JP2016099448A - カメラスタビライザの防振機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易かつ小型に構成することができ、かつ性能、耐久性に優れた防振機構を提供する。【解決手段】移動体に搭載されるカメラスタビライザの防振機構は、移動体に設置される設置部材40と、カメラスタビライザのジンバルユニットを支持し、設置部材40に柔軟性を有する連結部材(コイルばね60)を介して取り付けられて設置部材40に対し変位可能とされた支持部材50と、互いに対向する磁極がN極とS極とされて対向配置された一対の磁石と、一対の磁石間の空隙に板面が磁極と平行とされて位置された導体板とによってそれぞれ構成された縦型ダンパ70と横型ダンパ80とを備える。縦型ダンパ70は導体板74の板面がジンバルユニットのアジマス軸と平行とされて設置部材40と支持部材50間に取り付けられ、横型ダンパ80は導体板84の板面がアジマス軸と垂直とされて設置部材40と支持部材50間に取り付けられる。【選択図】図2

Description

この発明は航空機や車両等の移動体に搭載されるカメラスタビライザの防振機構に関する。
移動体に搭載されるカメラスタビライザでは移動体からの外乱振動(移動体振動)がジンバルユニットに伝達するのを防止するため、防振機構を一般に備えている。防振機構には例えばコイルばねが用いられており、特許文献1に記載されたカメラスタビライザの防振機構では、機体(振動発生側)の上下方向の振動をコイルばねによって防振し、機体の横振動(前後、左右方向の振動)をユニバーサルジョイントによって防振するものとなっている。
一方、図9は特許文献2に記載されているカメラクレーンの防振器を示したものであり、この防振器においてもコイルばねを用いるものとなっている。図9中、11はクレーン本体懸架端側である蓋面部を示し、12はカメラを懸架するカメラ懸架部を示す。蓋面部11はクレーン接続部13を備えている。
蓋面部11は環状に配置された複数のコイルばね14の外周側を迂回する第一接続部15にて第一受面16と接続され、カメラ懸架部12は複数のコイルばね14の内周側を迂回する第二接続部17にて第二受面18と接続されている。第一受面16はコイルばね14の下側周に配置され、第二受面18はコイルばね14の上側周に配置されており、複数のコイルばね14はこれら第一受面16、第二受面18に側周が接するように寝かせて配置されている。
特許文献2では上記のようにコイルばね14を寝かせて配置することにより、鉛直方向の荷重のみならず、あらゆる方向の圧縮荷重にコイルばね14が対応することができるものとしており、これにより効率的に振動を吸収することができるものとしている。なお、特許文献2にはコイルばねに加え、ショックアブソーバーを防振機構として用いることが記載されている。
特開平8−297323号公報 特開2008−263514号公報
上述したように従来の防振機構においてはコイルばねを基本的に用いると共に、防振性能をさらに向上させるべく、ユニバーサルジョイントやショックアブソーバーを用いるものとなっている。
しかるに、これらユニバーサルジョイントやショックアブソーバーのように機械的な連結構造や接触摺動構造を有する防振機構では、連結部分や接触摺動部分が損傷する恐れがあり、損傷により良好かつ滑らかな動作が損なわれるといった状況が生ずる恐れがあり、その点で耐久性、信頼性が十分とは言えないものとなっていた。また、防振機構全体が大型になるといった問題もあった。
この発明の目的はこのような状況に鑑み、簡易かつ小型に構成することができ、防振性能に優れ、かつ信頼性、耐久性に優れたカメラスタビライザの防振機構を提供することにある。
請求項1の発明によれば、移動体に搭載されるカメラスタビライザの防振機構は、移動体に設置される設置部材と、カメラスタビライザのジンバルユニットを支持し、設置部材に柔軟性を有する連結部材を介して取り付けられて設置部材に対し変位可能とされた支持部材と、互いに対向する磁極がN極とS極とされて対向配置された一対の磁石と、一対の磁石間の空隙に板面が磁極と平行とされて位置された導体板とによってそれぞれ構成された少なくとも一つの縦型ダンパと少なくとも一つの横型ダンパとを備え、縦型ダンパは導体板の板面がジンバルユニットのアジマス軸と平行とされて設置部材と支持部材の一方に導体板が取り付けられ、他方に一対の磁石が取り付けられ、横型ダンパは導体板の板面がアジマス軸と垂直とされて設置部材と支持部材の一方に導体板が取り付けられ、他方に一対の磁石が取り付けられているものとされる。
