JP2016085810A - 水中敷設電子装置のユニットの敷設方法及び敷設装置 - Google Patents

水中敷設電子装置のユニットの敷設方法及び敷設装置 Download PDF

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Abstract

【課題】水中照明装置等を含む水中敷設電子装置の多数のユニットを効率よく、正確に、しかも簡易且つ安価に敷設することのできる方法及びその装置を提供する。
【解決手段】ケーブルベアを構成する複数のセルの1又は複数個に水中敷設電子装置のユニット10を固定したユニット敷設ベア50を用意しておき、それを順次引き出しながら水中に敷設してゆく。
【選択図】図2

Description

本発明は、水中に敷設する照明装置や撮影装置等(これらを水中敷設電子装置と呼ぶ。)の照明ユニットや撮影ユニットを実際に水中に敷設するための方法及び装置に関する。
水中から水面上に光を投影したり、或いは水中の自然物や人工物を照明するため、従来より、水中に設置可能な水中照明装置が各種考案されている。更に、照明システムを複数の照明ユニットに分け、各照明ユニットを様々に配置し、且つ、各照明ユニット毎に個々に色や明るさを調整することのできる照明装置も製造されている(非特許文献1)。また、逆に、養殖魚の様子等を撮影するために水中(又は水底)に撮影ユニットを設置することもある。
このような照明装置や撮影装置等を長期間水中で使用するためには、水が侵入して光源や電気系統を傷めないように、その容器には高度な水密性が求められる。照明装置や撮影装置であるから、少なくとも一部には光を通すための透明なガラスや樹脂カバーを用いなければならないが、それと、物理的強度を確保するための金属製や硬質樹脂製の筐体との接合部において高度な水密性を確保しようとすると、装置は非常に高額となる。また、多数の装置を水中に設置し、それらを1〜2m程度の短かい電源線やネットワーク線で接続する使用方法の場合は、一つの装置に侵入した水が電線等を通じて他の装置に伝搬する現象も生じる。従って、価格の点でも、障害発生の点でも、従来の照明装置等は例えば用水路や海、池、プール等の全面に多数設置するような用途には不向きであった。
そこで、比較的低コストでありながら、長期間の使用に耐える水中照明装置等として、本出願人はこのような照明装置等の各水中ユニットを送気チューブで接続し、陸上に配置された給気装置から各水中ユニットに同ユニットが設置された水深より高い圧力の気体(空気等)を送り込むというシステムを考案した。これにより、たとえ一部の水中ユニットに気密漏れが生じたとしても、そこからの水の浸入を防止することができ、システム全体を保護することができる。
「19インチラックマウント商品・周辺機器オンラインショップ 地中埋設型・水中・水没・噴水用・ガーデンライト・ウォールウォッシャーライト・RGBライト」,株式会社ゼットコミュニケーションズ,[平成25年9月10日検索],インターネット<URL: http://19inch.jp/led/kapego.html>
このような照明装置等では、非常に多数の水中ユニットを、広い面積の範囲に亘る水中に敷設し、その際に、等間隔で定位置に設置することを要求される場合が多い。恒久的な設置の場合は、川・池・海等の底に杭を打つか、鋼材を井桁状に組み合わせた基礎を配置しその基礎に灯具を取り付けるが、短期間のイベントや本設置前の調査・デモなど仮設的な設置については、杭を打ったり基礎を作ると高額に過ぎることと、その工事に長時間を要する為、簡易で安価な設置方法を考案する必要があった。
本発明が解決しようとする課題は、水中照明装置等を含む水中敷設電子装置の多数のユニットを効率よく、正確に、しかも簡易且つ安価に敷設することのできる方法及びその装置を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明に係る水中敷設電子装置のユニットの敷設方法は、
ケーブルベアを構成する複数のセルの1又は複数個に前記ユニットを固定し、該ケーブルベアを目的地に敷設することを特徴とする。
「ケーブルベア」は株式会社椿本チエインの登録商標であるが、ここで言う「ケーブルベア」は同社製品に限られず、そのような機能及び構造を有するもの全てを指す。すなわち、ここで言うケーブルベアとは、電線やホース等の敷設及び設置に用いられるものであり、多数のハシゴ状のセルが互いに回動可能に、チェーンのように連結されて成るものである。隣接するセル同士は、一方の方向にはほぼ直角になるまで回動するが、反対の方向にはほとんど回動せず、フラットな状態となる。従って、全体としてコンパクトに巻き取ることができ、一方、敷設した後はほぼ平坦な状態を保持することができる。また、一般的なケーブルベアは、回動半径及び巻き半径を小さくし、スムーズに動作させるために、セルの長さはセルの幅と同等或いは短か目に構成されているが、本発明によるケーブルベアは使用時には回動しないので、1セルの長さは幅の数倍程度が適切である。
