JP2016075262A - 排気熱回収システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの暖機効率を向上させることが可能な排気熱回収システムを提供する。
【解決手段】この排気熱回収システム100は、エンジン91を冷却するエンジン冷却水通路Aと、エンジン91の排気熱を回収して冷却水に伝達する排気熱回収器10を含む排気熱回収通路Bと、エンジン冷却水通路Aに冷却水を流通させる第1ウォータポンプ20と、排気熱回収通路Bに冷却水を流通させる第2ウォータポンプ30と、冷却水の熱をエンジンオイルに伝達するオイルウォーマ40と、排気熱回収通路Bに対してオイルウォーマ40が接続された状態で、排気熱回収通路Bに対するエンジン冷却水通路Aの接続と非接続とを切り替え可能な経路切替部60と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気熱回収システムに関する。
従来、エンジンの排気熱を回収する排気熱回収器を備えた排気熱回収システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、車両(自動車)に設けられたエンジンと、三方弁と、第1ウォータポンプと、ヒータコアと、排気熱回収器と、第2ウォータポンプとを流路により接続し、冷却水の循環経路を構成した排気熱回収システムが開示されている。上記特許文献1では、エンジンの作動中は、エンジン、ヒータコアおよび排気熱回収器が常時接続された状態で、第1および第2ウォータポンプにより冷却水が循環する。エンジン停止時に暖房要求があると、三方弁が流路を切り替えて、ヒータコアと排気熱回収器とが接続され、エンジンが非接続となる循環経路が構成される。
この特許文献1による排気熱回収システムでは、エンジン始動後の冷間時(暖機時)に、エンジン、ヒータコアおよび排気熱回収器に冷却水を循環させ、排気熱回収器によって回収した熱を冷却水を介してエンジンに伝達することによって、暖機を促進している。
特開2008−230422号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された排気熱回収システムでは、エンジン始動後の冷間時(暖機時)において、排気熱回収器によって回収した熱をエンジンに伝達するために、冷却水がエンジン、ヒータコアおよび排気熱回収器を通過するようにしている。そのため、排気熱回収器によって回収した熱を冷却水を介してエンジンに伝達することができる一方、エンジンで発生した熱が冷却水の循環によって循環経路全体に拡散するため、最も暖機を促進したいエンジン内部の温度が上昇し難くなる。また、エンジンと排気熱回収器とを接続することにより、循環流路の経路長が大きくなって流通する冷却水量が増大するため、冷却水の温度が上昇し難くなる。以上から、従来、排気熱回収器を設けた場合でもエンジンの暖機効率が向上し難いという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、エンジンの暖機効率を向上させることが可能な排気熱回収システムを提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における排気熱回収システムは、エンジンを冷却するエンジン冷却水通路と、エンジンの排気熱を回収して冷却水に伝達する排気熱回収器を含む排気熱回収通路と、エンジン冷却水通路に冷却水を流通させる第1ウォータポンプと、排気熱回収通路に冷却水を流通させる第2ウォータポンプと、冷却水の熱をエンジンオイルに伝達するオイルウォーマと、排気熱回収通路に対してオイルウォーマが接続された状態で、排気熱回収通路に対するエンジン冷却水通路の接続と非接続とを切り替え可能な経路切替部と、を備える。
この発明の一の局面による排気熱回収システムでは、上記のように、冷却水の熱をエンジンオイルに伝達するオイルウォーマと、排気熱回収通路に対してオイルウォーマが接続された状態で、排気熱回収通路に対するエンジン冷却水通路の接続と非接続とを切り替え可能な経路切替部とを設ける。これにより、排気熱回収通路に対してオイルウォーマが接続された状態で、排気熱回収通路に対してエンジン冷却水通路を非接続とすることができる。この場合、排気熱回収通路では、排気熱回収器で回収された排気熱がオイルウォーマによりエンジンオイルに伝達され、暖められたエンジンオイルがエンジンに供給されることによって、回収された排気熱をエンジンに伝達させることができる。この結果、エンジン冷却水通路を排気熱回収通路に接続することなく、排気熱回収器で回収された排気熱をエンジンに伝達して暖機を促進することができる。そして、エンジンで発生した熱を排気熱回収通路まで拡散させずに済むので、エンジン内部の温度上昇を促進することができるとともに、エンジン側の循環流路(エンジン冷却水通路)を流れる冷却水量が増大することがないので、冷却水の温度を速やかに上昇させることができる。以上により、本発明によれば、エンジンの暖機効率を向上させることができる。
上記一の局面による排気熱回収システムにおいて、好ましくは、オイルウォーマは、排気熱回収通路に常時接続されている。このように構成すれば、経路切替部の切替動作とは無関係に、常時、排気熱回収器で回収された排気熱をオイルウォーマおよびエンジンオイルを介してエンジンに伝達することができる。これにより、エンジンの暖機効率を効果的に向上させることができる。
上記一の局面による排気熱回収システムにおいて、好ましくは、第1ウォータポンプおよび第2ウォータポンプは、エンジンの回転とは無関係に回転速度を変化可能な電動ウォータポンプからなる。このように構成すれば、エンジンの回転数とは無関係に、かつ、エンジン冷却水通路と排気熱回収通路とのそれぞれにおいて互いに独立して、冷却水の循環または停止を切り替えることができる。そのため、たとえばエンジン始動直後の冷間時(暖機時)には、排気熱回収通路側の冷却水を循環させて排気熱をエンジンオイルを介してエンジンに伝達しながら、エンジン冷却水通路側の冷却水を停止させてエンジンで発生した熱が拡散することを防ぐことができるようになる。これにより、エンジンの暖機効率をより一層向上させることができる。
この場合において、好ましくは、冷却水の熱を空気に伝達するヒータコアをさらに備え、経路切替部は、排気熱回収通路に対してヒータコアおよびエンジン冷却水通路が接続されずにオイルウォーマが接続された第1循環経路と、排気熱回収通路に対してエンジン冷却水通路が接続されずにオイルウォーマおよびヒータコアの両方が接続された第2循環経路とを、切り替え可能に構成されている。このように構成すれば、エンジンの暖機が完了する前に暖房要求があった場合に第2循環経路に切り替えれば、ヒータコアをエンジン冷却水通路から切り離した状態で排気熱回収通路によってヒータコアに熱供給を行うことができる。したがって、エンジン冷却水通路側の冷却水を停止させてエンジンの暖機を促進させた状態でも、排気熱回収通路側で暖房要求に対応することができるので、暖房要求の有無に対応しつつエンジンの暖機効率の向上を図ることができる。
