JP2016079118A - 免疫調節剤、健康補助飼料及び飼料 - Google Patents

免疫調節剤、健康補助飼料及び飼料 Download PDF

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Abstract

【課題】免疫を増強するだけでなく、アレルギーを起こしにくいという効果も併せ持つ、βグルカンを主体とする免疫調節剤、及び、食感や風味によるペットや家畜の摂取忌諱が発生しない、該免疫調節剤からなる健康補助飼料、及び該免疫調節剤を含有する飼料を提供すること。
【解決手段】必須の成分として、(A)乳酸菌の菌体100質量部と、(B)大麦由来のβ1,3−1,4グルカン50〜5000質量部と、(C)黒酵母由来のβ1,3−1,6グルカン10〜5000質量部と、を含有する免疫調節剤、該免疫調節剤からなる健康補助飼料、及び該免疫調節剤を含有する飼料。
【選択図】なし

Description

本発明は、βグルカンを含有する免疫調節剤、該免疫調節剤からなる健康補助飼料、飼料用添加材、及び該免疫調節剤を配合した飼料に関するものである。
免疫とは自身の生体成分と異なる物質(以下、異物という)を生体から排除する作用を指す学術用語であり、例えば、体内に進入する病原菌やウイルスを排除する作用、或いは、生体内に出現する自身の細胞が異常をきたしてしまった癌細胞、変異した遺伝子や変性したタンパク質、脂質等の生体老廃物を除去する作用をいう。この免疫機能は、生物、特に高等生物が環境中で健康を維持して生存するために必要不可欠の機能である。
しかしながら、加齢、遺伝子変異等の体質や食生活の変化、環境汚染や化学物質等環境要因によって免疫機能は影響を受けて、通常備わっている免疫機能が低下したり免疫機能のバランスが崩れ、一部の免疫反応が異常に亢進したりすることで環境中の成分に対して過敏な反応が生じ、生体はアレルギー状態に至る。このように、免疫機能はその一部が低下状態にあっても亢進状態にあっても生体にとって不都合な反応を生じることとなるため、常日頃から正常な免疫機能を維持する必要がある。
このため、免疫機能を増強するだけでなく、アレルギーを起こしにくいという効果も併せ持つ「免疫調節剤」を日常の食生活で摂取することが好ましい。
ここで、βグルカン類は優れた免疫増強機能を有することが知られており、βグルカンを多く含有する植物や微生物、或いはその抽出物等が免疫増強剤や健康補助食品として、更にはこのようなβグルカンを含有させた飲食品が健康食品として広く利用されている。
ここで、上記βグルカンはごく微量で効果を奏するというわけではなく、ある程度の摂取量を要するため、健康補助食品や健康食品としてより確実に作用せしめるためには、含有割合の高い素材が好ましい。
βグルカン含有量の多い植物由来の素材としては、例えば、大麦が知られている。この大麦粉をそのまま食品原料として使用する場合もあるが、βグルカンを濃縮するために、大麦を粉砕し、温水抽出し、乾燥したものが食品素材や化粧品素材として実用化されている(特許文献1参照)。
この大麦抽出生成物は乾燥重量中にβグルカンが濃縮され、そのβグルカンの構成糖の結合様式はβ−1,3結合及びβ−1,4結合が主体である。
βグルカン含有量の多い微生物由来の素材としては、例えば黒酵母(Aureobasidium pullulans)を発酵させて得られた培養液から抽出・乾燥したものがある(特許文献2参照)。構成糖の結合様式はβ−1,3結合及びβ−1,6結合が主体であり、乾燥重量中のβグルカン含有量を70質量%以上としたものが実用化されている。
βグルカンの作用機序については解明されていない部分が多いが、一般的に免疫増強作用に優れていることが知られており、これらのβグルカン類はそれぞれ分枝構造、組成、成分等に違いが認められるため、併用により高い効果が得られることが報告されている(特許文献3参照)。
更に、これらのβグルカンを組み合わせることでより高い免疫増強作用が得られることも知られている(特許文献4参照)
しかし、これらのβグルカン素材の組み合わせによる免疫調節作用については知られておらず、また、これらのβグルカン素材のみの組み合わせでは少量で十分な免疫増強効果が得られないため、更に高い免疫増強作用を有し、且つ、十分な免疫調節機能を有する免疫調節剤が求められていた。
