JP2016091518A - データベースシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】輻輳状態からの早期、かつ、容易な復帰が可能であるデータベースサーバシステムを提供する。
【解決手段】サーバシステム100は、処理サーバである、第1及び第2のSIPサーバ130、140と、処理サーバとネットワークを介して接続された第1及び第2のDBサーバ110、120を備える。処理サーバは、処理情報の各々に優先サーバ情報を付与し、優先サーバ情報に基づいて処理情報及び同期要求をいずれかのDBサーバに送信する処理情報送信部を有する。第1及び第2のDBサーバは、処理サーバから送信された処理情報を受信して格納する受信格納部と、処理情報を同期要求に従って他のDBサーバに送信する送信部と、DBサーバにおいて輻輳が発生しているか否かを判定する輻輳監視部と、を有する。処理サーバは、第1又は第2の輻輳監視部113、123が輻輳が発生しているとする輻輳判定を検知した場合に、同期要求の送信を停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、データベースシステムに関する。
近年、IP(Internet Protcol)電話システムが普及してきている。IP電話システムにおいては、3GPP TS23.228に示されているように、加入者(SIP(Session Initiation Protocol)端末)に関する情報を保持するデータベース(DB)サーバ(3GPPにおいてはHSS:Home Subscriber Serverと定義されている)と、SIPの呼処理を行うSIPサーバによって構成されるのが一般的である。
このようなIP電話システムにおいては、SIP端末が、自身のコンタクトアドレス (SIP−URIとIPアドレスの対)情報等の情報を、RFC3261で定義されているREGISTERメッセージのContactヘッダに設定してSIPサーバへ送信する。当該REGISTERメッセージを受信したSIPサーバは、受信したREGISTERメッセージのコンタクトアドレス情報を保持し、当該端末への着信時に、当該保持していたコンタクトアドレス情報に基づいて着信を行う。
IP電話システムにおいては、SIPサーバが受信したREGISTERメッセージのContactヘッダの情報を蓄積するデータベースサーバが置かれる。SIPサーバに障害が発生した場合、障害の復旧後に、SIPサーバは、データベースサーバからContactヘッダの情報を取得する。それによって、復旧後すぐに(端末からのREGISTER情報の受信を待たずに)SIP端末への着信が可能な状態が再構築される。
このようなデータベースを含むシステムの一例として、特許文献1には、情報を受信するマスターデータベースとマスターデータベース情報が複製されるレプリカデータベースを含み、データベースの輻輳時に同期処理を停止するシステムが開示されている。
特開2008−305159号公報
特許文献1に開示されているシステム構成においては、輻輳時にマスターデータベースからレプリカデータベースへの書き込み処理は抑止されるが、マスターデータベースのデータ更新量は変わらない。従って、輻輳状態からの復帰に時間がかかる等の問題があった。
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、輻輳状態からの早期かつ容易な復帰が可能であるデータベースサーバシステムを提供することを目的とする。
本発明のサーバシステムは、通信処理を行う少なくとも1つの処理サーバと、当該処理サーバとネットワークを介して接続された第1のデータベースサーバと、当該少なくとも1つの処理サーバ及び当該第1のデータベースサーバとネットワークを介して接続された第2のデータベースサーバと、を備えたデータベースシステムであって、当該処理サーバは、当該通信処理に関連する処理情報の各々に送信先のデータベースサーバを指定する優先サーバ情報を付与し、当該優先サーバ情報に基づいて当該処理情報及び当該処理情報に係る同期要求を当該第1のデータベースサーバまたは当該第2のデータベースサーバに送信する処理情報送信部を有し、当該第1のデータベースサーバは、当該処理サーバから送信された当該処理情報を受信して格納する第1の受信格納部と、当該第1の受信格納部に格納された当該処理情報を当該同期要求に従って当該第2のデータベースサーバに送信する第1の送信部と、当該第1のデータベースサーバにおいて輻輳が発生しているか否かを判定する第1の輻輳監視部と、を有し、当該第2のデータベースサーバは、当該処理サーバから送信された当該処理情報を受信して格納する第2の受信格納部と、当該第2の受信格納部に格納された当該処理情報を当該同期要求に従って当該第1のデータベースサーバに送信する第2の送信部と、当該第2のデータベースサーバにおいて輻輳が発生しているか否かを判定する第2の輻輳監視部と、を有し、当該処理サーバは、当該第1の輻輳監視部または当該第2の輻輳監視部が輻輳が発生しているとする輻輳判定していることを検知した場合に、当該同期要求の送信を停止することを特徴とする。
また、本発明のサーバシステムは、ネットワークに接続され当該ネットワークから情報を受信する第1のデータベースサーバと、当該第1のデータベースサーバと当該ネットワークを介して接続され当該ネットワークから情報を受信する第2のデータベースサーバと、を備えたデータベースシステムであって、当該第1のデータベースサーバは、当該ネットワークから受信して更新した情報をその更新時刻とともに格納する第1の受信格納部と、当該第1の受信格納部に格納された情報を当該第2のデータベースサーバに送信する第1の送信部と、当該第1のデータベースサーバにおいて輻輳が発生しているか否かを判定する第1の輻輳監視部と、を有し、当該第2のデータベースサーバは、当該ネットワークから受信して更新した情報をその更新時刻と共に格納する第2の受信格納部と、当該第2の受信格納部に格納された情報を当該第1のデータベースサーバに送信する第2の送信部と、当該第2のデータベースサーバにおいて輻輳が発生しているか否かを判定する第2の輻輳監視部と、を有し、当該第1の送信部及び第2の送信部は、当該第1の輻輳監視部または当該第2の輻輳監視部が輻輳が発生しているとする輻輳判定をしていることを検知した際に当該第1及び第2のデータベースサーバへの当該情報の送信を停止し、当該第1の輻輳監視部または第2の輻輳監視部が輻輳が解消しているとする輻輳解消判定をしていることを検知した際に当該第1及び第2のデータベースへの情報の送信を再開し、当該第1及び第2の受信格納部は、当該第1または第2の輻輳監視部が当該輻輳判定をした時刻及び当該輻輳解消判定をした時刻を保持していることを特徴とする。
