JP2016075969A - 製造作業補助システム、製造作業補助装置、製造作業補助方法およびプログラム - Google Patents

製造作業補助システム、製造作業補助装置、製造作業補助方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016075969A
JP2016075969A JP2014203849A JP2014203849A JP2016075969A JP 2016075969 A JP2016075969 A JP 2016075969A JP 2014203849 A JP2014203849 A JP 2014203849A JP 2014203849 A JP2014203849 A JP 2014203849A JP 2016075969 A JP2016075969 A JP 2016075969A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
cart
component
worker terminal
worker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014203849A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6345070B2 (ja
Inventor
晃将 山本
Akimasa Yamamoto
晃将 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2014203849A priority Critical patent/JP6345070B2/ja
Publication of JP2016075969A publication Critical patent/JP2016075969A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6345070B2 publication Critical patent/JP6345070B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

【課題】作業者が作業内容を判断して部品配置を決定する手間をなくし、後工程で部品を調達する作業負荷を軽減する。【解決手段】製造作業補助装置1は、加工作業者端末2から受信したオーダ情報が示す製品の設計情報および工程情報と台車情報とに基づいて、組立工程に供給する台車上の部品配置を決定し、部品配置情報を生成する。製造作業補助装置1は、部品の加工を指示する情報を加工作業者端末2に送信する。製造作業補助装置1は、加工作業者端末2から受信したコード情報が示す部品の次の工程が組立工程である場合、当該部品の配置を含む部品配置情報を加工作業者端末2に送信する。製造作業補助装置1は、最初の部品が配置された台車を指示する台車指示情報を組立作業者端末3に送信する。製造作業補助装置1は、組立作業者端末3から受信したコード情報が示す部品の次の部品が配置された台車を指示する台車指示情報を組立作業者端末3に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、製品の製造作業を補助する製造作業補助システム、製造作業補助装置、製造作業補助方法およびプログラムに関する。
製品の製造工程において、必要な部品がある場所を作業者に報知するといった製造作業を補助する技術がある。
特許文献1には、 部品配置を予め決めないで、セル作業台に合わせて作業対象物品の組立に必要な部品の位置情報を容易に登録することができる作業支援システムが開示されている。
特許文献2には、作業台で部品を組み付けて製造された製造物を製造ラインへ移送するために台車を利用する製造工程におけるトレーサビリティ管理を行うトレーサビリティ管理システムが開示されている。
特許文献3には、設計プロセスでCADデータ作成時に加工コスト,組立てコストを算出するとともに、設計プロセスの設計意図を製造加工プロセス,組立てプロセスにおいても共有させる手段を備えた形状データ作成装置が開示されている。
特開2010−61566号公報 特開2010−191542号公報 特開2003−316830号公報
上記の技術は、必要な部品の位置を収納場所に設置されているランプの点灯などで作業者に知らせるが、部品の工程を考慮した部品配置を決定し、作業者に指示するものではない。このため、後工程の作業者は、必要な部品ごとに知らされた場所まで取りに行く必要がある。部品の工程が考慮されていないため、必要な部品がばらばらに配置されている可能性があり、作業負荷が大きい。
また、特許文献1に記載の作業支援システムのように、作業手順を考慮して部品配置を行う場合には、熟練した登録作業者が、作業手順情報を参照して作業内容を判断し、部品配置を決定する必要があった。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、作業者が作業内容を判断して部品配置を決定する手間をなくし、後工程で部品を調達する作業負荷を軽減することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る製造作業補助システムは、製品の製造工程における前工程の作業者である第1作業者が使用する第1作業者端末と、後工程の作業者である第2作業者が使用する第2作業者端末と、第1作業者端末および第2作業者端末と接続される製造作業補助装置とで構成される製造作業補助システムである。製造作業補助装置は、オーダ情報取得部と、設計記憶部と、工程記憶部と、台車記憶部と、部品配置決定部と、部品配置記憶部と、部品配置情報出力部と、台車指示情報生成部と、台車指示情報出力部と、を備える。オーダ情報取得部は、受注した製品を示すオーダ情報を取得する。設計記憶部は、製品の部品構成を含む設計を示す設計情報を記憶する。工程記憶部は、製品の製造工程を示す工程情報を記憶する。台車記憶部は、製造現場で所有する台車の情報である台車情報を記憶する。部品配置決定部は、オーダ情報が示す製品の設計情報および工程情報と台車情報とに基づいて、前工程を行った部品を後工程に供給する台車上の部品配置を決定し、決定した部品配置を示す部品配置情報を生成する。部品配置記憶部は、部品配置情報を記憶する。部品配置情報出力部は、部品配置情報を第1作業者端末に送信する。第1作業者端末は、製造作業補助装置から受信した部品配置情報を表示する。製造作業補助装置の台車指示情報生成部は、部品配置情報を参照し、後工程で使用する部品が配置された台車を指示する台車指示情報を生成する。台車指示情報出力部は、台車指示情報を第2作業者端末に送信する。第2作業者端末は、製造作業補助装置から受信した台車指示情報を表示する。
本発明によれば、部品の工程を考慮した、後工程に供給する台車上の部品配置を自動で決定し、作業者に指示することで、作業者が作業内容を判断して部品配置を決定する手間をなくし、後工程で部品を調達する作業負荷を軽減することができる。
本発明の実施の形態1に係る製造作業補助システムの構成例を示す図である。 実施の形態1に係るネスティング情報、印字位置情報およびコード情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る製造作業補助装置の機能構成例を示す図である。 実施の形態1に係るオーダ情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る設計情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る工程情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る台車情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る部品配置情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る部品配置情報の表示例を示す図である。 実施の形態1に係る部品配置指示処理の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る台車番号指示処理の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る製造作業補助装置の機能構成例を示す図である。 実施の形態2に係る台車番号指示処理の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る製造作業補助装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一または相当する部分には同じ符号を付す。本実施の形態では、前工程を加工工程、後工程を組立工程とする。第1作業者を加工作業者、第2作業者を組立作業者とする。第1作業者端末を加工作業者端末、第2作業者端末を組立作業者端末とする。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る製造作業補助システムの構成例を示す図である。製造作業補助システム100は、製造作業補助装置1と、組立作業以外の加工作業を行う加工作業者が使用する加工作業者端末2と、組立作業を行う組立作業者が使用する組立作業者端末3とで構成される。
