JP2016076118A - 情報変換装置、方法、およびプログラム - Google Patents

情報変換装置、方法、およびプログラム Download PDF

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有信 新島
宇翔 草深
Takahiro Kusabuka
宇翔 草深
聡一郎 内田
Soichiro Uchida
聡一郎 内田
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Abstract

【課題】体験者が、ある感覚で理解可能なコンテンツ情報を、ユーザが別の感覚でも知覚可能な情報に変換する技術を提供すること。【解決手段】情報変換装置10は、入力手段12と、変換手段14と、提供手段16とを備える。入力手段12は、体験者が第1の感覚を用いてコンテンツを体験することによって得られる感情情報を入力する。そして、変換手段14は、感情情報を、第2の感覚を用いて得られる感覚情報に変換する。そして、提供手段16は、感覚情報を、第2の感覚を用いてユーザが知覚可能な状態で提供する。【選択図】図1

Description

この発明は、体験者がある感覚で理解可能なコンテンツ情報を、ユーザが別の感覚で知覚できるように変換する情報変換装置、方法、およびプログラムに関する。
近年、テレビやインターネットの普及に伴い、ユーザは映像コンテンツを始めとした膨大なコンテンツを楽しむことができるようになりつつある。しかしながら、コンテンツの量が多すぎるため、ユーザにとって全てのコンテンツを楽しむことは時間的に困難である。
そこで、例えば、短時間で映像コンテンツを楽しむ方法として、映像を要約に変換したダイジェスト映像を見て楽しむという方法が知られている。例えば、ダイジェスト映像を生成するために、対象の映像から複数の特徴量を抽出し、ダイジェスト映像を生成している(特許文献1の要約参照)。
特開2012−44390号公報
ところが、従来の情報変換技術において、要約情報を別の感覚で知覚可能なように変換するような処理は行われていなかった。そのため、例えば、視覚を用いて楽しむ映像コンテンツを要約した場合、要約したダイジェスト映像は、例えば味覚のように、視覚以外の感覚で楽しむことはできない。したがって、例えばある体験者によって映像コンテンツが視覚を用いて要約されても、視覚障害者であるユーザは、この要約を利用できないという問題がある。
また、上述したように、近年、ユーザが視聴したい映像コンテンツの量が多すぎるため、複数の映像コンテンツの内容を同時に見て理解することも求められている。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、体験者が、ある感覚で理解可能なコンテンツ情報を、ユーザが別の感覚でも知覚可能な情報に変換するための情報変換装置、方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の第1の観点は、以下のような構成要素を備えている。すなわち、体験者が第1の感覚を用いてコンテンツを体験することによって得られる感情情報を入力する入力手段と、感情情報を、第2の感覚を用いて得られる感覚情報に変換する変換手段と、感覚情報を、第2の感覚を用いてユーザが知覚可能な状態で提供する提供手段と、を備える情報変換装置である。
また、この発明の第1の観点はさらに以下のような態様を備えることを特徴とする。
すなわち、変換手段は、感覚情報が、対応する感情情報の持続時間に応じて提供手段から提供されるように、感情情報を感覚情報に変換する。
また、変換手段は、変換を感情情報と感覚情報との変換対応表に基づいて実行する。
また、この発明の第1の観点には、同様な構成要素および態様を備える方法およびプログラムも含まれる。
すなわちこの発明によれば、コンテンツ情報を別の感覚でユーザが知覚可能な情報に変換することによって、視覚障害者でもコンテンツを楽しんだり、同時に複数のコンテンツを楽しむことができる情報変換装置、方法、およびプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る情報変換装置の構成例を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る情報変換装置を組み込んだ情報変換システムの構成例を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る情報変換装置によって映像コンテンツが感情情報に抽象化される情報変換処理を説明するための図。 