JP2016098228A - 毛髪にハリ・コシ、なめらかさ、すべり易さを付与する毛髪処理剤。 - Google Patents

毛髪にハリ・コシ、なめらかさ、すべり易さを付与する毛髪処理剤。 Download PDF

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朋和 鏡
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Koreko Takizawa
是子 滝沢
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Abstract

【課題】毛髪にハリ・コシ、なめらかさ、すべり易さ、又はその一部を付与する新たな低分子量のコンディショニング成分を提供する。
【解決手段】毛髪に親和性の高いガラクトシルグリセロールに、溶剤や添加剤を加えて溶液やコロイドの状態とし、毛髪に噴霧、又は塗布、又は塗布後水ですすいで、毛髪にハリ・コシ、なめらかさ、すべり易さ、又はその一部を付与できる、毛髪処理剤とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、毛髪にハリ・コシ、なめらかさ、すべり易さを付与するための毛髪処理剤に関する。
毛髪は、太陽光からの紫外線や空気中の化学物質等の環境的要因、ドライヤーやブラッシング等の物理的刺激、及び洗髪、パーマ、ヘアカラー、ブリーチ等による化学的刺激に常に曝されているため、毛髪のタンパク質構造の変性が生じ、毛髪のハリ・コシや弾力性の低下、毛髪表面のなめらかさやすべり易さの低下を引き起こし、パサツキや絡まり、枝毛や切れ毛等の劣化を引き起こす。また、加齢にともない毛髪は細くハリ・コシのないものに変化し、これらのダメージをさらに加速させている。
このようなダメージの修復を目的に多くのコンディショニング成分が開発され、例えば、カチオン性界面活性剤としてアルキルアミン類、エトキシレートアミン類、同4級塩類、アルキルイミダゾリン類などが、又、カチオン性ポリマーとして多糖類、タンパク質類、シリコーン類、コポリマー類などが、又、脂質コンディショニング剤として脂質類及び脂肪酸エステル類、ワックス類、セラミド類などが、又、数は少ないが低分子量のものとして、パンテノール(例えば、特許文献1参照。)、グリセリンなどが知られている(非特許文献1参照。)。
一方、ガラクトシルグリセロールは、葉緑体中のチラコイド膜を構成する主要糖脂質の一種であるガラクトシルグリセリドから、脂肪酸を加水分解で除いた構造をしており、分子量254の低分子量で、多価アルコールに属する中性水溶性物質である。又、ガラクトシルグリセロールはグリコシルグリセリド類に属し、保湿効果の優れた化粧品又は薬学的調整物を調整できる物質群の一つとして知られている(特許文献2参照。)。
我々は、グリセリンに乳糖のガラクトースを酵素転移させる方法でガラクトシルグリセロールの製造方法を確立しており(特許文献3参照。)、ガラクトシルグリセロールの諸性質を調査研究している中で、毛髪にガラクトシルグリセロールを塗布することで、ハリ・コシ、なめらかさ、すべり易さを付与できることを発見し、本発明を完成するに至った。
特許公表平11−502872 特許公開平09−124457 特許公開平09−140393
ヘアケアサイエンス入門、デール・H・ジョンソン著、山口真主訳、フレグランスジャーナル社発行
単独で全ての毛髪の問題を解決できるコンディショニング成分はなく、目的に応じて様々な組み合わせで処方研究が続けられている。より理想的な処方を開発するため、性質の異なる様々なコンディショニング成分が望まれており、特に低分子量のコンディショニング成分は希少である。
即ち、本発明が解決しようとする課題は、毛髪にハリ・コシ、なめらかさ、すべり易さ、又はその一部を付与することのできる、新たな低分子量のコンディショニング成分を提供することである。
我々は研究の中で、毛髪にガラクトシルグリセロールを塗布すると、毛髪にハリ・コシ、なめらかさが付与されることを発見した。又、ガラクトシルグリセロールを含む水溶液に毛髪を浸漬後、水ですすいでも効果は変わらず、ガラクトシルグリセロールをシャンプー剤やコンディショナー剤に含有させ、毛髪にシャンプーやコンディショナー処理をした後に水ですすいでも、ハリ・コシ、なめらかさ、すべり易さを付与できることを確認した。
これは、ガラクトシルグリセロールが葉緑体チラコイド膜の親水性部分を担う分子で、分子量254の小さな中性の水溶性物質であるため、動物細胞の細胞外マトリックスに親和性が高く、更には細胞の延長である毛髪にも親和性が高いため、毛髪の表面に吸着、更にはキューティクルの隙間から内部に浸透するためと考えられた。
そして我々は、ガラクトシルグリセロールに溶剤や添加剤を加えて溶液やコロイドの状態にし、毛髪に塗布、又は塗布後水ですすぐことのできる毛髪処理剤を発明するに至った。
