JP2016067714A - 眼科用レーザ手術装置および眼科手術制御プログラム - Google Patents

眼科用レーザ手術装置および眼科手術制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016067714A
JP2016067714A JP2014201913A JP2014201913A JP2016067714A JP 2016067714 A JP2016067714 A JP 2016067714A JP 2014201913 A JP2014201913 A JP 2014201913A JP 2014201913 A JP2014201913 A JP 2014201913A JP 2016067714 A JP2016067714 A JP 2016067714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
incision
cornea
surgical apparatus
ophthalmic laser
laser surgical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014201913A
Other languages
English (en)
Inventor
友洋 宮城
Tomohiro Miyagi
友洋 宮城
柴田 隆義
Takayoshi Shibata
隆義 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidek Co Ltd
Original Assignee
Nidek Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidek Co Ltd filed Critical Nidek Co Ltd
Priority to JP2014201913A priority Critical patent/JP2016067714A/ja
Publication of JP2016067714A publication Critical patent/JP2016067714A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Surgery Devices (AREA)

Abstract

【課題】パルスレーザ光を用いて適切な形状の角膜切開を患者眼に形成するための眼科用レーザ手術装置および眼科手術制御プログラムを提供する。【解決手段】眼科用レーザ手術装置は、レーザ光源、走査手段、および制御部を備える。レーザ光源は、パルスレーザ光を出射する。走査手段は、レーザ光源から出射されるパルスレーザ光の集光位置を走査する。制御部は、眼科用レーザ手術装置の動作を制御する。制御部は、手術器具が挿入される挿入経路となる角膜切開100を、走査手段を制御して患者眼の角膜80に形成する場合に、挿入経路が延びる方向に対して垂直な断面である垂直断面の形状が、曲線形状または屈曲形状となる部分を含む角膜切開100を、角膜80に形成することができる。【選択図】図3

Description

本開示は、パルスレーザ光を患者眼の組織に集光させて患者眼を処置するための眼科用レーザ手術装置、および眼科手術制御プログラムに関する。
従来、患者眼における複数のターゲット位置の各々にパルスレーザ光を集光させることで、組織を処置(例えば、切断または破壊)する技術が知られている。例えば、特許文献1が開示する装置は、角膜の後面から前面まで延びる連続的なスリット状の切開を、パルスレーザ光によって形成する。形成された角膜切開を通じて、手術器具が眼内に挿入される。
特表2014−503259号公報
角膜切開の形状が変化すると、角膜切開の閉塞の進行具合等が変化する。従来の装置は、透明な角膜の内部に角膜切開を形成することはできるものの、適切な形状の角膜切開を形成することは困難であった。
本開示は、パルスレーザ光を用いて適切な形状の角膜切開を患者眼に形成するための眼科用レーザ手術装置および眼科手術制御プログラムを提供することを典型的な目的とする。
本開示における典型的な実施形態が提供する眼科用レーザ手術装置は、パルスレーザ光を患者眼の組織に集光させて前記組織に光破壊を生じさせることで前記患者眼を処置する眼科用レーザ手術装置であって、パルスレーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光源から出射されるパルスレーザ光の集光位置を走査する走査手段と、前記眼科用レーザ手術装置の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、手術器具が挿入される挿入経路となる角膜切開を、前記走査手段を制御して前記患者眼の角膜に形成する場合に、前記挿入経路が延びる方向に対して垂直な断面である垂直断面の形状が、曲線形状または屈曲形状となる部分を含む前記角膜切開を、前記角膜に形成することが可能である。
本開示における典型的な実施形態が提供する眼科手術制御プログラムは、パルスレーザ光の集光位置を走査する走査手段を備え、パルスレーザ光を患者眼の組織に集光させて前記組織に光破壊を生じさせる眼科用レーザ手術装置を制御するための眼科手術制御プログラムであって、前記眼科用レーザ手術装置のプロセッサによって実行されることで、手術器具が挿入される挿入経路となる角膜切開を、前記走査手段を制御して前記患者眼の角膜に形成する場合に、前記挿入経路が延びる方向に対して垂直な断面である垂直断面の形状が、曲線形状または屈曲形状となる部分を含む前記角膜切開を、前記角膜に形成する角膜切開形成ステップを前記眼科用レーザ手術装置に実行させることが可能である。
