JP2016071824A - インターフェース装置、手指追跡方法、及び、プログラム - Google Patents

インターフェース装置、手指追跡方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】手指の追跡に失敗した際に、輝度を落とす投影表示の範囲をより小さくして、手指の再認識を行うことを可能とするインターフェース装置、手指追跡方法、及び、プログラムを提供する。【解決手段】第1マスク画像を用いた手指領域の追跡に失敗した場合に、投影表示を撮像した画像を複数のブロックに分割し、所定の探索経路に従って、マスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を順次指定する探索経路制御部48と、投影表示用の表示画像の指定された位置にマスクブロックを重畳させた重畳画像を順次生成する表示画面生成部44と、重畳画像の投影表示を撮像した画像のマスクブロックの領域を探索して、手指領域が含まれているか否か順次判定する手指判定部49と、手指領域が含まれていると判定されたマスクブロックから成る第2マスク画像を生成する第2マスク画像生成部4Aと、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、インターフェース装置、手指追跡方法、及び、プログラムに関する。
近年、パーソナルコンピュータやスマートフォンなどの情報端末の使いやすさを向上させるために、人間にとって、より自然でより直感的な動作による操作を可能とするナチュラルユーザインターフェースの研究開発が盛んに行われている。例えば、手のジェスチャー操作による画面操作や音声対話が実用化され、キーボード、マウス、タッチパネルに代わる新しいユーザインターフェースとして活用され始めている。
また、よりリアルなユーザインターフェースを実現する試みとして、実物に触る、動かすなどの動作を用いることも提案されている。例えば、手指やその他の道具を利用して、プロジェクタなどにより投影表示された表示物を直接制御しているように扱うユーザインターフェース技術が実現されている。
手指を利用して、表示物を直接制御しているように扱うユーザインターフェース技術では、撮像素子で撮像した画像から手指の色を検出することで、手指の認識が行われている。しかしながら、撮像素子を利用した手指の認識では、投影表示の表示物の画像が手指に重なると、手指の色が変化していまい、手指の認識が困難になるという問題がある。
この問題の解決方法として、手指近辺の投影表示の輝度を制御する方法が提案されている(例えば、特許文献1と2を参照)。
また、手指近辺の投影表示の輝度を制御するためには、手指がどの辺りに存在するかが認識されている必要がある。手指の追跡に失敗した場合の手指の再認識の方法として、特許文献1には、投影表示全体の輝度を落とす方法が提案されている。また、特許文献2には、初期状態など以前の手指の認識の情報が存在しない場合、あるいは、撮像素子が手指をまだ捕らえていない場合に、手指の進入に備えるために投影表示の周縁部分の輝度を落とす方法が提案されている。
特開2008−250482号公報 特開2012−160079号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている方法では、手指の認識に失敗すると投影表示全体の輝度を落として手指の再認識を行うため、ユーザに違和感を与えることとなる。つまり、投影表示を全体的に暗くすることは、投影表示のダメージとしてユーザに気付かれやすい。
また、特許文献2で提案されている方法では、手指が投影表示内に進入したことが検出される迄、投影表示の周縁部分が常に暗く表示されることとなる。そのため、ユーザに違和感を与えてしまう、または、投影表示の周縁部分の表示はそもそも暗いものだという誤解を与えてしまうこととなる。
一つの側面では、本発明は、手指の追跡に失敗した際に、輝度を落とす投影表示の範囲をより小さくして、手指の再認識を行うことを可能とするインターフェース装置、手指追跡方法、及び、プログラムを提供することを課題とする。
一態様におけるインターフェース装置は、手指の動きを検出することで操作内容を特定するために、投影表示を順次撮像した画像に基づいて、画像に含まれる手指の領域である手指領域を特定し、特定した手指領域の少なくとも一部を含む領域をマスクする第1マスク画像を投影表示用の表示画像に重畳させて画像に含まれる手指領域を追跡するインターフェース装置であって、第1マスク画像を用いた手指領域の追跡に失敗した場合に、投影表示を撮像した画像を複数のブロックに分割し、所定の探索経路に従って、ブロックのサイズのマスク画像であるマスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を順次指定する探索経路制御部と、投影表示用の表示画像の指定された位置にマスクブロックを重畳させた第1重畳画像を順次生成する表示画面生成部と、第1重畳画像の投影表示を撮像した画像のマスクブロックの領域を探索して、手指領域が含まれているか否か順次判定する手指判定部と、手指領域が含まれていると判定されたマスクブロックから成る第2マスク画像を生成する第2マスク画像生成部と、を備え、表示画面生成部は、更に、投影表示用の表示画像の手指領域が含まれていると判定された領域に対応する位置に第2マスク画像を重畳させた第2重畳画像を生成する、ことを特徴としている。
一態様における手指追跡方法は、手指の動きを検出することで操作内容を特定するために、投影表示を順次撮像した画像に基づいて、画像に含まれる手指の領域である手指領域を特定し、特定した手指領域の少なくとも一部を含む領域をマスクする第1マスク画像を投影表示用の表示画像に重畳させて画像に含まれる手指領域を追跡するインターフェース装置の手指追跡方法であって、第1マスク画像を用いた手指領域の追跡に失敗した場合に、投影表示を撮像した画像を複数のブロックに分割し、所定の探索経路に従って、ブロックのサイズのマスク画像であるマスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を順次指定し、投影表示用の表示画像の指定した位置にマスクブロックを重畳させた第1重畳画像を順次生成し、第1重畳画像の投影表示を撮像した画像のマスクブロックの領域を探索して、手指領域が含まれているか否か順次判定し、手指領域が含まれていると判定したマスクブロックから成る第2マスク画像を生成し、投影表示用の表示画像の手指領域が含まれていると判定した領域に対応する位置に第2マスク画像を重畳させた第2重畳画像を生成する、ことを特徴としている。
一態様におけるプログラムは、手指の動きを検出することで操作内容を特定するために、投影表示を順次撮像した画像に基づいて、画像に含まれる手指の領域である手指領域を特定し、特定した手指領域の少なくとも一部を含む領域をマスクする第1マスク画像を投影表示用の表示画像に重畳させて画像に含まれる手指領域を追跡するインターフェース装置のコンピュータに、第1マスク画像を用いた手指領域の追跡に失敗した場合に、投影表示を撮像した画像を複数のブロックに分割し、所定の探索経路に従って、ブロックのサイズのマスク画像であるマスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を順次指定し、投影表示用の表示画像の指定した位置にマスクブロックを重畳させた第1重畳画像を順次生成し、第1重畳画像の投影表示を撮像した画像のマスクブロックの領域を探索して、手指領域が含まれているか否か順次判定し、手指領域が含まれていると判定したマスクブロックから成る第2マスク画像を生成し、投影表示用の表示画像の手指領域が含まれていると判定した領域に対応する位置に第2マスク画像を重畳させた第2重畳画像を生成する、処理を実行させることを特徴としている。
一つの側面では、手指の追跡に失敗した際に、輝度を落とす投影表示の範囲をより小さくして、手指の再認識を行うことが可能となる。これにより、ユーザに与える投影表示に対する違和感を緩和することが可能となる。
実施形態におけるインターフェースシステムの構成例を示す図である。 実施形態における情報処理装置の構成例を示す機能ブロック図である。 AとBは、いずれも、実施形態における探索開始位置と探索方向の特定方法を説明するための図である。 AとBは、いずれも、実施形態における第1手指追跡に失敗した場合の手指領域の特定方法を説明するための図である。 AとBは、いずれも、実施形態における初期状態時などの手指領域の特定方法を説明するための図である。 実施形態における周辺探索の基本的な方法について説明するための図である。 実施形態における周辺探索の方法を説明するための具体例を示した図である。 Aは、実施形態における第2マスク画像の例を示す図であり、Bは、実施形態における第1マスク画像の例を示す図である。 実施形態における手指追跡処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。 実施形態における第2手指追跡処理のフローを説明するためのフローチャートの例の一部である。 実施形態における第2手指追跡処理のフローを説明するためのフローチャートの例の他の一部である。 実施形態における探索開始位置特定処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。 実施形態における周辺探索処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。 AとBは、いずれも、変形例4における探索開始位置の特定方法の例を説明するための図である。 変形例5における腕領域の推定方法の例を説明するための図である。 実施形態及び変形例におけるインターフェースシステムのハードウェア構成の例を示す図である。
