JP2016098039A - カップ飲料用手提げポリ袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】カップホルダーを用いずに飲料を零れにくくでき、カップ飲料の出し入れがしやすいカップ飲料用手提げポリ袋を提供する。
【解決手段】底マチ3を形成する折込み部と、左右の側部L,Rから下方内向きに傾斜して前記折込み部までわたる左右一対の側方帯状溶着シール部4,4とを備え、左右一対の側方帯状溶着シール4,4部間をカップ飲料1個の収容部A1とした。収容部A1にカップコ飲料を収容して底マチ3を広げた状態で、カップ飲料の容器本体の底部が、底マチ3及び底マチ3を形成する折込み部までわたる左右の帯状溶着シール部4,4により保持されるとともに、カップ飲料の容器本体が上下方向に長い左右の帯状溶着シール部4,4により形成される収容部A1の側面全体により保持されるため、手提げポリ袋1内でカップ飲料が傾いて飲料が零れることを抑制できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、1杯ごとに挽きたてをドリップしたカップコーヒー等のカップ飲料を持ち帰る際に使用する手提げポリ袋に関する。
近年大流行しているコンビニエンスストアで1杯ごとに挽きたてをドリップしたカップコーヒーを持ち帰る場合、直接手で持った状態で持ち帰ると、ホットコーヒーは熱くアイスコーヒーは冷たいので、比較的短時間しか持つことが困難である。また、カップコーヒーを直接手で持った状態で持ち帰ると、他の買い物を入れた手提げポリ袋(いわゆるレジ袋:特許文献1参照)やバッグ等とともに持ちにくい場合がある。
よって、持ち帰りにある程度の時間(例えば5分以上)が掛かる場合には、カップコーヒーが1個の場合は小さい手提げポリ袋に入れることが多く、カップコーヒーが2個以上の場合は、マチの付いた手提げ紙袋内に紙製のカップホルダー(例えば、非特許文献1参照)を入れ、このカップホルダーにカップコーヒーを保持することが多い。
ここで、カップコーヒー等のカップ飲料を持ち帰る際の使用に適したカップ専用の手提げポリ袋の提案として、折り畳んだ状態から組み立てるとカップホルダーになる紙製のキャリア(2)をガセット袋(1)内に予め収容しておくとともに、ガセット袋(1)の内部でキャリア(2)をずれにくくしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
また、平袋である手提袋本体(A)の側面(1,2)を部分的に熱接着等により一体化するように構成してカップホルダーを用いないようにするものがある(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−359247号公報 特開2014−189314号公報 特開2006−089101号公報
「コーン&カップホルダー4ヶ入(M)」,コード01251,水野産業株式会社,[平成26年11月25日検索],インターネット<URL:http://www.mizunosangyo.co.jp/item.php?itemno=12&id=01251>
以上のような従来のカップ飲料用手提げポリ袋として、一般的な手提げポリ袋内にカップコーヒー等のカップ飲料を収容して持ち運ぶ場合、持ち運んでいる際にカップ飲料が傾いて飲料が零れることが多いという問題点がある。
また、非特許文献1のような紙製のカップホルダーを手提げ紙袋内に入れる構成や、特許文献2のようなカップホルダーになる紙製のキャリア(2)をガセット袋(1)内に予め収容しておくようなカップホルダーを用いる構成では、その分の製造コストが嵩むという問題点がある。特に、コンビニエンスストアで1杯ごとに挽きたてをドリップしたカップコーヒーは安価であることから、コンビニエンスストアにおいて、カップホルダーを無くして製造コストを低減するニーズは大きい。
さらに、特許文献3のような手提袋本体(A)の側面(1,2)を部分的に熱接着等により一体化する構成では、カップホルダーを用いないため製造コストが嵩むことはないが、カップ飲料の側面の一部のみを保持する構成であるので、持ち運んでいる際におけるカップ飲料の傾きを抑制する効果が十分であるとは言えず、持ち運んでいる際にカップ飲料が傾いて飲料が零れる場合がある。