本開示に係る眼科用レーザ手術装置および眼科手術制御プログラムによると、パルスレーザ光を用いて適切な形状の角膜切開を患者眼に形成することができる。
眼科用レーザ手術装置1の概略構成を示す図である。 眼科用レーザ手術装置1が実行する角膜切開処理のフローチャートである。 角膜80に形成される角膜切開100の一例を示す斜視図である。 図3の(A)方向から角膜切開100を見た図である。 図3の(B)方向、(C)方向、(D)方向の各々から見た場合の角膜切開100の断面図である。 図3に例示した角膜切開100を、挿入経路が延びる方向を含む断面で見た場合の図である。
以下、本開示における典型的な実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態の眼科用レーザ手術装置1の概略構成について説明する。以下では、一例として、患者眼Eの視軸方向をZ方向、水平方向をX方向、鉛直方向をY方向として説明を行う。なお、図面では、レンズ、ミラー等の各々が1つの部材によって示されている。しかし、レンズ、ミラー等の各々は、複数の光学部品によって構成されていてもよい。
<全体構成>
本実施形態の眼科用レーザ手術装置1は、患者眼Eの組織を処置するために使用される。本実施形態では、少なくとも患者眼Eの角膜を処置することが可能な眼科用レーザ手術装置1を例示する。一例として、本実施形態の眼科用レーザ手術装置1は、患者眼Eの角膜および水晶体を共に処置することができる。本実施形態の眼科用レーザ手術装置1は、レーザ光源10、走査ユニット30、対物レンズ53、位置検出ユニット55、観察・撮影ユニット60、操作ユニット70、および制御ユニット76を備える。
<レーザ光源>
レーザ光源10は、パルスレーザ光を出射する。本実施形態では、レーザ光源10によって出射されたパルスレーザ光は、非線形相互作用によって組織にプラズマを誘起するために用いられる。非線形相互作用とは、光と物質とによって生じる相互作用の1つであり、光の強度(つまり、光子の密度)に比例しない応答が現れる作用である。本実施形態の眼科用レーザ手術装置1は、パルスレーザ光を患者眼Eの透明組織内に集光(合焦)させることで、集光位置(「レーザスポット」という場合もある)または集光位置よりも僅かに光路(光束)の上流側で多光子吸収を生じさせる。多光子吸収が生じる確率は、光の強度に比例せず、非線形となる。多光子吸収によって励起状態が生じると、組織内にバブルが発生する。発生したバブルは徐々に組織に吸収されるが、バブルが発生した位置では組織の切断・破砕等が行われる。このバブルはプラズマを介して発生するので、プラズマバブルと言われる場合もある。以上の現象は、光破壊(photodisruption)と言われる場合もある。非線形相互作用による光破壊では、レーザ光による熱の影響が集光位置の周辺に加わりにくい。よって、微細な処置が可能である。
<走査ユニット>
走査ユニット30は、パルスレーザ光を走査することで、対物レンズ53(詳細は後述する)によって集光されるパルスレーザ光の集光位置を走査させる。つまり、走査ユニット30は、パルスレーザ光の集光位置を目標位置に移動させる。本実施形態の走査ユニット30は、Z走査部34およびXY走査部40を備える。
本実施形態のZ走査部34は、凹レンズ36、凸レンズ37、および駆動部38を備える。駆動部38は、凹レンズ36を光軸L1に沿って移動させる。凹レンズ36が移動することで、凹レンズ36を通過したビームの発散状態が変化する。その結果、パルスレーザ光の集光位置(レーザスポット)がZ方向に移動する。
本実施形態のXY走査部40は、Xスキャナ41、Yスキャナ44、およびレンズ47,48を備える。Xスキャナ41は、駆動部43によってガルバノミラー42を搖動させることで、パルスレーザ光をX方向に走査させる。Yスキャナ44は、駆動部46によってガルバノミラー45を搖動させることで、パルスレーザ光をY方向に走査させる。レンズ47,48は、2つのガルバノミラー42,45を共役とする。
レーザ光源10とZ走査部34の間には、ミラー31,32、およびホールミラー33が設けられている。ミラー31,32は、レーザ光源10によって出射されたパルスレーザ光を誘導する。ホールミラー33は、パルスレーザ光の光軸L1と、位置検出ユニット55(後述する)の光軸L2とを一致させる。また、XY走査部40と対物レンズ53の間には、レンズ50,51およびビームコンバイナ52が設けられている。レンズ50,51は、パルスレーザ光をリレーする。ビームコンバイナ52は、パルスレーザ光の光軸L1と、観察・撮影ユニット60(後述する)の光軸L3とを一致させる。
なお、走査ユニット30の構成は適宜変更できる。例えば、Xスキャナ41とYスキャナ44の間のレンズ47,48は省略できる。眼科用レーザ手術装置1は、ガルバノミラー42,45の代わりに、パルスレーザ光を偏向させる音響光学素子(AOM,AOD)等を用いて、パルスレーザ光のXY方向の走査を行ってもよい。1つの方向の走査を複数の素子で行ってもよい。レゾナントスキャナ、ポリゴンミラー等を用いてもよい。Z走査部34の位置は、XY走査部40の下流側等であってもよい。対物レンズ53を光軸方向に移動させることで、パルスレーザ光のZ方向の走査を行うことも可能である。複数のZ走査部が眼科用レーザ手術装置1に搭載されてもよい。他の変更を走査ユニット30に加えることも可能である。
