JP2016052127A - リンクバジェットが制限されたユーザデバイスのためのページング機構 - Google Patents

リンクバジェットが制限されたユーザデバイスのためのページング機構 Download PDF

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Abstract

【課題】リンクバジェット(LBL)が制限されたUEデバイスによるページングメッセージの受信が成功する尤度を向上させる。
【解決手段】基地局は、リンクバジェットが制限されたUEデバイスに対するページングメッセージを送信する。ページングメッセージは、ページング制御情報及びページングペイロード情報を含む。ページング制御情報の少なくとも一部は、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスをページングするために基地局が使用する第2のP−RNTI(ページング−無線ネットワーク一時識別子)とは異なる第1のP−RNTIを用いてスクランブルされる。
【選択図】図9

Description

本願は、無線通信に関し、特に、リンクバジェットが制限されているユーザ機器デバイスのためのページング機構に関する。
スマートフォン及びタブレットコンピュータ等の無線ユーザ機器(UE)デバイスは、例えば通話、インターネット閲覧、電子メール、テキストメッセージング、ソーシャルメディアの更新、全地球測位システム(GPS)を使用したナビゲーション、ゲーム等の種々の機能のどれをも実行するために無線ネットワークと通信する。
LTE等のセルラ無線アクセス技術(RAT)において、ページングは、ユーザ機器(UE)にUEを対象とした着呼又はデータを通知するためにネットワーク(NW)が使用する手順である。ページングメッセージは、ネットワークにアタッチし且つネットワークとのNASシグナリング接続を確立するようUEに要求する。(NASは、非アクセス層の略字である。非アクセス層は、LTE/E−UTRANアクセスのためにUEとモビリティ管理エンティティとの間で非無線信号を伝送するために使用される発展型パケットシステムにおけるプロトコルの集合である。)ページングメッセージは、システム情報(SI)の変更又はETWS情報をUEに通知するためにも使用される。(ETWSは、地震津波警報システムの略字である。)
ネットワークは、主に、例えばUEがアイドルモードの際にUEの場所を認識していないため、ページング手順を使用する。(モビリティ管理エンティティは、所定のUEに対するページングメッセージをトラッキングエリアに属する複数の基地局に送信する。)従って、ページングは、UEとの接続を確立するためにネットワークが実行する最初の手順である。ネットワークからUEへの接続を開始するためにページングを使用することは、ネットワークとの接続を開始するためにUEが使用するランダムアクセス手順(RACH)に類似する。従って、UEがページングメッセージの検出に失敗すると、電話に出られなかったりデータを損失したりすることにつながるため、UEによるページングメッセージの検出は非常に重要である。
無線デバイスによっては、リンクバジェットが制限されている(LBL:link budget limited)ため、ネットワークの基地局が送信するメッセージを受信するのに支障が生じる恐れがある。同様に、基地局もリンクバジェットが制限されたデバイスが送信するメッセージを受信するのに支障が生じる恐れがある。デバイスは、例えば以下の場合に種々の理由のうちのいずれかでリンクバジェットが制限されている恐れがある。
デバイスのアンテナシステムの性能が劣っている、又は
デバイスのアンテナシステムが、対象の帯域において最適な送信及び/又は受信を実行するには小さすぎる筐体内に適合するように設計される、
デバイスが基地局から遠く離れて配置される、又は
基地局とデバイスとの間に障害物が入り込む(例えば、デバイスが建物内に配置される場合)、あるいは
デバイスのバッテリ電源が制限されている(例えば、制限されたピーク電力及び/又は平均TX電力)。
リンクバジェットが制限されたUEは、特に、基地局が送信したページングメッセージを見過ごしやすいという弱点がある。従って、リンクバジェットが制限されたUEデバイスによるページングメッセージの受信が成功する尤度を向上させることが可能な機構が必要である。更に、ネットワークがページング手順を正常に完了するのを支援するためのページング拡張機構を起動するように、UEデバイスが自身のリンクバジェットが制限されているか否かをネットワークに通知するのに使用する機構が必要である。実現例を容易にするために、LTEネットワーク容量への影響が最小限であるか又は全くなく、且つ/あるいはLTE物理層への影響が最小限であるか又は全くない等、そのような機構が既存のLTE仕様書に準拠できれば(及び/又は既存のLTE仕様書から容易に拡張可能であれば)非常に望ましい。
実施形態の1つの集合において、無線ネットワークの基地局は、リンクバジェットが制限されたUEデバイスのページングメッセージを正常に復号する能力を強化するために、1つ以上のページング拡張機構を使用してリンクバジェットが制限されたUEデバイスをページングする。(種々の実施形態は、ページング処理の種々の要素の拡張、例えばページング制御情報の拡張及び/又はページングペイロード情報の拡張を目標にする。)例えば基地局は、リンクバジェットが制限されたUEデバイスが複数の送信にわたり受信したデータレコードを合成する機会を有することになるように、ページングメッセージを複数回送信する。それにより、ページングメッセージの復号が成功する尤度が向上する。別の例として、基地局は、ページングメッセージをリンクバジェットが制限されていないUEデバイスに送信するために使用される電力より高い電力でページングメッセージを送信する。電力増加は、ページング制御情報及び/又はページングメッセージのページングペイロードに適用される。更に別の例として、基地局は、特別なP−PNTIを使用してページングメッセージをリンクバジェットが制限されたUEデバイスに送信し、リンクバジェットが制限されていないUEデバイス(及び従来のUEデバイス)は、従来のP−RNTI(例えば、LTE仕様書において規定された既存のP−RNTI)を使用してページングされる。P−RNTIは、ページング−無線ネットワーク一時識別子の略字である。
いくつかの実施形態において、UEデバイスは、ネットワーク内のノードに対する要求の一部として、自身がリンクバジェットが制限されている(LBL)か否かをシグナリングする。(要求は、トラッキングエリア更新及び/又はネットワークへのアタッチの要求である。)次にネットワークノードは、UEデバイスに対するページングメッセージの一部として、そのステータス通知信号を基地局に通信する。基地局は、ページングメッセージを受信し、ページングメッセージが、リンクバジェットが制限されたUEデバイスと関連付けられていることを検出することに応答して(例えば、ステータス通知信号に基づいて)、1つ以上のページング拡張機構を使用してリンクバジェットが制限されたUEデバイスをページングする。
UEデバイスは、種々の方法のうちのいずれかで、自身のステータスをLBLデバイス又は非LBLデバイスとしてシグナリングする。例えばUEデバイスは、自身がLBLであるか否かを示すフラグを送信する。フラグは、ネットワークに対する要求の一部としてノードに送信される。別の例として、リンクバジェットが制限されたUEデバイスは、ネットワークに対する要求の一部としてDRXサイクルの特殊値を送信する。その場合、特殊値は、LBLステータスの信号として使用される。(非LBLデバイスは、トラッキングエリア更新及び/又はアタッチ要求を送出する際には特殊値の使用を回避するように構成される。)ネットワークノードは、ページングメッセージの一部としてDRXサイクルの特殊値を基地局に送信する。
いくつかの実施形態において、所定のUEデバイスがリンクバジェットが制限されているという信号を受信することに応答して、無線ネットワークのノードは、S−TMSI値(又は他の一時識別子値)をUEデバイスに割り当てる。その場合、割り当てられる値は、とり得るS−TMSI値の空間の予約済みの部分集合から選択される。(UEデバイスは、本明細書において開示される種々の方法のうちのいずれかで、LBLステータスの信号をノードに提供する。)予約済みの部分集合のS−TMSI値は、リンクバジェットが制限されたUEデバイスへの割り当てに備えて予約されている。(非LBLデバイスは、予約済みの部分集合の補集合からS−TMSI値を割り当てられる。)ネットワークノードは、プロトコルメッセージを送信してUEデバイスをページングする場合、当該UEデバイスについての割り当てられたS−TMSIをプロトコルメッセージに含める。基地局は、予約済みの部分集合の定義を認識している。従って、基地局は、プロトコルメッセージを受信する場合、予約済みの部分集合に属するS−TMSI値により、ページング対象のUEデバイスがリンクバジェットが制限されていると判定する。基地局は、その後、本明細書において開示されるページング拡張機構のうちのいずれか1つ以上を使用してUEデバイスをページングする。
いくつかの実施形態において、基地局は、所定のUEデバイスのいずれかがリンクバジェットが制限されているか否かを認識せずに、UEデバイスをページングする。従って、基地局は、LBLデバイスだけでなく非LBLデバイスのページングも拡張させるページング機構を採用する。例えば一実施形態において、基地局は、所定のUEデバイスを対象とした多数のプロトコルメッセージのカウントを維持し、カウントが閾値Nに到達した場合、UEデバイスを対象とした以下のページングメッセージのいずれかの送信電力を増大させ始める。
実施形態の1つの集合において、リンクバジェットが制限されているユーザ機器(UE)デバイスのページングを容易にするように基地局を動作する方法は、以下の通り実行される。
基地局は、ダウンリンクデータストリームの特定のフレームに含まれる特定のサブフレームの制御チャネルにおいて第1のページング識別子を送信する。第1のページング識別子は、リンクバジェットが制限されたUEデバイス専用であり、通常のUEデバイス(即ち、リンクバジェットが制限されていないUEデバイス)に対して使用される第2のページング識別子とは異なる。特定のフレーム及び特定のサブフレームは、ページングされる1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスと関連付けられたページング機会インジケータ及びページングフレームインジケータに基づいて、ダウンリンクデータストリームから選択される。
基地局は、特定のフレームの特定のサブフレームにおいて1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスに対するページングペイロード情報を送信する。
基地局は、特定のサブフレームの後に連続して後続する1つ以上のサブフレームの各々において同一のページングペイロード情報を送信する。
通常のUEデバイスが使用するのとは異なるページング識別子を使用することにより、基地局は、特定のフレーム(即ち、ページングフレーム)内でページングペイロード情報を繰り返し送信するためにより多くのサブフレームを割り当てることができる。例えばいくつかの実施形態において、ページング機会における初期ペイロード送信の後に、繰り返しのペイロード送信について最大4個の連続したサブフレームが後続する。
いくつかの実施形態において、1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEの各々は、基地局による新しいページングの開始を求めてスキャンするDRXスーパーサイクル毎に1回起動するように構成される。DRXスーパーサイクルは、通常のUEデバイス(即ち、リンクバジェットが制限されていないUEデバイス及び/又は従来のUEデバイス)によって使用されるDRXサイクルのNSC倍に等しい。リンクバジェットが制限された各UEデバイスは、加入者識別番号を使用してページングフレーム(PF)インジケータ及びページング機会(PO)インジケータを算出し、PFインジケータ及びPOインジケータと一致する特定のフレームの特定のサブフレームにおいてDRXスーパーサイクル毎に1回起動する。リンクバジェットが制限されたUEデバイスが種々の加入者識別番号(例えば、IMSI値)を有するため、リンクバジェットが制限されたUEデバイスに割り当てられたページングフレームは、時間的に分散される。
リンクバジェットが制限されたUEデバイスは、特定のフレームの特定のサブフレームの制御チャネルにおいて第1のページング識別子の存在を求めてスキャンする。その存在は新しいページングの開始を示す。
基地局は、特定のフレームの後にnDRX、2nDRX、3nDRX、...、(NSC−1)nDRX個のフレームをそれぞれ発生させる複数のフレームの各々においてページングペイロード情報の追加インスタンス(即ち、特定のフレームに既に含まれているインスタンスに加えて)を送信する。nDRXは、DRXサイクルにおけるフレームの数である。ページングメッセージが対象とする全てのリンクバジェットが制限されたUEデバイスがネットワークにアクセスしている(ランダムアクセス手順を使用して)場合、基地局は追加インスタンスの送信を停止する。上述したようにNSC−1個のフレームを使用することにより、リンクバジェットが制限されたUEデバイスは、実質的により多くのページングペイロード情報の繰り返しを合成できるため、リンクマージンを更に向上できる。
尚、本明細書において説明される技術は、基地局、アクセスポイント、携帯電話、ポータブルメディアプレーヤ、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス及び他の種々の演算装置を含むがそれらに限定されない多数の異なる種類のデバイスにおいて実現され、且つ/あるいはそれらと共に使用される。
この発明の概要は、本明細書において説明される主題のうちのいくつかの概略を提供することを意図する。従って、上述の特徴は例にすぎず、且つ本明細書においてあらゆる形態で説明される主題の範囲又は趣旨を狭めるものと解釈されるべきではないことが理解されるだろう。本明細書において説明される主題の他の特徴、態様及び利点は、以下の詳細な説明、図面及び特許請求の範囲から明らかとなるだろう。
実施形態の以下の詳細な説明が以下の図面と共に考慮される場合、本主題をより適切に理解できる。
図1Aは、いくつかの実施形態に係る無線通信システムの一例を示す図である。
図1Bは、いくつかの実施形態に係る3つの無線デバイス106、106及び106と通信している基地局102の一例を示す図である。
図2は、いくつかの実施形態に係る無線デバイスと通信している基地局(「BS」、あるいはLTEのコンテキストにおいて「eNodeB」又は「eNB」)を示す図である。
図3は、いくつかの実施形態に係る無線通信システムを示すブロック図である。
図4は、いくつかの実施形態に係る基地局を示すブロック図である。
図5A〜図5Cは、従来技術に係るN=1、2及び4のそれぞれに対するページング機会を示す図である。
図6は、いくつかの実施形態に係るリンクバジェットが制限されたUEデバイスのページングを容易にするように基地局を動作させる方法を示す図である。
図7Aは、いくつかの実施形態に係るページングペイロード情報の(ページング機会0における)初期送信及び4回繰り返される送信の一例を示す図である。
図7Bは、いくつかの実施形態に係るページングペイロード情報の(ページング機会5における)初期送信及び4回繰り返される送信の一例を示す図である。
図8は、いくつかの実施形態に係る基地局からページングメッセージを受信するようにリンクバジェットが制限されたUEデバイスを動作させる方法を示す図である。
図9は、いくつかの実施形態に係る従来にないページング識別子を使用してリンクバジェットが制限されたUEデバイスのページングを容易にするように基地局を動作させる方法を示す図である。
図10は、従来にないP−RNTI(ページング−無線ネットワーク一時識別子)を含むページングメッセージを受信するいくつかの実施形態に係る方法を示す図である。
図11は、多数のとり得る値の予約済みの部分集合からの一時UE識別子の割り当てを含むページングメッセージの一部として、UEデバイスのリンクバジェット制限ステータスをシグナリングするためにネットワークノードを動作させるいくつかの実施形態に係る方法を示す図である。
図12は、受信したページングメッセージにおける一時UE識別子に基づいてUEデバイスのリンクバジェット制限ステータスを判定するために基地局を動作するいくつかの実施形態に係る方法を示す図である。
図13は、LBLデバイスに対してページングメッセージを繰り返し送信するために基地局を動作するいくつかの実施形態に係る方法を示す図である。
図14は、基地局が繰り返し送信するページングメッセージを受信するいくつかの実施形態に係る方法を示す図である。
図15は、ネットワークノードからN個のプロトコルメッセージが送信された後又はN個の先行する送信失敗の後にUEデバイスに送信されるページングメッセージの送信電力を増大させるために基地局を動作するいくつかの実施形態に係る方法を示す図である。
図16は、リンクバジェットが制限されたUEデバイスが、LBLデバイスとしての自身のステータスを無線ネットワーク内のノードにシグナリングできるようにする、DRXサイクルの特殊値の送信を含むいくつかの実施形態に係る方法を示す図である。
図17は、基地局が、受信したページングメッセージにおける特殊なDRXサイクル値の存在に基づいてページングされるUEデバイスのLBLステータスを認識できるようにするいくつかの実施形態に係る方法を示す図である。
図18は、リンクバジェットが制限されたUEデバイスが、LBLであるという自身のステータスを無線ネットワーク内のノードにシグナリングできるようにする、トラッキングエリア更新及び/又はアタッチされた要求の一部としてステータス−信号伝送フラグを含むことを含むいくつかの実施形態に係る方法を示す図である。
図19は、基地局が、受信したページングメッセージにおけるステータス−信号伝送フラグの存在に基づくUEデバイスのLBLステータスを判定できるようにするいくつかの実施形態に係る方法を示す図である。
本明細書において説明される特徴は、種々の変形及び別の形式に影響されやすく、その特定の実施形態を図中に例として示し、本明細書において詳細に説明する。しかし、図面及び詳細な説明は、開示される特定の形式に限定されることを意図せず、逆に本発明は、添付の特許請求の範囲により規定されるように主題の趣旨及び範囲内の全ての変形、等価物、並びに代替物を範囲に含むことが理解されるべきである。
略字
本開示を通して、種々の略字が使用される。本開示中に現れる最も顕著に使用される略字の定義を以下に提供する。
BS:基地局
C−DRX:接続状態DRX
DL:ダウンリンク
DRX:間欠受信
IE:情報エレメント
IMSI:国際移動加入者識別番号
LBL:リンクバジェットが制限された
LTE:ロングタームエボリューション
MIB:マスタ情報ブロック
MME:モビリティ管理エンティティ
MS:移動局
NW:ネットワーク
OFDM:直交周波数分割多重
OFDMA:直交周波数分割多元接続
PDCCH:物理ダウンリンク制御チャネル
PDSCH:物理ダウンリンク共有チャネル
PRACH:物理ランダムアクセスチャネル
P−RNTI:ページングRNTI
PUCCH:物理アップリンク制御チャネル
PUSCH:物理アップリンク共有チャネル
RACH:ランダムアクセス手順又はランダムアクセスチャネル
RAT:無線アクセス技術
RRC:無線リソース制御
RRC IE:RRC情報エレメント
RNTI:無線ネットワーク一時識別子
RX:受信
SAE:システムアーキテクチャエボリューション、即ちLTEにおけるシステムアーキテクチャ
S1AP:S1アプリケーションプロトコル
SFN:システムフレーム番号
SIB:システム情報ブロック
SIBn:タイプnのシステム情報ブロック
S−TMSI:SAE−一時移動加入者識別番号
TAI:トラッキングエリア識別子
TTI:送信時間間隔
TX:送信
UE:ユーザ機器
UE:アップリンク
UMTS:ユニバーサル移動通信システム
USIM:汎用加入者識別モジュール
3GPP:第3世代パートナーシッププロジェクト
用語
以下は、本開示において使用される用語の用語集である。
「記憶媒体」−あらゆる種々の非一時的なメモリエレメント又は記憶装置。「記憶媒体」という用語は、インストール媒体、例えばCD−ROM、フロッピディスク又はテープデバイス、例えばDRAM、DDR RAM、SRAM、EDO RAM、ラムバスRAM等のコンピュータシステムメモリ又はランダムアクセスメモリ、不揮発性メモリ、例えばハードドライブ又は光記録媒体等のFlash、磁気媒体、レジスタ又は他の同種の記憶エレメント等を含むことを意図する。記憶媒体は、他の種類の非一時的なメモリ又はそれらの組み合わせを含んでもよい。また、記憶媒体は、プログラムが実行される第1のコンピュータシステム又はインターネット等のネットワークを介して第1のコンピュータシステムに接続する第2の異なるコンピュータシステムに配置される。後者の例において、第2のコンピュータシステムは、実行のためにプログラム命令を第1のコンピュータに提供する。「記憶媒体」という用語は、種々の場所、例えばネットワークを介して接続される種々のコンピュータシステムに常駐する2つ以上の記憶媒体を含む。記憶媒体は、1つ以上のプロセッサにより実行されるプログラム命令(例えば、コンピュータプログラムとして実施される)を格納する。
「搬送媒体」−上述したような記憶媒体、並びに例えばバス、ネットワーク及び/又は電気信号、電磁信号又はデジタル信号等の信号を搬送する他の物理送信媒体。
「プログラマブルハードウェアエレメント」−プログラム可能な相互接続を介して接続された複数のプログラマブル機能ブロックを含む種々のハードウェアデバイスを含む。例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLD(プログラマブルロジックデバイス)、FPOA(フィールドプログラマブルオブジェクトアレイ)及びCPLD(複合PLD)を含む。プログラマブル機能ブロックは、細粒度(組み合わせ論理又はルックアップテーブル)から粗粒度(演算論理装置又はプロセッサコア)にまでわたる。プログラマブルハードウェアエレメントを「再構成可能な論理」と呼んでもよい。
「コンピュータシステム」−パーソナルコンピュータシステム(PC)、メインフレームコンピュータシステム、ワークステーション、ネットワークアプライアンス、インターネットアプライアンス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、テレビジョンシステム、グリッドコンピューティングシステム又は他のデバイス、あるいはデバイスの組み合わせを含むあらゆる種々のコンピューティングシステム又は処理システム。一般に、「コンピュータシステム」という用語は、記憶媒体からの命令を実行する少なくとも1つのプロセッサを有するあらゆるデバイス(又はデバイスの組み合わせ)を含むように広く規定される。
「ユーザ機器(UE)(又は「UEデバイス」)」−モバイル又はポータブルであり、且つ無線通信を実行するあらゆる種々のコンピュータシステムデバイス。UEデバイスの例は、移動電話又はスマートフォン(例えば、iPhone、Androidを用いた電話)、携帯ゲーム機(例えば、任天堂DS、プレイステーションポータブル、ゲームボーイアドバンス、iPhone)、ラップトップ、PDA、ポータブルインターネットデバイス、ミュージックプレーヤ、データ記憶装置、他のハンドヘルドデバイス、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチ)等を含む。一般に、「UE」又は「UEデバイス」という用語は、ユーザにより容易に搬送され且つ無線通信が可能なあらゆる電子デバイス、コンピューティングデバイス及び/又は電気通信デバイス(あるいは、デバイスの組み合わせ)を含むように広く規定される。
「基地局」−「基地局」という用語は、その一般的な全ての意味を有し、固定の場所に設置され且つ無線電話システム又は無線システムの一部として通信するために使用される無線通信局を少なくとも含む。
「処理エレメント」−種々のエレメント又はエレメントの組み合わせを示す。処理エレメントは、例えばASIC(特定用途向け集積回路)、個々のプロセッサコアの部分又は回路、プロセッサコア全体、個々のプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等のプログラマブルハードウェアデバイス、並びに/あるいは複数のプロセッサを含むシステムの大部分を含む。
「チャネル」−送出機(送信機)から受信機に情報を搬送するために使用される媒体。尚、「チャネル」という用語の特徴は種々の無線プロトコルによって異なるため、本明細書において使用されるような「チャネル」という用語は、用語が使用される時に参照するデバイスの種類の規格に一致する方法で使用されるものとして考えられる。いくつかの規格において、チャネル幅は可変である(例えば、デバイス機能、帯域条件等に依存して)。例えばLTEは、1.4MHz〜20MHzのスケーラブルチャネル帯域幅をサポートする。これに対して、WLANチャネルは22MHz幅であり、Bluetooth(登録商標)チャネルは1MHz幅である。他のプロトコル及び規格は、チャネルの種々の定義を含む。また、いくつかの規格は、複数の種類のチャネル、例えばアップリンク又はダウンリンク用の種々のチャネル、並びに/あるいは例えばデータ、制御情報等の種々の用途の種々のチャネルを規定及び使用する。
