JP2016071090A - カラオケシステム及びサーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】各利用者の演奏履歴及び音域に関する情報を簡便に管理するカラオケシステムを提供する。【解決手段】各利用者に対応してSNSデータベース108に記憶された複数の前記音域情報と、その利用者に対応して記憶された利用者音域とを比較することで、前記利用者に対応してSNSデータベース108に記憶された選曲履歴のうちから、実際にはその利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補を抽出する非演奏履歴候補抽出手段118を備えたものであることから、各利用者の歌唱音声に係る利用者音域に基づいて、数多くの選曲履歴のうちからその利用者が演奏したものではない可能性がある演奏曲に対応する選曲履歴を簡便に抽出することができる。【選択図】図4

Description

本発明は、楽曲情報に基づいて演奏曲の出力を行うカラオケ装置を備えたカラオケシステム及びそのカラオケシステムに備えられるサーバに関し、特に、各利用者の演奏履歴及び音域に関する情報を簡便に管理するための改良に関する。
多数の楽曲情報のうちから選択される楽曲情報に基づいて演奏曲の出力を行うカラオケ装置が知られている。例えば、カラオケボックス等で使用されるカラオケ装置がそれである。斯かるカラオケ装置によれば、予め記憶装置に記憶された多数のカラオケ演奏曲から選択されたカラオケ演奏曲の音楽情報を出力させると共に、そのカラオケ演奏曲の歌詞文字映像を所定の背景映像の前面側に合成し、前記音楽情報の出力と併行して画面に表示させることで、所望の歌のカラオケ演奏を楽しむことができる。
前記カラオケシステムにおいて、前記カラオケ装置による演奏曲の出力に併行して音声入力装置から入力された音声情報に基づいて、その音声情報の入力主体である利用者の歌唱音声に係る音域を判定する技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載のカラオケ選曲補助システムがその一例である。この技術によれば、各利用者が演奏した演奏曲について、それぞれの原曲キーでの音域に基づいて各利用者の歌唱音声に係る音域を算出することで、その音域を各利用者に対する選曲候補の選定等に用いることができるとされている。
特開2008−152169号公報
しかし、前記従来の技術において、複数の利用者が前記カラオケ装置により一緒にカラオケ演奏を行っている場合、他の利用者の演奏履歴が誤って自分の演奏履歴としてデータベースに記憶されてしまうおそれがあった。例えば、前記カラオケ装置において複数の利用者が同時にログインしており、それら複数の利用者が例えば電子早見本装置等を用いて選曲主体を切り替えつつ選曲操作を行っている場合、うっかり選曲主体を切り替えないまま選曲操作を行ってしまうと、実際には他の利用者が演奏した演奏曲の演奏履歴が自分の演奏履歴としてデータベースに記憶されてしまうこととなる。そのようにして、実際には自分が演奏したものではない演奏曲に対応する演奏履歴が記憶された場合、その演奏履歴に基づいて特定される音域もまた実際とは異なるものとなる。従って、自分が演奏したものではない演奏曲に対応する演奏履歴を削除することが求められるが、数多くの演奏履歴のうちから自分が演奏したものではない演奏履歴を探し出すのは困難であった。このような課題は、カラオケシステムの利便性向上を意図して本発明者等が鋭意研究を継続する過程において新たに見出したものである。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、各利用者の演奏履歴及び音域に関する情報を簡便に管理するカラオケシステム及びサーバを提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本第1発明の要旨とするところは、楽曲情報に基づいて演奏曲の出力を行うカラオケ装置を備えたカラオケシステムであって、前記カラオケ装置による前記演奏曲の出力に併行して音声入力装置から入力された音声情報に基づいて判定される、その音声情報の入力主体である利用者の歌唱音声に係る音域に関する音域情報を、前記音声情報の入力と併行して出力されていた前記演奏曲の演奏履歴情報及び前記音域情報に対応する利用者の識別情報と対応づけてデータベースに記憶させる音域記憶制御手段と、各利用者に対応して前記データベースに記憶された複数の前記音域情報に基づいて、その利用者に対応する利用者音域を特定する利用者音域特定手段と、前記利用者音域特定手段により特定された前記利用者に対応する利用者音域と、前記演奏履歴情報に対応付けられた前記音域情報とに、基づいて、その利用者に対応して前記データベースに記憶された演奏履歴情報のうちから、実際にはその利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する演奏履歴情報の候補を抽出する非演奏履歴候補抽出手段とを、備えたことを特徴とするものである。
前記目的を達成するために、本第2発明の要旨とするところは、楽曲情報に基づいて演奏曲の出力を行うカラオケ装置を備えたカラオケシステムに備えられたサーバであって、前記カラオケ装置による前記演奏曲の出力に併行して音声入力装置から入力された音声情報に基づいて判定される、その音声情報の入力主体である利用者の歌唱音声に係る音域に関する音域情報を、前記音声情報の入力と併行して出力されていた前記演奏曲の演奏履歴情報及び前記音域情報に対応する利用者の識別情報と対応づけてデータベースに記憶させる音域記憶制御手段と、各利用者に対応して前記データベースに記憶された複数の前記音域情報に基づいて、その利用者に対応する利用者音域を特定する利用者音域特定手段と、前記利用者音域特定手段により特定された前記利用者に対応する利用者音域と、前記演奏履歴情報に対応付けられた前記音域情報とに、基づいて、その利用者に対応して前記データベースに記憶された演奏履歴情報のうちから、実際にはその利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する演奏履歴情報の候補を抽出する非演奏履歴候補抽出手段とを、備えたことを特徴とするものである。
前記第1発明によれば、前記カラオケ装置による前記演奏曲の出力に併行して音声入力装置から入力された音声情報に基づいて判定される、その音声情報の入力主体である利用者の歌唱音声に係る音域に関する音域情報を、前記音声情報の入力と併行して出力されていた前記演奏曲の演奏履歴情報及び前記音域情報に対応する利用者の識別情報と対応づけてデータベースに記憶させる音域記憶制御手段と、各利用者に対応して前記データベースに記憶された複数の前記音域情報に基づいて、その利用者に対応する利用者音域を特定する利用者音域特定手段と、前記利用者音域特定手段により特定された前記利用者に対応する利用者音域と、前記演奏履歴情報に対応付けられた前記音域情報とに、基づいて、その利用者に対応して前記データベースに記憶された演奏履歴情報のうちから、実際にはその利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する演奏履歴情報の候補を抽出する非演奏履歴候補抽出手段とを、備えたものであることから、各利用者の歌唱音声に係る利用者音域に基づいて、数多くの演奏履歴情報のうちからその利用者が演奏したものではない可能性がある演奏曲に対応する演奏履歴情報を簡便に抽出することができる。すなわち、各利用者の演奏履歴情報及び音域に関する情報を簡便に管理するカラオケシステムを提供することができる。
前記第1発明において、好適には、前記非演奏履歴候補抽出手段は、前記利用者に対応して前記データベースに記憶された演奏履歴情報のうち、対応する音域情報の最低音から最高音までの音域が、前記利用者音域特定手段により特定された前記利用者に対応する利用者音域から逸脱する演奏履歴情報を、その利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する演奏履歴情報の候補として抽出するものである。このようにすれば、各利用者の歌唱音声に対応する音域に収まる音域情報以外の音域情報に対応する演奏履歴情報を、各利用者が演奏したものではない可能性がある演奏曲に対応する演奏履歴情報として簡便に抽出することができる。
好適には、前記非演奏履歴候補抽出手段は、前記利用者に対応して前記データベースに記憶された演奏履歴情報のうち、対応する音域情報の最低音から最高音までの音域が、前記利用者音域特定手段により特定された前記利用者に対応する利用者音域に規定の許容区間を加えた判定区間から逸脱する演奏履歴情報を、その利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する演奏履歴情報の候補として抽出するものである。このようにすれば、各利用者の歌唱音声に対応する音域に余裕をもたせた判定区間に収まる音域情報以外の音域情報に対応する演奏履歴情報を、各利用者が演奏したものではない可能性がある演奏曲に対応する演奏履歴情報として簡便に抽出することができる。
好適には、前記非演奏履歴候補抽出手段により抽出された演奏履歴情報に対応する演奏曲を、前記利用者による選択可能に提示する非演奏履歴候補提示手段と、前記非演奏履歴候補提示手段により提示された演奏曲のうち、前記利用者の入力操作により選択された演奏曲に対応する演奏履歴情報を、その利用者に対応して前記データベースに記憶された演奏履歴情報から削除する演奏履歴削除手段とを、備えたものである。このようにすれば、各利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する演奏履歴情報を簡便且つ実用的な態様でデータベースから削除することができる。
好適には、前記非演奏履歴候補抽出手段は、前記非演奏履歴候補提示手段により過去に提示され且つ前記利用者の入力操作により選択されなかった演奏曲に対応する演奏履歴情報は、実際にはその利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する演奏履歴情報の候補として抽出しないものである。このようにすれば、同じ演奏曲が何度も各利用者が演奏したものではない演奏曲の候補として提示される煩雑を好適に抑制することができる。
