JP2016096194A - はんだ付け装置、および、それを用いた部品のはんだ付け方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 可動アームによって部品が保持された状態であっても、適切にはんだ付けを行うことができるはんだ付け、および、それを用いた部品のはんだ付け方法を提供する。【解決手段】 可動アーム10に保持された部品PAと回路基板CSとをはんだ付けするはんだ付け装置1であって、回路基板CSが配置されるヒーター40と、当該ヒーター40において回路基板CSが配置されるべき所定の配置部位以外の部位に設けられ、還元性ガスが噴霧される噴霧口43とを備えることを特徴とする。【選択図】 図1
Description
本発明は、回路基板に部品をはんだ付けするはんだ付装置およびそれを用いた部品のはんだ付け方法に関する。
回路基板上に電子部品がはんだ付けされた実装基板は、回路パターンが形成された回路基板上に電子部品をはんだ付けすることで作製される。この電子部品の一つとして、チップ型部品がある。一般的に、チップ型部品をはんだ付けするには、まず、回路基板の端子上或いはチップ型部品の端子上にはんだが配置された状態で、チップ型部品を回路基板上に配置する。その後、チップ型部品が配置された回路基板をリフロー炉に通して、チップ型部品が回路基板上にはんだ付けされる。
このとき回路基板の端子やはんだが酸化していると、回路基板の端子のはんだ濡れ性が悪く、適切にチップ型部品と回路基板とをはんだ付けできない場合がある。このため、端子やはんだの酸化膜を還元してはんだ付けを行う技術が提案されている。
下記特許文献1には、このようなはんだ付けを行うはんだリフロー装置が記載されている。このはんだリフロー装置では、加熱されたリフロー炉内に還元性薬液を噴霧すると共に窒素ガスを供給する。この還元性薬液によりはんだ等の酸化膜が還元される。
ところで、チップ型部品には回路基板に配置される側にはんだバンプが形成されたフリップチップ型部品がある。フリップチップ型部品ははんだバンプ同士の位置が近く、そのはんだ付けには精密な位置決めが要求される。しかしながら、回路基板上の正確な位置にフリップチップ型部品を配置した場合であっても、上記特許文献1に記載のようにはんだリフロー炉を通すと、はんだが溶融することでフリップチップ型部品の位置を保持する力が小さくなり、フリップチップ型部品の位置がずれてしまうことがある。
このため、フリップチップ型部品をはんだ付けする際に、フリップチップ型部品を回路基板上に搬送する部品搬送装置により、フリップチップ型部品を回路基板上で保持することが行われている。この場合、部品搬送装置でフリップチップ型部品を保持したまま回路基板をはんだリフロー炉に通すことができない。このため、部品搬送装置によってフリップチップ型部品を保持した状態で、回路基板をヒーターにより加熱してはんだ付けを行うことになり、上記のような還元性薬液の噴霧が困難であった。
従って、フリップチップ型部品のような精密な位置決めを必要とするチップ部品を実装する場合にも、はんだ等の酸化膜を除去して適切にはんだ付けを行うことができる技術が求められている。
そこで、本発明は、可動アームによって部品が保持された状態であっても、適切にはんだ付けを行うことができるはんだ付け、および、それを用いた部品のはんだ付け方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、可動アームに保持された部品と回路基板とをはんだ付けするはんだ付け装置であって、前記回路基板が配置されるヒーターと、前記ヒーターにおいて前記回路基板が配置されるべき所定の配置部位以外の部位に設けられ、還元性ガスが噴霧される噴霧口とを備えることを特徴とする。
このはんだ付け装置では、ヒーターにおける回路基板の配置部位以外の部位に還元性ガスの噴霧口が設けられている。このため、可動アームによって保持される部品が回路基板上に配置されている状態において、噴霧口から噴霧される還元性ガスの少なくとも一部は回路基板に向かうように漂う。従って、装置全体を還元性ガス雰囲気とせずとも、回路基板上の酸化膜及び回路基板と部品とを接続するはんだ表面の酸化膜を還元することができる。なお、還元性ガスの噴霧中にヒーターが加熱されている場合には、酸化膜の還元反応時間を短縮することもできる。また、還元性ガスの噴霧中にはんだが溶融している場合には、当該溶融しているはんだの表面に形成された酸化膜が還元される。このように酸化膜を除去することができるため、適切にはんだ付けを行うことができるのである。
また、前記ヒーターにおける前記回路基板の配置部位には吸引口が設けられ、前記吸引口を介して前記回路基板が吸引されることにより前記ヒーターに前記回路基板が保持されることが好ましい。
吸引口による吸引により、回路基板の配置部位以外に設けられる噴霧口から噴霧される還元性ガスを、当該回路基板の配置部位に流れ易くすることができる。従って、可動アームによって保持される部品が回路基板上に配置されている状態において、当該部品の近傍に還元性ガスが漂い易くなる。このため、より効率良くはんだ等の酸化膜を還元することができる。
また、前記噴霧口は、前記配置部位よりも前記可動アーム側に設けられることが好ましい。
このように噴霧口が設けられた場合、配置部位に設けられる吸引口と噴霧口とが面一である場合に比べて、当該吸引口の吸引される回路基板と、その回路基板の上に配置される部品とに対し、空気より軽い還元性ガスを滞留させ易くすることができる。
また、前記噴霧口は、前記配置部位に配置される前記回路基板に近づく方向に開口することが好ましい。
このように噴霧口が設けられた場合、配置部位に設けられる吸引口と噴霧口とが面一である場合に比べて、当該吸引口の吸引される回路基板と、その回路基板の上に配置される部品とに対し、より直接的に噴霧することができる。したがって、より効率的に酸化膜を還元することができる。
また、前記配置部位は、前記噴霧口よりも前記可動アーム側に設けられることが好ましい。
このように噴霧口が設けられた場合、配置部位に配置される回路基板の表面積が大きい場合であっても、その回路基板によって噴霧口が塞がれることを回避することができるため、当該回路基板の大きさにかかわらず適切に酸化膜を還元することができる。
なお、前記吸引口と前記噴霧口とは面一に設けられていても良い。
また、前記ヒーター及び前記回路基板を収容し、前記可動アームに保持された部品を前記回路基板上の所定部位に配置させるための開口を有するはんだ付けボックスを更に備えることが好ましい。
このようなはんだ付けボックスを備えた場合、当該はんだ付けボックス内での還元性ガスの濃度を高くすることができる。従って、より早く酸化膜の除去を行うことができる。
