JP2016067255A - combine - Google Patents
combine Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016067255A JP2016067255A JP2014198983A JP2014198983A JP2016067255A JP 2016067255 A JP2016067255 A JP 2016067255A JP 2014198983 A JP2014198983 A JP 2014198983A JP 2014198983 A JP2014198983 A JP 2014198983A JP 2016067255 A JP2016067255 A JP 2016067255A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- grain
- discharge
- frame
- combine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、コンバインに関する。 The present invention relates to a combine.
コンバインは、走行装置を備えた車台の前側に刈取装置を設け、車台の上側に操縦部と脱穀装置とグレンタンクを設け、このグレンタンクの底部にグレンタンク内の穀粒を下方の搬送筒内へ繰り出す繰り出し装置を設け、搬送筒の入口側に送風装置を設け、搬送筒の出口側には穀粒排出案内用の排出筒を設けたものである(例えば、特許文献1参照)。 The combine is provided with a cutting device on the front side of the chassis equipped with the traveling device, and provided with a control unit, a threshing device and a Glen tank on the upper side of the chassis, and the grain in the Glen tank is placed in the lower transfer cylinder in the bottom of the Glen tank. Is provided with a feeding device for feeding out, a blower device is provided on the inlet side of the conveyance cylinder, and a discharge cylinder for grain discharge guidance is provided on the outlet side of the conveyance cylinder (see, for example, Patent Document 1).
しかしながら、穀粒排出案内用の排出筒は、トラックの荷台等の排出先の位置に応じて張り出し方向が変更されるが、張り出し方向の変更時に回転する部分が多く、排出筒を回動させる回動駆動装置に過大な負荷が掛かることがあった。また、このように回動した際に搬送筒や排出筒の支持剛性が不足し、搬送筒や排出筒の変形が発生する虞があった
本発明は上述した課題を解決するものであり、排出筒の張り出し方向の変更をより円滑に行うことができるコンバインを提供することを目的とする。
However, the discharge cylinder for the grain discharge guide is changed in the overhanging direction according to the position of the discharge destination such as the truck bed, but there are many portions that rotate when the overhanging direction is changed, and the rotation cylinder is rotated. An excessive load may be applied to the dynamic drive device. In addition, the support cylinder and the discharge cylinder have insufficient support rigidity when rotated in this way, and the transfer cylinder and the discharge cylinder may be deformed. It is an object of the present invention to provide a combine that can change the projecting direction of the cylinder more smoothly.
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
請求項1に係る発明は、穀粒を貯留する穀粒貯留装置(7)と、前記穀粒貯留装置(7)の後方に配置され、一端部が前記穀粒貯留装置(7)に接続された第1搬送筒(20)と、一端部が前記第1搬送筒(20)の他端部に接続され、他端部に穀粒を機外へ排出する排出装置(70)を有した第2搬送筒(30)と、前記第1搬送筒(20)及び第2搬送筒(30)内に穀粒搬送用の空気を供給する送風装置(60)を備えたコンバインにおいて、前記第2搬送筒(30)を上下方向の軸心(Y)回りに回動させる回動駆動装置(175)を、前記穀粒貯留装置(7)の上下方向での中央部よりも上側に配置したことを特徴とするコンバインである。
The present invention that has solved the above problems is as follows.
The invention which concerns on Claim 1 is arrange | positioned behind the grain storage apparatus (7) which stores a grain, and the said grain storage apparatus (7), and one end part is connected to the said grain storage apparatus (7). The first transport cylinder (20) and the first end having one end connected to the other end of the first transport cylinder (20) and the other end having a discharge device (70) for discharging the grain out of the machine. In the combine provided with two conveying cylinders (30) and a blower (60) for supplying air for conveying the grains into the first conveying cylinder (20) and the second conveying cylinder (30), the second conveying That the rotation drive device (175) for rotating the tube (30) about the vertical axis (Y) is disposed above the center portion in the vertical direction of the grain storage device (7). It is a feature combine.
請求項2に係る発明は、前記第2搬送筒(30)を回動自在に支持する筒状フレーム(135)と、該フレーム(135)を前記穀粒貯留装置(7)の後側において機体フレーム(2)に支持する後部フレーム(160)と、前記第2搬送筒(30)を前記排出装置(70)が上下に昇降するように回動させる昇降駆動装置(170)を備え、前記昇降駆動装置(170)を、前記後部フレーム(160)の上部に設けた支持プレート(164)の上側に配置し、前記回動駆動装置(175)を、前記支持プレート(164)の下側に配置した請求項1に記載のコンバインである。 According to a second aspect of the present invention, there is provided a cylindrical frame (135) that rotatably supports the second transport cylinder (30), and the frame (135) on the rear side of the grain storage device (7). A rear frame (160) supported by the frame (2); and a lift drive device (170) for rotating the second transport cylinder (30) so that the discharge device (70) moves up and down. The driving device (170) is disposed above the support plate (164) provided on the upper portion of the rear frame (160), and the rotational driving device (175) is disposed below the support plate (164). The combine according to claim 1.
