JP2016086280A - 色変換パラメータ選択装置および色変換パラメータ選択方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザのプロファイル選択作業が発生したり、意図しないカラープロファイルを選択してしまうことがある。【解決手段】所定の被写体を予め光源毎に撮像して得られた光源別の画素値を取得する。被写体を撮像した画像データを入力する。そして、入力した画像データに含まれる被写体に対応する領域の画素の画素値と取得した光源別の画素値との差分が最小となる光源を決定する。決定した光源に対応する色変換パラメータを選択する。【選択図】図2
Description
本発明は、撮像画像の色変換を行うための技術に関する。
デジタル一眼レフカメラやデジタルシネマカメラでは、シーンによらず同じ色調で撮像することを可能にするホワイトバランス機能が備えられている。ホワイトバランス機能を実現するために、例えば、太陽光、曇天、日陰、白熱灯、蛍光灯などのカラープロファイルが用意されていることが多い。基本的に、使用するカラープロファイルをこれらのプリセットされたカラープロファイルにセットすると、それぞれの光源下にて白を白として撮像することができるようになる。このようなプリセットされたカラープロファイルを用いるワークフローの一例として、デジタルシネマカメラのRGBデータをデジタルシネマの色空間であるACES色空間に変換する処理がある。この処理では光源や撮像ISO感度毎に被写体の色温度を所望のホワイトバランスに変換するためのカラープロファイル(IDTプロファイル)が用意されている。そして、色変換に適したIDT(Input Device Transform)プロファイルをユーザが直接選択することが行なわれている。
IDTプロファイルは撮像光源や撮像ISO感度に応じて多数用意されていることがある。ユーザ環境によってはカラープロファイル名が類似している場合や、色変換結果が類似している場合があり、ユーザの操作により不適切なカラープロファイルが選択されるという問題が発生することがある。また、対応するカラープロファイルが用意されていない場合、既存のカラープロファイルの中から所望の色変換に近いものを選択し色変換を行う必要が発生する。このようなカラープロファイルの選択作業には、ワークフローならびにカラーマネジメントに関する深い知識と熟練度の高い主観判断が要求されるため、ユーザにとって負荷が大きい。
このような問題を解決するため、あらかじめプリセットされた複数のカラープロファイルの中から、最も適したカラープロファイルを自動選択する技術が特許文献1に開示されている。特許文献1は、色特性が不明な用紙の分光反射特性から算出される特徴量に基づいて、予め登録された複数の既登録用紙のうち、色再現特性が最も近いカラープロファイルを自動抽出する技術を開示している。
しかしながら、特許文献1の技術をカメラの撮影シーンに適用して撮影シーンの分光反射特性のみからカラープロファイルを選択すると、ユーザの意図しない色変換となる場合がある。
本発明に係る色変換パラメータ選択装置は、所定の被写体を予め光源毎に撮像して得られた光源別の画素値を記憶する画素値記憶手段から光源別の画素値を取得する取得手段と、前記被写体を撮像した画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データに含まれる前記被写体に対応する領域の画素の画素値と前記取得した光源別の画素値との差分が最小となる光源を決定する決定手段と、前記決定した光源に対応する色変換パラメータを、光源別の色変換パラメータを記憶する色変換パラメータ記憶手段から選択する選択手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザのプロファイル選択作業を削減し作業効率を高めるとともに、意図しないカラープロファイルの選択を防止することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明を好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例にすぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
<<第1の実施形態>>
<システム構成例>
図1は本実施形態における情報処理装置の構成図である。なお、以下で説明するように、本実施形態における情報処理装置は、色変換処理に用いるカラープロファイルを選択する色変換パラメータ選択装置であり、その後、選択したカラープロファイルを用いて色変換処理も行なうことができる。よって、以下では、情報処理装置を色変換処理装置として説明することにする。
<システム構成例>
図1は本実施形態における情報処理装置の構成図である。なお、以下で説明するように、本実施形態における情報処理装置は、色変換処理に用いるカラープロファイルを選択する色変換パラメータ選択装置であり、その後、選択したカラープロファイルを用いて色変換処理も行なうことができる。よって、以下では、情報処理装置を色変換処理装置として説明することにする。
色変換処理装置は、CPU101、メインメモリ102、HDD103、汎用インタフェース104、ディスプレイ105、メインバス106、キーボードやマウス等の指示入力部107、外部記憶装置108、カメラ109、測定器110を備える。汎用インタフェース104は、指示入力部107や外部記憶装置108などをメインバス106に接続する。
以下では、CPU101がHDD103に格納された各種ソフトウェア(コンピュータプログラム)を動作させることで実現する各種処理について述べる。