以下に本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態におけるインターフェースシステム100の構成例を示す図である。本実施形態におけるインターフェースシステム100は、図1に示すように、作業台4上に画像を投影表示するプロジェクタ2と、投影表示を撮像する左右のカメラ3L,3Rと、プロジェクタ2とカメラ3L,3Rが接続されている情報処理装置1と、を含んでいる。カメラ3L,3Rは、ほぼ同じ場所をステレオで撮像することで、手指の3次元位置情報を得るための画像を撮像する。なお、手指の3次元位置情報が必要ない場合には、カメラは1つでもよい。
図2は、本実施形態におけるインターフェースシステム100に含まれる情報処理装置1の構成例を示す機能ブロック図である。本実施形態における情報処理装置1は、カメラ3L,3Rにより撮像された画像に基づいて、投影表示に対する手指の位置やタッチなどの操作を検出するインターフェース装置である。本実施形態における情報処理装置1は、図2に示すように、入力部10と、記憶部20と、出力部30と、制御部40と、を備えている。
入力部10は、例えば、カメラインターフェース、あるいは、通信モジュールなどを備えており、接続されている撮像装置(本実施形態においては、カメラ3L,3R)から投影表示を撮像した画像を順次受け付ける。そして、入力部10は、受け付けた画像を、制御部40に出力する。この際、入力部10は、受け付けた画像をフレームメモリ(不図示)に一時的に格納し、制御部40が処理のタイミングに合わせて画像をフレームメモリから順次取得するようにしてもよい。
記憶部20は、例えば、Random Access Memory(RAM)、Read Only Memory(ROM)、Hard Disk Drive(HDD)などを備えている。記憶部20は、制御部40が備える、例えば、Central Processing Unit(CPU)のワークエリア、情報処理装置1全体を制御するための動作プログラムなどの各種プログラムを格納するプログラムエリア、各種データを格納するデータエリアとして機能する。
また、記憶部20は、図2に示すように、特定情報記憶部21、探索結果記憶部22として機能する。
特定情報記憶部21は、手指特定部41(詳しくは後述)により特定された手指の形状(例えば、手指の形状を特定可能とする複数の点の座標情報)や位置(指先の位置Fiと手の平の重心位置Hi)を示す特定情報を記憶する。
探索結果記憶部22は、手指判定部49(詳しくは後述)によりマスクブロックの領域に手指領域が含まれると判定された場合に、マスクブロックが位置するブロックの位置情報を記憶する。ブロックの位置情報は、例えば、ブロックの左上端の座標情報など、ブロックの位置を特定可能な位置情報であればよい。
出力部30は、例えば、機器インターフェース、あるいは、通信モジュールなどを備えており、表示画面生成部44(詳しくは後述)により生成された画像を、接続されている表示装置(本実施形態においてはプロジェクタ2)に出力する。
制御部40は、例えば、CPUなどを備えており、記憶部20のプログラムエリアに格納されている動作プログラムを実行して、図2に示すように、手指特定部41と、操作部位特定部42と、処理部43と、表示画面生成部44と、第1マスク画像生成部45と、重畳画像制御部46と、探索開始位置特定部47と、探索経路制御部48と、手指判定部49と、第2マスク画像生成部4Aとしての機能を実現する。また、制御部40は、動作プログラムを実行して、情報処理装置1全体を制御する制御処理や詳しくは後述の手指追跡処理などの処理を実行する。
手指特定部41は、入力部10に画像が入力されると、入力された画像に基づいて、手指の形状や位置(指先の位置Fiと手の平の重心位置Hi)を特定する。そして、特定できた場合には、手指特定部41は、特定した手指の形状や位置(指先の位置Fiと手の平の重心位置Hi)を示す特定情報を特定情報記憶部21に格納する。また、手指特定部41は、指先の位置Fiの情報を操作部位特定部42に出力すると共に、手指の形状の情報を第1マスク画像生成部45に出力する。
より具体的には、手指特定部41は、例えば、入力された画像における肌色の領域を特定し、手の形状を抽出する。そして、手指特定部41は、抽出した手の形状に基づいて、指先の位置Fiと手の平の重心位置(以下、単に、手の重心位置という)Hiとをそれぞれ算出する。この際、抽出された手の形状に複数の指先が含まれている場合には、手指特定部41は、各指先の位置Fiを算出する。
操作部位特定部42は、入力された指先の位置Fiが複数かそれとも一つかを判定し、一つのみの場合に、指先の位置Fiを処理部43に出力する。
処理部43は、例えば、表示用のアイコンを管理しており、入力された指先の位置Fiがアイコンの位置と重なった場合に、重なったアイコンに対応する処理を実行する。また、処理部43は、表示画面生成部44を制御して、アイコンの表示状態を変化させた画像を出力させる。
表示画面生成部44は、プロジェクタ2に投影表示させる画像を生成し出力する。例えば、表示画面生成部44は、重畳画像制御部46の制御の下で、マスクブロックを表示中の画像に重畳させた重畳画像を生成する。また、例えば、表示画面生成部44は、重畳画像制御部46の制御の下で、第1マスク画像生成部45(あるいは、第2マスク画像生成部4A)により生成されたマスク画像を表示中の画像に重畳させた重畳画像を生成する。
第1マスク画像生成部45は、入力された手指の形状の情報に基づいて、手指の形状の内側が黒塗りされた第1マスク画像M1を生成する。つまり、第1マスク画像生成部45は、手指の形状のマスク画像を生成する。そして、第1マスク画像生成部45は、生成した第1マスク画像M1を、位置情報と共に重畳画像制御部46に出力する。
重畳画像制御部46は、表示画面生成部44に重畳させる重畳対象画像(例えば、マスクブロックやマスク画像)のサイズと位置の調整を行い、表示画面生成部44を制御して、調整後のサイズの重畳対象画像を調整後の位置に重畳した重畳画像を生成させる。この際、重畳画像制御部46は、投影表示中の表示物の画像領域(例えば、アイコン領域)に重畳対象画像が重ならない場合には、重畳対象画像を表示させないようにしてもよい。なぜなら、手指判定が困難となるのは、表示物の画像が手指に投影されている場合であるからである。
より具体的には、重畳画像制御部46は、カメラ3R,3Lの解像度とプロジェクタ2の解像度とそれらの設置位置関係に基づいて、重畳対象画像のサイズを調整する。また、重畳画像制御部46は、カメラの座標系をプロジェクタの座標系に変換することで、重畳対象画像を重畳表示する位置を調整する。そして、重畳画像制御部46は、表示画面生成部44を制御して、調整後のサイズの重畳対象画像を調整後の位置に重畳した重畳画像を生成させる。
探索開始位置特定部47は、特定情報記憶部21に記憶されている特定情報が示す指先の位置Fiと手の重心位置Hiとに基づいて、第1探索経路における手指領域の探索を開始する位置(以下、探索開始位置という)SPと探索方向とを特定する。第1探索経路の探索開始位置SPは、以下に説明するように、画像(投影表示を撮像した画像)の周縁において腕が存在する確率が高い位置を示すものである。また、探索方向は、腕を含む手指が存在している可能性が高い方向を示すものである。
第1探索経路の探索開始位置SPと探索方向の特定は、例えば、手指の速い動作などにより、手指特定部41による手指の追跡に失敗した場合、つまり、前回のフレーム(画像)においては手指の特定ができていたが、今回のフレーム(画像)では手指の特定ができなかった場合に行われる。なお、以下において、手指特定部41による手指の追跡を第1手指追跡と称することとする。
ここで、図3を参照して、本実施形態における第1探索経路の探索開始位置SPと探索方向の特定方法について詳細に説明する。図3Aと図3Bは、いずれも、本実施形態における第1探索経路の探索開始位置SPと探索方向の特定方法を説明するための図である。
まず、探索開始位置特定部47は、図3Aに示すように、特定情報ごとに指先の位置Fiと手の重心位置Hiとを結ぶ直線FHiを生成する。つまり、探索開始位置特定部47は、直線FHiを生成することで、腕が伸びている方向を推定する。指先の位置Fiと手の重心位置Hiの座標を、それぞれ、(Fxi,Fyi)、(Hxi,Hyi)とすると、直線FHiは、以下の式1で表すことができる。
そして、探索開始位置特定部47は、生成した直線FHiと画像(投影表示を撮像した画像)の周縁との交点IPiをそれぞれ算出する。この際、探索開始位置特定部47は、指先の位置Fiから手の重心位置Hiの方向へ直線を伸ばした際の交点IPiのみを算出する。つまり、探索開始位置特定部47は、腕と画像の周縁との交点IPiを算出する。例えば、指先の位置Fiから手の重心位置Hiの方向へ直線を伸ばした際に直線FHiが画像の周縁の右辺と交差する場合には、画像の周縁の右辺をx=Xs1とすると、交点IPiの座標(IPxi,IPyi)は以下の式2で表すことができる。
また、例えば、指先の位置Fiから手の重心位置Hiの方向へ直線を伸ばした際に直線FHiが画像の周縁の下辺と交差する場合には、画像の周縁の下辺をy=Ys2とすると、交点IPiの座標(IPxi,IPyi)は以下の式3で表すことができる。
そして、探索開始位置特定部47は、例えば、算出した交点IPiの画像周縁における平均位置aIPを算出する。交点IPiの画像周縁における平均位置aIPは、画像周縁を直線状に変換した場合の交点IPiの平均位置である。
例えば、図3Bに例示するように、交点IPiが右辺(x=Xs1)と下辺(y=Ys2)のみに存在する場合には、探索開始位置特定部47は、図3Bの下段に示すように、下辺と一直線状になるように右辺を90度回転して、この直線上での交点IPiの平均位置を算出する。