請求項2の発明では請求項1の発明において、連結部材は複数のコイルばねによって構成されているものとされる。
請求項3の発明では請求項2の発明において、設置部材及び支持部材は共に環状をなす連結面を備え、複数のコイルばねは軸線が横型ダンパの導体板の板面と平行とされて設置部材の連結面と支持部材の連結面との間に円周方向に配列されて挟み込まれているものとされる。
請求項4の発明では請求項1乃至3のいずれかの発明において、一対の磁石は互いに対向して形成されている枠を有する保持部材に、当該枠にそれぞれ嵌め込まれて保持され、一対の磁石にそれぞれ形成された突出部が枠に突き当たることによって一対の磁石は互いに近づく方向への移動が阻止されているものとされる。
請求項5の発明では請求項1乃至4のいずれかの発明において、磁石と導体板の接触を防止するストッパが設けられているものとされる。
この発明によれば、対向磁石間に導体板が非接触で配置されてなる縦型ダンパと横型ダンパとを防振機構として用いるものとなっている。よって、防振機構を簡易かつ小型に構成することができる。また、これら磁気を利用した縦型ダンパ、横型ダンパは機械的な連結可動部分や接触摺動部分がないため、防振性能に加え、耐久性や信頼性の点においても優れた防振機構を得ることができる。
Aは防振機構としてばねを備えるカメラスタビライザを模式的に示した図、Bはこの発明による防振機構を備えるカメラスタビライザを模式的に示した図。 この発明によるカメラスタビライザの防振機構の一実施例を示す斜視図。 Aは図2に示した防振機構の縦型ダンパ部分の断面斜視図、Bは図2に示した防振機構の縦型ダンパ部分の断面図。 Aは図2に示した防振機構の横型ダンパ部分の断面斜視図、Bは図2に示した防振機構の横型ダンパ部分の断面図。 Aは図2に示した防振機構のストッパ部分の断面斜視図、Bは図2に示した防振機構のストッパ部分の断面図。 図2に示した防振機構の分解斜視図。 Aは図2における縦型ダンパの斜視図、BはAにおける保持部材と一対の磁石を分けて示した斜視図。 縦型ダンパ、横型ダンパ及びストッパの取り付けを説明するための図。 防振機構の従来例を示す斜視図。
まず、最初に、防振機構を備えるカメラスタビライザの概略を図1を参照して説明する。
図1Aは防振機構としてばねを備えるカメラスタビライザを模式的に示したものであり、図1A中、20はカメラスタビライザ30が搭載される移動体の搭載面を示す。ばね31は搭載面20とカメラスタビライザ30のジンバルユニット32との間に設けられている。ジンバルユニット32はアウタジンバル部33とインナジンバル部34とよりなり、インナジンバル部34にはウインドウ35が所要数、設けられている。インナジンバル部34の内部にはカメラやレンズ等が収容されている。なお、図1A中に示したAZ軸はアジマス軸であり、EL軸はエレベーション軸である。アウタジンバル部33はAZ軸回りに回転可能とされており、インナジンバル部34はEL軸回りに回転可能とされている。
図1Bはこの発明による防振機構を備えるカメラスタビライザを模式的に示したものであり、カメラスタビライザ30’は防振機構としてばね31に加え、ダンパ36を有するものとなっている。
次に、この発明によるカメラスタビライザの防振機構を具体的に説明する。
図2はこの発明によるカメラスタビライザの防振機構の一実施例を示したものであり、図3〜5はその内部構造を示したものである。また、図6は各部に分解して示したものである。
防振機構はこの例では移動体に設置される設置部材40とジンバルユニットを支持する支持部材50とコイルばね60と縦型ダンパ70と横型ダンパ80とストッパ90とを備えている。
設置部材40は図6に示したように設置プレート41とハウジング42とよりなる。ハウジング42は円筒状をなし、ハウジング42の一端(上端)にリング形状をなす設置プレート41が取り付けられて設置部材40が構成される。設置プレート41の取り付けはねじ43により行われる。
ハウジング42の周面の上端側には方形状をなす大きな開口42aが周方向に90°間隔で配列されて4つ形成されており、これら開口42aより少し下がった位置において隣接する開口42a間には外面側に突出されて1段高くされた取り付け面42bがそれぞれ形成されている。90°間隔で形成された4つの取り付け面42bには方形状の窓42cがそれぞれ形成されている。さらに、ハウジング42の周面には各開口42aの下端の中央部に続いて外面側に突出されて1段高くされた取り付け面42dが形成されている。90°間隔で形成された4つの取り付け面42dには穴42eがそれぞれ形成されている。穴42eはこの例では長円穴とされている。なお、ハウジング42の下端には環状をなす連結面42fが内周側に突出して形成されている。
