JP2016099216A - 受信機、通信システム、位置情報補正方法及びプログラム - Google Patents

受信機、通信システム、位置情報補正方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線信号を通信する装置を装着したユーザと、他の装置との位置関係によらず、正しくユーザの位置を特定することができる受信機を提供する。【解決手段】ユーザに装着された送信機から送信された無線信号を受信する受信部11と、無線信号に含まれるユーザの向きに関する情報を用いて無線信号がユーザの体を通過したか否かを判定する判定部13と、判定部における判定結果と無線信号の信号強度とを用いてユーザまでの距離を特定する距離特定部14と、無線信号に含まれるユーザの位置情報を距離特定部において特定された距離を用いて補正する位置補正部15と、を備える受信機10である。【選択図】図3

Description

本発明は受信機へ無線信号を送信する送信機の位置の特定に関する。
一般的に、無線信号を用いた位置測位手段として、GPS(Global Positioning System)が知られている。位置を測位する装置は、GPS衛星からの電波を利用する。しかし、屋内においてはGPS衛星からの電波を受信できない場合もあり、GPSを利用した位置測位を行えないこともある。
特許文献1には、測位装置が、GPSを利用せずに、自律航法用センサとして地磁気センサ及び加速度センサを用いて位置を測位する方法が開示されている。また、特許文献1には、アクセスポイントから送信されたビーコンパケットの信号強度を用いて測位装置とアクセスポイントとの間の距離を測定し、測定した距離を用いて測位装置の位置を補正することが開示されている。
特開2013−152097号公報
無線信号の信号強度は、人体を通過した場合に大きく減衰することが知られている。特許文献1における測位装置をユーザが装着して移動した場合、ユーザとアクセスポイントとの位置関係によって、ユーザの体が通信経路内となる場合がある。測位装置が、ユーザの体を通過した無線信号を用いてアクセスポイントとの間の距離を測定した場合、実際の距離と誤差を生じる。そのため、誤差を生じた可能性のある距離を用いて自装置の位置を補正したとしても、ユーザの位置を正しく特定することができないという問題がある。
本発明の目的は、無線信号を通信する装置を装着したユーザと、位置を測位する装置との位置関係によらず、正しくユーザの位置を特定することができる受信機、通信システム、位置情報補正方法及びプログラムを提供することにある。
本発明は、ユーザに装着された送信機から送信された無線信号を受信する受信部と、前記無線信号に含まれる前記ユーザの向きに関する情報を用いて前記無線信号が前記ユーザの体を通過したか否かを判定する判定部と、前記判定部における判定結果と前記無線信号の信号強度とを用いて前記ユーザまでの距離を特定する距離特定部と、前記無線信号に含まれる前記ユーザの位置情報を前記距離特定部において特定された距離を用いて補正する位置補正部と、を備える受信機を提供する。
本発明は、ユーザに装着され、前記ユーザの向きに関する情報と前記ユーザの位置情報とを含む無線信号を送信する送信機と、前記送信機から送信された無線信号を受信する受信部と、前記無線信号に含まれる前記ユーザの向きに関する情報を用いて前記無線信号が前記ユーザの体を通過したか否かを判定する判定部と、前記判定部における判定結果と前記無線信号の信号強度とを用いて前記ユーザまでの距離を特定する距離特定部と、前記無線信号に含まれる前記ユーザの位置情報を前記距離特定部において特定された距離を用いて補正する位置補正部とを有する受信機と、を備える通信システムを提供する。
本発明は、ユーザに装着された送信機から送信された無線信号を受信し、前記無線信号に含まれる前記ユーザの向きに関する情報を用いて前記無線信号が前記ユーザの体を通過したか否かを判定し、前記無線信号が前記ユーザの体を通過したか否かに関する判定結果と前記無線信号の信号強度とを用いて前記ユーザまでの距離を特定し、前記無線信号に含まれる前記ユーザの位置情報を特定された距離を用いて補正する位置情報補正方法を提供する。
本発明は、ユーザに装着された送信機から送信された無線信号を受信し、前記無線信号に含まれる前記ユーザの向きに関する情報を用いて前記無線信号が前記ユーザの体を通過したか否かを判定し、前記無線信号が前記ユーザの体を通過したか否かに関する判定結果と前記無線信号の信号強度とを用いて前記ユーザまでの距離を特定し、前記無線信号に含まれる前記ユーザの位置情報を特定された距離を用いて補正することをコンピュータに実行させるプログラムを提供する。