つまり、下辺と一直線状になるように右辺を90度回転し、右辺上の交点IPiをy=Ys2上に点に変換した後の右辺上の交点IPiの座標(tIPxi,tIPyi)は、以下の式4で表すことができる。すなわち、右辺上の交点IPiと下辺との間の距離と右辺上の交点IPiのx座標の値Xs1との和が、変換後の座標(tIPxi,tIPyi)のx座標の値となる。
そして、探索開始位置特定部47は、交点IPiの画像周縁における平均位置aIPを、画像周縁上の位置に変換することで、第1探索経路の探索開始位置SPを特定する。
例えば、交点IPiが右辺(x=Xs1)と下辺(y=Ys2)のみに存在する場合であって、交点IPiの画像周縁における平均位置aIPの座標(aIPx,aIPy)のx座標の値aIPxがXs1より大きい場合には、第1探索経路の探索開始位置SPの座標(SPx,SPy)は、以下の式5で表すことができる。
また、例えば、交点IPiが右辺(x=Xs1)と下辺(y=Ys2)のみに存在する場合であって、交点IPiの画像周縁における平均位置aIPの座標(aIPx,aIPy)のx座標の値aIPxがXs1以下の場合には、第1探索経路の探索開始位置SPの座標(SPx,SPy)は、以下の式6で表すことができる。
また、探索開始位置特定部47は、以下の式7に従って、手の重心位置Hiの平均位置aHの座標(aHx,aHy)を算出し、探索開始位置SPから手の重心位置Hiの平均位置aHへの方向を、第1探索経路の探索方向として特定する。なお、式7中の“N”は特定情報記憶部21に記憶されている特定情報の数である。
つまり、指先の位置Fiの移動範囲と比較すると、交点IPiの移動範囲は小さいことから、交点IPiの平均位置aIPに基づいて、探索開始位置SPを決定している。こうすることで、手指の探索を効率的に行うことが可能となる。
なお、特定情報が示す指先の位置Fiが複数ある場合には、探索開始位置特定部47は、複数の指先の位置Fiの平均位置と手の重心位置Hiとを結ぶ直線を直線FHiとして生成してもよいし、任意に選択した一つの指先の位置Fiと手の重心位置Hiとを結ぶ直線を直線FHiとして生成してもよい。
図2に戻り、探索経路制御部48は、第1手指追跡に失敗した場合、あるいは、初期状態の場合の様にこれから手指領域の探索を行う場合に、例えば、入力部10に入力された画像(投影表示を撮像した画像)をM×Nのブロックに分割し、それぞれの場合に応じた探索経路を選択する。そして、探索経路制御部48は、選択した探索経路に従って、マスクブロック(ブロックサイズのマスク)を重畳表示させるブロックの位置を指定(制御)する。そして、探索経路制御部48は、選択した探索経路に従って移動させたマスクブロックの領域に手指領域が含まれている場合には、詳しくは後述の周辺探索を行わせるためのマスクブロックの位置の制御を行う。マスクブロックの位置を示す位置情報(例えば、マスクブロックが位置するブロックの左上端の座標情報)は、位置が指定されるたびに、重畳画像制御部46と手指判定部49に出力される。
より具体的には、探索経路制御部48は、直前の画像において手指特定部41による手指の特定ができなかった場合に、特定情報記憶部21に特定情報が格納されているか否かを判定する。そして、特定情報が格納されている場合、つまり、第1手指追跡に失敗した場合には、探索経路制御部48は、第1探索経路を選択して、選択した第1探索経路に従って、マスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を指定(制御)する。
ここで、図4Aを参照して、第1探索経路について説明する。図4Aは、本実施形態における第1手指追跡に失敗した場合の手指領域の特定方法を説明するための図であり、第1探索経路について説明するための図である。第1探索経路は、図4Aに示すように、探索開始位置特定部47により特定された探索開始位置SPと探索方向(探索開始位置SPから手の重心位置Hiの平均位置aHへの方向)とに基づいて定められている。第1探索経路は、探索開始位置SPから探索方向に向かって探索し、画像の周縁部に到達したら、探索開始位置SPを中心として所定の角度θだけ探索方向を外側に回転させた方向を探索方向とし、再び探索開始位置SPからその探索方向に沿って探索することを、手指領域の探索に成功するまで繰り返す経路である。
このように、第1手指追跡に失敗した場合には、探索経路制御部48は、交点IPiの平均位置aIPに基づいて特定された探索開始位置SPを基点として重畳表示させるマスクブロックの位置を順次ずらす制御を行う。これにより、手指判定部49は、効率的に手指領域の探索を行うことが可能となる。
そして、図4Bに示すように、第1探索経路に従って移動されたマスクブロックの領域に手指領域が含まれている場合には、探索経路制御部48は、詳しくは後述する周辺探索を行わせるためのマスクブロックの位置の制御を行う。ここで、図4Bは、本実施形態における第1手指追跡に失敗した場合の手指領域の特定方法を説明するための図である。
一方、特定情報記憶部21に特定情報が格納されていない場合、つまり、初期状態の場合の様にこれから手指領域の探索を行う場合には、探索経路制御部48は、第2探索経路を選択して、選択した第2探索経路に従って、マスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を指定(制御)する。
ここで、図5Aを参照して、第2探索経路について説明する。図5Aは、本実施形態における初期状態時などの手指領域の特定方法を説明するための図であり、第2探索経路について説明するための図である。第2探索経路は、例えば、図5Aに示すように、画像の右上端を探索開始位置SPとし、手指領域の探索に成功するまで、時計回りの渦巻き状に探索する経路である。
画像の周縁部から探索を開始するのは、手指が投影表示上に存在する場合には、必ず周縁部に手指又は腕が存在するからであり、こうすることで、手指領域の探索を効率的に行うことが可能となる。また、画像の右上端を探索開始位置SPとするのは、右利きのユーザが左利きのユーザより多いと考えられるからである。もちろん、初期状態の場合の様にこれから手指領域の探索を行う場合における探索開始位置SPを、ユーザが指定できるようにしてもよい。また、ユーザが利き腕を登録することで指定してもよい。
そして、図5Bに示すように、第2探索経路に従って移動されたマスクブロックの領域に手指領域が含まれている場合には、探索経路制御部48は、詳しくは後述の周辺探索を行わせるためのマスクブロックの位置の制御を行う。ここで、図5Bは、本実施形態における初期状態時などの手指領域の特定方法を説明するための図である。
次に、図6を参照して、探索経路制御部48による、周辺探索の際のマスクブロックの位置の制御について説明する。図6は、本実施形態における周辺探索の基本的な方法について説明するための図である。周辺探索は、第1探索経路又は第2探索経路に従ってマスクブロックを移動し、マスクブロックの領域に手指領域が含まれている場合に、手指領域を含むマスクブロックの周辺を集中的に探索するものである。
周辺探索の際には、探索経路制御部48は、図6に示すように、第1探索経路又は第2探索経路に従って探索された手指領域を含むマスクブロック(図6中では、黒塗りのブロック)を中心に、例えば左側に隣接するブロックから時計周りの渦巻き状にマスクブロックを順次移動させる。この際、探索経路制御部48は、手指領域が存在しないと考えられるブロック(手指領域が存在する可能性が低いブロック)の領域の探索をスキップさせる。つまり、探索経路制御部48は、手指領域が存在しないと考えられるブロック(手指領域が存在する可能性が低いブロック)の領域をスキップしてマスクブロックを移動させる。
そして、探索経路制御部48は、手指領域が含まれると判定された最後のブロックからマスクブロックの移動が一周する間に手指領域が新たに見つからなかった場合には、周辺探索を終了させ、第2マスク画像生成部4Aに対して、第2マスク画像M2の生成を指示する。探索経路制御部48は、例えば、探索結果記憶部22に記憶されている手指領域を含むブロックの位置情報に基づいて、マスクブロックの移動が一周する間に手指領域が新たに見つからなかったか否かを判定することができる。
図2に戻り、手指判定部49は、次の画像が入力されると、探索経路制御部48から入力されたマスクブロックの位置情報が示す、入力された次の画像におけるブロックの領域を探索して、手指領域が含まれているか否かを判定する。そして、手指領域が含まれていると判定した場合には、手指判定部49は、手指領域が含まれるブロックの位置(例えば、ブロックの左上端の座標情報)を探索結果記憶部22に記憶させる。
ここで、図7を参照して、周辺探索の際における探索経路制御部48と手指判定部49の処理について、具体例を従って、説明する。図7は、本実施形態における周辺探索の方法を説明するための具体例を示した図である。
第1探索経路又は第2探索経路に従って移動されたマスクブロックの領域に手指領域が含まれている場合に、探索経路制御部48は、周辺探索を開始させる。なお、ここでは、第1探索経路又は第2探索経路に従って移動された、手指領域を含むマスクブロックの位置のブロックを中心ブロックと称することとする。
探索経路制御部48が、中心ブロックの周りにマスクブロックを第1周させた時点では、図7に示すように、手指判定部49は、中心ブロックに隣接する8個全てのブロックにおいて、マスクブロックがその位置に移動された時点でその領域を順次探索する。そして、本例においては、手指判定部49は、中心ブロックの左上側と左側と左下側に隣接する3つのブロックで、手指領域が含まれていないと判定する。