支持部材50は円筒状をなし、ハウジング42内に収容される。支持部材50の下端外周には環状をなす連結面50aがフランジ状に突出して形成されている。また、支持部材50の上端にはジンバルユニット支持用の環状をなす支持面50bが内周側に突出して形成されている。なお、図6においては、支持部材50は縦型ダンパ70、横型ダンパ80及びストッパ90の各構成要素の一部が取り付けられた状態として示している。
ここで、縦型ダンパ70の構成について説明する。図7Aは縦型ダンパ70の構成を示したものであり、縦型ダンパ70は一対の磁石(永久磁石)71,72と、それら磁石71,72を保持する保持部材73と、導体板74とによって構成されている。
磁石71,72は図7Bに示したようにブロック状をなし、一端には突出部71a,72aがそれぞれ形成されている。保持部材73はベース73aと、ベース73a上に互いに対向して突出形成された一対の枠73bとよりなり、磁石71,72はこれら枠73bにそれぞれ嵌め込まれて保持される。一対の磁石71,72は互いに対向する磁極がN極とS極とされて対向配置される。なお、磁石71,72はそれぞれ突出部71a,72aが枠73bに突き当たることで互いに近づく方向への移動が阻止されている。
導体板74は一対の磁石71,72間の空隙に板面が磁石71,72の磁極と平行とされて位置される。なお、導体板74の一端には導体板74の板面と直交する方向に延長されてなる取り付け部74aが一体形成されている。導体板74は例えばアルミニウムや銅製とされる。
上記のような構成を有する縦型ダンパ70では導体板74が磁束を横切る方向に動くと、導体板74を横切る磁束の移動により渦電流が導体板74に発生し、この渦電流が磁束と作用することにより導体板74の運動方向と逆向きに抵抗力が働く。これにより導体板74の運動を減衰させる効果を有するものとなっている。
縦型ダンパ70の導体板74は板面が円筒状をなす支持部材50の中心軸方向と平行とされて、即ちジンバルユニットのAZ軸と平行とされて支持部材50の周面の互いに180°をなす位置にそれぞれ取り付けられる。取り付けはねじ75を用い、取り付け部74aを支持部材50にねじ止めすることによって行われる。
磁石71,72を保持した保持部材73はハウジング42の互いに180°をなす位置に位置する取り付け面42bに取り付けられる。取り付けはねじ76を用い、ベース73aを取り付け面42bにねじ止めすることによって行われる。磁石71,72が取り付けられた一対の枠73bは窓42cを介してハウジング42の内面側に突出される。
横型ダンパ80も縦型ダンパ70と同様の構成を有するもので、一対の磁石81,82と、それら磁石81,82を保持する保持部材83と、取り付け部84aが一体形成された導体板84とよりなる。保持部材83は保持部材73と同様、ベース83aと一対の枠83bとよりなり、磁石81,82には磁石71,72と同様、突出部81a,82aが形成されている。縦型ダンパ70と横型ダンパ80の違いは導体板74,84の板面の方向にあり、縦型ダンパ70では導体板74は板面がAZ軸と平行とされるのに対し、横型ダンパ80では導体板84の板面はAZ軸と垂直とされる。
横型ダンパ80の導体板84は支持部材50の周面の、縦型ダンパ70の導体板74の取り付け位置と90°ずれた位置にそれぞれ取り付けられる。取り付けはねじ85を用い、取り付け部84aを支持部材50にねじ止めすることによって行われる。
磁石81,82を保持した保持部材83はハウジング42の残る2つの取り付け面42bに取り付けられる。取り付けはねじ86を用い、ベース83aを取り付け面42bにねじ止めすることによって行われる。磁石81,82が取り付けられた一対の枠83bは窓42cを介してハウジング42の内面側に突出される。
一方、ストッパ90は穴91aを備えた穴部品91と、基体92とスリーブ93とねじ94とよりなる軸部品95(図5参照)とによって構成されている。基体92は軸部92aと取り付け部92bとよりなり、軸部92aの回りにスリーブ93が嵌め込まれている。スリーブ93は軸部92aの先端に取り付けられたねじ94により抜け止めされている。
軸部品95はハウジング42の4箇所の取り付け面42dにそれぞれ取り付けられる。取り付けはねじ97を用い、基体92の取り付け部92bを取り付け面42dにねじ止めすることによって行われる。スリーブ93が取り付けられた軸部92aは穴42eを介してハウジング42の内面側に突出される。