<対物レンズ>
対物レンズ53は、走査ユニット30と患者眼Eの間の光路上に設けられている。対物レンズ53は、走査ユニット30を経たパルスレーザ光を、患者眼Eの組織に集光させる。本実施形態では、患者眼Eの角膜が処置される場合、対物レンズ53から出射されたパルスレーザ光は、液浸インターフェース54を経て患者眼Eの組織に集光される。液浸インターフェース54の構造には、例えば、患者眼Eに吸引固定されたカップに液体が充填される構造等を採用できる。なお、患者眼Eに装着されるインターフェースは液浸インターフェース54に限られない。例えば、患者眼Eに圧平されるコンタクトレンズを液浸インターフェース54の代わりに使用することも可能である。
<位置検出ユニット>
位置検出ユニット55は、走査ユニット30に対する患者眼Eの位置を検出するために用いられる。本実施形態の眼科用レーザ手術装置1は、走査ユニット30に対する患者眼Eの位置を検出することで、パルスレーザ光が集光する集光位置を、断層画像(詳細は後述する)に対応付ける。集光位置を断層画像に対応付けることで、走査ユニット30等を制御するための制御データを、断層画像を用いて設定することができる。
本実施形態では、パルスレーザ光が通過する光学系の一部が、位置検出ユニット55の光学系を兼ねる。位置検出ユニット55は、ホールミラー33、集光レンズ56、開口板57、および受光素子58を備える。ホールミラー33は、中央に入射した光を透過させると共に、患者眼Eによって反射された光を光軸L2に沿って反射させる。集光レンズ56は、ホールミラー33によって反射された光を、開口板57の開口に集光させる。開口板57は、中央に開口を有する共焦点開口板である。開口板57の開口は、患者眼Eにおけるパルスレーザ光の集光位置(レーザスポットの位置)と共役な関係に配置されている。受光素子58は、開口板57の開口を通過した光を受光する。本実施形態の眼科用レーザ手術装置1は、患者眼Eの位置を検出する場合、レーザ光が集光位置で光破壊を生じさせないように、レーザ光源10から出射されるレーザ光の出力を調整する。眼科用レーザ手術装置1は、走査ユニット30によって集光位置を三次元方向に移動させながら、患者眼Eからの反射光を受光素子58によって受光する。
なお、走査ユニット30に対する患者眼Eの位置を検出するための構成は、適宜変更することができる。例えば、ホールミラー33の代わりに偏光ビームスプリッタを用いて照射光と反射光を分離してもよい。位置検出ユニット55を省略することも可能である。また、眼科用レーザ手術装置1は、サンプル物質等にパルスレーザ光を照射し、サンプル物質等における実際の集光位置を断層画像(後述する)によって検出してもよい。
<観察・撮影ユニット>
観察・撮影ユニット60は、患者眼Eを術者に観察させると共に、処置対象となる組織を撮影する。一例として、本実施形態の観察・撮影ユニット60は、OCTユニット61および正面観察ユニット65を備える。観察・撮影ユニット60の光軸L3は、ビームコンバイナ52によって、パルスレーザ光の光軸L1と同軸とされる。光軸L3は、ビームコンバイナ63によって、OCTユニット61の光軸L4と、正面観察ユニット65の光軸L5とに分岐する。
OCTユニット61は、光干渉の技術を用いて被検眼Eの組織の断層画像を取得する。詳細には、本実施形態のOCTユニット61は、光源、光分割器、参照光学系、走査部、および検出器を備える。光源は、断層画像を取得するための光を出射する。光分割器は、光源によって出射された光を、参照光と測定光に分割する。参照光は参照光学系に入射し、測定光は走査部に入射する。参照光学系は、測定光と参照光の光路長差を変更する構成を有する。走査部は、測定光を組織上で二次元方向に走査させる。検出器は、組織によって反射された測定光と、参照光学系を経た参照光との干渉状態を検出する。眼科用レーザ手術装置1は、測定光を走査し、反射測定光と干渉光の干渉状態を検出することで、組織の深さ方向の情報を取得する。取得した深さ方向の情報に基づいて、組織の断層画像を取得する。本実施形態の眼科用レーザ手術装置1は、パルスレーザ光が集光する位置を、術前に撮影した患者眼Eの断層画像に対応付ける。その結果、眼科用レーザ手術装置1は、パルスレーザ光を照射する動作(例えば、駆動部38,43,46の動作)を制御するための制御データを、断層画像を用いて作成することができる。なお、OCTユニット61には種々の構成を用いることができる。例えば、SS−OCT、SD−OCT、TD−OCT等のいずれをOCTユニット61として採用してもよい。
正面観察ユニット65は、患者眼Eの正面画像を取得する。本実施形態の主面観察ユニット65は、可視光または赤外光によって照明された患者眼Eを撮影し、モニタ72(後述する)に表示する。術者は、モニタ72を見ることで、患者眼Eを正面から観察することができる。
観察・撮影ユニット60の構成も適宜変更できる。例えば、観察・撮影ユニット60の構成には、シャインプルークの原理を利用して患者眼Eを撮影する構成、および、超音波を用いて患者眼Eを画像化する構成等の少なくともいずれかを採用することも可能である。
<操作ユニット>