本発明により、無線信号を通信する装置を装着したユーザと、位置を測位する装置との位置関係によらず、正しくユーザの位置を特定することができる受信機、通信システム、位置情報補正方法及びプログラムを提供することができる。
図1は、実施の形態1にかかる通信システムを示す図である。 図2は、実施の形態1にかかる送信機の構成図である。 図3は、実施の形態1にかかる受信機の構成図である。 図4は、実施の形態1にかかるユーザが移動する方向を判定する方法を説明する図である。 図5は、実施の形態1にかかるRSSIと距離と関係を示す図である。 図6は、実施の形態1にかかる受信機における位置補正処理の流れを示す図である。 図7は、実施の形態2にかかる受信機の構成図である。 図8は、実施の形態3にかかる受信機の構成図である。 図9は、実施の形態4にかかる送信機の構成図である。 図10は、実施の形態4にかかる無線信号の送信処理の流れを示す図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1を用いて本発明の実施の形態1にかかる通信システムの構成例について説明する。図1の通信システムは、受信機10及び送信機20を有している。送信機20は、ユーザに装着されているとする。例えば、図1においては、送信機20は、ユーザの胸のあたりに装着されているとする。図1の通信システムは、受信機10が、送信機20を装着して移動するユーザの位置を特定するように構成される。
受信機10は、送信機20から送信された無線信号を受信する。ここで、受信機10と送信機20との間において用いられる無線通信方式は、例えば、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)等であってもよく、これらの無線通信方式とは異なる他の無線通信方式が用いられてもよい。無線通信方式として無線LANが用いられる場合、例えば、受信機10を親機とし、送信機20を子機としてもよい。
図1の通信システムの活用例について説明する。例えば、図1の通信システムは、災害現場において活動する隊員の位置情報を正確に把握するために用いられてもよい。例えば、受信機10を設置した位置を基準として、送信機20を装着した隊員の正確な位置を把握することによって二次災害等を防止することを目的として図1の通信システムが用いられてもよい。図1の通信システムの活用例は、これに制限されず様々な目的において用いられる。
続いて、図2を用いて本発明の実施の形態1にかかる送信機20の構成例について説明する。送信機20は、メモリに格納されているプログラムをCPU(Central Processing Unit)が実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。送信機20は、方向検出部21、位置検出部22及び送信部23を有している。
方向検出部21は、例えば、地磁気センサを用いて送信機20を装着したユーザの向き、つまりユーザの向いている方位もしくは方角を検出する。また、方向検出部21は、地磁気センサを利用する装置である電子コンパスであってもよい。方向検出部21は、ユーザの向いている方位に関する情報を検出する。ユーザの向いている方位は、例えば、北東もしくは南西等、東西南北を用いて示されてもよく、ある方向を基準として、基準からの角度を示す情報であってもよい。方向検出部21は、検出したユーザの向きに関する情報を送信部23へ出力する。
位置検出部22は、例えば、加速度センサ及びジャイロセンサを用いて、送信機20を装着したユーザの位置情報を検出する。例えば、位置検出部22は、受信機10が設置されている位置を基準として、受信機10からの距離及び受信機10からみた送信機20の移動する方向等を用いてユーザの位置を特定してもよい。位置検出部22は、加速度センサ及びジャイロセンサを用いて所定のサンプリング周期において検出したデータを積算することによって、送信機20を装着したユーザの移動方向及び移動量を算出する。位置検出部22において算出されたユーザの移動方向及び移動量を用いて示される情報を位置情報と称してもよい。位置検出部22は、検出した位置情報を送信部23へ出力する。
送信部23は、方向検出部21から出力されたユーザの向きに関する情報及び位置検出部22から出力された位置情報を含む無線信号を受信機10へ送信する。送信部23は、例えば、予め定められた周波数帯の無線信号の通信に対応したアンテナを有している。
方向検出部21及び位置検出部22は、定期的に検出処理を実行し、検出した情報を定期的に送信部23へ出力してもよい。もしくは、ユーザから検出処理の実行を指示する情報が入力された場合に、方向検出部21及び位置検出部22は、検出処理を実行し、検出した情報を送信部23へ出力してもよい。
