JP2016060289A - 吊架線保護カバー - Google Patents

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陽介 村山
Yosuke Murayama
陽介 村山
博隆 塚野
Hirotaka Tsukano
博隆 塚野
吉徳 相澤
Yoshinori Aizawa
吉徳 相澤
林 均
Hitoshi Hayashi
均 林
洋志 塚田
Hiroshi Tsukada
洋志 塚田
博 町村
Hiroshi Machimura
博 町村
竜也 星野
Tatsuya Hoshino
竜也 星野
田中 勉
Tsutomu Tanaka
田中  勉
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【課題】吊架線保護カバーの取り付けを容易にする。
【解決手段】吊架線とハンガーバーとの間に配される吊架線保護カバー1であって、中央を貫通するように形成され、吊架線を挿通可能な挿通部11と、絶縁体からなり挿通部11を囲む本体部10と、本体部10の外周面に挿通部11を囲むように形成され、ハンガーバーを配設可能なハンガーバー配設部12を備える。また、本体部10の外周面から挿通部11に亘って形成され、外周面側から挿通部11へ吊架線を吊架線の径方向に沿って通過させることが可能な連通部14と、連通部14に設けられ、挿通部11から外周面側への吊架線の通過を阻止する阻止部15と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、吊架線とハンガーバーとの間に配される吊架線保護カバーに関する。
鉄道における吊架線とハンガーバーとの間には、両者間を電気的に絶縁するとともに吊架線を保護する吊架線保護カバーが取り付けられる。
現在用いられている吊架線保護カバーは、半割つづみ型の一対の部材を対向させて係合することで、吊架線に取り付けられる形式のものとなっているが、吊架線保護カバーの取り付け作業は夜間に高所で行うものであるため、作業効率が悪いものであった。
このような不都合を解消するために、予めハンガーバーに装着することができる吊架線保護カバーが提案されている。
特開平8−142718号公報
しかしながら従来の半割つづみ型の吊架線保護カバーや特許文献1の吊架線保護カバーは、複数の部品を組み合わせる構成となっており、吊架線保護カバーの取り付けの際における手間がかかるというという問題がある。
本発明の目的は、吊架線保護カバーの取り付けを容易にすることである。
以上の課題を解決するため、第1の発明は、
吊架線とハンガーバーとの間に配される吊架線保護カバーにおいて、
中央を貫通するように形成され、前記吊架線を挿通可能な挿通部と、
絶縁体からなり前記挿通部を囲む本体部と、
当該本体部の外周面に前記挿通部を囲むように形成され、前記ハンガーバーを配設可能なハンガーバー配設部と、
当該本体部の外周面から前記挿通部に亘って形成され、前記外周面側から前記挿通部へ前記吊架線を当該吊架線の径方向に沿って通過させることが可能な連通部と、
前記連通部に設けられ、前記挿通部から前記外周面側への前記吊架線の通過を阻止する阻止部と、
を備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、吊架線に吊架線保護カバーを取り付ける際には、連通部を通過させて吊架線を挿通部に入れるだけで取り付けできるので、吊架線保護カバーの取り付けが容易になる。
第2の発明は、第1の発明の吊架線保護カバーであって、
前記挿通部は、
断面形状が長円形であり、長径方向の一端に前記連通部が形成されていることを特徴とする。
第2の発明によれば、挿通部を長円形としたことで長径方向の一端に吊架線が位置し、他端に連通部が位置することとなり、両者の距離を持たせることができるので、列車の通過により上下方向の振動が加わっても吊架線が挿通部から外れることがないようにすることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明の吊架線保護カバーであって、