操作ユニット70は、術者からの各種操作指示の入力を受け付ける。一例として、本実施形態の操作ユニット70は、各種操作ボタンを備えた操作部71と、モニタ72の表面に設けられたタッチパネルとを備える。しかし、ジョイスティック、キーボード、マウス等の他の構成も操作ユニット70として採用できる。なお、モニタ72には、例えば、患者眼Eの正面画像、組織の断層画像、各種操作メニュー等、種々の画像を表示させることができる。
<制御ユニット>
制御ユニット76は、CPU77、ROM78、RAM79、および不揮発性メモリ(図示せず)等を備える。CPU77は、眼科用レーザ手術装置1の各種制御(例えば、レーザ光源10の制御、走査ユニット30の制御等)を司る。ROM78には、眼科用レーザ手術装置1の動作を制御するための各種プログラム(例えば、後述する角膜切開処理を実行するための眼科手術制御プログラム等)、初期値等が記憶されている。RAM79は、各種情報を一時的に記憶する。不揮発性メモリは、電源の供給が遮断されても記憶内容を保持できる非一過性の記憶媒体である。眼科手術制御プログラムは不揮発性メモリに記憶されていてもよい。
<角膜切開処理>
図2を参照して、本実施形態の眼科用レーザ手術装置1が実行する角膜切開処理について説明する。本実施形態の眼科用レーザ手術装置1は、角膜切開処理を実行することで、患者眼Eの角膜に切開を形成することができる。形成された角膜切開は、例えば、術者が手術器具を眼内に挿入するための挿入経路となる。図2に示す角膜切開処理は、角膜切開を実行させる指示が操作部71等を介して入力された場合に、制御ユニット76のCPU(プロセッサ)77によって実行される。CPU77は、ROM78または不揮発性メモリに記憶された眼科手術制御プログラムに従って、図2に示す角膜切開処理を実行する。
まず、CPU77は、患者眼Eの角膜の画像を取得する(S1)。本実施形態では、CPU77は、OCTユニット61によって撮影された角膜の断層画像を複数取得する。しかし、前述したように、CPU77は、シャインプルークの原理によって撮影された角膜の画像等、他の画像を取得してもよい。次いで、CPU77は、取得した角膜の画像上で、角膜切開の形状をプラニングする(S2)。つまり、CPU77は、角膜の画像において、角膜切開を形成する位置を設定する。本実施形態では、以下で例示する形状の角膜切開を形成するためのデータを含む、角膜切開用の形状データが、予め不揮発性メモリに記憶されている。S2では、CPU77は、記憶(設定)されているデータによって示される形状の角膜切開を、撮影された角膜に形成するように、形成しようとする角膜切開の位置と角膜の画像とを対応付ける。次いで、治療レーザ光の照射を開始させる指示が入力されたか否かが判断される(S3)。入力されていなければ(S3:NO)、待機状態となる。照射開始指示が入力されると(S3:YES)、CPU77は、プラニングされた角膜切開形状に従って、角膜切開上の複数のスポットの各々にパルスレーザ光を照射させることで、角膜切開を形成する(S4)。本実施形態では、角膜の裏面側に位置するスポットから、表面側に位置するスポットに向けて、順にパルスレーザ光がスキャンされる。従って、既に形成されたバブルによってパルスレーザ光の散乱等が生じる可能性が低下する。
<形成される角膜切開の形状>
図3から図6を参照して、本実施形態の眼科用レーザ手術装置1が角膜80に形成することが可能な角膜切開100の形状の一例について説明する。図3は、本実施形態において角膜80に形成される角膜切開100の斜視図である。図3に示す例では、角膜切開100は、角膜80のうち強膜85に近い部分に形成されている。角膜切開100は、手術器具を眼内に挿入するための挿入経路となる。手術器具には、例えば、水晶体核を超音波で破砕するための超音波ハンドピース、水晶体の嚢内に灌流液を供給しつつ水晶体核を吸引するためのI/Aハンドピース等がある。
以下の説明では、「挿入経路が延びる方向」とは、手術器具が角膜切開100を通じて角膜80の表面側から裏面側に挿入される方向を示す。「挿入経路が延びる方向」の用語は、角膜切開100が角膜80の表面側から背面側へ順に形成されることを意図するものではない。従って、角膜切開100は、本実施形態のように、角膜80の裏面側から表面側へ順に形成されてもよい。挿入経路が延びる方向に垂直な角膜切開100の断面を見た場合に、角膜切開100の両端部を結ぶ方向を、角膜切開100の幅方向とする。
図3に示すように、本実施形態の角膜切開100は、湾曲した面状の部分を含む切開である。本実施形態で例示する角膜切開100は、トンネル切開110、外部切開120、および内部切開130を含む。図3における(A)方向は、患者眼Eの視軸と平行な方向(つまり、Z方向)である。図4は、角膜切開100を(A)方向から見た図である。図4では、角膜80の外周84を下部に図示している。図4の上側が角膜頂点側、図4の下側が角膜外周側である。図3における(B)方向は、外部切開120の挿入経路が延びる方向である。(C)方向は、トンネル切開110の挿入経路が延びる方向である。(D)方向は、内部切開130の挿入経路が延びる方向である。以下の説明では、挿入経路が延びる方向に対して垂直な断面を「垂直断面」という場合がある。また、垂直断面上の角膜切開100の形状を「垂直断面形状」という場合がある。
図5は、外部切開120を(B)方向から見た場合の断面図(つまり、(B)方向に垂直な垂直断面で外部切開120を見た図)と、トンネル切開110を(C)方向から見た場合の断面図と、内部切開130を(D)方向から見た場合の断面図とを示す。図6は、図3に例示した角膜切開100を、挿入経路が延びる方向を含む断面で見た場合の図(つまり、角膜切開100を幅方向から見た場合の断面図)である。