その上、手提袋本体(A)が合成樹脂フィルムからなる場合は可撓性が大きいので、2個のカップ飲料を収容して左右方向中央の手穴に指を入れて持った状態で、既にカップ飲料が傾いてしまって飲料が零れるおそれがあるため、使いにくいものである。
その上さらに、特許文献3のような平袋は、カップ飲料の横揺れを防ぐために胴まわり(幅)を小さくした場合、底を広げにくくなるので、カップ飲料の出し入れがしにくいものである。
そこで本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、カップホルダーを用いずにコーヒー等の飲料を零れにくくできるとともに、カップコーヒー等のカップ飲料の出し入れがしやすいカップ飲料用手提げポリ袋を提供する点にある。
本発明に係るカップ飲料用手提げポリ袋は、前記課題解決のために、カップ飲料を持ち運ぶ際に使用する、合成樹脂フィルムからなる手提げポリ袋であって、1個のカップ飲料を収容する手提げポリ袋(請求項1)として、底マチを形成する折込み部と、左右の側部から下方内向きに傾斜して前記折込み部までわたる左右一対の側方帯状溶着シール部とを備え、前記左右一対の側方帯状溶着シール部間を前記カップ飲料1個の収容部としたことを特徴とするものである。
また、2個のカップ飲料を収容する手提げポリ袋(請求項2)として、底マチを形成する折込み部と、左右の側部から下方内向きに傾斜して前記折込み部までわたる左右一対の側方帯状溶着シール部と、前記側方帯状溶着シール部よりも左右方向内方に位置する、上下方向中間部から下方へ伸びて前記折込み部までわたる左右一対の内方帯状溶着シール部とを備え、前記側方帯状溶着シール部及び前記内方帯状溶着シール部間を夫々前記カップ飲料1個の収容部として2個のカップ飲料を収容し、左右方向中央部を折り曲げて上辺部を重ねた状態として持ち帰ることを特徴とするものである。
さらに、2個のカップ飲料を収容する手提げポリ袋(請求項3)として、底マチを形成する折込み部と、左右の側部から下方内向きに傾斜して前記折込み部までわたる左右一対の側方帯状溶着シール部と、左右方向中央の上下方向中間部から下方へ伸びて前記折込み部までわたる1つの内方帯状溶着シール部とを備え、前記側方帯状溶着シール部及び前記内方帯状溶着シール部間を夫々前記カップ飲料1個の収容部として2個のカップ飲料を収容し、左右方向中央部を折り曲げて上辺部を重ねた状態として持ち帰ることを特徴とするものである。
このような構成によれば、カップホルダーを使用しないため、従来のカップホルダーを使用する構成と比較して製造コストを低減できる。
その上、カップ飲料の収容部が、底マチを形成する折込み部までわたる、左右の側部から下方内向きに傾斜する左右一対の側方帯状溶着シール部間(請求項1)、底マチを形成する折込み部までわたる、左右の側部から下方内向きに傾斜する左右一対の側方帯状溶着シール部、及び前記側方帯状溶着シール部よりも左右方向内方に位置する内方帯状溶着シール部間(請求項2)、底マチを形成する折込み部までわたる、左右の側部から下方内向きに傾斜する左右一対の側方帯状溶着シール部、及び左右方向中央の上下方向中間部から下方へ伸びる内方帯状溶着シール部間(請求項3)であるので、前記収容部にカップ飲料を収容して底マチを広げた状態で、カップ飲料の容器本体の底部(下部)が、底マチ及び底マチを形成する折込み部までわたる左右の帯状溶着シール部により保持されるとともに、カップ飲料の容器本体が上下方向に長い左右の帯状溶着シール部により形成される収容部の側面全体により保持されるため、手提げポリ袋内でカップ飲料が傾いて飲料が零れることを抑制できるとともに、カップ飲料の出し入れが容易になる。
その上さらに、2個のカップ飲料を収容する手提げポリ袋(請求項2、請求項3)では、左右方向中央部を折り曲げて上辺部を重ねた状態として持ち帰るので、可撓性の大きい合成樹脂フィルムからなる手提げポリ袋で2個のカップ飲料を持ち帰る際に、よりコンパクトな形態で安定性を高めた状態で持ち帰ることができるため、飲料の零れ抑制効果が高くなる。
ここで、請求項2の2個のカップ飲料を収容する手提げポリ袋において、前記内方帯状溶着シール部を下方外向きに傾斜するものとして、その鉛直線に対する傾斜角度を、前記側方帯状溶着シール部の鉛直線に対する傾斜角度よりも小さくしてなるか、あるいは前記内方帯状溶着シール部を鉛直方向へ伸びるものとしてなると好ましい(請求項4)。