前記本体部は、弾性変形可能な材質からなり、
前記阻止部は、
前記挿通部に前記吊架線の径よりも狭い個所を形成し、前記本体部を弾性変形させなければ前記吊架線を通過させることができないようにすることで構成されていること特徴とする。
第3の発明によれば、挿通部から吊架線が外れることを防止できる。また、弾性変形させることで吊架線への着脱が可能となるので吊架線保護カバーの取り付けが容易になる。
第4の発明は、第3の発明の吊架線保護カバーであって、
前記挿通部は、
絶縁性を有する硬質な材料からなり前記吊架線が接する周面を形成する被覆部材を備え、前記被覆部材における前記吊架線と接する周面は平滑な面とされていることを特徴とする。
第4の発明によれば、吊架線と挿通部との間の摩擦抵抗を軽減でき、吊架線保護カバーの吊架線に沿った移動を容易とすることができるので、吊架線やトロリ線が伸縮してもハンガーバーが常に鉛直となるようにすることができる。
本発明によれば、吊架線保護カバーの取り付けを容易にすることができる。
本発明を適用した吊架線保護カバーの使用状態を示す図である。 (a)吊架線保護カバーの正面図、(b)側面図、(c)上面図、(d)下面図、(e)A−A断面図である。 (a)被覆部材の側面図、(b)B−B断面図である。 (a)変形例の被覆部材の側面図、(b)正面図である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように本発明の吊架線保護カバー1は略C字型をしており、中央に吊架線2が挿通されるとともに外周面に沿って帯板状のハンガーバー3が配設されるようになっている。
これにより、ハンガーバー3は吊架線保護カバー1を挟んで吊架線2に掛けられた状態となり、ハンガーバー3の下端に取り付けられた一対のイヤ片4によりトロリ線5が把持されることで、トロリ線5が吊架線2により吊られた状態となる。
吊架線保護カバー1は絶縁性の材質からなり、このように吊架線2とハンガーバー3との間に配されることで両者を絶縁した状態とするものである。
図2(a)には吊架線保護カバー1の正面図を示した。なお、吊架線保護カバー1は正面、裏面の何れも図2(a)の形状である。
図2(a)に示すように吊架線保護カバー1は、正面から見て略C字型をした本体部10を有している。
この本体部10は、例えばフッ素ゴムやシリコーンゴムのような弾性を有するとともに絶縁性を有する材料から構成される。
本体部の硬度は、ショア硬さがHS60〜HS80のものが最も好ましいが、この範囲外であっても良い。成形時の温度や材料の配合、加硫の程度、架橋時間などを調整することによって硬度を適切なものとすることができる。
略C字型をした本体部10の内周面で囲まれることにより中央に形成される貫通した部分は、吊架線2を挿通する挿通部11をなし、外周面はハンガーバー3を配設するハンガーバー配設部12をなす。
挿通部11は、貫通方向に直交する断面の形状が長円形であり、図2(a)において左右方向となる短径方向の幅は吊架線2の直径よりも広いものとされている。
なお、図1に示すように短径方向の幅が吊架線2の直径と等しければ、吊架線2に対して短径方向へ吊架線保護カバー1がずれることを防止することができる。
長円形の挿通部11における図2(a)において上下方向となる長径方向の一端部(図2(a)では上端部)では、本体部10に被覆部材20が取り付けられており、図2(e)に示すようにこの部分では挿通部11の周面が被覆部材20により形成されている。
被覆部材20は、図2(a)において前後方向となる挿通部11の貫通方向に沿う長さ方向の長さが、挿通部11における貫通方向に沿った長さよりもわずかに長く、図2(e)に示すように被覆部材20が配される範囲においては貫通方向の全範囲に亘って挿通部11の周面を形成するようになっている。
図3(b)に示すように被覆部材20の長さ方向に直交する断面の形状は、長円形の挿通部の一端部の形状に合わせてU字型をしている。
この被覆部材20は、ポリカーボネートなどの樹脂にガラス繊維などを混合させたFRPなどの複合材料のような、絶縁性を有し本体部10の材質よりも硬質な材質からなる。