本発明に係る方法では、このケーブルベアを、水中照明装置や水中撮影装置等(これらをまとめて水中敷設電子装置と呼ぶ。その構成については、本出願人の上記考案に係る国際出願(PCT/JP2014/073322)に様々な例と共に詳しく記載されている。)の水中ユニットを水中に敷設するために用いる。
本発明の方法において、ユニットは、その敷設状態(間隔)に応じて、ケーブルベアを構成するセルの所定個数毎に固定すれば良い。もちろん、間隔が一定でない場合にはそれに応じた個数毎となるし、間隔が非常に短い場合(或いは、長いセルを用いる場合)には1個のセルに複数個のユニットを固定することもあり得る。
ユニット間を接続するケーブルがある場合は、そのケーブルもケーブルベア内に敷設する。後述するように、ユニット間を接続するケーブルには、電力や信号を伝送する電線の他、各ユニットにガス(空気等)を送給するチューブも含まれ得る。
本発明の方法において、複数のケーブルベアを並列に並べて敷設することもできる。この場合、それぞれのケーブルベアを自由に敷設しても良いが、並列に並べた複数のケーブルベアを、各セルに設けた連結棒固定機構を使い、規定間隔で連接することにより、ユニットをXY両方向に規定間隔に配置することができる。この連結棒固定機構の様々な形態については、後述の実施例において詳しく述べる。
本発明に係る水中敷設電子装置のユニットの敷設方法によれば、予め上記のような、ケーブルベアを構成する複数のセルの1又は複数個にユニットを固定したもの(以下、これを「ユニット敷設ベア」と呼ぶ。)を用意しておくだけで、複数個のユニットを容易に水中に敷設することができる。このようなユニット敷設ベアは、敷設前は巻き取っておくことができるため、コンパクトに保管することができ、敷設現場への運搬も容易となる。
本発明に係る水中敷設電子装置のユニットの敷設方法によれば、水中照明装置等を含む水中敷設電子装置の多数のユニットを効率よく、正確に、しかも簡易且つ安価に敷設することができる。また、予め作製しておいたユニット敷設ベアは、敷設前は巻き取っておくことができるため、コンパクトに保管することができ、敷設現場への運搬も容易となる。
本発明の一実施例であるユニット敷設ベアの平面図(a)及び側面図(b)。 実施例のユニット敷設ベアを巻き取った状態の側面図。 実施例のユニット敷設ベアを水中に敷設する際の状態を表す側面図。 実施例のユニット敷設ベアを敷設した状態を表す平面図。 実施例のユニット敷設ベアに固定される水中照明ユニットの平面図(a)及びX-X'断面図(b)。 水中照明ユニットを接続するために用いられるチューブの例の断面図(図5(b)のY-Y'断面)。 水中撮影ユニット平面図(a)及び水中照明・撮影ユニットの平面図(b)。 水中に敷設された多数の水中照明ユニットを作動させるためのマルチシリーズ型水中照明システムの第1の例の概略構成図。 同マルチシリーズ型水中照明システムの第2の例(マトリックス型)の概略構成図。
本発明の一実施例として、マルチシリーズ型水中照明システムの各照明ユニットを水中に敷設する方法及び装置を説明する。その前に、マルチシリーズ型水中照明システム(以下、単にシステムとも呼ぶ。)について、図5〜図9を用いて説明する。
図8はシステム全体の概略構成図である。本システムは、陸上に置かれる陸上部30と、水中Wに配置される水中部に大別される。水中部には多数の水中照明ユニット10が配置され、それらが所定個数毎にシリーズとして接続されている。図8の場合、点線の枠内の多数の水中照明ユニット10が1つのシリーズ20として、後述する送気チューブ40により直列に接続されている。図8の例では、このようなシリーズが更に複数、シリーズ20と並列に接続されている。
各ユニット10の接続は、このようにシリーズにする他、図9に示すように、ループ状又はマトリックス状にもすることができる。図9において、上部に描かれているグループ21では、複数のユニット10が送気チューブ40によりループ状に接続され、その両端が後述の分配器34に接続されている。こうすることにより、送気チューブ40の或る箇所で気体漏れが発生した場合でも、各水中照明ユニット10には少なくとも1本の送気チューブ40からの空気の供給が保証されるため、各水中照明ユニット10への浸水を防止することができる。