本発明の実施例であるサーバシステムを示すブロック図である。 REGISTER情報テーブルの一例を示す図である。 同期状態テーブルの一例を示す図である。 加入者端末データの一例を示す図である。 図1のサーバシステムの動作の一例を示す図である。 図1のサーバシステムの動作の一例を示す図である。 図1のサーバシステムの動作の一例を示す図である。 情報同期管理部の動作の一例を示すフローチャートである。 情報同期管理部の動作の一例を示すフローチャートである。 情報同期管理部の動作の一例を示すフローチャートである。 輻輳監視部の動作の一例を示すフローチャートである。 REGISTER情報送受信部の動作の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明の1つの実施例であるデータベースサーバシステムについて、添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の1つの実施例のデータベースサーバシステムを示すブロック図である。なお、以下の説明においては、2つのデータベースサーバからなる冗長構成サーバシステムを例に説明する。
サーバシステム100は、第1のデータベース(DB)サーバ110、第2のデータベース(DB)サーバ120、処理サーバとしての第1のSIPサーバ130及び処理サーバとしての第2のSIPサーバ140を含んでいる。第1のDBサーバ110と第2のDBサーバ120とは、互いに同様の構成を有しているサーバ装置である。
第1のDBサーバ110、第2のDBサーバ120、第1のSIPサーバ130及び第2のSIPサーバ140は、互いにIPネットワークによって接続されている。また、SIPサーバ130、140は、それぞれ複数のIP電話端末等のSIP端末150に接続されている。
サーバシステム100においては、SIP端末150がSIPサーバ130及び140へREGISTER情報を送信して更新要求をすると、SIPサーバがこのREGISTER情報を第1のDBサーバ110または第2のDBサーバ120のいずれかに送信する。第1のDBサーバ110及び第2のDBサーバ120は、受信したREGISTER情報を自サーバのデータベースに保存する。
そして、通常時にはSIPサーバがREGISTER情報の送信にともなって送信する同期要求に基づいて、他DBサーバのデータベースにも当該SIPサーバから受信したREGISTER情報を同期して保存する。そして、いずれかのDBサーバが輻輳状態に陥った場合には当該同期を停止する。
第1のDBサーバ110は、受信格納部としてのデータベース(DB)111、輻輳監視部113及び送信部としての情報同期管理部115を含んでいる。第2のDBサーバ120は、同様に、情報受信格納部としてのデータベース(DB)121、輻輳監視部123及び送信部としての情報同期管理部125を含んでいる。
データベース111及び121は、それぞれ、REGISTER情報テーブルを含むREGISTER情報データベース(DB)111A及び121A及び同期状態テーブル111B、121Bを有している。REGISTER情報テーブルは、図2に示すように、パブリックURI、Contact情報、SIPサーバホスト名及び情報更新日時を含んでいる。
パブリックURIは、SIP端末を識別するためのSIP−URIである。Contact情報は、SIP端末から送信されたREGISTERに設定されていたContactの情報である。SIPサーバホスト名は、SIP端末を収容するSIPサーバのホスト名である。情報更新日時は、このテーブルを更新した日時である。
また、同期状態テーブルは、図3に示すように、同期状態、及び同期開始日時及び同期停止日時を含んでいる。同期状態は、データベース111、121間のREGISTER情報データベース111A、121Aの同期状態を示し、「同期中」、「同期停止中」及び「復帰処理中」のいずれかの値となる。
「同期中」とは、データベース111とデータベース121との間でREGISTER情報データベース111A、121Aの同期がなされている状態を示す。また、「同期停止中」とは、データベース111とデータベース121との間のREGISTER情報データベース111A、121Aの同期が停止されている状態を示す。また、「復帰処理中」とは、REGISTER情報データベース111A、121A間の同期を停止した後に、データベース111とデータベース121との間でREGISTER情報データベース111A、121Aの同期がなされている状態に復帰するための更新処理中であることを示す。
同期開始日時とは、同期状態を「同期中」に変更した最後の日時を示す。また、同期停止日時とは、同期状態を「同期中」から「同期中」以外に変更した最後の日時を示す。なお、同期状態テーブルは、第1のDBサーバ110と第2のDBサーバ120との間で常に同期されている。
輻輳監視部113及び123は、それぞれ自サーバのCPU(Central Processing Unit)(図示せず)が輻輳状態か否かを監視する。輻輳監視部113及び123は、自サーバのCPUが輻輳状態になると、輻輳判定をして自サーバまたは他DBサーバの情報同期管理部115、125に輻輳通知を送信し、自サーバのCPUの輻輳状態が解消すると、輻輳解消判定をして自サーバまたは他DBサーバの情報同期管理部115、125に輻輳解除通知を送信する。
また、輻輳監視部113、123は、それぞれ他のDBサーバからの輻輳状態確認を受信すると、それに対して他サーバに自サーバが輻輳状態か否かを通知する。