まず、CPU101は、指示入力部107に対するユーザの指示により、HDD103や外部記憶装置108に格納されている色変換アプリケーションを起動する。そして、色変換アプリケーションをメインメモリ102に展開する。続いて、HDD103や外部記憶装置108に格納されている各種データが、CPU101からの指令に基づきメインバス106経由によりメインメモリ102に転送される。メインメモリ102に転送された各種データは、CPU101からの指令により所定の演算処理が行われ、演算処理の結果がメインバス106経由によってディスプレイ105上に表示あるいは、HDD103や外部記憶装置108に格納される。
次に、色変換アプリケーションが、画像データに適したカラープロファイルを自動で選択する処理について説明する。本実施形態のユースケースの例として、まずプレ撮像を行って得られた画像データを入力する。そして、その入力された画像データに適したカラープロファイルを自動で選択する。その後、選択されたカラープロファイルを用いてその場所で本撮像を行なう。以下の実施形態では、このプレ撮像を行なってカラープロファイルを自動で選択する処理を中心に説明を行なうものとする。なお、プレ撮像において入力する画像データは、各光源で撮像した際の画素値が既知である被写体を含むものとする。また、光源の一例として、太陽光やタングステン光をはじめ、CIE(国際照明委員会)で定める標準光源や補助標準光源などのユーザが作業を行う光源が挙げられる。また、画素値が既知である被写体の一例として、色校正用のカラーチャートを用いるものとして説明を行う。なお、光源別に撮像した際の画素値が既知な被写体であればどのようなものでもよく、カラーチャートを用いなくても構わない。
図2は、本実施形態における色変換処理装置の論理構成を示す図である。なお前述の通り、本実施形態においては、色変換処理アプリケーションソフトウェアとして実現される。
図2において色変換処理装置は、画像データ入力部201、光源別画素値記憶部202、画素値比較部203、色変換部204、出力部205を有する。画像データ入力部201は、カメラ109で撮像した画像データを入力する。光源別画素値記憶部202は、予め分光反射率が既知である被写体を光源毎に撮像した場合の画素値が記憶されている。画素値比較部203では、光源別画素値記憶部202に記憶された画素値と入力された画像データのうち画素値が既知である被写体領域の画素値とを比較し差分が最小となる光源を選択する。色変換部204は、画素値比較部203で選択した光源から決定される、HDD103や外部記憶装置108に記憶されたカラープロファイル(色変換パラメータ)を用いて画像データの色変換を行う。つまり、HDD103や外部記憶装置108は色変換パラメータ記憶部として機能し、色変換パラメータ部には後述するように光源毎の色変換パラメータが記憶されている。出力部205では、選択されたカラープロファイルを用いた色変換結果を出力し、HDD103や外部記憶装置108にデータを保存する。
<色変換処理動作>
図3は色変換アプリケーションにて実行される色変換処理のフローチャートである。ステップS301で画素値比較部203は、画像データ入力部201に入力された画像データを取得する。入力される画像データは、光源別画素値記憶部202に記憶されている画素値の元となる被写体と同じ被写体を含む画像データである。
図3は色変換アプリケーションにて実行される色変換処理のフローチャートである。ステップS301で画素値比較部203は、画像データ入力部201に入力された画像データを取得する。入力される画像データは、光源別画素値記憶部202に記憶されている画素値の元となる被写体と同じ被写体を含む画像データである。
ステップS302で画素値比較部203は、予め分光反射率が既知である被写体を光源毎に撮像した場合の画素値を光源別画素値記憶部202から取得する。光源別画素値記憶部202に記憶されたデータの例を図4に示す。本実施形態では、RGBの各画素値を記憶しているものとする。図4に示すように、左から光源番号,R画素値、G画素値、B画素値の順に表記されている。
ステップS303で画素値比較部203は、ステップS302で取得した光源別の画素値とステップS301で取得した画像データの画素値との差分が最小となる光源を選択する。この処理の詳細については後述する。
ステップS304で色変換部204は、ステップS303で選択された光源に対応するカラープロファイルを決定する。HDD103や外部記憶装置108に記憶されたカラープロファイルの例を図5に示す。色変換装置は、図5に示すような各光源に対応した複数のカラープロファイルを予めHDD103や外部記憶装置108に記憶している。図5に示すように、各カラープロファイルには、左から光源番号,γ値、マトリクスが表記されている。γ値やマトリクスを用いて色変換処理が行なわれる。ステップS304では、このような予め用意された複数のカラープロファイルの中から、ステップS303で選択された光源に対応するカラープロファイルを、色変換処理で用いるプロファイルとして決定する。なお、カラープロファイルに記載されている変換情報の一例として、ここではγと3x3マトリクスを用いるものとするが、γの代わりに1DLUTやゲインであっても構わないのは言うまでもない。また、3x3マトリクスの代わりに定数項を用いる3x4マトリクスや、多次項を用いたマトリクスであっても構わないのは言うまでもない。さらに3DLUTを用いてもよい。
ステップS305で色変換部204は、ステップS301で取得した画像データとステップS304で取得したカラープロファイルとから色変換を行う。例えば、ステップS304で決定したプロファイルが適切なものかをディスプレイ105に出力された色変換された画像を見てユーザが確認する。なお、このステップS305の色変換処理は、上記で説明したプレ撮像の段階では行なわなくてもよい。