中心ブロックの周りにマスクブロックを第2周させた時点では、図7に示すように、探索経路制御部48は、第2周目の左側探索経路上のブロックにおける探索をスキップさせる。つまり、既に探索済の隣接する全てのブロックの領域に手指領域が含まれていないことから、第2周目の左側探索経路上のブロックの領域に手指領域が含まれている可能性は低いと考えられる。したがって、探索経路制御部48は、第2周目の左側探索経路上のブロックをスキップして、マスクブロックを移動させる。
中心ブロックの周りにマスクブロックを第3周させた時点では、図7に示すように、探索経路制御部48は、更に、第3周目の上側探索経路の一部と左側探索経路の全てと下側探索経路の一部のブロックにおける探索をスキップさせる。
そして、中心ブロックの周りにマスクブロックを第4周させている途中で、図7に示すように、手指領域を含む最後のブロックからマスクブロックの移動が一周する間に、手指領域を含むブロックが新たに見つからなかったので、探索経路制御部48は、周辺探索を終了させる。
図2に戻り、第2マスク画像生成部4Aは、第2マスク画像M2の生成指示に応答して、探索結果記憶部22に記憶されているブロックの位置情報が示す位置にそれぞれ配置したマスクブロックから成る第2マスク画像M2を生成する。そして、第2マスク画像生成部4Aは、生成した第2マスク画像M2を、位置情報と共に重畳画像制御部46に出力すると共に、探索結果記憶部22を初期化する。
ここで、図8Aは、本実施形態における第2マスク画像M2の例を示す図であり、図8Bは、本実施形態における第1マスク画像M1の例を示す図である。
次に、図9を参照して、本実施形態における手指追跡処理の流れについて説明する。図9は、本実施形態における手指追跡処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。本手指追跡処理は、入力部10に撮像された画像が入力されたことをトリガとして開始される。
探索経路制御部48は、直前の画像において手指特定部41により手指が特定されたか否かを判定する(ステップS001)。手指が特定されなかったと判定した場合には(ステップS001;NO)、探索経路制御部48は、手指判定部49などと連係して、第2手指追跡処理を実行する(ステップS002)。そして、処理は後述するステップS006の処理へと進む。なお、探索経路制御部48は、直前の画像が存在しない場合についても、手指が特定されなかったと判定する。
一方、探索経路制御部48により、手指が特定されたと判定された場合には(ステップS001;YES)、第1マスク画面生成部45は、直前の特定情報が示す手指の形状に基づいて、第1マスク画像M1を生成し、生成した第1マスク画像M1を、位置情報と共に重畳画像制御部46に出力する(ステップS003)。
そして、重畳画像制御部46は、第1マスク画像M1のサイズと位置を調整する(ステップS004)。そして、表示画面生成部44は、重畳画像制御部46の制御の下、調整後のサイズの第1マスク画像M1を調整後の位置に重畳表示させた画像を生成し、出力部30を介して、プロジェクタ2に出力する(ステップS005)。プロジェクタ2は、第1マスク画像M1を重畳表示した画像を投影表示する。
そして、手指特定部41は、次の画像が入力部10に入力されたか否かを判定する(ステップS006)。この次の画像は、第1マスク画像M1が重畳表示されている画像の投影表示が撮像された画像である。
手指特定部41により、次の画像は入力されていないと判定された場合には(ステップS006;NO)、処理はステップS006の処理を繰り返し、次の画像が入力されるのを待つ。一方、次の画像が入力されたと判定した場合には(ステップS006;YES)、手指特定部41は、入力された画像に基づいて、手指の形状や位置を特定する(ステップS007)。
そして、手指特定部41は、手指を特定できたか否かを判定する(ステップS008)。手指特定部41により、手指を特定できなかったと判定された場合には(ステップS008;NO)、処理はステップS001の処理へと戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、手指を特定できたと判定した場合には(ステップS008;YES)、手指特定部41は、特定した手指の形状や位置(指先の位置Fiと手の平の重心位置Hi)を示す特定情報を特定情報記憶部21に格納する(ステップS009)。そして、処理はステップS001の処理へと戻り、前述の処理を繰り返す。
次に、図10と図11を参照して、本実施形態における第2手指追跡処理の流れについて説明する。図10と図11は、それぞれ、本実施形態における第2手指追跡処理のフローを説明するためのフローチャートの例の一部と、他の一部である。本第2手指追跡処理は、上述した手指追跡処理のステップS002の処理に対応する処理である。
探索経路制御部48は、特定情報記憶部21に特定情報が格納されているか否かを判定する(ステップS101)。特定情報が格納されていないと判定した場合には(ステップS101;NO)、探索経路制御部48は、第2探索経路を選択する(ステップS102)。そして、処理は後述のステップS105の処理へと進む。
一方、特定情報が格納されていると判定した場合には(ステップS101;YES)、探索経路制御部48は、第1探索経路を選択する(ステップS103)。そして、探索開始位置特定部47は、探索開始位置特定処理を実行して、第1探索経路の探索開始位置SPと探索方向を特定する(ステップS104)。
そして、探索経路制御部48は、探索開始時のマスクブロックの位置を指定する(ステップS105)。そして、重畳画像制御部46は、マスクブロックのサイズと位置を調整する(ステップS106)。そして、表示画面生成部44は、重畳画像制御部46の制御の下、調整後のサイズのマスクブロックを調整後の位置に重畳表示させた画像を生成し、出力部30を介して、プロジェクタ2に出力する(ステップS107)。プロジェクタ2は、マスクブロックを重畳表示した画像を投影表示する。
そして、手指判定部49は、次の画像が入力部10に入力されたか否かを判定する(ステップS108)。この次の画像は、マスクブロックが重畳表示されている画像の投影表示が撮像された画像である。
手指判定部49により、次の画像は入力されていないと判定された場合には(ステップS108;NO)、処理はステップS108の処理を繰り返し、次の画像が入力されるのを待つ。一方、次の画像が入力されたと判定した場合には(ステップS108;YES)、手指判定部49は、入力された画像におけるマスクブロックの領域を探索する(ステップS109)。
そして、手指判定部49は、マスクブロックの領域に手指領域が含まれているか否かを判定する(ステップS110)。手指判定部49により、手指領域が含まれていないと判定された場合には(ステップS110;NO)、探索経路制御部48は、選択した探索経路に従って、次のマスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を指定する(ステップS111)。そして、処理はステップS106の処理へと戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、手指領域が含まれていると判定した場合には(ステップS110;YES)、手指判定部49は、マスクブロックが位置するブロックの位置情報を探索結果として探索結果記憶部22に格納する(ステップS112)。そして、探索経路制御部48は、手指判定部49などと連係して周辺探索処理を実行し、全ての手指領域を特定する(ステップS113)。
そして、第2マスク画像生成部4Aは、探索結果記憶部22に格納されている探索結果(ブロックの位置情報)に基づいて、第2マスク画像M2を生成し、生成した第2マスク画像M2を重畳画像制御部46に出力する(ステップS114)。そして、第2マスク画像生成部4Aは、探索結果記憶部22を初期化する(ステップS115)。
そして、重畳画像制御部46は、第2マスク画像M2のサイズと位置を調整する(ステップS116)。そして、表示画面生成部44は、重畳画像制御部46の制御の下、調整後のサイズの第2マスク画像M2を調整後の位置に重畳表示させた画像を生成し、出力部30を介して、プロジェクタ2に出力する(ステップS117)。プロジェクタ2は、第2マスク画像M2を重畳表示した画像を投影表示する。そして、本処理は終了し、手指追跡処理のステップS006の処理へと移行する。
次に、図12を参照して、本実施形態における探索開始位置特定処理の流れについて説明する。図12は、本実施形態における探索開始位置特定処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。本探索開始位置特定処理は、第2手指追跡処理のステップ104の処理に対応する処理である。
探索開始位置特定部47は、特定情報記憶部21に格納されている特定情報ごとに、指先から腕にかけて近似する直線FHiをそれぞれ生成する(ステップ201)。そして、探索開始位置特定部47は、生成した直線FHiと画像の周縁との交点IPiを算出する(ステップS202)。この際、探索開始位置特定部47は、指先の位置Fiから手の重心位置Hiの方向へ直線を伸ばした際の交点IPiのみを算出する。
そして、探索開始位置特定部47は、交点IPiの平均位置aIPを算出し(ステップS203)、算出した平均位置aIPに基づいて、第1探索経路の探索開始位置SPを特定する(ステップS204)。
そして、探索開始位置特定部47は、手の重心位置Hiの平均位置aHを算出し(ステップS205)、探索開始位置SPから手の重心位置Hiの平均位置aHへの方向を、第1探索経路の探索方向として特定する(ステップS206)。そして、本処理は終了して、第2手指追跡処理のステップS105の処理へと移行する。