上記経路切替部が第1循環経路と第2循環経路とを切り替え可能な構成において、好ましくは、経路切替部は、排気熱回収通路に対してオイルウォーマが接続され、エンジン冷却水通路に対してヒータコアが接続され、かつ、排気熱回収通路とエンジン冷却水通路とが互いに接続されずにそれぞれ独立して冷却水を循環させる第3循環経路に、切り替え可能に構成されている。このように構成すれば、エンジンの暖機がある程度進行した状態で暖房要求があった場合に、第3循環経路に切り替えることによって、エンジン冷却水通路側でのエンジンの暖機および暖房と、排気熱回収通路側でのエンジンオイルへの回収熱の伝達とを同時並行で行うことができる。ここで、排気熱回収器による排気熱回収通路側での回収熱量よりも、エンジンにおいて発生するエンジン冷却水通路側での発生熱量の方が大きくなるため、暖機運転がある程度進行すると、エンジンオイルの温度が冷却水の温度よりも低い状態となる。そこで、本発明によれば、発生熱量の大きいエンジン冷却水通路側で暖機と暖房との両方を行いつつ、発生熱量の小さい排気熱回収通路側ではエンジンオイルを温めて暖機を促進することができるので、エンジンの暖機効率の向上と暖房効率の向上との両立を図ることができる。
上記経路切替部が第1循環経路と第2循環経路とを切り替え可能な構成において、好ましくは、経路切替部は、排気熱回収通路に対して、オイルウォーマ、ヒータコアおよびエンジン冷却水通路が接続された第4循環経路に、切り替え可能に構成されている。このように構成すれば、冷却水の温度およびエンジンオイルの温度が十分に上昇してくる暖機運転の後期には、エンジンのみの局所的な昇温が不要となるので、第4循環経路に切り替えて排気熱回収通路とエンジン冷却水通路とを接続することによって、排気熱回収器、オイルウォーマ、ヒータコアおよびエンジンを共通の循環経路に接続することができる。その結果、循環経路全体に対して、エンジンから発生する熱と排気熱から回収される熱とを行き渡らせることができるので、エンジンの暖機と、エンジンオイルの昇温と、ヒータコアへの熱供給とを効率的に行うことができる。
なお、本出願では、上記一の局面による排気熱回収システムにおいて、以下のような構成も考えられる。
(付記項1)
すなわち、上記経路切替部が第1循環経路と第2循環経路とを切り替え可能な構成の排気熱回収システムにおいて、エンジン冷却水通路に対してエンジンと並列に接続されるラジエータと、エンジン冷却水通路とラジエータとの間に配置され、エンジン冷却水通路を流れる冷却水の温度が所定の開弁温度以上となる場合に開弁する弁部材とをさらに備え、冷却水の温度が開弁温度以上となる場合において、経路切替部は、排気熱回収通路に対して、ヒータコアを接続せずに、オイルウォーマ、エンジン冷却水通路およびラジエータが接続された第5循環経路と、排気熱回収通路に対して、オイルウォーマ、ヒータコア、エンジン冷却水通路およびラジエータが接続された第6循環経路とに、切替可能に構成されている。
(付記項2)
また、上記経路切替部が第3循環経路に切り替え可能な構成の排気熱回収システムにおいて、エンジン冷却水通路近傍の冷却水の温度を検出する第1温度検出部と、エンジンオイルの温度を検出する第2温度検出部とをさらに備え、経路切替部は、少なくともエンジン冷却水通路近傍の冷却水の温度が第1しきい値温度未満で、かつ、エンジンオイルの温度が第2しきい値温度未満の場合において、第1循環経路または第2循環経路に切り替えるように構成されている。
(付記項3)
また、上記第1温度検出部と第2温度検出部とを備える排気熱回収システムにおいて、経路切替部は、少なくともエンジン冷却水通路近傍の冷却水の温度が第1しきい値温度以上で、かつ、エンジンオイルの温度が第2しきい値温度未満の場合において、第3循環経路に切り替えるように構成されている。
本発明によれば、上記のように、エンジンの暖機効率を向上させることが可能な排気熱回収システムを提供することができる。
本発明の一実施形態による排気熱回収システムの全体構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態による排気熱回収システムが設けられる車両の構成を説明するための概略的なブロック図である。 本発明の一実施形態による排気熱回収システムの第1循環経路を説明するための図である。 本発明の一実施形態による排気熱回収システムの第2循環経路を説明するための図である。 本発明の一実施形態による排気熱回収システムの第3循環経路を説明するための図である。 本発明の一実施形態による排気熱回収システムの第4循環経路を説明するための図である。 本発明の一実施形態による排気熱回収システムの第5循環経路を説明するための図である。 本発明の一実施形態による排気熱回収システムの第6循環経路を説明するための図である。 本発明の一実施形態による排気熱回収システムの経路切替部の切替動作条件を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態による排気熱回収システム100の構成の概略について説明する。
本実施形態による排気熱回収システム100は、図1に示すように、エンジン91を備えた自動車などの車両90に設けられている。排気熱回収システム100は、エンジン91を冷却するための冷却水(クーラント)を循環させ、エンジン91の暖機または冷却を行うエンジン冷却装置として機能するとともに、排気熱回収器10によりエンジン排気から熱を回収する排気熱回収装置として機能するシステムである。排気熱回収システム100は、車両90に設けられた制御部92(Engine Control Unit;ECU)により制御されるように構成されている。
排気熱回収システム100は、エンジン91を冷却するための冷却水が循環可能なように構成されており、エンジン91を冷却するエンジン冷却水通路Aと、排気熱回収通路Bとを含む。排気熱回収通路Bには、エンジン91の排気熱を回収して冷却水に伝達する排気熱回収器10が設けられている。排気熱回収通路Bは、排気熱回収器10に冷却水を流通させる通路である。エンジン冷却水通路Aと排気熱回収通路Bとは、後述する経路切替部60の接続切替によって、接続状態(冷却水の経路)が変化するように構成されている。