「帯域」−「帯域」という用語は、その一般的な全ての意味を有し、チャネルが同一の目的以外で使用又は設定されるスペクトル(例えば、無線周波数スペクトル)の部分を少なくとも含む。
「リンクバジェットが制限された」−その一般的な全ての意味を有し、リンクバジェットが制限されていないデバイス、あるいは無線アクセス技術(RAT)規格が開発されているデバイスと比較して制限された通信機能又は制限された電力を示す無線デバイス(UE)の特徴を少なくとも含む。リンクバジェットが制限されているUEは、例えばデバイス設計、デバイスサイズ、バッテリサイズ、アンテナのサイズ又は設計、送信電力、受信電力、現在の送信媒体の状態、並びに/あるいは他の要因等の1つ以上の要因のために、相対的に制限された受信機能及び/又は送信機能を体験する。本明細書において、そのようなデバイスを「リンクバジェットが制限された(link budget limited)」(又は「リンクバジェットが限定された(link budget constrained)」)デバイスと呼ぶ。デバイスは、そのサイズ、バッテリ電源及び/又は送信/受信電力のために、実質的にリンクバジェットが制限されている。例えば、LTE又はLTE−Aを介して基地局と通信しているスマートウォッチは、その低減された送信/受信電力及び/又は低減されたアンテナのために、実質的にリンクバジェットが制限されている。あるいは、デバイスは、実質的にリンクバジェットが制限されておらず、例えばLTE又はLTE−Aを介した通常の通信に対して十分なサイズ、バッテリ電源、並びに/あるいは送信/受信電力を有するが、例えばスマートフォンがセルの境界にある等の現在の通信状態のために一時的にリンクバジェットが制限されている恐れがある。尚、「リンクバジェットが制限された」という用語は電力制限を含むため、電力が制限されたデバイスはリンクバジェットが制限されたデバイスであると考えられる。
「自動的に」−動作又は動作を直接指定、あるいは実行するユーザ入力なしで、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムにより実行されるソフトウェア)又はデバイス(例えば、回路、プログラマブルハードウェアエレメント、ASIC等)により実行される動作又は動作を示す。従って、「自動的に」という用語は、ユーザが入力を提供して直接動作を実行するユーザにより手動で実行又は指定される動作とは対照的である。自動手順は、ユーザが提供する入力により開始するが、「自動的に」実行される後続の動作は、ユーザにより指定されず、即ち「手動で」実行されない。その場合、ユーザは実行する各動作を指定する。例えば、コンピュータシステムがユーザ動作に応答して電子式フォームを更新しなければならないにもかかわらず、各欄を選択し且つ情報を指定する入力を提供することにより(例えば、情報をタイプ入力する、チェックボックス、無線選択を選択すること等により)フォームに記入するユーザは、手動でフォームに記入している。フォームは、コンピュータシステムにより自動的に記入される。その場合、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステム上で実行するソフトウェア)は、欄に対する回答を指定するユーザ入力なしでフォームの欄を解析し、フォームを記入する。上述したように、ユーザは、フォームの自動記入を呼び出してもよいが、フォームの実際の記入には関与しない(例えばユーザは、欄に対する回答を手動で指定しておらず、むしろ欄は自動的に完成されている)。本明細書は、ユーザが行った動作に応答して自動的に実行されている動作の種々の例を提供する。
図1A−無線通信システム
図1Aは、実施形態の1つの集合に係る無線通信システムを示す。尚、図1Aは、多数の中の1つの可能性を示し、本開示の特徴は、要望に応じて種々のシステムのうちのどれにおいても実現される。
図示されるように、例示的な無線システムは、送信媒体を介して1つ以上の無線デバイス106A、106B等〜106Nと通信する基地局102Aを含む。無線デバイスは、本明細書において「ユーザ機器」(UE)又はUEデバイスと呼ばれるユーザデバイスである。
基地局102は、基地局トランシーバ(BTS)又はセルサイトであり、UEデバイス106A〜106Nとの無線通信を可能にするハードウェアを含む。更に基地局102は、ネットワーク100(例えば、種々の可能性のうち、セルラサービスプロバイダのコアネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)等の電気通信ネットワーク及び/又はインターネット)と通信する能力が備わっている。従って、基地局102は、UEデバイス106間及び/又はUEデバイス106とネットワーク100との間の通信を容易にする。
基地局102の通信領域(又はカバレッジ領域)を「セル」と呼ぶ。基地局102及びUE106は、種々の無線アクセス技術(RAT)又は例えばGSM(登録商標)、UMTS(WCDMA(登録商標)、TDS−CDMA)、LTE、LTE−Advanced(LTE−A)、HSPA、3GPP2 CDMA2000(例えば、1xRTT、1xEV−DO、HRPD、eHRPD)、Wi−Fi、WiMAX等のうちのいずれかを使用して送信媒体を介して通信するように構成される。
従って、1つ以上のセルラ通信技術に従って動作する基地局102及び他の同様の基地局(不図示)は、1つ以上のセルラ通信技術により広範な地域にわたり連続した又はほぼ連続した重複するサービスをUEデバイス106A〜N及び同様のデバイスに提供するセルのネットワークとして提供される。
従って、基地局102は、図1Aに示されたような無線デバイス106A〜Nに対する「サービングセル」をここでは示し、更に各UEデバイス106は、「隣接セル」と呼ばれる1つ以上の他のセル(例えば、他の基地局が提供するセル)から信号を受信できる。更にそのようなセルは、ユーザデバイス間及び/又はユーザデバイスとネットワーク100との間の通信を容易にできる。
図1Bは、いくつかの実施形態に係る3つの無線デバイス106、106及び106と通信している基地局102の一例を示す。無線デバイス106、106及び106は、上述及び/又は後述の無線デバイスのあらゆる組み合わせにより実現される。
尚、少なくともいくつかの例において、UEデバイス106は、複数の無線通信技術を使用して通信できる。例えばUEデバイス106は、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、LTE、LTE−A、WLAN、Bluetooth、1つ以上のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS、例えばGPS又はGLONASS)、1つ及び/又は1つ以上のモバイルテレビ放送規格(例えば、ATSC−M/H又はDVB−H)等のうちの2つ以上を使用して通信するように構成される。無線通信技術の他の組み合わせ(3つ以上の無線通信技術を含む)も可能である。同様に、いくつかの例において、UEデバイス106は、単一の無線通信技術のみを使用して通信するように構成される。
図2は、いくつかの実施形態に係る基地局102と通信しているUEデバイス106(例えば、デバイス106A〜106Nのうちの1つ)を示す。UEデバイス106は、セルラ通信機能を有し、上述したように、移動電話、ハンドヘルドデバイス、メディアプレーヤ、コンピュータ、ラップトップ又はタブレット、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチ又はスマートグラス)、あるいは事実上あらゆる種類の無線デバイス等のデバイスであってもよい。
UEデバイス106は、メモリに格納されたプログラム命令を実行するように構成されるプロセッサを含む。UEデバイス106は、そのような格納された命令を実行することにより、本明細書において説明される方法の実施形態のうちのいずれかを実行する。あるいは又は更に、UEデバイス106は、本明細書において説明される方法の実施形態のうちのいずれか又は本明細書において説明される方法の実施形態のうちのいずれかのあらゆる部分を実行するように構成されるFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等のプログラマブルハードウェアエレメントを含む。
いくつかの実施形態において、UEデバイス106は、複数の無線アクセス技術及び/又は無線通信プロトコルのうちのいずれかを使用して通信するように構成される。例えばUEデバイス106は、GSM、UMTS、CDMA2000、LTE、LTE−A、WLAN、WiFi、WiMAX又はGNSSのうちの1つ以上を使用して通信するように構成される。無線通信技術の他の組み合わせも可能である。
UEデバイス106は、1つ以上の無線通信プロトコル又は技術を使用して通信する1つ以上のアンテナを含む。一実施形態において、UEデバイス106は、単一の共有無線装置を使用して通信するように構成される。共有無線装置は、無線通信を実行するために単一のアンテナ又は複数のアンテナ(例えば、MIMO用)に接続される。あるいは、UEデバイス106は2つ以上の無線装置を含んでもよい。例えばUE106は、LTE又は1xRTT(あるいは、LTE又はGSM)を使用して通信する共有無線装置と、Wi−Fi及びBluetoothの各々を使用して通信する別個の無線装置とを含んでもよい。他の構成も可能である。
図3−UEのブロック図の例
図3は、いくつかの実施形態に係るUE106を示すブロック図である。図示されるように、UE106は、種々の目的のための部分を含むシステムオンチップ(SOC)300を含む。例えば、図示されるように、SOC300は、UE106に対するプログラム命令を実行する(1つ以上の)プロセッサ302と、グラフィックス処理を実行し且つ表示信号を表示装置340に提供する表示回路304とを備える。プロセッサ302は、プロセッサ302からアドレスを受信し、且つこれらのアドレスをメモリ(例えば、メモリ306、読み出し専用メモリ(ROM)350、NANDフラッシュメモリ310)における場所に移すように構成されるメモリ管理ユニット(MMU)340に更に接続される。MMU340は、メモリ保護及びページテーブルの変換又は設定を実行するように構成される。いくつかの実施形態において、MMU340は、プロセッサ302の一部として含まれる。
UE106は、例えば表示回路304、無線装置330、コネクタI/F320及び/又は表示装置340等の他の回路又はデバイスを更に含む。
図示される実施形態において、ROM350は、立ち上げ又は初期化中にプロセッサ302により実行されるブートローダを含む。更に図示されるように、SOC300は、UE106の種々の他の回路に接続される。例えばUE106は、種々のメモリ(例えば、NANDフラッシュ310を含む)と、コネクタインタフェース320(例えば、コンピュータシステムに接続する)と、表示装置340と、(例えば、LTE、CDMA2000、Bluetooth、WiFi、GPS等を使用する通信のための)無線通信回路とを含む。
UEデバイス106は、基地局及び/又は他のデバイスとの無線通信を実行する少なくとも1つのアンテナ、並びにいくつかの実施形態においては複数のアンテナを含む。例えばUEデバイス106は、無線通信を実行するためにアンテナ335を使用する。上述したように、UEは、いくつかの実施形態において複数の無線通信規格を使用して無線で通信するように構成される。
本明細書において上述したように、UE106は、本開示の実施形態に従って拡張したページングに応答する方法を実現するハードウェアコンポーネント及び/又はソフトウェアコンポーネントを含む。
UEデバイス106のプロセッサ302は、例えば記憶媒体(例えば、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体)に格納されたプログラム命令を実行することにより、本明細書において説明される方法の一部又は全てを実現するように構成される。他の実施形態において、プロセッサ302は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等のプログラマブルハードウェアエレメント又はASIC(特定用途向け集積回路)として構成される。
図4−基地局
図4は、いくつかの実施形態に係る基地局102を示す。尚、図4の基地局は、考えられる基地局の一例にすぎない。図示されるように、基地局102は、基地局102に対するプログラム命令を実行する(1つ以上の)プロセッサ404を備える。プロセッサ404は、プロセッサ404からアドレスを受信し、且つこれらのアドレスをメモリ(例えば、メモリ460及び読み出し専用メモリ(ROM)450)における場所、あるいは他の回路又はデバイスに移すように構成されるメモリ管理ユニット(MMU)440に更に接続される。
基地局102は、少なくとも1つのネットワークポート470を含む。ネットワークポート470は、電話網に接続され、且つUEデバイス106等の複数のデバイスに上述したような電話網へのアクセスを提供するように構成される。
更に又はあるいは、ネットワークポート470(又は追加のネットワークポート)は、セルラサービスプロバイダのコアネットワーク等のセルラネットワークに接続するように構成される。コアネットワークは、モビリティ関連サービス及び/又は他のサービスをUEデバイス106等の複数のデバイスに提供する。いくつかの例において、ネットワークポート470は、コアネットワークを介して電話網に接続し、及び/又はコアネットワークは、(例えば、セルラサービスプロバイダがサービスする他のUEデバイス間の)電話網を提供する。
基地局102は、無線装置430と、通信チェーン432と、少なくとも1つのアンテナ434とを含む。基地局は、無線送受信機として動作するように構成され、無線装置430、通信チェーン432及び少なくとも1つのアンテナ434を介してUEデバイス106と通信するように更に構成される。通信チェーン432は、受信チェーン、送信チェーン又はそれら双方である。無線装置430は、GSM、UMTS、LTE、WCDMA、CDMA2000、WiMAX等を含むがそれらに限定されない種々のRATを介して通信するように構成される。
基地局102のプロセッサ404は、例えば記憶媒体(例えば、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体)に格納されたプログラム命令を実行することにより、本明細書において説明される方法の一部又は全てを実現するように構成される。あるいは、プロセッサ404は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等のプログラマブルハードウェアエレメント又はASIC(特定用途向け集積回路)、あるいはそれらの組み合わせとして構成される。
LTEにおけるページング
LTEは、データがLTE無線インタフェースを介して転送されるように種々のチャネルを使用する。これらのチャネルは、種々のデータを分離し、且つ無線アクセスネットワークを介してそれらを円滑に転送できるようにするために使用される。種々のチャネルは、LTEプロトコル構成内でインタフェースを上位層に効果的に提供し、円滑に且つ規定された方法でデータを分離できるようにする。
以下のように、3つのカテゴリ又は種類のLTEデータチャネルがある。
物理チャネル:これらは、ユーザデータ及び制御メッセージを搬送する送信チャネルである。
トランスポートチャネル:物理層トランスポートチャネルは、情報伝達をメディアアクセス制御(MAC)及び上位層に与える。
論理チャネル:LTEプロトコル構造内でメディアアクセス制御(MAC)層にサービスを提供する。
LTEは、多数の物理ダウンリンクチャネルを規定して、MAC及び上位層から受信した情報を搬送する。LTEダウンリンクは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)及び物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を含む。PDSCHは、全てのユーザデータ及び全てのシグナリングメッセージを搬送するチャネルである。PDSCHは、動的に且つ日和見主義的にユーザに割り当てられる主データベアリングチャネルである。PDCCHは、共有チャネルに対して第1層の制御を搬送する。従って、PDSCHは、情報をUEに通信する重要なチャネルであり、PDCCHは、「誰」のためのデータか、「どんな」データが送出されるか、且つPDSCHにおいて無線で「どのように」データが送出されるか等の情報に対するメタデータを通信する。
上述したように、ページングは、UEに着信データ又は着呼(移動体に対する着呼)を通知するためにネットワークが実行する手順である。簡単に言うと、ページングは、ネットワークがUEに対する情報(例えば、データ又は音声通話)を有することをUEに通知するために使用する機構である。殆どの例において、UEは、ページング処理が行われる時はアイドルモードである。アイドルモードにおいて、UEは間欠受信(DRX)を実行する。換言すると、UEは、DRXサイクルの一部の間スリープモードであり、DRXサイクルの別の部分の間に起動してページングメッセージがUEに送出されている最中であるかを確認する。従って、UEは、ネットワークのページングメッセージを周期的に監視するためにアイドルモードの間に(バッテリからの)エネルギーを費やす必要がある。UEは、ページングメッセージの内容を受信及び復号して、適切な手順を開始する。例えば、ネットワークによりUEに対して発行されたページングにより、UEは、ネットワークにアタッチし且つNASシグナリング接続を確立する。
物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、ページングペイロード情報をUEに送信するために使用される。ペイロード情報は、ページングが対象としているUEの国際移動加入者識別番号(IMSI)と、ページングがパケット交換伝達のためのものであるか又は回路交換伝達のためのものであるかを示すPS/CSインジケータビットとを含む。(UEがLTEのみをサポートする実施形態において、PS/CSインジケータビットはペイロード情報から省略される)。また、複数のUEがページングされている場合、ペイロード情報は、複数のIMSI及び複数の対応するPS/CSインジケータビットを含む。
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、ページング制御情報をUEに送信するために使用される。ページング制御情報は、PDSCHにおけるページングペイロード情報の場所を指定するリソース割り当て情報を含む。アイドルモード中、UEは、ページングメッセージの存在を検出するために、周期的に起動してPDCCHを監視する。
基地局は、ページング制御情報の少なくとも一部(例えば、CRC)をスクランブルするためにP−RNTIを使用する。(P−RNTIは、「ページング−無線ネットワーク一時識別子」の略字である。)基地局は、PDCCHにおけるスクランブルされた部分を含むページング制御情報を送信する。P−RNTIは、ページングのために使用される識別子であり、特定のUEに対して取り立てて一意ではない。
UEは、PDCCHにおいてP−RNTIのスクランブルされた部分の存在を検出する場合、ページング制御情報を復号し、PDSCHにおいてPCH(ページングチャネル)を復号するためにページング制御情報を使用する。(UEは、P−RNTIのスクランブルされた部分の存在を検出しない場合、スリープ状態に戻る。)PCHはページングペイロード情報を含む。ページングペイロード情報は、ページングが対象とするデバイスのIMSIを含む。UEは、含まれたIMSIがUEのIMSIに等しいかを判定するためにそれを確認する。含まれたIMSIがUEのIMSIと同一でない場合、UEはスリープ状態に戻る。(ページングはこのUEに向けられたものではなかった。)あるいは、含まれたIMSIがUEのIMSIに等しい場合、UEは、ランダムアクセス手順を開始してネットワークに接続する。
基地局はシステム情報を同報通信し、UEはシステム情報を受信する。システム情報は、UEが起動してページングメッセージを探索するフレーム及びサブフレームを判定するためにUEが使用するパラメータを含む。これらのパラメータは、SIB2(システム情報ブロック2)において見つけられる。
システム情報ブロック(SIB)は、アクセス層及び非アクセス層の双方の種々のパラメータに関する情報を基地局からUEに提供する。SIBは、同一のセルにおいて全てのUEに対して共通のパラメータを含み、従来LTE等の無線技術において同報通信される。
SIB2は、デフォルトページングサイクルTdef(pcchConfig:defaultPagingCycleの下)及びパラメータnBを含む。UEは、ページングフレームに対する識別子及びページング機会に対する識別子を判定するためにこれらのパラメータを使用する。ページング機会(PO)は、ページングメッセージを含む可能性のあるサブフレームである。ページングフレームは、1つ以上のページング機会を含む無線フレームである。
LTEは、システムフレーム番号(SFN)及びサブフレーム番号の2つのタイミング単位を有する。SFNはフレームスケールのタイミング単位であり、サブフレーム番号は、サブフレームレベルでのタイミング単位である。SFN及びサブフレーム番号の双方を認識することにより、LTE時間領域における特定のサブフレームの場所が分かる。間欠受信に関して、ページングフレームインジケータ(IPF)及びページング機会インジケータIPOにより、UEは、自身が起動してページングメッセージを確認することが必要な厳密なタイミングを認識できる。
3GPP仕様書TS36.304によると、ページングフレーム(PF)は、システムフレーム番号SFNが以下を満たすあらゆるフレームである
SFN mod T=(T div N)(UE_ID mod N)
式中、TはUEのDRXサイクルである。この式を満たすあらゆるSFNは、ページングフレームインジケータIPFであると言われる。従って、ページングフレームは、T個の無線フレームの周期で周期的に発生する。Tは、(a)UE固有のDRXサイクルが上位層により割り当てられる場合にUE固有のDRXサイクル及び(b)SIB2において同報通信されるデフォルトDRXサイクルの最小値により判定される。UE固有のDRXサイクルが上位層により構成されていない場合、デフォルト値が使用される。LTE仕様書によると、Tは、値32、64、128、256のうちのいずれか1つであり、パラメータnBは、値4T、2T、T、T/2、T/4、T/8、T/16、T/32のうちのいずれか1つである。上述したように、パラメータnBはSIB2において提供される。
値Nは、N=min(T,nB)により与えられる。即ち、Nは、T及びnBの最小値である。
UE_IDは、式UE_ID=IMSI mod 1024により判定される。式中、IMSIは、10進形式であり、UEのUSIMに格納される。(USIMは、汎用加入者識別モジュールの略字である。)
ページング機会インジケータIPOの場合、3GPP仕様書TS36.304は、以下の表において示されるようにIPOを規定する。その場合、以下の通りである。
Ns=max(1,nB/T)
i_s=(UE_ID/N) mod Ns
DRXパラメータ値がシステム情報において変更される場合は常に、UEにおいて格納されたシステム情報DRXパラメータは、UEにおいてローカルに更新される。
Figure 2016052127
表の各行のグラフィック表示については、図5A〜図5Cを更に参照されたい。図5Aは、Ns=1がi_s=0、即ち1つのページング機会値Pi_s=0=9のみを許可することを示す。図5Bは、Ns=2がi_s=0及びi_s=1、並びに対応するページング機会値Pi_s=0=4及びPi_s=1=9のみを許可することを示す。図5Cは、Ns=4がi_s=0、1、2、3、並びに対応するページング機会値Pi_s=0=0、Pi_s=1=4、Pi_s=2=5及びPi_s=3=9を許可することを示す。
UEは、ページングチャネル(PCH)の検出性度を向上するために、PDCCHにおいてP−RNTIの存在を確実に検出できなければならない。現在、P−RNTIに対してPDCCHフォーマット1A/1Cが使用されている。(フォーマット1A及び1Cの定義については、3GPP仕様書TS36.212を参照されたい。)
PDCCHを搬送するOFDMシンボルの数は、ネットワーク構成及び集約レベルに依存する。
低電力環境においてページングメッセージを確実に復号するための機構
実施形態の1つの集合において、基地局を動作する方法600は、図6に示されるように実行される。(方法600は、図1〜図5Cに関連して上述され且つ図7〜図19に関連して後述される特徴、要素及び実施形態のあらゆる部分集合を更に含む。)方法600は、リンクバジェットが制限されているユーザ機器(UE)デバイスのページングを容易にするように実行される。方法は、基地局の処理エージェントにより実行される。処理エージェントは、プログラム命令を実行する1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブルハードウェアエレメント、ASIC等の1つ以上の専用ハードウェアデバイス又は上述のあらゆる組み合わせにより実現される。
多数のステップに関して方法600を以下において説明するが、種々の実施形態において、ステップのうちの1つ以上が省略され、ステップのうちの2つ以上が少なくとも部分的に並列に実行され、要望に応じて1つ以上のステップが追加され、且つ説明される以外の異なる順序でステップが実行されてもよいことが理解されるべきである。