この挿通部11の内周面を形成する内周面は平滑な面とされており、材質が硬質であることと平滑な面としたこととにより、弾性のある本体部10が接する場合よりも吊架線2との摩擦抵抗が少なくするようにしている。
これにより、吊架線保護カバー1の吊架線2に沿った移動を容易とすることができるので、吊架線2やトロリ線5が伸縮してもハンガーバー3が常に鉛直となるようにすることができる。
また、摩擦抵抗を少なくすることで、吊架線保護カバー1が吊架線2に沿って移動する場合でも吊架線保護カバー1や吊架線2の摩耗を防ぐことができる。
図3(a)、図3(b)に示すように被覆部材20の外周面には、本体部10と被覆部材20が強固に連結できるようにするために、突条21が形成されているとともに突条21を貫通する複数の貫通穴22が形成されている。
突条21は、被覆部材20の長さ方向に沿って形成されており、長さ方向に直交する断面の形状は、被覆部材20の厚み方向に沿って外周面から外側へ遠ざかるにつれて拡幅するくさび形となっている。
また、貫通穴22は、U字型をした被覆部材20の外周面に対する接線方向に沿うように、被覆部材20の長さ方向に対して直交するように形成されている。
さらに、被覆部材20における長さ方向における両端部には、端部を縁取るように周縁部23が形成されている。
この周縁部23における外周面側の部分は突条21よりも外側へ突出しており、周縁部23とそれ以外の部分との間に段差が形成される。
また、図2(e)に示すように周縁部23における内周面側の部分は、被覆部材20の内周面と端面とが滑らかな曲面で接続されるように形成されており、吊架線2の延在方向に沿って吊架線保護カバー1が移動する際における吊架線2との接触抵抗が少なくなるようにされている。
吊架線保護カバー1を製造する際には、被覆部材20をセットした型枠に本体部10を構成する材料を注入して硬化させるようにする。
本体部10を構成する材料を注入する際に、本体部10を構成する材料が被覆部材20における内周面及び両端面を除く周面に接するように満たされるとともに、突条21の周囲や貫通穴にも流入する。この状態で本体部10を構成する材料を硬化させることで本体部10と被覆部材20が強固に連結されることとなる。
すなわち、くさび形をした突条21が本体部10とかみ合うようになることと、本体部10の一部が貫通穴22に通された状態となることで、被覆部材20の厚み方向に沿って被覆部材20と本体部10とを引き離す力に抗することができる。
また、本体部10の一部が貫通穴22に通された状態となることと、周縁部23により形成された段差部分に本体部10が係合した状態となることにより、被覆部材20の長さ方向に沿って被覆部材20と本体部10とを引き離す力に抗することができる。
また、図2(b)、(c)に示すように、被覆部材20の長さ方向の長さは、挿通部11における貫通方向の長さよりも長く、両端部に設けられた周縁部23の一部が挿通部11からわずかに突出した状態となる。
さらに本体部10には、図2(a)に示すように周縁部23の周囲を縁取るように溝状の凹部19が形成されている。
この凹部19と挿通部11からわずかに突出した周縁部23とにより、図1に示すような使用状態において、上方から表面を伝って流れる雨水などの水分が挿通部11を避けるように誘導されて下方に流下するようになる。
これにより、水分が挿通部11に流入することを防ぎ、吊架線2とハンガーバー3との絶縁性が低下することを防止することができる。
また、特に水分に塩分が含まれている場合に、挿通部11内に水分の流入と乾燥が繰り返されて塩分が溜まり、絶縁性が低下することや吊架線が腐食することを防止することができる。
図2(b)には吊架線保護カバー1の側面図を示した。なお、吊架線保護カバー1は左右の何れの側面とも図2(b)の形状である。
この図2(b)に示すように、本体部10の外周面に挿通部11を囲むように形成されるハンガーバー配設部12は、挿通部11の貫通方向に沿った幅が帯板状のハンガーバー3の幅よりも広く、ハンガーバー3がハンガーバー配設部12に沿って収まるようにされている。