加工作業者端末2および組立作業者端末3は、それぞれコードリーダ4Aおよびコードリーダ4Bと接続されている。コードリーダ4Aおよびコードリーダ4Bは、部品を識別するコードを読み取り、読み取ったコードを示すコード情報をそれぞれ加工作業者端末2および組立作業者端末3に送信する。
加工作業者端末2および組立作業者端末3は代表して1台ずつ記載しているが、それぞれ複数台でもよく、同じ端末でもよい。加工作業者および組立作業者も同様に、代表して1人ずつ記載しているが、複数人でもよく、同一人でもよい。コードリーダは、加工作業者端末2および組立作業者端末3にそれぞれ少なくとも1台接続されていればよい。
なお、製造作業補助システム100は、コードリーダを備えず、加工作業者および組立作業者がそれぞれ部品を加工作業者端末2および組立作業者端末3にコード情報を入力する構成にしてもよい。
まず、加工作業者が行う加工工程について説明する。加工作業者は、製品を受注すると、加工作業者端末2に受注した製品を示すオーダ情報を入力する。加工作業者端末2は入力されたオーダ情報を製造作業補助装置1に送信する。なお、加工作業者は、製造作業補助装置1に直接オーダ情報を入力してもよい。
製造作業補助装置1は、製品の部品構成を含む設計を示す設計情報、製品の製造工程を示す工程情報、および、製造現場で所有する台車の情報である台車情報を記憶している。製造作業補助装置1は、加工作業者端末2からオーダ情報を受信すると、設計情報、工程情報および台車情報に基づいて、組立工程に供給する台車上の部品配置を決定する。製造作業補助装置1は、決定した部品配置を示す部品配置情報を生成し、記憶する。
また、製造作業補助装置1は、加工作業者端末2からオーダ情報を受信すると、オーダ情報が示す製品の各部品の輪郭形状を板金から切り抜くブランク加工と、所定の位置に部品を識別するコードを印字する印字加工とを指示する第1加工情報を生成して加工作業者端末2に送信する。
加工作業者端末2は、製造作業補助装置1から受信した第1加工情報を表示する。加工作業者は、表示された第1加工情報が示すブランク加工と印字加工とを行う。このとき、加工作業者は、製品ごとにあらかじめ決められた、板金上の各部品の切り抜き位置を示すネスティング情報、各部品のコードを印字する位置を示す印字位置情報、および、各部品を識別するコードを示すコード情報に基づいて、ブランク加工および印字加工を行う。コードを印字する位置は、コードリーダ4Aおよびコードリーダ4Bでコードを読み取れる位置に設定されている。
図2は、実施の形態1に係るネスティング情報、印字位置情報およびコード情報の一例を示す図である。図2の例では、製品番号001の製品のネスティング情報、印字位置情報およびコード情報を、板金上の各部品の入り抜き位置と印字位置とコードとで示している。
実際にはネスティング情報および印字位置情報は、板金上の座標を示す値である。コード情報は、あらかじめ決められた部品を一意に識別する文字列である。印字するコードは、部品を識別する文字列であってもよいし、部品を識別する文字列を対応付けた模様であってもよい。
製品ごとのネスティング情報、印字位置情報およびコード情報は、加工作業者端末2が記憶してもよいし、製造作業補助装置1が記憶してもよい。製造作業補助装置1が記憶する場合には、加工作業者端末2に送信するブランク加工と印字加工とを指示する第1加工情報に、オーダ情報が示す製品のネスティング情報、印字位置情報およびコード情報を含む。
加工作業者は、ブランク加工と印字加工が完了すると、図1のコードリーダ4Aで各部品のコードを読み取る。コードリーダ4Aは、読み取った部品のコードを示すコード情報を加工作業者端末2に送信する。加工作業者端末2は、受信したコード情報を製造作業補助装置1に送信する。
製造作業補助装置1は、工程情報を参照し、加工作業者端末2から受信したコード情報が示す部品の次の工程が組立工程であるか否かを判定する。次の工程が組立工程でない場合、当該部品の次の加工工程を指示する第2加工情報を生成して加工作業者端末2に送信する。
加工作業者端末2は、製造作業補助装置1から受信した第2加工情報を表示する。加工作業者は、表示された第2加工情報が示す次の加工工程を行う。加工作業者は、加工工程が完了する度に、コードリーダ4Aで各部品のコードを読み取る。
製造作業補助装置1は、加工作業者端末2から受信したコード情報が示す部品の次の工程が組立工程である場合、当該部品の配置を含む部品配置情報を加工作業者端末2に送信する。製造作業補助装置1は、加工作業者端末2に部品配置情報を送信すると、送信した部品配置情報に対応する台車の台車情報に使用不可であることを示す情報を対応付ける。
加工作業者端末2は、製造作業補助装置1から受信した部品配置情報を表示する。加工作業者は、部品配置情報が示す台車を台車置き場に取りに行く。加工作業者は、持ってきた台車に部品配置情報が示すように部品を配置し、組立部品の収納場所に運搬する。
続いて、組立作業者が行う組立工程について説明する。組立作業者は、組立作業者端末3に組立作業を開始する製品のオーダ情報を入力する。組立作業者端末3は入力されたオーダ情報を製造作業補助装置1に送信する。なお、組立作業者は、製造作業補助装置1に直接オーダ情報を入力してもよい。
製造作業補助装置1は、組立作業者端末3からオーダ情報を受信すると、部品配置情報に基づいて、製品の組立工程の最初の部品が配置された台車を台車番号で指示する台車指示情報を生成し、組立作業者端末3に送信する。なお、台車指示情報は、図9に示した部品配置情報のように、当該台車に配置された部品とその配置を示す情報を含んでもよい。
組立作業者端末3は、製造作業補助装置1から受信した台車指示情報を表示する。組立作業者は、組立作業者端末3に表示された台車指示情報が示す台車番号の台車を、組立部品の収納場所まで取りに行く。
組立作業者は、台車上に配置された最初の部品の組立作業を行う。組立作業者は、組み立てた部品のコードを、コードリーダ4Bで読み取る。コードリーダ4Bは読み取った部品のコードを示すコード情報を組立作業者端末3に送信する。組立作業者端末3は、受信したコード情報を製造作業補助装置1に送信する。
製造作業補助装置1は、工程情報を参照し、組立作業者端末3から受信したコード情報に基づいて、製品の組立工程の最後の部品であるか否かを判定する。最後の部品でないと判定すると、製造作業補助装置1は、部品配置情報を参照し、製品の組立工程の次の部品が同じ台車に配置されているか否かを判定する。同じ台車に配置されていないと判定すると、製造作業補助装置1は、次の部品が配置された台車を台車番号で指示する台車指示情報を生成し、組立作業者端末3に送信する。
組立作業者端末3は、製造作業補助装置1から受信した台車指示情報を表示する。次の部品が同じ台車に配置されている場合には、組立作業者は、次の部品の組立作業を行う。次の部品が同じ台車に配置されていない場合には、組立作業者は、組立作業者端末3に次の台車指示情報が表示されるのを待機する。組立作業者は、製品の組立工程が完了すると、すべての台車を台車置き場に戻す。あるいは、組立作業者は、台車が空になる度に台車置き場に戻してもよい。
製造作業補助装置1は、最後の部品であると判定すると、当該製品の組立工程で使用した台車の台車情報に使用可であることを示す情報を対応付ける。台車情報に使用可であることを示す情報を対応付けるタイミングは、製品を完成させるまでの時間や、台車を台車置き場に戻すまでの時間を考慮して設定するとよい。
図3は、実施の形態1に係る製造作業補助装置の機能構成例を示す図である。製造作業補助装置1は、オーダ情報取得部11、部品配置決定部12、設計記憶部13、工程記憶部14、台車記憶部15、部品配置記憶部16、コード情報取得部17、工程台車判定部18、提示情報生成部19、出力部20、完了判定部21および台車情報更新部22を備える。
オーダ情報取得部11は、加工作業者端末2および組立作業者端末3からオーダ情報を受信する。オーダ情報取得部11は、オーダ情報を加工作業者端末2から受信した場合は、部品配置決定部12と工程台車判定部18に送る。
加工作業者および組立作業者が製造作業補助装置1に直接オーダ情報を入力する構成では、オーダ情報取得部11は、オーダ情報の入力を受け付ける。
図4は、実施の形態1に係るオーダ情報の一例を示す図である。オーダ情報は、製品を受注するごとに付与される番号あって、オーダを識別する「オーダ番号」と、受注した製品を識別する「製品番号」とが対応付けられている。
設計記憶部13は、製品の部品構成を含む設計を示す設計情報を記憶する。
図5は、実施の形態1に係る設計情報の一例を示す図である。設計情報は、製品を識別する「製品番号」と、製品を構成する部品を識別する「図面番号」と、部品の寸法を示す「部品寸法」と、何番目に組み立てる部品であるかを示す「組立順序」との項目から成る。
ここでは、台車上の部品配置を決定するために設計情報を用いるので、「部品寸法」を、幅を表すXと奥行きを表すYとの二値で表しているが、高さを表すZの寸法を追加してもよい。
工程記憶部14は、製品の製造工程を示す工程情報を記憶する。
