JP2016067297A - Portable work machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、細長いシャフト内の駆動軸を回転させることによって駆動される作業部材をシャフトの一端に具備する携帯作業機に関する。 The present invention relates to a portable working machine having a working member that is driven by rotating a driving shaft in an elongated shaft at one end of the shaft.
携帯作業機の一種である刈払機においては、細長いシャフト(操作棹)の前端(一端)側に刈刃(作業部材)が設けられ、この刈刃が回転することによって草木等の刈払い作業が行われる。こうした刈払機の動力源としては、小型のエンジンやモータが用いられる。動力源としてエンジンが使用された刈払機は、モータが用いられる場合と比べて高い出力を得ることができ、かつ連続使用可能な時間も長いため、屋外において特に好ましく用いられる。 In a brush cutter that is a type of portable work machine, a cutting blade (working member) is provided on the front end (one end) side of an elongated shaft (operating rod), and the cutting blade rotates to perform cutting work such as plants. Done. As a power source of such a brush cutter, a small engine or motor is used. A brush cutter in which an engine is used as a power source can obtain a high output as compared with the case where a motor is used and has a long continuous use time. Therefore, the brush cutter is particularly preferably used outdoors.
この場合、エンジンを具備する動力部は重くなるため、シャフトにおける刈刃と反対の後端(他端)側に動力部は設けられる。こうした構成の刈払機については、例えば特許文献1に記載されている。図8は、こうした刈払機500の構成を示す側面図である。ここでは、細長いシャフト(操作棹)501の前端側にギヤケース502が設けられ、ギヤケース502に設けられた回転軸(図示せず)には、刈刃(作業部材)503が装着される。この回転軸は、シャフト501内において同軸に設けられた駆動軸(図示せず)によって駆動される。一方、この駆動軸は、動力部504内のエンジンによって駆動される。また、こうした形態の刈払機500を作業者が携帯しやすいように、前後方向におけるシャフト501の中央付近には、ハンドル505が設けられている。ハンドル505には、刈刃503あるいはエンジンの回転数を制御するためのスロットルレバー(図示せず)が装着される。このため、作業者は、ハンドル505を把持しながらスロットルレバーを操作し、刈刃503を、切断対象となる草木等に当接させることができる。この際、刈り払い作業を円滑に行うためには、シャフト501の長さは、例えば1.5m程度に設定される。
In this case, since the power unit including the engine is heavy, the power unit is provided on the rear end (other end) side of the shaft opposite to the cutting blade. A brush cutter having such a configuration is described in
このように長いシャフト501が用いられる場合には、その内部の駆動軸もこれに応じて長くなり、駆動軸の製造時における偏心(胴ぶれ)が存在した場合には、運転時における振動が大きくなる。また、運転時において特にエンジンが動力源として用いられる場合、運転時にエンジンが発生する振動も大きくなり、この振動が駆動軸を介して伝わる。このため、上記の構成においては、作業時にハンドル505等を介して作業者に激しく振動が伝わった。駆動軸を弾性体で構成すればこうした振動は低減されるが、この場合には駆動軸の耐久性を確保することが困難であった。
When such a
すなわち、細長いシャフトが用いられた携帯作業機において、作業者に伝わる振動を低減することが望まれた。 That is, in a portable work machine using an elongated shaft, it has been desired to reduce vibration transmitted to the worker.
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、上記の問題点を解決する発明を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such problems, and an object thereof is to provide an invention that solves the above problems.