請求項3に係る発明は、前記後部フレーム(160)を、前記穀粒貯留装置(7)の側方に設けた脱穀装置(5)と連結した請求項2に記載のコンバインである。
The invention according to
請求項1記載の発明によれば、穀粒貯留装置(7)の上下方向での中央部よりも上側に配置しているので、小さな駆動力で第2搬送筒(30)を回動させることができ、第2搬送筒(30)を回動させた際に発生する捩れが小さくなる。そして、これらのことによって、第2搬送筒(30)の張り出し方向の変更をスムーズに行うことができる。 According to invention of Claim 1, since it has arrange | positioned above the center part in the up-down direction of a grain storage apparatus (7), a 2nd conveyance cylinder (30) is rotated with a small driving force. The twist generated when the second transport cylinder (30) is rotated is reduced. And by these things, the extension direction of the 2nd conveyance cylinder (30) can be changed smoothly.
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、昇降駆動装置(170)を、前記後部フレーム(160)の上部に設けた支持プレート(164)の上側に配置し、前記回動駆動装置(175)を、前記支持プレート(164)の下側に配置しているので、昇降駆動装置(170)と回動駆動装置(175)を支持プレート(164)の周辺にコンパクトに配置することができ、コンバインの機体を小型化することができる。
According to the invention described in
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明による効果に加えて、後部フレーム(160)を、前記穀粒貯留装置(7)の側方に設けた脱穀装置(5)と連結しているので、第1搬送筒(20)及び第2搬送筒(30)の支持剛性を高め、これらの搬送筒の捩れや撓みを防止して変形や破損を防止することができる。
According to invention of
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。 Embodiments according to the present invention will be described below in detail with reference to the drawings. In addition, this invention is not limited by this embodiment. In addition, constituent elements in the following embodiments include those that can be easily replaced by those skilled in the art or those that are substantially the same.
実施形態に係るコンバイン1を、図1ないし図7に基づいて説明する。図1は、実施形態に係るコンバインの概略構成を示す側面図である。図2は、実施形態に係るコンバインの概略構成を示す平面図である。 The combine 1 which concerns on embodiment is demonstrated based on FIG. 1 thru | or FIG. FIG. 1 is a side view showing a schematic configuration of the combine according to the embodiment. FIG. 2 is a plan view illustrating a schematic configuration of the combine according to the embodiment.
以下では、便宜上、図示のように互いに直交する3つの方向をそれぞれ前後方向、左右方向および上下方向と定義し、この定義に従い各部の構成を説明する。前後方向は、コンバイン(機体)1の長さ方向であり、左右方向は幅方向、上下方向は高さ方向である。このうち、前方は、刈取り作業時におけるコンバイン1の進行方向であり、左方は、前方に向かって左手方向であり、右方は、前方に向かって右手方向であり、下方は、重力が作用する方向である。なお、これらの方向は、説明をわかりやすくするために便宜上定義したものであり、これらの方向によって本発明が限定されるものではない。 In the following, for convenience, three directions orthogonal to each other are defined as a front-rear direction, a left-right direction, and a vertical direction, respectively, and the configuration of each part will be described according to this definition. The front-rear direction is the length direction of the combine (airframe) 1, the left-right direction is the width direction, and the up-down direction is the height direction. Of these, the forward is the direction of travel of the combine 1 during the cutting operation, the left is the left-hand direction toward the front, the right is the right-hand direction toward the front, and the gravity acts on the lower side. Direction. In addition, these directions are defined for convenience in order to make the explanation easy to understand, and the present invention is not limited by these directions.