図9の下部に描かれているグループ22では、複数の水中照明ユニット10が送気チューブ40とT字形空気継手47及び十字形空気継手48で互いに接続されることにより、水中照明ユニット10のマトリックスを構成している。これにより、より多くの水中照明ユニット10に対して対応することができるようになり、その場合の送気チューブ40の破損に対する水中照明ユニット10の安全性を確保することができる。
次に、水中照明ユニット10について詳しく説明する。図5(a)は1個の水中照明ユニット10の平面図、図5(b)はそのX-X'断面図である。この例は光源として24個のフルカラーLED素子11を使用するものであるが、LED素子11の数は任意であり、また、RGBの各色がそれぞれ独立したLED素子を使用することもできる。さらには、光源は白熱電球や蛍光灯であってもよい。
各水中照明ユニット10は、金属性の略円盤状のケース12の上部開口にOリングを介してガラス板13が置かれ、そのガラス板13をネジ式の窓蓋14でケース12に押さえて気密構造としている。なお、ケース12としては、高度な気密性(水密性)を必要としないので、金属やプラスチック等によるIP67相当程度の簡易防水ケースで十分である。全体又は一部を樹脂等で作製する場合、後述するように内部に空気を入れると浮力で浮き上がってしまう場合があるので、そのときは、一部を金属製とするか、別途、底部や側部等に重りを付着させるとよい。
ケース12の側部両側にはそれぞれ1個の小さい側部開口が設けられており、そこに配管継手15が取り付けられている。なお、シリーズ20の末端の水中照明ユニット10x(図8)では、一方の(直前の水中照明ユニット10に連なる方の)側部開口にのみ配管継手15が取り付けられ、他方の(シリーズの末端の方の)側部開口の配管継手15は袋ネジとOリングで密閉される。各配管継手15にはゴム製又はプラスチック製の送気チューブ40が差し込まれ、この送気チューブ40により、各水中照明ユニット10は隣接する水中照明ユニット10若しくは後述する陸上部30の分配器34と接続されている。
水中照明ユニット10は、図7(a)に示すような、内部にカメラ(静止画カメラ、動画カメラのいずれでも良い。)111を備えた水中撮影ユニット110であっても良い。この水中撮影ユニット110は、例えば、水中から養殖魚を撮影する等の利用が可能である。また、図7(b)に示すように、カメラ211の他に照明用光源212を備えた水中撮影ユニット210であっても良い。この水中撮影ユニット210は、夜間や、光の届かないような深度での水中撮影が可能になる。以下、これらをまとめて水中照明ユニット10等と呼ぶ。
図6に示すように、送気チューブ40の中には、各水中照明ユニット10が使用する電力を供給する電力線41と、各LED素子11の点滅、発光強度及び発光色を制御するための制御信号を伝送する信号線42、及び共通のアース線43が通され、1つのシリーズ20やグループ21、22に属する複数の水中照明ユニット10に電力と制御信号を伝達する。なお、電力線41に信号を重畳する2線式や、信号線を送受信毎に設ける4線式など、このほかにも各種形態を採ることができる。電力線41に信号を重畳して伝送する場合、後述の分配回路36に信号重畳回路を、水中照明ユニット10の中に信号分離回路を付設しておく。
図8、図9に示すように、陸上部30は、電源装置(Power)31、制御回路(Cont)32、コンプレッサ(Comp)33、分配器(Div)34及び空気乾燥器(Dry)35を有する。電源装置31は、全水中照明ユニット10及びこの陸上部30の各部に電源を供給するためのもので、その電力は商用電源から得てもよいし、発電装置や大型の蓄電装置から得ても良い。
制御回路32は、各水中照明ユニット10のLED素子11の点滅、発光強度及び発光色を制御するための信号を生成し、後述の分配回路36を介して各水中照明ユニット10に送る。
コンプレッサ33は、制御回路32の制御の下に起動及び停止し、必要な時に必要な量の圧縮空気を生成して分配器34に送る。
一般に、水中に置かれる水中照明ユニット10の内部の温度は、陸上の温度よりも低い。そのため、陸上の空気をそのまま水中照明ユニット10に送り込むと、水中照明ユニット10の内部で結露して、LED素子11や回路16(図5(b))等を傷める可能性がある。そこで、コンプレッサ33と分配器34の間には、陸上の空気中に含まれる水分(湿度)を除去する除湿機構(図8及び図9の例では、シリカゲルを用いた空気乾燥器35)を入れた方が良い。