また、前記可動アームに保持された前記部品が前記回路基板に配置された場合、前記可動アームに連結されるアーム駆動部の筺体と前記はんだ付けボックスとで閉じられた空間が形成されることが好ましい。
このような空間が形成される場合には、はんだ付けボックス内での還元性ガスの濃度をより一段と高くすることができる。従って、より早く酸化膜の除去を行うことができる。
また、前記噴霧口は、前記還元性ガスと共に不活性ガスが噴霧されることが好ましい。
不活性ガスにより、部品と回路基板との接続部近傍にある大気を減らすことができる。従って、還元すべき部位が再び酸化することを抑制することができる。
また、前記還元性ガスを加熱するガス加熱用ヒーターを更に備え、前記還元性ガスは、前記ガス加熱用ヒーターにより加熱された状態で前記噴霧口に供給されることが好ましい。
還元性ガスが加熱されることで、還元反応時間をより短縮することができる。また、はんだ付けの際に回路基板の温度が低下することや溶融したはんだが不当に固化することを抑制することができる。
また、本発明の部品のはんだ付け方法は、可動アームに保持された部品を、ヒーターに配置されている回路基板上の所定部位にまで搬送する搬送ステップと、前記可動アームに保持された前記部品が前記所定部位に配置されている状態を維持する配置ステップと、前記ヒーターに設けられる噴霧口から前記還元性ガスを噴霧する噴霧ステップと、前記部品と前記回路基板とをはんだ付けするはんだ付けステップとを備えることを特徴とする。
このような部品のはんだ付け方法によれば、回路基板上に配置した部品を保持した状態ではんだ付けを行うため、回路基板と部品とを接続するはんだが溶融している状態においても、部品の位置を正確に定めることができる。また、回路基板上で部品を保持した状態で、噴霧口から噴霧される還元性ガスの少なくとも一部を回路基板に向かうように漂わせることができるため、装置全体を還元性ガス雰囲気とせずとも、回路基板上の酸化膜や回路基板と部品とを接続するはんだの酸化膜を還元することができる。従って、適切なはんだ付けを行うことができる。
また、本発明の他の部品のはんだ付け方法は、可動アームに保持された部品を、ヒーターに配置されている回路基板にまで搬送する搬送ステップと、前記可動アームに保持された前記部品と前記回路基板との間が所定の距離以下となったときに、前記ヒーターに設けられる噴霧口から前記還元性ガスを噴霧する噴霧ステップと、前記可動アームに保持された前記部品が前記所定部位に配置されている状態を維持する配置ステップと、前記部品と前記回路基板とをはんだ付けするはんだ付けステップとを備えることを特徴とする。
この部品のはんだ付け方法では、部品が回路基板上に配置される前に還元性ガスを噴霧する。従って、はんだと回路基板との接触部等のように、部品が回路基板上に配置された後においては露出しない部位の酸化膜の除去を行うことができる。
さらに、前記可動アームに保持された前記部品と前記回路基板との間が前記所定の距離となった状態で、前記部品の搬送を一時的に停止する停止ステップを更に備え、前記停止ステップ中に前記噴霧ステップを行うことが好ましい。
このように停止状態で還元性ガスを噴霧することで、より適切に部品と回路基板との間を還元性ガス雰囲気とすることができる。従って、部品を回路基板上に配置後に露出しない部位の酸化膜をより適切に還元することができる。
また、前記噴霧ステップを前記部品が前記回路基板上に配置された後まで行うこととしても良い。
部品が回路基板上に配置された後まで還元性ガスの噴霧を行うことで、回路基板により近い位置から還元性ガスを噴霧することができる。従って、回路基板の端子に形成された酸化膜をより効率的に除去することができる。
また、前記噴霧ステップの少なくとも一部と前記はんだ付けステップの少なくとも一部とを同時に行うことが好ましい。
はんだ付けステップ中においても還元性ガスを噴霧することで、溶融したはんだの酸化膜をより適切に除去することができる。また、はんだが溶融する温度であるため、還元反応の時間を短くすることができ、効率的に酸化膜を除去することができる。また、はんだ付けと酸化膜の還元とを同時に行うため、効率的に部品のはんだ付けを行うことができる。
或いは、前記噴霧ステップを前記配置ステップの前に終了することとしても良い。還元性ガスの種類や酸化膜の状態によっては、還元性ガスを部品の配置前に噴霧するだけで、十分に酸化膜を除去することができる場合がある。従って、このような場合には、部品の配置後まで還元性ガスを噴霧せずに還元性ガスを効率的に利用することができる。
また、前記部品が前記回路基板上に配置される前から前記ヒーターにより前記回路基板を加熱することが好ましい。
回路基板が部品配置前から加熱されることで、はんだ付けステップではんだが溶融を開始するまでに要する時間を短くすることができる。また、噴霧した還元性ガスにより酸化膜が還元される際に、基板が加熱されているため、少なくとも基板上の端子に形成された酸化膜を効率的に還元することができる。
以上のように、本発明によれば、可動アームによって部品が保持された状態であっても、適切にはんだ付けを行うことができるはんだ付け、および、それを用いた部品のはんだ付け方法が提供される。
以下、本発明に係るはんだ付け装置、および、それを用いた部品のはんだ付け方法の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態におけるはんだ付け装置1を示す図である。図1に示すように、本実施形態のはんだ付け装置1は、アーム駆動部10、可動アーム20、第1吸引ポンプ30、ヒーター40、はんだ付けボックス50、第2吸引ポンプ60、還元性ガス供給部70、不活性ガス供給部80、及び、ガス加熱用ヒーター90を主な構成要素として備える。
図1は、第1実施形態におけるはんだ付け装置1を示す図である。図1に示すように、本実施形態のはんだ付け装置1は、アーム駆動部10、可動アーム20、第1吸引ポンプ30、ヒーター40、はんだ付けボックス50、第2吸引ポンプ60、還元性ガス供給部70、不活性ガス供給部80、及び、ガス加熱用ヒーター90を主な構成要素として備える。
アーム駆動部10は、アーム駆動部10から鉛直方向に沿って可動アーム20が上下に移動自在となるように可動アーム20を保持している。この可動アーム20を駆動する駆動機構は、例えばアーム駆動部10の筺体内部に設けられる。また、アーム駆動部10は、水平方向に延在するガイド11に沿って移動自在に連結されている。このアーム駆動部10を駆動する駆動機構は、例えばアーム駆動部10の筺体外部に設けられる。
可動アーム20は例えば円柱状の外観を有し、アーム駆動部10によって鉛直方向と水平方向とに移動可能とされる。この可動アーム20の先端には、はんだ付けすべき部品PAを吸着するための吸引口21が設けられている。この吸引口21には可動アーム20内を貫通する貫通孔22が連通している。