図6は、実施の形態1に係る工程情報の一例を示す図である。工程情報は、製品を識別する「製品番号」と、製品を構成する部品を識別する「図面番号」と、部品の製造に必要な工程の順序を示す「工程番号」、部品の製造に必要な工程の名称を示す「工程名」との項目から成る。「工程名」は、工程を識別する情報であれば名称でなくてもよい。
図6の例では、すべての部品の最初の工程はブランク加工であって、ブランク加工は印字加工を伴うこととする。製品を構成する部品のうち、ブランク加工および印字加工が不要な部品があってもよいし、すべての部品にブランク加工および印字加工があらかじめ施されていてもよい。また、加工作業者および組立作業者がそれぞれ部品を加工作業者端末2および組立作業者端末3にコード情報を入力する構成の場合は、印字加工はなくてもよい。
台車記憶部15は、製造現場で所有する台車の情報である台車情報を記憶する。
図7は、実施の形態1に係る台車情報の一例を示す図である。台車情報は、台車を識別する「台車番号」と、台車の寸法を示す「台車寸法」と、台車の使用の可否を示す「使用可否」との項目から成る。
ここでは、部品寸法と同様に、「台車寸法」を、幅を表すXと奥行きを表すYとの二値で表しているが、例えば、台車に乗せる物品の高さに制限がある場合には、その制限の高さを表すZの寸法を追加してもよい。部品寸法および台車寸法に高さZを追加することで、重ねて置くことが可能な部品がある場合に台車に配置可能な部品の数が増加する。
部品配置決定部12は、オーダ情報取得部11からオーダ情報を受け取ると、オーダ情報が示す製品の設計情報、工程情報および台車情報に基づいて、組立工程に供給する台車上の部品配置を決定する。部品配置決定部12は、決定した部品配置を示す部品配置情報を生成し、部品配置記憶部16に記憶する。
図8は、実施の形態1に係る部品配置情報の一例を示す図である。部品配置情報は、オーダを識別する「オーダ番号」と、受注した製品の製造で使用する台車を識別する「台車番号」と、台車ごとに部品を配置する順序を示す「配置順序」と、配置する部品を識別する「図面番号」と、何番目に組み立てる部品であるかを示す「組立順序」との項目から成る。
図8の例では、「配置順序」は、台車のハンドルと反対側から順に奥行き方向に一列に並べる順序を示す。これに限らず、配置順序は、組立作業者が組み立て順に部品を取りやすいように、決定すればよい。
部品配置決定部12は、オーダ番号1001のオーダ情報を受け取ると、まず図5に示す設計情報を参照する。オーダ番号1001のオーダで受注した製品番号001の製品は、図面番号a〜mの部品で構成される。次に、部品配置決定部12は、図6に示す工程情報を参照する。製品番号001の製品の最初の組立て部品である図面番号aの部品は、ブランク加工工程の次の工程が組立工程である。同様にブランク加工工程の次の工程が組立工程である部品は、他に図面番号eと図面番号hの部品がある。そこで、部品配置決定部12は、図7に示す台車情報を参照し、使用可である台車Aに図面番号aと図面番号eと図面番号hの部品が配置可能かどうかを判断する。
図面番号aと図面番号eと図面番号hの部品のXの値の合計は、200+450+550=1200mmである。図面番号aと図面番号eと図面番号hの部品のYの値の合計は、400+700+600=1700mmである。
台車AのXの値は1500(mm)、Yの値は2000(mm)であるので、部品配置決定部12は、台車Aに図面番号aと図面番号eと図面番号hの部品が配置可能であると判断し、同じ台車Aに図面番号aと図面番号eと図面番号hの部品を組み立て順に配置する。
このように、部品配置決定部12は、部品の工程を考慮した、組立工程に供給する台車上の部品配置を示す部品配置情報を生成する。
図3の工程台車判定部18は、オーダ情報取得部11から、加工作業者端末2から受信したオーダ情報を受け取ると、工程情報を参照し、ブランク加工および印字加工を行う部品を示す情報を提示情報生成部19に送る。
提示情報生成部19は、工程台車判定部18から、ブランク加工および印字加工を行う部品を示す情報を受け取ると、当該部品のブランク加工および印字加工を指示する第1加工情報を生成し、出力部20に送る。
出力部20は、提示情報生成部19から受け取った第1加工情報を加工作業者端末2に送信する。
なお、すべての部品にブランク加工および印字加工があらかじめ施されている構成では、第1加工情報を生成し、加工作業者端末2に送信する処理は不要である。
コード情報取得部17は、加工作業者端末2および組立作業者端末3からコード情報を受信する。コード情報取得部17は、コード情報を加工作業者端末2から受信した場合は、工程台車判定部18に送る。
工程台車判定部18は、コード情報取得部17からコード情報を受け取ると、工程情報を参照し、コード情報が示す部品の次の工程が組立工程であるか否かを判定する。次の工程が組立工程でない場合、工程台車判定部18は、コード情報と、コード情報が示す部品の次の加工工程を示す情報とを提示情報生成部19に送る。
提示情報生成部19は、工程台車判定部18から、コード情報と、コード情報が示す部品の次の加工工程を示す情報とを受け取ると、当該部品の次の加工工程を指示する第2加工情報を生成し、出力部20に送る。
次の工程が組立工程である場合、工程台車判定部18は、コード情報と、コード情報が示す部品の次の工程が組立工程であることを示す情報とを提示情報生成部19に送る。
提示情報生成部19は、工程台車判定部18から、コード情報と、コード情報が示す部品の次の工程が組立工程であることを示す情報とを受け取ると、当該部品の配置を含む部品配置情報を部品配置記憶部16から読み出し、出力部20に送る。
出力部20は、提示情報生成部19から受け取った第2加工情報および部品配置情報を加工作業者端末2に送信する。
図9は、実施の形態1に係る部品配置情報の表示例を示す図である。加工作業者端末2は、出力部20から受信した部品配置情報を表示する。
図9(a)〜(e)は、それぞれ、台車A〜Eの部品配置情報の表示例である。加工作業者は、表示された部品配置情報が示す台車番号の台車を台車置き場に取りに行く。加工作業者は、表示された部品配置情報が示すように部品を配置し、組立部品の収納場所に運搬する。
なお、部品配置情報は、組立部品の収納場所のどこに台車を置くかを示す台車配置情報をさらに含んでもよい。例えば、図8に示す部品配置情報の場合、「組立順序」を参照すると、組立作業者が組立作業で必要になる台車は、A→C→E→B→Dの順であるので、この順に台車を収納すれば、組立作業者が台車を取りやすい。
図3の出力部20は、加工作業者端末2に送信した部品配置情報を台車情報更新部22に送る。
台車情報更新部22は、出力部20から受け取った部品配置情報に対応する台車の台車情報の「使用可否」の項目を不可に変更する。
オーダ情報取得部11は、オーダ情報を組立作業者端末3から受信した場合は、工程台車判定部18に送る。
工程台車判定部18は、オーダ情報取得部11から、組立作業者端末3から受信したオーダ情報を受け取ると、部品配置情報を参照し、製品の組立工程の最初の部品が配置された台車を特定する。工程台車判定部18は、最初の部品が配置された台車を示す情報を提示情報生成部19に送る。
提示情報生成部19は、工程台車判定部18から最初の部品が配置された台車を示す情報を受け取ると、最初の部品が配置された台車を台車番号で指示する台車指示情報を生成し、出力部20に送る。
出力部20は、提示情報生成部19から受け取った台車指示情報を組立作業者端末3に送信する。
コード情報取得部17は、コード情報を組立作業者端末3から受信した場合は、完了判定部21に送る。
完了判定部21は、コード情報取得部17からコード情報を受け取ると、工程情報を参照し、コード情報が示す部品が製品の組立工程の最後の部品であるか否かを判定する。コード情報が示す部品が最後の部品でないと判定すると、完了判定部21は、コード情報取得部17から受け取ったコード情報を工程台車判定部18に送る。
工程台車判定部18は、部品配置情報を参照し、製品の組立工程の次の部品が同じ台車に配置されているか否かを判定する。同じ台車に配置されていないと判定すると、工程台車判定部18は、次の部品が配置された台車を特定する。工程台車判定部18は、次の部品が配置された台車を示す情報を提示情報生成部19に送る。
提示情報生成部19は、工程台車判定部18から次の部品が配置された台車を示す情報を受け取ると、次の部品が配置された台車を台車番号で指示する台車指示情報を生成し、出力部20に送る。
コード情報取得部17、工程台車判定部18、完了判定部21および提示情報生成部19は、製品の組立工程が完了するまで以上の処理を繰り返す。
完了判定部21は、コード情報取得部17から受け取ったコード情報が示す部品が最後の部品であると判定すると、製品の組立工程が完了したことを台車情報更新部22に通知する。
台車情報更新部22は、完了判定部21から製品の組立工程が完了したことを通知されると、出力部20から受け取った部品配置情報に対応する台車の台車情報の「使用可否」の項目を可に変更する。
製造作業補助システム100が実行する製造作業補助処理は、部品配置指示処理と台車番号指示処理とを含む。
図10は、実施の形態1に係る部品配置指示処理の動作の一例を示すフローチャートである。部品配置指示処理は、加工作業者端末2および製造作業補助装置1に電源が投入されると開始する。
