JP2016076190A - 電子カルテシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】衛生士業務記録簿や歯周検査記録表等を含む診療情報の記録漏れ、記録誤りを横断的に防ぎ、以って診療情報の品質を向上させる電子カルテシステムを提供する。【解決手段】電子カルテシステムは、(1)患者のカルテを開いた時(2)カルテに変更を加えた時(3)患者のカルテを閉じる時の、三つのタイミングで、チェック機能を走らせ、カルテに入力されている内容に対し、直ちにチェックを行う。エラーを検出したらカルテ画面1201に表示する。【選択図】図12

Description

本発明は、歯科医院向けの電子カルテシステムに関する。
今日、情報通信技術の発達により、様々な業務支援システムがエンドユーザへ安価に提供できるに至っている。このような実情に鑑み、出願人は、主に歯科医院向けの電子カルテシステムを開発、販売している。紙ベースのカルテと比較して、電子カルテシステムは記録する条件に一定のルールを設けることで、カルテの品質を向上させる効果がある。カルテの記載内容の品質を向上させることは、医療ミスの低減、医療内容の質の向上にも繋がる。特に歯科医院の場合、歯の数が多いため、患者の歯の一本一本の状態を適切に管理しなければならない。したがって、歯科医院の診療内容はデータベースとの親和性が高く、歯科医院が電子カルテシステムを導入することによってもたらされるメリットは大きい。
一例として、電子カルテ装置の先行技術文献を特許文献1に示す。特許文献1には、カルテ作成時における医師の操作負担を低減する電子カルテ装置の技術内容が開示されている。
なお、本明細書において、診療情報とは、疾患と治療に関する全ての情報を指す。すなわち、カルテ、衛生士業務記録簿、歯周検査記録表等に記載され得る情報全てである。
特開2014−119863号公報
しかしながら、これまでの歯科医院向けの電子カルテシステムは、衛生士業務記録簿や歯周検査記録表等を含む診療情報の記録漏れ、記録誤りを横断的にチェックして、各スタッフがとるべき行動指針をナビゲーションする機能がなかった。診療情報において記録内容の不備は医療内容の質の低下、そして医療ミスにも繋がりかねない。
本発明はかかる課題を解決し、診療情報の記録漏れ、記録誤りを防ぎ、以って診療情報の品質を向上させる、電子カルテシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電子カルテシステムは、患者の診療情報が記録される診療情報データベースと、診療情報データベースの整合性に関する情報が記録される非整合性検出規則データベースと、診療情報データベースに含まれる患者の診療情報に対し、非整合性検出規則データベースを参照してエラー情報を出力する非整合性検出部と、診療情報及びエラー情報が表示される表示部と、次に述べるカルテ編集部を具備する。カルテ編集部は、診療情報データベースから特定の患者の診療情報を読み出して表示部に表示する際に、非整合性検出部を起動して診療情報のエラー情報を取得して表示部に表示すると共に、診療情報データベースに診療情報を記録する際に、非整合性検出部を起動して診療情報データベースに記録する診療情報のエラー情報を取得して表示部に表示する。
本発明により、記載内容の欠損を防ぎ、以ってカルテの記載内容の品質を向上させる、電子カルテシステムを提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施形態に係る電子カルテシステムの全体構成を示す概略図である。 メインマシンのハードウェア構成を示すブロック図と、メインマシンの電子カルテシステムとしてのソフトウェア機能を示すブロック図である。 データベースの構成を示す図である。 本実施形態の電子カルテシステムにおける、おおまかな動作状態の流れを示す状態遷移図である。 本実施形態の電子カルテシステムにおける、全体的な動作の流れを示すフローチャートである。 患者チェックリスト処理の流れを示すフローチャートである。 患者チェックリストの表示例を示す図である。 カルテ操作処理の流れを示すフローチャートである。 チェック処理の流れを示すフローチャートである。 非整合性チェック処理の流れを示すフローチャートである。 非整合性検出規則データベースの、主要なフィールドのみを列挙した例を示す図である。 カルテ画面の一例を示す図である。 カルテ画面の診療内容表示欄とエラー表示欄の状態変化を示す図である。 カルテ画面の診療内容表示欄とエラー表示欄の状態変化を示す図である。
[電子カルテシステムの全体構成]
歯科医院は、殆どの場合歯科医師が一人又は数人程度、そして歯科衛生士や歯科助手が一人又は数人程度の、小規模な開業医である。すなわち、開業医とは中小企業であり、このように小規模な事業体に業務システムを導入する場合、比較的低価格なパソコンを用いた、SOHO(Small Office/Home Office)向けシステムを構築することが好ましい。
図1は、本発明の実施形態に係る電子カルテシステム101の全体構成を示す概略図である。
図1中、メインマシン102は電子カルテシステム101のサーバとクライアントを兼用している。そして、メインマシン102にネットワーク103を介して接続されている二台のサブマシン104は電子カルテシステム101のクライアントである。業務中において、サーバを兼用するメインマシン102は常時稼働している必要があるが、クライアント専用マシンであるサブマシン104は必ずしも稼働している必要はない。また、歯科医院の規模によっては、メインマシン102だけでもよい。