一方、最近はヒトのみならず家畜やペット等の動物についても健康ブームである。これは家畜においては防疫対策やトレーサビリティーの浸透、また、ペットについてはヒト同様に寿命が延びて高齢化が進んでいることに加えペットの室内飼育増加による運動不足、栄養過多等に起因する肥満、疾患、健康障害、アレルギー等が増大していることも原因であると考えられている。
そこで、最近、動物の疾患や健康障害を治癒するため、或いは免疫力を向上することを効能としている動物用飼料やペットフードも開発されている。
ここで、ヒトであれば健康を意識して普段から上記βグルカンを摂取することができるが、家畜やペット等の動物においては飼い主が意識的に投与する必要がある。
しかし、ヒトであれば食事或いは医薬品として上記βグルカンを多量に摂取することも厭わないが、家畜やペット等の動物においてはβグルカン特有の粘性のある食感や、特有の味、におい等に起因した風味により飲食を拒絶する場面もあり得る。
そのため、家畜やペット等の動物が自発的に摂取することができるくらいに、風味、食感等が良好であるβグルカン含有健康補助飼料及びβグルカン含有飼料が求められていた。
特許公開2001−323001号公報 特許公開2004−049013号公報 特許公開2005−307150号公報 特許公開2007−254425号公報
従って本発明の目的は、免疫を増強するだけでなく、アレルギーを起こしにくいという効果も併せ持つ、βグルカンを主体とする免疫調節剤、及び、食感や風味による家畜やペット等の動物の摂取忌諱が発生しない、該免疫調節剤からなる健康補助飼料、及び該免疫調節剤を含有する飼料を提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究した結果、特定の2種のβグルカンを組み合わせた組成物に乳酸菌の菌体を添加することにより上記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、下記(A)成分100質量部に対して、下記(B)成分を50〜5000質量部、下記(C)成分を10〜5000質量部含有することを特徴とする免疫調節剤を提供するものである。
(A)乳酸菌の菌体
(B)大麦由来のβ−1,3−1,4グルカン
(C)黒酵母由来のβ−1,3−1,6グルカン
また、本発明は、上記の免疫調節剤からなることを特徴とする健康補助飼料を提供するものである。
更に、本発明は、上記の免疫調節剤を配合したことを特徴とする飼料を提供するものである。
本発明の免疫調節剤は少量の摂取で十分な効果を有するため、飲食品や飼料に使用した場合にその食感や風味に影響を与えることがない。そのため食感や風味による摂取忌諱が発生する家畜やペット等の動物用の健康補助飼料や飼料において特に有効である。
以下、本発明の免疫調節剤について好ましい実施形態に基づき詳細に説明する。
<(A)乳酸菌の菌体>
本発明の(A)成分として使用される乳酸菌の種類は、特に限定されるものではなく、例えば、桿菌のラクトバシラス(Lactobacillus) 属やビフィドバクテリウム(Bifidobacterium) 属、球菌のロイコノストック(Leuconostoc) 属、ペディオコッカス(Pediococcus) 属、ストレプトコッカス(Streptococcus) 属、ラクトコッカス(Lactococcus) 属の乳酸菌が通常使用されるが、その他、エンテロコッカス(Enterococcus)属、バゴコッカス(Vagococcus)属、カルノバクテリウム(Carnobacterium)属、アエロコッカス(Aerococcus)属、テトラゲノコッカス(Tetragenococcus) 属に属する乳酸菌からなる群より選択される乳酸菌のうちの1種又は2種以上を使用することができる。
本発明では、上記乳酸菌として、免疫調節機能の指標である、インターフェロンガンマ(IFN−γ)の産生量が多い点から、ラクトバシラス属又はエンテロコッカス属に属する乳酸菌を用いることが好ましい。