エンジン91には、図示しない冷却水流路が設けられており、冷却水流路の入口および出口がそれぞれエンジン冷却水通路Aに接続されている。また、図2に示すように、車両90には、エンジン91に接続されたエンジンオイルのオイル循環通路93と、エンジン91に接続された排気通路94とが設けられている。オイル循環通路93は、エンジン91内のオイル流路と後述するオイルウォーマ40とを接続している。オイル循環通路93では、オイルポンプ93aによってエンジン91の摺動部位などに供給されるエンジンオイルの一部が、エンジン91とオイルウォーマ40との間で循環する。排気通路94では、エンジン91の排気が排出ガス浄化装置94aおよび排気熱回収器10を通過して、車両90の外部に放出される。
以下、本実施形態による排気熱回収システム100の構成について詳細に説明する。
排気熱回収システム100は、図1に示すように、排気熱回収器10と、第1ウォータポンプ(以下、第1WPという)20と、第2ウォータポンプ(以下、第2WPという)30と、オイルウォーマ40と、ヒータコア50と、経路切替部60と、ラジエータ70とを備えている。また、排気熱回収システム100は、これらの各部を接続して冷却水(クーラント)を流通させる配管部80を備えている。エンジン冷却水通路Aおよび排気熱回収通路Bは、構造上は配管部80の一部である。
排気熱回収器10は、熱交換器であり、冷却水とエンジン91から排出された高温の排気との間で熱交換を行うことにより、エンジン91の排気熱を回収するように構成されている。
第1WP20は、エンジン冷却水通路Aに冷却水を流通させるように構成されている。第2WP30は、排気熱回収通路Bに冷却水を流通させるように構成されている。第1WP20および第2WP30は、共に、エンジン91の回転とは無関係に回転速度を変化可能な電動ウォータポンプからなり、バッテリ(図示せず)などからの電力供給によって動作する。第1WP20および第2WP30は、制御部92に電気的に接続されている。制御部92により、エンジン91の回転とは無関係に第1WP20と第2WP30との作動および停止の制御(オンオフ制御)と、駆動制御(吐出量制御)とが行われる。第1WP20および第2WP30は、互いに独立して動作可能である。
オイルウォーマ40は、熱交換器であり、冷却水とエンジンオイルとの間で熱交換を行うように構成されている。これにより、オイルウォーマ40は、冷却水の熱をエンジンオイルに伝達するように構成されている。オイルウォーマ40によって冷却水と熱交換をしたエンジンオイルは、図2に示したオイル循環通路93を介して再度エンジン91に供給される。本実施形態では、オイルウォーマ40は、排気熱回収通路Bに常時接続されている。
ヒータコア50は、熱交換器であり、ヒータコア50を流通する空気と冷却水との間で熱交換を行い、冷却水の熱を空気に伝達するように構成されている。ヒータコア50は車両90の空調設備(HVAC)の一部を構成している。ヒータコア50により暖められた空気を図示しないファンによって車室内に供給されることによって、車両90の暖房が行われる。車両90の暖房は、ユーザによる暖房要求の入力(エアコン操作)に基づいて、制御部92によって制御される。
経路切替部60は、複数(4つ)の切替弁61〜64を含み、これらの切替弁61〜64の接続切替によって、エンジン冷却水通路Aと排気熱回収通路Bとの接続状態を切り替える機能を有する。複数の切替弁61〜64は、いずれも三方弁からなり、3つのポートのいずれかを遮断するとともに他の2つのポートを接続させることにより、流路切替を行うように構成されている。経路切替部60を構成する各切替弁61〜64は、電磁弁やロータリーバルブなどからなり、アクチュエータ駆動により流路切替を行う。なお、三方弁からなる切替弁61〜64は、少なくとも3つのポートのいずれかを遮断するとともに他の2つのポートを接続させる機能を有していればよく、さらに3つのポートの全てを接続したり、3つのポート全てを遮断したりできる三方弁であってもよい。
経路切替部の制御(すなわち、各切替弁61〜64の制御)は、制御部92により行われる。本実施形態では、経路切替部60は、各切替弁61〜64の流路切替によって、排気熱回収通路Bに対してオイルウォーマ40が接続された状態で、排気熱回収通路Bに対するエンジン冷却水通路Aの接続と非接続とを切り替え可能に構成されている。
なお、排気熱回収システム100は、エンジン冷却水通路A近傍の冷却水の温度Tw1を検出する第1温度検出部81と、エンジンオイルの温度Toを検出する第2温度検出部82と、排気熱回収通路B近傍の冷却水の温度Tw2を検出する第3温度検出部83とを備えている。第1温度検出部81はエンジン91の出口側に配置された水温センサである。なお、第1温度検出部81はエンジン91の内部に設けられていてもよい。第2温度検出部82は、エンジンオイルの循環経路の所定箇所に設けられた油温センサである。第2温度検出部82も、エンジン91の内部(オイルパンなど)または外部(オイル循環通路93など)に設けられていてよい。第3温度検出部83は、排気熱回収器10の出口側に配置された水温センサである。制御部92は、第1温度検出部81、第2温度検出部82および第3温度検出部83とそれぞれ接続されており、冷却水の温度Tw1、Tw2およびエンジンオイルの温度Toを取得する。経路切替部60の切替制御は、これらの冷却水の温度Tw1、Tw2およびエンジンオイルの温度Toや、ユーザによる暖房要求の有無に基づいて行われる。
ラジエータ70は、車両90の外部から取り込まれた外気により冷却水を冷やす機能を有する。ラジエータ70は、エンジン冷却水通路Aに対してエンジン91と並列に接続されている。エンジン冷却水通路Aとラジエータ70との間には、サーモスタット弁71が配置されている。サーモスタット弁71は、三方弁であり、エンジン91と第1WP20とを常時接続すると共に、第1WP20からラジエータ70への流路の開閉を切替可能に構成されている。サーモスタット弁71は、エンジン冷却水通路Aを流れる冷却水の温度Tw1が所定の開弁温度Th以上となる場合に開弁するように構成されており、開弁状態では、第1WP20からの冷却水がエンジン91とラジエータ70との両方に流れる。サーモスタット弁71は、冷却水の温度Tw1が開弁温度Th未満となる場合に閉弁するように構成されており、閉弁状態では、第1WP20からの冷却水がエンジン91に流れる一方、ラジエータ70への流れが遮断される。なお、サーモスタット弁71は、本発明の「弁部材」の一例である。
次に、排気熱回収システム100の各部間の接続関係について説明する。