610において、基地局は、ダウンリンクデータストリームの特定のフレームの特定のサブフレームの制御チャネルにおいて第1のページング識別子を送信する。(LTEのコンテキストにおいて、制御チャネルは、例えば特定のサブフレームのPDCCHである。)第1のページング識別子は、リンクバジェットが制限されたUEデバイスのページング専用であり、リンクバジェットが制限されていないUEデバイス及び/又は従来のUEデバイスをページングするために使用される第2のページング識別子とは異なる。(いくつかの実施形態において、第2のページング識別子は、例えば既存のLTE仕様書により規定されたP−RNTIである。)特定のフレーム及び特定のサブフレームは、ページングされる1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスと関連付けられたページング機会インジケータ及びページングフレームインジケータに基づいて第1のページング識別子の前記送信のために選択される。これらの1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスは、基地局の地域におけるリンクバジェットが制限されたUEデバイスの完全集合の部分集合である。完全集合のリンクバジェットが制限されたUEデバイスは、少なくとも異なるページングフレーム及びページング機会のそれぞれのIMSI値に基づいてそれらに割り当てられる。完全集合の定義は、リンクバジェットが制限されたUEデバイスが基地局の地域に入り且つ/あるいはそこを出る時に動的に変化する。(また、いくつかの実施形態において、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスは、自身のステータスをリンクバジェットが制限されたものに変更し、且つ/あるいはリンクバジェットが制限されたUEデバイスは、自身のステータスをリンクバジェットが制限されていないものに変更してもよい。)
615において、基地局は、特定のフレームの特定のサブフレームにおいて1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスに対するページングペイロード情報を最初に送信する。ページングされる1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイス毎に、ページングペイロード情報は、UEデバイスの加入者識別番号(例えば、IMSI)を含む。ページングペイロード情報は、特定のサブフレームへの注入前に符号化される(例えば、チャネル符号化される)。
620において、基地局は、特定のサブフレームの後に連続的に後続する1つ以上のサブフレームの各々において同一のページングペイロード情報を(初期送信と同様に)送信する。初期送信及び1つ以上の追加送信は、1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスにおいてソフト合成(又はハード合成)をサポートするために使用される。一般に、1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスは、ページングペイロード情報の送信された全てのインスタンスを使用せざるを得ない。例えば一方のリンクバジェットが制限されたUEデバイスは、初期送信に基づいてページングペイロード情報を復号することに成功し(その場合、一方のリンクバジェットが制限されたUEデバイスは、ページングペイロード情報の後続の送信を無視できる)、他方のリンクバジェットが制限されたUEデバイスは、ページングペイロード情報を正常に復号するために初期送信及び1つ以上の追加送信の全てを必要とする。
いくつかの実施形態において、ページング機会インジケータは、例えばページングされるリンクバジェットが制限されたUEデバイスの加入者識別番号に基づいて、集合{0,5}から選択される。(しかし、種々の他の集合が可能である。)POインジケータが(サブフレーム0を示す)0の場合、図7Aに示されるように、ページングペイロード情報は、サブフレーム1、2、3、4を使用して最大4回繰り返される。初期送信はラベルPで示され、各繰返しはラベルRで示される。POインジケータが(サブフレーム5を示す)5の場合、図7Bに示されるように、ページングペイロード情報は、サブフレーム6、7、8、9を使用して最大4回繰り返される。図7A及び図7Bは、初期送信Pの後に4回の繰返しを示すが、他の実施形態においてはより少ない繰返しが使用されてもよい。
フレーム毎に10個のサブフレームがあり且つページングフレームにおいて2つの許容ページング機会があるコンテキストにおいて、(ページング機会に対する)許容インジケータ値の集合として{0,5}を選択することにより、繰返しのために最大空間を与える。当然、この原則は、他の数のフレーム毎のサブフレーム及びページングフレームにおける他の数の許容ページング機会に対して一般化される。
いくつかの実施形態において、特定のサブフレームの後に連続的に後続する1つ以上のサブフレームの数は、1個又は2個又は3個又は4個である。
ページングフレームにおいて1つのページング機会のみが許可されるいくつかの実施形態において、ページングペイロード情報の繰返しの数は5回以上であってもよい。例えば、ページング機会インジケータが値0のみを取ることが許可される場合、ページングフレームにおいて最大nSubframes−1個の繰返しサブフレームがあり、nSubframesはページングフレームにおけるサブフレームの総数である。LTEのコンテキストにおいて、nSubframes=10である。
いくつかの実施形態において、基地局は、特定のフレームにおいて特定のサブフレームの後に連続的に後続する1つ以上のサブフレームの数(又は数のインジケーション)を更に送信する。例えばこの数は、システム情報の一部として(例えば、システム情報ブロックの一部として)同報通信される。
1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスのうちの少なくとも1つが(ランダムアクセス手順を使用して)基地局又はネットワークにまだ接続されていないというインジケーションに応答して、基地局は、いくつかの実施形態において、ダウンリンクデータストリームの追加フレームの2つ以上のサブフレームの各々において同一のページングペイロード情報を(ステップ615の初期送信と同様に)送信する。追加フレームは、特定のフレームの後に1つのDRXサイクルを発生させる。例えば、DRXサイクルが10個のフレームに等しく且つ初期送信がフレーム0において行われる場合、追加フレームはフレーム10である。換言すると、追加フレームは、特定のフレームの後に1つのDRXサイクルを発生させるページングフレームである。
いくつかの実施形態において、追加フレームの上述の2つ以上のサブフレームは、初期送信サブフレーム及び特定のフレームの1つ以上の後続サブフレームと一致する(即ち、それらと同一のサブフレーム番号を有する)サブフレームである。例えば、特定のフレームにおいてページングペイロード情報のインスタンスを送信するためにPO=0及びサブフレーム1、2、3、4が使用された場合、サブフレーム0、1、2、3、4は、ページングペイロード情報の追加インスタンスを送信するために追加フレームにおいて使用される。
1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスのうちの少なくとも1つがステップ620の後に基地局にまだ接続されていないというインジケーションに応答して、基地局は、いくつかの実施形態において、最大NSC−1回の送信反復(transmission iterations)を実行し、NSCは2以上である。各送信反復は、(a)特定のフレームの後にDRXサイクルの正の整数倍を発生させる追加フレームの2つ以上のサブフレームの各々において追加フレームの2つ以上のサブフレームの各々に含まれている(例えば、符号化されている)ページングペイロード情報を送信することと、(b)1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスの全てが基地局にアクセスしたという判定に応答して、更なる送信反復を実行しないこととを含む。
例えば、DRXサイクルが10個のフレームに等しく、NSCが4であり、且つ特定のフレームがフレーム番号0に対応するという仮定の下で、基地局は、必要に応じて、フレーム10、20及び30の各々においてページングペイロード情報の繰返しを送信する。例えば、ページングされている1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスの全ては、フレーム0及び10におけるページングペイロード情報のインスタンスに基づいてページングメッセージを正常に復号することが可能である。(リンクバジェットが制限されたUEデバイスの各々が、ページングペイロード情報を正常に復号するとランダムアクセス手順を開始してネットワークに接続するため、基地局又はネットワークはこの初期の完成条件を感知する。)従って、基地局は、フレーム20及び30におけるあらゆる更なる繰返しを中止し、更なる繰返しのためにこれらのフレームにおいて使用されていると考えられるリソースは、他の用途、例えばユーザデータトラフィック及び/又は他のUEデバイスのページングに対して割り当てられる。
いくつかの実施形態において、ページングされている1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスが(例えば、ランダムアクセス手順により)全て基地局に接続されているというインジケーションに応答して、基地局は、1つ以上の他のUEデバイスへの新しいページング送信を開始する。
尚、上述したように1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスをページングするために特定のフレームの特定のサブフレームを使用することは、第2のページング識別子を使用して同一のサブフレームにおいてリンクバジェットが制限されていないUEデバイス(又は従来のUEデバイス)をページングする可能性を除外しない。例えば基地局は、第1のページング識別子を使用して(フレーム0、サブフレーム0)においてページングメッセージをリンクバジェットが制限されたUEデバイス送信し、第2のページング識別子を使用して(フレーム0、サブフレーム0)において異なるページングメッセージをリンクバジェットが制限されていないUEデバイスに同時に送信する。しかし、これを達成するために、2つのページングメッセージは、PDCCHにおけるリソースの種々の集合及びPDSCHにおけるリソースの種々の集合を使用する。
尚、上述したように1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスをページングするために特定のフレームの特定のサブフレームを使用することは、特定のフレームの別のサブフレームにおける第2のページング識別子を使用してリンクバジェットが制限されていないUEデバイス(又は従来のUEデバイス)をページングする可能性を除外しない。例えば基地局は、第1のページング識別子を使用して(フレーム0、サブフレーム0)においてページングメッセージをリンクバジェットが制限されたUEデバイス送信し、第2のページング識別子を使用して(フレーム0、サブフレーム4又は5又は9)においてページングメッセージをリンクバジェットが制限されていないUEデバイスに送信する。
実施形態の1つの集合において、ユーザ機器(UE)デバイスを動作する方法800は、図8に示されるように実行される。(方法800は、図1〜図7Bに関連して上述され且つ図9〜図19に関連して後述される特徴、要素及び実施形態のあらゆる部分集合を更に含む。)方法800は、リンクバジェットが制限されているUEデバイスのページングを容易にするようにUEデバイスにより実行される。方法800は、UEデバイスの処理エージェントにより実行される。処理エージェントは、プログラム命令を実行する1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブルハードウェアエレメント、ASIC等の1つ以上の専用ハードウェアデバイス又は上述のあらゆる組み合わせにより実現される。
多数のステップに関して方法800を以下において説明するが、種々の実施形態において、ステップのうちの1つ以上が省略され、ステップのうちの2つ以上が少なくとも部分的に並列に実行され、要望に応じて1つ以上のステップが追加され、且つ説明される以外の異なる順序でステップが実行されてもよいことが理解されるべきである。
810において、UEデバイスは、基地局が送信した信号から受信した1つ以上のページングパラメータ及びUEデバイスの加入者識別番号(例えば、IMSI)に基づいて、ページングフレームインジケータ及びページング機会インジケータを算出する。1つ以上のページングパラメータは、例えば様々に上述したように、DRXサイクル値T及び/又はパラメータnBを含む。加入者識別番号は、UEデバイスのメモリ、例えばUEデバイスのユーザ識別モジュール(UIM)又は加入者識別モジュール(SIM)に格納される。ページングフレームインジケータ及びページング機会インジケータは、UEデバイスが以下の動作を実行するためにスリープから起動する時を判定する。
815において、UEデバイスは、信号の特定のフレームの特定のサブフレームから初期シンボルデータセットを受信する。UEデバイスは、ページングフレームインジケータ及びページング機会インジケータに基づいて、当該信号から特定のフレーム及び特定のサブフレームを選択する。「シンボルデータセット」という用語は、複数のシンボルとして広く解釈されることを意図する。
820において、UEデバイスは、初期シンボルデータセットの制御チャネル(例えば、LTEのコンテキストのPDCCH)が、リンクバジェットが制限されたUEデバイスのページング専用の第1のページング識別子であって、且つ、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスをページングするために使用される第2のページング識別子とは異なる第1のページング識別子を含むかを判定する。
825において、UEデバイスは、例えば様々に上述したように、特定のフレーム内の特定のサブフレームの後に連続的に後続する1つ以上のサブフレームからそれぞれ1つ以上の追加シンボルデータセットを受信する。特定のサブフレーム及び特定のサブフレームの後に連続的に後続する1つ以上のサブフレームの各々には、(基地局により)同一のページングペイロード情報が含められている。
830において、UEデバイスは、初期シンボルデータセット及び1つ以上の追加シンボルデータセットに基づいてページングペイロード情報を復号する。例えばUEデバイスは、初期シンボルデータセット及び1つ以上の追加シンボルデータセットをソフト合成して結果として生じるシンボルデータセットを取得し、結果として生じるシンボルデータセットに基づいてページングペイロード情報を復号する。シンボルデータセットの合成により雑音が平均化されるため、信号対雑音比(SNR)が増加する。
いくつかの実施形態において、特定のサブフレームの後に連続的に後続する1つ以上のサブフレームの数は、1個又は2個又は3個又は4個である。
ページングフレームにおいて1つのページング機会のみが許可されるいくつかの実施形態において、特定のサブフレームの後に連続的に後続する1つ以上のサブフレームの数は4より大きい。例えば、ページング機会インジケータが値0のみを取ることが許可される場合、ページングフレームにおいて最大nSubframes−1個の繰返しサブフレームがあり、nSubframesはページングフレームにおけるサブフレームの総数である。LTEフレーム構造のコンテキストにおいて、nSubframes=10である。
いくつかの実施形態において、特定のサブフレームの後に連続的に後続する1つ以上のサブフレームの数(又は数のインジケーション)は、前記信号から受信される。
いくつかの実施形態において、ページング機会インジケータは、許容POインジケータ値の集合{0,5}のメンバである。
前記復号がページングペイロード情報を正確に回復することに失敗したと判定することに応答して、UEデバイスは、いくつかの実施形態において、特定のフレームの後に1つのDRXサイクルを発生させる追加フレームから2つ以上の更なるシンボルデータセットを受信する。(特定のフレームにおいて送信されるような)同一のページングペイロード情報は、追加フレームの2つ以上のサブフレームの各々に(基地局によって)含められている。更なるシンボルデータセットの各々は、追加フレームの2つ以上のサブフレームのそれぞれ1つに対応する。UEデバイスは、初期シンボルデータセット、1つ以上の追加シンボルデータセット及び2つ以上の更なるシンボルデータセットに基づいてページングペイロード情報を復号する。例えばUEデバイスは、2つ以上の更なるシンボルデータセットを上述の結果として生じる(初期シンボルデータセット及び1つ以上の追加シンボルデータセットを合成した結果として得られる)シンボルデータセットと合成して、更新された結果として生じるシンボルデータセットを取得する。ページングペイロード情報は、更新された結果として生じるシンボルデータセットから復号される。
前記復号がページングペイロード情報を正確に回復することに失敗したと判定することに応答して、UEデバイスは、いくつかの実施形態において、最大NSC−1回の処理反復を実行し、NSCは2以上である。各処理反復は、(a)特定のフレームの後にDRXサイクルの正の整数倍を発生させる追加フレームから2つ以上の更なるシンボルデータセットを受信することとであり、同一のページングペイロード情報が、追加フレームの2つ以上のサブフレームの各々に含まれており、更なるシンボルデータセットの各々が、追加フレームの2つ以上のサブフレームのうちのそれぞれの1つに対応することと、(b)2つ以上の更なるシンボルデータセットを含むデータに基づいてページングペイロード情報を復号することと、(c)基地局に(RACH手順により)アクセスすること及び前記復号がページングペイロード情報を正常に回復する場合に更なる処理反復を実行しないこととを含む。
いくつかの実施形態において、整数NSCを示す情報は、前記信号、例えば信号の特定のフレームのシステム情報同報通信に含まれる。
いくつかの実施形態において、前記復号がページングペイロード情報を正確に回復したと判定することに応答して、UEデバイスは、自身がページングされていることをページングペイロード情報が示す場合に、ランダムアクセス手順を実行して基地局(又はネットワーク)にアクセスする。無線基地局へのランダムアクセスを実行するための機構は、無線通信の技術において適切に理解され、本明細書において詳しく述べられる必要はない。
実施形態の1つの集合において、基地局を動作する方法900は、図9に示されるように実行される。(方法900は、図1〜図8に関連して上述され且つ図10〜図19に関連して後述される特徴、要素及び実施形態のあらゆる部分集合を更に含む。)方法900は、リンクバジェットが制限されているユーザ機器(UE)デバイスのページングを容易にするように実行される。方法は、基地局の処理エージェントにより実行される。処理エージェントは、プログラム命令を実行する1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブルハードウェアエレメント、ASIC等の1つ以上の専用ハードウェアデバイス又は上述のあらゆる組み合わせにより実現される。
多数のステップに関して方法900を以下において説明するが、種々の実施形態において、ステップのうちの1つ以上が省略され、ステップのうちの2つ以上が少なくとも部分的に並列に実行され、要望に応じて1つ以上のステップが追加され、且つ説明される以外の異なる順序でステップが実行されてもよいことが理解されるべきである。
905において、基地局は、リンクバジェットが制限されたUEデバイスに対するページングメッセージを送信する。ページングメッセージは、ページング制御情報及びページングペイロード情報を含む。ページング制御情報の少なくとも一部は、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスをページングするために基地局が使用する第2のP−RNTI(ページング−無線ネットワーク一時識別子)とは異なる第1のP−RNTIを用いてスクランブルされる。例えば、ページング制御情報の巡回冗長検査(CRC)は、第1のP−RNTIを用いてスクランブルされる。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージを送信する動作は、ページング制御情報を含む制御チャネルエレメント(例えば、PDCCHのCCE)の電力を増大させること含む。電力の前記増大は、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスにページング制御を送信するために使用される電力と関連している。
いくつかの実施形態において、方法900は、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスに対する第2のページングメッセージを送信することを更に含む。第2のページングメッセージは、第2のページング制御情報及び第2のページングペイロード情報を含む。第2のページング制御情報の少なくとも一部は、第2のP−RNTI(ページング−無線ネットワーク一時識別子)を用いてスクランブルされる。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージは、特定のフレームの特定のサブフレームにおいて送信される。特定のサブフレームのサブフレーム番号及び特定のサブフレームのフレーム番号は、DRXサイクル値、パラメータnB及びUEデバイスの加入者識別番号(例えば、IMSI)に基づいてページングメッセージの前記送信のために選択される。サブフレーム番号は、許可されたページング機会の集合から選択される。許可されたページング機会の集合におけるページング機会の数は、様々に上述されたパラメータNsにより判定される。いくつかの実施形態において、許可されたページング機会の集合は、LTE仕様書において規定された従来の許可されたページング機会の集合とは異なる。
実施形態の1つの集合において、ユーザ機器(UE)デバイスを動作する方法1000は、図10に示されるように実行される。(方法1000は、図1〜図9に関連して上述され且つ図11〜図19に関連して後述される特徴、要素及び実施形態のあらゆる部分集合を更に含む。)方法1000は、リンクバジェットが制限されているUEデバイスのページングを容易にするようにUEデバイスにより実行される。方法1000は、UEデバイスの処理エージェントにより実行される。処理エージェントは、プログラム命令を実行する1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブルハードウェアエレメント、ASIC等の1つ以上の専用ハードウェアデバイス又は上述のあらゆる組み合わせにより実現される。
多数のステップに関して方法1000を以下において説明するが、種々の実施形態において、ステップのうちの1つ以上が省略され、ステップのうちの2つ以上が少なくとも部分的に並列に実行され、要望に応じて1つ以上のステップが追加され、且つ説明される以外の異なる順序でステップが実行されてもよいことが理解されるべきである。
1005において、UEデバイスは、複数のサンプルを含むデータレコードを取得するためにダウンリンク信号を受信する。ダウンリンク信号は、無線通信ネットワークの基地局により送信される。ダウンリンク信号はOFDM信号である。
1010において、UEデバイスがリンクバジェットが制限されているものとして分類されているという判定に応答して、UEデバイスは、以下において説明する動作1015及び1020を含む動作の集合を実行する。いくつかの実施形態において、UEデバイスは、例えばUEデバイスが設計によりリンクバジェットが制限されている場合にUEデバイスのリンクバジェット制限ステータスの判定又は検証なしで動作1015及び1020を実行する。(例えば、UEデバイスが設計によりリンクバジェットが制限されているか又はリンクバジェットが制限されているものとして永続的に分類されている場合、本明細書において説明される種々の実施形態のうちのいずれかは、そのような判定ステップを省略するように同様に構成される。)
1015において、UEデバイスは、データレコードの制御チャネルが第1のP−RNTI(ページング−無線ネットワーク一時識別子)を用いてスクランブルされている少なくとも一部分を含むかを判定する。例えば、スクランブルされた部分は制御チャネルのCRCである。第1のP−RNTIは、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスをページングするために基地局が使用する第2のP−RNTIとは異なる。制御チャネルにおける第1のP−RNTIの存在は、1つ以上のLBLデバイスを対象とするページングメッセージが受信したデータレコードにおいて存在することを示す。第1のP−RNTIは、特定のLBLデバイスに対して取り立てて一意ではないが、LBLデバイスカテゴリに対するページングの一般のインジケータとして基地局により送信される。従って、各LBLデバイスは、第1のP−RNTIの存在を求めてスキャンするように構成され、非LBLデバイス(及び従来のデバイス)は、第2のP−RNTIの存在を求めてスキャンするように構成される。
LTEのコンテキストにおいて、データレコードは、ダウンリンク信号のサブフレームに対応し、PDCCH及びPDSCHを含む。上述の制御チャネルは、PDCCHである(あるいはそれに含まれる)。
1020において、制御チャネルが第1のP−RNTIを用いてスクランブルされている前記少なくとも一部分を含むことを識別する判定ステップ1015に応答して、UEデバイスは、制御チャネルにおけるページング制御情報を復号する。ページング制御情報は、UEデバイスに対するページングペイロード情報を含むリソースの場所を識別する。無線信号のチャネルを介して送信された情報を符号化及び復号する技術は、無線通信の分野においてよく知られている。