乳酸菌の菌体は、生菌体及び死菌体の何れであってもよい。また、上記菌体は菌体の処理物であってもよい。該菌体の処理物としては、上記菌体(生菌体又は死菌体)に、加熱、乾燥、破砕、自己消化等の処理の1種又は2種以上の処理を施した処理物が挙げられる。このような菌体処理物とすることで、下記の(B)成分や(C)成分との混合を容易なものとすることができ、また、食感や風味が良好なものとすることができる点で好ましい。
本発明では、上記の混合性や食感、風味がより良好であることに加え、保存性を良好なものとすることができることから、乳酸菌の菌体として、死菌体の乾燥物の破砕物を使用することが好ましい。
(A)成分としての乳酸菌の菌体は、他の(B)成分や(C)成分との配合割合においてこれを特定する場合に基準とし、この場合、乳酸菌の菌体の乾燥質量を基準とする。
<(B)大麦由来のβ−1,3−1,4グルカン>
本発明の(B)成分として使用される大麦由来のβ1,3−1,4グルカンとしては特に限定されるものではなく、大麦(好ましくはβ1,3−1,4グルカン含量の高い大麦種子を含む大麦)を粉砕した大麦粉砕物や、大麦の種子を精麦或いは搗精したときの糠やフスマ等、大麦に含まれるβ1,3−1,4グルカンを含有するものであればどのようなものでも使用することができ、更にこれらから水やアルカリ性の水溶液等の溶媒にてβ1,3−1,4グルカン抽出したものも使用できる。
(B)成分として抽出したものを使用する場合は、抽出効率を上げるため酵素を使用してもよい。
(B)成分としては、抽出物を乾燥させ、β1,3−1,4グルカン含有量が50〜80質量%程度の大麦抽出乾燥物を使用するのが好ましい。
大麦由来のβ1,3−1,4グルカンは、高分子量体であり、その質量平均分子量は限定されるものではないが、溶解性が良好且つ他の成分との相溶性が優れている点から、5,000〜150,000が好ましく、10,000〜100,000がより好ましい。
またグルコース重合度が20〜1200の範囲、より好ましくは60〜800の範囲、さらに好ましくは360〜800の範囲であるβ1,3−1,4グルカンをβ1,3−1,4グルカン全体の20〜100質量%、特に60〜100質量%含有していることが好ましい。
(B)成分は、(A)成分100質量部に対して50〜5000質量部、好ましくは80〜3000質量部、より好ましくは200〜1800質量部、の割合で使用することが、本発明の免疫調節剤における高い免疫調節機能を得る上で好ましいものである。
<(C)黒酵母由来のβ−1,3−1,6グルカン>
本発明の(C)成分として使用される黒酵母由来のβ1,3−1,6グルカンとしては特に限定されるものではなく、黒酵母(Aureobasidium pullulans)が菌体外に産生する多糖体であるβ1,3−1,6グルカンを含有するものであればどのようなものでも使用することができる。
(C)成分としては、黒酵母菌を発酵させ菌体を除去した培養液、或いは培養液をそのまま乾燥、或いは多糖体を培養液から分離精製し、β1,3−1,6グルカン含有量を60〜95質量%程度とした、β1,3−1,6グルカンを含む培養上清精製乾燥物を用いるのがよい。
黒酵母由来のβ1,3−1,6グルカンは、高分子量体であり、その質量平均分子量は限定されるものではないが、免疫増強効果が高い点から、10,000〜1,000,000が好ましく、20,000〜500,000がより好ましい。
またグルコース重合度が60〜6,000の範囲、より好ましくは120〜3,000の範囲、さらに好ましくは1,200〜2,400の範囲であるβ1,3−1,6グルカンをβ1,3−1,6グルカン全体の20〜100質量%、特に60〜100質量%含有していることが好ましい。
(C)成分は、(A)成分100質量部に対して10〜5000質量部、好ましくは50〜2000質量部、より好ましくは80〜500質量部、の割合で使用することが、本発明の免疫調節剤における高い免疫調節機能を得るうえで好ましいものである。
本発明の免疫調節剤は、上記(A)成分、(B)成分、及び、(C)成分を上記の比率で含有するものであり、免疫を増強するだけでなく、アレルギーを起こしにくいという効果も併せ持つ。
ここで、上記3種成分を上記の比率で含有しないと、免疫増強機能が高くても免疫調節機能が低かったり、免疫増強機能自体が低いものとなってしまう。
