JP2016096886A - 睡眠状態判定システム - Google Patents

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【課題】睡眠深度の微妙な違いを精度良く推定する睡眠状態判定装置を提供する。【解決手段】振動を検出し電圧として出力する振動センサ、並びに、振動センサからの出力信号の読取及び分析を行う制御部を備えた睡眠状態判定システムにおいて、制御部は、振動センサからの出力値Eに対して、A<Bの関係を満たす閾値A及びBを設定し、A≦E<Bの単位時間当たりのデータ個数を集計したS、及びB≦Eの単位時間当たりのデータ個数を集計したHを算出し、算出されたS及びHを用いて、4つのパラメータを算出すると共に、4つのパラメータに基づいて睡眠状態の判定結果を出力することを特徴としている。【選択図】図3

Description

本発明は、睡眠状態判定システムに関し、特に、睡眠中に測定されるパラメータを用いて睡眠状態を判定するための睡眠状態判定システムに関する。
現代社会では、多くの人々が、睡眠不足等の睡眠の質の低下に関する問題を抱えている。睡眠の質が低下すると、それは生活の質の低下に繋がり、仕事における能力低下をもたらすことになる。より深刻な場合には、鬱等の精神疾患となることもある。また、交通機関の運転手等のように、事故の危険性を負う仕事を行っている人にとって、睡眠の質の低下に伴う眠気は、重大な事故を引き起こす要因にもなり得る。
睡眠の質の低下を防ぐためにも、人々は自らの睡眠状態を把握する必要があるが、外観から詳細な睡眠状態を判別することは困難である。そこで、一般的な方法として、脳波、眼球運動、筋電、及び脈波等の生体信号を測定して、詳細な睡眠状態を判別している。しかしながら、これらの生体信号を検出するためには、検出手段である電極等を人体の頭皮や皮膚に直接装着する必要があるため、装着による違和感等によって睡眠が阻害され、通常とは異なる睡眠状態となる可能性がある。
そこで、より簡便に睡眠状態を測定する必要があるが、そのような睡眠状態判定装置として、次のものが開示されている。
図9は、特許文献1に開示された睡眠状態判定装置100のブロック図である。睡眠状態判定装置100は、図示しないマットレスの表面に固定される圧電素子101、タイマー106及び回路ユニットを備える。回路ユニットは、フィルター102、増幅手段103、平滑化手段104、第1の判定手段105、第2の判定手段110、及び推定手段111を内蔵している。尚、圧電素子101及び回路ユニットは、シードル線で接続されている。
そして、圧電素子101が変形を受けると、その変形の程度に応じて圧電素子101より電圧が発生する。圧電素子101の出力信号は、フィルター102で約1〜10Hzの成分が通過し、増幅手段103により増幅された後、平滑化手段104により平滑化される。第1の判定手段105では、平滑化手段104からの出力信号に応じて、「不在」又は「体動」が判定される。体動判定がある場合、第2の判定手段110では、体動強度B1が判定される。体動判定の後、タイマー106により体動静止時間Tの計時動作が開始される。推定手段111では、体動強度B1及び体動静止時間Tに基づいて睡眠状態が推定される。推定手段111での推定としては、まず、体動が発生した時点での覚醒度Wをそのときの体動強度B1から求め、次に、覚醒度W及び体動静止時間Tから睡眠深度Sを求めている。
特許第2718303号公報
しかしながら、特許文献1に開示された睡眠状態判定装置では、睡眠状態を高精度で推定するためには不十分である。特許文献1では、体動強度及び体動静止時間から覚醒度を求め、覚醒度及び体動静止時間から睡眠深度を求めているため、睡眠深度の差が大きな値である場合には推定可能であるが、睡眠深度の微妙な違いについては精度良く推定することは困難である。つまり、深い睡眠又は覚醒の様な推定は再現性が高いが、浅い睡眠を含めて識別しようとすると推定は困難となる。特に、REM睡眠期を高精度で判定することは大変困難である。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、睡眠状態を高精度で推定するための睡眠状態判定システムを提供することにある。
本発明に係る睡眠状態判定システムは、振動を検出し電圧として出力する振動センサ、並びに、振動センサからの出力信号の読取及び分析を行う制御部を備えた睡眠状態判定システムにおいて、制御部は、振動センサからの出力値Eに対して、A<Bの関係を満たす閾値A及びBを設定し、A≦E<Bの単位時間当たりのデータ個数を集計したS、及びB≦Eの単位時間当たりのデータ個数を集計したHを算出し、算出されたS及びHを用いて、
(1)Hの個数