<画素値比較部動作>
次に、ステップS303の画素値の差分が最小となる光源を決定する処理の詳細について説明する。図6はステップS303で実行する処理のフローチャートである。
次に、ステップS303の画素値の差分が最小となる光源を決定する処理の詳細について説明する。図6はステップS303で実行する処理のフローチャートである。
ステップS601で画素値比較部203は、画像データ入力部201に入力された画像データの被写体領域における画素の画素値を取得するとともに、光源の番号を表す変数iに0を設定する。また、後述の処理に用いる閾値Tの初期値に65535を設定する。なお、閾値Tの初期値は一例であり、十分大きい値であればよく別の値であっても良い。本実施形態では、カラーチャートのうちの特定の色の領域を被写体として扱うものとする。また、画素値比較部203は、入力された画像データのうち、被写体の領域を抽出し、被写体領域における画素の画素値を抽出する。被写体領域の抽出は、ユーザによって指示入力部107を介して行なわれてもよいし、光源別画素値記憶部202に記憶されている画素値の元となる被写体との間でブロックマッチングなどを行い抽出してもよい。
ステップS602で画素値比較部203は、i(i=0〜N)番目の光源に対応する画素値を光源別画素値記憶部202から取得する。
ステップS603で画素値比較部203は、光源別画素値記憶部202から取得したi番目の光源に対応する画素値とステップS601で取得した画像データの画素値とを比較し評価値を算出する。評価値は、例えば式1から求めることができる。式1において、評価値をE、i番目の光源に対応する被写体の画素値をそれぞれRi、Gi、Bi、画像データの画素値をそれぞれR、G、Bとする。
ステップS604で画素値比較部203は、ステップS603で算出した評価値Eと閾値Tとを比較し、評価値Eが閾値Tより小さければステップS605へ、そうでなければステップS606へ進む。
ステップS605で画素値比較部203は、式2で示すように、閾値Tを評価値Eで置き換えるとともに、差分が最小となる光源を表す番号lに現在の処理対象の光源を表すiを設定する。
ステップS606で画素値比較部203は、全ての光源に対応する被写体の画素値と画像データの画素値とを比較したかを判定する。すなわち、i=Nであるかを判定する。全ての光源に対応する画素値と画像データの比較を行っていれば終了に関する動作を行い、そうでなければ光源を表す変数iに1を加えてステップS602へジャンプする。図6の処理が終了した場合における光源lが差分が最小となる光源として選択される。
なお、本実施形態では、ステップS303及び図6では、ある特定の画素に対する画素値を比較する例を挙げて説明したが、複数の画素に対して同様の処理を行ない、差分が最小となる光源を求めても良い。例えば、カラーチャートのうちの複数の色の画素について図6に示す処理を繰り返し行ない、選択された光源の回数が最も多い光源をカラープロファイルの選択に用いても良い。
本実施形態によれば、プレ撮像前に予め分光反射率が既知である被写体を光源毎に撮像した場合の画素値とプレ撮像時の画像データの被写体領域の画素値とを比較して、差分が最小となる光源を自動選択してカラープロファイルを決定する。本撮像では、この決定したカラープロファイルを用いて色変換を行う。これにより、ユーザのプロファイル選択作業を削減し作業効率を高めるとともに、適切なカラープロファイルを選択することが可能になる。また、本実施形態によれば、予め光源毎に撮像した画素値との差分に基づいて処理を行なっているので、全く同じ光源のカラープロファイルがない場合であっても、類似した光源のカラープロファイルを選択することが可能となる。
<<第2の実施形態>>
第1の実施形態では、プレ撮像前に予め分光反射率が既知である被写体を光源毎に撮像した場合の画素値を用いてカラープロファイルを決定する処理について説明した。しかしながら、第1の実施形態の方法では、プレ撮像前に予め反射率が既知である被写体を光源毎に撮像した場合の画素値が用意されていない場合、差分が最小となる光源を自動選択することができない。以下では、プレ撮像前に予め光源に対応した画素値が用意されていない場合において、差分が最小となる光源を自動選択し、選択した光源に対応するカラープロファイルを決定する処理について説明する。なお、説明を簡単にするために、第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。
第1の実施形態では、プレ撮像前に予め分光反射率が既知である被写体を光源毎に撮像した場合の画素値を用いてカラープロファイルを決定する処理について説明した。しかしながら、第1の実施形態の方法では、プレ撮像前に予め反射率が既知である被写体を光源毎に撮像した場合の画素値が用意されていない場合、差分が最小となる光源を自動選択することができない。以下では、プレ撮像前に予め光源に対応した画素値が用意されていない場合において、差分が最小となる光源を自動選択し、選択した光源に対応するカラープロファイルを決定する処理について説明する。なお、説明を簡単にするために、第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。
本実施形態では、入力する画像データ内の少なくとも一部の被写体について、HDD103や外部記憶装置108に分光反射率を保持するか、測定器110から分光反射率を取得するものとする。