穴部品91は支持部材50の周面にねじ96を用い、ねじ止めされて取り付けられる。穴部品91は軸部品95の位置と対応して4つ取り付けられる。軸部品95のスリーブ93が取り付けられた軸部92aは穴部品91の穴91a内に位置される。なお、支持部材50には穴部品91の穴91aの位置に対応して穴91aと連通する窓50cが形成されている。
次に、設置部材40に対する支持部材50の取り付けについて説明する。
支持部材50はコイルばね60を介して設置部材40のハウジング42に取り付けられる。コイルばね60は軸線が横型ダンパ80の導体板84の板面と平行とされ、ハウジング42の連結面42fと支持部材50の連結面50aとの間に寝かされて配置される。この例では8つのコイルばね60が環状をなす連結面42f,50aの周方向に配列されて配置される。
コイルばね60には軸線方向と平行に一対の連結板61が周の上側及び下側に位置して取り付けられており、上側に位置する連結板61は支持部材50の連結面50aの下面にねじ62によりねじ止めされて取り付けられ、このようにして支持部材50に取り付けられた8つのコイルばね60がハウジング42の連結面42f上に搭載される。コイルばね60はハウジング42の連結面42fと支持部材50の連結面50aとによって挟み込まれた状態となり、コイルばね60を介してハウジング42に取り付けられた支持部材50はハウジング42に対して変位可能とされる。
この例では上述したように、設置部材40と支持部材50との間に寝かせて介在させたコイルばね60に加え、一対の縦型ダンパ70と一対の横型ダンパ80とを備えたものとなっている。寝かせて配置されてその上下が支持部材50の連結面50aとハウジング42の連結面42fとによって挟み込まれたコイルばね60は上下方向(アジマス軸方向)の荷重、軸線方向の荷重及びそれら上下方向、軸線方向と直交する方向の荷重に対して対応することができる(変形する)ものとなっており、円周上に配列された8つのコイルばね60はあらゆる方向の振動に対して防振性能を発揮するものとなっている。
一方、縦型ダンパ70及び横型ダンパ80はそれぞれ導体板74,84の板面と平行方向の振動に対して優れた防振性能を発揮するものとなっており、これら縦型ダンパ70及び横型ダンパ80によってアジマス軸を含む直交3軸方向の振動を大幅に減衰させることができるものとなっている。
この例ではこのようなコイルばね60と縦型ダンパ70、横型ダンパ80を備えることにより、極めて優れた防振性能を有するものとなっている。加えて、縦型ダンパ70及び横型ダンパ80は従来用いられているようなユニバーサルジョイントやショックアブソーバーに比し、構成が簡易で小型に構成することができ、さらに非接触状態で防振性能を発揮するものであるため、耐久性や信頼性の点においても優れている。
ストッパ90は予期せぬ過大な衝撃、振動等が加わった場合に、縦型ダンパ70の磁石71,72と導体板74との接触及び横型ダンパ80の磁石81,82と導体板84との接触をそれぞれ防止する機能を有する。
ストッパ90のスリーブ93が取り付けられた軸部92aは穴部品91に形成されている穴91a内に位置しており、スリーブ93が穴91aの内周面に突き当たることによって設置部材40と支持部材50のそれ以上の相対変位が阻止されるものとなっている。このようなストッパ90が円周上、90°間隔で取り付けられているため、縦型ダンパ70及び横型ダンパ80いずれにおいても磁石と導体板の接触を防止することができ、接触によってもろい磁石が損傷するといった不具合は発生しないものとなっている。
縦型ダンパ70及び横型ダンパ80の取り付けは、図6に示したように縦型ダンパ70の導体板74及び横型ダンパ80の導体板84を支持部材50に取り付け、導体板74,84が取り付けられた支持部材50を設置部材40のハウジング42内に組み込んだ後、磁石71,72及び81,82をそれぞれ保持した保持部材73,83をハウジング42に取り付けることによって行われるが、このような取り付け手順に替え、支持部材50をハウジング42内に組み込んだ後、縦型ダンパ70及び横型ダンパ80を取り付けることもできる。
図8はこのような取り付け方を示したものであり、導体板74,84はハウジング42の窓42cを通してハウジング42内の支持部材50に取り付けることができる。この図8に示したように、縦型ダンパ70及び横型ダンパ80は脱着を容易に行えるものとなっている。これにより、必要に応じて導体板74,84を例えば厚さ、形状の異なるもの、あるいは材質の異なるものに変えるといったことも容易に行うことができる。