上記免疫増強機能の指標としては特に限定されないが、マクロファージから産生されるインターロイキン12(IL-12)やT細胞から産生されるインターフェロンガンマ(IFN-γ)の産生量を使用することが好ましい。
また、免疫調節機能の指標も特に限定されないが、アレルギー反応が、産生されるインターロイキン4(IL-4)とIFN-γのバランスによって評価され、アレルギー状態ではIL-4の産生が通常よりも亢進或いはIFN-γの産生が抑制されて、何れも産生比率がIL-4優位な状態にあることが知られていることから、免疫担当細胞からIFN-γが産生されており、更にIL-4は産生が抑制されている状態、即ち、IFN-γ/IL-4の値を指標とすることが好ましい。
従って、本発明において優れた「免疫調節剤」とは、IL-12産生やIFN-γ産生量が多く、高い免疫増強作用を有しながら、一方でIL-4産生が低位で、アレルギー反応を抑制するように働く、このような両者の機能を併せ持つものを言う。
本発明の免疫調節剤の製造方法は何ら限定されるものではなく、必須の(A)成分である乳酸菌の菌体、(B)成分である大麦由来のβ1,3−1,4グルカン、(C)成分である黒酵母由来のβ1,3−1,6グルカンを上記好ましい配合割合となるように常法により混合すればよく、例えば、これら(A)〜(C)成分について粉末化や抽出等の加工を施し、或いは施すと同時に混合し、或いは上記好ましい配合割合となるようにこれらの何れかの工程で各成分の供給源となる原料中の各成分含量を調整して混合し、若しくは各成分の供給源となる原料中の各成分含量を調整して混合した後、粉末化や抽出等の加工を施してもよい。
本発明の免疫調節剤には、本発明の効果を阻害しない範囲(好ましくは、(A)成分100質量部に対して、合計で50,000質量部以下)内で所望により通常、食品や飼料に用いられ得ることが知られている任意の成分、例えば、水、油脂、糖類、ビタミン類、甘味料、調味料、酸味料、保存料、香料、着色料、賦形剤、増量剤、結合剤、増粘剤、安定剤、乳化剤、pH調整剤等を配合することができる。
その他、上記必須成分(A)〜(C)の供給源となる原料中に含まれる成分のうちの上記必須成分(A)〜(C)以外の成分(例えば、大麦セルロース(β1,4グルカン)、アラビノキシラン、プルラン、フラクトオリゴ糖等)は任意に含有されていて差し支えない。但し、上記必須成分が上記割合で含有される範囲内においてである。なお、これら任意の成分は1種でも2種以上を併用しても差し支えない。
本発明の免疫調節剤の形態は何ら限定されるものではなく、粉末、顆粒等の固体、液体、ペースト等が挙げられ、更にはタブレット、ハードカプセルやソフトカプセルのようなカプセル剤、飲料(ドリンク)、飴等の形態とすることができ、これらの形態とする方法は常法によればよい。
本発明の免疫調節剤は、そのままで医薬品、健康補助食品や健康補助飼料(サプリメント)として、又は飲食品や健康食品や飼料に添加配合する等の方法で広く使用することができる。また投与対象としてもヒトをはじめ、牛、豚、鶏、羊、ヤギ等の家畜、ニワトリ等の家禽、ブリ、マグロ等の養殖魚や、犬、猫、ねずみ、小鳥、金魚等のペットに広く使用することができるが、犬、猫、ねずみ、小鳥、金魚等のペット用であることが好ましく、特に犬又は猫に対する嗜好性が向上されているため、犬又は猫に与えることがより好ましい。
本発明の免疫調節剤の1回あたりの投与量は免疫調節剤としての必須成分(A)〜(C)の合計質量として、体重1kgあたり0.1〜500mg、好ましくは1〜300mg、更に好ましくは2〜200mg、最も好ましくは5〜80mgである。
次に本発明の健康補助飼料について説明する。
本発明の健康補助飼料は、上述のとおり、上記本発明の免疫調節剤からなるものであって、投与の対象が家畜やペット等の動物であるものである。
本発明の健康補助飼料の投与対象としては上述のとおり、家畜、家禽、養殖魚や、犬、猫、ねずみ、小鳥、金魚等のペットに広く使用することができるが、好ましくは家畜、家禽、養殖魚や、犬、猫、ねずみ、小鳥、金魚等のペット用であることが好ましく、更に好ましくはペット用、とりわけ犬又は猫に対する嗜好性が向上されているため、犬又は猫に与えることがより好ましい。