図7は、本実施形態における色変換処理装置の論理構成を示す図である。なお前述の通り、本実施形態においては、色変換処理アプリケーションソフトウェアとして実現される。
図7において色変換処理装置は、被写体分光反射率入力部701、分光特性記憶部702、画素値算出部703、画像データ入力部704、画素値比較部705、色変換部706、出力部707を有する。
被写体分光反射率入力部701は、HDD103や外部記憶装置108に保持された被写体の分光反射率データか、測定器110にて測定した被写体の分光反射率データを入力する。画像データ入力部704は、この分光反射率データが保持されている被写体と同じ被写体をカメラ109で撮像した画像データを入力する。
分光特性記憶部702にはカメラ109のカラーフィルタの分光透過率及び前述の様々な光源に対応する分光分布データなどの分光特性データが記憶されている。
画素値算出部703は、被写体分光反射率入力部701より入力される被写体の分光反射率データと、分光特性記憶部702に記憶された分光特性データとから、被写体を各光源の下で撮像した際に取得される理想的な画素値である理想画素値を算出する。
画素値比較部705は、算出した理想画素値と入力された画像データの被写体領域の画素値とを比較し差分が最小となる光源を選択する。色変換部706や出力部707は、図2の色変換部204と出力部205と同様である。
<色変換アプリケーションにおける動作>
図8は第2の実施形態での色変換アプリケーションにて実行される処理のフローチャートである。
図8は第2の実施形態での色変換アプリケーションにて実行される処理のフローチャートである。
ステップS801で画素値比較部705は、画像データ入力部704に入力された画像データを取得する。入力される画像データは、被写体分光反射率入力部701より分光反射率データが入力される処理対象の被写体と同じ被写体を含む画像データである。また、画素値比較部203は、入力された画像データのうち、被写体の領域を抽出し、被写体領域における画素の画素値を抽出する。
ステップS802で画素値算出部703は、各光源の下で処理対象の被写体を撮像した際に取得される理想画素値を算出する。ここで、理想画素値とは、被写体分光反射率入力部701より入力される被写体の分光反射率と、分光特性記憶部702に記憶された分光特性データの組み合わせにおいて、各光源で撮像した場合に記憶されるシミュレーション画素値である。
ステップS803で画素値比較部705は、ステップS802で算出した理想画素値と画像データ入力部704から入力された画像データの被写体領域の画素値とを比較し、差分が最小となる光源を選択する。ステップS802の処理は、対象が理想画素値であるか光源別画素値記憶部202に記憶されている光源別画素値かが違うのみであり、その他の処理はステップS303で説明したものと同様である。また、ステップS804のプロファイル決定処理と、ステップS805の色変換処理は、図3のステップS304とステップS305で説明したものと同様である。
<理想画素値算出動作>
図9は第2の実施形態でのステップS802にて実行される理想画素値算出処理のフローチャートである。
図9は第2の実施形態でのステップS802にて実行される理想画素値算出処理のフローチャートである。
ステップS901で画素値算出部703は、処理対象の被写体の分光反射率データを取得する。また、光源情報の番号を表す変数iに0を設定する。ステップS902で画素値算出部703は、カメラのカラーフィルタの分光特性を取得する。
ステップS903で画素値算出部703は、i番目の光源に対応する分光特性を取得する。ステップS904で画素値算出部703は、ステップS901で取得した分光反射率とステップS902で取得したカメラのカラーフィルタの分光特性と、ステップS903で取得した光源の分光特性とから理想画素値を算出する。すなわち、i番目の光源下で撮像した場合の理想画素値RiGiBiを式3より算出する。ここで、分光反射率をR(λ)、カラーフィルタの分光特性をT(λ)、光源の分光特性をS(λ)、Kを定数とする。
ステップS905で画素値算出部703は、全ての光源に対応する理想画素値を算出したかを判定し、全ての光源に対して行っていれば終了に関する処理を行い、そうでなければ光源の番号を表す変数iに1を加えてステップS903へジャンプする。このように処理を繰り返すことで、実際の各光源下で撮像して得られた画素値ではないものの、分光特性データに基づいて各光源下での理想画素値を算出することができる。そして、このように算出した理想画素値を第1の実施形態の光源別画素値の代わりに用いても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
すなわち、本実施形態によれば、被写体の分光反射率とカメラのカラーフィルタの分光特性と光源の分光特性とから、光源各々の下で撮像した際に取得される理想画素値を算出する。さらに、理想画素値とカメラで撮像したデータの画素値とを比較することによりその撮像場所の光源に最も近い光源を自動選択し、選択した光源に対応するカラープロファイルを決定することができる。これにより、あらかじめ光源各々の下で撮像した際に取得される画素値が用意されていない場合であっても、ユーザのプロファイル選択作業を削減し作業効率を高めるとともに、常に適切なカラープロファイルを選択することが可能になる。
<<第3の実施形態>>