情報同期管理部115、125は、REGISTER情報データベース111A及び121Aの同期状態を管理する。情報同期管理部115、125は、自サーバの輻輳監視部113、123及び他サーバの輻輳監視部113、123から同期通知または同期解除通知を受信し、データベース111、121の同期状態テーブル111B、121Bを更新する。
また、情報同期管理部115、125は、自サーバまたは他DBサーバが輻輳状態になり同期が停止し、その後同期が再開される際に、同期停止期間中に各々のデータベースに保存されたREGISTER情報を更新してREGISTER情報データベース111A、121Bを同期状態に復帰させる。
SIPサーバ130及び140は、それぞれ処理情報送信部としてのREGISTER情報送受信部131、141を有している。REGISTER情報送受信部131、141は、SIP端末150の各々からREGISTER情報及びその更新要求を受信する。REGISTER情報送受信部は、REGISTER情報を受信すると、当該REGISTER情報の各々について図4のような加入者端末データを作成し、これをREGISTER情報の各々に紐付ける。図4に示すように加入端末者データは各々のSIP端末のSIP−URI情報、及びREGISTER情報送受信部によって付される優先データベース(DB)サーバ情報が含まれている。
優先DBサーバ情報とは、当該加入者端末情報が紐付けられたREGISTER情報が送信されるデータベースサーバを示す情報であり、本実施例では第1のDBサーバ110または第2のDBサーバ120となる。
REGISTER情報送受信部131、141は、受信したREGISTER情報を上記優先DBサーバ情報に基づいて、第1のDBサーバまたは第2のDBサーバに送信する。また、REGISTER情報送受信部131、141は、REGISTER情報の送信前等の任意のタイミングで送信先のDBサーバの同期状態テーブル111B及び121Bを参照する。
同期状態テーブルが「同期中」の場合には、REGISTER情報を送信したDBサーバに対して、他のDBサーバのデータベース111、121内のREGISTER情報データベース111A、121Aにも当該送信したREGISTER情報を同期保存するよう要求する同期要求を送信する。
また、REGISTER情報送受信部131、141は、同期状態テーブルが「同期停止中」または「復帰処理中」である場合には、他のデータベースサーバのREGISTER情報DB111A、121Aへ同期要求を送信しない。
以下に、図1、図5及び図6を参照しつつサーバシステム100の情報更新動作の一例について説明する。以下の説明においては、第1のSIPサーバ130のREGISTER情報送受信部131が全てのREGISTER情報について優先DBサーバを第1のDBサーバ110とし、第2のSIPサーバ140のREGISTER情報送受信部141が全てのREGISTER情報について優先DBサーバを第2のDBサーバ120とする場合を例に説明する。
図5は、通常時、すなわち第1のDBサーバ110及び第2のDBサーバ120のいずれにおいても輻輳が発生していない場合の情報更新動作フローの一例である。図5に示すように、SIPサーバ130及び140のREGISTER情報送受信部131、141は、それぞれ第1のDBサーバ110及び第2のDBサーバ120の状態を定期的に確認している。この確認は、第1のDBサーバ110または第2のDBサーバ120の同期状態テーブル111B、121Bを確認することで行われる。
上述のように、通常時であるので、同期状態テーブルの「同期状態」は「同期中」となっており、REGISTER情報送受信部131、141は、この確認において、第1のDBサーバ110及び第2のDBサーバ120のいずれにおいても輻輳が発生していないと判断する。
その場合、まず、SIP端末がREGISTER情報及びその更新要求を第1のSIPサーバ130に送信すると第1のSIPサーバ130からの情報更新動作が開始され、ステップS51において第1のSIPサーバ130のREGISTER情報送受信部131がこれを受信する。その後、上述のように優先DBサーバが第1のDBサーバ110とされているので、ステップS52においてREGISTER情報及び同期要求が、優先DBサーバである第1のDBサーバ110に送信される。
次にステップS53において、第1のDBサーバ110がREGISTER情報及び同期要求を受信し、データベース111のREGISTER情報DB111Aを更新する。その後、ステップS54において、第1のSIPサーバ130からの同期要求に従って、第1のDBサーバ110がREGISTER情報を第2のDBサーバ120に送信する。
次に、ステップS55において、第2のDBサーバ120がREGISTER情報を受信し、データベース121のREGISTER情報テーブル121Aを更新する。その後、ステップS56において、第2のDBサーバ120がREGISTER情報の同期を完了した旨の同期完了通知を第1のDBサーバ110に送信する。
次に、ステップS57において、第1のDBサーバ110が同期完了通知を受信する。その後、ステップS58において、第1のDBサーバ110が更新完了通知を第1のSIPサーバ130に送信する。
次に、ステップS59において、第1のSIPサーバ130が、更新完了通知を受信する。その後、ステップS510において、更新の完了を確認した第1のSIPサーバ130は、更新の完了をSIP端末150に通知すべく、SIP端末150にREGISTER応答(200 OKメッセージ)を送信して、第1のSIPサーバ130からの情報更新動作が終了する。
第2のSIPサーバ140からの情報更新動作も同様である。まず、SIP端末がREGISTER情報及びその更新要求を第2のSIPサーバ140に送信すると第2のSIPサーバ140からの情報更新動作が開始され、ステップS511において第2のSIPサーバ140のREGISTER情報送受信部141がこれを受信する。その後、上述のように優先DBサーバが第2のDBサーバ120とされているので、ステップS512においてREGISTER情報及び同期要求が優先DBサーバである第2のDBサーバ120に送信される。