加工作業者端末2は、オーダが入力されない場合(ステップS11;NO)、ステップS11を繰り返して、オーダの入力を待機する。オーダの入力を受け付けた場合(ステップS11;YES)、加工作業者端末2は、入力されたオーダを示すオーダ情報を製造作業補助装置1に送信する(ステップS12)。
製造作業補助装置1のオーダ情報取得部11は、加工作業者端末2からオーダ情報を受信し(ステップS21)、部品配置決定部12および工程台車判定部18に送る。
部品配置決定部12は、オーダ情報取得部11から受け取ったオーダ情報が示す製品の設計情報および工程情報と台車情報とに基づいて、組立工程に供給する台車上の部品配置を決定する(ステップS22)。部品配置決定部12は、決定した部品配置を示す部品配置情報を生成し、部品配置記憶部16に記憶する(ステップS23)。
工程台車判定部18は、加工作業者端末2から受信したオーダ情報を受け取ると、工程情報を参照し、ブランク加工および印字加工を行う部品を示す情報を提示情報生成部19に送る。
提示情報生成部19は、工程台車判定部18から、ブランク加工および印字加工を行う部品を示す情報を受け取ると、当該部品のブランク加工および印字加工を指示する第1加工情報を生成し(ステップS24)、出力部20に送る。出力部20は、提示情報生成部19から受け取った第1加工情報を加工作業者端末2に送信する(ステップS25)。
加工作業者端末2は、製造作業補助装置1から第1加工情報を受信する(ステップS13)。加工作業者端末2は、受信した第1加工情報を表示する(ステップS14)。加工作業者端末2は、コードリーダ4Aからコード情報を受信しない場合(ステップS15;NO)、ステップS15を繰り返して、コード情報の受信を待機する。コードリーダ4Aからコード情報を受信した場合(ステップS15;YES)、加工作業者端末2は、受信したコード情報を製造作業補助装置1に送信する(ステップS16)。
製造作業補助装置1のコード情報取得部17は、加工作業者端末2からコード情報を受信し(ステップS26)、工程台車判定部18に送る。工程台車判定部18は、工程情報を参照し、加工作業者端末2から受信したコード情報が示す部品の次の工程が組立工程であるか否かを判定する(ステップS27)。次の工程が組立工程でない場合(ステップS27;NO)、工程台車判定部18は、コード情報と、コード情報が示す部品の次の加工工程を示す情報とを提示情報生成部19に送る。
提示情報生成部19は、工程台車判定部18から受け取ったコード情報が示す部品の次の加工工程を指示する第2加工情報を生成し(ステップS28)、出力部20に送る。出力部20は、提示情報生成部19から受け取った第2加工情報を加工作業者端末2に送信する(ステップS29)。処理はステップS26に戻り、ステップS26〜ステップS29を繰り返す。
加工作業者端末2は、製造作業補助装置1から第2加工情報を受信する(ステップS17)。加工作業者端末2は、受信した第2加工情報を表示する(ステップS18)。
製造作業補助装置1の工程台車判定部18は、次の工程が組立工程である場合(ステップS27;YES)、コード情報と、コード情報が示す部品の次の工程が組立工程であることを示す情報とを提示情報生成部19に送る。
提示情報生成部19は、工程台車判定部18から、コード情報と、コード情報が示す部品の次の工程が組立工程であることを示す情報とを受け取ると、当該部品の配置を含む部品配置情報を部品配置記憶部16から読み出し(ステップS30)、出力部20に送る。出力部20は、提示情報生成部19から受け取った部品配置情報を加工作業者端末2に送信し(ステップS31)、送信した部品配置情報を台車情報更新部22に送る。
台車情報更新部22は、出力部20から受け取った部品配置情報に対応する台車の台車情報の「使用可否」の項目を不可に更新し(ステップS32)、処理を終了する。
加工作業者端末2は、製造作業補助装置1から部品配置情報を受信しない場合(ステップS19;NO)、ステップS15に戻り、ステップS15〜ステップS19を繰り返す。加工作業者端末2は、製造作業補助装置1から部品配置情報を受信した場合(ステップS19;YES)。加工作業者端末2は、受信した部品配置情報を表示し(ステップS20)、処理を終了する。
図11は、実施の形態1に係る台車番号指示処理の動作の一例を示すフローチャートである。台車番号指示処理は、組立作業者端末3および製造作業補助装置1に電源が投入されると開始する。
組立作業者端末3は、オーダが入力されない場合(ステップS41;NO)、ステップS41を繰り返して、オーダの入力を待機する。オーダの入力を受け付けた場合(ステップS41;YES)、組立作業者端末3は、入力されたオーダを示すオーダ情報を製造作業補助装置1に送信する(ステップS42)。
製造作業補助装置1のオーダ情報取得部11は、組立作業者端末3からオーダ情報を受信し(ステップS51)、工程台車判定部18に送る。
工程台車判定部18は、部品配置情報を参照し、製品の組立工程の最初の部品が配置された台車を特定する(ステップS52)。工程台車判定部18は、最初の部品が配置された台車を示す情報を提示情報生成部19に送る。
提示情報生成部19は、工程台車判定部18から最初の部品が配置された台車を示す情報を受け取ると、最初の部品が配置された台車を台車番号で指示する台車指示情報を生成し(ステップ53)、出力部20に送る。出力部20は、提示情報生成部19から受け取った台車指示情報を組立作業者端末3に送信する(ステップS54)。
組立作業者端末3は、製造作業補助装置1から台車指示情報を受信する(ステップS43)。組立作業者端末3は、受信した台車指示情報を表示する(ステップS44)。組立作業者端末3は、コードリーダ4Bからコード情報を受信すると(ステップS45;YES)、受信したコード情報を製造作業補助装置1に送信する(ステップS46)。
組立作業者端末3は、ステップS45およびステップS46を繰り返して、コード情報を受信する度に、製造作業補助装置1に送信する。コードリーダ4Bからコード情報を受信しない場合(ステップS45;NO)、組立作業者端末3は、次の台車指示情報を受信したか否かを判定する(ステップS47)。次の台車指示情報を受信した場合(ステップS47;YES)、処理はステップS44に戻り、ステップS44〜ステップS47を繰り返す。次の台車指示情報を受信しない場合(ステップS47;NO)、組立作業者端末3は、処理を終了する。
製造作業補助装置1のコード情報取得部17は、組立作業者端末3からコード情報を受信すると(ステップS55)、完了判定部21に送る。
完了判定部21は、コード情報取得部17からコード情報を受け取ると、工程情報を参照し、コード情報が示す部品が製品の組立工程の最後の部品であるか否かを判定する(ステップS56)。コード情報が示す部品が最後の部品でないと判定すると(ステップS56;NO)、完了判定部21は、コード情報取得部17から受け取ったコード情報を工程台車判定部18に送る。
工程台車判定部18は、部品配置情報を参照し、製品の組立工程の次の部品が同じ台車に配置されているか否かを判定する(ステップS57)。同じ台車に配置されていないと判定すると(ステップS57;NO)、処理はステップS52に戻る。工程台車判定部18は、次の部品が配置された台車を特定し(ステップS52)、ステップS52〜ステップS57を繰り返す。同じ台車に配置されていると判定すると(ステップS57;YES)、処理はステップS55に戻り、ステップS55〜ステップS57を繰り返す。
コード情報が示す部品が最後の部品であると判定すると(ステップS56;YES)、完了判定部21は、製品の組立工程が完了したことを台車情報更新部22に通知する。台車情報更新部22は、完了判定部21から製品の組立工程が完了したことを通知されると、出力部20から受け取った部品配置情報に対応する台車の台車情報の「使用可否」の項目を可に更新し(ステップS58)、処理を終了する。
なお、組立作業者が組立作業者端末3に組立作業の完了報告を入力し、組立作業の完了報告が入力されると組立作業者端末3の処理を終了することにしてもよい。
以上説明したように実施の形態1の製造作業補助システム100によれば、部品の工程を考慮した、組立工程に供給する台車上の部品配置を自動で決定し、作業者に指示することで、作業者が作業内容を判断して部品配置を決定する手間をなくし、組立工程で部品を調達する作業負荷を軽減することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、実施の形態1の製造作業補助システム100の構成に加え、製造作業補助装置1は、組立作業者が持ってきた台車が、指示した台車であるか否かを判定する。
組立作業者は、台車を持ってくると、台車上に配置された部品のコードを、コードリーダ4Bで読み取る。コードリーダ4Bは読み取った部品のコードを示すコード情報を組立作業者端末3に送信する。組立作業者端末3は、受信したコード情報を製造作業補助装置1に送信する。