(2)Sの個数の5点移動平均=L
(3)Hの個数の5点移動平均=M
(4)((1−(L−0.5))×(1−(M−0.5)))×20の20点移動平均×2
となる4つのパラメータを算出すると共に、4つのパラメータに基づいて睡眠状態の判定結果を出力することを特徴としている。
本発明の一実施態様においては、制御部は、前記振動センサの定常出力値Pを中心値として、D<C<P<A<Bの関係を満たす閾値A、B、C及びDを設定し、A≦E<B及びD<E≦Cの単位時間当たりのデータ個数を集計したS、並びにB≦E及びE≦Dの単位時間当たりのデータ個数を集計したHを算出しても良い。
本発明の一実施態様においては、制御部は、脳波による睡眠状態の判定結果と相関を持ったニューラルネットワークを有し、ニューラルネットワークは、4つのパラメータを入力し、睡眠状態の判定結果を出力しても良い。
本発明の一実施態様においては、ニューラルネットワークは、バックプロパゲーション法を用いて構築しても良い。
本発明の一実施態様においては、睡眠状態判定システムは、振動センサとなるピエゾケーブルをマット上に敷設しても良い。
本発明に係る睡眠状態判定システムは、短い瞬時覚醒も検出可能であるし、脳波を測定すること以外では推定しにくいとされるREM睡眠期も推定可能であるため、睡眠状態を高精度で推定することが可能となる。
実施形態1のマット型振動センサ装置及びその周辺部の概略斜視図である。 実施形態1のマット型振動センサ装置の概略上面図である。 実施形態1のマット型振動センサ装置で計測した振動の変化を示す図である。 実施形態1の制御部で構築されるニューラルネットワークを説明するための図である。 実施形態1のマット型振動センサ装置で睡眠状態を判定することを説明するためのフローチャートである 実施形態1のマット型振動センサ装置において、睡眠状態の判定結果が得られることを示すための一連の解析図である。 実施形態2のマット型振動センサ装置の概略斜視図である。 実施形態3のマット型振動センサ装置の概略上面図である。 特許文献1の睡眠状態判定装置のブロック図である。
〔実施形態1〕
実施形態1に係る睡眠状態判定システムとなるマット型振動センサ装置1について、図面を参照して説明すれば、以下の通りである。
図1は、本実施形態に用いられるマット型振動センサ装置1及びその周辺部の概略斜視図である。図2は、本実施形態に用いられるマット型振動センサ装置1の概略上面図である。
本実施形態のマット型振動センサ装置1は、マット2上にピエゾケーブル3及び制御部4を敷設している。ピエゾケーブル3は、振動センサであり、振動を検出し電圧として出力する。制御部4は、ピエゾケーブル3からの出力信号の読取及び分析を行う。
図1において、マット型振動センサ装置1は、マットレス5及びベッド6の間に設けられ、睡眠状態を検知される対象者の振動を適切に検出できるように、例えばベッド6上のほぼ中央の位置に配置される。そして、マット型振動センサ装置1の上方に対象者が横たわることによって、体動がマットレス5に伝わり、振動としてマット型振動センサ装置1に到達し、計測されることになる。
ここで、図2に示すように、ピエゾケーブル3は、マット2上で縦及び横のそれぞれに平行となる部分を有することによって、マット型振動センサ装置1の縦方向及び横方向の両方の変形を検出することが可能となる。
また、図2では、マット型振動センサ装置1の大きさを縦590mm×横400mmとしているが、大きすぎるとピエゾケーブル3の長さが長くなり、ピエゾケーブル3からの出力信号が平均化されて振動の変化が小さくなってしまう。一方、人の胴体に対応する大きさにすることを考慮すると、ある一定以上の長さは必要である。そのことを考慮すると、マット型振動センサ装置1の大きさは、縦及び横共に300mm〜900mmの長さとすることが好ましい。
図3は、本実施形態に用いられるマット型振動センサ装置1で計測した振動の変化を示す図である。図4は、本実施形態に用いられる制御部4で構築されるニューラルネットワーク7を説明するための図である。
本実施形態では、図3に示すように、ピエゾケーブル3の定常出力値を1.25Vとしており、振動が生じるたびに出力値が変化している。そして、ピエゾケーブル3が屈曲すると1.25Vより大きい出力値となり、伸長すると1.25Vより小さい出力値となる。
その後、ピエゾケーブル3の出力値は制御部4に送付される。制御部4では、ピエゾケーブル3の出力値に基づいて分析を行う。出力値をEとし、閾値をA=1.26V、B=1.5V、C=1.22V及びD=1.0Vとすると、A≦E<B及びD<E≦Cの30秒毎のデータ個数を集計したS’、並びにB≦E及びE≦Dの30秒毎のデータ個数を集計したH’を算出する。S’及びH’は、30以上を1と規格し、それぞれを集計したS及びHを算出する。算出されたS及びHを用いて、下記に示す4つのパラメータを算出する。