前記第2発明によれば、前記カラオケ装置による前記演奏曲の出力に併行して音声入力装置から入力された音声情報に基づいて判定される、その音声情報の入力主体である利用者の歌唱音声に係る音域に関する音域情報を、前記音声情報の入力と併行して出力されていた前記演奏曲の演奏履歴情報及び前記音域情報に対応する利用者の識別情報と対応づけてデータベースに記憶させる音域記憶制御手段と、各利用者に対応して前記データベースに記憶された複数の前記音域情報に基づいて、その利用者に対応する利用者音域を特定する利用者音域特定手段と、前記利用者音域特定手段により特定された前記利用者に対応する利用者音域と、前記演奏履歴情報に対応付けられた前記音域情報とに、基づいて、その利用者に対応して前記データベースに記憶された演奏履歴情報のうちから、実際にはその利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する演奏履歴情報の候補を抽出する非演奏履歴候補抽出手段とを、備えたものであることから、各利用者の歌唱音声に係る利用者音域に基づいて、数多くの演奏履歴情報のうちからその利用者が演奏したものではない可能性がある演奏曲に対応する演奏履歴情報を簡便に抽出することができる。すなわち、各利用者の演奏履歴情報及び音域に関する情報を簡便に管理するサーバを提供することができる。
本発明の好適な実施例であるカラオケシステムの構成を説明する図である。 図1に示すカラオケシステムに備えられたカラオケ装置の構成を例示するブロック線図である。 図1に示すカラオケシステムに備えられたサーバの構成を例示するブロック線図である。 図2に示すカラオケ装置のCPU及び図3に示すサーバのCPUに備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。 図3に示すサーバに備えられたSNSデータベースに、各利用者に対応して記憶された選曲履歴の一例を示す図である。 図2に示すカラオケ装置に対応づけられた電子早見本装置のタッチパネルディスプレイに表示される非演奏履歴候補表示画面を例示する図である。 図2に示すカラオケ装置のCPUにより実行される音域判定制御の一例の要部を説明するフローチャートである。 図3に示すサーバのCPUにより実行される利用者音域特定制御の一例の要部を説明するフローチャートである。 図3に示すサーバのCPUにより実行される非演奏履歴候補抽出制御の一例の要部を説明するフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の好適な実施例であるカラオケシステム10の構成を説明する図である。この図1に示すカラオケシステム10においては、カラオケボックス、スナック、旅館等の店舗12における複数の個室14a、14b、14c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に個室14という)にそれぞれ1台乃至は複数台ずつ(図1では1台ずつ)のカラオケ装置16a、16b、16c、・・・(以下、特に区別しない場合には単にカラオケ装置16という)が設置されている。これら複数のカラオケ装置16は、ルータ22を介して通信回線20に接続されており、同様にその通信回線20に接続されたサーバ18等との相互間でその通信回線20を介して情報の通信が可能とされている。すなわち、本実施例のカラオケシステム10は、前記複数のカラオケ装置16と、前記サーバ18等とが、前記通信回線20を介して相互に通信可能に接続された通信カラオケシステムである。
前記カラオケシステム10は、複数の電子早見本装置28a、28b、28c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に電子早見本装置28という)を備えており、前記カラオケ装置16の利用に際して、各利用者(グループ)毎に1台乃至数台ずつの前記電子早見本装置28が貸与され、各個室14において後述するように前記カラオケ装置16との間で対応付け処理が行われることで、そのカラオケ装置16の遠隔操作装置として用いられるようになっている。図1に示すように、前記店舗12内には前記複数のカラオケ装置16を相互に接続するLAN24が敷設されており、前記電子早見本装置28からのカラオケ装置16への入力は、所定のアクセスポイント26及びLAN24を介したLAN通信等により行われる。
前記通信回線20は、例えば公衆電話回線、ADSL回線、或いは光ファイバ回線等から構成されるWWW(World Wide Web)等のインターネットに接続された広域情報通信網である。前記サーバ18は、例えば、前記カラオケシステム10を管理する情報配信サービス提供会社によって運営されるサーバであり、そのカラオケシステム10における楽曲情報(カラオケデータ)、背景映像情報、曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の保管や入出力管理の基本的な制御を行うセンタ装置として機能する。前記カラオケシステム10を利用する各利用者毎の、前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に関する情報を、その利用者の識別情報(ユーザID)と対応付けて記憶するSNS(Social Network Service)データベース等を管理するデータベースサーバとして機能する。本実施例においては、前記カラオケシステム10のセンタ装置としての機能及びデータベースサーバとしての機能を兼ね備えた単一の前記サーバ18を備えた構成について説明するが、それらセンタ装置及びデータベースサーバが個別のサーバ装置として構成されたものであってもよい。
図1に示すように、前記カラオケシステム10は、前記通信回線20を介して複数のシステム乃至通信端末装置との間で相互に情報の送受信が可能とされている。すなわち、携帯型情報通信端末としての複数の携帯電話機30等が、中継基地局32を介して前記通信回線20に接続されており、それら携帯電話機30等と前記サーバ18等との間で相互に情報の送受信が可能とされている。前記携帯電話機30は、好適には、タッチパネルディスプレイを有すると共に、そのタッチパネルディスプレイを介しての操作に応じた前記通信回線20へのアクセス機能をはじめとする各種機能を有する所謂スマートフォンである。前記携帯電話機30は、好適には、後述するカラオケ装置16と同様に、電子回路により音を合成し、各種音色を発生するシンセサイザ(synthesizer)を備えることで、多数の楽曲情報のうちから選択される所定の楽曲情報に対応する演奏曲を出力させるカラオケ装置として機能する。
図2は、前記カラオケシステム10に備えられたカラオケ装置16の構成を例示するブロック線図である。この図2に示すように、前記カラオケ装置16は、中央演算処理装置であるCPU42と、読出専用メモリであるROM44と、随時書込読出メモリであるRAM46と、記憶装置であるハードディスク48と、グラフィックスチップ(グラフィックスボード)等の映像処理部50と、サウンドチップ(サウンドボード)等の音声処理部52と、操作パネル54と、表示制御部56及び入力制御部58を介して前記CPU42に接続されたタッチパネルディスプレイ60と、LANインターフェイス66と、無線通信部68と、ビデオ出力端子70を介して前記映像処理部50に接続された映像表示装置であるディスプレイ72と、オーディオ入力端子74を介して前記音声処理部52に接続された音声入力装置であるマイクロフォン76と、オーディオ出力端子78を介して前記音声処理部52に接続された音声増幅装置であるアンプ80と、そのアンプ80に備えられた音声出力装置であるスピーカ82とを、備えて構成されている。
前記CPU42は、前記RAM46の一時記憶機能を利用しつつ前記ROM44に予め記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂マイクロコンピュータであり、前記カラオケ装置16における各種制御を実行する。すなわち、前記操作パネル54、タッチパネルディスプレイ60、或いは電子早見本装置28等により所定の楽曲(カラオケ演奏曲)が選曲入力された場合、その選曲入力された楽曲を前記RAM46等に設けられた予約曲テーブルに登録する選曲予約制御、その予約曲テーブルの演奏順に従って前記ハードディスク48から前記RAM46に選曲されたカラオケ演奏曲の演奏情報及び歌詞情報(楽曲情報)を読み出す楽曲情報読出制御、楽曲の演奏進行に応じてそのRAM46から前記音声処理部52へ演奏情報を送信する演奏出力制御、その演奏出力制御に際して前記RAM46に展開された歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成して前記映像処理部50へ送信する歌詞文字映像出力制御、前記演奏出力制御に際して前記映像処理部50を制御して所定の背景映像を再生させる背景映像出力制御、及びカラオケ演奏が行われていない間すなわち曲間において、新譜情報、選曲ランキング、店舗広告等の曲間情報を出力させる曲間情報出力制御等の基本的な制御に加えて、後述する本実施例の音域判定制御を実行する。
前記映像処理部50は、前記ディスプレイ72に表示される画面(映像)の描画に係る各種制御を行う。例えば、前記CPU42から供給されるデータに基づいてグラフィックスメモリにそのデータを書き込み、そのデータを読み出すことによって前記ビデオ出力端子70を介して前記ディスプレイ72に所定の画面を表示させる制御を行う。具体的には、前記カラオケ装置16による楽曲の演奏出力(カラオケ演奏)に際して、前記CPU42において生成された歌詞文字映像等の文字映像(テロップ)を出力させたり、前記ハードディスク48に記憶されたMPEG(Moving Picture Experts Group)データ等の背景映像情報に基づいて所定の背景映像を再生(デコード)させたり、その背景映像の前面側に前記歌詞文字映像を合成させて前記ディスプレイ72に表示させたり、その歌詞文字映像を前記楽曲の演奏進行に応じて順次色替わり表示させる等の各種表示制御を行う。本実施例においては、前記映像処理部50により前記ディスプレイ72の表示制御を行う一方、後述する表示制御部56により前記タッチパネルディスプレイ60(表示装置62)の表示制御を行う態様について説明するが、前記映像処理部50により前記タッチパネルディスプレイ60の表示制御をも行う態様も考えられる。この態様において、前記表示制御部56は必ずしも設けられなくともよい。
