチパネル13は、用紙30に手書きで記入が行われるとき、その記入内容を検出する検出部として機能する。なお、本実施の形態では、感圧式のタッチパネル13を用いる例について説明するが、記入された内容を検出する方式は圧力検出方式に限らず、赤外線光学イメージング方式、超音波方式、赤外線/超音波検出方式、電磁誘導方式等であっても良い。本実施の形態では、タッチパネル13の方式が感圧式、より具体的にはデジタルマトリクス抵抗膜式であるため、ボールペン、シャープペンシルまたは鉛筆等のような一般的な筆記用具の代わりにスタイラスペンや指を用いても、用紙30への記入動作を検出することができる。また、押圧部の面積や押圧力を検知することで接触体の種類を推定することができ、鉛筆・指・消しゴム等の判別を行うことができる。なお、本実施の形態において、「記入動作」とは、筆記具を用いて文字や図形等を用紙30に記入することによって、タッチパネル13を介して上記文字や図形等に対応する情報が手書き入力装置10に入力される動作のみに限定されず、筆記具と消しゴムとを併用して用紙30への文字や図形等の記入を完成させる際に、タッチパネル13を介して上記完成した文字や図形等に対応する情報が手書き入力装置10に入力される動作も含む。また、本明細書では、消しゴムで用紙30上の文字や図形を消去する際に、タッチパネル13を通じて消しゴムの移動軌跡を検知し、入力済みの文字や図形に相当する情報から消しゴムの移動軌跡に応じて消去を行う動作も「記入動作」と呼ぶことがある。
保持部16は、タッチパネル13上に用紙30を保持する。より具体的には、保持部16は、その一端に設けられた回動軸が手書き入力装置10の筐体に固定され、バネや保持部16の材料が有する撓み性等により、他端が回動して用紙30を押圧するように構成されている。用紙30を交換する場合は、保持部15の他端に設けた開口部に指を入れて持ち上げるように保持部15を回動させる。すなわち、ユーザーは、保持部16を開閉させることによって、保持部16に用紙30の上端部付近を保持させたり、用紙30を取り替えたりする。また、保持部16は、その一端が手書き入力装置10の筐体に固定される構成に限らず、磁石等を用いてタッチパネル13上に用紙30を保持する構造としても良い。なお、タッチパネル13の用紙載置面に、用紙30の滑りを防止するような加工を施したり、用紙30の滑りを防止するためのシート状の摩擦力付与部材を貼り付けたりしても良い。
次に、実施の形態1において、タッチパネル13上に載置されている用紙30に記入された内容を処理する記入内容処理について説明する。図3は、実施の形態1における、制御部11が記入内容処理プログラムに基づいて実行する、記入内容処理を示すフローチャートである。本処理は、例えば手書き入力装置10の電源がオンされることにより開始する。ここで、用紙30には、図4に示すように、複数の入力指定領域が示されている。具体的に、用紙30には、問題1に対する回答を記入するためのチェックボックスである入力指定領域40と、問題2に対する回答を記入するためのチェックボックスである入力指定領域42と、問題3に対する回答を記入するための記入欄である入力指定領域44とをそれぞれ示す枠線が予め印刷されている。
まず、制御部11は、用紙30に対応する電子フォームデータを、第nページ(nは自然数)に対応する入力用データとして生成する(ステップS100)。
次に、制御部11は、タッチパネル13からの出力信号に基づいて、タッチパネル13に手書きデータが入力されたか否かを判定する(ステップS110)。タッチパネル13に手書きデータが入力されていない場合(ステップS110、NO)、終了の指示があるまで手書き入力待ちとなる(ステップS120にてNO、ステップS110にてNOを繰り返す)。一方、タッチパネル13に手書きデータが入力された場合(ステップS110、YES)、制御部11は、第nページの入力用データに、タッチパネル13に入力された手書きデータを追加するとともに(ステップS130)、後述する入力時間差を計測するために、手書きデータの入力完了時からの経過時間の計測を開始する(ステップS140)。
次に、ステップS150では、制御部11は、用紙交換検知部15からページ送り信号が出力されたか否かを確認する。ページ送り信号が検知された場合(ステップS150、YES)、制御部11は、次の手書きデータ入力の有無を検知し(ステップS160)、終了の指示があるまで入力待ちとなる(ステップS160にてNO、ステップS170にてNOを繰り返す)。