いくつかの実施形態において、基地局は、ダウンリンク信号を送信するように構成される。ダウンリンク信号を前記送信することは、ページング制御情報を含む制御チャネルエレメントの電力を増大させること含む。電力を増大させることは、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスにページング制御を送信するために使用される電力と関連している。
いくつかの実施形態において、データレコードは、ダウンリンク信号の特定のフレームの特定のサブフレームから取得される(例えば、A/D変換を介して取り込まれる)。特定のサブフレームのサブフレーム番号及び特定のサブフレームのフレーム番号は、ページング構成情報及びUEデバイスの加入者識別番号に基づいて判定される。ページング構成情報は、システム情報の一部として基地局により同報通信される。ページング構成情報は、DRXサイクル値及びパラメータnBを含む。
いくつかの実施形態において、UEデバイスのステータスは、例えば基地局に近接するか又は建物外に移動することにより、LBLから非LBLに変化する。従って、方法1000は、複数のサンプルを含む第2のデータレコードを取得するために第2のダウンリンク信号を受信することと、UEデバイスがリンクバジェットが制限されていないものとして分類されているという判定に応答して追加動作を実行することとを更に含む。追加動作は、
第2のデータレコードの第2の制御チャネルが第2のP−RNTIを用いてスクランブルされている少なくとも一部分を含むかを判定することと、
第2の制御チャネルが第2のP−RNTIを用いてスクランブルされている前記少なくとも一部分を含むことを識別する前記判定に応答して、UEデバイスに対する第2のページングペイロード情報を含む第2のリソースの場所を識別する、第2の制御チャネルの第2のページング制御情報を復号することとを含む。
実施形態の1つの集合において、リンクバジェットが制限されているユーザ機器(UE)デバイスのページングを容易にするために基地局を動作する方法は、以下の通り実行される。(方法は、図1〜図10に関連して上述され且つ図11〜図19に関連して後述される特徴、要素及び実施形態のあらゆる部分集合を更に含む。)
基地局は、ダウンリンクデータストリームの特定のフレームの特定のサブフレームの制御チャネルにおいてページング識別子を送信する。(例えば、制御チャネルはLTEのPDCCHであり、ページング識別子は、既存のLTE仕様書に準拠するP−RNTIである。)特定のフレーム及び特定のサブフレームは、ページングされる1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスと関連付けられたページング機会インジケータ及びページングフレームインジケータに基づいてページング識別子を送信するために選択される。ページングフレームインジケータ及びページング機会インジケータは、DRXサイクル値、パラメータNb及びページングされるUEデバイスのIMSIに基づいて判定される。
基地局は、特定のフレームの特定のサブフレームにおいて1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスに対するページングペイロード情報を最初に送信する。ページングペイロード情報は、特定のサブフレームのPDSCHにおいて送信される。
基地局は、特定のサブフレームの後に連続的に後続する1つ以上のサブフレームの各々において同一のページングペイロード情報を送信する(初期送信と同様に)。
ページングペイロード情報を複数回(即ち、初期送信に加えて1つ以上の後続の送信)送信することにより、基地局により、1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスは、ページングペイロード情報のそれぞれのコピーを合成できる。合成されたデータレコードの品質は、組み込まれるコピーの数が増加するにつれて向上する。従って、ページングペイロード情報の復号が成功する尤度も同様に向上する。
いくつかの実施形態において、ページング機会(PO)インジケータは、既存の無線通信規格において許可されたPOインジケータ値の集合の補集合における値のみを取ることができるように限定される。(例えば、指標i_sをPOインジケータ値にマッピングすることは、そのような限定を実現するように変更される。)3GPP TS36.304において許可されたPOインジケータ値の集合は、{0,4,5,9}である。従って、いくつかの実施形態において、POインジケータは、リンクバジェットが制限されているUEデバイスをページングするために使用される場合、許可された集合{1,2,3,6,7,8}又はその部分集合に限定される。例えば、POインジケータは集合{1,6}に限定される。(例えば、Ns=2の場合に指標i_sをPOインジケータ値にマッピングすることは、そのような限定を実現するように変更される。)また、特定のサブフレームの後に連続的に後続する1つ以上のサブフレームは、サブフレーム番号が許可された集合{1,2,3,6,7,8}又はその部分集合に更に常駐するサブフレームである。例えば、POインジケータが1の場合、1つ以上の後続サブフレームは、サブフレーム2及び3である。別の例として、POインジケータが6の場合、1つ以上の後続サブフレームは、サブフレーム7及び8である。
いくつかの実施形態において、リンクバジェットが制限されたUEデバイスをページングする場合、基地局は、通常のUEデバイス(即ち、従来のUEデバイス及び/又はリンクバジェットが制限されていないUEデバイス)により使用されたDRXサイクルTよりNSC倍大きいDRXサイクル値TLBLを採用する。
LBL=NSC REG
式中、NSCは2以上の整数である。整数NSC又はその符号化表現は、基地局が送信したシステム情報に含まれる。リンクバジェットが制限されたUEデバイスは、同一のDRXサイクル値TLBLを採用するように構成される。従って、リンクバジェットが制限されたUEデバイスは、TLBLフレーム毎にページングフレームにおいて起動して新しいページングメッセージの送信を確認する。(様々に上述したように、ページングメッセージの初期インスタンスが正常に復号されない場合、UEデバイスは、起動したまま、ページングフレームの連続したサブフレームにおいてページングメッセージの1つ以上の追加送信を受信する。)本明細書において、通常のDRXサイクル値TではなくDRXサイクル値TLBLを使用するこの特徴を「係数NSCを用いたDRXスーパーサイクル」と呼ぶ。
いくつかの実施形態において、リンクバジェットが制限されたUEデバイスをページングする場合、基地局は、例えば様々に上述したように、係数NSCを用いたDRXスーパーサイクルと、初期送信フレーム(即ち、上述した特定のフレーム)の後に従来のDRXサイクルTの整数倍において発生する最大NSC−1個のフレームの各々においてペイロード繰返しの送信とを実行する。NSC−1個のフレームの各々においてページングペイロードのインスタンスを送信するために使用されるサブフレームは、初期送信フレームにおいて使用されるサブフレームと同一であってもよく、あるいはそれとは異なってもよい。
実施形態の1つの集合において、リンクバジェットが制限されているユーザ機器(UE)デバイスを動作する方法は、以下の通り実行される。
UEデバイスは、基地局が送信した信号から受信した1つ以上のページングパラメータ及びUEデバイスの加入者識別番号(例えば、IMSI)に基づいて、ページングフレームインジケータ及びページング機会インジケータを算出する。
UEデバイスは、信号の特定のフレームの特定のサブフレームの制御チャネルがページング識別子を含むかを判定する。(例えば、制御チャネルはLTEのPDCCHであり、ページング識別子はLTEの既存のP−RNTIである。)
UEデバイスは、特定のフレームの特定のサブフレームから初期シンボルデータセットを受信する。初期シンボルデータセットは複数のサンプルを含む。
UEデバイスは、特定のフレーム内の特定のサブフレームの後に連続的に後続する1つ以上のサブフレームからそれぞれ1つ以上の追加シンボルデータセットを受信する。同一のページングペイロード情報は、特定のサブフレーム及び特定のサブフレームの後に連続的に後続する1つ以上のサブフレームの各々において符号化されている。
UEデバイスは、初期シンボルデータセット及び1つ以上の追加シンボルデータセットに基づいてページングペイロード情報を復号する。初期シンボルデータセット及び1つ以上の追加シンボルデータセットを合成することにより、UEデバイスは、ページングペイロード情報の復号が成功する尤度を向上させる。合成は、雑音を平均化する効果を有する。
いくつかの実施形態において、UEデバイスは、例えば様々に上述したように、係数NSCを用いたDRXスーパーサイクルと、(初期送信フレームの後に通常のDRXサイクルの整数倍において発生する)最大NSC−1個のフレームにおいてペイロード繰返しの復号とを更に実行する。NSC−1個のフレームにおけるページングペイロードのインスタンスを復号するために使用されるサブフレームは、初期送信フレームにおいて使用されるサブフレームと同一であってもよく、あるいはそれとは異なってもよい。
更なるページングの実施形態
いくつかの実施形態において、UEデバイスは、自身がリンクバジェットが制限されたUEデバイスであることをネットワーク(NW)に通知するためにUE無線機能報告メッセージを使用する。(3GPP TS36.331のUE無線機能報告は、LBLステータスを信号伝送するこの機能をサポートするように拡張される。)従って、ネットワーク(例えば、MME)は、このUEデバイスのIMSIをリンクバジェットが制限されたカテゴリと関連付ける。
いくつかの実施形態において、基地局(例えば、LTEのコンテキストにおけるeNodeB)は、モビリティ管理エンティティ(MME)からページングコマンドを受信してページングメッセージを送出する場合、ページングフレームのページング機会においてページングメッセージを送信する。ページング機会(PO)及びページングフレーム(PF)は、ページングされるUEのIMSI及びシステム情報において送信される1つ以上のDRXパラメータに基づいて選択される。ページングフレームは、1つ以上の使用可能なPO(例えば、LTEにおけるサブフレーム0、4、5、9)を含む。
ページングされるUEのうちの1つがLBLカテゴリに属する場合、基地局は、P−RNTIを使用して且つ許容集合{0,4,5,9}からのPO値のうちの1つの値上にページングメッセージを最初に送出し、許容集合のPOの後且つ次のPOの前にN個の連続したサブフレームの各々において同一のページングメッセージを送出する。(以下の段落の例(b)及び(d)により示されるように、「POの後」は、必ずしもPOの「直後」を意味しない。)例えば、ページングメッセージがPO=0の際に最初に送信される場合、同一のページングメッセージは、サブフレーム1、2、3上で最大3回繰り返される。別の例として、ページングメッセージがPO=5の際に最初に送信される場合、同一のページングメッセージは、サブフレーム6、7、8上で最大3回繰り返される。更に別の例として、ページングメッセージがPO=4の際に最初に送信される場合、同一のページングメッセージは、PO=5と関連付けられた独立したページングメッセージの繰返しを送信するためにサブフレーム6、7、8が使用されていないという条件で、これらのサブフレーム上で繰り返される。更に別の例として、ページングメッセージがPO=9の際に最初に送信される場合、同一のページングメッセージは、次のフレームのPO=0と関連付けられた独立したページングメッセージの繰返しを送信するために次のフレームのサブフレーム1、2、3が使用されていないという条件で、これらのサブフレーム上で繰り返される。
以下は、基地局がページングを繰り返す方法の更なる例である。
(a)PO=0の際にページングメッセージを送信し、サブフレーム1上で繰り返す。
(b)PO=4の際にページングメッセージを送信し、次のフレームのサブフレーム2上で繰り返す。
(c)PO=5の際にページングメッセージを送信し、サブフレーム6上で繰り返す。
(d)PO=9の際にページングメッセージを送信し、次のフレームのサブフレーム7上で繰り返す。
UEは、基地局が使用する繰返し方式を認識して構成される。例えば繰返し方式は、1回以上の繰返しの数及びPOのとり得る値毎の1回以上の繰返しのサブフレームの場所を規定する。
いくつかの実施形態において、基地局は、ページングされるUEの集合からのLBL UEを異なるP_RNTI(「P_RNTI_LBL」と呼ぶ)を使用して送信される別個のページングメッセージにグループ化される。これらの実施形態のうちの1つ以上において、別個のページングメッセージは、サブフレームPO=0又は5及びPOの後のN個の隣接サブフレームの各々の上に送出される。例えば、PO=0の場合、サブフレーム0上でページングメッセージを送出し且つサブフレーム1、2、3及び4の各々の上で繰り返し、PO=5の場合、サブフレーム5上でページングメッセージを送出し且つサブフレーム6、7、8及び9の各々の上で繰り返す。
より多くのIMSIがメッセージに含まれる場合にページングメッセージが大きくなるにつれ、上述の5回の送信(1回の初期送信に加えて4回の追加送信)でさえ、新しいP_RNTI_LBLの例に対して十分でない。従って、いくつかの実施形態において、同一のページングメッセージは次のDRXサイクルにおいて繰り返される。この繰返しの形式は以下の通り実現される。
いくつかの実施形態において、UEが全てのDRXサイクルにおいて起動している時間が長すぎるという好ましくない状態を回避するために、ハイブリッド方式、即ち、ページングフレームの1つ以上の連続したサブフレームにおいてページングメッセージを繰り返し、更なる繰返しが必要な場合には1つ以上の更なるDRXサイクルにわたりこの処理を繰り返す方式が使用される。所定のPOに対して繰り返される送信は、それらが次の潜在的なPOと衝突しないように構成される。
いくつかの実施形態において、LBLデバイスに対するDRXサイクルは、NSC (正常なDRXサイクル)として規定され、NSCは2以上の整数である。例えば、現在の正常なDRXサイクルが256msである場合、新しいページングメッセージは、いくつかの実施形態において、NSC 256ms毎に送信される。初期送信フレームの後に1、2、3、...、NSC−1個の正常なDRXサイクルにおいて発生する(NSC−1)個の無線フレーム上のPOは、ページングメッセージの繰り返される送信に対して使用される。従って、LBL UEは、全ての正常なDRXサイクルで依然として起動するが、(NSC DRX_サイクル)個のフレーム毎に新しいページングメッセージを求めてスキャンするだけである。
いくつかの実施形態において、PFにおけるページングペイロードを繰り返し送信するために使用されるサブフレームの数及び番号NSCは、システム情報において同報通信される。
いくつかの実施形態において、基地局は、同一のページングメッセージにおいてLBL UE及び非LBL UEを共にグループ化することを回避し、且つより無線リソース効率が良いように構成される。
いくつかの実施形態において、LBL UEは、システム情報を読んでページング繰返し番号を取得し、現在のサブフレームを含む現在の合成が結果として正常に復号しない場合に次の繰返しサブフレームを合成及び復号し続ける。
いくつかの実施形態において、非LBL UEの場合、そのページング復号処理は従来技術と同一のままである。
本明細書において説明される実施形態のうちのいくつかは、LBLデバイスに対するダウンリンクリンクマージンを向上させる。
本明細書において説明される実施形態のうちのいくつかは、非LBL UEデバイスに対するページングへの悪影響なしで既存のLTEネットワークに準拠する。
S−TMSI値を介したリンクバジェット制限ステータスの信号伝送
LTEネットワークにおいて、モビリティ管理エンティティ(MME)は、S1APメッセージをMMEから1つ以上の基地局に送信することにより、アイドルモードでのUEデバイスのページングを開始する。S1APメッセージは以下を含む。
ページング関連情報(即ち、UE_ID及びIDRXサイクル長)及び
ページングされるUEのページング識別子情報(S−TMSI又はIMSI)
殆どの状況において、ページング識別子情報は、S−TMSI(SAE−一時移動加入者識別番号)である。しかし、非常事態等の緊急の場合において、IMSIは、ページング識別子情報として使用される。S−TMSIは、UEがMMEにアタッチするか又はMMEに対してトラッキングエリア更新を開始する際にMMEにより割り当てられた一時IDである。
実施形態の1つの集合において、アタッチメッセージ又はトラッキングエリア更新メッセージの一部として、UEは、リンクバジェットが制限されたデバイスとしての自身のステータスをMMEにシグナリングする。(UEは、MMEに自身のLBLステータスを通知するために本明細書において開示される種々の方法のうちのいずれかを採用する。)次にMMEは、とり得るS−TMSI値の空間の部分集合から選択されたS−TMSIをこのUEに割り当てる。その場合、部分集合は、リンクバジェットが制限されたUEの種別に対して予約される。eNodeBは、予約済みの部分集合(例えば、S−TMSI値の1つ以上の範囲)を認識している。従って、eNodeBは、MMEからS1APメッセージを受信する場合、S1APメッセージに含まれたS−TMSIが予約済みの部分集合に属するかを判定することにより、対象のUEがリンクバジェットが制限されているか否かを判定する。
ページングされるUEがLBLであると判定される場合、eNBは、本明細書において説明されるページング拡張機構のうちのいずれか1つ以上を使用してUEをページングする。ページングされるUEが非LBLであると判定される場合、eNBは、従来の方法でUEをページングする。
実施形態の1つの集合において、通信ネットワーク内のノード(例えば、モビリティ管理エンティティ)を動作する方法1100は、図11に示されるように実行される。(方法1100は、図1〜図10に関連して上述され且つ図12〜図19に関連して後述される特徴、要素及び実施形態のあらゆる部分集合を更に含む。)方法1100は、1つ以上のリンクバジェットが制限されているUEデバイスのページングの正常な完了を容易にするように実行される。方法1100は、ノードの処理エージェントにより実行される。処理エージェントは、プログラム命令を実行する1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブルハードウェアエレメント、ASIC等の1つ以上の専用ハードウェアデバイス又は上述のあらゆる組み合わせにより実現される。
多数のステップに関して方法1100を以下において説明するが、種々の実施形態において、ステップのうちの1つ以上が省略され、ステップのうちの2つ以上が少なくとも部分的に並列に実行され、要望に応じて1つ以上のステップが追加され、且つ説明される以外の異なる順序でステップが実行されてもよいことが理解されるべきである。
1110において、ネットワークノードはUEデバイスから要求を受信する。いくつかの実施形態において、要求は、ネットワークへのアタッチの要求及び/又はトラッキングエリア更新の要求である。UEは、通信ネットワークの基地局を介して要求をノードに送信する。
1115において、UEデバイスがリンクバジェットが制限されているというインジケーションを要求が含むと判定することに応答して、ネットワークノードは、とり得るS−TMSI値の空間の予約済みの部分集合から選択されるS−TMSI値をUEデバイスに割り当てる。予約済みの部分集合は、リンクバジェットが制限されたUEデバイスに対して予約されている。UEデバイスは、本明細書において開示される種々の方法のうちのいずれかで自身のリンクバジェット制限ステータスを示す。
1120において、ネットワークノードは、UEデバイスがページングされることを示し、且つ、割り当てられたS−TMSI値を含むプロトコルメッセージを基地局に送信する。いくつかの実施形態において、プロトコルメッセージは、トラッキングエリアにおける複数の基地局に送信される。
いくつかの実施形態において、方法1100は、(a)第2のUEデバイスから第2の要求を受信することと、(b)第2の要求が、第2のUEデバイスがリンクバジェットが制限されているというインジケーションを含まない(又は第2のUEデバイスがリンクバジェットが制限されていないというインジケーションを含む)と判定することに応答して、予約済みの部分集合の補集合から選択される第2のS−TMSI値をUEデバイスに割り当てることと、(c)第2のUEデバイスがページングされることを示し、且つ、第2のS−TMSI値を含む第2のプロトコルメッセージを基地局に送信することとを更に含む。
実施形態の1つの集合において、基地局を動作する方法1200は、図12に示されるように実行される。(方法1200は、図1〜図11に関連して上述され且つ図13〜図19に関連して後述される特徴、要素及び実施形態のあらゆる部分集合を更に含む。)方法1200は、リンクバジェットが制限されているユーザ機器(UE)デバイスのページングを容易にするように実行される。方法は、基地局の処理エージェントにより実行される。処理エージェントは、プログラム命令を実行する1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブルハードウェアエレメント、ASIC等の1つ以上の専用ハードウェアデバイス又は上述のあらゆる組み合わせにより実現される。
多数のステップに関して方法1200を以下において説明するが、種々の実施形態において、ステップのうちの1つ以上が省略され、ステップのうちの2つ以上が少なくとも部分的に並列に実行され、要望に応じて1つ以上のステップが追加され、且つ説明される以外の異なる順序でステップが実行されてもよいことが理解されるべきである。
1210において、基地局は、通信ネットワークのノード、例えばMMEノードからプロトコルメッセージを受信する。プロトコルメッセージは、UEデバイスがページングされることを示し、且つ、UEデバイスに割り当てられたS−TMSI値を含む。
1215において、S−TMSI値がとり得るS−TMSI値の空間の予約済みの部分集合に属すると判定することに応答して、基地局は、1つ以上のページング拡張機構、例えば本明細書において開示されるページング拡張機構のうちのいずれか1つ以上を使用してUEデバイスをページングする。予約済みの部分集合は、リンクバジェットが制限されたUEデバイスに対して予約されている。
いくつかの実施形態において、ページング拡張機構のうちの1つは、UEデバイスがランダムアクセス手順を完了するまで、(例えば、様々に上述したように)ページングメッセージをUEデバイスに繰り返し送信することを含む。
いくつかの実施形態において、ページング拡張機構のうちの1つは、複数回、例えば所定の回数ページングメッセージをUEデバイスに送信することを含む。
いくつかの実施形態において、ページング拡張機構のうちの1つは、ページングメッセージをリンクバジェットが制限されていないUEデバイスに送信するために使用される電力より高い電力で、ページングメッセージをUEデバイスに送信することを含む。
いくつかの実施形態において、方法1200は、第2のUEデバイスがページングされることを示し、且つ、第2のUEデバイスに割り当てられた第2のS−TMSI値を含む第2のプロトコルメッセージを通信ネットワークのノードから受信することと、第2のS−TMSI値が予約済みの部分集合の補集合に属すると判定することに応答して、1つ以上のページング拡張機構のうちどれも使用せずに第2のUEデバイスをページングすることとを更に含む。
リンクバジェットが制限されたUEデバイスに対するページング向上
実施形態の1つの集合において、種々のP−RNTIは、LBLデバイス対非LBLデバイスに対して使用される。LBL固有のP−RNTIは、LBLデバイスをページングするために使用される。LBL固有のP−RNTIは、非LBLデバイスをページングするために使用される従来のP−RNTIとは異なる。(従来のP−RNTIは、LTE仕様書において規定されたP−RNTIである。)ページングメッセージを1つ以上のLBLデバイスに送信する場合、eNBは、PDCCHにおけるページング制御情報を搬送する制御チャネルエレメント(CCE)の少なくとも一部をLBL固有のP−RNTIでスクランブルする。eNBは、非LBLデバイスが従来のP−RNTIを用いてページングされていた場合に使用される電力と比較して、これらのページングCCEの電力を更に増大させる。
実施形態の1つの集合において、eNBは、eNBにより構成されるページング機会(PO)の従来の集合とは異なるページング機会の予め定義された代替集合を使用して、ページングメッセージをLBLデバイスに送信する。(非LBLデバイスに対するページングメッセージは、ページング機会の従来の集合上で送信される。)例えば代替ページング機会は、TDD動作の場合に{4,9}であり、FDD動作の場合に{1,6}である。NWは、初期フレーム番号SFNにおいて代替ページング機会のうちの1つの機会に初期ページングメッセージを送出して、フレームSFN+X、SFN+2X、...、SFN+(Y−1)Xの各々において同一のページング機会にページングメッセージ送信を繰り返す。ここで、送信Yの数は1より大きく、フレームストライドXは1以上である。(例えば、一実施形態において、X=8及びY=4である。)(いくつかの実施形態において、フレームSFN、SFN+X、SFN+2X、...、SFN+(Y−1)Xの各々は、例えば様々に上述したように、ページングメッセージの複数の送信を含む。)