コンバイン1は、走行しながら農作物の刈取りと脱穀を行う移動式農業機械である。このコンバイン1は、機体フレーム2の下部に配置された走行装置3と、機体フレーム2の前端部に取り付けられた刈取装置4と、機体フレーム2の上部左側(一側)に搭載された脱穀装置5と、機体フレーム2上の右前部に配置された運転室6と、機体フレーム2の上部右側(他側)であって運転室6の後方に配置されたグレンタンク(穀粒貯留装置)7と、機体フレーム2上であって、運転室6の後部下方に配置されたディーゼルエンジン(以下、エンジンという)8とが搭載されている。コンバイン1のグレンタンク7の底部には、送風筒61が接続され、送風筒61には、第1搬送筒20(排出アンローダの一部)が接続されている。また、コンバイン1は、第1搬送筒20の入口側に送風装置60を設け、第2搬送筒30(排出アンローダの一部)の出口側には穀粒排出案内用の排出装置70を設けたものである。ここで、排出アンローダは、主として、第1搬送筒20と第2搬送筒30とで構成される。
The combine 1 is a mobile agricultural machine that harvests and thresh crops while running. The combine 1 includes a
走行装置3は、機体フレーム2の上下方向の下側に設けられる。走行装置3は、エンジン8からの動力を左右一対の履帯3aに伝え、コンバイン1を走行させる。
刈取装置4は、機体フレーム2の前方に設けられる。刈取装置4は、エンジン8からの駆動力によって駆動し穀稈を刈り取り、刈り取った穀稈を脱穀装置5などに搬送するものである。刈取装置4は、主として、刈取部41と、搬送装置46と、刈取動力伝達機構(図示省略)とを備える。ここで、刈取動力伝達機構は、エンジン8からの駆動力を刈取部41および搬送装置46に伝達するものである。
The
The reaping device 4 is provided in front of the
刈取部41は、オーガフレーム42と、オーガ(図示省略)と、穀稈刈取用の主切断装置44を含んで構成される。オーガフレーム42は、底板42aと、車幅方向左右一対の左右側板42bと、後板42cとからなる。オーガは、オーガフレーム42内に車幅方向に沿って配置され、回転自在に支持される。主切断装置44は、往復移動する可動刃(図示省略)が固定刃(図示省略)との間に穀稈を挟みこむことで、穀稈を切断して刈り取る。
The
また、刈取部41は、固定刃および可動刃の上側に、主切断装置44により切断し刈り取られた穀稈を掻込む掻込リール45が設けられる。掻込リール45は、前後方向の位置、および、上下方向の高さが調節自在に設けられる。刈取装置4は、エンジン8から伝達される駆動力によって、オーガ等が駆動することで主切断装置44によって穀稈を刈り取り、取り込む。また、刈取装置4は、図示しない昇降シリンダなどにより、主切断装置44が上下方向に昇降される。
Further, the
搬送装置46は、刈取部41の後側、より詳細には刈取部41と機体フレーム2との間に設けられる。搬送装置46は、エンジン8からの駆動力によって、主切断装置44で刈り取った穀稈を刈取部41から脱穀装置5に搬送するものである。
The
脱穀装置5は、刈取装置4の後側でかつグレンタンク7の側方に設けられ、下部の選別部(図示省略)と上部の脱穀部(図示省略)を有する。選別部は、エンジン8からの駆動力によって、脱穀部により脱穀された穀稈の藁等の夾雑物と穀粒とを分離する装置である。脱穀部は、エンジン8からの駆動力によって搬送された穀稈を脱穀するものである。すなわち、脱穀部は、刈取装置4が刈り取った穀稈から穀粒を切離す装置である。
The threshing
運転室6は、作業員が着座した状態で、運転操作や刈取操作などを行うための運転座席である。運転室6は、機体フレーム2の前後方向の前方に設けられ、エンジン8の上下方向の上側に設けられている。また、運転室6の周囲には、作業員が着座した状態で操作可能な位置に、例えば、刈取装置4の昇降操作を行うための刈取昇降レバー(図示省略)、排出アンローダの昇降操作や旋回操作、伸長操作を行うためのアンローダ操作レバー(図示省略)、アンローダパネルスイッチ80(図7参照)、表示パネル等が設けられている。
The driver's cab 6 is a driver's seat for performing a driving operation, a cutting operation, or the like while a worker is seated. The cab 6 is provided in front of the
グレンタンク7は、脱穀装置5により選別された穀粒を一時的に貯留する穀粒貯留装置である。グレンタンク7は、運転室6の前後方向の後方で、機体フレーム2の車幅方向の右側に設けられている。グレンタンク7は、排出アンローダが接続される。排出アンローダは、エンジン8からの駆動力によってグレンタンク7内の穀粒を搬送し、グレンタンク7の外部へ排出させるものである。グレンタンク7内の穀粒は、排出アンローダ内、具体的には、グレンタンク7の後方に立設した第1搬送筒20内およびその第1搬送筒20の上端部から延在する第2搬送筒30内を送風装置60からの風力によって搬送されて、排出装置70から外部へ排出される。
The
エンジン8は、コンバイン1で用いる駆動力の発生源であり、燃焼室で燃料を燃焼させることにより燃料のエネルギーを機械的仕事に変換して回転力として出力する熱機関である。エンジン8は、機体フレーム2の前後方向の前方で、運転室6の上下方向の下側に形成されたエンジンルーム(図示省略)に搭載されている。
(第1搬送筒及び第2搬送筒)
第1搬送筒20は、コンバイン1の前後方向の後方に配設された弾性体の円筒部材(内径d1)であり、一端部20aが送風筒61に接続されている。一端部20aと送風筒61とは周面に隙間なく密着した状態で接続されている。送風筒61の入口側には、後述する送風装置60が配設されている。これにより、第1搬送筒20においては、送風筒61を介して流入した穀粒が、風力で第1搬送筒20内を搬送されて、第2搬送筒30へ流入する。また、図3に示すように、第1搬送筒20には、コンバイン1の後方上部で湾曲した湾曲部21が形成されている。第1搬送筒20は、内周面に静電気を防止する加工が施されている。第1搬送筒20の他端部20bの内径は、第2搬送筒30の内側筒32の内径よりもわずかに大に拡大成型されている。これにより、第1搬送筒20の他端部20bには、第2搬送筒30の内側筒32が嵌合されている。
The engine 8 is a generation source of driving force used in the combine 1, and is a heat engine that converts fuel energy into mechanical work and outputs it as rotational force by burning the fuel in the combustion chamber. The engine 8 is mounted in an engine room (not shown) formed in front of the
(First transport cylinder and second transport cylinder)
The