このような構成によれば、内方帯状溶着シール部の鉛直線に対する傾斜角度が側方帯状溶着シール部の鉛直線に対する傾斜角度よりも小さいか、あるいは内方帯状溶着シール部が鉛直方向へ伸びるものであるので、請求項2の2個のカップ飲料を収容する手提げポリ袋の左右方向中央部を折り曲げて上辺部を重ねた状態として持ち帰る際に、2個のカップ飲料の蓋同士が当接した状態でカップ飲料の下部間が開く内倒れ現象を抑制できるため、飲料の零れ抑制効果がさらに高くなる。
また、前記帯状溶着シール部の上側部分を左右方向の幅を小さくした縮幅部とするとともに、前記縮幅部の左右を開口部とし、前後のシートの前記収容部の上方に手穴を設けてなると好ましい(請求項5)。
このような構成によれば、帯状溶着シール部の上側部分が縮幅部であるとともに、その左右が開口しているので、カップ飲料の出し入れがしやすいとともに、収容部の隙間にマドラー、スティックシュガー及びスプーン等を収納しやすい。
その上、1個のカップ飲料を収容する手提げポリ袋(請求項1)において、前記左右の開口部が形成されていることから手提げポリ袋の上側部分を捲った状態で手提げポリ袋を介して容器を持ちながら飲料を飲むことにより、カップ飲料が熱い状態や冷たい状態である場合に熱さや冷たさを和らげる効果が大きい。
その上さらに、2個のカップ飲料を収容する手提げポリ袋(請求項2、請求項3、請求項4)において、2つの収容部の上方に設けられた2つの手穴を重ねることにより持ち帰る際の形態である左右方向中央部を折り曲げて上辺部を重ねた状態にし易く、その状態で手穴に指を通して持つことにより、2個のカップ飲料を収容した状態の手提げポリ袋を容易に持ち運ぶことができる。
以上のような本発明に係るカップ飲料用手提げポリ袋によれば、
(1)カップホルダーを使用しないため、従来のカップホルダーを使用する構成と比較して製造コストを低減できること、
(2)収容部にカップ飲料を収容して底マチを広げた状態で、カップ飲料の容器本体の底部(下部)が、底マチ及び底マチを形成する折込み部までわたる左右の帯状溶着シール部により保持されるとともに、カップ飲料の容器本体が上下方向に長い左右の帯状溶着シール部により形成される収容部の側面全体により保持されるため、手提げポリ袋内でカップ飲料が傾いて飲料が零れることを抑制できるとともに、カップ飲料の出し入れが容易になること、
(3)2個のカップ飲料を収容する手提げポリ袋では、左右方向中央部を折り曲げて上辺部を重ねた状態として持ち帰るので、可撓性の大きい合成樹脂フィルムからなる手提げポリ袋で2個のカップ飲料を持ち帰る際に、よりコンパクトな形態で安定性を高めた状態で持ち帰ることができるため、飲料の零れ抑制効果が高くなること、
等の顕著な効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係るカップ飲料用手提げポリ袋にカップコーヒーを収容した状態を示す斜視図である。 同底面図である。 本発明の実施の形態1に係るカップ飲料用手提げポリ袋の正面図である。 カップコーヒーの正面図である。 手提げポリ袋の上側部分を捲った状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るカップ飲料用手提げポリ袋の製造工程において、チューブ状合成樹脂フィルムの両側縁を折り込んで折込み部を形成した状態を示す平面図である。 同製造工程において、側方帯状溶着シール部及び溶断シール部を形成した状態を示す平面図である。 (a)は最下流側の中間製造部材を、(b)は(a)の中間製造部材を2つに切断した状態を示す平面図である。 図8(b)で切断された部材を積層した状態で行う打ち抜き工程を示す平面図である。 本発明の実施の形態2に係るカップ飲料用手提げポリ袋にカップコーヒーを収容した状態を示す斜視図である。 左右方向中央部を折り曲げて上辺部を重ねた状態として持ち帰る際の形態を示す斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態2に係るカップ飲料用手提げポリ袋の正面図、(b)は同手提げポリ袋の変形例を示す正面図である。 同手提げポリ袋の変形例を示す正面図である。
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。
本明細書において、手提げポリ袋にカップコーヒーを入れた状態を基準にし、手穴が正面に見える図を正面図とする。
実施の形態1.