エンジン91は、エンジン冷却水通路Aによって、入口側が第1WP20に接続されるとともに、出口側が切替弁61に接続されている。第1WP20は、吸込側が分岐流路を介して切替弁62と切替弁63とに並列的に接続されている。第1WP20とエンジン91との間では、サーモスタット弁71を介してラジエータ70が並列的に接続されている。ラジエータ70の出口側はエンジン冷却水通路Aと合流し、切替弁61に接続している。
排気熱回収器10は、排気熱回収通路Bによって、入口側が第2WP30および切替弁61にそれぞれ接続され、出口側が切替弁64に接続されている。第2WP30の吸込側は切替弁62に接続されており、吐出側が排気熱回収器10(排気熱回収通路B)および切替弁61に並列的に接続されている。オイルウォーマ40は、入口側が切替弁63および切替弁64に並列的に接続されているとともに、出口側が切替弁62に接続されている。
また、ヒータコア50は、一方側が切替弁61および切替弁64に並列的に接続されているとともに、他方側が切替弁63に接続されている。ヒータコア50は、切替弁61、切替弁63および切替弁64の接続切り替えによって、エンジン冷却水通路Aおよび排気熱回収通路Bのいずれか一方のみ、または、エンジン冷却水通路Aおよび排気熱回収通路Bの両方と接続することが可能である。
なお、切替弁について見ると、切替弁61は、排気熱回収器10および第2WP30に接続されたポートと、ヒータコア50に接続されたポートと、エンジン91およびラジエータ70に接続されたポートとを備える。切替弁62は、第2WP30に接続されたポートと、オイルウォーマ40に接続されたポートと、第1WP20および切替弁63に接続されたポートとを備える。切替弁63は、オイルウォーマ40および切替弁64に接続されたポートと、ヒータコア50に接続されたポートと、第1WP20および切替弁62に接続されたポートとを備える。切替弁64は、排気熱回収器10に接続されたポートと、ヒータコア50および切替弁61に接続されたポートと、オイルウォーマ40および切替弁63に接続されたポートとを備える。以下の説明では、各切替弁のいずれかのポートを遮断して、他の2つのポート間を接続させる場合に、遮断するポートの接続先を示して説明する(たとえば、切替弁64のヒータコア50側のポートを遮断する、など)。
以上のような構成により、経路切替部60は、第1循環経路C1〜第6循環経路C6の6パターンの循環経路を構成することが可能である。以下、図3〜図8を参照して、各循環経路について説明する。なお、図3〜図8において、冷却水が流通する流路を実線(太線)で示し、冷却水が流通しない(冷却水が停止する)流路を破線で示している。
(第1循環経路C1)
図3に示す第1循環経路C1は、排気熱回収通路Bに対してヒータコア50およびエンジン冷却水通路Aが接続されずにオイルウォーマ40が接続された循環経路である。経路切替部60は、切替弁61の排気熱回収器10側、切替弁62の第1WP20側、切替弁63のオイルウォーマ40側、および、切替弁64のヒータコア50側の各ポートを、それぞれ遮断する。これにより、第1循環経路C1において、第2WP30から送り出された冷却水は、排気熱回収通路Bの排気熱回収器10、切替弁64、オイルウォーマ40および切替弁62を通過して第2WP30に戻る。したがって、エンジン冷却水通路Aは、第1循環経路C1(排気熱回収通路B)に対して非接続となる。この際、制御部92は、第2WP30を作動させる一方、第1WP20を停止させることにより、第1循環経路C1でのみ冷却水を循環させ、エンジン冷却水通路A側では冷却水の流通を停止させる。また、この場合、ヒータコア50にも冷却水が供給されないので、暖房は停止する。
(第2循環経路C2)
図4に示す第2循環経路C2は、排気熱回収通路Bに対してエンジン冷却水通路Aが接続されずにオイルウォーマ40およびヒータコア50の両方が接続された循環経路である。経路切替部60は、切替弁61の排気熱回収器10側、切替弁62の第1WP20側、切替弁63の第1WP20側、および、切替弁64のオイルウォーマ40側の各ポートを、それぞれ遮断する。これにより、第2循環経路C2において、第2WP30から送り出された冷却水は、排気熱回収通路Bの排気熱回収器10、切替弁64、ヒータコア50、切替弁63、オイルウォーマ40および切替弁62を通過して第2WP30に戻る。エンジン冷却水通路Aは、第2循環経路C2(排気熱回収通路B)に対して非接続となる。制御部92は、第2WP30を作動させる一方、第1WP20を停止させることにより、第2循環経路C2でのみ冷却水を循環させ、エンジン冷却水通路A側では冷却水の流通を停止させる。この場合、ヒータコア50に冷却水が供給され、排気熱回収器10によって回収された排気熱により暖房が動作する。
なお、第2循環経路C2では、切替弁61のヒータコア50側のポートとエンジン91側のポートとが接続されるが、切替弁61以降のエンジン91側の経路で循環経路が形成されないため、切替弁64を通過した冷却水は切替弁61側には流れずにヒータコア50側にのみ流れる。以降の各循環経路でも同様であり、切替弁や流路の分岐箇所において、循環経路が形成されない経路(行き止まりになる経路)は、冷却水で満たされた状態となるため冷却水が流通することはない。
(第3循環経路C3)
図5に示す第3循環経路C3は、排気熱回収通路Bに対してオイルウォーマ40が接続され、エンジン冷却水通路Aに対してヒータコア50が接続され、かつ、排気熱回収通路Bとエンジン冷却水通路Aとが互いに接続されずにそれぞれ独立して冷却水を循環させる循環経路である。経路切替部60は、切替弁61の排気熱回収器10側、切替弁62の第1WP20側、切替弁63のオイルウォーマ40側、および、切替弁64のヒータコア50側の各ポートを、それぞれ遮断する。これにより、第3循環経路C3は、エンジン冷却水通路Aを含む循環経路部分C3aと、排気熱回収通路Bを含む循環経路部分C3bとを、別個に有している。循環経路部分C3bにおいて、第2WP30から送り出された冷却水は、排気熱回収通路Bの排気熱回収器10、切替弁64、オイルウォーマ40および切替弁62を通過して第2WP30に戻る。そして、循環経路部分C3aにおいて、第1WP20から送り出された冷却水は、エンジン冷却水通路Aのエンジン91、切替弁61、ヒータコア50および切替弁63を通過して第1WP20に戻る。このように、排気熱回収通路Bとエンジン冷却水通路Aとは、それぞれ、互いに独立した循環経路の一部となる。制御部92は、第1WP20と第2WP30との両方を作動させることにより、循環経路部分C3aと、循環経路部分C3bとでそれぞれ冷却水を循環させる。この場合、循環経路部分C3aにおいてヒータコア50に冷却水が供給されるので、エンジン91から発生する熱によって暖房が動作する。
(第4循環経路C4)
