JP2016057980A - 入札データ処理システムにおけるサーバ、その制御方法、及びその制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、商品一括の商品の数及びサプライヤ数若しくは入札者数が多くなった場合であっても、計算量を抑えつつ、複数の商品に対する入札価格の比較をする入札データ処理システム等を提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係るサーバ(3)は、記憶部に記憶した商品情報及び入札情報を参照し、複数の商品毎の入札価格情報の中の最低入札価格を特定する複数の商品毎の最低入札価格特定部(332)と、記憶部に記憶した商品情報及び入札情報を参照し、複数の商品一括の入札価格情報の中の最低入札価格を特定する商品一括最低入札価格特定部(333)と、複数の商品一括の最低入札価格と、複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額との大小を比較する大小比較部(334)と、大小比較の結果に基づいて、落札する1のサプライヤ又は複数の商品毎の落札するサプライヤを決定する落札サプライヤ決定部(335)を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、オークションにおける入札データ処理システムに関する。
従来、入札者にとって、複数の商品一括であれば、複数の商品が一度で入手できるので、高価でも入札したいという需要がある。それとは反対に、入札者にとって、複数の商品のうちの一部が不足しているので、複数の商品のうちの一部であれば、高価でも入札したいという需要もある。また、複数の商品を出品する出品者は、落札させる入札者の数にかかわらず、複数の商品の落札価格の合計をより高価に落札させたいという希望がある。
一方、オークションなどの商取引において、バイヤが欲しい商品の条件や希望価格をサプライヤに提示し、複数のサプライヤがインターネット上で入札価格を所定時間内に競い合うという取引(以下、「リバースオークション」という)も行われていた。
一般的なサプライヤは、一度の注文の商品の数量が多いほどスケールメリットにより、商品の価格を低下できる。しかしながら、サプライヤによっては、特定の商品のみであれば安価に供給できるノウハウを有する場合もある。
特許文献1には、入札者が、グループ化された商品を構成する商品のうちの単品または任意の商品の組み合わせを指定して入札を行うオークションが記載されている。
特許文献2には、複数のサプライヤを組み合わせたサプライヤグループによる共同入札を可能とするリバースオークションが記載されている。
特開2001−312622号公報 特開2006−065450号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたオークションでは、グループ商品を構成する商品群の全ての組み合わせのうち、入札価格の合計額が最も高くなるような入札の組み合わせを計算し、当該入札を行った各入札者を落札者とする。この場合、グループを構成する商品数及び入札者が多くなると、入札の組み合わせを特定するための計算量が、増大してしまうという問題があった。
また、特許文献2に記載されたオークションにおいて、サプライヤグループとはバイヤの希望する全ての商品が提供可能となるようサプライヤを組み合わせたものである。この場合、バイヤの希望する全ての商品数及びサプライヤ数が多くなると、バイヤが調達を希望する全ての商品が提供可能となるようなサプライヤの組合せを探索するための計算量が、増大してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、このような課題を解決すべくなされたものであり、商品一括の商品の数及びサプライヤ数若しくは入札者数が多くなった場合であっても、計算量を抑えつつ、複数の商品に対する入札価格の比較を可能とする入札データ処理システムにおけるサーバ、その制御方法、及びその制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係るサーバは、複数のサプライヤ側端末と通信可能なサーバとを備える入札データ処理システムにおけるサーバであって、商品毎の商品識別情報及び個別若しくは一括を示す入札種別を含む商品情報と、入札毎のサプライヤ識別情報、商品識別情報、及び入札価格情報を含む入札情報とを記憶する記憶部と、商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報をサプライヤ側端末から受信し、の受信した商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を記憶部の入札情報に格納するオークション管理部と、記憶部に記憶した商品情報及び入札情報を参照し、複数の商品毎の入札価格情報の中の最低入札価格を特定する複数の商品毎の最低入札価格特定部と、記憶部に記憶した商品情報及び入札情報を参照し、複数の商品一括の入札価格情報の中の最低入札価格を特定する商品一括最低入札価格特定部と、複数の商品一括の最低入札価格と、複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額との大小を比較する大小比較部と、大小比較部において、複数の商品一括の最低入札価格が、複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額より小さいときには、複数の商品一括の最低入札価格を送信した1のサプライヤ側端末のサプライヤを、落札する1のサプライヤと決定し、大小比較部において、複数の商品一括の最低入札価格が、複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額より大きいときには、複数の商品毎の最低入札価格を送信した、複数の商品毎のサプライヤ側端末のサプライヤを、複数の商品毎の落札するサプライヤと決定する落札サプライヤ決定部と、を有する。
本発明に係るサーバにおいて、記憶部は、オークション毎に一括優先フラグ又は個別優先フラグを示す優先フラグをさらに記憶し、落札サプライヤ決定部は、大小比較部において、複数の商品一括の最低入札価格が、複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額と等しいときには、記憶部に記憶した優先フラグに基づいて、落札する1のサプライヤ又は複数の商品毎の落札するサプライヤを決定することが好ましい。
本発明に係るサーバにおいて、オークション管理部は、記憶部に記憶した商品情報及び入札情報を参照し、複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額を複数のサプライヤ側端末又はバイヤ側端末に送信することが好ましい。
本発明に係るサーバにおいて、複数の商品毎の最低入札価格特定部は、記憶部に記憶した商品情報及び入札情報を参照し、複数の商品毎の個別の入札価格情報の複数の商品毎の順位づけをし、商品一括最低入札価格特定部は、記憶部に記憶した商品情報及び入札情報を参照し、複数の商品一括の入札価格情報の順位づけをし、オークション管理部は、順位づけをした、複数の商品毎の個別の入札価格情報の複数の商品毎の順位及び複数の商品一括の入札価格情報の順位を、バイヤ側端末に送信することが好ましい。
本発明に係るサーバにおいて、記憶部は、取引者毎にハンディキャップ情報をさらに記憶し、入札価格情報の順位づけをする際に、記憶部に記憶したハンディキャップ情報をさらに参照し、ハンディキャップ情報が記憶された取引者の入札価格情報を当該ハンディキャップ情報に応じて変更し、ハンディキャップ情報が記憶された取引者の入札価格情報をハンディキャップ情報が記憶されていない取引者側端末に送信する際に、ハンディキャップ情報に応じて入札価格情報を変更し、ハンディキャップ情報が記憶された取引者の入札価格情報をハンディキャップ情報が記憶された取引者側端末に送信する際に、当該取引者自身の入札価格情報を変更せずに、当該取引者以外の入札価格情報を当該ハンディキャップ情報の逆演算(例えば、ハンディキャップ情報がプラスの金額の場合はマイナスの金額で、ハンディキャップ情報が割合の掛け算の場合は、割合の割り算で)で変更するハンディキャップ管理部をさらに有することが好ましい。
本発明に係るサーバの制御方法は、複数のサプライヤ側端末と通信可能なサーバとを備える入札データ処理システムにおけるサーバであって、商品毎の商品識別情報及び個別若しくは一括を示す入札種別を含む商品情報と、入札毎のサプライヤ識別情報、商品識別情報、及び入札価格情報を含む入札情報とを記憶する記憶部を備えるサーバの制御方法であって、サーバが、商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報をサプライヤ側端末から受信し、受信した商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を記憶部の入札情報に格納し、記憶部に記憶した商品情報及び入札情報を参照し、複数の商品毎の入札価格情報の中の最低入札価格を特定し、記憶部に記憶した商品情報及び入札情報を参照し、複数の商品一括の入札価格情報の中の最低入札価格を特定し、複数の商品一括の最低入札価格と、複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額との大小を比較し、大小比較の結果において、複数の商品一括の最低入札価格が、複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額より小さいときには、複数の商品一括の最低入札価格を送信した1のサプライヤ側端末のサプライヤを、落札する1のサプライヤと決定し、大小比較の結果において、複数の商品一括の最低入札価格が、複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額より大きいときには、複数の商品毎の最低入札価格を送信した、複数の商品毎のサプライヤ側端末のサプライヤを、複数の商品毎の落札するサプライヤと決定することを実行する。