次に、図13を参照して、本実施形態における周辺探索処理の流れについて説明する。図13は、本実施形態における周辺探索処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。本周辺探索処理は、第2手指追跡処理のステップS113の処理に対応する処理である。
探索経路制御部48は、探索結果記憶部22に格納されている探索結果に基づいて、マスクブロックを移動できるか否かを判定する(ステップS301)。つまり、探索経路制御部48は、手指領域が含まれていると判定された最後のブロックからマスクブロックが一周する間に、新たに手領域が含まれているブロックが見つかったか否かを判定する。
探索経路制御部48により、マスクブロックを移動できないと判定された場合には(ステップS301;NO)、本処理は終了して、第2手指追跡処理のステップS114の処理へと移行する。探索経路制御部48は、手指領域が含まれていると判定された最後のブロックからマスクブロックが一周する間に、新たに手指領域が含まれているブロックが見つからなかった場合に、マスクブロックを移動できないと判定する。
一方、マスクブロックを移動できると判定した場合には(ステップS301;YES)、探索経路制御部48は、周辺探索の際の所定のルール(アルゴリズム)に従って、マスクブロックの次の位置を指定する(ステップS302)。探索経路制御部48は、手指領域が含まれていると判定された最後のブロックからマスクブロックがまだ一周していない場合、あるいは、一周する間に新たに手指領域が含まれているブロックが見つかった場合に、マスクブロックを移動できると判定する。
そして、重畳画像制御部46は、マスクブロックのサイズと位置を調整する(ステップS303)。そして、表示画面生成部44は、重畳画像制御部46の制御の下、調整後のサイズのマスクブロックを調整後の位置に重畳表示させた画像を生成し、出力部30を介して、プロジェクタ2に出力する(ステップS304)。プロジェクタ2は、次の位置に移動させたマスクブロックを重畳表示した画像を投影表示する。
そして、手指判定部49は、次の画像が入力部10に入力されたか否かを判定する(ステップS305)。この次の画像は、次の位置に移動させたマスクブロックが重畳表示されている画像の投影表示が撮像された画像である。
手指判定部49により、次の画像は入力されていないと判定された場合には(ステップS305;NO)、処理はステップS305の処理を繰り返し、次の画像が入力されるのを待つ。一方、次の画像が入力されたと判定した場合には(ステップS305;YES)、手指判定部49は、入力された画像におけるマスクブロックの領域を探索する(ステップS306)。
そして、手指判定部49は、マスクブロックの領域に手指領域が含まれているか否かを判定する(ステップS307)。手指判定部49により、手指領域が含まれていないと判定された場合には(ステップS307;NO)、処理はステップS301の処理へと戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、手指領域が含まれていると判定した場合には(ステップS307;YES)、手指判定部49は、マスクブロックが位置するブロックの位置情報を探索結果として探索結果記憶部22に格納する(ステップS308)。そして、処理はステップS301の処理へと戻り、前述の処理を繰り返す。
上記実施形態によれば、情報処理装置1は、第1手指追跡による手指の追跡に失敗した際に、入力された画像(投影表示を撮像した画像)を複数のブロック(例えば、M×Nのブロック)に分割し、所定の探索経路に従って、投影表示に重畳させるマスクブロックの位置をブロックにあわせて順次ずらす制御を行う。そして、情報処理装置1は、投影表示上に重畳されているマスクブロックの領域を探索して、手指領域が含まれているか否かを判定し、手指領域が含まれている場合には、マスクブロックの位置のブロックの位置情報を探索結果記憶部22に格納する。そして、情報処理装置1は、各ブロックの探索が終了すると、探索結果記憶部22に格納されている位置情報が示す位置に配置したマスクブロックから成る第2マスク画像を生成し、投影表示に生成した第2マスク画像を重畳する。
こうすることで、手指の追跡に失敗した際に、輝度を落とす投影表示の範囲をより小さくして、手指の再認識を行うことが可能となる。これにより、ユーザに与える投影表示に対する違和感を緩和することが可能となる。
また、上記実施形態によれば、情報処理装置1は、手指の追跡に失敗した際に、特定情報記憶部21に格納されている特定情報に基づいて、画像の周縁において腕が存在する確率が高い位置である探索開始位置SPと探索方向を特定する。そして、情報処理装置1は、特定した探索開始位置SPと探索方向とにより定まる所定の探索経路(第1探索経路)に従って、投影表示に重畳させるマスクブロックの位置を順次ずらす制御を行う。そして、所定の探索経路(第1探索経路)に従って移動させたマスクブロックの領域に手指領域が含まれている場合には、情報処理装置1は、そのマスクブロックを基点として周辺のブロックを探索する周辺探索を行う。こうすることで、投影表示に手指を進入させる際には必ず画像の周縁部を手指が通過することから、手指領域の探索を効率的に行うことが可能となる。つまり、手指の再認識を効率的に行うことが可能となる。
また、上記実施形態によれば、情報処理装置1は、特定情報記憶部21に特定情報が格納されていない場合、つまり、初期状態の場合の様にこれから手指領域の探索を行う場合には、画像の周縁のブロックから順に探索する所定の探索経路(第2探索経路)に従って、投影表示に重畳させるマスクブロックの位置を順次ずらす制御を行う。そして、所定の探索経路(第2探索経路)に従って移動させたマスクブロックの領域に手指領域が含まれている場合には、情報処理装置1は、そのマスクブロックを基点として周辺のブロックを探索する周辺探索を行う。こうすることで、手指領域の探索を効率的に行うことが可能となる。つまり、手指の再認識を効率的に行うことが可能となる。
また、上記実施形態によれば、情報処理装置1は、周辺探索の際に、手指領域が存在する可能性が低いブロックをスキップして探索する。こうすることで、手指領域の探索をより効率的に行うことが可能となる。
(変形例1)
本変形例1においては、平均的な手の大きさ(例えば、指の幅)を考慮して、ブロックをスキップすることで、探索対象のブロック数を削減する。これにより、探索処理の負荷を軽減すると共に、探索時間の短縮化を図ることを可能とする。
本変形例1における情報処理装置1の基本的な構成は、上述した実施形態の場合と同じである。但し、探索経路制御部48が果たす機能が、実施形態の場合と若干異なっている。また、記憶部20のデータエリアには、平均的な指の幅にあわせて設定された閾値Zが格納されている点で、実施形態の場合と異なっている。なお、指の幅は、これに限定されるものではないが、付け根部分より指先近辺の幅であることが好ましい。また、閾値Zはユーザにより可変であってもよい。
探索経路制御部48は、選択した探索経路に従って、マスクブロックの位置を制御する際に、記憶部20のデータエリアに格納されている閾値Zを参照して、移動元のマスクブロックと移動先のマスクブロックとの間の最短距離が閾値Zを超えないように、探索経路上のブロックを可能な限り多くスキップする。
(変形例2)
本変形例2においては、重畳対象画像(例えば、マスクブロック、マスク画像)の領域を完全にマスクするのではなく、重畳対象画像の透過率を制御して、重畳対象画像の領域における手指判定を容易とする。また、重畳対象画像を投影表示に重畳させることによるダメージを緩和し、ユーザが感じる違和感を軽減させることが可能となる。
本変形例2における情報処理装置1の基本的な構成は、上述した実施形態の場合と同じである。但し、重畳画像制御部46が果たす機能が、実施形態の場合と若干異なっている。
重畳画像制御部46は、重畳対象画像のサイズや位置を調整する際に、重畳対象画像の透過率を、例えば、予め設定されている透過率にあわせて調整する。この際、重畳画像制御部46は、投影表示中の表示物の画像領域(例えば、アイコン領域)に重畳対象画像が重なる場合のみ、重畳対象画像の透過率を予め設定されている透過率に合わせ、それ以外の場合には、透過率をほぼ“100%”に設定するようにしてもよい。なぜなら、手指判定が困難となるのは、表示物の画像が手指に投影されている場合であるからである。
(変形例3)
本変形例3においては、第2手指追跡処理において、複数のマスクブロックを重畳表示して、それらのマスクブロックを並列に探索することで、探索時間を短縮することを可能とする。
本変形例3における情報処理装置1の基本的な構成は、上述した実施形態の場合と同じである。但し、探索経路制御部48と手指判定部49とがそれぞれ果たす機能が、実施形態の場合と若干異なっている。
探索経路制御部48は、選択した探索経路に従った探索(あるいは、周辺探索)の際に、探索経路上の未探索のブロックの中から、マスクブロックを重畳表示させる複数のブロックの位置を指定する。そして、選択した探索経路に従った探索の際、同時に指定した複数のマスクブロックにおいて手指領域が含まれている場合には、それらのマスクブロックの中から一つ選択し、選択したマスクブロックが位置するブロックを周辺探索の際の基点とする。この際、手指領域を含んでいる他のマスクブロックが位置するブロックについては、探索経路制御部48は、周辺探索の際には探索済みとしてスキップしてもよい。なお、手指領域を含んでいる複数のマスクブロックの中から一つを選択する方法は任意である。
手指判定部49は、次の画像が入力されると、探索経路制御部48により指定された複数のマスクブロックの位置が示す、入力された次の画像におけるブロックの領域を同時に探索して、手指領域が含まれているか否かを判定する。