図6に示す第4循環経路C4は、排気熱回収通路Bに対して、オイルウォーマ40、ヒータコア50およびエンジン冷却水通路Aが接続された循環経路である。経路切替部60は、切替弁61のヒータコア50側、切替弁62の第2WP30側、切替弁63の第1WP20側、および、切替弁64のオイルウォーマ40側の各ポートを、それぞれ遮断する。これにより、第4循環経路C4において、第1WP20から送り出された冷却水は、エンジン冷却水通路Aのエンジン91、切替弁61、排気熱回収通路Bの排気熱回収器10、切替弁64、ヒータコア50、切替弁63、オイルウォーマ40および切替弁62を通過して第1WP20に戻る。制御部92は、第1WP20を作動させる一方、第2WP30を停止させることにより、第4循環経路C4で冷却水を循環させ、排気熱回収通路Bおよびエンジン冷却水通路Aに冷却水を流通させる。この場合、第4循環経路C4の冷却水には、エンジン91で発生した熱と排気熱回収器10によって回収された排気熱との両方が供給され、これらの熱がヒータコア50に供給されることにより暖房が動作する。
(第5循環経路C5)
図7に示す第5循環経路C5は、冷却水の温度Tw1が開弁温度Th以上となる場合において、排気熱回収通路Bに対して、ヒータコア50が接続されずに、オイルウォーマ40、エンジン冷却水通路Aおよびラジエータ70が接続された循環経路である。経路切替部60は、切替弁61のヒータコア50側、切替弁62の第2WP30側、切替弁63のオイルウォーマ40側、および、切替弁64のヒータコア50側の各ポートを、それぞれ遮断する。また、冷却水の温度Tw1が開弁温度Th以上となることにより、サーモスタット弁71が開弁して、ラジエータ70がエンジン冷却水通路Aに並列的に接続される。これにより、第5循環経路C5において、第1WP20から送り出された冷却水は、エンジン冷却水通路Aのエンジン91およびラジエータ70、切替弁61、排気熱回収通路Bの排気熱回収器10、切替弁64、オイルウォーマ40および切替弁62を通過して第1WP20に戻る。制御部92は、第1WP20を作動させる一方、第2WP30を停止させることにより、第5循環経路C5で冷却水を循環させ、排気熱回収通路Bおよびエンジン冷却水通路Aに冷却水を流通させる。第5循環経路C5では、エンジン91で発生した熱と排気熱回収器10によって回収された排気熱との両方が冷却水に供給され、これらの熱の余剰分がラジエータ70によって放熱(冷却)されることにより冷却水の温度が維持される。
なお、切替弁63の第1WP20側のポートを遮断した場合でも同様の循環経路となるため、第5循環経路C5に切り替える場合、切替弁63については第1WP20側またはオイルウォーマ40側のいずれかのポートが遮断されればよい。
(第6循環経路C6)
図8に示す第6循環経路C6は、冷却水の温度Tw1が開弁温度Th以上となる場合において、排気熱回収通路Bに対して、オイルウォーマ40、ヒータコア50、エンジン冷却水通路Aおよびラジエータ70が接続された循環経路である。経路切替部60は、切替弁61のヒータコア50側、切替弁62の第2WP30側、切替弁63の第1WP20側、および、切替弁64のオイルウォーマ40側の各ポートを、それぞれ遮断する。また、冷却水の温度Tw1が開弁温度Th以上となるため、サーモスタット弁71が開弁して、ラジエータ70がエンジン冷却水通路Aに並列的に接続される。これにより、第6循環経路C6において、第1WP20から送り出された冷却水は、エンジン冷却水通路Aのエンジン91およびラジエータ70、切替弁61、排気熱回収通路Bの排気熱回収器10、切替弁64、ヒータコア50、オイルウォーマ40および切替弁62を通過して第1WP20に戻る。制御部92は、第1WP20を作動させる一方、第2WP30を停止させることにより、第6循環経路C6で冷却水を循環させ、排気熱回収通路Bおよびエンジン冷却水通路Aに冷却水を流通させる。第6循環経路C6では、エンジン91で発生した熱と排気熱回収器10によって回収された排気熱との両方が冷却水に供給される。そして、これらの熱がヒータコア50に供給されて暖房に供されるとともに、ラジエータ70によって余剰熱が放熱(冷却)されることにより冷却水の温度が維持される。
以上のようにして、経路切替部60が第1循環経路C1〜第6循環経路C6を切り替える。図3〜図8に示した通り、第1循環経路C1〜第6循環経路C6のいずれの場合でもオイルウォーマ40が排気熱回収通路Bと接続されており、本実施形態では、オイルウォーマ40が排気熱回収通路Bに常時接続されている。
次に、経路切替部60により第1循環経路C1〜第6循環経路C6を切り替えるための切替条件について説明する。
まず、図3に示す第1循環経路C1および図4に示す第2循環経路C2は、エンジン冷却水通路Aの冷却水の温度Tw1やエンジンオイルの温度Toが低い暖機初期の冷間時に切り替えられる。本実施形態では、経路切替部60は、少なくともエンジン冷却水通路A近傍の冷却水の温度Tw1が第1しきい値温度T1未満で、かつ、エンジンオイルの温度Toが第2しきい値温度T2未満の場合において、第1循環経路C1または第2循環経路C2に切り替えるように構成されている。すなわち、制御部92が第1温度検出部81の検出温度(Tw1)と第2温度検出部82の検出温度(To)とを監視し、Tw1<T1かつTo<T2となる場合に、経路切替部60を制御して第1循環経路C1または第2循環経路C2に切り替える。また、この条件を満たした場合、経路切替部60は、暖房要求があり、かつ、排気熱回収通路B近傍の冷却水の温度Tw2が第3しきい値温度T3以上(Tw2≧T3)となる場合に、第1循環経路C1から第2循環経路C2に切り替えるように制御される。
暖房要求があり、かつ、排気熱回収通路B近傍の冷却水の温度Tw2が第3しきい値温度T3以上(Tw2≧T3)となる場合に、第1循環経路C1から第2循環経路C2に切り替えるのは、第2循環経路C2に切り替えた場合の冷却水の温度Tw2が低い状態では、排気熱回収通路Bの冷却水の温度Tw2の温度上昇を優先するためである。すなわち、冷却水の温度Tw2が低い状態では、ヒータコア50に十分な熱を供給することができず、第2循環経路C2に切り替えても暖房効率が低くなる場合がある。また、第2循環経路C2に切り替えた場合、ヒータコア50を通過する分だけ第1循環経路C1よりも経路長が大きくなり、循環経路を流通する冷却水量が増大して冷却水の温度Tw2が上昇し難くなる。そのため、暖房要求があっても、温度Tw2がTw2≧T3となるまでは第1循環経路C1の状態を維持することにより、速やかな水温上昇が可能となる。