(1)Hの個数
(2)Sの個数の5点移動平均=L
(3)Hの個数の5点移動平均=M
(4)((1−(L−0.5))×(1−(M−0.5)))×20の20点移動平均×2
また、制御部4では、図4に示すように、算出した4つのパラメータ(1)〜(4)を入力信号とし、入力層In1〜In4、中間層h1〜h4、及び出力層o1〜o4の3層構造であり、出力信号は睡眠状態を識別するための信号であるニューラルネットワーク7を有している。ニューラルネットワーク7では、睡眠状態として、Wake:起きている状態、REM:浅い眠りの状態、及びNon−REM:深い眠りの状態の3段階の識別を行っている。尚、出力層o1〜o4のうち、出力層o1はWake,出力層o2はREM、並びに、出力層o3及びo4はNon−REMに対応している。
ここで、ニューラルネットワーク7は、脳波による睡眠状態の判定結果と相関を持ったものを構築するために、バックプロパゲーション法を用いたニューラルネットワーク学習を行っている。まず、脳波計で測定して、脳波による睡眠状態の判定結果を得る。そして、その睡眠状態の判定結果であるWake、REM及びNon−REMに該当する信号を教師信号として、ニューラルネットワーク7の出力信号との差の二乗の総和を誤差関数として定義する。この誤差関数を小さくし、誤差が極小値をとるように、中間層から出力層までの結合係数を変えていく学習を行っている。尚、本実施形態では、学習回数として1000回を繰り返して、脳波による睡眠状態の判定結果と相関を持ったニューラルネットワークを構築している。
図5は、本実施形態に用いられるマット型振動センサ装置1で睡眠状態を判定することを説明するためのフローチャートである。
S0ステップでは、就寝する前に電源をオンして、マット型振動センサ装置1の動作が開始となる。
S1ステップでは、対象者の体動をピエゾケーブル3が振動として検出し、その出力信号を制御部4へ送付する。
S2ステップでは、制御部4において、閾値A〜Dに対して、A≦E<B及びD<E≦Cの30秒毎のデータ個数を集計したS’、並びにB≦E及びE≦Dの30秒毎のデータ個数を集計したH’を算出する。そして、S’及びH’は、30以上を1と規格し、それぞれを集計したS及びHを算出する。
S3ステップでは、制御部4において、S2ステップで算出されたS及びHを用いて、4つのパラメータ(1)〜(4)を算出する。
S4ステップでは、制御部4のニューラルネットワーク7において、4つのパラメータ(1)〜(4)から睡眠状態を判定し、睡眠状態を識別するための信号が出力される。ニューラルネットワーク7の出力信号は、制御部4内に設けられるメモリ内に記録される。尚、ニューラルネットワーク7による睡眠状態の判定結果は、マット型振動センサ装置1にディスプレイを設けて、対象者の起床後に表示させるようにしても良い。また、ニューラルネットワーク7による睡眠状態の判定結果は、マット型振動センサ装置1の外部へデータとして取り出せるようにしても良い。
S5ステップでは、起床した後に電源をオフして、マット型振動センサ装置1の動作が終了となる。
ここで、マット型振動センサ装置1では、S0〜S5ステップとは別に、ニューラルネットワーク7として、脳波による睡眠状態の判定結果と相関を持ったものを構築するためのステップを有している。
T1ステップでは、脳波計で測定して、脳波による睡眠状態の判定結果を得る。その睡眠状態の判定結果であるWake、REM及びNon−REMに該当する信号を教師信号として、制御部4へ送付する。
T2ステップでは、制御部4のニューラルネットワーク7において、S3ステップで算出された4つのパラメータ(1)〜(4)を入力し、バックプロパゲーション法を用いたニューラルネットワーク学習を行う。その結果、脳波による睡眠状態の判定結果と相関を持ったニューラルネットワーク7を構築することができる。S4ステップでは、このようにして構築されたニューラルネットワーク7が用いられている。
尚、T1及びT2ステップは、マット型振動センサ装置1を商品化する前に実施して、商品化されたマット型振動センサ装置1の制御部4には、脳波による睡眠状態の判定結果と相関を持ったニューラルネットワーク7を構築済としておけば良い。ニューラルネットワーク7を構築する際には、同一人物の脳波による、睡眠状態の判定結果及び4つのパラメータ(1)〜(4)が必要となるが、ニューラルネットワーク7を一旦構築しておけば、それを使って任意の人の睡眠状態を判定することができる。
図6は、本実施形態に用いられるマット型振動センサ装置1において、睡眠状態の判定結果が得られることを示すための一連の解析図である。