なお、電子カルテシステム101は毎月の利用料金の算定等を行うために、インターネットに接続され、図示しない管理サーバと所定の通信を行う。本実施形態において、管理サーバは本発明に直接的には関係しないので、説明を割愛する。
これ以降、電子カルテの説明については、電子カルテの機能を実現するメインマシン102のみ説明する。
[メインマシン102のハードウェア構成とソフトウェア機能]
図2Aは、メインマシン102のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2Bは、メインマシン102の電子カルテシステム101としてのソフトウェア機能を示すブロック図である。
図2A中、周知のパソコンであるメインマシン102は、バス201に接続された、CPU202、ROM203、RAM204、ハードディスク装置やフラッシュメモリ等の不揮発性ストレージ205、液晶ディスプレイ等の表示部206、キーボードやマウス等の操作部207、現在日時情報を出力するリアルタイムクロック(Real Time Clock:RTC)208を備える。
バス201には更に、ネットワーク103に接続するためのNIC(Network Information Card)209が接続されている。
不揮発性ストレージ205には、ネットワークOSと、電子カルテシステム101のプログラムが格納されており、メインマシン102はこれを実行することで、電子カルテシステム101の機能を実現する。
図2B中、入出力制御部210は、操作部207の操作情報を受け付けて、表示部206に所定の表示内容を表示する。そして、必要に応じて診療情報データベース211、非整合性検出規則データベース212及び検出結果記録データベース213に情報の書き込みと読み出しを行う。また、データベースサーバとしての機能として、ネットワーク103を介して他のサブマシン104と情報の送受信を行う。
入出力制御部210は、電子カルテシステム101の主な機能である、カルテ編集部214、非整合性検出部215、検出結果記録部216の、三つの機能を有する。
カルテ編集部214は、診療情報データベース211に新規レコードの追記や既存レコードの編集等を行う。また、編集内容を表示部206に表示する。
非整合性検出部215は、カルテ編集部214により起動されて、非整合性検出規則データベース212を参照し、カルテ編集部214から指定された患者の、指定された期間内における診療情報データベース211の記録内容を検証する。また、非整合性検出部215は、その記録内容を突き合わせて非整合性を検出した結果を、検出結果記録部216を通じて、検出結果記録データベース213に記録する。
図3は、データベースの構成を示す図である。
診療情報データベース211は、問診票データベース301、カルテデータベース302、衛生士業務記録データベース303、歯周検査記録データベース304を含む。本実施形態の電子カルテシステム101は、これら四つのデータベースの検証機能を有するが、これ以降はカルテデータベース302のみの説明に留める。
カルテデータベース302は、カルテテーブル305、病名テーブル306、処置テーブル307の、三つのテーブルにて構成される。
カルテテーブル305は、患者IDフィールドと、リンク番号フィールドと、順序番号フィールドと、日付フィールドと、部位フィールドを有する。
患者IDフィールドには、患者を一意に識別する患者IDが格納される。
リンク番号フィールドには、診療した部位について一意に区別する識別情報であるリンク番号が格納される。例えば、ある日にある患者に対し、上顎右側5番の歯と下顎左側4番の歯を治療したとする。すると、上顎右側5番の歯について1レコード、下顎左側4番の歯について1レコード、カルテテーブル305には追記録される。その記録されたレコードを一意に区別するための情報がリンク番号である。
順序番号フィールドには、リンク番号にて区別される部位単位の診療情報を、表示部206の画面上にて順序に従って並べるための順序番号が格納される。
日付フィールドには、診療日が格納される。
部位フィールドには、診療対象部位が格納される。
病名テーブル306は、患者IDフィールドと、リンク番号フィールドと、病名順序番号フィールドと、病名フィールドを有する。
患者IDフィールドと、リンク番号フィールドは、カルテテーブル305の同名フィールドと同一の内容である。すなわち、カルテテーブル305と病名テーブル306は、患者IDフィールドと、リンク番号フィールドで紐付けられる。
病名フィールドには、カルテテーブル305の当該レコードに記録されている部位の病名を示す情報が格納される。
病名順序番号フィールドには、病名フィールドに格納される病名について、表示部206の画面上にて順序に従って並べるための順序番号が格納される。一つの部位について、複数の疾患が存在し得るので、病名テーブル306にはこの病名順序番号フィールドが設けられている。したがって、カルテテーブル305と病名テーブル306は、一対多の関係である。
処置テーブル307は、患者IDフィールドと、リンク番号フィールドと、処置順序番号フィールドと、処置フィールドと、点数フィールドと、回数フィールドとを有する。
患者IDフィールドと、リンク番号フィールドは、カルテテーブル305及び病名テーブル306の同名フィールドと同一の内容である。すなわち、カルテテーブル305と処置テーブル307は、病名テーブル306と同様、患者IDフィールドと、リンク番号フィールドで紐付けられる。
処置フィールドには、カルテテーブル305の当該レコードに記録されている部位に対応して、施した処置を示す情報が記録される。
処置順序番号フィールドには、処置フィールドに格納される処置について、表示部206の画面上にて順序に従って並べるための順序番号が格納される。一つの部位について、複数の処置が発生し得るので、処置テーブル307にはこの処置順序番号フィールドが設けられている。したがって、カルテテーブル305と処置テーブル307は、一対多の関係である。