本発明の実施形態に係る情報変換装置による情報変換処理において感情情報を感覚情報へ変換するための変換対応表の一例。 本発明の実施形態に係る情報変換装置による情報変換処理における感情情報の継続時間に応じた感覚情報への変換の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る情報変換装置による情報変換処理によって提供される多層型食物の構成例。 本発明の実施形態に係る情報変換装置による情報変換処理によって提供されるタワー型食物の構成例。 本発明の実施形態に係る情報変換装置による情報変換処理によって提供されるスティック型食物の構成例。 本発明の実施形態に係る情報変換装置による情報変換処理の一例を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る情報変換システムによる情報変換処理の一例を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る情報変換装置による情報変換処理における映像ジャンルの分類例。 本発明の実施形態に係る情報変換装置による情報変換処理における感情情報の分類例。 本発明の実施形態に係る情報変換装置による情報変換処理における五感変換技術を説明するための概念図。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る情報変換装置10の構成例を示すブロック図である。情報変換装置10は、コンテンツ情報入力部12、コンテンツ情報変換部14、及びコンテンツ情報出力部16を備えてなる。
コンテンツ情報入力部12は、体験者が、ある感覚(第1の感覚)を用いてコンテンツを体験することによって得られる感情情報を入力するための部位である。なお、感情情報は、コンテンツに関する情報(コンテンツ情報)に含まれており、コンテンツ情報入力部12は、感情情報を少なくとも含むコンテンツ情報の入力を受け付ける。
感覚は、ユーザの五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、及び嗅覚)を含む。感覚は、例えば、味覚を用いて得られる。なお、味覚とは、例えば、旨味または甘味、塩味、辛味、酸味、及び苦味である。また、例えば、感覚として視覚を用いて体験者が体験できるコンテンツ(以下、映像コンテンツと称す。)は、映画、テレビ番組、動画、または小説等の本などである。
また、感情情報は、体験者の感情に関する情報であり、例えば、図12にその一例を示すように、幸福感、悲しみ、怒り、驚き、及び、嫌悪または恐れ等の感情を示す情報である。なお、図12に示す感情情報の分類は、例えば、ポール・エクマンの感情の分類、プルチックの感情の輪で分類したものである。また、体験者の感情は、映像コンテンツの特徴を抽象化した情報として表すことができる。また、感情情報は、体験者が映像コンテンツを視聴したときに、視聴した映像コンテンツの内容について想起される情報でもある。
コンテンツ情報変換部14は、感情情報を、別の感覚(第2の感覚)を用いて得られる感覚情報に変換する。
より詳細には、コンテンツ情報変換部14は、感情情報または映像コンテンツのジャンルに関する情報(映像ジャンル情報)の変化に基づいて映像コンテンツを分割し、分割された各映像コンテンツに関する情報(以下、映像コンテンツ情報と称する。)を感覚情報に変換する。なお、感情情報または映像ジャンル情報の変化がない場合は、映像コンテンツを分割する必要はなく、分割されていない映像コンテンツに関する情報を感覚情報に変換する。
また、映像コンテンツ情報は、例えば、感情、映像ジャンル情報、映像コンテンツの開始時刻から終了時刻までの体験者の感情の移り変わりに関する情報(感情情報及び時間情報)、または、映像コンテンツの開始時刻から終了時刻までの映像のジャンルの移り変わりに関する情報(映像ジャンル情報及び時間情報)を含む。これについては、図3を用いて後述する。なお、映像ジャンルは、例えば、映像の共通の特徴に基づいて分類することができ、図11にその一例を示すように、アクション、冒険、アニメーション、伝記、コメディ、犯罪、ドキュメンタリー、ドラマ、ファミリー、ファンタジー、フィルムノワール、歴史、ホラー、音楽、ミュージカル、ミステリー、ロマンス、SF、短編、スポーツ、スリラー、戦争、西部劇などである。