本発明に係るサーバの制御プログラムは、複数のサプライヤ側端末と通信可能なサーバとを備える入札データ処理システムにおけるサーバであって、商品毎の商品識別情報及び個別若しくは一括を示す入札種別を含む商品情報と、入札毎のサプライヤ識別情報、商品識別情報、及び入札価格情報を含む入札情報とを記憶する記憶部を備えるサーバの制御プログラムであって、サーバに、商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報をサプライヤ側端末から受信し、受信した商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を記憶部の入札情報に格納し、記憶部に記憶した商品情報及び入札情報を参照し、複数の商品毎の入札価格情報の中の最低入札価格を特定し、記憶部に記憶した商品情報及び入札情報を参照し、複数の商品一括の入札価格情報の中の最低入札価格を特定し、複数の商品一括の最低入札価格と、複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額との大小を比較し、大小比較の結果において、複数の商品一括の最低入札価格が、複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額より小さいときには、複数の商品一括の最低入札価格を送信した1のサプライヤ側端末のサプライヤを、落札する1のサプライヤと決定し、大小比較の結果において、複数の商品一括の最低入札価格が、複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額より大きいときには、複数の商品毎の最低入札価格を送信した、複数の商品毎のサプライヤ側端末のサプライヤを、複数の商品毎の落札するサプライヤと決定することを実行させる。
本発明に係るサーバは、複数の入札者側端末と通信可能なサーバとを備える入札データ処理システムにおけるサーバであって、商品毎の商品識別情報及び個別若しくは一括を示す入札種別を含む商品情報と、入札毎の入札者識別情報、商品識別情報、及び入札価格情報を含む入札情報とを記憶する記憶部と、商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を入札者側端末から受信し、受信した商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を記憶部の入札情報に格納するオークション管理部と、記憶部に記憶した商品情報及び入札情報を参照し、複数の商品毎の入札価格情報の中の最高入札価格を特定する複数の商品毎の最高入札価格特定部と、記憶部に記憶した商品情報及び入札情報を参照し、複数の商品一括の入札価格情報の中の最高入札価格を特定する商品一括最高入札価格特定部と、複数の商品一括の最高入札価格と、複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額との大小を比較する大小比較部と、大小比較部において、複数の商品一括の最高入札価格が、複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額より大きいときには、複数の商品一括の最高入札価格を送信した1の入札者側端末の入札者を、落札する1の入札者と決定し、大小比較部において、複数の商品一括の最高入札価格が、複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額より小さいときには、複数の商品毎の最高入札価格を送信した、複数の商品毎の入札者側端末の入札者を、複数の商品毎の落札する入札者と決定する落札入札者決定部と、を有する。
本発明に係るサーバの制御方法は、複数の入札者側端末と通信可能なサーバとを備える入札データ処理システムにおけるサーバであって、商品毎の商品識別情報及び個別若しくは一括を示す入札種別を含む商品情報と、入札毎の入札者識別情報、商品識別情報、及び入札価格情報を含む入札情報とを記憶する記憶部を備えるサーバの制御方法であって、サーバが、商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を入札者側端末から受信し、受信した商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を記憶部の入札情報に格納し、記憶部に記憶した商品情報及び入札情報を参照し、複数の商品毎の入札価格情報の中の最高入札価格を特定し、記憶部に記憶した商品情報及び入札情報を参照し、複数の商品一括の入札価格情報の中の最高入札価格を特定し、複数の商品一括の最高入札価格と、複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額との大小を比較し、大小比較の結果において、複数の商品一括の最高入札価格が、複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額より大きいときには、複数の商品一括の最高入札価格を送信した1の入札者側端末の入札者を、落札する1の入札者と決定し、大小比較の結果において、複数の商品一括の最高入札価格が、複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額より小さいときには、複数の商品毎の最高入札価格を送信した、複数の商品毎の入札者側端末の入札者を、複数の商品毎の落札する入札者と決定することを実行する。
本発明に係るサーバの制御プログラムは、複数の入札者側端末と通信可能なサーバとを備える入札データ処理システムにおけるサーバであって、商品毎の商品識別情報及び個別若しくは一括を示す入札種別を含む商品情報と、入札毎の入札者識別情報、商品識別情報、及び入札価格情報を含む入札情報とを記憶する記憶部を備えるサーバの制御プログラムであって、サーバに、商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を入札者側端末から受信し、受信した商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を記憶部の入札情報に格納し、記憶部に記憶した商品情報及び入札情報を参照し、複数の商品毎の入札価格情報の中の最高入札価格を特定し、記憶部に記憶した商品情報及び入札情報を参照し、複数の商品一括の入札価格情報の中の最高入札価格を特定し、複数の商品一括の最高入札価格と、複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額との大小を比較し、大小比較の結果において、複数の商品一括の最高入札価格が、複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額より大きいときには、複数の商品一括の最高入札価格を送信した1の入札者側端末の入札者を、落札する1の入札者と決定し、大小比較の結果において、複数の商品一括の最高入札価格が、複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額より小さいときには、複数の商品毎の最高入札価格を送信した、複数の商品毎の入札者側端末の入札者を、複数の商品毎の落札する入札者と決定することを実行させる。
本発明に係る入札データ処理システムにおけるサーバ、その制御方法、及びその制御プログラムによれば、入札の種類を個別の商品毎の入札及び商品一括の入札の2種類の入札に限定し、個別の商品毎の入札価格同士の比較、商品一括の入札価格同士の比較、及び複数の商品一括の入札の最低入札価格並びに商品毎の個別の入札の最低入札価格を全ての商品について合計した入札価格の比較の3つの比較を一度に行うことにより、商品一括の商品の数及びサプライヤ数若しくは入札者数が多くなった場合であっても、入札やサプライヤ若しくは入札者の組み合わせを探索する必要がないため、計算量を抑えることが可能となる。
リバースオークションの入札データ処理システムの概略構成の一例を示す。 バイヤ側端末1及び複数のサプライヤ側端末2A〜Cの概略構成の一例を示す。 リバースオークションのサーバ3の概略構成の一例を示す。 サーバ記憶部32に記憶される各種テーブルのデータ構造の一例を示す。 リバースオークションの入札データ処理システムによる動作シーケンスの一例を示す。 図5の入札データ処理システムによる動作シーケンスの一例の続きを示す。 落札サプライヤ決定部335の動作フローの一例を示す。 オークション登録画面の一例を示す。 商品情報の登録画面の一例を示す。 サプライヤ側端末2の入札画面の一例を示す。 サプライヤ側端末2の入札画面の一例を示す。 サプライヤ側端末2の入札画面の一例を示す。 バイヤ側端末1の入札状況監視画面の一例を示す。 バイヤ側端末1の入札状況監視画面の一例を示す。 通常のオークションのサーバ3’の概略構成の一例を示す。 通常のオークションの入札データ処理システムによる動作シーケンスの一例を示す。 図16の入札データ処理システムによる動作シーケンスの一例の続きを示す。 落札入札者決定部335’の動作フローの一例を示す。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