続いて、図3を用いて本発明の実施の形態1にかかる受信機10の構成例について説明する。受信機10は、メモリに格納されているプログラムをCPUが実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。受信機10は、受信部11、解析部12、データ格納部16及び表示部17を有している。
解析部12は、例えば、CPUもしくはMPU(Micro Processing Unit)等であってもよい。解析部12は、さらに、判定部13、距離特定部14及び位置補正部15を有している。データ格納部16は、受信機10内のメモリ等であってもよく、受信機10に接続された外部記憶装置であってもよい。表示部17は、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイであってもよい。
受信部11は、ユーザに装着された送信機20から送信された無線信号を受信する。受信部11は、送信機20から定期的に送信される無線信号を受信してもよく、送信機20から任意のタイミングに送信される無線信号を受信してもよい。受信部11は、例えば、予め定められた周波数帯の無線信号の通信に対応したアンテナを有している。受信部11は、受信した無線信号を解析部12へ出力する。
判定部13は、受信部11から出力された無線信号に含まれるユーザの向きに関する情報を用いて、受信部11において受信された無線信号が、ユーザの体を通過したか否かを判定する。例えば、ユーザが、北へ移動している際に、ユーザが北を向いている場合、判定部13は、受信部11において受信された無線信号が、ユーザの体を通過したと判定する。また、ユーザが、北へ移動している際に、ユーザが南を向いている場合、判定部13は、受信部11において受信された無線信号が、ユーザの体を通過していないと判定する。ここで、送信機20は、図1において説明したようにユーザの胸の位置のように、ユーザの前面に装着されているとする。また、送信機20が装着されている位置がユーザの前面ではない場合、無線信号がユーザの体を通過したか否かに関する判定基準は、送信機20がユーザの前面に装着されている場合と異なる。
ユーザが移動する方角を判定する方法について、図4を用いて説明する。受信機10に、4つのスイッチ30〜33が設けられているとする。さらに、図4に示すように、受信機10の周囲を4分割して得られる北のエリアを北レイヤとし、東のエリアを東レイヤとし、南のレイヤを南レイヤとし、西のエリアを西レイヤとする。スイッチ30は、北レイヤに設けられており、スイッチ31は、東レイヤに設けられており、スイッチ32は、南レイヤに設けられており、スイッチ33は、西レイヤに設けられている。
例えば、北へ移動する場合には、送信機20を装着したユーザは、スイッチ30を押してから移動を開始してもよい。このような場合、判定部13は、ユーザがスイッチ30を押したことを検出すると、ユーザは、北へ移動していると判定してもよい。
スイッチが押された場所に応じて、ユーザの移動する方角を特定する場合、スイッチ31及びスイッチ33を東西の軸に沿うようにし、さらに、スイッチ30及びスイッチ32を南北の軸に沿うように受信機10を設置する。もしくは、受信機10が、地磁気センサを有する場合、地磁気センサによって検出された受信機10の方向と、押されたスイッチの位置とを用いて、ユーザが移動する方角を特定してもよい。
ここで、図4においては、受信機10の周囲のエリアを4分割し、4つのスイッチを有する例について説明したが、エリアの分割数及びスイッチの数についてはこれに制限されない。例えば、エリアの分割数を多くし、それに伴いスイッチの数を多くすることによって、ユーザが移動する方角を詳細に特定することができる。
このように、判定部13は、受信機10に設けられたスイッチを用いてユーザの移動方向を判定してもよい。もしくは、判定部13は、無線信号に含まれるユーザの位置情報を用いて、ユーザの移動方向を判定してもよい。ユーザの位置情報は、受信機10を基準として、受信機からの距離と受信機から見た方向を用いて示されている。そのため、判定部13は、ユーザの位置情報を用いることにより、ユーザの移動方向を判定することができる。
図3に戻り、距離特定部14は、判定部13における判定結果と、受信部11において受信した無線信号の信号強度とを用いて、受信機10からユーザまでの距離を特定する。無線信号の信号強度は、例えば、RSSI(Received Signal Strength Indication)を用いて示されてもよい。ここで、距離特定部14における受信機10からユーザまでの距離の特定方法について説明する。