また、ハンガーバー配設部12における幅方向の両端部からは、外側へ延出する鍔状の延出部13が形成されている。
この延出部13は、図2(e)に示すように対向する延出部13側へ傾倒するように斜めに延出するように形成されてハンガーバー配設部12の一部を覆うようになっており、延出方向端部における対向する延出部13の間の間隔は、ハンガーバー配設部12の幅よりも狭くなっている。
これにより、ハンガーバー配設部12からハンガーバー3が吊架線2の径方向及び延在方向に逸脱することを防止するようしている。
ハンガーバー配設部12と挿通部11との間の厚みは、本体部10や被覆部材20を構成する材質も考慮して吊架線2とハンガーバー3とを絶縁するのに必要な厚みとされている。
また、延出部13の延出幅は、吊架線2とハンガーバー3との間の絶縁を達成するために必要な空間距離や沿面距離を確保できるような延出幅とされている。
これらの構成により、吊架線2とハンガーバー3とは確実に絶縁された状態となる。
図2(a)に示すように、長円形の挿通部11における長径方向の端部であって、被覆部材20が取り付けられた一端部と対向する他端部には、略C字型の本体部10において離間した部分によって連通部14が形成されている。
この連通部14は、本体部10の外周面から挿通部11に亘って形成されており、吊架線2を吊架線2の径方向に沿って本体部10の外周面側から挿通部11へ通過させることを可能とするものである。
また、図2(a)、(d)に示すように、連通部14において対向する本体部10の端面であって、挿通部11に隣接する部分には、対向する方向へ延出して連通部14の幅を狭め、挿通部11から外周面側への吊架線2の通過を阻止する阻止部15が形成されている。
連通部14における阻止部15が形成された部分の間隔は、吊架線2の直径よりも狭く、この間隔を広げるように本体部10を弾性変形させなければ吊架線2を通過させることができないようになっている。
なお、本実施形態の吊架線保護カバー1では、連通部14における阻止部15が形成された部分以外においても間隔が吊架線2の直径より狭くされており、連通部14の全体が阻止部15をなすとも言える。
以上のような吊架線保護カバー1を吊架線2に取り付ける際には、吊架線2の延在方向と挿通部11の貫通方向とが沿うような状態で、連通部14の外周面側の端部を吊架線2の周面上部にあてがい、吊架線2の径方向に沿って下方に押し込む。
本体部10は弾性変形可能であるので、吊架線2を連通部14に押し込むようにすることで吊架線2により連通部14や阻止部15の間隔が押し広げられ、吊架線2を通過させることが可能となる。
吊架線2が連通部14を通過して挿通部11に達すると、連通部14や阻止部15の間隔は元の間隔に戻り、外部から力を加えて弾性変形させなければ吊架線2を挿通部11から外せない状態となる。
さらに、吊架線2が連通部14を通過して挿通部11に達した後、吊架線2が挿通部11における被覆部材20が取り付けられた部分に収まり、かつ、連通部14が吊架線2の下方に位置するようにする。
この状態では、吊架線保護カバー1の重心が吊架線2の位置よりも下方に位置することとなるので、連通部14が吊架線2の下方に位置した状態が維持される。
その後、ハンガーバー3をハンガーバー配設部12に配設し、イヤ片4の取り付けやトロリ線5との接続等の作業を行い、図1のような状態とする。
このように、吊架線保護カバー1を押し込むだけで取り付けが完了するので、従来の吊架線保護カバーに比べて取り付け作業が容易となる。
図4(a)、図4(b)には、被覆部材20の変形例を示した。
この被覆部材20は、本体部10に埋め込まれる下部端面24から延出する複数の突出部25を備える。
突出部25は円柱状をしており、突条21に形成された貫通穴22と長さ方向に重ならないような位置に形成されている。
また、突出部25は、被覆部材20の内周面よりも外周面側に位置するように形成されており、突出部25が完全に本体部10に埋没するようにされている。
