JP2016076907A - 移動体通信システム、基地局装置、および通信方法 - Google Patents

移動体通信システム、基地局装置、および通信方法 Download PDF

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Shinichiro Azuma
慎一郎 東
保一 辻野
Yasukazu Tsujino
保一 辻野
猛男 秋月
Takeo Akizuki
猛男 秋月
栄治 高木
Eiji Takagi
栄治 高木
一 富崎
Hajime Tomizaki
一 富崎
淳 吉竹
Jun Yoshitake
淳 吉竹
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Abstract

【課題】交換局の切り替えまたは再開の際に、その前後の交換局で同じ基地局に対して同じエリア識別情報を使用できるようにする。【解決手段】移動体通信システムは、第1および第2の交換局(20,22)と、基地局(300)とを含む。基地局は、接続先の交換局が第1の交換局から第2の交換局に切り替わる場合に、移動局に送信するエリア識別情報を第1のエリア識別情報から第2のエリア識別情報に変更する(図9A,656)。第2の交換局は、第2のエリア識別情報への変更後に移動局(40)の位置登録要求を基地局から受信すると(図9B,674)、移動局と、変更前の第1のエリア識別情報とを対応付けて記憶部(204)に記憶する(図9B,686)。【選択図】図5

Description

本発明は、基地局におけるエリア識別情報に関する。
例えば構内交換機(PBX)のような交換機は、無線基地局の呼出しエリアと、移動局端末が位置する呼出しエリアとに関する情報を保存する。交換機は、或る呼出しエリアに位置する移動局への呼を検出すると、移動局に対応付けられたエリア番号を取り出してそのエリア番号の基地局を介して着信または呼出し信号を移動局に送信する。
既知のシステムコードレス電話の位置登録方式では、交換機に複数のゾーンに対応して設けられた接続装置が接続され、各接続装置がゾーン内の子機と無線で通信を行う。子機は、交換機に対して処理を要求する信号を発生する手段と、ゾーン格納手段とを備えている。接続装置は、設定されたゾーン番号の保持手段と、子機からの要求信号を受信すると交換機に対して送信する手段、及び交換機からの確認信号を受け取ると子機に対してゾーン番号を付加して送信する手段とを備えている。交換機は、接続装置から送られた要求信号に付加されたゾーン番号によりゾーン登録テーブルの該当子機のゾーン番号を書替える登録処理手段を備えている。交換機が、要求信号に対する確認信号を送出し接続装置でゾーン番号を付加した確認信号を子機へ送信すると、子機は、受信したゾーン番号によりゾーン格納手段のゾーン番号を更新する。それによって、交換機に登録された位置と子機が保持する番号を発呼時の位置登録において完全に一致させることにより、着信が受け付けられない事態の発生を防止することができる。
特開平05−153655号公報
使用される交換局が最初の交換局から代替的な交換局へ切り替えられた場合、管理者は、通常、同じ基地局に対して、最初の交換局におけるエリア識別情報とは異なるエリア識別情報を、代替的な交換局に登録する。この場合、代替的な交換局は、同じ基地局に、その異なるエリア識別情報を設定させる。そうすると、基地局によって移動局に報知されるエリア識別情報が変化するので、移動局は位置登録要求を基地局に送信する。次いで、基地局は移動局の位置登録要求を代替的な交換局に送信し、代替的な交換局において、移動局がその異なるエリア識別情報と対応付けて登録される。
このように、最初の交換局に登録されたエリア識別情報は代替的な交換局で再使用または共用されないので、管理者は、最初の交換局に登録されたエリア識別情報とは異なるエリア識別情報を、代替的な交換局に登録する。しかし、代替的な交換局におけるそのような異なるエリア識別情報を設定する作業は、管理者にとって大きな負担となる。また、例えば、交換局が再開される場合の再開前と再開後の交換局についても、同様の問題が発生する。
発明者たちは、交換局が代替的な交換局へ切り替えられたときに、代替的な交換局において同じ基地局に同じエリア識別情報が割り当てられた場合にも移動局の位置登録要求が発生するようにすれば、移動局の情報が代替的な交換局に登録されるようになる、と認識した。
1つの観点では、本発明の目的は、交換局の切り替えまたは再開の際に、その前後の交換局で同じ基地局に対して同じエリア識別情報を使用できるようにすることである。
本発明の一態様によれば、第1および第2の交換局と、基地局とを含む移動体通信システムが提供される。基地局は、接続先の交換局が第1の交換局から第2の交換局に切り替わる場合に、移動局に送信するエリア識別情報を第1のエリア識別情報から第2のエリア識別情報に変更する。第2の交換局は、第2のエリア識別情報への変更後に移動局の位置登録要求を基地局から受信すると、移動局と、変更前の第1のエリア識別情報とを対応付けて記憶部に記憶する。
本発明の一観点によれば、交換局の切り替えまたは再開の際に、その前後の交換局で同じ基地局に対して同じエリア識別情報を使用でき、その場合でも後の交換局に移動局の情報が登録されるようにすることができる。
図1は、実施形態による、ネットワークに接続された、交換局装置、一群の無線の基地局装置および別の一群の無線の基地局装置を含む移動体通信システムの概略的構成の例を示している。 図2Aは、基地局装置の概略的な構成(configuration)の例を示している。 図2Bは、通信制御部のファームウェアまたはソフトウェアの概略的な構成(configuration)の例を示している。 図3は、交換局装置の概略的な構成(configuration)の例を示している。 図4Aは、通常の形態による、交換局装置が動作している場合の、交換局装置における基地局装置および移動局装置に関する登録情報の例を示している。 図4Bは、通常の形態による、使用される交換局が1つの交換局装置から別の交換局装置切り替えられた場合の、切り替え後の交換局装置における基地局装置および移動局装置に関する登録情報の例を示している。 図5Aは、実施形態による、交換局装置が動作している場合の、交換局装置における基地局装置および移動局装置に関する登録情報の例を示している。 図5Bは、実施形態による、使用される交換局が切り替えられた場合の、切り替え後の交換局装置における基地局装置および移動局装置に関する登録情報の例を示している。 図6は、基地局装置によって実行される、エリア制御のための処理のフローチャートの例を示している。 図7A〜7Dは、基地局装置のエリア制御部において保持される管理情報の例を示している。 図8Aおよび8Bは、移動局装置が基地局装置の呼出しエリアに入って交換局装置に登録されるまでの、移動局装置、基地局装置および交換局装置の間での送受信のシーケンスの例を示している。 (図8Aで説明) 図9Aおよび9Bは、移動局装置が交換局装置に登録された後で、使用される交換局が切り替えられた場合の、移動局装置、基地局装置および交換局装置の間での送受信のシーケンスの例を示している。 (図9Aで説明) 図10Aおよび10Bは、移動局装置が交換局装置に登録された後で、交換局装置が初期再開された場合の、移動局装置、基地局装置および交換局装置の間での送受信のシーケンスの例を示している。 (図10Aで説明)
発明の目的および利点は、請求の範囲に具体的に記載された構成要素および組み合わせによって実現され達成される。
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、典型例および説明のためのものであって、本発明を限定するためのものではない、と理解される。
本発明の非限定的な実施形態を、図面を参照して説明する。図面において、同様のコンポーネントおよび要素には同じ参照番号が付されている。