図1の斜視図、図2の底面図、及び図3の正面図に示すように、本発明の実施の形態1に係るカップ飲料用手提げポリ袋1は、例えばコンビニエンスストアで1杯ごとに挽きたてをドリップしたカップコーヒーC1を持ち帰る際に使用する、合成樹脂フィルムからなる手提げポリ袋1であって、底マチ3を形成する折込み部(図6の製造工程における折込み部F参照)と、左右の側部L,Rから下方内向き(左右方向内方)に傾斜して前記折込み部までわたる左右一対の側方帯状溶着シール部4,4とを備え、左右一対の側方帯状溶着シール部4,4間をカップコーヒーC1の収容部A1としたものである。
また、側方帯状溶着シール部4,4の左右方向外方には、上下方向の溶断シール部6,6があり、帯状溶着シール部4,4の上側部分を左右方向の幅を小さくした縮幅部Bとするとともに、縮幅部Bの左右を開口部E,Eとしている。
そして、前後のシートS1,S2の収容部A1の上方に設けた左右方向に長い略小判形の手穴H1,H1に指を入れた状態で、図1の斜視図のように収容部A1内にカップコーヒーC1が収容された手提げポリ袋1を持ち運ぶことができる。
ここで、手提げポリ袋1になる合成樹脂フィルムは、例えばオレフィン系合成樹脂のポリエチレンやポリプロピレン等を原材料とするフィルムである。
図3の正面図に示す側方帯状溶着シール部4の鉛直線に対する傾斜角度D1は、図4の正面図に示すカップコーヒーC1の底部側端縁から蓋の側端縁を結ぶ垂直面上の直線の鉛直線に対する傾斜角度Dよりも大きく設定され(D1>D)、カップコーヒーC1を収容部A1へ収容する際の入れやすさ、及び収容部A1に収容されたカップコーヒーの取り出しやすさ等を考慮して決定される。
図1の斜視図及び図2の底面図に示すように、収容部A1にカップコーヒーC1を収容して底マチ3を広げた状態では、カップコーヒーC1の容器本体の底部(下部)が、底マチ3及び底マチ3を形成する折込み部までわたる左右の帯状溶着シール部4,4により保持されるとともに、カップコーヒーC1の容器本体が上下方向に長い左右の側方帯状溶着シール部4,4により形成される収容部A1の側面全体により保持されるため、手提げポリ袋1内でカップコーヒーC1が傾いてコーヒーが零れることを抑制できるとともに、カップコーヒーC1の出し入れが容易になる。
また、図3の正面図に示すように縮幅部Bがあるとともに、縮幅部Bの左右に開口部E,Eが形成されているので(図1の斜視図も参照)、カップコーヒーC1の出し入れがしやすいとともに、収容部A1のカップコーヒーC1との隙間にマドラー、スティックシュガー及びスプーン等を収納しやすい。
さらに、左右の開口部E,Eが形成されていることから、図5の斜視図に示すように、手提げポリ袋1の上側部分を捲った状態にすることが容易であるため、手提げポリ袋1の上側部分を捲った状態で手提げポリ袋1を介して容器を持ちながらコーヒーを飲むことにより、手に伝わる熱さや冷たさを和らげることができる。
次に、カップ飲料用手提げポリ袋1の製造方法の一例について説明する。
図6の平面図に示すように、チューブ状合成樹脂フィルムTは、その中空部分が搬送方向Gに沿うように配置された状態で、コンベア上で搬送方向Gへ間欠送りされ、所定経路位置Iに設けた例えば板状の折込部形成手段により、搬送方向Gへ向かって左右端縁の重合部に対して底マチ3,3を形成する折込み部F,Fが設けられる。
前記折込部形成手段よりも下流側位置である図7の平面図に示す所定経路位置Jにはヒートシール装置があり、帯状溶着シール部4,4,…、及び溶断シール部6が形成される。