支持部材22は、図3に示すように、湾曲部21において、第1搬送筒20を下方より支持する。支持部材22はローラ状であり、その外周面上側が第1搬送筒20の外周面下側と当接して支持する。支持部材22によって、第1搬送筒20は、支持部材22との当接位置から他端部20bにかけて水平状に保持された、すなわち、軸方向が直線状に延びる直線部24が形成されている。これにより、第2搬送筒30の張り出し方向によらず、第1搬送筒20の他端部20bが第2搬送筒30の一端部30aに対してねじれることを防止する。
As shown in FIG. 3, the
このような第1搬送筒20は、湾曲部21近傍、すなわち、コンバイン1の前後方向の後方上部が、ケーシング23によって覆われ、保護されている。
第2搬送筒30は、コンバイン1の上部に配設され、一端部30aが第1搬送筒20の他端部20bに挿入されて接続されており、図3、図4に示すように、軸方向に伸縮自在なものである。第2搬送筒30の他端部30bには、後述する排出装置70が接続されている。第2搬送筒30は、外側筒31に内側筒32が進退自在に挿入された二重筒構造の鋼管である。図5に示すように、外側筒31の内径はd1であり、第1搬送筒20と同径である。内側筒32の内径はd2であり、内径d2は外側筒31の内径d1よりも進退可能な程度にわずかに小さい。内側筒32の外径が、外側筒31の内径d1と同径に設定されている。ここで、同径とは、略同径(同径よりもわずかに小さい、同径よりもわずかに大きい)を含むものとする。
In the
The
図6に示すように、第2搬送筒30の内側筒32の一端部32a内周面には、テーパ35が形成されている。テーパ35は、第2搬送筒30の内側筒32の一端部32a内周面の内径が、先端側(図6中の左方向)に向かって徐々に大きくなるように加工されている。これにより、内側筒32の一端部32aと、第1搬送筒20との段差が小さくなり、第1搬送筒20の内径d1と内側筒32の内径d2との差が連続的に変化する。
As shown in FIG. 6, a
この第2搬送筒30は、後述するアンローダパネルスイッチ80を介して、後述する回動駆動装置175によって張り出し方向が調節自在であると共に、昇降駆動装置170によって高さ調節が自在であり、後述する伸縮駆動装置40によって長さ調節が自在である。
The extension direction of the
第2搬送筒30は、穀粒の未排出時は、第2搬送筒30の軸方向略中央部に配設された支持部材35の上部に載置されて固定されている。第2搬送筒30は、穀粒の排出時は、例えば、トラックの荷台やコンテナなど所定位置に穀粒を排出するように、作業者がアンローダパネルスイッチ80を操作する。そして、制御装置90がアンローダパネルスイッチ80からの制御信号を受信したことを検出すると、制御装置90から回動駆動装置に対して第2搬送筒30の張り出し方向を調節する制御信号を送信する。
The
第2搬送筒30は、穀粒の未排出時は、図3に示すように、伸縮駆動装置40によって外側筒31内に内側筒32を収容して、第2搬送筒30の軸方向の長さを短くする。第2搬送筒30は、穀粒の排出時は、図4に示すように、伸縮駆動装置40によって外側筒31内から内側筒32を引き出して、例えば、穀粒運搬用トラック(以下、トラック)の荷台やコンテナなど所定位置に穀粒が排出されるように、第2搬送筒30の軸方向の長さを適切な長さに調節する。
(伸縮駆動装置)
伸縮駆動装置40は、第2搬送筒30の内側筒32の一端部32aに配設され、内側筒32に対して外側筒31を進退させて、第2搬送筒30を伸縮させるものである。伸縮駆動装置40は、主として、レール部材41と、可動部材42と、モータ43と、これらを収容したケーシング44とを備える。レール部材41は、第2搬送筒30と平行に、第2搬送筒30の内側筒32の一端部32aと他端部32bとの間に延設されている。レール部材41は、内側筒32、外側筒31から離接して配設されている。レール部材41の外周面には、係合溝41aが全周に亘って形成されている。可動部材42は、外側筒31の一端部31aに配設され、モータ43によって駆動され、係合溝41aと係合しながらレール部材41に沿ってスライドする。すなわち、可動部材42が係合溝41aと係合しながらレール部材41に沿ってスライドすると、外側筒31が内側筒32に対して移動する。モータ43は、可動部材42に対して、駆動するための動力を供給するものである。
As shown in FIG. 3, the
(Extension drive device)
The
ケーシング44は、外側筒31と内側筒32の外周面と同様に湾曲した湾曲面を有しており、外側筒31と内側筒32の上方に配設されている。ケーシング44の一端部44aは、内側筒32の一端部32aに固定具44bを介して固定されている。ケーシング44に対して、外側筒31は進退自在である。
The
このような伸縮駆動装置40によって、第2搬送筒30の外側筒31は、レール部材41に沿って、内側筒32に対して一端部32aと他端部32bとの間を移動する。すなわち、外側筒31は、伸縮駆動装置40の配設位置よりも前後方向の前方において、内側筒32に対して移動する。
(送風装置)
送風装置60は、図1に示すように、グレンタンク7に貯留された穀粒を、風力で、第1搬送筒20と第2搬送筒30とを介して搬送するためのものである。送風装置60は、回転体が回転することにより外気を吸い込んで、送風口(図示省略)から空気を噴き出す。送風口から噴き出された空気は、送風筒61を通過して、第1搬送筒20の入口側に流入する。送風装置60から噴き出された空気によって、穀粒は第1搬送筒20、第2搬送筒30内を搬送されて出口側(排出装置70側)まで搬送される。
(排出装置)
排出装置70は、図5に示すように、第2搬送筒30の外側筒31の他端部31bに配設され、第2搬送筒30の軸方向と異なる方向に開口した排出口71を有するものであり、導電性材料である鋼板を加工して形成されている。排出口71は、上下方向の下側に向かって開口が形成されており、排出口71まで搬送された穀粒は下方に落下する。このようにして、排出装置70は、穀粒を、例えば、近くに停車したトラックの荷台などの排出先に排出する。排出装置70の排出口71は、第2搬送筒30の外側筒31の他端部31bと周面において隙間なく密着した状態で接続されている。排出口71には、シュータ72が着脱自在に配設される。
By such a
(Blower)
As shown in FIG. 1, the
(Discharge device)
As shown in FIG. 5, the
シュータ72は、排出口71に接続され、穀粒をガイドするものである。シュータ72は、工具を使用せずに着脱できるように、例えば、蝶ネジ72aなどで固定されている。これにより、シュータ72は、作業者によっていつでも容易に開閉したり、取り外したりされる。
(第1搬送筒の詳細な構造)
次に、第1搬送筒20の詳細な構造について説明する。
The
(Detailed structure of the first transfer cylinder)
Next, the detailed structure of the