図5に示す第3循環経路C3について、本実施形態では、経路切替部60は、少なくともエンジン冷却水通路A近傍の冷却水の温度Tw1が第1しきい値温度T1以上で、かつ、エンジンオイルの温度Toが第2しきい値温度T2未満の場合において、第3循環経路C3に切り替えるように構成されている。すなわち、第3循環経路C3は、エンジン冷却水通路Aの冷却水の温度Tw1がある程度暖まってきた一方、エンジンオイルの温度Toがまだ低く、冷却水の温度Tw1とエンジンオイルの温度Toとにアンバランスが生じている暖機中期に切り替えられる。すなわち、T1≦Tw1<ThかつTo<T2となる場合に、制御部92が経路切替部60を制御して第3循環経路C3に切り替える。なお、冷却水の温度Tw1が開弁温度Th以上となる場合にはサーモスタット弁71が開弁するので、第3循環経路C3に切り替える場合の上限温度が開弁温度Thとなる。
図6に示す第4循環経路C4は、冷却水の温度Tw1とエンジンオイルの温度Toとのアンバランスが解消され、エンジン冷却水通路Aの冷却水の温度Tw1およびエンジンオイルの温度Toがそれぞれしきい値温度以上となる暖機後期に切り替えられる。本実施形態では、経路切替部60は、エンジン冷却水通路A近傍の冷却水の温度Tw1が第1しきい値温度T1以上で、かつ、エンジンオイルの温度Toが第2しきい値温度T2以上の場合において、第4循環経路C4に切り替えるように構成されている。すなわち、T1≦Tw1<ThかつTo≧T2となる場合に、制御部92が経路切替部60を制御して第4循環経路C4に切り替える。第4循環経路C4における冷却水の温度Tw1の上限温度は、第3循環経路C3と同じくサーモスタット弁71の開弁温度Thである。
図7に示す第5循環経路C5および図8に示す第6循環経路C6は、いずれも、エンジン冷却水通路Aの冷却水の温度Tw1がサーモスタット弁71の開弁温度Th以上となる暖機完了後に切り替えられる。経路切替部60は、エンジン冷却水通路A近傍の冷却水の温度Tw1が開弁温度Th以上(Th>T1)の場合において、暖房要求がない場合には第5循環経路C5に切り替え、暖房要求がある場合には第6循環経路C6に切り替えるように構成されている。すなわち、Tw1≧Thで、かつ、暖房要求がない場合、制御部92が経路切替部60を制御して第5循環経路C5に切り替える。そして、Tw1≧Thで、かつ、暖房要求がある場合、制御部92が経路切替部60を制御して第6循環経路C6に切り替える。
以上を総合すると、図9に示す循環経路の切替動作条件に従って、排気熱回収システム100が動作する。制御部92(図1参照)は、エンジン冷却水通路A近傍の冷却水の温度Tw1(以下、エンジン水温Tw1という)を第1温度検出部81から取得し、エンジンオイルの温度To(以下、オイル油温Toという)を第2温度検出部82から取得し、排気熱回収通路B近傍の冷却水の温度Tw2(以下、回収器水温Tw2という)を第3温度検出部83から取得し、これらの各温度と、暖房要求の有無とに基づいて、経路切替部60を制御する。また、制御部92は、経路切替部60による第1循環経路C1〜第6循環経路C6の切替制御と並行して、第1WP20および第2WP30のそれぞれについてのオンオフ制御および吐出量制御を行う。以下、図9を参照して排気熱回収システム100の動作および作用を説明する。
ここでは、説明のための具体例として、エンジン水温の第1しきい値温度T1=60℃、オイル油温の第2しきい値温度T2=60℃、回収器水温の第3しきい値温度T3=60℃とする。サーモスタット弁71の開弁温度Th=80℃とする。この場合、各しきい値温度は、T1=T2=T3<Thという関係を有する。
まず、エンジン91の始動直後の暖機初期(冷間時)には、エンジン水温Tw1<T1、オイル油温To<T2となる。制御部92は、回収器水温Tw2がT3以上となるまでの間は、暖房要求の有無に関わらず、経路切替部60を第1循環経路C1(図3参照)に切り替え、第2WP30を作動させる一方、第1WP20を停止させる。これにより、排気熱回収器10で回収された排気熱が回収器水温Tw2を上昇させ、オイルウォーマ40を介してオイル油温Toを上昇させる。温度上昇したエンジンオイルがエンジン91に送られる結果、エンジン91内に回収された排気熱が伝達される。また、エンジン91(エンジン冷却水通路A)側の冷却水は停止し、エンジン91で発生した熱はエンジン91内の冷却水の温度Tw1を上昇させる。これらの結果、エンジン91内が速やかに温度上昇して暖機が促進される。
回収器水温Tw2がTw2≧T3となるまで上昇した場合、制御部92は、暖房要求があれば第2循環経路C2(図4参照)に切り替える。これにより、回収器水温Tw2が暖房を行うのに必要な程度まで上昇してから、ヒータコア50に冷却水を供給することが可能となる。第2循環経路C2に切り替えた場合でも、エンジン91(エンジン冷却水通路A)側の冷却水は停止したままであり、エンジン91内の速やかな暖機が継続する。なお、回収器水温Tw2がTw2<T3となる間は、暖房要求があっても第1循環経路C1のままとなり、暖機(水温および油温上昇)が優先される。
暖機が進行すると、エンジン水温Tw1≧T1、オイル油温To<T2となる。通常、冷却水の温度Tw1、Tw2に対して、オイル油温Toの方が温度上昇が遅くなり、冷却水温度の方がオイル油温よりも高くなる。また、排気熱回収器10で回収される熱量は、エンジン91で発生する熱量の数分の一であるため、この点からも、冷却水温度の方がオイル油温よりも速やかに上昇する。そのため、暖機中期には、エンジン水温Tw1が高く、オイル油温Toが低くなる状態が発生する。この場合に、制御部92は、暖房要求があれば経路切替部60を第3循環経路C3(図5参照)に切り替えるとともに、第1WP20および第2WP30の両方を作動させる。この結果、循環経路部分C3bと、循環経路部分C3aとでそれぞれ冷却水が循環する。
なお、T1=T2=60℃の場合、仮に排気熱回収通路B(循環経路部分C3b)とエンジン冷却水通路A(循環経路部分C3a)とを接続すると、60℃以上の冷却水の熱が、60℃未満のオイルが流通するオイルウォーマ40により奪われてしまうことになるため、暖房効率が低下する。また、循環経路部分C3aおよびC3bをつなげる場合、循環経路全体の経路長が増大してエンジン91側の温度上昇速度が緩やかになる。これに対して、循環経路部分C3bで温度上昇の遅いオイル油温Toを上昇させつつ、循環経路部分C3aで暖房および暖機が効率的に行われる。
なお、図3〜図5に示すように、第1循環経路C1、第2循環経路C2および第3循環経路C3の循環経路部分C3bでは、冷却水がラジエータ70のサーモスタット弁71を通過することがないため、冷却水の温度をサーモスタット弁71の開弁温度Th以上に上昇させても、ラジエータ70によって放熱されることがない。このため、第1循環経路C1、第2循環経路C2および第3循環経路C3(循環経路部分C3b)では、オイルウォーマ40に熱を供給する冷却水の回収器水温Tw2と、冷却水から熱を受け取るオイルのオイル油温Toとの温度差を大きくとることが可能である。その結果、排気熱回収通路Bとエンジン冷却水通路Aとを接続する場合と比べて、オイル油温Toが効率よく上昇する。