前記音声処理部52は、FM音源やPCM音源等の各種音源を備え、前記カラオケ装置16による音声出力に係る各種制御を行う。好適には、電子回路により音を合成し、各種音色を発生するシンセサイザ(synthesizer)を備えている。このシンセサイザは、前記ハードディスク48から読み出されて送られて来るカラオケ演奏曲の演奏情報に基づいて楽器の演奏信号等の音楽信号を生成する。前記シンセサイザは、好適には、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)端子を備えたものであり、前記演奏情報は、例えばMIDI形式のデータである。そのMIDIデータに基づいて前記シンセサイザにより生成された音楽信号は、前記マイクロフォン76から前記オーディオ入力端子74を介して入力される利用者(演奏者)の歌声とミキシングされ、前記オーディオ出力端子78を介して前記アンプ80に供給されてそのアンプ80により増幅されて前記スピーカ82から出力される。
前記操作パネル54は、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための操作ボタン(スイッチ)或いはつまみを備えた入力装置である。前記タッチパネルディスプレイ60は、画像(映像)を表示させると共に利用者の操作に応じて前記カラオケ装置16への操作入力を行う装置であり、そのタッチパネルディスプレイ60に所定の画像(映像)を表示させる表示装置62と、利用者の指や図示しない備え付けのペン等による前記タッチパネルディスプレイ60への接触により入力を行うタッチパネル64とを、備えている。前記表示制御部56は、前記CPU42から供給される情報に基づいて前記表示装置62に表示される画面(映像)の描画を制御する映像処理部である。前記入力制御部58は、前記タッチパネル64により入力される操作入力情報を前記CPU42等に供給する入力処理部である。以上の構成を備えていることで、前記タッチパネルディスプレイ60は、前記ディスプレイ72とは別に第2の映像表示装置として機能すると共に、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための入力装置として機能する。
前記LANインターフェイス66は、前記カラオケ装置16をLAN接続端子84を介して前記LAN24に接続するための接続器であり、そのように前記LAN24に接続されることで、前記カラオケ装置16は、同様に前記LAN24に接続された前記電子早見本装置28等の他の機器との間で情報の送受信が可能とされる。前記カラオケ装置16が設置される店舗等に複数台のカラオケ装置16が備えられている場合において、同様に前記LAN24に接続されたカラオケ装置16相互間において情報の送受信が可能とされる。例えば、前記LAN24に接続されたアクセスポイント26を介して受信される電子早見本装置28からの選曲入力を受け付けて前記RAM46に設けられた予約曲テーブルに記憶したり、そのアクセスポイント26を介して前記カラオケ装置16から電子早見本装置28へ所定の情報を送信したりというように、電波を介して前記カラオケ装置16と電子早見本装置28との間における相互の情報のやりとりが実行される。
前記カラオケ装置16は、図1に示すように、前記LAN24及びルータ22等を介して前記通信回線20に接続されており、同様にその通信回線20に接続された他の機器との相互間でその通信回線20を介して情報の通信が可能とされている。好適には、前記通信回線20を介して前記サーバ18に接続されており、そのサーバ18から楽曲情報(カラオケデータ)、背景映像情報、及び曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の配信を受け付けるものである。すなわち、前記カラオケ装置16は、所定の通信回線に接続されてサーバとの間で各種情報の送受信を行う通信カラオケ装置である。
前記無線通信部68は、前記カラオケ装置16と前記電子早見本装置28等の入力装置との間の無線通信を行う。例えば、前記電子早見本装置28等の入力装置から送信されるリモコン信号を受信するリモコン受信部として機能する。前記カラオケ装置16と電子早見本装置28との対応付け(くくりつけ)処理は、好適には、斯かるリモコン信号(赤外線信号)により前記無線通信部68を介して行われる。すなわち、前記電子早見本装置28は、それぞれ個別のシリアル番号を有しており、前記対応付け処理においては、例えばそのシリアル番号(例えば、下4桁)及び所定の接続コードを含む信号が接続通知として前記カラオケ装置16へ送信され、前記無線通信部68によりその接続信号を受信したカラオケ装置16に対して前記電子早見本装置28が対応付けられる。そのようにして前記カラオケ装置16に対応付けられた電子早見本装置28は、そのカラオケ装置16の入力装置(遠隔操作装置)として機能し、その電子早見本装置28から送信される信号が前記CPU42に供給されることで、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための入力が受け付けられるようになっている。前記対応付け処理が行われた後、前記電子早見本装置28と前記カラオケ装置16との間の通信は、前記LAN24及びアクセスポイント26等を介したLAN通信により行われる。本実施例においては、前記カラオケ装置16に対応付け処理の行われた電子早見本装置28等の入力装置もそのカラオケ装置16の一部を構成するものであるとして以下の説明を行う。
図3は、前記カラオケシステム10に備えられたサーバ18の構成を説明する図である。この図3に示すように、前記サーバ18は、中央演算処理装置であるCPU90、読出専用メモリであるROM92、及び随時書込読出メモリであるRAM94を備え、前記CPU90によりRAM94の一時記憶機能を利用しつつROM92に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂コンピュータである。TFTやPDP等の映像表示装置96と、その映像表示装置96による映像の表示を制御するためのビデオボード(グラフィックスチップ)等の映像処理部98と、キーボード等の入力装置100と、その入力装置100による入力を処理するためのインターフェイス102と、前記CPU90等を前記通信回線20に接続するためのモデム104とを、備えて構成されている。
図3に示すように、前記サーバ18は、楽曲データベース106及びSNSデータベース108をはじめとする各種データベースを備えている。この楽曲データベース106は、前記カラオケシステム10における前記カラオケ装置16等に配信するための多数の楽曲情報(カラオケデータ)を記憶するものであり、新しく作成された楽曲情報はこの楽曲データベース106に蓄積される。そして、所定の配信制御プログラムにより定期的に、或いは前記カラオケ装置16等からの配信要求に応じて、随時新たな楽曲情報が前記サーバ18の楽曲データベース106から前記通信回線20を介して配信され、前記カラオケ装置16等に配信される。前記カラオケ装置16に配信された楽曲情報が、そのカラオケ装置16に備えられた前記ハードディスク48等に蓄積されることで、そのハードディスク48等に前記楽曲データベース106と同様のデータベースが形成されるものであってもよい。
前記楽曲データベース106は、前記カラオケ装置16により出力可能な楽曲にそれぞれ対応する多数(例えば、数万曲分)の楽曲情報(カラオケデータ)を記憶する。この楽曲情報は、前記音声処理部52により所定の楽器の演奏音を生成するための演奏情報と、歌詞文字映像(歌詞テロップ)を生成するための歌詞情報と、その歌詞情報に基づいて生成された歌詞文字映像を演奏の進行に合わせて順次色替わりさせてゆくための歌詞色替情報とを、含むものであり、コンテンツIDである各楽曲に固有の選曲番号により識別される。前記楽曲情報には、属性情報として、その楽曲の曲名、アーティスト名(歌手名)、発表年月日、曲の長さ(演奏時間)、ジャンル、テンポ、及び曲調等の情報が、例えばメタデータ(Meta情報)等に記憶されている。このジャンルとは、J−pop(ポップス)、ロックンロール、R&B、テクノ、レゲエ、演歌、軍歌、アニメソング、邦楽、洋楽等の演奏曲の分類や、ドラマ、夏、懐メロ、恋愛、自然、酒、海、川等の演奏曲の曲調を表すキーワード等であり、各楽曲情報はそれら複数のジャンルのうち少なくとも1つのジャンルに属するものである。前記楽曲データベース106には、好適には、MIDI形式のデータを前記演奏情報として含むスタンダードタイプの楽曲情報と、例えばMPEG形式等のデータを前記演奏情報として含む生演奏タイプの楽曲情報とが記憶される。これらスタンダードタイプの楽曲情報及び生演奏タイプの楽曲情報は、同一の演奏曲に対応する別個の楽曲情報(それぞれ異なる選曲番号に対応)として前記楽曲データベース106に記憶される。
前記SNSデータベース108は、前記カラオケシステム10の利用者を対象とするソーシャルネットワークサービス(Social Network Service)に係る各種情報を記憶する。このソーシャルネットワークサービスとは、例えば、予め会員登録された会員相互間に限定して情報の閲覧等のサービスを提供する会員制のコミュニティ型のウェブサイトをいう。以下の説明において、ソーシャルネットワークサービスをSNSと略いう。前記SNSデータベース108は、前記カラオケシステム10を利用する各利用者毎の、前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に関する情報を、その利用者の識別情報(ユーザID)と対応付けて記憶する記憶装置である。このSNSデータベース108には、ユーザIDにより識別される各利用者毎に、例えばその利用者の名前(ニックネーム)、生年月日、実際の年齢、性別、メールアドレス、利用者の住所又は居所に対応する地域、血液型、星座、SNSへのログイン認証に用いられるパスワード、パスワードを忘れたときのための質問及び解答、アバタ(ネット上において利用者を象徴する人型映像)に関する情報、及び利用者の歌年齢等の情報がその利用者のユーザIDと対応付けられて記憶される。前記歌年齢とは、利用者の楽曲の好みの傾向がどの程度の年代(何歳)に相当するものかを示す仮想的な年齢情報であり、対象となる利用者が前記カラオケ装置16において過去に選曲(演奏)した楽曲に基づいて判断される値である。