例えば構内交換機(PBX)のような交換機または交換局は、交換局に呼出しエリアのエリア番号が登録されていない移動局に対する呼を、移動局に着信させることができない。例えば、移動局が或る呼出しエリアの外に移動した場合、交換局は、移動局が移動先の呼出しエリアで位置登録要求を基地局に送信して移動局の新しいエリア番号が交換局に登録されるまでは、その移動局に呼を着信させることができない。
一方、例えば、使用される交換局が最初の交換局から代替的な交換局へ切り替えられた場合に、仮に、同じ基地局に対して、最初の交換局に登録されたエリア番号と同じエリア番号が、代替的な交換局に登録されたとする。この場合、基地局によって呼出しエリア内の移動局に報知されるエリア番号は変化しないので、同じ呼出しエリア内に留まる移動局は位置登録要求を基地局に送信することはなく、従って、移動局が位置する呼出しエリアのエリア番号は代替的な交換局に登録されない。従って、代替的な交換局は、同じ呼出しエリア内に留まる移動局に呼を着信させることができない。
このような事態を回避するために、交換局の管理者は、通常、同じ基地局に対して、最初の交換局に登録されたエリア番号とは異なるエリア番号を、代替的な交換局に予め登録する。この場合、最初の交換局から代替的な交換局へ切り替えられたとき、代替的な交換局は、同じ基地局に、その異なるエリア番号を設定させる。そうすると、基地局によって移動局に報知されるエリア番号がその異なるエリア番号に変化するので、移動局は位置登録要求を基地局に送信するようになる。次いで、基地局は移動局の位置登録要求を代替的な交換局に送信し、代替的な交換局において、移動局がその異なるエリア番号と対応付けて登録されるようになる。従って、代替的な交換局は、同じ呼出しエリア内に留まる移動局に呼を着信させることができるようになる。
このように、最初の交換局に登録されたエリア番号は代替的な交換局で再利用または共用できないので、交換局の管理者は、最初の交換局に登録されたエリア番号と異なるエリア番号を、代替的な交換局に登録する必要がある。しかし、交換局におけるそのような異なるエリア番号を再設定する作業は、管理者にとって大きな負担である。また、例えば、再開が発生したときの1つの交換局についても、再開前と再開後の間で、同様の問題が発生する。
発明者たちは、交換局が代替的な交換局へ切り替えられた場合、代替的な交換局において同じ基地局に同じエリア番号が割り当てられても移動局の位置登録要求が発生するようにすれば、代替的な交換局に移動局のエリア番号が登録されるようになる、と認識した。また、発明者たちは、再開が発生したときの1つの交換局において、再開前と再開後の双方で同じ基地局に同じエリア番号が割り当てられても、再開後に移動局の位置登録要求が発生するようにすれば、再開後の交換局にエリア番号が登録されるようになる、と認識した。
実施形態の目的は、交換局の切り替えまたは再開の際に、その前後の2つのまたは1つの交換局において同じ基地局に対して同じエリア番号を使用できるようにし、それにもかかわらず移動局の位置登録要求が交換局に送信されるようにすることである。この目的は、実施形態によって達成することができる。
図1は、実施形態による、ネットワーク1に接続された、交換局装置20および22、一群の無線の基地局装置300、302、304、および別の一群の無線の基地局装置322、324を含む移動体通信システムの概略的構成の例を示している。ここで、交換局装置20は、例えば、正系または主系の構内交換機(PBX)であり、交換局装置22は、例えば、代替的なまたは副系のまたは予備用の構内交換機(PBX)であるものとする。
ネットワーク1は、部分ネットワーク50および52等を含んでいる。ネットワーク1は、インターネット・プロトコル(IP)に準拠したイントラネットであり、例えばインターネットのような外部ネットワークを介して構築されてもよい。部分ネットワーク50および52は、それぞれのルータ14および16を介して互いに接続されている。ルータ12がルータ14に接続され、ルータ14がルータ16に接続されている。交換局装置20はルータ12に接続され、交換局装置22はルータ14に接続される。また、基地局装置300〜304は部分ネットワーク50に接続され、基地局装置322〜324は部分ネットワーク52に接続されている。
交換局装置20は、部分ネットワーク50および52上の基地局装置300〜304および322〜324を介して、電話通信のための呼の設定および通話路の形成を行う。交換局装置20において、基地局装置300〜304には、部分ネットワーク50に関連付けられた破線で囲まれた呼出しエリア60が割り当てられている。また、交換局装置20において、基地局装置322〜324には、部分ネットワーク52に関連付けられた破線で囲まれた別の呼出しエリア62が割り当てられている。交換局装置22は、交換局装置20から交換局装置22へ切り替えられた後で、代替的に交換局装置20と同様の形態で動作する。
子機としての移動局装置40は、呼出しエリア60内で親機としての基地局装置300〜304を介して、同じまたは他の呼出しエリア60、62内の移動局装置42、46との間で電話通信を行う。移動局装置40、42、46は、例えば、携帯端末、PHS(Personal Handy-phone System)端末、内線電話用の移動端末、またはその他の端末装置であってもよい。
図2Aは、基地局装置300〜324の概略的な構成(configuration)の例を示している。
基地局装置300〜324の各々は、例えば、プロセッサ3020、記憶部3026、ネットワーク・インタフェース(NW/IF)3028、通信制御部3030、および無線送受信部3050を含んでいる。プロセッサ3020または通信制御部3030は、ネットワーク・インタフェース3028を介しネットワーク1を介して交換局装置20または22に接続する。基地局装置300〜324の各々は、外付けのドライブ3052に接続可能であってもよい。プロセッサ3020は、通信制御部3030の機能を含んでいてもよい。
プロセッサ3020は、コンピュータ用のCPU(Central Processing Unit)であってもよい。記憶部3026は、主記憶装置および補助記憶装置を含んでいる。主記憶装置は、半導体メモリ等の記憶装置を含んでいる。補助記憶装置は、例えば、フラッシュ・メモリのような半導体メモリを含んでいてもよい。ドライブ3052は、ソフトウェアが記録された例えば光ディスクまたは磁気ディスクのような記録媒体3056を読み取るためのものであってもよい。そのソフトウェアは、例えば、OS、データベース管理システム(DBMS)、アプリケーション・プログラム、等を含んでいてもよい。アプリケーション・プログラムは、通信制御用のアプリケーションを含んでいてもよい。
プロセッサ3020は、例えば集積回路として実装された専用のプロセッサであってもよい。また、プロセッサ3020は、記憶部3026に格納されたアプリケーション・プログラムに従って動作するものであってもよい。アプリケーション・プログラムは、記録媒体3056に格納されていて、ドライブ3052によって記録媒体3056から読み出されて基地局装置300〜324にインストールされてもよい。
図2Bは、通信制御部3030のファームウェアまたはソフトウェアの概略的な構成(configuration)の例を示している。
通信制御部3030は、エリア制御部3032、メッセージ送受信部3040、無線チャネル制御部3042、設定ファイル3038、およびOS(オペレーティング・システム)部3048を含んでいる。エリア制御部3032は、メッセージ送受信部3040、無線チャネル制御部3042に結合され、設定ファイル3038を参照することができる。設定ファイル3038は、記憶部3026における、例えばRAMディスクに格納されてもよい。エリア制御部3032、メッセージ送受信部3040、および無線チャネル制御部3042は、OS部3048上で動作する。