いくつかの実施形態において、LBLデバイスは、ページングメッセージのY回の繰返しのPDCCHからページングCCEの復号を試行する。Y回の繰返しからページングCCEを正常に復号すると、LBLデバイスは、Y回それぞれの繰返しのY個のPDSCHから、ページングペイロードの合成に基づいてページングペイロードを復号する。eNBは、Y回の繰返しの各々のPDSCHにおいて同一のページングペイロードを送信する。また、ページングペイロードに対するPDSCHの割り当ては、Y回の繰返しにわたり固定され、即ち固定のリソースブロックオフセット、固定のPRB及び固定のMCSである。
別の実施形態において、ページングのためのPDCCH割り当てはなく、PDSCHはPO及び繰返しにわたり固定される。例えば基地局は、Y回の送信がいずれもPDCCHページング制御情報を含まないように構成される。PDSCHにおけるペイロードの場所は、基地局及びLBLデバイスにより取り決められているため、PDCCHにおいてシグナリングされる必要はない。
実施形態の1つの集合において、eNBは、RRC接続状態においてLBLデバイスを維持するがC−DRX対応であり(例えば、1.28s C−DRXサイクルで)、非LBLデバイスを用いて従来のアイドルモードのページングを実行する。(C−DRXはLTEにおけるオプション機能である。eNBがC−DRXを有効にする場合、UEは、アップリンク及び/又はダウンリンクリソース割り当てのためにC−DRXサイクルの予め定義されたアクティブなサブフレーム上でPDCCHを監視して、C−DRXサイクルのスリープ部分の間にUE受信機をoffにする。)これらの実施形態は、消費電力及びネットワークに影響を及ぼす。一般にC−DRXは、アイドルモードのDRXよりも長いON持続期間を有する。従って、DRXサイクルが同一であっても、接続モードのC−DRXは、アイドルモードのDRXより多くの電力を使用する。また、C−DRXにおいてより長時間UEを維持することは、NWがより長時間UEに対するRRCコンテキストを維持しなければならないことを意味する。eNodeBがより多くのUEに対するRRCコンテキストを格納する必要があるため、これはeNodeBの容量に影響を及ぼす。
いくつかの実施形態において、eNBは、ページングされるUEがLBLであるかを認識せずに動作する。これらの実施形態において、eNBは、UEに対するページングメッセージを再送信するMMEのため、同一のS−TMSI(又は同一のIMSI)に対する(MMEからの)S1APページングメッセージの数をカウントする。次にeNBは、N番目の再送信(例えば、N=3又は4又は5)から始まるページングメッセージを電力増大(power boost)させる。この方法は、全てのUEを利するが、LBLタイプのUEを最も利する。
実施形態の1つの集合において、基地局を動作する方法1300は、図13に示されるように実行される。(方法1300は、図1〜図12に関連して上述され且つ図14〜図19に関連して後述される特徴、要素及び実施形態のあらゆる部分集合を更に含む。)方法1300は、リンクバジェットが制限されているユーザ機器(UE)デバイスのページングを容易にするように実行される。方法は、基地局の処理エージェントにより実行される。処理エージェントは、プログラム命令を実行する1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブルハードウェアエレメント、ASIC等の1つ以上の専用ハードウェアデバイス又は上述のあらゆる組み合わせにより実現される。
多数のステップに関して方法1300を以下において説明するが、種々の実施形態において、ステップのうちの1つ以上が省略され、ステップのうちの2つ以上が少なくとも部分的に並列に実行され、要望に応じて1つ以上のステップが追加され、且つ説明される以外の異なる順序でステップが実行されてもよいことが理解されるべきである。
1310において、基地局は、リンクバジェットが制限されたUEデバイスに対するページングメッセージをK回送信し、Kは1より大きい。集合{0,1,2,...,K−1}におけるk毎に、K回の送信のk番目の送信は、ダウンリンク信号において送信されている一連のフレームにおける特定のフレームの後にkN個のフレームを発生させるそれぞれのフレームにおいて行われる。(k=0の場合、k番目の送信は、初期送信であり、特定のフレーム自体において行われる。)Nは1以上の整数である。K回の送信の各々は、それぞれのフレームのj番目のサブフレームにおいて行われる。サブフレーム番号jは、K回の送信に対して同一であり、且つ、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスをページングするために使用されるページング機会の第2の集合とは互いに素のページング機会の第1の集合から選択される。
いくつかの実施形態において、動作1310は、UEデバイスがリンクバジェットが制限されているいう判定(又は検証)に応答して実行される。本明細書において説明される種々の機構のうちのいずれかは、この判定を実行するために使用される。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージは、ページング制御情報及びページングペイロード情報を含む。K回の送信毎に、
ページング制御情報は、それぞれのフレームのj個目のサブフレームの制御チャネルに含まれる(例えば、符号化される)
ページングペイロード情報は、それぞれのフレームのj個目のサブフレームの共有チャネルに含まれる(例えば、符号化される)
いくつかの実施形態において、ページング制御情報の送信電力は、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスに送信されるページング制御の送信電力と比較して増大される。いくつかの実施形態において、ページングペイロード情報の送信電力は、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスに送信されるページングペイロードの送信電力と比較して増大される。
いくつかの実施形態において、各共有におけるページングペイロード情報を搬送するために使用されるリソースの集合は、K回の送信にわたり変化しない。
上述したように、ページングメッセージは、ページング制御情報及びページングペイロード情報を含む。いくつかの実施形態において、K回の送信毎に、ページングペイロード情報は、同一の変調及び符号化方式(MCS)を使用して送信される。
実施形態の1つの集合において、ユーザ機器(UE)デバイスを動作する方法1400は、図14に示されるように実行される。(方法1400は、図1〜図13に関連して上述され且つ図15〜図19に関連して後述される特徴、要素及び実施形態のあらゆる部分集合を更に含む。)方法1400は、UEデバイスのページングを容易にするようにリンクバジェットが制限されているUEデバイスにより実行される。方法1400は、UEデバイスの処理エージェントにより実行される。処理エージェントは、プログラム命令を実行する1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブルハードウェアエレメント、ASIC等の1つ以上の専用ハードウェアデバイス又は上述のあらゆる組み合わせにより実現される。
多数のステップに関して方法1400を以下において説明するが、種々の実施形態において、ステップのうちの1つ以上が省略され、ステップのうちの2つ以上が少なくとも部分的に並列に実行され、要望に応じて1つ以上のステップが追加され、且つ説明される以外の異なる順序でステップが実行されてもよいことが理解されるべきである。
1410において、UEデバイスは、ページングメッセージのK個の個別のコピーを含むダウンリンク信号を基地局から受信し、Kは1より大きい。集合{0,1,2,...,K−1}におけるk毎に、K個のコピーのk番目のコピーは、ダウンリンク信号の特定のフレームの後にkN個のフレームを発生させるそれぞれのフレームにおいて発生し、Nは1以上の整数である。(k=0のコピーは、元のページングメッセージであり、特定のフレーム自体において発生する。)K個のコピーの各々は、それぞれのフレームのj番目のサブフレームにおいて発生する。サブフレーム番号jは、K個のコピーに対して同一であり、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスをページングするために基地局によって設定されたページング機会の第2の集合とは互いに素のページング機会の第1の集合から選択される。
1415において、UEデバイスは、例えばK個のコピーの合成に基づいて、ページングメッセージのK個のコピーからのページングメッセージの復号を試行する。種々のソフト合成技術及び/又はハード合成技術のうちのいずれも採用されてもよい。
1420において、ページングメッセージの復号の試行が成功したと判定することに応答して、UEデバイスは、UEデバイスをページングメッセージの対象として識別する情報(例えば、IMSI)をページングメッセージが含む場合に、ランダムアクセス手順を開始する。
ページングメッセージのK個のコピーの各々は、ダウンリンク信号のそれぞれのサブフレームから取り込まれる。それぞれのサブフレームは、PDCCH及びPDSCHを含む。従って、ページングメッセージの各コピーは、ページングメッセージのページング制御情報を含むそれぞれのPDCCH部分及びページングメッセージのページングペイロード情報を含むそれぞれのPDSCH部分を含む。いくつかの実施形態において、ページングメッセージを復号しようと試行する動作は、(a)ページングメッセージのK個のそれぞれのコピーのPDCCH部分に基づいてページングメッセージのページング制御情報を復号する試みと、(b)ページング制御情報が正常に復号されると判定することに応答して、ページングメッセージのK個のそれぞれのコピーのPDSCH部分に基づいてページングメッセージのページングペイロード情報を復号する試みとを含む。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージは、例えば様々に上述したように、ページング制御情報及びページングペイロード情報を含む。これらの実施形態のうちの1つ以上において、ページングメッセージのK個のそれぞれのコピー毎に、それぞれのフレームのj番目のサブフレームにおいてページングペイロード情報を搬送するために使用されるリソースの集合は、K回のそれぞれのコピーにわたり一定である。
電力増大でのリンクバジェットが制限されたデバイスのページング
実施形態の1つの集合において、セルラネットワークは、例えばある特定の数の先行ページングメッセージの失敗の後、所定のUEへのページングメッセージの電力を選択的に増大させるように構成される。いくつかの状況において、eNB(基地局)は、ページングされるUEがリンクバジェットが制限されたデバイスであると判定できないか又は判定しない。例えばUEが、自身がリンクバジェットが制限されたデバイスであることがネットワークに対して登録及び通知されていない場合、そのような状況が発生する恐れがある。また、UEがアイドルモードである場合、基地局は、個々のUEに対するコンテキスト情報を有さない。このコンテキスト情報は、UEによるRRC接続設定後にのみ入手可能である。(RRC接続後、基地局は、RRC接続を確立したUEに対するRRCコンテキストを有する。)UEは、セルラネットワークにアタッチする場合、アタッチメッセージをMMEに送信し且つMMEによりアタッチ手順を完了するために、基地局とのRRC接続を確立する。RRC接続が解放される場合、基地局は、最終的に(タイムアウトの後)UEに対するRRCコンテキストをリリースする。
基地局がUEの種別を認識しない(それがリンクバジェットが制限されているかを認識しない)このような状況において、基地局は、標準的なP−RNTI(無線ネットワーク一時識別子)を使用してUEをページングする。基地局は、例えばページングの失敗のためにUEに対して作成されているページングの数を検出する。より具体的には、基地局は、同一のページングIDに対するMME(モバイル管理エンティティ)からのS1APメッセージの数を検出する。UEが先行するページングメッセージ、例えば着呼に対して応答していないため、これらのページングメッセージのうちの1つ以上は、ページングメッセージをUEに再送信しなければならないMMEのために発生する。
一例として、MMEは、特定のUEに対するページングメッセージを送信する。その場合、基地局は、例えば第1の着呼に対して、このページングメッセージを受信してUEに送信する。UEは、リンクバジェットが制限されている(又は不適切な通信シナリオにある)場合、ページングメッセージを受信しないために応答しない。このように応答がないため(及び場合によっては応答のためのタイムアウト期間の後)、MMEは、その後基地局によりUEに送信される特定のUEに対する別のページングメッセージを基地局に再送信し、着呼を再度シグナリングする。この場合も、UEのリンクバジェットが制限された特性のため、UEは、ページングメッセージを受信できないために、それに応答できない。
少なくともいくつかの実施形態において、MMEは、アイドルモードページングメッセージをトラッキングエリアにおける全ての基地局(eNodeB)に送出する。ページングメッセージはS1 APメッセージであり、S1は、MMEとeNodeBとの間のリンクである。S1 APメッセージはページングされたUEのみを含み、メッセージ内容は以下を含む。
1)UE IMSI mod 1024であるUE_ID及びCDRX長であり、これら2つは、ページングSFN及びPOを算出するために基地局により使用される。
2)UEページングidは、アタッチ中にMMEにより割り当てられたS−TMSI又はIMSIである。UEページングidは、無線上でUEに送出されたRRCページングメッセージに直接渡される。
MMEは、S1 APページングメッセージを基地局に送出した後、タイマを開始する。MMEは、タイムアウト後にUEからページング応答を受信しない場合、S1 APページングメッセージをN回にわたり再送信する。(ネットワーク構成の一例において、番号Nは5より大きい。)
基地局は、UEがMME再送信のためにMMEにより複数回ページングされていることを検出する。受信したページングメッセージが先に受信したメッセージと同一のUEページングidを有するかを確認することにより、これを検出する。例えば、UEが過去T回においてN回ページングされており(例えば、Nが3、Tが20秒)、且つ新たに受信されたページングメッセージが同一のUEページングIDである場合、基地局は、ページングメッセージが送信されるPDCCH及びPDSCH上のサブフレームを徐々に電力増大させる。例えば、MMEがUEを5回ページングする場合、基地局は、最初の3回は特定の電力増大なしで正常にページングメッセージを送出するが、最後の2回はページングメッセージを電力増大させる。
少なくともいくつかの実施形態において、基地局は、ページングメッセージがある特定の回数Nのページング試行(例えば、N=2又は3又は4又は5又は6)にわたってUEにより受信されていないことを検出する。例えば、上述したように、基地局は、MMEにより送信された同一のUEに対する新しいページングメッセージを検出することにより、例えばこれらの新しいページングメッセージに関する情報を識別する同一のUEを検出することによりページングの失敗を検出する。従って、基地局は、N+1番目のページング試行がUEに対してMMEから受信される場合に先行するN回のページング試行が失敗であった(UEにより受信されていない)恐れがあることを検出する。この場合、基地局は、後続のページングメッセージをこの特定のUEに「電力増大(power boost)」させるように構成され、即ちN+1番目以降のページングメッセージに対する電力を増大(増加)させる。より具体的には、基地局は、PDCCH(物理ダウンリンク制御チャネル)及びPDSCH(物理ダウンリンク共有チャネル)の一方又は双方の送信電力を増大(増加)させ、これらの後続のページングメッセージがUEにより正常に受信されるのを保証することを助長する。
基地局は、ページングがUEにより正常に受信されるか又はページングが放棄される(例えば、3回等のM回の追加試行の後)まで、同一の増大された電力レベルを使用してこれらの後続のページング試行を送信し続ける。いくつかの実施形態において、基地局は、ページングメッセージが受信及び応答されるまで又はある特定の閾値のページング試行に到達するまで、ページングメッセージの後続の再送信毎に電力増大の量を増加させる(増加される電力の量を増加させる)ように構成される。例えば、N回の送信失敗後のN+1回のページングメッセージ送信の際、基地局は、ベースライン電力と比較して、第1の係数(例えば、1.2倍の電力)だけページングメッセージ送信の送信電力を増加させる(例えば、PDCCH及び/又はPDSCHの送信電力を増加させる)。UEがこのページングメッセージに応答しない場合、基地局は、ベースライン電力と比較して、第2の係数(例えば、1.4倍の電力)だけページングメッセージ送信の送信電力を増加させる。基地局は、ある特定の閾値回数Mのページング試行が行われる(例えば、M=3、4、5、6、7)まで、ページングメッセージの送信電力を増加させ続け、その後、UEをページングするためのあらゆる更なる試行を中止する。
上述の方法は、リンクバジェットが制限されたUE及び実質的にリンクバジェットは制限されていないが、不適切な通信シナリオにある恐れのある他のUEの双方を含むUEの種々の種別に対して便益を与える。従って、本明細書において説明される実施形態は、例えば標準的な携帯電話、タブレットデバイス等のリンクバジェットが制限されていないデバイス(又は「通常の」デバイス)に対して使用される。リンクバジェットが制限されたUEはダウンリンク(DL)が制限されていることが多いため、少なくともいくつかの実施形態は、リンクバジェットが制限されたUEに対して最大の便益を与える。
情報を識別するUEに基づいて特定のUEがリンクバジェットが制限されたUEであることを基地局が判定できる状況において、基地局は、ページング送信の電力をより早く、例えばより少ない数の失敗の後に増加させ始める。例えば、上述の例において、基地局は、ページング送信をN回失敗した後、ページングメッセージ送信の電力を増大させ始め、Nは例えば3である。基地局は、UEがリンクバジェットが制限されていることを認識する場合、ページング送信をY回失敗した後、ページングメッセージ送信の電力を増加させ始め、YはNより小さく、例えば1である。
この方法は、ネットワークにおける全てのUEを利するが、DLが制限された(リンクバジェットが制限された)UEを最も利する。通常のUEは、一般に、電力増大を必要としない第1の送信又は第2の送信においてページングを受信する。DLが制限されたUE又はセル境界におけるUEの場合、UEは、最初の3回の送信を見過ごす可能性が高いが、基地局により電力増大されるために、第4又は第5の送信を復号する確率がより高い。
実施形態の1つの集合において、基地局を動作する方法1500は、図15に示されるように実行される。(方法1500は、図1〜図14に関連して上述され且つ図16〜図19に関連して後述される特徴、要素及び実施形態のあらゆる部分集合を更に含む。)方法1500は、リンクバジェットが制限されているユーザ機器(UE)デバイスのページング手順の正常な完了を容易にするように実行される。方法1500は、基地局の処理エージェントにより実行される。処理エージェントは、プログラム命令を実行する1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブルハードウェアエレメント、ASIC等の1つ以上の専用ハードウェアデバイス又は上述のあらゆる組み合わせにより実現される。
多数のステップに関して方法1500を以下において説明するが、種々の実施形態において、ステップのうちの1つ以上が省略され、ステップのうちの2つ以上が少なくとも部分的に並列に実行され、要望に応じて1つ以上のステップが追加され、且つ説明される以外の異なる順序でステップが実行されてもよいことが理解されるべきである。
1510において、処理エージェントは、ユーザ機器(UE)デバイスをページングする個別の要求を示す複数のプロトコルメッセージをネットワークエンティティから(例えば、MMEから)受信する。複数のプロトコルメッセージのうちの1つ以上は、UEデバイスをページングする1つ以上のそれぞれの先行要求の失敗に応答して送出されている。MMEは、所定のプロトコルメッセージに対応する所定の要求が結果としてページングの失敗を招くと判定する場合、UEデバイスをページングする更なる要求を表す別のプロトコルメッセージを送信する。(例えば、時間的に所定のウィンドウ内の)同一のUEデバイスを対象とする連続したプロトコルメッセージは、そのUEデバイスをページングするのに繰り返された失敗を表す。
1515において、処理エージェントは、個別の電力レベルで複数のページングメッセージをUEデバイスに送信するように基地局の送信機に指示する。複数のページングメッセージのそれぞれについて、ページングメッセージを送信するように送信機に指示する動作は、複数のプロトコルメッセージのうちの対応するメッセージの受信に応答して実行される。N番目のページングメッセージの後のページングメッセージ毎の電力レベルは、複数のページングメッセージのうちの最初のN個に対するN個の電力レベルより大きく、Nは正の整数である。N番目のページングメッセージの後の各ページングメッセージをより大きな電力レベルで送信するように送信機に指示することにより、基地局は、セルにおけるリンクバジェットが制限されたあらゆるUEデバイスがページングメッセージを正常に復号できる尤度を向上させうる。
所定の電力レベルで送信するように送信機に指示する動作は、処理エージェント又は他の制御エージェントが送信のために使用される電力レベルを示す(又は指定する)ことを意味するが、必ずしも示された電力レベルが実際の送信電力に関して完全に実現されることを意味しない。
いくつかの実施形態において、方法1500は、複数のプロトコルメッセージのうちの最初のメッセージの到着時間に開始する、所定の時間幅を有する時間ウィンドウ内でプロトコルメッセージが発生することを判定することを更に含む。時間幅は、ウィンドウ内で発生し且つ第1のプロトコルメッセージの後の各プロトコルメッセージが、プロトコルメッセージのうちの先行するメッセージと関連付けられたページングメッセージの失敗に起因する可能性を高くするほど十分に小さい。
いくつかの実施形態において、最初のN個のページングメッセージのN個の電力レベルは同一であり、即ち共通の値又はベースライン値に等しい。
いくつかの実施形態において、整数Nは1より大きい。例えばいくつかの実施形態において、Nは、2、3、4、5、6、7、8、9又は10である。
いくつかの実施形態において、ネットワークエンティティは、LTEネットワークのモビリティ管理エンティティ(MME)であり、プロトコルメッセージはS1 APメッセージである。
いくつかの実施形態において、N番目のページングメッセージの後の連続するページングメッセージ毎に、電力レベルが増加する。
いくつかの実施形態において、方法1500は、(a)それまでにUEデバイスに送信された複数のページングメッセージのカウントを維持することと、(b)複数のページングメッセージのうちの現在のメッセージに対する電力レベルを判定するために、カウントを正の整数Nと比較することとを更に含む。
いくつかの実施形態において、方法1500は、(a)受信された前記複数のプロトコルメッセージの数のカウントを維持することと、(b)複数のページングメッセージのうちの現在のメッセージに対する電力レベルを判定するために、カウントを正の整数Nに依存する閾値と比較することとを更に含む。
実施形態の1つの集合において、1つ以上のUEデバイスをページングする基地局は、以下の通り構成される。基地局は、アンテナサブシステムに接続された少なくとも1つの無線装置と、少なくとも1つの無線装置に接続された処理エレメントとを含む。(基地局は、図1〜図14に関連して上述され且つ図16〜図19に関連して後述される特徴、要素及び実施形態のあらゆる部分集合を更に含む。)処理エレメントは、少なくとも1つの無線装置を介して、第1の送信電力で送信される1つ以上の第1のページングメッセージを第1のユーザ機器(UE)デバイスに送信するように構成される。処理エージェントは、少なくとも1つの無線装置を介して、第1の送信電力より大きな送信電力で送信される1つ以上の更なるページングメッセージを送信するように更に構成される。第1のUEデバイスが1つ以上の第1のページングメッセージに応答するのに失敗したことに応答して、1つ以上のページングメッセージは、より大きな送信電力で第1のUEデバイスに送信される。
いくつかの実施形態において、基地局は、ページングメッセージの数が閾値となるまで、複数の更なるページングメッセージを第1のUEデバイスに送信するように構成される。
いくつかの実施形態において、基地局は、第1のUEデバイスへの複数の更なるページングメッセージのうちの連続したメッセージ毎の送信電力を増大させるように構成される。
LTEにおけるMMEによるページング手順の開始
LTEにおいて、ページング手順の目的は、MMEがeNBによりUEをページングできるようにすることである。MMEは、ページングメッセージをeNBに送出することでページング手順を開始する。ページングメッセージはS1APメッセージである。(S1APは、S1アプリケーションプロトコルの略字である。)ページングメッセージを受信すると、eNBは、「トラッキングエリア識別子(TAI)」情報エレメントに示されたトラッキングエリアに属するセルにおいてUEをページングする。