ユーザが送信機20を装着している状態において、ユーザと送信機20との間の距離を変化させながら、受信機10において受信した無線信号のRSSIの値を事前に測定する。事前に測定された結果を図5に示す。図5は、受信機10が受信した無線信号が、ユーザの体を通過している場合と、ユーザの体を通過していない場合とを示している。具体的には、ユーザが受信機10と向き合った状態において測定した結果を、人体を通過していない場合として示し、ユーザが受信機10に対して背を向けた状態において測定した結果を、人体を通過した場合として示している。例えば、データ格納部16に、図5に示されるデータが格納されているとする。
距離特定部14は、判定部13においてユーザの体を通過した無線信号を受信したと判定された場合、無線信号のRSSIと、人体を通過した場合として示されるグラフ情報とを用いて、受信機10との間の距離を特定する。また、距離特定部14は、判定部13においてユーザの体を通過していない無線信号を受信したと判定された場合、無線信号のRSSIと、人体を通過していない場合として示されるグラフ情報とを用いて、受信機10との間の距離を特定する。
図5には、ユーザと受信機10とが向き合った状態及びユーザが受信機10に対して背を向けた状態の2つの状態における測定結果を示しているが、他の状態における測定が事前に実行されてもよい。例えば、ユーザが受信機10に対して横を向いている状態において測定を実行してもよい。また、ユーザが受信機10に対する角度を変更して、複数の状態において測定を実行してもよい。例えば、ユーザが受信機10と向き合っている状態を0度とし、ユーザが受信機10に対して背を向けた状態を180度として、ユーザの受信機10に対する角度を変更してもよい。
また、判定部13は、単にユーザの体を通過した無線信号か否かを判定するのみではなく、ユーザが受信機10に対して横を向いている状態であることを判定してもよい。例えば、判定部13は、ユーザが北方向へ移動している際に、ユーザが東方向を向いている場合、ユーザが受信機10に対して横を向いていると判定してもよい。この場合、距離特定部14は、無線信号のRSSIと、ユーザが横を向いている場合として示されるグラフ情報とを用いて、送信機20との間の距離を特定する。
もしくは、判定部13は、受信機10に対してユーザが向いている角度を算出してもよい。例えば、判定部13は、ユーザが北方向へ移動している際に、ユーザが北北東を向いている場合、ユーザが受信機10に対して135度の方向に向いていると判定してもよい。この場合、距離特定部14は、無線信号のRSSIと、事前にユーザが受信機10に対して135度の方向を向いている際に測定された測定結果もしくは135度に近い方向を向いている際に測定された測定結果を示すグラフ情報とを用いて、送信機20との間の距離を特定する。
このように、事前に、ユーザが受信機10に対する角度を変えた複数の状態における、距離の変化に対するRSSIの値を測定しておくことによって、受信機10と送信機20との間の距離の誤差を小さくすることができる。
事前測定では実際に距離を変えて測定しなくても良く、所定の距離においてユーザの受信機に対する角度を変えた複数の状態に於けるRSSI値を基準値として測定しておき、距離の変化に対するRSSI値の変化は演算により算出する方法としても良い。
図3に戻り、位置補正部15は、無線信号に含まれるユーザの位置情報を、距離特定部14において特定された受信機10とユーザとの間の距離を用いて補正する。位置補正部15は、補正後の位置情報を表示部17へ出力する。表示部17が、位置補正部15から出力された位置情報を表示することによって、受信機10を操作するユーザは、送信機20を装着したユーザの正確な位置を確認することができる。
ここで、受信機10とは異なる他の装置、例えば、スマートフォン等の装置へ補正後の位置情報を送信し、他の装置において送信機20を装着したユーザの正確な位置を表示させてもよい。この場合、表示部17の代わりに、他の装置へ位置情報を送信する送信部(不図示)が用いられてもよい。もしくは、受信機10が、表示部17及び送信部を有し、受信機10及び他の装置の両方において、管理者等が、送信機20を装着したユーザの正確な位置を確認できるようにしてもよい。
また、送信機20の位置検出部22は、スイッチ30〜33のうち、押したスイッチの位置をユーザの初期位置として定め、位置情報を検出してもよい。ユーザの初期位置を、実際に移動を開始する地点に定めて測定された位置情報は、例えば、初期位置を受信機10の中心もしくは受信機10の任意の場所と仮定した場合よりも正確にユーザの位置を示す。そのため、位置補正部15は、ユーザの初期位置を実際に移動を開始する地点に定めて測定された位置情報を、距離特定部14において特定された距離を用いて補正することによって、より正確なユーザの位置を特定することができる。