分配器34は、コンプレッサ33から供給される空気を、送気チューブ40を介して各シリーズ20やグループ21、22に均等に送るための所定の容積を有する密閉容器である。分配器34には、要求されるシリーズ・グループ数の最大値に対応した配管継手38を設けておく。また、前記コンプレッサ33から空気の供給を受けるための継手には、チェックバルブ(逆止弁)37を設けておく。分配器34には圧力センサPが設けられており、この圧力センサPからの信号は制御回路32に送られる。いずれかの水中照明ユニット10において空気漏れが発生した場合、その空気漏れはその水中照明ユニット10の空気圧の低下として表れ、更にはこの分配器34における空気圧の低下として表れ、圧力センサPにより把握される。これを検知した制御回路32は、コンプレッサ33を起動することにより空気を分配器34を通して全水中照明ユニット10に送る。そうすると、この空気は、空気漏れが生じて圧力が低下している水中照明ユニット10に集中的に配給され、そこの圧力低下を補償する。
このように、本システムでは、全ての水中照明ユニット10や水中撮影ユニット110、210がシリーズ20やグループ21、22毎に互いに送気チューブ40で接続されているため、陸上に設けた分配器34から空気を送り込むことにより、各水中照明ユニット10等のケース12内部の空気圧を任意に設定することができる。従って、最も深いところに設けた水中照明ユニット10等にかかる水圧(すなわち、最も高い水圧)を計算あるいは実測により求めておき、送給する空気の圧力がそれよりも高くなるように制御することにより、いずれかの水中照明ユニット10等において気密漏れが生じても、空気がその水中照明ユニット10等から外部に漏れるだけで、その水中照明ユニット10等の内部を確実に浸水から保護することができる。また、このように或る水中照明ユニット10等に気密漏れが生じた場合、その水中照明ユニット10等から空気が漏れ出すため、気泡の発生により、漏れが生じた水中照明ユニット10等を特定することができる。
なお、陸上部30の分配器34の他に、各水中照明ユニット10等にも圧力センサを設けるようにしてもよい。これにより、各水中照明ユニット10等の気密漏れをより早期に検出し、コンプレッサ33の起動をより迅速に行うことができるようになる。
以上のようなシステムで用いる水中照明ユニット10等を水中に敷設するための方法及び装置について次に説明する。
ここで述べる方法では、図1(a)に示すようなユニット敷設ベア50を用いる。このユニット敷設ベア50は、一般に、電線ケーブル等を配電室内やダクト内等に敷設するために用いられるケーブルベアに類似した構造を持つものであり、多数のセル51が互いに回動可能に、チェーンのように連結されて成る。各セル51は、左右の2枚の側面部材52の間の上下に2段のはしご形のラックを固定して成り、各側面部材52の前後端には嵌合する回動軸53が設けられている。
本実施例に係るユニット敷設ベア50では、6個ごとのセル51に水中照明ユニット10が載置され、固定されている。なお、この例で用いる水中照明ユニット10では、図5、図7(a)、図7(b)に示したものとは異なり、2個の配管継手15はケース12の下面から突出するように設けられている。水中照明ユニット10は、ケース12の底面の直径両端に固定された2個のブラケット(ユニット固定ブラケット)55により、セル51の上段のラックに固定される。そして、隣接する水中照明ユニット10を接続する送気チューブ40は、下段のラックの上を走るようになっている。この送気・電線収納チューブ40は、当該ユニット敷設ベア50の外部を連通するようにしても良い。
こうして多数の水中照明ユニット10とそれらを接続する送気チューブ40等を固定したユニット敷設ベア50は、図2に示すように、予め、水中照明ユニット10を固定した側を内側にして巻き取っておくことができる。
こうして用意したユニット敷設ベア50を水中に敷設する際は、図3に示すように、巻き取ったユニット敷設ベア50を岸辺に置き、端の方から引き出していって順次水中に敷設して行く方法と、逆に、巻き取ったユニット敷設ベア50を船(水上移動体)に載せ、船を動かしつつ敷設して行く方法がある。前者は、図3に示すように、ユニット敷設ベア50を浮き(フロート)60により水中に浮遊設置する場合に適しており、後者は、水底に敷設する場合に適している。フロート60により浮遊設置する方法は、潮の干満がある海に設置する場合等に有効な方法であり、プール等に敷設する場合は水底に敷設する方法が適している。なお、いずれの場合も、巻き取ったユニット敷設ベア50を置く位置と敷設位置の高低差が大きい場合、巻き出されて水中に入るまでのユニット敷設ベア50が空中に浮いた不安定な状態となるため、巻き出しの先端部分に浮きを付けた雨樋のような治具を用意し、その中を滑らせて降ろして行くことにより、安定した作業が可能となる。