制御部11は、タッチパネル13に入力された手書きデータに基づいて、ステップS150で検知したページ送り信号(つまり、用紙交換を示す信号)が実際の用紙交換に基づくものであったか否か、つまり、用紙交換検知部15の検知結果の真偽を判断する(ステップS180)。この真偽判断処理について具体的に説明する。図5は、ステップS180の詳細な処理、すなわち用紙交換の真偽判断処理を示すフローチャートである。
まず、制御部11は、用紙30の入力指定領域40,42,44に対応するタッチパネル13上の各領域への入力有無を確認する(ステップS400)。このとき、ページ送り信号の前後の手書き入力データを、一旦、それぞれ連続する別々のページであるとみなして確認を行う。次に、入力が消しゴムのみによるものか否かを判定し(ステップS410)、消しゴムのみである場合は(ステップS410、YES)、記入動作が消しゴムを用いた消去である、つまり、記入したのと同じページの記入内容の少なくとも一部をユーザーが消去しようとしており、用紙交換はされていないと判断する(ステップS480)。一方、記入が消しゴムのみによるものではない場合はペンなどの筆記具によるものと判断し(ステップS410、NO)、ステップS420に遷移する。そして、ステップS420において、制御部11は、入力有りの入力指定領域40、42、44が2つのページ間で重なるか否かを判定する。
図6Aは、入力有りの入力指定領域40,42,44が2つのページで重ならない場合において、タッチパネル13に入力された手書きデータの一例を示す図である。図6Aに示すように、第nページの入力指定領域40,42、および、第n+1ページの入力指定領域44に入力が有る一方、第nページの入力指定領域44、および、第n+1ページの入力指定領域40,42に入力が無い。
図6Bは、入力有りの入力指定領域40,42,44が第nページおよび第n+1ページで重なる場合において、タッチパネル13に入力された手書きデータの一例を示す図である。図6Bに示すように、第nページの入力指定領域40,42,44、および、第n+1ページの入力指定領域40,42,44、つまり全ての入力指定領域に入力が有る。
ステップS420の判定結果、例えば、図6Bのように、入力有りの入力指定領域40,42,44が第nページおよび第n+1ページで重なる場合(ステップS420、YES)、制御部11は、第nページに対応する用紙30が第n+1ページに対応する用紙30に実際に交換された(よって、用紙交換検知部15による用紙交換検知結果は真)と判断する(ステップS500)。ステップS500の処理が完了することによって、手書き入力装置10は、図5における真偽判断処理を終了する。
一方、ステップS420の判定結果、例えば、図6Aのように、入力有りの入力指定領域40,42,44が第nページおよび第n+1ページで重ならない場合(ステップS420、NO)、制御部11は、タッチパネル13に対して第nページおよび第n+1ページの手書きデータが入力された入力時間をそれぞれ取得する(ステップS440)。
次に、制御部11は、第n+1ページの手書きデータが入力された入力時間と、第nページの手書きデータが入力された入力時間との入力時間差がT秒(例えば、3秒)以内であるか否かについて判定する(ステップS460)。この判定の結果、入力時間差がT秒以内である場合(ステップS460、YES)、制御部11は、第nページに対応する用紙30が第n+1ページに対応する用紙30に実際には交換されていない(よって、用紙交換検知部15による用紙交換検知結果は偽)と判断する(ステップS480)。ステップS480の処理が完了することによって、手書き入力装置10は、図5における真偽判断処理を終了する。一方、入力時間差がT秒以内でない場合(ステップS460、NO)、制御部11は、第nページに対応する用紙30が第n+1ページに対応する用紙30に交換された(よって、用紙交換検知部15による用紙交換検知結果は真)と判断する(ステップS500)。
図3のフローチャートに戻り、ステップS180における真偽判断結果が真である場合(ステップS190、NO)、処理はステップS210に遷移する。ステップS210では、制御部11は、記入内容処理で使用するページ番号nの値に(n+1)の値を設定する。次に、制御部11は、用紙30に対応する電子フォームデータを、第nページに対応する入力用データとして生成する(ステップS220)。次に、制御部11は、第nページの入力用データに、タッチパネル13に入力された手書きデータを追加する(ステップS230)。その後、処理はステップS240に遷移する。