(変形例4)
上述した実施形態においては、探索開始位置特定部47は、特定情報記憶部21に格納されている特定情報に基づいて、第1探索経路の探索開始位置SPと探索方向を特定すると説明した。本変形例4においては、第1探索経路の探索開始位置SPと探索方向を特定する際に用いる特定情報を限定する方法について幾つか説明する。このように特定情報を限定して用いることで、第1探索経路の探索開始位置SPと探索方向の精度を向上させることが可能となる。なお、ここでの探索開始位置SPと探索方向の精度とは、探索開始位置SP(と探索方向)に腕(含む、手指)が存在する確率を高めるという意味での精度である。
本変形例4における情報処理装置1の基本的な構成は、上述した実施形態の場合と同じである。但し、手指特定部41と探索開始位置特定部47とがそれぞれ果たす機能が、実施形態の場合と若干異なっている。
探索開始位置特定部47は、第1探索経路の探索開始位置SPと探索方向を特定するために用いる特定情報を、所定の条件に従って限定し、限定した特定情報に基づいて、第1探索経路の探索開始位置SPと探索方向を特定する。
例えば、探索開始位置特定部47は、特定情報記憶部21に格納されている特定情報の内で、格納されたタイミングが新しい順に所定数の特定情報に基づいて、第1探索経路の探索開始位置SPと探索方向を特定する。この場合、手指特定部41は、特定情報を特定情報記憶部21に格納する際に、手指を特定した日時を示す日時情報を対応付けて格納すればよい。あるいは、手指特定部41は、特定情報を格納する際に、既に所定数の特定情報が特定情報記憶部21に格納されている場合に、格納されたタイミングが最も古い特定情報を削除するようにしてもよい。
また、例えば、探索開始位置特定部47は、過去の所定時間内に特定された手指の特定情報に基づいて、第1探索経路の探索開始位置SPと探索方向を特定する。この場合、手指特定部41は、特定情報を特定情報記憶部21に格納する際に、手指を特定した日時を示す日時情報を対応付けて格納すればよい。
また、例えば、探索開始位置特定部47は、特定情報記憶部21に格納されている特定情報ごとに直線FHiを生成し、生成した直線FHiの中に、直線FHiの傾きを表す係数の符号が異なる直線が存在するか否かを判定する。そして、直線FHiの傾きを表す係数の符号が異なる直線が存在する場合には、探索開始位置特定部47は、特定情報が格納されたタイミングがより新しい方の符号の傾きを有する直線FHiのみを選択する。そして、探索開始位置特定部47は、選択した直線FHiに対応する特定情報に基づいて、第1探索経路の探索開始位置SPと探索方向を特定する。この場合、手指特定部41は、特定情報を特定情報記憶部21に格納する際に、手指を特定した日時を示す日時情報を対応付けて格納すればよい。
図14Aと図14Bは、いずれも、本変形例4における第1探索経路の探索開始位置SPの特定方法の例を説明するための図である。図14Aは、特定情報記憶部21に格納されている特定情報ごとに生成した直線FHiを模式的に示している。図14Aに示す例では、傾きを表す係数の符号がマイナスの直線FHiとプラスの直線FHiが含まれている。この場合、探索開始位置特定部47は、特定情報が格納されたタイミングがより新しい方の符号の傾きを有する直線FHiのみを選択する。
例えば、プラスの符号を有する直線FHiに対応する特定情報の格納タイミングがより新しいとすると、探索開始位置特定部47は、図14Bに示すように、プラスの符号を有する直線FHiのみを選択する。
特定情報が格納されたタイミングがより新しい方の符号の傾きを有する直線FHiのみを選択する方法は、特に、複数のユーザが使用することが想定されるインターフェースシステム100においてより有効な方法である。
(変形例5)
上述した実施形態においては、探索開始位置特定部47は、指先の位置Fiから手の重心位置Hiへの方向を、腕が伸びている方向として推定し、第1探索経路の探索開始位置SPを特定した。本変形例5においては、腕の領域(以下、腕領域という)を抽出し、手の重心位置Hiから抽出した腕領域の重心位置Aiへの方向を、腕が伸びている方向として推定する。
これにより、腕が伸びている方向の推定精度を向上させ、第1探索経路の探索開始位置SPと探索方向の精度を向上させることが可能となる。なぜなら、指先で操作を指示する際には、人差し指を通常使用するものと考えられ、人差し指の指先の位置Fiから手の重心位置Hiへの方向を、腕が伸びている方向とすると、図15に示すように、実際に腕が伸びている方向とズレが生じてしまうからである。ここで、図15は、本変形例5における腕領域の推定方法の例を説明するための図である。
本変形例5における情報処理装置1の基本的な構成は、上述した実施形態の場合と同じである。但し、探索開始位置特定部47が果たす機能が、実施形態の場合と若干異なっている。
探索開始位置特定部47は、特定情報記憶部21に格納されている特定情報ごとに直線FHiを生成する。そして、探索開始位置特定部47は、図15に示すように、手の重心位置Hiから指先の位置Fiとは逆の方向に直線FHiに沿ってブロックの領域を探索し、手指の色とは異なる色の領域を含む最初のブロックを特定する。そして、探索開始位置特定部47は、既存の画像処理技術を用いて、特定した手指の色とは異なる色を含む腕領域をそれぞれ抽出する。
そして、探索開始位置特定部47は、抽出した腕領域の重心位置Aiをそれぞれ算出し、対応する手の重心位置Hiから算出した腕領域の重心位置Aiへの方向を腕が伸びている方向として推定する。つまり、探索開始位置特定部47は、手の重心位置Hiと腕領域の重心位置Aiとを結ぶ直線HAiをそれぞれ生成し、生成した直線HAiと画像の周縁との交点IPiに基づいて、第1探索経路の探索開始位置SPを特定する。
図16は、実施形態及びその変形例におけるインターフェースシステム100のハードウェア構成の例を示す図である。図2などに示す情報処理装置1は、例えば、図16に示す各種ハードウェアにより実現されてもよい。図16の例では、情報処理装置1は、CPU201、RAM202、ROM203、HDD204、プロジェクタ2やカメラ3R,3Lを接続するための機器インターフェース205、通信モジュール206、読取装置207を備え、これらのハードウェアはバス208を介して接続されている。
CPU201は、例えば、HDD204に格納されている動作プログラムをRAM202にロードし、RAM202をワーキングメモリとして使いながら各種処理を実行する。CPU201は、動作プログラムを実行することで、図2に示す制御部40の各機能部を実現することができる。
なお、上記動作を実行するための動作プログラムを、フレキシブルディスク、Compact Disk−Read Only Memory(CD−ROM)、Digital Versatile Disk(DVD)、Magneto Optical disk(MO)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体209に記憶して配布し、これを情報処理装置1の読取装置207で読み取ってコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行するように構成してもよい。さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等に動作プログラムを記憶しておき、通信モジュール206を介して、情報処理装置1のコンピュータに動作プログラムをダウンロード等するものとしてもよい。
なお、実施形態に応じて、RAM202、ROM203、HDD204以外の他の種類の記憶装置が利用されてもよい。例えば、情報処理装置1は、Content Addressable Memory(CAM)、Static Random Access Memory(SRAM)、Synchronous Dynamic Random Access Memory(SDRAM)などの記憶装置を有してもよい。
なお、実施形態に応じて、情報処理装置1のハードウェア構成は図16とは異なっていてもよく、図16に例示した規格・種類以外のその他のハードウェアを情報処理装置1に適用することもできる。
例えば、図2に示す情報処理装置1の制御部40の各機能部は、ハードウェア回路により実現されてもよい。具体的には、CPU201の代わりに、Field Programmable Gate Array(FPGA)などのリコンフィギュラブル回路や、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)などにより、図2に示す制御部40の各機能部が実現されてもよい。もちろん、CPU201とハードウェア回路の双方により、これらの機能部が実現されてもよい。
以上において、いくつかの実施形態及びその変形例について説明した。しかしながら、実施形態は上記の実施形態に限定されるものではなく、上述の実施形態の各種変形形態及び代替形態を包含するものとして理解されるべきである。例えば、各種実施形態は、その趣旨及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できることが理解されよう。また、前述した実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより、種々の実施形態を成すことができることが理解されよう。更には、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除して又は置換して、或いは実施形態に示される構成要素にいくつかの構成要素を追加して種々の実施形態が実施され得ることが当業者には理解されよう。