点数フィールドには、処置フィールドに記録されている処置に対応する、診療点数が記録される。
回数フィールドには、処置フィールドに記録されている処置に対する、算定回数が記録される。
処置フィールドに記録される情報は、歯を治療した結果のみを記録するに留まらない。歯を治療する予定、すなわち治療計画も記録することができる。また、初診の区切りを定めるマーキング情報も、この処置フィールドに記録される。
非整合性検出規則データベース212は、チェック項目テーブル308、項目Aテーブル309、項目Bテーブル310、項目指針対応テーブル311、行動指針テーブル312の、五つのテーブルにて構成される。
チェック項目テーブル308は、チェック項目IDフィールドと、エラーレベルフィールドと、分類フィールドを有する。
チェック項目IDフィールドには、チェック項目を一意に識別するチェック項目ID情報が格納される。
エラーレベルフィールドには、チェック項目に対応するエラーレベルが格納される。エラーレベルとは、直ちに修正を必要とする「エラー」、修正することが望ましい「警告」等の、チェック項目の重要度を示す情報である。
分類フィールドには、チェック項目の内容に応じた分類を示す情報が格納される。
項目Aテーブル309は、チェック項目IDフィールドと、病名処置識別フラグフィールドと、病名又は処置フィールドを有する。
チェック項目IDフィールドは、チェック項目テーブル308の同名フィールドと同一の内容である。すなわち、チェック項目テーブル308と項目Aテーブル309はチェック項目IDフィールドで紐付けられる。
病名又は処置フィールドには、病名テーブル306の病名フィールドに記録される病名を示す情報、又は処置テーブル307の処置フィールドに記録される処置を示す情報の何れかが格納される。
そして、病名処置識別フラグフィールドには、病名又は処置フィールドに格納される情報が病名であるか処置であるかを識別するためのフラグ情報が格納される。
項目Bテーブル310は、項目Aテーブル309と同様、チェック項目IDフィールドと、病名処置識別フラグフィールドと、病名又は処置フィールドを有する。これらのフィールドの内容も項目Aテーブル309と同じなので、詳細は割愛する。
項目指針対応テーブル311は、チェック項目IDフィールドと、行動指針IDフィールドと、順番フィールドを有する。
チェック項目IDフィールドは、チェック項目テーブル308の同名フィールドと同一の内容である。すなわち、チェック項目テーブル308と項目指針対応テーブル311はチェック項目IDフィールドで紐付けられる。
行動指針IDフィールドには、後述する行動指針テーブル312のレコードを一意に識別するための情報である行動指針ID情報が格納される。
順番フィールドには、チェック項目ID情報で特定されるチェック項目に対応する、行動指針ID情報で特定される行動指針テーブル312のレコードを取り出す順番を示す情報が格納される。
行動指針テーブル312は、行動指針IDフィールドと、行動指針テキストフィールドを有する。
行動指針IDフィールドには、前述の項目指針対応テーブル311で説明したように、行動指針テーブル312のレコードを一意に識別するための情報である行動指針ID情報が格納される。
行動指針テキストフィールドには、行動指針を示すテキスト、すなわち文章が格納される。このため、行動指針テキストフィールドは可変長テキストフィールドである。
チェック項目テーブル308と行動指針テーブル312は、多対多の対応である。この対応関係を示す情報が、項目指針対応テーブル311である。
行動指針の情報は、同じ内容のテキストを使い回すことが多い。このため、複数のチェック項目について、一つの行動指針テキストが対応する。また、行動指針テキストを細分化することで、一つのチェック項目について、複数の行動指針テキストを対応させることもできる。このような複雑な多対多の関係を、項目指針対応テーブル311で関連付けている。
非整合性検出規則データベース212において、チェック項目テーブル308と項目Aテーブル309は、一対一の対応関係である。
一方、チェック項目テーブル308と項目Bテーブル310は、一対多の対応関係である。
非整合性検出規則データベース212は、ある患者のカルテにおいて、項目Aテーブル309の病名処置識別フラグフィールドと病名又は処置フィールドの値(以下「項目A」)がある場合に、対応する項目Bテーブル310の病名処置識別フラグフィールドと病名又は処置フィールドの値(以下「項目B」)が存在するか否かを検証するためのチェックルールの集合体である。すなわち非整合性検出規則データベース212は、「項目Aがあるなら必ず項目Bがなければならない」という、因果関係を記述したリストである。
カルテリスト313は、患者IDフィールドと、リンク番号フィールドと、順序番号フィールドと、病名処置識別フラグフィールドと、病名又は処置フィールドを有する。
患者IDフィールドと、リンク番号フィールドと、順序番号フィールドは、カルテテーブル305及び病名テーブル306の同名フィールドと同一の内容である。
病名処置識別フラグフィールドと、病名又は処置フィールドは、項目Aテーブル309及び項目Bテーブル310の同名フィールドと同一の内容である。
カルテリスト313は、後述するチェック処理において一時的に作成されるリストである。詳細は図9にて後述する。
図4は、本実施形態の電子カルテシステム101における、おおまかな動作状態の流れを示す状態遷移図である。
電子カルテシステム101を起動すると、先ず、入出力制御部210は表示部206にメインメニューを表示する。これが、メインメニュー表示状態S401である。