一方、ステップS180における真偽判断結果が偽である場合(ステップS190、YES)、制御部11は、第nページの手書きデータに、ページ送り信号検知後に入力された手書きデータと合成し、合成された手書きデータを第nページの手書きデータとして更新する(ステップS200)。こうして、本来1ページであるべき手書きデータが、別々のページの手書きデータとして存在してしまうことを防止する。図6Cは、図6Aに示している、第nページの手書きデータと第n+1ページの手書きデータとを合成した手書きデータを示している。
なお、制御部11は、合成前の手書きデータ、および、合成後の手書きデータの両方を記憶部11dに記憶させても良い。その際、合成前の2ページに亘る手書きデータに対して、それらの手書きデータが1ページであるべき手書きデータとして判断されたことを示す識別情報を付加しても良い。これにより、ユーザー(例えば、データ管理者)は、識別情報を手掛かりにして、1ページであるべきと判断された手書きデータを容易に特定することができる。従って、必要に応じて、合成後の手書きデータを残して合成前の2ページの手書きデータを削除することができる。また、合成前の手書きデータ、および、合成後の手書きデータの両方をパソコンやスマートフォン等の外部情報機器に送信して、外部情報機器の表示部に表示させても良い。
ステップS240では、制御部11は、不図示の電源スイッチのオフ操作などにより、記入内容処理の終了が指示されたか否かについて判定する。この判定の結果、記入内容処理の終了が指示された場合(ステップS240、YES)、手書き入力装置10は、図3における記入内容処理動作を終了する。一方、記入内容処理の終了が指示されている場合(ステップS240、NO)、ステップS110に戻って処理が継続される。
以上詳しく説明したように、実施の形態1では、手書き入力装置10は、用紙30を載置可能な載置面と、載置面上の用紙30に記入が行われるとき、当該記入の内容を検出する検出部(タッチパネル13)と、載置面上の用紙30の交換を検知する用紙交換検知部15と、用紙交換検知部15の検知結果の真偽を判断する判断部(制御部11)と、判断部の判断結果に基づいて、検出部により検出された記入の内容を処理する処理部(制御部11)とを備える。判断部は、用紙交換検知部15により用紙30の交換が検知される前および後において検出部により検出された記入の内容、より具体的には、記入が行われた用紙30上の位置および記入が行われた時間に基づいて、用紙交換検知部15の検知結果の真偽を判断する。また、処理部は、判断部により用紙交換検知部15の検知結果が偽と判断された場合、用紙交換検知部15により用紙30の交換が検知される前および後において検出部により検出された記入の内容を合成する。
このように構成した本実施の形態によれば、用紙30の交換の検知結果について真偽が判断され、当該判断の結果に基づいて、用紙30に記入された内容が処理される。よって、実際には用紙30は交換されていないにもかかわらず、ユーザーの意図に反して、用紙30は交換されたと誤判定されてしまい、本来1ページであるべき手書きデータが、別々のページの手書きデータとして存在してしまうことを防止することができる。以上より、用紙30が交換されたことを正確に判断して、手書きで記入された内容を正しく処理することができる。
なお、上述した実施の形態1において、制御部11は、用紙30が交換されたことをより正確に判断する観点から、用紙交換検知部15により用紙30の交換が検知される前および後において記入が行われた用紙30上の位置および記入が行われた時間に基づいて、用紙交換検知部15の検知結果の真偽を判断するようにしているが、これに限るものではない。例えば、記入が行われた時間の適切な閾値を設定しづらい場合などは、用紙交換検知部15により用紙30の交換が検知される前および後において記入が行われた用紙30上の位置のみに基づいて、用紙交換検知部15の検知結果の真偽を判断し、処理を簡素化しても良い。
また、実施の形態1において、制御部11は、用紙交換検知部15により用紙30の交換が検知される前および後において、記入が行われた用紙30上の位置および記入が行われた時間以外の記入の内容に基づいて、用紙交換検知部15の検知結果の真偽を判断しても良い。例えば、図7に示すように、ユーザーによる記入の箇所が、チェックボックスのみのページと、記述欄のみのページといった全く異なるフォームを持つ用紙への記入であることを、記入内容から判断するようにしても良い。
また、実施の形態1では、手書き入力装置10は、タッチパネル13の表面上に用紙30を保持するためのクリップ等の保持部16を備える例について説明したが、手書き入力装置10の構成としては、保持部16を省いた構成も採用可能である。
(実施の形態2)