近年、デジタルシネマカメラでは、広い露光範囲の撮像とデータ量の削減を両立するため、リニア特性の撮像データではなくlоg特性を用いた撮像データの記録が普及している。このような撮像データに対しては、あらかじめlоg特性をキャンセルしてリニア特性に変換してから現像処理が行われる。しかしながら、lоg特性のキャンセルを行なう場合、ISО感度等の撮像条件ごとにパラメータが異なっていることがある。すなわち、log特性からリニア特性への変換は撮像条件に依存することがある。そのため、ユーザは撮像データの現像の際に、光源だけでなく撮像条件の両方に対応したカラープロファイルを選択する必要がある。本実施形態では、このように光源及び撮像条件の両方に対応したカラープロファイルを選択する処理に関するものである。
近年、デジタルシネマカメラでは、広い露光範囲の撮像とデータ量の削減を両立するため、リニア特性の撮像データではなくlоg特性を用いた撮像データの記録が普及している。このような撮像データに対しては、あらかじめlоg特性をキャンセルしてリニア特性に変換してから現像処理が行われる。しかしながら、lоg特性のキャンセルを行なう場合、ISО感度等の撮像条件ごとにパラメータが異なっていることがある。すなわち、log特性からリニア特性への変換は撮像条件に依存することがある。そのため、ユーザは撮像データの現像の際に、光源だけでなく撮像条件の両方に対応したカラープロファイルを選択する必要がある。本実施形態では、このように光源及び撮像条件の両方に対応したカラープロファイルを選択する処理に関するものである。
以下では、光源ならびに撮像条件の両方に対応したカラープロファイルを自動選択する方法について説明する。なお、説明を簡単にするために、第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。
<色変換アプリケーションにおける動作>
図10は色変換アプリケーションにて実行される処理のフローチャートである。
図10は色変換アプリケーションにて実行される処理のフローチャートである。
ステップS1001で画素値比較部203は、画像データ入力部201に入力された画像データを取得する。第3の実施形態において入力される画像データも、第1の実施形態と同様に光源別画素値記憶部202に記憶されている画素値の元となる被写体と同じ被写体を含む画像データである。この画像データ入力部201に入力された画像データは、前述のようにlog特性をキャンセルしてリニア特性に変換された画像データである。撮像データにはその撮像時の撮像条件を記録したメタデータが付加されており、このメタデータから得られる撮像条件を用いてlog特性のキャンセルが行なわれているものとする。
ステップS1002で画素値比較部203は、被写体の光源および撮像条件別画素値を光源別画素値記憶部202から取得する。図11は、光源別画素値記憶部202に記憶されている被写体の画素値の例を示す図である。図11に示すように、左から光源番号,撮像条件、R画素値、G画素値、B画素値の順に記憶されている。本実施形態では、このように処理対象の被写体の光源および撮像条件別の画素値が予め光源別画素値記憶部202に記憶されている。これらの画素値はリニア特性の画素値である。なお、図11では撮像条件の一例として露光量に対応するISO感度を用いる例を示しているが、シャッタースピード、絞り値等、撮像条件を示すものであればよい。
ステップS1003で画素値比較部203は、ステップS1002で取得した被写体の光源および撮像条件別画素値とステップS1001で取得した画像データの画素値とを比較し差分が最小となる光源および撮像条件を決定する。
ステップS1004で画素値比較部203は、ステップS1003で決定した、差分が最小となる光源および撮像条件に対応するカラープロファイルを決定する。ステップS1005の色変換処理は、第1の実施形態で説明したものと同様である。
<画素値比較部動作>
図12はステップS1003で実行する差分が最小となる光源および撮像条件を決定する処理のフローチャートである。
図12はステップS1003で実行する差分が最小となる光源および撮像条件を決定する処理のフローチャートである。
ステップS1201で画素値比較部203は、画像データ入力部201に入力された画像データのうち、被写体の領域を抽出し、被写体領域における画素の画素値を取得するとともに、光源の番号を表す変数iに0を設定する。また、撮像条件を表す変数jに0を設定する。また、後述の処理に用いる閾値Tの初期値に65535を設定する。
ステップS1202で画素値比較部203は、i(i=0〜N)番目の光源のうち、撮像条件j(j=0〜M)に対応する被写体の画素値を光源別画素値記憶部202から取得する。
ステップS1203で画素値比較部203は、i番目の光源かつ撮像条件jに対応する被写体の画素値と画像データの画素値とを比較し式4から評価値を算出する。式4において、評価値をE、i番目の光源かつ撮像条件jに対応する被写体の画素値RijGijBij、画像データの画素値をRGBとする。
ステップS1204で画素値比較部203は、ステップS1203で算出した評価値Eと閾値Tとを比較し、評価値Eが閾値Tより小さければステップS1205へ、そうでなければステップS1206へ進む。
ステップS1205で画素値比較部203は、閾値Tを評価値Eで置き換えるとともに、差分が最小となる光源を表す変数kおよび撮像条件を表す変数mの各々に、光源iと撮像条件jを設定する。
ステップS1206で画素値比較部203は、i番目の光源における全ての撮像条件に対する被写体の画素値と画像データの画素値とを比較したかを判定する。すなわち、j=Mかを判定する。全ての撮像条件に対して比較を行っていればステップS1207へ、そうでなければ撮像条件を表す変数jに1を加えてステップS1202へジャンプする。
ステップS1207で画素値比較部203は、全ての光源に対する被写体の画素値と画像データの画素値とを比較したかを判定する。すなわち、i=Nであるかを判定する。全ての光源に対して比較を行っていれば終了に関する動作を行い、そうでなければ光源を表す変数iに1を加えてステップS1202へジャンプする。
