JP2016069848A - 目地材、コンクリート構造体のスリット構造、コンクリート構造体のスリット施工方法 - Google Patents

目地材、コンクリート構造体のスリット構造、コンクリート構造体のスリット施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016069848A
JP2016069848A JP2014198154A JP2014198154A JP2016069848A JP 2016069848 A JP2016069848 A JP 2016069848A JP 2014198154 A JP2014198154 A JP 2014198154A JP 2014198154 A JP2014198154 A JP 2014198154A JP 2016069848 A JP2016069848 A JP 2016069848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint material
slit
horizontal
vertical
wall body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014198154A
Other languages
English (en)
Inventor
裕司 畑中
Yuji Hatanaka
裕司 畑中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lonbic Japan Co Ltd
Original Assignee
Lonbic Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lonbic Japan Co Ltd filed Critical Lonbic Japan Co Ltd
Priority to JP2014198154A priority Critical patent/JP2016069848A/ja
Publication of JP2016069848A publication Critical patent/JP2016069848A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Abstract

【課題】 製造が容易で、防火性・防塵性・防音性を損なわないコンクリート構造体の目地材等を提供する。【解決手段】 壁体aと床部cと柱部dとからなるコンクリート構造体に設けられた耐震スリットに設置されるものであって、壁体aと床部cとの間に設けられた水平スリット10に設置される水平目地材30と、壁体aと柱部dとの間に設けられた鉛直スリット20に設置される鉛直目地材40とからなる目地材において、水平目地材30は弾力性を有する単一の素材からなり、鉛直目地材40は、単一の素材からなり、地震による揺れを受けた際の変形スピードが水平目地材30と同一の素材、または地震による揺れを受けた際の変形スピードが同一の素材により形成される目地材、及びその目地材を用いたスリット構造やスリット施工方法である。【選択図】 図1