ここで、帯状溶着シール部4,4,…は、フィルムTの溶融温度以上に加熱したシールバーでプレスすることによりシールされた部分であり、3〜5mm程度の幅がある。また、溶断シール部6は、フィルムTの溶融温度以上に加熱した溶断刃により切断することにより切断面がシールされた部分である。
図7の平面図における搬送方向Gの前後に溶断シール部6,6が形成された最下流側の中間製造部材Kは分離可能であるので、早送りにより図8(a)の平面図に示すように分離される。
次に、前記ヒートシール装置よりも下流側位置にある切断装置で、図8(b)の平面図に示すように中間製造部材Kを切断線7で左右2つに分離することにより同一形状の袋状部材N,Nにする。
このように順次切断されて分離された袋状部材N,N,…は、別工程で積層された状態で、図9の平面図の二点鎖線に示す打抜き部8,9,10を打ち抜くことにより、図3のカップ飲料用手提げポリ袋1の形態になる。
カップ飲料用手提げポリ袋1のように底マチ3のある袋は、上記製造方法のように溶断方式(溶断シール部6)で袋幅分離を行うのが最も適当である。
ここで、左右の開口部E,Eを設けていることから、例えば図5のように手提げポリ袋1の上側部分を捲る際やカップ飲料C1を出し入れする際に、溶断シール部6,6だけではシール幅が無いことからシール強度が低いため、溶断シール部6,6の上端の1点に力が掛かって生じた切れが進行する場合があり得る。しかしながら、左右の側部L,Rから下方内向きに傾斜して伸びる側方帯状溶着シール部4,4が設けられているため、溶断シール部6,6の前記切れの発生・進行を抑制できる。
実施の形態2.
実施の形態2及びその変形例を示す図10〜図13において、実施の形態1の図1〜図9と同一符号は同一又は相当部分を示している。
図10及び図11の斜視図、並びに図12(a)の正面図に示すように、本発明の実施の形態2に係るカップ飲料用手提げポリ袋2は、例えばコンビニエンスストアで1杯ごとに挽きたてをドリップしたカップコーヒーC1,C2を持ち帰る際に使用する、合成樹脂フィルムからなる手提げポリ袋2であって、底マチ3を形成する折込み部と、左右の側部L,Rから下方内向き(左右方向内方)に傾斜して前記折込み部までわたる左右一対の側方帯状溶着シール部4,4と、側方帯状溶着シール部4,4よりも左右方向内方に位置する、上下方向中間部から下方へ伸びて前記折込み部までわたる左右一対の内方帯状溶着シール部5,5とを備え、側方帯状溶着シール部4及び内方帯状溶着シール部5間を夫々カップコーヒー1個の収容部A1,A2として2個のカップコーヒーC1,C2を収容し、左右方向中央部Mを折り曲げて図11のように上辺部を重ねた状態として持ち帰るものである。
また、側方帯状溶着シール部4,4の左右方向外方には、上下方向の溶断シール部6,6があり、帯状溶着シール部4,4の上側部分を左右方向の幅を小さくした縮幅部Bとするとともに、縮幅部Bの左右を開口部E,Eとしており、前後のシートS1,S2の左右の収容部A1,A2の上方には、左右方向に長い略小判形の手穴H1,H1及びH2,H2が形成される。
このようなカップ飲料用手提げポリ袋2は、実施の形態1の図6〜図9と同様の製造工程により製造できる。
2個のカップコーヒーC1,C2を収容する手提げポリ袋2において、2つの収容部A1,A2の上方に設けられた2つの手穴H1,H2を重ねることにより、持ち帰る際の形態である左右方向中央部Mを折り曲げて上辺部を重ねた図11の状態にし易く、その状態で手穴H1,H2に指を通して持つことにより、2個のカップコーヒーC1,C2を収容した状態の手提げポリ袋2を容易に持ち運ぶことができる。