続いて、図6を用いて本発明の実施の形態1にかかる受信機10における位置補正処理の流れについて説明する。はじめに、受信部11は、送信機20から送信された無線信号を受信する(S11)。次に、判定部13は、無線信号に含まれるユーザの向きに関する情報を用いて、ユーザの向きを判定する(S12)。次に、判定部13は、ユーザの向きとユーザの移動方向に関する情報とを用いて、ステップS11において受信した無線信号が、ユーザの体を通過しているか否かを判定する(S13)。ユーザの移動方向は、ユーザが移動する前に送信機20に備えられたスイッチを押すことによって、特定されているとする。
次に、距離特定部14は、ステップS11において受信した無線信号のRSSI値を判定する(S14)。次に、距離特定部14は、ステップS14における判定結果と、ステップS15において特定したRSSIの値とを用いて、ユーザまでの距離を特定する(S15)。
次に、位置補正部15は、ステップS11において受信した無線信号に含まれるユーザの位置情報を抽出する(S16)。次に、位置補正部15は、ステップS16において抽出したユーザの位置情報を、ステップS15において特定したユーザまでの距離を用いて補正する(S17)。次に、表示部17は、補正されたユーザの位置情報を表示する(S18)。
ここで、ステップS16におけるユーザの位置情報抽出処理は、ステップS11とステップS13の間において行われてもよい。この時、ステップS13において、判定部13は、ユーザの位置情報抽出処理において抽出したユーザの位置情報を用いて、ユーザの移動方向を決定してもよい。
以上説明したように、本発明の実施の形態1にかかる受信機10を用いることによって、送信機20から受信機10へ送信された無線信号が、ユーザの体を通過したか否かを判定することができる。さらに、受信機10は、図5に示すように、ユーザと受信機との距離に応じて変化するRSSIの値を、ユーザの受信機に対する向きを変更した状態において事前に測定された結果を用いることができる。これによって、受信機10は、受信した無線信号が体を通過することによる信号強度の減衰を考慮して、受信機10とユーザとの間の距離を特定することができる。そのため、ユーザと受信機10との位置関係、さらに、ユーザの向きによらず、受信機10は、ユーザの位置を正確に特定することができる。
(実施の形態2)
続いて、図7を用いて本発明の実施の形態2にかかる受信機40の構成例について説明する。受信機40は、図3の受信機10に、認証部41及びユーザ情報格納部42を追加した構成である。受信機40における認証部41及びユーザ情報格納部42以外の構成は、図3の受信機10と同様であるため詳細な説明を省略する。
ユーザ情報格納部42は、複数のユーザを識別する情報を格納している。例えば、ユーザ情報格納部42には、それぞれのユーザの指紋情報、声紋情報もしくは顔画像情報等が格納されていてもよい。
認証部41は、ユーザがスイッチ30〜33のいずれかのスイッチを押した場合に、ユーザの指紋情報を取得する。さらに、認証部41は、取得した指紋情報と、ユーザ情報格納部42に保存された情報とを用いて、スイッチを押したユーザを特定する。認証部41は、スイッチを押したユーザを特定した場合、特定したユーザに関する情報を解析部12へ出力する。
また、認証部41は、ユーザの声紋情報を用いてユーザを特定する場合、受信機40に設置されたマイク等(不図示)から得られたユーザの音声情報を用いて声紋情報を特定してもよい。認証部41は、特定した声紋情報と、ユーザ情報格納部42に保存された情報とを用いて、移動を開始するユーザを特定してもよい。また、認証部41は、ユーザの顔画像情報を用いてユーザを特定する場合、受信機40に設置されたカメラを用いて撮影されたユーザの顔画像が、ユーザ情報格納部42に格納された顔画像と一致するか否かを判定してもよい。
データ格納部16は、複数のユーザに関して、距離の変化に応じて変化するRSSIを測定した測定結果を格納している。つまり、データ格納部16は、ユーザ毎に、事前に測定した測定結果を関連付けて管理している。
距離特定部14は、認証部41から出力されたユーザに関する測定結果をデータ格納部16から抽出する。距離特定部14は、データ格納部16から抽出したグラフ情報と、判定部13における判定結果とを用いて、受信機10とユーザとの間の距離を特定する。
以上説明したように、本発明の実施の形態2にかかる受信機40を用いることによって、複数のユーザの位置情報を補正することができる。また、送信機20から送信される無線信号にユーザを識別する情報が含まれる場合、距離特定部14は、無線信号を送信してきたユーザに関するグラフ情報をデータ格納部16から抽出することができる。そのため、複数のユーザが移動をしている場合においても、ユーザ毎に位置情報を補正することができる。
(実施の形態3)