以上の実施形態及びその変形例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
手指の動きを検出することで操作内容を特定するために、投影表示を順次撮像した画像に基づいて、前記画像に含まれる手指の領域である手指領域を特定し、特定した前記手指領域の少なくとも一部を含む領域をマスクする第1マスク画像を前記投影表示用の表示画像に重畳させて前記画像に含まれる手指領域を追跡するインターフェース装置であって、
前記第1マスク画像を用いた手指領域の追跡に失敗した場合に、前記投影表示を撮像した画像を複数のブロックに分割し、所定の探索経路に従って、前記ブロックのサイズのマスク画像であるマスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を順次指定する探索経路制御部と、
前記投影表示用の表示画像の指定された位置に前記マスクブロックを重畳させた第1重畳画像を順次生成する表示画面生成部と、
前記第1重畳画像の投影表示を撮像した画像の前記マスクブロックの領域を探索して、手指領域が含まれているか否か順次判定する手指判定部と、
手指領域が含まれていると判定された前記マスクブロックから成る第2マスク画像を生成する第2マスク画像生成部と、
を備え、
前記表示画面生成部は、更に、前記投影表示用の表示画像の手指領域が含まれていると判定された領域に対応する位置に前記第2マスク画像を重畳させた第2重畳画像を生成する、
ことを特徴とするインターフェース装置。
(付記2)
前記第1マスク画像を用いて特定された手指領域に基づいて、指先の位置と手の平の重心位置とをそれぞれ算出する手指特定部と、
前記第1マスク画像を用いて特定された前記手指領域ごとに、算出された前記手指の位置と前記手の平の重心位置とを示す特定情報を格納する特定情報記憶部と、
前記指先の位置と前記手の平の重心位置とに基づいて腕が伸びていると推定される第1方向を特定し、前記投影表示を撮像した画像における周縁において腕又は手指が存在する確率が高い位置を特定する探索開始位置特定部と、
を、更に、備え、
前記探索経路制御部は、特定された前記腕又は手指が存在する確率が高い位置のブロックから探索を開始する探索経路を定め、定めた探索経路に従って、前記マスクブロックを重畳表示させる前記ブロックの位置を順次指定する、
ことを特徴とする付記1に記載のインターフェース装置。
(付記3)
前記探索開始位置特定部は、更に、前記手の平の重心位置の平均位置を算出し、特定した前記腕又は手指が存在する確率が高い位置から算出した前記平均位置への第2方向を特定し、
前記探索経路制御部は、特定された前記腕又は手指が存在する確率が高い位置のブロックから探索を開始し、特定された第2方向に向かって探索する探索経路を定め、定めた探索経路に従って、前記マスクブロックを重畳表示させる前記ブロックの位置を順次指定する、
ことを特徴とする付記2に記載のインターフェース装置。
(付記4)
前記探索開始位置特定部は、腕の領域の重心位置を算出し、前記手の平の重心位置と算出した腕の領域の重心位置とに基づいて腕が伸びていると推定される第3方向を特定し、特定した前記第3方向に基づいて、前記投影表示を撮像した画像における周縁において腕又は手指が存在する確率が高い位置を特定する、
ことを特徴とする付記2又は3に記載のインターフェース装置。
(付記5)
前記第1マスク画像を用いた手指領域の追跡に失敗した際に、前記特定情報記憶部に前記特定情報が格納されていない場合には、前記探索経路制御部は、前記投影表示を撮像した画像における周縁のブロックから前記周縁に沿って探索を開始する探索経路に従って、前記マスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を順次指定する、
ことを特徴とする付記2乃至4のいずれか一に記載のインターフェース装置。
(付記6)
前記探索開始位置特定部は、所定の条件に従って、前記投影表示を撮像した画像における周縁において腕又は手指が存在する確率が高い位置を特定する際に用いる前記特定情報を限定する、
ことを特徴とする付記2乃至5のいずれか一に記載のインターフェース装置。
(付記7)
前記手指判定部により、前記マスクブロックの領域に手指領域が含まれていると判定された場合に、前記探索経路制御部は、手指領域が含まれていると判定された前記マスクブロックの周辺を探索する周辺探索を行わせるために、該マスクブロックの周辺に位置するブロックを優先的に順次指定する、
ことを特徴とする付記1乃至6のいずれか一に記載のインターフェース装置。
(付記8)
前記探索経路制御部は、前記周辺探索の際に、手指領域が含まれている可能性が低いブロックを指定対象から除外する、
ことを特徴とする付記7に記載のインターフェース装置。
(付記9)
前記投影表示用の表示画像に重畳させる重畳対象画像の透過率を制御する重畳画像制御部を、更に、備える、
ことを特徴とする付記1乃至8のいずれか一に記載のインターフェース装置。
(付記10)
前記探索経路制御部は、前記マスクブロックの移動元のブロックと移動先のブロックとの間の最短距離が予め設定されている閾値を超えないように、前記探索経路上のブロックをスキップして、前記マスクブロックを重畳表示させる前記ブロックの位置を指定する、
ことを特徴とする付記1乃至9のいずれか一に記載のインターフェース装置。
(付記11)
前記探索経路制御部は、前記マスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を同時に複数指定する、
ことを特徴とする付記1乃至10のいずれか一に記載のインターフェース装置。
(付記12)
手指の動きを検出することで操作内容を特定するために、投影表示を順次撮像した画像に基づいて、前記画像に含まれる手指の領域である手指領域を特定し、特定した前記手指領域の少なくとも一部を含む領域をマスクする第1マスク画像を前記投影表示用の表示画像に重畳させて前記画像に含まれる手指領域を追跡するインターフェース装置の手指追跡方法であって、
前記第1マスク画像を用いた手指領域の追跡に失敗した場合に、前記投影表示を撮像した画像を複数のブロックに分割し、所定の探索経路に従って、前記ブロックのサイズのマスク画像であるマスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を順次指定し、
前記投影表示用の表示画像の指定した位置に前記マスクブロックを重畳させた第1重畳画像を順次生成し、
前記第1重畳画像の投影表示を撮像した画像の前記マスクブロックの領域を探索して、手指領域が含まれているか否か順次判定し、
手指領域が含まれていると判定した前記マスクブロックから成る第2マスク画像を生成し、
前記投影表示用の表示画像の手指領域が含まれていると判定した領域に対応する位置に前記第2マスク画像を重畳させた第2重畳画像を生成する、
ことを特徴とする手指追跡方法。
(付記13)
手指の動きを検出することで操作内容を特定するために、投影表示を順次撮像した画像に基づいて、前記画像に含まれる手指の領域である手指領域を特定し、特定した前記手指領域の少なくとも一部を含む領域をマスクする第1マスク画像を前記投影表示用の表示画像に重畳させて前記画像に含まれる手指領域を追跡するインターフェース装置のコンピュータに、
前記第1マスク画像を用いた手指領域の追跡に失敗した場合に、前記投影表示を撮像した画像を複数のブロックに分割し、所定の探索経路に従って、前記ブロックのサイズのマスク画像であるマスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を順次指定し、
前記投影表示用の表示画像の指定した位置に前記マスクブロックを重畳させた第1重畳画像を順次生成し、
前記第1重畳画像の投影表示を撮像した画像の前記マスクブロックの領域を探索して、手指領域が含まれているか否か順次判定し、
手指領域が含まれていると判定した前記マスクブロックから成る第2マスク画像を生成し、
前記投影表示用の表示画像の手指領域が含まれていると判定した領域に対応する位置に前記第2マスク画像を重畳させた第2重畳画像を生成する、
処理を実行させる、
ことを特徴とするプログラム。
(付記14)
手指の動きを検出することで操作内容を特定するために、投影表示を順次撮像した画像に基づいて、前記画像に含まれる手指の領域である手指領域を特定し、特定した前記手指領域の少なくとも一部を含む領域をマスクする第1マスク画像を前記投影表示用の表示画像に重畳させて前記画像に含まれる手指領域を追跡するインターフェース装置のコンピュータに、
前記第1マスク画像を用いた手指領域の追跡に失敗した場合に、前記投影表示を撮像した画像を複数のブロックに分割し、所定の探索経路に従って、前記ブロックのサイズのマスク画像であるマスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を順次指定し、
前記投影表示用の表示画像の指定した位置に前記マスクブロックを重畳させた第1重畳画像を順次生成し、
前記第1重畳画像の投影表示を撮像した画像の前記マスクブロックの領域を探索して、手指領域が含まれているか否か順次判定し、
手指領域が含まれていると判定した前記マスクブロックから成る第2マスク画像を生成し、
前記投影表示用の表示画像の手指領域が含まれていると判定した領域に対応する位置に前記第2マスク画像を重畳させた第2重畳画像を生成する、
処理を実行させるプログラムを記憶した記録媒体。
100 インターフェースシステム
1 情報処理装置
10 入力部
20 記憶部
21 特定情報記憶部
22 探索結果記憶部
30 出力部
40 制御部
41 手指特定部
42 操作部位特定部
43 処理部
44 表示画面生成部
45 第1マスク画像生成部
46 重畳画像制御部
47 探索開始位置特定部
48 探索経路制御部