図8は、実施の形態2における手書き入力装置10の全体構成を概略的に示す図である。図9は、実施の形態2における手書き入力装置10の制御系の主要部を示す。図8、9に示す手書き入力装置10は、実施の形態1で説明したページ送りボタン14の代わりに、操作表示部18および保持部16内に内蔵されたスイッチ19を備える点で、実施の形態1の手書き入力装置10と相違する。
スイッチ19は、保持部16に内蔵され、あるページに対応する用紙30が次のページに対応する用紙30に交換される際に、保持部16の開閉動作に連動して作動する。用紙交換検知部15は、スイッチ19が作動したことを検知してページ送り信号を制御部11に出力する。
操作表示部18は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等のサブディスプレイで構成される。操作表示部18は、制御部11から入力される表示制御信号に従って、各種画面を表示部18aに表示する。また、操作表示部18は、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部11に出力する。
制御部11は、用紙交換検知部15からページ送り信号が出力された場合、用紙30の交換を行ったか否かについてユーザーに確認するための確認画面を表示するように操作表示部18を制御する。図8Bは、操作表示部18の表示部18aに表示される確認画面を示す。図8Bに示すように、確認画面は、用紙30の交換を行ったことを確認入力するためのYESボタン50と、用紙30の交換を行っていないことを確認入力するためのNOボタン52とを含む。操作表示部18は、確認画面の表示中に、ユーザーによってYESボタン50が押下された場合、その旨を示す操作信号を制御部11に出力する。また、操作表示部18は、確認画面の表示中に、ユーザーによってNOボタン52が押下された場合、その旨を示す操作信号を制御部11に出力する。なお、操作表示部18は、用紙30の交換を行ったか否かについて、ユーザーによる確認入力を受け付ける確認入力受付部として機能する。
制御部11は、操作表示部18から、YESボタン50が押下された旨を示す操作信号が出力された場合、用紙交換検知部15の検知結果は真である、すなわち実際に用紙30は交換されていると判断する。また、制御部11は、操作表示部18から、NOボタン52が押下された旨を示す操作信号が出力された場合、用紙交換検知部15の検知結果は偽である、すなわち実際には用紙30は交換されていないと判断する。
次に、実施の形態2において、タッチパネル13上に載置されている用紙30に記入された内容を処理する記入内容処理について説明する。実施の形態2における記入内容処理は、実施の形態1における記入内容処理(図3を参照)と比べて、ステップS180の真偽判断処理以外は同一の処理となる。よって、以下では、実施の形態2における真偽判断処理についてのみ説明し、それ以外の説明を省略する。図10は、実施の形態2における真偽判断処理を示すフローチャートである。
まず、制御部11は、用紙30の交換を行ったか否かについてユーザーに確認するための確認画面を表示するように操作表示部18を制御する(ステップS600)。次に、操作表示部18は、確認画面の表示中に、ユーザーによってYESボタン50またはNOボタン52が押下された旨を示す操作信号を制御部11に出力する(ステップS620)。
次に、制御部11は、操作表示部18から出力された操作信号を参照し、確認画面の表示中に、ユーザーによってYESボタン50が押下されたか否かについて判定する(ステップS640)。この判定結果、ユーザーによってYESボタン50が押下された場合(ステップS640、YES)、制御部11は、第nページに対応する用紙30が第n+1ページに対応する用紙30に交換されたと判断する(ステップS680)。ステップS680の処理が完了することによって、手書き入力装置10は、図10における真偽判断処理を終了する。
一方、ユーザーによってYESボタン50が押下されていない場合(ステップS640、NO)、制御部11は、第nページに対応する用紙30が第n+1ページに対応する用紙30に交換されていないと判断する(ステップS660)。ステップS660の処理が完了することによって、手書き入力装置10は、図10における真偽判断処理を終了する。
以上詳しく説明したように、実施の形態2では、手書き入力装置10は、用紙交換検知部15により用紙30の交換が検知された場合、用紙30の交換を行ったか否かについて、ユーザーによる確認入力を受け付ける確認入力受付部(操作表示部18)を備える。そして、判断部(制御部11)は、確認入力受付部により受け付けられた確認入力に応じて、用紙交換検知部15の検知結果の真偽を判断する。