暖機が進行してオイル油温Toが上昇すると、エンジン水温Tw1≧T1、オイル油温To≧T2となる暖機後期になる。この場合に、制御部92は、暖房要求があれば経路切替部60を第4循環経路C4(図6参照)に切り替える。また、制御部92は、第1WP20を作動させるとともに第2WP30を停止させる。第4循環経路C4では、オイル油温Toが十分に上昇しているため、排気熱回収通路Bとエンジン冷却水通路Aとを接続しても、オイルウォーマ40によって多量の熱が奪われることがないとともに、回収した排気熱とエンジン91で発生する熱との両方を共通の第4循環経路C4を流通する冷却水に与えることができるので、オイルウォーマ40およびヒータコア50を含む第4循環経路C4全体に熱を行き渡らせることが可能となる。
その後、エンジン水温Tw1≧Thとなるまで冷却水の温度が上昇すると、暖機が完了する。制御部92は、暖房要求がなければ第5循環経路C5(図7参照)に切り替え、暖房要求があれば第6循環経路C6(図8参照)に切り替える。いずれの場合も、制御部92は、第1WP20を作動させるとともに第2WP30を停止させる。サーモスタット弁71が開放されラジエータ70に冷却水が供給される結果、回収した排気熱とエンジン91で発生する熱とのうち、余剰分の熱は、ラジエータ70によって放熱される。
以上のようにして、本実施形態による排気熱回収システム100が動作する。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、冷却水の熱をエンジンオイルに伝達するオイルウォーマ40と、排気熱回収通路Bに対してオイルウォーマ40が接続された状態で、排気熱回収通路Bに対するエンジン冷却水通路Aの接続と非接続とを切り替え可能な経路切替部60とを設ける。これにより、排気熱回収通路Bに対してオイルウォーマ40が接続された状態で、排気熱回収通路Bに対してエンジン冷却水通路Aを非接続とすることができる。この場合、排気熱回収通路Bでは、排気熱回収器10で回収された排気熱がオイルウォーマ40によりエンジンオイルに伝達され、暖められたエンジンオイルがエンジン91に供給されることによって、回収された排気熱をエンジン91に伝達させることができる。この結果、エンジン冷却水通路Aを排気熱回収通路Bに接続することなく、排気熱回収器10で回収された排気熱をエンジン91に伝達して暖機を促進することができる。そして、エンジン91で発生した熱を排気熱回収通路Bまで拡散させずに済むので、エンジン91内部の温度上昇を促進することができるとともに、エンジン91側の循環流路(エンジン冷却水通路A)を流れる冷却水量が増大することがないので、冷却水の温度Tw1を速やかに上昇させることができる。以上により、本実施形態の排気熱回収システム100によれば、エンジン91の暖機効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、オイルウォーマ40を排気熱回収通路Bに常時接続する。これにより、経路切替部60の切替動作とは無関係に、常時、排気熱回収器10で回収された排気熱をオイルウォーマ40およびエンジンオイルを介してエンジン91に伝達することができる。その結果、エンジン91の暖機効率を効果的に向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1WP20および第2WP30を、エンジン91の回転とは無関係に回転速度を変化可能な電動ウォータポンプにより構成する。これにより、エンジン91の回転数とは無関係に、かつ、エンジン冷却水通路Aと排気熱回収通路Bとのそれぞれにおいて互いに独立して、冷却水の循環または停止を切り替えることができる。そのため、たとえばエンジン91始動直後の冷間時(第1循環経路C1または第2循環経路C2)には、排気熱回収通路B側の冷却水を循環させて排気熱をエンジンオイルを介してエンジン91に伝達しながら、エンジン冷却水通路A側の冷却水を停止させてエンジン91で発生した熱が拡散することを防ぐことができるようになる。これにより、エンジン91の暖機効率をより一層向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、経路切替部60を、排気熱回収通路Bに対してヒータコア50およびエンジン冷却水通路Aが接続されずにオイルウォーマ40が接続された第1循環経路C1と、排気熱回収通路Bに対してエンジン冷却水通路Aが接続されずにオイルウォーマ40およびヒータコア50の両方が接続された第2循環経路C2とに、切り替え可能に構成する。これにより、エンジン91の暖機が完了する前に暖房要求があった場合に第2循環経路C2に切り替えれば、ヒータコア50をエンジン冷却水通路Aから切り離した状態で排気熱回収通路Bによってヒータコア50に熱供給を行うことができる。したがって、エンジン冷却水通路A側の冷却水を停止させてエンジン91の暖機を促進させた状態でも、排気熱回収通路B側で暖房要求に対応することができるので、暖房要求の有無に対応しつつエンジン91の暖機効率の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、上記のように、経路切替部60を、排気熱回収通路Bに対してオイルウォーマ40が接続され、エンジン冷却水通路Aに対してヒータコア50が接続され、かつ、排気熱回収通路Bとエンジン冷却水通路Aとが互いに接続されずにそれぞれ独立して冷却水を循環させる第3循環経路C3に、さらに切り替え可能に構成する。これにより、エンジン91の暖機がある程度進行した状態で暖房要求があった場合に、第3循環経路C3に切り替えることによって、エンジン冷却水通路A側(循環経路部分C3a)でのエンジン91の暖機および暖房と、排気熱回収通路B側(循環経路部分C3b)でのエンジンオイルへの回収熱の伝達とを同時並行で行うことができる。また、発生熱量の大きいエンジン冷却水通路A側で暖機と暖房との両方を行い、発生熱量の小さい排気熱回収通路B側ではエンジンオイルを温めつつ、エンジンオイルを介して暖機を促進することができるので、エンジン91の暖機効率の向上と暖房効率の向上との両立を図ることができる。