第1搬送筒20は、グレンタンク7の後方におけるグレンタンク7の高さ方向の中間部で分割されている。すなわち、第1搬送筒20は、一端部120aが送風筒61に接続されて他端部120bがグレンタンク7の後方におけるグレンタンク7の高さ方向の中間部に位置する下側搬送筒120と、一端部121aが下側搬送筒120の他端部120b近傍に臨み、他端部121bが第2搬送筒30の内側筒32に嵌め合う上側搬送筒121を有している。
The
下側搬送筒120の一部は、機体フレーム2から上方に立設された支持筒130内に入り込んでいる。支持筒130は、前後方向の軸心Z回りに回転可能な状態で機体フレーム2に支持されたエルボー部131と、このエルボー部131の上部から上方へ向って延伸する筒部132を備える。下側搬送筒120は、送風筒61側から後方へ向って延伸し、エルボー部131の前部に形成された前開口部131aからエルボー部131内の湾曲した空間に入り込み、エルボー部131の上部に形成された上開口部131bから筒部132内に入り込んで、筒部132の上端部よりも上方へ向って延伸している。
A part of the
上側搬送筒121は、ケーシング23の下部に設けられた筒状フレーム135の下端部の下方から、この筒状フレーム135及びケーシング23内に入り込んで、第2搬送筒30の内側筒32に嵌めあっている。
The upper conveying
下側搬送筒120の他端部120bと上側搬送筒121の一端部121aは、ジョイント部材122によって連結される。ジョイント部材122は、下側搬送筒120の他端部120bに備える下側連結片122aと、上側搬送筒121の一端部121aに備える上側連結片122bとが連結されることにより、下側搬送筒120の一端部120a側から吹き込まれた空気とこの空気により搬送される穀粒が、連結部分において外部に流出することを防止している、また、ジョイント部材122は、所謂スイベルジョイントであり、下側連結片122aと上側連結片122bは、互いに上下方向の軸心周りに相対回転可能な状態で連結されている。
(グレンタンク及び排出アンローダの支持構造)
グレンタンク7の前部は機体フレーム2から上方へ立設される支持フレーム(図示省略)により支持されている。また、グレンタンク7の後部は、機体フレーム2から上方へ立設される支持フレーム151により支持されている。
The
(Glen tank and discharge unloader support structure)
The front part of the
支持フレーム151の下部には、支持筒130のエルボー部131の前部が、前後方向の軸心Z回りに回転可能な状態で支持されている。なお、エルボー部131の後部は、機体フレーム2に設けられるステー152に、前後方向の軸心Z回りに回転可能な状態で支持されている。なお、前後方向の軸心Zは、送風筒61の延伸方向の軸線と略一致している。
A front portion of the
また、グレンタンク7の後方には、第2搬送筒30等を支持する後部フレーム160が配置されている。後部フレーム160は、機体フレーム2から上方へ立設される第1縦フレーム161a及び第2縦フレーム161bと、第1縦フレーム161a,第2縦フレーム161bの上部から左側へ向ってそれぞれ延伸する第1横フレーム162a,第2横フレーム162bを備えている。なお、第1縦フレーム161aの前部は、グレンタンク7の後部を支持する支持フレーム151と接合されて一体の部材となっている。
A
更に、後部フレーム160は、第1縦フレーム161aの上下方向の中間部と第1横フレーム162aの左右方向の中間部の間を連結する第1連結フレーム163aと、第2縦フレーム161bの上下方向の中間部と第2横フレーム162bの左右方向の中間部の間を連結する第2連結フレーム163bと、第1縦フレーム161aと第2縦フレーム161bの上部間を連結する第3連結フレーム163cを備えている。
Further, the
また、後部フレーム160の上部には、第2搬送筒30等の重量を受けて支持する支持プレート164が設けられている。また、後部フレーム160における支持プレート164よりも下側の部分には、筒状フレーム135の倒れを防止する保持プレート165が設けられている。
A
ケーシング23の下部に設けられた筒状フレーム135は、外周部における上下方向の中間部にギヤ板136を有している。このギヤ板136は、円環状に形成されて筒状フレーム135の外周部に接合された外歯車である。
The
筒状フレーム135は、支持プレート164及び保持プレート165に形成された筒状フレーム135の外周と略同径の穴に嵌め合うと共に、ギヤ板136の下面が支持プレート164の上面に接触した状態で、後部フレーム160に支持される。このように、支持プレート164及び保持プレート165の穴との嵌め合いによって、筒状フレーム135の軸線が傾かずに保持され、ギヤ板136と支持プレート164の接触によって、筒状フレーム135及び第2搬送筒30等の重量が支持される。
The
筒状フレーム135の上部とケーシング23の基部(後寄りの下部)は、支軸173によってピン結合されており、ケーシング23は、この支軸173回りに先端部が回転可能な状態で筒状フレーム135に支持されている。そして、ケーシング23の先端部に、第2搬送筒30が連結されている。
(昇降駆動装置及び回動駆動装置)
筒状フレーム135とケーシング23の間には、排出装置70の高さを変更する昇降駆動装置170が設けられている。昇降駆動装置170は、筒状フレーム135とケーシング23の間で伸縮する油圧シリンダ171を有する。
The upper part of the
(Elevation drive device and rotation drive device)
Between the
また、支持プレート164には、排出装置70の張り出し方向を変更する回動駆動装置175が設けられている。回転駆動装置175は、筒状フレーム135のギヤ板136と噛合うピニオン177と、このピニオン177に回転駆動力を与える電動モータ176を有する。回動駆動装置175は、筒状フレーム135を上下方向の軸心Y回りに回転させることで、排出装置70の張り出し方向を変更するものである。
Further, the
なお、昇降駆動装置170の油圧シリンダ171は、支持プレート164の上側に配置され、回転駆動装置175の電動モータ176は、支持プレート164の下面に装着されている。
(アンローダパネルスイッチ)
アンローダパネルスイッチ80は、図7に示すように、穀粒の排出に関係する操作を行うスイッチが配設されており、主として、排出スイッチ81や、停止スイッチ82を含むスイッチが配設されている。アンローダパネルスイッチ80は、スイッチのON、OFFを制御信号として制御装置90に伝送する。
Note that the
(Unloader panel switch)
As shown in FIG. 7, the unloader panel switch 80 is provided with a switch for performing an operation related to grain discharge, and is mainly provided with a switch including a