前記SNSデータベース108には、各利用者の前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に関する情報として、例えばその利用者が過去に利用したカラオケ装置16に対応する店舗12(そのカラオケ装置16が設置された店舗12)に関する情報である来店履歴、その利用者が前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において十八番曲或いはお気に入りとして登録した楽曲(簡易な操作により選曲入力を行い得るように設定された楽曲)に関する情報、その利用者が過去に前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において選曲した選曲履歴(カラオケ装置16において過去に選曲された楽曲の履歴)に関する情報、その利用者が前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において過去に行った演奏評価の評価結果に関する情報、及びその利用者がフレンドとして登録した他の利用者に関する情報等が各利用者毎にその利用者のユーザIDと対応付けられて記憶される。本実施例においては、前記選曲履歴が、各利用者が前記カラオケ装置16を用いて演奏した演奏曲の演奏履歴情報に相当する。前記フレンドとは、本実施例のSNSにおいて、フレンドではない不特定多数の利用者とは一線を画す関係であることを示す身分であり、例えば、前記SNSデータベース108に記憶された所定の利用者に対応する情報のうち、公開レベルが「友達」とされた情報に関しては、その利用者のフレンドとして登録されている利用者は閲覧できるが、フレンドとして登録されていない利用者は閲覧できない。このフレンド登録に関する情報は、各利用者に関連する情報として前記SNSデータベース108に記憶されるものであってもよいし、例えばフレンド登録された利用者それぞれのユーザIDを別途登録するというように前記SNSデータベース108とは別のデータベースに記憶されるものであってもよい。好適には、フレンド登録の申し込みがあった場合に、一律にフレンド登録を行うのではなく、申し込まれた利用者の許可を待ってその申し込みに係るフレンド登録を行う。
図4は、前記カラオケ装置16のCPU42及び前記サーバ18のCPU90に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図4に示すカラオケ演奏制御手段110及び音域判定制御手段112は、好適には、前記カラオケ装置16のCPU42に機能的に備えられたものである。音域記憶制御手段114、利用者音域特定手段116、非演奏履歴候補抽出手段118、非演奏履歴候補提示手段120、及び演奏履歴削除制御手段122は、好適には、前記サーバ18のCPU90に機能的に備えられたものである。図4に示す各制御手段は、前記カラオケシステム10の形態に応じて別の装置に備えられたものであってもよい。例えば、前記音域判定制御手段112が前記サーバ18のCPU90或いは前記電子早見本装置28のCPUに機能的に備えられたものであってもよい。前記利用者音域特定手段116或いは前記非演奏履歴候補提示手段120が前記カラオケ装置16のCPU42に備えられたものであってもよい。
前記カラオケ演奏制御手段110は、前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏に際しての演奏曲の出力を制御する。前記電子早見本装置28等の入力装置により前記カラオケ装置16に対する選曲入力操作が行われると、選曲入力された演奏曲の識別情報である選曲番号が前記RAM46等の予約曲テーブルに記憶される。好適には、前記電子早見本装置28においては、選曲主体(操作主体)である利用者を切り替えて選曲入力操作を行うことができるようになっており、前記電子早見本装置28により前記カラオケ装置16に対する選曲入力操作が行われると、選曲入力された演奏曲の選曲番号が、その演奏曲の選曲主体である利用者のユーザIDと対応付けられて前記RAM46等の予約曲テーブルに記憶される。前記カラオケ演奏制御手段110は、前記RAM46等の予約曲テーブルにおける上位の予約曲から順に(すなわち入力順に)、その予約曲テーブルに記憶された予約曲の選曲番号に対応する楽曲情報を前記ハードディスク48の楽曲データベースから読み出し、その楽曲情報に含まれる演奏情報に基づいて演奏曲の出力を制御する。例えば、演奏情報としてのMIDIデータに基づいて、前記音声処理部52によりそのMIDIデータにおける楽譜情報としてのトラック乃至チャンネルに対応する楽器の演奏音(音楽情報)を出力させ、前記アンプ80等を介して前記スピーカ82から出力させる。斯かる処理と併行して、楽曲情報に含まれる歌詞情報に基づいて演奏曲に係る歌詞文字映像の出力を制御する。すなわち、歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成し、前記映像処理部50を介してその歌詞文字映像を前記ディスプレイ72に表示させる。また、カラオケ演奏の進行に伴い、その歌詞文字映像を切替表示させると共に、歌詞色替情報に基づいて歌詞文字映像を順次色替え表示させる。
前記音域判定制御手段112は、音声入力装置である前記マイクロフォン76から入力された音声情報に基づいて、その音声情報の入力主体である利用者の歌唱音声に係る音域を判定する。本実施例において、歌唱音声に係る音域とは、その歌唱音声に関して適切に発声できている音域をいい、以下に説明するようにして判定される最低音から最高音までの音の範囲をいう。前記音域判定制御手段112は、好適には、前記カラオケ演奏制御手段110による演奏曲の出力に際して、前記マイクロフォン76から入力された音声情報に基づいて、その演奏曲に対応する前記利用者の歌唱音声に係る音域を判定する。具体的には、前記カラオケ演奏制御手段110による演奏曲の出力と併行して、前記マイクロフォン76から入力される音声に対応して、音程及びテンポを評価基準とする評価を行う。例えば、前記演奏曲の出力に際して、前記音声処理部52を介して出力されるその演奏曲のピッチ(音程)及びテンポと、前記マイクロフォン76により入力される音声情報のピッチ及びテンポとを比較することにより、前記マイクロフォン76から入力される歌唱音声において、前記演奏曲の各テンポにおけるピッチが正しく発声できているか否かを判定する。そして、判定対象となる演奏曲1曲の演奏を通して、正しく発声できていたと判定された最低音から最高音までの音域を、前記演奏曲に対応する前記利用者の歌唱音声に係る音域として判定する。
前記音域記憶制御手段114は、前記カラオケ演奏制御手段110による演奏曲の出力に際して、前記音域判定制御手段112により判定された音域に関する音域情報を、前記演奏曲の識別情報すなわち選曲番号及び前記音域情報に対応する利用者の識別情報すなわちユーザIDと対応付けて前記SNSデータベース108に記憶させる。ここで、前記音域情報に対応する利用者とは、好適には、前記音域判定制御手段112の判定対象となった演奏曲の演奏主体(基本的には、音声情報の入力主体)としての利用者であり、具体的には、前記演奏曲(楽曲情報)の選曲主体である利用者である。前記音域情報とは、好適には、前記音域判定制御手段112により演奏曲1曲の演奏を通して正しく発声できていたと判定された最低音から最高音までの音域である。例えば、斯かる最低音及び最高音が、前記音域情報に相当する。
前記音域記憶制御手段114は、例えば、前記音域情報を、前記演奏曲の出力に係る演奏履歴情報すなわち選曲履歴に付随する情報として、その演奏曲の選曲主体である利用者のユーザIDと対応付けて前記SNSデータベース108に記憶させる。すなわち、前記カラオケ演奏制御手段110による演奏曲の出力に際して、前記音域判定制御手段112により音域の判定が行われた場合、前記出力された演奏曲の選曲履歴及びその選曲履歴に付随する情報としての前記音域情報を、その演奏曲の選曲主体である利用者のユーザIDと対応付けて前記SNSデータベース108に記憶させる。本実施例のカラオケ装置16は前記音域判定制御手段112を備え、前記カラオケ演奏制御手段110による演奏曲の出力に際して前記音域の判定を行い得るものであるが、機種によっては斯かる音域判定を行う機能を備えないカラオケ装置も存在する。すなわち、前記カラオケシステム10に備えられた複数のカラオケ装置のうち、本実施例の音域判定制御手段112に相当する機能を備えないカラオケ装置も存在する。斯かるカラオケ装置においてカラオケ演奏が行われた場合、各利用者が前記カラオケ装置を用いて行ったカラオケ演奏に係る情報として、その利用者が前記カラオケ装置において演奏した前記演奏曲の選曲履歴(演奏履歴情報)が、その利用者のユーザIDと対応付けられて前記SNSデータベース108に記憶される。すなわち、前記音域情報が対応付けられていない(音域情報が付随しない)選曲履歴が、各利用者のユーザIDと対応付けられて前記SNSデータベース108に記憶される。従って、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶される選曲履歴には、前記音域情報が対応付けられた選曲履歴と、前記音域情報が対応付けられていない選曲履歴とが、同列の情報として混在することが考えられる。
前記利用者音域特定手段116は、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された前記音域情報に基づいて、その利用者の歌唱音声に係る音域である利用者音域を特定する。具体的には、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された複数の前記音域情報に関して、規定数の音域情報に重複して含まれる音域を、前記利用者の歌唱音声に係る利用者音域として特定する。例えば、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された、前記音域情報に対応付けられた複数の選曲履歴に関して、記憶された時点が新しい方から複数曲分(例えば、3曲分)の選曲履歴にそれぞれ対応する音域情報に重複(共通)して含まれる音域を、前記利用者の歌唱音声に係る利用者音域として特定する。前記利用者音域特定手段116は、或いは、前記音域情報に対応付けられた全ての選曲履歴に関して、各選曲履歴にそれぞれ対応する音域情報に重複して含まれる音域を、前記利用者の歌唱音声に係る利用者音域として特定するものであってもよい。或いは、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された前記音域情報に対応付けられた複数の選曲履歴に関して、少なくとも1曲に対応する音域情報に含まれる音域を前記利用者の歌唱音声に係る利用者音域として特定するものであってもよい。すなわち、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された全ての選曲履歴にそれぞれ対応する音域情報における最低音から最高音までの音域を、前記利用者の歌唱音声に係る利用者音域として特定するものであってもよい。前記利用者音域特定手段116は、以上のようにして特定された前記利用者音域を、各利用者のユーザIDと対応付けて前記SNSデータベース108に記憶させる。