本発明は、上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
本発明の携帯作業機は、一端から他端にわたり延伸し長手方向に沿った軸心の周りで回転することによって前記他端から前記一端に動力を伝達する駆動軸を具備する携帯作業機であって、前記駆動軸において、長さ方向における前記一端、前記他端のうちの一方の側に設けられた第1ユニットと、前記長さ方向における前記一端、前記他端のうちの他方の側に設けられた第2ユニットと、が切り離し可能とされて結合する連結部が設けられ、前記連結部には弾性体が設けられ、当該弾性体を介して前記動力が伝達される構成とされたことを特徴とする。
本発明の携帯作業機は、前記駆動軸において、前記第連結部が長手方向に複数設けられたことを特徴とする。
本発明の携帯作業機は、前記駆動軸において、複数の前記連結部における前記第1ユニット、複数の前記連結部における前記第2ユニットは、それぞれ前記駆動軸の長手方向における同一の側に設けられたことを特徴とする。
本発明の携帯作業機において、前記駆動軸の長手方向における2つの前記連結部の間の領域は、前記駆動軸の長手方向における他の領域と分離可能とされたことを特徴とする。
本発明の携帯作業機は、前記駆動軸の長手方向における2つの前記連結部の間の領域として、長さの異なる複数種類が設けられたことを特徴とする。
本発明の携帯作業機において、前記第1ユニットは、中心軸が前記駆動軸と平行とされ弾性体で構成された4本のダンパが、前記軸心から見て各々の前記中心軸が矩形形状をなすように固定された構成を具備し、前記第2ユニットは、前記軸心方向から見た4本の前記ダンパが配列された構造の中心に前記軸心方向から挿入される矩形形状の断面を有するダンパ嵌合部を具備し、4本の前記ダンパと前記ダンパ嵌合部とが接することによって、前記第1ユニットと前記第2ユニットとの間で動力が伝達されることを特徴とする。
本発明の携帯作業機において、前記駆動軸は円筒形状のシャフトの内部に同軸に設けられ、前記シャフトは、前記連結部に対応した箇所で分断可能とされたことを特徴とする。
本発明の携帯作業機において、前記シャフトには、作業者によって把持されるハンドルが固定されたことを特徴とする。
本発明の携帯作業機は、動力源が内蔵され前記シャフトにおける前記ハンドルよりも前記他端側に設けられた動力部と、前記動力源によって前記駆動軸を介して駆動され前記シャフトにおける前記ハンドルよりも前記一端側に設けられた作業部材と、を具備することを特徴とする。
本発明の携帯作業機は、2つの前記連結部が、前記シャフトの長手方向において前記ハンドルと前記シャフトの接続部分よりも前記一端側に設けられたことを特徴とする。
本発明の携帯作業機は、前記シャフトの長手方向における前記ハンドルと前記シャフトの接続部分の両側にそれぞれ前記連結部が設けられたことを特徴とする。
本発明の携帯作業機は、前記作業部材が刈刃とされた刈払機であることを特徴とする。
In order to solve the above problems, the present invention has the following configurations.
A portable work machine according to the present invention is a portable work machine including a drive shaft that extends from one end to the other end and rotates around an axis along a longitudinal direction to transmit power from the other end to the one end. In the drive shaft, the first unit provided on one side of the one end and the other end in the length direction, and the other end of the one end and the other end in the length direction. A connecting portion is provided that is separable from the provided second unit, and an elastic body is provided in the connecting portion, and the power is transmitted through the elastic body. It is characterized by.
The portable work machine according to the present invention is characterized in that a plurality of the first connecting portions are provided in the longitudinal direction on the drive shaft.
In the portable work machine of the present invention, in the drive shaft, the first unit in the plurality of connecting portions and the second unit in the plurality of connecting portions are respectively provided on the same side in the longitudinal direction of the drive shaft. It is characterized by that.
In the portable work machine according to the present invention, a region between the two connecting portions in the longitudinal direction of the drive shaft is separable from other regions in the longitudinal direction of the drive shaft.
The portable work machine according to the present invention is characterized in that a plurality of types having different lengths are provided as a region between the two connecting portions in the longitudinal direction of the drive shaft.
In the portable work machine according to the present invention, the first unit includes four dampers each having a central axis parallel to the drive shaft and formed of an elastic body. Each of the central axes is rectangular when viewed from the axis. The second unit has a rectangular section that is inserted from the axial direction into the center of the structure in which the four dampers viewed from the axial direction are arranged. And the four dampers are in contact with the damper fitting portions so that power is transmitted between the first unit and the second unit. .
The portable work machine according to the present invention is characterized in that the drive shaft is coaxially provided inside a cylindrical shaft, and the shaft can be divided at a position corresponding to the connecting portion.
In the portable work machine of the present invention, a handle to be held by an operator is fixed to the shaft.