図1は、リバースオークションの入札データ処理システムの概略構成の一例を示す図である。図1〜14を用いて、リバースオークションの入札データ処理システムについて説明する。
リバースオークションの入札データ処理システムは、少なくとも一台のバイヤ側端末1と、複数のサプライヤ側端末2A〜Cと、サーバ3とを備える。バイヤ側端末1、複数のサプライヤ側端末2A〜C、及びサーバ3とは、ネットワーク4を介して相互に通信可能に接続される。ネットワーク4は、イントラネットであっても、インターネットであっても、その他の通信ネットワークであってもよい。バイヤ側端末1及び複数のサプライヤ側端末2A〜Cで実行されるプログラム(例えば、閲覧プログラム)と、サーバ3で実行されるプログラム(例えば、サーバの制御プログラム)とは、ハイパーテキスト転送プロトコル(Hypertext Transfer Protocol, HTTP, HTTP over TLS)等の通信プロトコルを用いて通信を行う。なお、バイヤ側端末1及びサプライヤ側端末2A〜Cは、それぞれ一台、三台示されているが、この数に限定されるものではない。
図2(a)は、バイヤ側端末1の概略構成の一例を示す図である。
バイヤ側端末1は、ネットワーク4を介してサーバ3に接続し、サーバ3と通信を行う。バイヤ側端末1は、端末通信部11と、端末記憶部12と、操作部13と、表示部14と、端末処理部15とを備える。複数のサプライヤ側端末2A〜Cは、端末通信部21と、端末記憶部22と、操作部23と、表示部24と、端末処理部25とを備える。
なお、本実施形態では、バイヤ側端末1及び複数のサプライヤ側端末2A〜Cとして、デスクトップコンピュータを想定するが、本発明はこれに限定されるものではない。バイヤ側端末1及び複数のサプライヤ側端末2A〜Cは、本発明が適用可能であればよく、例えば、ノートPC、携帯電話(所謂「フィーチャーフォン」)、スマートフォン、携帯情報端末(Personal Digital Assistant, PDA)、タブレット端末、ウェアラブル端末等でもよい。
端末通信部11は、通信インターフェース回路を備え、バイヤ側端末1をネットワーク4に接続する。端末通信部11は、端末処理部15から供給された入力データをサーバ3等に送信する。また、端末通信部11は、サーバ3等から受信したウェブページの画面を端末処理部15に供給する。
端末記憶部12は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、半導体記憶装置、又は光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを備える。端末記憶部12は、端末処理部15での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、端末記憶部12は、ドライバプログラムとして、操作部13を制御する入力デバイスドライバプログラム、表示部14を制御する出力デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、さらに、端末記憶部12は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
操作部13は、バイヤ側端末1の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパッド、タッチパネル、キーボード等である。バイヤは、操作部13を用いて、文字、数字等を入力することができる。操作部13は、バイヤにより操作されると、その操作に対応する信号を発生する。発生した信号は、バイヤの入力データとして、端末処理部15に供給される。
表示部14も、画像、画面等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。表示部14は、端末処理部15から供給されたウェブページの画面等を表示する。
端末処理部15は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。端末処理部15は、バイヤ側端末1の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。端末処理部15は、バイヤ側端末1の各種処理が端末記憶部12に記憶されているプログラム、操作部13の操作等に応じて適切な手順で実行されるように、端末通信部11、表示部14等の動作を制御する。端末処理部15は、端末記憶部12に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、端末処理部15は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
端末処理部15は、閲覧実行部151を備える。閲覧実行部151は、端末処理部15が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、閲覧実行部151は、ファームウェアとしてバイヤ側端末1に実装されてもよい。
閲覧実行部151は、画面の取得及び表示を行う。また、閲覧実行部151は、オークションの対象となる商品を、端末通信部11を介してサーバ3に送信する。また、閲覧実行部151は、入札等に対する処理結果に対応するウェブページの画面を、サーバ3から端末通信部11を介して受信する。閲覧実行部151は、受信したウェブページの画面を表示部14に出力する。
図2(b)は、複数のサプライヤ側端末2A〜Cの概略構成の一例を示す図である。
サプライヤ側端末2A〜Cの端末通信部21、端末記憶部22、操作部23、表示部24、端末処理部25に関する説明は、図2(a)のバイヤ側端末1の端末通信部11、端末記憶部12、操作部13、表示部14、端末処理部15と同様である。
閲覧実行部251は、画面の取得及び表示を行う。また、閲覧実行部251は、商品の入札価格等のサプライヤからの入力データを、端末通信部21を介してサーバ3に送信する。また、閲覧実行部251は、入札等に対する処理結果に対応するウェブページの画面を、サーバ3から端末通信部21を介して受信する。閲覧実行部251は、受信したウェブページの画面を表示部24に出力する。
図3は、リバースオークションのサーバ3の概略構成の一例を示す図である。
サーバ3は、サーバ通信部31と、サーバ記憶部32と、サーバ処理部33とを備える。
サーバ通信部31は、サーバ3をネットワーク4に接続するための通信インターフェース回路を備え、ネットワーク4との間で通信を行う。サーバ通信部31は、バイヤ側端末1及び複数のサプライヤ側端末2A〜C等から受信した入力データを、サーバ処理部33に供給する。また、サーバ通信部31は、サーバ処理部33から供給されたウェブページの画面を、バイヤ側端末1及び/又は複数のサプライヤ側端末2A〜C等に送信する。
サーバ記憶部32は、例えば、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、半導体記憶装置、又は光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを備える。サーバ記憶部32は、サーバ処理部33での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。
例えば、サーバ記憶部32は、アプリケーションプログラムとして、入札等を行い、その結果に係るデータを生成するサーバの制御プログラム等を記憶する。サーバ記憶部32は、データとして、オークション情報テーブル(図4(a))、商品情報テーブル(図4(b))、入札情報テーブル(図4(c))等を記憶する。サーバ記憶部32は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。例えば、サーバ記憶部32は、前回に特定した複数の商品一括の最低入札価格、前回に特定した複数の商品毎の最低入札価格の合計額等を次に特定するまで一時的に記憶してもよい。なお、サーバ記憶部32は、テーブルではなく、タグ形式のマークアップ言語であっても、キー・バリュー型データストアであってもよい。
サーバ処理部33は、オークション管理部331、複数の商品毎の最低入札価格特定部332、商品一括最低入札価格特定部333、大小比較部334、及び落札サプライヤ決定部335を備える。これらの各部は、サーバ処理部33が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとしてサーバ3に実装されてもよい。
オークション管理部331は、ステップS101,102,107〜109,111,112(図5,6参照)を実行する。複数の商品毎の最低入札価格特定部332は、ステップS104(図5参照)を実行する。商品一括最低入札価格特定部333は、ステップS105(図5参照)を実行する。大小比較部334は、ステップS106(図5参照)を実行する。落札サプライヤ決定部335は、ステップS110(図6参照)、ステップS200〜202(図7参照)を実行する。