Description

本願発明は、集合住宅などで代表されるコンクリート建造物に設置される目地材に関するものであり、より具体的には、コンクリート構造体の壁体と床部との間に設けられた水平スリットに設置される水平目地材と、壁体と柱部との間に設けられた鉛直スリットに設置される鉛直目地材とからなる目地材、及びその目地材を用いたスリット構造やスリット施工方法に関するものである。
我が国は地震が頻発する国として知られ、近年では、東北地方太平洋沖地震や、兵庫県南部地震、新潟県中越地震など大きな地震が発生し、そのたびに甚大な被害を被っている。一方で、オフィスビルやマンションなどコンクリート建造物の高層化は進み、その結果、耐震構造や免震構造など地震への対策技術も進んできた。
コンクリート建造物の地震対策の一つとして、壁体を天井側スラブで吊り下げる「吊り下げ工法」が知られている。図5は、この吊り下げ工法によって構築された壁体を示す正面図である。この図に示すように、壁体aは天井スラブbによってのみ固定され、下端側の床スラブc並びに両側の柱部dとは、狭小な隙間であるスリットeを設けることで、不連続な構造(いわゆる、「縁切り」)としている。このように、壁体aと周囲のコンクリート構造体とが「縁切り」されているので、例えば柱部dは地震時に独立して挙動する結果、壁体aの挙動によって曲げモーメントやせん断力を受けることがない。
図5に示すスリットeには、通常、壁体aと同等の防水性、防塵性、防音性等を確保する目的で、目地材が設置される。図5では、壁体a下部のスリットeに水平配置の水平目地材fが設置され、壁体a両側部のスリットeには鉛直配置の鉛直目地材gが設置されている。水平目地材f及び鉛直目地材gは、防水性、防塵性、防音性等を確保するため、スリットeを封止すべく、その空間を埋めるように配置される。
図6は、鉛直目地材f及び水平目地材gの結合部分を表した概略図である。
鉛直目地材fは、3つの板状(棒状)部材を並べたものであり、中央に不燃材で形成された不燃部材f1が配置され、両脇に変形容易な材料で形成された弾性部材f2が配置されている。また、水平目地材gも鉛直目地材fと同様の構成である。すなわち、水平目地材gは、3つの板状(棒状)部材を並べたものであり、中央に不燃材で形成された不燃部材g1が配置され、両脇に変形容易な材料で形成された弾性部材g2が配置されている。
上記不燃部材f1及びg1の材質としてはロックウール、セラミックファイバー、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウムの発泡部材、フェノール樹脂の発泡部材などが、弾性部材f2及びg2としてはポリエチレン(PE)といった樹脂が、それぞれ例示できる。このように従来の鉛直目地材fと水平目地材gは、耐火性を不燃部材f1及びg1が分担し、耐水性、所定の強度及び弾性を弾性部材f2及びg2が分担する構成となっていた(例えば、特許文献1)。
特開2013−68009号公報
しかし、上記鉛直目地材fと水平目地材gを用いた従来の技術は、3つの棒状部材からなるものであるため、製作が煩雑であった。なぜなら、3体並列の鉛直目地材f及び水平目地材gは、耐水性と耐火性を両立させるため、一方の弾性部材f2・g2から他方の弾性部材f2・g2にかけて防水テープを貼付し、不燃部材f1・g1を防水テープで覆っているからである。すなわち、前述の従来技術は、3つの部材を配列し、防水テープを貼付する工程が必要となり、その製作は煩雑なものであった。なお、上記鉛直目地材fは3つの棒状部材ではなく、2つの棒状部材からなる場合もあるが、製作が煩雑である点では同様である。
更に、従来の技術では耐火性にも問題があった。以下、その理由を述べる。
壁体aは、コンクリートを流し込むことで形成されるが、図7(a)のように目地材gは、流し込まれたコンクリートjの重みにより一旦下方向に圧縮され、所定時間経過後、コンクリートjは固まる。弾性部材g2は、水を含まず、弾力も強いのでコンクリートが固まった後にコンクリートjを上方に押し上げるが、不燃部材g1は弾力が弱いので、コンクリートjに圧縮されたままとなり、図7(b)のように不燃部材g1とコンクリートjとの間に空間hが生じてしまう。不燃部材g1は、耐火性を確保するためのものであるため、空間hが生じてしまうと耐火性を損なうという問題が生じてしまう。
これに対し、図8のように鉛直目地材fを、単一素材にすることが提案されている。
図8において、水平目地材gは従来通り3つの棒状部材からなるが、鉛直目地材fは防火性・防水性・防塵性・防音性を併せ持つ単一素材としたものである。このようにすれば少なくとも鉛直目地材fに関しては製作が煩雑という問題は生じない。すなわち、鉛直目地材fは、3つの棒状部材ではなく単一素材なので、防水テープを貼り付ける必要がなく、製造が容易なのである。
しかし、図8のように鉛直目地材fを単一素材目地材にした場合、地震による揺れを受け続けると、壁体aに亀裂が入ってしまうという問題がある。以下、その理由を述べる。
水平目地材gと鉛直目地材fは、地震による揺れを受けると前後左右に変形するが、両者は素材が異なるため、その変形スピードも異なる。よって、地震による揺れを受け続けると、水平目地材gと鉛直目地材fとの結合部に接する壁体aのコーナー部分に過度の負担がかかり、例えば図5の符号kのように、壁体aに亀裂が入ってしまう。これでは、壁体aの防火性・防音性・防塵性・防水性を損なってしまう。