The portable work machine according to the present invention includes a power source having a built-in power source and provided on the other end side of the handle in the shaft, and driven by the power source via the drive shaft from the handle in the shaft. And a working member provided on the one end side.
The portable work machine according to the present invention is characterized in that the two connecting portions are provided on the one end side with respect to the connecting portion of the handle and the shaft in the longitudinal direction of the shaft.
The portable work machine according to the present invention is characterized in that the connecting portions are provided on both sides of a connecting portion between the handle and the shaft in the longitudinal direction of the shaft.
The portable working machine of the present invention is a brush cutter in which the working member is a cutting blade.
本発明は以上のように構成されているので、細長いシャフトが用いられた携帯作業機において、作業者に伝わる振動を低減することができる。 Since this invention is comprised as mentioned above, in the portable working machine using the elongate shaft, the vibration transmitted to an operator can be reduced.
本発明の実施の形態となる刈払機(携帯作業機)の構成について説明する。図1は、この刈払機1の構成を示す側面図である。図1においては、左側が作業時における作業者の前方となり、右側が後方となる。この刈払機1においても、前後方向に細長いシャフト(操作棹)11の前端(一端)側に刈刃(作業部材)が装着されるギヤケース12が設けられ、後端(他端)側に、動力源となるエンジンが内蔵された動力部13が設けられる。刈刃はギヤケース12に対して脱着自在とされ、図1においては刈刃が装着されない状態が示されている。エンジンのクランク軸は、細長いシャフト11の内部に同軸に設けられた駆動軸(図1において図示せず)に遠心クラッチを介して接続される。これによって、駆動軸はその軸心の周りで回転駆動され、この回転運動がギヤケース12に伝達され、適度に減速されて、刈刃が固定される回転軸に伝達される。また、クランク軸には冷却ファンも固定され、クランク軸の回転時には常に冷却風が生成され、エンジンやマフラ等の冷却が行われる。また、前後方向におけるシャフト11の中央付近には、作業者が把持することのできるハンドル14が設けられる。以上の点については、前記の刈払機500と同様である。
A configuration of a brush cutter (portable work machine) according to an embodiment of the present invention will be described. FIG. 1 is a side view showing the configuration of the
ただし、この刈払機1においては、図1における断面A−A、断面B−Bの2箇所に、シャフト11及び駆動軸が分離可能とされた連結部が設けられる。連結部は、第1ユニットと第2ユニットとが組み合わされて構成される。図2は、この連結部を構成する第1ユニット20、第2ユニット30の構成を示す組み立て図である。駆動軸において、第1ユニット20は動力部13側に固定され、第2ユニット30はギヤケース12側に固定される。第1ユニット20と第2ユニット30は分割可能とされる。図2(a)においては、第1ユニット20、第2ユニット30それぞれの組み立て図が示され、図2(b)においては、第1ユニット20、第2ユニット30それぞれが組み立てられた状態が示されている。
However, in this
第1ユニット20は、駆動軸の動力部13側の部分である動力部側駆動軸15Aに固定される。このため、図2(a)に示されるように、円筒形状の金属で構成された第1ユニット基部21が動力部側駆動軸15Aの端部に固定される。第1ユニット基部21の内側に、ダンパ部22が収容された状態で、略円筒形状のダンパカバー23が第1ユニット基部21の内面に固定されることによって、ダンパカバー23、ダンパ部22が第1ユニット基部21及び動力部側駆動軸15Aに固定される。
The
ダンパ部22は、第1ユニット基部21の内側に収まる大きさの円板形状である金属で構成されたゴムダンパ固定部22Aと、その一方(ギヤケース側駆動軸15B側)の主面に固定された円筒形状の4本のゴムダンパ22Bとで構成される。ゴムダンパ22Bは、弾性体(硬質のゴム等)で構成され、その中心軸が駆動軸の軸心と平行とされ、軸心方向から見て各ゴムダンパ22Bの中心軸が正方形の頂点を構成するように配列される。