さらに、コンテンツ情報変換部14は、感覚情報が、対応する感情情報の持続時間に応じてコンテンツ情報出力部16から提供されるように、感情情報を感覚情報に変換する。具体的には、コンテンツ情報変換部14は、各映像コンテンツ情報の量、例えば時間の長さ、に応じて、映像コンテンツ情報の全体量に対する各映像コンテンツ情報の量の割合を決定し、決定された割合に基づき、感情情報を感覚情報に変換する。これについては、図5を用いて後述する。
コンテンツ情報変換部14は、このような感情情報から感覚情報への変換を、感情情報と感覚情報との変換対応表に基づいて実行する。変換対応表については、図4を用いて後述する。
コンテンツ情報出力部16は、感覚情報を、第2の感覚を用いてユーザが知覚可能な状態で提供する。例えば、コンテンツ情報出力部16は、コンテンツ情報に対応した味及び量に基づいて、食物の構成(構造)を決定して出力する。したがって、コンテンツ情報出力部16は、例えば、味覚成分を出力する経口型デバイスとすることができる。
次に図2を参照して、本発明の実施形態に係る情報変換装置10を組み込んだ情報変換システム20の構成例を説明する。
情報変換システム20は、図1に示す情報変換装置10に加えて、映像コンテンツ選択部22、映像コンテンツ情報DB24、及び食物形状選択部26を備えてなる。なお、図2では、映像コンテンツ選択部22、映像コンテンツ情報DB24、及び食物形状選択部26が、情報変換装置10と別の構成要素として示されているが、これら全て、またはその一部が情報変換装置10に含まれていてもよい。
次に、図3乃至図10を用いて、体験者(視聴者)が第1の感覚(例えば、視覚)を用いて映像コンテンツを体験した場合に、映像コンテンツを感情情報に要約し、感情情報を第2の感覚として味覚情報に変換し、味覚を用いてユーザが知覚可能な食物として、提供する例を説明する。
映像コンテンツ選択部22は、ユーザが視聴したい映像コンテンツの選択入力を受け付ける。例えば、映像コンテンツ選択部22は、ユーザによって所定の映像コンテンツが選択された場合、映像コンテンツDB24に予め登録され格納されている映像コンテンツ情報を自動的に参照し、参照した映像コンテンツ情報に基づき、所望される映像コンテンツを選択する。映像コンテンツ選択部22は、映像コンテンツ情報DB24を介して、コンテンツ情報入力部12に、映像コンテンツ情報を出力する。
食物形状選択部26は、ユーザが知覚可能な状態を選択し、選択された状態をコンテンツ情報出力部16に出力する。ユーザが知覚可能な状態は、食物、音、匂い、または食感などである。食物は、例えば多層型に構成された食物であり、ユーザが舐めることができる多層構造を有するあめ玉、ユーザが上の層から食べることができるパフェのようなタワー型の食物、または、ユーザが端の層から食べることができるチョコバーのようなスティック型の食物などである。音、匂い、及び食感の各々は、例えば、感情情報に関連付けられた音、匂い、及び食感である。具体的には、怒りを示す感情情報は所定の閾値よりも大きな音に関連付けられていてもよい。
次に、図3を参照して、本発明の実施形態に係る情報変換装置10によって映像コンテンツが感情情報に抽象化される情報変換処理について説明する。
図3は、映像コンテンツを時系列に沿って表している。上述したように、映像コンテンツは、体験者が映像コンテンツを視聴した際の感情の変化により分割される。
図3の例では、映像コンテンツの0分(開始時刻)から40分までの映像時間T1において、体験者が幸福感a1を感じるような感情情報aが映像コンテンツに含まれていることを示している。同様に、映像コンテンツの40分から60分までの映像時間T1において、体験者が怒りa2を感じるような感情情報aが映像コンテンツに含まれていることを示している。映像コンテンツの60分から80分までの映像時間T3において、体験者が驚きa3を感じるような感情情報aが映像コンテンツに含まれていることを示している。また、映像コンテンツの80分から90分(終了時刻)までの映像時間T4において、体験者が幸福感a4を感じるような感情情報aが映像コンテンツに含まれていることを示している。
次に、図4の変換対照表40を参照して、感情情報から感覚情報への変換の一例について説明する。ここでは、感覚情報の一例として、味覚情報としている。
感情情報は、味覚情報に対応付けられている。例えば、図4に示すように、幸福感は旨味または甘味に対応し、悲しみは塩味に対応し、怒りは辛味に対応し、驚きは酸味に対応し、嫌悪または恐れは苦味に対応している。なお、各感情情報が、複数の味覚情報に対応付けられていてもよい。例えば、幸福感は、旨味及び甘味に対応付けられていてもよい。また、複数の感情情報を組み合わせたような感情情報が、各感情情報に対応する味覚情報を組み合わせたような味覚情報に対応付けられていてもよい。