本実施形態によれば、予め記憶されている、各光源および各撮像条件の下で撮像した際の画素値と画像データとを比較して、差分が最小となる光源および撮像条件を自動選択し、選択した光源および撮像条件に対応するカラープロファイルを用いて色変換を行う。これにより、ユーザのプロファイル選択作業を削減し作業効率を高めるとともに、適切なカラープロファイルを選択することが可能になる。
<<第4の実施形態>>
第3の実施形態の処理は、各光源および各撮像条件で撮像した画素値が予め用意されていることを前提とした処理である。第4の実施形態においては、予め各光源および各撮像条件に撮像した画素値が用意されていない場合において、適切なカラープロファイルを決定する処理について説明する。なお、説明を簡単にするために、第3の実施形態と異なる部分のみ説明する。
第3の実施形態の処理は、各光源および各撮像条件で撮像した画素値が予め用意されていることを前提とした処理である。第4の実施形態においては、予め各光源および各撮像条件に撮像した画素値が用意されていない場合において、適切なカラープロファイルを決定する処理について説明する。なお、説明を簡単にするために、第3の実施形態と異なる部分のみ説明する。
第3の実施形態では、入力する画像データ内の少なくとも一部の被写体について、HDD103や外部記憶装置108に分光反射率を保持するか、測定器110にて分光反射率を測定するものとする。
図13は、本実施形態における色変換処理装置の論理構成を示す図である。なお前述の通り、本実施形態においては、色変換処理アプリケーションソフトウェアとして実現される。
図13において色変換処理装置は、被写体分光反射率入力部701、分光特性記憶部702、画素値算出部703、画像データ入力部704、色特性比較部1301、色変換部706、出力部707を有する。図13の構成では、色特性比較部1301以外の構成は、第2の実施形態で説明したものと同様の構成である。
<色変換アプリケーションにおける動作>
図14は第4の実施形態での色変換アプリケーションにて実行される処理のフローチャートである。ステップS1401で色特性比較部1301は、画像データ入力部704に入力された画像データを取得する。
図14は第4の実施形態での色変換アプリケーションにて実行される処理のフローチャートである。ステップS1401で色特性比較部1301は、画像データ入力部704に入力された画像データを取得する。
ステップS1402で色特性比較部1301は、式3及び式5から各光源下における理想画素値を算出する。なお、式5の計算は式3の計算が行われた後に行う。ここで、α、β、γおよびK、L、Mは各々撮像条件毎に設定される値であり、画像データ入力部704に入力された画像データを撮像した際のメタデータをHDD103や外部記憶装置108から取得することで設定される。
ステップS1403で色特性比較部1301は、最も近い色再現特性を有する光源を選択し、さらにゲインを算出する。なお、ゲインとは、ステップS1402で算出される理想画素値と画像データ入力部704から入力される画素値との比を表す。
ステップS1404で色特性比較部1301は、差分が最小となる光源とゲインとに対応するプロファイルを取得する。HDD103や外部記憶装置108に記憶されたプロファイル情報の例を図15に示す。図15に示すように、左から光源番号,ゲイン、γ値、マトリクス順に表記されている。
ステップS1405で色変換部706は、ステップS1401で取得した画像とステップS1404で取得したプロファイルから色変換を行う。
<色特性比較>
図16は、本実施形態における色特性比較部1301の論理構成を示す図である。図16において、色特性比較部1301は、理想画素値入力部1601、画像データ入力部1602、カラーバランス算出部1603、カラーバランス比較部1604、ゲイン算出部1605、出力部1606を有する。理想画素値入力部1601から入力される理想画素値と画像データ入力部1602から入力される画像データの画素値とはカラーバランス算出部1603に入力される。カラーバランス算出部1603では入力された理想画素値のカラーバランスと画像データの画素値のカラーバランスとをそれぞれ算出する。カラーバランス比較部1604では理想画素値と画像データの画素値とのカラーバランスの差分が最小となる光源を決定する。ゲイン算出部1605では理想画素値と画像データの画素値とからゲインを算出する。出力部1606は、最も近い色再現特性を有する光源とゲインを出力する。なお、本実施形態では、全ての撮像条件を網羅したデータを予め持つようなことは想定していない。従って、実施形態3で説明したような画素値での比較をする代わりに、RGBのカラーバランスを比較して、近いものを選択する処理を採用している。
図16は、本実施形態における色特性比較部1301の論理構成を示す図である。図16において、色特性比較部1301は、理想画素値入力部1601、画像データ入力部1602、カラーバランス算出部1603、カラーバランス比較部1604、ゲイン算出部1605、出力部1606を有する。理想画素値入力部1601から入力される理想画素値と画像データ入力部1602から入力される画像データの画素値とはカラーバランス算出部1603に入力される。カラーバランス算出部1603では入力された理想画素値のカラーバランスと画像データの画素値のカラーバランスとをそれぞれ算出する。カラーバランス比較部1604では理想画素値と画像データの画素値とのカラーバランスの差分が最小となる光源を決定する。ゲイン算出部1605では理想画素値と画像データの画素値とからゲインを算出する。出力部1606は、最も近い色再現特性を有する光源とゲインを出力する。なお、本実施形態では、全ての撮像条件を網羅したデータを予め持つようなことは想定していない。従って、実施形態3で説明したような画素値での比較をする代わりに、RGBのカラーバランスを比較して、近いものを選択する処理を採用している。