図4(a)は、オークション情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
オークション情報テーブルは、各オークションについて、オークションID、オークション名、バイヤID、開催日時、終了日時、及び優先フラグ等を記憶する。
優先フラグとは、複数の商品一括の最低入札価格と、複数の商品毎の最低入札価格の合計額が等しい場合に、個別入札及び一括入札のいずれの入札を優先させるか示すフラグである。
図4(b)は、商品情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
商品情報テーブルは、各商品について、商品ID、オークションID、商品名、入札種別等を記憶する。なお、商品とは、オークションの入札対象であり、車載用オーディオ機器等の有体物の商品(商品ID5〜8)に限らず、対象地域(北海道、本州、四国・九州)における施工工事等の無体物のサービス(商品ID1〜4)も入札対象であれば含む。
入札種別とは、当該商品が、個別入札の対象の商品又は一括入札の対象の商品のいずれかを示すフラグである。一括入札の商品とは、特定のオークションにおける個別入札の全ての商品を示す。即ち、商品IDが4の「全国一括」は、オークションID「NR200308001」が同一の個別入札の全ての商品(商品ID1〜3)を示す。また、商品IDが8の「車載用オーディオ機器セット一括」は、オークションID「NR200308002」が同一の個別入札の全ての商品(商品ID5〜7)を示す。
図4(c)は、入札情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
入札情報テーブルは、各入札について、入札ID、入札を入力したサプライヤのサプライヤID、入札対象の商品ID、入札価格、入札日時等を記憶する。入札IDは、入札された順番に付与される番号である。なお、入札情報テーブルがオークションID及び/又は入札種別をさらに含んでもよい。
図5は、リバースオークションの入札データ処理システムによる動作シーケンスの一例を示す図である。
なお、以下に説明する動作シーケンスは、予め端末記憶部12、端末記憶部22及びサーバ記憶部32に記憶されているプログラムに基づいて、主に端末処理部15、端末処理部25及びサーバ処理部33により、バイヤ側端末1、複数のサプライヤ側端末2A〜C、及びサーバ3の各要素と協働して実行される。
まず、バイヤは、オークション登録画面及び商品情報の登録画面にログインして、バイヤ側端末1の操作部13を介してオークション定義情報を入力する。
オークション登録画面の一例を図8に示す。オークション登録画面300において、オークション名(件名)301、オークションID302、開催日時303、及び終了日時304がバイヤにより入力される。一括優先のチェックボックス305は、バイヤによりチェックされると、優先フラグで一括入札が優先される。一括優先のチェックボックス305は、バイヤによりチェックされないと、優先フラグで個別入札が優先される。
商品情報登録画面の一例を図9に示す。商品情報の登録画面310において、個別入札の商品名311、312、313及び一括入札の商品名314がバイヤにより入力される。バイヤが商品追加ボタン315を押下することより、個別入札の商品を追加し、上述と同様の入力を行うことができる。バイヤが削除ボタン316,317,318を押下することにより、個別入札の対応する商品を削除できる。
次に、オークション登録画面及び商品情報の登録画面を利用して、バイヤ側端末1の操作部13を介してバイヤにより入力されたオークション定義情報を、端末通信部11を介してサーバ3に送信する(ステップS100)。
ここで、オークション定義情報とは、オークション名、オークション開催日時、オークション終了日時、及び優先フラグを含むオークション登録情報と、商品名及び入札種別を含む商品情報とを含む定義情報である。
次に、オークション管理部331は、サーバ通信部31を介して受信したオークション定義情報をサーバ記憶部32のオークション情報テーブル及び商品情報テーブルに記憶する。そして、サプライヤ側端末2がサーバ3で生成されるオークション画面にログインしてアクセスすることにより、オークション管理部331は、オークション定義情報を、サーバ通信部31を介してサプライヤ側端末2に送信する(ステップS101)。サプライヤ側端末2の閲覧実行部251は、端末通信部21を介して受信したオークション定義情報を表示部24に表示する。
次に、オークション管理部331は、現在時刻がサーバ記憶部32に記憶されたオークション情報テーブルの開催日時を過ぎたことを検出し、入札の受付を開始する(ステップS102)。
サプライヤ側端末2がサーバ3で生成されるオークション画面にサプライヤID及びパスワードを入力してログインしてオークションの入札画面にアクセスすることにより、サプライヤは、入札画面を利用して、複数の商品について商品毎の個別の商品ID及び入札価格情報、並びに/若しくは、複数の商品一括の商品ID及び入札価格情報を入力する。
次に、サプライヤ側端末2の閲覧実行部251は、端末通信部21を介して、サプライヤにより入札された商品毎の個別の商品ID及び入札価格情報、並びに/若しくは、複数の商品一括の商品ID及び入札価格情報をサーバ3に送信する(ステップS103)。サーバ3のオークション管理部331は、サーバ通信部31を介してサプライヤにより入札された商品毎の個別の商品ID及び入札価格情報、並びに/若しくは、複数の商品一括の商品ID及び入札価格情報を受信し、サーバ記憶部32の入札情報テーブルに格納する。
次に、複数の商品毎の最低入札価格特定部332は、オークションのオークションIDに基づいて、サーバ記憶部32の商品情報テーブル及び入札情報テーブルを参照し、入札されたオークションの複数の商品毎の個別の入札価格情報を複数の商品毎に順位づけするとともに、複数の商品毎の入札価格情報の中の最低入札価格を特定する(ステップS104)。したがって、商品毎の個別の入札価格同士を比較できる。
次に、商品一括最低入札価格特定部333は、オークションのオークションIDに基づいて、サーバ記憶部32の商品情報テーブル及び入札情報テーブルを参照し、入札されたオークションの複数の商品一括の入札価格情報を順位づけするとともに、複数の商品一括の入札価格情報の中の最低入札価格を特定する(ステップS105)。したがって、複数の商品一括の入札価格同士を比較できる。
次に、大小比較部334は、商品一括最低入札価格特定部333によって特定された複数の商品一括の最低入札価格と、複数の商品毎の最低入札価格特定部332によって特定された複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額との大小を比較する(ステップS106)。したがって、複数の商品一括の入札の最低入札価格及び商品毎の個別の入札の最低入札価格の合計額の比較を実現できる。
次に、オークション管理部331は、サーバ通信部31を介して、サプライヤ側端末2に入札状況情報を送信する(ステップS107)。
オークション管理部331は、ログインしたサプライヤのサプライヤID及びオークションのオークションIDに基づいて、サーバ記憶部32の商品情報テーブル及び入札情報テーブルを参照し、ログインしたサプライヤ自身の入札の順位を特定し、ステップS106において比較した結果を参照し、サプライヤが現状で落札できるか否か判断する。オークション管理部331は、サプライヤが現状で落札できると判断すると、落札できる入札の入札状況情報にサプライヤが現状で落札できることを示す情報(例えば、王冠)を追加する。
さらに、オークション管理部331は、ログインしたサプライヤのサプライヤID及びオークションのオークションIDに基づいて、サーバ記憶部32の商品情報テーブル及び入札情報テーブルを参照し、入札状況情報を生成し、サーバ通信部31を介して、サプライヤ側端末2に入札状況情報を送信する。入札状況情報とは、商品一括最低入札価格特定部333によって特定された複数の商品一括の最低入札価格と、複数の商品毎の最低入札価格特定部332によって特定された複数の商品毎の最低入札価格と、複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額と、サプライヤ自身の入札の順位を少なくとも含む情報である。
オークション管理部331は、複数の商品毎の最低入札価格特定部332、商品一括最低入札価格特定部333、及び大小比較部334によって処理された結果を入札状況監視情報としてサーバ記憶部32に、次回の入札まで一時的に格納する。なお、オークション管理部331は、記憶容量削減のためにこの一時的な記憶をしなくてもよい。
サプライヤ側端末2の閲覧実行部251は、端末通信部21を介して受信した入札状況情報を入札画面として表示部24に表示する。
サプライヤ側端末2で入札が行われる度に、ステップS103〜107は、繰り返される。
図10(a)は、入札情報テーブルの入札IDが5の入札が行われたとき(16時20分)(図4(c)参照)のサプライヤEのサプライヤ側端末2の入札画面400を示す。入札情報テーブルの入札IDが5の入札が行われたときは、入札IDが1〜5までの入札が行われている。
入札画面400は、サプライヤEの順位及びサプライヤEが現状で落札できることを示す情報(例えば、王冠)を表示する状況401、個別入札の商品(北海道、本州、四国・九州)及び一括入札の商品(全国一括)を表示する商品402、商品毎の最低入札価格を示す商品毎の首位価格403、現状での商品毎のサプライヤEの最終入札価格404、入札価格を入力するフォーム405、及び入札実行ボックス406を表示する。また、分散発注時の最安値合計(5400万円)407を表示することにより、全国一括の入札価格を入力する際の落札するための目安にすることができる。