ガラクトシルグリセロールに溶剤や添加剤を加え、溶液やコロイドの状態にすることで、ガラクトシルグリセロールを希少な低分子量の新たなコンディショニング成分として、提供することができた。
葉緑体のチラコイド膜(脂質二重膜)を構成するガラクトシルグリセリドは、グリセリンに水溶性残基であるガラクトースが1つ、脂溶性残基である脂肪酸が2つ付いた構造をしている。このガラクトシルグリセリドから脂溶性残基である脂肪酸が全て外れた構造、つまり、グリセリンにガラクトースが1つ付いた構造がガラクトシルグリセロールである。
一方、動物細胞も脂質二重膜構造を持っており(ただし糖脂質ではなくリン脂質)、水溶性残基の周りに細胞外マトリックスが構成されている。このためガラクトシルグリセロールは、動物細胞の細胞外マトリックスにも親和性が高く、又、中性の水溶性物質で低分子量であるため、細胞外マトリックスの表面は勿論、隙間から内部まで浸透することができる。
毛髪も細胞の延長であるため、ガラクトシルグリセロールは毛髪にも親和性が高く、ガラクトシルグリセロールは毛髪に接触すると表面に吸着され、毛髪になめらかさやすべり易さを付与する。又、ガラクトシルグリセロールは、キューティクルの隙間から毛髪内部に浸透し、毛髪にハリ・コシを付与する事ができる。
即ち、毛髪処理剤としてガラクトシルグリセロールに溶剤や添加剤を加えて溶液やコロイドの状態とし、これを毛髪に噴霧、又は塗布することでガラクトシルグリセロールを毛髪表面に吸着させ、更にはキューティクルの隙間より内部に浸透させることができる。毛髪に親和性の強いガラクトシルグリセロールは、一度、毛髪に吸着、浸透してしまえば、その後、毛髪処理剤を水ですすいでも簡単に失われることはなく、毛髪にハリ・コシ、なめらかさ、すべり易さ、又はその一部を付与することができるのである。
従って本発明は、すすぎの必要ないフォーミング剤は勿論、すすぎの必要なシャンプー剤やコンディショナー剤の形態でも可能である。
尚、ガラクトシルグリセロールには光学異性体を含め、以下に示す6つの異性体が存在している。しかし、その物理化学的特性は極めて類似しているため、毛髪に対する親和性に差はなく、よってその存在比率、純度によって毛髪に与える効果にも差はないと考えられる。よって本発明は、これら異性体の存在比率、純度によって制限されるものではない。
Figure 2016098228
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本発明で言うところの毛髪処理剤とは、溶剤によりガラクトシルグリセロールの濃度を調整したものである。ガラクトシルグリセロールは、常温で粘性のある液体で、水に溶けやすく、水溶性の溶剤に可溶である。そこで、適量のガラクトシルグリセロールを毛髪に塗布、又は噴霧しやすい形状とするため、溶剤によりガラクトシルグリセロールの濃度を調整する。
又、添加剤を加えることでコロイドの状態となし、シャンプー剤やコンディショニング剤、フォーミング剤に仕立てることが可能である。以下に溶剤、シャンプー剤、コンディショニング剤、フォーミング剤として利用可能な成分を例示するが、本発明はこれらの例示よって制限される事はない。
溶剤としては、水、エタノール、イソプロパノール、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリンなどを例示できるが、これらは単独、又は組み合わせによって用いられる。
シャンプー剤としては、オレフィンC14〜16スルホン酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、コカミドDEA、コカミドMEA、コカミドプロピルヒドロキシスルタイン、コカミドプロピルアミンオキシドコカミドプロピルベタイン、ココアンホジ酢酸ナトリウム、ココイルサルコシン、ジヒドロキシエチルC12〜15アルコキシプロピルアミンオキシド、スルホコハク酸モノオレアミドMEA−2ナトリウム、スルホコハク酸モノコカミドMIPA−2ナトリウム、スルホコハク酸モノラウリル2ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸TEA、ラウラミドDEA、ラウラミンオキシド、ラウリル硫酸TEA、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリミノジプロピオン酸ナトリウム、ラウリルサルコシンナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウロアンホ酢酸ナトリウムなどを例示できるが、これらは単独、又は組み合わせによって用いられる。