図3および図5に示すように、本実施形態では、垂直断面の形状が曲線形状または屈曲形状となる部分を含む角膜切開100が、角膜80に形成される。従って、本実施形態では、垂直断面形状を全て直線形状とする場合とは異なり、切開の幅(つまり、垂直断面における角膜切開100の両端部間の直線距離)または挿入方向に沿った切開の長さを広げなくても、切開面の面積が増加する。切開面の面積が増加すると、切開面の両側(つまり、切開面の表側と裏側)に位置する組織同士の接触面積が増加する。その結果、角膜切開の閉塞(例えば、切開の治癒)が進行し易くなる。また、切開の幅を短くすることが容易になるので、惹起乱視の低減等の効果が期待できる。
なお、図3および図5に例示する角膜切開100は、全ての部位で、垂直断面の形状が曲線形状となっている。しかし、少なくとも一部の垂直断面形状が曲線形状または屈曲形状であれば、他の部分の垂直断面形状が直線形状であっても、角膜切開の閉塞は進行し易くなる。
また、角膜切開100の垂直断面形状を、1か所または複数個所で屈曲した形状とした場合でも、切開面の両側に位置する組織同士の接触面積は増加する。しかし、屈曲形状によっては、患者眼Eを通過する光の屈折に影響が及ぶ場合もあり得る。従って、垂直断面形状は屈曲形状でも良いが、曲線形状であることがより望ましい。また、本実施形態では、垂直断面上の角膜切開100の曲線形状は円弧状であるが、楕円弧状等の他の曲線形状とすることも可能である。
図3に示すように、本実施形態で例示する角膜切開100は、トンネル切開110、外部切開120、および内部切開130を含む。
<トンネル切開>
トンネル切開110の切開面は、湾曲した角膜80の表面と向き合う。以下の説明では、トンネル切開110よりも表面側に形成される角膜80の弁状の部位(つまり、トンネル切開110と外部切開120によって弁となる部位)を、外部弁81とする。トンネル切開110よりも裏面側に形成される角膜80の弁状の部位(つまり、トンネル切開110と内部切開130によって弁となる部位)を、内部弁82とする。角膜80の表面と向き合うトンネル切開110を角膜切開100に含める場合、患者眼Eの眼圧によって内部弁82に加わる外側への力が、トンネル切開110の切開面に強く作用する。その結果、内部弁82と外部弁81とが眼圧によって強く接触し、トンネル切開110における内部弁82と外部弁81の間の閉塞が進行し易くなる。
なお、「トンネル切開110が角膜80の表面と向き合う」とは、トンネル切開110の切開面と角膜80の表面とが完全に平行に向き合うことのみを意味するものではない。例えば、トンネル切開110の切開面に対する垂線と、角膜80の表面とが成す角度θが45度<θ≦90度であれば、眼圧によって内部弁82に加わる表面側への力が、内部弁82と外部弁81の接触部位に強く作用し、角膜の閉塞が進行し易くなる。
本実施形態では、トンネル切開110の少なくとも一部における垂直断面上の形状が、同一の垂直断面における角膜80の表面の形状に沿う曲線形状となっている。この場合、垂直断面で見た場合に、外部弁81の厚み、および内部弁82の厚みの各々は、共に均一に近くなる。その結果、厚みが不均一な場合(例えば、垂直断面上のトンネル切開110の形状が直線状である場合等)に比べて、トンネル切開110の近傍における組織の強度が安定する。
なお、「同一の垂直断面において、トンネル切開110の形状が角膜80の表面の形状に沿う」とは、トンネル切開の形状(曲率)と角膜80の表面の形状(曲率)とが完全に一致することのみを示すものではない。つまり、トンネル切開110の形状と角膜80の表面形状とが多少ずれている場合でも、両者の形状が近ければ、角膜の組織の強度は安定する。従って、垂直断面において、トンネル切開110が凸となる方向が、角膜80の表面形状と同じ方向であれば、直線形状である場合に比べて組織の強度は安定する。
図3および図6に示すように、本実施形態では、角膜80の表面からトンネル切開110までの最短距離Moは、トンネル切開110から角膜80の裏面までの最長距離Miよりも大きい。この場合、角膜80の表面に垂直な方向において、内部弁82の最大厚みが外部弁81の最小厚みよりも薄くなる。その結果、薄い内部弁82が、眼圧によって厚い外部弁81に強固に接触し、トンネル切開110における角膜の閉塞がさらに進行し易くなる。また、外部弁81が厚いので、術後の角膜80の形状も安定し易い。
図6に示すように、本実施形態では、トンネル切開110から角膜80の裏面までの距離は、挿入経路の角膜裏面側に近づく程小さくなる。一例として、本実施形態では、トンネル切開110のうち、挿入経路の角膜表面側に最も近い部位(外部切開120との接続部位)で、トンネル切開110と角膜80の裏面との間の距離が最大となる。また、トンネル切開110のうち、挿入経路の角膜裏面側に最も近い部位(内部切開130との接続部位)で、トンネル切開110と角膜80の裏面との間の距離が最小となる。図6に示す例では、挿入経路のうち、角膜裏面側に近い部位の内部弁82の厚みD2は、角膜表面側に近い部位の内部弁82の厚みD1よりも薄くなる。この場合、内部弁82の全体が薄くなりすぎて内部弁82の強度が低下することが抑制される。その結果、内部弁82が手術器具の挿入の妨げ等になることが抑制される。つまり、トンネル切開110の閉塞のし易さと、内部弁82の強度の確保とが両立される。