本発明の健康補助飼料の投与の方法としては、直接投与する方法や、水に溶解して投与する方法、更には飼料にふりかけたり、まぶしたり、混合したり、溶解したりして投与する方法等が挙げられる。
本発明の健康補助飼料における上記本発明の免疫調節剤としての必須成分(A)〜(C)の合計質量は、その形態、投与対象、投与方法、保存性等を考慮して0.1〜100質量%の中から適宜選択可能である。
上記本発明の免疫調節剤としての必須成分(A)〜(C)の合計質量が上記に満たないと、免疫調節機能が不十分となる場合があり、一方、上記を超えてもそれ以上効果の向上が得られず、工業的な適性が低下する。
本発明の健康補助飼料の形態は何ら限定されるものではなく、例えば、粉末、顆粒、液体、ペースト、タブレット、ハードカプセルやソフトカプセルのようなカプセル剤、飲料(ドリンク)、飴等の形態とすることができ、これらの形態とする方法は常法によればよい。
本発明の健康補助飼料の1回あたりの投与量は免疫調節剤としての必須成分(A)〜(C)の合計質量として、体重1kgあたり0.1〜500mg、好ましくは1〜300mg、更に好ましくは2〜200mg、最も好ましくは5〜80mgである。
次に、本発明の飼料について説明する。
本発明の飼料は、上記本発明の免疫調節剤を配合した飼料であり、本発明の免疫調節剤以外の成分は、特に制限されず、本発明の飼料の投与対象に合わせる組成となる。
本発明の飼料の投与対象としては上述のとおり、家畜、家禽、養殖魚や、犬、猫、ねずみ、小鳥、金魚等のペットに広く使用することができるが、好ましくは家畜、家禽、養殖魚や、犬、猫、ねずみ、小鳥、金魚等のペット用であることが好ましく、更に好ましくはペット用、とりわけ犬又は猫に対する嗜好性が向上されているため、犬又は猫に与えることがより好ましい。
本発明の飼料における、上記本発明の免疫調節剤の含有量は特に制限されないが、必須成分(A)〜(C)の合計質量として0.002〜80質量%、より好ましくは0.005〜10質量%、更に好ましくは0.008〜2質量%、最も好ましくは0.01〜1質量%となるように配合される。
上記本発明の免疫調節剤としての必須成分(A)〜(C)の合計質量が上記範囲に満たないと、免疫調節機能が不十分となる場合があり、上記範囲を超えてもそれ以上効果の向上が得られず、工業的な適性が低下する。
本発明の飼料の形態は、特に制限されるものではなくは、乾燥した固形状、水分を含む固形状、粥状、液体状等の何れでもよい。
本発明の飼料の1回あたりの投与量は免疫調節剤としての必須成分(A)〜(C)の合計質量として、体重1kgあたり0.1〜500mg、好ましくは1〜300mg、更に好ましくは2〜200mg、最も好ましくは5〜80mgである。
以下に本発明の実施例を挙げ、本発明を更に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<免疫調節剤の製造>
〔実施例1〕
乳酸菌粉末(加熱死菌体、株式会社ミヤコ化学製「ラクトバシルス ペントーサス YM2-2株:乳酸菌菌体100%品」、以下「原料A」という)、大麦由来βグルカン粉末(株式会社ADEKA製「大麦ベータグルカンE−70S」:β1,3−1,4グルカン量70質量%、β1,3−1,4グルカンの質量平均分子量=96,000、グルコース重合度が60〜800の範囲であるβ1,3−1,4グルカンがβ1,3−1,4グルカン全体の99質量%、グルコース重合度が360〜600の範囲であるβ1,3−1,4グルカンがβ1,3−1,4グルカン全体の80質量%、以下「原料B」という)及び黒酵母由来βグルカン(株式会社ADEKA製「発酵ベータグルカンパウダー」:β1,3−1,6グルカン量90質量%、β1,3−1,6グルカンの質量平均分子量=300,000、グルコース重合度が120〜3,000の範囲であるβ1,3−1,6グルカンがβ1,3−1,6グルカン全体の99質量%、グルコース重合度が1,200〜2,400の範囲であるβ1,3−1,6グルカンがβ1,3−1,6グルカン全体の90質量%、以下「原料C」という)を原料A:原料B:原料C=100:143:111の質量比で混合し、粉末状の本発明の免疫調節剤1とした。