メインメニュー表示状態S401から、使用者が患者チェックリストの機能を選択すると、入出力制御部210は、指定された患者の、指定された期間について、リスト範囲チェック処理S402を実行し、チェックリストを表示部206に表示する。これが、チェックリスト表示状態S403である。
メインメニュー表示状態S401から、使用者が患者カルテ表示機能を選択するか、チェックリスト表示状態S403から、使用者が患者を指定して患者カルテ表示機能を選択すると、入出力制御部210は、指定された患者の初診期間について、患者チェック処理S404を実行し、その後患者のカルテを表示部206に表示する。これが、カルテ表示状態S405である。
カルテ表示状態S405から、使用者がカルテの追記録や編集を行うと、表示部206に表示されている患者の、操作部207から入力された項目について、追記・変更チェック処理S406を実行し、その後再び患者のカルテを表示部206に表示する、カルテ表示状態S405に戻る。
カルテ表示状態S405から、使用者がカルテの表示終了処理を選択すると、表示部206に表示されている患者の初診期間について、患者チェック処理S407を実行し、その後、メインメニュー表示状態S401、またはリスト表示状態S403に戻る。
ここで一旦、初診期間について説明する。
患者の診療は、患者が何らかの疾患を治療して貰うために、初めて医院に来た時点を示す情報を、処置テーブル307の処置フィールドに明示的に設ける。例えば、処置フィールドに、「初診」であることを示す「ZZZ」というコードを記録したレコードを設ける。このレコードが、初診の区切りを定めるマーキング情報である。
本実施形態の電子カルテシステム101は、図8にて後述するカルテ操作処理において、現在から直近の「初診」処置レコード迄のレコードを全て集めて、現在の患者のカルテとして、表示部206に表示する。
図5は、本実施形態の電子カルテシステム101における、全体的な動作の流れを示すフローチャートである。
電子カルテシステム101を起動すると(S501)、入出力制御部210は表示部206にメインメニューを表示して(S502)、操作部207から使用者による動作の指示の入力を待つ(S503)。このステップS503は、図4のメインメニュー表示状態S401に相当する。
入出力制御部210は、操作部207から入力された操作指示がカルテ表示の指示であるか否かを確認する(S504)。
操作部207から入力された操作指示がカルテ表示の指示であるならば(S504のYES)、入出力制御部210のカルテ編集部214はカルテ操作処理を実行する(S505)。
ステップS504において、操作部207から入力された操作指示がカルテ表示の指示でないならば(S504のNO)、次に入出力制御部210は、操作部207から入力された操作指示が患者チェックの指示であるか否かを確認する(S506)。
操作部207から入力された操作指示が患者チェックの指示であるならば(S506のYES)、入出力制御部210のカルテ編集部214は患者チェックリスト処理を実行する(S507)。
ステップS506において、操作部207から入力された操作指示が患者チェックの指示でないならば(S506のNO)、次に入出力制御部210は、操作部207から入力された操作指示が電子カルテシステム101を終了させる指示であるか否かを確認する(S508)。
操作部207から入力された操作指示が電子カルテシステム101を終了させる指示であるならば(S508のYES)、入出力制御部210は一連の処理を終了する(S509)。
ステップS508において、操作部207から入力された操作指示が電子カルテシステム101を終了させる指示でないならば(S506のNO)、入出力制御部210は、その指示に応じた処理を行う(S510)。
ステップS505、S507及びS510の何れも、それら処理の後は再びステップS502に戻り、処理を継続する。
図6は、患者チェックリスト処理の流れを示すフローチャートである。図5のステップS507に相当する。
処理を開始すると(S601)、入出力制御部210は患者と調査期間を指定するメニューを表示部206に表示して(S602)、操作部207から使用者による患者と調査期間の入力を待つ(S603)。
入出力制御部210は、操作部207から入力された患者と調査期間の指示を、非整合性検出部215に引き渡して(S604)、チェック処理を実行する(S605)。このステップS605は、図4のリスト範囲チェック処理S402に相当する。
入出力制御部210は、非整合性検出部215から受け取った検出結果を表示部206にリストとして表示して(S606)、操作部207から使用者による操作指示の入力を待つ(S607)。このステップS607は、図4のチェックリスト表示状態S403に相当する。
入出力制御部210は、操作部207から入力された操作指示がカルテ表示の指示であるか否かを確認する(S608)。
操作部207から入力された操作指示がカルテ表示の指示であるならば(S608のYES)、入出力制御部210のカルテ編集部214はカルテ操作処理を実行する(S609)。カルテ操作処理を実行した後は、リスト表示に戻る(S606)。
ステップS608において、操作部207から入力された操作指示がカルテ表示の指示でないならば(S608のNO)、次に入出力制御部210は、操作部207から入力された操作指示が患者チェックリスト表示処理を終了させる指示であるか否かを確認する(S611)。
操作部207から入力された操作指示が患者チェックリスト表示処理を終了させる指示であるならば(S611のYES)、入出力制御部210は一連の処理を終了する(S610)。そして、図5のステップS502の、メインメニュー表示に戻る。