The
ダンパカバー23は、その内部に4本のゴムダンパ22Bが並んだ構成(ダンパ部22)を収容した状態で第1ユニット基部21に固定されるように構成される。このため、その動力部側駆動軸15A側においては、第1ユニット基部21の内面に嵌合する円筒形状の外面を具備する嵌合部23Aが設けられている。また、ダンパカバー23におけるギヤケース側駆動軸15B側の面から動力部側駆動軸15A側の面にかけて、4本のゴムダンパ22Bが並んだ構成を内部に収容する略矩形形状のダンパ接続穴23Bが設けられている。ダンパカバー23は、ダンパ部22を第1ユニット基部21に固定するために用いられるため、弾性変形せず定形性のある樹脂材料や金属等で構成される。嵌合部23Aが第1ユニット基部21の内面に圧入されることによって、ダンパカバー23、ダンパ部22は、第1ユニット基部22に固定される。図2(b)に組み立て後の形状が示されるように、組み立て後においては、ダンパ部22はダンパカバー23で覆われる。
The damper cover 23 is configured to be fixed to the
一方、第2ユニット30は、金属製の駆動軸のギヤケース12側の部分であるギヤケース側駆動軸15Bに固定される。ここでは、駆動軸と同軸に延伸し矩形形状の断面をもつ金属(非弾性体)製のダンパ嵌合部31が第2ユニット30となる。ダンパ嵌合部31は、ダンパ部22における4本のゴムダンパ22Bが並んだ構成の中心に挿入できるような大きさとされる。
On the other hand, the
図3(a)は、第1ユニット20の中心軸に沿った断面図であり、図3(b)は、そのC−C方向の断面図である。図3(b)に示されるように、ダンパ接続穴23Bの略矩形形状の4つの頂点側において、4本のゴムダンパ22Bがそれぞれダンパ接続穴23Bの内面に内接する。このため、4本のゴムダンパ22B(ダンパ部22)、ダンパカバー23、第1ユニット基部21は、動力部側駆動軸15Aと一体となって回転する。
FIG. 3A is a cross-sectional view along the central axis of the
図4(a)は、第1ユニット20と第2ユニット30とが組み合わされた際の構造の中心軸に沿った断面図であり図3(a)に対応する。図4(b)は、この状態のD−D方向の断面図であり、図3(b)に対応し、かつ図1におけるA−A断面、B−B断面におけるシャフト11内における断面の構造に対応する。図3(b)に示されるように、駆動軸の軸心方向から見て、矩形形状のダンパ嵌合部31は、4本のゴムダンパ22Bが配列した中心に挿入される。この際、ダンパ嵌合部31は、隣接する2本のゴムダンパ22Bの間にその頂点が来る形態とされてダンパ接続穴23Bに挿入され、各ゴムダンパ22Bが弾性変形し圧縮された状態でダンパ嵌合部31を安定して支持することができる。すなわち、この状態で第1ユニット20と第2ユニット30とは結合する。また、第1ユニット20と第2ユニット30を軸心方向に沿って引き離すことによって、これらを容易に分離することができる。
FIG. 4A is a cross-sectional view along the central axis of the structure when the
上記の第1ユニット20と第2ユニット30が結合した場合には、動力は、第1ユニット20(動力部側駆動軸15A)側から第2ユニット30(ギヤケース側駆動軸15B)に伝達される。この際の動力伝達は、弾性体で構成された4本のゴムダンパ22Bと、非弾性体で構成されたダンパ嵌合部31とが接することによって行われる。この際、4本のゴムダンパ22Bは弾性変形をするため、これによって振動を吸収することができる。このため、作業者に伝わる振動が低減する。
When the
上記の第1ユニット20、第2ユニット30は駆動軸に設けられる部品であり、前記の通り、実際には駆動軸はシャフト11の内部に設けられるため、駆動軸に合わせてシャフト11も分割可能とされる。図5は、シャフト11も含めた連結部の構成を示す図であり、図4に対応する。図5(b)は、図5(a)におけるE−E方向の断面図である。
The
図5(a)においては、シャフト11は、第1ユニット20が設けられた側のシャフト11Aと、第2ユニット30が設けられた側のシャフト11Bとに分割されており、シャフト11A、シャフト11Bは、内径、外形共に等しい。ここで、第1ユニット20における第1ユニット基部21は、円筒形状のシャフト11A、11Bとは非接触となっており、動力部側駆動軸15A、ギヤケース側駆動軸15Bは、実際にはシャフト11A、11Bに設置された図示されていない複数個のブッシュ(メタル軸受)によって支持されている。また、第1ユニット基部21の存在する箇所から第2ユニット30側にかけては、内径がシャフト11A(11B)よりも大きくされたシャフト連結部11Xが設けられており、シャフト連結部11Xの内径はシャフト11B(11A)の外径と略等しくされる。
5A, the
このため、前記のように第1ユニット20と第2ユニット30とを連結し、かつ第1ユニット20側のシャフト連結部11Xを第2ユニット側のシャフト11Bに嵌合させることができる。すなわち、シャフト11A、第1ユニット20、動力部側駆動軸15Aが組み合わされた部品、シャフト11B、第2ユニット30、ギヤケース側駆動軸15Bが組み合わされた部品とを、図5に示されるように、容易に連結することができる。
For this reason, the