エリア制御部3032は、対交換局制御部3034および対移動局制御部3036を含んでいる。対交換局制御部3034は、交換局装置20、22に対するリンク状態またはリンクアップ状態30342と、交換局装置20、22から受信した受信エリア番号30344とに関する情報を管理し参照する。リンク状態30342は、リンクアップ状態またはリンクダウン状態のいずれかの状態をとる。また、対移動局制御部3036は、呼出しエリア内の移動局装置40〜46に報知または送信される報知エリア番号30362を管理し参照する。交換局装置20、22との間で使用される受信エリア番号30344と、移動局に送信される報知エリア番号30362とは、共に同じ値を有する場合と、互いに異なる値を有する場合とがある。また、エリア制御部3032は設定ファイル3038を参照し、例えば、エリア制御部3032の対移動局制御部3036は設定ファイル3038中の補正要素の値を参照する。
設定ファイル3038は、コンフィギュレーション情報として、受信エリア番号Xに対する補正要素または補正値ΔX(例えば、ΔX=1または−1)を格納している。報知エリア番号は、例えば、受信エリア番号Xと同じか、または受信エリア番号Xに補正要素を加算した合計値(X+ΔX)であってもよい。補正要素ΔXが負の値である場合、加算は、実質的には減算である。その合計値(X+ΔX)は、交換局装置20から交換局装置22に切り替えられる前に、交換局装置20の登録情報においていずれの呼出しエリアのエリア番号としても登録されていない値である。
図3は、交換局装置20および22のそれぞれの概略的な構成(configuration)の例を示している。
交換局装置20および22の各々は、コンピュータであってもよく、例えば、通話路設定のためのスイッチ部26、プロセッサ202、記憶部204、および通信部210を含んでいる。プロセッサ202は、通信部210を介しネットワーク1を介して基地局装置300〜324に接続する。
プロセッサ202は、コンピュータ用のCPU(Central Processing Unit)であってもよい。記憶部204は、主記憶装置および補助記憶装置を含んでいる。主記憶装置は、半導体メモリ等の記憶装置を含んでいる。補助記憶装置は、例えば、ハードディスク・ドライブ(HDD)、および/または、フラッシュ・メモリのような半導体メモリを含んでいてもよい。プロセッサ202は、例えば集積回路として実装された専用のプロセッサであってもよい。また、プロセッサ202は、記憶部204に格納されたアプリケーション・プログラムに従って動作するものであってもよい。
次は、基地局装置300および交換局装置20、22の概略的な動作について説明する。
図4Aは、通常の形態による、交換局装置20が動作している場合の、交換局装置20、22における基地局装置300および移動局装置40に関する登録情報の例を示している。
図4Bは、通常の形態による、使用される交換局が交換局装置20から交換局装置22に切り替えられた場合の、切り替え後の交換局装置22における基地局装置300および移動局装置40に関する登録情報の例を示している。
図4Aにおいて、交換局装置20において、登録情報として、例えば、基地局装置300〜324の複数の基地局識別情報“BS#1”、“BS#2”、“BS#3”等に対するエリア識別情報またはエリア番号“10”、“10”、“20”等が登録されている。また、交換局装置20において、登録情報として、例えば、移動局装置40の基地局識別情報“PHS_A”に対するエリア番号“10”が登録されている。
この場合、交換局装置20の登録情報における移動局装置40のエリア番号“10”は、例えば次のような手順で登録されたものである。即ち、基地局装置300〜304は、定期的に、呼出しエリア60に、エリア番号“10”を含む無線チャネル情報を報知または送信する。移動局装置40は、移動して呼出しエリア60内に入ると、基地局装置300からエリア番号“10”を受信し、その受信に応答して位置登録の要求を基地局装置300に送信する。基地局装置300は、移動局装置40からの位置登録の要求の受信に応答して、移動局装置40の位置登録の要求を交換局装置20に送信する。交換局装置20は、基地局装置300からの移動局装置40の位置登録の要求の受信に応答して、移動局装置40の基地局識別情報“PHS_A”を、登録情報における基地局装置300のエリア番号“10”に対応付けて、登録情報として記憶する。
一方、交換局装置22において、登録情報として、例えば、基地局装置300〜324の複数の基地局識別情報“BS#1”〜“BS#3”等に対するエリア番号“11”、“11”、“21”等が予め登録されている。即ち、交換局装置22の登録情報では、同じ基地局装置300〜324に対して、交換局装置20の登録情報におけるエリア番号“10”、“10”、“20”とは異なるエリア番号“11”、“11”、“21”がそれぞれ割り当てられている。従って、管理者は、交換局装置22において、交換局装置20の登録情報における基地局識別情報に対するエリア番号とは異なるエリア番号を、登録情報における同じ基地局識別情報に対するエリア番号として用意して登録する。
図4Bにおいて、交換局が交換局装置20から交換局装置22に切り替えられた場合、基地局装置300〜304は、その切り替えに応答して、交換局装置22にリンクアップしまたは接続して、交換局装置22から新しいエリア番号を受信する。次いで、基地局装置300は、呼出しエリア60内の移動局に報知または送信するエリア番号を、受信した新しいエリア番号に変更する。新しいエリア番号は、例えば“11”である。
その後、基地局装置300〜304は、定期的に、呼出しエリア60に、新しいエリア番号“11”を含む無線チャネル情報を報知または送信する。移動局装置40は、基地局装置300からの変更された新しいエリア番号の受信に応答して、位置登録の要求を基地局装置300に送信する。基地局装置300は、移動局装置40からの位置登録の要求の受信に応答して、移動局装置40の位置登録の要求を交換局装置22に送信する。交換局装置22は、移動局装置40の位置登録の要求の受信に応答して、移動局装置40の基地局識別情報“PHS_A”を、登録情報における基地局装置300のエリア番号“11”に対応付けて、登録情報として記憶する。
従って、この場合、移動局装置40が位置する呼出しエリア60の新しいエリア番号が交換局装置22に登録されるので、交換局装置22は、移動局装置40に呼を着信させることができる。しかし、交換局装置20と交換局装置22の双方の登録情報の間で、基地局装置300に割り当てられるエリア番号が互いに異なる。従って、管理者は、交換局装置20に登録されたエリア番号と異なるように新しいエリア番号を慎重に決定して交換局装置22に登録することを要し、その登録作業は大きな負担である。
図5Aは、実施形態による、交換局装置20が動作している場合の、交換局装置20、22における基地局装置300および移動局装置40に関する登録情報の例を示している。
図5Bは、実施形態による、使用される交換局が交換局装置20から交換局装置22に切り替えられた場合の、切り替え後の交換局装置22における基地局装置300および移動局装置40に関する登録情報の例を示している。
図5Aにおいて、図4Aの場合と同様に、交換局装置20において、登録情報として、例えば、基地局装置300〜324の基地局識別情報“BS#1”〜“BS#3”等に対するエリア識別情報またはエリア番号“10”、“10”、“20”等が登録されている。また、交換局装置20において、登録情報として、例えば、移動局装置40の基地局識別情報“PHS_A”に対するエリア番号“10”が登録されている。
一方、交換局装置22において、登録情報として、交換局装置20の登録情報と同様に、基地局装置300〜324の基地局識別情報“BS#1”〜“BS#3”等に対して同じエリア番号“10”、“10”、“20”等が登録されている。従って、管理者は、同じ基地局識別情報に対して、交換局装置20の登録情報と同じエリア番号を、交換局装置22の登録情報におけるエリア番号として用意して登録すればよい。