ステップS611において、操作部207から入力された操作指示が患者チェックリスト表示処理を終了させる指示でないならば(S611のNO)、入出力制御部210は、その指示に応じた処理を行う(S612)。そして、再びステップS606に戻り、処理を継続する。
図7は、患者チェックリストの表示例を示す図である。図6のステップS606において、表示部206に表示される表示内容である。
図7中、リスト表示欄701には、複数の患者について、複数のチェック項目が一覧表示されている。このリスト表示欄701の中で、任意の項目をマウス等のポインティングデバイスでクリックすると、後述するカルテ表示画面に推移する。
図8は、カルテ操作処理の流れを示すフローチャートである。図5のステップS505、図6のステップS609に相当する。
処理を開始すると(S801)、入出力制御部210は患者を指定するメニューを表示部206に表示して(S802)、操作部207から使用者による患者の入力を待つ(S803)。
カルテ編集部214は、操作部207から入力された患者の指示と、カルテをチェックするための期間である初診期間を、非整合性検出部215に引き渡して(S804)、チェック処理を実行する(S805)。このステップS805は、図4の患者チェック処理S404に相当する。
カルテ編集部214は、非整合性検出部215から受け取った検出結果を伴って、表示部206にカルテを表示して(S806)、操作部207から使用者による入力を待つ(S807)。このステップS807は、図4のカルテ表示状態S405に相当する。
カルテ編集部214は、操作部207から入力された内容がカルテに対する新規レコードの追記録や既存レコードの編集であるか否かを確認する(S808)。
操作部207から入力された内容がカルテ編集であるならば(S808のYES)、入出力制御部210のカルテ編集部214は、操作部207から入力された内容に相当するカルテデータベース302のレコードを指定して(S809)、チェック処理を実行する(S810)。このステップS810は、図4の追記・変更チェック処理S406に相当する。
カルテ編集部214は、チェック処理の実行後(S810)、ステップS806に戻り、再びカルテを表示部206に表示する。
ステップS808において、操作部207から入力された内容がカルテの編集でないならば(S808のNO)、次にカルテ編集部214は、操作部207から入力された操作指示がカルテ操作処理を終了させる指示であるか否かを確認する(S811)。
操作部207から入力された操作指示がカルテ操作処理を終了させる指示であるならば(S811のYES)、カルテ編集部214は現在編集中のカルテの患者と、カルテをチェックするための期間である初診期間を、非整合性検出部215に引き渡して(S812)、チェック処理を実行する(S813)。このステップS813は、図4の患者チェック処理S407に相当する。
ステップS813のチェック処理の終了後、カルテ編集部214は非整合性検出部215から受け取った図示しないエラーリストの中に致命的エラーがないかを確認する(S814)。致命的エラーの検出は、エラーリストに含まれる、チェック項目テーブル308のエラーレベルフィールドの値を見る。もし、致命的エラーが存在する場合(S814のNO)、このままカルテを閉じるとその後の診療に重大な影響が生じる可能性がある。そこで、カルテ編集部214はステップS806に戻って再びカルテ画面を表示部に表示して、エラーの強制的解決を操作者に要求する。
ステップS814で、致命的エラーが存在しなければ(S814のYES)、カルテ編集部214は一連の処理を終了する(S815)。そして、図5のステップS502のメインメニュー表示、または図6のステップS606のリスト表示に戻る。
ステップS811において、操作部207から入力された操作指示がカルテ操作処理を終了させる指示でないならば(S811のNO)、カルテ編集部214は、その指示に応じた処理を行う(S816)。そして、再びステップS806に戻り、処理を継続する。
図9は、チェック処理の流れを示すフローチャートである。図6のステップS605、図8のステップS805、S810、S813に相当する。
処理を開始すると(S901)、非整合性検出部215は、非整合性検出部215を起動した呼び出し元の機能である入出力制御部210又はカルテ編集部214から指定された、チェック対象となる患者のリストを作成する(S902)。図6の患者チェックリスト表示処理におけるステップS605においては、チェック対象となる患者は複数名を指定され得るが、図8のカルテ操作処理におけるステップS805、S810、S813においては、チェック対象となる患者はカルテを表示部206に表示している患者一名のみとなる。
次に、非整合性検出部215はカウンタ変数iを1に初期化する(S903)。
非整合性検出部215は、チェック対象患者リストに記載されているi番目の患者について、入出力制御部210又はカルテ編集部214から指定されたカルテデータベース302中のチェック対象期間のレコードを抽出し、カルテリスト313を作成する(S904)。そして、非整合性検出部215はこのカルテリスト313を対象に、非整合性チェック処理を行う(S905)。
非整合性チェック処理が終わったら、非整合性検出部215はカウンタ変数iを1インクリメントして(S906)、カウンタ変数iがチェック対象患者リストの全レコード数を超えたか否かを確認する(S907)。カウンタ変数iがチェック対象患者リストの全レコード数を超えていなければ(S907のNO)、非整合性検出部215は再度ステップS904に戻って処理を繰り返す。