第1吸引ポンプ30は、吸引管31内の気体を吸引する吸引モードと、当該気体を吸引しない非吸引モードとを有し、これらモードは所定の制御機構により適宜切り替えられる。この第1吸引ポンプ30における吸引管31は可動アーム20の貫通孔22に連結されており、当該第1吸引ポンプ31から可動アーム20の貫通孔22及び吸引口21を順次介して部品PAが吸引される。これにより可動アーム20の吸引口21で部品PAが吸着し、当該可動アーム20の先端に部品PAが保持される。
ヒーター40は、例えば板状でなり、例えばセラミックなどの熱伝導率性が高い部材で構成されている。このヒーター40のうち、回路基板CSが配置されるべき所定の配置部位(以下、基板配置部位という)には、吸引口41が設けられている。この吸引口41にはヒーター40内を貫通する貫通孔42が連通している。
また、ヒーター40の基板配置部位以外には、還元性ガスの少なくとも一部が回路基板CSに向かうように噴霧される噴霧口43が設けられている。この噴霧口43は複数有し、当該噴霧口43の形状及び設置位置は、吸引口41の中心を通る仮想直線及びその仮想直線に直交する直線を対称軸として線対称とされる。これら噴霧口43にはヒーター40内を貫通する貫通孔44が連通している。
本実施形態の場合、吸引口41と各噴霧口43とは、回路基板CSに部品PAが配置される面と面一に設けられている。
はんだ付けボックス50は、ヒーター40と、そのヒーター40に配置される回路基板CSとを収容する部材である。このはんだ付けボックス50は、底板51と、その底板51上に配置される枠部52と、その枠部52の上端に連結される天板53とで構成されている。
底板51には、ヒーター40の貫通孔42に連通する貫通孔54と、当該ヒーター40の貫通孔44に連通する貫通孔55とが形成されている。また、天板53には、可動アーム20に保持された部品PAを、ヒーター40に配置された回路基板CS上に配置させるための開口部54が設けられている。
第2吸引ポンプ60は、第1吸引ポンプ30と同様に、吸引管61内の気体を吸引する吸引モードと、当該気体を吸引しない非吸引モードとを有し、これらモードは所定の制御機構により適宜切り替えられる。この第2吸引ポンプ60における吸引管61ははんだ付けボックス50の貫通孔54に連結されており、当該第2吸引ポンプ60からはんだ付けボックス50の貫通孔54、ヒーター40の貫通孔42及び吸引口41を順次介して回路基板CSが吸引されることによりヒーター40に回路基板CSが保持される。
還元性ガス供給部70は、供給管71から還元性ガスを供給する部材であり、還元性ガスを供給する供給モードと、当該還元性ガスを供給しない非供給モードとを有する。これらモードは所定の制御機構により適宜切り替えられる。
還元性ガスとしては、例えば、カルボン酸(ギ酸、酢酸、アクリル酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミスチリン酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、ドコサヘキサエン酸、ブリチック酸、バレチック酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、安息香酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、サリチル酸、没食子酸、メリト酸、ケイ皮酸、ピルビン酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、アコニット酸、グルタル酸、アジピン酸、ニトロカルボン酸)が揮発したガスなどが挙げられる。
還元性ガス供給部70における供給管71ははんだ付けボックス50の貫通孔55に連結されている。この還元性ガス供給部70の供給管71から供給される還元性ガスは、はんだ付けボックス50の貫通孔55及びヒーター40の貫通孔44を順次介して噴霧口43から噴霧される。
不活性ガス供給部80は、供給管81から不活性ガスを供給する部材であり、不活性ガスを供給する供給モードと、当該不活性ガスを供給しない非供給モードとを有する。これらモードは所定の制御機構により適宜切り替えられる。不活性ガスとしては、例えば、窒素ガスやアルゴンガスなどが挙げられる。
不活性ガス供給部80における供給管81は、還元性ガス供給部70における供給管71の所定部位に連結されている。この不活性ガス供給部80における供給管81から供給される不活性ガスは、還元性ガス供給部70における供給管71、はんだ付けボックス50の貫通孔55及びヒーター40の貫通孔44を順次介して噴霧口43から噴霧される。
ガス加熱用ヒーター90は、還元性ガス供給部70における供給管71のうち、不活性ガス供給部80における供給管81が連結される部位よりも噴霧口43側に設けられている。このガス加熱用ヒーター90は、還元性ガス供給部70における供給管71を加熱して、当該供給管71内を流れる還元性ガス及び不活性ガスを加熱する。なお、ガス加熱用ヒーター90によって還元性ガス及び不活性ガスが加熱される温度は、還元性ガスが金属の酸化膜を還元する還元反応が最も早く行える温度とされることが好ましい。
次に、はんだ付け装置1を用いた部品のはんだ付け方法について説明する。
<<部品のはんだ付け方法の第1の手順>>
まず、本実施形態における部品のはんだ付け方法の第1の手順について説明する。図2は、本実施形態における部品のはんだ付け方法の第1の手順を示すフローチャートである。図3に示すように本方法は、搬送ステップS11と、配置ステップS12と、噴霧ステップS13と、はんだ付けステップS14とを備える。
まず、本実施形態における部品のはんだ付け方法の第1の手順について説明する。図2は、本実施形態における部品のはんだ付け方法の第1の手順を示すフローチャートである。図3に示すように本方法は、搬送ステップS11と、配置ステップS12と、噴霧ステップS13と、はんだ付けステップS14とを備える。
<搬送ステップS11>
図3は、搬送ステップS11の様子を示す図である。図3に示すように、まず、可動アーム20が移動可能である範囲内にトレー100を配置する。このトレー100には、複数の部品PAが配置される。本実施形態における部品PAはフリップチップ部品とされ、部品本体の下面にはんだバンプが形成されている。
図3は、搬送ステップS11の様子を示す図である。図3に示すように、まず、可動アーム20が移動可能である範囲内にトレー100を配置する。このトレー100には、複数の部品PAが配置される。本実施形態における部品PAはフリップチップ部品とされ、部品本体の下面にはんだバンプが形成されている。