このように構成した本実施の形態によれば、用紙30の交換の検知結果について真偽が判断され、当該判断の結果に基づいて、用紙30に記入された内容が処理される。よって、実際には用紙30は交換されていないにもかかわらず、ユーザーの意図に反して、用紙30は交換されたと誤判定されてしまい、本来1ページであるべき手書きデータが、別々のページの手書きデータとして存在してしまうことを防止することができる。以上より、用紙30が交換されたことを正確に判断して、手書きで記入された内容を正しく処理することができる。また、本実施の形態では、用紙交換検知部15による検知結果を検証することによって検知結果の信頼性を確保しているので、必ずしも用紙交換検知部15そのもの高性能化する必要がない。すなわち、高精度のセンサーを用いることで用紙交換検知部15の高性能化を実現しようとすれば、製造コストに影響があるが、本実施の形態では、数ステップのデータ処理で実現できるので、そのような製造コストの著しい増大を回避することができる。また、用紙交換検知結果の真偽判定のための複雑な判定アルゴリズムも不要となる。
(その他の実施形態)
用紙30としては、紙のみに限らず、プラスチック製のシートや、紙とプラスチックの複合材等の各種の記録媒体を用いても構わない。
その他、上記実施の形態1,2は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10 手書き入力装置
11 制御部
11a CPU
11b ROM
11c RAM
11d 記憶部
12 通信I/F部
13 タッチパネル
14 ページ送りボタン
15 用紙交換検知部
16 保持部
17 手書き情報
18 操作表示部
19 スイッチ
20 ペン
30 用紙
40,42,44 入力指定領域

Claims (8)

  1. 用紙を載置可能な載置面と、
    前記載置面上の用紙に記入が行われるとき、当該記入の内容を検出する検出部と、
    前記載置面上の用紙の交換を検知する用紙交換検知部と、
    前記用紙交換検知部の検知結果の真偽を判断する判断部と、
    前記判断部の判断結果に基づいて、前記検出部により検出された前記記入の内容を処理する処理部と、
    を備える手書き入力装置。
  2. 前記判断部は、前記用紙交換検知部により用紙の交換が検知される前および後において前記検出部により検出された前記記入の内容に基づいて、前記用紙交換検知部の検知結果の真偽を判断する、
    請求項1に記載の手書き入力装置。
  3. 前記判断部は、前記用紙交換検知部により用紙の交換が検知される前および後において前記記入が行われた前記用紙上の位置に基づいて、前記用紙交換検知部の検知結果の真偽を判断する、
    請求項2に記載の手書き入力装置。
  4. 前記判断部は、前記用紙交換検知部により用紙の交換が検知される前および後において前記記入が行われた前記用紙上の位置および前記記入が行われた時間に基づいて、前記用紙交換検知部の検知結果の真偽を判断する、
    請求項2に記載の手書き入力装置。
  5. 前記用紙交換検知部により用紙の交換が検知された場合、当該用紙の交換を行ったか否かについて、ユーザーによる確認入力を受け付ける確認入力受付部を備え、
    前記判断部は、前記確認入力受付部により受け付けられた前記確認入力に応じて、前記用紙交換検知部の検知結果の真偽を判断する、
    請求項1に記載の手書き入力装置。
  6. 前記処理部は、前記判断部により前記用紙交換検知部の検知結果が偽と判断された場合、前記用紙交換検知部により用紙の交換が検知される前および後において前記検出部により検出された前記記入の内容を合成する、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の手書き入力装置。
  7. コンピューターに、
    用紙を載置可能な載置面上の用紙に記入が行われるとき、当該記入の内容を検出する処理を実行させ、
    前記載置面上の用紙の交換を検知する処理を実行させ、
    前記検知の結果の真偽を判断する処理を実行させ、
    前記判断の結果に基づいて、検出された前記記入の内容を処理させるための記入内容処理プログラム。
  8. 用紙を載置可能な載置面上の用紙に記入が行われるとき、当該記入の内容を検出し、
    前記載置面上の用紙の交換を検知し、
    前記交換の検知結果の真偽を判断し、
    前記判断の結果に基づいて、検出された前記記入の内容を処理する、
    記入内容処理方法。
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