JP2016098709A - 内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システム、内燃機関及び内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却方法 - Google Patents

内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システム、内燃機関及び内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の尿素水噴射ノズルによる尿素水の流量制御を、高温下でも確実に行うことができる内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システム、内燃機関及び内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却方法を提供する。
【解決手段】尿素水噴射ノズル30を、尿素水Uとエアポンプ34より供給される空気Apとを混合して噴射する二流体混合噴射ノズル30で構成し、この二流体混合噴射ノズル30に尿素水供給装置で尿素水Uを供給するように構成すると共に、エンジン10が運転状態にあるときに、二流体混合噴射ノズル30からの尿素水Uの噴射の有無にかかわらず、二流体混合噴射ノズル30に常時空気Apを供給する制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の尿素水噴射ノズルによる尿素水の流量制御を、高温下でも確実に行うことができる内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システム、内燃機関及び内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却方法に関する。
一般に、内燃機関の排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を浄化する排気ガス浄化装置に、選択還元型触媒装置(SCR触媒装置)を用いた場合には、選択還元型触媒装置へのNOxの還元剤としてのアンモニアを供給するために排気ガス中に尿素水が供給される。この場合に、この尿素水の供給は、尿素水タンクに貯留した尿素水を尿素水供給装置により吸い出して、この吸い出した尿素水を、排気通路に設けた尿素水噴射ノズルから、排気通路を通過する排気ガス中に直接を噴射している。
従来技術においては、この尿素水噴射ノズルに高圧液体噴射ノズルを採用し、この高圧液体噴射ノズルの内部に設けられた電磁弁の開度制御により、噴射孔ら排気通路に噴射する尿素水の流量制御を行っている。したがって、高圧液体噴射ノズルの内部に、電磁弁を駆動するための被覆電線やプラスチック製コネクタが設けられているため、高温の排気ガスが排気通路を通過する場合には、この高温の排気ガスに触れている高圧液体噴射ノズルが高温化し、これらの耐熱性の低い、電磁弁や、電磁弁駆動のための被覆電線及びプラスチック製コネクタ等が高温になるため、高圧液体噴射ノズルの動作に支障をきたし、尿素水の流量制御を精度よく確実に行うことができない懸念があった。
これに関連して、尿素水溶液を貯留するタンクと、尿素水溶液を加圧するポンプと、圧縮空気の圧力を制御する圧力制御弁と、尿素水溶液と圧縮空気とを混合し噴霧する噴霧器と、ポンプからの余分の尿素水溶液をタンクに戻すベントラインおよびリリーフ弁と、を備えた尿素水噴射装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この尿素水噴射装置では、液体用電磁ポンプにより圧力調整尿素水と、圧力調整弁によって圧力調整された空気とを混合して噴霧する二流体混合噴射ノズルを使用している。
特開2009−52509号公報