図17は本実施形態での色特性比較部1301における色特性比較にて実行される処理のフローチャートである。
ステップS1701で色特性比較部1301は、理想画素値入力部1601から入力された理想画素値と画像データ入力部1602から入力された画像データの画素値とを取得するとともに、光源情報の番号を表す変数iに0を設定する。また、後述の処理に用いる閾値Tの初期値に65535を設定する。
ステップS1702で色特性比較部1301は、理想画素値のカラーバランスと画像データの画素値のカラーバランスとを式6のようにそれぞれ算出する。なお、理想画素値RrefGrefBrefのカラーバランスをrrefgrefbref、画像データRpicGpicBpicの画素値のカラーバランスをrpicgpicbpicとする。
ステップS1703で色特性比較部1301は、i番目の光源情報に対応する理想画素値のカラーバランスrrefgrefbrefと画像データの画素値のカラーバランスrpicgpicbpicとを比較し式7から評価値を算出する。このとき、評価値をEとする。
ステップS1704で色特性比較部1301は、ステップS1703で算出した評価値Eと閾値Tとを比較し、評価値Eが閾値Tより小さければステップS1705へ、そうでなければステップS1706へ進む。
ステップS1705で色特性比較部1301は、閾値Tを評価値Eで置き換えるとともに、最も近い色再現特性を有する光源を表す番号jに光源情報を表すiを設定する。
ステップS1706で色特性比較部1301は、全ての光源の情報に対する被写体の理想画素値と画像データのカラーバランスを比較したかを判定する。全ての光源に対して比較を行っていればステップS1707へ進み、そうでなければ光源を表す変数iに1を加えてステップS1702へジャンプする。
ステップS1707で色特性比較部1301は、式8からゲイン値Vgain演算を行う。
本実施形態によれば、被写体の分光反射率とカメラのカラーフィルタの分光特性と光源の分光特性とから、各光源の下で撮像した際の理想画素値を算出する。次に、理想画素値と画像データの画素値のカラーバランスとを比較して、最も近い色再現特性を有する光源情報を選択する。さらに、理想画素値と撮像データとの比からゲインを算出し、最も近い撮像条件を選択する。最後に選択した光源および撮像条件に対応したプロファイルを用いて色変換を行う。これにより、あらかじめ光源に対応した画素値光源毎に撮像した際の画素値が用意されていない場合であっても、ユーザのプロファイル選択作業を削減し作業効率を高めるとともに、適切なカラープロファイルを選択することが可能になる。
<他の実施形態>
また、前記実施形態においては、光源別画素値と撮像画素値の比較、あるいは光源下での理想画素値と撮像画素値の比較においてRGB色空間上の値で評価値を算出していた。しかしながら、例えば、CIEXYZ空間や、CIELAB空間やCIELUV空間やCIECAM97、CIECAM02空間等の値に変換しても良いことは言うまでもない。また、この際の評価値Eの一例として、変換後の色空間におけるユークリッド距離やマハラノビス距離を用いても構わない。また、色度成分の差を用いても構わない。例えばCIEXYZ空間ではΔxy、CIELAB空間ではΔabが相当する。
また、前記実施形態においては、光源別画素値と撮像画素値の比較、あるいは光源下での理想画素値と撮像画素値の比較においてRGB色空間上の値で評価値を算出していた。しかしながら、例えば、CIEXYZ空間や、CIELAB空間やCIELUV空間やCIECAM97、CIECAM02空間等の値に変換しても良いことは言うまでもない。また、この際の評価値Eの一例として、変換後の色空間におけるユークリッド距離やマハラノビス距離を用いても構わない。また、色度成分の差を用いても構わない。例えばCIEXYZ空間ではΔxy、CIELAB空間ではΔabが相当する。
また、実施形態4において、撮像条件を表す値としてゲインを用いたが、撮像条件情報の少なくとも一つをパラメータとしても構わない。例えば、ISO感度やシャッタースピードや絞り値の何れか一つを用いても良い。また、ゲインと撮像条件の関係として、適正露出のISO感度をSref、シャッタースピードをTref、絞りをFrefとすると、少なくとも一つをパラメータとして用いる場合、各パラメータは次のように算出される。
なお、ISO感度やシャッタースピードや絞り値のうちいずれが該当するかは、撮像データにおけるメタデータから参照しても構わない。
また、前記実施形態では、色変換アプリケーションを例に説明したが、例えば、カメラやのRAW現像機能としてデバイスに組み込むようにしても良い。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するコンピュータ読取り可能なソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
201 画像データ入力部
202 光源別画素値記憶部
203 画素値比較部
204 色変換部
205 出力部
202 光源別画素値記憶部
203 画素値比較部
204 色変換部
205 出力部
Claims (8)
- 所定の被写体を予め光源毎に撮像して得られた光源別の画素値を記憶する画素値記憶手段から光源別の画素値を取得する取得手段と、