図5Bにおいて、交換局が交換局装置20から交換局装置22に切り替えられた場合、基地局装置300〜304は、その切り替えに応答して、交換局装置22にリンクアップしまたは接続して、交換局装置22から、切り替え前と同じエリア番号を受信する。
一方、基地局装置300は、受信したエリア番号が切り替え前の報知エリア番号と同じであれば、受信エリア番号Xに補正要素ΔXを加算して得た合計値(X+ΔX)を、呼出しエリア60内の移動局に報知する新しい報知エリア番号として設定する。補正要素ΔXは、正または負の値を表す。例えば、受信エリア番号Xが“10”であり、補正要素ΔXが “1”であり、新しい報知エリア番号が“11”である。このように、受信エリア番号に補正要素を加算して報知エリア番号を求めることによって、異なる呼出しエリア60および62の基地局装置300等および322等の異なる受信エリア番号(例えば、10および20)に対して、同じ補正要素を適用することができる。
その後、基地局装置300〜304は、定期的に、呼出しエリア60に、新しいエリア番号“11”を含む無線チャネル情報を報知または送信する。移動局装置40は、基地局装置300からの変更された新しい報知エリア番号の受信に応答して、位置登録の要求を基地局装置300に送信する。基地局装置300は、移動局装置40からの位置登録の要求の受信に応答して、移動局装置40の位置登録の要求を交換局装置22に送信する。交換局装置22は、移動局装置40の位置登録の要求の受信に応答して、移動局装置40の基地局識別情報“PHS_A”を、登録情報における基地局装置300のエリア番号“10”に対付けて、登録情報として記憶する。
従って、交換局装置20と交換局装置22の双方の登録情報における基地局装置300のエリア番号は同じあるが、基地局装置300から移動局装置40に送信される報知エリア番号は変化する。従って、移動局装置40は位置登録の要求を基地局装置300に送信し、移動局装置40が位置する呼出しエリア60のエリア番号が交換局装置22に登録されるので、交換局装置22は、移動局装置40に呼を着信させることができる。
その後、移動局装置40が交換局装置22に登録されるとき、および交換局装置22が移動局装置40に呼を着信させるときなどにおいて、基地局装置300と交換局装置22の間で基地局装置300のエリア番号が送受信されることはない。従って、移動局装置40が記憶している基地局装置300の報知エリア番号(例えば、“11”)が、交換局装置22に送信されることはない。従って、交換局装置22における登録情報中の基地局装置300のエリア番号と、基地局装置300における移動局に対する報知エリア番号とは、互いに独立に設定することができる。
また、交換局装置20は、例えば交換機のフェーズ2(PH2)再開のような、初期設定を伴う再開または再立ち上げが行われた場合に、図5Bにおける切り替え後の交換局装置22と同様の形態で動作する。ここで、フェーズ2は、交換呼処理を実行中の交換局が、故障処理や人為的処理等の要因により全ての交換呼処理を停止して、プログラムおよびハードウェアの呼処理データを初期設定し、保持している所データと加入者データのみで呼処理を再度開始する動作である。
交換局装置20は、再開されると、移動局に関する全ての登録情報を失う。従って、交換局装置20が再開された場合、基地局装置300は、その再開の検出に応答して、新たに交換局装置20にリンクアップしまたは接続して、切り替え前と同じエリア番号を交換局装置20から受信する。
一方、基地局装置300は、受信したエリア番号が再開前の報知エリア番号と同じであれば、受信エリア番号Xに補正要素ΔXを加算して得た合計値(X+ΔX)を、自己の新しい報知エリア番号として設定する。この場合、例えば、受信エリア番号Xが“10”であり、補正要素ΔXが“1”であり、新しい報知エリア番号が“11”である。このように、受信エリア番号に補正要素を加算して報知エリア番号を求めることによって、異なる呼出しエリア60および62の基地局装置300等および322等の異なる受信エリア番号(例えば、10および20)に対して、同じ補正要素を適用することができる。
その後、基地局装置300〜304は、定期的に、呼出しエリア60に、新しいエリア番号“11”を含む無線チャネル情報を報知または送信する。移動局装置40は、基地局装置300からの変更された新しい報知エリア番号の受信に応答して、位置登録の要求を基地局装置300に送信する。基地局装置300は、移動局装置40からの位置登録の要求の受信に応答して、移動局装置40の位置登録の要求を交換局装置20に送信する。再開後の交換局装置20は、移動局装置40の位置登録の要求の受信に応答して、移動局装置40の基地局識別情報“PHS_A”を、登録情報における基地局装置300のエリア番号“10”に対応付けて、登録情報として記憶する。
従って、再開前と再開後の交換局装置20の登録情報における基地局装置300のエリア番号は同じであるが、基地局装置300から移動局装置40に送信される報知エリア番号は変化する。従って、移動局装置40は位置登録の要求を基地局装置300に送信し、移動局装置40が位置する呼出しエリア60のエリア番号が再開後の交換局装置20に登録されることになるので、再開後の交換局装置20は、移動局装置40に呼を着信させることができる。
図1において、基地局装置302〜324は、基地局装置300と同様の形態で動作する。また、移動局装置42および46は、移動局装置40と同様の形態で動作する。また、交換局装置20および22は、基地局装置302〜324に対して基地局装置300に対するのと同様の形態で動作し、移動局装置42および46に対して移動局装置40に対するのと同様の形態で動作する。
図6は、基地局装置300によって実行される、エリア制御のための処理のフローチャートの例を示している。ここで、図6の処理は、通信制御部3030によって実行されるものとして説明するが、通信制御部3030の代わりに、同様の通信制御機能を含むプロセッサ3020によって実行されてもよい。
図7A〜7Dは、基地局装置300のエリア制御部3032において保持され参照される管理情報の例を示している。管理情報は、呼出しエリア60の受信エリア番号、呼出しエリア60の報知エリア番号、および交換局との接続状態に関する情報を含んでいる。
図6を参照すると、ステップ502において、基地局装置300のエリア制御部3032(または対交換局制御部3034)は、いずれかの交換局装置20または22がネットワーク1上でオンライン状態であるかどうかを判定する。いずれの交換局装置もオンライン状態でないと判定された場合は、手順はステップ502に戻る。いずれかの交換局装置20または22がオンライン状態であると判定された場合は、手順はステップ504に進む。
ステップ504において、エリア制御部3032(対交換局制御部3034)は、自己の基地局装置300が交換局装置20または22に対してリンクアップ状態かどうかを判定する。基地局装置300がリンクアップ状態であると判定された場合は、手順はステップ502に戻る。基地局装置300がリンクアップ状態でないまたはリンクダウン状態であると判定された場合は、手順はステップ506に進む。
基地局装置300が交換局装置20または22に対してリンクアップ状態になく、即ちリンクダウン状態にあり、かつ初期状態である場合、エリア制御部3032は、例えば図7Aのような管理情報を保持する。図7Aにおいて、基地局装置300は交換局装置20、22からエリア番号を未だ受信していないので、受信エリア番号は初期値0(ゼロ)であり、報知エリア番号は初期値0(ゼロ)である。一方、基地局装置300が交換局装置20または22に対してリンクアップ状態にある場合、エリア制御部3032は、例えば図7B〜7Dのような管理情報を保持する。図7B〜7Dにおいて、受信エリア番号はX(例えば、10)であり、報知エリア番号は、更新前の、初期値0(ゼロ)、同じ値X、または異なる値Y(各矢印の左側)である。