次に、はんだ付けボックス50に収納されるヒーター40上の所定部位に回路基板CSを配置する。この回路基板CSは、上述したように、ヒーター40の貫通孔42及び吸引口41を順次介して吸引されることによりヒーター40上の所定部位において保持される。
なお、はんだ付けボックス50では底板51の上方に開口53が形成されているため、当該開口53を介してヒーター40上の所定部位に回路基板CSを配置することができる。また、はんだ付けボックス50では、ヒーター40における基板配置部位に吸引口41がに設けられ、当該基板配置部位以外に噴霧口43が設けられている。このため、ヒーター40において噴霧口43を塞ぐことなく基板配置部位に回路基板CSを配置することができる。
次に、トレー100の部品PAを、回路基板CSに配置されるべき所定部位の上方にまで移動させる。具体的には、図3において破線で示すように、トレー100上において可動アーム20の吸引口11に保持させるべき部品PAの上方にまでアーム駆動部10を移動させて停止させる。
そして、可動アーム20を下降させ始め、部品PAの上面と可動アーム20の吸引口11との間が所定の距離以下となった時点で可動アーム20を停止させる。この所定の距離は小さい程好ましく、吸引口11からの吸引力で部品PAを吸着可能な距離とされる。
次いで、吸引ポンプSPを駆動し、可動アーム20の貫通孔22及び吸引口21を順次介して部品PAを吸引させることにより可動アーム20の吸引口21で部品PAを吸着させ、当該可動アーム20の先端に部品PAを保持させる。
次いで、可動アーム20の先端に部品PAを保持させた状態で、当該可動アーム20を上昇させた後に水平に移動させて、回路基板CSに配置されるべき位置の上方にまで部品PAを移動させる。回路基板CSに配置されるべき位置の上方に部品PAが位置した時点で、可動アーム20の水平移動を停止させる。
その後、可動アーム20の先端に部品PAを保持させた状態で、可動アーム20を下降させ始める。
そして、可動アーム20を下降させ始め、部品PAの上面と可動アーム20の吸引口11との間が所定の距離以下となった時点で可動アーム20を停止させる。この所定の距離は小さい程好ましく、吸引口11からの吸引力で部品PAを吸着可能な距離とされる。
次いで、吸引ポンプSPを駆動し、可動アーム20の貫通孔22及び吸引口21を順次介して部品PAを吸引させることにより可動アーム20の吸引口21で部品PAを吸着させ、当該可動アーム20の先端に部品PAを保持させる。
次いで、可動アーム20の先端に部品PAを保持させた状態で、当該可動アーム20を上昇させた後に水平に移動させて、回路基板CSに配置されるべき位置の上方にまで部品PAを移動させる。回路基板CSに配置されるべき位置の上方に部品PAが位置した時点で、可動アーム20の水平移動を停止させる。
その後、可動アーム20の先端に部品PAを保持させた状態で、可動アーム20を下降させ始める。
<配置ステップS12>
可動アーム20の先端に保持される部品PAのはんだバンプが回路基板CSの端子上の所定部位に位置した時点で、可動アーム20の下降を停止させ、可動アーム20の先端に部品PAが保持されている状態を維持させる。
可動アーム20の先端に保持される部品PAのはんだバンプが回路基板CSの端子上の所定部位に位置した時点で、可動アーム20の下降を停止させ、可動アーム20の先端に部品PAが保持されている状態を維持させる。
<噴霧ステップS13>
図4は、噴霧ステップS13の様子を示す図である。可動アーム20の下降が停止された以後、還元性ガス供給部70から還元性ガスを供給させ始めるとともに、活性ガス供給部80から不活性ガスを供給させ始める。これにより図4の鎖線矢印で示すように、噴霧口43から還元性ガスと不活性ガスとの混合ガスの少なくとも一部が回路基板CSに向かって噴霧される。
図4は、噴霧ステップS13の様子を示す図である。可動アーム20の下降が停止された以後、還元性ガス供給部70から還元性ガスを供給させ始めるとともに、活性ガス供給部80から不活性ガスを供給させ始める。これにより図4の鎖線矢印で示すように、噴霧口43から還元性ガスと不活性ガスとの混合ガスの少なくとも一部が回路基板CSに向かって噴霧される。
回路基板CSに向かって還元性ガスが噴霧されているため、装置全体を還元性ガス雰囲気とせずとも、部品PAのはんだバンプに形成されている酸化膜の少なくとも一部、及び、回路基板CS上の端子に形成されている酸化膜の少なくとも一部を還元することができる。なお、噴霧口43から噴霧される還元性ガスをより早く回路基板CSに漂わせる観点では、ヒーター40上の所定部位に配置される回路基板CSの側面脇に噴霧口43を設けることがより好ましい。
本実施形態の場合、不活性ガスが還元性ガスとともに噴霧されるため、当該不活性ガスが噴霧されない場合に比べて、はんだ付けボックス50内の酸素濃度を下げることができる。このため、不活性ガスが噴霧されない場合に比べて、装置全体を還元性ガス雰囲気とせずともより一段と効率的に酸化膜を還元することができる。
また本実施形態の場合、はんだ付けボックス50には天板53が設けられているため、当該天板53が設けられていない場合に比べて、噴霧口43から噴霧される還元性ガスと不活性ガスとの混合ガスがはんだ付けボックス50内に留まる傾向にある。また、部品PA及び回路基板CSが吸引により保持されているため、当該吸引により吸引口21に向かって混合ガスが流れる傾向にある。従って、噴霧口43から上方に向かって混合ガスが噴霧されたとしても、その混合ガスは部品PA及び回路基板CSの周辺に漂い易くなり、より一段と効率的に酸化膜を還元することができる。
ところで、還元性ガスと不活性ガスとの混合ガスは加熱されていることが好ましい。例えば、ガス加熱用ヒーター90により混合ガスを加熱することができる。或いは、ガス加熱用ヒーター90に代えて又は加えて、はんだ付けボックス50に収容されるヒーター40や、当該はんだ付けボックス50の枠部52などに設けられるヒーター等により混合ガスを加熱することができる。
このように混合ガスが加熱された場合、当該混合ガスが加熱されない場合に比べて、還元反応時間を短縮することができる。この加熱温度は、上述したように、還元性ガスが金属の酸化膜を還元する還元反応が最も早く行える温度とされることが好ましい。
例えば、還元性ガスとしてギ酸が用いられる場合、当該還元性ガスの加熱温度が150度以上となっていることが好ましい。この場合、次の反応が生じ易くなる。
MeO+2HCOOH→Me(COOH)2+H2O
(但し、Meは金属元素を示す。)
更に、還元性ガスの加熱温度が200度以上とされることで、次の反応が生じ易くなる。
Me(COOH)2→Me+CO2+H2
H2+MeO→Me+H2O