続いて、図8を用いて本発明の実施の形態3にかかる受信機50の構成例について説明する。受信機50は、図3の受信機10に、フィードバック処理部51を追加した構成である。受信機50におけるフィードバック処理部51以外の構成は、図3の受信機10と同様であるため詳細な説明を省略する。
フィードバック処理部51は、位置補正部15から出力されたユーザの補正後の位置情報を受け取る。フィードバック処理部51は、受け取った補正後の位置情報を送信機20へ送信する。フィードバック処理部51は、無線通信回線を介して補正後の位置情報を送信機20へ送信する。フィードバック処理部51が位置情報を送信機20へ送信する際の無線通信方式は、受信部11が送信機20との間において用いている無線通信方式と同一であってもよく、異なる無線通信方式であってもよい。
送信機20は、受信機50のフィードバック処理部51から送信された補正後の位置情報を受信することによって、現在の正確な位置を認識することができる。
一般的に、加速度センサ及びジャイロセンサを用いて検出する位置情報は、過去に検出された情報に新たに検出した情報を積算して求められる。情報を積算する際に、誤差も併せて積算される。そのため、送信機20の位置検出部22が検出する位置情報は、時間の経過とともに大きな誤差を含むこととなる。このような場合、受信機50が位置情報を補正する際に、時間の経過とともに補正量が大きくなり、正確に補正を行うことができないことがある。
そのため、受信機50が、補正した位置情報を送信機20へフィードバックすることによって、送信機20が保持する位置情報は、正確な位置情報へ更新される。これより、時間が経過しても、受信機50における補正量の増加を抑えることができる。そのため、受信機50は、正確な補正を継続して実行することができる。
また、図8の受信機50は、図3の受信機10にフィードバック処理部51を追加した構成を示しているが、図7の受信機40にフィードバック処理部51を追加してもよい。
(実施の形態4)
続いて、図9を用いて送信機60の構成例について説明する。送信機60は、図2の送信機20に判定部61を追加した構成である。送信機60における判定部61以外の構成は、図2の送信機20と同様であるため詳細な説明を省略する。
判定部61は、送信機60から受信機10へ送信する無線信号が、送信機60を装着したユーザの体を通過するか否かを判定する。具体的には、判定部61は、方向検出部21から出力されたユーザの向きに関する情報と、位置検出部22から出力された受信機10を基準としたユーザの位置情報とを用いる。判定部61における判定処理は、図3の判定部13と同様であるため詳細な説明を省略する。
送信部23は、送信する無線信号が、送信機60を装着したユーザの体を通過するか否かに関する判定結果を含む無線信号を受信機10へ送信する。
続いて、図10を用いて、送信機60における、無線信号の送信処理の流れについて説明する。はじめに、方向検出部21は、地磁気センサを用いてユーザの向きを検出する(S21)。次に、位置検出部22は、加速度センサ及びジャイロセンサを用いてユーザの位置情報を検出する(S22)。
次に、判定部61は、ステップS21及びS22において検出された情報を用いて、受信機10へ送信する無線信号が、送信機60を装着したユーザの体を通過するか否かを判定する(S23)。次に、送信部23は、ステップS23において判定した判定結果を含む無線信号を受信機10へ送信する(S24)。
以上説明したように、送信機60を用いることによって、送信機が、受信機10において受信される無線信号が、ユーザの体を通過するか否かを判定することができる。この場合、受信機10の解析部12は、判定部13を有する必要がなくなる。これによって、受信機10において、無線信号がユーザの体を通過したか否かを判定する処理を実行する必要がなくなるため、処理負荷を軽減することができる。例えば、受信機10が、多数のユーザに関する位置情報を補正する処理を実行する必要がある場合、受信機10の処理負荷が高くなる。このような場合、無線信号がユーザの体を通過したか否かを判定する処理を送信機側にて実行する効果が大きくなる。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、受信機及び送信機における処理を、CPUにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。)
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10 受信機
11 受信部
12 解析部
13 判定部
14 距離特定部
15 位置補正部
16 データ格納部
17 表示部
20 送信機
21 方向検出部
22 位置検出部
23 送信部
30〜33 スイッチ
40 受信機
41 認証部
42 ユーザ情報格納部
50 受信機