以上、説明した実施例においては、支持部材50は複数のコイルばね60を介して設置部材40に取り付けられ、つまり設置部材40と支持部材50を連結する連結部材として複数のコイルばね60を用いるものとなっているが、コイルばね60を必ずしも用いる必要はない。この例では縦型ダンパ70と横型ダンパ80とを用いることによって優れた防振性能を有するものとなっているため、連結部材はコイルばね60に限らず、柔軟性を有し、設置部材40に対して支持部材50を変位可能に設置できる部材であればよく、例えばゴム部材等を用いることもできる。
なお、この例では一対の縦型ダンパ70と一対の横型ダンパ80とを用いているが、縦型ダンパ70と横型ダンパ80は各1つであってもよい。また、導体板74,84を支持部材50に取り付け、磁石71,72及び81,82をそれぞれ保持した保持部材73,83を設置部材40に取り付けているが、これとは逆に磁石71,72及び81,82を支持部材50に取り付け、導体板74,84を設置部材40に取り付けることも可能である。
11 蓋面部 12 カメラ懸架部
13 クレーン接続部 14 コイルばね
15 第一接続部 16 第一受面
17 第二接続部 18 第二受面
20 搭載面 30,30’ カメラスタビライザ
31 ばね 32 ジンバルユニット
33 アウタジンバル部 34 インナジンバル部
35 ウインドウ 36 ダンパ
40 設置部材 41 設置プレート
42 ハウジング 42a 開口
42b 取り付け面 42c 窓
42d 取り付け面 42e 穴
42f 連結面 43 ねじ
50 支持部材 50a 連結面
50b 支持面 50c 窓
60 コイルばね 61 連結板
62 ねじ 70 縦型ダンパ
71,72 磁石 71a,72a 突出部
73 保持部材 73a ベース
73b 枠 74 導体板
74a 取り付け部 75,76 ねじ
80 横型ダンパ 81,82 磁石
81a,82a 突出部 83 保持部材
83a ベース 83b 枠
84 導体板 84a 取り付け部
85,86 ねじ 90 ストッパ
91 穴部品 91a 穴
92 基体 92a 軸部
92b 取り付け部 93 スリーブ
94 ねじ 95 軸部品
96,97 ねじ

Claims (5)

  1. 移動体に搭載されるカメラスタビライザの防振機構であって、
    前記移動体に設置される設置部材と、
    前記カメラスタビライザのジンバルユニットを支持し、前記設置部材に柔軟性を有する連結部材を介して取り付けられて前記設置部材に対し変位可能とされた支持部材と、
    互いに対向する磁極がN極とS極とされて対向配置された一対の磁石と、前記一対の磁石間の空隙に板面が前記磁極と平行とされて位置された導体板とによってそれぞれ構成された少なくとも一つの縦型ダンパと少なくとも一つの横型ダンパとを備え、
    前記縦型ダンパは前記導体板の板面が前記ジンバルユニットのアジマス軸と平行とされて前記設置部材と前記支持部材の一方に前記導体板が取り付けられ、他方に前記一対の磁石が取り付けられ、
    前記横型ダンパは前記導体板の板面が前記アジマス軸と垂直とされて前記設置部材と前記支持部材の一方に前記導体板が取り付けられ、他方に前記一対の磁石が取り付けられていることを特徴とするカメラスタビライザの防振機構。
  2. 請求項1記載のカメラスタビライザの防振機構において、
    前記連結部材は複数のコイルばねによって構成されていることを特徴とするカメラスタビライザの防振機構。
  3. 請求項2記載のカメラスタビライザの防振機構において、
    前記設置部材及び前記支持部材は共に環状をなす連結面を備え、
    前記複数のコイルばねは軸線が前記横型ダンパの導体板の板面と平行とされて前記設置部材の連結面と前記支持部材の連結面との間に円周方向に配列されて挟み込まれていることを特徴とするカメラスタビライザの防振機構。
  4. 請求項1乃至3記載のいずれかのカメラスタビライザの防振機構において、
    前記一対の磁石は互いに対向して形成されている枠を有する保持部材に、当該枠にそれぞれ嵌め込まれて保持され、
    前記一対の磁石にそれぞれ形成された突出部が前記枠に突き当たることによって前記一対の磁石は互いに近づく方向への移動が阻止されていることを特徴とするカメラスタビライザの防振機構。
  5. 請求項1乃至4記載のいずれかのカメラスタビライザの防振機構において、
    前記磁石と前記導体板の接触を防止するストッパが設けられていることを特徴とするカメラスタビライザの防振機構。
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