サプライヤは、地域(北海道、本州、四国・九州)毎に対する個別入札も全国一括に対する入札も、入札価格を入力するフォーム405に入札価格を入力し、入札実行ボタン406を押下することによって可能である。入札実行ボタン406を押下すると、サプライヤ側端末2の閲覧実行部251は、入札された商品ID及び入札価格情報をサーバ3に送信する。したがって、入札の種類を個別の商品毎の入札及び商品一括の入札の2種類の入札に限定でき、複数の商品について商品毎の個別の入札及び/又は複数の商品一括の入札を一度に実行できる。
図10(b)は、入札情報テーブルの入札IDが5の入札が行われたとき(16時20分)(図4(c)参照)のサプライヤBのサプライヤ側端末2の入札画面410を示す。入札画面410は、本州の状況411及び全国一括の状況412に1位が表示され、本州の状況411には現状で落札できることを示す情報も表示される。したがって、サプライヤBは、個別入札及び一括入札の両方で1位であり、現状では個別入札及び一括入札のうちの個別入札で落札できることを知ることができる。
図11(a)は、入札情報テーブルの入札IDが5の入札が行われたとき(16時20分)(図4(c)参照)のサプライヤCのサプライヤ側端末2の入札画面を示す。入札情報テーブルの入札IDが5の入札が行われたときは、入札IDが1〜5までの入札が行われている。
図11(b)は、入札情報テーブルの入札IDが7の入札が行われたとき(16時27分)(図4(c)参照)のサプライヤGのサプライヤ側端末2の入札画面を示す。入札情報テーブルの入札IDが7の入札が行われたときは、入札IDが1〜7までの入札が行われている。
図12(a)は、入札情報テーブルの入札IDが7の入札が行われたとき(16時27分)(図4(c)参照)のサプライヤCのサプライヤ側端末2の入札画面420を示す。入札画面420は、四国・九州の入札が2位421と、全国一括の入札が2位422であることと、四国・九州の首位価格(1300万円)423及び全国一括の首位価格(5500万円)424とを示す。したがって、サプライヤCは、自身の入札の順位と1位になるための入札価格の目安を知ることができる。具体的には、サプライヤCが四国・九州に対して、1300万円未満の価格で入札すると四国・九州の順位が1位になる。また、サプライヤCが全国一括(北海道・本州・四国・九州)に対して、5500万円未満の価格で入札すると全国一括(北海道・本州・四国・九州)の順位が一位になる。
図11(a)のサプライヤCのサプライヤ側端末2の入札画面では、四国・九州の商品の状況が現状で落札できることを示す情報と1位を表示していたものの、入札IDが7の入札によって、サプライヤGが四国・九州の商品で1位になったため、図12(a)のサプライヤCのサプライヤ側端末2の入札画面では、四国・九州の商品の状況が2位を表示している。
図12(b)は、入札情報テーブルの入札IDが8の入札が行われたとき(16時40分)(図4(c)参照)のサプライヤAのサプライヤ側端末2の入札画面430を示す。入札情報テーブルの入札IDが8の入札が行われたときは、入札IDが1〜8までの入札が行われている。入札画面430は、分散発注時の最安値合計431が5100万円であるのに対して、商品一括の首位価格432が5000万円であり、商品一括の首位価格が分散発注時の最安値合計よりも小さいので、全国一括の状況433に現状で落札できることを示す情報及び1位が表示されている。逆に、商品一括の首位価格が分散発注時の最安値合計よりも大きいときは、商品毎の最低入札価格に現状で落札できることを示す情報(例えば、王冠)が表示される。
バイヤ側端末1がサーバ3で生成されるオークション画面にログインしてアクセスすることにより、オークション管理部331は、入札状況監視情報を、サーバ通信部31を介してバイヤ側端末1に送信する(ステップS108)。入札状況監視情報とは、商品一括最低入札価格特定部333によって特定された複数の商品一括の最低入札価格と、複数の商品毎の最低入札価格特定部332によって特定された複数の商品毎の最低入札価格と、ステップS104,105において順位づけをした、複数の商品毎の個別の入札価格情報の複数の商品毎の順位及び複数の商品一括の入札価格情報の順位、並びにサプライヤが現状で落札できるかを示す情報を少なくとも含む情報である。バイヤ側端末1の閲覧実行部151は、端末通信部11を介して受信した入札状況監視情報を入札状況監視画面320,340(図13,14参照)として表示部14に表示する。
図6は、図5の入札データ処理システムによる動作シーケンスの一例の続きを示す図である。
オークション管理部331は、現在時刻がサーバ記憶部32のオークション情報テーブルの終了日時を過ぎたことを検出し、入札の受付を終了する(ステップS109)。
次に、落札サプライヤ決定部335は、落札サプライヤの決定フロー(図7参照)を実行する(ステップ110)。
オークション管理部331は、サーバ記憶部32に一時的に記憶された入札状況監視情報を参照し、ステップ110で決定した落札する1のサプライヤ又は複数の商品毎の落札するサプライヤのサプライヤ側端末2に落札情報を、サーバ通信部31を介して送信する(ステップS111)。落札情報とは、決定した落札する1のサプライヤ又は複数の商品毎の落札するサプライヤが落札価格及び落札対象商品を確認するための情報である。サプライヤ側端末2の閲覧実行部251は、端末通信部21を介して受信した落札情報を表示部24に表示する。
オークション管理部331は、落札サプライヤ決定後の入札状況監視情報を、ステップ108と同様にサーバ通信部31を介してバイヤ側端末1に送信する(ステップS112)。バイヤ側端末1の閲覧実行部151は、端末通信部11を介して受信した落札サプライヤ決定後の入札状況監視情報を入札状況監視画面として表示部14に表示する。
図5及び図6の入札データ処理システムによる動作シーケンスを実行することにより、複数の商品一括の入札価格同士の比較、商品毎の個別の入札価格同士の比較、複数の商品一括の入札の最低入札価格並びに商品毎の個別の入札の最低入札価格を全ての商品について合計した入札価格の比較の3つの比較を一度に行うことで、商品一括の商品の数及びサプライヤ数が多くなった場合あっても、計算量を抑えつつ、落札価格の低下の効果が最大となる入札を落札させることが可能である。
図13は、入札IDが10の入札が行われた後(図4(c)参照)のバイヤ側端末1の落札サプライヤ決定後の入札状況監視画面320を示す。入札情報テーブルの入札IDが10の入札が行われたときは、入札IDが1〜10までの入札が行われている。複数の商品毎の個別の入札価格情報を複数の商品毎に順位づけされた情報321、322、323が表示される。複数の商品一括の入札価格情報を順位づけされた情報324が表示される。したがって、バイヤは、複数の商品毎の最低入札価格及び複数の商品一括の最低入札価格の順位づけを同時に確認することができる。
複数の商品一括の最低入札価格(5000万円)が、複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額(4800万円)より大きいときに、落札サプライヤ決定後の入札状況監視画面320は、複数の商品毎の最低入札価格を送信した、複数の商品毎のサプライヤ側端末のサプライヤ(サプライヤEの北海道、サプライヤFの本州、サプライヤGの四国・九州)が落札することを示す。即ち、落札できることを示す情報321、322、323が表示されている。したがって、バイヤは、個別入札及び一括入札のいずれの入札で落札されたか知ることができる。
なお、入札IDが10の入札が行われたとき(16時55分)で落札サプライヤ決定前に、入札状況監視画面320(図13)を表示するための入札状況監視情報をバイヤ側端末1に送信してもよい(図5のステップS108)。
図14は、入札情報テーブルの入札IDが7の入札が行われず、入札情報テーブルの入札IDが1〜6,8〜10の入札が行われた後(図4(c)参照)のバイヤ側端末1の落札サプライヤ決定後の入札状況監視画面340を示す。複数の商品一括の最低入札価格(5000万円)と、複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額(5000万円)とが等しく、オークション情報テーブルの優先フラグが一括優先であるときに、落札サプライヤ決定後の入札状況監視画面340は、複数の商品一括の最低入札価格を送信した1のサプライヤAが落札することを示す。即ち、落札できることを示す情報341が表示される。
なお、入札情報テーブルの入札IDが7の入札が行われず、入札IDが1〜6,8〜10の入札が行われたとき(16時55分)で落札サプライヤ決定前に、入札状況監視画面340(図14)を表示するための入札状況監視情報をバイヤ側端末1に送信してもよい(図5のステップS108)。
また、入札状況監視画面340(図14)に「分散発注時 最安値合計」欄を設け、オークション管理部331は、複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額を算出し、算出した合計額をバイヤ側端末1に送信し、バイヤ側端末1は、「分散発注時 最安値合計」欄に受信した合計額を表示してもよい。したがって、バイヤが分散発注時の最安値合計と複数の商品一括の最低入札価格を一目で確認できる。