次にステップS513において、第2のDBサーバ120がREGISTER情報及び同期要求を受信し、データベース121のREGISTER情報DB121Aを更新する。その後、ステップS514において、第2のSIPサーバ140からの同期要求に従って、第2のDBサーバ120がREGISTER情報を第1のDBサーバ110に送信する。
次に、ステップS515において、第1のDBサーバ110がREGISTER情報を受信し、データベース111のREGISTER情報DB111Aを更新する。その後、ステップS516において、第1のDBサーバ110がREGISTER情報の同期を完了した旨の同期完了通知を第2のDBサーバ120に送信する。
次に、ステップS517において、第2のDBサーバ120が同期完了通知を受信する。その後、ステップS518において、第2のDBサーバ120が更新完了通知を第2のSIPサーバ140に送信する。
次に、ステップS519において、第2のSIPサーバ140が、更新完了通知を受信する。その後、ステップS520において、更新の完了を確認した第2のSIPサーバ140は、更新の完了をSIP端末150に通知すべく、SIP端末150にREGISTER応答(200 OKメッセージ)を送信して、第2のSIPサーバ140からの情報更新動作が終了する。
図6は、輻輳時、すなわち第1のDBサーバ110及び第2のDBサーバの少なくともいずれかにおいて輻輳が発生している場合の情報更新動作フローの一例である。この例では、第1のDBサーバ110で輻輳が発生した場合を例に説明する。図6に示すように、SIPサーバ130及び140のREGISTER情報送受信部131、141は、それぞれ第1のDBサーバ110及び第2のDBサーバ120の状態を定期的に確認している。
上述したように、この確認は、第1のDBサーバ110または第2のDBサーバ120の同期状態テーブル111B、121Bを確認することで行われる。
まず、ステップS61において第1のDBサーバ110の輻輳監視部113が輻輳を検出し、輻輳判定を行い、その旨を情報同期管理部115に通知する。その後、ステップS62において、情報同期管理部115が、同期状態テーブル111Bの「同期状態」を「同期停止中」に書き換える。なお、この際、上述のように、同期状態テーブルは各データベース間で同期されるので同期状態テーブル121Bの「同期状態」も「同期停止中」に書き換えられている。
同期状態テーブル111B、121Bの「同期状態」が「同期停止中」と書き換えられているので、REGISTER情報送受信部131、141は、上記DBサーバの状態の確認において、第1のDBサーバ110及び第2のDBサーバ120の少なくともいずれかに輻輳が発生していると判断する。
その場合、まず、SIP端末がREGISTER情報及びその更新要求を第1のSIPサーバ130に送信すると第1のSIPサーバ130からの情報更新動作が開始され、ステップS63において第1のSIPサーバ130のREGISTER情報送受信部131がこれを受信する。その後、ステップS64においてREGISTER情報のみが第1のDBサーバ110に送信される。すなわち、REGISTER情報送受信部131は、同期状態テーブル111B、121Bの「同期状態」が「同期停止中」になっている場合には、同期要求を送信しない。
次にステップS65において、第1のDBサーバ110がREGISTER情報を受信し、データベース111のREGISTER情報DB111Aを更新する。その後、ステップS66において、第1のDBサーバ110が更新完了通知を第1のSIPサーバ130に送信する。
次に、ステップS67において、第1のSIPサーバ130が、更新完了通知を受信する。その後、ステップS68において、更新の完了を確認した第1のSIPサーバ130は、更新の完了をSIP端末150に通知すべく、SIP端末150にREGISTER応答(200 OKメッセージ)を送信して、第1のSIPサーバ130からの情報更新動作が終了する。
第2のSIPサーバ140からの情報更新動作も同様である。まず、SIP端末がREGISTER情報及びその更新要求を第2のSIPサーバ140に送信すると第2のSIPサーバ140からの情報更新動作が開始され、ステップS69において第2のSIPサーバ140のREGISTER情報送受信部141がこれを受信する。その後、ステップS610においてREGISTER情報のみが第2のDBサーバ120に送信される。すなわち、REGISTER情報送信部141は、同期状態テーブル111B、121Bの「同期状態」が「同期停止中」になっている場合には、同期要求を送信しない。
次にステップS611において、第2のDBサーバ120がREGISTER情報を受信し、データベース121のREGISTER情報DB121Aを更新する。その後、ステップS612において、第2のDBサーバ120が更新完了通知を第2のSIPサーバ140に送信する。
次に、ステップS613において、第2のSIPサーバ140が、更新完了通知を受信する。その後、ステップS614において、更新の完了を確認した第2のSIPサーバ140は、更新の完了をSIP端末150に通知すべく、SIP端末150にREGISTER応答(200 OKメッセージ)を送信して、第2のSIPサーバ140からの情報更新動作が終了する。
上記図5及び図6の説明においては、第1のSIPサーバ130の情報更新動作の後に、第2のSIPサーバ140の情報更新動作が行われているように説明した。しかし、この動作の順序はSIPサーバ130、140にSIP端末がREGISTER情報及びその更新要求を送信するタイミングによって変わるものであり、第2のSIPサーバ140の動作が先になることもあるし、第1及び第2のSIPサーバ130、140の動作が並列して行われることもあり得る。
次に、上記した第1のDBサーバにおける輻輳状態が解消した際の同期停止状態からの復帰動作の一例について、図1、図7を参照しつつ説明する。この例においては、輻輳状態が解消した後に第1のSIPサーバ130がDBサーバの状態を確認する場合について説明する。
まず、輻輳中だった第1のDBサーバ110において輻輳状態が解消し、ステップS71において輻輳監視部113が輻輳状態の解消を検出して輻輳解消判定をする。輻輳状態であった第1のDBサーバ110において輻輳状態の解消を検出すると、ステップS72において、第1のDBサーバ110の情報同期管理部115が、第2のDBサーバ120に輻輳状態を確認する。