排出スイッチ81は、コンバイン1から穀粒の排出を開始するスイッチである。排出スイッチ81は、作業者によって「ON(排出)」にされると、その旨の制御信号を制御装置90に伝送する。そして、制御装置90によって、繰り出し装置(図示省略)および送風装置60が駆動される。このようにして、排出スイッチ81が「ON(排出)」にされると、グレンタンク7からの穀粒の排出が開始される。
The
停止スイッチ82は、コンバイン1からの穀粒の排出を停止するスイッチである。停止スイッチ82は、作業者によって「ON(停止)」にされると、その旨の制御信号を制御装置90に伝送する。そして、制御装置90によって、繰り出し装置が停止された後に、送風装置60が停止される。このようにして、停止スイッチ82が「ON(停止)」にされると、グレンタンク7からの穀粒の排出が停止される。
(制御装置)
制御装置90は、刈取昇降レバーやアンローダ操作レバーの操作に基づいて、刈取装置4の昇降操作や排出アンローダの昇降操作や旋回操作、伸長操作を行う。また、制御装置90は、アンローダパネルスイッチ80の排出スイッチ81、停止スイッチ82などから制御信号を受信して、回動駆動装置、伸縮駆動装置40、送風装置60に対して制御信号を送信するものである。
(コンバインの動作)
次に、このように構成されたコンバイン1の穀粒搬送時の動作について、図面を参照して説明する。
The
(Control device)
The
(Combine operation)
Next, the operation | movement at the time of the grain conveyance of the combine 1 comprised in this way is demonstrated with reference to drawings.
コンバイン1は、エンジン8が発生させる駆動力によって走行装置3が駆動して走行しながら、刈取装置4によって穀稈を刈り取る。刈取装置4により刈り取られた穀稈は、脱穀装置5に搬送される。刈取装置4は、分草体により分草し、掻込リール45によりオーガフレーム42内に穀稈を掻込んで、主切断装置44で切断し刈り取る。そして、コンバイン1は、刈取装置4で刈り取った穀稈を搬送装置46によって脱穀装置5に搬送する。そして、コンバイン1は、脱穀装置5にて穀稈を脱穀して穀粒を選別し、選別した穀粒をグレンタンク7に貯蔵する。
(第1の排出作業方法)
作業者は、運転室6の表示パネルを確認してグレンタンク7に貯留された穀粒が満杯または所定量以上となったことがわかると、コンバイン1を停車して、トラックを近くに停車する。
The combine 1 harvests the culm by the reaping device 4 while the traveling
(First discharge operation method)
When the operator confirms the display panel of the cab 6 and finds that the grain stored in the
そして、作業者はアンローダパネルスイッチ80を操作して、トラックの荷台に合わせて、第2搬送筒30の高さ、張り出し方向、長さを調節する操作をする。制御装置90は、アンローダパネルスイッチ80からの張り出し方向調節の制御信号を検出すると、第2搬送筒30の回動駆動装置に対して張り出し方向を所定角度とする制御信号を送信する。このようにして、第2搬送筒30の張り出し方向が調節される。また、制御装置90は、アンローダパネルスイッチ80からの長さ調節の制御信号を検出すると、第2搬送筒30の伸縮駆動装置40に対して外側筒31を前後方向の前方に引き出して所定の長さにする制御信号を送信する。このようにして、コンバイン1の排出装置70の排出口71が、トラックの荷台の上方に位置する。
Then, the operator operates the unloader panel switch 80 to adjust the height, the projecting direction, and the length of the
そして、作業者は、アンローダパネルスイッチ80の排出スイッチ81を押下する。制御装置90は、排出スイッチ81からの「ON(排出)」信号を検出すると、繰り出し装置を駆動する制御信号を送信するともに、送風装置60を駆動する制御信号を送信する。このようにして、コンバイン1は、グレンタンク7内の穀粒を、風力によって第1搬送筒20、第2搬送筒30を搬送して、排出装置70から外部へ排出する。
Then, the worker presses the
作業者は、運転室6の表示パネルを確認してグレンタンク7に貯留された穀粒がなくった(排出が完了した)ことがわかると、アンローダパネルスイッチ80の停止スイッチ82を押下する。制御装置90は、停止スイッチ82からの「ON(停止)」信号を検出すると、繰り出し装置を停止する制御信号を送信して、第1所定時間経過後に、送風装置60を停止する制御信号を送信する。このようにして、グレンタンク7からの穀粒の排出が停止される。
When the operator confirms the display panel of the cab 6 and finds that there is no grain stored in the glen tank 7 (the discharge is completed), the operator presses the
このようにして、所望の範囲の刈取り作業が終了するまで、コンバイン1を走行しながら刈取装置4によって穀稈を刈り取り、脱穀装置5によって脱穀して、排出装置70から穀粒をトラックに排出することが繰り返される。
(第2の排出作業方法)
次に、第2の排出作業方法について説明する。第2の排出作業は、トラックの荷台等より容積の小さい可搬型の穀粒袋に穀粒を移送するものである。例えば、コンバイン1に乗車していない補助作業者が、穀粒を袋詰めし、人手でトラックに積載するような作業において行われるものである。
In this way, until the desired range of mowing work is completed, the harvesting device 4 harvests the culm while traveling on the combine 1, threshing by the threshing
(Second discharge method)
Next, the second discharging method will be described. The second discharging operation is to transfer the grains to a portable grain bag having a smaller volume than a truck bed or the like. For example, an auxiliary worker who does not get on the combine 1 is carried out in an operation in which grains are packed in a bag and loaded on a truck manually.