図7は、落札サプライヤ決定部335のオークション情報テーブルの優先フラグが一括優先である場合の動作フローの一例を示す。
まず、落札サプライヤ決定部335は、サーバ記憶部32に一時的に記憶された入札状況監視情報を参照し、複数の商品一括の最低入札価格≦複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額でない場合(ステップS200のNo)、複数の商品毎の最低入札価格を送信した、複数の商品毎のサプライヤ側端末のサプライヤを、複数の商品毎の落札するサプライヤと決定する(ステップS201)。即ち、複数の商品毎の最低入札価格で入札した、複数の商品毎のサプライヤが落札するサプライヤとなり、複数の商品毎の最低入札価格がそれぞれ落札価格となり、複数の商品がそれぞれ落札対象商品となる。
一方、複数の商品一括の最低入札価格≦複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額である場合(ステップS200のYes)、複数のサプライヤ側端末2のうち、複数の商品一括の最低入札価格を送信した1のサプライヤ側端末のサプライヤを、落札する1のサプライヤと決定する(ステップS202)。即ち、複数の商品一括の最低入札価格で入札した1のサプライヤが落札する1のサプライヤとなり、複数の商品一括の最低入札価格が1の落札価格になり、複数の商品一括が1の落札対象商品となる。
図7の落札サプライヤ決定部335の動作フローを実行することにより、複数の商品一括の入札の最低入札価格及び商品毎の個別の入札の最低入札価格の合計額の比較を実現できる。
なお、図7においては、オークション情報テーブルの優先フラグが一括優先である場合の動作フローについて説明したが、オークション情報テーブルの優先フラグが個別優先である場合には、ステップS200の不等号「≦」が「<」になり、複数の商品一括の最低入札価格と、複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額とが等しいときに、ステップS201を実行することになる。したがって、オークション情報テーブルの優先フラグにより、オークション毎に一括優先か個別優先か設定できる。よって、一括優先に設定し、バイヤにとって落札後の取引を一括して行い、スムーズに取引できる。逆に、個別優先に設定し、バイヤにとって代金回収のリスクを分散できる。
なお、サーバ記憶部32に入札状況監視情報が一時的に記憶されていない場合は、ステップS108、111、及び112において、ステップS104〜106を再度実行することによって、入札状況監視情報を再生成してもよい。
なお、図1〜14において、リバースオークションの入札データ処理システムについて説明したが、通常のオークションに入札データ処理システムを適用してもよい。図15〜18を用いて、通常のオークションに適用した入札データ処理システムを説明する。
なお、参照番号が同一のサーバ通信部31、サーバ記憶部32、オークション管理部331(図15参照)、ステップS100、101、102、103、107、108(図16参照)、ステップS109、111、112(図17参照)は、図5,6のリバースオークションの「最低入札価格」、「サプライヤ」及び「バイヤ」を、通常のオークションの「最高入札価格」、「入札者」及び「出品者」に置き換えたのみなので、説明を省略する。
図15は、通常のオークションのサーバ3’の概略構成の一例を示す。
サーバ処理部33は、オークション管理部331、複数の商品毎の最高入札価格特定部332’、商品一括最高入札価格特定部333’、大小比較部334’、落札入札者決定部335’を備える。複数の商品毎の最高入札価格特定部332’は、ステップS104’(図16参照)を実行する。商品一括最高入札価格特定部333’は、ステップS105(図16参照)を実行する。大小比較部334’は、ステップS106’(図16参照)を実行する。落札サプライヤ決定部335’は、ステップS110’(図17参照)、ステップS200’〜202’(図18参照)を実行する。
図16は、通常のオークションの入札データ処理システムによる動作シーケンスの一例を示す図である。
次に、複数の商品毎の最高入札価格特定部332’は、オークションのオークションIDに基づいて、サーバ記憶部32の商品情報テーブル及び入札情報テーブルを参照し、入札されたオークションの複数の商品毎の個別の入札価格情報を複数の商品毎に順位づけするとともに、複数の商品毎の入札価格情報の中の最高入札価格を特定する(ステップS104’)。したがって、商品毎の個別の入札価格同士を比較できる。
次に、商品一括最高入札価格特定部333’は、オークションのオークションIDに基づいて、サーバ記憶部32の商品情報テーブル及び入札情報テーブルを参照し、入札されたオークションの複数の商品一括の入札価格情報を順位づけするとともに、複数の商品一括の入札価格情報の中の最高入札価格を特定する(ステップS105’)。したがって、複数の商品一括の入札価格同士を比較できる。
次に、大小比較部334’は、商品一括最高入札価格特定部333’によって特定された複数の商品一括の最高入札価格と、複数の商品毎の最高入札価格特定部332’によって特定された複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額との大小を比較する(ステップS106’)。したがって、複数の商品一括の入札の最高入札価格及び商品毎の個別の入札の最高入札価格の合計額の比較を実現できる。
図17は、図16の入札データ処理システムによる動作シーケンスの一例の続きを示す図である。
落札入札者決定部335’は、落札入札者の決定フローを実行する(ステップ110’)。
図16及び図17の入札データ処理システムによる動作シーケンスを実行することにより、複数の商品一括の入札価格同士の比較、商品毎の個別の入札価格同士の比較、複数の商品一括の入札の最高入札価格及び商品毎の個別の入札の最高入札価格を全ての商品について合計した入札価格の比較の3つの比較を一度に行うことで、商品一括の商品の数及び入札者数が多くなった場合あっても、計算量を抑えつつ、落札価格の上昇の効果が最大となる入札を落札させることが可能である。
図18は、落札入札者決定部335’のオークション情報テーブルの優先フラグが一括優先である場合の動作フローの一例を示す。
まず、落札入札者決定部335’は、サーバ記憶部32に一時的に記憶された入札状況監視情報を参照し、複数の商品一括の最高入札価格≧複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額でない場合(ステップS200’のNo)、複数の商品毎の最高入札価格を送信した、複数の商品毎の入札者側端末の入札者を、複数の商品毎の落札する入札者と決定する(ステップS201’)。即ち、複数の商品毎の最高入札価格で入札した、複数の商品毎の入札者が落札する入札者となり、複数の商品毎の最高入札価格がそれぞれ落札価格となり、複数の商品がそれぞれ落札対象商品となる。
一方、複数の商品一括の最高入札価格≧複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額である場合(ステップS200’のYes)、複数の入札者側端末2のうち、複数の商品一括の最高入札価格を送信した1の入札者側端末の入札者を、落札する1の入札者と決定する(ステップS202’)。即ち、複数の商品一括の最高入札価格で入札した1の入札者が落札する1の入札者となり、複数の商品一括の最高入札価格が1の落札価格になり、複数の商品一括が1の落札対象商品となる。
図18の落札入札者決定部335’の動作フローを実行することにより、複数の商品一括の入札の最高入札価格及び商品毎の個別の入札の最高入札価格の合計額の比較を実現できる。
なお、図18においては、オークション情報テーブルの優先フラグが一括優先である場合の動作フローについて説明したが、オークション情報テーブルの優先フラグが個別優先である場合には、ステップS200’の不等号「≧」が「>」になり、複数の商品一括の最高入札価格と、複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額とが等しいときに、ステップS201’を実行することになる。したがって、オークション情報テーブルの優先フラグにより、オークション毎に一括優先か個別優先か設定できる。よって、一括優先に設定し、出品者にとって落札後の取引を一括して行い、スムーズに取引できる。逆に、個別優先に設定し、出品者にとって代金回収のリスクを分散できる。
なお、リバースオークションの入札データ処理システムの図5において、ステップS104の次にステップS105を実行したが、リバースオークションの入札データ処理システムの図5において、ステップS104とステップS105の実行順序を逆にし、ステップS105の次にステップS104を実行してもよい。また、通常のオークションに適用した入札データ処理システムの図16において、ステップS104’の次にステップS105’を実行したが、通常のオークションに適用した入札データ処理システムの図16において、ステップS104’とステップS105’の実行順序を逆にし、ステップS105’の次にステップS104’を実行してもよい。