製造作業補助装置1は、組立作業者端末3から受信したコード情報が示す部品が、組立作業者端末3に送信した台車指示情報が示す台車の部品配置情報に含まれるか否かを判定する。含まれる場合、製造作業補助装置1は、組立作業者が持ってきた台車が指示した台車であると判定する。含まれない場合、製造作業補助装置1は、組立作業者が持ってきた台車が指示した台車でないと判定する。組立作業者が持ってきた台車が指示した台車でないと判定すると、製造作業補助装置1は、台車が間違っていることと、組立作業者端末3に送信した台車指示情報が示す台車の台車番号とを示すエラー情報を生成し、所定の時間以内に組立作業者端末3に送信する。
組立作業者端末3は、製造作業補助装置1から受信したエラー情報を表示する。組立作業者は、組立作業者端末3に表示されたエラー情報を確認すると、持ってきた台車を元の場所に戻し、エラー情報が示す台車番号の台車を取りに行く。なお、エラー情報は、少なくとも台車が間違っていることを示す情報であればよい。エラー情報が台車が間違っていることを示す情報のみである場合、組立作業者は、組立作業者端末3が受信した台車指示情報が示す台車の台車番号を再度確認して、台車を取りに行くとよい。
製造作業補助装置1は、組立作業者が持ってきた台車が指示した台車であると判定すると、台車が合っていることを示す情報を組立作業者端末3に送信して表示させる構成にしてもよい。
組立作業者は、所定の時間以内にエラー情報が組立作業者端末3に表示されない場合、あるいは、台車が合っていることを示す情報が組立作業者端末3に表示された場合、持ってきた台車に配置された部品が正しい部品であると判断し、組立工程を行う。
図12は、本発明の実施の形態2に係る製造作業補助装置の機能構成例を示す図である。実施の形態2の製造作業補助装置1は、実施の形態1の製造作業補助装置1の機能構成に加えて、正否判定部23を備える。
提示情報生成部19は、組立作業者端末3に送信させるために出力部20に送った台車指示情報と、当該台車指示情報が示す台車の部品配置情報とを正否判定部23に送る。コード情報取得部17は、組立作業者端末3から受信したコード情報を正否判定部23に送る。
正否判定部23は、コード情報取得部17から受け取ったコード情報が示す部品が、提示情報生成部19から受け取った台車指示情報が示す台車の部品配置情報に含まれるか否かを判定する。含まれる場合、正否判定部23は、組立作業者が持ってきた台車が指示した台車であると判定する。含まれない場合、正否判定部23は、組立作業者が持ってきた台車が指示した台車でないと判定する。なお、台車指示情報に部品を示す情報が含まれる場合には、提示情報生成部19は、組立作業者端末3に送信させるために出力部20に送った台車指示情報のみを正否判定部23に送ればよい。
正否判定部23は、組立作業者が持ってきた台車が指示した台車でないと判定すると、台車が間違っていることを示す情報を提示情報生成部19に送る。提示情報生成部19は、台車が間違っていることを示す情報を正否判定部23から受け取ると、台車が間違っていることと、組立作業者端末3に送信させるために出力部20に送った台車指示情報が示す台車の台車番号とを示すエラー情報を生成し、出力部20に送る。出力部20は、正否判定部23から受け取ったエラー情報を組立作業者端末3に送信する。
コード情報取得部17、出力部20および正否判定部23は、組立作業者端末3からコード情報受信してから所定の時間以内にこれらの処理を行う。
正否判定部23は、組立作業者が持ってきた台車が指示した台車であると判定すると、コード情報取得部17から受け取ったコード情報を完了判定部21に送る。
台車が合っていることを示す情報を組立作業者端末3に送信して表示させる構成である場合には、正否判定部23は、組立作業者が持ってきた台車が指示した台車であると判定すると、台車が合っていることを提示情報生成部19に通知する。提示情報生成部19は、台車が合っていることを通知されると、台車が合っていることを示す情報を生成し、出力部20に送る。出力部20は、台車が合っていることを示す情報を受け取ると、組立作業者端末3に送信する。
その他の機能構成は、実施の形態1の製造作業補助装置1と同様である。また、実施の形態2における部品配置指示処理は、実施の形態1と同様である。台車番号指示処理は、実施の形態1と一部異なるので、以下に説明する。
図13は、実施の形態2に係る台車番号指示処理の動作の一例を示すフローチャートである。台車番号指示処理は、組立作業者端末3および製造作業補助装置1に電源が投入されると開始する。
組立作業者端末3が実行するステップS61〜ステップS64と、製造作業補助装置1が実行するステップS81〜ステップS84は、それぞれ、図11に示す実施の形態1の台車番号指示処理において、組立作業者端末3が実行するステップS41〜S44と、製造作業補助装置1が実行するステップS51〜ステップS54と同様である。
製造作業補助装置1の提示情報生成部19は、組立作業者端末3に送信させるために出力部20に送った台車指示情報と、当該台車指示情報が示す台車の部品配置情報とを正否判定部23に送る。
組立作業者端末3は、コードリーダ4Bからコード情報を受信しない場合(ステップS65;NO)、ステップS65を繰り返して、コード情報の受信を待機する。コードリーダ4Bからコード情報を受信した場合(ステップS65;YES)、組立作業者端末3は、受信したコード情報を製造作業補助装置1に送信する(ステップS66)。
製造作業補助装置1のコード情報取得部17は、組立作業者端末3からコード情報を受信し(ステップS85)、正否判定部23に送る。正否判定部23は、コード情報取得部17から受け取ったコード情報が示す部品が、提示情報生成部19から受け取った台車指示情報が示す台車の部品配置情報に含まれるか否かで、組立作業者が持ってきた台車が指示した台車であるか否かを判定する(ステップS86)。組立作業者が持ってきた台車が指示した台車であると判定した場合(ステップS86;YES)、処理はステップS89に移行する。組立作業者が持ってきた台車が指示した台車でないと判定した場合(ステップS86;NO)、正否判定部23は、台車が間違っていることを示す情報を提示情報生成部19に送る。
提示情報生成部19は、台車が間違っていることを示す情報を正否判定部23から受け取ると、台車が間違っていることと、組立作業者端末3に送信させるために出力部20に送った台車指示情報が示す台車の台車番号とを示すエラー情報を生成し(ステップS87)、出力部20に送る。出力部20は、正否判定部23から受け取ったエラー情報を組立作業者端末3に送信する(ステップS88)。
組立作業者端末3は、製造作業補助装置1からエラー情報を受信しなければ(ステップS67;NO)、処理はステップS69に移行する。組立作業者端末3は、製造作業補助装置1からエラー情報を受信すると(ステップS67;YES)、エラー情報を表示する(ステップS68)。組立作業者端末3は、コードリーダ4Bからコード情報を受信すると(ステップS69;YES)、受信したコード情報を製造作業補助装置1に送信する(ステップS70)。
組立作業者端末3は、ステップS69およびステップS70を繰り返して、コード情報を受信する度に、製造作業補助装置1に送信する。コードリーダ4Bからコード情報を受信しない場合(ステップS69;NO)、組立作業者端末3は、次の台車指示情報を受信したか否かを判定する(ステップS71)。次の台車指示情報を受信した場合(ステップS71;YES)、処理はステップS64に戻り、ステップS64〜ステップS71を繰り返す。次の台車指示情報を受信しない場合(ステップS71;NO)、組立作業者端末3は、処理を終了する。
製造作業補助装置1のコード情報取得部17は、組立作業者端末3からコード情報を受信すると(ステップS89)、完了判定部21に送る。完了判定部21は、コード情報取得部17からコード情報を受け取ると、工程情報を参照し、コード情報が示す部品が製品の組立工程の最後の部品であるか否かを判定する(ステップS90)。コード情報が示す部品が最後の部品でないと判定すると(ステップS90;NO)、完了判定部21は、コード情報取得部17から受け取ったコード情報を工程台車判定部18に送る。
工程台車判定部18は、部品配置情報を参照し、製品の組立工程の次の部品が同じ台車に配置されているか否かを判定する(ステップS91)。同じ台車に配置されていないと判定すると(ステップS91;NO)、処理はステップS82に戻る。工程台車判定部18は、次の部品が配置された台車を特定し(ステップS82)、ステップS82〜ステップS91を繰り返す。同じ台車に配置されていると判定すると(ステップS91;YES)、処理はステップS89に戻り、ステップS89〜ステップS91を繰り返す。
コード情報が示す部品が最後の部品であると判定すると(ステップS90;YES)、完了判定部21は、製品の組立工程が完了したことを台車情報更新部22に通知する。台車情報更新部22は、完了判定部21から製品の組立工程が完了したことを通知されると、出力部20から受け取った部品配置情報に対応する台車の台車情報の「使用可否」の項目を可に更新し(ステップS92)、処理を終了する。
以上説明したように実施の形態2の製造作業補助装置1によれば、組立作業者が持ってきた台車が指示した台車であるか否かを判定して、組立作業者が間違った台車を持ってきた場合に、組立作業者端末3にエラー情報を表示させることで、間違った部品を組み立てることを未然に防ぐことができる。