次に、図5を参照して、感覚情報aを、対応する感情情報の継続時間に応じて、コンテンツ情報出力部16から提供されるように変換する処理の概念について、図3に対して、感覚情報の一例として味覚情報bとした場合の例を説明する。
図5に示すように、分割された映像コンテンツに対応する感情情報aが味覚情報bに変換される。ここでは、映像コンテンツの開始から終了までの全時間(90分)を示す全体の割合を9とした場合について説明する。映像コンテンツの0分(開始)から40分まで(T1)は、幸福感a1が甘味b1に変換される。また、この甘味は、変換された感覚情報の全体量の割合9に対して4の割合で変換される。同様に、映像コンテンツの40分から60分まで(T2)は、怒りa2が辛味b2に変換される。また、この辛味は、変換された感覚情報の全体量の割合9に対して2の割合で変換される。映像コンテンツの60分から80分まで(T3)は、驚きa3が酸味b3に変換される。また、この酸味は、変換された感覚情報の全体量の割合9に対して2の割合で変換される。映像コンテンツの80分から90分まで(T4)は、幸福感a4が甘味b4に変換される。また、この甘味は、変換された感覚情報の全体量の割合9に対して1の割合で変換される。
このように、映像コンテンツの時間長または時系列に基づいて、感情情報が味覚情報に変換される。
次に、図6乃至図8を参照して、コンテンツ情報出力部16が、味覚情報を、味覚を用いてユーザが知覚可能な状態で提供する処理の概念について説明する。
図6は、味覚情報を、味覚を用いてユーザが知覚可能な状態の1つである多層型食物としてあめ玉60の構成例を示している。すなわち、味覚情報が、あめ玉60として生成され、ユーザに提供される。
ユーザは、あめ玉60を外側から舐めていくので、映像コンテンツの開始部分をあめ玉60の外側に対応させ、映像コンテンツの終了部分をあめ玉60の内側に対応させる。
例えば、図6に示すように、あめ玉60を、外側から内側に向かって、甘味b1の層61、辛味b2の層62、酸味b3の層63、及び甘味b4の層64となるように構成する。また、各層の厚みを、図5を参照して上述したような各味覚情報の割合に基づき決定する。具体的には、あめ玉60の直径を18mmとした場合、甘味b1の割合は4であるため、甘味b1の層61の厚みは、8mmである。同様に、辛味b2の層62及び酸味b3の層63の各々の厚みは、辛味b2及び酸味b3の各々の割合が2であるため、4mmである。甘味b4の層64の厚みは、甘味b4の割合が1であるため、2mmである。
なお、あめ玉60の中心部分が、例えばタブレット菓子などのカプセル形状の菓子となるように構成することによって、映像コンテンツの内容におけるいわゆる「最後のオチ」をユーザがカプセル形状の菓子を噛む等しなければ味わえないようにすることもできる。
次に、あめ玉の各層b1〜b4の厚さとユーザがあめ玉60を舐める時間との関係について詳細に説明する。
以下、あめ玉60の半径をr(mm)とし、単位面積あたりのあめ玉60が溶ける速度をv(mm/s)とした場合において、半径(r+Δr)のあめ玉60が半径rのあめ玉になるまでにかかる時間t(s)を求める。
まず、あめ玉60が半径(r+Δr)から半径rになるまでに溶けるあめ玉の体積Vを、
のように求める。なお、ΔrおよびΔr以上の項は十分に小さいため、これらの項を0に近似できるため、体積Vを、
のように近似する。したがって、体積Vを、底面積が4πrで高さがΔrの円柱の体積に近似する。
また、単位時間あたりに溶けるあめ玉60の体積V1は、舐めているあめ玉60の表面積と単位面積あたりのあめ玉60が溶ける速度vとの積として表すことができるので、体積V1を、
のように求める。したがって、半径rのあめ玉になるまでの時間tは、
のように求めることができる。vが定数であるとすると、時間tはΔrに比例する値になる。
以上のことから、あめ玉60の層の厚さが、所定の層全体をユーザが舐め終わるまでに要する時間に比例することが分かる。
図7は、味覚情報を、味覚を用いてユーザが知覚可能な状態の1つである多層型食物としてパフェ70のようなタワー型の食物の構成例を示している。すなわち、味覚情報が、パフェ70として生成され、ユーザに提供される。