こうして、酸化膜が還元される。なお、還元反応において加熱が不要とする還元性ガスが用いられる場合であっても、当該還元性ガスが加熱されることで、還元反応時間を短縮することができる。ただし、混合ガスが加熱されることは必須では無い。
MeO+2HCOOH→Me(COOH)2+H2O
(但し、Meは金属元素を示す。)
更に、還元性ガスの加熱温度が200度以上とされることで、次の反応が生じ易くなる。
Me(COOH)2→Me+CO2+H2
H2+MeO→Me+H2O
こうして、酸化膜が還元される。なお、還元反応において加熱が不要とする還元性ガスが用いられる場合であっても、当該還元性ガスが加熱されることで、還元反応時間を短縮することができる。ただし、混合ガスが加熱されることは必須では無い。
<はんだ付けステップS14>
ヒーター40上の所定部位に配置された回路基板CSが、そのヒーター40の熱により所定温度以上になると、当該回路基板CSの熱により部品PAのはんだバンプが溶融し、回路基板CSの端子にはんだが接続される。
ヒーター40上の所定部位に配置された回路基板CSが、そのヒーター40の熱により所定温度以上になると、当該回路基板CSの熱により部品PAのはんだバンプが溶融し、回路基板CSの端子にはんだが接続される。
このとき、回路基板CS上に配置した部品PAを保持している状態にあるため、回路基板CSと部品PAとを接続するはんだが溶融している状態においても、当該部品PAの位置を正確に定めることができる。また、溶融したはんだは加熱された状態にあり、そのはんだの周囲は還元性ガスと不活性ガスとの混合ガス雰囲気になっているため、当該はんだの酸化膜の還元反応を促進することができる。
その後、ヒーター40の駆動を停止させてはんだを固化させる。これにより部品PAが回路基板CS上にはんだ付けされる。
なお、ヒーター40の駆動開始時期は、回路基板CS上に部品PAが配置される時点よりも前とされることが好ましい。このようにすれば、回路基板CS上に部品PAが配置される前に回路基板CSを加熱しておくことができるため、当該回路基板CS上に部品PAを配置してからはんだが溶融を開始するまでに要する時間を短くすることができる。また、噴霧ステップS13において噴霧口43から混合ガスが噴霧されるときに回路基板CSが既に加熱されている場合には、当該回路基板CS上の端子に形成された酸化膜を効率的に還元することができる。
また、噴霧ステップS13において還元性ガスと不活性ガスとの混合ガスを噴霧口43から噴霧し始めたが、当該混合ガスの噴霧を終了する時期は、噴霧ステップS13であってもはんだ付けステップS14であっても良い。ただし、はんだ付けステップS14の少なくとも途中まで混合ガスが噴霧された場合、溶融したはんだの酸化膜をより一段と適切に除去することができる。なお、はんだは加熱されている状態にあるため、還元反応の時間を短くすることができ、効率的に酸化膜を除去することができる。
さらに、ヒーター40の駆動時期を回路基板CS上に部品PAが配置される時点よりも前とする場合、或いは、はんだ付けステップS14の少なくとも途中まで混合ガスを噴霧する場合において、ガス加熱用ヒーター90によって、還元性ガスと不活性ガスとの混合ガスを加熱することが好ましい。これは、混合ガスを加熱しない場合に比べて、ヒーター40の貫通孔44を通過する混合ガスに起因してヒーター40の温度が低下することを低減することができ、当該ヒーター40を安定化させることができるからである。従って、ヒーター40により加熱される回路基板CSの温度を適切に制御でき、当該回路基板CS上において溶融したはんだが不当に固化することを抑制することができる。
このように本手順のはんだ付け方法によれば、回路基板CS上に配置した部品PAを保持した状態ではんだ付けを行うため、回路基板CSと部品PAとを接続するはんだが溶融している状態においても、部品PAの位置を正確に定めることができる。また、回路基板CS上で部品PAを保持した状態で、ヒーター40に設けられる噴霧口43から還元性ガスが回路基板CSに向かって噴霧されるため、装置全体を還元性ガス雰囲気とせずとも、回路基板CS上の酸化膜やはんだの酸化膜を還元することができる。従って、適切なはんだ付けを行うことができる。
<<部品のはんだ付け方法の第2の手順>>
次に、本実施形態における部品のはんだ付け方法の第2の手順について説明する。なお、第1の手順と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
次に、本実施形態における部品のはんだ付け方法の第2の手順について説明する。なお、第1の手順と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
図5は、本実施形態の部品のはんだ付け方法の第2の手順を示すフローチャートである。図5に示すように本方法は、搬送ステップS21と、停止ステップS22と、噴霧ステップS23と、配置ステップS24と、はんだ付けステップS25とを備える。
<搬送ステップS21>
本手順の搬送ステップS21は、途中に後述の停止ステップS22が入る点を除き、第1の手順の搬送ステップS11と同様に行われる。
<搬送ステップS21>
本手順の搬送ステップS21は、途中に後述の停止ステップS22が入る点を除き、第1の手順の搬送ステップS11と同様に行われる。
<停止ステップS22>
停止ステップS22では、搬送ステップS11の搬送途中において可動アーム20が停止される。すなわち、回路基板CSに配置されるべき所定部位の上方から下降される可動アーム20に保持された部品PAと回路基板CSとの間が所定の距離となった時点で、可動アーム20の下降を停止させる。この停止位置は、例えば、可動アーム20の吸引口11がはんだ付けボックス50内に入った位置とされる。なお、可動アーム20を再び下降する時期は、例えば、停止ステップS22において可動アーム20の下降が停止された時点から所定期間が経過した時点などとされる。
停止ステップS22では、搬送ステップS11の搬送途中において可動アーム20が停止される。すなわち、回路基板CSに配置されるべき所定部位の上方から下降される可動アーム20に保持された部品PAと回路基板CSとの間が所定の距離となった時点で、可動アーム20の下降を停止させる。この停止位置は、例えば、可動アーム20の吸引口11がはんだ付けボックス50内に入った位置とされる。なお、可動アーム20を再び下降する時期は、例えば、停止ステップS22において可動アーム20の下降が停止された時点から所定期間が経過した時点などとされる。
<噴霧ステップS23>