上記の実施の形態では、製造作業補助装置1の工程台車判定部18は、製品の組立工程の次の部品が同じ台車に配置されているか否かを判定するが、工程台車判定部18は、製品の組立工程の次の部品が同じ台車に配置されているか否かを判定しなくてもよい。
この場合、工程台車判定部18は、次の部品が同じ台車に配置されている場合には、同じ台車を特定する。組立作業者は、組立作業者端末3に表示された台車指示情報が示す台車番号が前回と同じである場合には、同じ台車に次の部品が配置されていると判断し、次の部品の組立作業を行う。
あるいは、組立作業者が組立作業者端末3に次の台車指示情報を要求する要求情報を入力してもよい。この場合、組立作業者端末3は入力された要求情報を製造作業補助装置1に送信する。製造作業補助装置1は、要求情報の受信をトリガとして、製品の組立工程の次の部品が配置された台車を台車番号で指示する台車指示情報を生成し、組立作業者端末3に送信する。また、このような構成の場合、図11および図13に示したフローチャートにおいて、ステップS57およびステップS91の処理が不要となる。
上記の実施の形態では、製造作業補助装置1は、台車情報更新部22を備えるが、台車情報更新部22はなくてもよい。この場合、台車記憶部15は、例えば、外部から取得する台車情報を記憶する。あるいは、台車記憶部15は、外部からのアクセスを受け付け、これにより台車情報が更新される。また、このような構成の場合、図11および図13に示したフローチャートにおいて、ステップS58およびステップS92の処理が不要となる。
上記の実施の形態では、製造作業補助装置1は、オーダ情報取得部11、部品配置決定部12、設計記憶部13、工程記憶部14、台車記憶部15、部品配置記憶部16、コード情報取得部17、工程台車判定部18、提示情報生成部19、出力部20、完了判定部21および台車情報更新部22を備えるが、最小限の構成では、製造作業補助装置1は、オーダ情報取得部11、部品配置決定部12、設計記憶部13、工程記憶部14、台車記憶部15、部品配置記憶部16、提示情報生成部19および出力部20のみを備える構成にしてもよい。
この場合、オーダ情報取得部11は、受信したオーダ情報を提示情報生成部19に送る。提示情報生成部19は、オーダ情報取得部11から受け取ったオーダ情報に対応する部品配置情報を出力部20に送る。出力部20は、提示情報生成部19から受け取った部品配置情報を加工作業者端末2に送信する。
加工作業者端末2は、製造作業補助装置1から受信した部品配置情報を表示する。
製造作業補助装置1の提示情報生成部19は、例えば、組立作業者端末3から受信したオーダ情報を受け取ったとき、組立工程の前の加工工程の完了報告を受け取ったとき、または、部品配置情報を加工作業者端末2に送信してから所定の時間が経過したときなどに、部品配置情報を参照し、組立工程で使用する部品が配置された台車を指示する台車指示情報を生成し、出力部20に送る。出力部20は、提示情報生成部19から受け取った台車指示情報を加工作業者端末2に送信する。
組立作業者端末3は、製造作業補助装置1から受信した台車指示情報を表示する。
また、このような構成の場合、図10、図11および図13に示したフローチャートにおいて、それぞれステップS13〜ステップS18、ステップS24〜ステップS27、ステップS45、ステップS46、ステップS55〜ステップS58、ステップS65〜ステップS70、ステップS85〜ステップS92の処理が不要となる。
上記の実施の形態では、製造作業補助装置1の部品配置決定部12は、最後の組立工程の組み立て順に合わせて台車ごとに部品を配置する順序を決定するが、次の工程で使用する順に合わせて部品を配置する順序を決定してもよい。この場合、部品配置決定部12は、加工工程が完了するごとに部品配置情報を更新し、当該加工工程を行った加工作業者の加工作業者端末2に更新した部品配置情報を送信する。
例えば、第1の加工作業者によって行われた加工工程の次の加工工程が第2の加工作業者によって異なる場所で行われる場合、第1の加工工程が完了すると、製造作業補助装置1の部品配置決定部12は、部品配置情報を更新し、提示情報生成部19は、更新された部品配置情報を出力部20に送る。出力部20は、受け取った部品配置情報を第1の加工作業者の加工作業者端末2に送信し、表示させる。
第1の加工作業者は、加工作業者端末2に表示された部品配置情報にしたがって、台車上に部品を配置し、次の加工工程の部品の収納場所に当該部品を運搬する。提示情報生成部19は、当該部品の次の加工工程を指示する第2加工情報と、次の加工工程で使用する部品が配置された台車を指示する台車指示情報とを出力部20に送る。出力部20は、受け取った第2加工情報および台車指示情報を第2の加工作業者の加工作業者端末2に送信し、表示させる。
上記の実施の形態では、前工程を加工工程、後工程を組立工程としたが、これに限らず、前工程および後工程は、製品の製造工程のうち、前後の工程であればどの工程でもよい。
図14は、本発明の実施の形態に係る製造作業補助装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。製造作業補助装置1は、図14に示すように、制御部51、主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、表示部55および送受信部56を備える。主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、表示部55および送受信部56はいずれも内部バス50を介して制御部51に接続されている。
制御部51はCPU(Central Processing Unit)などから構成され、外部記憶部53に記憶されている制御プログラム59に従って、製造作業補助装置1の部品配置決定部12、工程台車判定部18、提示情報生成部19、完了判定部21、台車情報更新部22および正否判定部23の各処理を実行する。
主記憶部52はRAM(Random-Access Memory)などから構成され、外部記憶部53に記憶されている制御プログラム59をロードし、制御部51の作業領域として用いられる。
外部記憶部53は、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD−RAM、DVD−RWなどの不揮発性メモリから構成され、製造作業補助装置1の処理を制御部51に行わせるためのプログラムをあらかじめ記憶し、また、制御部51の指示に従って、このプログラムが記憶するデータを制御部51に供給し、制御部51から供給されたデータを記憶する。設計記憶部13、工程記憶部14、台車記憶部15および部品配置記憶部16は外部記憶部53に構成される。
操作部54は、キーボードおよびマウスなどのポインティングデバイスなどと、キーボードおよびポインティングデバイスなどを内部バス50に接続するインタフェース装置から構成されている。加工作業者や組立作業者などのユーザが製造作業補助装置1に情報を入力する場合は、操作部54を介して、入力された情報が制御部51に供給される。
表示部55は、CRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)などから構成されている。加工作業者や組立作業者などのユーザが製造作業補助装置1に情報を入力する場合は、操作画面を表示する。
送受信部56は、ネットワークに接続する網終端装置または無線通信装置、およびそれらと接続するシリアルインタフェースまたはLAN(Local Area Network)インタフェースから構成されている。送受信部56は、オーダ情報取得部11、コード情報取得部17および出力部20として機能する。
図3および図12に示す製造作業補助装置1のオーダ情報取得部11、部品配置決定部12、設計記憶部13、工程記憶部14、台車記憶部15、部品配置記憶部16、コード情報取得部17、工程台車判定部18、提示情報生成部19、出力部20、完了判定部21、台車情報更新部22および正否判定部23の処理は、制御プログラム59が、制御部51、主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、表示部55および送受信部56などを資源として用いて処理することによって実行する。
その他、前記のハードウェア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更および修正が可能である。
制御部51、主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、表示部55、送受信部56、内部バス50などから構成される製造作業補助装置1の処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROMなど)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行する製造作業補助装置1を構成してもよい。また、インターネットなどの通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロードなどすることで製造作業補助装置1を構成してもよい。