免疫調節剤1の(A)成分(乳酸菌の菌体)100質量部に対する(B)成分(大麦由来のβ1,3−1,4グルカン)は100質量部であり、同じく(C)成分(黒酵母由来のβ1,3−1,6グルカン)は100質量部である。
〔実施例2〕
上記「原料A」、「原料B」及び「原料C」を、原料A:原料B:原料C=100:714:111の質量比で混合し、粉末状の本発明の免疫調節剤2とした。
免疫調節剤2の(A)成分(乳酸菌の菌体)100質量部に対する(B)成分(大麦由来のβ1,3−1,4グルカン)は500質量部であり、同じく(C)成分(黒酵母由来のβ1,3−1,6グルカン)は100質量部である。
〔実施例3〕
乳酸菌粉末(加熱死菌体、株式会社目黒研究所製「エンテロコッカス フェシウム BIO株:乳酸菌菌体100%品」、以下「原料D」という)、並びに、上記「原料B」及び「原料C」を、原料D:原料B:原料C=100:1000:2000の質量比で混合し、粉末状の本発明の免疫調節剤3とした。
免疫調節剤3の(A)成分(乳酸菌の菌体)100質量部に対する(B)成分(大麦由来のβ1,3−1,4グルカン)は700質量部であり、同じく(C)成分(黒酵母由来のβ1,3−1,6グルカン)は1800質量部である。
〔実施例4〕
上記「原料D」、「原料B」及び「原料C」を、原料D:原料B:原料C=100:1500:1200の質量比で混合し、粉末状の本発明の免疫調節剤4とした。
免疫調節剤4の(A)成分(乳酸菌の菌体)100質量部に対する(B)成分(大麦由来のβ1,3−1,4グルカン)は1050質量部であり、同じく(C)成分(黒酵母由来のβ1,3−1,6グルカン)は1080質量部である。
〔実施例5〕
上記「原料A」、「原料B」及び黒酵母由来βグルカン培養液(株式会社ADEKA製「発酵ベータグルカンLQ」:β1,3−1,6グルカン量1質量%、β1,3−1,6グルカンの質量平均分子量=300,000、グルコース重合度が120〜3,000の範囲であるβ1,3−1,6グルカンがβ1,3−1,6グルカン全体の99質量%、グルコース重合度が1,200〜2,400の範囲であるβ1,3−1,6グルカンがβ1,3−1,6グルカン全体の90質量%、以下「原料E」という)を、原料A:原料B:原料E=100:2300:33000の質量比で混合してペースト状の本発明の免疫調節剤5とした。
免疫調節剤5の(A)成分(乳酸菌の菌体)100質量部に対する(B)成分(大麦由来のβ1,3−1,4グルカン)は1610質量部であり、同じく(C)成分(黒酵母由来のβ1,3−1,6グルカン)は330質量部である。
〔比較例1〕
上記「原料A」をそのまま粉末状の比較例の免疫調節剤6とした。
〔比較例2〕
上記「原料B」をそのまま粉末状の比較例の免疫調節剤7とした。
〔比較例3〕
上記「原料C」をそのまま粉末状の比較例の免疫調節剤8とした。
〔比較例4〕
上記「原料D」をそのまま粉末状の比較例の免疫調節剤9とした。
〔比較例5〕
上記「原料E」をそのまま粉末状の比較例の免疫調節剤10とした。
〔比較例6〕
市販のサフインスタントドライイースト(サフ社製)10gに50mlの蒸留水を加え、遠心分離(5000G、5分間)にて菌体を得て、これを蒸気加熱滅菌器を用いて120℃30分間加熱してから凍結乾燥し、パン酵母の菌体(加熱死菌体、パン酵母菌体100%品、以下「原料F」という)を得た。この「原料F」をそのまま粉末状の比較例の免疫調節剤11とした。
〔比較例7〕
上記「原料A」及び「原料B」を原料A:原料B=100:100の質量比で混合して粉末状の比較例の免疫調節剤12とした。
〔比較例8〕
上記「原料A」及び「原料C」を原料A:原料C=100:100の質量比で混合して粉末状の比較例の免疫調節剤13とした。
〔比較例9〕
上記「原料B」及び「原料C」を原料B:原料C=100:100の質量比で混合して粉末状の比較例の免疫調節剤14とした。
〔比較例10〕
上記「原料F」、「原料B」及び「原料C」を原料F:原料B:原料C=100:100:100の質量比で混合して粉末状の比較例の免疫調節剤15とした。
〔比較例11〕
上記「原料A」、「原料B」及び「原料C」を原料A:原料B:原料C=100:40:330の質量比で混合して粉末状の比較例の免疫調節剤16とした。
〔比較例12〕