前記利用者音域特定手段116は、好適には、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された音域情報に基づいて、その利用者の歌唱音声に係る安定音域及びチャレンジ音域を判定する。ここで、安定音域とは、各利用者が危なげなく発声できる音域に相当する。チャレンジ音域とは、各利用者が少し無理をすれば発声できる音域を含む音域に相当する。好適には、前記チャレンジ音域は、前記安定音域を包含し且つその安定音域よりも広い音域に相当する。
前記利用者音域特定手段116は、好適には、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された複数の前記音域情報に関して、規定数以上の音域情報に重複して含まれる音域を前記安定音域として特定し、少なくとも1つの音域情報に含まれる音域を前記チャレンジ音域として特定する。例えば、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された複数の選曲履歴にそれぞれ対応する音域情報に関して、3曲分の選曲履歴にそれぞれ対応する音域情報に重複(共通)して含まれる音域を前記安定音域として特定する。或いは、全ての選曲履歴にそれぞれ対応する音域情報に重複して含まれる音域を前記安定音域として特定するものであってもよい。各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された複数の選曲履歴にそれぞれ対応する音域情報に関して、少なくとも1曲に対応する音域情報に含まれる音域を前記チャレンジ音域として特定する。すなわち、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された全ての選曲履歴にそれぞれ対応する音域情報における最低音から最高音までの音域を前記チャレンジ音域として特定する。或いは、前記安定音域の判定に係る規定数よりも少ない音域情報に重複して含まれる音域を前記チャレンジ音域として特定する。例えば、3曲分の選曲履歴にそれぞれ対応する音域情報に重複して含まれる音域を前記安定音域として特定する態様において、2曲分の選曲履歴にそれぞれ対応する音域情報に重複して含まれる音域を前記チャレンジ音域として特定する。前記利用者音域特定手段116は、以上のようにして特定された前記安定音域及びチャレンジ音域を、各利用者のユーザIDと対応付けて前記SNSデータベース108に記憶させる。
前記非演奏履歴候補抽出手段118は、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された演奏履歴情報すなわち選曲履歴のうちから、実際にはその利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補を抽出する。すなわち、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴のうちから、実際にはその利用者が演奏したものではなく他の利用者が演奏した可能性がある選曲履歴を抽出する。例えば、前記カラオケ装置16において複数の利用者が同時にそれぞれのユーザIDを用いてログインしており、それら複数の利用者が例えば前記電子早見本装置28を用いて選曲主体を切り替えつつ選曲操作を行っている場合、うっかり選曲主体を切り替えないまま選曲操作を行ってしまい、そのままカラオケ演奏が行われた場合に、斯かるカラオケ演奏に係る選曲履歴が、前記実際にはその利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴として前記SNSデータベース108に記憶される。前記非演奏履歴候補抽出手段118は、換言すれば、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴のうちから、実際には他の利用者が演奏したものであるが誤って前記利用者の選曲履歴として記憶された可能性がある選曲履歴を抽出する。
前記非演奏履歴候補抽出手段118は、具体的には、前記利用者音域特定手段116により特定された前記利用者に対応する利用者音域と、各選曲履歴に対応付けられた前記音域情報とに、基づいて、その利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴のうちから、実際にはその利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補を抽出する。すなわち、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶されたその利用者の歌唱音声に対応する利用者音域と、そのSNSデータベース108に記憶された複数の選曲履歴それぞれに対応付けられた前記音域情報とを、比較し、その比較の結果に基づいて、前記利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴のうちから、実際にはその利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補を抽出する。
前記非演奏履歴候補抽出手段118は、好適には、前記利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴のうち、対応する音域情報の最低音から最高音までの音域が、前記利用者音域特定手段116により特定された前記利用者に対応する利用者音域から逸脱する選曲履歴を、その利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出する。すなわち、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶されたその利用者の歌唱音声に対応する利用者音域と、そのSNSデータベース108に記憶された複数の選曲履歴それぞれに対応付けられた前記音域情報とを、比較し、前記利用者に対応する利用者音域から逸脱する音域情報に対応する選曲履歴を、その利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出する。すなわち、前記利用者に対応する利用者音域に含まれない音程(音域)を含む音域情報に対応する選曲履歴を、その利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出する。
図5は、前記利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴の一例を示す図である。この図5に示すように、前記SNSデータベース108には、各利用者に対応する選曲履歴として、その選曲履歴に係る演奏曲の選曲番号、曲名、及び歌手名、選曲が行われた年月日(好適には、時分を含む)、及びその選曲履歴に対応して前記音域判定制御手段112により判定された音域情報が記憶される。この図5に示す例における音域情報では、対応する音域をMIDIデータの音高で表している。例えば、所定の音域に相当するピアノを想定した場合において、そのピアノの鍵盤の中央に位置する「ド」の音を60とし、数値が1増加する毎に1音(或いは半音)高くなり、数値が1減少する毎に1音(或いは半音)低くなる値で示している(以下の説明において同じ)。図5に例示する選曲履歴に係る利用者に対応して、前記SNSデータベース108に記憶された利用者音域が「44〜67」である場合、選曲日時「2014/08/22/18:32」、選曲番号「120053」に係る選曲履歴に対応する音域情報は「44〜64」であり、選曲日時「2014/08/30/17:15」、選曲番号「381289」に係る選曲履歴に対応する音域情報は「45〜60」であるため、何れも前記利用者音域「44〜67」に含まれる。一方、選曲日時「2014/08/30/17:43」、選曲番号「001204」に係る選曲履歴に対応する音域情報は「44〜78」であり、高音側において前記利用者音域「44〜67」を逸脱する。斯かる場合において、前記非演奏履歴候補抽出手段118は、前記利用者音域を逸脱する選曲日時「2014/08/30/17:43」、選曲番号「001204」に係る選曲履歴を、前記利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出する。
前記非演奏履歴候補抽出手段118は、好適には、前記利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴のうち、対応する音域情報の最低音から最高音までの音域が、前記利用者音域特定手段116により特定された前記利用者に対応する利用者音域に規定の許容区間を加えた判定区間から逸脱する選曲履歴を、その利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出する。すなわち、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶されたその利用者の歌唱音声に対応する利用者音域に規定の許容区間を加えた判定区間と、そのSNSデータベース108に記憶された複数の選曲履歴それぞれに対応付けられた前記音域情報とを、比較し、前記判定区間から逸脱する音域情報に対応する選曲履歴を、その利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出する。すなわち、前記判定区間に含まれない音程(音域)を含む音域情報に対応する選曲履歴を、その利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出する。