図6は、本手順の噴霧ステップの様子を示す図である。図6に示すように、停止ステップS22で部品PAが回路基板CSと所定の距離をあけて停止している状態で本ステップが開始される。本手順の噴霧ステップS23は、部品PAが回路基板CS上に配置されていない状態である点を除き、第1の手順の噴霧ステップS13と同様に行われる。従って、回路基板CSに少なくとも一部の還元性ガスと不活性ガスとの混合ガスが、図6において実線矢印で示すように噴霧される。そのことにより、はんだ付けボックス50内における酸素濃度が低下し、還元性ガスと不活性ガスの雰囲気となる。従って、はんだバンプや回路基板の端子に形成される酸化膜の少なくとも一部が還元される。このとき、部品PAは回路基板CS上に配置されていないため、はんだバンプの回路基板と接触する部位に形成されている酸化膜や、回路基板CSの不図示の端子におけるはんだバンプと接触する部位に形成されている酸化膜の少なくとも一部が還元されて除去される。
図6は、本手順の噴霧ステップの様子を示す図である。図6に示すように、停止ステップS22で部品PAが回路基板CSと所定の距離をあけて停止している状態で本ステップが開始される。本手順の噴霧ステップS23は、部品PAが回路基板CS上に配置されていない状態である点を除き、第1の手順の噴霧ステップS13と同様に行われる。従って、回路基板CSに少なくとも一部の還元性ガスと不活性ガスとの混合ガスが、図6において実線矢印で示すように噴霧される。そのことにより、はんだ付けボックス50内における酸素濃度が低下し、還元性ガスと不活性ガスの雰囲気となる。従って、はんだバンプや回路基板の端子に形成される酸化膜の少なくとも一部が還元される。このとき、部品PAは回路基板CS上に配置されていないため、はんだバンプの回路基板と接触する部位に形成されている酸化膜や、回路基板CSの不図示の端子におけるはんだバンプと接触する部位に形成されている酸化膜の少なくとも一部が還元されて除去される。
なお、この噴霧ステップS23では、第1の手順で上述したように、ガス加熱用ヒーター90、ヒーター40又は枠部52などに設けられるヒーター等により混合ガスを加熱することが好ましい。
<配置ステップS24>
本手順の配置ステップS24は、第1の手順の配置ステップS12と同様に行われる。すなわち、回路基板CSの端子上の所定部位に部品PAが位置した時点で可動アーム20の下降を停止させ、可動アーム20に部品PAが保持されている状態を維持する。
本手順の配置ステップS24は、第1の手順の配置ステップS12と同様に行われる。すなわち、回路基板CSの端子上の所定部位に部品PAが位置した時点で可動アーム20の下降を停止させ、可動アーム20に部品PAが保持されている状態を維持する。
<はんだ付けステップS25>
はんだ付けステップS25では、はんだ付けステップS14と同様に行われ、部品PAが回路基板CS上にはんだ付けされる。
はんだ付けステップS25では、はんだ付けステップS14と同様に行われ、部品PAが回路基板CS上にはんだ付けされる。
なお、ヒーター40の駆動時期は、第1の手順で上述したように、回路基板CS上に部品PAが配置される時点よりも前とされることが好ましい。
また、混合ガスの噴霧を終了する時期は、第1の手順で上述したように、はんだ付けステップS25の少なくとも途中までとされることが好ましい。ただし、混合ガスの噴霧を終了する時期が配置ステップS24において回路基板CSの端子上に部品PAを位置させる前までとしても良い。還元性ガスの種類や酸化膜の状態によっては、還元性ガスを部品PAが回路基板CS上に配置される前に噴霧するだけで、十分に当該酸化膜を除去することができる場合がある。この場合、部品PAが回路基板CS上に配置される後まで還元性ガスを噴霧しないことで、還元性ガスを効率的に利用することができる。
さらに、ヒーター40の駆動時期を回路基板CS上に部品PAが配置される時点よりも前とする場合、或いは、はんだ付けステップS25の少なくとも途中まで混合ガスを噴霧する場合において、上述したように、還元性ガスと不活性ガスとの混合ガスを加熱することが好ましい。
このように本手順のはんだ付け方法によれば、第1の手順のはんだ付け方法と同様に、回路基板CSと部品PAとを接続するはんだが溶融している状態においても、部品PAの位置を正確に定めることができる。その上で、部品PAが回路基板CS上に配置される前に還元性ガスを噴霧するので、はんだバンプと回路基板CSとの接触部といった部品PAが回路基板CS上に配置された後においては露出しない部位の酸化膜の除去を行うことができる。
なお、本手順では、停止ステップS22で可動アーム20を一旦停止するものとしたが、停止ステップS22は必ずしも必要では無い。例えば、噴霧ステップS23において可動アーム20を下降させ、その可動アーム20に保持された部品PAと回路基板CSとの間が所定の距離となった時点から混合ガスを噴霧させるようにしても良い。この場合においても、混合ガスの噴霧を終了する時期は、はんだ付けステップS25の少なくとも途中までとされることが好ましい。或いは、混合ガスの噴霧を終了する時期が配置ステップS24において回路基板CSの端子上に部品PAを位置させる前までとしても良い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図7を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
次に、本発明の第2実施形態について図7を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
図7は、第2実施形態におけるはんだ付け装置の一部分を、還元性ガス及び不活性ガスの混合ガスが噴霧される様子とともに示す図である。図7に示すように、本実施形態のはんだ付け装置は、ヒーター40における基板配置部位よりも可動アーム20側に噴霧口43を設けた点において、第1実施形態のはんだ付け装置1と異なる。
すなわち、本実施形態のヒーター40の上面側には凹部45が形成され、当該凹部45の平らな底部位が基板配置部位とされる。また、ヒーター40の上面のうち、凹部45以外に噴霧口43が設けられる。
この噴霧口43は複数有し、第1実施形態の場合と同様に、当該噴霧口43の形状及び設置位置は、吸引口41の中心を通る仮想直線及びその仮想直線に直交する直線を対称軸として線対称とされる。なお、噴霧口43から噴霧される還元性ガスをより早く回路基板CSに漂わせる観点では、凹部45の開口脇に噴霧口43を設けることが好ましい。また、凹部45の底部位に配置される回路基板CSの上面以下に噴霧口43が位置している場合には、当該上面よりも高い位置に噴霧口43が位置している場合に比べて、噴霧口43から噴霧される還元性ガスを凹部45に溜め易くできる。
本実施形態のはんだ付け装置を用いたはんだ付け方法は、第1実施形態におけるはんだ付け方法の第1、第2の手順と同様に行うことができる。