2個のカップコーヒーC1,C2を収容する手提げポリ袋2は、1個のカップコーヒーC1を収容する手提げポリ袋1(図1〜図3)と同様に、収容部A1,A2にカップコーヒーC1,C2を収容して底マチ3を広げた状態で、カップコーヒーC1,C2の容器本体の底部(下部)が、底マチ3及び底マチを形成する折込み部までわたる左右の帯状溶着シール部4,5により保持されるとともに、カップコーヒーC1,C2の容器本体が上下方向に長い左右の帯状溶着シール部4,5により形成される収容部A1,A2の側面全体により保持されるため、手提げポリ袋2内でカップコーヒーC1,C2が傾いてコーヒーが零れることを抑制できるとともに、カップコーヒーC1,C2の出し入れが容易になる。
その上、左右方向中央部Mを折り曲げて上辺部を重ねた図11の状態として持ち帰るので、可撓性の大きい合成樹脂フィルムからなる手提げポリ袋2で2個のカップコーヒーC1,C2を持ち帰る際に、よりコンパクトな形態で安定性を高めた状態で持ち帰ることができるため、コーヒーの零れ抑制効果が高くなる。
その上さらに、図12(a)の正面図において、内方帯状溶着シール部5,5を下方外向き(左右方向外方)に傾斜するものとして、その鉛直線に対する傾斜角度D2を、側方帯状溶着シール4,4部の鉛直線に対する傾斜角度D1よりも小さくしている(D2<D1)ので、左右方向中央部Mを折り曲げて上辺部を重ねた図11の状態として持ち帰る際に、2個のカップコーヒーC1,C2の蓋同士が当接した状態でカップコーヒーC1,C2の下部間が開く内倒れ現象を抑制できるため、コーヒーの零れ抑制効果がさらに高くなる。
次に、2個のカップコーヒーC1,C2を収容する手提げポリ袋2の幾つかの変形例について説明する。
図12(b)の正面図に示す手提げポリ袋2は、図12(a)の正面図に示す手提げポリ袋2の内方帯状溶着シール部5,5の上端部の形状を変えたものである。すなわち、内方帯状溶着シール部5,5の上端部の位置が図12(a)よりも図12(b)の方が低く、図12(b)では内方帯状溶着シール部5,5の上端部同士を繋ぐ水平の帯状溶着シール部がある。
また、図13(a)の正面図に示す手提げポリ袋2は、その内方帯状溶着シール部5,5を、図12(a)及び(b)のような下方外向きに傾斜するものではなく、鉛直方向へ伸びるものとした例を示している。このような構成であっても、左右方向中央部Mを折り曲げて上辺部を重ねた状態として持ち帰る際に、2個のカップコーヒーC1,C2の蓋同士が当接した状態でカップコーヒーC1,C2の下部間が開く内倒れ現象を抑制できる。
さらに、図13(b)の正面図に示す手提げポリ袋2は、内方帯状溶着シール部5を1つにして手提げポリ袋2の左右方向の長さ寸法(幅)を小さくしたものである。
すなわち、図13(b)の手提げポリ袋2は、底マチ3を形成する折込み部と、左右の側部L,Rから下方内向きに傾斜して前記折込み部までわたる左右一対の側方帯状溶着シール部4,4と、左右方向中央の上下方向中間部から下方へ伸びて前記折込み部までわたる1つの内方帯状溶着シール部5とを備え、側方帯状溶着シール部4及び内方帯状溶着シール部5間を夫々カップコーヒー1個の収容部A1,A2として2個のカップコーヒーを収容し、左右方向中央部Mを折り曲げて上辺部を重ねた状態として持ち帰るものである。
以上の説明においては、手提げポリ袋1,2が合成樹脂フィルム製である場合を示したが、例えばヒートシールしない側の面にアルミ蒸着等を施した遮熱フィルム製としてもよい。そのようにすれば、手提げポリ袋1,2自体が保温・保冷効果を有するようになるので、手提げポリ袋1,2によりカップコーヒーを持ち運んでいる際や、図5の斜視図のように手提げポリ袋1の上側部分を捲った状態でカップコーヒーを飲む際に、カップコーヒーを保温・保冷できるとともに、図5の斜視図のように手提げポリ袋1の上側部分を捲った状態でカップコーヒーを飲む際に、手に伝わる熱さや冷たさを和らげる効果が一層大きくなる。