また、図8のように鉛直目地材fを単一素材にしたとしても、水平目地材gは3つの棒状部材からなり従来と同様なので、製作が煩雑であるという問題や、防火性を損なうという問題は依然として解消されない。
本発明は、このような課題を解決するためものであり、製造が容易で、防火性・防音性・防塵性・防水性を損なわない目地材等を提供するものである。
上記問題を解決するため、本発明では、壁体と床部と柱部とからなるコンクリート構造体に設けられた耐震スリットに設置するものであって、前記壁体と前記床部との間に設けられた水平スリットに設置される水平目地材と、前記壁体と前記柱部との間に設けられた鉛直スリットに設置される鉛直目地材とからなる目地材において、前記水平目地材は弾力性を有する単一の素材からなり、前記鉛直目地材は、単一の素材からなり、地震による揺れを受けた際の変形スピードが前記水平目地材と同一の素材により形成されることを特徴とする目地材が提供される。
本発明の目地材は、水平目地材は弾力性を有する単一の素材からなり、鉛直目地材は、単一の素材からなり、地震による揺れを受けた際の変形スピードが水平目地材と同一の素材により形成される。
これにより、水平目地材の上部全体がコンクリート下部に密着し、更には地震による揺れを受けた際でも、水平目地材と鉛直目地材の変形スピードが同一となる。
また、上記問題を解決するため、本発明では、壁体と床部と柱部とからなるコンクリート構造体の耐震スリット構造であって、弾力性を有する単一の素材からなる水平目地材を、前記壁体と前記床部との間に設けられた水平スリット内に設置し、単一の素材からなり、地震による揺れを受けた際の変形スピードが前記水平目地材と同一の素材により形成された鉛直目地材を、前記壁体と前記柱部との間に設けられた鉛直スリット内に設置したことを特徴とするコンクリート構造体の耐震スリット構造が提供される。
本発明の耐震スリット構造は、弾力性を有する単一の素材からなる水平目地材を、壁体と前記床部との間に設けられた水平スリット内に設置し、単一の素材からなり、地震による揺れを受けた際の変形スピードが水平目地材と同一の素材により形成された鉛直目地材を、前記壁体と前記柱部との間に設けられた鉛直スリット内に設置する。
これにより、水平目地材の上部全体がコンクリート下部に密着し、更には地震による揺れを受けた際でも、水平目地材と鉛直目地材の変形スピードが同一となる。
さらに、上記問題を解決するため、本発明では、壁体と床部と柱部とからなるコンクリート構造体の耐震スリット施工方法であって、弾力性を有する単一の素材からなる水平目地材を、前記壁体と前記床部との間に設けられた水平スリット内に設置する行程と、単一の素材からなり、地震による揺れを受けた際の変形スピードが前記水平目地材と同一の素材により形成された鉛直目地材を、前記壁体と前記柱部との間に設けられた鉛直スリット内に設置する行程とを含むことを特徴とするコンクリート構造体のスリット施工方法が提供される。
本発明のスリット施工方法は、弾力性を有する単一の素材からなる水平目地材を、壁体と前記床部との間に設けられた水平スリット内に設置する行程と、単一の素材からなり、地震による揺れを受けた際の変形スピードが水平目地材と同一の素材により形成された鉛直目地材を、前記壁体と前記柱部との間に設けられた鉛直スリット内に設置する行程とを含む。
これにより、水平目地材の上部全体がコンクリート下部に密着し、更には地震による揺れを受けた際でも、水平目地材と鉛直目地材の変形スピードが同一となる。
本発明の目地材は、水平目地材は弾力性を有する単一の素材からなり、鉛直目地材は、単一の素材からなり、地震による揺れを受けた際の変形スピードが水平目地材と同一の素材により形成される。
これにより、水平目地材の上部全体がコンクリート下部に密着し、更には地震による揺れを受けた際でも、水平目地材と鉛直目地材の変形スピードが同一となる。
よって、不燃部材とコンクリートとの間に空間が生じることがなく、壁体に亀裂が入ることも防止できる。従って、耐震スリット部分や壁体の防火性・防音性・防塵性・防水性を損なうことがない。
また、鉛直目地材及び水平目地材は防水性を有する素材であり、単一素材なので、素材が水に濡れる心配をする必要がなく、且つ、目地材同士の位置合わせも容易である。よって、作業現場における施工性・作業性が向上する。更に、目地材の製造も容易で、水平目地材と鉛直目地材との接続部分の密閉性も良好である。
なお、吊り下げ工法が開発されてから四半世紀が経過するが、これまで水平スリット等に使用される素材は四半世紀前と殆ど変わらず、素材に関する工夫は全くと言ってよいほど行われてこなかった。本発明は、これを行った画期的な発明であり、上記のような優れた効果を有する発明なのである。
吊り下げ工法によって構築される壁体に、水平目地材及び鉛直目地材が設置された状態を示す正面図。 水平目地材及び鉛直目地材の結合部分を表す概略図。 不陸吸収部材を設けた水平目地材を表す斜視図。 不陸吸収部材を設けた水平目地材を表す断面図。 図1の従来例を表す図。 第1の従来例における、水平目地材及び鉛直目地材の結合部分を表す概略図。 水平目地材の形状の変化を表す概略図。 第2の従来例における、水平目地材及び鉛直目地材の結合部分を表す概略図。