TAI IEのリストに示されたトラッキングエリア(TA)のいずれかに属するセル毎に、eNBは無線インタフェース上でページングを生成する。
「ページングDRX」情報エレメント(IE)は、ページングメッセージに含まれる。3GPP TS36.304によると、ページングDRX IEがページングメッセージに存在する場合、eNBは、eNBにおけるデフォルトDRXサイクル値の最小値に等しいDRXサイクル値及びページングDRX IEに示されたDRXサイクル値を設定する。
LTEに係るTAU要求及びアタッチ要求におけるUE指定のDRX設定
LTEにおいて、トラッキングエリア更新(TAU)要求又はアタッチ要求の一部として、UEはDRX値をMMEに送出する。MMEは、DRX値を格納し、UEをページングする際にそのDRX値を使用する。特に、UEによって指定されたDRX値は、eNBに送出されるS1 APページングメッセージに含まれる。3GPP TS24.301によると、
「UE固有のDRXパラメータがATTACH REQUESTメッセージのDRXパラメータIEに含まれた場合、MMEは、格納されたあらゆるUE固有のDRXパラメータを受信したパラメータで置換し、且つシグナリングデータ及びユーザデータのダウンリンク伝達のためにそれを使用するものとする。」
「UE固有のDRXパラメータがTRACKING AREA UPDATE REQUESTメッセージのDRXパラメータIEに含まれた場合、ネットワークは、格納されたあらゆるUE固有のDRXパラメータを受信したパラメータで置換し、且つシグナリングデータ及びユーザデータのダウンリンク伝達のためにそれを使用するものとする。」
3GPP TS24.008、セクション10.5.5.6及び表10.5.139によると、TAU及びATTACHにおいて設定されるとり得るDRX値は、以下の通り規定される。「DRXパラメータ」情報エレメントにおけるオクテットのうちの1つは、DRXサイクルに関連した情報を含む4ビットフィールドを含む。このフィールドは2つの別個の値を表す。luモードの場合、このフィールドは、3GPP TS25.331において規定されるように「CNドメイン固有DRXサイクル長」を表す。S1モードの場合、このフィールドは、3GPP TS36.304において規定されるようにDRXサイクルパラメータTを表す。
Figure 2016052127
TS36.304によると、4ビットフィールドの他の全ての値は、このプロトコルのバージョンによる「MSにより指定されないCN固有のDRXサイクル長係数」及び「MSにより指定されないDRX値」として解釈される。(MSは、移動局の略字である。)
特殊なDRXサイクル値を介したLBL識別
実施形態の1つの集合において、トラッキングエリア更新(TAU)及び/又はアタッチ要求の一部であるLBLデバイスは、LBLデバイスとしての自身のステータスの信号として、DRXサイクルの特定の値をMMEに送出する。(特定の値は、現在のLTEに準拠したUEデバイスにより使用されない又は一般に使用されない値であってもよい。)MMEは、LBLデバイスから受信したDRXサイクル値を格納し、S1APページングメッセージの一部としてそれをeNBに送出する。eNBは、DRXサイクルの特定の値をページングされるUEがLBLデバイスである信号として認識するように構成される。従って、UEをページングする場合、eNBは、本明細書において説明されるLBL固有のページング拡張機構のうちの1つ以上を起動する。例えばeNBは、
ページングメッセージを搬送するサブフレームにおけるPDCCH及び/又はPDSCHの送信電力を選択的に増大させ、且つ/あるいは
UEが複数の送信にわたり受信したページングデータレコードを合成できるように、必要に応じてページングメッセージの送信を1回以上繰り返す。
S1APメッセージが特定の値とは異なるDRXサイクル値を含む場合又はS1APメッセージがDRXサイクル値を含まない場合、eNBは、LBL固有のページング拡張機構のうちのいずれも使用することなく対象のUEをページングする。
いくつかの実施形態において、eNB及びUEは、S1APメッセージに含まれたDRXサイクル値に関係なく、UEのアイドルモードのページングのためにセルのデフォルトDRXサイクルを使用するように構成される。例えば、eNB及びUEは、TS36.304により規定された最小の計算を単に無視し、デフォルト値に等しいDRXサイクル値を直接設定する。従って、S1APメッセージにおけるDRXサイクル値がデフォルトDRXサイクル値より小さい場合、eNB及びUEは、依然としてデフォルトDRXサイクル値を使用する。
他の実施形態において、eNB及びUEは、UEのアイドルモードのページングのためにDRXサイクル値を判定するために、TS36.304において指定された最小の計算を尊重するように構成される。(最小の計算には、DRXサイクルが、S1 APメッセージにおいて与えられたデフォルトDRXサイクル値及びUE固有のDRXサイクル値の最小値である必要がある。)
実施形態の1つの集合において、ユーザ機器(UE)デバイスを動作する方法1600は、図16に示されるように実行される。(方法1600は、図1〜図15に関連して上述され且つ図17〜図19に関連して後述される特徴、要素及び実施形態のあらゆる部分集合を更に含む。)方法1600は、リンクバジェットが制限されているUEデバイスにより実行される。方法1600は、UEデバイスの処理エージェントにより実行される。処理エージェントは、プログラム命令を実行する1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブルハードウェアエレメント、ASIC等の1つ以上の専用ハードウェアデバイス又は上述のあらゆる組み合わせにより実現される。
多数のステップに関して方法1600を以下において説明するが、種々の実施形態において、ステップのうちの1つ以上が省略され、ステップのうちの2つ以上が少なくとも部分的に並列に実行され、要望に応じて1つ以上のステップが追加され、且つ説明される以外の異なる順序でステップが実行されてもよいことが理解されるべきである。
1610において、UEデバイスは、自身がリンクバジェットが制限されている(LBL)ことを示すために使用される第1の状態に設定されたDRXサイクルインデックスを含む要求を、ネットワーク内のノードに送信する。
1615において、UEデバイスは、ネットワークの基地局からページングメッセージを受信する。基地局は、リンクバジェットが制限されているものとして識別されるUEデバイスと共に使用するために予約された1つ以上のページング拡張機構を使用して、ページングメッセージを送信するように構成される。1つ以上のページング拡張機構は、本明細書において開示されるページング拡張機構のうちのいずれであってもよい。
いくつかの実施形態において、基地局は、(a)UEデバイスがページングされることを示し、且つ、DRXサイクルインデックスを含むプロトコルメッセージをネットワークノードから受信し、(b)プロトコルメッセージ内のDRXサイクルインデックスが第1の状態に等しいと判定することに応答して、1つ以上のページング拡張機構を使用してページングメッセージを送信するように更に構成される。
いくつかの実施形態において、DRXサイクルインデックスの4つ以上のとり得る状態は、DRXサイクルの4つ以上の値にそれぞれ対応する。DRXサイクルインデックスの第1の状態は、4つ以上の状態のうちの1つに等しい。
いくつかの実施形態において、第1の状態は、4つ以上のDRXサイクル値のうちの最大値又は最小値に対応する。
いくつかの実施形態において、DRXサイクルインデックスの形式はLTE規格(例えば、GPP TS24.008)に準拠する。これらの実施形態において、第1の状態は、LTE規格に準拠する従来のユーザ機器デバイスにより一般に使用されない4つ以上のDRXサイクル値のうちの1つに対応する。
いくつかの実施形態において、UEデバイスの動作の少なくとも1つのモードにおいて、DRXサイクルの4つ以上の値は、32、64、128及び256の値を含む。
いくつかの実施形態において、LTEの「DRXパラメータ」情報エレメントは、DRXサイクルの使用可能な値が現在使用可能な値より大きいDRXサイクルの1つ以上の値を含むように拡張される。上述の第1の状態は、これらのより大きな値のうちの1つに対応する状態である。
いくつかの実施形態において、リンクバジェットが制限されている第2のUEデバイスは、トラッキングエリア更新及び/又はアタッチ要求をネットワークに送信する際に、リンクバジェットが制限されたデバイスとしての自身のステータスの信号として、DRXサイクルインデックスの第1の状態を使用するように構成される。
いくつかの実施形態において、リンクバジェットが制限されていない第2のUEデバイスは、トラッキングエリア更新及び/又はアタッチ要求をネットワークに送信する際に、DRXサイクルインデックスの第1の状態を決して使用しないように構成される。
いくつかの実施形態において、要求は、ネットワークへのアタッチの要求及び/又はトラッキングエリア更新の要求である。
いくつかの実施形態において、ネットワークノードはモビリティ管理エンティティ(MME)である。いくつかの実施形態において、ネットワークノードは、LTE規格に準拠するMMEである。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、ページングメッセージの複数の送信を実行する基地局を含む。これらの実施形態において、基地局からページングメッセージを受信する動作は、(a)ページングメッセージの複数の送信にそれぞれ対応するデータレコードを受信することと、(b)データレコードの合成に基づいてページングメッセージを復号することとを含む。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージの複数の送信は、ページングサイクル(即ち、DRXサイクル)内で行われる。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージの送信のうちの最初の送信は、ページングフレームにおいて行われる。送信の連続した送信は、固定数のフレームだけ離間される。
実施形態の1つの集合において、基地局を動作する方法1700は、図17に示されるように実行される。(方法1700は、図1〜図16に関連して上述され且つ図18及び図19に関連して後述される特徴、要素及び実施形態のあらゆる部分集合を更に含む。)方法1700は、リンクバジェットが制限されているユーザ機器(UE)デバイスのページングを容易にするように実行される。方法は、基地局の処理エージェントにより実行される。処理エージェントは、プログラム命令を実行する1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブルハードウェアエレメント、ASIC等の1つ以上の専用ハードウェアデバイス又は上述のあらゆる組み合わせにより実現される。
多数のステップに関して方法1700を以下において説明するが、種々の実施形態において、ステップのうちの1つ以上が省略され、ステップのうちの2つ以上が少なくとも部分的に並列に実行され、要望に応じて1つ以上のステップが追加され、且つ説明される以外の異なる順序でステップが実行されてもよいことが理解されるべきである。
1710において、基地局は、ユーザ機器(UE)デバイスがページングされることを示し、且つ、DRXサイクルインデックスを含むプロトコルメッセージを、ネットワーク内のノードから受信する。
1715において、プロトコルメッセージ内のDRXサイクルインデックスが第1の状態に設定されていると判定することに応答して、基地局は、1つ以上のページング拡張機構を使用してUEデバイスをページングする。ページング拡張機構は、リンクバジェットが制限されているUEデバイスと共に使用するために予約される。1つ以上のページング拡張機構は、本明細書において開示されるページング拡張機構のうちのいずれであってもよい。
いくつかの実施形態において、ノードはモビリティ管理エンティティ(MME)であり、プロトコルメッセージはS1APメッセージである。
いくつかの実施形態において、ページング拡張機構のうちの1つは、UEデバイスがランダムアクセス手順を完了するまで、ページングメッセージをUEデバイスに繰り返し送信することを含む。
いくつかの実施形態において、ページング拡張機構のうちの1つは、ページングメッセージをUEデバイスに複数回送信することを含む。
いくつかの実施形態において、ページング拡張機構のうちの1つは、ページングメッセージを非LBLデバイスに送信するために使用される電力より高い電力で、ページングメッセージをUEデバイスに送信することを含む。
いくつかの実施形態において、DRXサイクルインデックスの4つ以上のとり得る状態は、DRXサイクルの4つ以上の値にそれぞれ対応する。DRXサイクルインデックスの第1の状態は、4つ以上の状態のうちの1つに等しい。
いくつかの実施形態において、第1の状態は、4つ以上のDRXサイクル値のうちの最大値に対応する。
いくつかの実施形態において、第1の状態は、4つ以上のDRXサイクル値のうちの最小値に対応する。
いくつかの実施形態において、DRXサイクルインデックスはLTE規格に準拠する。
いくつかの実施形態において、第1の状態は、トラッキングエリア更新及びアタッチ要求を実行する際に従来のLTEに準拠したユーザ機器デバイスにより一般に使用されない4つ以上のDRXサイクル値のうちの1つに対応する。
いくつかの実施形態において、方法1700は、(a)第2のユーザ機器(UE)デバイスがページングされることを示し、且つ、第2のDRXサイクルインデックスを含む第2のプロトコルメッセージを通信ノードから受信することと、(b)第2のプロトコルメッセージにおける第2のDRXサイクルインデックスが第1の状態とは異なる値に設定されると判定することに応答して、1つ以上のページング拡張機構のうちどれも使用せずに第2のUEデバイスをページングすることとを更に含む。
いくつかの実施形態において、UEデバイスをページングする動作は、ページングメッセージをUEデバイスに周期的に送信することを含む。
いくつかの実施形態において、前記周期的に送信することの期間は、DRXサイクルインデックスの第1の状態に対応するDRXサイクル値及び基地局に対応するセルのデフォルトDRXサイクル値の最小値に等しい。
いくつかの実施形態において、前記周期的に送信することの期間は、プロトコルメッセージにおけるDRXサイクルインデックスの状態に関係なく、基地局に対応するセルのデフォルトDRXサイクル値に等しい。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージを周期的に送信する動作は、1より大きい所定の回数ページングメッセージを送信することを含む。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージを周期的に送信する動作は、UEデバイスが開始するランダムアクセス手順が完了するまで、ページングメッセージを繰り返し送信することを含む。
フラグを介したデバイスのステータスのシグナリング
実施形態の1つの集合において、ユーザ機器(UE)デバイスを動作する方法1800は、図18に示されるように実行される。(方法1800は、図1〜図17に関連して上述され且つ図19に関連して後述される特徴、要素及び実施形態のあらゆる部分集合を更に含む。)方法1800は、UEデバイスの処理エージェントにより実行される。処理エージェントは、プログラム命令を実行する1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブルハードウェアエレメント、ASIC等の1つ以上の専用ハードウェアデバイス又は上述のあらゆる組み合わせにより実現される。
多数のステップに関して方法1800を以下において説明するが、種々の実施形態において、ステップのうちの1つ以上が省略され、ステップのうちの2つ以上が少なくとも部分的に並列に実行され、要望に応じて1つ以上のステップが追加され、且つ説明される以外の異なる順序でステップが実行されてもよいことが理解されるべきである。
1810において、UEデバイスは、UEデバイスがリンクバジェットが制限されているか否かを示すフラグを含む要求を、ネットワーク内のノードに送信する。いくつかの実施形態において、フラグは、ブール要素又は列挙要素により実現される。
いくつかの実施形態において、LTE仕様書は、新しい情報エレメントとしてフラグを含むように拡張される。新しい情報エレメントは、トラッキングエリア更新の一部又はアタッチ要求の一部、あるいはそれら双方として含まれる。あるいは、LTEにおける既存の情報エレメントのうちの1つは、追加フィールドとしてフラグを含むように拡張される。例えば、3GPP TS24.008の「DRXパラメータ」情報エレメントは、フラグをその情報エレメントにおける既存のフィールドに追加することで拡張される。
1815において、UEデバイスは、ネットワークの基地局からページングメッセージを受信する。基地局は、リンクバジェットが制限されているものとして識別されるUEデバイスと共に使用するために予約された1つ以上のページング拡張機構を使用して、ページングメッセージを送信するように構成される。
いくつかの実施形態において、基地局は、(a)UEデバイスがページングされることを示し、且つ、UEデバイスがリンクバジェットが制限されているか否かを示すフラグを含むプロトコルメッセージをネットワークノードから受信し、(b)フラグがリンクバジェット制限ステータスに対応する第1の状態に等しいと判定することに応答して、1つ以上のページング拡張機構を使用してUEデバイスをページングするように構成される。
いくつかの実施形態において、UEデバイスはリンクバジェットが制限されており、フラグは、UEデバイスがリンクバジェットが制限されていることを示す第1の状態に設定される。
いくつかの実施形態において、要求は、ネットワークへのアタッチの要求及び/又はトラッキングエリア更新の要求である。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、ページングメッセージの複数の送信を実行する基地局を含む。これらの実施形態において、基地局からページングメッセージを受信する動作は、(a)ページングメッセージの複数の送信にそれぞれ対応するデータレコードを受信することと、(b)データレコードの合成に基づいてページングメッセージを復号することとを含む。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージの複数の送信は、例えば様々に上述したように、ページングサイクル内で行われる。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージの送信のうちの最初の送信は、ページングフレームにおいて行われる。送信の連続した送信は、例えば様々に上述したように、固定数のフレームだけ離間される。
実施形態の1つの集合において、無線ネットワーク内のノードは、リンクバジェットが制限されているUEデバイスのページングを容易にするために、以下の通り動作する。ノードは処理エージェントを含む。処理エージェントは、プログラム命令を実行する1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブルハードウェアエレメント、ASIC等の1つ以上の専用ハードウェアデバイス又は上述のあらゆる組み合わせにより実現される。(ノードは、図1〜図18に関連して上述され且つ図19に関連して後述される特徴、要素及び実施形態のあらゆる部分集合を更に含む。)
ノードは、UEデバイスから要求(例えば、ネットワークへのアタッチの要求及び/又はトラッキングエリア更新の要求)を受信する。要求は、UEデバイスがリンクバジェットが制限されているか否かを示すフラグを含む。UEデバイスがページングされる必要があるというインジケーションに応答して、ノードは、トラッキングエリアにおける1つ又は複数の基地局にプロトコルメッセージを送出する。ノードは、UEデバイスがリンクバジェットが制限されているか否かを示すLBLステータスフラグを送信する。LBLステータスフラグは、UEデバイスからの要求において受信されたフラグと一致する。要求がDRXサイクルインデックスを更に含む場合、ノードは、プロトコルメッセージの一部としてDRXサイクルインデックスを送信する。
いくつかの実施形態において、LTE仕様書は、S1 APメッセージ(MMEからeNBへの)が上述のLBLステータスフラグを含むように拡張される。上述のプロトコルメッセージは、そのような拡張されたS1 APメッセージにより実現される。
実施形態の1つの集合において、基地局を動作する方法1900は、図19に示されるように実行される。(方法1900は、図1〜図18に関連して上述した特徴、要素及び実施形態のあらゆる部分集合を更に含む。)方法1900は、リンクバジェットが制限されているユーザ機器(UE)デバイスのページングを容易にするように実行される。方法は、基地局の処理エージェントにより実行される。処理エージェントは、プログラム命令を実行する1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブルハードウェアエレメント、ASIC等の1つ以上の専用ハードウェアデバイス又は上述のあらゆる組み合わせにより実現される。
多数のステップに関して方法1900を以下において説明するが、種々の実施形態において、ステップのうちの1つ以上が省略され、ステップのうちの2つ以上が少なくとも部分的に並列に実行され、要望に応じて1つ以上のステップが追加され、且つ説明される以外の異なる順序でステップが実行されてもよいことが理解されるべきである。
1910において、基地局は、ユーザ機器(UE)デバイスがページングされることを示し、且つ、UEデバイスがリンクバジェットが制限されているか否かを示すフラグを含むプロトコルメッセージをネットワーク内のノードから受信する。
1915において、フラグが、リンクバジェット制限ステータスに対応する第1の状態に等しいと判定することに応答して、基地局は、1つ以上のページング拡張機構を使用してUEデバイスをページングする。
いくつかの実施形態において、ノードはモビリティ管理エンティティ(MME)であり、プロトコルメッセージはS1APメッセージである。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、UEデバイスがランダムアクセス手順を完了するまで、ページングメッセージをUEデバイスに繰り返し送信することを含む。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、ページングメッセージをUEデバイスに複数回送信することを含む。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、ページングメッセージを非LBLデバイスに送信するために使用される電力より高い電力で、ページングメッセージをUEデバイスに送信することを含む。
いくつかの実施形態において、方法1900は、(a)第2のユーザ機器(UE)デバイスがページングされることを示し、且つ、第2のフラグを含む第2のプロトコルメッセージをネットワークノードから受信することと、(b)第2のフラグが非リンクバジェット制限ステータスに対応する第2の状態に等しいと判定することに応答して、1つ以上のページング拡張機構のいずれも使用せずに第2のUEデバイスをページングすることとを更に含む。
いくつかの実施形態において、UEデバイスをページングする動作は、ページングメッセージをUEデバイスに周期的に送信することを含む。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージを周期的に送信する動作は、ページングメッセージを1より大きい所定の回数送信することを含む。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージを周期的に送信する動作は、UEデバイスが開始するランダムアクセス手順が完了するまで、ページングメッセージを繰り返し送信することを含む。
種々の更なるページングの実施形態
実施形態の1つの集合において、基地局を動作する方法は、リンクバジェットが制限されているユーザ機器(UE)デバイスのページングを容易にするために以下の通り実行される。方法は、基地局により複数の動作を実行することを含む。
動作は、ダウンリンクデータストリームの特定のフレームの特定のサブフレームの制御チャネルにおいて第1のページング識別子を送信することを含む。第1のページング識別子は、リンクバジェットが制限されたUEデバイスのページング専用であり、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスをページングするために使用される第2のページング識別子とは異なる。特定のフレーム及び特定のサブフレームは、ページングされる1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスと関連付けられたページング機会インジケータ及びページングフレームインジケータに基づいて、第1のページングインジケータの前記送信のために選択される。
動作は、特定のフレームの特定のサブフレームにおいて1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスに対するページングペイロード情報を送信することを含む。
動作は、特定のサブフレームの後に連続して後続する1つ以上のサブフレームの各々において同一のページングペイロード情報を送信することを含む。