ステップ506において、エリア制御部3032(対交換局制御部3034)は、オンライン状態にある交換局装置20または22にリンクアップ(接続)して、交換局装置20または22から基地局装置300のエリア番号Xを受信して保持する(図7B〜7D)。このようにして、交換局装置20または22がオンライン状態であるにもかかわらず基地局装置300が交換局装置20または22に対してリンクアップ状態にない場合に、基地局装置300は、交換局装置20または22にリンクアップしてエリア番号Xを受信する。
ステップ508において、エリア制御部3032(対移動局制御部3036)は、受信エリア番号Xが現在の報知エリア番号(0、XまたはY)と同じであるかどうかを判定する。受信エリア番号X(例えば、10)が、現在の報知エリア番号Xと同じであると判定された場合は、手順はステップ510に進む(図7C)。一方、受信エリア番号Xが、現在の報知エリア番号0(ゼロ)またはYと異なると判定された場合は、手順はステップ512に進む(図7B、7D)。
ステップ510において、エリア制御部3032(対移動局制御部3036)は、基地局装置300の受信エリア番号Xに補正要素ΔXを加算して、合計値(X+ΔX)を基地局装置300の新しい報知エリア番号として設定する。例えば、図7Cのように、報知エリア番号X(例えば、10)が、XからX+ΔX(例えば、11)に変更される。この場合、エリア制御部3032(対移動局制御部3036)は、新しい報知エリア番号X+ΔX(例えば、11)を移動局装置40に送信する。この場合、移動局装置40は、自装置が記憶する報知エリア番号の変化の検出に応答して、前述のように移動局装置40の位置登録の要求を基地局装置300に送信する。
ステップ512において、エリア制御部3032(対移動局制御部3036)は、基地局装置300の報知エリア番号0またはYを変更して、受信エリア番号Xを報知エリア番号として設定する。例えば、図7Dのように、現在の報知エリア番号0またはY(例えば、11)がX(例えば、10)に変更される。この場合、移動局装置40は、エリア番号の変化の検出に応答して、前述のように位置登録の要求を基地局装置300を介して送信する。従って、例えば、使用する交換局装置が交換局装置22から元の交換局装置20に切り替えられた場合、受信エリア番号と新しい報知エリア番号とが同じになる。
次は、移動局装置40、基地局装置300および交換局装置20、22の間でのより具体的な処理および送受信の手順について説明する。
図8Aおよび8Bは、移動局装置40が基地局装置300の呼出しエリア60に入って交換局装置20に登録されるまでの、移動局装置40、基地局装置300および交換局装置20、22の間での送受信のシーケンスの例を示している。
図8Aを参照すると、ステップ602において、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、定期的に、制御チャネル(BCCH(Broadcast Control CHannel))で、呼出しエリア60内の移動局に、エリア番号を含む無線チャネル情報を報知または送信する。エリア番号は、例えば“10”であってもよい。一方、移動局装置40は、呼出しエリア60内に入ると、基地局装置300からエリア番号を含む無線チャネル情報を受信する。ステップ604において、移動局装置40は、無線チャネル情報の受信に応答して、リンクチャネル確立の要求を基地局装置300に送信する。
ステップ606において、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、リンクチャネル確立の要求の受信に応答して、移動局装置40に対してリンクチャネルを割り当てる。移動局装置40は、リンクチャネルの割り当てを受信する。ステップ608において、移動局装置40は、割り当てられた下りリンクチャネル上で基地局装置300に同期バーストを送信する。ステップ610において、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、上りリンクチャネル上で移動局装置40に同期バーストを送信する。
図8Bを参照すると、ステップ616において、移動局装置40は、同期バーストの受信に応答して、移動局装置40の位置登録の要求を、移動局装置40の識別情報または電話番号と共に基地局装置300に送信する。
ステップ618において、基地局装置300(対交換局制御部3034)は、位置登録の要求の受信に応答して、移動局装置40の位置登録の要求を表す呼設定の要求(SETUP)のメッセージまたは信号を、交換局装置20に送信する。ステップ620において、交換局装置20(またはそのプロセッサ202)は、呼設定の要求の受信に応答して、呼設定の受付(CALL PROC)のメッセージまたは信号を基地局装置300に送信する。
ステップ622において、交換局装置20(プロセッサ202)は、付加情報(INFO)としての認証の要求(メッセージ)を基地局装置300に送信する。ステップ624において、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、認証の要求を移動局装置40に送信する。ステップ626において、移動局装置40は、認証の応答を基地局装置300に送信する。
ステップ628において、基地局装置300(対交換局制御部3034)は、付加情報(INFO)としての認証の応答(メッセージ)を交換局装置20に送信する。交換局装置20(プロセッサ202)は、認証の応答を受信すると、基地局装置300の識別情報または電話番号(PHS_A)を、登録情報における移動局装置40のエリア番号(例えば、10)に対応付けて、登録情報として記憶部204に設定する。
ステップ630において、交換局装置20(プロセッサ202)は、位置登録の完了を表す切断(DISC)(メッセージ)を基地局装置300に送信する。ステップ632において、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、位置登録の受付を移動局装置40に送信する。
ステップ634において、基地局装置300(対交換局制御部3034)は、解放(REL)(メッセージ)を交換局装置20に送信する。ステップ636において、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、切断(DISC)を表す信号を移動局装置40に送信する。ステップ638において、交換局装置20(プロセッサ202)は、解放完了(REL COMP)(メッセージ)を基地局装置300に送信する。
ステップ642において、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、移動局装置40との間の無線チャネルを切断する。ステップ644において、移動局装置40は、無線チャネルの切断に応答して、無線チャネルの切断の完了を表す信号を基地局装置300に送信する。ステップ646において、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、定期的に、呼出しエリア60内の移動局装置40等の移動局に、制御チャネル(BCCH)で、呼出しエリア60のエリア番号(例えば、“10”)を含む無線チャネル情報を報知または送信する。
このようにして、移動局装置40の識別情報または電話番号が、基地局装置300を介して、基地局装置300の呼出しエリア60のエリア番号と共に交換局装置20(記憶部204)の登録情報に登録される。
図9Aおよび9Bは、移動局装置40が交換局装置20に登録された後で、使用する交換局が交換局装置20から交換局装置22に切り替えられた場合の、移動局装置40、基地局装置300および交換局装置20、22の間での送受信のシーケンスの例を示している。交換局装置20から交換局装置22への切り替えは、例えば、交換局装置20に障害が発生したときに発生する。図9Aおよび9Bのシーケンスは、図8Aおよび8Bの後のシーケンスである。