なお、リバースオークション又はオークションを実施する際にハンディキャップ処理を行なってもよい。具体的には、まず、サーバ記憶部32は、個別の商品毎又は商品一括、及び取引者毎にハンディキャップ情報を含むハンディキャップ情報テーブル(図示せず)をさらに記憶する。ここで、取引者とは、サプライヤ、入札者を含む。また、ハンディキャップ情報は、プラス又はマイナスの金額であってもよく、入札価格情報に対する割合を示す情報(例えば、0〜300%の掛け算)であってもよい。
さらに、ハンディキャップ情報は、個別の商品毎の入札と商品一括の入札との間で異なるように登録されてもよい。したがって、商品一括の入札を個別の商品毎の入札よりも有利にし、バイヤ又は出品者にとって落札後の取引を一括して行い、スムーズに取引できるという効果を奏することができる。逆に、個別の商品毎の入札を商品一括の入札よりも有利にし、バイヤ又は出品者にとって代金回収のリスクを分散させるという効果を奏することができる。
サーバ3のハンディキャップ管理部(図示せず)は、バイヤ側端末又は出品者側端末から個別の商品毎又は商品一括、及び取引者に対応するハンディキャップ情報を受信し、サーバ記憶部32のハンディキャップ情報テーブルに格納する。
ハンディキャップ管理部は、図5のステップS104,105又は図16のステップS104’,105’において、入札価格情報の順位づけをする際に、サーバ記憶部32に記憶したハンディキャップ情報をさらに参照し、ハンディキャップ情報がサーバ記憶部32に記憶された取引者の入札価格情報を当該ハンディキャップ情報に応じて変更する。したがって、ハンディキャップ情報に応じて取引者の入札価格情報の順位を修正でき、図6のステップS110、図17のステップS110’において、修正された入札価格情報に基づいて落札取引者を決定する。
ハンディキャップ管理部は、図5,16のステップS107において、ハンディキャップ情報がサーバ記憶部32に記憶された取引者の入札価格情報を当該ハンディキャップ情報が記憶されていない取引者側端末に送信する際に、ハンディキャップ情報に応じて入札価格情報を変更し、変更した入札価格情報を取引者側端末に送信する。
一方、ハンディキャップ管理部は、図5,16のステップS107において、ハンディキャップ情報がサーバ記憶部32に記憶された取引者の入札価格情報を当該ハンディキャップ情報が記憶された取引者側端末に送信する際に、当該取引者自身の入札価格情報を変更せずに、当該取引者以外の入札価格情報を当該ハンディキャップ情報の逆演算(例えば、ハンディキャップ情報がプラスの金額の場合はマイナスの金額で、ハンディキャップ情報が割合の掛け算の場合は割合の割り算で)で変更し、取引者側端末に送信する。したがって、ハンディキャップ情報が記憶された取引者自身の入札画面は、入札画面に自身の入札価格情報をそのまま表示するので、ハンディキャップ情報に応じて修正された入札価格情報の順位を維持しつつ、ハンディキャップ情報が記憶された取引者は、自身にハンディがあるとは気づかずに入札を継続できる。
ハンディキャップ管理部は、図5,16のステップS108、図6,17のステップS112において、ハンディキャップ情報がサーバ記憶部32に記憶された取引者の入札価格情報をバイヤ側端末又は出品者側端末に送信する際に、ハンディキャップ情報に応じて入札価格情報を変更し、変更した入札価格情報をバイヤ側端末又は出品者側端末に送信する。
また、端末処理部25及びサーバ処理部33が備える各機能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムは、磁気記録媒体、半導体記録媒体、光記録媒体等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録された形で提供され、当該記録媒体から公知のセットアッププログラム等を用いて端末記憶部12,22及び/又はサーバ記憶部32にインストールされてもよい。
ここに挙げられた全ての例及び特定の用語は、読者が、本発明及び当該技術の促進に対する本発明者により寄与された概念を理解することを助ける、教示的な目的において意図されたものである。また、ここに挙げられた全ての例及び特定の用語は、本発明の優位性及び劣等性を示すことに関する、本明細書の如何なる例の構成、そのような特定の挙げられた例及び条件に限定しないように解釈されるべきものである。本発明の実施形態は詳細に説明されているが、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。
1 バイヤ側端末
11,21 端末通信部
12,22 端末記憶部
13,23 操作部
14,24 表示部
15,25 端末処理部
151,251 閲覧実行部
2 サプライヤ側端末
3,3’ サーバ
31 サーバ通信部
32 サーバ記憶部
33 サーバ処理部
331 オークション管理部
332 複数の商品毎の最低入札価格特定部
332’ 複数の商品毎の最高入札価格特定部
333 商品一括最低入札価格特定部
333’ 商品一括最高入札価格特定部
334,334’ 大小比較部
335 落札サプライヤ決定部
335’ 落札入札者決定部
4 ネットワーク

Claims (9)

  1. 複数のサプライヤ側端末と通信可能なサーバとを備える入札データ処理システムにおけるサーバであって、
    商品毎の商品識別情報及び個別若しくは一括を示す入札種別を含む商品情報と、入札毎のサプライヤ識別情報、商品識別情報、及び入札価格情報を含む入札情報とを記憶する記憶部と、
    商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を前記サプライヤ側端末から受信し、前記の受信した商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を前記記憶部の前記入札情報に格納するオークション管理部と、
    前記記憶部に記憶した前記商品情報及び前記入札情報を参照し、前記複数の商品毎の前記入札価格情報の中の最低入札価格を特定する複数の商品毎の最低入札価格特定部と、
    前記記憶部に記憶した前記商品情報及び前記入札情報を参照し、前記複数の商品一括の前記入札価格情報の中の最低入札価格を特定する商品一括最低入札価格特定部と、
    前記複数の商品一括の最低入札価格と、前記複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額との大小を比較する大小比較部と、
    前記大小比較部において、前記複数の商品一括の最低入札価格が、前記複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額より小さいときには、前記複数の商品一括の最低入札価格を送信した1のサプライヤ側端末のサプライヤを、落札する1のサプライヤと決定し、
    前記大小比較部において、前記複数の商品一括の最低入札価格が、前記複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額より大きいときには、前記複数の商品毎の最低入札価格を送信した、前記複数の商品毎のサプライヤ側端末のサプライヤを、前記複数の商品毎の落札するサプライヤと決定する落札サプライヤ決定部と、
    を有することを特徴とするサーバ。
  2. 前記記憶部は、オークション毎に一括優先フラグ又は個別優先フラグを示す優先フラグをさらに記憶し、
    前記落札サプライヤ決定部は、前記大小比較部において、前記複数の商品一括の最低入札価格が、前記複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額と等しいときには、前記記憶部に記憶した前記優先フラグに基づいて、落札する1のサプライヤ又は前記複数の商品毎の落札するサプライヤを決定する、請求項1に記載のサーバ。
  3. 前記オークション管理部は、前記記憶部に記憶した前記商品情報及び前記入札情報を参照し、前記複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額を前記複数のサプライヤ側端末又はバイヤ側端末に送信する、請求項1に記載のサーバ。
  4. 前記複数の商品毎の最低入札価格特定部は、前記記憶部に記憶した前記商品情報及び前記入札情報を参照し、前記複数の商品毎の個別の前記入札価格情報の前記複数の商品毎の順位づけをし、
    前記商品一括最低入札価格特定部は、前記記憶部に記憶した前記商品情報及び前記入札情報を参照し、前記複数の商品一括の前記入札価格情報の順位づけをし、
    前記オークション管理部は、前記の順位づけをした、前記複数の商品毎の個別の前記入札価格情報の前記複数の商品毎の順位及び前記複数の商品一括の前記入札価格情報の順位を、バイヤ側端末に送信する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のサーバ。
  5. 複数のサプライヤ側端末と通信可能なサーバとを備える入札データ処理システムにおけるサーバであって、商品毎の商品識別情報及び個別若しくは一括を示す入札種別を含む商品情報と、入札毎のサプライヤ識別情報、商品識別情報、及び入札価格情報を含む入札情報とを記憶する記憶部を備えるサーバの制御方法であって、
    前記サーバが、
    商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を前記サプライヤ側端末から受信し、前記の受信した商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を前記記憶部の前記入札情報に格納し、