図4に示すように、本実施形態では、トンネル切開110の幅は略一定である。しかし、トンネル切開110の幅は一定でなくてもよい。例えば、トンネル切開110の幅は、角膜頂点側(つまり、角膜裏面側)に近づく程小さくなってもよい。
<外部切開>
図3および図6に示すように、外部切開120は、角膜80の表面側からトンネル切開110に向けて延びる。術者は、外部切開120を通じて容易に手術器具を角膜80の表面からトンネル切開110に挿入することができる。
図4および図5に示すように、本実施形態では、外部切開120のうち少なくとも角膜表面側の端部における垂直断面上の形状は、角膜80の頂点側に向かって凸状である。この場合、図4に示すように、トンネル切開110の挿入経路の長さが短くなり、且つ切開創が大きくなる。よって、本実施形態では、外部切開120の垂直断面形状を直線形状とする場合とは異なり、切開の幅を広げなくても手術器具の挿入が容易になる。また、外部切開120の入り口における角膜組織の撓みが少なくなるので、角膜切開100による惹起乱視が少なくなる。さらに、外部切開120の両側(表側と裏側)に位置する組織同士の接触面積が容易に増加する。
<内部切開>
図3および図6に示すように、内部切開130は、トンネル切開110側から角膜80の裏面側に向けて延びる。術者は、内部切開130を通して容易に手術器具をトンネル切開110から角膜80の裏面に挿入することができる。
図4および図5に示すように、本実施形態では、内部切開130のうち少なくとも角膜裏面側の端部における垂直断面上の形状は、角膜80の外周側に向かって凸状である。この場合、図4に示すように、トンネル切開110の挿入経路の長さが短くなり易いので、術者による手術器具の挿入が容易になる。また、図4に示すように、角膜外周84から、内部切開130の角膜裏面側(つまり、本実施形態では角膜頂点側)の端部までの距離が、幅方向の位置に関わらず均一になり易い。従って、内部弁82の左右両端を大きくすることができるので、角膜切開100の閉塞がさらに進行し易くなる。
図6に示すように、本実施形態では、角膜80の裏面に対する内部切開130の挿入経路の角度が垂直である。この場合、内部弁82の先端側(つまり、挿入経路の角膜裏面側)に薄片が形成されることが抑制される。従って、薄片が手術の妨げになることが抑制される。なお、内部切開130の挿入経路の角度は、角膜80の裏面に対して厳密に垂直でなくてもよい。例えば、垂直から±15度の範囲内の角度とすれば、薄片による不具合の発生は抑制される。
<垂直断面における角膜切開の形状の変化>
図3および図5に示すように、本実施形態の眼科用レーザ手術装置1は、挿入経路上の位置に応じて、垂直断面における角膜切開100の形状を変化させることができる。換言すると、本実施形態では、挿入経路上の第一位置と、第一位置とは異なる挿入経路上の第二位置とで、垂直断面における角膜切開100の形状が変化する。従って、眼科用レーザ手術装置1は、それぞれの部位に応じた適切な垂直断面形状の角膜切開100を、より正確且つ容易に形成することができる。つまり、術者がナイフ等を用いて手動で角膜切開を形成する場合とは異なり、所望の垂直断面形状を容易に形成することができ、且つ正確性も向上する。
図5に示すように、本実施形態では、外部切開120の垂直断面形状と、トンネル切開110の垂直断面形状とが異なる。また、内部切開130の垂直断面形状と、トンネル切開110の垂直断面形状とが異なる。従って、眼科用レーザ手術装置1は、トンネル切開110、外部切開120、および内部切開130の各々を、それぞれの機能に応じた適切な形状とすることができる。
図3および図6に示すように、本実施形態では、複数の切開の各々を接続する接続部位が屈曲している。具体的には、挿入経路を含む断面で見た場合に、トンネル切開110と外部切開120を接続する接続部位が屈曲しており、且つ、トンネル切開110と内部切開130を接続する接続部位も屈曲している。よって、内部弁82と外部弁81との位置関係が、屈曲部位によって固定され易い。
上記実施形態で開示された内容は一例に過ぎない。従って、上記実施形態で開示された内容を変更することも可能である。例えば、上記実施形態では、トンネル切開110、外部切開120、および内部切開130の3つの部位を含む角膜切開100が形成される。しかし、眼科用レーザ手術装置1は、3つの部位の少なくともいずれかを含まない角膜切開を形成することも可能である。例えば、トンネル切開110のみを角膜80の表面側から裏面側まで形成することも可能である。この場合でも、例えば、垂直断面形状が曲線形状または屈曲形状となる角膜切開を形成することで、角膜切開の閉塞は進行し易くなる。また、上記実施形態で形成される角膜切開100の形状は、縫合を必要とせずに自己閉塞するために十分な形状である。しかし、切開の一部を縫合する場合でも、上記実施形態で開示された内容の少なくとも一部を適用することで、角膜切開の閉塞は進行し易くなる。
上記実施形態では、トンネル切開110の垂直断面形状と、外部切開120の垂直断面形状と、内部切開130の垂直断面形状とが互いに異なる。しかし、例えば、トンネル切開110の垂直断面形状が、トンネル切開110の各部位に応じて変化するように、トンネル切開110が形成されてもよい。外部切開120および内部切開130についても同様に、1つの切開における垂直断面形状が変化してもよい。