前記許容区間は、好適には、予め定められた所定(一定)の音域に相当する。例えば、低音側及び高音側それぞれに加えられる一定の音域(例えば、それぞれ1音)に相当する。すなわち、前記非演奏履歴候補抽出手段118は、好適には、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶されたその利用者の歌唱音声に対応する利用者音域に、前記許容区間として低音側及び高音側それぞれに一定の音域を加えた判定区間と、そのSNSデータベース108に記憶された複数の選曲履歴それぞれに対応付けられた前記音域情報とを、比較し、前記判定区間から逸脱する選曲履歴を、その利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出する。
前記許容区間は、好適には、前記非演奏履歴抽出手段118による選曲履歴の抽出の対象となる利用者の性別に応じて異なる値が定められるものである。すなわち、前記非演奏履歴候補抽出手段118は、好適には、前記利用者が男性である場合には、前記利用者音域特定手段116により特定されたその利用者に対応する利用者音域の少なくとも低音側に前記許容区間を加え、前記利用者が女性である場合には、前記利用者音域特定手段116により特定されたその利用者に対応する利用者音域の少なくとも高音側に前記許容区間を加えることで前記判定区間を定める。或いは、前記利用者が男性である場合には、前記利用者音域特定手段116により特定されたその利用者に対応する利用者音域の低音側に加えられる前記許容区間を、前記利用者が女性である場合よりも広い音域に相当するものとする。前記利用者が女性である場合には、前記利用者音域特定手段116により特定されたその利用者に対応する利用者音域の高音側に加えられる前記許容区間を、前記利用者が男性である場合よりも広い音域に相当するものとする。
前記非演奏履歴候補抽出手段118は、好適には、前記利用者音域特定手段116により特定された前記利用者に対応する利用者音域には含まれないが、その利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された前記音域情報において、規定回数以上正しく発声できている音高に対応する音域を前記許容区間として前記利用者音域に加えることで、前記判定区間を定める。ここで、前記利用者音域特定手段116により前記利用者に対応する安定音域及びチャレンジ音域を特定する態様において、好適には、前記安定音域が、前記利用者に対応する利用者音域に相当し、前記チャレンジ音域が、前記利用者に対応する利用者音域には含まれないが、その利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された前記音域情報において、規定回数以上正しく発声できている音高に対応する音域に相当する。すなわち、前記非演奏履歴候補抽出手段118は、好適には、前記利用者音域特定手段116により前記利用者に対応する安定音域及びチャレンジ音域を特定する態様において、前記安定音域には含まれないが前記チャレンジ音域には含まれる音域を前記許容区間として前記利用者音域に加えることで、前記判定区間を定める。換言すれば、前記非演奏履歴候補抽出手段118は、好適には、前記利用者音域特定手段116により特定された前記利用者に対応する前記チャレンジ音域から逸脱する音域情報に対応する選曲履歴を、その利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出する。
前記非演奏履歴候補抽出手段118は、好適には、前記利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴のうち、対応する音域情報の最低音から最高音までの音域が、前記利用者音域特定手段116により特定された前記利用者に対応する利用者音域から逸脱する選曲履歴を、その利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出する第1の抽出制御、及び、前記利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴のうち、対応する音域情報の最低音から最高音までの音域が、前記利用者音域特定手段116により特定された前記利用者に対応する利用者音域に規定の許容区間を加えた判定区間から逸脱する選曲履歴を、その利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出する第2の抽出制御の何れか一方を、前記利用者の入力操作に応じて選択的に実行するものである。例えば、前記電子早見本装置28による前記利用者の入力操作(選択入力操作)に応じて、前記第1の抽出制御及び前記第2の抽出制御の何れか一方を実行する。換言すれば、各利用者に対応する利用者音域に収まる音域情報に対応する選曲履歴以外の選曲履歴を抽出する前記第1の抽出制御、又は前記利用者音域に余裕をもたせた前記判定区間に収まる音域情報に対応する選曲履歴以外の選曲履歴を抽出する前記第2の抽出制御の何れか一方を、前記選曲履歴の抽出の対象となる利用者の希望に応じて実行する。
前記非演奏履歴候補抽出手段118は、好適には、前記利用者音域特定手段116により前記利用者に対応する利用者音域が更新された際、更新前の利用者音域と更新後の利用者音域とを比較し、規定の音域幅(例えば、図5を用いて説明した数値に関して10に相当する音域幅)以上変化している場合には、その更新に係る選曲履歴を、前記利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出する。例えば、前記規定の音域幅が10である場合において、対象となる利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された利用者音域が8月1日時点で「44〜64」であった場合を考える。8月30日に前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏が行われた結果、前記利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された利用者音域が前記利用者音域特定手段116により更新され、「44〜78」となった場合、8月1日時点における利用者音域から高音側に14に相当する音域幅広がっている。すなわち、前記規定の音域幅を超えて利用者音域が変化しているため、その更新に係る選曲履歴である、8月30日におけるカラオケ演奏に対応する選曲履歴を、前記利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出する。
前記非演奏履歴候補提示手段120は、前記非演奏履歴候補抽出手段118により抽出された選曲履歴に対応する演奏曲を、前記利用者による選択可能に提示する。好適には、前記非演奏履歴候補抽出手段118により抽出された選曲履歴に対応する演奏曲を、前記電子早見本装置28のタッチパネルディスプレイに選択可能に表示させる。前記演奏履歴削除手段122は、前記非演奏履歴候補提示手段120により提示された演奏曲のうち、前記利用者の入力操作により選択された演奏曲に対応する選曲履歴を、その利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴から削除する。好適には、前記電子早見本装置28のタッチパネルディスプレイに表示された演奏曲のうち、前記利用者の入力操作により選択された演奏曲に対応する選曲履歴を、その利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴から削除する。
図6は、前記電子早見本装置28のタッチパネルディスプレイに表示された非演奏履歴候補表示画面130を例示する図である。図6に示す非演奏履歴候補表示画面130には、例えば、前記非演奏履歴候補抽出手段118により抽出された複数の選曲履歴にそれぞれ対応する楽曲ボタン132a〜132e(以下、特に区別しない場合には単に楽曲ボタン132という)が表示される。各楽曲ボタン132には、対応する楽曲の曲名、歌手名、及び選曲年月日(好適には、時分を含む)が表示されると共に、対応する選曲履歴を削除するための削除ボタン134が表示される。何れかの楽曲ボタン132に対応する削除ボタン134に対応する箇所への接触操作(以下、接触入力操作という)が行われた場合、その接触入力操作に係る情報が前記通信回線20を介して前記サーバ18へ送信され、その接触入力操作に係る選曲履歴が前記利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴から削除される。前記非演奏履歴候補表示画面130には、例えば、前記非演奏履歴候補抽出手段118により抽出された複数の選曲履歴を一括して削除するための一括削除ボタン136が表示される。この一括削除ボタン136に対する接触入力操作が行われた場合、その接触入力操作に係る情報が前記通信回線20を介して前記サーバ18へ送信され、前記非演奏履歴候補抽出手段118により抽出された複数の選曲履歴、すなわち前記利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として前記非演奏履歴候補表示画面130に表示された全ての選曲履歴が、前記利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴から削除される。
前記非演奏履歴候補抽出手段118は、好適には、前記非演奏履歴候補提示手段120により過去に提示され且つ前記利用者の入力操作により選択されなかった演奏曲に対応する選曲履歴は、その利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出しない。例えば、前記利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴のうち、対応する音域情報の最低音から最高音までの音域が、その利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された利用者音域から逸脱する選曲履歴であっても、過去に前記非演奏履歴候補提示手段120により例えば図6に示す楽曲ボタン132として前記電子早見本装置28に表示され、前記利用者により選択されなかった楽曲ボタン132に対応する選曲履歴は、次回の制御からはその利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出しない。