図1の構造においては、図5の構造においてシャフト11A、11B間の固定を強固にし、かつ、シャフト11A、11Bが作業中に回転することを防止するために、連結用ノブ40が更に設けられている。図6は、この構造を示す断面図であり、図5(a)に対応する。この構造においては、シャフト連結部11Xとシャフト11Bとが嵌合した部分において、これらが嵌合した際にシャフト連結部11Xとシャフト11Bを貫通する固定用貫通孔11Yが形成されている。固定用貫通孔11Yの内面にはねじ加工が施されている。図6における連結用ノブ40の下側には固定用ねじ41が装着されており、シャフト連結部11Xとシャフト11Bとが嵌合した状態において、固定用ねじ41を固定用貫通孔11Yに装着することができる。
In the structure of FIG. 1, a
このため、作業者は、第1ユニット20及びシャフト11Aと第2ユニット30及びシャフト11Bとを連結する際には、連結用ノブ40を回し、固定用ねじ41を固定用貫通孔11Yに装着することによって、これらの間を強固に固定することができる。この際においても、前記の通り、動力の伝達がゴムダンパ22Bとダンパ嵌合部31との間で行われることは変わらないため、作業者に伝わる振動は低減される。また、連結用ノブ40を上記と逆に回し、固定用ねじ41を固定用貫通孔11Yから取り外した後に、第1ユニット20及びシャフト11Aと第2ユニット30及びシャフト11Bとを容易に分離することができる。
Therefore, when connecting the
また、図1の構成においては、上記の構成の連結部は、A−A、B−Bの2箇所に設けられている。この際、図1におけるA−A、B−Bのそれぞれにおける連結部の向きは、図6に示された向きと同様であり、どちらにおいても、第1ユニット20が右側(動力部13側)、第2ユニット30が左側(ギヤケース12側)からそれぞれ連結される。このため、この刈払機1においては、図1におけるA−A、B−B間における駆動軸15、シャフト11が一体化された部品(シャフト部品111)として取り外し可能とされている。このシャフト部品111においては、左側に第1ユニット20、右側に第2ユニット30が設けられている。シャフト部品111においては、長さの異なる複数種類のものを設定することができ、これを選択して刈払機1に用いることによって、シャフト11の全長を設定することができる。図7は、長いシャフト部品111を用いることによって図1の場合よりもシャフト11の全長が長くした場合の構成を示す。
Moreover, in the structure of FIG. 1, the connection part of said structure is provided in two places of AA and BB. At this time, the direction of the connecting portion in each of AA and BB in FIG. 1 is the same as the orientation shown in FIG. 6, and in either case, the
このように連結部(第1ユニット20、第2ユニット30)によって分割可能なシャフト部品111を複数用いる場合において、この例のように、各シャフト部品111が、第1ユニット20を一方の側、第2ユニット30を他方の側、シャフト連結部11Xを一方の側に設けるように統一されていれば、シャフト部品111を複数本連結することもできる。これにより、シャフト11の長さ設定の自由度が更に高まる。この際に各連結部において振動が低減されるため、振動低減の効果が特に大きくなる。特に、駆動軸15の全長が長い場合には、その胴ぶれの影響が大きくなり、振動が発生しやすくなるため、この効果は顕著である。また、仮にいずれかのシャフト部品111における第1ユニット20、第2ユニット30が破損した場合には、このシャフト部品111のみを交換すればよい。あるいは、刈払機1を分解して短くした状態で運搬することもできる。
Thus, in the case of using a plurality of
また、このように、長い駆動軸15(シャフト11)を、短いシャフト部品111の組み合わせで構成する場合には、単一のシャフト部品111において用いられる駆動軸15は短くなるため、製造時における偏心の絶対値を小さくすることができる。この観点からも、振動を低減することができる。
Further, when the long drive shaft 15 (shaft 11) is configured by a combination of the
また、仮に連結部におけるゴムダンパ22Bが破損した場合においては、ギヤケース12側に動力が伝達されなくなり、刈刃は停止するため、作業場の安全性も確保される。更に、例えば刈刃の負荷が大きいためにその回転が阻害される過負荷運転時には、遠心クラッチ、シリンダ等に大きな負担がかかりこれらが破損や、かじりが発生する場合がある。この場合には、クラッチハウジングやクランク軸、シリンダ、ピストンの修理、交換が必要となる場合も発生する。こうした場合において、遠心クラッチ等よりもゴムダンパ22Bが先に破損するようにゴムダンパ22Bの構造、強度を設定すれば、遠心クラッチ等の破損を防止することができる。この場合、遠心クラッチ等の交換作業よりも前記のシャフト部品111の交換作業は容易であるため、ゴムダンパ22Bが破損した場合の対応を極めて容易に行うことができる。また、ゴムダンパ22Bは遠心クラッチ等よりも安価であり、ゴムダンパ22Bのみの交換も低コストで行うことができる。
Further, if the