本願発明の目地材、目地材を備えたスリット構造、及びその施工方法の一実施形態を図に基づいて説明する。
まず、本願発明の目地材が設置された状態について簡単に説明する。図1は、吊り下げ工法によって構築される壁体に、本願発明の目地材が設置された状態を示す正面図である。なお図1は、設置された目地材を除いて図5と同様であり、図5と共通するものは同じ符番を付している。前記したとおり、吊り下げ工法では壁体aが天井スラブbによってのみ固定されている(図では、天井スラブbと壁体aとの境界に破線を引いているが実際には一体構造である)。そして、壁体aと床スラブcの間には水平スリット10が設けられ、壁体aと両側の柱部dの間にはそれぞれ鉛直スリット20が設けられている。これらスリットを設けることによって、壁体aに作用する荷重は、直接的には周囲のコンクリート構造体に作用することがなく、地震時には、壁体aと他のコンクリート構造体はそれぞれ独立して挙動する。つまり、柱部dなど他のコンクリート構造体が、壁体aの挙動による曲げモーメントやせん断力を受けることがない。
水平スリット10は、極小ではあるが壁体aと床スラブcの間に形成された空間である。この空間のままの状態を完成形とすると、ここから不要なものが侵入することとなり、音も漏れる。よって、壁体aと同等の防水性、防塵性、防音性等を確保するため、水平スリット10には水平目地材30がその空間を充填するように設置される。同様に、鉛直スリット20には鉛直目地材40が設置される。なお、ここでは吊り下げ工法の場合を例示して説明しているが、本願発明はこの工法に限定されるものではなく、コンクリート構造体が相互に隣接する部分、例えば、腰壁やたれ壁の垂直取り合い部分、あるいは帆立て壁の水平取り合い部分など、種々のコンクリート構造体隣接部分で実施できる。
次に、水平目地材30及び鉛直目地材40の構成について詳細に説明する。
図2は、水平目地材30及び鉛直目地材40の結合部分を表した概略図である。
水平目地材30は板状を呈している。その平面形状を見ると略長方形であり、短手方向の寸法(幅)は壁体aの厚さと略等しく、長手方向の寸法(長さ)は柱部d間の寸法に略等しい。もちろん、本願発明の積層目地材30はこのような形状に限定されるわけではない。
鉛直目地材40は板状を呈している。その平面形状を見ると略長方形であり、短手方向の寸法(幅)は壁体aの厚さと略等しく、長手方向の寸法(長さ)は天井スラブbと床スラブc間の寸法に略等しい。もちろん、本願発明の鉛直目地材40はこのような形状に限定されるわけではない。
水平目地材30は、弾力性のある単一の素材で形成されている。また、鉛直目地材40も、弾力性のある単一の素材で形成されている。さらに、水平目地材30及び鉛直目地材40の素材は同一の素材であるか、または、地震による揺れを受けた際の変形スピードが同一の素材である。なお、「変形スピードが同一」とは、変形スピードに差異があるとしても、地震による揺れを受け続けた際に壁体aのコーナー部分に亀裂が入らないのであれば「変形スピードが同一」に含まれるものとする。
水平目地材30及び鉛直目地材40の素材は、耐火性能・防水性能・防音性能が要求されることから、優れた耐火性・防水性・防音性を具備する素材で形成される。その素材を例示すれば、炭酸カルシウム発泡体、ロックウール、セラミックファイバー、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウムの発泡部材、フェノール樹脂の発泡部材などが挙げられる。なお、「水平目地材30及び鉛直目地材40の変形スピードを同一」にした素材の組み合わせの例としては、水平目地材30を、フェノール樹脂発泡部材を使用した単一素材とし、鉛直目地材40を、炭酸カルシウム発泡部材を使用した単一素材とする組み合わせが挙げられる。炭酸カルシウム発泡体は、優れた耐火性のほか、適当な圧縮強度を備えるとともに、柔軟に変形し得る弾力性も備えていることから、水平目地材30及び鉛直目地材40として望ましい素材といえる。なお、この弾力性とは、コンクリートjの収縮に対応し得る弾力性であることが望ましい。
図3は、不陸吸収部材41を設けた水平目地材40を表した図であり、図4は図3のx−x断面図であるる。図4のように、床スラブcには不陸が生じることが多い。よって、凹凸を吸収して、床スラブcと水平目地材40との密閉性を確保するための部材が必要となる。そこで、水平目地材40の底面に不陸吸収部材41を設け、この不陸の凹凸を吸収するのである。なお、水平目地材30でも不陸の凹凸を吸収できる場合もあるが、不陸吸収部材41を設けた方が、より効果的に不陸の凹凸を吸収でき、床スラブcと水平目地材40との密閉性を確保できる。
不陸吸収部材41は、耐水性能と適当な弾性が要求される。これらの性能を満足する材料としては、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)といった樹脂を例示することができる。さらに、より柔軟に変形し得る弾性を発揮させるためには、PEやPPの発泡体の採用が適しており、より望ましくは30〜40倍発泡させたものがよい。
a 壁体
b 天井スラブ
c 床スラブ
d 柱部
10 水平スリット
20 鉛直スリット
30 水平目地材
40 鉛直目地材
41 不陸吸収部材