ユーザは、パフェ70の上層から下層に向かってパフェ70を食べていくので、映像コンテンツの開始部分をパフェ70の上層に対応させ、映像コンテンツの終了部分をパフェ70の下層に対応させる。
例えば、図7に示すように、パフェ70を、上層(図7の上側)から下層(図7の下側)に向かって、甘味b1の層71、辛味b2の層72、酸味b3の層73、及び甘味b4の層74となるように構成する。また、各層の厚みを、図5を参照して上述したような各味覚情報bの割合に基づき決定する。具体的には、パフェ70の高さを9cmとした場合、甘味b1の割合は4であるため、甘味b1の層71の厚みは、4cmである。同様に、辛味b2の層72及び酸味b3の層73の各々の厚みは、辛味b2及び酸味b3の各々の割合が2であるため、2cmである。甘味b4の層74の厚みは、甘味b4の割合が1であるため、1cmである。
次に、図8を参照して、多層型食物の他の例としてスティック型の食べ物を提供する場合について説明する。
図8は、味覚情報を、味覚を用いてユーザが知覚可能な状態の1つである多層型食物としてチョコバー80のようなスティック型の食物の構成例を示している。すなわち、味覚情報が、チョコバーとして生成され、ユーザに提供される。
ユーザは、チョコバー80の先端(図8における左端)から終端(図8における右端)に向かってチョコバー80を食べていくので、映像コンテンツの開始部分をチョコバー80の先端に対応させ、映像コンテンツの終了部分をチョコバー80の終端に対応させる。
例えば、図8に示すように、チョコバー80を、先端から終端に向かって、甘味b1の層81、辛味b2の層82、酸味b3の層83、及び甘味b4の層84となるように構成する。また、各層b1〜b4の厚みを、図5を参照して上述したような各味覚情報bの割合に基づき決定する。具体的には、チョコバーの幅を9cmとした場合、甘味b1の割合は4であるため、甘味b1の層81の厚みは、4cmである。同様に、辛味b2の層82及び酸味b3の層83の各々の厚みは、辛味b2及び酸味b3の各々の割合が2であるため、2cmである。甘味b4の層84の厚みは、甘味b4の割合が1であるため、1cmである。
なお、スティック型の食物に関して、ユーザが食べ始める方向を一意に定めるために、例えば、終端側に、スティック型の食物を取り付けるようにすることも考えられる。
次に、図9を参照して、図1のブロック図に対応する本実施形態に係る情報変換装置による情報変換処理の手順について説明する。
体験者によって、コンテンツ情報入力部12に、感情情報を少なくとも含むコンテンツ情報が入力される(ステップS90)。次に、コンテンツ情報変換部14によって、変換対応表40に基づいて、コンテンツ情報のうちの感情情報が他の感覚情報に変換される(ステップS92)。次に、コンテンツ情報出力部16によって、感覚情報がユーザによって知覚可能な状態として出力される(ステップS94)。
次に、図10を参照して、図2のブロック図に対応する本実施形態に係る情報変換システムによる情報変換処理の手順について説明する。
体験者によって、コンテンツ情報入力部12に、映像コンテンツ情報が入力される(ステップS100)。例えば、図5を参照して上述したように、コンテンツ情報入力部12によって、映像コンテンツ情報DB24が参照され、例えば、幸福感a1(40分)、怒りa2(20分)、驚きa3(20分)、及び幸福感a4(10分)を示す情報が入力される(ステップS100)。
次に、コンテンツ情報変換部14によって、入力された映像コンテンツから体験者が感じる感情情報の変化に基づいて、映像コンテンツが分割される(ステップS102)。そして、コンテンツ情報変換部14によって、変換対応表40に基づいて、分割された各映像コンテンツが味覚情報に変換される(ステップS104)。
次に、コンテンツ情報変換部14によって、分割された各映像コンテンツの時間等の長さに応じて、分割された各映像コンテンツに対応する味の量が決定される(ステップS106)。
そして、コンテンツ情報出力部16によって、分割された各映像コンテンツに対応する味及びその味の量に基づく構成を有する食物が、食物形状選択部26によって出力される(ステップS108)。
次に、図13を参照して、本実施形態に係る情報変換装置10による情報変換処理における五感変換技術について説明する。
五感変換技術とは、五感のそれぞれの感覚を用いて得られる感情情報に基づいて、ある感覚情報を別の感覚情報に変換する技術である。
図3乃至図10において、視覚を用いて得られる感情情報を味覚情報に変換する場合について説明した。例えば、「悲しみを想起させる映像」を視覚情報として入力し、「悲しみを想起させる味(図4における塩味)」が味覚情報として出力される例を説明した。