また、図1、7の構成においては、2つの連結部は共にハンドル14の前方(ハンドル14とシャフト11の接続部分の前方)に設けられた。しかしながら、ハンドル14とシャフト11の接続部分の前方、後方にそれぞれ連結部を設けることもできる。この場合には、ハンドル14を交換することも可能となる。例えば、刈払機において用いられるハンドルには、図1、7に示されるようなバイクハンドルと、環状とされたループハンドルの2種類がある。これらのハンドルを、作業者の嗜好に応じて選択する、あるいは作業者の体格等に応じて、適切な大きさのこれらのハンドルを選択して用いることができる。すなわち、ハンドルの交換も容易に行うことができる。
1 and 7, the two connecting portions are both provided in front of the handle 14 (in front of the connecting portion between the
また、上記の例では、図2等に示された構造の第1ユニット20、第2ユニット30が用いられた。しかしながら、第1ユニット側に固定され弾性体で構成された部材と第2ユニットとが当接することによって動力が伝達され、第1ユニットと第2のユニットの接続・分離が容易に行える構造であれば、同様に用いることができることは明らかである。例えば、一般的に運転時における駆動軸の回転方向は定まっているため、この回転時にねじが緩まないような方向でダンパカバー23を第1ユニット基部21にねじ止めすることもできる。また、ゴムダンパの動力部側駆動軸側への固定方法も任意である。
In the above example, the
また、上記の例では、第1ユニット20(ゴムダンパ22B)は動力部側駆動軸15A側に固定され、ゴムダンパ22Bと当接するダンパ嵌合部31(第2ユニット30)がギヤケース側駆動軸15B側に固定された。しかしながら、第1ユニットをギヤケース側駆動軸に固定し、第2ユニットを動力部側駆動軸に固定しても同様の効果を奏することは明らかである。
In the above example, the first unit 20 (
更に、上記の例は刈払機であったが、同様に細長いシャフト、駆動軸が用いられる作業部材がその一端側に設けられる携帯作業機であれば、同様の構成が有効であることは明らかである。こうした携帯作業機としては、例えばポールヘッジトリマ、ポールソー等がある。更に、上記の連結部を用いることにより、連結部よりも前方にあるギヤケース等を含む部分全体を交換することも容易となるため、例えば刈払機1における前方の部分を、動力部13及び駆動軸15によって同様に駆動されるヘッジトリマ用の部品、ポールソー用の部品と交換することができる。この場合には、上記の刈払機1を、ヘッジトリマ、ポールソーとして用いることができる。これらの場合において最適なシャフト11の長さは様々であるが、この際に長さを最適化することも、前記の通り行うことができる。この際、作業部材としては、回転運動をするものに限定されず、例えば往復運動をするものであっても、同様である。
Furthermore, although the above example is a brush cutter, it is clear that the same configuration is effective if it is a portable work machine in which the work member using the elongated shaft and the drive shaft is provided on one end side. is there. Examples of such portable work machines include a pole hedge trimmer and a pole saw. Furthermore, since it becomes easy to replace the entire part including the gear case and the like ahead of the connecting part by using the connecting part, for example, the front part of the
1、500 刈払機(携帯用作業機)
11、11A、11B、501 シャフト(操作棹)
11X シャフト連結部
11Y 固定用貫通孔
12、502 ギヤケース
13、504 動力部
14、505 ハンドル
15 駆動軸
15A 動力部側駆動軸(駆動軸)
15B ギヤケース側駆動軸(駆動軸)
20 第1ユニット
21 第1ユニット基部
22 ダンパ部
22A ゴムダンパ固定部
22B ゴムダンパ
23 ダンパカバー
23A 嵌合部
23B ダンパ接続穴
30 第2ユニット
31 ダンパ嵌合部
40 連結用ノブ
41 固定用ねじ
111 シャフト部品
503 刈刃(作業部材)
1,500 Brush cutter (portable work machine)
11, 11A, 11B, 501 Shaft (operating rod)
11X
15B Gear case side drive shaft (drive shaft)
20
Claims (12)
前記駆動軸において、長さ方向における前記一端、前記他端のうちの一方の側に設けられた第1ユニットと、前記長さ方向における前記一端、前記他端のうちの他方の側に設けられた第2ユニットと、が切り離し可能とされて結合する連結部が設けられ、前記連結部には弾性体が設けられ、当該弾性体を介して前記動力が伝達される構成とされたことを特徴とする携帯作業機。 A portable work machine comprising a drive shaft that extends from one end to the other end and rotates around an axis along the longitudinal direction to transmit power from the other end to the one end,