Claims (6)

  1. 壁体と床部と柱部とからなるコンクリート構造体に設けられた耐震スリットに設置するものであって、
    前記壁体と前記床部との間に設けられた水平スリットに設置される水平目地材と、前記壁体と前記柱部との間に設けられた鉛直スリットに設置される鉛直目地材とからなる目地材において、
    前記水平目地材は弾力性を有する単一の素材からなり、
    前記鉛直目地材は、単一の素材からなり、地震による揺れを受けた際の変形スピードが前記水平目地材と同一の素材により形成される、
    ことを特徴とする目地材。
  2. 前記水平目地材と前記鉛直目地材とは、同一の素材により形成されることを特徴とする請求項1記載の目地材。
  3. 前記水平目地材は、前記床部との間に、その弾性性能によって前記床部の不陸を吸収し得る不陸吸収部材を備えることを特徴とする請求項1記載の目地材。
  4. 前記水平目地材及び前記鉛直目地材は、前記壁体の収縮に対応し得る弾力性を有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の目地材。
  5. 壁体と床部と柱部とからなるコンクリート構造体の耐震スリット構造であって、
    弾力性を有する単一の素材からなる水平目地材を、前記壁体と前記床部との間に設けられた水平スリット内に設置し、
    単一の素材からなり、地震による揺れを受けた際の変形スピードが前記水平目地材と同一の素材により形成された鉛直目地材を、前記壁体と前記柱部との間に設けられた鉛直スリット内に設置したことを特徴とするコンクリート構造体の耐震スリット構造。
  6. 壁体と床部と柱部とからなるコンクリート構造体の耐震スリット施工方法であって、
    弾力性を有する単一の素材からなる水平目地材を、前記壁体と前記床部との間に設けられた水平スリット内に設置する行程と、
    単一の素材からなり、地震による揺れを受けた際の変形スピードが前記水平目地材と同一の素材により形成された鉛直目地材を、前記壁体と前記柱部との間に設けられた鉛直スリット内に設置する行程と、
    を含むことを特徴とするコンクリート構造体のスリット施工方法。
JP2014198154A 2014-09-29 2014-09-29 目地材、コンクリート構造体のスリット構造、コンクリート構造体のスリット施工方法 Pending JP2016069848A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014198154A JP2016069848A (ja) 2014-09-29 2014-09-29 目地材、コンクリート構造体のスリット構造、コンクリート構造体のスリット施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014198154A JP2016069848A (ja) 2014-09-29 2014-09-29 目地材、コンクリート構造体のスリット構造、コンクリート構造体のスリット施工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016069848A true JP2016069848A (ja) 2016-05-09