図9Aを参照すると、ステップ650において、交換局装置20が、例えば障害の発生によって停止し、使用される交換局が交換局装置22に切り替えられたものとする。ステップ652において、交換局装置22(プロセッサ202)は、自己を初期化して起動しまたは立ち上がる。
ステップ654において、基地局装置300(対交換局制御部3034)は、交換局装置20との間のリンクダウン状態を検出して、ネットワーク1を介して、オンライン状態の交換局装置22に対してリンク確立またはリンクアップの要求のメッセージを送信する。交換局装置22(プロセッサ202)は、リンク確立の要求に応答して、記憶部204中の登録情報を参照して、基地局装置300のエリア番号を含む制御情報を基地局装置300に通知してもよい。ここで、交換局装置22において予め登録されている基地局装置300のエリア番号は、交換局装置20において登録されていたエリア番号と同じ(例えば、“10”)である。
ステップ656において、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、交換局装置22への接続確立またはリンクアップの後、呼出しエリア60内の移動局に対して報知する呼出しエリア60のエリア番号を変更する。その際、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、交換局装置22に登録されたまたは交換局装置22から受信した基地局装置300のエリア番号が、交換局の切替え前に呼出しエリア60内の移動局に送信していた報知エリア番号と同じかどうかを判定する。
切替え後の交換局装置22から受信したエリア番号が、移動局に対する報知エリア番号と同じである場合、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、受信エリア番号Xに補正要素ΔXを加算した値Yを、移動局に対する新しい報知エリア番号として設定する。例えば、受信エリア番号Xと報知エリア番号とが同じ“10”であれば、受信エリア番号“10”に補正要素ΔX=1を加算して得た値“11”が新しい報知エリア番号Yとして設定される。
一方、切替え後の交換局装置22から受信したエリア番号が、移動局に送信していた報知エリア番号と異なる場合、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、受信エリア番号Xを、移動局に対する新しい報知エリア番号として設定する。例えば、受信エリア番号Xが“10”であり、報知エリア番号Yが異なる“11”であれば、受信エリア番号“10”が新しい報知エリア番号(X)として設定される。従って、基地局装置300において受信エリア番号と報知エリア番号が異なっていても、また同じであっても、報知エリア番号が変更される。
ステップ658において、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、定期的に、呼出しエリア60内の移動局に対して、制御チャネルで呼出しエリア60の報知エリア番号(例えば、11)を含む無線チャネル情報を報知する。移動局装置40は、呼出しエリア60内に位置するので、定期的に、基地局装置300から、報知エリア番号を含む無線チャネル情報を受信する。ステップ660において、移動局装置40は、報知エリア番号を含む無線チャネル情報の受信に応答して、報知エリア番号が変更されたので、新しいエリア内に移動した場合と同様に、リンクチャネル確立の要求を基地局装置300に送信する。ステップ662において、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、リンクチャネル確立の要求に応答して、移動局装置40に対してリンクチャネルを割り当てる。
ステップ664および666は、それぞれ図8Aのステップ608および610と同様である。
図9Bを参照すると、ステップ672において、移動局装置40は、同期バーストの受信に応答して、移動局装置40の位置登録の要求を、移動局装置40の識別情報または電話番号(PS番号)と共に基地局装置300に送信する。
ステップ674において、基地局装置300(対交換局制御部3034)は、位置登録の要求の受信に応答して、移動局装置40の位置登録の要求を表す呼設定の要求(SETUP)(メッセージ)を、交換局装置22に送信する。ステップ676において、交換局装置22(プロセッサ202)は、呼設定の要求の受信に応答して、呼設定の受付(CALL PROC)(メッセージ)を基地局装置300に送信する。
ステップ678において、交換局装置22(プロセッサ202)は、付加情報(INFO)としての認証の要求(メッセージ)を基地局装置300に送信する。ステップ680および682は、それぞれ図8Bのステップ624および626と同様である。
ステップ684において、基地局装置300(対交換局制御部3034)は、付加情報(INFO)としての認証の応答(メッセージ)を交換局装置22に送信する。ステップ686において、交換局装置22(プロセッサ202)は、応答を受信すると、基地局装置300の識別情報または電話番号(PHS_A)を、登録情報中の移動局装置40のエリア番号(例えば10)に対応付けて登録情報として記憶部204に設定する。
ステップ688において、交換局装置22(プロセッサ202)は、位置登録の完了を表す切断(DISC)(メッセージ)を基地局装置300に送信する。ステップ690は、図8Bのステップ632と同様である。ステップ692において、基地局装置300(対交換局制御部3034)は、解放(REL)(メッセージ)を交換局装置22に送信する。
ステップ694は、図8Bのステップ636と同様である。ステップ696において、交換局装置22(プロセッサ202)は、解放完了(REL COMP)(メッセージ)を基地局装置300に送信する。ステップ700および702は、それぞれ図8Bのステップ640および644と同様である。
その後、図8Bのステップ646と同様に、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、定期的に、呼出しエリア60内の移動局に、制御チャネル(BCCH)で、変更後の報知エリア番号(例えば、11)を含む無線チャネル情報を報知する。
このようにして、移動局装置40の識別情報または電話番号が、基地局装置300を介して、交換局装置22における登録情報中の基地局装置300のエリア番号に対応付けて、交換局装置22(記憶部204)の登録情報に登録される。基地局装置300は、呼出しエリア60内の移動局に対して、変更された報知エリア番号を送信する。一方、交換局装置22は、基地局装置300のエリア番号として、交換局装置20の登録情報と同じエリア番号を使用する。
図10Aおよび10Bは、移動局装置40が交換局装置20に登録された後で、交換局装置20が再開された場合の、移動局装置40、基地局装置300および交換局装置20の間での送受信のシーケンスの例を示している。交換局装置20の再開は、例えば、交換局装置20に瞬間的なまたは一時的な障害が発生したときに発生する。図10Aおよび10Bのシーケンスは、図8Aおよび8Bの後のシーケンスである。
図10Aを参照すると、ステップ653において、交換局装置20が、例えば障害の発生によって自動的に再開されたものとする。ステップ653において、交換局装置20(プロセッサ202)は、自己を初期化して再起動しまたは再び立ち上がる。
ステップ655において、基地局装置300(対交換局制御部3034)は、交換局装置20との間のリンクダウン状態を検出して、ネットワーク1を介して、オンライン状態にある交換局装置20に対してリンク確立またはリンクアップの要求を送信する。交換局装置20(プロセッサ202)は、リンク確立の要求に応答して、記憶部204中の登録情報を参照して、基地局装置300にエリア番号を含む制御情報を再度通知してもよい。ここで、交換局装置20において予め登録されている基地局装置300のエリア番号は、再開時においても、再開前と同じ(例えば、10)である。