In the drive shaft, a first unit provided on one side of the one end and the other end in the length direction, and a first unit provided on the other side of the one end and the other end in the length direction. The second unit is provided with a connecting portion that can be separated and connected, and the connecting portion is provided with an elastic body, and the power is transmitted through the elastic body. A portable work machine.
前記第2ユニットは、前記軸心方向から見た4本の前記ダンパが配列された構造の中心に前記軸心方向から挿入される矩形形状の断面を有するダンパ嵌合部を具備し、
4本の前記ダンパと前記ダンパ嵌合部とが接することによって、前記第1ユニットと前記第2ユニットとの間で動力が伝達されることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の携帯作業機。 The first unit has a configuration in which four dampers, each having a central axis parallel to the drive shaft and made of an elastic body, are fixed so that each central axis has a rectangular shape when viewed from the axis. Comprising
The second unit includes a damper fitting portion having a rectangular cross section inserted from the axial direction at the center of a structure in which the four dampers viewed from the axial direction are arranged;
The motive power is transmitted between the first unit and the second unit when the four dampers and the damper fitting portion are in contact with each other. The portable work machine of Claim 1.
前記動力源によって前記駆動軸を介して駆動され前記ハンドルよりも前記一端側における前記シャフトに装着された作業部材と、
を具備することを特徴とする請求項8に記載の携帯作業機。 A power unit having a built-in power source and fixed to the shaft on the other end side than the handle;
A working member driven by the power source via the drive shaft and attached to the shaft on the one end side with respect to the handle;
The portable working machine according to claim 8, comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014201203A JP2016067297A (en) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | Portable work machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014201203A JP2016067297A (en) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | Portable work machine |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016067297A true JP2016067297A (en) | 2016-05-09 |
Family
ID=55863363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014201203A Pending JP2016067297A (en) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | Portable work machine |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016067297A (en) |
-
2014
- 2014-09-30 JP JP2014201203A patent/JP2016067297A/en active Pending
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