本実施形態のはんだ付け装置によれば、噴霧口43がヒーター40の基板配置部位よりも可動アーム20側に設けられている。このため、ヒーター40の基板配置部位に設けられる吸引口41と噴霧口43とが面一である第1実施形態の場合に比べて、吸引口41の吸引される回路基板CSと、その回路基板CSの上に配置される部品PAとに対し、空気より軽い還元性ガスを滞留させ易くすることができる。従って、第1実施形態のはんだ付け装置を用いる場合と比べて、より適切にはんだや回路基板CS上の端子の酸化膜を還元することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図8を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
次に、本発明の第3実施形態について図8を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
図8は、第3実施形態におけるはんだ付け装置の一部分を、還元性ガス及び不活性ガスの混合ガスが噴霧される様子とともに示す図である。図8に示すように、本実施形態のはんだ付け装置は、第2実施形態の凹部45に代えて凹部46を備える点、及び、第2実施形態の噴霧口43の位置とは異なる位置に噴霧口43を設けた点において、第2実施形態のはんだ付け装置と異なる。
すなわち、第2実施形態の凹部45の側面は鉛直に方向に沿った面とされていたのに対し、本実施形態の凹部46の側面はその凹部46の底部位に近づくほど高さが小さくなるように傾斜する傾斜面とされる。
また、第2実施形態の噴霧口43はヒーター40の上面の凹部45以外に設けられていたのに対し、本実施形態の噴霧口43は凹部46の側面に設けられている。つまり、本実施形態の噴霧口43は、回路基板CSに近づくほど高さが小さくなるように傾斜しており、当該回路基板CSに近づく方向に開口している。このため、噴霧口43から噴霧される還元性ガスと不活性ガスの混合ガスは、第1実施形態及び第2実施形態に比べて、より一段と回路基板CSに向かうように流れる。
本実施形態のはんだ付け装置を用いたはんだ付け方法は、第1実施形態におけるはんだ付け方法の第1、第2の手順と同様に行うことができる。
本実施形態のはんだ付け装置によれば、回路基板CSに近づく方向に噴霧口43が設けられている。このため、噴霧口43と吸引口41とが面一である第1実施形態の場合に比べて、吸引口41の吸引される回路基板CSと、その回路基板CSの上に配置される部品PAとに対し、より直接的に噴霧することができる。従って、より効率的に酸化膜を還元することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図9を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
次に、本発明の第4実施形態について図9を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
図9は、第4実施形態におけるはんだ付け装置の一部分を、還元性ガス及び不活性ガスの混合ガスが噴霧される様子とともに示す図である。図9に示すように、本実施形態のはんだ付け装置は、ヒーター40の基板配置部位を噴霧口43よりも可動アーム20側に設けた点において、第1実施形態のはんだ付け装置1と異なる。
すなわち、本実施形態のヒーター40の上面側には凸部47が形成され、当該凸部47の平らな上面が基板配置部位とされる。また、ヒーター40の上面のうち、凸部47以外に噴霧口43が設けられる。
この噴霧口43は複数有し、第1実施形態の場合と同様に、当該噴霧口43の形状及び設置位置は、吸引口41の中心を通る仮想直線及びその仮想直線に直交する直線を対称軸として線対称とされる。なお、回路基板CSに向かって還元性ガスを噴霧する観点では、凸部47の開口脇に噴霧口43を設けることが好ましい。
本実施形態のはんだ付け装置を用いたはんだ付け方法は、第1実施形態におけるはんだ付け方法の第1、第2の手順と同様に行うことができる。
回路基板CSの表面積が大きい場合、当該回路基板CSをヒーター40の基板配置部位に配置したときにその回路基板CSが凸部47からはみ出ることがある。このような場合であっても、本実施形態のはんだ付け装置によれば、ヒーター40の基板配置部位が噴霧口43よりも可動アーム20側に設けられているため、回路基板CSによって噴霧口43が塞がれることを回避することができる。したがって、回路基板CSの大きさにかかわらず適切に酸化膜を還元することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について図10を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
次に、本発明の第5実施形態について図10を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
図10は、第5実施形態におけるはんだ付け装置の一部分を、還元性ガス及び不活性ガスの混合ガスが噴霧される様子とともに示す図である。図10に示すように、本実施形態におけるはんだ付け装置は、可動アーム20に保持された部品PAが回路基板CSに配置された場合、当該可動アーム20に連結されるアーム駆動部10の筺体とはんだ付けボックス50とで閉じられた空間ARが形成される点で、上記第1実施形態と異なる。
本実施形態の部品搬送装置による部品のはんだ付け方法は、第1実施形態における部品はんだ付け方法の第1、第2の手順と同様に行うことができる。
本実施形態のはんだ付け装置によれば、アーム駆動部10の筺体とはんだ付けボックス50とで閉じられた空間ARが形成されるため、当該はんだ付けボックス50内での還元性ガスの濃度をより一段と高くすることができる。従って、より早く酸化膜の除去を行うことができる。
以上、本発明について、上記実施形態を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、適宜変更することが可能である。
例えば、本実施形態では、可動アーム20が鉛直方向に沿って2次元的に上下動するものとしたが、本発明はこれに限らず、鉛直方向及び水平方向に沿って3次元的に動作するものであっても良い。
また、上記実施形態では、吸引口21からの吸引により部品PAを保持したが、例えば、可動アーム20の先端に部品PAを把持する把持部を設け、当該把持部により保持するようにしても良い。また、吸引口41からの吸引により回路基板CSを保持したが、例えば、はんだ付けボックス50内に部品PAを把持する把持部を設け、当該把持部により保持するようにしても良い。
また、上記実施形態では、還元性ガスと不活性ガスとの混合ガスを噴霧したが、不活性ガスは必須では無く、還元性ガスのみを噴霧しても良い。