ステップ657において、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、交換局装置20への接続確立またはリンクアップの後、呼出しエリア60内の移動局に対して報知または送信する呼出しエリア60のエリア番号を変更する。その際、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、交換局装置20に登録されたまたは交換局装置20から受信した基地局装置300のエリア番号が、交換局の再開前に呼出しエリア60内の移動局に送信していた報知エリア番号と同じかどうかを判定する。
再開後の交換局装置20から受信したエリア番号が、移動局に対する報知エリア番号と同じである場合、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、受信エリア番号Xに補正要素ΔXを加算した値Yを、移動局に対する新しい報知エリア番号として設定する。例えば、受信エリア番号Xと報知エリア番号とが同じ“10”であれば、受信エリア番号“10”に補正要素ΔX=1を加算して得た値“11”が新しい報知エリア番号Yとして設定される。
一方、再開後の交換局装置20から受信したエリア番号が、移動局に送信していた報知エリア番号と異なる場合、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、受信エリア番号Xを、移動局に対する新しい報知エリア番号として設定する。例えば、受信エリア番号Xが“10”であり、報知エリア番号Yが異なる“11”であれば、受信エリア番号“10”が新しい報知エリア番号(X)として設定される。従って、基地局装置300において受信エリア番号と報知エリア番号が異なっていても、また同じであっても、報知エリア番号が変更される。
ステップ658において、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、定期的に、呼出しエリア60内の移動局に対して、制御チャネルで呼出しエリア60の報知エリア番号(例えば、11)を含む無線チャネル情報を報知する。移動局装置40は、呼出しエリア60内に位置するので、定期的に、基地局装置300から報知エリア番号を含む無線チャネル情報を受信する。ステップ660〜666は、図9Aのステップ660〜666と同様である。
図10Bを参照すると、ステップ672は、図9Bのものと同様である。
ステップ675において、基地局装置300(対交換局制御部3034)は、位置登録の要求の受信に応答して、移動局装置40の位置登録の要求を表す呼設定の要求(SETUP)(メッセージ)を、交換局装置20に送信する。ステップ677において、交換局装置20(プロセッサ202)は、呼設定の要求の受信に応答して、呼設定の受付(CALL PROC)(メッセージ)を基地局装置300に送信する。
ステップ679において、交換局装置20(プロセッサ202)は、付加情報(INFO)としての認証の要求(メッセージ)を基地局装置300に送信する。ステップ680および682は、それぞれ図8Bのステップ624および626と同様である。
ステップ685において、基地局装置300(対交換局制御部3034)は、付加情報(INFO)としての認証の応答(メッセージ)を交換局装置20に送信する。ステップ687において、交換局装置20(プロセッサ202)は、応答を受信すると、基地局装置300の識別情報または電話番号(PHS_A)を、登録情報中の移動局装置40のエリア番号(例えば10)に対応付けて登録情報として記憶部204に設定する。
ステップ689において、交換局装置20(プロセッサ202)は、位置登録の完了を表す切断(DISC)(メッセージ)を基地局装置300に送信する。ステップ690は、図8Bのステップ690と同様である。ステップ693において、基地局装置300(対交換局制御部3034)は、解放(REL)(メッセージ)を交換局装置20に送信する。
ステップ694は、図8Bのステップ636と同様である。ステップ697において、交換局装置20(プロセッサ202)は、解放完了(REL COMP)(メッセージ)を基地局装置300に送信する。ステップ700および702は、それぞれ図8Bのステップ640および644と同様である。
その後、図8Bのステップ636と同様に、基地局装置300(対移動局制御部3036)は、定期的に、呼出しエリア60内の移動局に、制御チャネル(BCCH)で、変更後の報知エリア番号(例えば、11)を含む無線チャネル情報を報知する。
このようにして、移動局装置40の識別情報または電話番号が、基地局装置300を介して、交換局装置20における登録情報中の基地局装置300のエリア番号に対応付けて、交換局装置20(記憶部204)の登録情報に再登録される。基地局装置300は、呼出しエリア60内の移動局に対して、変更された報知エリア番号を報知する。一方、交換局装置20は、基地局装置300のエリア番号として、再開前のエリア番号と同じエリア番号を使用する。
上述のように、実施形態によれば、交換局の管理者は、最初の交換局に登録されたエリア識別情報と同じエリア識別情報を、代替的な交換局に登録することができる。また、実施形態によれば、管理者は、再開前の交換局に登録されたエリア識別情報と同じエリア識別情報を、再開後の交換局に登録することができる。従って、管理者にとって、各交換局におけるエリア識別情報の設定作業の負担が大幅に軽減される。
ここで挙げた全ての例および条件的表現は、発明者が技術促進に貢献した発明および概念を読者が理解するのを助けるためのものであり、ここで具体的に挙げたそのような例および条件に限定することなく解釈され、また、明細書におけるそのような例の編成は本発明の優劣を示すこととは関係ない、と理解される。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、それに対して種々の変更、置換および変形を施すことができる、と理解される。
以上の実施例を含む実施形態に関して、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)第1および第2の交換局と、基地局とを含む移動体通信システムであって、
前記基地局は、
接続先の交換局が前記第1の交換局から前記第2の交換局に切り替わる場合に、移動局に送信するエリア識別情報を第1のエリア識別情報から第2のエリア識別情報に変更し、
前記第2の交換局は、
前記第2のエリア識別情報への変更後に前記移動局の位置登録要求を前記基地局から受信すると、前記移動局と、前記変更前の前記第1のエリア識別情報とを対応付けて記憶部に記憶する
ものであることを特徴とする移動体通信システム。
(付記2)前記基地局は、前記移動局に送信するエリア識別情報が前記第1のエリア識別情報であるときに前記第2の交換局から受信したエリア識別情報が前記第1のエリア識別情報であった場合に、前記移動局に送信するエリア識別情報を前記第1のエリア識別情報から前記第2のエリア識別情報に変更するものであることを特徴とする、付記1に記載の移動体通信システム。
(付記3)前記基地局は、前記移動局に送信するエリア識別情報が前記第2のエリア識別情報であるときに前記第2の交換局から受信したエリア識別情報が前記第1のエリア識別情報であった場合に、前記移動局に送信するエリア識別情報を前記第2のエリア識別情報から前記第1のエリア識別情報に変更するものであることを特徴とする、付記1または2に記載の移動体通信システム。
(付記4)前記基地局は正または負の補正値を記憶しており、前記第2のエリア識別情報は前記第1のエリア識別情報に前記補正値を加算したものであることを特徴とする、付記1乃至3のいずれかに記載の移動体通信システム。
(付記5)前記第1の交換局および前記第2の交換局は、共に、前記基地局のエリア識別情報として前記第1のエリア識別情報を記憶部に記憶するものであることを特徴とする、付記1乃至4のいずれかに記載の移動体通信システム。
(付記6)交換局と、基地局とを含む移動体通信システムであって、
前記基地局は、