49 手指判定部
4A 第2マスク画像生成部
2 プロジェクタ
3R 右カメラ
3L 左カメラ
4 作業台
Fi 指先の位置
Hi 手の重心位置
FHi 指先の位置と手の重心位置とを結ぶ直線
IPi 交点
aH 手の重心位置の平均位置
SP 探索開始位置
θ 所定の角度
Ai 腕領域の重心位置
HAi 手の重心位置と腕領域の重心位置とを結ぶ直線
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 HDD
205 機器インターフェース
206 通信モジュール
207 読取装置
208 バス
209 記録媒体

Claims (13)

  1. 手指の動きを検出することで操作内容を特定するために、投影表示を順次撮像した画像に基づいて、前記画像に含まれる手指の領域である手指領域を特定し、特定した前記手指領域の少なくとも一部を含む領域をマスクする第1マスク画像を前記投影表示用の表示画像に重畳させて前記画像に含まれる手指領域を追跡するインターフェース装置であって、
    前記第1マスク画像を用いた手指領域の追跡に失敗した場合に、前記投影表示を撮像した画像を複数のブロックに分割し、所定の探索経路に従って、前記ブロックのサイズのマスク画像であるマスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を順次指定する探索経路制御部と、
    前記投影表示用の表示画像の指定された位置に前記マスクブロックを重畳させた第1重畳画像を順次生成する表示画面生成部と、
    前記第1重畳画像の投影表示を撮像した画像の前記マスクブロックの領域を探索して、手指領域が含まれているか否か順次判定する手指判定部と、
    手指領域が含まれていると判定された前記マスクブロックから成る第2マスク画像を生成する第2マスク画像生成部と、
    を備え、
    前記表示画面生成部は、更に、前記投影表示用の表示画像の手指領域が含まれていると判定された領域に対応する位置に前記第2マスク画像を重畳させた第2重畳画像を生成する、
    ことを特徴とするインターフェース装置。
  2. 前記第1マスク画像を用いて特定された手指領域に基づいて、指先の位置と手の平の重心位置とをそれぞれ算出する手指特定部と、
    前記第1マスク画像を用いて特定された前記手指領域ごとに、算出された前記手指の位置と前記手の平の重心位置とを示す特定情報を格納する特定情報記憶部と、
    前記指先の位置と前記手の平の重心位置とに基づいて腕が伸びていると推定される第1方向を特定し、前記投影表示を撮像した画像における周縁において腕又は手指が存在する確率が高い位置を特定する探索開始位置特定部と、
    を、更に、備え、
    前記探索経路制御部は、特定された前記腕又は手指が存在する確率が高い位置のブロックから探索を開始する探索経路を定め、定めた探索経路に従って、前記マスクブロックを重畳表示させる前記ブロックの位置を順次指定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のインターフェース装置。
  3. 前記探索開始位置特定部は、更に、前記手の平の重心位置の平均位置を算出し、特定した前記腕又は手指が存在する確率が高い位置から算出した前記平均位置への第2方向を特定し、
    前記探索経路制御部は、特定された前記腕又は手指が存在する確率が高い位置のブロックから探索を開始し、特定された第2方向に向かって探索する探索経路を定め、定めた探索経路に従って、前記マスクブロックを重畳表示させる前記ブロックの位置を順次指定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のインターフェース装置。
  4. 前記探索開始位置特定部は、腕の領域の重心位置を算出し、前記手の平の重心位置と算出した腕の領域の重心位置とに基づいて腕が伸びていると推定される第3方向を特定し、特定した前記第3方向に基づいて、前記投影表示を撮像した画像における周縁において腕又は手指が存在する確率が高い位置を特定する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のインターフェース装置。
  5. 前記第1マスク画像を用いた手指領域の追跡に失敗した際に、前記特定情報記憶部に前記特定情報が格納されていない場合には、前記探索経路制御部は、前記投影表示を撮像した画像における周縁のブロックから前記周縁に沿って探索を開始する探索経路に従って、前記マスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を順次指定する、
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一に記載のインターフェース装置。
  6. 前記探索開始位置特定部は、所定の条件に従って、前記投影表示を撮像した画像における周縁において腕又は手指が存在する確率が高い位置を特定する際に用いる前記特定情報を限定する、
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一に記載のインターフェース装置。
  7. 前記手指判定部により、前記マスクブロックの領域に手指領域が含まれていると判定された場合に、前記探索経路制御部は、手指領域が含まれていると判定された前記マスクブロックの周辺を探索する周辺探索を行わせるために、該マスクブロックの周辺に位置するブロックを優先的に順次指定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載のインターフェース装置。
  8. 前記探索経路制御部は、前記周辺探索の際に、手指領域が含まれている可能性が低いブロックを指定対象から除外する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のインターフェース装置。
  9. 前記投影表示用の表示画像に重畳させる重畳対象画像の透過率を制御する重畳画像制御部を、更に、備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載のインターフェース装置。
  10. 前記探索経路制御部は、前記マスクブロックの移動元のブロックと移動先のブロックとの間の最短距離が予め設定されている閾値を超えないように、前記探索経路上のブロックをスキップして、前記マスクブロックを重畳表示させる前記ブロックの位置を指定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一に記載のインターフェース装置。
  11. 前記探索経路制御部は、前記マスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を同時に複数指定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一に記載のインターフェース装置。
  12. 手指の動きを検出することで操作内容を特定するために、投影表示を順次撮像した画像に基づいて、前記画像に含まれる手指の領域である手指領域を特定し、特定した前記手指領域の少なくとも一部を含む領域をマスクする第1マスク画像を前記投影表示用の表示画像に重畳させて前記画像に含まれる手指領域を追跡するインターフェース装置の手指追跡方法であって、
    前記第1マスク画像を用いた手指領域の追跡に失敗した場合に、前記投影表示を撮像した画像を複数のブロックに分割し、所定の探索経路に従って、前記ブロックのサイズのマスク画像であるマスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を順次指定し、
    前記投影表示用の表示画像の指定した位置に前記マスクブロックを重畳させた第1重畳画像を順次生成し、
    前記第1重畳画像の投影表示を撮像した画像の前記マスクブロックの領域を探索して、手指領域が含まれているか否か順次判定し、
    手指領域が含まれていると判定した前記マスクブロックから成る第2マスク画像を生成し、
    前記投影表示用の表示画像の手指領域が含まれていると判定した領域に対応する位置に前記第2マスク画像を重畳させた第2重畳画像を生成する、
    ことを特徴とする手指追跡方法。
  13. 手指の動きを検出することで操作内容を特定するために、投影表示を順次撮像した画像に基づいて、前記画像に含まれる手指の領域である手指領域を特定し、特定した前記手指領域の少なくとも一部を含む領域をマスクする第1マスク画像を前記投影表示用の表示画像に重畳させて前記画像に含まれる手指領域を追跡するインターフェース装置のコンピュータに、
    前記第1マスク画像を用いた手指領域の追跡に失敗した場合に、前記投影表示を撮像した画像を複数のブロックに分割し、所定の探索経路に従って、前記ブロックのサイズのマスク画像であるマスクブロックを重畳表示させるブロックの位置を順次指定し、
    前記投影表示用の表示画像の指定した位置に前記マスクブロックを重畳させた第1重畳画像を順次生成し、
    前記第1重畳画像の投影表示を撮像した画像の前記マスクブロックの領域を探索して、手指領域が含まれているか否か順次判定し、
    手指領域が含まれていると判定した前記マスクブロックから成る第2マスク画像を生成し、
    前記投影表示用の表示画像の手指領域が含まれていると判定した領域に対応する位置に前記第2マスク画像を重畳させた第2重畳画像を生成する、
    処理を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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