本発明は、上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、内燃機関の尿素水噴射ノズルの耐熱性を向上させるとともに、尿素水噴射ノズルの冷却性能を向上させることで、尿素水噴射ノズルによる尿素水の流量制御を、高温下でも確実に行うことができる内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システム、内燃機関及び内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却方法を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システムは、内燃機関の排気通路に配設した尿素水噴射ノズルを冷却する内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システムにおいて、前記尿素水噴射ノズルを尿素水と空気供給装置より供給される空気とを混合して噴射する二流体混合噴射ノズルで構成し、該二流体混合噴射ノズルに尿素水供給装置で尿素水を供給するように構成すると共に、前記尿素水噴射ノズルの冷却システムを制御する制御装置を、内燃機関が運転状態にあるときに、前記二流体混合噴射ノズルからの尿素水の噴射の有無にかかわらず、前記二流体混合噴射ノズルに常時空気を供給する制御を行うように構成する。
この構成によれば、尿素水噴射ノズルを二流体混合噴射ノズルで構成して、噴射する尿素水の流量制御を、二流体混合噴射ノズルとは別体の尿素水供給装置により行うので、従来技術で、尿素水噴射ノズルとして採用していた高圧液体噴射ノズルに設けていた耐熱性の低い、電磁弁や、電磁弁駆動のための被覆電線及びプラスチック製コネクタ等が、二流体混合噴射ノズルでは不要になるので、二流体混合噴射ノズルを採用することにより、尿素水噴射ノズルの耐熱性を向上させることができる。
さらに、エンジンが運転状態にあるときに、即ち、エンジンが停止状態でないときに、この二流体混合噴射ノズルに常時空気を供給するので、二流体混合噴射ノズルを内部から常時冷却することができ、尿素水噴射ノズルの冷却性能を向上させることができる。
従って、耐熱性が著しく向上した尿素水噴射ノズルで、尿素水の流量制御を高温の排気ガスに触れる状態であっても、精度良く確実に行うことができる。
また、上記の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システムにおいて、前記尿素水噴射ノズルの冷却システムを制御する制御装置を、前記空気供給装置より前記二流体混合噴射ノズルに供給される空気量を前記二流体混合噴射ノズルの温度、排気ガスの温度、エンジン運転状態のいずれか一つまたは組み合わせに基づいて調整する制御を行うか、または、前記空気供給装置より前記二流体混合噴射ノズルに供給される空気量を前記二流体混合噴射ノズルの温度の履歴、排気ガスの温度の履歴、エンジン運転状態のいずれか一つまたは組み合わせに基づいて調整する制御を行うように構成すると、二流体混合噴射ノズルを冷却するための空気量を、必要最低限の空気量にして、即ち、冷却効果において無駄のない量で供給できるので、尿素水噴射ノズルの噴射ノズルの冷却性能の向上に加え、空気供給装置の省エネルギー化を図ることができる。
また、上記の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システムにおいて、前記尿素水供給装置を、ソレノイド制御ポンプで構成する。つまり、尿素水噴射ノズルを二流体混合噴射ノズルで構成しているので、尿素水を噴射するときに、空気の流れで生じる負圧を利用して尿素水を吸い出しながら噴射することになり、高圧で尿素水を噴射する高圧液体噴射ノズルを使用するときのように、尿素水の噴射粒径を微小化するために、尿素水を約900kPa(約9bar)程度まで高圧化する必要がなくなり、尿素水の供給圧力は約200kPa(約2bar)程度でよくなる。その結果、従来技術の尿素水ポンプに比べて、比較的、吐出圧力が低いソレノイド制御ポンプを採用することができるようになる。
なお、尿素水供給装置としてソレノイド制御ポンプではなくても、二流体混合噴射ノズルとは別体の装置により、尿素水の供給と流量制御を行うことができればよいので、尿素水の供給の供給には従来技術の尿素水ポンプを採用し、尿素水ポンプと二流体混合噴射ノズルの間の尿素水供給経路に、尿素水の流量制御を行う流量調整弁を別途設けてもよい。
また、上記の目的を達成するための本発明の内燃機関は、上記の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システムを備えて構成され、上記の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システムと同様の効果を奏することができる。