前記交換局が再開された場合に、前記移動局に送信するエリア識別情報を第1のエリア識別情報から第2のエリア識別情報に変更し、
前記交換局は、
前記第2のエリア識別情報への変更後に前記移動局の位置登録要求を前記基地局から受信すると、前記移動局と、前記変更前の前記第1のエリア識別情報とを対応付けて記憶部に記憶する
ものであることを特徴とする移動体通信システム。
(付記7)前記基地局は、前記移動局に送信するエリア識別情報が前記第1のエリア識別情報であるときに前記交換局から受信したエリア識別情報が前記第1のエリア識別情報であった場合に、前記移動局に送信するエリア識別情報を前記第1のエリア識別情報から前記第2のエリア識別情報に変更するものであることを特徴とする、付記6に記載の移動体通信システム。
(付記8)前記基地局は、前記移動局に送信するエリア識別情報が前記第2のエリア識別情報であるときに前記交換局から受信したエリア識別情報が前記第1のエリア識別情報であった場合に、前記移動局に送信するエリア識別情報を前記第2のエリア識別情報から前記第1のエリア識別情報に変更するものであることを特徴とする、付記6または7に記載の移動体通信システム。
(付記9)前記基地局は正または負の補正値を記憶しており、前記第2のエリア識別情報は前記第1のエリア識別情報に前記補正値を加算したものであることを特徴とする、付記6乃至8のいずれかに記載の移動体通信システム。
(付記10)前記交換局は、前記変更前および前記変更後において、前記基地局のエリア識別情報として前記第1のエリア識別情報を記憶部に記憶するものであることを特徴とする、付記6乃至9のいずれかに記載の移動体通信システム。
(付記11)接続先の交換局が第1の交換局から第2の交換局に切り替わる場合に、前記切り替え前に前記第1の交換局から受信したのと同じ第1のエリア識別情報を、前記第2の交換局から受信する第1の処理部と、
移動局に送信するエリア識別情報を、受信した前記第1のエリア識別情報から第2のエリア識別情報に変更し、前記第2のエリア識別情報への変更後に前記移動局から位置登録要求を受信する第2の処理部と、
を含み、
前記第1の処理部は、前記移動局の位置登録要求を前記第2の交換局に送信するものであることを特徴とする基地局装置。
(付記12)交換局が再開された場合に、前記再開前に前記交換局から受信したのと同じ第1のエリア識別情報を前記交換局から受信する第1の処理部と、
移動局に送信するエリア識別情報を、受信した前記第1のエリア識別情報から第2のエリア識別情報に変更し、前記第2のエリア識別情報への変更後に前記移動局から位置登録要求を受信する第2の処理部と、
を含み、
前記第1の処理部は、前記移動局の位置登録要求を前記交換局に送信するものであることを特徴とする基地局装置。
(付記13)基地局が、接続先の交換局が第1の交換局から第2の交換局に変更される場合に、移動局に送信するエリア識別情報を第1のエリア識別情報から第2のエリア識別情報に変更し、
前記第2の交換局が、前記第2のエリア識別情報への変更後に前記移動局の位置登録要求を前記基地局から受信すると、前記移動局と、前記変更前の前記第1のエリア識別情報とを対応付けて記憶部に記憶する
処理を実行する通信方法。
(付記14)交換局が再開された場合に、基地局が、移動局に送信するエリア識別情報を第1のエリア識別情報から第2のエリア識別情報に変更し、
前記交換局が、前記第2のエリア識別情報への変更後に前記移動局の位置登録要求を前記基地局から受信すると、前記移動局を、変更前の前記第1のエリア識別情報と対応付けて記憶部に位置登録を行う
処理を実行する通信方法。
1 ネットワーク
20、22 交換局装置
202 プロセッサ
204 記憶部
300、302、304、322、324 基地局装置
3020 プロセッサ
3030 通信制御部
3032 エリア制御部
3034 対交換局制御部
3036 対移動局制御部
40、42、46 移動局装置
60、62 呼出しエリア

Claims (8)

  1. 第1および第2の交換局と、基地局とを含む移動体通信システムであって、
    前記基地局は、
    接続先の交換局が前記第1の交換局から前記第2の交換局に切り替わる場合に、移動局に送信するエリア識別情報を第1のエリア識別情報から第2のエリア識別情報に変更し、
    前記第2の交換局は、
    前記第2のエリア識別情報への変更後に前記移動局の位置登録要求を前記基地局から受信すると、前記移動局と、前記変更前の前記第1のエリア識別情報とを対応付けて記憶部に記憶する
    ものであることを特徴とする移動体通信システム。
  2. 前記基地局は、前記移動局に送信するエリア識別情報が前記第1のエリア識別情報であるときに前記第2の交換局から受信したエリア識別情報が前記第1のエリア識別情報であった場合に、前記移動局に送信するエリア識別情報を前記第1のエリア識別情報から前記第2のエリア識別情報に変更するものであることを特徴とする、請求項1に記載の移動体通信システム。
  3. 交換局と、基地局とを含む移動体通信システムであって、
    前記基地局は、
    前記交換局が再開された場合に、前記移動局に送信するエリア識別情報を第1のエリア識別情報から第2のエリア識別情報に変更し、
    前記交換局は、
    前記第2のエリア識別情報への変更後に前記移動局の位置登録要求を前記基地局から受信すると、前記移動局と、前記変更前の前記第1のエリア識別情報とを対応付けて記憶部に記憶する
    ものであることを特徴とする移動体通信システム。
  4. 前記基地局は、前記移動局に送信するエリア識別情報が前記第1のエリア識別情報であるときに前記交換局から受信したエリア識別情報が前記第1のエリア識別情報であった場合に、前記移動局に送信するエリア識別情報を前記第1のエリア識別情報から前記第2のエリア識別情報に変更するものであることを特徴とする、請求項3に記載の移動体通信システム。
  5. 接続先の交換局が第1の交換局から第2の交換局に切り替わる場合に、前記切り替え前に前記第1の交換局から受信したのと同じ第1のエリア識別情報を、前記第2の交換局から受信する第1の処理部と、
    移動局に送信するエリア識別情報を、受信した前記第1のエリア識別情報から第2のエリア識別情報に変更し、前記第2のエリア識別情報への変更後に前記移動局から位置登録要求を受信する第2の処理部と、
    を含み、
    前記第1の処理部は、前記移動局の位置登録要求を前記第2の交換局に送信するものであることを特徴とする基地局装置。
  6. 交換局が再開された場合に、前記再開前に前記交換局から受信したのと同じ第1のエリア識別情報を前記交換局から受信する第1の処理部と、
    移動局に送信するエリア識別情報を、受信した前記第1のエリア識別情報から第2のエリア識別情報に変更し、前記第2のエリア識別情報への変更後に前記移動局から位置登録要求を受信する第2の処理部と、
    を含み、
    前記第1の処理部は、前記移動局の位置登録要求を前記交換局に送信するものであることを特徴とする基地局装置。
  7. 基地局が、接続先の交換局が第1の交換局から第2の交換局に変更される場合に、移動局に送信するエリア識別情報を第1のエリア識別情報から第2のエリア識別情報に変更し、
    前記第2の交換局が、前記第2のエリア識別情報への変更後に前記移動局の位置登録要求を前記基地局から受信すると、前記移動局と、前記変更前の前記第1のエリア識別情報とを対応付けて記憶部に記憶する
    処理を実行する通信方法。
  8. 交換局が再開された場合に、基地局が、移動局に送信するエリア識別情報を第1のエリア識別情報から第2のエリア識別情報に変更し、
    前記交換局が、前記第2のエリア識別情報への変更後に前記移動局の位置登録要求を前記基地局から受信すると、前記移動局を、変更前の前記第1のエリア識別情報と対応付けて記憶部に位置登録を行う
    処理を実行する通信方法。
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