しかしながら、これは一例であり、例えば、視覚情報を入力して聴覚情報を出力したり、聴覚情報を入力して触覚情報を出力するようにしてもよい。すなわち、図13に示す視覚e、味覚f、聴覚g、嗅覚h、および触覚iの何れも感情jを介して、別の感覚に変換されうる。
また、ある感情jを複数の感覚に変換してもよい。例えば、感情jとして幸福感を与える映像コンテンツを変換する場合、幸福感を与える音(聴覚g)、匂い(嗅覚h)、食感(触覚i)、および味(味覚f)のうちの何れか複数に変換してもよい。
以上のような本実施形態によって、次のような効果を得ることができる。
コンテンツ情報から感じられる感情を、コンテンツ情報をユーザが知覚可能な感覚情報に変換することによって、例えば、視覚障害者であるユーザでもコンテンツを楽しんだり、同時に複数のコンテンツを楽しむことができる。
また、ユーザが視聴したい映像コンテンツの量が多すぎるような場合でも、映像コンテンツを要約することができる。また、ユーザは、要約された複数の映像コンテンツの内容を同時に見て理解することもできる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、図1に示すような、コンテンツ情報入力部12、コンテンツ情報変換部14、およびコンテンツ情報出力部16のうちの何れか複数を、適宜1つの構成要素で構成するようにしたり、または、さらに多くの構成要素で構成してもよい。
また、図4に示す変換対応表40も一例であり、適宜、フィールドまたは要素を追加することができるため、図4についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
10…情報変換装置、12・・・コンテンツ情報入力部、14・・・コンテンツ情報変換部、16・・・コンテンツ情報出力部、20・・・情報変換システム、22・・・映像コンテンツ選択部、24・・・映像コンテンツ情報DB、26・・・食物形状選択部、40・・・変換対応表、60・・・あめ玉、61・・・甘味の層、62・・・辛味の層、63・・・酸味の層、64・・・甘味の層、70・・・パフェ、71・・・甘味の層、72・・・辛味の層、73・・・酸味の層、74・・・甘味の層、80・・・チョコバー、81・・・甘味の層、82・・・辛味の層、83・・・酸味の層、84・・・甘味の層。

Claims (8)

  1. 体験者が第1の感覚を用いてコンテンツを体験することによって得られる感情情報を入力する入力手段と、
    前記感情情報を、第2の感覚を用いて得られる感覚情報に変換する変換手段と、
    前記感覚情報を、前記第2の感覚を用いてユーザが知覚可能な状態で提供する提供手段と、
    を具備する情報変換装置。
  2. 前記変換手段は、前記感覚情報が、対応する感情情報の持続時間に応じて前記提供手段から提供されるように、前記感情情報を前記感覚情報に変換する請求項1記載の情報変換装置。
  3. 前記変換手段は、前記変換を、前記感情情報と前記感覚情報との変換対応表に基づいて実行する請求項1または請求項2記載の情報変換装置。
  4. 体験者が第1の感覚を用いてコンテンツを体験することによって得られる感情情報を入力し、
    前記感情情報を、第2の感覚を用いて得られる感覚情報に変換し、
    前記感覚情報を、前記第2の感覚を用いてユーザが知覚可能な状態で提供する方法。
  5. 前記変換することは、前記感覚情報が、対応する感情情報の持続時間に応じて提供されるように、前記感情情報を前記感覚情報に変換する請求項4記載の方法。
  6. 前記変換することは、前記変換を、前記感情情報と前記感覚情報との変換対応表に基づいて実行する請求項4または請求項5記載の方法。
  7. コンピュータに、
    体験者が第1の感覚を用いてコンテンツを体験することによって得られる感情情報を入力する手順と、
    前記感情情報を、第2の感覚を用いて得られる感覚情報に変換する手順と、
    前記感覚情報を、前記第2の感覚を用いてユーザが知覚可能な状態で提供する手順と、
    を実行させるプログラム。
  8. 前記変換する手順は、前記感覚情報が、対応する感情情報の持続時間に応じて前記提供手順から提供されるように、前記感情情報を前記感覚情報に変換する請求項7記載のプログラム。
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