この突出部25を備えることで、連通部14を開くように本体部10を弾性変形させた際に、被覆部材20の下部端面と本体部10との間に隙間が形成されることを防止でき、吊架線保護カバー1の破損や隙間への水分の侵入による絶縁性の低下を防止することができる。
なお、突出部25の形状は円柱状に限られずどのような形状であっても良い。
また、突出部25の構成は、長さ方向に複数本の柱状部分を形成するものに限られず、下部端面から延出する部分を形成したものであればどのような構成であっても良い。
また、上述の実施形態では、ハンガーバー3として帯板状のものを示したが、これに限られるものではなく、棒状のものやその他の形状のものを用いることも可能である。
また、連通部14を、挿通部11の貫通方向及び長径方向に沿うように形成したが、これに限られるものではない。
例えば、貫通方向に対して挿通部11の短径方向に所定角度傾けて斜めに形成しても良い。
すなわち、連通部14を通過させる際の吊架線2の延在方向と、挿通部11における吊架線2の延在方向が異なるようにしても良い。
このようにすれば、吊架線保護カバー1を吊架線2に対して着脱する際に、長径方向に沿った軸を中心としてねじるようにしなければならなくなり、より吊架線2から吊架線保護カバー1が脱落することを防止できる。
また、連通部14は、吊架線保護カバー1の使用状態において挿通部11の下端となる位置に接続するようにしたが、例えば挿通部11の側部など挿通部11のどの位置に接続するものであっても良い。
また、阻止部15の構成は、上述したように連通部14の幅を狭める突起により吊架線2の通過を阻止するものに限られず、着脱式の部材を連通部14に嵌め込むものや、吊架線2が連通部14を通過可能な状態と通過不能な状態とに変換可能な弁を設けるものであっても良い。
弁を設ける際には、吊架線2を挿通部11に入れる際よりも挿通部11から外す際の方が困難となる一方向弁のような構造とすることが好ましい。
また、被覆部材20は少なくとも使用状態において吊架線2と接する部分における挿通部11の内周面を覆うように配されるものであればよいが、挿通部11の内周面の全体を覆うようにしても良い。
また、吊架線保護カバー1に被覆部材20を設けなくても良い。
1 吊架線保護カバー
2 吊架線
3 ハンガーバー
10 本体部
11 挿通部
12 ハンガーバー配設部
14 連通部
15 阻止部
20 被覆部材

Claims (4)

  1. 吊架線とハンガーバーとの間に配される吊架線保護カバーにおいて、
    中央を貫通するように形成され、前記吊架線を挿通可能な挿通部と、
    絶縁体からなり前記挿通部を囲む本体部と、
    当該本体部の外周面に前記挿通部を囲むように形成され、前記ハンガーバーを配設可能なハンガーバー配設部と、
    当該本体部の外周面から前記挿通部に亘って形成され、前記外周面側から前記挿通部へ前記吊架線を当該吊架線の径方向に沿って通過させることが可能な連通部と、
    前記連通部に設けられ、前記挿通部から前記外周面側への前記吊架線の通過を阻止する阻止部と、
    を備えることを特徴とする吊架線保護カバー。
  2. 前記挿通部は、
    断面形状が長円形であり、長径方向の一端に前記連通部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の吊架線保護カバー。
  3. 前記本体部は、弾性変形可能な材質からなり、
    前記阻止部は、
    前記挿通部に前記吊架線の径よりも狭い個所を形成し、前記本体部を弾性変形させなければ前記吊架線を通過させることができないようにすることで構成されていること特徴とする請求項1又は2に記載の吊架線保護カバー。
  4. 前記挿通部は、
    絶縁性を有する硬質な材料からなり前記吊架線が接する周面を形成する被覆部材を備え、前記被覆部材における前記吊架線と接する周面は平滑な面とされていることを特徴とする請求項3に記載の吊架線保護カバー。
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