図6(a)は、図3と同様のものであり、S1ステップにおけるピエゾケーブル3の出力信号の測定結果を示している。
図6(b)では、S1ステップでのピエゾケーブル3の出力信号について、その測定結果を小振動及び大振動に分けて示している。A≦E<B及びD<E≦Cである出力値Eが小振動に該当し、B≦E及びE≦Dである出力値Eが大振動に該当する。これに基づいて、S’、H’S及びHを算出している。
図6(c)は、マット型振動センサ装置1における睡眠状態の判定結果、及び脳波計で測定した脳波による睡眠状態の判定結果を比較して示している。図6(c)では、S2〜S4ステップより得られたマット型振動センサ装置1における睡眠状態の判定結果である、Wake、REM及びNon−REMを点で示している。また、図6(c)では、脳波計で測定した脳波による睡眠状態の判定結果である、Wake、REM及びNon−REMが変化していることを線で示している。
ここで、本実施形態におけるマット型振動センサ装置1における睡眠状態の判定結果、及び脳波計で測定した脳波による睡眠状態の判定結果を比較したところ、単純一致率として72.6%という高い一致率となったことを確認している。
尚、本実施形態では、マット型振動センサ装置1は、マットレス5及びベッド6の間に設けられるが、それに限定されない。例えば、マットレス5上に設けても良い。
また、本実施形態では、ピエゾケーブル3は、マット2上で縦及び横のそれぞれに平行となる部分を有しているが、それに限定されない。例えば、縦及び横のそれぞれで斜めとなる部分を有しても良い。
さらに、本実施形態では、睡眠状態判定システムとして、マット2上にピエゾケーブル3を敷設したマット型振動センサ装置1を用いているが、それに限定されず、マット2を有さない振動センサ装置であっても良い。
さらに、本実施形態では、振動センサとしてピエゾケーブル3を用いているが、それに限定されない。
さらに、本実施形態では、制御部4のニューラルネットワーク7において、バックプロパゲーション法を用いたニューラルネットワーク学習を行っているが、それに限定されない。
さらに、本実施形態では、制御部4において、脳波による睡眠状態の判定結果と相関を持ったニューラルネットワークを構築することにより、睡眠状態の判定結果を得ているが、それに限定されない。4つのパラメータ(1)〜(4)の入力信号に対して、ニューラルネットワーク以外のやり方で睡眠状態の判定結果を得ても良い。但し、判定結果の精度を考えると、ニューラルネットワークを使ったやり方で睡眠状態の判定結果を得ることが好ましい。
さらに、本実施形態では、ピエゾケーブル3からの出力値は、定常出力値に対し、振動が生じるたびに上下に出力値が変化しているが、それに限定されない。例えば、出力値が上方向だけに変化しても良い。その場合、閾値としてA及びBのみが必要となる。
さらに、本実施形態では、制御部4において、閾値A〜Dに対して、A≦E<B及びD<E≦Cの30秒毎のデータ個数を集計したS’、並びにB≦E及びE≦Dの30秒毎のデータ個数を集計したH’を算出し、S’及びH’は、30以上を1と規格し、それぞれを集計したS及びHを算出するが、それに限定されない。例えば、A≦E<B及びD<E≦Cの60秒毎のデータ個数を集計したS’、並びにB≦E及びE≦Dの60秒毎のデータ個数を集計したH’を算出し、S’及びH’は、60以上を1と規格し、それぞれを集計したS及びHを算出しても良い。出力値が定常出力値に対し一方側のみに変化する場合も考慮すると、制御部4では、A<Bの関係を満たす2段階の閾値A及びBを設定し、A≦E<Bの単位時間当たりのデータ個数を集計したS、及びB≦Eの単位時間当たりのデータ個数を集計したHを算出していると考えれば良い。
〔実施形態2〕
実施形態2に係る睡眠状態判定システムとなるマット型振動センサ装置1aについて、図面を参照して説明すれば、以下の通りである。本実施形態は、マット型振動センサ装置1aが折り曲げ可能であることが、実施形態1とは異なる。本実施形態では、実施形態1とは異なる部分を中心に説明を行う。
図7は、本実施形態に用いられるマット型振動センサ装置1aの概略斜視図である。本実施形態のマット型振動センサ装置1aは、マット2a上にピエゾケーブル3a及び制御部4を敷設している。マット2aは長方形の6枚の板を繋ぎ合せており、繋ぎ目で折り曲げ可能となっている。尚、ピエゾケーブル3aは、マット2aを折り曲げた際にも、繋ぎ目で接続されており、信号の伝達が行われている。折り曲げ可能とすることにより、マット型振動センサ装置1aは携帯性に優れたものとなる。
尚、本実施形態では、マット2aは長方形の6枚の板を繋ぎ合せているが、それに限定されず、2〜5及び7枚以上の板を繋ぎ合せていても良い。