上記「原料A」、「原料B」及び「原料C」を原料A:原料B:原料C=100:6000:330の質量比で混合して粉末状の比較例の免疫調節剤17とした。
〔比較例13〕
上記「原料A」及び「原料B」を原料A:原料B=100:1610の質量比で混合して粉末状の比較例の免疫調節剤18とした。
〔比較例14〕
上記「原料A」、「原料B」及び「原料C」を原料A:原料B:原料C=100:1610:6000の質量比で混合して粉末状の比較例の免疫調節剤19とした。
<免疫調節剤の評価試験>
(被験サンプルの調製)
上記免疫調節剤1〜15のうち粉末状の免疫調節剤1〜4、6〜9、11〜15をそれぞれ、濃度として100μg/mlとなるよう、5%牛胎児血清含有RPMI1640培地で希釈して被験サンプルとした。また、免疫調節剤5及び10を濃度として100μg/mlとなるよう、5%牛胎児血清含有RPMI1640培地で希釈して被験サンプルとした。
市販の固形資料(オリエンタル酵母工業製)で飼育したDO11.10TCRトランスジェニックマウス・オス8週令より脾臓を摘出し、組織を破砕して脾細胞を採取した。細胞は5%FCSを含むRPMI1640培地に懸濁させ、5x105cells/ウェル(200μl)となるように調整して96ウェルプレートへ播種した。卵白アルブミン(OVA)50mg/ml溶液を、1mg/mlとなるように20μl添加し、披検サンプルをそれぞれ100μlずつ添加した。対照としては培地のみを100μl添加したものを用いた。3日間培養後、下記の測定方法によりサイトカイン産生量を測定した。具体的には、IL-4及びIFN-γ産生誘導能を測定し、更に該測定値からIFN-γ/IL4の値を算出し、免疫調節機能の評価とし、結果を表1に記載した。
(サイトカイン産生量の測定)
・IL-4の測定
ラット抗マウスIL-4抗体(BD Pharmingen製)を0.1 Mリン酸水素二ナトリウム水溶液で希釈し、96 wellポリスチレン製マイクロタイタープレート(Nunc製)に50 μl/wellずつ添加し4 ℃で一晩静置してプレートをコーティングした。プレートをPBS-Tweenで洗浄した後、1% BSA/PBSを100μl/wellずつ添加し、室温で2 時間静置しブロッキング操作を行った。プレートをPBS-Tweenで洗浄後、1% BSA/PBS-Tweenで希釈したIL-4スタンダード 及び上記培養物の上清を50 μl/wellずつ加えて、室温で2 時間、静置した。プレートを洗浄後、1% BSA/PBS-Tweenで希釈したbiotinラット抗マウスIL-4抗体(BD)を50 μl/wellずつ加えて室温で1 時間静置した。1% BSA/PBS-Tweenで希釈したstreptavidin結合アルカリホスファターゼ(BD)を50 μl/wellで添加して、室温で30 分間静置した。同様に洗浄した後、4-ニトロフェニルリン酸二ナトリウム・六水和物(東京化成工業製)を1 mg/mlとなるようにジエタノールアミンバッファーに溶解し、50 μl/wellずつ添加し、室温・暗所で反応させ、マイクロプレートリーダーModel680(Bio-RAD)を用いて405 nm(reference 490 nm)の吸光値を測定した。
・IFN-γの測定
一次抗体としてラット抗マウスIFN-γ抗体(BD)、二次抗体としてbiotin化ラット抗マウスIFN-γ-抗体( BD)を用いた。これ以外の試薬、方法はIL-4の測定に準じた。
Figure 2016079118
表1に示したように、実施例1〜5の免疫調節剤は、マウスから採取した免疫細胞に対し、IFN-γ/IL-4の値は顕著に大きい値を示し、免疫調節機能に優れるものであった。これに対し何れの比較例の免疫調節剤も、免疫調節効果が不十分であった。
<健康補助飼料の製造>
〔実施例6〕
上記の実施例2で得られた免疫調節剤2をそのまま粉末状の本発明の健康補助飼料1とした。
〔実施例7〕
上記の実施例5で得られた免疫調節剤5をそのままペースト状の本発明の健康補助飼料2とした。
〔比較例15〕
上記の比較例2で得られた免疫調節剤7をそのまま粉末状の比較例の健康補助飼料3とした。
〔比較例16〕
上記の比較例3で得られた免疫調節剤8をそのまま粉末状の比較例の健康補助飼料4とした。