また、本実施形態では、上記のように、経路切替部60を、排気熱回収通路Bに対して、オイルウォーマ40、ヒータコア50およびエンジン冷却水通路Aが接続された第4循環経路C4に、さらに切り替え可能に構成する。これにより、冷却水の温度Tw1およびエンジンオイルの温度Toが十分に上昇してくる暖機運転の後期には、第4循環経路C4に切り替えて排気熱回収通路Bとエンジン冷却水通路Aとを接続することによって、排気熱回収器10、オイルウォーマ40、ヒータコア50およびエンジン91を共通の循環経路に接続することができる。その結果、循環経路全体に対して、エンジン91から発生する熱と排気熱から回収される熱とを行き渡らせることができるので、エンジン91の暖機と、エンジンオイルの昇温と、ヒータコア50への熱供給とを効率的に行うことができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、経路切替部60を、第1循環経路C1〜第6循環経路C6の6つのパターンの循環経路に切り替え可能に構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、経路切替部は、少なくとも、排気熱回収通路Bに対してオイルウォーマ40が接続された状態で、排気熱回収通路Bに対するエンジン冷却水通路Aの接続と非接続とを切り替え可能に構成されていればよい。したがって、経路切替部は、たとえば第1循環経路C1と、第4循環経路C4〜第6循環経路C6とに切り替え可能であり、第2循環経路C2および第3循環経路C3には切り替えない構成であってもよい。この他、経路切替部60を、第1循環経路C1〜第6循環経路C6以外の他の循環経路に切り替え可能なように構成してもよい。
また、上記実施形態では、オイルウォーマ40が排気熱回収通路Bに常時接続されるように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、オイルウォーマが排気熱回収通路に接続されない循環経路があってもよい。すなわち、第1循環経路C1〜第6循環経路C6のいずれかにおいて、オイルウォーマ40が排気熱回収通路Bに接続されないケースがあってもよい。その場合、排気熱回収システムは、上記実施形態で説明した流路以外に、オイルウォーマを迂回するための流路や切替弁をさらに備えていてもよい。
また、上記実施形態では、第1WP20および第2WP30をそれぞれ電動ウォータポンプにより構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1WPおよび第2WPとして、エンジンの駆動力により駆動されるウォータポンプを用いてもよい。
また、上記実施形態では、排気熱回収システム100がヒータコア50を備える構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、排気熱回収システムがヒータコアを備えていなくともよい。すなわち、ヒータコアが排気熱回収システムとは異なる独立した冷却水循環経路に接続されていてもよい。
また、上記実施形態では、第2循環経路C2への切替条件として、エンジン水温Tw1<T1であること、オイル油温To<T2であること、暖房要求があること、回収器水温Tw2≧T3であることの各条件を設定した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、回収器水温Tw2が第3しきい値温度T3よりも低い状態でも、暖房要求があれば第2循環経路C2に切り替えるようにしてもよい。この場合において、ヒータコア50に供給される冷却水の温度(Tw2)が車室内に温風を供給できる温度(T3)に達するまでの期間には、空調設備(HVAC)のファンを停止させておいてもよい。
なお、上記実施形態において、第1しきい値温度T1を60℃、第2しきい値温度T2を60℃、第3しきい値温度T3を60℃、サーモスタット弁71の開弁温度Thを80℃とする例を示したが、本発明はこれに限られない。上記実施形態で説明した温度はあくまで一例であり、第1しきい値温度T1、第2しきい値温度T2、第3しきい値温度T3および開弁温度Thは、それぞれ60℃、60℃、60℃および80℃以外の温度であってよい。
10 排気熱回収器
20 第1WP(第1ウォータポンプ、電動ウォータポンプ)
30 第2WP(第2ウォータポンプ、電動ウォータポンプ)
40 オイルウォーマ
50 ヒータコア
60 経路切替部
70 ラジエータ
71 サーモスタット弁(弁部材)
91 エンジン
100 排気熱回収システム
A エンジン冷却水通路
B 排気熱回収通路
C1 第1循環経路
C2 第2循環経路
C3 第3循環経路
C4 第4循環経路
C5 第5循環経路
C6 第6循環経路

Claims (6)

  1. エンジンを冷却するエンジン冷却水通路と、
    前記エンジンの排気熱を回収して冷却水に伝達する排気熱回収器を含む排気熱回収通路と、
    前記エンジン冷却水通路に冷却水を流通させる第1ウォータポンプと、
    前記排気熱回収通路に冷却水を流通させる第2ウォータポンプと、
    冷却水の熱をエンジンオイルに伝達するオイルウォーマと、
    前記排気熱回収通路に対して前記オイルウォーマが接続された状態で、前記排気熱回収通路に対する前記エンジン冷却水通路の接続と非接続とを切り替え可能な経路切替部と、を備えた、排気熱回収システム。
  2. 前記オイルウォーマは、前記排気熱回収通路に常時接続されている、請求項1に記載の排気熱回収システム。
  3. 前記第1ウォータポンプおよび前記第2ウォータポンプは、前記エンジンの回転とは無関係に回転速度を変化可能な電動ウォータポンプからなる、請求項1または2に記載の排気熱回収システム。
  4. 冷却水の熱を空気に伝達するヒータコアをさらに備え、
    前記経路切替部は、前記排気熱回収通路に対して前記ヒータコアおよび前記エンジン冷却水通路が接続されずに前記オイルウォーマが接続された第1循環経路と、前記排気熱回収通路に対して前記エンジン冷却水通路が接続されずに前記オイルウォーマおよび前記ヒータコアの両方が接続された第2循環経路とを、切り替え可能に構成されている、請求項3に記載の排気熱回収システム。
  5. 前記経路切替部は、前記排気熱回収通路に対して前記オイルウォーマが接続され、前記エンジン冷却水通路に対して前記ヒータコアが接続され、かつ、前記排気熱回収通路と前記エンジン冷却水通路とが互いに接続されずにそれぞれ独立して冷却水を循環させる第3循環経路に、切り替え可能に構成されている、請求項4に記載の排気熱回収システム。
  6. 前記経路切替部は、前記排気熱回収通路に対して、前記オイルウォーマ、前記ヒータコアおよび前記エンジン冷却水通路が接続された第4循環経路に、切り替え可能に構成されている、請求項4または5に記載の排気熱回収システム。
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