〔実施形態3〕
実施形態3に係る睡眠状態判定システムとなるマット型振動センサ装置1bについて、図面を参照して説明すれば、以下の通りである。本実施形態は、マット型振動センサ装置1bが制御部4を信号読取部4a及び演算部4bに分けていることが、実施形態1とは異なる。本実施形態では、実施形態1とは異なる部分を中心に説明を行う。
図8は、本実施形態に用いられるマット型振動センサ装置1bの概略上面図である。制御部4は、信号読取部4a及び演算部4bから構成される。信号読取部4aは、ピエゾケーブル3からの出力信号の読取を行うが、分析は行わない。そして、信号読取部4aから出力信号を演算部4bに無線で送信し、演算部4bにおいて、S’、H’、S、H及び4つのパラメータ(1)〜(4)の算出、並びに、脳波による睡眠状態の判定結果と相関を持ったニューラルネットワーク7による睡眠状態の判定を行う。つまり、演算部4bは、ピエゾケーブル3の出力値に基づいて分析を行っている。また、演算部4bは、ニューラルネットワーク7を構築する等、複雑な演算を行ったりするが、マット2上から離れた位置に存在し、対象者が演算部4bの上に横たわる恐れがないため、故障が生じにくくなる。
尚、本実施形態では、信号読取部4aから出力信号を演算部4bに無線で送信しているが、それに限定されず、有線で送信しても良い。
また、本実施形態では、演算部4bにおいて、S’、H’、S、H及び4つのパラメータ(1)〜(4)の算出、並びに、脳波による睡眠状態の判定結果と相関を持ったニューラルネットワーク7による睡眠状態の判定を行っているが、それに限定されない。例えば、S’、H’、S、H及び4つのパラメータ(1)〜(4)の算出は信号読取部4aで行い、ニューラルネットワーク7による睡眠状態の判定を演算部4bで行っても良い。
以上、実施形態1〜3について具体的に説明を行ったが、本発明はそれらに限定されるものではない。上述した3つ実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合せて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る睡眠状態判定システムは、睡眠中に測定されるパラメータを用いて睡眠状態を判定するための睡眠状態判定システム全般に広く適用することができる。
1 マット型振動センサ装置
2 マット
3 ピエゾケーブル
4 制御部
5 マットレス
6 ベッド
7 ニューラルネットワーク

Claims (5)

  1. 振動を検出し電圧として出力する振動センサ、並びに、該振動センサからの出力信号の読取及び分析を行う制御部を備えた睡眠状態判定システムにおいて、
    前記制御部は、
    前記振動センサからの出力値Eに対して、A<Bの関係を満たす閾値A及びBを設定し、
    A≦E<Bの単位時間当たりのデータ個数を集計したS、及びB≦Eの単位時間当たりのデータ個数を集計したHを算出し、
    算出されたS及びHを用いて、
    (1)Hの個数
    (2)Sの個数の5点移動平均=L
    (3)Hの個数の5点移動平均=M
    (4)((1−(L−0.5))×(1−(M−0.5)))×20の20点移動平均×2
    となる4つのパラメータを算出すると共に、前記4つのパラメータに基づいて睡眠状態の判定結果を出力することを特徴とする睡眠状態判定システム。
  2. 前記制御部は、
    前記振動センサの定常出力値Pを中心値として、D<C<P<A<Bの関係を満たす閾値A、B、C及びDを設定し、
    A≦E<B及びD<E≦Cの単位時間当たりのデータ個数を集計したS、並びにB≦E及びE≦Dの単位時間当たりのデータ個数を集計したHを算出することを特徴とする請求項1に記載の睡眠状態判定システム。
  3. 前記制御部は、脳波による睡眠状態の判定結果と相関を持ったニューラルネットワークを有し、
    前記ニューラルネットワークは、前記4つのパラメータを入力し、睡眠状態の判定結果を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の睡眠状態判定システム。
  4. 前記ニューラルネットワークは、バックプロパゲーション法を用いて構築したことを特徴とする請求項3に記載の睡眠状態判定システム。
  5. 前記睡眠状態判定システムは、前記振動センサとなるピエゾケーブルをマット上に敷設したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の睡眠状態判定システム。
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