いくつかの実施形態において、特定のサブフレームの後に連続して後続する1つ以上のサブフレームの数は、1又は2又は3又は4である。
いくつかの実施形態において、動作は、特定のフレームにおける特定のサブフレームの後に連続して後続する1つ以上のサブフレームの数を送信することを更に含む。
いくつかの実施形態において、ページングペイロード情報は、1つ以上のリンクバジェットが制限されたUE毎に対応する加入者識別番号を含む。
いくつかの実施形態において、ページング機会インジケータは、集合{0,5}のメンバである。
いくつかの実施形態において、動作は、少なくとも1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスが基地局にまだ接続されていないというインジケーションに応答して、ダウンリンクデータストリームの第1の追加フレームの2つ以上のサブフレームの各々においてページングペイロード情報を送信することを更に含む。第1の追加フレームは、特定のフレームの後に1つのDRXサイクルを発生させる。
いくつかの実施形態において、動作は、少なくとも1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスが基地局にまだ接続されていないというインジケーションに応答して、最大NSC−1回の送信反復を実行することを更に含み、NSCは2以上である。各送信反復は、(a)特定のフレームの後にDRXサイクルの正の整数倍を発生させる追加フレームの2つ以上のサブフレームの各々における追加フレームの2つ以上のサブフレームの各々において符号化されているページングペイロード情報を送信することと、(b)1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスの全てが基地局にアクセスしたという判定に応答して、更なる送信反復を実行しないこととを含む。
いくつかの実施形態において、動作は、1つ以上のリンクバジェットが制限されたUEデバイスが全て基地局に接続したというインジケーションに応答して、1つ以上の他のUEデバイスへの新しいページング送信を開始することを更に含む。
実施形態の1つの集合において、リンクバジェットが制限されているユーザ機器(UE)デバイスを動作する方法は、以下の通り実行される。方法は、UEデバイスにより複数の動作を実行することを含む。
動作は、(a)基地局が送信した信号から受信した1つ以上のページングパラメータ及び(b)UEデバイスの加入者識別番号に基づいて、ページングフレームインジケータ及びページング機会インジケータを算出することを含む。
動作は、前記信号の特定のフレームの特定のサブフレームの制御チャネルが、リンクバジェットが制限されたUEデバイスのページング専用であり且つリンクバジェットが制限されていないUEデバイスをページングするために使用される第2のページング識別子とは異なる第1のページング識別子を含むかを判定することを含む。特定のフレーム及び特定のサブフレームは、ページングフレームインジケータ及びページング機会インジケータに基づいて前記信号から選択される。
動作は、特定のフレームの特定のサブフレームから初期シンボルデータセットを受信することを含む。
動作は、特定のフレーム内の特定のサブフレームの後に連続的に後続する1つ以上のサブフレームからそれぞれ1つ以上の追加シンボルデータセットを受信することを含む。同一のページングペイロード情報は、特定のサブフレーム及び特定のサブフレームの後に連続的に後続する1つ以上のサブフレームの各々に含まれている。
動作は、初期シンボルデータセット及び1つ以上の追加シンボルデータセットに基づいて、ページングペイロード情報を復号することを含む。
いくつかの実施形態において、特定のサブフレームの後に連続して後続する1つ以上のサブフレームの数は、1又は2又は3又は4である。
いくつかの実施形態において、特定のサブフレームの後に連続して後続する1つ以上のサブフレームの数は、前記信号から受信される。
いくつかの実施形態において、ページング機会インジケータは、集合{0,5}のメンバである。
いくつかの実施形態において、動作は、前記復号がページングペイロード情報を正確に回復することに失敗したと判定することに応答して、(a)特定のフレームの後に1つのDRXサイクルを発生させる第1の追加フレームから2つ以上の更なるシンボルデータセットを受信することであり、ページングペイロード情報が第1の追加フレームの2つ以上のサブフレームの各々に含まれており、更なるシンボルデータセットの各々が第1の追加フレームの2つ以上のサブフレームのそれぞれ1つに対応することと、(b)初期シンボルデータセット、1つ以上の追加シンボルデータセット及び2つ以上の更なるシンボルデータセットに基づいてページングペイロード情報を復号することとを更に含む。
いくつかの実施形態において、動作は、前記復号がページングペイロード情報を正確に回復することに失敗したと判定することに応答して、最大NSC−1回の処理反復を実行することを更に含み、NSCは2以上であり、各処理反復は、(a)特定のフレームの後にDRXサイクルの正の整数倍を発生させる追加フレームから2つ以上の更なるシンボルデータセットを受信することとであり、ページングペイロード情報が、追加フレームの2つ以上のサブフレームの各々に含まれており、更なるシンボルデータセットの各々が、追加フレームの2つ以上のサブフレームのうちのそれぞれの1つに対応することと、(b)2つ以上の更なるシンボルデータセットを含むデータに基づいてページングペイロード情報を復号することと、(c)基地局にアクセスすること及び前記復号がページングペイロード情報を正常に回復する場合に更なる処理反復を実行しないこととを含む。
いくつかの実施形態において、整数NSCを示す情報は、システム情報同報通信に含まれる。
いくつかの実施形態において、動作は、前記復号がページングペイロード情報を正確に回復したと判定することに応答して、UEデバイスがページングされていることをページングペイロード情報が示す場合に、ランダムアクセス手順を実行して基地局にアクセスすることを更に含む。
実施形態の1つの集合において、基地局を動作する方法は以下の動作を含む。
方法は、リンクバジェットが制限されたUEデバイスに対するページングメッセージを送信することを含む。ページングメッセージは、ページング制御情報及びページングペイロード情報を含む。ページング制御情報の少なくとも一部は、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスをページングするために基地局が使用する第2のP−RNTI(ページング−無線ネットワーク一時識別子)とは異なる第1のP−RNTIを用いてスクランブルされる。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージを動作する動作は、ページング制御情報を含む制御チャネルエレメントの電力を増大させることを含む。電力の前記増大は、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスにページング制御を送信するために使用される電力と関連している。
いくつかの実施形態において、方法は、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスに対する第2のページングメッセージを送信することを更に含む。第2のページングメッセージは、第2のページング制御情報及び第2のページングペイロード情報を含む。第2のページング制御情報の少なくとも一部は、第2のP−RNTI(ページング−無線ネットワーク一時識別子)を用いてスクランブルされる。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージは、特定のフレームの特定のサブフレームにおいて送信される。特定のサブフレームのサブフレーム番号及び特定のサブフレームのフレーム番号は、DRXサイクル値、パラメータnB及びUEデバイスの加入者識別番号に基づいてページングメッセージの前記送信のために選択される。
実施形態の1つの集合において、基地局は、アンテナサブシステムに接続された少なくとも1つの無線装置と、少なくとも1つの無線装置に接続された処理エージェントとを含む。処理エージェントは、少なくとも1つの無線装置を介して、リンクバジェットが制限されたUEデバイスに対するページングメッセージを送信するように構成される。ページングメッセージは、ページング制御情報及びページングペイロード情報を含む。ページング制御情報の少なくとも一部は、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスをページングするために基地局が使用する第2のP−RNTI(ページング−無線ネットワーク一時識別子)とは異なる第1のP−RNTIを用いてスクランブルされる。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージを前記送信することは、ページング制御情報を含む制御チャネルエレメントの電力を増大させること含む。電力の前記増大は、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスにページング制御を送信するために使用される電力と関連している。
いくつかの実施形態において、処理エージェントは、少なくとも1つの無線装置を介して、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスに対する第2のページングメッセージを送信するように更に構成される。第2のページングメッセージは、第2のページング制御情報及び第2のページングペイロード情報を含む。第2のページング制御情報の少なくとも一部は、第2のP−RNTI(ページング−無線ネットワーク一時識別子)を用いてスクランブルされる。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージは、特定のフレームの特定のサブフレームにおいて送信される。特定のサブフレームのサブフレーム番号及び特定のサブフレームのフレーム番号は、DRXサイクル値、パラメータnB及びUEデバイスの加入者識別番号に基づいてページングメッセージの前記送信のために選択される。
実施形態の1つの集合において、ユーザ機器(UE)デバイスを動作する方法は、以下の通り実行される。
方法は、複数のサンプルを含むデータレコードを取得するためにダウンリンク信号を受信することを含む。
方法は、前記UEデバイスがリンクバジェットが制限されているものとして分類されているという判定に応答して、(a)データレコードの制御チャネルが、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスをページングするために基地局が使用する第2のP−RNTI(ページング−無線ネットワーク一時識別子)とは異なる第1のP−RNTIを用いてスクランブルされているかを判定することと、(b)制御チャネルが第1のP−RNTIを用いてスクランブルされている前記少なくとも一部分を含むと識別する前記判定に応答して、制御チャネルにおけるUEデバイスのページングペイロード情報を含むリソースの場所を識別するページング制御情報を復号することとを含む動作を実行することを含む。
いくつかの実施形態において、基地局は、ダウンリンク信号を送信するように構成される。ダウンリンク信号の前記送信は、ページング制御情報を含む制御チャネルエレメントの電力を増大させること含む。電力の前記増大は、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスにページング制御を送信するために使用される電力と関連している。
いくつかの実施形態において、データレコードは、ダウンリンク信号の特定のフレームの特定のサブフレームから取得される。特定のサブフレームのサブフレーム番号及び特定のサブフレームのフレーム番号は、基地局により同報通信されるページング構成情報及びUEデバイスの加入者識別番号に基づいて判定される。
いくつかの実施形態において、方法は、複数のサンプルを含む第2のデータレコードを取得するために第2のダウンリンク信号を受信することと、前記UEデバイスがリンクバジェットが制限されていないものとして分類されているという判定に応答して、第2のデータレコードの第2の制御チャネルが第2のP−RNTIを用いてスクランブルされている少なくとも一部分を含むかを判定すること及び第2の制御チャネルが第2のP−RNTIを用いてスクランブルされている前記少なくとも一部分を含むことを識別する前記判定に応答して、第2の制御チャネルにおけるUEデバイスに対する第2のページングペイロード情報を含む第2のリソースの場所を識別する第2のページング制御情報を復号することを含む動作を実行することとを更に含む。
実施形態の1つの集合において、基地局を動作する方法は以下の通り実行される。方法は、リンクバジェットが制限されたUEデバイスに対するページングメッセージをK回送信することを含む。Kは1より大きく、集合{0,1,2,...,K−1}におけるk毎に、K回の送信のk番目の送信は、特定のフレームの後にkN個のフレームを発生させるそれぞれのフレームにおいて行われ、Nは1以上の整数である。K回の送信の各々は、それぞれのフレームのj番目のサブフレームにおいて行われる。サブフレーム番号jは、K回の送信に対して同一であり、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスをページングするために使用されるページング機会の第2の集合とは別のページング機会の第1の集合から選択される。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージは、ページング制御情報及びページングペイロード情報を含む。K回の送信毎に、ページング制御情報は、それぞれのフレームのj番目のサブフレームの制御チャネルに含まれ、ページングペイロード情報は、それぞれのフレームのj番目のサブフレームの共有チャネルに含まれる。
いくつかの実施形態において、各共有におけるページングペイロード情報を搬送するために使用されるリソースの集合は、K回の送信にわたり変化しない。
いくつかの実施形態において、ページング制御情報の送信電力は、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスに送信されるページング制御の送信電力と比較して増大される。
いくつかの実施形態において、ページングペイロード情報の送信電力は、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスに送信されるページングペイロードの送信電力と比較して増大される。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージは、ページング制御情報及びページングペイロード情報を含む。K回の送信毎に、ページングペイロード情報は、同一の変調及び符号化方式(MCS)を使用して送信される。
実施形態の1つの集合において、リンクバジェットが制限されているユーザ機器(UE)デバイスを動作する方法は、以下の通り実行される。
方法は、ページングメッセージのK個のそれぞれのコピーを含むダウンリンク信号を基地局から受信する。Kは1より大きく、集合{0,1,2,...,K−1}におけるk毎に、K個のコピーのk番目のコピーは、ダウンリンク信号の特定のフレームの後にkN個のフレームを発生させるそれぞれのフレームにおいて発生し、Nは1以上の整数である。K個のコピーの各々は、それぞれのフレームのj番目のサブフレームにおいて発生する。サブフレーム番号jは、K個のコピーに対して同一であり、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスをページングするために基地局により構成されたページング機会の第2の集合とは別のページング機会の第1の集合から選択される。
方法は、ページングメッセージのK個のコピーからページングメッセージを復号しようと試行することを更に含む。
方法は、ページングメッセージを復号する前記試行が成功したと判定することに応答して、ページングメッセージがUEデバイスをページングメッセージの対象として識別する情報を含む場合にランダムアクセス手順を開始することを更に含む。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージを復号しようと試行する動作は、ページングメッセージのK個のそれぞれのコピーのPDCCH部分に基づいてページングメッセージのページング制御情報を復号しようと試行することと、ページング制御情報が正常に復号されると判定することに応答して、ページングメッセージのK個のそれぞれのコピーのPDSCH部分に基づいてページングメッセージのページングペイロード情報を復号しようと試行することとを含む。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージは、ページング制御情報及びページングペイロード情報を含む。ページングメッセージのK個のそれぞれのコピー毎に、それぞれのフレームのj番目のサブフレームにおいてページングペイロード情報を搬送するために使用されるリソースの集合は、K回のそれぞれのコピーにわたり変化しない。
実施形態の1つの集合において、基地局を動作する方法は以下の通り実行される。
方法は、ユーザ機器(UE)デバイスをページングする個別の要求を示す複数のプロトコルメッセージをネットワークエンティティから受信することを含む。
方法は、各々がプロトコルメッセージのうちの対応するメッセージを受信することに応答して受信されるページングメッセージをUEデバイスに送信することを更に含む。N番目のページングメッセージの後の各ページングメッセージに対する送信の電力は、ページングメッセージの最初のN個に対する送信の電力より大きく、Nは正の整数である。
いくつかの実施形態において、Nは1より大きい。
いくつかの実施形態において、ネットワークエンティティは、LTEネットワークのモビリティ管理エンティティ(MME)であり、プロトコルメッセージはS1 APメッセージである。
いくつかの実施形態において、送信の電力は、N番目のページングメッセージの後の連続したページングメッセージ毎に増加する。
いくつかの実施形態において、方法は、それまでにUEデバイスに送信された複数のページングメッセージのカウントを維持することと、複数のページングメッセージのうちの現在のメッセージの送信の電力を判定するために、カウントを正の整数Nと比較することとを更に含む。
いくつかの実施形態において、方法は、受信された前記複数のプロトコルメッセージの数のカウントを維持することと、複数のページングメッセージのうちの現在のメッセージの送信の電力を判定するために、カウントを正の整数Nに依存する閾値と比較することとを更に含む。
実施形態の1つの集合において、基地局を動作する方法は以下の通り実行される。
方法は、ユーザ機器(UE)デバイスをページングする個別の要求を示す複数のプロトコルメッセージをネットワークエンティティから受信することを含む。
方法は、それぞれの電力レベルでページングメッセージをUEデバイスに送信するように基地局の送信機に指示することを更に含む。ページングメッセージ毎に、ページングメッセージを送信するように送信機に前記指示することは、プロトコルメッセージのうちの対応するメッセージを受信することに応答して実行される。N番目のページングメッセージの後のページングメッセージ毎の電力レベルは、ページングメッセージの最初のN個に対するN個の電力レベルより大きく、Nは正の整数である。
いくつかの実施形態において、方法は、複数のプロトコルメッセージのうちの最初のメッセージの到着時間に開始する、所定の時間幅を有する時間ウィンドウ内でプロトコルメッセージが発生することを判定することを更に含む。
いくつかの実施形態において、Nは1より大きい。
いくつかの実施形態において、ネットワークエンティティは、LTEネットワークのモビリティ管理エンティティ(MME)であり、プロトコルメッセージはS1 APメッセージである。
いくつかの実施形態において、電力レベルは、N番目のページングメッセージの後の連続したページングメッセージ毎に増加する。
いくつかの実施形態において、方法は、(a)事前にUEデバイスに送信されているページングメッセージのカウントを維持することと、(b)ページングメッセージのうちの現在のメッセージに対する電力レベルを判定するために、カウントを正の整数Nと比較することとを更に含む。
いくつかの実施形態において、方法は、(a)受信されている前記プロトコルメッセージの数のカウントを維持することと、(b)ページングメッセージのうちの現在のメッセージに対する電力レベルを判定するために、カウントを正の整数Nに依存する閾値と比較することとを更に含む。
実施形態の1つの集合において、基地局は、アンテナサブシステムに接続された少なくとも1つの無線装置と、少なくとも1つの無線装置に接続された処理エレメントとを含む。処理エレメントは、少なくとも1つの無線装置を介して、第1の送信電力で送信される1つ以上の第1のページングメッセージを第1のユーザ機器(UE)デバイスに送信し、且つ少なくとも1つの無線装置を介して、第1の送信電力より大きな送信電力で送信される1つ以上の更なるページングメッセージを送信するように構成される。第1のUEデバイスが1つ以上の第1のページングメッセージに応答するのに失敗したことに応答して、1つ以上のページングメッセージは、より大きな送信電力で第1のUEデバイスに送信される。
いくつかの実施形態において、基地局は、ページングメッセージの数が閾値となるまで、複数の更なるページングメッセージを第1のUEデバイスに送信するように構成される。
いくつかの実施形態において、基地局は、第1のUEデバイスへの複数の更なるページングメッセージのうちの連続したメッセージ毎の送信電力を増大させるように構成される。
実施形態の1つの集合において、リンクバジェットが制限されているユーザ機器(UE)デバイスを動作する方法は以下の通り実行される。
方法は、UEデバイスがリンクバジェットが制限されている(LBL)ことを示すために使用される第1の状態に設定されるDRXサイクルインデックスを含む要求をネットワーク内のノードに送信することを含む。
方法は、ネットワークの基地局からページングメッセージを受信することを更に含む。基地局は、リンクバジェットが制限されているものとして識別されるUEデバイスと共に使用するために予約された1つ以上のページング拡張機構を使用してページングメッセージを送信するように構成される。
いくつかの実施形態において、基地局は、UEデバイスがページングされることを示し、且つ、DRXサイクルインデックスを含むプロトコルメッセージをネットワークノードから受信し、且つプロトコルメッセージにおけるDRXサイクルインデックスが第1の状態に等しいと判定することに応答して、1つ以上のページング拡張機構を使用してページングメッセージを送信するように構成される。
いくつかの実施形態において、DRXサイクルインデックスの4つ以上のとり得る状態は、DRXサイクルの4つ以上の値にそれぞれ対応する。DRXサイクルインデックスの第1の状態は、4つ以上の状態のうちの1つに等しい。
いくつかの実施形態において、第1の状態は、4つ以上のDRXサイクル値のうちの最大値に対応する。
いくつかの実施形態において、第1の状態は、4つ以上のDRXサイクル値のうちの最小値に対応する。
いくつかの実施形態において、DRXサイクルインデックスの形式はLTE規格(例えば、3GPP TS24.008)に準拠する。
いくつかの実施形態において、第1の状態は、LTE規格に準拠する従来のユーザ機器デバイスにより一般に使用されない4つ以上のDRXサイクル値のうちの1つに対応する。
いくつかの実施形態において、UEデバイスの動作の少なくとも1つのモードにおいて、DRXサイクルの4つ以上の値は、32、64、128及び256の値を含む。
いくつかの実施形態において、リンクバジェットが制限されている第2のUEデバイスは、トラッキングエリア更新及び/又はアタッチ要求をネットワークに送信する際に、リンクバジェットが制限されたデバイスとしての自身のステータスの信号として、DRXサイクルインデックスの第1の状態を使用するように構成される。
いくつかの実施形態において、リンクバジェットが制限されていない第2のUEデバイスは、トラッキングエリア更新及び/又はアタッチ要求をネットワークに送信する際に、DRXサイクルインデックスの第1の状態を決して使用しないように構成される。
いくつかの実施形態において、要求は、ネットワークへのアタッチの要求及び/又はトラッキングエリア更新の要求である。
いくつかの実施形態において、ネットワークノードはモビリティ管理エンティティ(MME)である。
いくつかの実施形態において、MMEはLTE規格に準拠する。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、ページングメッセージの複数の送信を実行する基地局を含む。基地局からページングメッセージを前記受信することは、ページングメッセージの複数の送信にそれぞれ対応するデータレコードを受信することと、データレコードの合成に基づいてページングメッセージを復号することとを含む。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージの複数の送信は、ページングサイクル内で行われる。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージの送信のうちの最初の送信は、ページングフレームにおいて行われる。送信の連続した送信は、固定数のフレームだけ離間される。
実施形態の1つの集合において、基地局を動作する方法は以下の通り実行される。