コンディショニング剤としては、PPG−9ジエチルモニウムクロリド、キトサンPCA、クオタニウム−22、クオタニウム−26、クロダセル、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、グリセリン、シリコーンガム、ジメチコン、ジメチコンコポリオール、ステアラルコニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウム、セラミド、トリグリセリド、パンテノール、ポリクオタニウム−4、ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−10、ポリクオタニウム−11、ポリクオタニウム−24、ポリクオタニウム−29、ミリスチン酸イソプロピル、ワックスなどを例示できるが、これらは単独、又は組み合わせによって用いられる。
フォーミング剤としては、1,1−ジフルオロエタン、n−ブタン、PEG−150ジステアレート、PVPジメチコン、Pポリクオタニウム−28ジメチコン、VA/クロトン酸コポリマー、VA/クロトン酸/ネオデカン酸コポリマー、VP/VAコポリマー、VP/メタクリル酸メチルアミノアミルコポリマー、オクチルアクリルアミド/アクリレーツ/メタクリル酸ブチルアミノエチルコポリマー、オクトキシノール−9、オレス−20、クオタニウム−52、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、コカミドDEA、コカミドプロピルベタイン、ココアミンオキシド、セテアリルアルコール/ポリソルベート60混合物、ビニネメチルエーテル/マレイン酸エチルコポリマー、ビニネメチルエーテル/マレイン酸ブチルコポリマー、ビニルカプトラクタム/VP/メタクリル酸ジメチルアミノアミルコポリマー、プロパン/イソブタン混合物、ポリクオタニウム−2、ポリクオタニウム−4、ポリクオタニウム−11、ポリクオタニウム−28、ポリクオタニウム−39、ポリクオタニウム−46、ラウレス−7、ラウレス−23などを例示できるが、これらは単独、又は組み合わせによって用いられる。
本発明中、毛髪処理剤の望ましいガラクトシルグリセロール濃度は、0.25〜1.5%であり、より望ましくは0.5〜1.0%である。ただし、1.5%より高濃度でも、毛髪への吸着量は飽和してしまうが、その効果は変わらずに示すことができる。
以下に実施例を示し、本発明の実施形態を説明する。本発明は、実施例により限定されるものではない。
東洋人女性(同一人)より採取した化学的処理のしていない毛髪の根元を揃え、約1.5g15cmの毛束を作成した。未処理毛束8本をラウレス硫酸Na0.5%精製水溶液で洗浄した(健常毛)。次に、ブリーチ処理、パーマ処理及び超音波洗浄の工程を3サイクル行い、精製水で良くすすいだ後、自然乾燥して損傷毛とした。
損傷毛の毛束を恒温・恒湿の環境下に3時間放置した後、初期重量(初期重量=a)を測定し、毛束を100gの試験溶液に10分間浸漬した。10秒間精製水で濯いだ後、一晩自然乾燥した。一晩乾燥した毛束を一定環境下に3時間放置した後、処理後重量(吸着重量=b)を測定した。
試験溶液は、純度70%ガラクトシルグリセロール(固形分純度96%)を、0.5%(重量比)、1.0%(重量比)、2.0%(重量比)となるよう精製水で稀釈して用いた。吸着量は、吸着量=(吸着重量b−初期重量a)/初期重量a より算出した。
その結果、0%では毛髪中の内容成分が流出して毛髪重量が減少し、ガラクトシルグリセロールの濃度に順じてガラクトシルグリセロールの吸着量が多くなっていった。0.25%(重量比)で毛髪中の内容成分の流出量とガラクトシルグリセロールの吸着量が同等となり(見かけ重量に変化の無い状態)、1.5%(重量比)以上で一定になった(図1参照)。よって、ガラクトシルグリセロールは、0.25%〜1.5%(重量比)の濃度で確実に毛髪に吸着され、0.5%〜1.0%(重量比)の濃度で効率的、効果的に吸着されることが示された。
固定用台紙と先端部台紙の間を1cm空け、上記、損傷毛50本を5cmの間に並べて接着し、毛髪コシ感テスター(KES−FB2−S−DC:カトーテック)で曲げ曲率を測定した。B(曲げかたさ)値をハリ・コシの指標とし(値が大きい程ハリ・コシがある)、2HB(曲げ回復性)値を弾力性の指標とした(値が小さい程弾力性がある)。
その結果、B値は、ガラクトシルグリセロールの濃度に順じて大きく(ハリ・コシが強く)なり、0.5%(重量比)以上でほぼ一定を示した(図2参照)。又、2HB値は、ガラクトシルグリセロールの濃度に順じて大きく(弾力性が弱く)なったが、1.0%(重量比)以下ではあまり変わらなかった(図2参照)。よって、ガラクトシルグリセロールは、0.25%〜1.5%(重量比)の濃度で確実に毛髪にハリ・コシを与え、0.5%〜1.0%(重量比)の濃度で、弾力性に影響を与えることなく、より毛髪にハリ・コシを与えることが示された。