なお、上記第1〜第4実施形態におけるはんだ付けボックス50が省略されていても良く、当該はんだ付けボックス50に代えて、ヒーター40の上面における噴霧口43の外側部位に、当該噴霧口43を囲む枠部が設けられていても良い。この枠部を設ける場合、上記第5実施形態と同様に、可動アーム20に保持された部品PAが回路基板CSに配置された場合に、当該可動アーム20に連結されるアーム駆動部10の筺体と枠部とで閉じられた空間が形成されても良い。また、上記第3実施形態においては、上記第5実施形態と同様に、可動アーム20に保持された部品PAが回路基板CSに配置された場合に、当該可動アーム20に連結されるアーム駆動部10の筺体でヒーター40の凹部46を閉じるようにしても良い。さらに、上記第2実施形態においては、ヒーター40の上面の凹部45以外に噴霧口43が設けられたが、当該位置に代えて、凹部45の側面に噴霧口43が設けられていても良い。凹部45の側面に噴霧口43を設ける場合、上述したように、可動アーム20に保持された部品PAが回路基板CSに配置された場合に、当該可動アーム20に連結されるアーム駆動部10の筺体でヒーター40の凹部45を閉じるようにしても良い。
以上説明したように、本発明によれば、部品の位置を正確に定めた状態で、適切にはんだ付けを行うことができる部品搬送装置、および、それを用いた部品のはんだ付け方法が提供され、電気機器等の製造に利用することができる。
1・・・はんだ付け装置
10・・・アーム駆動部
20・・・可動アーム
30・・・第1吸引ポンプ
40・・・ヒーター
41・・・吸引口
43・・・噴霧口
50・・・はんだ付けボックス
60・・・第2吸引ポンプ
70・・・還元性ガス供給部
80・・・不活性ガス供給部
90・・・ガス加熱用ヒーター
CS・・・回路基板
PA・・・部品
S11,S21・・・搬送ステップ
S12,S24・・・配置ステップ
S13,S23・・・噴霧ステップ
S14,S25・・・はんだ付けステップ
S22・・・停止ステップ
10・・・アーム駆動部
20・・・可動アーム
30・・・第1吸引ポンプ
40・・・ヒーター
41・・・吸引口
43・・・噴霧口
50・・・はんだ付けボックス
60・・・第2吸引ポンプ
70・・・還元性ガス供給部
80・・・不活性ガス供給部
90・・・ガス加熱用ヒーター
CS・・・回路基板
PA・・・部品
S11,S21・・・搬送ステップ
S12,S24・・・配置ステップ
S13,S23・・・噴霧ステップ
S14,S25・・・はんだ付けステップ
S22・・・停止ステップ
Claims (17)
- 可動アームに保持された部品と回路基板とをはんだ付けするはんだ付け装置であって、
前記回路基板が配置されるヒーターと、
前記ヒーターにおいて前記回路基板が配置されるべき所定の配置部位以外の部位に設けられ、還元性ガスが噴霧される噴霧口と
を備えることを特徴とするはんだ付け装置。 - 前記ヒーターにおける前記配置部位には吸引口が設けられ、
前記吸引口を介して前記回路基板が吸引されることにより前記ヒーターに前記回路基板が保持される
ことを特徴とする請求項1に記載のはんだ付け装置。 - 前記噴霧口は、前記配置部位よりも前記可動アーム側に設けられる
ことを特徴とする請求項2に記載のはんだ付け装置。 - 前記噴霧口は、前記配置部位に配置される前記回路基板に近づく方向に開口する
ことを特徴とする請求項3に記載のはんだ付け装置。 - 前記配置部位は、前記噴霧口よりも前記可動アーム側に設けられる
ことを特徴とする請求項2に記載のはんだ付け装置。 - 前記吸引口と前記噴霧口とは面一に設けられる
ことを特徴とする請求項2に記載のはんだ付け装置。 - 前記ヒーター及び前記回路基板を収容し、前記可動アームに保持された部品を前記回路基板上の所定部位に配置させるための開口を有するはんだ付けボックスを更に備える
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のはんだ付け装置。 - 前記可動アームに保持された前記部品が前記回路基板に配置された場合、前記可動アームに連結されるアーム駆動部の筺体と前記はんだ付けボックスとで閉じられた空間が形成される
ことを特徴とする請求項7に記載のはんだ付け装置。 - 前記噴霧口は、前記還元性ガスと共に不活性ガスが噴霧される
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のはんだ付け装置。 - 前記還元性ガスを加熱するガス加熱用ヒーターを更に備え、
前記還元性ガスは、前記ガス加熱用ヒーターにより加熱された状態で前記噴霧口に供給される
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のはんだ付け装置。 - 可動アームに保持された部品を、ヒーターに配置されている回路基板上の所定部位にまで搬送する搬送ステップと、
前記可動アームに保持された前記部品が前記所定部位に配置されている状態を維持する配置ステップと、
前記ヒーターに設けられる噴霧口から前記還元性ガスを噴霧する噴霧ステップと、
前記部品と前記回路基板とをはんだ付けするはんだ付けステップと
を備えることを特徴とする部品のはんだ付け方法。 - 可動アームに保持された部品を、ヒーターに配置されている回路基板にまで搬送する搬送ステップと、
前記可動アームに保持された前記部品と前記回路基板との間が所定の距離以下となったときに、前記ヒーターに設けられる噴霧口から前記還元性ガスを噴霧する噴霧ステップと、
前記可動アームに保持された前記部品が前記所定部位に配置されている状態を維持する配置ステップと、
前記部品と前記回路基板とをはんだ付けするはんだ付けステップと、
を備えることを特徴とする部品のはんだ付け方法。 - 前記可動アームに保持された前記部品と前記回路基板との間が前記所定の距離となった状態で、前記部品の搬送を一時的に停止する停止ステップを更に備え、
前記停止ステップ中に前記噴霧ステップを行う
ことを特徴とする請求項12に記載の部品のはんだ付け方法。 - 前記噴霧ステップを前記部品が前記回路基板上に配置された後まで行う
ことを特徴とする請求項12または13に記載の部品のはんだ付け方法。 - 前記噴霧ステップの少なくとも一部と前記はんだ付けステップの少なくとも一部とを同時に行う
ことを特徴とする請求項11または14に記載の部品のはんだ付け方法。 - 前記噴霧ステップを前記配置ステップの前に終了する
ことを特徴とする請求項12または13に記載の部品のはんだ付け方法。 - 前記部品が前記回路基板上に配置される前から前記ヒーターにより前記回路基板を加熱する
ことを特徴とする請求項11から16のいずれか1項に記載の部品のはんだ付け方法。
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