カウンタ変数iがチェック対象患者リストの全レコード数を超えていれば(S907のYES)、非整合性検出部215は検出したエラーのリストを入出力制御部210又はカルテ編集部214に引き渡して(S908)、一連の処理を終了する(S909)。
図10は、非整合性チェック処理の流れを示すフローチャートである。図9のステップS905に相当する。
処理を開始すると(S1001)、非整合性検出部215はカウンタ変数jを1に初期化する(S1002)。次に、非整合性検出部215はカウンタ変数kを1に初期化する(S1003)。なお、カウンタ変数jはカルテリスト313のレコードを指し示すカルテリスト313ポインタであり、カウンタ変数kは非整合性検出規則データベース212のチェック項目テーブル308のレコードを指し示すチェック項目テーブル308ポインタである。
次に、非整合性検出部215はカルテリスト313のj番目のレコードと、非整合性検出規則データベース212のチェック項目テーブル308のk番目レコードに紐付いている、項目Aテーブル309に注目する。非整合性検出部215は、カルテリスト313のj番目のレコードの病名処置識別フラグフィールドと病名又は処置フィールドの値(以下「対象項目」)が、チェック項目テーブル308のk番目レコードに紐付いている項目Aテーブル309の病名処置識別フラグフィールドと病名又は処置フィールドの値、すなわち項目Aと等しいか否かを確認する(S1004)。
ステップS1004で、カルテリスト313のj番目のレコードの対象項目と、チェック項目テーブル308のk番目レコードに紐付いている項目Aテーブル309の項目Aが一致していれば(S1004のYES)、非整合性検出部215は、チェック項目テーブル308のk番目レコードに紐付いている全ての項目Bテーブル310のレコードを取得する(S1005)。そして、カルテリスト313の全レコードの対象項目に、チェック項目テーブル308のk番目レコードに紐付いている全ての項目Bテーブル310のレコードに存在する病名処置識別フラグフィールドと病名又は処置フィールドの値、すなわち項目Bが存在するか否かを確認する(S1006)。
もし、カルテリスト313の全レコードの対象項目に、項目Bと値が一致するものがなかった場合は(S1006のNO)、非整合性検出部215はチェック項目テーブル308のk番目のレコードのチェック項目ID、エラーレベル、分類、そして項目指針対応テーブル311を通じて行動指針テーブル312の行動指針テキストを、図示しないエラーリストに出力する(S1007)。逆に、カルテリスト313の全レコードの対象項目に、項目Bと値が一致するものが一つでもあった場合は(S1006のYES)、非整合性検出部215はエラーリストに何も出力しない。
ステップS1007は、非整合性検出部215がカルテデータベース302のレコードから一件のエラーを検出した処理である。この時点で、非整合性検出部215はこのエラーを、RAM204又は不揮発性ストレージ205に設けたエラーリストに出力すると共に、検出結果記録部216に引き渡す。検出結果記録部216は、非整合性検出部215から受け取ったエラー情報を、検出結果記録データベース213に記録する。
なお、ステップS1006において、カルテリスト313の全レコードの対象項目に、項目Bと値が一致するものが一つでもあった場合は(S1006のYES)、非整合性検出部215はチェック項目テーブル308のk番目レコードと、カルテリスト313のj番目のレコードを検出結果記録部216に引き渡す。このとき、既に記録されているエラーに対して修正が行われた旨を検出結果記録データベース213に記録するようにしてもよい。このように、エラーの発生とその修正の有無を検出結果記録データベース213にログ記録することで、操作者の業務管理能力やその傾向を把握することが可能になる。
ステップS1004で、カルテリスト313のj番目のレコードの対象項目と、チェック項目テーブル308のk番目レコードに紐付いている項目Aテーブル309の項目Aが一致していない場合(S1004のYES)、ステップS1007の後、或はステップS1006で、カルテリスト313の全レコードの対象項目に、項目Bと値が一致するものが一つでもあった場合(S1006のYES)、非整合性検出部215はカウンタ変数kを1インクリメントする(S1008)。そして、カウンタ変数kがチェック項目テーブル308の全レコード数を超えたか否かを確認する(S1009)。カウンタ変数kがチェック項目テーブル308の全レコード数を超えていなければ(S1009のNO)、非整合性検出部215は再度ステップS1004に戻って処理を繰り返す。
ステップS1009で、カウンタ変数kがチェック項目テーブル308の全レコード数を超えていれば(S1009のYES)、非整合性検出部215はカウンタ変数jを1インクリメントする(S1010)。そして、カウンタ変数jがカルテリスト313の全レコード数を超えたか否かを確認する(S1011)。カウンタ変数jがカルテリスト313の全レコード数を超えていなければ(S1011のNO)、非整合性検出部215は再度ステップS1003に戻って処理を繰り返す。
ステップS1011で、カウンタ変数jがカルテリスト313の全レコード数を超えていたら(S1011のYES)、一連の処理を終了する(S1012)。
図11は、非整合性検出規則データベース212の、主要なフィールドのみを列挙した例を示す図である。
図11に示すチェックルールテーブル1101は、項目Aフィールド、項目Bフィールド、行動指示フィールドよりなる。
項目Aフィールドは、項目Aテーブル309の病名又は処置フィールドの値を表示している。
項目Bフィールドは、項目Bテーブル310の病名又は処置フィールドの値を表示している。