同様に、上記、損傷毛40本をスライドガラスの上に0.5mm間隔で並べ、摩擦センサー(KES−SE−DC:カトーテック)で摩擦係数を測定した。MMD(平均摩擦係数の変動)値をなめらかさの指標とし(値が小さい程なめらか)、MIU(平均摩擦係数)値をすべり易さの指標とした(値が小さい程すべり易い)。
その結果、MMD値は、ガラクトシルグリセロールの濃度に順じて小さく(なめらかに)なり、1.0%(重量比)以上で一定になった(図3参照)。又、MIU値は、ガラクトシルグリセロールの濃度に順じて大きく(すべり難く)なったが、1.0%(重量比)以下では変わらなかった(図3参照)。よって、ガラクトシルグリセロールは、0.25%〜1.5%(重量比)の濃度で、すべり易さへの影響を押えながら毛髪をなめらかにし、0.5%〜1.0%(重量比)の濃度で、すべり易さに影響を与えることなく、より毛髪をなめらかにすることが示された。
実施例1と同様に損傷毛を用意し、毛束を温水道水(38〜40℃)で30秒間濯ぎ、指の腹で1回水を切った。シャンプー0.1mLを指の腹で均一に塗布して30秒間放置し、10秒間温水道水で濯いだ後、指の腹で1回水を切り、これを2回繰り返した。30秒間温水道水で濯いだ後、指の腹で1回水を切った。トリートメント0.2mLを指の腹で均一に塗布して1分間放置し、30秒間温水道水で濯いだ後、タオルで水分を除き、一夜自然乾燥した。乾燥した毛束からテストピースを作成し、一定環境下に3時間放置した後、摩擦センサーですべり易さを測定した。
試験シャンプー溶液は、カチナール(HC−100※1)0.5%、アルスコープ(NS−230※2)40.0%、オバゾリン(CAB−30※3)10.0%、10%クエン酸液0.8 %、10%水酸化カリウム液0.5%を基本処方とし、ガラクトシルグリセロール又はシリコーン(BY22−029※4)を0.5%又は1.0%になるように添加して使用した(すべて重量比)。
試験トリートメント溶液は、ステアリルアルコール(※5)3.5%、カチナール(STC−70ET※6)1.5%、10%クエン酸液0.04%を基本処方とし、ガラクトシルグリセロール又はシリコーン(BY22−029※4)を0.5%又は1.0%になるように添加して使用した(すべて重量比)。
※1 ポリクオタニウム−10 100% 東邦化学工業、※2 ラウレス硫酸Na 27% 東邦化学工業、※3 コカミドプロピルベタイン 30% 東邦化学工業、※4 ジメチコン 50% 東レ・ダウコーニング、※5 ステアリルアルコール 100% 高級アルコール工業、※6 ステアルトリモニウムクロリド 70% 東邦化学工業
0.5%試験区及び1.0%試験区の損傷毛MIU値をそれぞれ1とし、両試験区のMIU値を比較した。その結果、ガラクトシルグリセロールもシリコーンも、1.0%試験区より0.5%試験区の方がMIU値比が小さく(すべり易い)、更に両試験区とも、シリコーンよりガラクトシルグリセロールの方がMIU値比が小さ(すべり易い)かった(図4参照)。
実施例1の水溶液と異なり、シャンプーやコンディショナーのような溶液の場合、ガラクトシルグリセロールは、1%(重量比)以下の濃度で毛髪にすべり易さを与え、更には、0.5%(重量比)でよりすべり易くなることが示された。
以上、実施例1及び実施例2より、本発明中、毛髪処理剤の望ましいガラクトシルグリセロール濃度は、0.25%〜1.5%(重量比)であり、より望ましくは0.5%〜1.0%(重量比)と判断された。
ガラクトシルグリセロールの濃度の違いによる毛髪への吸着量を示したグラフである。 ガラクトシルグリセロールの濃度の違いによる毛髪のハリ・コシの強さ及び弾力性の強さの違いを示したグラフである。 ガラクトシルグリセロールの濃度の違いによる毛髪のなめらかさ及びすべり易さの違いを示したグラフである。 シャンプー・コンディショナーに含まれたガラクトシルグリセロール又はシリコーンの濃度の違いによる毛髪のすべり易さ示したグラフである。

Claims (2)

  1. ガラクトシルグリセロールに溶剤や添加剤を加えて溶液やコロイドの状態とし、毛髪に噴霧、又は塗布、又は塗布後水ですすいで、毛髪にハリ・コシ、なめらかさ、すべり易さ、又はその一部を付与する毛髪処理剤。
  2. 請求項1のガラクトシルグリセロールを含有量が、0.25〜1.5%(重量比)であるところの毛髪処理剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020130114A1 (ja) * 2018-12-20 2020-06-25 花王株式会社 組成物
WO2023228911A1 (ja) * 2022-05-26 2023-11-30 一丸ファルコス株式会社 新規の毛髪のはり及び/又はこしを改善するための剤

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