図7は、前記カラオケ装置16のCPU42により実行される音域判定制御の一例の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)SA1において、前記RAM46等における予約曲テーブルに演奏曲(予約曲)が記憶されているか否かが判断される。このSA1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SA1の判断が肯定される場合には、SA2において、前記予約曲テーブルにおける先頭(最上位)の予約曲に対応する楽曲情報が例えば前記ハードディスク48に記憶された楽曲データベースから読み出される。次に、SA3において、SA2にて読み出された楽曲情報に基づいて、その楽曲情報に対応するカラオケ演奏出力が行われる。次に、SA4において、前記楽曲情報に基づく演奏曲の出力と併行して、前記マイクロフォン76から入力される音声情報に基づいて、その音声情報の入力主体である利用者の歌唱音声に係る音域が判定される。次に、SA5において、楽曲情報に基づく演奏曲の出力が終了させられるか否かが判断される。このSA5の判断が否定される場合には、SA3以下の処理が再び実行されるが、SA5の判断が肯定される場合には、SA6において、SA4にて判定された音域に関する音域情報、前記楽曲情報の選曲番号、及び前記楽曲情報の選曲主体である利用者のユーザIDが対応づけられ、前記通信回線20を介して前記サーバ18へ送信された後、本ルーチンが終了させられる。
図8は、前記サーバ18のCPU90により実行される利用者音域特定制御の一例の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SB1において、前記カラオケ装置16から前記通信回線20を介して受信された選曲番号及び音域情報が、それらに対応づけられたユーザIDに対応する利用者の選曲履歴として、前記SNSデータベース108に記憶される。次に、SB2において、SB1にて新たに記憶された選曲履歴に係る利用者に対応して、前記音域情報に対応付けられた選曲履歴が前記SNSデータベース108に3曲分以上記憶されているか否かが判断される。このSB2の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SB2の判断が肯定される場合には、SB3において、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された複数の選曲番号(選曲履歴)に対応する音域情報が読み出され、それぞれの音域幅(最低音から最高音までの音域)が判定される。次に、SB4において、SB3にて判定された複数の音域幅に関して、所定数(例えば、3曲分)の音域幅に重複して含まれる音域が、前記利用者に対応する利用者音域として特定される。次に、SB5において、SB4にて特定された利用者音域が、前記利用者のユーザIDと対応づけられて前記SNSデータベース108に記憶された後、本ルーチンが終了させられる。
図9は、前記サーバ18のCPU90により実行される非演奏履歴候補抽出制御の一例の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SC1において、前記電子早見本装置28等の入力装置により、その電子早見本装置28の操作主体である利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴のうちから、実際にはその利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補を表示させるための入力操作に応じた削除候補表示指示が受信されたか否かが判断される。このSC1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SC1の判断が肯定される場合には、SC2において、前記利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された利用者音域が読み出される。次に、SC3において、前記利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴に対応する選曲番号及び音域情報が読み出される。次に、SC4において、SC3にて読み出された音域情報のうち、SC2にて読み出された利用者音域を逸脱する音域情報があるか否かが判断される。或いは、SC3にて読み出された音域情報のうち、SC2にて読み出された利用者音域に所定の許容区間を加えた判定区間を逸脱する音域情報があるか否かが判断される。このSC4の処理において、後述するSC6にて過去に提示され、且つ後述するSC7にて選択されなかった演奏曲に対応する選曲履歴は、判断の対象(抽出の対象)から除外するものであってもよい。SC4の判断が否定される場合には、例えば削除候補となる選曲履歴は抽出されなかった旨が前記電子早見本装置28へ送信された後、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SC4の判断が肯定される場合には、SC5において、SC4にて前記利用者音域等を逸脱すると判定された音域情報に対応する演奏曲の曲名及び歌手名が、例えば前記楽曲データベース106から読み出される。次に、SC6において、SC5にて読み出された曲名及び歌手名が、例えばタッチパネルディスプレイによる選択入力可能に前記電子早見本装置28に一覧表示される。次に、SC7において、前記電子早見本装置28による入力操作により、何れかの演奏曲に対応する選曲履歴を削除する操作に応じた削除指示が受信されたか否かが判断される。このSC7の判断が肯定される場合には、SC8において、SC7にて削除が指示された演奏曲に対応する選曲履歴が、前記利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴から削除された後、本ルーチンが終了させられるが、SC7の判断が否定される場合には、SC9において、前記電子早見本装置28による入力操作により、削除候補となる演奏曲の表示を終了させるための入力操作に応じた終了指示が受信されたか否かが判断される。このSC9の判断が否定される場合には、SC7以下の処理が再び実行されるが、SC9の判断が肯定される場合には、SC10において、前記電子早見本装置28のタッチパネルディスプレイにおける演奏曲の曲名及び歌手名の一覧表示が終了させられた後、本ルーチンが終了させられる。
以上の制御において、SA1〜SA3、及びSA5が前記カラオケ演奏制御手段110の動作に、SA4が前記音域判定制御手段112の動作に、SB1が前記音域記憶制御手段114の動作に、SB2〜SB5が前記利用者音域特定手段116の動作に、SC1〜SC5が前記非演奏履歴候補抽出手段118の動作に、SC6が前記非演奏履歴候補提示手段120の動作に、SC7及びSC8が前記演奏履歴削除制御手段122の動作に、それぞれ対応する。
本実施例によれば、前記カラオケ装置16による前記演奏曲の出力に併行して音声入力装置である前記マイクロフォン76から入力された音声情報に基づいて判定される、その音声情報の入力主体である利用者の歌唱音声に係る音域に関する音域情報を、前記音声情報の入力と併行して出力されていた前記演奏曲の演奏履歴情報としての選曲履歴及び前記音域情報に対応する利用者の識別情報と対応づけて前記SNSデータベース108に記憶させる音域記憶制御手段114(SB1)と、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された複数の前記音域情報に基づいて、その利用者に対応する利用者音域を特定する利用者音域特定手段116(SB2〜SB5)と、前記利用者音域特定手段116により特定された前記利用者に対応する利用者音域と、前記選曲履歴に対応付けられた前記音域情報とに、基づいて、その利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴のうちから、実際にはその利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補を抽出する非演奏履歴候補抽出手段118(SC1〜SC5)とを、備えたものであることから、各利用者の歌唱音声に係る利用者音域に基づいて、数多くの選曲履歴のうちからその利用者が演奏したものではない可能性がある演奏曲に対応する選曲履歴を簡便に抽出することができる。すなわち、各利用者の選曲履歴及び音域に関する情報を簡便に管理するカラオケシステム10を提供することができる。
前記非演奏履歴候補抽出手段118は、前記利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴のうち、対応する音域情報の最低音から最高音までの音域が、前記利用者音域特定手段116により特定された前記利用者に対応する利用者音域から逸脱する選曲履歴を、その利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出するものであるため、各利用者の利用者音域に収まる音域情報以外の音域情報に対応する選曲履歴を、各利用者が演奏したものではない可能性がある演奏曲に対応する選曲履歴として簡便に抽出することができる。
前記非演奏履歴候補抽出手段118は、前記利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴のうち、対応する音域情報の最低音から最高音までの音域が、前記利用者音域特定手段116により特定された前記利用者に対応する利用者音域に規定の許容区間を加えた判定区間から逸脱する選曲履歴を、その利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出するものであるため、各利用者の利用者音域に余裕をもたせた判定区間に収まる音域情報以外の音域情報に対応する選曲履歴を、各利用者が演奏したものではない可能性がある演奏曲に対応する選曲履歴として簡便に抽出することができる。
前記非演奏履歴候補抽出手段118により抽出された選曲履歴に対応する演奏曲を、前記利用者による選択可能に提示する非演奏履歴候補提示手段120(SC6)と、前記非演奏履歴候補提示手段120により提示された演奏曲のうち、前記利用者の入力操作により選択された演奏曲に対応する選曲履歴を、その利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴から削除する演奏履歴削除手段122(SC7及びSC8)とを、備えたものであるため、各利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴を簡便且つ実用的な態様で前記SNSデータベース108から削除することができる。