図8に示したマルチシリーズ型や図9に示したマトリックス型等の大規模な水中照明システムを構築する場合、このようなユニット敷設ベア50を複数列、並行して敷設しなければならない。そして、各ユニット敷設ベア50列の間隔を固定しておく必要がある。
敷設時に並行する各ユニット敷設ベア50列を固定するには、隣接するユニット敷設ベア50列をロッドで固定する方法がある。図4に、ロッドによる固定方法の様々なタイプを示す。なお、このようなロッドによるユニット敷設ベア50列の固定は、ユニット敷設ベア50列がそう長くない場合は先端だけで良いが、相当長い場合には、途中の何カ所かにおいて固定することが望ましい。また、マトリックス型水中照明システムでは、各ユニット敷設ベア50列間にも送気チューブ40等を接続する必要があるが、これは後述のロッドに固定する。さらに、図9の21に示すようなループ型の配線・配管をする場合は、その復路側の配線・配管を往路の配線・配管と共にユニット敷設ベア50の中を通して接続することができる。
図4の右側の点線枠Aで示した方法では、所定の長さのロッドを隣接ユニット敷設ベア50間に配置し、その両端でそれぞれのユニット敷設ベア50のセル51にロッド固定ブラケット56(図1(a))により固定する。これは、一定の長さのロッド61を用意しておけば、ユニット敷設ベア50列の間隔をいちいち測らなくとも所定の間隔にそろえることができるという便利さがある。ただし、様々な間隔が必要とされる場合は、それに合わせてロッド61を複数組用意しておく必要がある。
図4の右から2番目の点線枠Bで示した方法は、要求される最長の間隔の長さを有するロッド62を準備しておき、ロッド固定ブラケット56への固定の際に間隔を調整する方法である。これは、敷設の際にいちいち間隔を測る必要があるが、1種類のロッド62を用意しておくだけで任意の間隔に対応できるという利点がある。
図4の右から3番目の点線枠Cで示した方法は、市販の標準長のロッド63を切断せずに使う方法である。一般にロッド63の長さは4 mであるため、間隔を1 mとすると5列のユニット敷設ベア50列を位置決めすることができ、効率的である。
図4の左端の点線枠Dで示した方法は、Cと同様に標準長のロッド63を使う方法であるが、ロッド63同士を接続具64で接続し、1本の長いロッドとする。BやCの場合と異なりロッド63の配置は1列で済むので、セル51におけるロッド固定ブラケット56の使用数及び固定の手間を減らすことができる。
10、10x…水中照明ユニット
11…LED素子
12…ケース
13…ガラス板
14…窓蓋
15…配管継手
16…(水中照明ユニット内)回路
20、21、22…水中照明ユニットシリーズ・グループ
110、210…水中撮影ユニット
111、211…カメラ
212…照明用光源
30…陸上部
31…電源装置
32…制御回路
33…コンプレッサ
34…分配器
35…空気乾燥器
36…分配回路
38…配管継手
40…送気チューブ
41…電力線
42…信号線
43…アース線
50…ユニット敷設ベア
51…セル
52…側面部材
53…回動軸
55…ユニット固定ブラケット
56…ロッド固定ブラケット
60…フロート
61、62、63…ロッド
64…ロッド接続具

Claims (7)

  1. ケーブルベアを構成する複数のセルの1又は複数個に水中敷設電子装置のユニットを固定し、該ケーブルベアを目的地に敷設することを特徴とする水中敷設電子装置のユニットの敷設方法。
  2. 並列に並べた前記複数のケーブルベアを互いに連結棒で連結することにより間隔を置いて固定した状態で敷設する、請求項1に記載の水中敷設電子装置のユニットの敷設方法。
  3. 隣接するケーブルベアの間隔の長さの連結棒を用いることを特徴とする請求項2に記載の水中敷設電子装置のユニットの敷設方法。
  4. 隣接するケーブルベアの間隔の最大値の長さを有する連結棒を用いることを特徴とする請求項2に記載の水中敷設電子装置のユニットの敷設方法。
  5. 隣接するケーブルベアの間隔の複数倍以上の長さを有する連結棒を用いることを特徴とする請求項2に記載の水中敷設電子装置のユニットの敷設方法。
  6. 複数本の連結棒を予め連結した長尺の連結棒を用いることを特徴とする請求項2に記載の水中敷設電子装置のユニットの敷設方法。
  7. ケーブルベアを構成する複数のセルの1又は複数個に、水中敷設電子装置のユニットを固定したユニット敷設ベア。
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