また、製造作業補助装置1の機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して提供することも可能である。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)に前記コンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介して前記コンピュータプログラムを提供してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
1 製造作業補助装置、2 加工作業者端末、3 組立作業者端末、4A・4B コードリーダ、11 オーダ情報取得部、12 部品配置決定部、13 設計記憶部、14 工程記憶部、15 台車記憶部、16 部品配置記憶部、17 コード情報取得部、18 工程台車判定部、19 提示情報生成部、20 出力部、21 完了判定部、22 台車情報更新部、23 正否判定部、50 内部バス、51 制御部、52 主記憶部、53 外部記憶部、54 操作部、55 表示部、56 送受信部、59 制御プログラム、100 製造作業補助システム。

Claims (8)

  1. 製品の製造工程における前工程の作業者である第1作業者が使用する第1作業者端末と、後工程の作業者である第2作業者が使用する第2作業者端末と、前記第1作業者端末および前記第2作業者端末と接続される製造作業補助装置とで構成される製造作業補助システムであって、
    前記製造作業補助装置は、
    受注した製品を示すオーダ情報を取得するオーダ情報取得部と、
    製品の部品構成を含む設計を示す設計情報を記憶する設計記憶部と、
    製品の製造工程を示す工程情報を記憶する工程記憶部と、
    製造現場で所有する台車の情報である台車情報を記憶する台車記憶部と、
    前記オーダ情報が示す製品の前記設計情報および前記工程情報と前記台車情報とに基づいて、前工程を行った部品を後工程に供給する台車上の部品配置を決定し、決定した部品配置を示す部品配置情報を生成する部品配置決定部と、
    前記部品配置情報を記憶する部品配置記憶部と、
    前記部品配置情報を前記第1作業者端末に送信する部品配置情報出力部と、
    を備え、
    前記第1作業者端末は、
    前記製造作業補助装置から受信した前記部品配置情報を表示し、
    前記製造作業補助装置は、
    前記部品配置情報を参照し、後工程で使用する部品が配置された台車を指示する台車指示情報を生成する台車指示情報生成部と、
    前記台車指示情報を前記第2作業者端末に送信する台車指示情報出力部と、
    を備え、
    前記第2作業者端末は、
    前記製造作業補助装置から受信した前記台車指示情報を表示する製造作業補助システム。
  2. 前記部品配置決定部は、前記オーダ情報が示す製品の前記設計情報および前記工程情報と前記台車情報とに基づいて、同じ順序で同じ工程を要する部品を、同じ台車上に配置するよう部品配置を決定し、前記部品配置情報を生成する請求項1に記載の製造作業補助システム。
  3. 前記部品配置決定部は、前記オーダ情報が示す製品の前記設計情報および前記工程情報と前記台車情報とに基づいて、同じ台車上の部品を後工程で使用する順に配置するよう部品配置を決定し、前記部品配置情報を生成する請求項2に記載の製造作業補助システム。
  4. 前記第2作業者端末は、
    部品を識別するコードを示すコード情報の入力を受け付け、前記第2作業者によって入力された前記コード情報を前記製造作業補助装置に送信し、
    前記製造作業補助装置は、
    前記第2作業者端末から前記コード情報を受信するコード情報取得部と、
    前記部品配置情報を参照し、前記コード情報取得部が前記第2作業者端末から受信した前記コード情報に基づいて、後工程で使用する次の部品が同じ台車に配置されているか否かを判定する台車判定部と、
    をさらに備え、
    前記台車指示情報生成部は、台車ごとに前記台車指示情報を生成し、前記台車判定部が同じ台車に配置されていないと判定した場合に、次の部品が配置された台車を指示する前記台車指示情報を生成する請求項1から3のいずれか1項に記載の製造作業補助システム。
  5. 前記第2作業者端末は、
    部品を識別するコードを示すコード情報の入力を受け付け、前記第2作業者によって入力された前記コード情報を前記製造作業補助装置に送信し、
    前記製造作業補助装置は、
    前記第2作業者端末から前記コード情報を受信するコード情報取得部と、
    前記コード情報取得部が前記第2作業者端末から受信した前記コード情報が示す部品が、前記台車指示情報出力部が前記第2作業者端末に送信した前記台車指示情報が示す台車の前記部品配置情報に含まれるか否かを判定する正否判定部と、
    をさらに備え、
    前記正否判定部が、前記コード情報取得部が前記第2作業者端末から受信した前記コード情報が示す部品が、前記台車指示情報出力部が前記第2作業者端末に送信した前記台車指示情報が示す台車の前記部品配置情報に含まれないと判定すると、前記台車指示情報生成部は、少なくとも台車が間違っていることを示すエラー情報を生成し、
    前記台車指示情報出力部は、前記エラー情報を前記第2作業者端末に送信する請求項1から4のいずれか1項に記載の製造作業補助システム。
  6. 製品の製造工程における前工程の作業者である第1作業者が使用する第1作業者端末、および、後工程の作業者である第2作業者が使用する第2作業者端末と接続される製造作業補助装置であって、
    受注した製品を示すオーダ情報を取得するオーダ情報取得部と、
    製品の部品構成を含む設計を示す設計情報を記憶する設計記憶部と、
    製品の製造工程を示す工程情報を記憶する工程記憶部と、
    製造現場で所有する台車の情報である台車情報を記憶する台車記憶部と、
    前記オーダ情報が示す製品の前記設計情報および前記工程情報と前記台車情報とに基づいて、前工程を行った部品を後工程に供給する台車上の部品配置を決定し、決定した部品配置を示す部品配置情報を生成する部品配置決定部と、
    前記部品配置情報を記憶する部品配置記憶部と、
    前記部品配置情報を前記第1作業者端末に送信する部品配置情報出力部と、
    前記部品配置情報を参照し、後工程で使用する部品が配置された台車を指示する台車指示情報を生成する台車指示情報生成部と、
    前記台車指示情報を前記第2作業者端末に送信する台車指示情報出力部と、
    を備える製造作業補助装置。
  7. 製品の製造工程における前工程の作業者である第1作業者が使用する第1作業者端末と、後工程の作業者である第2作業者が使用する第2作業者端末と、前記第1作業者端末および前記第2作業者端末と接続される製造作業補助装置とが実行する製造作業補助方法であって、
    前記製造作業補助装置が実行する、
    受注した製品を示すオーダ情報を取得するオーダ情報取得ステップと、
    前記オーダ情報が示す製品の部品構成を含む設計を示す設計情報および製造工程を示す工程情報と、製造現場で所有する台車の情報である台車情報とに基づいて、前工程を行った部品を後工程に供給する台車上の部品配置を決定し、決定した部品配置を示す部品配置情報を生成する部品配置決定ステップと、
    前記部品配置情報を前記第1作業者端末に送信する部品配置情報出力ステップと、
    前記第1作業者端末が実行する、
    前記製造作業補助装置から受信した前記部品配置情報を表示するステップと、
    前記製造作業補助装置が実行する
    前記部品配置情報を参照し、後工程で使用する部品が配置された台車を指示する台車指示情報を生成する台車指示情報生成ステップと、
    前記台車指示情報を前記第2作業者端末に送信する台車指示情報出力ステップと、
    前記第2作業者端末が実行する、
    前記製造作業補助装置から受信した前記台車指示情報を表示するステップと、
    を備える製造作業補助方法。
  8. 製品の製造工程における前工程の作業者である第1作業者が使用する第1作業者端末、および、後工程の作業者である第2作業者が使用する第2作業者端末と接続されるコンピュータを、
    受注した製品を示すオーダ情報を取得するオーダ情報取得部、
    前記オーダ情報が示す製品の部品構成を含む設計を示す設計情報および製造工程を示す工程情報と、製造現場で所有する台車の情報である台車情報とに基づいて、前工程を行った部品を後工程に供給する台車上の部品配置を決定し、決定した部品配置を示す部品配置情報を生成する部品配置決定部、
    前記部品配置情報を前記第1作業者端末に送信する部品配置情報出力部、
    前記部品配置情報を参照し、後工程で使用する部品が配置された台車を指示する台車指示情報を生成する台車指示情報生成部、および、
    前記台車指示情報を前記第2作業者端末に送信する台車指示情報出力部、
    として機能させるプログラム。