また、以上の説明においては、カップコーヒーがコンビニエンスストアで1杯ごとに挽きたてをドリップしたものである場合を示したが、カップコーヒーはコーヒー専門店等で1杯ごとに挽きたてをドリップしたものであってもよい。
さらに、以上の説明においては、カップ飲料用手提げポリ袋にカップコーヒーを収容する場合を示したが、カップ飲料用手提げポリ袋に、コーヒー以外の飲料(例えば、紅茶、緑茶若しくはスープ、又は清涼飲料水若しくはアルコール飲料等)が入ったカップ容器を収容してもよい。すなわち本願発明の手提げポリ袋は、カップ飲料(飲料が入ったカップ容器)を持ち運ぶ際に用いるものである。
1,2 カップ飲料用手提げポリ袋
3 底マチ
4 側方帯状溶着シール部
5 内方帯状溶着シール部
6 溶断シール部
7 切断線
8,9,10 打抜き部
A1,A2収容部
B 縮幅部
C1,C2 カップコーヒー
D,D1,D2 鉛直線に対する傾斜角度
E 開口部
F 折込み部
G 搬送方向
H1,H2 手穴
I,J 所定経路位置
K 最下流側の中間製造部材
L 側部
M 左右方向中央部
N 袋状部材
R 側部
S1 前シート
S2 後シート
T チューブ状合成樹脂フィルム

Claims (5)

  1. カップ飲料を持ち運ぶ際に使用する、合成樹脂フィルムからなる手提げポリ袋であって、
    底マチを形成する折込み部と、左右の側部から下方内向きに傾斜して前記折込み部までわたる左右一対の側方帯状溶着シール部とを備え、前記左右一対の側方帯状溶着シール部間を前記カップ飲料1個の収容部としたことを特徴とするカップ飲料用手提げポリ袋。
  2. カップ飲料を持ち運ぶ際に使用する、合成樹脂フィルムからなる手提げポリ袋であって、
    底マチを形成する折込み部と、左右の側部から下方内向きに傾斜して前記折込み部までわたる左右一対の側方帯状溶着シール部と、前記側方帯状溶着シール部よりも左右方向内方に位置する、上下方向中間部から下方へ伸びて前記折込み部までわたる左右一対の内方帯状溶着シール部とを備え、前記側方帯状溶着シール部及び前記内方帯状溶着シール部間を夫々前記カップ飲料1個の収容部として2個のカップ飲料を収容し、左右方向中央部を折り曲げて上辺部を重ねた状態として持ち帰ることを特徴とするカップ飲料用手提げポリ袋。
  3. カップ飲料を持ち運ぶ際に使用する、合成樹脂フィルムからなる手提げポリ袋であって、
    底マチを形成する折込み部と、左右の側部から下方内向きに傾斜して前記折込み部までわたる左右一対の側方帯状溶着シール部と、左右方向中央の上下方向中間部から下方へ伸びて前記折込み部までわたる1つの内方帯状溶着シール部とを備え、前記側方帯状溶着シール部及び前記内方帯状溶着シール部間を夫々前記カップ飲料1個の収容部として2個のカップ飲料を収容し、左右方向中央部を折り曲げて上辺部を重ねた状態として持ち帰ることを特徴とするカップ飲料用手提げポリ袋。
  4. 前記内方帯状溶着シール部を下方外向きに傾斜するものとして、その鉛直線に対する傾斜角度を、前記側方帯状溶着シール部の鉛直線に対する傾斜角度よりも小さくしてなるか、あるいは前記内方帯状溶着シール部を鉛直方向へ伸びるものとしてなる請求項2記載のカップ飲料用手提げポリ袋。
  5. 前記帯状溶着シール部の上側部分を左右方向の幅を小さくした縮幅部とするとともに、前記縮幅部の左右を開口部とし、前後のシートの前記収容部の上方に手穴を設けてなる請求項1〜4の何れか1項に記載のカップ飲料用手提げポリ袋。
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