51 フィードバック処理部
60 送信機
61 判定部

Claims (11)

  1. ユーザに装着された送信機から送信された無線信号を受信する受信部と、
    前記無線信号に含まれる前記ユーザの向きに関する情報を用いて前記無線信号が前記ユーザの体を通過したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部における判定結果と前記無線信号の信号強度とを用いて前記ユーザまでの距離を特定する距離特定部と、
    前記無線信号に含まれる前記ユーザの位置情報を前記距離特定部において特定された距離を用いて補正する位置補正部と、を備える受信機。
  2. 前記無線信号が人体を通過した場合における前記信号強度が示す前記送信機までの距離と、前記無線信号が人体を通過していない場合における前記信号強度が示す前記送信機までの距離とを関連付けて管理するデータ格納部をさらに備え、
    前記距離特定部は、
    前記データ格納部において管理されているデータを用いて前記ユーザまでの距離を特定する、請求項1に記載の受信機。
  3. 位置情報を補正する対象となる前記ユーザを特定する認証部をさらに備え、
    前記データ格納部は、
    複数のユーザに関するデータを管理し、ユーザ毎に、前記無線信号が人体を通過した場合における前記信号強度が示す前記送信機までの距離と、前記無線信号が人体を通過していない場合における前記信号強度が示す前記送信機までの距離とを関連付けて管理する請求項2に記載の受信機。
  4. 前記判定部は、
    前記ユーザの向いている方角に関する情報と、自装置に対して前記ユーザの移動する方向に関する情報とを用いて前記無線信号が前記ユーザの体を通過したか否かを判定する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の受信機。
  5. 前記判定部は、
    前記ユーザの向いている方角に関する情報と、前記ユーザの移動する方角に関する情報とを用いて前記無線信号が前記ユーザの体を通過したか否かを判定する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の受信機。
  6. 前記位置補正部において補正された前記ユーザの位置情報を表示する表示部をさらに備える、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の受信機。
  7. 前記位置補正部において補正された前記ユーザの位置情報を、他の装置において表示させるために前記他の装置へ送信する送信部をさらに備える、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の受信機。
  8. 前記位置補正部において補正された前記ユーザの位置情報を、前記送信機が保持している位置情報を補正させるために前記送信機へ送信するフィードバック処理部をさらに備える請求項1乃至7のいずれか1項に記載の受信機。
  9. ユーザに装着され、前記ユーザの向きに関する情報と前記ユーザの位置情報とを含む無線信号を送信する送信機と、
    前記送信機から送信された無線信号を受信する受信部と、前記無線信号に含まれる前記ユーザの向きに関する情報を用いて前記無線信号が前記ユーザの体を通過したか否かを判定する判定部と、前記判定部における判定結果と前記無線信号の信号強度とを用いて前記ユーザまでの距離を特定する距離特定部と、前記無線信号に含まれる前記ユーザの位置情報を前記距離特定部において特定された距離を用いて補正する位置補正部とを有する受信機と、を備える通信システム。
  10. ユーザに装着された送信機から送信された無線信号を受信し、
    前記無線信号に含まれる前記ユーザの向きに関する情報を用いて前記無線信号が前記ユーザの体を通過したか否かを判定し、
    前記無線信号が前記ユーザの体を通過したか否かに関する判定結果と前記無線信号の信号強度とを用いて前記ユーザまでの距離を特定し、
    前記無線信号に含まれる前記ユーザの位置情報を特定された距離を用いて補正する位置情報補正方法。
  11. ユーザに装着された送信機から送信された無線信号を受信し、
    前記無線信号に含まれる前記ユーザの向きに関する情報を用いて前記無線信号が前記ユーザの体を通過したか否かを判定し、
    前記無線信号が前記ユーザの体を通過したか否かに関する判定結果と前記無線信号の信号強度とを用いて前記ユーザまでの距離を特定し、
    前記無線信号に含まれる前記ユーザの位置情報を特定された距離を用いて補正することをコンピュータに実行させるプログラム。
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