そして、上記の目的を達成するための本発明の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却方法は、内燃機関の排気通路に配設した尿素水噴射ノズルを冷却する内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却方法において、前記尿素水噴射ノズルを尿素水と空気供給装置より供給される空気とを混合して噴射する二流体混合噴射ノズルで構成し、該二流体混合噴射ノズルに尿素水供給装置で尿素水を供給するように構成すると共に、内燃機関が運転状態にあるときに、前記二流体混合噴射ノズルからの尿素水の噴射の有無にかかわらず、前記二流体混合噴射ノズルに常時空気を供給することを特徴とする方法である。
また、上記の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却方法において、前記空気供給装置より前記二流体混合噴射ノズルに供給される空気量を前記二流体混合噴射ノズルの温度、排気ガスの温度、エンジン運転状態のいずれか一つまたは組み合わせに基づいて調整するか、
または、前記空気供給装置より前記二流体混合噴射ノズルに供給される空気量を前記二流体混合噴射ノズルの温度の履歴、排気ガスの温度の履歴、エンジン運転状態のいずれか一つまたは組み合わせに基づいて調整する。
これらの方法によれば、上記の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システムと同様の効果を奏することができる。
本発明の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システム、内燃機関及び内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却方法によれば、尿素水噴射ノズルを二流体混合噴射ノズルで構成して、噴射する尿素水の流量制御を、二流体混合噴射ノズルとは別体の尿素水供給装置により行うので、従来技術で、尿素水噴射ノズルとして採用していた高圧液体噴射ノズルに設けていた耐熱性の低い、電磁弁や、電磁弁駆動のための被覆電線及びプラスチック製コネクタ等が、二流体混合噴射ノズルでは不要になるので、二流体混合噴射ノズルを採用することにより、尿素水噴射ノズルの耐熱性を向上させることができる。
さらに、エンジンが運転状態にあるときに、即ち、エンジンが停止状態でないときに、この二流体混合噴射ノズルに常時空気を供給するので、二流体混合噴射ノズルを内部から常時冷却することができ、尿素水噴射ノズルの冷却性能を向上させることができる。
従って、耐熱性が著しく向上した尿素水噴射ノズルで、尿素水の流量制御を高温の排気ガスに触れる状態であっても、精度良く確実に行うことができる。
本発明に係る実施の形態の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システムの構成を模式的に示す図である。 二流体混合噴射ノズルの構成の一例を模式的に示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システム、内燃機関及び内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却方法について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態の内燃機関は、この実施の形態の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システムを備えて構成され、この内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システムと同様の効果を奏することができる。
最初に、図1を参照しながら、この実施の形態の内燃機関の浄化液噴射システム1が配置されるエンジン(内燃機関)10について説明する。このエンジン10では、外部から導入された新気Aは、ターボチャージャ14のコンプレッサ14bにより加圧され、必要に応じて、EGR通路(図示しない)から吸気通路12に流入する排気ガス(EGRガス)を伴って、エンジン本体11の気筒に送られる。また、この気筒で発生した排気ガスGは、排気通路13に流出し、その一部はEGR通路にEGRガスとして流れ、残りの排気ガスGは、タービン14aを経由してから、排気ガス浄化装置20に流入して、浄化された後、浄化された排気ガスGcとしてマフラー(図示しない)を経由して大気中へ放出される。この排気ガス浄化装置20は、この図1の構成では、酸化触媒装置(DOC)21、微粒子捕集装置22、選択還元型触媒装置(SCR)23等で構成される。