コンバイン1に搭乗している作業者は、適時にコンバイン1を圃場内に停車させる。補助作業者は、コンバイン1の近傍で穀粒袋を持って排出アンローダの周辺へ移動し、ジョイント部材122の連結を解除する。そして、補助作業者は、下側搬送筒120を前後方向の軸心Z回りに回転させ、下側搬送筒120の他端部120bを機体フレーム2の側端部よりも外側に位置させる。この状態で、補助作業者は、可撓性を有する下側搬送筒120の上部の向きが穀粒袋の内部へ向うように湾曲させて、排出の準備をする。
An operator who is on the combine 1 stops the combine 1 in the field in a timely manner. The auxiliary worker holds the grain bag in the vicinity of the combine 1 and moves to the periphery of the discharge unloader to release the connection of the
ここで、補助作業者は、作業者に排出の準備が完了した旨を伝え、作業者は、アンローダパネルスイッチ80の排出スイッチ81を押下する。制御装置90は、排出スイッチ81からの「ON(排出)」信号を検出すると、繰り出し装置を駆動する制御信号を送信するともに、送風装置60を駆動する制御信号を送信する。
Here, the auxiliary worker informs the worker that the preparation for discharge is completed, and the worker presses the
なお、ジョイント部材122が連結解除されていることを検出するセンサを備えており、制御装置90は、ジョイント解除されている場合は、送風装置60の駆動速度を第1の排出作業方法によるときよりも低下させる。
It should be noted that a sensor for detecting that the
これによって排出が開始され、穀粒袋が満杯に近くなった時点で、補助作業者は、排出を停止するよう作業者に伝え、作業者は停止スイッチ82を押下し、排出が停止する。
なお、ジョイント部材122による連結解除を検出する構成は、任意であるが、例えば、ジョイント部材122の下側連結片122aと上側連結片122bの接合部に接触子機のスイッチを設けることができる。また、エルボー部131の軸心Z回りの回転角度を検出するセンサを備え、このセンサの検出角度によって、ジョイント解除を判定することもできる。この場合、エルボー部131の回動角度が、ジョイント部材122の連結状態よりも所定角度外側へ傾いた角度から、下側搬送筒120の他端部120bが機体フレーム2の外側端部近傍に位置する角度までの間では、排出スイッチ81の操作を無効とし、下側搬送筒120の他端部120bが機体フレーム2の外側端部近傍に位置する角度を越えて機体外側へ傾いた角度では、送風装置60の駆動速度を第1の排出作業方法によるときよりも低下させることが好ましい。
(実施形態に係るコンバインの効果)
以上のように、実施形態に係るコンバイン1によれば、伸縮駆動装置40によって第2搬送筒30を伸縮することで排出アンローダの長さを所望の長さに調節することができる。このように、第2搬送筒30を伸縮させることで、排出先としてのトラックの荷台やコンテナとの位置関係によらず、穀粒をより容易に排出できる。
As a result, the discharge is started, and when the grain bag is almost full, the auxiliary worker tells the worker to stop the discharge, the operator presses the
In addition, although the structure which detects the connection cancellation | release by the
(Effect of the combine according to the embodiment)
As described above, according to the combine 1 according to the embodiment, the length of the discharge unloader can be adjusted to a desired length by expanding and contracting the
また、伸縮駆動装置40は、第2搬送筒30の内側筒32の一端部32aの上下方向の上側に配設されている。このため、例えば、伸縮駆動装置40を第1搬送筒20のケーシング23上に配設した場合と比べて、コンバイン1の高さを抑制できる。
The
また、第2搬送筒30の内側筒32の一端部32aはわずかに拡大成型されているので、第1搬送筒20の他端部20bと内側筒32とを嵌合できる。このため、第1搬送筒20と内側筒32との接続に、例えば、継手を含む他の接続部品が不要である。このため、コンバイン1に使用される部品数を削減できる。また、第1搬送筒20と内側筒32とを直接接続できるので、継手などの接続部品における空気の漏出を抑制し、穀粒の搬送効率が低下することを抑制できる。
Moreover, since the one
また、第1搬送筒20の他端部20bに、第2搬送筒30の内側筒32の一端部32aが挿入されて接続されているため、第2搬送筒30の伸縮時であっても、第1搬送筒20に摩擦が生じない。また、第1搬送筒20の内径d1と第2搬送筒30の外側筒31の内径d1は同径であり、第1搬送筒20と第2搬送筒30において内圧(送風装置60から送風される空気の圧力)が低下することもない。これにより、コンバイン1は、搬送時に穀粒の粒速が低下しないので、十分な風力によって穀粒のつまりを防止して、穀粒をスムーズに排出できる。
In addition, since the one
また、第2搬送筒30の内側筒32の一端部32aと、第1搬送筒20との段差が小さくなり、第1搬送筒20の内径d1と内側筒32の内径d2との差が連続的に変化する。このため、第1搬送筒20と内側筒32との接続部における段差によって、搬送される穀粒が損傷することを低減できる。また、送風装置60から送風される空気の流路である第1搬送筒20と第2搬送筒30における段差が低減されるので、空気の圧力損失が低減される。
Further, the step between the one
また、支持部材22によって、第1搬送筒20の湾曲部21を下方から支持して、支持部材22との当接位置から他端部20bにかけて、第1搬送筒20が水平状態に保持される。これにより、第2搬送筒30の張り出し方向によらず、第1搬送筒20の他端部20bが、第2搬送筒30の一端部30aに対してねじれることを防止するので、第1搬送筒20の外れ、折れ曲がりを防止できる。このため、送風装置60からの風力を安定供給できる。しかも、支持部材22によって、第1搬送筒20の湾曲部21を下方から支持することで、湾曲部21の剛性を高めることができる。
Further, the
1 コンバイン(機体)
2 機体フレーム
5 脱穀装置
7 グレンタンク(穀粒貯留装置)
20 第1搬送筒
20b 他端部
21 湾曲部
22 支持部材
24 直線部
30 第2搬送筒
30a 一端部
31 外側筒
31a 一端部
31b 他端部
32 内側筒
32a 一端部
32b 他端部
35 テーパ
40 伸縮駆動装置
43 モータ
60 送風装置
70 排出装置
71 排出口
72 シュータ