方法は、ユーザ機器(UE)デバイスがページングされることを示し、且つ、DRXサイクルインデックスを含むプロトコルメッセージをネットワーク内のノードから受信することを含む。
方法は、プロトコルメッセージにおけるDRXサイクルインデックスが第1の状態に設定されると判定することに応答して、1つ以上のページング拡張機構を使用してUEデバイスをページングすることを更に含む。
いくつかの実施形態において、ノードはモビリティ管理エンティティ(MME)であり、プロトコルメッセージはS1APメッセージである。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、UEデバイスがランダムアクセス手順を完了するまで、ページングメッセージをUEデバイスに繰り返し送信することを含む。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、ページングメッセージをUEデバイスに複数回送信することを含む。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、ページングメッセージを非LBLデバイスに送信するために使用される電力より高い電力で、ページングメッセージをUEデバイスに送信することを含む。
いくつかの実施形態において、DRXサイクルインデックスの4つ以上のとり得る状態は、DRXサイクルの4つ以上の値にそれぞれ対応する。DRXサイクルインデックスの第1の状態は、4つ以上の状態のうちの1つに等しい。
いくつかの実施形態において、第1の状態は、4つ以上のDRXサイクル値のうちの最大値に対応する。
いくつかの実施形態において、第1の状態は、4つ以上のDRXサイクル値のうちの最小値に対応する。
いくつかの実施形態において、DRXサイクルインデックスはLTE規格に準拠する。
いくつかの実施形態において、第1の状態は、トラッキングエリア更新及びアタッチ要求を実行する際に従来のLTEに準拠したユーザ機器デバイスにより一般に使用されない4つ以上のDRXサイクル値のうちの1つに対応する。
いくつかの実施形態において、方法は、第2のユーザ機器(UE)デバイスがページングされることを示し、且つ、第2のDRXサイクルインデックスを含む第2のプロトコルメッセージをネットワークノードから受信することと、第2のプロトコルメッセージにおける第2のDRXサイクルインデックスが第1の状態とは異なる値に設定されると判定することに応答して、1つ以上のページング拡張機構のうちどれも使用せずに第2のUEデバイスをページングすることとを更に含む。
いくつかの実施形態において、UEデバイスをページングする動作は、ページングメッセージをUEデバイスに周期的に送信することを含む。
いくつかの実施形態において、前記周期的に送信することの期間は、DRXサイクルインデックスの第1の状態に対応するDRXサイクル値及び基地局に対応するセルのデフォルトDRXサイクル値の最小値に等しい。
いくつかの実施形態において、前記周期的に送信することの期間は、プロトコルメッセージにおけるDRXサイクルインデックスの状態に関係なく、基地局に対応するセルのデフォルトDRXサイクル値に等しい。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージを前記周期的に送信する動作は、1より大きい所定の回数ページングメッセージを送信することを含む。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージを周期的に送信する動作は、UEデバイスが開始するランダムアクセス手順が完了するまで、ページングメッセージを繰り返し送信することを含む。
実施形態の1つの集合において、ユーザ機器(UE)デバイスを動作する方法は以下の通り実行される。
方法は、UEデバイスがリンクバジェットが制限されているか否かを示すフラグを含む要求をネットワーク内のノードに送信することを含む。
方法は、ネットワークの基地局からページングメッセージを受信することを更に含む。基地局は、リンクバジェットが制限されているものとして識別されるUEデバイスと共に使用するために予約された1つ以上のページング拡張機構を使用してページングメッセージを送信するように構成される。
いくつかの実施形態において、基地局は、UEデバイスがページングされることを示し、且つ、UEデバイスがリンクバジェットが制限されているか否かを示すフラグを含むプロトコルメッセージをネットワークノードから受信し、且つフラグがリンクバジェット制限ステータスに対応する第1の状態に等しいと判定することに応答して、1つ以上のページング拡張機構を使用してUEデバイスをページングするように構成される。
いくつかの実施形態において、UEデバイスはリンクバジェットが制限されており、フラグは、UEデバイスがリンクバジェットが制限されていることを示す第1の状態に設定される。
いくつかの実施形態において、要求は、ネットワークへのアタッチの要求及び/又はトラッキングエリア更新の要求である。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、ページングメッセージの複数の送信を実行する基地局を含む。基地局からページングメッセージを前記受信することは、ページングメッセージの複数の送信にそれぞれ対応するデータレコードを受信することと、データレコードの合成に基づいてページングメッセージを復号することとを含む。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージの複数の送信は、ページングサイクル内で行われる。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージの送信のうちの最初の送信は、ページングフレームにおいて行われる。送信の連続した送信は、固定数のフレームだけ離間される。
実施形態の1つの集合において、基地局を動作する方法は以下の通り実行される。
方法は、ユーザ機器(UE)デバイスがページングされることを示し、且つ、UEデバイスがリンクバジェットが制限されているか否かを示すフラグを含むプロトコルメッセージをネットワーク内のノードから受信することを含む。
方法は、フラグがリンクバジェット制限ステータスに対応する第1の状態に等しいと判定することに応答して、1つ以上のページング拡張機構を使用してUEデバイスをページングすることを更に含む。
いくつかの実施形態において、ノードはモビリティ管理エンティティ(MME)であり、プロトコルメッセージはS1APメッセージである。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、UEデバイスがランダムアクセス手順を完了するまで、ページングメッセージをUEデバイスに繰り返し送信することを含む。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、ページングメッセージをUEデバイスに複数回送信することを含む。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、ページングメッセージを非LBLデバイスに送信するために使用される電力より高い電力で、ページングメッセージをUEデバイスに送信することを含む。
いくつかの実施形態において、方法は、第2のユーザ機器(UE)デバイスがページングされることを示し、且つ、第2のフラグを含む第2のプロトコルメッセージをネットワークノードから受信することと、第2のフラグが非リンクバジェット制限ステータスに対応する第2の状態に等しいと判定することに応答して、1つ以上のページング拡張機構のいずれも使用せずに第2のUEデバイスをページングすることとを更に含む。
いくつかの実施形態において、UEデバイスをページングする動作は、ページングメッセージをUEデバイスに周期的に送信することを含む。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージを周期的に送信する動作は、ページングメッセージを1より大きい所定の回数送信することを含む。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージを周期的に送信する動作は、UEデバイスが開始するランダムアクセス手順が完了するまで、ページングメッセージを繰り返し送信することを含む。
実施形態の1つの集合において、通信ネットワークにおいてノードを動作する方法は以下の通り実行される。
方法は、UEデバイスから要求を受信することを含む。
方法は、第2のUEデバイスがリンクバジェットが制限されているというインジケーションを要求が含むと判定することに応答して、とり得るS−TMSI値の空間の予約済みの部分集合から選択されるS−TMSI値をUEデバイスに割り当てることを更に含む。予約済みの部分集合は、リンクバジェットが制限されたUEデバイスに対して予約される。
方法は、UEデバイスがページングされることを示し、且つ、割り当てられたS−TMSI値を含むプロトコルメッセージを基地局に送信することを更に含む。
いくつかの実施形態において、方法は、(a)第2のUEデバイスから第2の要求を受信することと、(b)UEデバイスがリンクバジェットが制限されているというインジケーションを第2の要求が含まないと判定することに応答して、予約済みの部分集合の補集合から選択される第2のS−TMSI値をUEデバイスに割り当てることと、(c)第2のUEデバイスがページングされることを示し、且つ、第2のS−TMSI値を含む第2のプロトコルメッセージを基地局に送信することとを更に含む。
いくつかの実施形態において、要求は、ネットワークへのアタッチの要求である。
いくつかの実施形態において、要求は、トラッキングエリア更新の要求である。
いくつかの実施形態において、プロトコルメッセージは、トラッキングエリアにおける複数の基地局に送信される。
実施形態の1つの集合において、通信ネットワークにおいて基地局を動作する方法は以下の通り実行される。
方法は、UEデバイスがページングされることを示し、且つ、UEデバイスに割り当てられたS−TMSI値を含むプロトコルメッセージを通信ネットワークのノードから受信することを含む。
方法は、S−TMSI値がとり得るS−TMSI値の空間の予約済みの部分集合に属すると判定することに応答して、1つ以上のページング拡張機構を使用してUEデバイスをページングすることを更に含む。予約済みの部分集合は、リンクバジェットが制限されたUEデバイスに対して予約される。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、UEデバイスがランダムアクセス手順を完了するまで、ページングメッセージをUEデバイスに繰り返し送信することを含む。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、ページングメッセージをUEデバイスに複数回送信することを含む。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、ページングメッセージをリンクバジェットが制限されていないUEデバイスに送信するために使用される電力より高い電力で、ページングメッセージをUEデバイスに送信することを含む。
実施形態の1つの集合において、通信ネットワークにおいて動作する基地局は、アンテナサブシステムに接続された少なくとも1つの無線装置と、少なくとも1つの無線装置に接続された処理エージェントとを含む。処理エージェントは、(a)UEデバイスがページングされることを示し、且つ、UEデバイスに割り当てられたS−TMSI値を含むプロトコルメッセージを通信ネットワークのノードから受信することと、(b)S−TMSI値がとり得るS−TMSI値の空間の予約済みの部分集合に属すると判定することに応答して、少なくとも1つの無線装置を介して、1つ以上のページング拡張機構を使用してUEデバイスをページングすることであり、予約済みの部分集合がリンクバジェットが制限されたUEデバイスに対して予約されることとを実現するように構成される。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、UEデバイスがランダムアクセス手順を完了するまで、ページングメッセージをUEデバイスに繰り返し送信することを含む。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、ページングメッセージをUEデバイスに複数回送信することを含む。
いくつかの実施形態において、1つ以上のページング拡張機構のうちの最初の機構は、ページングメッセージをリンクバジェットが制限されていないUEデバイスに送信するために使用される電力より高い電力でページングメッセージをUEデバイスに送信することを含む。
いくつかの実施形態において、処理エージェントは、少なくとも1つの無線装置を介して、第2のUEデバイスがページングされることを示し、且つ、第2のUEデバイスに割り当てられた第2のS−TMSI値を含む第2のプロトコルメッセージを通信ネットワークのノードから受信することと、第2のS−TMSI値が予約済みの部分集合の補集合に属すると判定することに応答して、少なくとも1つの無線装置を介して、1つ以上のページング拡張機構のうちどれも使用せずに第2のUEデバイスをページングすることとを実現するように更に構成される。
本開示の実施形態は、種々の形式のうちのいずれでも実現される。例えばいくつかの実施形態は、コンピュータにより実現される方法、コンピュータ可読記憶媒体又はコンピュータシステムとして実現される。他の実施形態は、ASIC等の1つ以上の特注のハードウェアデバイスを使用して実現される。更に他の実施形態は、FPGA等の1つ以上のプログラマブルハードウェアエレメントを使用して実現される。
いくつかの実施形態において、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、プログラム命令及び/又はデータを格納するように構成される。コンピュータシステムにより実行される場合、プログラム命令により、コンピュータシステムは、本明細書において説明される方法の実施形態のうちのいずれか又は本明細書において説明される方法の実施形態のあらゆる組み合わせ、あるいは本明細書において説明される方法の実施形態のうちのいずれかのあらゆる部分集合又はそのような部分集合のあらゆる組み合わせ等の方法を実行する。
いくつかの実施形態において、デバイス(例えば、UE106)は、プログラム命令を格納する記憶媒体と、記憶媒体からのプログラム命令を読み出し且つ実行するように構成されたプロセッサ(又はプロセッサの集合)とを含むように構成される。プログラム命令は、本明細書において説明される種々の方法の実施形態のうちのいずれか(又は本明細書において説明される方法の実施形態のあらゆる組み合わせ、あるいは本明細書において説明される方法の実施形態のうちのいずれかのあらゆる部分集合又はそのような部分集合のあらゆる組み合わせ)等の方法を実現するように実行可能である。デバイスは、種々の形式のうちのいずれでも実現される。
いくつかの実施形態において、集積回路は、デジタル回路及び/又はアナログ回路を含むように構成される。回路は、本明細書において説明される種々の方法の実施形態のうちのいずれか(又は本明細書において説明される方法の実施形態のあらゆる組み合わせ、あるいは本明細書において説明される方法の実施形態のうちのいずれかのあらゆる部分集合又はそのような部分集合のあらゆる組み合わせ)等の方法を実現するように構成される。集積回路は、種々の形式のうちのいずれでも実現される。
実施形態をかなり詳細に上述したが、上記の開示内容が完全に理解されれば、多くの変形及び変更が当業者には明らかとなるだろう。解釈される以下の特許請求の範囲は、そのような全ての変形及び変更を範囲に含むことを意図する。

Claims (20)

  1. 基地局であって、
    アンテナサブシステムと接続された少なくとも1つの無線装置と、
    前記少なくとも1つの無線装置と接続された処理エージェントと、を備え、
    前記処理エージェントは、前記少なくとも1つの無線装置を介して、リンクバジェットが制限されたUEデバイスに対するページングメッセージを送信し、前記ページングメッセージは、ページング制御情報及びページングペイロード情報を含み、前記ページング制御情報の少なくとも一部は、第1のP−RNTI(ページング−無線ネットワーク一時識別子)を用いてスクランブルされており、前記第1のP−RNTIは、リンクバジェットが制限されていないUEをページングするために前記基地局によって使用される第2のP−RNTIと異なる
    ことを特徴とする基地局。
  2. 前記ページングメッセージの前記送信は、前記ページング制御情報を含む制御チャネルエレメントの電力を増大させることを含み、電力の前記増大は、前記リンクバジェットが制限されていないUEデバイスにページング制御を送信するために使用される電力と関連している
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記処理エージェントは、前記少なくとも1つの無線装置を介して、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスに対する第2のページングメッセージを送信するよう、更に構成されており、前記第2のページングメッセージは、第2のページング制御情報及び第2のページングペイロード情報を含み、前記第2のページング制御情報の少なくとも一部は、第2のP−RNTI(ページング−無線ネットワーク一時識別子)を用いてスクランブルされている
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  4. 前記ページングメッセージは、特定のフレームの特定のサブフレームにおいて送信され、前記特定のサブフレームのサブフレーム番号及び前記特定のサブフレームのフレーム番号は、DRXサイクル値、パラメータnB、及び前記UEデバイスの加入者識別子に基づいて、前記ページングメッセージの前記送信のために選択される
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  5. 基地局を動作させる方法であって、
    ユーザ機器(UE)デバイスをページングする個別の要求を示す複数のプロトコルメッセージを、ネットワークエンティティから受信する工程と、
    個別の電力レベルで複数のページングメッセージを前記UEデバイスへ送信するよう、前記基地局の送信機に指示する工程と、を含み、
    前記複数のページングメッセージのそれぞれについて、前記ページングメッセージの送信を前記送信機に指示する前記工程は、前記複数のプロトコルメッセージのうちの対応する1つのプロトコルメッセージの受信に応答して実行され、N番目のページングメッセージの後の前記複数のプロトコルメッセージのそれぞれの前記電力レベルは、前記複数のページングメッセージのうちの最初のN個に対するN個の電力レベルより大きく、Nは正の整数である
    ことを特徴とする方法。
  6. 前記複数のプロトコルメッセージのうちの最初のメッセージの到着時間に開始する、所定の時間幅を有する時間ウィンドウ内で、前記プロトコルメッセージが発生することを判定する工程
    を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記複数のページングメッセージのうちの前記N番目のページングメッセージの後の、連続するページングメッセージ毎に、前記電力レベルが増加する
    ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. それまでに前記UEデバイスへ送信された前記複数のページングメッセージのカウントを維持する工程と、
    前記複数のページングメッセージのうちの現在のページングメッセージに対する前記電力レベルを判定するために、前記カウントを前記正の整数Nと比較する工程と、
    を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  9. 受信された前記複数のプロトコルメッセージの数のカウントを維持する工程と、
    前記複数のページングメッセージのうちの現在のページングメッセージに対する前記電力レベルを判定するために、前記カウントを、前記正の整数Nに依存する閾値と比較する工程と、
    を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  10. 基地局を動作させる方法であって、
    ユーザ機器(UE)デバイスがページングされることを示し、かつ、DRXサイクルインデックスを含むプロトコルメッセージを、ネットワークのノードから受信する工程と、
    前記プロトコルメッセージ内の前記DRXサイクルインデックスが第1の状態に設定されていると判定することに応答して、1つ以上のページング拡張機構を使用して前記UEデバイスをページングする工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  11. 前記1つ以上のページング拡張機構のうちの第1の拡張機構は、
    前記UEデバイスがランダムアクセス手順を完了するまで、ページングメッセージを前記UEデバイスに繰り返し送信すること、または
    ページングメッセージを前記UEデバイスに複数回送信すること、を含む
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記1つ以上のページング拡張機構のうちの第1の拡張機構は、非LBLデバイスにページングメッセージを送信するために使用される電力よりも高い電力でページングメッセージを前記UEデバイスに送信することを含む
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  13. 前記DRXサイクルインデックスの4つ以上のとり得る状態は、DRXサイクルの4つ以上の値にそれぞれ対応し、前記DRXサイクルインデックスの前記第1の状態は、前記4つ以上の状態のうちの1つと等しい
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  14. 第2のユーザ機器(UE)デバイスがページングされることを示し、かつ、第2のDRXサイクルインデックスを含む第2のプロトコルメッセージを、前記ネットワークのノードから受信する工程と
    前記第2のプロトコルメッセージ内の前記第2のDRXサイクルインデックスが、前記第1の状態と異なる値に設定されていると判定することに応答して、前記1つ以上のページング拡張機構のいずれも使用せずに前記第2のUEデバイスをページングする工程と、
    を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  15. 前記UEデバイスをページングする前記工程は、前記UEデバイスに前記ページングメッセージを周期的に送信する工程を含む
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  16. 通信ネットワークにおいて動作する基地局であって、
    アンテナサブシステムと接続された少なくとも1つの無線装置と、
    前記少なくとも1つの無線装置と接続された処理エージェントと、を備え、
    前記処理エージェントは、
    UEデバイスがページングされることを示し、かつ、前記UEデバイスに割り当てられたS−TMSI値を含むプロトコルメッセージを、前記少なくとも1つの無線装置を介して、前記通信ネットワークのノードから受信する工程と、
    前記S−TMSI値が、とり得るS−TMSI値の空間の予約済みの部分集合に属すると判定することに応答して、前記少なくとも1つの無線装置を介して、1つ以上のページング拡張機構を使用して前記UEデバイスをページングする工程であって、前記予約済みの部分集合は、リンクバジェットが制限されたUEに対して予約されている、前記ページングする工程と、を実行するよう構成される
    ことを特徴とする基地局。
  17. 前記1つ以上のページング拡張機構のうちの第1の拡張機構は、前記UEデバイスがランダムアクセス手順を完了するまで、ページングメッセージを前記UEデバイスに繰り返し送信することを含む
    ことを特徴とする請求項16に記載の基地局。
  18. 前記1つ以上のページング拡張機構のうちの第1の拡張機構は、ページングメッセージを前記UEデバイスに複数回送信することを含む
    ことを特徴とする請求項16に記載の基地局。
  19. 前記1つ以上のページング拡張機構のうちの第1の拡張機構は、リンクバジェットが制限されていないUEデバイスにページングメッセージを送信するために使用される電力よりも高い電力でページングメッセージを前記UEデバイスに送信することを含む
    ことを特徴とする請求項16に記載の基地局。
  20. 前記処理エージェントは、
    第2のUEデバイスがページングされることを示し、かつ、前記第2のUEデバイスに割り当てられた第2のS−TMSI値を含むプロトコルメッセージを、前記少なくとも1つの無線装置を介して、前記通信ネットワークの前記ノードから受信する工程と、
    前記第2のS−TMSI値が、前記予約済みの部分集合の補集合に属すると判定することに応答して、前記少なくとも1つの無線装置を介して、前記1つ以上のページング拡張機構のいずれも使用することなく前記第2のUEデバイスをページングする工程と、を実行するよう更に構成されている
    ことを特徴とする請求項16に記載の基地局。
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