選択還元型触媒装置23の上流側に配設された尿素水噴射ノズル30は、NOx還元用の尿素水Uを排気通路13内に噴射する装置であり、噴射された尿素水Uは分解してアンモニアを生成し、このアンモニアを用いて選択還元型触媒装置23で排気ガスG中のNOxを水と窒素に還元して無害化する。
また、酸化触媒装置21の上流側に配設された燃料噴射ノズル24は、軽油(未燃燃料Fsを排気通路13内に噴射する装置であり、微粒子捕集装置22の再生処理時に、排気通路13内に軽油Fsを噴射し、酸化触媒装置21で酸化された軽油Fsの酸化熱により排気ガスGを昇温して微粒子捕集装置22をPM燃焼可能な温度域まで昇温させて捕集されたPMを燃焼除去する役割を持っている。
そして、この内燃機関の浄化液噴射システム1では、この尿素水噴射ノズル(浄化液噴射ノズル)30を、二流体混合噴射ノズルで構成する。図2に示すように、この尿素水噴射ノズル30は、尿素水供給システム(浄化液供給システム)で供給される尿素水(浄化液)Uと空気供給システムで供給される空気Apとを混合して、この混合流体Mを噴射する。
この尿素水噴射ノズル30に二流体混合噴射ノズルを用いると、排気通路13に尿素水Uを噴射するときに、空気Apにより尿素水Uを吸い出しながら噴射するので、尿素水Uの噴霧圧力Puを例えば900kPa(9bar)のような高圧にする必要が無くなり、尿素水Uの供給圧力Puを例えば200kPa(2bar)程度以下まで低下させることができる。また、加圧された空気Apとの混合により、尿素水Uの噴射粒径を微小化することができる。
そして、ソレノイド制御ポンプ31を使用して、尿素水Uを尿素水タンク32から尿素水供給経路33を経由して、尿素水噴射ノズル30に供給する。つまり、ソレノイド制御ポンプ31で、排気通路13に尿素水Uを噴射するときのみ、尿素水Uを尿素水噴射ノズル30に供給する。また、空気供給システムで、エアポンプ(空気供給装置)34を使用して、空気Apをエアタンク(図示しない)等から空気供給経路35を経由して尿素水噴射ノズル30に供給する。
なお、尿素水供給装置31としてソレノイド制御ポンプ31ではなくても、二流体混合噴射ノズル30とは別体の装置により、尿素水Uの供給と流量制御を行うことができればよいので、尿素水Uの供給には従来技術の尿素水ポンプを採用し、尿素水ポンプと二流体混合噴射ノズル30の間の尿素水供給経路33に、尿素水Uの流量制御を行う流量調整弁(図示しない)を別途設けてもよい。
また、このソレノイド制御ポンプ31を使用せずに、圧力を加えて尿素水Uを貯蔵しておき、尿素水供給通路33に設けた開閉弁(図示しない)をON/OFFして供給する方法もある。しかしながら、ソレノイド制御ポンプ31は、尿素水Uの供給のON/OFFの切り替えを迅速に行えると共に、尿素水Uを供給するときの圧力変動を少なくでき、パルス噴射を円滑に行うことができるので、応答性の面などからソレノイド制御ポンプ31を使用することが好ましい。
この構成によれば、尿素水噴射ノズル30を二流体混合噴射ノズルで構成して、噴射する尿素水Uの流量制御を、二流体混合噴射ノズル30とは別体の尿素水供給装置31により行うので、従来技術で、尿素水噴射ノズルとして採用していた高圧液体噴射ノズルに設けていた耐熱性の低い、電磁弁や、電磁弁駆動のための被覆電線及びプラスチック製コネクタ等が、二流体混合噴射ノズル30では不要になるので、二流体混合噴射ノズル30を採用することにより、尿素水噴射ノズル30の耐熱性を向上させることができる。
そして、さらに、内燃機関の浄化液噴射システム1を制御する制御装置40を設ける。この制御装置40は、通常は、エンジン10に備えた各種センサー、または、エンジン10を搭載した車両に備えた各種センサーの情報に基づいて、エンジン10の全般の制御や車両の全般の制御を行うエンジンコントロールユニット(ECU)に組み込まれて構成されるが、エンジンコントロールユニットとは独立して設けてもよい。
この制御装置40は、エンジン10の運転状態に応じて、ソレノイド制御ポンプ30b及びエアポンプ33を制御することで、尿素水噴射ノズル30への尿素水Uの供給流量及び空気Aの供給流量を制御する装置である。また、この制御装置40は、通常は、エンジン10に備えた各種センサー、または、エンジン10を搭載した車両に備えた各種センサーの情報に基づいて、エンジン10の全般の制御や車両の全般の制御を行うエンジンコントロールユニット(ECU)に組み込まれて構成されるが、エンジンコントロールユニットとは独立して設けてもよい。