〔比較例17〕
上記の比較例9で得られた免疫調節剤14をそのまま粉末状の比較例の健康補助飼料5とした。
〔比較例18〕
上記の比較例11で得られた免疫調節剤16をそのまま粉末状の比較例の健康補助飼料6とした。
〔比較例19〕
上記の比較例12で得られた免疫調節剤17をそのまま粉末状の比較例の健康補助飼料7とした。
〔比較例20〕
上記の比較例13で得られた免疫調節剤18をそのまま粉末状の比較例の健康補助飼料8とした。
〔比較例21〕
上記の比較例14で得られた免疫調節剤19をそのまま粉末状の比較例の健康補助飼料9とした。
〔実施例7〕
上記の実施例5で得られた免疫調節剤5の1070gを水道水3930gに溶解させ、これを液体状の本発明の健康補助飼料10とした。
<健康補助飼料の評価試験I>
上記健康補助飼料1〜9についてペット(猫)10匹を使用して、嗜好性試験を実施した。
市販のペットフード(マースジャパンリミテッド製「カルカンドライ かつおと野菜味」)30gを2枚の給餌容器に入れ、その片方に、上記健康補助飼料を水道水で10質量%になるように溶解した水溶液を3g振り掛けた。なお、もう片方には3gの水道水を振り掛けた。
この2枚の給餌容器を300mmの離間をもって設置した。次に1000mmの距離からネコを放し、どちらの給餌容器から先に摂取するかを観察した。翌日、給餌容器の配置を左右逆にし、同様の試験を行ない、その結果を表2に記載した。
Figure 2016079118
表2の結果から、本発明の健康補助飼料1及び2を使用した場合、健康補助飼料を添加したペットフードを先に摂取したのが10〜11回に対し、水道水を添加したペットフードを先に摂取したのが9〜10回であり、健康補助飼料の添加による摂食拒否行動は見られず、健康補助飼料無添加のペットフードと同等の摂食性と嗜好性を有することがわかった。
それに対して、比較例の健康補助飼料3〜9を使用した場合健康補助飼料を添加したペットフードを先に摂取したのが6回以下であるのに対し、水道水を添加したペットフードを先に摂取したのが14回以上であり、健康補助飼料の添加による摂食拒否行動が認められた。
<健康補助飼料の評価試験II>
市販のペットフード(日清ペットフード株式会社「製品名ジェーピースタイルゴールド」)30gに健康補助飼料10を4ml振り掛けた。犬10例(3例柴犬、3例ヨークシャテリア、4例プードル)に摂取させた。ペットフードのみを対照として摂取状況を観察したところ、全例において健康補助飼料の添加、無添加に差はなくペットフードを摂取した。本発明の健康補助飼料は、ペットフードの摂食性や嗜好性に影響を与えないことが分かった。
<健康補助飼料の評価試験III>
動物病院にて診断を受けたイヌ8例、ネコ8例の合計16例について、治療と同時に、上記健康補助飼料10を、治療期間の毎日1回、食間に経口摂取させた。
なお、患畜の診断病名、治療期間(即ち健康補助飼料投与期間)、1食あたりの健康補助飼料の投与量、体重1kgあたりの(A)(B)(C)成分を合計した摂取量、患畜の治療開始前後の体重について表2に記載した。
更に、健康補助飼料の摂食時の嗜好性について観察し、++:きわめて良好、+:良好、△:変化なし、×:不良、の4段階評価を行い、結果を表3に記載した。
また、治療期間終了後の患畜の所見についても表3に記載した。
Figure 2016079118
表3に示したように、全患畜は本発明の健康補助飼料10をよく摂取し、嗜好性が良好であった。また、摂取前に比較してQOLの向上を認め、更に摂取前に診断された各疾患について摂取後にその改善効果を認めた。

Claims (3)

  1. 下記(A)成分100質量部に対して、下記(B)成分を50〜5000質量部、下記(C)成分を10〜5000質量部含有することを特徴とする免疫調節剤。
    (A)乳酸菌の菌体
    (B)大麦由来のβ−1,3−1,4グルカン
    (C)黒酵母由来のβ−1,3−1,6グルカン
  2. 請求項1記載の免疫調節剤からなることを特徴とする健康補助飼料。
  3. 請求項1記載の免疫調節剤を配合したことを特徴とする飼料。
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