これは、第2のDBサーバ120においても、第2のSIPサーバ140のREGISTER情報受信時のデータベース更新処理を実施しており、第2のDBサーバ120が輻輳中の場合は輻輳状態解除処理(データベースの同期)を見送るためである。
第2のDBサーバ120において輻輳状態が発生しておらず、輻輳監視部123が輻輳解消判定をしている場合、ステップS73において、第2のDBサーバ120から「輻輳なし」を意味するメッセージ応答を受信する。その後、REGISTER情報データベース111A、121Aを第1のDBサーバ110と第2のDBサーバ120との間で同期するための処理を開始する。
すなわち、輻輳監視部113、123のいずれもが輻輳が発生していないとする輻輳解消判定をした際に、REGISTER情報データベース111A、121Aを同期するための処理を開始する。
まず、ステップS74において、第1のDBサーバ110の同期状態テーブルの「同期状態」が「復帰処理中」に変更される。その後、ステップS75において、第1のDBサーバ110が第2のDBサーバ120に同期状態テーブル情報を送信し、両DBサーバにおいて同期状態テーブルが同期される。
SIPサーバは同期状態テーブルを周期的に参照しており、「同期状態」が「同期停止」以外の値になったことを検出すると、第1及び第2のDBサーバ110、120の両DBサーバの輻輳状態が解消したものと判断する。すなわち、輻輳監視部113、123のいずれもが輻輳が発生していないとする輻輳解消判定をしたと判断する。
当該両DBサーバの輻輳状態が解消したと判断すると、SIPサーバはSIP端末からのREGISTER情報及びその更新要求の受信後の優先DBサーバへのREGISTER情報の送信時における同期要求の送信(図5参照)を再開する。すなわち、当該両DBサーバの輻輳状態が解消したと判断すると、両DBサーバ間におけるREGISTER情報の同期が再開される。
ステップS75におけるテーブルの同期が終了すると、S76において、第1のDBサーバ110は、第2のDBサーバ120へ向けて輻輳解除通知を送信し、第2のDBサーバ120がこれを受信する。この輻輳解除通知の送受信が完了すると、S77、S78において、両DBサーバは、同期停止中に両DBサーバ間で同期されずに一方のDBサーバのデータベースのみで更新されていたREGISTER情報を共有する同期処理を行う。すなわち、同期停止中に他DBサーバにのみ蓄積されていた情報を自サーバのデータベースに反映する処理を行う。
第2のDBサーバ120は、REGISTER情報の同期が完了すると、ステップS79において、第1のDBサーバに向けて輻輳解除通知応答を送信する。
第1のDBサーバ110は、輻輳解除通知応答を受信するとステップS710において、自サーバの同期状態テーブルの「同期状態」を「同期中」に書き換える。その後、上記ステップS75と同様に、ステップS711において、第1のDBサーバ110が第2のDBサーバ120に同期状態テーブル情報を送信し、両DBサーバにおいて同期状態テーブルが同期される。
次に、上記システムの動作を実現するための情報同期管理部115、125の動作ルーチンの一例を図1及び図8乃至10を参照して説明する。まず、ステップS81において、自サーバの輻輳監視部113、123からの輻輳通知の有無を確認する。輻輳監視部113、123から輻輳が通知された場合、S82において同期状態テーブルの「同期状態」の値を「同期停止状態」に、「同期停止日時」の値をステップS82が実行された時刻に書き換え、他系DBサーバのデータベースへ同期する。
上述したように、これ以降、情報同期状態テーブルを参照したSIPサーバは同期要求を送信しないので、REGISTER情報の更新時には優先DBサーバのデータベースのみが更新される。これらが完了すると一定時間ウェイト後にステップS81に戻る。
ステップS81で自サーバの輻輳監視部113、123から輻輳通知がなかった場合、ステップS83において、自サーバの輻輳監視部113、123からの輻輳解除通知の受信有無を確認する。輻輳解除通知を受信した場合、ステップS84において、他系DBサーバに輻輳状態を確認する。その後、ステップS85において、他系DBサーバが輻輳状態であるか否かが判定され、輻輳状態であると判定された場合、何もせず一定時間ウェイト後にステップS81に戻る。ステップS85において、他系DBサーバが輻輳状態でないと判定された場合、ステップは図9のS91に進み、REGISTER情報データベース111A、121Aの同期状態への復帰処理が開始される。
ステップS83において、輻輳解除通知を受信していない場合には、ステップS86において、他系DBサーバから輻輳通知を受信したか否かが判定される。他系DBサーバから輻輳解除通知が受信されていないと判定された場合には、一定のウェイト後にステップS81に戻る。他系DBサーバから輻輳解除通知が受信されていると判定された場合には、ステップは図10のS101に進み、REGISTER情報の同期状態への復帰処理が開始される。
ステップS85において、他系DBサーバが輻輳状態でないと判定された場合に開始されるREGISTER情報の同期状態への復帰処理について、図9を参照して以下に説明する。
まず、ステップS91において、自サーバの情報同期状態テーブルの「同期状態」を「復帰処理中」に、「同期開始時刻」をステップS91が実行された時刻に変更し、これを他系DBサーバのデータベースへ同期する。上述したように、これ以降、情報同期状態テーブルを参照したSIPサーバの命令よって、REGISTER情報の更新時の同期動作が再開され、優先DBサーバ及びそれ以外のDBサーバのREGISTER情報データベース111A、121Aが更新される。
次に、ステップS92において、他系DBサーバにREGISTER情報データベース111A、121Aの同期を促すように輻輳解除通知を送信する。その後、自他両系DBサーバのREGISTER情報データベース111A、121Aの同期処理が開始される。まず、ステップS93において、同期状態テーブルの「同期状態」が「同期停止」に書き換えられた後に更新されたREGISTER情報を検索する。