    前記記憶部に記憶した前記商品情報及び前記入札情報を参照し、前記複数の商品毎の前記入札価格情報の中の最低入札価格を特定し、
    前記記憶部に記憶した前記商品情報及び前記入札情報を参照し、前記複数の商品一括の前記入札価格情報の中の最低入札価格を特定し、
    前記複数の商品一括の最低入札価格と、前記複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額との大小を比較し、
    前記の大小比較の結果において、前記複数の商品一括の最低入札価格が、前記複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額より小さいときには、前記複数の商品一括の最低入札価格を送信した1のサプライヤ側端末のサプライヤを、落札する1のサプライヤと決定し、
    前記の大小比較の結果において、前記複数の商品一括の最低入札価格が、前記複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額より大きいときには、前記複数の商品毎の最低入札価格を送信した、前記複数の商品毎のサプライヤ側端末のサプライヤを、前記複数の商品毎の落札するサプライヤと決定することを実行することを特徴とするサーバの制御方法。
  6. 複数のサプライヤ側端末と通信可能なサーバとを備える入札データ処理システムにおけるサーバであって、商品毎の商品識別情報及び個別若しくは一括を示す入札種別を含む商品情報と、入札毎のサプライヤ識別情報、商品識別情報、及び入札価格情報を含む入札情報とを記憶する記憶部を備えるサーバの制御プログラムであって、
    前記サーバに、
    商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を前記サプライヤ側端末から受信し、前記の受信した商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を前記記憶部の前記入札情報に格納し、
    前記記憶部に記憶した前記商品情報及び前記入札情報を参照し、前記複数の商品毎の前記入札価格情報の中の最低入札価格を特定し、
    前記記憶部に記憶した前記商品情報及び前記入札情報を参照し、前記複数の商品一括の前記入札価格情報の中の最低入札価格を特定し、
    前記複数の商品一括の最低入札価格と、前記複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額との大小を比較し、
    前記の大小比較の結果において、前記複数の商品一括の最低入札価格が、前記複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額より小さいときには、前記複数の商品一括の最低入札価格を送信した1のサプライヤ側端末のサプライヤを、落札する1のサプライヤと決定し、
    前記の大小比較の結果において、前記複数の商品一括の最低入札価格が、前記複数の商品毎の最低入札価格の全ての商品についての合計額より大きいときには、前記複数の商品毎の最低入札価格を送信した、前記複数の商品毎のサプライヤ側端末のサプライヤを、前記複数の商品毎の落札するサプライヤと決定することを実行させることを特徴とするサーバの制御プログラム。
  7. 複数の入札者側端末と通信可能なサーバとを備える入札データ処理システムにおけるサーバであって、
    商品毎の商品識別情報及び個別若しくは一括を示す入札種別を含む商品情報と、入札毎の入札者識別情報、商品識別情報、及び入札価格情報を含む入札情報とを記憶する記憶部と、
    商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を前記入札者側端末から受信し、前記の受信した商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を前記記憶部の前記入札情報に格納するオークション管理部と、
    前記記憶部に記憶した前記商品情報及び前記入札情報を参照し、前記複数の商品毎の前記入札価格情報の中の最高入札価格を特定する複数の商品毎の最高入札価格特定部と、
    前記記憶部に記憶した前記商品情報及び前記入札情報を参照し、前記複数の商品一括の前記入札価格情報の中の最高入札価格を特定する商品一括最高入札価格特定部と、
    前記複数の商品一括の最高入札価格と、前記複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額との大小を比較する大小比較部と、
    前記大小比較部において、前記複数の商品一括の最高入札価格が、前記複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額より大きいときには、前記複数の商品一括の最高入札価格を送信した1の入札者側端末の入札者を、落札する1の入札者と決定し、
    前記大小比較部において、前記複数の商品一括の最高入札価格が、前記複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額より小さいときには、前記複数の商品毎の最高入札価格を送信した、前記複数の商品毎の入札者側端末の入札者を、前記複数の商品毎の落札する入札者と決定する落札入札者決定部と、
    を有することを特徴とするサーバ。
  8. 複数の入札者側端末と通信可能なサーバとを備える入札データ処理システムにおけるサーバであって、商品毎の商品識別情報及び個別若しくは一括を示す入札種別を含む商品情報と、入札毎の入札者識別情報、商品識別情報、及び入札価格情報を含む入札情報とを記憶する記憶部を備えるサーバの制御方法であって、
    前記サーバが、
    商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を前記入札者側端末から受信し、前記の受信した商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を前記記憶部の前記入札情報に格納し、
    前記記憶部に記憶した前記商品情報及び前記入札情報を参照し、前記複数の商品毎の前記入札価格情報の中の最高入札価格を特定し、
    前記記憶部に記憶した前記商品情報及び前記入札情報を参照し、前記複数の商品一括の前記入札価格情報の中の最高入札価格を特定し、
    前記複数の商品一括の最高入札価格と、前記複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額との大小を比較し、
    前記の大小比較の結果において、前記複数の商品一括の最高入札価格が、前記複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額より大きいときには、前記複数の商品一括の最高入札価格を送信した1の入札者側端末の入札者を、落札する1の入札者と決定し、
    前記の大小比較の結果において、前記複数の商品一括の最高入札価格が、前記複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額より小さいときには、前記複数の商品毎の最高入札価格を送信した、前記複数の商品毎の入札者側端末の入札者を、前記複数の商品毎の落札する入札者と決定することを実行することを特徴とするサーバの制御方法。
  9. 複数の入札者側端末と通信可能なサーバとを備える入札データ処理システムにおけるサーバであって、商品毎の商品識別情報及び個別若しくは一括を示す入札種別を含む商品情報と、入札毎の入札者識別情報、商品識別情報、及び入札価格情報を含む入札情報とを記憶する記憶部を備えるサーバの制御プログラムであって、
    前記サーバに、
    商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を前記入札者側端末から受信し、前記の受信した商品毎の個別の入札価格情報及び/又は複数の商品一括の入札価格情報を前記記憶部の前記入札情報に格納し、
    前記記憶部に記憶した前記商品情報及び前記入札情報を参照し、前記複数の商品毎の前記入札価格情報の中の最高入札価格を特定し、
    前記記憶部に記憶した前記商品情報及び前記入札情報を参照し、前記複数の商品一括の前記入札価格情報の中の最高入札価格を特定し、
    前記複数の商品一括の最高入札価格と、前記複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額との大小を比較し、
    前記の大小比較の結果において、前記複数の商品一括の最高入札価格が、前記複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額より大きいときには、前記複数の商品一括の最高入札価格を送信した1の入札者側端末の入札者を、落札する1の入札者と決定し、
    前記の大小比較の結果において、前記複数の商品一括の最高入札価格が、前記複数の商品毎の最高入札価格の全ての商品についての合計額より小さいときには、前記複数の商品毎の最高入札価格を送信した、前記複数の商品毎の入札者側端末の入札者を、前記複数の商品毎の落札する入札者と決定することを実行させることを特徴とするサーバの制御プログラム。
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