そして、本発明に係る実施の形態の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システム1では、制御装置40が、エンジン10が運転状態にあるときに、二流体混合噴射ノズル30からの尿素水Uの噴射の有無にかかわらず、二流体混合噴射ノズル30に常時空気を供給する制御を行うように構成する。
これにより、エンジン10が運転状態にあるときに、即ち、エンジン10が停止状態でないときに、この二流体混合噴射ノズル30に常時空気Apを供給するので、二流体混合噴射ノズル30を内部から常時冷却することができ、尿素水噴射ノズル30の冷却性能を向上させることができる。従って、耐熱性が著しく向上した尿素水噴射ノズル30で、尿素水Uの流量制御を高温の排気ガスGに触れる状態であっても、精度良く確実に行うことができる。
また、好ましくは、制御装置40が、エアポンプ33より二流体混合噴射ノズル30aに供給される空気Apの量を、二流体混合噴射ノズル30aの温度、排気ガスGの温度、エンジン10の運転状態(エンジン回転数、負荷)のいずれか一つまたは組み合わせに基づいて調整する制御を行うように構成する。
または、好ましくは、エアポンプ33より二流体混合噴射ノズル30aに供給される空気Apの量を、二流体混合噴射ノズル30aの温度の履歴、排気ガスGの温度の履歴、エンジン10の運転状態のいずれか一つまたは組み合わせに基づいて調整する制御を行うように構成する。
ここで、エアポンプ33より二流体混合噴射ノズル30aに供給される空気Aの量と、二流体混合噴射ノズル30aの温度、排気ガスGの温度、または、エンジン10の運転状態のいずれか一つまたは組み合わせについての対応関係は、予め実験等により、マップデータや制御式の形式で算出して、制御装置40に記憶させておく。同様に、エアポンプ33より二流体混合噴射ノズル30aに供給される空気Aの量と、二流体混合噴射ノズル30aの温度の履歴、排気ガスGの温度の履歴、または、エンジン10の運転状態のいずれか一つまたは組み合わせについての対応関係は、予め実験等により、マップデータや制御式の形式で算出して、制御装置40に記憶させておく。
この構成によれば、二流体混合噴射ノズル30aを冷却するために必要最低限の空気Apの量を常時供給することができ、尿素水噴射ノズル30の噴射ノズル30aの冷却性能を向上させることができるのに加え、エアポンプ33の省エネルギー化を図ることができる。
次に、本発明に係る実施の形態の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却方法について説明する。この尿素水噴射ノズルの冷却方法は、エンジン10の排気通路13に配設した尿素水噴射ノズル30を冷却する内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却方法であり、尿素水噴射ノズル30を尿素水Uとエアポンプ34より供給される空気Apとを混合して噴射する二流体混合噴射ノズル30で構成し、この二流体混合噴射ノズル30に尿素水供給装置31で尿素水Uを供給するように構成すると共に、エンジン10が運転状態にあるときに、二流体混合噴射ノズル30からの尿素水Uの噴射の有無にかかわらず、二流体混合噴射ノズル30に常時空気Apを供給する方法である。
また、好ましくは、エアポンプ34より二流体混合噴射ノズル30に供給される空気量を二流体混合噴射ノズル30の温度、排気ガスGの温度、エンジン運転状態のいずれか一つまたは組み合わせに基づいて調整する。
または、エアポンプ34より二流体混合噴射ノズル30に供給される空気量を二流体混合噴射ノズル30の温度の履歴、排気ガスGの温度の履歴、エンジン運転状態のいずれか一つまたは組み合わせに基づいて調整する。
上記の構成の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システム1、内燃機関及び内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却方法によれば、尿素水噴射ノズル30を二流体混合噴射ノズルで構成して、噴射する尿素水Uの流量制御を、二流体混合噴射ノズル30とは別体の尿素水供給装置31により行うので、従来技術で、尿素水噴射ノズルとして採用していた高圧液体噴射ノズルに設けていた耐熱性の低い、電磁弁や、電磁弁駆動のための被覆電線及びプラスチック製コネクタ等が、二流体混合噴射ノズル30では不要になるので、二流体混合噴射ノズル30を採用することにより、尿素水噴射ノズル30の耐熱性を向上させることができる。