ステップS93の時点で、自他両系DBサーバのREGISTER情報データベース111A、121Aにおいて同期されていないREGISTER情報は、REGISTER情報テーブルの「情報更新日時」が、同期状態テーブルの「同期停止日時」以降で、かつ「同期開始日時」以前である。よって、具体的には、ステップS93において「情報更新日時」が「同期停止時刻」以降でかつ「同期開始時刻」以前のREGISTER情報を自サーバのデータベースから検索する。
その後、ステップS94において、検索の結果として更新された情報が有ったか否かが判定される。ステップS94において、更新された情報が有ったと判定された場合には、ステップS95において、当該更新された情報の「情報更新日時」を同期開始時刻以降の時刻に設定し、ステップS96において当該更新されたREGISTER情報を他系DBサーバに送信して他系DBサーバのREGISTER情報データベースを更新し当該情報を同期する。
「情報更新日時」が同期状態テーブルの「同期停止時刻」以降でかつ「同期開始時刻」以前のREGISTER情報がなくなるまで、ステップS93−S96を繰り返す。ステップ94において、上記「同期停止時刻」以降でかつ「同期開始時刻」以前に更新されたREGISTER情報がなくなったと判定された場合、ステップS97において、他系DBサーバからの輻輳解除通知応答が受信されたか否かを判定する。輻輳解除通知応答がなく輻輳解除通知応答が受信されていないと判定された場合、ステップS98において一定時間ウェイトする。
ステップS97において、他系DBサーバからの輻輳解除通知応答が受信されたと判定された場合には、ステップS99において、情報同期状態テーブルの「同期状態」を「同期中」に書き換えて他系DBサーバのデータベースへ同期し、復帰処理が終了する。
次に、ステップS86において、他系DBサーバから輻輳解除通知が受信されたと判定された場合に開始されるREGISTER情報の同期状態への復帰処理について、図10を参照して以下に説明する。
ステップS86において、他系DBサーバから輻輳解除通知が受信されたと判定されると、図9を参照して説明したREGISTER情報の同期処理と同様の自他両系DBサーバのREGISTER情報の同期処理が、ステップS101からS104において行われる。
まず、ステップS101において、同期状態テーブルの「同期状態」が「同期停止」に書き換えられた後に更新されたREGISTER情報を検索する。
ステップS101の時点で、自他両系DBサーバのデータベースにおいて同期されていないREGISTER情報は、REGISTER情報テーブルの「情報更新日時」が、同期状態テーブルの「同期停止日時」以降で、かつ「同期開始日時」以前のものである。よって、具体的には、ステップS101において「情報更新日時」が「同期停止時刻」以降でかつ「同期開始時刻」以前のREGISTER情報を自サーバのデータベースから検索する。
その後、ステップS102において、検索の結果として更新された情報が有ったか否かが判定される。ステップS102において、更新された情報が有ったと判定された場合には、ステップS103において、当該更新された情報の「情報更新日時」を同期開始時刻以降の時刻に設定し、ステップS104において当該更新されたREGISTER情報を他系DBサーバに送信して他系DBサーバのREGISTER情報データベース111A、121Aを更新し当該情報を同期する。
「情報更新日時」が同期状態テーブルの「同期停止時刻」以降でかつ「同期開始時刻」以前のREGISTER情報がなくなるまで、ステップS101−S104を繰り返す。ステップS102において、上記「同期停止時刻」以降でかつ「同期開始時刻」以前に更新されたREGISTER情報がなくなったと判定された場合、ステップS105において他系DBサーバに輻輳解除通知応答を送信して、復帰処理が終了する。
以上のような動作で、情報同期管理が行われ得る。
次に、上記システムの動作を実現するための輻輳監視部の動作ルーチンの一例を図11を参照して説明する。まず、S111において自サーバが輻輳状態であるかを判定する。輻輳状態は、例えば、CPU状態を3秒間監視し、CPU使用率の平均が70%を超えた状態と定義する。ステップS111において、輻輳状態であると判定された場合には、ステップS112において、自サーバの情報同期管理部115、125へ、自サーバが輻輳状態であることを通知する輻輳通知を送信する。
輻輳通知の送信が終了すると、ステップS113において、他系DBサーバからの輻輳状態確認を受信しているか否かを判定する。ステップS113において、輻輳状態確認を受信していると判定した場合には、ステップS114において、他系DBサーバに「輻輳中」と応答する。
他系DBサーバへの応答が終了するかまたはステップS113において輻輳状態確認が受信していないと判定した場合には、ステップS115において、自サーバの輻輳状態が解消したか否かが判定される。この判定においては、例えば、CPUの状態を3秒間監視し、CPUの使用率の平均が30%を下回った状態をして輻輳状態が解消したと判定する。
ステップS115において、輻輳状態が解消されたと判定された場合には、ステップS116において、情報同期管理部115、125に輻輳解除通知を送信する。ステップS115において、輻輳状態が解消されていないと判定された場合には、処理はステップS113に戻る。
ステップS111において、自サーバが輻輳状態ではないと判定した場合、ステップS117において、他系DBサーバから輻輳状態確認を受信したか否かが判定される。
ステップS117において、輻輳状態確認が受信されたと判定した場合、ステップS118において、他系DBサーバに「輻輳無し」と応答し、ステップS111に戻る。ステップ117において、輻輳状態確認が受信されていないと判定した場合も、処理はステップS111に戻る。
以上のような動作によって、輻輳監視動作が行われ得る。
次に、上記システムの動作を実現するためのREGISTER情報送受信部の動作ルーチンの一例を図12を参照して説明する。まず、ステップS121において、いずれかのDBサーバの情報同期状態テーブルを参照する。その後、ステップS122において、情報同期状態テーブルの「同期状態」が「同期停止中」か否かを判定する。