前記被写体を撮像した画像データを入力する画像データ入力手段と、
前記画像データに含まれる前記被写体に対応する領域の画素の画素値と前記取得した光源別の画素値との差分が最小となる光源を決定する決定手段と、
前記決定した光源に対応する色変換パラメータを、光源別の色変換パラメータを記憶する色変換パラメータ記憶手段から選択する選択手段と
を有することを特徴とする色変換パラメータ選択装置。 - 前記取得手段は、光源別でありかつ撮像条件別の画素値を記憶する前記画素値記憶手段から、前記光源別でありかつ撮像条件別の画素値を取得し、
前記決定手段は、前記画像データに含まれる前記被写体に対応する領域の画素の画素値と前記光源別でありかつ撮像条件別の画素値との差分が最小となる光源と撮像条件とを決定し、
前記選択手段は、前記決定した光源と撮像条件とに対応する色変換パラメータを、光源別でありかつ撮像条件別の色変換パラメータを記憶する色変換パラメータ記憶手段から選択することを特徴とする請求項1に記載の色変換パラメータ選択装置。 - 所定の被写体の分光反射率を入力する分光反射率入力手段と、
撮像装置を用いて前記被写体を撮像して得られた画像データを入力する画像データ入力手段と、
光源の分光特性と前記撮像装置の分光特性とを予め記憶する分光特性記憶手段から、前記光源の分光特性と前記撮像装置の分光特性とを取得する取得手段と、
前記入力された被写体の分光反射率と、前記取得した分光特性とに基づいて、前記被写体の各光源下での画素値をそれぞれ算出する算出手段と、
前記算出した各光源下での画素値と前記画像データに含まれる前記被写体に対応する領域の画素の画素値との差分が最小となる光源を決定する決定手段と、
前記決定した光源に対応する色変換パラメータを、光源別の色変換パラメータを記憶する色変換パラメータ記憶手段から選択する選択手段と
を有することを特徴とする色変換パラメータ選択装置。 - 前記決定手段は、
前記算出した各光源の画素値のカラーバランスと前記画像データの画素値のカラーバランスとの差分が最小となる光源を決定し、
前記差分が最小となるカラーバランスの比を決定し、
前記決定した比に対応する撮像条件を決定し、
前記選択手段は、前記決定した光源と撮像条件とに対応する色変換パラメータを、光源別でありかつ撮像条件別の色変換パラメータを記憶する色変換パラメータ記憶手段から選択することを特徴とする請求項3に記載の色変換パラメータ選択装置。 - 請求項3または4に記載の色変換パラメータ選択装置を備えた前記撮像装置であって、
画像データを撮像する撮像手段と、
前記撮像手段で撮像した画像データを、前記色変換パラメータ選択装置で選択された色変換パラメータを用いて色変換する色変換手段と
を有することを特徴とする撮像装置。 - 所定の被写体を予め光源毎に撮像して得られた光源別の画素値を記憶する画素値記憶手段から光源別の画素値を取得する取得ステップと、
前記被写体を撮像した画像データを入力する画像データ入力ステップと、
前記画像データに含まれる前記被写体に対応する領域の画素の画素値と前記取得した光源別の画素値との差分が最小となる光源を決定する決定ステップと、
前記決定した光源に対応する色変換パラメータを、光源別の色変換パラメータを記憶する色変換パラメータ記憶手段から選択する選択ステップと
を有することを特徴とする色変換パラメータ選択方法。 - 所定の被写体の分光反射率を入力する分光反射率入力ステップと、
撮像装置を用いて前記被写体を撮像して得られた画像データを入力する画像データ入力ステップと、
光源の分光特性と前記撮像装置の分光特性とを予め記憶する分光特性記憶手段から、前記光源の分光特性と前記撮像装置の分光特性とを取得する取得ステップと、
前記入力された被写体の分光反射率と、前記取得した分光特性とに基づいて、前記被写体の各光源下での画素値をそれぞれ算出する算出ステップと、
前記算出した各光源下での画素値と前記画像データに含まれる前記被写体に対応する領域の画素の画素値との差分が最小となる光源を決定する決定ステップと、
前記決定した光源に対応する色変換パラメータを、光源別の色変換パラメータを記憶する色変換パラメータ記憶手段から選択する選択ステップと
を有することを特徴とする色変換パラメータ選択方法。 - コンピュータを請求項1から4のいずれか一項に記載の色変換パラメータ選択装置として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014217490A JP2016086280A (ja) | 2014-10-24 | 2014-10-24 | 色変換パラメータ選択装置および色変換パラメータ選択方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014217490A JP2016086280A (ja) | 2014-10-24 | 2014-10-24 | 色変換パラメータ選択装置および色変換パラメータ選択方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2014217490A Pending JP2016086280A (ja) | 2014-10-24 | 2014-10-24 | 色変換パラメータ選択装置および色変換パラメータ選択方法 |
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- 2014-10-24 JP JP2014217490A patent/JP2016086280A/ja active Pending
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