80 アンローダパネルスイッチ
90 制御装置
1 Combine (airframe)
2
20
Claims (3)
前記第2搬送筒(30)を上下方向の軸心(Y)回りに回動させる回動駆動装置(175)を、前記穀粒貯留装置(7)の上下方向での中央部よりも上側に配置したことを特徴とするコンバイン。 A grain storage device (7) for storing the grain, and a first transport cylinder (20) disposed at the rear of the grain storage device (7) and having one end connected to the grain storage device (7). And a second transport cylinder (30) having one end connected to the other end of the first transport cylinder (20) and having a discharge device (70) for discharging the grain to the outside of the other end. In a combine provided with a blower (60) for supplying air for grain transportation into the first transport cylinder (20) and the second transport cylinder (30),
A rotation drive device (175) for rotating the second transport cylinder (30) about the vertical axis (Y) is located above the central portion in the vertical direction of the grain storage device (7). A combine characterized by the arrangement.
前記昇降駆動装置(170)を、前記後部フレーム(160)の上部に設けた支持プレート(164)の上側に配置し、前記回動駆動装置(175)を、前記支持プレート(164)の下側に配置した請求項1に記載のコンバイン。 A cylindrical frame (135) that rotatably supports the second transport cylinder (30), and a rear part that supports the frame (135) on the machine body frame (2) on the rear side of the grain storage device (7). A frame (160), and a lift driving device (170) for rotating the second transport cylinder (30) so that the discharge device (70) moves up and down,
The elevating drive device (170) is disposed above a support plate (164) provided on the upper portion of the rear frame (160), and the rotation drive device (175) is disposed below the support plate (164). The combine according to claim 1 disposed in
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014198983A JP2016067255A (en) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | combine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014198983A JP2016067255A (en) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | combine |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016067255A true JP2016067255A (en) | 2016-05-09 |
Family
ID=55863391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014198983A Pending JP2016067255A (en) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | combine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016067255A (en) |
-
2014
- 2014-09-29 JP JP2014198983A patent/JP2016067255A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2017063658A (en) | combine | |
JP2016067255A (en) | combine | |
JP2016067254A (en) | combine | |
JP2015128413A (en) | Combine | |
TWI610616B (en) | Grain discharge device | |
JP2016101128A (en) | combine | |
JP6342316B2 (en) | Combine | |
JP2016140302A (en) | Combine-harvester | |
JP2016067219A (en) | combine | |
JP2017140001A (en) | combine | |
JP2018183103A (en) | Combine | |
JP2019010029A (en) | Combine harvester | |
JP2015029455A (en) | Combine harvester | |
JP6330551B2 (en) | Combine | |
JP2016106548A (en) | combine | |
JP6373131B2 (en) | Harvesting machine | |
JP2017035018A (en) | combine | |
JP2016182088A (en) | Combine harvester | |
JP2017112971A (en) | combine | |
JP2017012060A (en) | Grain discharge device | |
JP2016220566A (en) | combine | |
JP6472348B2 (en) | Combine | |
JP2009142192A (en) | Combine | |
JP2004159615A (en) | Grain tank having pneumatic grain discharging apparatus | |
JP6020636B2 (en) | Combine |