上記実施形態では、角膜80の表面から裏面まで貫通する角膜切開100がレーザによって形成される。しかし、レーザによって形成される切開は、挿入経路の全てを構成する必要は無い。例えば、角膜80を貫通しない部分を含む角膜切開をレーザで形成し、最終的に術者が手術器具を角膜切開に挿入して押し込むことで角膜80を貫通させることも可能である。この場合、手術器具が角膜切開から患者眼Eに挿入されるまで、患者眼Eの内部が保護される。この場合、眼科用レーザ手術装置1は、トンネル切開110、外部切開120、および内部切開130の少なくともいずれかの切開の途中に貫通しない部分を設けてもよいし、それぞれの切開の接続部分に貫通しない部分を設けてもよい。
上記実施形態では、図2に示すように、角膜切開形状のプラニング(S2)と、レーザの照射制御(S4)とが共に眼科用レーザ手術装置1によって実行される。しかし、プラニングを行うデバイスと、レーザの照射制御を行うデバイスとは同一である必要は無い。例えば、眼科用レーザ手術装置1は、外部のパーソナルコンピュータによってプラニングされたデータを取得し、取得したデータに従ってレーザの照射制御を行ってもよい。
1 眼科用レーザ手術装置
10 レーザ光源
30 走査ユニット
53 対物レンズ
60 観察・撮影ユニット
76 制御ユニット
77 CPU
78 ROM
80 角膜
81 外部弁
82 内部弁
100 角膜切開
110 トンネル切開
120 外部切開
130 内部切開

Claims (14)

  1. パルスレーザ光を患者眼の組織に集光させて前記組織に光破壊を生じさせることで前記患者眼を処置する眼科用レーザ手術装置であって、
    パルスレーザ光を出射するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から出射されるパルスレーザ光の集光位置を走査する走査手段と、
    前記眼科用レーザ手術装置の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    手術器具が挿入される挿入経路となる角膜切開を、前記走査手段を制御して前記患者眼の角膜に形成する場合に、
    前記挿入経路が延びる方向に対して垂直な断面である垂直断面の形状が、曲線形状または屈曲形状となる部分を含む前記角膜切開を、前記角膜に形成することが可能であることを特徴とする眼科用レーザ手術装置。
  2. 請求項1に記載の眼科用レーザ手術装置であって、
    前記制御部は、
    前記挿入経路上の第一位置と、前記第一位置とは異なる前記挿入経路上の位置である第二位置とで、前記垂直断面における前記角膜切開の形状を変化させることが可能であることを特徴とする眼科用レーザ手術装置。
  3. 請求項1または2に記載の眼科用レーザ手術装置であって、
    前記制御部は、
    切開面が前記角膜の表面と向き合うトンネル切開を含む前記角膜切開を、前記走査手段を制御することで前記角膜に形成することが可能であることを特徴とする眼科用レーザ手術装置。
  4. 請求項3に記載の眼科用レーザ手術装置であって、
    前記制御部は、
    前記トンネル切開の少なくとも一部における前記垂直断面上の形状を、前記垂直断面における前記角膜の表面の形状に沿う曲線形状とすることが可能であることを特徴とする眼科用レーザ手術装置。
  5. 請求項3または4に記載の眼科用レーザ手術装置であって、
    前記制御部は、
    前記角膜の表面から前記トンネル切開までの距離を、前記トンネル切開から前記角膜の裏面までの距離よりも大きくすることを特徴とする眼科用レーザ手術装置。
  6. 請求項3から5のいずれかに記載の眼科用レーザ手術装置であって、
    前記制御部は、
    前記トンネル切開から前記角膜の裏面までの距離を、前記挿入経路の前記角膜裏面側に近づく程小さくすることを特徴とする眼科用レーザ手術装置。
  7. 請求項3から6のいずれかに記載の眼科用レーザ手術装置であって、
    前記制御部は、
    前記角膜表面側から前記トンネル切開に向けて延びる外部切開を含む前記角膜切開を、前記走査手段を制御することで前記角膜に形成することが可能であることを特徴とする眼科用レーザ手術装置。
  8. 請求項7に記載の眼科用レーザ手術装置であって、
    前記制御部は、
    前記外部切開のうち少なくとも前記角膜表面側の端部における前記垂直断面上の形状を、前記角膜の頂点側に向かって凸状とすることが可能であることを特徴とする眼科用レーザ手術装置。
  9. 請求項7または8に記載の眼科用レーザ手術装置であって、
    前記制御部は、
    前記外部切開と前記トンネル切開とで、前記垂直断面上の形状を変化させることを特徴とする眼科用レーザ手術装置。
  10. 請求項3から9のいずれかに記載の眼科用レーザ手術装置であって、
    前記制御部は、
    前記トンネル切開側から前記角膜裏面側に向けて延びる内部切開を含む前記角膜切開を、前記走査手段を制御することで前記角膜に形成することが可能であることを特徴とする眼科用レーザ手術装置。
  11. 請求項10に記載の眼科用レーザ手術装置であって、
    前記制御部は、
    前記内部切開のうち少なくとも前記角膜裏面側の端部における前記垂直断面上の形状を、前記角膜の外周側に向かって凸状とすることが可能であることを特徴とする眼科用レーザ手術装置。