行動指示フィールドは、行動指針テーブル312の行動指針テキストフィールドの値を表示している。
図10に示した非整合性チェック処理は、カルテリスト313と非整合性検出規則データベース212の突き合わせ処理である。
図11中、ポインタP1102に示されるレコードの項目Bフィールドには「義歯指導文 又は 歯周指導文 又は 歯牙指導文」とある。このレコードは、チェック項目テーブル308の一つのレコードに対し、項目Bテーブル310に三つのレコードが対応する。すなわち、チェック項目テーブル308と項目Bテーブル310との対応関係が、一対多の関係である。この一対多の関係を正しく検証するために、図10のステップS1005及びS1006を実行する。
図12は、カルテ画面の一例を示す図である。図8のステップS806にて、表示部206に表示される画面である。
カルテ画面1201の上右側には、診療内容表示欄1202が設けられている。この診療内容表示欄1202にマウス等で項目を指定して、診療内容の新規入力や修正入力を行う。
カルテ画面1201の上左側には、歯列表示欄1203が設けられている。この歯列表示欄1203には、カルテデータベース302に基づいた患者の歯列の状態がグラフィカルに表示される。
カルテ画面1201の下側には、エラー表示欄1204が設けられている。このエラー表示欄1204には、チェック処理によって検出したエラーが表示される。カルテ画面1201におけるエラー表示は、図8のステップS805及びS810によってもたらされる。致命的エラーを検出した際に修正を強制する場合は、ステップS813も含まれる。
図13Aは、カルテ画面1201のうち、診療内容表示欄1202の状態を示す図である。
図13Bは、カルテ画面1201のうち、図13Aの診療内容表示欄1202に伴うエラー表示欄1204の状態を示す図である。
図13Cは、カルテ画面1201のうち、診療内容表示欄1202の状態を示す図である。
図13Dは、カルテ画面1201のうち、図13Cの診療内容表示欄1202に伴うエラー表示欄1204の状態を示す図である。
図14Aは、カルテ画面1201のうち、診療内容表示欄1202の状態を示す図である。
図14Bは、カルテ画面1201のうち、図13Aの診療内容表示欄1202に伴うエラー表示欄1204の状態を示す図である。
図14Cは、カルテ画面1201のうち、診療内容表示欄1202の状態を示す図である。
図14Dは、カルテ画面1201のうち、図13Cの診療内容表示欄1202に伴うエラー表示欄1204の状態を示す図である。
ある患者のカルテ画面1201は、最初に図13A及び図13Bの状態であった。図13Bを見て判るように、エラーが3件検出されている。
次に、カルテの修正を行い、カルテ画面1201は図13A及び図13Bの状態から図13C及び図13Dの状態に遷移した。図13Dを見て判るように、エラーが2件に減った。
更に、カルテの修正を行い、カルテ画面1201は図13C及び図13Dの状態から図14A及び図14Bの状態に遷移した。図14Bを見て判るように、エラーが1件に減った。
更に、カルテの修正を行い、カルテ画面1201は図14A及び図14Bの状態から図14C及び図14Dの状態に遷移した。図14Dを見て判るように、エラーが全て消滅した。
この修正処理は、図8のステップS806、S807、S808、S809及びS810を繰り返した結果である。
このように、本実施形態の電子カルテシステム101は、カルテに入力した内容に対し、直ちにチェックを行う。そして、エラーを検出したら即座にカルテ画面1201に表示する。このチェック処理の対象は、治療行為に留まらない。診療計画についてもチェックが行われる。本実施形態の電子カルテシステム101は、診療の記録をデータベースに記録するに留まらず、操作者、すなわち歯科医師に対し、本来カルテに記載すべき内容を指示する。それは、単に記載すべき項目を埋める、という行為ではなく、ある項目に所定の内容を記載するために必要な行動を、操作者に要求する。その行動とは、例えば問診、検査や診療行為等が該当する。すなわち、本実施形態の電子カルテシステム101は、エラーを検出した際に、操作者に対し、行動指針を指示する。この行動指針とは、エラーを解消してカルテの記載内容を一定の品質に保持するために必要な行動である。
「行動指針を指示する」という目的を達成させるには、電子カルテシステム101はリアルタイムでチェック機能を稼働させることが望ましい。しかし、膨大なレコード数のチェックルールを、常にカルテデータベース302に適用させることは非効率であり、また時間がかかる。そこで、本実施形態の電子カルテシステム101は、カルテに変更が生じるタイミングとして、
(1)患者のカルテを開いた時(図4の患者チェック処理S404、図8のステップS805)
(2)カルテに変更を加えた時(図4の追記・変更チェック処理S406、図8のステップS810)
(3)患者のカルテを閉じる時(図4の患者チェック処理S407、図8のステップS813)
の、三つのタイミングで、チェック機能を走らせることとした。また、上記(2)の、カルテに変更を加えた際のチェック処理は、入力された内容にのみ限定することで、チェックに要する時間を最小限に抑えた。
更に、チェックをかける対象となるカルテのデータの範囲を明確に定めるために、初診期間を定めるマーキング情報を、カルテデータベース302に含めた。
本実施形態の電子カルテシステム101は、操作者に対し、カルテに記載すべき内容、すなわち行動指針をリアルタイムに指示することで、医療ミスを低減し、診療行為の品質を向上させ、また歯科医師及びスタッフの医療行為及び業務管理能力の品質を向上させることができる。更に、エラーの発生とその修正の有無をログ記録することで、操作者、すなわち歯科医師及びスタッフの業務管理能力の内容とその傾向を把握できる。このことは、歯科医師及びスタッフに対する反省材料として提示することができ、以って医療行為及び業務管理能力の品質向上に寄与することができる。