前記非演奏履歴候補抽出手段118は、前記非演奏履歴候補提示手段120により過去に提示され且つ前記利用者の入力操作により選択されなかった演奏曲に対応する選曲履歴は、実際にはその利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補として抽出しないものであるため、同じ演奏曲が何度も各利用者が演奏したものではない演奏曲の候補として提示される煩雑を好適に抑制することができる。
本実施例によれば、前記カラオケ装置16による前記演奏曲の出力に併行して音声入力装置である前記マイクロフォン76から入力された音声情報に基づいて判定される、その音声情報の入力主体である利用者の歌唱音声に係る音域に関する音域情報を、前記音声情報の入力と併行して出力されていた前記演奏曲の演奏履歴情報としての選曲履歴及び前記音域情報に対応する利用者の識別情報と対応づけて前記SNSデータベース108に記憶させる音域記憶制御手段114と、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された複数の前記音域情報に基づいて、その利用者に対応する利用者音域を特定する利用者音域特定手段116と、前記利用者音域特定手段116により特定された前記利用者に対応する利用者音域と、前記選曲履歴に対応付けられた前記音域情報とに、基づいて、その利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴のうちから、実際にはその利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する選曲履歴の候補を抽出する非演奏履歴候補抽出手段118とを、備えたものであることから、各利用者の歌唱音声に係る利用者音域に基づいて、数多くの選曲履歴のうちからその利用者が演奏したものではない可能性がある演奏曲に対応する選曲履歴を簡便に抽出することができる。すなわち、各利用者の選曲履歴及び音域に関する情報を簡便に管理するサーバ18を提供することができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例においては、前記カラオケ演奏制御手段110及び前記音域判定制御手段112が前記カラオケ装置16のCPU42に、前記音域記憶制御手段114、前記利用者音域特定手段116、非演奏履歴候補抽出手段118、非演奏履歴候補提示手段120、及び演奏履歴削除制御手段122が前記サーバ18のCPU90に、それぞれ機能的に備えられた構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。例えば、図4に示す各制御手段すなわち前記カラオケ演奏制御手段110、前記音域判定制御手段112、前記音域記憶制御手段114、前記利用者音域特定手段116、非演奏履歴候補抽出手段118、非演奏履歴候補提示手段120、及び演奏履歴削除制御手段122が何れも前記カラオケ装置16のCPU42に機能的に備えられ、そのカラオケ装置16内で制御が完結するものであってもよい。斯かる態様において、前記SNSデータベース108は、前記カラオケ装置16のハードディスク48等に設けられる。すなわち、本発明は、通信回線に接続されない非通信型のカラオケ装置にも好適に適用される。
前述の実施例において、前記利用者音域特定手段116は、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された、前記音域情報に対応付けられた複数の選曲履歴に関して、記憶された時点が新しい方から複数曲分の選曲履歴にそれぞれ対応する音域情報に重複して含まれる音域を、前記利用者の歌唱音声に係る利用者音域として特定するものであったが、前記利用者音域特定手段116による利用者音域の特定制御はこれに限定されるものではなく、他の態様も考えられる。例えば、前記利用者音域特定手段116は、各利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された複数の前記音域情報それぞれにおける最低音及び最高音の平均値を算出し、算出された最低音の平均値から最高音の平均値までの区間を前記利用者に対応する利用者音域として特定するものであってもよい。斯かる態様によっても、各利用者に対応する利用者音域を実用的な態様で好適に特定することができる。
前述の実施例において、前記非演奏履歴候補提示手段120は、前記非演奏履歴候補抽出手段118により抽出された選曲履歴に対応する楽曲の曲名及び歌手名等の情報を、前記電子早見本装置28のタッチパネルディスプレイに選曲入力可能に表示させるものであったが、前記非演奏履歴候補抽出手段118により抽出された楽曲情報を、前記カラオケ装置16に備えられた前記タッチパネルディスプレイ60に表示させるものであってもよい。或いは、前記非演奏履歴候補抽出手段118により抽出された楽曲情報を、前記通信回線20に接続された図示しないパーソナルコンピュータの画面、或いは前記携帯電話機30の画面に表示させるものであってもよい。斯かる態様において、前記演奏履歴削除制御手段122は、前記携帯電話機30等による入力操作に応じて、その入力操作により選択された演奏曲に対応する選曲履歴を、前記利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された選曲履歴から削除する。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
10:カラオケシステム、16:カラオケ装置、18:サーバ、76:マイクロフォン(音声入力装置)、108:SNSデータベース、114:音域記憶制御手段、116:利用者音域特定手段、118:非演奏履歴候補抽出手段、120:非演奏履歴候補提示手段、122:演奏履歴削除制御手段

Claims (6)

  1. 楽曲情報に基づいて演奏曲の出力を行うカラオケ装置を備えたカラオケシステムであって、
    前記カラオケ装置による前記演奏曲の出力に併行して音声入力装置から入力された音声情報に基づいて判定される、該音声情報の入力主体である利用者の歌唱音声に係る音域に関する音域情報を、前記音声情報の入力と併行して出力されていた前記演奏曲の演奏履歴情報及び前記音域情報に対応する利用者の識別情報と対応づけてデータベースに記憶させる音域記憶制御手段と、
    各利用者に対応して前記データベースに記憶された複数の前記音域情報に基づいて、該利用者に対応する利用者音域を特定する利用者音域特定手段と、
    前記利用者音域特定手段により特定された前記利用者に対応する利用者音域と、前記演奏履歴情報に対応付けられた前記音域情報とに、基づいて、該利用者に対応して前記データベースに記憶された演奏履歴情報のうちから、実際には該利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する演奏履歴情報の候補を抽出する非演奏履歴候補抽出手段と
    を、備えたことを特徴とするカラオケシステム。
  2. 前記非演奏履歴候補抽出手段は、前記利用者に対応して前記データベースに記憶された演奏履歴情報のうち、対応する音域情報の最低音から最高音までの音域が、前記利用者音域特定手段により特定された前記利用者に対応する利用者音域から逸脱する演奏履歴情報を、該利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する演奏履歴情報の候補として抽出するものである
    請求項1に記載のカラオケシステム。
  3. 前記非演奏履歴候補抽出手段は、前記利用者に対応して前記データベースに記憶された演奏履歴情報のうち、対応する音域情報の最低音から最高音までの音域が、前記利用者音域特定手段により特定された前記利用者に対応する利用者音域に規定の許容区間を加えた判定区間から逸脱する演奏履歴情報を、該利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する演奏履歴情報の候補として抽出するものである
    請求項1に記載のカラオケシステム。
  4. 前記非演奏履歴候補抽出手段により抽出された演奏履歴情報に対応する演奏曲を、前記利用者による選択可能に提示する非演奏履歴候補提示手段と、
    前記非演奏履歴候補提示手段により提示された演奏曲のうち、前記利用者の入力操作により選択された演奏曲に対応する演奏履歴情報を、該利用者に対応して前記データベースに記憶された演奏履歴情報から削除する演奏履歴削除手段と
    を、備えたものである
    請求項1から3の何れか1項に記載のカラオケシステム。
  5. 前記非演奏履歴候補抽出手段は、前記非演奏履歴候補提示手段により過去に提示され且つ前記利用者の入力操作により選択されなかった演奏曲に対応する演奏履歴情報は、実際には該利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する演奏履歴情報の候補として抽出しないものである
    請求項4に記載のカラオケシステム。
  6. 楽曲情報に基づいて演奏曲の出力を行うカラオケ装置を備えたカラオケシステムに備えられたサーバであって、
    前記カラオケ装置による前記演奏曲の出力に併行して音声入力装置から入力された音声情報に基づいて判定される、該音声情報の入力主体である利用者の歌唱音声に係る音域に関する音域情報を、前記音声情報の入力と併行して出力されていた前記演奏曲の演奏履歴情報及び前記音域情報に対応する利用者の識別情報と対応づけてデータベースに記憶させる音域記憶制御手段と、
    各利用者に対応して前記データベースに記憶された複数の前記音域情報に基づいて、該利用者に対応する利用者音域を特定する利用者音域特定手段と、
    前記利用者音域特定手段により特定された前記利用者に対応する利用者音域と、前記演奏履歴情報に対応付けられた前記音域情報とに、基づいて、該利用者に対応して前記データベースに記憶された演奏履歴情報のうちから、実際には該利用者が演奏したものではない演奏曲に対応する演奏履歴情報の候補を抽出する非演奏履歴候補抽出手段と
    を、備えたことを特徴とするサーバ。
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