ステップS122において、「同期停止中」ではないと判定した場合、ステップS123においてSIP端末からREGISTER情報の更新要求が受信されているか否かが判定される。ステップS123において、REGISTER情報の更新要求が受信されていると判定した場合、ステップS124において、優先DBサーバにREGISTER情報及び同期要求を送信し、優先DBサーバ及び他系DBサーバの両系のDBサーバのデータベースを更新する。その後、ステップ125において、最後に同期状態テーブルを参照してから1秒以上経過したか否かを判定する。
ステップS123において、REGISTER情報の更新要求が受信されていないと判定した場合、ステップS125において、最後に同期状態テーブルを参照してから1秒以上経過したか否かを判定する。ステップS125において、1秒以上経過していないと判定した場合、S126において一定時間のウェイトをした後ステップS123に戻る。ステップS125において、1秒以上経過したと判定した場合、処理はステップS121に戻る。
ステップS122において、「同期停止中」と判定した場合、S127において、SIP端末からREGISTER情報の更新要求が受信されているか否かが判定される。ステップS127において、REGISTER情報の更新要求が受信されていると判定した場合、ステップS128において、優先DBサーバにREGISTER情報のみを送信し、優先DBサーバのデータベースのみを更新する。その後、ステップS129において、最後に同期状態テーブルを参照してから1秒以上経過したか否かを判定する。
ステップS127において、REGISTER情報の更新要求が受信されていないと判定した場合、ステップS129において、最後に同期状態テーブルを参照してから1秒以上経過したか否かを判定する。ステップS129において、1秒以上経過していないと判定した場合、S1210において一定時間のウェイトをした後ステップS127に戻る。ステップS129において、1秒以上経過したと判定した場合、処理はステップS121に戻る。
以上のような動作によって、情報の送受信及び情報更新動作が行われ得る。
このように、本発明のサーバシステム100によれば、複数のデータベースサーバのいずれにも更新トランザクションがある環境において、データベースサーバが輻輳状態に陥った際に、予め設定された優先データベースサーバのみに対して更新が行われる。すなわち、輻輳状態に陥った際に、データベースサーバ間のREGISTER情報の同期が停止される。
これにより、データベースサーバの各々のデータ通信処理及びデータ更新処理を少なくすることができ、システム内のデータベースサーバの更なる輻輳を回避して、システムを輻輳状態から早期に復帰させることが可能である。
また、本発明のサーバシステム100によれば、個々のREGISTER情報毎に優先データベースサーバが設定され、輻輳時にどのデータベースサーバにREGISTER情報の各々が保存されるかが決められている。さらに上記輻輳によって同期が停止した時刻及び開示した時刻を含むテーブルがデータベースサーバに記録される。
これにより、上記輻輳状態からの復帰時に、当該同期の停止時刻以後に更新された情報を容易に抽出可能となり、データベースサーバが自律的にデータベースサーバ間で情報が同期された状態に容易に復帰可能である。従って、輻輳状態が解除された際に、外部からの指令を必要とせずにスムーズに輻輳前の状態に同期状態に復帰することが可能である。
上記実施例においては、SIPサーバは、各々が受信したREGISTER情報に関するREGISTER情報テーブルにおいて、第1のSIPサーバ130は第1のDBサーバ110を優先DBサーバに、第2のSIPサーバ140は第2のDBサーバ120を優先DBサーバに固定的に設定する例について説明した。
しかし、優先DBサーバは、SIP端末の各々に対して一意的に決まればよく、SIPサーバは、自己が受信したREGISTER情報の各々に関するREGISTER情報テーブルにおいて、各々異なった優先DBサーバを設定してもよい。
また、上記実施例においては、いずれかのDBサーバが輻輳状態に陥った際に、全ての同期処理を停止する場合を例に説明した。しかし、いずれかのDBサーバのみが輻輳状態に陥った際や、システム全体としての輻輳状態が比較的軽度の場合には、ある一方のDBサーバから他方のDBサーバへの同期処理のみを停止することとしてもよい。
例えば、第1のDBサーバ110のみが輻輳状態になった際に、SIPサーバ130、140の各々が、第2のDBサーバ120へのREGISTER情報の送信時にのみ同期要求を送信して、第1のDBサーバへの同期処理を要求することとしてもよい。すなわち、第1のDBサーバ110へのREGISTER情報送信時には、同期要求を送信しないこととしてもよい。
また、上記実施例においては、2つのDBサーバ110、120と2つのSIPサーバ130、140からなるシステムを例に説明したが、SIPサーバの数は1または3以上であってもよい。その場合でも、SIPサーバの各々が自己が受信したREGISTER情報の各々に関するREGISTER情報テーブルにおいて、SIP端末の各々に対して優先DBサーバを一意的に設定すれば、上記輻輳からの早期復帰及び同期状態の容易かつ早期の回復が可能である。
また、DBサーバは3以上であってもよい。この場合、DBサーバの各々は互いに他のサーバのデータベースの情報を同期する。また、DBサーバの各々は自己の輻輳状態監視しかつ互いの輻輳状態の監視をし、いずれかの輻輳状態になった場合に、同期状態テーブルが書き換えられ、SIPサーバによる同期処理が停止する。そして、輻輳状態が解消すると、上記説明したように、DBサーバの各々は互いにデータベースの同期を行う。
その場合でも、SIPサーバの各々が自己が受信したREGISTER情報の各々に関するREGISTER情報テーブルにおいて、SIP端末の各々に対して優先DBサーバを一意的に設定すれば、上記輻輳からの早期復帰及び同期状態の容易かつ早期の回復が可能である。