JP2014203849A 2014-10-02 2014-10-02 製造作業補助システム、製造作業補助装置、製造作業補助方法およびプログラム Active JP6345070B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014203849A JP6345070B2 (ja) 2014-10-02 2014-10-02 製造作業補助システム、製造作業補助装置、製造作業補助方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014203849A JP6345070B2 (ja) 2014-10-02 2014-10-02 製造作業補助システム、製造作業補助装置、製造作業補助方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016075969A true JP2016075969A (ja) 2016-05-12
JP6345070B2 JP6345070B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=55951457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014203849A Active JP6345070B2 (ja) 2014-10-02 2014-10-02 製造作業補助システム、製造作業補助装置、製造作業補助方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6345070B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019537786A (ja) * 2016-10-21 2019-12-26 トルンプフ ヴェルクツォイクマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトTrumpf Werkzeugmaschinen GmbH + Co. KG 金属処理産業における製造工程の内部位置特定に基づく制御
US11358180B2 (en) 2016-10-21 2022-06-14 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Workpiece collecting point units and methods for supporting the processing of workpieces
US11361391B2 (en) 2016-10-21 2022-06-14 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Manufacturing control in the metal processing industry

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006221385A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Amada Co Ltd 物流支援システム及びその方法
JP2008112442A (ja) * 2006-10-06 2008-05-15 Amada Co Ltd 板金加工システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006221385A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Amada Co Ltd 物流支援システム及びその方法
JP2008112442A (ja) * 2006-10-06 2008-05-15 Amada Co Ltd 板金加工システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019537786A (ja) * 2016-10-21 2019-12-26 トルンプフ ヴェルクツォイクマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトTrumpf Werkzeugmaschinen GmbH + Co. KG 金属処理産業における製造工程の内部位置特定に基づく制御
US11358180B2 (en) 2016-10-21 2022-06-14 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Workpiece collecting point units and methods for supporting the processing of workpieces
US11361391B2 (en) 2016-10-21 2022-06-14 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Manufacturing control in the metal processing industry
US11520314B2 (en) 2016-10-21 2022-12-06 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Control of manufacturing processes in metal processing industry

Also Published As

Publication number Publication date
JP6345070B2 (ja) 2018-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7606628B2 (en) Design and manufacturing management system, method, and program
JP6345070B2 (ja) 製造作業補助システム、製造作業補助装置、製造作業補助方法およびプログラム
CN104025078A (zh) 用于签署和保留第三方文档的移动解决方案
CN104700962A (zh) 用于制造电线束的方法
EP3286611B1 (en) Method and system for cross discipline data validation checking in a multidisciplinary engineering system
CN106033573A (zh) 一种物流运输状态信息的显示方法和设备
CN110990048A (zh) 一种监控Unity项目资源缺失的方法及系统
JP2018114576A (ja) オフラインプログラミング装置及び位置パラメータ補正方法
EP3286700B1 (en) Templates in a multidisciplinary engineering system
US20160092101A1 (en) Arrangement drawing creation system, arrangement drawing creation apparatus, and non-transitory computer-readable storage medium having stored therein arrangement drawing creation program for creating arrangement drawing of apparatus
CN105204834A (zh) 一种构造软件模型的可视软件建模编辑器
CN111986553B (zh) 基于语义标签进行地图关联的方法、设备及存储介质
EP3218188A1 (en) On-demand tool kits
JP2019082923A (ja) 情報処理装置、工程計画表示プログラム及び工程計画表示方法
JP2005301872A (ja) 車両の検査管理システム
JP2015037310A (ja) 多文字セット文字コード入力方法、多文字セット文字コード入力システム、及び、多文字セット文字コード入力プログラムを実行する装置
CN111279279B (zh) 建立和跟踪自动化工程环境
JP6345069B2 (ja) 図面輸出管理システム、図面輸出管理装置、図面輸出管理方法およびプログラム
JP2006285473A (ja) 製造工程管理システム
JP2020201654A (ja) 操作マニュアル作成支援装置、及び操作マニュアル作成支援方法
CN104320752A (zh) 基于手机的礼品安全流转系统及方法
JP4388431B2 (ja) 工程部品表生成システム
CN105493072A (zh) 对用户界面进行比较
JP2011128996A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム
US20210232987A1 (en) Logical-to-physical production system alignment and development

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6345070

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250