以上、本発明の実施形態例について説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含む。
例えば、上記した実施形態例は本発明をわかりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることは可能であり、更にはある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部217等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行するためのソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の揮発性或は不揮発性のストレージ、または、ICカード、光ディスク等の記録媒体に保持することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
101…電子カルテシステム、102…メインマシン、103…ネットワーク、104…サブマシン、201…バス、202…CPU、203…ROM、204…RAM、205…不揮発性ストレージ、206…表示部、207…操作部、208…リアルタイムクロック、209…NIC、210…入出力制御部、211…診療情報データベース、212…非整合性検出規則データベース、213…検出結果記録データベース、214…カルテ編集部、215…非整合性検出部、216…検出結果記録部、217…処理部、301…問診票データベース、302…カルテデータベース、303…衛生士業務記録データベース、304…歯周検査記録データベース、305…カルテテーブル、306…病名テーブル、307…処置テーブル、308…チェック項目テーブル、309…項目Aテーブル、310…項目Bテーブル、311…項目指針対応テーブル、312…行動指針テーブル、313…カルテリスト、701…リスト表示欄、1101…チェックルールテーブル、1201…カルテ画面、1202…診療内容表示欄、1203…歯列表示欄、1204…エラー表示欄

Claims (4)

  1. 患者の診療情報が記録される診療情報データベースと、
    前記診療情報データベースの整合性に関する情報が記録される非整合性検出規則データベースと、
    前記診療情報データベースに含まれる前記患者の診療情報に対し、前記非整合性検出規則データベースを参照してエラー情報を出力する非整合性検出部と、
    前記診療情報及び前記エラー情報が表示される表示部と、
    前記診療情報データベースから特定の前記患者の前記診療情報を読み出して前記表示部に表示する際に、前記非整合性検出部を起動して前記診療情報のエラー情報を取得して前記表示部に表示すると共に、前記診療情報データベースに前記診療情報を記録する際に、前記非整合性検出部を起動して前記診療情報データベースに記録する前記診療情報のエラー情報を取得して前記表示部に表示するカルテ編集部と
    を具備する、電子カルテシステム。
  2. 前記カルテ編集部は、前記表示部に表示した前記患者の前記診療情報の編集作業を終了する際に、前記非整合性検出部を起動して前記診療情報のエラー情報を取得する、請求項1に記載の電子カルテシステム。
  3. 前記診療情報データベースは、
    患者を一意に識別するための患者IDを格納する患者IDフィールドと、診療対象部位を一意に区別するリンク番号を格納するリンク番号フィールドと、患者の疾患部位を示す部位を格納する部位フィールドを有するカルテテーブルと、
    前記カルテテーブルと一対多で紐付けられ、前記疾患部位の病名を示す病名を格納する病名フィールドを有する病名テーブルと、
    前記カルテテーブルと一対多で紐付けられ、前記疾患部位に施す処置を格納する処置フィールドを有する処置テーブルと
    を有し、
    前記非整合性検出規則データベースは、
    チェック項目のレコードを一意に識別するチェック項目ID情報を格納するチェック項目IDフィールドを有するチェック項目テーブルと、
    前記チェック項目テーブルと一対多で紐付けられ、前記病名又は前記処置を格納する病名又は処置フィールドと、前記病名又は処置フィールドに格納される情報が病名か処置かを識別する病名処置識別フラグフィールドを有する項目Aテーブルと、
    前記チェック項目テーブルと一対多で紐付けられ、前記病名又は前記処置を格納する病名又は処置フィールドと、前記病名又は処置フィールドに格納される情報が病名か処置かを識別する病名処置識別フラグフィールドを有する項目Bテーブルと
    を有し、
    前記非整合性検出部は、前記患者の前記診療情報から、前記項目Aテーブルの前記病名又は処置フィールドに相当するレコードを有しながら、前記項目Bテーブルの前記病名又は処置フィールドに相当するレコードがない場合に、前記エラー情報を出力する、
    請求項2に記載の電子カルテシステム。
  4. 前記診療情報データベースは、患者の初診を示すマーキング情報を含み、
    前記非整合性検出部は、前記カルテ編集部が前記診療情報データベースから特定の前記患者の前記診療情報を読み出して前記表示部に表示する際に、前記患者の直近の前記マーキング情報に基いて前記患者の前記診療情報を読み出す、
    請求項3に記載の電子カルテシステム。
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