また、上記実施例においては、優先DBサーバはSIPサーバ130、140が決定するとしたが、SIP端末が優先DBサーバ情報を設定するかもしくは予め保有しており、それをSIPサーバに送信することとしてもよい。
また、上記実施例においては、輻輳状態の判定基準として、CPUの使用率を用いる例について説明したが、判定基準は、データベースサーバの単位時間当たりのトランザクションの数等他の基準を用いてもよい。すなわち、データベースサーバに関する様々なパラメータが輻輳状態の判定に用いられ得る。
上述した実施例における種々の構成は、例示に過ぎず、用途等に応じて、適宜選択することができる。
100 サーバシステム
110 第1のデータベースサーバ
111、121 データベース
111A、121A REGISTER情報データベース
111B、121B 同期状態テーブル
113、123 輻輳監視部
115、125 情報同期管理部
120 第2のデータベースサーバ
130 第1のSIPサーバ
131、141 REGISTER情報送受信部
140 第2のSIPサーバ
150 SIP端末

Claims (6)

  1. 通信処理を行う少なくとも1つの処理サーバと、前記処理サーバとネットワークを介して接続された第1のデータベースサーバと、前記少なくとも1つの処理サーバ及び前記第1のデータベースサーバとネットワークを介して接続された第2のデータベースサーバと、を備えたデータベースシステムであって、
    前記処理サーバは、前記通信処理に関連する処理情報の各々に送信先のデータベースサーバを指定する優先サーバ情報を付与し、前記優先サーバ情報に基づいて前記処理情報及び前記処理情報に係る同期要求を前記第1のデータベースサーバまたは前記第2のデータベースサーバに送信する処理情報送信部を有し、
    前記第1のデータベースサーバは、前記処理サーバから送信された前記処理情報を受信して格納する第1の受信格納部と、前記第1の受信格納部に格納された前記処理情報を前記同期要求に従って前記第2のデータベースサーバに送信する第1の送信部と、前記第1のデータベースサーバにおいて輻輳が発生しているか否かを判定する第1の輻輳監視部と、を有し、
    前記第2のデータベースサーバは、前記処理サーバから送信された前記処理情報を受信して格納する第2の受信格納部と、前記第2の受信格納部に格納された前記処理情報を前記同期要求に従って前記第1のデータベースサーバに送信する第2の送信部と、前記第2のデータベースサーバにおいて輻輳が発生しているか否かを判定する第2の輻輳監視部と、を有し、
    前記処理サーバは、前記第1の輻輳監視部または前記第2の輻輳監視部が輻輳が発生しているとする輻輳判定していることを検知した場合に、前記同期要求の送信を停止することを特徴とするデータベースシステム。
  2. 前記処理サーバは、前記同期要求の送信の停止後、前記第1の輻輳監視部及び前記第2の輻輳監視部のいずれもが輻輳が発生していないとする輻輳解消判定をしたことを検知した際に、前記同期要求の送信を再開することを特徴とする請求項1に記載のデータベースシステム。
  3. 前記第1の送信部は、前記輻輳判定以後かつ前記輻輳解消判定以前に前記第1の受信格納部によって受信され格納された処理情報を前記第2の受信格納部に送信し、前記第2の送信部は、前記輻輳判定以後かつ前記輻輳解消判定以前に前記第2の受信格納部によって受信され格納された処理情報を前記第1の受信格納部に送信することを特徴とする請求項2に記載のデータベースシステム。
  4. 前記処理サーバの各々は、それぞれ特定のデータベースサーバを指定する優先サーバ情報を付与することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載のデータベースシステム。
  5. ネットワークに接続され前記ネットワークから情報を受信する第1のデータベースサーバと、前記第1のデータベースサーバと前記ネットワークを介して接続され前記ネットワークから情報を受信する第2のデータベースサーバと、を備えたデータベースシステムであって、
    前記第1のデータベースサーバは、前記ネットワークから受信して更新した情報をその更新時刻とともに格納する第1の受信格納部と、前記第1の受信格納部に格納された情報を前記第2のデータベースサーバに送信する第1の送信部と、前記第1のデータベースサーバにおいて輻輳が発生しているか否かを判定する第1の輻輳監視部と、を有し、
    前記第2のデータベースサーバは、前記ネットワークから受信して更新した情報をその更新時刻と共に格納する第2の受信格納部と、前記第2の受信格納部に格納された情報を前記第1のデータベースサーバに送信する第2の送信部と、前記第2のデータベースサーバにおいて輻輳が発生しているか否かを判定する第2の輻輳監視部と、を有し、
    前記第1の送信部及び第2の送信部は、前記第1の輻輳監視部または前記第2の輻輳監視部が輻輳が発生しているとする輻輳判定をしていることを検知した際に前記第1及び第2のデータベースサーバへの前記情報の送信を停止し、前記第1の輻輳監視部または第2の輻輳監視部が輻輳が解消しているとする輻輳解消判定をしていることを検知した際に前記第1及び第2のデータベースへの情報の送信を再開し、
    前記第1及び第2の受信格納部は、前記第1または第2の輻輳監視部が前記輻輳判定をした時刻及び前記輻輳解消判定をした時刻を保持していることを特徴とするデータベースシステム。
  6. 前記第1の送信部は、前記更新時刻並びに前記第1または第2の輻輳監視部が前記輻輳判定をした時刻及び前記輻輳解消判定をした時刻に基づいて、前記輻輳判定以後かつ前記輻輳解消判定以前に前記第1の受信格納部によって受信されて更新された情報を前記第2の受信格納部に送信し、前記第2の送信部は、前記更新時刻並びに前記第1または第2の輻輳監視部が前記輻輳判定をした時刻及び前記輻輳解消判定をした時刻に基づいて、前記輻輳判定以後かつ前記輻輳解消判定以前に前記第2の受信格納部によって受信されて更新された情報を前記第1の受信格納部に送信することを特徴とする請求項5に記載のデータベースシステム。
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