さらに、エンジン10が運転状態にあるときに、即ち、エンジン10が停止状態でないときに、この二流体混合噴射ノズル30に常時空気Apを供給するので、二流体混合噴射ノズル30を内部から常時冷却することができ、尿素水噴射ノズル30の冷却性能を向上させることができる。
従って、耐熱性が著しく向上した尿素水噴射ノズル30で、尿素水Uの流量制御を高温の排気ガスGに触れる状態であっても、精度良く確実に行うことができる。
1 内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システム
10 エンジン(内燃機関)
11 エンジン本体
12 吸気通路
13 排気通路
14 ターボチャージャ(ターボ式過給器)
14a タービン
14b コンプレッサ
20 排気ガス浄化装置
21 酸化触媒装置(DOC)
22 微粒子捕集装置
23 選択還元型触媒装置
24 燃料噴射ノズル
30 尿素水噴射ノズル
30 噴射ノズル、二流体混合噴射ノズル
31 ソレノイド制御ポンプ(尿素水供給装置)
32 尿素水タンク
33 尿素水供給経路
34 エアポンプ(空気供給装置)
35 空気供給経路
40 制御装置
A 新気
Ap 空気(圧縮空気、加圧空気)
U 尿素水
M 混合流体
G 発生した排気ガス
Gc 浄化処理された排気ガス

Claims (6)

  1. 内燃機関の排気通路に配設した尿素水噴射ノズルを冷却する内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システムにおいて、
    前記尿素水噴射ノズルを尿素水と空気供給装置より供給される空気とを混合して噴射する二流体混合噴射ノズルで構成し、該二流体混合噴射ノズルに尿素水供給装置で尿素水を供給するように構成すると共に、
    前記尿素水噴射ノズルの冷却システムを制御する制御装置を、
    内燃機関が運転状態にあるときに、前記二流体混合噴射ノズルからの尿素水の噴射の有無にかかわらず、前記二流体混合噴射ノズルに常時空気を供給する制御を行うように構成することを特徴とする内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システム。
  2. 前記尿素水噴射ノズルの冷却システムを制御する制御装置を、
    前記空気供給装置より前記二流体混合噴射ノズルに供給される空気量を前記二流体混合噴射ノズルの温度、排気ガスの温度、エンジン運転状態のいずれか一つまたは組み合わせに基づいて調整する制御を行うか、
    または、前記空気供給装置より前記二流体混合噴射ノズルに供給される空気量を前記二流体混合噴射ノズルの温度の履歴、排気ガスの温度の履歴、エンジン運転状態のいずれか一つまたは組み合わせに基づいて調整する制御を行うように構成する請求項1に記載の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システム。
  3. 前記尿素水供給装置を、ソレノイド制御ポンプで構成する請求項1又は2に記載の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却システムを備えて構成される内燃機関。
  5. 内燃機関の排気通路に配設した尿素水噴射ノズルを冷却する内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却方法において、
    前記尿素水噴射ノズルを尿素水と空気供給装置より供給される空気とを混合して噴射する二流体混合噴射ノズルで構成し、該二流体混合噴射ノズルに尿素水供給装置で尿素水を供給するように構成すると共に、
    内燃機関が運転状態にあるときに、前記二流体混合噴射ノズルからの尿素水の噴射の有無にかかわらず、前記二流体混合噴射ノズルに常時空気を供給することを特徴とする内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却方法。
  6. 前記空気供給装置より前記二流体混合噴射ノズルに供給される空気量を前記二流体混合噴射ノズルの温度、排気ガスの温度、エンジン運転状態のいずれか一つまたは組み合わせに基づいて調整するか、
    または、前記空気供給装置より前記二流体混合噴射ノズルに供給される空気量を前記二流体混合噴射ノズルの温度の履歴、排気ガスの温度の履歴、エンジン運転状態のいずれか一つまたは組み合わせに基づいて調整する請求項5に記載の内燃機関の尿素水噴射ノズルの冷却方法。
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