  12. 請求項10または11に記載の眼科用レーザ手術装置であって、
    前記制御部は、
    前記角膜の裏面に対する前記内部切開の前記挿入経路の角度を垂直とすることを特徴とする眼科用レーザ手術装置。
  13. 請求項10から12のいずれかに記載の眼科用レーザ手術装置であって、
    前記制御部は、
    前記内部切開と前記トンネル切開とで、前記垂直断面上の形状を変化させることを特徴とする眼科用レーザ手術装置。
  14. パルスレーザ光の集光位置を走査する走査手段を備え、パルスレーザ光を患者眼の組織に集光させて前記組織に光破壊を生じさせる眼科用レーザ手術装置を制御するための眼科手術制御プログラムであって、
    前記眼科用レーザ手術装置のプロセッサによって実行されることで、
    手術器具が挿入される挿入経路となる角膜切開を、前記走査手段を制御して前記患者眼の角膜に形成する場合に、
    前記挿入経路が延びる方向に対して垂直な断面である垂直断面の形状が、曲線形状または屈曲形状となる部分を含む前記角膜切開を、前記角膜に形成する角膜切開形成ステップ
    を前記眼科用レーザ手術装置に実行させることが可能であることを特徴とする眼科手術制御プログラム。

JP2014201913A 2014-09-30 2014-09-30 眼科用レーザ手術装置および眼科手術制御プログラム Pending JP2016067714A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014201913A JP2016067714A (ja) 2014-09-30 2014-09-30 眼科用レーザ手術装置および眼科手術制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014201913A JP2016067714A (ja) 2014-09-30 2014-09-30 眼科用レーザ手術装置および眼科手術制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016067714A true JP2016067714A (ja) 2016-05-09

Family

ID=55865369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014201913A Pending JP2016067714A (ja) 2014-09-30 2014-09-30 眼科用レーザ手術装置および眼科手術制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016067714A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11931243B2 (en) Method and apparatus for creating ocular surgical and relaxing incisions
JP6498692B2 (ja) 共焦点レーザ眼球手術システム
RU2604944C2 (ru) Лазерная хирургическая система, управляемая получаемыми изображениями
JP6202252B2 (ja) 眼科用レーザ手術装置
US20220287882A1 (en) System and method for laser corneal incisions for keratoplasty procedures
US20130338648A1 (en) Ophthalmic laser surgical apparatus
JP6024218B2 (ja) 眼科用レーザ手術装置
US9861275B2 (en) Apparatus, interface unit, suction ring and method to monitor corneal tissue
EP2574318A1 (en) Ophthalmic laser surgical apparatus
US10548470B2 (en) Image processing method and system for edge detection and laser eye surgery system incorporating the same
JP6524609B2 (ja) 眼科用レーザ手術装置
US10575987B2 (en) Ophthalmic treatment device and control method therefor
JP2015084965A (ja) 眼科用レーザ手術装置および眼科手術制御データ作成プログラム
JP2015195923A (ja) 眼科用レーザ手術装置
JP2016067714A (ja) 眼科用レーザ手術装置および眼科手術制御プログラム
US9615971B2 (en) Ophthalmic laser surgery apparatus and program of creating control data for ophthalmic surgery
JP2016120059A (ja) 眼科用レーザ手術装置および眼科手術制御プログラム
AU2012201050B2 (en) Apparatus for creating ocular surgical and relaxing incisions