Family

ID=55864116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014198154A Pending JP2016069848A (ja) 2014-09-29 2014-09-29 目地材、コンクリート構造体のスリット構造、コンクリート構造体のスリット施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016069848A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018087440A (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 株式会社竹中工務店 建物構造

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5989954U (ja) * 1982-12-08 1984-06-18 畑中 豊 耐震建築構造
JP2003105872A (ja) * 2001-07-25 2003-04-09 Marui Sangyo Co Ltd 耐震スリット装置
JP2006212228A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Family Co Ltd マッサージ機
JP2013068009A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Lonbic Japan Inc 積層目地材、積層目地材を備えたスリット構造、及びその施工方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5989954U (ja) * 1982-12-08 1984-06-18 畑中 豊 耐震建築構造
JP2003105872A (ja) * 2001-07-25 2003-04-09 Marui Sangyo Co Ltd 耐震スリット装置
JP2006212228A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Family Co Ltd マッサージ機
JP2013068009A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Lonbic Japan Inc 積層目地材、積層目地材を備えたスリット構造、及びその施工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018087440A (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 株式会社竹中工務店 建物構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2723076C1 (ru) Система для предоставления противопожарного уплотнения в проеме в стене, потолке или полу здания, элемент для системы противопожарного уплотнения и перемычка для противопожарного уплотнения в проеме
KR101633389B1 (ko) 조적식 벽체의 양면 보강구조 및 보강공법
KR20160050939A (ko) 앵커와 메쉬를 이용한 조적식 벽체 보강구조 및 보강공법
RU2602243C1 (ru) Способ звукоизоляции и звукоизолирующий элемент для его осуществления
CN202767257U (zh) 一种免抹灰混凝土墙与抹灰砌块墙体交接处防裂缝构造
JP2012017644A (ja) 間仕切壁の目透し目地構造及びその施工方法
JP2015059347A (ja) 柱梁構造
KR101852721B1 (ko) 건축물용 제진 패널 및 이를 이용한 목조건물 건축 방법
JP2016069848A (ja) 目地材、コンクリート構造体のスリット構造、コンクリート構造体のスリット施工方法
JP5743824B2 (ja) 積層目地材、積層目地材を備えたスリット構造、及びその施工方法
CN108661206A (zh) 二次结构砌筑墙体自隔声保温构造及其施工方法
CN204850158U (zh) 一种防潮墙
RU2670791C1 (ru) Стеновая панель (варианты)
JP7222746B2 (ja) 間仕切りユニット、及びこの間仕切りユニットを用いた間仕切り構造
KR101551873B1 (ko) 공동주택용 단열 및 방음구조
KR101680738B1 (ko) 공동주택용 차음벽
JP6703443B2 (ja) 積層目地材、スリット構造、及びスリットの施工方法
JP2020076216A (ja) 間仕切壁構造、及びこの間仕切壁構造の施工方法
JP2017190575A (ja) 遮音工法
JP2011144586A (ja) 室の防音構造
CN204266405U (zh) 一种建筑用具有防震墙面的隔间墙
JP5743825B2 (ja) 段差付目地材、及び段差付目地材を備えた水平スリット構造
GB2376479A (en) Acoustic insulation and fireproofing for steel beams
RU2014113448A (ru) Сейсмостойкое здание кочетова
KR100354717B1 (ko) 일체형 벽을 사용한 조립식 욕실

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180515

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180807

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180817

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20180907